JP2004104314A - ネットワーク監視システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】監視端末側にIDを振り分け、特定のIDの監視端末からの画像送信要求に対してだけ、マスキング部分の画像データも伝送する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視画像中のマスキング部分を特定IDの監視者だけが見えるようにしたネットワーク監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、犯罪防止のために監視カメラを街頭に設置するような事例が増えてきている。
【0003】
これまでのビル内等屋内の監視と異なり、監視カメラを街頭に設置する場合は広範囲の地域に監視カメラを設置する必要があり、監視拠点までの映像信号の伝送や遠隔制御の設備が大規模になってしまう。
【0004】
また、犯罪防止のため街頭監視を行なう場合には、撮像する対象に一般の民家や商店が含まれるため、プライバシーの保護のための対応が必要である。
【0005】
前述の設備の大規模化に対する一解決策として、インターネット等の広域ネットワークを使って映像信号をデジタル化して伝送したり、遠隔制御を行なったりする方法がある。
【0006】
また、前述のプライバシー保護対策の一解決策として、一般の民家や商店を撮像する対象から除外する領域として設定し、監視映像には前記除外領域をマスキングして見えなくすることでプライバシーを保護する方法がある。(例えば、特許文献1参照。)
【0007】
【特許文献1】
特開2001−69494。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述のプライバシー保護対策方法を適用した場合、プライバシー領域に関係する情報は既に処理され、マスキング画像にしているため、映像信号がネットワーク等を介して伝送される場合、プライバシー領域に関係する情報は既に削除されている。従って、画像の送信を受ける側では、その部分の詳細画像を入手できないという不都合がある。特に、犯罪の捜査等では、プライバシー領域に関係する情報であっても、用途を限定して情報を得たい場合があるが、画像の送信を受ける側では、その画像を得ることができない。
【0009】
本発明は、これらの欠点を除去し、必要に応じてプライバシー領域に関する情報も得られるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、複数の監視画像をネットワークを介して伝送し複数の監視端末で監視するネットワーク監視システムにおいて、上記監視端末からの送信要求に応じ、監視画像のプライバシー部分をマスキングした画像か、マスキングしない画像かを選択し、上記監視端末に伝送するものである。
【0011】
また、特定の識別記号(以下IDとする)をもつ監視端末からの画像送信要求に対してだけ、マスキング部分の画像データも伝送するものである。
【0012】
また、IDに応じてマスキング部分を変更し、所定の画像や文字情報を送信するものである。
【0013】
さらに、前記監視端末を汎用のパソコンで構成するものである。
すなわち、圧縮データ内のマスキングしたい部分を、伸張不可能なデータに置き換え、監視者のIDによって、マスキング部分を見えるようにしたり、マスキング部分を変更して、ネットワークに送信することでマスキング部分を特定IDの監視者だけが見えるようにしたりするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例の形態を図1、図2を使って説明する。図1は本発明の一実施例である監視システムの構成を示し、各監視場所に設置した監視カメラ1と、このカメラ映像を受信し、表示する複数の監視端末(パソコン)6、7、8、9でネットワークを構築する。
【0015】
監視カメラ1は、映像信号を出力するカメラ部2と、映像信号を圧縮する画像圧縮部3と、圧縮データ内のマスキングしたい部分を伸張不可能なデータに置き換え、各監視端末(パソコン)からのIDを識別するマスキング制御部4と、圧縮したデータをネットワークへ伝送するネットワークインターフェース部5を有する。
【0016】
図2は、監視カメラ1内のマスキング制御部4の内部構成を示す図である。
抜き取り部41は、圧縮画像からマスキング部分を抜き取り、加工する部分である。切り替え部42は、抜き取り部41で加工された圧縮画像か、マスキング部分を抜き取らない圧縮画像かを選択するものである。ID照合部43は、ネットワークインターフェース部5から伝送された各パソコンのIDを照合するものである。
【0017】
監視カメラ1では、カメラ部2により、撮像された被写体が映像信号に変換され、画像圧縮部3へ出力される。画像圧縮部3では、前記映像信号が所定の方法で圧縮され、マスキング制御部4へ出力される。マスキング制御部4では、ID照合部43により画像送信要求のあったパソコンが持つIDがマスキングなしの画像の送出を許可するものか否か判断され、抜き取り部41と切り替え部42が制御される。
【0018】
例えば、マスキングなしの画像送出を許可するID1を持つパソコン6から画像送信要求があった場合には、切り替え部42がID照合部43により制御され、画像圧縮部3から出力される圧縮された画像データをそのままネットワークインターフェース部5へ出力する。ネットワークインターフェース部5から前記ネットワークを介し、伝送された前記画像データをパソコン6側で圧縮データを伸張するとマスキング無しの状態で表示される。
【0019】
また、マスキングなしの画像送出を許可しないID2を持つパソコン7から画像送信要求があった場合には、ID照合部43により抜き取り部41が制御され圧縮した画像データ内のマスキングしたい部分を伸張不可能なデータに置き換え、さらに切り替え部42が制御され抜き取り部41の出力がネットワークインターフェース部5へ出力される。ネットワークインターフェース部5から前記ネットワークを介し伝送された、前記画像データをパソコン7側で伸張してもマスキングした部分は表示できなくなる。
【0020】
同様に、ID3を持つパソコン8、ID4を持つパソコン9から送信要求があった場合には、ID照合部43で判断されたID3およびID4に応じて、抜き取り部41が制御され、マスキング部分をパソコン8とパソコン9とで異なる画像に変更し、さらに切り替え部42が制御され抜き取り部41の出力がネットワークインターフェース部5へ出力される。ネットワークインターフェース部5から前記ネットワークを介し伝送された、前記画像データはパソコン8とパソコン9とではマスキング部分が異なる画像が伝送される。
【0021】
パソコンのIDに応じてマスキング部分を異なる画像に変更する例としては、パソコン8は赤や緑の色付き、パソコン9は監視カメラ1の動作状態や故障診断などの文字情報をマスキング部分へ表示する等のことが考えられる。
【0022】
さらに、上記に述べたようなIDによる判別方法には各種のものが考えられる。
【0023】
例えば、ネットワーク上の通信にTCP/IPプロトコルを使う場合には、IP(Internet Protocol)アドレスをIDとして用いることが考えられる。インターネット等で用いられるTCP/IPプロトコルでは、ネットワーク上の機器同士の通信先を特定する目的で、IPアドレスを重複しないようにネットワーク上の各機器に割り当てる。つまり監視カメラ1には192.168.0.1、パソコン6には192.168.0.2、というように機器ごとにそれぞれ異なるIPアドレスが割り当てられ、なおかつ通信時のIPアドレスを判別することで通信先の機器を判別できるのである。
【0024】
すなわち監視カメラ1が、特定のIPアドレスをもつパソコン、例えばパソコン6に割り当てられたIPアドレス、192.168.0.2からの画像送信要求を受け取った場合のみ、監視カメラ1からマスキング部分の画像データを置き換えない状態の画像データが前記特定のIPアドレスをもつパソコンへ伝送される。
【0025】
また、IPアドレスを用いず、パソコン側に所定の符号を用いたIDを持たせ、画像送信要求時に前記所定の符号を用いたIDを送信する方法もある。
【0026】
例えば、パソコン6には”001”、パソコン7には”002”といった数字の組み合わせで表されるIDを割り当て、画像送信要求時に監視カメラ1へ送信することで、監視カメラ1はどのパソコンからの画像送信要求なのかを判別できるのである。
【0027】
さらに、前記実施例においてはマスキングなしの画像送出を許可しない場合でもパソコン側にIDの割り当てを必要としているが、IDが割り当てられたパソコンからの画像送信要求にはマスキングなしの画像送出を許可し、IDが割り当てられていないパソコンからの画像送信要求には、許可しない方法も考えられる。
【0028】
なお、前記3種類の方法は、IDによる判別方法を限定するものではないことは言うまでも無い。
【0029】
また、前記実施例においては、監視カメラが1台の構成で説明をしたが監視カメラがネットワーク上に複数接続される構成でもよい。
【0030】
【発明の効果】
マスキング部分が、特定IDの監視者だけが見えるようになる。
【0031】
監視者ごとに、マスキング部分を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるネットワーク監視システムの構成を示すブロック図。
【図2】監視カメラ1内のマスキング制御部4の内部構成を示す図。
【符号の説明】
1:監視カメラ、2:カメラ部、3:画像圧縮部、4:マスキング制御部
5:ネットワークインターフェース部、6:パソコン
7:パソコン、8:パソコン、9:パソコン
41:抜き取り部、42:切り替え部、43:ID照合部
Claims (4)
- 複数の監視画像をネットワークを介して伝送し複数の監視端末で監視するネットワーク監視システムにおいて、上記監視端末からの送信要求に応じ、監視画像のプライバシー部分をマスキングした画像か、マスキングしない画像かを選択し、上記監視端末に伝送することを特徴としたネットワーク監視システム。
- 請求項1記載の監視システムにおいて、特定の識別記号(以下IDとする)をもつ監視端末からの画像送信要求に対してだけ、マスキング部分の画像データも伝送することを特徴としたネットワーク監視システム。
- 請求項1記載の監視システムにおいて、IDに応じてマスキング部分を変更し、所定の画像や文字情報を送信することを特徴としたネットワーク監視システム。
- 請求項1乃至3記載の監視システムにおいて、前記監視端末を汎用のパソコンで構成することを特徴としたネットワーク監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002261232A JP2004104314A (ja) | 2002-09-06 | 2002-09-06 | ネットワーク監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002261232A JP2004104314A (ja) | 2002-09-06 | 2002-09-06 | ネットワーク監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004104314A true JP2004104314A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32261668
Family Applications (1)
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JP2002261232A Pending JP2004104314A (ja) | 2002-09-06 | 2002-09-06 | ネットワーク監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004104314A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006033810A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Arecont Vision Llc | 多重センサパノラマネットワークカメラ |
JP2007049235A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Toshiba Corp | 映像監視システム |
JP2012090176A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Canon Inc | 映像配信装置、撮像装置、映像配信システム、映像配信方法、映像配信プログラム |
JP2016111603A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 株式会社キーエンス | 監視システム |
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2002
- 2002-09-06 JP JP2002261232A patent/JP2004104314A/ja active Pending
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