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JP2004110208A - タッチパネル装置の性能検査方法、検査プログラム、記録媒体、及びタッチパネル装置 - Google Patents

タッチパネル装置の性能検査方法、検査プログラム、記録媒体、及びタッチパネル装置 Download PDF

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JP2004110208A
JP2004110208A JP2002269252A JP2002269252A JP2004110208A JP 2004110208 A JP2004110208 A JP 2004110208A JP 2002269252 A JP2002269252 A JP 2002269252A JP 2002269252 A JP2002269252 A JP 2002269252A JP 2004110208 A JP2004110208 A JP 2004110208A
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Abstract

【課題】タッチパネル装置の性能検査・判定作業を自動化して検査にかかる時間や負担を軽減し、さらにばらつきのない高品質な検査・判定を行えること。
【解決手段】光を射出する発光部と、光を反射させる反射部と、反射光を受光する受光部とを有する光学ユニットからタッチパネルの所定範囲に拡散させた光について任意の遮蔽物で遮蔽された位置を座標情報として検出するタッチパネル装置についての性能検査方法であって、選択された検査項目に応じて表示装置画面に基準図形を表示するステップと、タッチパネル面における基準図形に沿った入力動作に基づき入力図形の座標情報を検出し取得するステップと、基準図形の座標情報と入力図形の座標情報とを比較し、そのずれの程度を判断してOKかNGかを判定するステップとを有する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大画面装置付きタッチパネル、電子黒板、テレビ会議システム、大画面プロジェクションタッチパネル、ディスプレイ一体型タブレット等に応用可能な光学式のタッチパネル装置、タッチパネル装置の性能検査方法、性能検査処理を行うプログラム、及びプログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式のタッチパネル装置の構成について簡単に説明しておく。ここでは詳細な構成は問わず、概念についてだけ示す。即ち、タッチパネル装置では、入力領域たるタッチパネル面が存在し、この面上において、ユーザが指やペン等の指示物により接触/近接/押下など(タッチ、ポイントなど)の形態で指示入力あるいは文字や図形などのグラフィクスを入力(描画)するための入力動作を行う。タッチパネルは、このような入力動作に基づきその入力指示点・曲線を所定方式で検出し、ディジタルの座標情報として取得する。取得した座標情報をコンピュータやディスプレイ等に出力するなどして各種の利用が可能である。
【0003】
光学式のタッチパネル装置(座標入力検出装置)では、ユーザはタッチパネル面(座標入力面)上で指やペン等の指示物(光反射物、光遮蔽物)で入力動作を行う。タッチパネル装置では、光源部から出射する光ビームで座標入力面を走査し、指示物の位置で反射あるいは遮蔽された光ビームを受光部にて受光し、これに基づき座標位置を検出する。
【0004】
従来の光学式タッチパネル装置(座標入力検出装置)の技術としては、例えば特許文献1記載の技術が存在する。特許文献1記載の座標入力検出装置は、所定範囲の入力領域を進行する光を出射する少なくとも2つの光出射手段と、入力領域の周縁部における所定位置に設けられ、各光出射手段から出射された光を反射する反射手段と、反射手段で反射された光を受光し、受光した光の強度分布を検出する少なくとも2つの強度分布検出手段と、各強度分布検出手段で検出された強度分布を利用して、入力領域を進行する光を遮る遮光位置の座標を特定する座標特定手段とを備えたものである。
【0005】
特許文献1記載の座標入力検出装置では、受発光装置(3L、3R)からプローブ光(Ln、Rn)を出射し、この光が再帰性反射部材(4)に反射されて受発光装置に再帰反射光として戻る。この光が指示物体(A)に遮られると、指示物体(A)の座標位置に対応して、受光素子(15)の出力で光強度の波形にピーク点が検出される。このピーク点の検出をもとに位置座標(x,y)が算出される。
【0006】
以上のような構成を持つ光学式タッチパネル装置において、タッチパネル面上でユーザが例えば直線の入力動作(ポイント(タッチ)し、線をひき、離す動作)を行うと、その動作に対応して座標入力が得られ、位置座標情報(x,y)のセット(直線に近いドットパターンとなる)が取得される。これを出力表示装置(例えばタッチパネル面の背後に重ね合わさる、スクリーンに投影される等の形態)に出力してグラフィクスとして表示するシステムを構成するものとする。
【0007】
このとき、ユーザによる入力動作に対し、それを正確に座標情報(描画情報)として検出し反映できる程、タッチパネル装置として性能が良いと判断できる。例えば理想的な直線入力動作が行われたとしてもその座標検出結果が必ずしも完全な直線のドットパターンとなるとは限らず、線の曲がりやぶれ等が生じ得る。
【0008】
従来、タッチパネル装置に関し、その性能の確認のために工場にて所定の検査(テスト)が行われている。あるいは、装置設置場所にてメンテナンスのために検査が行われる場合もある。タッチパネル装置の検査項目には、タッチパネル面の上部から下部まで垂直線を引いた際に、検出・描画される線パターンに曲がりやずれはないかどうかの検査(「直線性検査」)や、検出・描画される線パターンにおいて部分的に他の位置に比べてはみ出し(ぶれ)ていないかという検査(「ギザギザ検査」)等がある。
【0009】
タッチパネル装置に対する上記の直線性検査・ギザギザ検査等の検査方法では、検査者が実際に治具等を使ってタッチパネル面に垂直線を引き、これに基づき装置により検出・描画出力された線画(ドットパターン)の最上部から最下部までを目視にて確認し、そのずれの大小に応じてOKかNGかの判定を行う手法を採っている。しかし、検査者による描画ドットの目視確認が難しく検査に手間・時間がかかってしまっているという問題がある。
【0010】
また上記の直線性検査、ギザギザ検査等に関しては、タッチパネルのディスプレイの表示位置による性能の違いもあるため、一台の機械に対して数ヶ所の検査を行っており、さらに、タッチパネル装置を一日数十台も組み立てているので、検査者の負担が増大してしまい、装置毎に判定にばらつきが生じる可能性がある。
【0011】
また市場において装置構成部品の交換や再検査が必要になった際、様々な検査機器や治具を現場まで持って行く必要があったり、最悪の場合は製品を工場まで搬送しなければならない可能性がある。
【0012】
以上のように、タッチパネル装置の性能検査作業において大きな手間がかかっているという問題がある。
【0013】
なお、タッチパネル装置に関してその入力と出力のずれの確認を行う技術として特許文献2に記載の技術があるが、本発明のような検査を実行するものではない。
【0014】
【特許文献1】
特開2000−105671号公報
【特許文献2】
特開2000−305714号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、タッチパネル装置における性能検査・判定作業を自動化することにより検査にかかる時間や負担を軽減し、さらに、ばらつきのない高品質な検査・判定を行うことのできる性能検査方法、検査プログラム、検査プログラムを記録した記録媒体、及び検査プログラムを備えたタッチパネル装置を提供することを目的とする。
【0016】
特に請求項1、7では、タッチパネル装置に関する性能検査判定の自動化により、検査作業時間を短縮し検査の手間を軽減することを目的とする。
【0017】
また請求項2、8では、性能検査として、直線性検査を行えることを目的とする。
【0018】
また請求項3、9では、性能検査として、ギザギザ(ぶれ)検査を行えることを目的とする。
【0019】
また請求項4、10では、検査判定結果をディスプレイ(表示装置画面)に表示させることにより、誰にでも簡単に正確に検査作業できることを目的とする。
【0020】
また請求項5、11では、検査判定結果で特に判定NG部分の詳細を表示させることで、再調節するべき部分を明確に提示し検査作業を効率化できることを目的とする。
【0021】
また請求項6、12では、検査判定における判定値(判定条件)を可変設定可能とさせて、検査に汎用性を持たせることを目的とする。
【0022】
また請求項13では、当該検査ツールソフトウェア(検査プログラム)を記録した記録媒体(CD−ROMやフレキシブルディスク等)をタッチパネル装置本体の同梱品とすることで、製品設置現場での検査判定を容易にできるようにすることを目的とする。
【0023】
また請求項14では、当該検査ツールソフトウェア(検査プログラム)をタッチパネル装置本体内臓とすることで、製品設置現場での検査判定を容易にできるようにすることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、光を射出する発光部と、発光部からの光を反射させる反射部と、反射部による反射光を受光する受光部と、を有する光学ユニットが設置され、光学ユニットからタッチパネルの所定範囲に拡散させた光について任意の遮蔽物で遮蔽された位置を座標情報として検出するタッチパネル装置についての性能検査方法であって、選択された検査項目に応じて表示装置画面に基準図形を表示する基準表示ステップと、タッチパネル面における基準図形に沿った入力動作に基づき入力図形の座標情報を検出し取得する入力検出ステップと、基準図形の座標情報と入力図形の座標情報とを比較し、そのずれの程度を判断してOKかNGかを判定する判定ステップと、を有することを特徴としている。
【0025】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、基準表示ステップで、基準図形として直線を表示し、判定ステップでは、入力図形の座標情報における全体的な幅の値を算出し、幅値が基準図形に対応した規定値内に収まるかを判断することを特徴としている。
【0026】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、基準表示ステップで、基準図形として直線を表示し、判定ステップでは、入力図形の座標情報における部分的なぶれの値を算出し、ぶれ値が基準図形に対応した規定値内に収まるかを判断することを特徴としている。
【0027】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、判定ステップでの判定結果を所定形式で表示装置画面に表示する結果表示ステップをさらに有することを特徴としている。
【0028】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、結果表示ステップでは、判定結果でNG部分の詳細情報を表示装置画面に表示することを特徴としている。
【0029】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、判定の際の基準となる規定値を所定のインタフェースを通じて可変設定させるステップをさらに有することを特徴としている。
【0030】
請求項7記載の発明は、光を射出する発光部と、発光部からの光を反射させる反射部と、反射部による反射光を受光する受光部と、を有する光学ユニットが設置され、光学ユニットからタッチパネルの所定範囲に拡散させた光について任意の遮蔽物で遮蔽された位置を座標情報として検出するタッチパネル装置についての性能検査処理をコンピュータに実行させる検査プログラムであって、選択された検査項目に応じて表示装置画面に基準図形を表示する基準表示処理と、タッチパネル面における基準図形に沿った入力動作に基づき入力図形の座標情報を検出する入力検出処理と、基準図形の座標情報と入力図形の座標情報とを比較し、そのずれの程度を判断してOKかNGかを判定する判定処理と、をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0031】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、基準表示処理で、基準図形として直線を表示し、判定処理では、入力図形の座標情報における全体的な幅の値を算出し、幅値が基準図形に対応した規定値内に収まるかを判断することを特徴としている。
【0032】
請求項9記載の発明は、請求項7記載の発明において、基準表示処理で、基準図形として直線を表示し、判定処理は、入力図形の座標情報における部分的なぶれの値を算出し、ぶれ値が基準図形に対応した規定値内に収まるかを判断することを特徴としている。
【0033】
請求項10記載の発明は、請求項7記載の発明において、判定処理での判定の結果を所定形式で表示装置画面に表示する結果表示処理をさらに実行させることを特徴としている。
【0034】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、結果表示処理では、判定結果でNG部分の詳細情報を表示装置画面に表示することを特徴としている。
【0035】
請求項12記載の発明は、請求項7記載の発明において、判定の際の基準となる規定値を所定のインタフェースを通じて可変設定させる処理をさらに実行させることを特徴としている。
【0036】
請求項13記載の発明は、請求項7から12のいずれか1項に記載の検査プログラムが記録されていることを特徴としている。
【0037】
請求項14記載の発明は、請求項7から12のいずれか1項に記載の検査プログラムを内蔵したことを特徴としている。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。構成要素には記号を付与して区別する。図1は、タッチパネル装置と、本発明の実施の形態における性能検査方法を実行する検査プログラムとを備えて構成されるシステムの構成を示す図である。検査プログラム(検査ツールソフトウェア)108は、コンピュータ(図1におけるPC107)にて実行されることにより、タッチパネル装置の性能検査処理を行う。この検査プログラム108は、CD−ROMやフレキシブルディスク等の記録媒体に記録された形態やあるいはタッチパネル装置に内蔵の形態等で提供される。
【0039】
図1で、当該システムは、タッチパネル101、光学ユニット102、反射部103、演算部104、インタフェース部105、及びPC(制御部)107を有して構成されるタッチパネル装置と、本実施形態の検査プログラム108とを有して構成されている。検査プログラム108は、PC107の備えるメモリにロードされ、プロセッサによって実行されることによりその処理を実現する。タッチパネル装置により入力・検出された座標情報はPC107へ送られ、所定の利用が行われる。
【0040】
本実施形態の場合、PC107は、出力表示装置画面(ディスプレイ)を有し、タッチパネル101面が重ね合わされる。表示画面への出力はプロジェクタによって大きなスクリーンへ投影可能である等、タッチパネル装置を通じて取得する入力座標情報は各種応用が可能である。出力表示装置についてはタッチパネル装置自体とは別として考える。
【0041】
本発明の検査方法及び検査プログラムは、タッチパネル装置の性能検査における各種手順及び判定処理を自動化するものである。また、検査判定結果をディスプレイ(表示装置画面)に表示させる処理を行う。また、判定結果でNG部分の詳細を画面に表示させる処理を行う。また、検査における判定値を可変設定させる処理等を行う。
【0042】
まず、タッチパネル装置(座標入力検出装置)自体の構成について説明する。図1で、このタッチパネル装置は、座標入力面となるタッチパネル101、光学ユニットL及びR(102A、102B)、反射部(103A,103B,103C)、演算部104、パネル枠106等を有して構成される。
【0043】
タッチパネル装置は、タッチパネル101の下部両端に、光を発光及び受光する光学ユニットL・R(102A,102B)を配し、またタッチパネル101の左右側および上側に、光学ユニット102から出射された光(入力領域内全般に行き渡る性質の光例えば扇状の光)を出射した光源に向かって反射する反射部(103A,103B,103C)を配している。光学ユニットL・R102は、タッチパネル面(座標入力面)に沿ってほぼ平行の光束を出射する。
【0044】
演算部104は、光学ユニットL・R102の駆動および光学ユニット受光部からの信号を入力し、これに基づき入力座標位置(指やペン等の指示物による指示位置)の算出・演算処理を行い、座標情報を取得する。インタフェース部105は、演算部104で演算された座標値をPC107等の接続機器に対し出力するインターフェースである。また、タッチパネル101他はパネル枠(筐体)106に収められ支持されている。
【0045】
図2は、光学ユニットL・R102の構成を示す詳細図である。光学ユニットL102A及び光学ユニットR102Bは、LD、LED等から成る光源201と、光源201から射出された光を扇状に拡散するレンズ202と、反射部103からの反射光を受光するレンズ203および受光部204、そして光の方向を制御するハーフミラー205等から構成される。光源201からレンズ202を経由して出射した光は、タッチパネル装置における反射部103にて反射され受光部204に戻ってくる。ハーフミラー205に戻ってきた光(反射光)は、ハーフミラー205を透過してレンズ203及び受光部204に入射する。
【0046】
受光部(受光素子)204は、受光した反射光の光強度分布に基づいた電気信号を生成し、演算部104に入力する。タッチパネル101面(座標入力面)において指・ペン等の指示物による光反射あるいは光遮蔽部が存在するとき、受光部204上において光反射あるいは光遮蔽位置に応じて光強度の弱い点が生じる。指示物の位置に対応して、受光素子204の出力で光強度の波形にピーク点が検出される。このピーク点の検出をもとに入力位置座標(x,y)が算出される。
【0047】
タッチパネル101面に指やペン等の指示物で触れられると、演算部104でその指示位置の座標が算出され、インターフェイス部105を介してPC107に対し、タッチパネル101面における触点(指示入力点)の座標情報(X座標,Y座標)、及び状態情報{”タッチされた”(以下「タッチ(touch )」),”連続タッチ中”(以下「ムーブ(move)」),”離された”(以下「デタッチ(detach)」),…}を含んだ情報(以下「入力情報」)が送信される。
【0048】
PC107は、タッチパネル101から演算部104及びインタフェース部105を介して入力情報としてタッチ信号を受け取ると、その時のX座標・Y座標位置にカーソル(内部処理的参照位置あるいは出力表示位置)を移動させる処理を行う。タッチ信号に続いてムーブ信号を受け取るとそのX座標・Y座標の位置まで線を描画する処理(連続的にドットを配置・展開する処理)を行う。
【0049】
以降、入力情報としてデタッチ信号を受け取るまで線描画処理(ドット配置処理)が続けられ、結局ユーザがタッチパネル101面において触った位置から離した位置まで、その触った状態で動かした軌跡が、ドット群で表現された線図形情報として得られまた出力表示装置画面に描画・表示されることになる。
【0050】
上記のような概略構成を持つタッチパネル装置について、その性能が十分に出ているかどうかを確認するために所定の性能検査が行われる。ここでは、性能検査とは、操作者による入力動作における理想的な(希望の)入力位置・軌跡と、入力動作に応じて検出・取得されまた出力表示される座標情報(X座標,Y座標)との一致の精度に関する検査・判定である。言い換えれば、入力動作と検出座標情報とのずれの程度の判定を行うものである。
【0051】
上記の意図に基づくタッチパネル装置に対する性能検査項目として、タッチパネル面の上部から下部まで垂直線を引いた際に検出・出力描画される線に曲がりや幅のずれはないかどうかの検査(直線性検査)や、他の位置に比べてはみ出し(ぶれ)たりしていないかどうかの検査(ギザギザ検査)等のいくつかの検査を行う。このような直線性検査・ギザギザ検査等の検査は、従来では、検査者が実際に治具等を使ってタッチパネル面に垂直線を引く動作を行い、これに応じて検出・出力描画された線画の最上部から最下部までを目視にて確認し、そのずれの大小の判断に応じて、所定の特性例えば直線性が満たされている(OK)か満たされていない(NG)かの判定を行っている。しかし、前述した通り、検査者による描画ドットパターンの目視確認は集中性を要するため難しく、検査に時間や負担がかかってしまう。また、一台のタッチパネル装置に対して検査・判定を数ヶ所行っており、さらに一日数十台も装置を組み立てたりしているので、検査者の負担は増大してしまい、また装置毎に判定にばらつきが生じる可能性がある。
【0052】
一方、本実施形態の検査方法及び検査プログラム及びタッチパネル装置では、検査プログラム108をPC107にて実行し、表示装置画面に検査の一連の手順のガイドとなる情報を表示して、検査者はそのガイドに従って検査項目を実行していく。タッチパネル装置の性能検査・判定を自動化して検査にかかる時間や負担を軽減し、また検査品質を高めることができる。
【0053】
図17は、本実施形態の検査プログラム(検査ツールソフトウェア)の構成を示す。検査プログラム108は、検査項目管理部1、基準表示部2、入力検出部3、判定処理部4、結果表示部5、設定I/F部6の各コードを備える。
【0054】
検査項目管理部1は、タッチパネル装置に対して実行する検査処理の全体を管理する。また検査項目のメニュー等の表示情報を管理する。
【0055】
基準表示部2は、表示装置画面に基準図形を表示する処理を行う。また、基準図形の座標情報を判定部4に提供する。
【0056】
入力検出部3は、タッチパネル装置からタッチパネル101面での入力動作に基づく入力座標情報を取得する処理を行う。そして入力図形の座標情報を判定部4に提供する。
【0057】
判定処理部4は、基準表示部2と入力検出部3から得られる各座標情報を比較して、基準図形と入力図形とで座標情報のずれの程度を所定の判定基準及び規定値に基づきOKかNGか判定する処理を行う。検査・判定の詳細は後述する。
【0058】
結果表示部5は、判定処理部4での判定処理に基づき、その判定結果を表示出力画面等に出力する処理を行う。判定結果がOKの場合、NGの場合にそれぞれ応じた結果表示出力を行う。特に判定結果がNGの場合は関連する詳細情報を表示する処理も行う。
【0059】
設定I/F部6は、判定処理部4における判定処理の際の判定値(規定値)を検査者により可変設定可能とするインタフェース処理を行う。
【0060】
以下に本発明の実施の形態の検査方法及びプログラムにおける検査・判定処理の詳細について説明する。
【0061】
[検査方法の例1]
以下の手順(1)〜(8)で行う。
【0062】
(1)まず、検査者(タッチパネル装置の性能検査を実行する人間)は、検査ツールソフトウェア(検査プログラム)108をPC107にて起動し、この検査ツールのメニュー画面(301)をディスプレイに表示する。そして、メニュー画面301中から検査項目(302)を選択する。図3はこの際の画面表示例を示す。ここでは検査項目として「直線性検査」と「ギザギザ検査」とを表示する例を示している。
【0063】
(2)検査プログラム108は、検査項目が検査者により選択されると、選択された検査項目に対応して、表示装置画面に対し基準図形の表示処理を行う。例えば直線性検査の項目が選択されると、画面に、基準図形(ガイドとなる図形)として1本の直線(基準直線)(401)を表示する処理を行う。図4にその様子を示す。
【0064】
(3)検査者は、画面に表示された基準直線401に沿って、治具等(例えば定規や角材など)501を用いて指示物(例えば専用ペンや棒など。光遮蔽物、光反射物。)502でなぞる動作・作業を行う(タッチ−ムーブ)。図5にその様子を示す。
【0065】
(4)検査者は、線をなぞり終える(デタッチ)と、それに対する判定を実行するか、あるいはキャンセルするか等を選択入力する。図6にその様子を示す。画面に判定/キャンセルを受け付けるボタン601を表示して検査者に対して操作を促している。
【0066】
(5)検査プログラム108は、検査者によりタッチパネル面にひかれた線(対応する座標入力がなされている)に関して判定(直線性の判定)を実行し、その結果を画面に表示する処理を行う。図7にその様子を示す。ここで図7では判定結果がOK(所定の基準を満たす)の場合を示している。判定は、もとの基準図形(基準直線)の座標情報データと、検査者による入力動作に基づき検出・取得される入力図形の座標情報とのずれが所定ドット数(規定値)内に収まるか等の処理判断によりなされる。またここでは同時にそのずれが何ドットかの情報を出力表示してもいる。
【0067】
(6)また、検査プログラム108は、上記判定結果がNG(所定の基準を満たさない)であれば、NGであることを示す情報(メッセージ)と、NG部分の詳細情報をディスプレイに表示する処理を行う。図8にその様子を示す。ここではNG部分の詳細として、ずれた部分の位置と、そのずれのドット数を出力表示している。
【0068】
(7)検査プログラム108は、1つの線に関しての判定が終了すると、続いて検査する線を画面に表示させ、同様に検査を繰り返し行う(上記手順(3)〜(5/6)を繰り返す)。
【0069】
(8)複数の線についての検査・判定を終え、全体の検査終了時にはメニュー画面に戻る。
【0070】
なお、手順(1)では検査項目を選択させることとしたが、予め一連の検査を順に自動で行う設定とする処理構成でも特に問題は無い。また手順(2)において、ここで画面に表示させる基準直線に関して、その表示位置(=検査・判定位置)の設定を変更可能とする処理構成とすることもできる。
【0071】
また、入力線に対する判定を開始するにあたって、手順(4)のように画面上に「判定開始」や「キャンセル」を示すボタン601などのGUI表示を設け、それが押下されることにより判定を開始する処理形態としたり(図6)、あるいは、タッチ−ムーブ−デタッチの信号を感知して、デタッチ信号を受けた際に自動で判定を開始する処理形態等でも良い。
【0072】
また手順(6)において、判定結果がNGの場合のNG詳細情報は、一度に画面に出力するのではなく、検査者による選択動作等、入力に応じて出力表示させる制御を行う処理形態としても良い。
【0073】
[検査方法の例2]
以下の手順(1)〜(7)で行う。
【0074】
(1)検査者は検査ツールソフトウェア108をPC107にて起動し、メニュー画面(301)を表示し、メニュー画面(301)中の検査項目(302)を選択する(図3)。
【0075】
(2)検査プログラム108は、検査項目が選択されると、2本以上の筆記させるべき基準直線(ガイド直線)(901)を画面に表示する処理を行う。図9にその様子を示す。
【0076】
(3)検査者は、画面に表示された複数の基準直線に沿って、治具等(例えば定規や角材など)A01を用いて、指示物A02でなぞる動作を行う(タッチ−ムーブ)。図10にその様子を示す。
【0077】
(4)検査者は、複数の線をなぞり終える(デタッチ)と、それに対する判定を実行するか、あるいはキャンセルするか等を選択入力する。図11にその様子を示す。画面に判定/キャンセルを受け付けるボタン601を表示して検査者に対して操作を促している。
【0078】
(5)検査プログラム108は判定を実行し(複数の線に関する判定)、その結果をディスプレイに表示する処理を行う。図12は、判定結果がOKの場合の表示例である。
【0079】
(6)上記判定結果がNGであれば、NGを示す情報(メッセージ)と共に、NG部分の詳細情報をディスプレイに表示する処理を行う。図13は、判定結果がNGの場合の表示例である。
【0080】
(7)複数の線についての検査が終了し、全体の検査終了時にはメニュー画面に戻る。
【0081】
なお、検査方法例1と同様、予め一連の検査を順に自動で行う設定とする処理構成でも良い。また手順(2)において表示される複数の基準直線に関し、その表示位置の設定を変更可能とする形態としても良い。また、判定を開始するにあたっては、タッチ−ムーブ−デタッチの信号を感知して、デタッチ信号を受けた際に自動で判定を開始する形態としても良い。
【0082】
また、検査対象の複数の線に関して、「1本なぞる→判定」を繰り返す処理形態としても良いし、また、複数の線全部をなぞってからまとめて判定する処理形態としても良い。
【0083】
またさらには、判定結果がNGであった時など、NG部分を他の部分と色分け表示などし、詳細情報と共にディスプレイに表示する処理形態にしても良い。
【0084】
上記検査方法例1、2においては、垂直線(画面上下方向の直線)を描いて検査判定する方法(=縦ずれの検査)を示したが、横ずれの検査判定においては、図14に示すように表示装置画面に水平線(画面左右方向の直線)C01を描くことにより同様の検査方法が可能である。また、基準図形として斜め線等を描いて検査判定を行う等の処理を行っても何ら問題は無い。なお、検査判定に用いる直線の総本数は2本以上であれば限定されるものではない。
【0085】
次に、上記のような検査方法における判定処理の一例について説明する。
【0086】
[判定−直線性検査−縦直線]
図15に、縦直線(垂直線)の直線性検査についての判定処理に関する詳細図を示す。ある基準直線について、タッチパネル101での入力動作(基準直線をなぞる動作)に基づき検出される座標情報(X座標・Y座標他の情報)のうち、X座標のデータに関してタッチ位置からデタッチ位置までのデータを記憶、参照する。このとき、原点は任意に設定してもよい。また(X,Y)座標の単位はcm、ドット等いずれでもよい。
【0087】
検査プログラム108は、線に関してデタッチされた後、判定開始によって、最小X座標(Xmin )と最大X座標(Xmax )の差(Xmax −Xmin )D01が、規定値(Tx )D02内に入っているかどうかによって直線性の特性がOKかNGかの判定を行う(下記式)。(Xmax −Xmin )は、入力線における全体的な幅(曲がりも反映された)の値を示す。
【0088】
(Xmax −Xmin )≦Tx  ……OK
(Xmax −Xmin )>Tx  ……NG
【0089】
なお、横直線(水平線)の直線性検査の場合には、縦直線の場合にて判定材料としたX座標をY座標とし、同様に判定を行う(下記式)。
【0090】
(Ymax −Ymin )≦Ty  ……OK
(Ymax −Ymin )>Ty  ……NG
【0091】
[判定−ギザギザ検査−縦直線]
図16に、縦直線のギザギザ検査(横ぶれ検査)についての判定処理に関する詳細図を示す。ある基準直線について、タッチパネル101での入力動作に基づき検出されるX座標・Y座標他の情報(入力図形座標情報)のうち、X座標のデータについてタッチ位置からデタッチ位置まで記憶、参照する。
【0092】
検査プログラム108は、出力座標情報について、ある座標(Xn ,Yn )(E01)から次の座標(Xn+1 ,Yn+1 )(E02)に進んだ時にX座標に変化があり、さらに次の座標(Xn+2 ,Yn+2 )(E03)にてX座標値が戻った場合(Xn =Xn+2 )の、Xn とXn+1 のずれ量の絶対値が、規定値(Dx とする)内に入っているかどうかを判定する(下記式)。(Xn+1 −Xn )は、入力線における部分的なぶれ値を示す。
【0093】
|Xn −Xn+1 |≦Dx  ……OK
|Xn −Xn+1 |>Dx  ……NG
【0094】
また、横直線(縦ぶれ)の検査の場合には縦直線にて判定材料としたX座標をY座標として同様に判定する(下記式)。
【0095】
|Yn −Yn+1 |≦Dy  ……OK
|Yn −Yn+1 |>Dy  ……NG
【0096】
上記の各種検査処理における判定用の規定値(Tx ,Dx 等)をメニュー画面等を通じて機種ごとに設定できるようにしておく(設定I/F部6)。
【0097】
なお、上記検査・判定方法は一例であって上記に限定されるものではなく、その他の特性の検査や例えば直線性検査とギザギザ(ぶれ)検査の判定を同時に行う等の処理方法も可能である。
【0098】
本発明では、上述したような検査ツールソフトウェアのプログラム108をコンパクトディスクやフレキシブルディスク等の記録媒体に記録した形態等によりタッチパネル装置と共に提供する(装置同梱品とする、もしくはカスタマーエンジニアやその拠点に配布する等)。また、タッチパネル装置本体に内蔵した形態で提供する。これらにより、市場において装置構成部品の交換や再検査が必要になった際、様々な検査機器や治具を現場まで持って行ったり、製品を工場まで搬送する等の必要が無くなり、製品設置現場での検査・判定作業が容易となる。
【0099】
以上により本発明の実施の形態について説明した。なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、タッチパネル装置の性能検査・判定を自動化して検査にかかる時間や負担を軽減することができ、また検査品質を高めることができる。
【0101】
特に請求項1、7記載の発明では、タッチパネルの性能検査判定を自動化することにより、検査手順の簡略化、検査時間の短縮が可能である。
【0102】
請求項2、8記載の発明では、性能検査として直線性検査を行うことができる。
【0103】
請求項3、9記載の発明では、性能検査としてギザギザ検査を行うことができる。
【0104】
請求項4、10記載の発明では、検査判定結果をディスプレイに表示させることにより、誰でも簡単に検査・判定結果を判断することができ、検査者の負担を軽減し作業効率,正確性を増すことができる。
【0105】
請求項5、11記載の発明では、判定NG部分の詳細を表示することにより、人による検査水準のばらつきを抑えられ、検査者が変わっても同じ基準で判定ができ、また再調節部分を瞬時に明確に知ることができるので、作業効率、正確性を増すことができる。
【0106】
請求項6、12記載の発明では、検査判定における判定基準となる規定値の設定を可変させられることにより、検査に汎用性を持たせることができ、被検査機種が変わっても同一の検査ツールを活用できるので、機種ごとに新たな検査ツールを用意しなければならないことによるコストを削減することができる。
【0107】
請求項13記載の発明では、検査ツールソフトウェアを記録した記録媒体を本体の同梱品とすることにより、製品設備現場での検査判定を可能にし、検査機器もしくは製品自体の搬送にかかわるコストを削減することができる。
【0108】
請求項14記載の発明では、検査ツールソフトウェアをタッチパネル装置本体内蔵とすることにより、製品設備現場での検査判定を可能にし、検査機器もしくは製品自体の搬送にかかわるコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タッチパネル装置と本発明の実施の形態における性能検査方法を実行する検査プログラムとを含んで構成されるシステムの構成を示す図である。
【図2】タッチパネル装置の光学ユニットL・R102の構成を示す図である。
【図3】検査ツールソフトウェア108のメニュー画面を示す図である。
【図4】検査例1(直線性検査)についての説明図(画面に1本の基準直線が表示された状態)を示す。
【図5】例1についての説明図(1本の基準直線に対し検査者が治具を用いて線をひく際の様子)を示す。
【図6】例1についての説明図(1本の入力線について判定を実行するか否かを選択入力する表示)を示す。
【図7】例1についての説明図(1本の入力線についての判定結果(OKの場合)の表示)を示す。
【図8】例1についての説明図(1本の入力線についての判定結果(NGの場合)の表示)を示す。
【図9】検査例2(複数本の線の直線性検査)についての説明図(複数の基準直線が表示された状態)を示す。
【図10】例2についての説明図(複数本の基準直線に対し検査者が治具を用いて線をひく際の様子)を示す。
【図11】例2についての説明図(複数本の入力線について判定を実行するか否かを選択入力する表示)を示す図である。
【図12】例2についての説明図(複数本の入力線についての判定結果(OKの場合)の表示)を示す図である。
【図13】例2についての説明図(複数本の入力線についての判定結果(NGの場合)の表示)を示す図である。
【図14】他の検査方法例についての説明図(水平方向(横方向)の直線性検査)を示す。
【図15】直線性検査における判定処理の詳細を説明するための図である。
【図16】ギザギザ(ぶれ)検査における判定処理の詳細を説明するための図である。
【図17】本発明の実施形態の検査プログラム108の構成を示す図である。
【符号の説明】
101 タッチパネル
102A、102B 光学ユニット
103A、103B、103C 反射部
104 演算部
105 インタフェース部
106 パネル枠
107 PC(制御部)
108 検査プログラム(検査ツールソフトウェア)
201 光源
202 レンズ
203 受光レンズ
204 受光部(受光素子)
205 ハーフミラー
1 検査項目管理部
2 基準表示部
3 入力検出部
4 判定処理部
5 結果表示部
6 設定I/F部
301 メニュー画面
302 検査項目
401、901 基準直線
501、A01 治具
502、A02 指示物(ペン等)
601、B01、C01 判定/キャンセルボタン
Xmax  入力線におけるX座標最大値
Xmin  入力線におけるX座標最小値
D01(Xmax −Xmin ) 入力線における全体的な幅値
D02(Tx) 直線性検査における判定値
E01〜E03 座標値
Xn+1 −Xn  入力線における部分的なぶれ値
Dx ギザギザ検査における判定値

Claims (14)

  1. 光を射出する発光部と、前記発光部からの光を反射させる反射部と、前記反射部による反射光を受光する受光部と、を有する光学ユニットが設置され、該光学ユニットからタッチパネルの所定範囲に拡散させた光について任意の遮蔽物で遮蔽された位置を座標情報として検出するタッチパネル装置についての性能検査方法であって、
    選択された検査項目に応じて表示装置画面に基準図形を表示する基準表示ステップと、
    前記タッチパネル面における前記基準図形に沿った入力動作に基づき該入力図形の座標情報を検出し取得する入力検出ステップと、
    前記基準図形の座標情報と前記入力図形の座標情報とを比較し、そのずれの程度を判断してOKかNGかを判定する判定ステップと、を有することを特徴とするタッチパネル装置の性能検査方法。
  2. 前記基準表示ステップで、前記基準図形として直線を表示し、
    前記判定ステップでは、前記入力図形の座標情報における全体的な幅の値を算出し、該幅値が前記基準図形に対応した規定値内に収まるかを判断することを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置の性能検査方法。
  3. 前記基準表示ステップで、前記基準図形として直線を表示し、
    前記判定ステップでは、前記入力図形の座標情報における部分的なぶれの値を算出し、該ぶれ値が前記基準図形に対応した規定値内に収まるかを判断することを特徴とする請求項1記載タッチパネル装置の性能検査方法。
  4. 前記判定ステップでの判定結果を所定形式で表示装置画面に表示する結果表示ステップをさらに有することを特徴とする請求項1記載の性能検査方法。
  5. 前記結果表示ステップでは、前記判定結果でNG部分の詳細情報を表示装置画面に表示することを特徴とする請求項4記載のタッチパネル装置の性能検査方法。
  6. 前記判定の際の基準となる規定値を所定のインタフェースを通じて可変設定させるステップをさらに有することを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置の性能検査方法。
  7. 光を射出する発光部と、前記発光部からの光を反射させる反射部と、前記反射部による反射光を受光する受光部と、を有する光学ユニットが設置され、該光学ユニットからタッチパネルの所定範囲に拡散させた光について任意の遮蔽物で遮蔽された位置を座標情報として検出するタッチパネル装置についての性能検査処理をコンピュータに実行させる検査プログラムであって、
    選択された検査項目に応じて表示装置画面に基準図形を表示する基準表示処理と、
    前記タッチパネル面における前記基準図形に沿った入力動作に基づき該入力図形の座標情報を検出する入力検出処理と、
    前記基準図形の座標情報と前記入力図形の座標情報とを比較し、そのずれの程度を判断してOKかNGかを判定する判定処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする検査プログラム。
  8. 前記基準表示処理で、前記基準図形として直線を表示し、
    前記判定処理では、前記入力図形の座標情報における全体的な幅の値を算出し、該幅値が前記基準図形に対応した規定値内に収まるかを判断することを特徴とする請求項7記載の検査プログラム。
  9. 前記基準表示処理で、前記基準図形として直線を表示し、
    前記判定処理は、前記入力図形の座標情報における部分的なぶれの値を算出し、該ぶれ値が前記基準図形に対応した規定値内に収まるかを判断することを特徴とする請求項7記載の検査プログラム。
  10. 前記判定処理での判定の結果を所定形式で表示装置画面に表示する結果表示処理をさらに実行させることを特徴とする請求項7記載の検査プログラム。
  11. 前記結果表示処理では、前記判定結果でNG部分の詳細情報を表示装置画面に表示することを特徴とする請求項10記載の検査プログラム。
  12. 前記判定の際の基準となる規定値を所定のインタフェースを通じて可変設定させる処理をさらに実行させることを特徴とする請求項7記載の検査プログラム。
  13. 請求項7から12のいずれか1項に記載の検査プログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
  14. 請求項7から12のいずれか1項に記載の検査プログラムを内蔵したことを特徴とするタッチパネル装置。
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