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JP2004098307A - リライタブル用紙の印刷システム - Google Patents

リライタブル用紙の印刷システム Download PDF

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JP2004098307A JP2002259459A JP2002259459A JP2004098307A JP 2004098307 A JP2004098307 A JP 2004098307A JP 2002259459 A JP2002259459 A JP 2002259459A JP 2002259459 A JP2002259459 A JP 2002259459A JP 2004098307 A JP2004098307 A JP 2004098307A
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JP2002259459A
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Koji Niino
新納 幸二
Yoshitaka Matsumura
松村 嘉孝
Makoto Sawada
澤田 真
Ritsuo Ando
安藤 律夫
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Sanwa Newtec Co Ltd
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Sanwa Newtec Co Ltd
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Abstract

【課題】所定の使用回数を印刷したときリライタブル用紙を廃棄し、不正な者による印刷を未然に阻止できるリライタブル用紙の印刷システムを提供する。
【解決手段】ホストマシン22からデータを受信したリライトプリンター2のMPU19は、データに基づき印刷を開始するか否かを判断し、開始する時は磁気ストライプ3の使用回数を磁気ヘッド5で読み取る。すると、所定の制限使用回数を越えているか否かを判断し、越えていない時は使用回数を1回分加算して磁気ストライプ3に使用回数のデータ更新を行い、この後リライトシート1に印刷処理を行う。一方越えているときはリライトシート1を印刷せずに排出する。印刷に際し、同様にリライトシート1に記録された印刷者のIDコードを読み取り、印刷を許可するか否かを判断する。この場合、パソコンに登録された印刷許可者のIDコードと一致した時だけ印刷を許可する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷部分の消去及び書換えが可能なリライタブル用紙に繰り返し印刷処理を行うことができるシステムに関し、とくにリライタブル用紙に磁気式又はIC式の情報記録部を設け、情報記録部に格納された識別記号、使用回数、IDコード等のデータを情報処理することで、所定回数以上の印刷や不正な者による印刷をチェックできるようにしたセキュリティ機能をもつリライタブル用紙の印刷システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エコロジー商品で呼称されるように、環境に配慮した商品に対する関心が高まっているが、大量消費による二酸化炭素ガスの大気圏への増加に起因して、地球環境の温暖化が問題となっている。大量消費は紙原料などの地球資源の浪費でもあり、このままでは資源枯渇を招く危険がある。このような資源枯渇の予測に対し、3Rで言われるRedusce減少、Reuse再利用、Recycle再生の動きが活発化している。
【0003】
ところで、印刷用紙においても資源節約の対策が種々提案されている。再利用を目的としたリライタブル用紙の繰り返し印刷利用に関しは、特願2001−140619及び特願2001−140620をもって本出願人により先行技術が提案されている。リライタブル用紙としては、例えばロイコ系リライタブル材料からなる可逆顕色剤を用いた感熱紙を用いることができるが、繰り返し使用回数が500回以上になると、印刷部分の消え残りが生じたり、あるいは印刷部分の濃度が薄くなる等の問題が生じる。これを避けるために、リライタブル用紙を許容利用回数使用することなく、リライタブル用紙を早めに廃棄することが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、許容利用回数になる前にリライタブル用紙を早期に廃棄することは、印刷用紙の資源節約の面から好ましくなく、リライタブル用紙の未利用回数の分だけ紙素材の浪費が余儀なくされるという問題がある。また、リライタブル用紙の印刷情報が秘密情報である場合、印刷許可者以外に不正な者によって印刷されないようにすることが重要であり、この面での対策が要請されている。
本発明は上記課題に鑑み、リライタブル用紙を所定回数を使用したのち廃棄することができ、不正な者による印刷を阻止しうるセキュリティ機能を備えたリライタブル用紙の印刷システムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、繰り返し印刷可能なリライタブル用紙に、使用回数の情報が記録される磁気ストライプ又は非接触型ICタグ等の情報記録部を設け、リライタブル用紙に記録された使用回数の情報の読取り書換えを行う読取り書換え手段を印刷機器に具備させ、使用回数が所定の制限回数になった場合、リライタブル用紙の印刷を行わないようにしたことを特徴とする。また、繰り返し印刷可能なリライタブル用紙に、印刷者のIDコードの情報が記録される磁気ストライプ又は非接触型ICタグ等の情報記録部を設け、リライタブル用紙に記録されたIDコードの情報の読取り書換えを行う読取り書換え手段を印刷機器に具備させ、リライタブル用紙のIDコードが印刷許可者のIDコードと一致しない場合、リライタブル用紙の印刷を行わないようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
本発明の基本構成は、リライタブル用紙に磁気式情報記録部又は電波型ICタグを設けると共に、リライタブル用紙に印刷を行うプリンター本体側に、磁気式情報記録部あるいは電波型ICタグのデータ読取り及び書換え更新を行う読取り用及び書込み用磁気ヘッドあるいは電波型IC用リード/ライダを備えるものである。磁気式情報記録部又は電波ICタグには印刷者のIDコードを記録し、リライタブル用紙側に記録されたIDコードと、プリンター本体側に登録された印刷許可者のIDコードとを照合し、照合が一致しない場合は印刷処理を停止する。
【0007】
また、磁気式情報記録部等にリライタブル用紙の使用回数のデータを記録し、この使用回数のデータを、プリンター本体側の使用回数判断手段(MPU)に設定された制限回数と比較して、制限回数に達している場合は印刷処理を停止する。磁気式情報記録部はリライタブル用紙の中央位置に設けることができ、これにより、リライタブル用紙の給紙方向における前後の何れの方向からもデータの読取り書換えを可能にする。
【0008】
この印刷機器は、磁気ヘッド又はICリーダ・ライタ等の読取り・書込み手段を具備する。印刷機器で印刷される紙は、記録情報の読取り書換えが繰り返し可能なリライタブル用紙である。このリライタブル用紙には情報記録部を設け、情報記録部に識別コード、使用回数、印刷者のIDコードなどの必要データを格納する。例えば使用回数を更新する時は、リライタブル用紙に印刷を行う前に、該用紙の情報記録部に格納されている使用回数のデータを読取り用磁気ヘッド等の読取り手段により読み取る。
【0009】
次に、読み取った使用回数に対し1回使用回数を追加して、新たな使用回数データを書込み用磁気ヘッド等の書込み手段により書き込む。ここで、リライタブル用紙に磁気データが記録されていない場合は、リライタブル用紙の使用回数がゼロ、すなわち「未使用」と判断し、初回印刷に際し1回目の使用情報を記録する。その後、リライタブル用紙を使用(印刷)するごとに使用回数が増えていき、使用回数のデータが累積更新されていく。
【0010】
印刷機器に内蔵した中央演算処理部MPUの使用回数判断手段には、予め使用回数の制限所定値を設定し登録しておく。そして、リライタブル用紙の使用回数が制限所定値になると、これを読取り手段が読み取り、リライタブル用紙が所定回数使用されたことを判断する。所定回数の使用が判断された場合、たとえば「使用回数オーバー」等の表示文をリライタブル用紙に印刷し、目的の印刷処理を行わずに、リライタブル用紙を印刷機器の外に排出する。なお、印刷機器の本体部に使用回数制限解除スイッチを設け、このスイッチをオンすることで、リライタブル用紙の使用回数が制限値を越えても、リライタブル用紙の継続使用を許容し、目的の印刷処理を行えるようにすることができる。
【0011】
情報記録部が磁気ストライプである場合、磁気ストライプの書込み位置はリライタブル用紙の中央に設定し、磁気ストライプの方向はリライタブル用紙の搬送方向(前後方向)に一致させる。そして、磁気ストライプの前後両部に情報データとしての識別記号を記録する。これにより、磁気ストライプに対し前後両側のいずれの方向からも識別記号を読み取ることができ、かつ印刷機器に読取り用又は書込み用の磁気ヘッドをそれぞれ2個設けることができる。リライタブル用紙に設けた磁気記録部としての磁気ストライプは、非接触で読取り書き込みを行う非接触型ICタグに置き換えることができる。非接触型ICタグに使用回数などのデータを更新記録することで、磁気ストライプ方式の印刷システムと同様の運用が可能になる。この場合、例えば図4に示す印刷機器に設けた磁気ヘッド2個は、非接触ICリーダ/ライタ1個に置き換えるものとする。
【0012】
本システムは秘密情報の管理に応用することができる。この場合、パソコン側の文書内に予め印刷許可者のIDコードを設定登録しておく。そして、リライタブル用紙に文書印刷する際に、リライタブル用紙の情報記録部に予め入力記録された印刷者のIDコードをIDコードを読取り手段で読み取る。そして、印刷機器に内蔵した照合処理手段(MPU)により、リライタブル用紙側のIDコードと印刷機器側のIDコードとを照合して互いに一致しているか否かを判断する。その結果、双方のIDコードが一致していた場合は、当該印刷者によるリライタブル用紙の印刷を許可する。一方、IDコードが一致していない場合には、当該印刷者によるリライタブル用紙の印刷を不可とし、何ら印刷処理を行うことなくリライタブル用紙を排出する。
【0013】
各リライタブル用紙への印刷又は非印刷の記録をパソコン側に逐次記録し、リライタブル用紙の使用者や使用日時などの印刷履歴を一元管理する。このことにより、リライタブル用紙に対する重要な秘密情報の印刷者を特定することができる。換言すれば、印刷不許可者が秘密情報を流出したり印刷しようとする行為を常時監視でき、これにより不正者による秘密情報の流出及び印刷行為を確実に防止することができる。
【0014】
リライタブル用紙に対する印刷は、ホストコンピュータからの印刷開始信号を印刷機器に入力して開始することができる。例えば通信回線によりホストコンピュータからの印刷開始信号を印刷機器が受信すると、給紙機構が作動する。すると、リライタブル用紙がデータの読取り書換え手段及び印刷機能部側に搬送され、リライタブル用紙に文字等の可視情報が印刷される。印刷に際しては、リライタブル用紙から使用回数に関するデータを読み取り、所定回数を越えていないときのみ、リライタブル用紙に印刷処理を行う。また印刷に際し、ホストコンピュータから印刷許可に関するデータを読み取り、印刷処理を許可できるかを判断し、許可できるときはホストコンピュータに情報を配信した後に印刷処理を行う。一方許可できないときは印刷不可の表示を行い、その情報をホストコンピュータに配信する。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。本実施例の基本システムは、印刷の消去と印字処理を繰り返し行えるリライトシート(リライタブル用紙)に、識別記号、使用回数及び印刷者のIDコード等のデータ情報が記録される磁気ストライプ又は非接触型ICタグ(情報記録部)を設ける一方、リライトプリンター(印刷機器)には読取り用磁気ヘッド、書込み用磁気ヘッドあるいは非接触型ICリード/ライタ(読取り書換え手段)を具備させたものである。そして、リライトシートの使用回数が所定の制限回数になった時、あるいはリライトシート側のIDコードが印刷許可者の(登録)IDコードと一致しない時は、リライトシートの印刷を停止させるようにしたものである。
【0016】
図1は本発明に係る印刷システムの使用回数の判断手順を説明するフロー図、図2は本発明に係る印刷システムの印刷許可の判断手順を説明するフロー図、図3は本発明に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図、図4は本発明に係る印刷機器を示す側面図、図5は本発明に係るリライトシートの一実施例を示す正面図、図6は本発明に係るリライトシートの他の実施例を示す正面図である。
【0017】
【実施例】
図4において、1は、リライトプリンター2により印刷される長方形のリライトシートで、リライトシート1としては、特開平9−282838号公報及び特開平11−78990号公報に開示されたものが使用できる。ここでは、ロイコ系リライタブル材料からなる可逆顕色剤入りの感熱式用紙が用いられ、リライトシート1の表裏両面は書換え可能とされている。図5に示すように、リライトシート1の左右幅方向の中央部には、情報記録部としての磁気ストライプ3が設けられ、磁気ストライプ3は、シート長手方向(前後方向)である紙送り方向Pと平行に延びている。磁気ストライプ3の前部及び後部には、リライトシート1の識別記号が記録されている。磁気ストライプ3の前後両部に識別記号を記録することにより、磁気ヘッドにより磁気ストライプ3の前後どちらの方向からも識別記号を読み取ることができる。
【0018】
リライトプリンター2は、読取り用磁気ヘッド5、書込み用磁気ヘッド6及び消去処理部の消去ヘッド7を備え、これらは用紙搬送路8の方向に沿って順次設けられている。リライトプリンター2の一側上部には用紙セット部9が設けられ、用紙セット部9にセットされた印字前のリライトシート1は、給紙ローラー11により読取り用磁気ヘッド5側に自動給紙されるようになっている。読取り用磁気ヘッド5及び書込み用磁気ヘッド6に給紙されたリライトシート1は、磁気ストライプ3に記録された使用回数、IDコード等の情報データの読取り及び書込みがなされるようになっている。
【0019】
消去ヘッド7の用紙搬出側には、印字処理部の印字ヘッド(サーマルヘッド)12が配設され、この印字ヘッド12によりリライトシート1への印字処理がなされるようになっている。そして、印字後のリライトシート1は、送りローラー13により用紙受け部14に送られるようになっている。15は、給紙ローラー11から送りローラー13までの間の上方部分を覆うカバー部材である。
【0020】
リライトプリンター2には、図3に示すように、必要データが格納されたROM17、RAM18と、データの情報処理ないし判断演算処理を行うMPU19が内蔵されている。MPU19は使用回数判断手段及び使用許可者IDコード照合判断手段として機能している。MPU19は、プリント機能ブロック10である印字ヘッド12及び消去ヘッド7に接続され、互いにデータ信号のやり取りができるようにされている。同じくMPU19は、読取り書換え部4である読取り用磁気ヘッド5及び書込み用磁気ヘッド6にインターフェース20を介して接続され、互いにデータ信号のやり取りができるようにされている。MPU19への情報入力は操作パネル21により行われ、MPU19とホストコンピュータ22とは、コントロールインターフェース23により通信回線を介して双方向の送受信が可能になっている。
【0021】
次に、本システムによる使用回数の判断処理を図1に従って説明する。
まず、リライトプリンター2は、ホストコンピュータ(ホストマシン)22から送られるデータを受信し、MPU19に入力する(S1)。すると、MPU19は入力データに基づき、リライトシート1に印刷を開始するか否かを判断し(S2)、開始しないときはスタートに戻る。一方開始するときは、リライトシート1を読取り用磁気ヘッド5の位置に搬送して(S3)、磁気ストライプ3に記録されているリライトシート1の識別記号、使用回数を読取り用磁気ヘッド5により読み取る(S4)。読み取った使用回数のデータはMPU19に入力される。すると、MPU19は入力データに基づき、予め登録された所定の制限使用回数と比較し、制限使用回数を越えたか否かを判断する(S5)。
【0022】
判断の結果、制限使用回数を越えていないときは、現在の使用回数に1回使用回数を加算して、書込み用磁気ヘッド6によりリライトシート1の磁気ストライプ3に新たな使用回数データを更新記録する(S6)。データ更新後、リライトシート1を消去ヘッド7及び印字ヘッド12の位置に搬送して、リライトシート1の印刷面に消去処理及び印刷処理を順次行う(S7)。印刷処理を終えたら、リライトシート1を用紙受け部14に排出する(S9)。一方、所定の制限使用回数を越えているときは、図示しない表示部に「使用不可」の表示を行い(S8)、リライトシート1を用紙受け部14に排出する(S9)。
【0023】
次に、本システムによる印刷許可の判断処理を図2に従って説明する。
まず、リライトプリンター2は、ホストコンピュータ22から送られるデータを受信しMPU19に入力する(T1)。すると、MPU19は入力データに基づき、リライトシート1に印刷を開始するか否かを判断し(T2)、開始しないときはスタートに戻る。一方開始するときは、リライトシート1を読取り用磁気ヘッド5の位置に搬送して(T3)、磁気ストライプ3に書き込まれているリライトシート1の識別記号、IDコードを読み取る(T4)。この後、リライトシート1への印刷を許可するか否かを判断する(T5)。この場合、ホストコンピュータ22の文書内に予め印刷者のIDコードが登録されており、これをリライトシート1のIDコードと照合し、互いに一致したときのみ印刷を許可する。
【0024】
照合の結果、印刷を許可するときは、ホストコンピュータ22に印刷許可及び印刷者の情報を配信してデータ履歴の更新を行う(T6)。データ更新後、リライトシート1を消去ヘッド7及び印字ヘッド12の位置に搬送して、リライトシート1の印刷面に消去処理及び印刷処理を順次行う(T7)。印刷処理を終えたら、リライトシート1を用紙受け部14に排出する(T10)。一方、印刷を許可しないときは、表示部に「印刷不可」の表示を行い(T8)、その情報をホストコンピュータ22に配信してデータ履歴の更新を行うと共に(T9)、リライトシート1を用紙受け部14に排出する(T10)。
【0025】
このリライトプリンター2は、リライトシート1に対し識別記号、使用回数及びIDコード等の記録データの読取り書換えを行う磁気ヘッド5、6を具備するものである。上述のように、例えばリライトシート1に記録した使用回数を更新する時は、リライトシート1を磁気ヘッド5、6に送り、印刷前に使用回数のデータを読み取った後、使用回数1回分を追加してデータ更新の書き込むを行う。この場合、使用回数が制限回数に達したときは、印刷処理を行わずリライトシート1を排出する。ここで、使用回数の制限を解除するためのスイッチをリライトプリンター2に設けることができる。このスイッチを押すことで、使用回数が制限回数値になっても、リライトシート1の印刷処理が可能になる。
【0026】
リライトシート1の秘密情報の管理面では、パソコン側の文書内に予め印刷許可者のIDコードを登録しておく一方、文書印刷の際に、印刷者がリライトシート1に入力したIDコードを磁気ヘッド5で読み取る。そして、照合処理部(IDコード照合判断手段)によりパソコン側のIDコードとリライトシート1側のIDコードとを照合し、両者が一致している場合のみ、印刷者本人による印刷を許可する。また、各リライトシート1の印刷/非印刷の記録はパソコン側に逐次記録し、リライトシート1の印刷者や印刷日時などの印刷履歴を管理し得る。したがって、リライトシート1の重要な秘密文書を印刷した者を特定できることから、正当でない者が秘密文書を印刷して持ち出す行為を監視できる。
【0027】
次に、本発明の他の実施例について説明する。この実施例の構成は、リライトシート1の情報記録部及び情報読取り書換え手段以外は前記実施例と同じである。上記実施例の磁気ストライプ3に代えて、図6に示すように、リライトシート1の1箇所に情報記録部としての非接触型ICタグ25を設けたものである。この非接触型ICタグ25は磁気ストライプ3と同様の役目を果たすもので、ICタグ25のメモリ領域部にはリライトシート1の識別コード、使用回数及び印刷者のIDコード等の情報を書換え可能に記録できるようにされている。
【0028】
磁気ストライプの機能をICタグ25に置換することで、上記同様に使用回数の判断と印刷許可の判断を行うことができる。この場合、図3に示したリライトプリンター2の構成において、2つの磁気ヘッド5、6の代わりに、非接触型ICリーダ/ライタ(読取り書換え手段)1つを設けるものとする。このICリーダ/ライタにより、ICタグに記録されたデータの読取り書換えが可能になり、リライトシート1へのデータの記録更新を随時行うことができる。
【0029】
尚、本発明は上記実施例に限定されず、種々の応用変形が可能である。上記実施例では、リライトシートの使用回数判断を説明した後に、印刷者に対するIDコード照合判断を説明したが、実際の印刷に際しては、印刷者のIDコード照合判断の後に、リライトシートの使用回数判断が行われる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、リライタブル用紙の使用回数を読み書きする手段を備え、リライタブル用紙の使用回数が制限回数になった場合に印刷できないようにしたことにより、リライタブル用紙を許容回数まで最大限繰り返し印刷したうえで廃棄でき、印刷用紙の浪費を防止して印刷用紙の節約効果を極力高めることができる。また、リライタブル用紙に記録される印刷者のIDコードを、正当な印刷許可者のIDコードと照合し、一致しない場合は印刷できないようにしたことより、正当でない者がリライタブル用紙の秘密文書を不正に印刷したり流用する行為を未然に阻止することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷システムの使用回数の判断手順を示すフロー図である。
【図2】本発に係る印刷システムの印刷許可の判断手順を示すフロー図である。
【図3】本発明に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る印刷機器を示す側面図である。
【図5】本発明に係るリライトシートの一実施例を示す正面図である。
【図6】本発明に係るリライトシートの他の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1    リライトシート(リライタブル用紙)
2    リライトプリンター(印刷機器)
3    磁気ストライプ(情報記録部)
4    リーダーライター(磁気又はICタグ)
5    読取り磁気ヘッド(読取り手段)
6    書込み磁気ヘッド(書換え手段)
7    消去ヘッド(消去処理部)
8    用紙搬送路
9    用紙セット部
10   プリント機能ブロック
11   給紙ローラー
12   印字ヘッド(サーマルヘッド、印字処理部)
13   送りローラー
14   用紙受け部
15   カバー部材
17   ROM
18   RAM
19   MPU(IDコード照合判断部、使用回数判断部)
20   インターフェース
21   操作パネル
22   ホストコンピュータ(ホストマシン)
23   コントロールインターフェース
25   非接触型ICタグ(情報記録部)

Claims (2)

  1. 繰り返し印刷可能なリライタブル用紙に、使用回数の情報が記録される磁気ストライプ又は非接触型ICタグ等の情報記録部を設け、リライタブル用紙に記録された使用回数の情報の読取り書換えを行う読取り書換え手段を印刷機器に具備させ、使用回数が所定の制限回数になった場合、リライタブル用紙の印刷を行わないようにしたことを特徴とするリライタブル用紙の印刷システム。
  2. 繰り返し印刷可能なリライタブル用紙に、印刷者のIDコードの情報が記録される磁気ストライプ又は非接触型ICタグ等の情報記録部を設け、リライタブル用紙に記録されたIDコードの情報の読取り書換えを行う読取り書換え手段を印刷機器に具備させ、リライタブル用紙のIDコードが印刷許可者のIDコードと一致しない場合、リライタブル用紙の印刷を行わないようにしたことを特徴とするリライタブル用紙の印刷システム。
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