JP2004069990A - カメラ、交換レンズおよびカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】昇圧手段を予め駆動することにより、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮する。
【解決手段】電源電圧を昇圧する昇圧手段17と、昇圧手段17からの電圧供給を受けてレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段13と、昇圧手段17およびレンズ駆動手段13の駆動を制御するレンズ制御手段12とを有する交換レンズが着脱可能なカメラにおいて、レンズ制御手段12との通信が可能なカメラ制御手段3を有し、カメラ制御手段3は、レンズ制御手段12に対して、レンズ駆動手段を駆動するためのレンズ駆動命令を送信するとともに、昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を送信する。
【選択図】 図2
【解決手段】電源電圧を昇圧する昇圧手段17と、昇圧手段17からの電圧供給を受けてレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段13と、昇圧手段17およびレンズ駆動手段13の駆動を制御するレンズ制御手段12とを有する交換レンズが着脱可能なカメラにおいて、レンズ制御手段12との通信が可能なカメラ制御手段3を有し、カメラ制御手段3は、レンズ制御手段12に対して、レンズ駆動手段を駆動するためのレンズ駆動命令を送信するとともに、昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を送信する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ又はカメラシステムに関し、特に、フォーカシングの駆動時間を短縮することができるものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、オートフォーカス機能を有し、カメラとこのカメラに対して着脱可能な交換レンズからなるカメラシステムが多用されている。
【0003】
このようなカメラシステムのうちカメラには、以下に説明する構成部品が設けられている。すなわち、交換レンズとの通信を行うための通信部と、交換レンズ内を通過して入射する光の量を測定する測光部と、被写体までの距離を測定するための測距部とが配置されている。また、フィルムを適当な時間露光するためのシャッタ制御部と、フィルムの巻き上げ・巻き戻しを行うフィルム給送部と、撮影準備動作および撮影動作を開始させるために操作されるレリーズボタンと、カメラ動作を制御するカメラ制御部とが配置されている。
【0004】
一方、交換レンズには、カメラとの通信を行う通信部と、フォーカスレンズを駆動するレンズ駆動部と、絞りを駆動する絞り駆動部と、レンズ動作を制御するレンズ制御部とが配置されている。
【0005】
ここで、レンズ駆動部は、カメラに搭載された電源から電圧供給を受けて作動するようになっており、フォーカスレンズを駆動する駆動源として振動波モータを用いたものがある。この振動波モータを用いた場合、カメラ側から供給された電圧をDC/DCコンバータで振動波モータの駆動に必要な電圧に変換し、振動波モータに供給するようになっている。
【0006】
一方、上述した構成のカメラシステムを用いて撮影を行う場合、このカメラシステムは以下に説明する撮影シーケンスに沿って動作する。
【0007】
まず、撮影者がレリーズボタンを操作すると、測光動作および測距動作(撮影準備動作)が行われ、この測光結果および測距結果に基づいて絞りの駆動量およびフォーカスレンズの駆動量が演算される。そして、フォーカスレンズおよび絞りの駆動命令と、これらの駆動量とを示す情報が交換レンズのレンズ制御部に送信される。
【0008】
レンズ制御部は、受信した情報に応じた駆動量の分だけ絞りおよびフォーカスレンズを駆動する。ここで、フォーカスレンズの駆動源に振動波モータを用いた場合、図4(a)に示すように、レンズ制御部はフォーカス駆動命令を受信した後、まずDC/DCコンバータを駆動してカメラからの出力電圧が所定の電圧レベルとなるまで昇圧する。この昇圧動作の間は、カメラは撮影に関する動作を待機している。
【0009】
この後、カメラ制御部からの送信情報に応じた駆動量の分だけ振動波モータを駆動する。これにより、フォーカスレンズが光軸方向に進退して所定の合焦位置に停止する。そして、カメラはシャッタの開閉動作を行うことによりフィルムを適当な時間、露光する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、フォーカスレンズの駆動源として振動波モータを用いた場合、カメラ制御部からのフォーカス駆動命令を受信してからDC/DCコンバータの出力電圧が十分な電圧レベルとなるまでの所定時間の間だけフォーカスレンズの駆動を待機しなければならない。このため、待機している時間だけタイムロスが生じ、撮影者がレリーズボタンを操作してからフォーカスレンズが合焦位置に達するまでのレンズ駆動時間が長くなってしまうという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電源電圧を昇圧する昇圧手段と、この昇圧手段からの電圧供給を受けてレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段と、昇圧手段およびレンズ駆動手段の駆動を制御するレンズ制御手段とを有する交換レンズが着脱可能なカメラにおいて、交換レンズの装着時に、レンズ制御手段との通信が可能なカメラ制御手段を有し、このカメラ制御手段は、レンズ制御手段に対して、レンズ駆動手段を駆動するためのレンズ駆動命令を送信するとともに、昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を送信することを特徴とする。
【0012】
すなわち、レンズ駆動命令および昇圧駆動命令それぞれをレンズ制御手段に送信して、レンズ駆動手段および昇圧手段を個別に駆動するようにしている。これにより、レンズ駆動命令の送信によりレンズ駆動手段を駆動する前に、昇圧駆動命令の送信により昇圧手段を予め駆動させておくことができる。
【0013】
このようにレンズ駆動手段を駆動する前に予め昇圧手段を駆動しておけば、従来技術のようにフォーカス駆動命令(レンズ駆動命令)を受けてから昇圧手段を駆動する場合に比べて、昇圧手段の昇圧動作が完了するまでレンズ駆動手段の駆動を待機することもなくなり、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮することができる。
【0014】
そして、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮することにより、レンズ部材を所定の位置に短時間で移動させることができ、使用者にとって使い勝手が良いものとなる。
【0015】
ここで、レンズ駆動命令の送信タイミングに対して、昇圧手段の出力電圧が駆動開始から所定電圧に到達するまでの時間よりも前に、昇圧駆動命令を送信しておくことができる。このような昇圧駆動命令の送信であれば、レンズ駆動命令の送信と同時にレンズ駆動手段を駆動することができる。
【0016】
一方、撮影準備動作を開始させるために操作される操作手段を有する場合において、操作手段の操作に応じて昇圧駆動命令を送信することもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態であるカメラシステムについて詳細に説明する。
【0018】
図1は本実施形態におけるカメラシステムの外観斜視図であり、図2はカメラシステムの構成を示すブロック図である。図1および図2において、1はカメラであり、2はカメラ1に対して着脱可能な交換レンズである。カメラ1および交換レンズ2は、図1に示すマウント構造によって接続される。
【0019】
3はカメラ1に搭載されたカメラマイコン(カメラ制御部)であり、カメラ1内のシーケンス処理を行うとともに、電気接点41〜43を介して交換レンズ2(レンズマイコン(レンズ制御部)12)に対して所定の命令を送信したり所定のデータの送受信を行ったりする。
【0020】
5は測光部であり、カメラマイコン3の命令に応じて交換レンズ2内に配置されたレンズを通って入射する光の量を測定(測光)し、この測光結果をカメラマイコン3に送る。カメラマイコン3は、測光結果に基づいて露出値の演算を行う。
【0021】
6は測距部であり、カメラマイコン3の命令に応じて被写体距離を測定(測距)し、この測距結果をカメラマイコン3に送る。カメラマイコン3は、測距結果に基づいて撮影光学系における焦点調節状態を検出する。
【0022】
7はシャッタ制御部であり、カメラマイコン3からの命令に応じてシャッタ装置を開閉動作させる。これにより、カメラ1内に配置されたフィルムへの露光が行われる。8はフィルム給送部であり、カメラマイコン3の命令に応じてフィルムの巻き上げ、巻き戻しを行う。
【0023】
9はレリーズスイッチ(SW1)であり、このレリーズスイッチ9がON状態となることにより測光動作や測距動作などの撮影準備動作が開始される。10はレリーズスイッチ(SW2)であり、このレリーズスイッチ10がON状態となることにより撮影動作が開始される。
【0024】
ここで、カメラ1には、2段ストロークを有するレリーズボタンが設けられており、このレリーズボタンが半押し(第1ストローク)操作されることによりSW1がON状態となり、全押し(第2ストローク)操作されることによりSW2がON状態となる。
【0025】
カメラマイコン3は、SW1がON状態となることにより露出値の演算を行ったり焦点調節状態を検出したりするとともに、交換レンズ2において焦点調節動作および絞り動作を行わせるために、フォーカス駆動命令(レンズ駆動命令)および絞り駆動命令等を電気接点41〜43を介して交換レンズ2内のレンズマイコン12に送信する。
【0026】
また、カメラマイコン3は、必要に応じて交換レンズ2の動作状態(ズーム位置、フォーカス位置、絞り値など)に関するデータや、交換レンズ2に関するレンズデータ(開放絞り値、焦点距離、測距演算に必要なデータなど)を知るために、これらのデータの送信要求をレンズマイコン12に対して行う。
【0027】
18は、カメラ1に搭載されたカメラ内電源(電池)である。カメラ内電源18の電圧(図1中VBAT、PGND)は制御系電源生成部11に送られ、制御系電源生成部11は、カメラシステム内の電気回路を動作させるための電圧(図1中VDD、DGND)を生成する。
【0028】
制御系電源生成部11で生成された電圧(VDD、DGND)は、電気接点44、45を介してレンズマイコン12に送られる。この電圧は、交換レンズ2における電気回路の駆動電圧として用いられる。また、カメラ内電源18の電圧は、電気接点46、47を介して交換レンズ2内の駆動部(フォーカス駆動部(レンズ駆動手段)13および絞り駆動部15)に送られる。
【0029】
12はレンズマイコンであり、交換レンズ2における各種動作を制御するとともに、電気接点41〜43を介してカメラマイコン3から送信された各種命令やデータを受信し、この命令に応じた処理を行う。
【0030】
例えば、レンズマイコン12が、カメラマイコン3からフォーカスレンズを駆動する命令を受信すると、フォーカス駆動部13を通じてフォーカス駆動モータ14を駆動制御することにより、不図示のフォーカスレンズを光軸方向に進退させる。
【0031】
また、レンズマイコン12が、カメラマイコン3から絞りを駆動する命令を受信すると、絞り駆動部15を通じて絞り駆動モータ16を駆動制御することにより、不図示の絞りを動作させる。さらに、レンズマイコン12は、交換レンズ2の動作状態(ズーム位置、フォーカス位置、絞り値など)に関するデータや、交換レンズ2に関するレンズデータ(開放絞り値、焦点距離、測距演算に必要なデータなど)をカメラ1の要求に応じて送信する。
【0032】
13はフォーカス駆動部であり、レンズマイコン12の命令に応じて振動波モータであるフォーカス駆動モータ14を駆動することにより、交換レンズ2内のフォーカスレンズを光軸方向に進退させる。15は絞り駆動部であり、レンズマイコン12の命令に応じて絞り駆動モータ16を駆動することにより、交換レンズ2内の絞りを動作させる。
【0033】
17はDC/DCコンバータ(昇圧手段)であり、カメラ1から電気接点46、47を介して送られてきたカメラ内電源18の電圧(VBAT、PGND)を振動波モータの駆動に必要な電圧に変換する。ここで、レンズマイコン12は、カメラマイコン3から送信されたDC/DCコンバータ17をON/OFF状態に切り換える旨の命令を受信することにより、DC/DCコンバータ17をON状態又はOFF状態に切り換える。
【0034】
次に上述したカメラシステムにおける撮影動作(カメラマイコン3の動作)を図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0035】
ステップ♯201では、カメラ1に設けられた不図示のメインスイッチがON状態になっているか否かを判別する。メインスイッチがON状態になっていればステップ♯202に進み、OFF状態のままならステップ♯201を繰り返す。
【0036】
ステップ♯202では、レンズマイコン12に対して交換レンズ2の動作状態(ズーム位置、フォーカス位置、絞り値など)を示すデータおよび交換レンズ2に関するレンズデータ(開放絞り値、焦点距離など)の送信を要求し、レンズマイコン12から要求したデータを受信する。
【0037】
ステップ♯203では、カメラ1のレリーズボタンが半押し操作されたか否か、すなわちSW1がON状態となったか否かを検知する。SW1がON状態となったときには、ステップ♯204に進み、OFF状態であればステップ♯201に戻る。
【0038】
ステップ♯204では、レンズマイコン12に対して、交換レンズ2に関するレンズデータ(測光演算および測距演算に必要なデータ)の送信を要求し、レンズマイコン12から要求したデータを受信する。ステップ♯205では、測光部5を駆動することにより測光動作を行わせて、この測光結果に基づいて露出値の演算(測光演算)を行う。
【0039】
なお、カメラマイコン3は、測光結果に基づいて撮影周囲の環境が暗いと判断した場合には、カメラ1に設けられた不図示のストロボ装置を駆動することにより撮影時にストロボ光を照射させる。
【0040】
ステップ♯206では、DC/DCコンバータ17をON状態とするための命令をレンズマイコン12に送信する。これにより、レンズマイコン12は、DC/DCコンバータ17を駆動してカメラ内電源18の出力電圧を昇圧させる。
【0041】
ステップ♯207では、測距部6を駆動することにより測距動作を行わせ、この測距結果に基づいて焦点調節のための演算(測距演算)を行う。具体的には、測距結果に基づいて、フォーカスレンズを合焦位置まで移動させるための移動量を演算する。
【0042】
ステップ♯208では、ステップ♯207の測距演算結果に応じてフォーカスレンズを駆動する命令をレンズマイコン12に送信する。ステップ♯209では、レリーズボタンが全押し操作されたか否か、すなわちSW2がON状態となったか否かを検知する。ここで、SW2がON状態となったときにはステップ♯212に進み、OFF状態のときにはステップ♯210に進む。
【0043】
ステップ♯210では、SW1がON状態か否かを検知する。ここで、SW1がOFF状態であればステップ♯211に進み、ON状態であればステップ♯209に戻る。
【0044】
ステップ♯211では、DC/DCコンバータ17をOFF状態とさせるための命令およびフォーカス駆動を停止させるための命令をレンズマイコン12に送信してステップ♯201に戻る。ステップ♯212では、交換レンズ2におけるフォーカスレンズの駆動状態に関するデータの送信をレンズマイコン12に要求し、レンズマイコン12から要求したデータを受信する。
【0045】
ステップ♯213では、レンズマイコン12から送信されるフォーカス駆動状態に関するデータに基づいて、交換レンズ2においてフォーカスレンズが駆動中であるか否かを判別する。交換レンズ2においてフォーカスレンズの駆動が終了した場合にはステップ♯214に進む。このとき、交換レンズ2内のフォーカスレンズは、所定の合焦位置まで移動して停止し、撮影光学系は合焦状態となっている。
【0046】
一方、フォーカスレンズが駆動中である場合には、ステップ♯212に戻る。
【0047】
ステップ♯214では、DC/DCコンバータ17をOFF状態にさせるための命令をレンズマイコン12に送信する。これにより、レンズマイコン12は、DC/DCコンバータ17をON状態からOFF状態に切り換える。
【0048】
ステップ♯215では、絞りを駆動するための命令をレンズマイコン12に送信する。これにより、レンズマイコン12は、絞り駆動部15を介して絞り駆動モータ16の駆動制御を行うことにより、交換レンズ2内の絞り装置を動作させる。
【0049】
ステップ♯216では、ステップ♯205で得られた露出値に基づいてシャッタ制御部7を駆動してシャッタ装置を開閉動作させる。これにより、交換レンズ2内を通過した被写体光束がカメラ1内のフィルムに露光される。
【0050】
ステップ♯217では、絞りを開放状態にするための命令をレンズマイコン12に送信する。これにより、レンズマイコン12は、絞り駆動部15を介して絞り駆動モータ16を駆動制御することにより、交換レンズ2の絞り装置を開放状態とする。
【0051】
ステップ♯218では、フィルム給送部8を駆動することにより、カメラ1内のフィルムを1駒分、巻き上げる。ステップ♯219では、フィルムに未露光の撮影コマが残っているか否かを判別し、未露光の撮影コマが残っていればステップ♯201に戻り、未露光の撮影コマが残っていなければステップ♯220に進む。
【0052】
ステップ♯220では、フィルム給送部8を駆動することによりフィルムの巻き戻し動作を行う。
【0053】
次に、本実施形態のカメラシステムにおける撮影動作中のフォーカス駆動動作について図4(b)を用いて説明する。
【0054】
図3のステップ♯206において、カメラマイコン3からDC/DCコンバータ17をON状態とする命令(「DC/DCON命令(昇圧駆動命令)」)を受けたレンズマイコン12は、DC/DCコンバータ17をON状態とする。これにより、DC/DCコンバータ17の出力電圧は所定時間経過後に所定電圧VDRVとなる。
【0055】
ここで、DC/DCコンバータ17の出力電圧が所定電圧VDRVに昇圧されるまでの間は、図3のステップ♯207において測距動作および測距演算が行われている。
【0056】
そして、図3のステップ♯208において、カメラマイコン3からフォーカス駆動命令を受けたレンズマイコン12は、フォーカス駆動部13を駆動することによりフォーカシングを行う。また、ステップ♯211又はステップ♯213において、DC/DCコンバータ17をOFF状態とする命令(「DC/DCOFF命令」)を受けたレンズマイコン12は、DC/DCコンバータ17をOFF状態とする。
【0057】
本実施形態では、フォーカスレンズの駆動源に振動波モータを用いた場合において、フォーカス駆動命令(ステップ♯208)を行う前に予めDC/DCコンバータON命令(ステップ♯206)を送信しておき、DC/DCコンバータ17をON状態にしている。そして、DC/DCコンバータON命令(ステップ♯206)とフォーカス駆動命令(ステップ♯208)との間で測距動作/測距演算(ステップ♯207)を行うようにしている。
【0058】
これにより、従来技術(図4(a))のように、フォーカス駆動命令の時にDC/DCコンバータをON状態とする場合に比べて、DC/DCコンバータの出力電圧を所定の電圧レベルとするまでの時間を短縮することができる。すなわち、フォーカスレンズが合焦位置に移動するまでの時間を図4のTに示す分だけ短縮することができる。
【0059】
一方、交換レンズ2のレンズマイコン12内に、DC/DCコンバータ17のON/OFF状態の切り換え制御に関するデータを含むレンズIDデータを記憶させておき、カメラマイコン3がレンズマイコン12との通信によりレンズIDデータを受信することにより、交換レンズ2においてDC/DCコンバータ17のON/OFF状態の切り換えが可能か否かを判別するようにしてもよい。
【0060】
これにより、例えば、カメラ1に、DC/DCコンバータをもたない交換レンズが装着されたときには、レンズIDデータに基づいてDC/DCコンバータのON/OFF命令を送信しないようにすることで、無駄な通信を防止することができる。
【0061】
また、カメラマイコン3がレンズマイコン12との通信により交換レンズ2におけるDC/DCコンバータ17のON/OFF状態を検知するようにすることで、交換レンズ2がカメラマイコン3からの命令に応じて正常に動作しているか否か、すなわち、DC/DCコンバータ17のON/OFF状態の切り換えが正常に動作しているか否かを判断することができる。
【0062】
そして、交換レンズ2がカメラマイコン3からの命令に応じて正常に動作していない場合には、その旨を示す内容をカメラ1等の表示部に表示することにより撮影者に警告を発したり、カメラ動作をリセットしたりすることができる。これにより、交換レンズ2における誤動作を防止することができる。
【0063】
本実施形態においては、DC/DCコンバータON命令(ステップ♯206)をステップ♯207における測距動作および測距演算を行う前のタイミングでレンズマイコン12へ送信しているが、ステップ♯208におけるフォーカス駆動命令を送信する前のタイミングであればいつでもよい。
【0064】
このように、フォーカス駆動命令を行う前にDC/DCコンバータ17をON状態とすることにより、従来技術(図4(a))のようにフォーカス駆動命令と同時にDC/DCコンバータをON状態とする場合に比べてDC/DCコンバータの出力電力が所定の電圧レベルとなるまでの待機時間を短縮することができ、フォーカスレンズの駆動を早く終了させることができる。
【0065】
特に、ステップ♯208のフォーカス駆動命令が行われるときに、DC/DCコンバータ17の出力電圧が所定の電圧レベルとなるように予めDC/DCコンバータON命令を送信しておけば、待機時間なくフォーカス駆動命令に同期してフォーカスレンズを駆動することができる。
【0066】
例えば、レリーズボタンが半押し操作されたとき、すなわち、SW1がON状態となったときに、DC/DCコンバータON命令をレンズマイコン12に送信することができる。
【0067】
また、本実施形態では、カメラマイコン3からのDC/DCコンバータOFF命令(ステップ♯214)を受けたレンズマイコン12がDC/DCコンバータ17をOFF状態に切り換えているが、フォーカスレンズの駆動が終了したときに、レンズマイコン12によりDC/DCコンバータ17をOFF状態に切り換えるようにしてもよい。
【0068】
さらに、本実施形態では、フォーカス駆動に振動波モータを用いた例を示したが、カメラ1から供給された電圧をDC/DCコンバータ17で変換した電圧を用いて駆動するモータであればどのようなモータであってもよい。
【0069】
また、本実施形態では、交換レンズ2およびカメラ1から構成されるカメラシステムについて説明したものであるが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、本実施形態における交換レンズ2およびカメラ1が一体となったカメラについても本発明を適用することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、レンズ駆動命令および昇圧駆動命令それぞれをレンズ制御手段に送信して、レンズ駆動手段および昇圧手段を個別に駆動するようにすることで、レンズ駆動命令の送信によりレンズ駆動手段を駆動する前に、昇圧駆動命令の送信により昇圧手段を予め駆動させておくことができる。
【0071】
このようにレンズ駆動手段を駆動する前に予め昇圧手段を駆動しておけば、従来技術のようにフォーカス駆動命令(レンズ駆動命令)を受けてから昇圧手段を駆動する場合に比べて、昇圧手段の昇圧動作が完了するまでレンズ駆動手段の駆動を待機することもなくなり、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮することができる。
【0072】
そして、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮することにより、レンズ部材を所定の位置に短時間で移動させることができ、使用者にとって使い勝手が良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるカメラシステムの外観斜視図。
【図2】本実施形態におけるカメラシステムの構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態のカメラシステムにおける撮影動作のフローチャートを示す図。
【図4】(a)従来技術のカメラシステムにおけるフォーカス駆動のタイミングチャートを示す図。
(b)本実施形態のカメラシステムにおけるフォーカス駆動のタイミングチャートを示す図。
【符号の説明】
1 カメラ
2 交換レンズ
3 カメラマイコン
5 測光部
6 測距部
7 シャッタ制御部
8 フィルム給送部
9 SW1
10 SW2
11 制御系電源生成部
12 レンズマイコン
13 フォーカス駆動部
14 フォーカス駆動モータ
15 絞り駆動部
16 絞り駆動モータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ又はカメラシステムに関し、特に、フォーカシングの駆動時間を短縮することができるものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、オートフォーカス機能を有し、カメラとこのカメラに対して着脱可能な交換レンズからなるカメラシステムが多用されている。
【0003】
このようなカメラシステムのうちカメラには、以下に説明する構成部品が設けられている。すなわち、交換レンズとの通信を行うための通信部と、交換レンズ内を通過して入射する光の量を測定する測光部と、被写体までの距離を測定するための測距部とが配置されている。また、フィルムを適当な時間露光するためのシャッタ制御部と、フィルムの巻き上げ・巻き戻しを行うフィルム給送部と、撮影準備動作および撮影動作を開始させるために操作されるレリーズボタンと、カメラ動作を制御するカメラ制御部とが配置されている。
【0004】
一方、交換レンズには、カメラとの通信を行う通信部と、フォーカスレンズを駆動するレンズ駆動部と、絞りを駆動する絞り駆動部と、レンズ動作を制御するレンズ制御部とが配置されている。
【0005】
ここで、レンズ駆動部は、カメラに搭載された電源から電圧供給を受けて作動するようになっており、フォーカスレンズを駆動する駆動源として振動波モータを用いたものがある。この振動波モータを用いた場合、カメラ側から供給された電圧をDC/DCコンバータで振動波モータの駆動に必要な電圧に変換し、振動波モータに供給するようになっている。
【0006】
一方、上述した構成のカメラシステムを用いて撮影を行う場合、このカメラシステムは以下に説明する撮影シーケンスに沿って動作する。
【0007】
まず、撮影者がレリーズボタンを操作すると、測光動作および測距動作(撮影準備動作)が行われ、この測光結果および測距結果に基づいて絞りの駆動量およびフォーカスレンズの駆動量が演算される。そして、フォーカスレンズおよび絞りの駆動命令と、これらの駆動量とを示す情報が交換レンズのレンズ制御部に送信される。
【0008】
レンズ制御部は、受信した情報に応じた駆動量の分だけ絞りおよびフォーカスレンズを駆動する。ここで、フォーカスレンズの駆動源に振動波モータを用いた場合、図4(a)に示すように、レンズ制御部はフォーカス駆動命令を受信した後、まずDC/DCコンバータを駆動してカメラからの出力電圧が所定の電圧レベルとなるまで昇圧する。この昇圧動作の間は、カメラは撮影に関する動作を待機している。
【0009】
この後、カメラ制御部からの送信情報に応じた駆動量の分だけ振動波モータを駆動する。これにより、フォーカスレンズが光軸方向に進退して所定の合焦位置に停止する。そして、カメラはシャッタの開閉動作を行うことによりフィルムを適当な時間、露光する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、フォーカスレンズの駆動源として振動波モータを用いた場合、カメラ制御部からのフォーカス駆動命令を受信してからDC/DCコンバータの出力電圧が十分な電圧レベルとなるまでの所定時間の間だけフォーカスレンズの駆動を待機しなければならない。このため、待機している時間だけタイムロスが生じ、撮影者がレリーズボタンを操作してからフォーカスレンズが合焦位置に達するまでのレンズ駆動時間が長くなってしまうという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電源電圧を昇圧する昇圧手段と、この昇圧手段からの電圧供給を受けてレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段と、昇圧手段およびレンズ駆動手段の駆動を制御するレンズ制御手段とを有する交換レンズが着脱可能なカメラにおいて、交換レンズの装着時に、レンズ制御手段との通信が可能なカメラ制御手段を有し、このカメラ制御手段は、レンズ制御手段に対して、レンズ駆動手段を駆動するためのレンズ駆動命令を送信するとともに、昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を送信することを特徴とする。
【0012】
すなわち、レンズ駆動命令および昇圧駆動命令それぞれをレンズ制御手段に送信して、レンズ駆動手段および昇圧手段を個別に駆動するようにしている。これにより、レンズ駆動命令の送信によりレンズ駆動手段を駆動する前に、昇圧駆動命令の送信により昇圧手段を予め駆動させておくことができる。
【0013】
このようにレンズ駆動手段を駆動する前に予め昇圧手段を駆動しておけば、従来技術のようにフォーカス駆動命令(レンズ駆動命令)を受けてから昇圧手段を駆動する場合に比べて、昇圧手段の昇圧動作が完了するまでレンズ駆動手段の駆動を待機することもなくなり、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮することができる。
【0014】
そして、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮することにより、レンズ部材を所定の位置に短時間で移動させることができ、使用者にとって使い勝手が良いものとなる。
【0015】
ここで、レンズ駆動命令の送信タイミングに対して、昇圧手段の出力電圧が駆動開始から所定電圧に到達するまでの時間よりも前に、昇圧駆動命令を送信しておくことができる。このような昇圧駆動命令の送信であれば、レンズ駆動命令の送信と同時にレンズ駆動手段を駆動することができる。
【0016】
一方、撮影準備動作を開始させるために操作される操作手段を有する場合において、操作手段の操作に応じて昇圧駆動命令を送信することもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態であるカメラシステムについて詳細に説明する。
【0018】
図1は本実施形態におけるカメラシステムの外観斜視図であり、図2はカメラシステムの構成を示すブロック図である。図1および図2において、1はカメラであり、2はカメラ1に対して着脱可能な交換レンズである。カメラ1および交換レンズ2は、図1に示すマウント構造によって接続される。
【0019】
3はカメラ1に搭載されたカメラマイコン(カメラ制御部)であり、カメラ1内のシーケンス処理を行うとともに、電気接点41〜43を介して交換レンズ2(レンズマイコン(レンズ制御部)12)に対して所定の命令を送信したり所定のデータの送受信を行ったりする。
【0020】
5は測光部であり、カメラマイコン3の命令に応じて交換レンズ2内に配置されたレンズを通って入射する光の量を測定(測光)し、この測光結果をカメラマイコン3に送る。カメラマイコン3は、測光結果に基づいて露出値の演算を行う。
【0021】
6は測距部であり、カメラマイコン3の命令に応じて被写体距離を測定(測距)し、この測距結果をカメラマイコン3に送る。カメラマイコン3は、測距結果に基づいて撮影光学系における焦点調節状態を検出する。
【0022】
7はシャッタ制御部であり、カメラマイコン3からの命令に応じてシャッタ装置を開閉動作させる。これにより、カメラ1内に配置されたフィルムへの露光が行われる。8はフィルム給送部であり、カメラマイコン3の命令に応じてフィルムの巻き上げ、巻き戻しを行う。
【0023】
9はレリーズスイッチ(SW1)であり、このレリーズスイッチ9がON状態となることにより測光動作や測距動作などの撮影準備動作が開始される。10はレリーズスイッチ(SW2)であり、このレリーズスイッチ10がON状態となることにより撮影動作が開始される。
【0024】
ここで、カメラ1には、2段ストロークを有するレリーズボタンが設けられており、このレリーズボタンが半押し(第1ストローク)操作されることによりSW1がON状態となり、全押し(第2ストローク)操作されることによりSW2がON状態となる。
【0025】
カメラマイコン3は、SW1がON状態となることにより露出値の演算を行ったり焦点調節状態を検出したりするとともに、交換レンズ2において焦点調節動作および絞り動作を行わせるために、フォーカス駆動命令(レンズ駆動命令)および絞り駆動命令等を電気接点41〜43を介して交換レンズ2内のレンズマイコン12に送信する。
【0026】
また、カメラマイコン3は、必要に応じて交換レンズ2の動作状態(ズーム位置、フォーカス位置、絞り値など)に関するデータや、交換レンズ2に関するレンズデータ(開放絞り値、焦点距離、測距演算に必要なデータなど)を知るために、これらのデータの送信要求をレンズマイコン12に対して行う。
【0027】
18は、カメラ1に搭載されたカメラ内電源(電池)である。カメラ内電源18の電圧(図1中VBAT、PGND)は制御系電源生成部11に送られ、制御系電源生成部11は、カメラシステム内の電気回路を動作させるための電圧(図1中VDD、DGND)を生成する。
【0028】
制御系電源生成部11で生成された電圧(VDD、DGND)は、電気接点44、45を介してレンズマイコン12に送られる。この電圧は、交換レンズ2における電気回路の駆動電圧として用いられる。また、カメラ内電源18の電圧は、電気接点46、47を介して交換レンズ2内の駆動部(フォーカス駆動部(レンズ駆動手段)13および絞り駆動部15)に送られる。
【0029】
12はレンズマイコンであり、交換レンズ2における各種動作を制御するとともに、電気接点41〜43を介してカメラマイコン3から送信された各種命令やデータを受信し、この命令に応じた処理を行う。
【0030】
例えば、レンズマイコン12が、カメラマイコン3からフォーカスレンズを駆動する命令を受信すると、フォーカス駆動部13を通じてフォーカス駆動モータ14を駆動制御することにより、不図示のフォーカスレンズを光軸方向に進退させる。
【0031】
また、レンズマイコン12が、カメラマイコン3から絞りを駆動する命令を受信すると、絞り駆動部15を通じて絞り駆動モータ16を駆動制御することにより、不図示の絞りを動作させる。さらに、レンズマイコン12は、交換レンズ2の動作状態(ズーム位置、フォーカス位置、絞り値など)に関するデータや、交換レンズ2に関するレンズデータ(開放絞り値、焦点距離、測距演算に必要なデータなど)をカメラ1の要求に応じて送信する。
【0032】
13はフォーカス駆動部であり、レンズマイコン12の命令に応じて振動波モータであるフォーカス駆動モータ14を駆動することにより、交換レンズ2内のフォーカスレンズを光軸方向に進退させる。15は絞り駆動部であり、レンズマイコン12の命令に応じて絞り駆動モータ16を駆動することにより、交換レンズ2内の絞りを動作させる。
【0033】
17はDC/DCコンバータ(昇圧手段)であり、カメラ1から電気接点46、47を介して送られてきたカメラ内電源18の電圧(VBAT、PGND)を振動波モータの駆動に必要な電圧に変換する。ここで、レンズマイコン12は、カメラマイコン3から送信されたDC/DCコンバータ17をON/OFF状態に切り換える旨の命令を受信することにより、DC/DCコンバータ17をON状態又はOFF状態に切り換える。
【0034】
次に上述したカメラシステムにおける撮影動作(カメラマイコン3の動作)を図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0035】
ステップ♯201では、カメラ1に設けられた不図示のメインスイッチがON状態になっているか否かを判別する。メインスイッチがON状態になっていればステップ♯202に進み、OFF状態のままならステップ♯201を繰り返す。
【0036】
ステップ♯202では、レンズマイコン12に対して交換レンズ2の動作状態(ズーム位置、フォーカス位置、絞り値など)を示すデータおよび交換レンズ2に関するレンズデータ(開放絞り値、焦点距離など)の送信を要求し、レンズマイコン12から要求したデータを受信する。
【0037】
ステップ♯203では、カメラ1のレリーズボタンが半押し操作されたか否か、すなわちSW1がON状態となったか否かを検知する。SW1がON状態となったときには、ステップ♯204に進み、OFF状態であればステップ♯201に戻る。
【0038】
ステップ♯204では、レンズマイコン12に対して、交換レンズ2に関するレンズデータ(測光演算および測距演算に必要なデータ)の送信を要求し、レンズマイコン12から要求したデータを受信する。ステップ♯205では、測光部5を駆動することにより測光動作を行わせて、この測光結果に基づいて露出値の演算(測光演算)を行う。
【0039】
なお、カメラマイコン3は、測光結果に基づいて撮影周囲の環境が暗いと判断した場合には、カメラ1に設けられた不図示のストロボ装置を駆動することにより撮影時にストロボ光を照射させる。
【0040】
ステップ♯206では、DC/DCコンバータ17をON状態とするための命令をレンズマイコン12に送信する。これにより、レンズマイコン12は、DC/DCコンバータ17を駆動してカメラ内電源18の出力電圧を昇圧させる。
【0041】
ステップ♯207では、測距部6を駆動することにより測距動作を行わせ、この測距結果に基づいて焦点調節のための演算(測距演算)を行う。具体的には、測距結果に基づいて、フォーカスレンズを合焦位置まで移動させるための移動量を演算する。
【0042】
ステップ♯208では、ステップ♯207の測距演算結果に応じてフォーカスレンズを駆動する命令をレンズマイコン12に送信する。ステップ♯209では、レリーズボタンが全押し操作されたか否か、すなわちSW2がON状態となったか否かを検知する。ここで、SW2がON状態となったときにはステップ♯212に進み、OFF状態のときにはステップ♯210に進む。
【0043】
ステップ♯210では、SW1がON状態か否かを検知する。ここで、SW1がOFF状態であればステップ♯211に進み、ON状態であればステップ♯209に戻る。
【0044】
ステップ♯211では、DC/DCコンバータ17をOFF状態とさせるための命令およびフォーカス駆動を停止させるための命令をレンズマイコン12に送信してステップ♯201に戻る。ステップ♯212では、交換レンズ2におけるフォーカスレンズの駆動状態に関するデータの送信をレンズマイコン12に要求し、レンズマイコン12から要求したデータを受信する。
【0045】
ステップ♯213では、レンズマイコン12から送信されるフォーカス駆動状態に関するデータに基づいて、交換レンズ2においてフォーカスレンズが駆動中であるか否かを判別する。交換レンズ2においてフォーカスレンズの駆動が終了した場合にはステップ♯214に進む。このとき、交換レンズ2内のフォーカスレンズは、所定の合焦位置まで移動して停止し、撮影光学系は合焦状態となっている。
【0046】
一方、フォーカスレンズが駆動中である場合には、ステップ♯212に戻る。
【0047】
ステップ♯214では、DC/DCコンバータ17をOFF状態にさせるための命令をレンズマイコン12に送信する。これにより、レンズマイコン12は、DC/DCコンバータ17をON状態からOFF状態に切り換える。
【0048】
ステップ♯215では、絞りを駆動するための命令をレンズマイコン12に送信する。これにより、レンズマイコン12は、絞り駆動部15を介して絞り駆動モータ16の駆動制御を行うことにより、交換レンズ2内の絞り装置を動作させる。
【0049】
ステップ♯216では、ステップ♯205で得られた露出値に基づいてシャッタ制御部7を駆動してシャッタ装置を開閉動作させる。これにより、交換レンズ2内を通過した被写体光束がカメラ1内のフィルムに露光される。
【0050】
ステップ♯217では、絞りを開放状態にするための命令をレンズマイコン12に送信する。これにより、レンズマイコン12は、絞り駆動部15を介して絞り駆動モータ16を駆動制御することにより、交換レンズ2の絞り装置を開放状態とする。
【0051】
ステップ♯218では、フィルム給送部8を駆動することにより、カメラ1内のフィルムを1駒分、巻き上げる。ステップ♯219では、フィルムに未露光の撮影コマが残っているか否かを判別し、未露光の撮影コマが残っていればステップ♯201に戻り、未露光の撮影コマが残っていなければステップ♯220に進む。
【0052】
ステップ♯220では、フィルム給送部8を駆動することによりフィルムの巻き戻し動作を行う。
【0053】
次に、本実施形態のカメラシステムにおける撮影動作中のフォーカス駆動動作について図4(b)を用いて説明する。
【0054】
図3のステップ♯206において、カメラマイコン3からDC/DCコンバータ17をON状態とする命令(「DC/DCON命令(昇圧駆動命令)」)を受けたレンズマイコン12は、DC/DCコンバータ17をON状態とする。これにより、DC/DCコンバータ17の出力電圧は所定時間経過後に所定電圧VDRVとなる。
【0055】
ここで、DC/DCコンバータ17の出力電圧が所定電圧VDRVに昇圧されるまでの間は、図3のステップ♯207において測距動作および測距演算が行われている。
【0056】
そして、図3のステップ♯208において、カメラマイコン3からフォーカス駆動命令を受けたレンズマイコン12は、フォーカス駆動部13を駆動することによりフォーカシングを行う。また、ステップ♯211又はステップ♯213において、DC/DCコンバータ17をOFF状態とする命令(「DC/DCOFF命令」)を受けたレンズマイコン12は、DC/DCコンバータ17をOFF状態とする。
【0057】
本実施形態では、フォーカスレンズの駆動源に振動波モータを用いた場合において、フォーカス駆動命令(ステップ♯208)を行う前に予めDC/DCコンバータON命令(ステップ♯206)を送信しておき、DC/DCコンバータ17をON状態にしている。そして、DC/DCコンバータON命令(ステップ♯206)とフォーカス駆動命令(ステップ♯208)との間で測距動作/測距演算(ステップ♯207)を行うようにしている。
【0058】
これにより、従来技術(図4(a))のように、フォーカス駆動命令の時にDC/DCコンバータをON状態とする場合に比べて、DC/DCコンバータの出力電圧を所定の電圧レベルとするまでの時間を短縮することができる。すなわち、フォーカスレンズが合焦位置に移動するまでの時間を図4のTに示す分だけ短縮することができる。
【0059】
一方、交換レンズ2のレンズマイコン12内に、DC/DCコンバータ17のON/OFF状態の切り換え制御に関するデータを含むレンズIDデータを記憶させておき、カメラマイコン3がレンズマイコン12との通信によりレンズIDデータを受信することにより、交換レンズ2においてDC/DCコンバータ17のON/OFF状態の切り換えが可能か否かを判別するようにしてもよい。
【0060】
これにより、例えば、カメラ1に、DC/DCコンバータをもたない交換レンズが装着されたときには、レンズIDデータに基づいてDC/DCコンバータのON/OFF命令を送信しないようにすることで、無駄な通信を防止することができる。
【0061】
また、カメラマイコン3がレンズマイコン12との通信により交換レンズ2におけるDC/DCコンバータ17のON/OFF状態を検知するようにすることで、交換レンズ2がカメラマイコン3からの命令に応じて正常に動作しているか否か、すなわち、DC/DCコンバータ17のON/OFF状態の切り換えが正常に動作しているか否かを判断することができる。
【0062】
そして、交換レンズ2がカメラマイコン3からの命令に応じて正常に動作していない場合には、その旨を示す内容をカメラ1等の表示部に表示することにより撮影者に警告を発したり、カメラ動作をリセットしたりすることができる。これにより、交換レンズ2における誤動作を防止することができる。
【0063】
本実施形態においては、DC/DCコンバータON命令(ステップ♯206)をステップ♯207における測距動作および測距演算を行う前のタイミングでレンズマイコン12へ送信しているが、ステップ♯208におけるフォーカス駆動命令を送信する前のタイミングであればいつでもよい。
【0064】
このように、フォーカス駆動命令を行う前にDC/DCコンバータ17をON状態とすることにより、従来技術(図4(a))のようにフォーカス駆動命令と同時にDC/DCコンバータをON状態とする場合に比べてDC/DCコンバータの出力電力が所定の電圧レベルとなるまでの待機時間を短縮することができ、フォーカスレンズの駆動を早く終了させることができる。
【0065】
特に、ステップ♯208のフォーカス駆動命令が行われるときに、DC/DCコンバータ17の出力電圧が所定の電圧レベルとなるように予めDC/DCコンバータON命令を送信しておけば、待機時間なくフォーカス駆動命令に同期してフォーカスレンズを駆動することができる。
【0066】
例えば、レリーズボタンが半押し操作されたとき、すなわち、SW1がON状態となったときに、DC/DCコンバータON命令をレンズマイコン12に送信することができる。
【0067】
また、本実施形態では、カメラマイコン3からのDC/DCコンバータOFF命令(ステップ♯214)を受けたレンズマイコン12がDC/DCコンバータ17をOFF状態に切り換えているが、フォーカスレンズの駆動が終了したときに、レンズマイコン12によりDC/DCコンバータ17をOFF状態に切り換えるようにしてもよい。
【0068】
さらに、本実施形態では、フォーカス駆動に振動波モータを用いた例を示したが、カメラ1から供給された電圧をDC/DCコンバータ17で変換した電圧を用いて駆動するモータであればどのようなモータであってもよい。
【0069】
また、本実施形態では、交換レンズ2およびカメラ1から構成されるカメラシステムについて説明したものであるが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、本実施形態における交換レンズ2およびカメラ1が一体となったカメラについても本発明を適用することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、レンズ駆動命令および昇圧駆動命令それぞれをレンズ制御手段に送信して、レンズ駆動手段および昇圧手段を個別に駆動するようにすることで、レンズ駆動命令の送信によりレンズ駆動手段を駆動する前に、昇圧駆動命令の送信により昇圧手段を予め駆動させておくことができる。
【0071】
このようにレンズ駆動手段を駆動する前に予め昇圧手段を駆動しておけば、従来技術のようにフォーカス駆動命令(レンズ駆動命令)を受けてから昇圧手段を駆動する場合に比べて、昇圧手段の昇圧動作が完了するまでレンズ駆動手段の駆動を待機することもなくなり、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮することができる。
【0072】
そして、レンズ駆動手段を駆動するまでの時間を短縮することにより、レンズ部材を所定の位置に短時間で移動させることができ、使用者にとって使い勝手が良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるカメラシステムの外観斜視図。
【図2】本実施形態におけるカメラシステムの構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態のカメラシステムにおける撮影動作のフローチャートを示す図。
【図4】(a)従来技術のカメラシステムにおけるフォーカス駆動のタイミングチャートを示す図。
(b)本実施形態のカメラシステムにおけるフォーカス駆動のタイミングチャートを示す図。
【符号の説明】
1 カメラ
2 交換レンズ
3 カメラマイコン
5 測光部
6 測距部
7 シャッタ制御部
8 フィルム給送部
9 SW1
10 SW2
11 制御系電源生成部
12 レンズマイコン
13 フォーカス駆動部
14 フォーカス駆動モータ
15 絞り駆動部
16 絞り駆動モータ
Claims (16)
- 電源電圧を昇圧する昇圧手段と、この昇圧手段からの電圧供給を受けてレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段と、前記昇圧手段および前記レンズ駆動手段の駆動を制御するレンズ制御手段とを有する交換レンズが着脱可能なカメラにおいて、
前記交換レンズの装着時に、前記レンズ制御手段との通信が可能なカメラ制御手段を有し、
このカメラ制御手段は、前記レンズ制御手段に対して、前記レンズ駆動手段を駆動するためのレンズ駆動命令を送信するとともに、前記昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を送信することを特徴とするカメラ。 - 前記カメラ制御手段は、前記レンズ駆動命令を送信する前に、前記昇圧駆動命令を送信することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記カメラ制御手段は、前記レンズ駆動命令の送信タイミングに対して、前記昇圧手段の出力電圧が駆動開始から所定電圧に到達するまでの時間よりも前に、前記昇圧駆動命令を送信することを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
- 撮影準備動作を開始させるために操作される操作手段を有しており、
前記カメラ制御手段は、前記操作手段の操作に応じて前記昇圧駆動命令を送信することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカメラ。 - 前記カメラ制御手段は、前記レンズ制御手段との通信により前記レンズ駆動手段の駆動制御が終了したか否かを判断し、この駆動制御が終了したときに前記レンズ制御手段に対して前記昇圧手段の駆動を停止させるための駆動停止信号を送信することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカメラ。
- 交換レンズが着脱可能であり、装着時に相互通信可能なカメラにおいて、
カメラ内の動作を制御するカメラ制御手段を有し、
このカメラ制御手段は、前記交換レンズとの通信により前記交換レンズにおいて、電源電圧を昇圧してレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段に電圧供給を行う昇圧手段の駆動制御が可能か否かを判断し、
駆動制御が可能なときには前記昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を送信し、駆動制御が不可能なときには前記昇圧駆動命令を送信しないことを特徴とするカメラ。 - カメラに着脱可能であり、装着時に相互通信可能な交換レンズにおいて、
電源電圧を昇圧する昇圧手段と、この昇圧手段からの電圧供給を受けてレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段と、前記昇圧手段および前記レンズ駆動手段の駆動制御を行うレンズ制御手段とを有し、
前記レンズ制御手段は、前記カメラから前記昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を受信することにより前記昇圧手段を駆動し、前記カメラから前記レンズ駆動手段を駆動するためのレンズ駆動命令を受信することにより前記レンズ駆動手段を駆動することを特徴とする交換レンズ。 - 前記レンズ制御手段は、前記レンズ駆動命令を受信する前に前記昇圧駆動命令を受信することにより、前記レンズ駆動手段を駆動する前に前記昇圧手段を駆動することを特徴とする請求項7に記載の交換レンズ。
- 前記レンズ制御手段は、前記レンズ駆動命令の受信タイミングに対して、前記昇圧手段の出力電圧が駆動開始から所定電圧に到達するまでの時間よりも前に記昇圧駆動命令を受信して、前記昇圧手段を駆動することを特徴とする請求項8に記載の交換レンズ。
- 前記レンズ制御手段は、前記レンズ駆動手段の駆動を終了したときに、
前記カメラから前記昇圧手段の駆動を停止させるための駆動停止命令を受信して前記昇圧手段の駆動を停止させることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の交換レンズ。 - カメラと、このカメラに着脱可能な交換レンズとを有するカメラシステムにおいて、
前記交換レンズが、電源電圧を昇圧する昇圧手段と、この昇圧手段からの電圧供給を受けてレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段と、前記昇圧手段及び前記レンズ駆動手段の駆動を制御するレンズ制御手段とを有し、
前記カメラが、前記交換レンズの装着時に前記レンズ制御手段との相互通信が可能なカメラ制御手段を有しており、
前記カメラ制御手段は、前記レンズ制御手段に対して、前記レンズ駆動手段を駆動するためのレンズ駆動命令を送信するとともに、前記昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を送信し、
前記レンズ制御手段は、前記レンズ駆動命令を受信することで前記レンズ駆動手段を駆動し、前記昇圧駆動命令を受信することで前記昇圧手段を駆動することを特徴とするカメラシステム。 - 前記カメラ制御手段は、前記レンズ駆動命令を送信する前に、前記昇圧駆動命令を送信することを特徴とする請求項11に記載のカメラシステム。
- 前記カメラ制御手段は、前記レンズ駆動命令の送信タイミングに対して、前記昇圧手段の出力電圧が駆動開始から所定電圧に到達するまでの時間よりも前に前記昇圧駆動命令を送信することを特徴とする請求項12に記載のカメラシステム。
- 撮影準備動作を開始させるために操作される操作手段を有しており、
前記カメラ制御手段は、前記操作手段の操作に応じて前記昇圧駆動命令を送信することを特徴とする請求項11から13に記載のカメラシステム。 - 前記カメラ制御手段は、前記レンズ制御手段との通信により前記レンズ駆動手段の駆動制御が終了したか否かを判断し、この駆動制御が終了したときに前記レンズ制御手段に対して前記昇圧手段の駆動を停止させるための駆動停止信号を送信することを特徴とする請求項11から14のいずれかに記載のカメラシステム。
- カメラと、このカメラに着脱可能であり、装着時に相互通信可能な交換レンズとを備えたカメラシステムにおいて、
前記カメラは、前記交換レンズとの通信により前記交換レンズにおいて、電源電圧を昇圧してレンズ部材を駆動するレンズ駆動手段に電圧供給を行う昇圧手段の駆動制御が可能か否かを判断し、
駆動制御が可能なときには前記昇圧手段を駆動するための昇圧駆動命令を送信し、駆動制御が不可能なときには前記昇圧駆動命令を送信しないことを特徴とするカメラシステム。
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