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JP2004100469A - 内燃機関のスロットル弁制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル弁制御装置 Download PDF

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JP2004100469A
JP2004100469A JP2002259305A JP2002259305A JP2004100469A JP 2004100469 A JP2004100469 A JP 2004100469A JP 2002259305 A JP2002259305 A JP 2002259305A JP 2002259305 A JP2002259305 A JP 2002259305A JP 2004100469 A JP2004100469 A JP 2004100469A
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Japan
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throttle valve
opening
control unit
internal combustion
combustion engine
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JP2002259305A
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Inventor
▲土▼方 譲二
Joji Hijikata
Manabu Sekine
関根 学
Masahiro Sato
佐藤 正浩
Jun Takahashi
高橋 潤
Hidefumi Hashimoto
橋本 英史
Tetsuya Ishiguro
石黒 哲矢
Hayato Sugawara
菅原 早人
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Honda Motor Co Ltd
Hitachi Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Hitachi Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】スロットル弁の開度を制御する制御ユニットをコンパクトに構成することができる内燃機関のスロットル弁制御装置を提供する。
【解決手段】スロットル弁6の目標開度REQTHLを決定する第1の制御ユニットFI・ECU2と、スロットル弁6の開度THLDBWを目標開度REQTHLになるように制御し、スロットル弁6の基準開度THL1VZR0、THL2VZR0を学習する第2の制御ユニットDBW・ECU3と、第1および第2の制御ユニットFI・ECU2、DBW・ECU3の間で、目標開度REQTHLおよび基準開度THL1VZR0、THL2VZR0を含むデータを通信する通信手段8と、を備え、第1の制御ユニットFI・ECU2は、第2の制御ユニットDBW・ECU3から通信手段8によって送信された基準開度THL1VZR0、THL2VZR0を記憶する記憶手段2aを有する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気系に設けられたスロットル弁の開度を制御する内燃機関のスロットル弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スロットル弁を最も閉じ側に制御しているときのスロットル弁の実際の開度(以下「全閉開度」という)は、内燃機関が量産される関係上、また、経時的な変化によって、設計値に対してある程度ばらつくことは避けられない。このため、そのようなばらつきを補償するために、従来、内燃機関の運転中に全閉開度を学習し、記憶する手法が知られており、そのような手法が、例えば特許第2778827号公報に記載されている。
【0003】
また、燃料噴射制御、点火時期制御および目標吸入空気流量の設定などを実行する第1制御装置と、実際の吸入空気流量が目標吸入空気流量になるようにスロットル弁の開度を制御する第2制御装置とを別個のECUで構成することにより、第1制御装置の演算の負担を軽減させるようにした制御装置が、特開2000−97086号公報に開示されている。また、この制御装置では、第2制御装置と、スロットル弁およびこれを駆動するモータなどを収容するスロットルボディとを一体化したものが、一体型装置として設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の制御装置において、前述した手法により内燃機関の運転中にスロットル弁の全閉開度を学習し、内部の記憶手段に記憶するとともに、次回の運転時に用いるためには、次のような問題がある。すなわち、学習した全閉開度を第2制御装置に記憶する場合には、記憶された全閉開度が、イグニッション・スイッチのOFFに伴って消去されないように、第2制御装置に、バックアップ用の電源またはEEPROMを設けなければならない。その場合には、電源またはEEPROMの分、第2制御装置が大型化するので、スロットルボディとの一体型装置のコンパクト化の妨げになってしまう。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、スロットル弁の開度を制御する制御ユニットをコンパクトに構成することができる内燃機関のスロットル弁制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1による発明は、内燃機関4の吸気系(実施形態における(以下、本項において同じ)吸気管5)に設けられたスロットル弁6の開度THLDBWを制御する内燃機関4のスロットル弁制御装置1であって、スロットル弁6の目標開度REQTHLを決定する第1の制御ユニット(FI・ECU2)と、スロットル弁6の開度THLDBWを決定された目標開度REQTHLになるように制御するとともに、スロットル弁6の基準開度(第1全閉学習値THL1VZR0、第2全閉学習値THL2VZR0)を学習する第2の制御ユニット(DBW・ECU3)と、第1および第2の制御ユニットの間で、目標開度REQTHLおよび基準開度を含むデータを通信する通信手段(通信線8)と、を備え、第1の制御ユニットは、第2の制御ユニットから通信手段によって送信された基準開度を記憶する記憶手段(EEPROM2a)を有することを特徴とする。
【0007】
この内燃機関のスロットル弁制御装置によれば、第1の制御ユニットによって決定された目標開度が、通信手段により第2の制御ユニットに送信され、第2の制御ユニットにより、スロットル弁の開度が目標開度になるように制御される。また、第2の制御ユニットによって学習された基準開度が、通信手段により第1の制御ユニットに送信され、第1の制御ユニットの記憶手段に記憶される。このように、基準開度を第1の制御ユニットの記憶手段に記憶させるので、スロットル弁の開度を制御する第2の制御ユニットに、記憶した基準開度をバックアップするための電源やEEPROMを設ける必要がなく、その分、第2の制御ユニットを小型化できる。また、第2の制御ユニットをスロットル弁などを収容するスロットルボディと一体化した場合には、それによる一体型装置をコンパクトに構成することができる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関のスロットル弁制御装置1において、通信手段は、内燃機関4の停止時に基準開度を第1の制御ユニットに送信することを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、通信手段による第1の制御ユニットへの基準開度の送信は、内燃機関の停止時に行われる。このため、内燃機関の運転中に基準開度以外のデータを送信するのに用いるバッファを、内燃機関の停止時に、基準開度の送信用として兼用できるとともに、通信バイト数を増やさずに済む。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の内燃機関のスロットル弁制御装置(以下「制御装置」という)1、およびこれを適用した内燃機関(以下「エンジン」という)4を概略的に示している。制御装置1は、FI・ECU2(第1の制御ユニット)およびDBW・ECU3(第2の制御ユニット)を備えている。
【0011】
エンジン4の吸気管5(吸気系)には、スロットル弁6が設けられており、このスロットル弁6は、モータ7の回転軸に接続されている。モータ7は、例えば、直流モータで構成されており、スロットル弁6の開度(以下「スロットル弁開度」という)THLDBWは、モータ7に供給する駆動電流のデューティ値DUTYをDBW・ECU3で制御することによって、制御される。
【0012】
また、吸気管5には、第1および第2スロットル弁開度センサ10、11が設けられている。第1および第2スロットル弁開度センサ10、11は、スロットル弁開度THLDBWをそれぞれ検出し、このスロットル弁開度THLDBWに応じた第1および第2出力電圧TH1AD、TH2ADをDBW・ECU3にそれぞれ出力する。スロットル弁開度THLDBWの検出信号として、第1スロットル弁開度センサ10が正常な場合には、第1出力電圧TH1ADが用いられ、故障した場合には、第2スロットル弁開度センサ11の第2出力電圧TH2ADが用いられる。また、DBW・ECU3は、第1または第2の出力電圧TH1AD、TH2ADを後述する全閉学習値で補正することによって、スロットル弁開度THLDBWを算出する。
【0013】
FI・ECU2には、アクセル開度センサ12から、運転者によって操作されるアクセルペダル(図示せず)の開度(以下「アクセル開度」という)ACCを表す検出信号が、車速センサ13から、車両(図示せず)の速度(以下「車速」という)VPを表す検出信号が、イグニッション・スイッチ(以下「IG・スイッチ」という)14から、そのON・OFFを表す検出信号が出力される。
【0014】
FI・ECU2およびDBW・ECU3は、通信線8(通信手段)で互いに接続されており、それにより、例えばシリアル通信またはCAN通信によりデータを互いに通信可能に構成されている。
【0015】
FI・ECU2は、I/Oインターフェース、CPU、RAM、ROMおよびEEPROM2a(記憶手段)などからなるマイクロコンピュータで構成されている。上記のアクセル開度センサ12、車速センサ13およびIG・スイッチ14からの検出信号はそれぞれ、I/OインターフェースでA/D変換がなされた後、CPUに入力される。CPUは、これらの検出信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムなどに従って、スロットル弁6の目標開度REQTHLを決定する。この目標開度REQTHLは、アクセル開度ACCおよび車速VPに応じて、図示しないマップを検索することによって決定される。また、CPUは、DBW・ECU3に、目標開度REQTHLおよびDBW・ECU3の動作を指示するための指令信号INFOREQNOを送信する。
【0016】
DBW・ECU3は、I/Oインターフェース、CPU、RAM、ROMなどからなるマイクロコンピュータで構成されている。上記の第1および第2スロットル弁開度センサ10、11からの検出信号、およびFI・ECU2から送信された目標開度REQTHLなどのデータはそれぞれ、I/OインターフェースでA/D変換がなされた後、CPUに入力される。CPUは、ROMに記憶された制御プログラムなどに従い、目標開度REQTHLに基づいて、モータ7の駆動電流のデューティ値DUTYを決定し、決定されたデューティ値DUTYに基づく駆動信号をモータ7に出力することによって、スロットル弁開度THLDBWを目標開度REQTHLになるように制御する。また、CPUは、スロットル弁開度THLDBWの全閉学習値を基準開度として学習する全閉学習処理を実行するとともに、学習した全閉学習値などのデータをFI・ECU2に送信する。なお、全閉学習処理は、第1および第2スロットル弁開度センサ10、11について、それぞれ同様に実行されるので、以下、これらを代表して、第1スロットル弁開度センサ10の検出結果を用いた場合を例にとり、説明する。
【0017】
図2は、この全閉学習処理を示すフローチャートである。この処理は、エンジン4の始動時、IG・スイッチ14がONされた直後に、所定時間(例えば2msec)ごとに実行される。まず、ステップ1では、始動直後フラグF_CLSTHCMDが「1」であるか否かを判別する。この始動直後フラグF_CLSTHCMDは、IG・スイッチ14がONされたときに、「0」にリセットされるものである。
【0018】
この答がNOで、IG・スイッチ14がONされた直後のときには、スロットル弁開度THLDBWの学習制御用の目標値DCCMDを、所定の初期値THDEF(例えば7.5deg)に設定し(ステップ2)、始動直後フラグF_CLSTHCMDを「1」にセットする(ステップ3)。なお、スロットル弁開度THLDBWは、IG・スイッチ14のOFF時に上記初期値THDEFに制御されるようになっており、それにより、スロットル弁開度THLDBWを初期値THDEFに設定した状態から、学習制御を即座に開始することができる。また、ステップ3の実行により、その後の前記ステップ1の答がYESになり、その場合には、ステップ4に進む。
【0019】
前記ステップ1または3に続くステップ4では、現在の目標値DCCMDから所定の減算値DLTCMD(例えば0.2deg)を減算した値を、目標値DCCMDとして設定する。次に、この目標値DCCMDが0よりも小さいか否かを判別する(ステップ5)。この答がNOのときには、ステップ7に進む一方、この答がYESで、DCCMD<0のときには、目標値DCCMDを0に設定した(ステップ6)後、ステップ7に進む。
【0020】
このステップ7およびステップ8では、第1スロットル弁開度センサ10で検出された今回の第1出力電圧TH1ADからその前回値TH1ADZを減算した値の絶対値が、所定の判定値DTHADSTB(例えば0.02V)よりも小さいか否か、およびモータ7への駆動電流のデューティ値DUTYが、所定の上限値CLSDUTY(例えば50%)よりも大きいか否かをそれぞれ判別する。このステップ8の判別は、全閉位置に達しているスロットル弁6を、モータ7により閉じ側にさらに強制的に駆動しようとしている状態か否かを判別するためのものである。
【0021】
これらの答のいずれかがNOのときには、ダウンカウント式のタイマtTHADSTBに所定の判定時間tmTHADSTB(例えば60msec)をセットし(ステップ9)、今回の第1出力電圧TH1ADを、前回値TH1ADZとして設定し(ステップ10)、本プログラムを終了する。
【0022】
一方、前記ステップ7および8の答のいずれもがYESで、|TH1AD−TH1ADZ|<DTHADSTBかつDUTY>CLSDUTYのとき、すなわち、スロットル弁開度THLDBWがほとんど変化しておらず、かつモータ7に比較的大きなデューティ値DUTYの電流が流れているときには、スロットル弁6が全閉状態にあるとして、前記ステップ9で設定されたタイマtTHADSTBの値が、0であるか否かを判別する(ステップ11)。この答がNOのときには、前記ステップ10を実行し、本プログラムを終了する。
【0023】
一方、ステップ11の答がYESのとき、すなわち、スロットル弁6が全閉状態にあると推定される状態が判定時間tmTHADSTB、継続したときには、スロットル弁6が全閉位置に位置しているとして、そのときの第1出力電圧TH1ADを、第1全閉学習値THL1VZR0(基準開度)として設定する(ステップ12)。次に、全閉学習が完了したことを表すために、全閉学習完了フラグF_CLSTHENDを「1」にセットするとともに(ステップ13)、前記ステップ10を実行し、本プログラムを終了する。
【0024】
図3は、上述した全閉学習処理によって得られる動作例を示している。同図に示すように、IG・スイッチ14のON時(時刻t0)では、スロットル弁開度THLDBWおよび目標値DCCMDは、初期値THDEFに設定され、目標値DCCMDが、時間の経過に伴い、減算値DLTCMD分ずつ減算されるのに応じて、スロットル弁開度THLDBWは、目標値DCCMDに追従するように減少し、閉じ側に駆動される。そして、スロットル弁開度THLDBWがほとんど変化しておらず(|TH1AD−TH1ADZ|<DTHADSTB)、かつデューティ値DUTYが上限値CLSDUTYよりも大きい状態(DUTY>CLSDUTY)が判定時間tmTHADSTB、継続したとき(時刻t1〜t2)には、スロットル弁6が全閉位置に位置しているとして、そのときの第1出力電圧TH1ADが第1全閉学習値THL1VZR0として学習されるとともに、全閉学習完了フラグF_CLSTHENDが「1」にセットされ、全閉学習処理が完了する。
【0025】
図4は、DBW・ECU3で実行される、スロットル弁開度THLDBWなどのデータをFI・ECU2に送信する送信処理を示すフローチャートである。まず、ステップ21では、FI・ECU2から送信線8により送信された指令信号INFOREQNOの値が、「2」であるか否かを判別する。この指令信号INFOREQNOは、IG・スイッチ14のOFF直後には、「2」および「3」に順次セットされ、IG・スイッチ14のON直後には、「0」および「1」に順次セットされるとともに、それ以外のときには、他の値にセットされるものである。ステップ21の答がYESのとき、すなわち今回の指令信号INFOREQNOがIG・スイッチ14のOFF後の第1回目のものであるときには、第1全閉学習値THL1VZR0を第1開度データCURTHLとしてセットするとともに、セットした第1開度データCURTHLを通信線8によりFI・ECU2に送信する(ステップ22)。送信された第1開度データCURTHLは、前述したFI・ECU2のEEPROM2aの所定のバッファに記憶される。
【0026】
前記ステップ21の答がNOのときには、指令信号INFOREQNOの値が「3」であるか否かを判別する(ステップ23)。この答がYESで、今回の指令信号INFOREQNOがIG・スイッチ14のOFF後の第2回目のものであるときには、第2全閉学習値THL2VZR0を第1開度データCURTHLとしてセットするとともに、セットした第1開度データCURTHLをFI・ECU2に送信する(ステップ24)。送信された第1開度データCURTHLは、EEPROM2aの上述したバッファとは別の所定のバッファに記憶される。
【0027】
前記ステップ21および23の答のいずれもがNOで、指令信号INFOREQNOが「2」でも「3」でもないときには、現在のスロットル弁開度THLDBWを第1開度データCURTHLとしてセットするとともに、セットした第1開度データCURTHLを送信し(ステップ25)、本プログラムを終了する。
【0028】
以上のように、エンジン4の運転中には、スロットル弁開度THLDBWが、第1開度データCURTHLとしてFI・ECU2に送信される。また、IG・スイッチ14のOFF直後には、第1全閉学習値THL1VZR0および第2全閉学習値THL2VZR0が、第1開度データCURTHLとしてFI・ECU2に送信され、そのEEPROM2aにそれぞれ記憶される。
【0029】
図5は、DBW・ECU3で実行される、FI・ECU2から送信された目標開度REQTHLなどのデータを受信する受信処理を示すフローチャートである。まず、ステップ31では、指令信号INFOREQNOの値が「1」であるか否かを判別する。
【0030】
前述したように、この指令信号INFOREQNOは、IG・スイッチ14のON直後に、「0」および「1」に順次セットされ、それ以外のときに、他の値にセットされるものである。また、指令信号INFOREQNOの値が「0」のときには、停止中にFI・ECU2のEEPROM2aに記憶されていた前回の第1全閉学習値THL1VZRZ0が、第2開度データREQTHL1としてセットされ、「0」値の指令信号INFOREQNOとともに、FI・ECU2から送信される。同様に、指令信号INFOREQNOの値が「1」のときには、前回の第2全閉学習値THL2VZRZ0が、第2開度データREQTHL1としてセットされ、「1」値の指令信号INFOREQNOとともに、FI・ECU2から送信される。さらに、指令信号INFOREQNOが上記以外の値のときには、FI・ECU2で随時決定された目標開度REQTHLが、第2開度データREQTHL1としてセットされ、指令信号INFOREQNOとともに、FI・ECU2から送信される。
【0031】
したがって、前記ステップ31の答がYESで、指令信号INFOREQNOの値が「1」のときには、受信した第2開度データREQTHL1を、前回の第2全閉学習値THL2VZRZ0としてセットし、内部のRAMに記憶する(ステップ32)。
【0032】
また、前記ステップ31の答がNOのときには、指令信号INFOREQNOの値が「0」であるか否かを判別する(ステップ33)。この答がYESのときには、受信した第2開度データREQTHL1を、前回の第1全閉学習値THL1VZRZ0としてセットし、記憶する(ステップ34)。
【0033】
一方、前記ステップ33の答がNOで、指令信号INFOREQNOの値が「0」および「1」以外であるときには、受信した第2開度データREQTHL1を目標開度REQTHLとしてセットし(ステップ35)、本プログラムを終了する。
【0034】
以上のように、IG・スイッチ14のON直後には、FI・ECU2から送信された第2開度データREQTHL1が、前回の第1および第2全閉学習値THL1VZRZ0、THL2VZRZ0としてDBW・ECU3のRAMに記憶される。そして、その後、エンジン4の運転中には、第2開度データREQTHL1が目標開度REQTHLとして受信される。また、エンジン4の始動時に、前述した全閉学習処理が実行され、全閉学習が完了した場合には、第1および第2全閉学習値THL1VZR0、THL2VZR0が更新される。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、FI・ECU2で決定された目標開度REQTHLが、通信線8によりDBW・ECU3に送信され、DBW・ECU3により、スロットル弁開度THLDBWが、目標開度REQTHLになるように制御される。また、DBW・ECU3で学習された第1および第2全閉学習値THL1VZR0、THL2VZR0が、通信線8によりFI・ECU2に送信され、そのEEPROM2aに記憶される。このように、第1および第2全閉学習値THL1VZR0、THL2VZR0がFI・ECU2のEEPROM2aに記憶され、エンジン4の停止中に保持されるので、そのバックアップ用の電源やEEPROMをDBW・ECU3に設ける必要がなく、その分、DBW・ECU3を小型化できる。
【0036】
また、第1および第2全閉学習値THL1VZR0、THL2VZR0は、エンジン4の停止時に、第1開度データCURTHLとしてFI・ECU2に送信される。この第1開度データCURTHLは、エンジン4の運転中には、スロットル弁開度THLDBWを送信するのに用いられる。したがって、スロットル弁開度THLDBWの送信用のバッファを、第1および第2全閉学習値THL1VZR0、THL2VZR0の送信用として兼用できるとともに、通信バイト数を増やさずに済む。
【0037】
また、IG・スイッチ14のON時に、DBW・ECU3に、前回の第1および第2全閉学習値THL1VZRZ0、THL2VZRZ0が送信され、記憶される。したがって、DBW・ECU3において、送信された前回の第1および第2全閉学習値THL1VZRZ0、THL2VZRZ0を用いて、スロットル弁開度THLDBWを支障なく算出することができる。
【0038】
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、本実施形態では、スロットル弁6、モータ7およびDBW・ECU3を個々に設けたが、これらを一体化した一体型装置として構成してもよく、その場合には、この一体型装置をコンパクトに構成することができる。また、FI・ECU2の記憶手段としてEEPROM2aを用いたが、これに代えて、バックアップ用の電源を備えたRAMを用いてもよい。さらに、第1および第2全閉学習値THL1VZR0、THL2VZR0の送信用として、スロットル弁開度THLDBWの送信用のバッファを兼用したが、これに代えて、エンジン4の運転中に他のデータを送信するのに用いるバッファを兼用してもよい。また、目標開度REQTHLを決定するためのパラメータとして、アクセル開度ACCおよび車速VPを用いたが、これらとともに他のパラメータを用いてもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明の内燃機関のスロットル弁制御装置によれば、スロットル弁の開度を制御する制御ユニットをコンパクトに構成することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置およびこれを適用した内燃機関の概略図である。
【図2】全閉学習処理を示すフローチャートである。
【図3】全閉学習処理によって得られる動作例を示すタイミングチャートである。
【図4】DBW・ECU3の送信処理を示すフローチャートである。
【図5】DBW・ECU3の受信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置
2 FI・ECU(第1の制御ユニット)
2a EEPROM(記憶手段)
3 DBW・ECU(第2の制御ユニット)
4 エンジン
5 吸気管(吸気系)
6 スロットル弁
8 通信線(通信手段)
REQTHL 目標開度
THLDBW スロットル弁開度
THL1VZR0 第1全閉学習値(基準開度)
THL2VZR0 第2全閉学習値(基準開度)

Claims (2)

  1. 内燃機関の吸気系に設けられたスロットル弁の開度を制御する内燃機関のスロットル弁制御装置であって、
    前記スロットル弁の目標開度を決定する第1の制御ユニットと、
    前記スロットル弁の開度を前記決定された目標開度になるように制御するとともに、前記スロットル弁の基準開度を学習する第2の制御ユニットと、
    前記第1および第2の制御ユニットの間で、前記目標開度および前記基準開度を含むデータを通信する通信手段と、を備え、
    前記第1の制御ユニットは、前記第2の制御ユニットから前記通信手段によって送信された前記基準開度を記憶する記憶手段を有することを特徴とする内燃機関のスロットル弁制御装置。
  2. 前記通信手段は、前記内燃機関の停止時に前記基準開度を前記第1の制御ユニットに送信することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関のスロットル弁制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154737A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Denso Corp 車両用エンジンの制御装置
JP2016501152A (ja) * 2012-11-22 2016-01-18 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG トルク伝達装置を制御するための方法

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