JP2004112066A - 画像管理方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷等を行った画像の再利用が容易となるように画像を管理するとともに、ユーザの作業効率を向上することのできる画像管理方法および装置を提供する。
【解決手段】ジョブ受付部7はスキャナ2が送出するジョブを受け付け、画像データ変換部9はジョブに含まれるスキャナで読み取ったオリジナルの画像データを変換し、変換された画像データはオリジナルの画像データとは別のファイルでデータ保存部12に保存される。この時、ジョブ生成部10はジョブ受付部7で受け付けたジョブを分割し、URI生成部11はURLを生成するとともに、変換された画像データのファイルのパスを生成し、ジョブ生成部10は分割したジョブのうち1つのジョブにジョブ情報としてURLを記録し、もう1つのジョブにジョブ情報としてパスを記録し、分割する前のジョブにURLとパスとをジョブ情報として記録し、それぞれデータ保存部12に保存する。
【選択図】 図2
【解決手段】ジョブ受付部7はスキャナ2が送出するジョブを受け付け、画像データ変換部9はジョブに含まれるスキャナで読み取ったオリジナルの画像データを変換し、変換された画像データはオリジナルの画像データとは別のファイルでデータ保存部12に保存される。この時、ジョブ生成部10はジョブ受付部7で受け付けたジョブを分割し、URI生成部11はURLを生成するとともに、変換された画像データのファイルのパスを生成し、ジョブ生成部10は分割したジョブのうち1つのジョブにジョブ情報としてURLを記録し、もう1つのジョブにジョブ情報としてパスを記録し、分割する前のジョブにURLとパスとをジョブ情報として記録し、それぞれデータ保存部12に保存する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像管理方法および装置に関し、特に、画像の再利用を有効に且つ効率良く行うことができる画像管理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一度印刷した画像を必要に応じて再印刷する際に、その画像がどこに保管されているか検索するのに手間が掛かる場合がある。
【0003】
そこで、画像の保管場所を含むURI(Uniform Resource Identifiers)を生成し、生成したURIをクライアントに電子メール等で通知し、クライアントは通知されたURIから再印刷する画像にアクセスするという技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子メールと画像とは1対1に対応しており、1通の電子メールで複数の画像の保管場所を含むURIを送信することはできない。
【0005】
また、URIに含まれるのは画像の保管場所のみであり、ジョブ情報(例えば、画像を印刷した際の用紙サイズ、日時または保存日時)等はURIに含まれないため、どのような画像が保存されているか分からなかった。
【0006】
そこで、本発明は、印刷等を行った画像の再利用が容易となるように画像を管理するとともに、ユーザの作業効率を向上することのできる画像管理方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、画像を含むジョブを受け取った際に、該画像をファイルとして保存する画像管理方法において、ジョブを受けた際に、該ジョブに含まれる画像を第1のファイルに変換して保存するとともに、該画像を第2のファイルに変換して保存し、前記第1のファイルにアクセスするための第1のアクセス情報を生成するとともに、前記第2のファイルにアクセスするための第2のアクセス情報を生成し、前記ジョブを第1のジョブと第2のジョブとに分割し、該分割した第1のジョブに前記第1のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、該分割した第2のジョブに前記第2のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、分割する前のジョブに該第1のアクセス情報と該第2のアクセス情報とをジョブ属性として記録して保存することを特徴とする。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、ネットワークを介して接続する情報処理端末に前記第1のアクセス情報が添付された電子メールを送信することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記情報処理端末から前記第1のアクセス情報を検索キーとしたジョブ属性の検索の指示を受け付けると、前記第1のアクセス情報と前記第2のアクセス情報とがジョブ属性として記録されたジョブを検索し、該検索したジョブを検索結果として通知し、前記情報処理端末は検索したジョブに記録された第2のアクセス情報に基づき、前記第2のファイルにアクセスすることを特徴とする。
【0010】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記第1のアクセス情報は前記第1のファイルにアクセスするためのURIであり、前記第2のアクセス情報は前記第2のファイルが保存されている場所を示すファイルパスであることを特徴とする。
【0011】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記画像を第2のファイルに変換する際に、該画像を電子ファイルのフォーマットに変換することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6の発明は、画像を含むジョブを受け取った際に、該画像をファイルとして保存する画像管理装置において、ジョブを受け付けるジョブ受付手段と、前記ジョブ受付手段で受け付けたジョブに含まれる画像を第1のファイルに変換し、該画像を第2のファイルに変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換した第1のファイルと第2のファイルとを保存するファイル保存手段と、前記第1のファイルにアクセスするための第1のアクセス情報を生成するとともに、前記第2のファイルにアクセスするための第2のアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、前記ジョブを第1のジョブと第2のジョブとに分割するジョブ分割手段と、前記第1のジョブに前記第1のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、第2のジョブに前記第2のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、前記ジョブ分割手段で分割する前のジョブに該第1のアクセス情報と該第2のアクセス情報とをジョブ属性として記録して保存するジョブ処理手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、ネットワークを介して接続する情報処理端末に前記第1のアクセス情報が添付された電子メールを送信する電子メール送信手段を更に具備することを特徴とする。
【0014】
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記情報処理端末から前記第1のアクセス情報を検索キーとしたジョブ属性の検索の指示を受け付けると、前記第1のアクセス情報と前記第2のアクセス情報とがジョブ属性として記録されたジョブを検索する検索手段を更に具備し、前記検索手段で検索したジョブに記録された第2のアクセス情報に基づいた前記第2のファイルのアクセスが前記情報処理端末より行われた際に、該第2のファイルを該情報処理端末に提供することを特徴とする。
【0015】
また、請求項9の発明は、請求項6の発明において、前記第1のアクセス情報は前記第1のファイルにアクセスするためのURIであり、前記第2のアクセス情報は前記第2のファイルが保存されている場所を示すファイルパスであることを特徴とする。
【0016】
また、請求項10の発明は、請求項6の発明において、前記画像変換手段は、前記画像を第2のファイルに変換する際に、該画像を電子ファイルのフォーマットに変換することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる画像管理方法および装置の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明を適用した画像管理システムの概略構成の一例を示す図である。
【0019】
図1に示すように、本発明を適用した画像管理システムは、画像管理装置1、スキャナ2、プリンタ3、クライアント4、メールサーバ5がネットワーク6を介して接続している。
【0020】
ここで、画像管理装置1は印刷等で利用された画像を管理し、当該画像を再利用に供し、スキャナ2は原稿を読み取って画像データを出力し、プリンタ3は画像データ等の印刷データに基づいて用紙上に画像を形成し、クライアント4はアプリケーションソフトウェアの使用または画像管理装置1等へのアクセスを行い、メールサーバ5は電子メールの送受信を行う。
【0021】
なお、スキャナ2およびプリンタ3は、両者の機能を備えた同一の装置でも良く、画像管理装置1およびメールサーバ5は同一のPC(Personal Computer)上で構成しても良い。
【0022】
次に、画像管理装置について説明する。
【0023】
図2は、画像管理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0024】
図2に示すように、画像管理装置1は、ジョブ受付部7、ジョブ送出部8、印刷データ変換部9、ジョブ生成部10、URI生成部11、データ保存部12、メール送信指示部13、検索部14から構成されている。
【0025】
ジョブ受付部7は、スキャナ2が送出するジョブを受け付ける。ジョブ受付部7が受け付けたジョブはジョブ送出部8からプリンタ3に対して送出されるとともに、ジョブはデータ保存部12に保存される。なお、データ保存部12はジョブ受付部7が受け付けたジョブに含まれる画像データを保存するとともに、ジョブが完了した段階でジョブに設定されている情報(ジョブ情報、ドキュメント情報)をログ情報として保存する。
【0026】
ここで、ジョブに含まれる画像データをデータ保存部12に保存する際に、ジョブに含まれるスキャナで読み取ったオリジナルの画像データを電子文書化若しくは解像度変換した画像データを別のファイルとして保存する場合、画像データ変換部9はジョブに含まれる画像データを変換し、変換された画像データはオリジナルの画像データとは別のファイルでデータ保存部12に保存される。この時、ジョブ生成部10はジョブ受付部7で受け付けたジョブを分割し、URI生成部11はURLを生成するとともに、変換された画像データのファイルが保存される場所の情報(以後、パスと呼ぶ)を生成する。
【0027】
そして、ジョブ生成部10は分割したジョブのうち1つのジョブにジョブ情報としてURLを記録し、もう1つのジョブにジョブ情報としてパスを記録し、分割する前のジョブにURLとパスとをジョブ情報として記録し、それぞれデータ保存部12に保存する。
【0028】
クライアント4にファイルを送信する際に、ユーザは電子メールにファイルを添付して送信するか、電子メールにURLを添付して送信するか選択する。そして、ファイルを電子メールに添付する場合、クライアント4がジョブ生成部10に対しジョブ発行を命令し、ジョブ生成部10でジョブが作成され、メール送信指示部13はデータ保存部12からファイルを取り出し、取り出したファイルをメールサーバ5に送出するとともに、ユーザが指定した宛先(クライアント)にファイルを添付した電子メールを送信する指示を送出し、メールサーバ5は指示を受け取るとファイルを電子メールに添付して指定されたクライアント4に送信する。また、URLを電子メールに添付する場合、クライアント4がジョブ生成10に対しジョブ発行を命令し、ジョブ生成部10でジョブが作成され、ジョブ生成部10はデータ保存部12からURLを取り出し、メール送信指示部13にURLとメールを送信する指示を送出する。メール送信指示部13はURLをメールサーバ5に送出するとともに、ユーザが指定した宛先にURLを添付した電子メールを送信する指示を送出し、メールサーバ5は指示を受け取るとURLを電子メールに添付して指定されたクライアント4に送信する。
【0029】
そして、クライアント4がURLを添付した電子メールを受信した場合、URLを基に、検索部14に対してファイルの検索を実行する。すると、URLとパスとをログ情報として記録しているファイルを検索することができ、そのファイルに保存されている変換された画像データを閲覧したり、ダウンロードすることができる。
【0030】
次に、スキャナ2で読み取った画像データを保存するとともに、変換して別のファイルとして保存する際に行われるジョブの分割について説明する。
【0031】
図3は、ジョブの分割について説明する図である。
【0032】
図3に示すように、ユーザはスキャナで原稿15を読み取る際に、スキャンしたオリジナルの画像データ151をファイル161としてデータ保存部12に保存するとともに、オリジナルの画像データ151を電子文書化(例えば、PDF文書等)、または解像度変換した画像データ152をオリジナルの画像データ151が保存されたファイル161とは別のファイル162としてデータ保存部12に保存する。
【0033】
この時、スキャナ2から受け付けたジョブ17はジョブ生成部10で2つのジョブに分割され、URI生成部11はURLを生成するとともに、変換された画像データのファイルのパスを生成し、分割されたジョブの内の1つのジョブ171にジョブ情報としてURLを記録し、もう1つのジョブ172にジョブ情報としてパスを記録し、分割する前のジョブ173にURLとパスとをジョブ情報として記録し、それぞれデータ保存部12に保存する。
【0034】
次に、スキャナ2で読み取った画像データを保存するとともに、変換して別のファイルとして保存する際にジョブを分割する処理手順について図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0035】
スキャナが読み取った画像データを受け付け(ステップS401)、画像データを変換して別ファイルに保存する指示がある場合(ステップS402でNO)、ジョブを分割し(ステップS403)、URLと別ファイルのパスとを生成し(ステップS404)、分割したジョブの内の1つのジョブにURLを記録するとともに、もう1つのジョブにパスを記録し(ステップS405)、分割前のジョブにURLとパスとを記録し(ステップS406)、スキャナが読み取ったオリジナルの画像データと変換した画像データとを別々のファイルに保存し(ステップS407)、全てのジョブを保存し(ステップS408)、処理手順を終了する。
【0036】
また、ステップS402において、画像データを変換して別ファイルに保存する指示がない場合(ステップS402でNO)、URLを生成し(ステップS409)、ジョブにURLを記憶し(ステップS410)、画像データとジョブとを保存し(ステップS411)、処理手順を終了する。
【0037】
次に、本発明を適用した画像管理システムで行われる具体的な動作について説明する。
【0038】
図5は、スキャナ2で原稿を読み取る際に、画像データの保存条件を設定する一例を示す図である。
【0039】
図5に示す画面18はスキャナ2に設けられた表示部に表示される画面である。ユーザはスキャナで2原稿を読み取る際に、画像データの保存条件をこの画面で設定する。例えば、図5においては、「する」19を有効にすることで、スキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データをファイルに保存し、「電子文書化」20を有効にすることで、スキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データを電子文書に変換し、変換した画像データをオリジナルの画像データが保存されたファイルとは別のファイルに保存する。なお、図5においては、「100dpi」21を有効にすることで、100dpiの電子文書に変換することになる。
【0040】
そして、図5に示すような画像データの保存条件で原稿を読み取ると、スキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データとオリジナルの画像データを100dpiの電子文書に変換した画像データが保存される。この時、スキャナ2から受け付けたジョブは分割され、分割されたジョブの内の1つのジョブにURLを記録し、もう1つのジョブに電子文書に変換した画像データのパスを記録し、分割される前のジョブにURLとパスとを記録し、それぞれ保存する。
【0041】
図6は、クライアント4に電子メールで送信したいファイルをファイル一覧画面22から選択する一例を示す図である。
【0042】
図6に示すファイル一覧画面22は画像管理装置1に設けられた表示部に表示される画面である。このファイル一覧画面22からプリント、ダウンロード、ファイル変換、メール送信、編集等の操作を行うことができる。
【0043】
例えば、図6においては、ファイル名「XS500−10_09/04_1」がスキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データが保存されたファイルであり、「XS500−10_09/04_2」が「XS500−10_09/04_1」の画像データを電子文書に変換した画像データが保存されたファイルである。また、「XS500−10_09/04_3」がスキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データが保存されたファイルであり、「XS500−10_09/04_4」が「XS500−10_09/04_3」の画像データを電子文書に変換した画像データが保存されたファイルである。
【0044】
ここで、ユーザはクライアント4に電子メールで「XS500−10_09/04_1」のファイルと「XS500−10_09/04_3」のファイルとを送信しようとしても、ファイルのサイズが大きいため、電子メールでファイル自体を送信するのは容易ではない。そこで、ファイルを保存した際に生成したURLを電子メールに添付してクライアント4に送信する。
【0045】
例えば、図6においては、「XS500−10_09/04_1」のファイルのチェックボックス231にチェックを入力し、「XS500−10_09/04_3」のファイルのチェックボックス232にチェックを入力し、「メール送信」のボタン24を操作等すると、図7に示すファイルのメール送信画面25に遷移する。
【0046】
図7は、ファイルのメール送信画面25の一例を示す図である。
【0047】
図7に示すように、「開始」のボタン26を操作等することで、指定されたファイル(「XS500−10_09/04_1」と「XS500−10_09/04_3」)の場所(URL)を添付した電子メールを宛先「xxxxx@xxxx.co.jp」に送信する。
【0048】
図8は、クライアント4が受信した電子メール27の一例を示す図である。
【0049】
図8に示すように、電子メール27の本文には「XS500−10_09/04_1」のURL「http://server/SiteA/DirB/jump.cgi?subfolderid=12345&fileid=32111」281と「XS500−10_09/04_3」のURL「http://server/SiteA/DirC/jump.cgi?subfolderid=67890&fileid=78999」282とが表記されている。なお、URL中の「subfolderid」、「fileid」は引数の名前を示し、「12345または67890」、「32111または78999」は引数に渡す任意の値である。ここで、「32111または78999」を「file−id」と呼び、「file−id」は、システムでユニークに決められたファイル群にアクセスするためのIDを示す。また、「12345または67890」は「subfolder−id」と呼び、「subfolder−id」は、システムでユニークに決められたサブフォルダ(「file−id」が指しているファイル群を格納している親フォルダ)のIDを示す。
【0050】
ここで、ユーザは電子メール27に表記されたURLにアクセスすることで、「XS500−10_09/04_1」および「XS500−10_09/04_3」のファイルにアクセスすることができる。また、ユーザは「XS500−10_09/04_1」および「XS500−10_09/04_3」のURLを基にしてファイルの検索を行うことができる。
【0051】
従って、1つの電子メールに複数のファイルのURLを添付することができるため、送信側のユーザの作業効率が上がり、受信側のユーザも複数のメールを受信するという煩わしさが無くなる。
【0052】
図9は、URL29に基づくファイルの検索について説明する図である。
【0053】
図9に示すように、ユーザはクライアント4から検索部14にURL29を基にファイルを検索するように指示を送出すると、検索部14はデータ保存部12に保存されているジョブ(ジョブが完了した段階でジョブに設定されているジョブ情報、ドキュメント情報)を検索し、URLが記録されたジョブ171と、URLとパスとが記録されたジョブ173が検索される。これは、パスが記録されたジョブ172が保存されていることを示しスキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データを保存したファイルとは別にオリジナルの画像データを電子文書化または解像度変換した画像データを保存したファイルがある。
【0054】
そして、URLとパスとが記録されたジョブ173を検索結果として受け取ったクライアント4は、パスに基づいて変換した画像データのファイルを閲覧することができ、更に変換した画像データをダウンロードすることもできる。
【0055】
例えば、600dpiの解像度でスキャンしたオリジナルの画像データを保存したとともに、100dpiの解像度で電子文書に変換した画像データを保存した場合、ユーザはクライアントでオリジナルの画像データよりもサイズが小さい100dpiの電子文書化された画像データを容易にダウンロードし、画像データを確認することができる。
【0056】
図10は、ファイルの検索画面30の一例を示す図である。
【0057】
図10に示すファイルの検索画面30はクライアント4上のブラウザを用いてクライアント4に設けられた表示部に表示される画面である。ユーザはファイルの検索画面30上に条件を入力し、入力した条件に合致するファイルを検索することができる。
【0058】
例えば、図10においては、「URL」の項目31に電子メールに添付された「XS500−10_09/04_1」のURLを入力して「URL」のチェックボックス32にチェックを入力し、「OK」のボタン33を操作等すると、検索部14は「XS500−10_09/04_1」のURLを基にファイルを検索し、検索が終了すると検索結果をクライアント4に送る。
【0059】
図11は、ファイルの検索結果画面34の一例を示す図である。
【0060】
図11に示すように、「XS500−10_09/04_1」のURLを基にファイルを検索したので、スキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データが保存されたファイルである「XS500−10_09/04_1」と、「XS500−10_09/04_1」の画像データを電子文書に変換した画像データが保存されたファイルである「XS500−10_09/04_2」とが検索結果として表示されている。そして、ユーザはファイルの検索結果画面34から「XS500−10_09/04_2」の電子文書に変換された画像データをクライアント4にダウンロードすることができる。
【0061】
なお、複数のファイルに分割して保存する場合、分割後の情報として各々のジョブ(例えば、電子文書に変換するジョブ、解像度を変換するジョブ等)に共通のユニークな識別子を追加する。こうして、各ジョブとで関連を持たせることにより、電子文書に変換された画像データを確認し、電子メールで送信する際には、解像度を変換した画像データのファイルのURLを送信することができる。
【0062】
また、送信された電子メールに添付されたURLの「file−id」の部分を抽出し、画像管理装置の検索部に対して検索を実施することにより、電子メールで送信されたジョブを特定することができる。これにより、ユーザはジョブ名、用紙サイズ等の情報を取得することができ、どのようにジョブが処理された化を確認することができる。
【0063】
また、電子文書に変換された画像データのファイルの一覧を表示している場合、ユーザは任意のファイルをクライアント上で表示し、所望のファイルならば、この電子文書に変換された画像データに対応するオリジナルの画像データを印刷する操作を行う。この場合、クライアントに表示されている画面には印刷ボタンが表示されており、印刷ボタンを操作等すると印刷画面に遷移する。この間の操作は、電子文書に変換された画像データのファイルのパスを条件にして検索を行い、対応する高画質のオリジナルの画像データのURLを取得することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、印刷等を行った画像の再利用が容易となるように画像を管理するとともに、ユーザの作業効率を向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像管理システムの概略構成の一例を示す図である。
【図2】画像管理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図3】ジョブの分割について説明する図である。
【図4】スキャナ2で読み取った画像データを保存するとともに、変換して別のファイルとして保存する際にジョブを分割する処理手順を示すフローチャートである。
【図5】スキャナ2で原稿を読み取る際に、画像データの保存条件を設定する一例を示す図である。
【図6】クライアント4に電子メールで送信したいファイルをファイル一覧画面22から選択する一例を示す図である。
【図7】ファイルのメール送信画面25の一例を示す図である。
【図8】クライアント4が受信した電子メール27の一例を示す図である。
【図9】URL29に基づくファイルの検索について説明する図である。
【図10】ファイルの検索画面30の一例を示す図である。
【図11】ファイルの検索結果画面34の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像管理装置
2 スキャナ
3 プリンタ
4 クライアント
5 メールサーバ
6 ネットワーク
7 ジョブ受付部
8 ジョブ送出部
9 画像データ変換部
10 ジョブ生成部
11 URI生成部
12 データ保存部
13 メール送信指示部
14 検索部
15 原稿
17 ジョブ
18 画面
19 「する」
20 「電子文書化」
21 「100dpi」
22 ファイル一覧画面
24 「メール送信」のボタン
25 ファイルのメール送信画面
26 「開始」のボタン
27 電子メール
29 URL
30 ファイルの検索画面
31 「URL」の項目
32 「URL」のチェックボックス
33 「OK」のボタン
34 ファイルの検索結果画面
151 オリジナルの画像データ
152 変換した画像データ
161 ファイル
162 別のファイル
171 URLを記録したジョブ
172 パスを記録したジョブ
173 URLとパスとを記録したジョブ
231 「XS500−10_09/04_1」のファイルのチェックボックス
232 「XS500−10_09/04_3」のファイルのチェックボックス
281 「XS500−10_09/04_1」のURL
282 「XS500−10_09/04_3」のURL
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像管理方法および装置に関し、特に、画像の再利用を有効に且つ効率良く行うことができる画像管理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一度印刷した画像を必要に応じて再印刷する際に、その画像がどこに保管されているか検索するのに手間が掛かる場合がある。
【0003】
そこで、画像の保管場所を含むURI(Uniform Resource Identifiers)を生成し、生成したURIをクライアントに電子メール等で通知し、クライアントは通知されたURIから再印刷する画像にアクセスするという技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子メールと画像とは1対1に対応しており、1通の電子メールで複数の画像の保管場所を含むURIを送信することはできない。
【0005】
また、URIに含まれるのは画像の保管場所のみであり、ジョブ情報(例えば、画像を印刷した際の用紙サイズ、日時または保存日時)等はURIに含まれないため、どのような画像が保存されているか分からなかった。
【0006】
そこで、本発明は、印刷等を行った画像の再利用が容易となるように画像を管理するとともに、ユーザの作業効率を向上することのできる画像管理方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、画像を含むジョブを受け取った際に、該画像をファイルとして保存する画像管理方法において、ジョブを受けた際に、該ジョブに含まれる画像を第1のファイルに変換して保存するとともに、該画像を第2のファイルに変換して保存し、前記第1のファイルにアクセスするための第1のアクセス情報を生成するとともに、前記第2のファイルにアクセスするための第2のアクセス情報を生成し、前記ジョブを第1のジョブと第2のジョブとに分割し、該分割した第1のジョブに前記第1のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、該分割した第2のジョブに前記第2のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、分割する前のジョブに該第1のアクセス情報と該第2のアクセス情報とをジョブ属性として記録して保存することを特徴とする。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、ネットワークを介して接続する情報処理端末に前記第1のアクセス情報が添付された電子メールを送信することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記情報処理端末から前記第1のアクセス情報を検索キーとしたジョブ属性の検索の指示を受け付けると、前記第1のアクセス情報と前記第2のアクセス情報とがジョブ属性として記録されたジョブを検索し、該検索したジョブを検索結果として通知し、前記情報処理端末は検索したジョブに記録された第2のアクセス情報に基づき、前記第2のファイルにアクセスすることを特徴とする。
【0010】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記第1のアクセス情報は前記第1のファイルにアクセスするためのURIであり、前記第2のアクセス情報は前記第2のファイルが保存されている場所を示すファイルパスであることを特徴とする。
【0011】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記画像を第2のファイルに変換する際に、該画像を電子ファイルのフォーマットに変換することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6の発明は、画像を含むジョブを受け取った際に、該画像をファイルとして保存する画像管理装置において、ジョブを受け付けるジョブ受付手段と、前記ジョブ受付手段で受け付けたジョブに含まれる画像を第1のファイルに変換し、該画像を第2のファイルに変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換した第1のファイルと第2のファイルとを保存するファイル保存手段と、前記第1のファイルにアクセスするための第1のアクセス情報を生成するとともに、前記第2のファイルにアクセスするための第2のアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、前記ジョブを第1のジョブと第2のジョブとに分割するジョブ分割手段と、前記第1のジョブに前記第1のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、第2のジョブに前記第2のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、前記ジョブ分割手段で分割する前のジョブに該第1のアクセス情報と該第2のアクセス情報とをジョブ属性として記録して保存するジョブ処理手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、ネットワークを介して接続する情報処理端末に前記第1のアクセス情報が添付された電子メールを送信する電子メール送信手段を更に具備することを特徴とする。
【0014】
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記情報処理端末から前記第1のアクセス情報を検索キーとしたジョブ属性の検索の指示を受け付けると、前記第1のアクセス情報と前記第2のアクセス情報とがジョブ属性として記録されたジョブを検索する検索手段を更に具備し、前記検索手段で検索したジョブに記録された第2のアクセス情報に基づいた前記第2のファイルのアクセスが前記情報処理端末より行われた際に、該第2のファイルを該情報処理端末に提供することを特徴とする。
【0015】
また、請求項9の発明は、請求項6の発明において、前記第1のアクセス情報は前記第1のファイルにアクセスするためのURIであり、前記第2のアクセス情報は前記第2のファイルが保存されている場所を示すファイルパスであることを特徴とする。
【0016】
また、請求項10の発明は、請求項6の発明において、前記画像変換手段は、前記画像を第2のファイルに変換する際に、該画像を電子ファイルのフォーマットに変換することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる画像管理方法および装置の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明を適用した画像管理システムの概略構成の一例を示す図である。
【0019】
図1に示すように、本発明を適用した画像管理システムは、画像管理装置1、スキャナ2、プリンタ3、クライアント4、メールサーバ5がネットワーク6を介して接続している。
【0020】
ここで、画像管理装置1は印刷等で利用された画像を管理し、当該画像を再利用に供し、スキャナ2は原稿を読み取って画像データを出力し、プリンタ3は画像データ等の印刷データに基づいて用紙上に画像を形成し、クライアント4はアプリケーションソフトウェアの使用または画像管理装置1等へのアクセスを行い、メールサーバ5は電子メールの送受信を行う。
【0021】
なお、スキャナ2およびプリンタ3は、両者の機能を備えた同一の装置でも良く、画像管理装置1およびメールサーバ5は同一のPC(Personal Computer)上で構成しても良い。
【0022】
次に、画像管理装置について説明する。
【0023】
図2は、画像管理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0024】
図2に示すように、画像管理装置1は、ジョブ受付部7、ジョブ送出部8、印刷データ変換部9、ジョブ生成部10、URI生成部11、データ保存部12、メール送信指示部13、検索部14から構成されている。
【0025】
ジョブ受付部7は、スキャナ2が送出するジョブを受け付ける。ジョブ受付部7が受け付けたジョブはジョブ送出部8からプリンタ3に対して送出されるとともに、ジョブはデータ保存部12に保存される。なお、データ保存部12はジョブ受付部7が受け付けたジョブに含まれる画像データを保存するとともに、ジョブが完了した段階でジョブに設定されている情報(ジョブ情報、ドキュメント情報)をログ情報として保存する。
【0026】
ここで、ジョブに含まれる画像データをデータ保存部12に保存する際に、ジョブに含まれるスキャナで読み取ったオリジナルの画像データを電子文書化若しくは解像度変換した画像データを別のファイルとして保存する場合、画像データ変換部9はジョブに含まれる画像データを変換し、変換された画像データはオリジナルの画像データとは別のファイルでデータ保存部12に保存される。この時、ジョブ生成部10はジョブ受付部7で受け付けたジョブを分割し、URI生成部11はURLを生成するとともに、変換された画像データのファイルが保存される場所の情報(以後、パスと呼ぶ)を生成する。
【0027】
そして、ジョブ生成部10は分割したジョブのうち1つのジョブにジョブ情報としてURLを記録し、もう1つのジョブにジョブ情報としてパスを記録し、分割する前のジョブにURLとパスとをジョブ情報として記録し、それぞれデータ保存部12に保存する。
【0028】
クライアント4にファイルを送信する際に、ユーザは電子メールにファイルを添付して送信するか、電子メールにURLを添付して送信するか選択する。そして、ファイルを電子メールに添付する場合、クライアント4がジョブ生成部10に対しジョブ発行を命令し、ジョブ生成部10でジョブが作成され、メール送信指示部13はデータ保存部12からファイルを取り出し、取り出したファイルをメールサーバ5に送出するとともに、ユーザが指定した宛先(クライアント)にファイルを添付した電子メールを送信する指示を送出し、メールサーバ5は指示を受け取るとファイルを電子メールに添付して指定されたクライアント4に送信する。また、URLを電子メールに添付する場合、クライアント4がジョブ生成10に対しジョブ発行を命令し、ジョブ生成部10でジョブが作成され、ジョブ生成部10はデータ保存部12からURLを取り出し、メール送信指示部13にURLとメールを送信する指示を送出する。メール送信指示部13はURLをメールサーバ5に送出するとともに、ユーザが指定した宛先にURLを添付した電子メールを送信する指示を送出し、メールサーバ5は指示を受け取るとURLを電子メールに添付して指定されたクライアント4に送信する。
【0029】
そして、クライアント4がURLを添付した電子メールを受信した場合、URLを基に、検索部14に対してファイルの検索を実行する。すると、URLとパスとをログ情報として記録しているファイルを検索することができ、そのファイルに保存されている変換された画像データを閲覧したり、ダウンロードすることができる。
【0030】
次に、スキャナ2で読み取った画像データを保存するとともに、変換して別のファイルとして保存する際に行われるジョブの分割について説明する。
【0031】
図3は、ジョブの分割について説明する図である。
【0032】
図3に示すように、ユーザはスキャナで原稿15を読み取る際に、スキャンしたオリジナルの画像データ151をファイル161としてデータ保存部12に保存するとともに、オリジナルの画像データ151を電子文書化(例えば、PDF文書等)、または解像度変換した画像データ152をオリジナルの画像データ151が保存されたファイル161とは別のファイル162としてデータ保存部12に保存する。
【0033】
この時、スキャナ2から受け付けたジョブ17はジョブ生成部10で2つのジョブに分割され、URI生成部11はURLを生成するとともに、変換された画像データのファイルのパスを生成し、分割されたジョブの内の1つのジョブ171にジョブ情報としてURLを記録し、もう1つのジョブ172にジョブ情報としてパスを記録し、分割する前のジョブ173にURLとパスとをジョブ情報として記録し、それぞれデータ保存部12に保存する。
【0034】
次に、スキャナ2で読み取った画像データを保存するとともに、変換して別のファイルとして保存する際にジョブを分割する処理手順について図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0035】
スキャナが読み取った画像データを受け付け(ステップS401)、画像データを変換して別ファイルに保存する指示がある場合(ステップS402でNO)、ジョブを分割し(ステップS403)、URLと別ファイルのパスとを生成し(ステップS404)、分割したジョブの内の1つのジョブにURLを記録するとともに、もう1つのジョブにパスを記録し(ステップS405)、分割前のジョブにURLとパスとを記録し(ステップS406)、スキャナが読み取ったオリジナルの画像データと変換した画像データとを別々のファイルに保存し(ステップS407)、全てのジョブを保存し(ステップS408)、処理手順を終了する。
【0036】
また、ステップS402において、画像データを変換して別ファイルに保存する指示がない場合(ステップS402でNO)、URLを生成し(ステップS409)、ジョブにURLを記憶し(ステップS410)、画像データとジョブとを保存し(ステップS411)、処理手順を終了する。
【0037】
次に、本発明を適用した画像管理システムで行われる具体的な動作について説明する。
【0038】
図5は、スキャナ2で原稿を読み取る際に、画像データの保存条件を設定する一例を示す図である。
【0039】
図5に示す画面18はスキャナ2に設けられた表示部に表示される画面である。ユーザはスキャナで2原稿を読み取る際に、画像データの保存条件をこの画面で設定する。例えば、図5においては、「する」19を有効にすることで、スキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データをファイルに保存し、「電子文書化」20を有効にすることで、スキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データを電子文書に変換し、変換した画像データをオリジナルの画像データが保存されたファイルとは別のファイルに保存する。なお、図5においては、「100dpi」21を有効にすることで、100dpiの電子文書に変換することになる。
【0040】
そして、図5に示すような画像データの保存条件で原稿を読み取ると、スキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データとオリジナルの画像データを100dpiの電子文書に変換した画像データが保存される。この時、スキャナ2から受け付けたジョブは分割され、分割されたジョブの内の1つのジョブにURLを記録し、もう1つのジョブに電子文書に変換した画像データのパスを記録し、分割される前のジョブにURLとパスとを記録し、それぞれ保存する。
【0041】
図6は、クライアント4に電子メールで送信したいファイルをファイル一覧画面22から選択する一例を示す図である。
【0042】
図6に示すファイル一覧画面22は画像管理装置1に設けられた表示部に表示される画面である。このファイル一覧画面22からプリント、ダウンロード、ファイル変換、メール送信、編集等の操作を行うことができる。
【0043】
例えば、図6においては、ファイル名「XS500−10_09/04_1」がスキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データが保存されたファイルであり、「XS500−10_09/04_2」が「XS500−10_09/04_1」の画像データを電子文書に変換した画像データが保存されたファイルである。また、「XS500−10_09/04_3」がスキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データが保存されたファイルであり、「XS500−10_09/04_4」が「XS500−10_09/04_3」の画像データを電子文書に変換した画像データが保存されたファイルである。
【0044】
ここで、ユーザはクライアント4に電子メールで「XS500−10_09/04_1」のファイルと「XS500−10_09/04_3」のファイルとを送信しようとしても、ファイルのサイズが大きいため、電子メールでファイル自体を送信するのは容易ではない。そこで、ファイルを保存した際に生成したURLを電子メールに添付してクライアント4に送信する。
【0045】
例えば、図6においては、「XS500−10_09/04_1」のファイルのチェックボックス231にチェックを入力し、「XS500−10_09/04_3」のファイルのチェックボックス232にチェックを入力し、「メール送信」のボタン24を操作等すると、図7に示すファイルのメール送信画面25に遷移する。
【0046】
図7は、ファイルのメール送信画面25の一例を示す図である。
【0047】
図7に示すように、「開始」のボタン26を操作等することで、指定されたファイル(「XS500−10_09/04_1」と「XS500−10_09/04_3」)の場所(URL)を添付した電子メールを宛先「xxxxx@xxxx.co.jp」に送信する。
【0048】
図8は、クライアント4が受信した電子メール27の一例を示す図である。
【0049】
図8に示すように、電子メール27の本文には「XS500−10_09/04_1」のURL「http://server/SiteA/DirB/jump.cgi?subfolderid=12345&fileid=32111」281と「XS500−10_09/04_3」のURL「http://server/SiteA/DirC/jump.cgi?subfolderid=67890&fileid=78999」282とが表記されている。なお、URL中の「subfolderid」、「fileid」は引数の名前を示し、「12345または67890」、「32111または78999」は引数に渡す任意の値である。ここで、「32111または78999」を「file−id」と呼び、「file−id」は、システムでユニークに決められたファイル群にアクセスするためのIDを示す。また、「12345または67890」は「subfolder−id」と呼び、「subfolder−id」は、システムでユニークに決められたサブフォルダ(「file−id」が指しているファイル群を格納している親フォルダ)のIDを示す。
【0050】
ここで、ユーザは電子メール27に表記されたURLにアクセスすることで、「XS500−10_09/04_1」および「XS500−10_09/04_3」のファイルにアクセスすることができる。また、ユーザは「XS500−10_09/04_1」および「XS500−10_09/04_3」のURLを基にしてファイルの検索を行うことができる。
【0051】
従って、1つの電子メールに複数のファイルのURLを添付することができるため、送信側のユーザの作業効率が上がり、受信側のユーザも複数のメールを受信するという煩わしさが無くなる。
【0052】
図9は、URL29に基づくファイルの検索について説明する図である。
【0053】
図9に示すように、ユーザはクライアント4から検索部14にURL29を基にファイルを検索するように指示を送出すると、検索部14はデータ保存部12に保存されているジョブ(ジョブが完了した段階でジョブに設定されているジョブ情報、ドキュメント情報)を検索し、URLが記録されたジョブ171と、URLとパスとが記録されたジョブ173が検索される。これは、パスが記録されたジョブ172が保存されていることを示しスキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データを保存したファイルとは別にオリジナルの画像データを電子文書化または解像度変換した画像データを保存したファイルがある。
【0054】
そして、URLとパスとが記録されたジョブ173を検索結果として受け取ったクライアント4は、パスに基づいて変換した画像データのファイルを閲覧することができ、更に変換した画像データをダウンロードすることもできる。
【0055】
例えば、600dpiの解像度でスキャンしたオリジナルの画像データを保存したとともに、100dpiの解像度で電子文書に変換した画像データを保存した場合、ユーザはクライアントでオリジナルの画像データよりもサイズが小さい100dpiの電子文書化された画像データを容易にダウンロードし、画像データを確認することができる。
【0056】
図10は、ファイルの検索画面30の一例を示す図である。
【0057】
図10に示すファイルの検索画面30はクライアント4上のブラウザを用いてクライアント4に設けられた表示部に表示される画面である。ユーザはファイルの検索画面30上に条件を入力し、入力した条件に合致するファイルを検索することができる。
【0058】
例えば、図10においては、「URL」の項目31に電子メールに添付された「XS500−10_09/04_1」のURLを入力して「URL」のチェックボックス32にチェックを入力し、「OK」のボタン33を操作等すると、検索部14は「XS500−10_09/04_1」のURLを基にファイルを検索し、検索が終了すると検索結果をクライアント4に送る。
【0059】
図11は、ファイルの検索結果画面34の一例を示す図である。
【0060】
図11に示すように、「XS500−10_09/04_1」のURLを基にファイルを検索したので、スキャナ2で読み取ったオリジナルの画像データが保存されたファイルである「XS500−10_09/04_1」と、「XS500−10_09/04_1」の画像データを電子文書に変換した画像データが保存されたファイルである「XS500−10_09/04_2」とが検索結果として表示されている。そして、ユーザはファイルの検索結果画面34から「XS500−10_09/04_2」の電子文書に変換された画像データをクライアント4にダウンロードすることができる。
【0061】
なお、複数のファイルに分割して保存する場合、分割後の情報として各々のジョブ(例えば、電子文書に変換するジョブ、解像度を変換するジョブ等)に共通のユニークな識別子を追加する。こうして、各ジョブとで関連を持たせることにより、電子文書に変換された画像データを確認し、電子メールで送信する際には、解像度を変換した画像データのファイルのURLを送信することができる。
【0062】
また、送信された電子メールに添付されたURLの「file−id」の部分を抽出し、画像管理装置の検索部に対して検索を実施することにより、電子メールで送信されたジョブを特定することができる。これにより、ユーザはジョブ名、用紙サイズ等の情報を取得することができ、どのようにジョブが処理された化を確認することができる。
【0063】
また、電子文書に変換された画像データのファイルの一覧を表示している場合、ユーザは任意のファイルをクライアント上で表示し、所望のファイルならば、この電子文書に変換された画像データに対応するオリジナルの画像データを印刷する操作を行う。この場合、クライアントに表示されている画面には印刷ボタンが表示されており、印刷ボタンを操作等すると印刷画面に遷移する。この間の操作は、電子文書に変換された画像データのファイルのパスを条件にして検索を行い、対応する高画質のオリジナルの画像データのURLを取得することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、印刷等を行った画像の再利用が容易となるように画像を管理するとともに、ユーザの作業効率を向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像管理システムの概略構成の一例を示す図である。
【図2】画像管理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図3】ジョブの分割について説明する図である。
【図4】スキャナ2で読み取った画像データを保存するとともに、変換して別のファイルとして保存する際にジョブを分割する処理手順を示すフローチャートである。
【図5】スキャナ2で原稿を読み取る際に、画像データの保存条件を設定する一例を示す図である。
【図6】クライアント4に電子メールで送信したいファイルをファイル一覧画面22から選択する一例を示す図である。
【図7】ファイルのメール送信画面25の一例を示す図である。
【図8】クライアント4が受信した電子メール27の一例を示す図である。
【図9】URL29に基づくファイルの検索について説明する図である。
【図10】ファイルの検索画面30の一例を示す図である。
【図11】ファイルの検索結果画面34の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像管理装置
2 スキャナ
3 プリンタ
4 クライアント
5 メールサーバ
6 ネットワーク
7 ジョブ受付部
8 ジョブ送出部
9 画像データ変換部
10 ジョブ生成部
11 URI生成部
12 データ保存部
13 メール送信指示部
14 検索部
15 原稿
17 ジョブ
18 画面
19 「する」
20 「電子文書化」
21 「100dpi」
22 ファイル一覧画面
24 「メール送信」のボタン
25 ファイルのメール送信画面
26 「開始」のボタン
27 電子メール
29 URL
30 ファイルの検索画面
31 「URL」の項目
32 「URL」のチェックボックス
33 「OK」のボタン
34 ファイルの検索結果画面
151 オリジナルの画像データ
152 変換した画像データ
161 ファイル
162 別のファイル
171 URLを記録したジョブ
172 パスを記録したジョブ
173 URLとパスとを記録したジョブ
231 「XS500−10_09/04_1」のファイルのチェックボックス
232 「XS500−10_09/04_3」のファイルのチェックボックス
281 「XS500−10_09/04_1」のURL
282 「XS500−10_09/04_3」のURL
Claims (10)
- 画像を含むジョブを受け取った際に、該画像をファイルとして保存する画像管理方法において、
ジョブを受けた際に、該ジョブに含まれる画像を第1のファイルに変換して保存するとともに、該画像を第2のファイルに変換して保存し、
前記第1のファイルにアクセスするための第1のアクセス情報を生成するとともに、前記第2のファイルにアクセスするための第2のアクセス情報を生成し、
前記ジョブを第1のジョブと第2のジョブとに分割し、
該分割した第1のジョブに前記第1のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、
該分割した第2のジョブに前記第2のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、
分割する前のジョブに該第1のアクセス情報と該第2のアクセス情報とをジョブ属性として記録して保存する
ことを特徴とする画像管理方法。 - ネットワークを介して接続する情報処理端末に前記第1のアクセス情報が添付された電子メールを送信する
ことを特徴とする請求項1記載の画像管理方法。 - 前記情報処理端末から前記第1のアクセス情報を検索キーとしたジョブ属性の検索の指示を受け付けると、前記第1のアクセス情報と前記第2のアクセス情報とがジョブ属性として記録されたジョブを検索し、該検索したジョブを検索結果として通知し、
前記情報処理端末は検索したジョブに記録された第2のアクセス情報に基づき、前記第2のファイルにアクセスする
ことを特徴とする請求項2記載の画像管理方法。 - 前記第1のアクセス情報は前記第1のファイルにアクセスするためのURIであり、
前記第2のアクセス情報は前記第2のファイルが保存されている場所を示すファイルパスである
ことを特徴とする請求項1記載の画像管理方法。 - 前記画像を第2のファイルに変換する際に、該画像を電子ファイルのフォーマットに変換する
ことを特徴とする請求項1記載の画像管理方法。 - 画像を含むジョブを受け取った際に、該画像をファイルとして保存する画像管理装置において、
ジョブを受け付けるジョブ受付手段と、
前記ジョブ受付手段で受け付けたジョブに含まれる画像を第1のファイルに変換し、該画像を第2のファイルに変換する画像変換手段と、
前記画像変換手段で変換した第1のファイルと第2のファイルとを保存するファイル保存手段と、
前記第1のファイルにアクセスするための第1のアクセス情報を生成するとともに、前記第2のファイルにアクセスするための第2のアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、
前記ジョブを第1のジョブと第2のジョブとに分割するジョブ分割手段と、
前記第1のジョブに前記第1のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、第2のジョブに前記第2のアクセス情報をジョブ属性として記録して保存し、前記ジョブ分割手段で分割する前のジョブに該第1のアクセス情報と該第2のアクセス情報とをジョブ属性として記録して保存するジョブ処理手段と
を具備することを特徴とする画像管理装置。 - ネットワークを介して接続する情報処理端末に前記第1のアクセス情報が添付された電子メールを送信する電子メール送信手段
を更に具備することを特徴とする請求項6記載の画像管理装置。 - 前記情報処理端末から前記第1のアクセス情報を検索キーとしたジョブ属性の検索の指示を受け付けると、前記第1のアクセス情報と前記第2のアクセス情報とがジョブ属性として記録されたジョブを検索する検索手段
を更に具備し、
前記検索手段で検索したジョブに記録された第2のアクセス情報に基づいた前記第2のファイルのアクセスが前記情報処理端末より行われた際に、該第2のファイルを該情報処理端末に提供する
ことを特徴とする請求項7記載の画像管理装置。 - 前記第1のアクセス情報は前記第1のファイルにアクセスするためのURIであり、
前記第2のアクセス情報は前記第2のファイルが保存されている場所を示すファイルパスである
ことを特徴とする請求項6記載の画像管理装置。 - 前記画像変換手段は、
前記画像を第2のファイルに変換する際に、該画像を電子ファイルのフォーマットに変換する
ことを特徴とする請求項6記載の画像管理装置。
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