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JP2004106781A - 折り畳み車両 - Google Patents

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JP2004106781A
JP2004106781A JP2002274962A JP2002274962A JP2004106781A JP 2004106781 A JP2004106781 A JP 2004106781A JP 2002274962 A JP2002274962 A JP 2002274962A JP 2002274962 A JP2002274962 A JP 2002274962A JP 2004106781 A JP2004106781 A JP 2004106781A
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slide
wheel
handle
folding
vehicle
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JP2002274962A
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English (en)
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Tomohisa Ebara
江原 智久
Taketoshi Takano
高野 武寿
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】折り畳み動作が容易であり、折り畳んだ後の持ち運び動作が容易であり、しかも折り畳んだ後に安全に持ち運びできる折り畳み車両を提供する。
【解決手段】折り畳み車両Sは、ハンドル支持部3と、ほぼ起立状態のサドル支持部11と、前輪1を支持するフレーム部2と、後輪7をその後端部で支持するリアアーム部8と、ハンドル支持部3とフレーム部2とを回動可能に連結するハンドルパイプ軸6と、フレーム部2に設けられた第1スライドローラ部9と、リアアーム部8に設けられた第2スライドローラ部12と、サドル支持部11の長手方向に延びるように設けられ、第1スライドローラ部9の移動を案内する第1ガイド部11Aと、第2スライドローラ部12の移動を案内する第2ガイド部11Bとを備えている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は折り畳み車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、折り畳むことで運搬や保管を容易にする折り畳み車両がある。下記特許文献には折り畳み車両に関する技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−138977号公報
【特許文献2】
特表2002−521263号公報
【特許文献3】
特開平8−156861号公報
【特許文献4】
特開平7−196062号公報
【特許文献5】
特表2002−504461号公報
【0004】
上記特許文献1に開示されている折り畳み自転車は、地面に対する垂直線を回転軸として車体を折り畳む横折り方式である。特許文献2に開示されている折り畳み三輪車は、車体の進行方向と直角且つ地面と平行な軸を回転軸として車体を折り畳む縦折り方式である。特許文献3〜5に開示されている折り畳み二輪車(自転車)は、車体の中心部に格納用部材を有し、折り畳み時にハンドルや車輪等の出っ張り部を格納用部材内に格納する格納方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術には以下に述べる問題点が存在する。
特許文献1に開示されている車両は、折り畳み後において格納用部材から車輪が露出するので車輪を接地させつつ転がすことで持ち運びが容易であるという利点があるが、折り畳み動作時において自立しないため、運転者が車体を持ち上げた状態で折り畳む必要があり、折り畳み動作が容易でないという問題点がある。特許文献2に開示されている車両は、折り畳み後において出っ張り部が存在するため、持ち運びする際に人や周辺物に当たってしまうという問題点がある。特許文献3〜5に開示されている車両は、車体が格納用部材に格納されるため安全に持ち運びできるという利点があるが、折り畳み動作時において運転者が車体を持ち上げた状態で折り畳む必要があり、折り畳み動作が容易でないという問題点がある。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、折り畳み動作が容易であり、折り畳んだ後の持ち運び動作が容易であり、しかも折り畳んだ後に安全に持ち運びできる折り畳み車両を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の折り畳み車両は、ハンドルを支持するハンドル支持部と、所定の長さを有し、サドルを支持するサドル支持部と、第1の車輪を支持するフレーム部と、第2の車輪をその一端部で支持するアーム部と、前記ハンドル支持部と前記フレーム部の一端部とを回動可能に連結する回動部と、前記フレーム部の他端部に設けられた第1スライド部と、前記アーム部の他端部に設けられた第2スライド部と、前記サドル支持部において該サドル支持部の長手方向に延びるように設けられ、前記第1スライド部のスライド移動を案内する第1ガイド部と、前記サドル支持部において前記第1ガイド部とは別の位置に該サドル支持部の長手方向に延びるように設けられ、前記第2スライド部のスライド移動を案内する第2ガイド部とを備え、前記回動部の回動方向は前記車輪の回転方向と同じ方向であるとともに、前記回動部の回動、及び前記第1、第2スライド部のスライド移動が所定の操作によりロック及びロック解除されることを特徴とする。本発明によれば、車両を折り畳むために所定の操作を行うことにより、ロックされていた回動部の回動、及び第1、第2スライド部のスライド移動が解除される。これにより、サドル支持部に対してフレーム部、ハンドル支持部、及びアーム部が接近するように折り畳まれる。ここで、回動部の回動方向は車輪の回転方向と同じであって、第1、第2スライド部は例えば起立状態のサドル支持部の長手方向にスライドする構成であるため、車両を縦折り方式で折り畳むことができる。したがって、運転者は車両を持ち上げること無く折り畳み動作を容易に行うことができる。そして、折り畳んだ後は、前記所定の操作とは別の操作を行うことにより、回動部の回動及び各スライド部のスライド移動がロックされるので、車両を折り畳んだ状態で容易に持ち運びできる。
【0008】
本発明の折り畳み車両において、前記回動部の回動をロック及びロック解除するとともに、前記第1スライド部のスライド移動をロック及びロック解除する操作入力部を備えることを特徴とする。これによれば、操作入力部に対する入力動作を行うことにより、回動部のロックが解除されるとともに、第1スライド部のロックが解除されるので、フレーム部とハンドル支持部とをサドル支持部に対して接近するように折り畳むことができる。
【0009】
本発明の折り畳み車両において、前記操作入力部に対する入力動作が行われている状態では前記回動部の回動及び前記第1、第2スライド部のスライド移動が可能であり、前記操作入力部に対する入力動作が行われていない状態では前記回動部の回動及び前記第1、第2スライド部のスライド移動がロックされることを特徴とする。これによれば、操作入力部が例えば押圧ボタンにより構成されている場合には、このボタンを押し続けている間だけ回動部が回動可能になるとともにスライド部が移動可能となるので、ボタンを押し続けることにより折り畳み動作を行うことができる。一方、折り畳み動作終了後には、ボタンから手を離せば回動部やスライド部がロックされるので、折り畳んだ後持ち運びする際、回動部や各スライド部が自然に(勝手に)動いて車両が展開し走行状態に戻ってしまうという不都合を回避できる。
【0010】
本発明の折り畳み車両において、前記第1スライド部がスライド移動して前記サドル支持部に対して前記フレーム部が予め設定された第1の姿勢になったら、前記第2スライド部のスライド移動のロックが解除されることを特徴とする。この場合において、前記第1の姿勢になったら、前記第1スライド部のスライド移動がロックされることを特徴とする。これによれば、第1スライド部がスライド移動してフレーム部及びハンドル支持部が折り畳まれて第1の姿勢になったら第1スライド部がロックされるので、サドル支持部に対するフレーム部の位置が確定する。このとき、第2スライド部のロックが解除されるので、サドル支持部に対してアーム部を接近させつつ折り畳み動作を行うことができる。
【0011】
本発明の折り畳み車両において、前記第2スライド部がスライド移動して前記サドル支持部に対して前記アーム部が予め設定された第2の姿勢になったら、前記第2スライド部のスライド移動がロックされることを特徴とする。これによれば、第2スライド部がスライド移動してアーム部が折り畳まれて第2の姿勢になったら第2スライド部がロックされるので、サドル支持部に対するアーム部の位置が確定される。
【0012】
本発明の折り畳み車両において、前記車輪を回転する車輪用アクチュエータを備えることを特徴とする。この場合において、前記車輪用アクチュエータは電力により駆動することを特徴とする。すなわち、本発明における折り畳み車両を、電力により駆動する電動車両とすることができる。
【0013】
本発明の折り畳み車両において、前記第1スライド部のスライド移動中及び前記第2スライド部のスライド移動中において、前記第2の車輪の回転が固定されるとともに、前記第1の車輪がアクチュエータの駆動に基づき前記第2の車輪に対して接近又は離間するように回転することを特徴とする。これによれば、第1スライド部をスライド移動することによりサドル支持部とフレーム部とを接近又は離間させる場合、及び第2スライド部をスライド移動することによりサドル支持部とアーム部とを接近又は離間させる場合、第2の車輪が固定され、この固定された車輪に対して第1の車輪がアクチュエータの駆動に基づき移動するので、運転者(作業者)は多大な労力を要することなく簡単に折り畳み動作を行うことができる。
【0014】
本発明の折り畳み車両において、前記第1スライド部のスライド移動中における、前記ハンドル支持部の前記フレーム部に対する姿勢を制御する制御機構を備えることを特徴とする。これによれば、第1スライド部をスライド移動してサドル支持部とフレーム部とを接近あるいは離間させる際、回動部のロックも解除されているため、ハンドル支持部を運転者が手で抑えていないと倒れたりぐらついたりして折り畳み動作を円滑に行えなくなる場合がある。そこで、第1スライド部のスライド移動中、すなわち折り畳み動作中におけるハンドル支持部のフレーム部に対する姿勢を制御する制御機構を設けたことにより、折り畳み動作中のハンドル支持部の倒れやぐらつきが抑えられ、折り畳み動作を円滑に行うことができる。ここで、制御機構は、例えば、回動部の回動を制御するアクチュエータ、あるいはハンドル支持部とフレーム部又はサドル支持部とを連結するリンク機構などである。
【0015】
本発明の折り畳み車両において、前記フレーム部、前記アーム部、前記ハンドル支持部、及び前記サドル支持部を覆うカバー部を備えることを特徴とする。これによれば、折り畳み状態における車両の各部材(出っ張り部)がカバー部で覆われるので、車両を安全に持ち運びできる。
【0016】
本発明の折り畳み車両において、折り畳み状態において、前記第1の車輪及び前記第2の車輪のうち少なくともいずれか一方は前記カバー部から露出することを特徴とする。これによれば、カバー部から車輪が露出することにより、持ち運ぶ際には車輪を接地させつつ転がしながら移動できるので、持ち運び動作を容易に行うことができる。
【0017】
本発明の折り畳み車両において、前記フレーム部及び前記アーム部のうち少なくともいずれか一方が第3の車輪を支持していることを特徴とする。すなわち、本発明の折り畳み車両は、二輪車に限らず、三輪車、あるいは三輪以上の任意の複数の車輪を有していてもよい。そして、折り畳み車両に設ける車輪を三輪以上とすることにより、折り畳み状態において、車両を車輪で自立させることができる。これにより、折り畳み後の車両の取り扱いを円滑に行うことができる。
【0018】
本発明の折り畳み車両において、折り畳み状態において、前記カバー部より所定の位置で露出する把持部を備えることを特徴とする。これによれば、折り畳んだ状態の車両を把持部を把持して引っ張ることにより容易に持ち運びできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の折り畳み車両について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の折り畳み車両の一実施形態を示す側面図であって、図1(a)はカバー部が設けられた状態の車両を示す図、図1(b)はカバー部を取り外した状態の車両を示す図である。また、図2(a)はカバー部を取り外した状態の車両の正面図、図2(b)は下方から見た図である。
【0020】
図1において、折り畳み車両Sは、ハンドル4を支持するハンドル支持部3と、所定の長さを有し、サドル10を支持するほぼ起立状態のサドル支持部11と、前輪1を支持するフレーム部2と、後輪7をその後端部で支持するリアアーム部(アーム部)8と、ハンドル支持部3とフレーム部2の前端部とを回動可能に連結するハンドルパイプ軸(回動部)6と、フレーム部2の後端部に設けられた第1スライドローラ部(第1スライド部)9と、リアアーム部8の前端部に設けられた第2スライドローラ部(第2スライド部)12とを備えている。
【0021】
ハンドル支持部3は、ハンドルアウターパイプ(ハンドル支持部)3Bと、ハンドルアウターパイプ3Bの内部に収納可能に設けられ、ハンドルアウターパイプ3Bに対してスライド可能なハンドルインナーパイプ3Aとから構成されている。ハンドル4はハンドルインナーパイプ3Aの上端部に接続されている。ハンドルアウターパイプ3B(ハンドル支持部3)の下端部がハンドルパイプ軸6を介してフレーム部2の前端部に連結されている。ハンドルアウターパイプ3Bに対してハンドルインナーパイプ3Aがスライド移動することにより、ハンドル支持部3の全長が伸縮するようになっており、ハンドルインナーパイプ3Aに接続しているハンドル4はハンドルアウターパイプ3Bに対して移動可能となっている。ハンドルアウターパイプ3Bに対するハンドルインナーパイプ3Aの固定及び固定解除は不図示のハンドルパイプスライドロック解除ボタンの操作に基づいて行われる。なお、ハンドルアウターパイプ3Bに対するハンドルインナーパイプ3Aの固定は例えばピン部材により行われる。
【0022】
フレーム部2は、メインフレーム部2Bと、メインフレーム部2Bの前端に接続されたフロントサブフレーム部2Aとから構成されている。前輪1はフロントサブフレーム部2Aに、すなわちフレーム部2の前端部に連結されている。ハンドルパイプ軸6は、ハンドルアウターパイプ3Bをフロントサブフレーム部2Aに対して回動可能に支持する。
【0023】
サドル支持部11は、サドル支持部11の長手方向に延びるように設けられ、第1スライドローラ部9の移動を案内する第1ガイド部11Aと、同じくサドル支持部11の長手方向に延びるように設けられ、第2スライドローラ部12の移動を案内する第2ガイド部11Bとを備えている。第1ガイド部11Aはサドル支持部11の前方側に設けられ、第2ガイド部11Bは後方側に設けられている。すなわち、第1スライドローラ部9は、起立状態のサドル支持部11の前方側において長手方向に延びるように設けられた第1ガイド部11Aの案内によりほぼ鉛直方向に移動する。同様に、第2スライドローラ部12は、起立状態のサドル支持部11の後方側において長手方向に延びるように設けられた第2ガイド部11Bの案内によりほぼ鉛直方向に移動する。ここで、サドル支持部11のうち第1ガイド部11Aの長さはフレーム部2のメインフレーム部2Bとほぼ同じ長さを有している。
【0024】
また、ハンドル4近傍には、ハンドルパイプ軸6の回動をロック及びロック解除するとともに、第1スライドローラ部9及び第2スライドローラ部12の移動をロック及びロック解除する操作入力部30が設けられている。操作入力部30は押圧ボタンにより構成されている。ここで、操作入力部30の操作により、ハンドルパイプ軸6、及び第1、第2スライドローラ部9、12の全てがロック及びロック解除される構成でもよい。
【0025】
ハンドルパイプ軸6における回動方向は、前輪1(後輪7)の回転方向とほぼ同じである。すなわち、ハンドルパイプ軸6は、フレーム部2に対してハンドル支持部3を、車両Sの進行方向と直角且つ地面と平行な軸まわりに回動可能である。
【0026】
前輪1はフロントアッパーアーム13及びフロントロアーアーム14により支持されている。前輪1は左右1つずつ、合計2つ設けられている(図2参照)。すなわち、本実施形態における車両Sは2つの前輪(第1、第3の車輪)1と1つの後輪7とを有する三輪車である。なお、後輪7が2つ設けられた構成であっても構わない。
【0027】
前輪1のそれぞれはインホイールモータ(車両用アクチュエータ)15を有している。インホイールモータ15の駆動により前輪1が回転することで車両Sが走行するようになっている。インホイールモータ15は電力により駆動する。インホイールモータ15に対して電力を供給するバッテリーは、例えばメインフレーム部2Bに取り付けられ、取り外し可能となっている。バッテリーの充電作業は、車両Sの駐車中やバッテリーを取り外した状態において例えば非接触充電方式で充電される。なお、インホイールモータの代わりにメインフレーム部2Bにモータを取り付けたシャフト又はチェーンドライブによる駆動としてもよいし、バッテリーの代わりに燃料電池を用いてもよいし、充電作業を接触充電方式としてもよい。
【0028】
2つの前輪1どうしはパラレルリンク機構により連結されており、ハンドル4を左右に傾けることでリンク機構により前輪1に切れ角が生じ、走行中の車両Sが左右に曲がるようになっている。また、パラレルリンク機構にはアナログスイッチが設けられており、前輪1の切れ角に応じて内輪差が解消されるように、左右の前輪1のそれぞれの回転数が制御される。
【0029】
ハンドル4にはアクセルスロット及びブレーキレバーが設けられている。車両Sの始動又は加速動作は、アクセルスロットの操作によるインホイールモータ15の回転速度上昇により行われる。一方、車両Sの停止又は減速動作は、ブレーキレバーの操作による機械的摩擦制動とインホイールモータ15の回生制動とにより行われる。
【0030】
図1(a)に示すように、車両Sは、メインフレーム部2Bを覆うメインカバー部17と、前輪1を覆うフロントロアーカバー部18と、ハンドルアウターパイプ3Bを覆うフロントカバー部19と、サドル支持部11を覆うリアカバー部21とを備えている。更に、ハンドル4近傍にはカバー部としてのカウリング22が設けられている。なお、リアアーム部8を覆うカバー部が設けられていてもよい。
【0031】
ハンドル4近傍には車両Sの走行状況に関する情報を表示する表示装置16が設けられている。表示装置16は例えば液晶ディスプレイにより構成されており、走行する車両Sの速度、消費バッテリー量、走行距離などの情報を運転者に向けて表示する。なお、表示装置16の表示内容を音声で出力する音声出力装置(スピーカーなど)が設けられていてもよい。また、表示装置はハンドル4近傍以外に、例えばフロントカバーやリアアッパーカバーなどに設けられた構成でもよい。これにより、運転者以外の周囲にいる人に向けて情報を表示することができる。
【0032】
図2に示すように、ハンドルアウターパイプ3B及びこれに対応するハンドルインナーパイプ3Aはそれぞれ2本ずつ設けられている。ハンドルインナーパイプ3Aはハンドルアウターパイプ3Bに対してスライド可能に設けられている。また、図2(a)に示すように、ハンドル4の下方において2本のハンドルインナーパイプ3Aを連結するように棒部材23が設けられている。この棒部材23は車両Sを折り畳んで持ち運ぶ際に把持される把持部である。そして、本実施形態では、ハンドル4近傍である把持部23に操作入力部30が設けられている。これにより、把持部23を把持して折り畳み状態の車両Sを持ち運びながら操作入力部30に対する入力動作を行うことができる。
【0033】
図3は折り畳まれた状態の車両Sを示す図であって、図3(a)はカバー部が設けられた状態の図、図3(b)はカバー部を取り外した状態の図である。また、図4は図3のA−A矢視断面図である(なお、図4にはカバー部の断面図も合わせて図示されている)。図3(b)に示すように、折り畳み状態の車両Sにおいて、第1スライドローラ部9のスライド移動によりフレーム部2(メインフレーム部2B)とハンドル支持部11(第1ガイド部11A)とが接近するように折り畳まれる。また、第2スライドローラ部12のスライド移動によりリアアーム部8とハンドル支持部11(第2ガイド部11B)とが接近するように折り畳まれる。
【0034】
図4に示すように、ハンドル支持部11のうち第1ガイド部11Aは車両前方側に開口部を有するとともに互いに対向する凹部を有している。また、第1スライドローラ部9はフレーム部2の両側にそれぞれに1つずつ(全部で2つ)設けられており、フレーム部2の後端部に転動可能に支持されている。そして、第1スライドローラ部9が第1ガイド部11Aに案内されつつ転動することにより、フレーム部2の後端部がハンドル支持部11(第1ガイド部11A)の長手方向に移動される。一方、ハンドル支持部11のうち第2ガイド部11Bは車両後方側に開口部を有するとともに互いに対向する凹部を有している。また、第2スライドローラ部12はリアアーム部8の両側にそれぞれ1つずつ(全部で2つ)設けられており、リアアーム部8の前端部に転動可能に支持されている。そして、第2スライドローラ部12が第2ガイド部11Bに案内されつつ転動することにより、リアアーム部8の前端部がハンドル支持部11(第2ガイド部11B)の長手方向に移動される。
【0035】
ここで、図3(a)に示すように、折り畳み状態において、前輪1及び後輪7がカバー部から露出している。これにより、折り畳み状態の車両Sを持ち運びする際、前輪1及び後輪7を接地しつつ転がすように持ち運びすることができる。また、折り畳み状態における前輪1及び後輪7のそれぞれの前後方向における位置関係は互いにずれるように設定されている。したがって、折り畳み状態において、車両Sは2つの前輪1及び後輪7により3点で自立可能となっている。なお、自立を安定させるために、接地可能なスタンド部が設けられた構成としてもよい。そして、前記把持部(棒部材)23は車両Sの折り畳み状態において前記カバー部より露出するように設定されており、これにより把持部23を把持しながら車両Sを引っ張るようにして持ち運びできる。
【0036】
なお、本実施形態において、カバー部は例えば、ABS、FRP(繊維強化熱硬化性プラスチック)、エンジニアリングプラスチック等の合成樹脂により形成されている。また、各パイプやフレーム、アーム部はチタンやアルミニウム等の金属により形成されている。そして、車両S全体の車重は例えば10kg程度であって持ち運び可能である。
【0037】
次に、上述した折り畳み車両Sの折り畳み手順について図5及び図6を参照しながら説明する。
図5(a)は走行状態(折り畳まれていない状態)の車両Sである。この走行状態の姿勢は予め設定されており、走行状態姿勢においては、ハンドルパイプ軸6の回動、及び第1、第2スライドローラ部9、12の移動はロックされている。つまり、サドル支持部11に対して、ハンドル支持部3、フレーム部2、及びリアアーム部8のそれぞれが予め設定されている走行状態姿勢である場合には、ハンドルパイプ軸6の回動、及び第1、第2スライドローラ部9、12の移動がロックされるようになっている。これにより、車両Sは走行中に自然に(勝手に)折り畳まれてしまうといった不都合の発生を回避でき、安定して走行可能となる。
【0038】
折り畳み動作が開始されると、ハンドル4近傍(把持部23)に設けられている操作入力部30に対して入力動作が行われる。ここで、操作入力部30は、例えば「開」、「閉」、「前進」、「後進」といった4つの押圧ボタンを有している。運転者(作業者)は、操作入力部30の「閉」のボタンを押す。これにより、ハンドルパイプ軸6、及び第1スライドローラ部9のロックが解除されるようになっている。なお、ここでは第2スライドローラ部12はロックされたままである。このとき、第1スライドローラ部9の下部に設けられている不図示のスプリングによりフレーム部2の後端部が図5(b)に示すように僅かに持ち上がるとともに、後輪7の回転がロックされる。ここで、運転者は両手のうち一方の手でハンドル4を抑えつつ操作入力部30の入力を行うことにより、ハンドルパイプ軸6のロックが解除されたことによるハンドル支持部3の倒れを抑えつつ円滑に作業できる。操作入力部30はハンドル4近傍に設けられているため、手でハンドル4を抑えながら操作入力部30に対する入力動作を行うことができる。
【0039】
なお、ここでは、操作入力部30の押圧ボタンを押すことにより、ハンドルパイプ軸6及び第1スライドローラ部9のロックが解除される構成であるが、第2スライドローラ部12を含む全てのロックが解除される構成としてもよい。
【0040】
一方、図7に示すように、ハンドルパイプ軸6にモータなどのアクチュエータ(制御機構)40を設けておき、軸のロックを解除したことによるハンドル支持部3の倒れを抑える方向にモータを駆動することにより、ハンドル支持部3の倒れを防止してフレーム部2に対する姿勢を制御することができる。なお、フレーム部2に対するハンドル支持部3の姿勢を制御する制御機構としては、ハンドル支持部3とフレーム部2やサドル支持部11とを連結するリンク機構としてもよい。こうすることによっても軸のロックを解除したことによる各パイプの倒れを抑えることができる。
【0041】
図5に戻って、操作入力部30の「閉」ボタンを押すことにより、ハンドルパイプ軸6の回動及び第1スライドローラ部9の移動のロックが解除されるが、操作入力部30に対する入力動作が行われている状態では(つまり、「閉」ボタンが押され続けている間だけ)、ハンドルパイプ軸6の回動、及び第1、第2スライドローラ部9、12の移動のロックが解除されるようになっている。そして、操作入力部30に対する入力動作が行われていない状態では(つまり、「閉」ボタンから手を離すと)、ハンドルパイプ軸6、及び第1、第2スライドローラ部9、12の移動がロックされるようになっている。したがって、車両Sの折り畳み動作は「閉」ボタンを押し続けた状態で行う。
【0042】
次いで、サドル10を抑えた状態で、ハンドル4(あるいは把持部23)を把持して後方へ引っ張ると、前輪1が後輪7に近づく方向に移動する。これにより、第1スライドローラ部9が第1ガイド部11Aに案内されつつフレーム部2の後端部とともに上方へ移動し、これに伴って、第1ガイド部11A(サドル支持部11)に対してフレーム部2が接近するように折り畳まれる。このとき、インホイールモータ15の駆動により前輪1がロックされている後輪7に近づくように回転する。これにより、作業者による折り畳み動作がインホイールモータ15によってアシストされるので折り畳み作業が小さい労力で円滑に行われる。
【0043】
そして、図5(c)に示すように、フレーム部2と第1ガイド部11A(サドル支持部11)とが接近するとともにフレーム部2とハンドル支持部3とが接近することにより、折り畳み状態(折り畳み姿勢)となる。この折り畳み姿勢(第1の姿勢)となったところでハンドルパイプ軸6の回動がロックされるとともに、第1スライドローラ部9の移動がロックされる。すなわち、サドル支持部11に対してフレーム部2及びハンドル支持部3が予め設定された折り畳み姿勢(第1の姿勢)になったら、ハンドルパイプ軸6の回動及び第1スライドローラ部9の移動がロックされる。これにより、サドル支持部11に対するフレーム部2及びハンドル支持部3の姿勢(位置)が確定され、折り畳み終了後、自然に(勝手に)走行姿勢に展開されることが防止される。
【0044】
これと同時に、すなわち、前記第1の姿勢になった時点で、第2スライドローラ部12のロックが解除される。すると、第2スライドローラ部12の下部にあるスプリングにより、図6(a)に示すように、リアアーム部8の前端部が僅かに持ち上がる。そして、ハンドル4を後方に引っ張ることにより、前輪1が後輪7に近づく方向に移動する。これにより、第2スライドローラ部12が第2ガイド部11Bに案内されつつリアアーム部8の前端部とともに上方へ移動し、これに伴って、リアアーム部8に対して第2ガイド部11B(サドル支持部11)が接近するように折り畳まれる。このときも、インホイールモータ15の駆動により前輪1がロックされている後輪7に近づくように回転する。これにより、作業者による折り畳み動作がインホイールモータ15によってアシストされるので折り畳み作業が小さい労力で円滑に行われる。
【0045】
そして、図6(b)に示すように、リアアーム部8と第2ガイド部11B(サドル支持部11)とが接近することにより、第2の折り畳み状態(第2の折り畳み姿勢)となる。この第2の折り畳み姿勢(第2の姿勢)となったところで、第2スライドローラ部12の移動がロックされる。すなわち、サドル支持部11に対してリアアーム部8が予め設定された折り畳み姿勢(第2の姿勢)になったら、第2スライドローラ部12の移動がロックされる。これにより、サドル支持部11に対するリアアーム部8の姿勢(位置)が確定され、折り畳み終了後、自然に(勝手に)走行姿勢に展開されることが防止される。また、これと同時に、後輪7のロックが解除される。そして、「閉」ボタンが離される。
【0046】
次いで、不図示のハンドルパイプスライドロック解除ボタンを押すことにより、ハンドルアウターパイプ3Bに対するハンドルインナーパイプ3Aの固定が解除される。これにより、ハンドルインナーパイプ3Aがハンドルアウターパイプ3Bに対してスライド可能となり、これにより、図6(c)に示すように、ハンドルアウターパイプ3Bにハンドルインナーパイプ3Aが収納されて、ハンドル支持部3の全長が短くされる。ハンドルアウターパイプ3Bに対してハンドルインナーパイプ3Aが適当な位置に配置されたら、ハンドルパイプスライドロック解除ボタンが離される。以上により、折り畳み動作が終了する。
【0047】
折り畳み状態の車両Sを持ち運びする際には、ハンドル4の近傍に設けられた把持部23が把持された状態で持ち運ばれる。このとき、カバー部から車輪1、7が露出しているので、接地しつつ転がすようにして持ち運びできる。ここで、車両Sを人力により引っ張るようにして持ち運ぶようにしてもいいが、操作入力部30の例えば「前進」ボタンを押すことにより、インホイールモータ15が適度な回転速度で車輪1を回転する。これにより、持ち運び動作を小さい労力で容易に行うことができる。また、逆方向に進みたい場合には「後進」ボタンを押せば車輪1が逆方向に回転する。
【0048】
一方、折り畳み状態から走行状態に車両Sを展開する場合には、まず、作業者によりハンドルパイプスライドロック解除ボタンが押され、ハンドルインナーパイプ3Aがハンドルアウターパイプ3Bに対して引き延ばされる。これにより、図6(c)の状態から図6(b)の状態となる。ハンドルインナーパイプ3Aが引き延ばされたらハンドルパイプスライドロック解除ボタンが離される。次いで、操作入力部30の「開」ボタンが押される。「開」ボタンが押されると、後輪7の回転がロックされるとともに、第2スライドローラ部12のロックが解除される。第2スライドローラ部12のロックが解除されたら、ハンドル4(あるいは把持部23)を把持して前方へ押し出し、後輪7に対して前輪1を離す。これにより、図6(a)に示す状態となる。なお、「開」ボタンは車両Sが展開され終わるまで押し続けられる。ここで、ロックされている後輪7に対して前輪1を離れる方向に、すなわち後輪7と前輪1とを押し広げるように前輪1を移動させる際にも、インホイールモータ15の駆動により前輪1を回転することにより、展開作業を小さい労力で容易に行うことができる。
【0049】
後輪7に対して前輪1を離し、図5(c)に示す第1の姿勢となったら、第2スライドローラ部12の移動がロックされるとともに、回動部6及び第1スライドローラ部9のそれぞれのロックが解除される。このとき、後輪7はロックしたままである。
【0050】
そして、ハンドル4(あるいは把持部23)を把持して更に前方に押し出し、ロックされている後輪7に対して前輪1を離れる方向に移動することにより、第1スライドローラ部9が第1ガイド部11Aに案内されつつ下方に移動する。このときも、インホイールモータ15の駆動により前輪1を回転することにより、展開作業を小さい労力で容易に行うことができる。そして、図5(b)に示す状態となったら、第1スライドローラ部9の下方に設けられているスプリングの付勢力にうち勝つようにフレーム部2を上方から例えば足などで押圧し、フレーム部2を下に押し込む。これにより、ハンドルパイプ軸6、及び第1スライドローラ部9がロックされ、自然に折り畳み状態に戻ることが防止される。これと同時に、後輪7のロックが解除され、図5(a)に示すような走行可能状態となる。ここで、押され続けていた操作入力部30の「開」ボタンが離される。以上により、車両Sを走行状態とするための展開動作が終了する。
【0051】
以上説明したように、サドル支持部11に第1ガイド部11A及び第2ガイド部11Bのそれぞれを設け、フレーム部2の後端部に第1ガイド部11Aに案内される第1スライドローラ部9を設けるとともに、リアアーム部8の前端部に第2ガイド部11Bに案内される第2スライドローラ部12を設け、所定の操作によりこれら第1、第2スライドローラ部9、12の移動をロック及びロック解除可能としたので、所定の操作(操作入力部30に対する入力動作など)を行うだけで、これらスライドローラ部のロックを解除でき、折り畳み動作を容易に行うことができる。そして、各ガイド部11A、11Bはほぼ鉛直方向に延びるように設けられており、回動部6の回動方向は車輪の回転方向と同じ方向に設定されているので、車両Sは縦折り方式で折り畳まれる。したがって、折り畳み動作を容易に行うことができるとともに、折り畳み後の車両Sをコンパクト化できる。
【0052】
サドル支持部11に対してフレーム部2やリアアーム部8が予め設定されている第1の姿勢あるいは第2の姿勢となったときに、スライドローラ部や回動部を自動的にロックあるいはロック解除する構成としたので、折り畳み動作や展開動作を作業性良く容易に行うことができる。
【0053】
折り畳み動作中あるいは展開動作中において、すなわち、第1スライドローラ部9の移動中及び第2スライドローラ部12の移動中において、後輪7を固定した状態で前輪1を後輪7に接近あるいは離間させる方向にインホイールモータ15が駆動する構成としたので、運転者(作業者)は小さい力で簡単に折り畳み動作あるいは展開動作を行うことができる。
【0054】
カバー部を設けたことにより、折り畳み状態における車両の各部材(出っ張り部分)を覆うことができるので、車両Sを安全に持ち運びできるとともに、走行中においても走行風を整流することができ、快適な走行を実現できる。
【0055】
なお、本実施形態における車両Sは、電力で駆動するアクチュエータを有する三輪車であるが、もちろん二輪車、あるいは四輪以上の複数の車輪を有する車両でもよい。また、電動車両に限らず、人力で動く自転車やガソリンエンジンで動く車両であっても本発明を適用することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、折り畳み動作を容易に行うことができ、しかもコンパクトに折り畳めて持ち運びを容易且つ安全に行うことができる。したがって、保管スペースを小さくし、家屋や交通機関、あるいは店舗などのあらゆるところへ持ち運びが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み車両の一実施形態を示す走行状態の側面図であって、(a)はカバー部が設けられた状態を示す図であり、(b)はカバー部が取り外された状態を示す図である。
【図2】カバー部が取り外された走行状態の車両を示す図であって、(a)は正面から見た図であり、(b)は下方から見上げた図である。
【図3】本発明の折り畳み車両の一実施形態を示す折り畳み状態の側面図であって、(a)はカバー部が設けられた状態を示す図であり、(b)はカバー部が取り外された状態を示す図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】本発明の折り畳み車両を折り畳む手順を説明するための図である。
【図6】本発明の折り畳み車両を折り畳む手順を説明するための図である。
【図7】ハンドル支持部のフレーム部に対する姿勢を制御する制御機構を説明するための図である。
【符号の説明】
1…前輪(第1の車輪、第3の車輪)、2…フレーム部、
3…ハンドル支持部、4…ハンドル、6…ハンドルパイプ軸(回動部)、
7…後輪(第2の車輪)、8…リアアーム部(アーム部)、
9…第1スライドローラ部(第1スライド部)、10…サドル、
11…サドルサドル支持部、11A…第1ガイド部、11B…第2ガイド部、
12…第2スライドローラ部(第2スライド部)、
15…インホイールモータ(車輪用アクチュエータ)、16…表示装置、
17〜19、21、22…カバー部、23…把持部、30…操作入力部、
40…アクチュエータ(制御機構)、S…折り畳み車両

Claims (14)

  1. ハンドルを支持するハンドル支持部と、
    所定の長さを有し、サドルを支持するサドル支持部と、
    第1の車輪を支持するフレーム部と、
    第2の車輪をその一端部で支持するアーム部と、
    前記ハンドル支持部と前記フレーム部の一端部とを回動可能に連結する回動部と、
    前記フレーム部の他端部に設けられた第1スライド部と、
    前記アーム部の他端部に設けられた第2スライド部と、
    前記サドル支持部において該サドル支持部の長手方向に延びるように設けられ、前記第1スライド部のスライド移動を案内する第1ガイド部と、
    前記サドル支持部において前記第1ガイド部とは別の位置に該サドル支持部の長手方向に延びるように設けられ、前記第2スライド部のスライド移動を案内する第2ガイド部とを備え、
    前記回動部の回動方向は前記車輪の回転方向と同じ方向であるとともに、
    前記回動部の回動、及び前記第1、第2スライド部のスライド移動が所定の操作によりロック及びロック解除されることを特徴とする折り畳み車両。
  2. 前記回動部の回動をロック及びロック解除するとともに、前記第1スライド部のスライド移動をロック及びロック解除する操作入力部を備えることを特徴とする請求項1記載の折り畳み車両。
  3. 前記操作入力部に対する入力動作が行われている状態では前記回動部の回動及び前記第1、第2スライド部のスライド移動が可能であり、前記操作入力部に対する入力動作が行われていない状態では前記回動部の回動及び前記第1、第2スライド部のスライド移動がロックされることを特徴とする請求項2記載の折り畳み車両。
  4. 前記第1スライド部がスライド移動して前記サドル支持部に対して前記フレーム部が予め設定された第1の姿勢になったら、前記第2スライド部のスライド移動のロックが解除されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の折り畳み車両。
  5. 前記第1の姿勢になったら、前記第1スライド部のスライド移動がロックされることを特徴とする請求項4記載の折り畳み車両。
  6. 前記第2スライド部がスライド移動して前記サドル支持部に対して前記アーム部が予め設定された第2の姿勢になったら、前記第2スライド部のスライド移動がロックされることを特徴とする請求項4記載の折り畳み車両。
  7. 前記車輪を回転する車輪用アクチュエータを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の折り畳み車両。
  8. 前記車輪用アクチュエータは電力により駆動することを特徴とする請求項7記載の折り畳み車両。
  9. 前記第1スライド部のスライド移動中及び前記第2スライド部のスライド移動中において、前記第2の車輪の回転が固定されるとともに、前記第1の車輪がアクチュエータの駆動に基づき前記第2の車輪に対して接近又は離間するように回転することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の折り畳み車両。
  10. 前記第1スライド部のスライド移動中における、前記ハンドル支持部の前記フレーム部に対する姿勢を制御する制御機構を備えることを特徴とする1〜9のいずれか一項記載の折り畳み車両。
  11. 前記フレーム部、前記アーム部、前記ハンドル支持部、及び前記サドル支持部を覆うカバー部を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載の折り畳み車両。
  12. 折り畳み状態において、前記第1の車輪及び前記第2の車輪のうち少なくともいずれか一方は前記カバー部から露出することを特徴とする請求項11記載の折り畳み車両。
  13. 前記フレーム部及び前記アーム部のうち少なくともいずれか一方が第3の車輪を支持していることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項記載の折り畳み車両。
  14. 折り畳み状態において、前記カバー部より所定の位置で露出する把持部を備えることを特徴とする1〜13のいずれか一項記載の折り畳み車両。
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