JP2004109267A - ベルト装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】その一端部にローラ部材1,3を支持した第1及び第2の支持体2,4と、各支持体2,4の他端部を相対回転可能に連結した連結部材5と、各支持体2,4のローラ部材1,3間に掛設されたベルト6とを備え、第1及び第2の支持体2,4は連結部材5により連結された連結点から前記他端部までの長さL1,L2をほぼ等しくした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、離間して配置されたローラ部材間にベルトを掛設してなるベルト装置、及び画像を形成するための画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の像担持ベルト、転写ベルト、原稿や記録用紙等のシートを搬送するためのシート搬送ベルト等に多く用いられているベルト装置は、駆動ローラを含む少なくとも2つのローラ部材を有し、該ローラ部材間に無端状のベルトが回転移動可能に掛設されている。
【0003】
このようなベルト装置では、駆動ローラによってベルトを回転動作させることにより、形成された画像の授受、シートの搬送が行われる。この動作に伴って、ベルトの磨耗、疲労、汚れの付着等が生じ、ベルト装置の性能が徐々に低下する。そのため、前記ベルトは、通常、所定の使用期間後に定期的に交換される。この際、ベルト装置をすべて交換する場合もあるが、一般的にはベルトのみを交換する場合が多い。
【0004】
このベルトの交換は、通常、ベルトのテンション力を緩和し、該ベルトを掛設しているローラ部材から外すことによって行われる。すなわち、ベルトにテンション力を加えている部材を取外すことにより、ベルトのテンション力を緩和し、ベルトの取外しを可能にしている。しかしながら、ベルトのテンション力を緩和しただけではベルトが取外しにくい場合は、ベルトを引き伸ばしつつローラ部材から外している。
【0005】
ところが、ベルトがゴムのような弾性を有する材質で形成されている場合はよいが、弾性をほとんど有しないベルトの場合には、ベルトを容易に引き伸ばすことができないため、ベルトの交換が行い難い。例えば、像担持ベルト、転写ベルト等のように、ベルト表面の状態により形成される画質が影響を受ける可能性がある場合には、ベルトは弾性を有しない材質で形成されており引き伸ばすことができないため、前記した手法では、好適な交換を行うことができない。
【0006】
そこで、ベルト装置が第1及び第2の支持体を備え、第1の支持体に対して第2の支持体を相対回転可能となるように連結している。つまり、前記公報に記載されたベルト装置では、連結部分を介して第1及び第2の支持体が一直線状となり、又は、前記連結部材にて、第1及び第2の支持体が相対回転することにより、第1及び第2の支持体が互いに接近して、略V字型に折り曲がった状態となる(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
第1及び第2の支持体が連結部材を介して一直線状となった場合には、ベルトが張架された状態となり、ベルトの回転移動を可能にしている。これに対し、第1及び第2の支持体が互いに接近して折り曲がった状態となった場合には、ベルトの周長が、略V字形となった第1及び第2の支持体の略外周長よりも長くなる。これにより、ベルトのテンション力が緩められ、ベルトの取外し、取付けを容易に行うことができる。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−69238号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されたベルト装置では、第1及び第2の支持体が連結された一端側の連結点から各支持体の他端部までの長さが、それぞれ異なっているという問題がある。つまり、特許文献1に記載されたベルト装置では、異なる長さを有する第1及び第2の支持体が組み合わされて、一つのベルト装置を構成している。
【0010】
そのため、一方の支持体の長さが、他方の支持体に比較して極端に大きくなっていると、ベルト交換の操作の容易性を十分に向上することができない。つまり、ベルト装置が長い支持体を備えている場合、第1及び第2の支持体がV字形を形成しても、ベルトのテンションを十分に緩和することができないため、ベルトの取外し、取付けを簡便に行うことができない。
【0011】
さらに、第1及び第2の支持体の長さが異なっている場合、第1及び第2の支持体に対応した部材を別々に製造する必要がある。そのため、部品点数、部品種類が増加し、生産時の量産性が低下してしまい、コストを低減することができない。また、部品種類が多くなると、組立て時の部品の取り違えを引き起こす可能性もある。
【0012】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は一端部が連結部材によって連結される第1及び第2の支持体の連結点から他端部までの長さをほぼ等しくすることにより、支持体に対するベルトの着脱が容易となり、ベルトの交換時の操作性を向上することができるベルト装置を提供することにある。
【0013】
また、他の目的は、第1及び第2の支持体を同形状とすることにより、連結点から前記他端部までの長さを容易に一致させることができるとともに、部品種類を低減することができ、生産時の量産性を向上することができるベルト装置を提供することにある。
【0014】
また、他の目的は、ローラ部材を支持する支持部と、連結部材が取付けられる連結部とを第1及び第2の支持体が有する構成とすることにより、第1及び第2の支持体は同一であるが、ローラ部材、連結部が異なるベルト装置を提供することにある。
【0015】
さらに、他の目的は第1の支持体に支持したローラ部材を駆動ローラとし、第2の支持体に支持したローラ部材をテンションローラとすることにより、ベルトに対し良好に張力を加えて、該ベルトを良好に支持することができるベルト装置を提供することにある。
【0016】
また、他の目的は第1及び第2の支持体の他端部を規制部材により連結して相対回転を規制する構成とすることにより、第1及び第2の支持体を一直線状とする場合に第1及び第2の支持体を強固に連結固定することができ、また、ベルトを着脱する際には、第1及び第2の支持体を略V字型に折り曲げることができるベルト装置を提供することにある。
【0017】
また、他の目的は連結部材及び規制部材を等しい締結部材とすることにより、使用する部品の種類を減じることができるとともに、組み立て時のミスを抑制することができるベルト装置を提供することにある。
【0018】
また、他の目的は連結部材及び規制部材を段ビスとすることにより、ベルト交換時のサービス性を向上することができるベルト装置を提供することにある。
【0019】
また、他の目的は像担持体、転写体及びシート搬送体の少なくとも1つを本発明に係るベルト装置とすることにより、ベルトの着脱が容易であり、ベルトの交換時の操作性に優れた画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るベルト装置は、その一端部にローラ部材を支持した第1及び第2の支持体と、各支持体の他端部を相対回転可能に連結した連結部材と、各支持体のローラ部材間に掛設されたベルトとを備えたベルト装置において、第1及び第2の支持体は連結部材により連結された連結点から前記他端部までの長さをほぼ等しくしてあることを特徴とする。
【0021】
本発明にあっては、支持体に対してベルトを着脱する際に、連結部材を中心として第1及び第2の支持体が相対的に回動し、略V字形の折り曲がった状態となるが、第1及び第2の支持体は連結部材により連結された連結点から前記他端部までの長さをほぼ等しくしてあるため、前記した長さが異なっている2つの支持体を有するベルト装置に比べて第1及び第2の支持体が折り曲がった状態での周長を短くすることができる。従って、ベルトの周長と第1及び第2の支持体が折り曲がった状態での周長との差を最大とすることができるため、支持体に対するベルトの着脱が容易となり、ベルトの交換時の操作性が向上する。
【0022】
また、本発明に係るベルト装置は、第1及び第2の支持体は同形状であることを特徴とする。
【0023】
本発明にあっては、第1及び第2の支持体は同形状であるため、連結点から前記他端部までの長さを容易に一致させることができる。また、部品種類を低減することができるとともに、生産時の量産性を向上することができ、コストを削減することができる。さらに、ベルト装置の組み立て時の部品の取り違えが生じる可能性を低減することができ、生産効率を向上することもできる。
【0024】
また、本発明に係るベルト装置は、第1及び第2の支持体は前記ローラ部材を支持する支持部と、前記連結部材が取付けられる連結部とを有することを特徴とする。
【0025】
本発明にあっては、必要とされるローラ部材及び連結部を第1及び第2の支持体の夫々に取付けることができるため、第1及び第2の支持体は同一であるが、ローラ部材、連結部が異なるベルト装置を提供することができる。
また、第1及び第2の支持体は同一であるので、ローラ部材、連結部が異なるベルト装置において、第1及び第2の支持体を連結する場合にも、精度よく連結することができる。
【0026】
さらに、本発明に係るベルト装置は、第1の支持体に支持したローラ部材は駆動源に連動される駆動ローラであり、第2の支持体に支持したローラ部材は前記ベルトに張力を加えるためのテンションローラであることを特徴とする。
【0027】
本発明にあっては、第1及び第2の支持体が連結部材を介して直線状となり、第1及び第2の支持体の他端部に駆動ローラ及びテンションローラが配置されるため、ベルトに対し良好に張力を与えて、該ベルトを良好に支持することができる。また、駆動ローラからベルトに対して、好適に駆動力を与え、ベルトを良好に回転動作させることができる。
【0028】
さらに、駆動ローラとテンションローラとが連結部材を介して、互いに反対の方向となるように配置されているため、ベルトにテンション力を加える場合に、テンションローラを駆動ローラと相反する方向へ移動させればよく、テンションローラの移動量を小さくすることができる。
【0029】
また、本発明に係るベルト装置は、第1及び第2の支持体の他端部は各支持体の相対回転を規制する規制部材により連結されていることを特徴とする。
【0030】
本発明にあっては、ベルトに駆動力を加えて回転動作可能に支持するため、第1及び第2の支持体を直線状とする場合、規制部材により、第1及び第2の支持体を強固に連結固定することができる。また、ベルトを着脱する際には、規制部材を取外し、連結部材を回動支点として回動させることにより、第1及び第2の支持体を略V字型に折り曲げることができる。
【0031】
また、本発明に係るベルト装置は、前記連結部材及び前記規制部材は等しい締結部材であることを特徴とする。
【0032】
本発明にあっては、連結部材及び規制部材を共通部品とすることにより、使用する部品の種類を減じることができる。また、同一種類の部品の使用数量を増加させることにより、量産性を向上し、使用する部品の単価を下げて材料費を低減させることができる。さらに、使用する部品の種類が少ないので、組み立て時のミスを抑制し、組み立て時間の低減に繋げることができる。
【0033】
また、本発明に係るベルト装置は、前記連結部材及び規制部材は段ビスであることを特徴とする。
【0034】
本発明にあっては、第1及び第2の支持体が略V字形の折り曲がった状態にするには、規制部材である段ビスを取外し、連結部材である段ビスを弛緩することにより、第1及び第2の支持体のスムーズな相対回転動作を実現することができる。また、第1及び第2の支持体を直線状とし、該支持体のローラ部材間にベルトを掛設する場合には、規制部材である段ビス及び連結部材である段ビスにて締結することにより、第1及び第2の支持体を連結固定することができる。
これにより、ベルト交換時のサービス性を向上することができる。さらに、ベルト装置のベルトを好適に作動させることができるので、画質品質を良好に維持することができる。
【0035】
また、本発明に係る画像形成装置は、画像が担持される像担持体と、該像担持体が担持した画像を転写する転写体と、該転写体に向けてシートを搬送、又は前記転写体からシート排出部に向けてシートを搬送するシート搬送体とを備えた画像形成装置において、前記像担持体、転写体及びシート搬送体の少なくとも1つが、請求項1乃至6の何れかであることを特徴とする。
【0036】
本発明にあっては、ベルトの着脱が容易であり、ベルトの交換時の操作性に優れた画像形成装置を提供することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係るベルト装置の構成を示す斜視図、図2はベルト装置の支持体の底面側斜視図、図3はベルト装置の支持体の平面側斜視図、図4はベルト装置が第1の支持体側と第2の支持体側とに分離された状態の斜視図、図5はベルト装置の第1の支持体側及び第2の支持体側が連結される前の状態を示す斜視図、図6はベルト装置の連結部を拡大したもので、(a) は外側斜視図、(b) は内側斜視図、図7及び図8はベルト装置のベルトと支持体との関係を示す説明図である。
【0038】
このベルト装置Aは、図1に示すように、その一端部に第1のローラ部材1を回転自在に支持した第1の支持体2と、その一端部に第2のローラ部材3を回転自在に支持した第2の支持体4と、各支持体2,4の他端部を相対回転可能に連結した段ビスからなる連結部材5と、各支持体2,4のローラ部材1,3の間に掛設された無端状でフィルム形のベルト6とを備え、第1及び第2のローラ部材1,3を回転させることにより、ベルト6を回転駆動させるようにしてある。
【0039】
第1及び第2の支持体2,4は同形状に成形されており、第2の支持体4を第1の支持体2に対して180度転回させた状態で段ビスからなる2つの連結部材5,5により連結されている。この連結部材5,5としての段ビスは軸機能及び締結機能を有しており、第1の支持体2又は第2の支持体4の他端部に締結されることにより該段ビスを中心に第1の支持体2及び第2の支持体4を相対回転可能に連結することができる。第1及び第2の支持体2,4の一端部には第1の支持部21,41が設けられており、他端部には連結部22,42が設けられており、一端部及び他端部間の途中の平面側には第2の支持部23,43と、第3の支持部24,44とが設けられている。また、各支持体2,4の底面側には第4の支持部25,45が設けられている。
【0040】
第1の支持体2は、第1の支持部21に前記ベルト6を駆動するための駆動ローラとなる第1のローラ部材1が回転自在に支持されており、第2及び第3の支持部23,24に転写部材となる転動部材7,7が転動自在に支持されている。また、第4の支持部25,45に従動部材(図示せず)が回転自在に支持されている。
【0041】
第2の支持体4は、第1の支持部41に前記ベルト6にテンション力を加えるためのテンションローラとなる第2のローラ部材3が回転自在に支持されており、第2及び第3の支持部43,44に転写部材となる転動部材7,7が転動自在に支持されている。また、第4の支持部に従動部材が回転自在に支持されている。尚、ベルト6にテンション力を加える手段として第2のローラ部材3にテンション機能を持たせる他、前記従動部材にテンション機能を持たせてもよい。
【0042】
第1の支持体2の連結部22は第1及び第2の連結板部22a,22bを有しており、第2の支持体4の連結部42は第1及び第2の連結板部42a,42bを有している。第1の連結板部22a,42a及び第2の連結板部22b,42bは同形状であり、この第1の連結板部22a,42a及び第2の連結板部22b,42bには夫々支持体2,4の厚さ方向に離間して連結孔26,46及び回転規制孔27,47が設けられている。また、第1及び第2の支持体2,4の第2の連結板部22b,42bには、前記連結孔26,46及び回転規制孔27,47に符合する大きさのねじ孔を有する補強板9,9が接合されている。
【0043】
連結部22,42は、第1の支持体2の第1の連結板部22aと第2の支持体4の第2の連結板部42bとが対接し、第1の支持体2の第2の連結板部22bと第2の支持体4の第1の連結板部42aとが対接し、第1の連結板部22a,42a及び第2の連結板部22b,42bの連結孔26,46に段ビスからなる連結部材5,5を挿入し、該連結部材5,5を補強板9,9のねじ孔に螺着することにより、第1の支持体2及び第2の支持体4を相対回転可能に連結してある。
【0044】
より具体的には、図6の(a) 、(b) に示すように、第1の支持体2の補強板9が接合されている第2の連結板部22bが、第2の支持体4の補強板9が接合されていない第1の連結板部42aよりも内側になるように重なり、第2の支持体4の補強板9が接合されている第2の連結板部42bが、第1の支持体2の補強板9が接合されていない第1の連結板部22aよりも内側になるように重なって、第1及び第2の支持体2,4が連結される。この際、第1及び第2の支持体2,4の平面が略同一平面をなし、底面が略同一平面をなしている。
【0045】
そして、第1及び第2の支持体2,4は連結部材5,5を弛緩することによって、連結部材5,5を回転支点として相対回転させることができる。
この連結部材5,5は第1及び第2の支持体2,4の平面側(図1中、上側)に設けられている。このため、第1及び第2の支持体2,4は連結部材5,5を回転中心として夫々の平面が互いに接近するように相対回転するので、略V字形に折り曲がった状態を形成することが可能になっている。
【0046】
さらに、図5に示すように、第1及び第2の支持体2,4が直線状となる場合には、第1及び第2の支持体2,4の第1の連結板部22a,42aと第2の連結板部22b,42bとの回転規制孔27,47に段ビスからなる規制部材10,10を挿入し、該規制部材10,10を補強板9のねじ孔に螺着することにより、第1及び第2の支持体2,4の相対回転を防ぐようにしてある(図6の(a)参照)。規制部材10,10は第1及び第2の支持体2,4を、連結部材5,5を回転支点として相対回転させる場合には取外され、第1及び第2の支持体2,4を直線状にて固定する場合には、連結部22,42での相対回転を阻止している。
【0047】
連結部材5及び規制部材10としての段ビスは、軸部の一端に該軸部よりも小径のねじ部を有し、他端に頭部を有しており、軸部が連結孔26,46及び回転規制孔27,47に挿入され、ねじ部が補強板9のねじ孔に螺着される。
連結部材5及び規制部材10は等しい締結部材、換言すれば等しい段ビスが用いられている。これにより、部品種類を低減し、製造時の量産性を向上することができる。さらに、段ビスは、第1の連結板部22a,42a及び第2の連結板部22b,42bに設けられた連結孔26,46及び回転規制孔27,47をねじ孔にする必要がなく、段ビスの外形と略同一の内径を有する孔とすることにより、補強板9と第1の連結板部22a,42a及び第2の連結板部22b,42bとを連結固定することができる。また、段ビスを強い締結状態とすることにより、補強板9と第1の連結板部22a,42a及び第2の連結板部22b,42bとをしっかりと固定することができる一方、段ビスを弛緩することにより、第1及び第2の支持体2,4を相対回転可能とすることができる。
【0048】
尚、前記連結部材5及び規制部材10は等しい締結部材ではなく、異なる締結部材であってもよく、また、段ビスではなくボルトやピン等の締結部材を用いてもよい。
また、実施の形態では、第1及び第2の支持体2,4の平面側に回転支点としての連結部材5を設けているが、これに限定されるものではなく、第1及び第2の支持体2,4をV字形とする際に、回転支点となる位置にて、連結部材5を設ければよい。つまり、第1及び第2の支持体2,4の底面同士が対向するように折り曲げた状態とする場合には、前記した構成において、回転規制孔27,47の位置に連結孔26,46を設け、該連結孔26,46に連結部材5を挿入してもよい。
【0049】
以上のように第1及び第2の支持体2,4は同形状に成形されているため、第1及び第2の支持体2,4の大きさは実質的に同一となっている。従って、図1に示すように、第1及び第2の支持体2,4の一端部から他端部までの長さは、前記連結孔26,46の中心から第1及び第2のローラ部材1,3の軸心までの長さL1,L2であって、互いにほぼ等しく、連結部材5が取付けられている状態(規制部材10は取付けられていない)で連結部材5を中心として第1及び第2の支持体2,4を相対回転、換言すればベルト装置Aを折り曲げた時に略V字形に折り曲げることができるようになっている。そして、前記長さL1及びL2が等しい第1及び第2の支持体2,4を組み合わせて直線状とし、第1及び第2の支持体2,4の周囲を前記ベルト6が取り囲んでいる。このベルト6は駆動ローラとなる第1のローラ部材1及びテンションローラとなる第2のローラ部材3の間に掛設されている。
【0050】
以上のように構成されたベルト装置Aは、図1に示すように、ベルト6が第1及び第2の支持体2,4に対して掛設されて支持された状態にて作動する。従って、ベルト6が掛設された状態とするためには、まず、第1及び第2の支持体2,4の相対回転を規制している規制部材10,10を(図6(a) )を取外し、さらに連結部材5,5を緩めた後、図7に示すように、連結部材5,5を回転支点として第1及び第2の支持体2,4を略V字型に折り曲げる。この際、連結部材5,5は各支持体2,4の平面側から連結孔26,46に挿入されているため、各支持体2,4は互いに平面が接近するように折り曲げられる。
【0051】
次いで、略V字型となった第1及び第2の支持体2,4の周囲を、図7に示すようにベルト6にて覆う。この際、第1及び第2の支持体2,4が折り曲げられているので、ベルト6の内円内に収まる。そして、連結部材5,5を回動支点として、第1及び第2の支持体2,4の平面が遠ざかる方向(折り曲げる方向とは逆の方向)へ相対回転させる。これにより、第1及び第2の支持体2,4が直線状となり、図1に示すように、ベルト6が第1及び第2の支持体2,4に対して掛設されて支持された状態となる。
【0052】
この際、ベルト装置Aの両端部に、駆動ローラとなる第1のローラ部材1及びテンションローラとなる第2のローラ部材3が位置する。そして、ローラ部材3に設けられたテンション部材(図9)により、ベルト6に対してテンション力を加え、ベルト6を緊張させることができる。さらに、第1及び第2の支持体2,4が直線状となった際に、規制部材10,10を回転規制孔27,47からねじ孔に締結し、第1及び第2の支持体2,4を相対回転ができないように固定し、ベルト6が緊張された状態を維持することができるようにしてある。
【0053】
このように、第1及び第2の支持体2,4として、図1及び図7に示す長さL1、L2を実質的に同じ長さとすることにより、第1及び第2の支持体2,4に対するベルト6の装着又は脱離を容易となっている。この理由は、第1及び第2の支持体2,4を略V字形とした場合に、第1及び第2の支持体2,4が形成する略外周は、前記長さL1、L2が等しい場合に最小となるためである。つまり、前記L1、L2が実質的に同じ長さであるため、第1及び第2の支持体2,4を略V字形となった場合に形成される略外周を最小とすることができる。従って、ベルト6の周長と、第1及び第2の支持体2,4の略外周との差が大きくなり、ベルト6の着脱を容易に行うことが可能になる。
【0054】
ベルト6の周長と、第1及び第2の支持体2,4の略外周との差を具体的に示すために、以下にて、前記L1、L2が約165mmである第1及び第2の支持体2,4と、周長が730mmであるベルト6とを用いた場合を例に挙げ、図7、図8に基づいて説明する。尚、図8中のWにて示す第1及び第2の支持体2,4の厚さは、約35mmとしてある。
【0055】
第1及び第2の支持体2,4が、図1に示すように、直線状となった場合、第1及び第2の支持体2,4上にてベルト6が移動可能となるように、その外周はベルト6の周長に一致し、ベルト6が張架された状態となる。これに対し、図7、図8に示すように第1及び第2の支持体2,4が略V字形になると、ベルト6のテンション力が緩和される。これにより、図8に示すように、ベルト6が円形になると、ベルト6の直径Dは約233mmとなる。
【0056】
この際、第1及び第2の支持体2,4がなす内角θ(図8)が60度であるとすると、各支持体2,4の長さL1、L2は、正三角形の2辺をなす。すなわち、図8中のL1、L2、L3はすべて同じ長さとなる。従って、この正三角形は、一辺の長さが165mmであるので、図8の鎖線にて示される前記正三角形の外接円の直径は約190.5mmになる。
【0057】
しかしながら、第1及び第2の支持体2,4は、駆動用のローラ部材1及びテンション用のローラ部材3(図4(a)(b))を備えているため、実際には、約190.5mmよりも大きくなると考えられる。そこで、ローラ部材1,3の外形、第1及び第2の支持体2,4の厚さW(図8)を考慮して、各支持体2,4が形成する略外周を算出すると、略外周は最大でも220mm程度となると考えられる。
【0058】
前記したように、ベルト6の直径Dは、約233mmであり、第1及び第2の支持体2,4が形成する略外周(220mm)に比べて十分に大きい。それゆえ、折り畳まれた第1及び第2の支持体2,4を、図6に示すように、ベルト6の内部に収めることができるため、ベルト6の着脱が簡便になり、ベルト6の交換時の操作性が向上する。
【0059】
尚、第1及び第2の支持体2,4が折り畳まれてなす内角θは、小さいほど好ましい。しかしながら、内角θを0度にするためには、第1及び第2の支持体2,4が直線状になった際に、連結部22,42が各支持体2,4の前記底面側へ突出するように設けなければならない。そのため、実施の形態では、第1及び第2の支持体2,4が直線状になった際に、連結部22,42を突出させる必要のない角度として、内角θを60度程度に設定している。
【0060】
図9は本発明に係るベルト装置を用いた画像形成装置の構成を示す模式図である。
図9の画像形成装置は外部から伝達された画像データに応じて、シート(記録用紙)に対して多色および単色の画像を形成するものである。
【0061】
この画像形成装置は、図9に示すように、シートの搬送方向に離間して配置され、表面に静電潜像が担持される感光体ドラムを用いてなる回転可能な複数の像担持体11と、各像担持体11に担持された静電潜像を現像するための現像器12と、シート搬送路13から前記像担持体11に向けてシートを供給するシート供給部14と、各像担持体11が担持した像を前記シートに転写する転写体としての前記ベルト装置Aと、このシートに転写された画像を熱定着するための定着器15と、この画像が定着されたシートを切換ゲート16を経て排出させるシート排出部17a,17bとを備えている。
【0062】
各像担持体11の周りには像担持体11の表面を均一に帯電させる帯電器18と、前記画像データに応じた静電潜像を像担持体11の表面に形成する露光ユニット19と、前記現像器12と、像担持体11に残留した現像剤を除去して像担持体11に新たな静電現像を記録することを可能にするクリーナユニット20とが配置されている。
【0063】
画像形成装置において扱われる前記画像データは、ブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、像担持体11、現像器12、帯電器18、露光ユニット19、クリーナユニット20は各色に応じた4種類の潜像を形成するように夫々4個ずつ設けられ、シート搬送方向の一方側から順次ブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され4つの画像形成域が構成されている。
【0064】
像担持体11は、画像形成装置本体100のほぼ中心部に配置されている。
帯電器18は、像担持体11の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触ローラ型の帯電器、ブラシ型の帯電器のほか図9に示すようにチャージャー型の帯電器が用いられる。露光ユニット19は、発光素子をアレイ状に並べた例えばEL、LED書込みヘッドとか、レーザ照射部および反射ミラーとかを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いる。そして帯電された像担持体11を入力される画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。現像器12は各像担持体11の表面に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット20は、現像、画像転写後における像担持体11の表面に残留したトナーを、除去及び回収するものである。
【0065】
像担持体11の下方に配置されている転写体としてのベルト装置Aは、駆動用のローラ部材1及びテンション用のローラ部材3の間に各像担持体11に対応するように離隔して並置された転写ローラとしての4つの転写部材(転動部材7)を有しており、ベルト6を図9の矢印B方向へ回転駆動させるようにしてある。
【0066】
転写部材(転動部材7)は像担持体11のトナー像を、前記ベルト6上に吸着されて搬送されるシートに転写するための転写バイアスを与えるものである。
【0067】
ベルト6は多色モードとなる近接位置にある場合、各像担持体11に接触するように設けられている。そして、各像担持体11に形成された各色のトナー像をシートに順次的に重ねて転写することによって、カラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。このベルト6は、厚さ100〜150μm程度のフィルムを用いて環状に形成されている。
【0068】
像担持体11からシートへのトナー像の転写は、ベルト6の裏側に接触している転写部材(転動部材7)によって行われる。転写部材(転動部材7)には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
【0069】
転写部材は、直径8〜10mmのステンレス等の金属軸をベースにしており、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われており、前記導電性の弾性材により、シートに対して均一に高電圧を印加することができる。尚、実施の形態では転写電極として転写部材を用いているが、それ以外にブラシ等を用いてもよい。
【0070】
シート供給部14は、画像形成に使用するシートを蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置本体100の像担持体11の下側に設けられている。また、画像形成装置本体100の上部に設けられているシート排出部17aは、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイであり、画像形成装置本体100の側部に設けられているシート排出部17bは、画像形成済みのシートをフェイスアップで載置するためのトレイである。
【0071】
また、画像形成装置本体100には、シート供給部14のシートを転写ベルト、定着器15を経由させてシート排出部17aに送るためのS字形のシート搬送路30が設けられている。さらに、シート供給部14からシート排出部17aおよびシート排出部17bまでのシート搬送路13,30の近傍には、ピックアップローラ31,レジストローラ32,前記定着器15,搬送方向を切換える切換ゲート16,シートを搬送する搬送ローラ33等が配されている。
【0072】
搬送ローラ33は、シートの搬送を促進、補助するための小形のローラであり、シート搬送路に沿って複数設けられている。ピックアップローラ31は、シート供給部14の端部に備えられ、シート供給部14からシートを1枚毎にシート搬送路13に供給する呼び込みローラである。
【0073】
切換ゲート16は、側面カバー34に回転可能に設けられており、実線で示す状態から破線で示す状態にすることによりシート搬送路30の途中からシートを分離しシート排出部17bにシートを排出できるようになっている。実線で示す状態の場合には、シートは定着器15と側面カバー34,切換ゲート16の間に形成される搬送部を通り上部のシート排出部17aに排出される。
【0074】
レジストローラ32は、シート搬送路13を搬送されているシートをいったん保持するものである。そして、像担持体11の表面のトナー像をシートに良好に多重転写できるように、像担持体11の回転に合わせて、シートをタイミングよく搬送する機能を有している。
すなわち、レジストローラ32は、図示しないレジスト前検知スイッチの出力した検知信号に基づいて、各像担持体11上のトナー像の先端をシートにおける画像形成範囲の先端に合わせるように、シートを搬送するように設定されている。
【0075】
定着器15は、ヒートローラ15a,加圧ローラ15b等を備えており、ヒートローラ15aおよび加圧ローラ15bは、シートを挟んで回転するようになっている。
【0076】
ヒートローラ15aは、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ15bとともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
【0077】
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ33,33…によってシート搬送路30の反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、シート排出部17a上に排出されるようになっている。
【0078】
以上説明した実施の形態の画像形成装置は、像担持体11からシートに直接画像を転写する直接転写方式の多色画像形成装置であるが、その他、図10に示すように各像担持体11が担持した像を前記シートに転写する転写体として中間転写ベルトを用いた中間転写方式の多色画像形成装置であってもよい。
【0079】
図10は中間転写方式の画像形成装置の構成を示す模式図である。この画像形成装置は、前記転写体としてのベルト装置Aのベルト6を中間転写ベルト6Aとしてあり、前記第1のローラ部材1に対応するローラ部材を二次転写部材(二次転写ローラ)35として機能するローラ部材を備えており、各像担持体11に形成されたトナー像が一旦中間転写ベルト6Aに転写された後、この中間転写ベルト6Aから搬送されるシートに、二次転写部材(転写ローラ)35によって画像の再転写を行なうように構成されている。図10において、その他の構成及び作用は前記した実施の形態と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
【0080】
以上説明した実施の形態の画像形成装置は、転写体をベルト装置Aとしたが、その他、本発明に係るベルト装置Aは、前記像担持体をベルト装置Aとしてもよいし、また、前記シート搬送路13,30を有するシート搬送体をベルト装置Aとしてもよいし、さらに、転写体、像担持体及びシート搬送体の2つ、又は、全てをベルト装置Aとしてもよい。像担持体をベルト装置Aとする場合、シートの搬送方向に離隔して配置された2つのローラ部材の間にベルトが掛設され、該ベルトの表面に静電潜像が担持される構成となる。また、シート搬送体をベルト装置Aとする場合、シートの搬送方向に離隔して配置された2つのローラ部材の間にベルトが掛設された構成となる。
また、本発明に係るベルト装置Aは画像形成装置に用いられる他、画像形成装置と異なる装置に用いられてもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ベルトの周長と第1及び第2の支持体が折り曲がった状態での周長との差を最大とすることができるため、支持体に対するベルトの着脱が容易となり、ベルトの交換時の操作性が向上する。
【0082】
また、本発明によれば、第1及び第2の支持体は同形状であるため、連結点から他端部までの長さを容易に一致させることができる。また、部品種類を低減することができるとともに、生産時の量産性を向上することができ、コストを削減することができる。さらに、ベルト装置の組み立て時の部品の取り違えが生じる可能性を低減することができ、生産効率を向上することもできる。
【0083】
また、本発明によれば、必要とされるローラ部材及び連結部を第1及び第2の支持体の夫々に取付けることができるため、第1及び第2の支持体は同形状であるが、ローラ部材、連結部が異なるベルト装置を提供することができる。
また、第1及び第2の支持体は同形状であるので、ローラ部材、連結部が異なるベルト装置において、第1及び第2の支持体を連結する場合にも、精度よく連結することができる。
【0084】
また、本発明によれば、第1及び第2の支持体が連結部材を介して直線状となり、第1及び第2の支持体の他端部に駆動ローラ及びテンションローラが配置されるため、ベルトに対し良好に張力を加えて、該ベルトを良好に支持することができる。また、駆動ローラからベルトに対して、好適に駆動力を加え、ベルトを良好に移動させることができる。また、駆動ローラとテンションローラとが連結部材を介して、互いに反対の方向となるように配置されているため、ベルトにテンション力を加える場合に、テンションローラを駆動ローラと相反する方向へ移動させればよく、テンションローラの移動量を小さくすることができる。
【0085】
さらに、本発明によれば、ベルトに駆動力を加えて移動可能に支持するため、第1及び第2の支持体を直線状とする場合、規制部材により、第1及び第2の支持体を強固に連結固定することができる。また、ベルトを着脱する際には、規制部材を取外し、連結部材を回動支点として回動させることにより、第1及び第2の支持体を略V字型に折り曲げることができる。
【0086】
また、本発明によれば、連結部材及び規制部材を共通部品とすることにより、使用する部品の種類を減じることができる。また、同一種類の部品の使用数量を増加させることにより、量産性を向上し、使用する部品の単価を下げて材料費を低減させることができる。さらに、使用する部品の種類が少ないので、組み立て時のミスを抑制し、組み立て時間の低減に繋げることができる。
【0087】
また、本発明によれば、第1及び第2の支持体が略V字形の折り曲がった状態にするには、規制部材である段ビスを取外し、連結部材である段ビスを弛緩することにより、第1及び第2の支持体のスムーズな相対回転動作を実現することができる。また、第1及び第2の支持体を直線状とし、該支持体のローラ部材の間にベルトを掛設する場合には、規制部材及び連結部材にて締結することにより、第1及び第2の支持体を連結固定することができる。
これにより、ベルト交換時のサービス性を向上することができる。さらに、ベルト装置のベルトを好適に作動させることができるので、画質品質を良好に維持することができる。
【0088】
また、本発明によれば、ベルトの着脱が容易であり、ベルトの交換時の操作性に優れた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルト装置の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るベルト装置の支持体の底面側斜視図である。
【図3】本発明に係るベルト装置の支持体の平面側斜視図である。
【図4】本発明に係るベルト装置が第1の支持体側と第2の支持体側とに分離された状態の斜視図である。
【図5】本発明に係るベルト装置の第1の支持体側及び第2の支持体側が連結される前の状態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るベルト装置の連結部を拡大したもので、(a) は外側斜視図、(b) は内側斜視図である。
【図7】本発明に係るベルト装置のベルトと支持体との関係を示す説明図である。
【図8】本発明に係るベルト装置のベルトと支持体との関係を示す説明図である。
【図9】本発明に係るベルト装置を用いた画像形成装置の構成を示す模式図である。
【図10】本発明に係るベルト装置を用いた中間転写方式の画像形成装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ローラ部材(駆動ローラ)
2 第1の支持体
3 ローラ部材(テンションローラ)
4 第2の支持体
5 連結部材
6 ベルト
10 規制部材
11 像担持体
13 シート搬送路
21,41 支持部
22,42 連結部
A 転写体(ベルト装置)
Claims (8)
- その一端部にローラ部材を支持した第1及び第2の支持体と、各支持体の他端部を相対回転可能に連結した連結部材と、各支持体のローラ部材間に掛設されたベルトとを備えたベルト装置において、第1及び第2の支持体は連結部材により連結された連結点から前記他端部までの長さをほぼ等しくしてあることを特徴とするベルト装置。
- 第1及び第2の支持体は同形状である請求項1記載のベルト装置。
- 第1及び第2の支持体は前記ローラ部材を支持する支持部と、前記連結部材が取付けられる連結部とを有する請求項1記載のベルト装置。
- 第1の支持体に支持したローラ部材は駆動源に連動される駆動ローラであり、第2の支持体に支持したローラ部材は前記ベルトに張力を加えるためのテンションローラである請求項1記載のベルト装置。
- 第1及び第2の支持体の他端部は各支持体の相対回転を規制する規制部材により連結されている請求項1記載のベルト装置。
- 前記連結部材及び前記規制部材は等しい締結部材である請求項5記載のベルト装置。
- 前記連結部材及び規制部材は段ビスである請求項6記載のベルト装置。
- 画像が担持される像担持体と、該像担持体が担持した画像を転写する転写体と、該転写体に向けてシートを搬送、又は前記転写体からシート排出部に向けてシートを搬送するシート搬送体とを備えた画像形成装置において、前記像担持体、転写体及びシート搬送体の少なくとも1つが、請求項1乃至6の何れかであることを特徴とする画像形成装置。
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