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JP2004119446A - アニールウエーハの製造方法及びアニールウエーハ - Google Patents

アニールウエーハの製造方法及びアニールウエーハ Download PDF

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JP2004119446A
JP2004119446A JP2002277216A JP2002277216A JP2004119446A JP 2004119446 A JP2004119446 A JP 2004119446A JP 2002277216 A JP2002277216 A JP 2002277216A JP 2002277216 A JP2002277216 A JP 2002277216A JP 2004119446 A JP2004119446 A JP 2004119446A
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annealed
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dnn
defects
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JP2002277216A
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Takeshi Kobayashi
小林 武史
Ryoji Hoshi
星 亮二
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Shin Etsu Handotai Co Ltd
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Shin Etsu Handotai Co Ltd
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Abstract

【課題】アニールウエーハを製造する工程において、結晶成長工程の条件や熱処理プロセスの熱処理条件の変更を行うことなく、DNN欠陥の発生を容易に低減することができるアニールウエーハの製造方法及びDNN欠陥の低減したアニールウエーハを提供する。
【解決手段】シリコンウエーハに熱処理を行うことによってアニールウエーハを製造する方法であって、該熱処理を行う前に該シリコンウエーハ表面の酸素析出物を溶解させるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体用の高集積度デバイスに使用されるアニールウエーハの製造方法及びアニールウエーハに関し、さらに詳しくは、KLA−Tencor社製Surfscan SP1−TBI(ケイ・エル・エイ−テンコール社製サーフスキャン・エス・ピィ1−ティ・ビィ・アイ)パーティクルカウンターのDNN測定モード(≧0.12μm)で検出される欠陥が少ないアニールウエーハの製造方法及びアニールウエーハに関する。
【0002】
【関連技術】
半導体集積回路等のデバイスを作製するためのウエーハとしては、主にチョクラルスキー法(CZ法)によって育成されたシリコン単結晶ウエーハが用いられている。このようなシリコン単結晶ウエーハに結晶欠陥が存在すると、半導体デバイス作製時にパターン不良などを引き起こしてしまう。特に、近年の高度に集積化されたデバイスにおけるパターン幅は、0.3μm以下といった非常に微細なものとなっているため、このようなパターン形成時には、0.1μmサイズの結晶欠陥の存在でもパターン不良等の原因になり、デバイスの生産歩留あるいは品質特性を著しく低下させてしまう。従って、シリコン単結晶ウエーハに存在する結晶欠陥は存在しないか、極力サイズを小さくしなければならない。
【0003】
特にCZ法により育成されたシリコン単結晶中には、Grown−in欠陥と呼ばれる、結晶成長中に導入された結晶欠陥が存在する。このような結晶欠陥の主な発生原因は、単結晶製造中に凝集する原子空孔のクラスタあるいは石英ルツボから混入する酸素原子の凝集体である酸素析出物であると考えられている。これらの結晶欠陥はデバイスが形成されるウエーハの表層部に存在すると、デバイス特性を劣化させる有害な欠陥となるので、このような結晶欠陥を低減し、十分な深さを有する無欠陥層(DZ)を表層部に有するウエーハを作製することが望ましい。
【0004】
また、シリコン単結晶ウエーハの表層部にFeやCu等の重金属不純物が存在すると、デバイス作製時にデバイス特性の劣化を生じる。そのため、シリコンウエーハのバルク部にゲッタリングサイトとして、内部微小欠陥を析出させ、重金属不純物を除去するイントリンシックゲッタリング(IG)が重要となる。このイントリンシックゲッタリングを効果的なものとするには、ウエーハのバルク部に充分な密度の内部微小欠陥(BMD)を形成させることが必要となる。なお、ここでいう内部微小欠陥とは、バルク中に存在する酸素析出物及び酸素析出に誘起されて発生する転位、積層欠陥等の微小欠陥を指す。
【0005】
以上の点から、シリコン半導体ウエーハの製造にあたっては、このような無欠陥層及びゲッタリングサイトを形成する為に熱処理が行われていることがある。
【0006】
無欠陥層(DZ)及びゲッタリングサイトを形成するための熱処理は、水素やアルゴン等の不活性雰囲気中で高温にて行われるのが一般的である。このような熱処理により、ウエーハ表面のCOP等の欠陥を消滅させてウエーハ表層部に無欠陥層(DZ)を形成し、ウエーハのバルク中には酸素析出物を形成させる。このような鏡面研磨後に特別な熱処理が施されたウエーハは、一般的にアニールウエーハと呼ばれている。
【0007】
このアニールウエーハは、一般的に図3に示すような方法によって製造されている。まず、CZ法によってシリコン単結晶が育成される(単結晶育成工程、ステップ100)。次いで、通常の方法によって鏡面ウエーハに加工される(ウエーハ加工工程、ステップ102)。その後、ウエーハを洗浄し(熱処理前洗浄工程、ステップ104)、熱処理を行う(熱処理工程、ステップ106)ことによってアニールウエーハが得られる。
【0008】
上記ウエーハ加工工程(ステップ102)は、具体的には図4に示すような手順によって行われる。上記育成されたシリコン単結晶は、例えばオリエーテーション加工の後、内周刃ソーやワイヤーソーによるウエーハ切断によってスライシング(スライス工程、ステップ102a)され、面取り(面取り工程、ステップ102b)、ラッピング(ラッピング工程、ステップ102c)に続いて、加工変質層を除去するために化学エッチングが施され(エッチング工程、ステップ102d)、さらにポリッシングによって光学的な光沢をもつ鏡面ウエーハに仕上げられる(研磨工程、ステップ102e)。
【0009】
上記した従来方法によって製造されるアニールウエーハにおける無欠陥層(DZ)幅及び酸素析出物密度は、主にシリコン単結晶の引き上げ条件、結晶中酸素濃度、そして鏡面研磨後に行う熱処理の条件に依存する。無欠陥層(DZ)幅を拡大するには、COPをより深い領域まで消滅させる必要がある。その方法として、熱処理温度はより高く、熱処理時間はより長くする方法があるが、これらの条件は熱処理炉の性能によって限定される上、製造コストアップの方向に進むため、現在は主にCOPサイズを縮小化する方法が取られている。一般には、単結晶育成工程での引き上げ速度を遅くすることにより、COPサイズの縮小化を図ることができる。それとは逆に、引き上げ速度を著しく速くすることにより、COP形成温度領域の滞在時間を短縮し、COPサイズを縮小化させる方法もある。また、シリコン単結晶に窒素をドープすると、COPサイズが小さくなることも知られている。窒素ドープには、Grown−in酸素析出物サイズを大きくする効果もあるため、近年アニールウエーハの原料として窒素ドープ結晶が多く用いられるようになってきた(特許文献1〜4参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−223668号公報
【特許文献2】
特開平11−135511号公報
【特許文献3】
特開2000−91342号公報
【特許文献4】
特開2002−20200号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような熱処理によって、無欠陥層(DZ)及びゲッタリングサイトが形成される。特にシリコンウエーハ表層のCOPはこの熱処理でほとんど消滅できる。COPは空孔をもつ欠陥でその内部に酸化膜が形成されている。従って、不活性ガス雰囲気中で熱処理することによりCOP中の酸化膜等が外方拡散し、更に高温での熱処理の為、シリコンがリフローを起こし欠陥が消滅する。同様にウエーハ表面では結晶中の酸素が外方拡散し酸素濃度が少なくなることから酸素析出等が起きず無欠陥層(DZ)が形成され、結晶内部では酸素が外方拡散しない為、酸素析出核を形成しゲッタリングサイトとして働く。
【0012】
しかし、上記のような熱処理を行いウエーハ表面に完全にCOPが存在しないアニールウエーハを製造しても、熱処理により新たに発生又は顕在化した別な形態の欠陥が発生することが最近確認されている。例えば、KLA−Tencor社製Surfscan SP1−TBIパーティクルカウンター(以下SP1−TBI又は単にSP1と略称することがある)の高感度モードで観察すると数十nmの窪み状の欠陥が多数検出されることがあった。この欠陥は従来のレーザーパーティクルカウンター等では観察することができず、またCOPなどとは異なる形態(特性)を有する欠陥であった。この欠陥は特にSP1のDNNモードで検出されやすい欠陥の為、以下単にDNN欠陥と呼ぶ。この欠陥の発生原因などは正確に把握されていない。
【0013】
ここで、Surfscan SP1−TBIはKLA−Tencor社製のSurfscan SP1のファミリー装置で表面欠陥及び異物検査装置の一種である。この装置はウエーハメーカ、装置メーカ、及びICメーカ向けに設計され使用されている装置である。SP1は、最大300mmまでのパターンなしウエーハを高速かつ高感度で検査することができ、0.25μm以下のプロセス技術開発等に用いられている。高感度化のために、複数の暗視野集光光学系及びノマルスキー微分干渉コントラスト技術を用いた明視野チャネルが備えられており、パターンなしウエーハ上で0.25μm以下の微小なパーティクル、スクラッチ、マウンド、窪み(ディンプル)、積層欠陥、スリップライン、その他の材料欠陥等を検出することができる装置である(非特許文献1参照)。特にSP1−TBIは従来のSP1と同様の垂直入射レーザシステムを持ち更に斜入射レーザシステム(トリプルビーム照射)を有する。
【0014】
【非特許文献1】
Semiconductor World増刊号「’97半導体検査・測定分析技術Technology & Equipment」、61〜66頁及び92頁
【0015】
図5はSP1の構造を示す一部断面側面的説明図である。図5において、10はSP1で、試料ウエーハWが載置されかつ回転可能な試料台12を有している。一側方から入射されるレーザー光Lは第1反射板14によって下方に反射され、回転する試料ウエーハWの面によって再度反射される。反射光の一部は、該第1反射板14の周囲に立設された集光板16によって集光されて上方に設けられたDWN用の第1検出器18に誘導される。反射光の残りは、該第1反射板14の上方に設けられた集光レンズ20によって集光され、次いで第2反射板22によって他側方に反射され、他側方に設けられたDNN用の第2検出器24に誘導される。なお、図5の構成をわかり易くするため、図6(a)にDWNモードを、図6(b)にDNNモードをそれぞれ別々に図示した。
【0016】
この装置10には、図6に示すようにDWNモード及びDNNモードと呼ばれる測定系が存在する。DWNモードは図6(a)に示すようにウエーハに対し垂直にレーザーを照射し、欠陥による乱反射の状況をウエーハに近い位置で集光し観察するモードであり、特にパーティクル、COP等の検出に有効なモードである。また、DNNモードは図6(b)に示すようにウエーハに対し垂直にレーザーを照射し、欠陥による乱反射の状況を正反射に近い部分で集光し観察するモードであり、特に窪み等の検出に有効なモードである。
【0017】
本発明はこのようなアニールウエーハで生じるDNN欠陥を低減することを目的としてなされたものであり、アニールウエーハを製造する工程において、結晶成長工程の条件や熱処理プロセスの熱処理条件の変更を行うことなく、DNN欠陥の発生を容易に低減することができるアニールウエーハの製造方法及びDNN欠陥の低減したアニールウエーハを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決するため、DNN欠陥の特性について調べた。まず、熱処理時間とDNN欠陥数との関係を調べたところ、COPは熱処理時間を長くすれば減少するのに対して、DNN欠陥は熱処理時間を長くすると増加した。このように、DNN欠陥はアニールを行うことによって顕在化する欠陥であり、COPとは異なる特性を持つ。
【0019】
DNN欠陥の断面TEM観察も行ってみた。その結果、20〜30nm程度の不定形なDNN欠陥が検出され、このDNN欠陥は熱処理後のウエーハ表面に見られる残留COPとは形状の異なる欠陥であった。さらに、熱処理後ウエーハにエピタキシャルシリコン層を作製したところ、熱処理後の残留COPからはエピ欠陥は発生しないのに対し、DNN欠陥のあった場所から積層欠陥等のエピ欠陥が多数発生した。このように、アニールウエーハに発生するDNN欠陥は、COPとは異なるさまざまな性質を持っており、別種の欠陥と結論することができる。
【0020】
そこで、DNN欠陥の発生要因を調べることにした。まず、窒素ドープの有無による影響に関して、同じ条件でアニールを実施した場合には、ウエーハに発生するDNN欠陥は、窒素を含まないアニールウエーハに比べて、窒素を含むアニールウエーハの方が多かった。また窒素ドープを行わないシリコンでも、その引上げ条件や結晶中酸素濃度により発生しやすいものと発生しにくいものがあることから、アニール後に発生するDNN欠陥は、主に結晶に起因するものと推定できる。
【0021】
熱処理前後のSP1マップを比較することにより、DNN欠陥核の解明を試みた。しかし、SP1測定を最高感度で行ったにもかかわらず、熱処理前のSP1マップにDNN欠陥の核となるものは見つからなかった。DNN欠陥の核となるものは、検出が非常に難しい極微小なGrown−in欠陥と考えられる。
【0022】
COP以外の極微小なGrown−in欠陥として、代表的なものに酸素析出物がある。しかし、表層10μm程度の深さに存在するGrown−in酸素析出物は、水素やアルゴンといったガス雰囲気において、1100〜1300℃の熱処理を行えば完全に消失することが分かっており、DNN欠陥の核として酸素析出物を想定することは、当初難しかった。
【0023】
様々な調査の過程で、シリコン結晶中の酸素濃度を高くすると、DNN欠陥数が増大することが見出され、DNN欠陥核が酸素析出と関係していることが示唆された。そこで、熱処理前に比較的濃度の高いフッ酸(HF)で洗浄を行ってから熱処理を施したところ、DNN欠陥数を激減させることができた。このことから、DNN欠陥核は熱処理工程で消失する酸素析出物とは異なる特殊な酸素析出物であるといえる。
【0024】
DNN欠陥低減対策として、シリコン結晶中の酸素濃度を下げるという方法もある。しかし、アニールウエーハでは酸素濃度を下げるとスリップが発生しやすくなる等、DNN欠陥以外の品質との兼ね合いで、結晶製造条件の調整等によりDNN欠陥をなくすことは現時点では難しい。
【0025】
本発明のアニールウエーハの製造方法は、シリコンウエーハを熱処理することによってアニールウエーハを製造する方法であって、該熱処理を行う前に該シリコンウエーハ表面の酸素析出物、特に熱処理工程で消失する酸素析出物とは異なる特殊な酸素析出物を溶解させることを特徴とする。
【0026】
従来、熱処理前に行われている洗浄は、パーティクルを除去するのに有効なアンモニア(NHOH)と過酸化水素(H)を含むSC−1洗浄液や、金属等を除去するための塩酸(HCl)と過酸化水素(H)を含むSC−2洗浄液を用いて洗浄されるのが一般的であった。しかし、このような洗浄では特にDNN欠陥を低減させることはできなかった。
【0027】
また、アルゴンガス雰囲気で熱処理する場合には、ウエーハ表面がホウ素で汚染されるのを防ぐため、洗浄の最終工程に自然酸化膜除去を目的とする薄いフッ酸水溶液による洗浄を用いることがあった(特許文献5参照)。しかし、このような薄いフッ酸洗浄ではDNN欠陥を低減することはできず、酸素析出物の溶解を目的とする比較的高い濃度のフッ酸洗浄を行うことによって、はじめてDNN欠陥を低減させることができるものである。
【0028】
【特許文献5】
国際公開第01/73838号パンフレット
【0029】
窒素ドープ結晶から切り出したウエーハは、アニールウエーハの原料として、COPサイズが小さいことやGrown−in酸素析出物サイズが大きいこと等、様々な有用性を持っているが、窒素ドープをしないものに比べてDNN欠陥が多く発生し、この点が問題となっていた。熱処理前のフッ酸洗浄は、このような窒素ドープ結晶のDNN欠陥の発生も抑制することができる。即ち、本発明方法においては、アニールウエーハの原料として、チョクラルスキー法によって窒素をドープしたシリコン単結晶を育成し、このシリコン単結晶から切り出されたシリコンウエーハを用いることが可能である。なお、窒素のドープ量としては、特に限定するものではないが、COPサイズの縮小化や酸素析出物サイズの拡大化を図れる5×1012〜1×1015atoms/cmの範囲が望ましい。
【0030】
また、はっきりした原因は不明であるが、チョクラルスキー法によってシリコン単結晶を育成する領域がOSF(酸化誘起積層欠陥、Oxidation Induced Stacking Fault)リングの発生領域を除く領域で育成したシリコン単結晶であるとよい。このような領域のシリコン単結晶(正確にはこれをウエーハ加工したシリコンウエーハ)を用いアニールを行うと初めからDNN欠陥の発生数が少なく、またフッ酸洗浄との作用により著しくDNN欠陥の少ないアニールウエーハが製造できる。
【0031】
なお、前記熱処理は、水素ガスまたはアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気中、1100〜1300℃の温度範囲で30分間以上行うのが好ましい。ゲッタリング能力の向上及び無欠陥層(DZ)の作製には、このような高温熱処理が必要である。一方、高温熱処理ではDNN欠陥は発生しやすいため、フッ酸洗浄により前処理しておくとDNN欠陥も減少しかつ無欠陥領域(DZ)も十分でかつゲッタリング能力の良いウエーハが製造できる。
【0032】
上記のフッ酸洗浄は、ウエーハの鏡面研磨後、アニール前に行うのが望ましい。SC−1洗浄やSC−2洗浄と組み合わせる場合、ホウ素汚染防止の薄いフッ酸洗浄は洗浄工程の最後に行う必要があったが、DNN欠陥低減のためのフッ酸洗浄はどの位置に組み入れてもよい。また、フッ酸濃度(質量%)が0.5%〜50%である水溶液を用いてウエーハを洗浄するのが望ましい。この程度の濃度のフッ酸であれば取り扱いやすい。特にフッ酸濃度が薄い場合は長時間の洗浄、濃い場合は短時間の洗浄等、洗浄条件を適宜設定し、アニール後に発生するDNN欠陥の核となると考えられる酸素析出物、特に熱処理工程で消失する酸素析出物とは異なる特殊な酸素析出物を十分に溶解するような条件に設定する。
【0033】
このような特殊な酸素析出物を十分に溶解させるためのフッ酸洗浄を行わない従来の方法の場合、単結晶の製造条件にもよるがDNN欠陥(≧0.12μm)は少ない結晶でも0.2〜0.5個/cm程度発生していた。それに対しアニール前に比較的濃度の高いフッ酸溶液で洗浄を行うと、上記のような結晶でも0.03〜0.15個/cmにまでDNN欠陥密度が減少しDNN欠陥の更に少ないアニールウエーハ、特に0.2個/cm以下のアニールウエーハも製造できるという新しい知見を得、本発明を完成した。
【0034】
そこで本発明のアニールウエーハは、ケイ・エル・エイ−テンコール社製サーフスキャン・エス・ピィ1−ティ・ビィ・アイ・パーティクルカウンターのDNN測定モード(≧0.12μm)を用いてウエーハ表面を測定した場合に、ウエーハ表面に検出される欠陥数が、0.2個/cm以下であることを特徴とする。
【0035】
上記アニールウエーハにおいて、ウエーハ表面のDZ幅が3μm以上、ウエーハ内部のBMD密度が1×10個/cm以上であるのが好適である。DZ幅はデバイスの種類やデバイス工程にもよるが、通常3μm以上必要とされている。本発明のアニールウエーハの製造方法を用いれば、このような幅のDZ層が容易に得られ、かつDNN欠陥の少ないアニールウエーハとなる。DZ幅の上限は特に限定するものではないが、30μm程度あれば十分である。
【0036】
また、ウエーハ内部のBMD密度についてはゲッタリング能力を考慮すると1×10個/cm以上である。上限は特に限定するものではないがDZ幅との兼ね合いや現状のデバイスで要求される範囲を考慮すると、1×1011個/cm程度である。本発明のアニールウエーハの製造方法を用いれば、このようなBMD密度のウエーハが容易に得られ、かつDNN欠陥の少ないアニールウエーハとなる。
【0037】
本発明のアニールウエーハの原料ウエーハとしては、チョクラルスキー法によって窒素をドープしたシリコン単結晶を育成し、このシリコン単結晶から切り出されたシリコンウエーハを用いることができる。
【0038】
本発明のアニールウエーハは、上述した本発明のアニールウエーハの製造方法によって好適に製造される。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、図示例は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。
【0040】
本発明のアニールウエーハの製造方法について説明する。本発明のアニールウエーハの製造方法は、図1に示すように、図3の従来方法と同様にCZ法によりシリコン単結晶を育成する単結晶成長工程(ステップ100)、該シリコン単結晶をスライスし、ラッピング、エッチング、平面研削、面取り、研磨等の工程を経て少なくともその一主面が鏡面化されるように加工を行うウエーハ加工工程(ステップ102)、その加工されたウエーハを洗浄する熱処理前洗浄工程(ステップ104)及び洗浄したウエーハに対して熱処理を施す熱処理工程(ステップ106)を有するが、特にウエーハ研磨後、熱処理工程(ステップ106)前にフッ酸による洗浄を施すフッ酸処理工程(ステップ103)を設けた点に特徴がある。
【0041】
シリコン単結晶の製造条件は特に限定するものではないが、DZ領域の広いアニールウエーハを作製するためには、COPサイズの小さい結晶を用いることが望ましい。そのためには、引き上げ速度を遅くした結晶や、逆に引き上げ速度を早くして急冷させた結晶を用いる方法がある。また、シリコン単結晶に窒素をドープすると、COPサイズが小さくなることが知られており、近年アニール用シリコン単結晶として窒素ドープ品が使われるようになってきた。窒素ドープにはCOPサイズを小さくすることに加えて、Grown−in酸素析出物サイズを大きくする効果もあり、アニールウエーハ用シリコン単結晶としてより望ましい特性になっている。
【0042】
このようにCZ法によって育成されたシリコン単結晶は、前述したように、図4に示すような通常の方法に従ってウエーハに加工される。例えば、外周研削、オリエンテーションフラット加工の後、内周刃ソーやワイヤーソーによるウエーハ切断によってスライシングされ、面取り、ラッピングに続いて、加工変質層の除去するため化学エッチングが施され、さらにポリッシングによって光学的な光沢をもつ鏡面ウエーハに仕上げられる。図3に示したように、鏡面研磨によって仕上げられたシリコンウエーハに対しては、その後熱処理が施され、従来のアニールウエーハが製造されていた。
【0043】
本発明のアニールウエーハの製造方法の眼目は、上記の熱処理(アニール)を行う前に、フッ酸を含む水溶液を用いて洗浄を実施する点にある。
【0044】
洗浄に用いる水溶液中のフッ酸濃度は、特に限定する必要がないが、質量%で0.5%〜50%にするのが望ましい。通常、半導体用として使用される高純度のフッ酸濃度は約50%であるから、これを原液のままで使用するか、または水(HO)で希釈して使用する。希釈する際にフッ酸濃度が0.5%未満になると処理時間が長くなるので実用的でない。特に5%フッ酸で15分程度処理するとDNN欠陥の低減が大きく好適である。
【0045】
フッ酸を含む水溶液による洗浄後は、ウエーハ表面にパーティクルが付着し易くなるので、パーティクルを除去する作用がある、アンモニアと過酸化水素水を含む水溶液による洗浄、いわゆるSC−1洗浄を行うのが望ましい。その後、必要に応じて、金属不純物を除去する作用を発揮する塩酸と過酸化水素水を含む水溶液による洗浄、いわゆるSC−2洗浄を行うようにしてもよい。
【0046】
所定の洗浄後、シリコンウエーハの表面上にアニールを施す。アニール条件は特に限定するものではないが、ゲッタリングサイト作製及びCOP消失を目的とした1100℃以上の高温で30分以上の熱処理を、水素ガスまたはアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気中で行うのが良い。このような高温熱処理によりウエーハ表面のCOPが完全に消滅し、ウエーハ表面にDZ層が形成され、かつウエーハ内部では酸素析出によりBMDが生じゲッタリング効果の高いアニールウエーハが製造される。またアニール前にフッ酸洗浄を行っていることからDNN欠陥の発生も低減できる。
【0047】
【実施例】
本発明のアニールウエーハの製造方法を、下記の実施例に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明の内容は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0048】
(実施例1及び比較例1)
結晶中の窒素濃度が1×1013atoms/cmになるように、CZ法によって窒素をドープして育成した。また引上げ速度等の製造条件を変化させ6水準のシリコン単結晶を育成した。
【0049】
これらの結晶をスライスし、面取り、ラッピング、化学エッチング後に鏡面研磨された直径300mmのウエーハを12枚(ウエーハ番号:♯1〜12)準備した。
【0050】
この12枚のうち6枚(♯7〜12)のウエーハに対して、5質量%HFを含む水溶液を用いて15分間の洗浄を実施した(実施例1)。これに対し、残りの6枚(♯1〜6)に対してはフッ酸を含まない4質量%H−4%NHOHの水溶液によるSC−1洗浄、及び4質量%H−4質量%HClの水溶液によるSC−2洗浄を実施した。SC−1洗浄及びSC−2洗浄の洗浄時間は、10分間とした(比較例1)。
【0051】
洗浄された12枚のシリコンウエーハの表面には、100%アルゴン雰囲気中で1200℃、60分で熱処理を施した。昇温速度は2℃/分、及び降温温度は2℃/分である。熱処理炉には、日立国際電気製縦型拡散熱処理炉DD−1223Vを用いた。
【0052】
その後、SP1を用いて、表面で検出されるDNN欠陥の個数を測定した。SP1ではDNN測定モードで0.12μm以上の欠陥を検出しDNN欠陥とした。
【0053】
図2は、実施例1及び比較例1でアニール後に表面で検出されるDNN欠陥の個数を測定した結果を示すマップ図である。図2の上段(a)が比較例1の結果でアニール前にフッ酸洗浄を行っていないもの(SC−1+SC−2洗浄)。図2の下段(b)が実施例1の結果でアニール前にフッ酸洗浄を行ったものである。また図2(a)(b)の上下に配置したウエーハはそれぞれ同じ引上げ条件で製造したシリコン単結晶から加工されたものである。図2の左側に行くにつれCOPの発生が多くなる領域(V−rich領域)で育成した単結晶から切り出したもので、一番左側のウエーハで熱処理前のCOPの数はSP1のDWN測定モードで600個/ウエーハ(0.85個/cm)程度(≧0.09μm)である。図2の右側に行くにつれCOPが少なくなる領域(但しOSFが多くなる領域)で育成した単結晶から切り出した鏡面ウエーハを熱処理したものであり、一番右側のウエーハで熱処理前のCOP数は80個/ウエーハ(0.11個/cm)程度(DWN測定モード、≧0.09μm)である。
【0054】
同じ製造条件で育成したシリコン単結晶から加工されたウエーハである図2の上下段即ち図2(a)及び(b)(比較例1及び実施例1)を比較するとフッ酸洗浄を含まない(SC−1洗浄及びSC−2洗浄の)比較例1の場合には、フッ酸を含む水溶液(5%HF、15分)を用いて洗浄を行った実施例1の場合よりは、1.3〜6倍程度DNN欠陥が多く発生しており、アニール洗浄前にフッ酸洗浄することでDNN欠陥が大幅に減少していることがわかる。なお、図2において各ウエーハ右下に記載の数値はDNN欠陥の実測値である。
【0055】
図2の一番左側のウエーハはCOPが多く発生したウエーハであるが、熱処理後にはもっとも欠陥数は少なくなっており、また熱処理後の図2に示されたDNN欠陥の座標は熱処理前のCOPの座標とは異なることから、今回の熱処理によりCOPは完全に消去できていることがわかる。またフッ酸洗浄後アニール前に同様にSP1のDWNモード及びDNNモードにより欠陥を測定しても欠陥数には変化はなかった。
【0056】
アニール後の欠陥がアニール前に存在したCOPが残存したものではないかどうか断面TEM観察により確認した結果、COPとは異なる形態の欠陥であった。熱処理時間を増やすと更にこの欠陥(DNN欠陥)は増加するが、このことからもDNN欠陥がCOPとは異なる性質の欠陥であることがわかる。
【0057】
フッ酸洗浄を行うことによりアニール後のDNN欠陥は減少するものの、結晶の成長条件によってはDNN欠陥の数が多く完全には除去できなかった。この原因については明確ではないが、OSFが発生しやすい領域にDNN欠陥の発生が多いことが予想される。従って、このようなOSFの発生が少ない領域で結晶を製造させ、それをフッ酸処理し、更に熱処理を施すことで良好なアニールウエーハが製造される。なお、この時得られたアニールウエーハのDZ幅は約7mm、BMD密度は約5×10個/cmであった。
【0058】
(実施例2、比較例2)
OSFリング発生領域でないと考えられる成長条件で窒素ドープを行ったシリコン単結晶を引き上げた。これをウエーハ加工した後10枚の直径300mmウエーハに対して実施例1と同様に熱処理を行った。上記シリコン単結晶中の窒素濃度は1×1013atoms/cmであった。
【0059】
これらのウエーハ表面の欠陥を熱処理前にSP1のDWN測定モードで確認したところ、約800個/ウエーハ(1.13個/cm)(≧0.09μm)程度存在していた。これは微少なCOPである。
【0060】
これらのウエーハのうち5枚をフッ酸処理してアニールを行った(#6〜#10;実施例2)、また5枚のウエーハはフッ酸処理を行わずにアニールした(#1〜#5;比較例2)
【0061】
その結果、フッ酸処理を行わずにアニールした比較例2(#1〜#5)のウエーハではDNN欠陥が平均240個/ウエーハ(0.34個/cm)程度観察された。一方、フッ酸処理してアニールを行った実施例2(#6〜#10)の場合は、DNN欠陥数が平均42個/ウエーハ(0.06個/cm)と、1/6にまで減少した。
【0062】
この時得られた実施例2及び比較例2のアニールウエーハのDZ幅は6μm、BMD密度は5×10個/cmであった。
【0063】
(実施例3、比較例3)
OSFリング発生領域でないと考えられる成長条件で、窒素ノンドープのシリコン単結晶を引き上げた。これをウエーハ加工した後10枚の直径300mmウエーハに対して実施例1と同様に熱処理を行った。
【0064】
これらのウエーハ表面の欠陥を熱処理前にSP1のDWN測定モードで確認したところ、約400個/ウエーハ(0.57個/cm)(≧0.09μm)程度存在していた。
【0065】
これらのウエーハのうち5枚をフッ酸処理してアニールを行った(#6〜#10;実施例3)、また5枚のウエーハはフッ酸処理を行わずにアニールした(#1〜#5;比較例3)。
【0066】
その結果、フッ酸処理を行わずにアニールした比較例3(#1〜#5)のウエーハではDNN欠陥が平均150個/ウエーハ(0.21個/cm)程度観察された。一方、フッ酸処理してアニールを行った実施例3(#6〜#10)の場合は、DNN欠陥数が平均29個/ウエーハ(0.04個/cm)と、1/5にまで減少した。
【0067】
この時、実施例3及び比較例3のアニールウエーハのDZ幅は4μm、BMD密度は3×10個/cmであった。実施例2及び実施例3のような、フッ酸洗浄を行ってから熱処理を施したアニールウエーハをデバイス製造に使用したところ、歩留まりの向上が見られた。
【0068】
なお、本発明ではアニール後に新たに発生又は顕在化する欠陥(本発明でいうDNN欠陥)については、その形態(特性)等が正確に把握されていない為、便宜上、このような欠陥が高感度で検出でき、現状市販されているケイ・エル・エイ−テンコール社製サーフスキャン・エス・ピィ1−テイ・ビィ・アイ・パーティクルカウンターを用い検出される欠陥(特にアニール後にDNNモードで検出される欠陥)として規定している。しかしこの評価装置に限らず、このようなアニール後に新たに発生又は顕在化する欠陥を高感度に測定できる装置であれば特に評価装置は限定するものではない。例えば、ケイ・エル・エイ−テンコール社製サーフスキャン・エス・ピィ1−テイ・ビィ・アイ・パーティクルカウンターに類似する装置として、斜入射レーザシステムのないケイ・エル・エイ−テンコール社製サーフスキャン・エス・ピィ1・パーティクルカウンター又はそのファミリー等を用いることもできる。
【0069】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明のアニールウエーハの製造方法によれば、アニール前にフッ酸を含む水溶液を用いて洗浄を行うことによって、熱処理後に検出されるDNN欠陥の発生を抑制することができ、特に窒素をドープして育成されたシリコン単結晶から作製されたアニールウエーハであってもDNN欠陥を効果的に除去できる上、新たな熱処理プロセスの追加や熱処理条件の変更を行うことなく実施できる利点がある。
【0070】
また、本発明においては結晶成長条件等の制御も更に厳しくする必要はなくDNN欠陥の発生が少ない、高品質なアニールウエーハを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアニールウエーハの製造方法の工程順の一例を示すフローチャートである。
【図2】実施例1及び比較例1におけるCNN欠陥の個数を示すマップ図である。
【図3】従来のアニールウエーハの製造方法の工程順の一例を示すフローチャートである。
【図4】ウエーハ加工工程の工程順の一例を示すフローチャートである。
【図5】ケイ・エル・エイ−テンコール社製サーフスキャン・エス・ビィ1−ティ・ビィ・アイ・パーティクルカウンターの構造を示す一部断面側面説明図である。
【図6】図5と同様の図面で、(a)はDWNモード、(b)はDNNモードによる測定機構を示す摘示図である。
【符号の説明】
10:ケイ・エル・エイ−テンコール社製サーフスキャン・エス・ピィ1−ティ・ビィ・アイ・パーティクルカウンター、12:試料台、14:第1反射板、16:集光板、18:第1検出器、20:集光レンズ、22:第2反射板、24:第2検出器、W:試料ウエーハ。

Claims (11)

  1. シリコンウエーハに熱処理を行うことによってアニールウエーハを製造する方法であって、該熱処理を行う前に該シリコンウエーハ表面の酸素析出物を溶解させることを特徴とするアニールウエーハの製造方法。
  2. 前記シリコンウエーハ表面を、0.5質量%〜50質量%の濃度のフッ酸を含む水溶液で洗浄することによって前記酸素析出物を溶解することを特徴とする請求項1記載のアニールウエーハの製造方法。
  3. 前記シリコンウエーハとして、チョクラルスキー法によって窒素をドープしたシリコン単結晶を育成し、このシリコン単結晶から切り出されたシリコンウエーハを用いることを特徴とする請求項1又は2記載のアニールウエーハの製造方法。
  4. 前記熱処理を1100〜1300℃の温度範囲で行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のアニールウエーハの製造方法。
  5. 前記熱処理を30分間以上行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のアニールウエーハの製造方法。
  6. 前記熱処理を水素ガス又は不活性ガス雰囲気中で行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のアニールウエーハの製造方法。
  7. 前記シリコンウエーハ表面の酸素析出物の溶解を、該シリコンウエーハの鏡面研磨後に行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のアニールウエーハの製造方法。
  8. ケイ・エル・エイ−テンコール社製サーフスキャン・エス・ピィ1−ティ・ビィ・アイ・パーティクルカウンターのDNN測定モード(≧0.12μm)を用いてウエーハ表面を測定した場合に、ウエーハ表面に検出される欠陥数が、0.2個/cm以下であることを特徴とするアニールウエーハ。
  9. ウエーハ表面のDZ幅が3μm以上、ウエーハ内部のBMD密度が1×10個/cm以上であることを特徴とする請求項8記載のアニールウエーハ。
  10. チョクラルスキー法によって窒素をドープしたシリコン単結晶を育成し、このシリコン単結晶から切り出されたシリコンウエーハを原料ウエーハとして用いることを特徴とする請求項8又は9記載のアニールウエーハ。
  11. 請求項1〜7のいずれか1項記載の方法によって製造されることを特徴とする請求項8又は9記載のアニールウエーハ。
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