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JP2004100100A - フェルト材料 - Google Patents

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JP2004100100A
JP2004100100A JP2002264465A JP2002264465A JP2004100100A JP 2004100100 A JP2004100100 A JP 2004100100A JP 2002264465 A JP2002264465 A JP 2002264465A JP 2002264465 A JP2002264465 A JP 2002264465A JP 2004100100 A JP2004100100 A JP 2004100100A
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JP
Japan
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polybenzazole
fiber
felt material
organic pigment
temperature
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JP2002264465A
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English (en)
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Kohei Kiriyama
霧山 晃平
Hirotaka Murase
村瀬 浩貴
Muneatsu Nakamura
中村 宗敦
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Priority to AU2003244068A priority patent/AU2003244068A1/en
Priority to CA002490025A priority patent/CA2490025A1/en
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Abstract

【課題】高温かつ高湿度下に長時間暴露されても強度低下の小さいポリベンザゾール繊維からなるフェルト材料を提供すること。
【解決手段】熱分解温度が200℃以上の高耐熱性であり鉱酸に溶解する有機顔料で、好ましくはその分子構造中に−N=及び/又はNH−基を有するもの、なかでもペリノン及び/又はペリレン類、フタロシアニン類、キナクリドン類、またはジオキサジン類を糸中に含有せしめることにより、温度80℃相対湿度80%雰囲気下で700時間暴露した後の引張強度保持率が85%以上で、キセノン光100時間暴露後の強度保持率が50%以上のポリベンザゾール繊維からなるフェルト材料を得る。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄鋼、窯業、非鉄金属分野などの製造工程において、高温製品のキズ防止を目的とした、高耐熱性、耐摩耗性が要求される耐熱クッション材料に関するものであって、更に詳しくは、高温かつ高湿度下に暴露されたときに優れた耐久性を有するポリベンザゾール繊維からなるフェルト材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高強度、高耐熱性を有する繊維として、ポリベンゾオキサゾールもしくはポリベンゾチアゾールまたはこれらのコポリマーから構成されるポリベンザゾール繊維が知られている。また、この繊維を利用したフェルト材料も知られている。
【0003】
通常、ポリベンザゾール繊維は、上記ポリマーやコポリマーと酸溶媒を含むドープを紡糸口金より押し出した後、凝固性流体(水、または水と無機酸の混合液)中に浸漬して凝固させ、さらに水洗浴中で徹底的に洗浄し大部分の溶媒を除去した後、水酸化ナトリウム等の無機塩基の水溶液槽を通り、抽出されずに、糸中に残っている酸を中和した後、乾燥することによって得られる。
【0004】
この様にして製造されるポリベンザゾール繊維は上記に記載した通り、強度などの力学特性に優れ、かつ耐熱性も高いため、鉄鋼、窯業、非鉄金属分野などの製造工程において、高温製品にキズを入れることなく支持するための耐熱クッション材料として使用されている。耐熱クッション材料として使用される場合、加工成形直後の高温製品の温度は350℃以上で使われるケースが多く、また使用時、蓄熱したフェルト材料に水をかけて冷却させながら使用する場合もあるため、近年、特に、高温かつ高湿度下に長時間暴露された場合であっても強度を充分に維持することができるポリベンザゾール繊維からなるフェルト材料が強く望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的は、高温かつ高湿度下に長時間暴露されても強度低下の小さいポリベンザゾール繊維からなるフェルト材料を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究した結果、本発明を完成するに至った。熱分解温度が200℃以上の高耐熱性であり鉱酸に溶解する有機顔料で、好ましくはその分子構造中に−N=及び/又はNH−基を有するもの、なかでもペリノン及び/又はペリレン類、フタロシアニン類、キナクリドン類、またはジオキサジン類を糸中に含有せしめることにより、温度80℃相対湿度80%雰囲気下で700時間暴露した後の引張強度保持率が85%以上有すること、さらには、キセノン光100時間暴露後の強度保持率が50%以上有することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は下記の構成からなる。
1.温度80℃相対湿度80%雰囲気下で700時間暴露した後の引張強度保持率が85%以上のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
2.キセノン光100時間暴露後の強度保持率が50%以上の上記第1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
3.熱分解温度が200℃以上の高耐熱性であり鉱酸に溶解する有機顔料を繊維中に含んでいる上記第1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
4.繊維中に含有される有機顔料がその分子構造中に−N=及び/又はNH−基を有する上記第1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
5.繊維中に含有される有機顔料がペリノン及び/又はペリレン類である上記第1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
6.繊維中に含有される有機顔料がフタロシアニン類である上記第1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
7.繊維中に含有される有機顔料がキナクリドン類である上記第1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
8.繊維中に含有される有機顔料がジオキサジン類である上記第1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
以下、本発明を詳述する。
【0007】
本発明における熱分解温度が200℃以上の高耐熱性を有し鉱酸に溶解する有機顔料として不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、染色レーキ、イソインドリノン類、イソインドリン類、ジオキサジン類、ペリノン及び/又はペリレン類、フタロシアニン類、キナクリドン類等が挙げられる。その中でも分子内に−N=及び/又はNH−基を有するものが好ましく、より好ましくはジオキサジン類、ペリノン及び/又はペリレン類、フタロシアニン類、キナクリドン類である。
【0008】
ペリノン及び/又はペリレン類としては、ビスベンズイミダゾ[2,1−b:2’、1’−i]ベンゾ[lmn][3,8]フェナントロリンー8,17−ジオン、ビスベンズイミダゾ[2,1−b:1’、2’−j]ベンゾ[lmn][3,8]フェナントロリンー6,9−ジオン、2,9−ビス(p−メトキシベンジル)アントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリンー1,3,8,10(2H,9H)−テトロン、2,9−ビス(p−エトキシベンジル)アントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリンー1,3,8,10(2H,9H)−テトロン、2,9−ビス(3,5−ジメチルベンジル)アントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリンー1,3,8,10(2H,9H)−テトロン、2,9−ビス(p−メトキシフェニル)アントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリンー1,3,8,10(2H,9H)−テトロン、2,9−ビス(p−エトキシフェニル)アントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリンー1,3,8,10(2H,9H)−テトロン、2,9−ビス(3,5−ジメチルフェニル)アントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリンー1,3,8,10(2H,9H)−テトロン、2,9−ジメチルアントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリンー1,3,8,10(2H,9H)−テトロン、2,9−ビス(4−フェニルアゾフェニル)アントラ[2,1,9−def:6,5,10−d’e’f’]ジイソキノリンー1,3,8,10(2H,9H)−テトロン、8,16−ピランスレンジオン等があげられる。
これらのペリノン類の1つまたは2つ以上の化合物の併用もあり得る。添加量はポリベンザゾールに対して0.01%〜20%、好ましくは0.1%〜10%である。
【0009】
フタロシアニン類としては、フタロシアニン骨格を有していればその中心に配位する金属の有無および原子種は問わない。これらの化合物の具体例としては、29H,31H−フタロシアニネート(2−)−N29,N30,N31,N32銅、29H,31H−フタロシアニネート(2−)−N29,N30,N31,N32鉄、29H,31H−フタロシアニネート−N29,N30,N31,N32コバルト、29H,31H−フタロシアニネート(2−)−N29,N30,N31,N32銅、オキソ(29H,31H−フタロシアニネート(2−)−N29,N30,N31,N32),(SP−5−12)チタニウム等があげられる。また、これらのフタロシアニン骨格が1個以上のハロゲン原子、メチル基、メトキシ基等の置換基を有していてもよい。
これらのフタロシアニン類の1つまたは2つ以上の化合物の併用もあり得る。添加量はポリベンザゾールに対して0.01%〜20%、好ましくは0.1%〜10%である。
【0010】
キナクリドン類としては、5,12−ジヒドロー2,9−ジメチルキノ[2,3−b]アクリジンー7,14−ジオン、5,12−ジヒドロキノ[2,3−b]アクリジンー7,14−ジオン、5,12−ジヒドロー2,9−ジクロロキノ[2,3−b]アクリジンー7,14−ジオン、5,12−ジヒドロー2,9−ジブロモキノ[2,3−b]アクリジンー7,14−ジオン等があげられる。
これらのキナクリドン類の1つまたは2つ以上の化合物の併用もあり得る。添加量はポリベンザゾールに対して0.01%〜20%、好ましくは0.1%〜10%である。
【0011】
ジオキサジン類としては9,19−ジクロロ−5,15−ジエチル−5,15−ジヒドロジインドロ[2,3−c:2’,3’−n]トリフェノジオキサジン、8,18−ジクロロ−5,15−ジエチル−5,15−ジヒドロジインドロ[3,2−b:3’,2’−m]トリフェノジオキサジン等が挙げられる。これらのジオキサジン類の1つまたは2つ以上の化合物の併用もあり得る。添加量はポリベンザゾールに対して0.01%―20%、好ましくは0.1%―10%である。
【0012】
また、ペリレン類、ペリノン類、フタロシアニン類、キナクリドン類、およびジオキサジン類の2つまたは3つ以上の化合物の併用も可能である。
勿論本発明技術内容はこれらに限定されるものではない。
【0013】
本発明に係るポリベンザゾール繊維とは、ポリベンザゾールポリマーよりなる繊維をいい、ポリベンザゾール(PBZ)とは、ポリベンゾオキサゾール(PBO)、ポリベンゾチアゾール(PBT)、またはポリベンズイミダゾール(PBI)から選ばれる1種以上のポリマーをいう。本発明においてPBOは芳香族基に結合されたオキサゾール環を含むポリマーをいい、その芳香族基は必ずしもベンゼン環である必要は無い。さらにPBOは、ポリ(p−フェニレンベンゾビスオキサゾール)や芳香族基に結合された複数のオキサゾール環の単位からなるポリマーが広く含まれる。同様の考え方は、PBTやPBIにも適用される。また、PBO、PBT及び、またはPBIの混合物、PBO、PBT及びPBIのブロックもしくはランダムコポリマー等のような二つまたはそれ以上のポリベンザゾールポリマーの混合物、コポリマー、ブロックポリマーも含まれる。好ましくは、ポリベンザゾールは、鉱酸中、特定濃度で液晶を形成するライオトロピック液晶ポリマーである。
【0014】
PBZポリマーに含まれる構造単位としては、好ましくはライオトロピック液晶ポリマーから選択される。当該ポリマーは構造式 (a)〜(f)に記載されているモノマー単位から成る。
【化1】
Figure 2004100100
【0015】
ポリベンザゾール繊維は、ポリベンザゾールポリマーの溶液(PBZポリマードープ)より製造されるが、当該ドープを調製するための好適な溶媒としては、クレゾールやそのポリマーを溶解しうる非酸化性の鉱酸が挙げられる。好適な非酸化性鉱酸の例としては、ポリリン酸、メタンスルホン酸および高濃度の硫酸あるいはそれらの混合物が挙げられる。その中でもポリリン酸及びメタンスルホン酸が、最も好ましくはポリリン酸である。
【0016】
ドープ中のポリマー濃度は、1〜30%、好ましくは1〜20%である。最大濃度は、例えばポリマーの溶解性やドープ粘度といった実際上の取り扱い性により限定される。それらの限界要因のために、ポリマー濃度は通常では20重量%を越えることはない。
【0017】
本発明において、好適なポリマーまたはコポリマーとドープは公知の方法で合成される。(例えば、特許文献1〜4参照)。要約すると、好適なモノマーは非酸化性で脱水性の酸溶液中、非酸化性雰囲気で高速撹拌及び高剪断条件のもと約60℃から230℃までの間で段階的または任意の昇温速度で温度を上げることで反応させられる。
【0018】
【特許文献1】
米国特許第4,533,693号
【特許文献2】
米国特許第4,772,678号
【特許文献3】
米国特許第4,847,350号
【特許文献4】
米国特許第5,089,591号
【0019】
このようにして得られるドープを紡糸口金から押し出し、空間で引き伸ばしてフィラメントに形成される。好適な製造法は先に述べた参考文献や米国特許第5,034,250号明細書に記載されている。紡糸口金を出たドープは紡糸口金と洗浄バス間の空間に入る。この空間は一般にエアギャップと呼ばれているが、空気である必要はない。この空間は、溶媒を除去すること無く、かつ、ドープと反応しない溶媒で満たされている必要があり、例えば空気、窒素、アルゴン、ヘリウム、二酸化炭素等が挙げられる。
【0020】
紡糸後のフィラメントは、過度の延伸を避けるために洗浄され溶媒の一部が除去される。そして、更に洗浄され、適宜水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム等の無機塩基で中和され、ほとんどの溶媒は除去される。ここでいう洗浄とは、ポリベンザゾールポリマーを溶解している鉱酸に対し相溶性であり、ポリベンザゾールポリマーに対して溶媒とならない液体に繊維またはフィラメントを接触させ、ドープから酸溶媒を除去することである。好適な洗浄液体としては、水や水と酸溶媒との混合物がある。フィラメントは、好ましくは残留鉱酸金属原子濃度が重量で8000ppm以下、更に好ましくは5000ppm以下に洗浄される。その後、フィラメントは、乾燥、熱処理、巻き取り等が必要に応じて行われる。
【0021】
本発明に係るポリベンザゾール繊維の第一の特徴は、有機顔料を含んでいることであり、これにより、温度80℃相対湿度80%雰囲気下で700時間暴露した後の引張強度保持率が85%以上を達成できる。ここでいう有機顔料は前述のごとく熱分解温度が200℃以上であり、鉱酸に溶解するものであり、好ましくはその分子構造中に−N=及び/又はNH−を有する顔料である。より好ましくは、ペリノン及び/又はペリレン類、フタロシアニン類、キナクリドン類、またはジオキサジン類である。また、鉱酸とは、メタンスルフォン酸またはポリリン酸である。
【0022】
これらの有機顔料を糸中に含有させる方法としては、特に限定されず、ポリベンザゾールの重合のいずれの段階または重合終了時のポリマードープの段階で含有させることができる。例えば、有機顔料をポリベンザゾールの原料を仕込む際に同時に仕込む方法、段階的または任意の昇温速度で温度を上げて反応させている任意の時点で添加する方法、また、重合反応終了時に反応系中に添加し、撹拌混合する方法が好ましい。
【0023】
水洗後、50℃以上、通常300℃以下でフィラメントを乾燥することにより有機顔料を固定する。乾燥処理後の引っ張り強度保持率は、有機顔料を含有していないポリベンザゾール繊維に対して80%以上を有しており、乾燥処理によるポリマーへの悪影響は少ない。
【0024】
本発明に係るポリベンザゾール繊維の第二の特徴は、糸中での有機顔料が欠点となって繊維の初期強度が低下することも無く、良好に保持されることである。また、紡糸時の可紡性も良好であり、糸切れの無い良好な操業性が維持される。これは、添加した顔料が鉱酸に溶解するため、ポリマードープ中でも溶解しているためと推測される。有機顔料含有量が20%を超えるとフィラメント繊度の増加で初期の糸強度が低くなるため好ましくない。
【0025】
本発明に係るポリベンザゾール繊維の第三の特徴は、耐光性の向上である。通常、ポリベンザゾール繊維は、太陽光に長時間曝されるとその強度が低下することが知られている。例えば、ポリ(p−フェニレンベンゾビスオキサゾール)繊維の場合、キセノン光100時間照射により、その強度は初期強度に対して50%未満に低下する。これに対し、本発明の繊維中に高耐熱性有機顔料を含有せしめた繊維では、キセノン光100時間照射後の強度は初期強度に対して50%以上、好ましくは75%以上保持している。
【0026】
繊維内部における高耐熱性有機顔料の化学的な存在状態あるいはその作用については明確には分かっていない。高耐熱性有機顔料分子がポリベンザゾール繊維中のミクロボイド内に満たされているため、高温かつ高湿度下に長時間暴露されても外からの水蒸気がポリベンザゾール分子に到達しにくくなり強度低下が起こりにくくなるのか、あるいは、ポリベンザゾール繊維中に残留している鉱酸が水分により解離して放出した水素イオンを有機顔料が捕捉して系内を中性化することにより強度低下を抑制しているのか、あるいは、発達した共役系を有する高耐熱性有機顔料が繊維中で何らかの理由で発生したラジカルを捕捉して系内を安定化させているのか等が推定される。
【0027】
耐光性についても同様のことが言える。高耐熱性有機顔料の機能は、遮光効果により光照射が緩和されるのか、または、光照射により励起したポリベンザゾール分子を直ちに基底状態に戻すのか、あるいは、酸素分子との相互作用等により発生したラジカルを捕捉して系内を安定化させているのか等が推定されるが、本発明はこの考察に拘束されるものではない。
【0028】
このようにして得られたポリベンザゾール繊維は通常の捲縮工程および切断工程が施されてポリベンザゾール繊維の短繊維に加工され、さらに通常のフェルト製造方法を経てフェルト材料に加工される。
【0029】
フェルトの製造方法としては、公知の不織布の製造法が適用可能であり、短繊維からウェブを形成し、ニードルパンチ法、ステッチボンド法、ウォーターパンチ法などにより成形する方法、バインダーを使用する方法などが採用可能である。また、長繊維からのスパンボンド法なども採用可能である。
【0030】
本発明のフェルト材料は異種の繊維を混合することが可能で、耐熱性の要求が高くなるほどポリベンザゾール繊維の混合率を上げることが有効である。ポリベンザゾール繊維の重量分率は、好ましくは50%以上であり、さらに好ましくは80%以上である。50%未満ではポリベンザゾール繊維の優れた耐熱性、耐磨耗性が十分に発揮されない恐れがある。混合方法としては、均一に混合したものをフェルトにするか、あるいはポリベンザゾール繊維と混合する繊維を別々にフェルトとした後、これらを2層以上に積層するかフェルトとして成型可能であればいかなる方法でも良い。
【0031】
このようにして得られたフェルト材料は、高温かつ高湿度下に長時間暴露されても強度低下の小さいポリベンザゾール繊維から構成されているため、高温かつ高湿度下に暴露されても強度を充分に維持することができ、その結果、高湿度下での耐磨耗性が向上し、耐熱クッション材料の寿命を向上させることが可能となる。
【0032】
【実施例】
以下に実例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はもとより下記の実施例によって制限を受けるものではなく、前後記の主旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術範囲に含まれる。
【0033】
評価方法は、以下の通りである。
高温高湿度保管試験:高温かつ高湿度下における強度低下の評価は、直径10cmの紙管に繊維を巻き付けた状態で恒温恒湿器中で高温かつ高湿度保管処理した後、標準状態(温度:20±2℃、相対湿度65±2%)の試験室内に取り出し、30分以内に引張試験を実施し、処理前の強度に対する処理後の強度保持率で評価を行った。なお、高温高湿度下での保管試験にはヤマト科学社製Humidic Chamber 1G43Mを使用し、恒温恒湿器中に光が入らないよう完全に遮光して、80℃、相対湿度80%の条件下にて700時間処理を実施した。
【0034】
糸強度測定:強度保持率は、高温高湿度保管前後の引張強度を測定し、高温高湿度保管試験後の引張強度を高温高湿度保管試験前の引張強度で除して求めた。なお、引張強度の測定は、JIS−L1013に準じて引張試験機(島津製作所製、型式AG−50KNG)を用いて測定した。
【0035】
金属濃度測定:フィラメント中の残留リン濃度は、試料をペレット状に固めて蛍光X線測定装置(フィリップスPW1404/DY685)を用いて測定し、ナトリウム濃度は中性子活性化分析法で測定した。
【0036】
光暴露試験:水冷キセノンアーク式ウェザーメーター(アトラス社製、形式Ci35A)を使用し、金属フレームに糸を巻きつけて装置にセットし、内側フィルターガラスに石英、外側フィルターガラスにボロシリケート、タイプSを使用し、放射照度:0.35W/m2(at 340nm)、ブラックパネル温度:80℃±3℃、試験槽内湿度:50%±5%で100時間連続照射を行った。
【0037】
フェルト材料の高温耐磨耗性の評価方法:図1に示すような高温耐摩耗試験機を使用し、500℃に加熱した摩擦子を300g/cmの荷重下で試料に接触させた状態で試料を300rpmで回転させる磨耗処理を実施した。なお、磨耗試験開始直前に試料を10秒間純水に浸漬させた後磨耗処理を開始し、その後磨耗処理に供した時間が5時間経過毎に試料を一度取り出して純水中に10秒間浸漬して再度磨耗処理を開始することを繰り返し、合計20時間摩耗処理を実施した。耐磨耗性の評価は20時間の磨耗処理後の重量減少量で評価した。
【0038】
紡糸:フィラメント径が11.5μm、1.5デニールになるような条件で紡糸を行った。紡糸温度175℃で孔径180μm、孔数166のノズルからフィラメントを適当な位置で収束させてマルチフィラメントにするように配置された第1洗浄浴中に押し出した。紡糸ノズルと第1洗浄浴の間のエアギャップには、より均一な温度でフィラメントが引き伸ばされるようにクエンチチャンバーを設置した。エアギャップ長は30cmとした。60℃の空気中にフィラメントを紡出した。テークアップ速度を200m/分とし、紡糸延伸倍率を30とした。ポリベンザゾール繊維中の残留リン濃度が6000ppm以下になるまで水洗した。さらに、1%NaOH水溶液で10秒間中和した後30秒間水洗後、200℃で3分間乾燥し、紡績用の油剤を付与した後、糸を糸管に巻き取った。
【0039】
(実施例1)
窒素気流下、4,6−ジアミノレゾルシノール二塩酸塩334.5g,テレフタル酸260.8g,122%ポリリン酸2078.2gを60℃で30分間撹拌した後、ゆっくりと昇温して135℃で20時間、150℃で5時間、170℃で20時間反応せしめた。得られた30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が30dL/gのポリ(p−フェニレンベンゾビスオキサゾール)ドープ2.0kgに29H,31H−フタロシアニネート(2−)−N29,N30,N31,N32銅15.2gを添加して撹拌混合した。その後、前述の方法により紡糸した。このようにして得られた糸の高温高湿度保管試験(80℃、80RH%)および光暴露試験を行った結果を表1に示す。
得られた糸を30000デニールのトウに合糸し、20mmのロール幅を有する押し込み方式のクリンパーにより捲縮を付与した。続いて捲縮を付与したトウをロータリー式のカッターで44mmの定長に切断して短繊維(ステープル)を得た。得られたステープルをオープナーにより開綿後ローラーカードにより目付200g/mのウェブを作製し、得られたウェブを積層しニードルパンチングによって厚み10.0mm、目付2600g/mのフェルトを得た。得られたフェルトの高温耐磨耗性を評価した結果、磨耗による重量減少量は3.1mg/cmであった。
【0040】
(実施例2)
窒素気流下、4,6−ジアミノレゾルシノール二塩酸塩334.5g,テレフタル酸260.8g,122%ポリリン酸2078.2gを60℃で30分間撹拌した後、ゆっくりと昇温して135℃で20時間、150℃で5時間、170℃で20時間反応せしめた。得られた30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が29dL/gのポリ(p−フェニレンベンゾビスオキサゾール)ドープ2.0kgにビスベンズイミダゾ[2,1−b:2’、1’−i]ベンゾ[lmn][3,8]フェナントロリンー8,17−ジオン15.2gを添加して撹拌混合した。その後、前述の方法により紡糸した。このようにして得られた糸の高温高湿度保管試験(80℃、80RH%)および光暴露試験を行った結果を表1に示す。
得られた糸を実施例1と同様に加工して、厚み10.0mm、目付2500g/mのフェルトを得た。得られたフェルトの高温耐磨耗性を評価した結果、磨耗による重量減少量は3.3mg/cmであった。
【0041】
(実施例3)
窒素気流下、4,6−ジアミノレゾルシノール二塩酸塩334.5g,テレフタル酸260.8g,122%ポリリン酸2078.2gを60℃で30分間撹拌した後、ゆっくりと昇温して135℃で20時間、150℃で5時間、170℃で20時間反応せしめた。得られた30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が29dL/gのポリ(p−フェニレンベンゾビスオキサゾール)ドープ2.0kgに9,19−ジクロロ−5,15−ジエチル−5,15−ジヒドロジインドロ[2,3−c:2’,3’−n]トリフェノジオキサジン15.2gを添加して撹拌混合した。その後、前述の方法により紡糸した。このようにして得られた糸の高温高湿度保管試験(80℃、80RH%)および光暴露試験を行った結果を表1に示す。
得られた糸を実施例1と同様に加工して、厚み9.9mm、目付2500g/m、のフェルトを得た。得られたフェルトの高温耐磨耗性を評価した結果、磨耗による重量減少量は3.4mg/cmであった。
【0042】
(実施例4)
窒素気流下、4,6−ジアミノレゾルシノール二塩酸塩334.5g,テレフタル酸260.8g,5,12−ジヒドロ−2,9−ジメチルキノ[2,3−b]アクリジン−7,14−ジオン19.4g,122%ポリリン酸2078.2gを60℃で30分間撹拌した後、ゆっくりと昇温して135℃で20時間、150℃で5時間、170℃で20時間反応せしめた。30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が24dL/gのポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールのポリマードープを前述の方法により紡糸した。このようにして得られた糸の高温高湿度保管試験(80℃、80RH%)および光暴露試験を行った結果を表1に示す。
得られた糸を実施例1と同様に加工して、厚み10.3mm、目付2700g/mのフェルトを得た。得られたフェルトの高温耐磨耗性を評価した結果、磨耗による重量減少量は3.4mg/cmであった。
【0043】
(実施例5)
窒素気流下、122%ポリリン酸2165.5g中に4,6−ジアミノレゾルシノール二塩酸塩334.5g,テレフタル酸252.7gを添加して60℃で30分間撹拌した後、ゆっくりと昇温して120℃で3.5時間、135℃で20時間、150℃で5時間反応せしめた。さらにこのオリゴマードープにテレフタル酸5.6gと29H,31H−フタロシアニネート(2−)−N29,N30,N31,N32銅19.2gを116%ポリリン酸74.4gに添加した分散液を加えた後、170℃で5時間、200℃で10時間反応せしめた。30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が26dL/gのポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールのポリマードープを前述の方法により紡糸した。このようにして得られた糸の高温高湿度保管試験(80℃、80RH%)および光暴露試験を行った結果を表1に示す。
得られた糸を実施例1と同様に加工して、厚み10.1mm、目付2600g/mのフェルトを得た。得られたフェルトの高温耐磨耗性を評価した結果、磨耗による重量減少量は3.2mg/cmであった。
【0044】
(比較例1)
窒素気流下、4,6−ジアミノレゾルシノール二塩酸塩334.5g,テレフタル酸260.8g,122%ポリリン酸2078.2gを60℃で30分間撹拌した後、ゆっくりと昇温して135℃で20時間、150℃で5時間、170℃で20時間反応せしめた。得られた30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が30dL/gのポリ(p−フェニレンベンゾビスオキサゾール)ドープ2.0kgを用いて、前述の方法により紡糸した。このようにして得られた糸の高温高湿度保管試験(80℃、80RH%)および光暴露試験を行った結果を表1に示す。
得られた糸を実施例1と同様に加工して、厚み9.8mm、目付2500g/mのフェルトを得た。得られたフェルトの高温耐磨耗性を評価した結果、磨耗による重量減少量は4.0mg/cmであった。
【0045】
以上の結果を表1にまとめる。表1より明らかなように、比較例と比べ、実施例のポリベンザゾール繊維からなるフェルト材料は高温高湿度下での耐磨耗性が非常に良好であることがわかる。
【0046】
【表1】
Figure 2004100100
【0047】
本発明によると、高温かつ高湿度下および光に長時間暴露された場合であっても強度を充分に維持することができるポリベンザゾール繊維からなるフェルト材料を提供できるため、アルミニウム、鉄、銅などの金属成形分野やセラミックスの成形分野などにおける高温物を搬送する用途に使用可能であり、その温度範囲、使用用途を問うものではないが、特に300℃以上、さらには400℃以上の高温物を搬送にする場合にその効果を発揮できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によると、高温高湿度条件および光照射下において高い耐久性を有するポリベンザゾール繊維からなるフェルト材料を提供することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐摩耗性の測定で使用する高温耐摩耗測定器を示す概要図
【符号の説明】
1:摩擦子、2:ヒーター、3:重り、4:モーター、5:サンプルフォルダー、6:サンプル

Claims (8)

  1. 温度80℃相対湿度80%雰囲気下で700時間暴露した後の引張強度保持率が85%以上のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
  2. キセノン光100時間暴露後の強度保持率が50%以上の請求項1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
  3. 熱分解温度が200℃以上の高耐熱性であり鉱酸に溶解する有機顔料を繊維中に含んでいる請求項1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
  4. 繊維中に含有される有機顔料がその分子構造中に−N=及び/又はNH−基を有する請求項1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
  5. 繊維中に含有される有機顔料がペリノン及び/又はペリレン類である請求項1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
  6. 繊維中に含有される有機顔料がフタロシアニン類である請求項1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
  7. 繊維中に含有される有機顔料がキナクリドン類である請求項1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
  8. 繊維中に含有される有機顔料がジオキサジン類である請求項1記載のポリベンザゾール繊維からなることを特徴とするフェルト材料。
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JP2009545683A (ja) * 2006-07-31 2009-12-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ポリアレーンアゾールマイクロファイバーを含む不織ウェブ及びその製造方法

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