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JP2004069180A - 冷却貯蔵庫の除霜制御方法 - Google Patents

冷却貯蔵庫の除霜制御方法 Download PDF

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JP2004069180A
JP2004069180A JP2002229240A JP2002229240A JP2004069180A JP 2004069180 A JP2004069180 A JP 2004069180A JP 2002229240 A JP2002229240 A JP 2002229240A JP 2002229240 A JP2002229240 A JP 2002229240A JP 2004069180 A JP2004069180 A JP 2004069180A
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JP
Japan
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temperature
defrosting
refrigerator
cooler
frost
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Application number
JP2002229240A
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English (en)
Inventor
Atsunari Oshiro
大城 功成
Koji Ueno
上野 浩司
Shogo Kijima
木嶋 祥吾
Eiji Suzuki
鈴木 英二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】専用のセンサを用いることなく、適正に除霜運転を行なう。
【解決手段】冷凍装置の運転により収納室18が冷却され、温度検知器の感温部が下限設定温度を検知すると冷凍装置をオフする。冷凍装置の運転停止により庫内温度が上昇し、感温部が上限設定温度を検知すると冷凍装置をオンする。以上のサイクルを繰り返すことにより、庫内温度を設定温度域に維持する。冷却器24の表面や内部に付着した霜により感温部が直に冷却され、該感温部が除霜温度を検知すると除霜運転を行なう。そして、感温部が再び上限設定温度を検知すると、通常のコントロール運転を再開する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷却貯蔵庫の除霜制御方法に関し、更に詳細には、庫内温度を監視する温度検知手段の検知温度に基づいて冷凍装置をオン−オフ制御することで、庫内温度を設定温度域に維持するよう構成した冷却貯蔵庫の除霜制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品や飲料品等の被保存物を冷蔵して保存する冷蔵ショーケースが、ショッピングセンタやコンビニエンスストア等に設置されている。この冷蔵ショーケースでは、冷凍装置から導出する冷却器により冷却される庫内を設定温度域に維持するよう、通常は該冷凍装置がオン−オフ制御(コントロール運転)される。このコントロール運転を継続していると、前記冷却器の表面には経時的に霜が付着して成長し、これを放置すると冷却効率の低下を来たす。このため前記冷蔵ショーケースでは、冷却器中にホットガスを循環供給したりヒータで該冷却器を加温し、霜を融解して冷却効率を復元させる除霜運転を適宜に行なう必要がある。そこで従来は、タイマ等を使用して一定時間の経過毎に除霜運転を行なったり、または冷蔵ショーケースにおける開閉扉の開放回数を積算して、一定の積算値に達すると除霜運転を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したタイマ式やカウント式の除霜制御方法は、何れも冷却器における実際の霜の成長状態に関係なく、時間または扉開放回数との関係で除霜運転を行なっているため、霜の付着量が少なくても除霜を行なったり、あるいは霜が大量に成長して冷却効率が低下していても除霜が行なわれない等の不都合を生じている。そこで、光電センサ等により着霜状態を直接検知することで除霜運転を行なうようにした提案もなされているが、この場合は専用のセンサが必要となってコストが嵩むと共に、故障等の因子が多くなって信頼性が低下する難点も指摘される。
【0004】
【発明の目的】
この発明は、従来の技術に係る前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、専用のセンサを用いることなく、適正に除霜運転を行ない得る冷却貯蔵庫の除霜制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る冷却貯蔵庫の除霜制御方法は、
冷凍装置から導出して庫内を冷却する冷却器を備える冷却貯蔵庫において、
前記冷却器における庫内空気の吸込み側のフィン近傍に非接触で配置した温度検知手段により庫内温度を監視して、所定の設定温度域で前記冷凍装置をオン−オフ制御するコントロール運転により庫内温度を設定温度域に維持し、
前記温度検知手段がフィンに付着した霜により冷却される除霜温度を検知したときには除霜運転を行なうようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施例に係る冷却貯蔵庫の除霜制御方法につき、好適な実施例を挙げて、以下説明する。
【0007】
図1は、実施例に係る除霜制御方法が実施される冷却貯蔵庫としての冷蔵ショーケースを示すものであって、該冷蔵ショーケース10は、前方に開口する矩形箱状に形成した合成樹脂製の内箱11の外側に、所定の空間を存して左右両側面板12,12、背面板13、底板14および天板15を配設すると共に、その空間にウレタン等の発泡断熱材を充填してなる断熱箱体16(図2参照)と、該箱体16が載置されるシャーシ17とから基本的に構成される。このシャーシ17の内部に画成した機械室には、冷凍装置を構成する圧縮機や凝縮器あるいは電装箱(何れも図示せず)等が収納されている。
【0008】
前記断熱箱体16は、内箱11の外側に左右両側面板12,12、背面板13および底板14を組付けて箱部を構成した後、最後に天板15の組付けを行なうよう構成されている。この天板15は、図3に示すように下方に開放する矩形の箱型構造を呈し、矩形状本体15aの4つの端縁部から垂下する4つの折曲片15b,15c,15c,15dを、対応する内箱11、左右の側面板12,12および背面板13の外側に被せて組立てられる。前折曲片15bおよび左右の側折曲片15c,15cは矩形状本体15aに対して略直角に折曲されるが、後折曲片15dは、図4に示す如く、内側が鋭角(例えば85°)となるよう折曲され、当該天板15を箱部に組付けた際に、該後折曲片15dが背面板13に隙間なく当接するよう構成される(図5参照)。
【0009】
ここで、前記天板15の全ての折曲片15b,15c,15c,15dを矩形状本体15aに対して略直角に折曲した場合の内寸(対向する折曲片間の離間距離)は、前記箱部の外寸より若干大きく設定されて、該天板15の箱部への組付けを容易に行ない得るようになっている。この箱体に対する断熱材の発泡は、発泡機により行なわれるが、この場合の基準面は前面側となり、前記寸法差によって背面板13と後折曲片15dとの間に隙間を生ずるおそれがある。このように、背面板13と天板15の後折曲片15dとの間に隙間を生ずると、外観上の見栄えが劣ったり、後折曲片15dの端縁に手が触れる、あるいは断熱材内への異物侵入等の不都合を招く。
【0010】
しかるに、実施例の冷蔵ショーケース10では、前折曲片15bと後折曲片15dとの離間寸法が、箱部の前後寸法より小さくなるように、該後折曲片15dを前記矩形状本体15aに対して内側に折曲している。従って、箱部に天板15を組付けた際には、背面板13に対して後折曲片15dは、該後折曲片15dの復帰弾力によって弾力的に当接し、図5に示すように両者13,15dの間に隙間を生ずることはなく、前述した不都合の発生を防止することができるようになっている。
【0011】
前記断熱箱体16に内部画成した収納室(庫内)18には、図1に示す如く、食品や飲料品等の被保存物を整然と整列載置するための複数の棚網19が、断熱箱体16の内部における幅方向(左右方向)両側面に形成した支持段部20,20を介して多段的に配設される。また断熱箱体16の内部下方には、最下段の支持段部20,20に載置されるカバー22により冷却室23が画成され、該冷却室23内に、前記冷凍装置から冷媒が循環供給される冷却器24と冷気循環用の庫内ファン25とが前側から順に配置されている。カバー22の前側に吸込み口26が形成されると共に、後側には吹出し口27が形成されており、前記庫内ファン25を回転することにより、収納室内の空気(庫内空気)が吸込み口26から冷却室23に吸込まれ、この空気が冷却器24と接触して冷却され、得られた冷気が吹出し口27を介して収納室18に吹出されるよう循環される。
【0012】
前記冷却器24は、図6に示す如く、冷媒が循環するチューブ24aに、冷気の流れ方向に沿う多数のフィン24bを並列に配設したフィン&チューブ型であって、庫内空気の吸込み側(吸込み口26側)に位置するフィン24bの近傍に、前記収納室18の温度(庫内温度)を監視する、例えばガス式サーモ等からなる温度検知器28の感温部(温度検知手段)28aが配置され、該検知器28での検知温度は、当該冷蔵ショーケース10の運転制御回路(図示せず)に入力されるよう構成される。前記感温部28aは、図7に示す如く、フィン24bに対して非接触で、かつ極力近い位置に配置され、通常時には冷却器24で冷却される前の庫内温度を検知し得るようになっている。なお、感温部28aの配設箇所としては、フィン24bにおける一番先に霜Fが成長する箇所が最も好適であるが、その他の箇所であってもよい。
【0013】
前記運転制御回路では、温度検知器28から入力される検知温度に基づいて、庫内温度を予め設定された上限設定温度と下限設定温度との間の設定温度域に維持するべく冷凍装置(すなわち圧縮機)をオン−オフ制御するコントロール運転を行なうよう設定される。すなわち、冷凍装置が運転(オン)されている状態で、前記感温部28aが下限設定温度を検知したときに冷凍装置を停止(オフ)し、時間経過により庫内温度が上昇して感温部28aが上限設定温度を検知したときに冷凍装置の運転を再開するサイクルを繰り返すようになっている。
【0014】
また前記運転制御回路では、図8に示す如く、前記フィン24bに成長した霜Fが感温部28aに接触して、該感温部28aが霜Fにより直に冷却される除霜温度(前記下限設定温度より低い温度)を検知したときには、除霜運転を行なうよう設定される。実施例の除霜運転は、冷凍装置の運転を停止保持し、この除霜運転により霜Fが融解して感温部28aが霜Fにより直に冷却されなくなり、再び上限設定温度を検知したときに、通常のコントロール運転を再開するよう構成される。なお実施例では、コントロール運転および除霜運転に際して、前記庫内ファン25は常に回転するよう制御され、前記収納室18の内部温度が不均一となるのを防止するようになっている。
【0015】
前記断熱箱体16の前部には、前方に開放する矩形状の開口部16aが形成されている。図1に示す如く、この開口部16aの内周上部および下部には、その幅方向の全長に亘って、合成樹脂製の上レール29および下レール30が対応的に配設される。そして、両レール29,30間に、前扉31と後扉32とが夫々幅方向にスライド可能に支持されて、開口部16aを開閉し得るよう構成してある。
【0016】
前記下レール30は、図9に示す如く、前記断熱箱体16に取付けられて内部幅方向に延在する基体33と、該基体33に対して着脱交換可能で幅方向に平行に延在するレール体34とから基本的に構成される。基体33の上面には、前後方向に離間する一対の規制片33a,33aが幅方向に延在するよう突設され、両規制片33a,33a間にレール体34が位置決め挿入されている。このレール体34は、図10に示す如く、水平材34aの前後方向の両端部において上下方向に延在する支持片34b,34bを形成した略H型を呈し、両支持片34b,34bの外面が対応する規制片33a,33aの内面に当接することでレール体34の前後方向の移動が規制されるようになっている。また水平材34aの上面および下面には、前記前扉31および後扉32がスライド可能に載置される2本のレール条34c,34cが、夫々前後に離間して平行に立設されており、該レール体34を上下反転することで両側のレール条34c,34cを使用し得るよう構成される。なお、レール条34c,34cの水平材34aに対する高さ寸法は、前記支持片34bの水平材34aに対する上または下への延出高さ寸法より低く設定され、両支持片34b,34bの開放端が基体33の上面に当接している状態で、水平材34aの下面に立設されているレール条34c,34cの開放端が基体33に接触しないよう構成されている。
【0017】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る冷蔵ショーケースの除霜制御方法の作用について説明する。前記冷蔵ショーケース10の電源投入により冷凍装置が運転を開始し、前記冷却器24に冷媒が循環供給されて冷却される。また庫内ファン25も同時に運転を開始し、前記収納室18内の空気が吸込み口26から冷却室23内に吸込まれ、冷却器24を通過しながら冷却された後、吹出し口27から収納室18内へ吹出される。そして、冷凍装置では、前記温度検知器28における感温部28aの検知温度に応じてオン−オフが反復されるコントロール運転が行なわれ、庫内温度を所定の設定温度域に維持する。すなわち、冷凍装置の運転により庫内温度が低下し、前記フィン24bに対して非接触状態の感温部28aが下限設定温度を検知すると、前記冷凍装置の圧縮機をオフして冷却器24による冷却を停止する。冷凍装置の運転停止により庫内温度が経時的に上昇し、前記感温部28aが上限設定温度を検知すると、冷凍装置の圧縮機をオンして冷却器24による冷却を再開する。以上のサイクルを繰り返すことにより、前記収納室18の内部温度は、上限設定温度と下限設定温度との間の設定温度域に維持される。
【0018】
前記冷却装置によるコントロール運転を継続すると、前記冷却器24の表面や内部に霜Fが層状に付着し、これが所要量まで成長すると、図8に示すように前記感温部28aに接触し、該感温部28aは霜Fにより直に冷却される状態となる。このときの感温部28aの検知温度(除霜温度)は、通常のコントロール運転に際して冷凍装置をオフ制御する下限設定温度より更に低い温度(0℃以下)になるので、前記運転制御回路は、冷却器24に所定量の霜Fが付着したと判断して除霜運転に移行させる。
【0019】
すなわち、前記感温部28aが下限設定温度を検知することで停止されている冷凍装置の停止状態を保持する。但し、前記庫内ファン25の回転は継続され、前記収納室18内における各部位での温度差が大きくなるのは防止される。そして、除霜運転(冷凍装置の停止)により経時的に霜Fが融解して感温部28aが霜Fで直に冷却されなくなると、前記庫内ファン25の回転により収納室18と冷却室23とを循環している庫内空気の温度に影響されて感温部28aでの検知温度は上昇し、この検知温度が前記上限設定温度となったときに、前記運転制御回路は冷凍装置の運転を再開し、以後は通常のコントロール運転を行なう。
【0020】
以上のように実施例の冷蔵ショーケース10では、庫内温度を監視する温度検知器28の感温部28aが実際に霜Fにより冷却されたことを検知して除霜運転を行なうので、無駄な除霜運転を行なったり、霜Fが成長したにも拘らず除霜運転が開始されずに冷却効率が低下する事態を防止することができる。また、通常のコントロール運転を制御するための温度検知器28により除霜運転の開始を制御するようにしたので、別途専用のセンサ等を設ける必要はなく、製造コストを低廉に抑えることができると共に、故障の因子が増えて信頼性が低下することもない。なお、感温部28aは前記フィン24bに対して極力近接するよう配置してあるから、霜Fが略完全に融解しない限り感温部28aは霜Fと接触して冷却された状態である。言い替えるなら、霜Fが略完全に融解されるまではコントロール運転は再開されず、従って霜Fが完全に融解されずに残っている状態でコントロール運転が再開することで、冷却効率が低下した状態で冷凍装置の運転(冷却運転)を行なうことを防止し得る。
【0021】
ここで、前記冷蔵ショーケース10の運転制御に関し、具体的な制御温度を挙げて説明すると、例えば庫内平均温度を2℃に維持する場合、庫内温度を0℃〜4℃に間でコントロール運転することになる。このときの庫内温度と前記感温部28aの検知温度との間には、図11に示す如く約4℃の温度差があるので、感温部28aでの検知温度が4℃(下限設定温度)〜8℃(上限設定温度)となるようコントロール運転すれば、庫内温度を2℃に維持することができる。
【0022】
そして、前記フィン24bに付着した霜Fにより前記感温部28aが直に冷却されると、該感温部28aでの検知温度(除霜温度)は、前記下限設定温度の4℃より低い0℃以下となるので、このときには除霜運転が行なわれる。この除霜運転により霜Fが融解されて感温部28aと接触しなくなると、該感温部28aは庫内温度に影響されて検知温度は0℃を越えて上昇し、再び上限設定温度である8℃を検知することで、通常のコントロール運転が再開される。
【0023】
次に、前記冷蔵ショーケース10の他の作用につき説明する。前記断熱箱体16を形成する場合は、前記内箱11の外側に左右両側面板12,12、背面板13および底板14を組付けて箱部を構成した後、最後に天板15を組付ける。このとき、天板15の後折曲片15dは内側が鋭角となるよう矩形状本体15aに対して折曲されているから、図5に示す如く、箱部に天板15を組付けた際には、背面板13に対して後折曲片15dは隙間なく当接する。
【0024】
前述したように構成された箱体に対して断熱材を充填する場合は、発泡機に対して箱体を、その前面側(背面板13とは反対側)を基準としてセットし、前記内箱11と各板12,12,13,14,15との間の空間に断熱材を発泡充填する。この場合に、基準面とは反対側の背面板13と後折曲片15dとの間には隙間は生じていないから、断熱材の発泡充填後においても両者13,15dの間に隙間は生じない。従って、断熱箱体16の外観上の見栄えが劣ることはなく、また後折曲片15dの端縁に手が触れたり、あるいは断熱材内への異物侵入等の不都合の発生を防止し得る。なお、前記背面板13に対して後折曲片15dを弾力的に当接させることで、天板15と背面板13とを固定するためのリベットの使用本数を少なくすることができ、コストの低減に寄与する。
【0025】
前記冷蔵ショーケース10では、前記下レール30のレール条34c,34cが経時的に摩耗したり損傷して前後の扉31,32が円滑にスライドしなくなった場合には、前記下レール30を構成する基体33からレール体34を取外し、該レール体34を上下反転して再び基体33に取付けるだけで、新しいレール条34c,34cで前後の扉31,32を支持することができる。すなわち、レール体34の上下両面に夫々レール条34c,34cを形成したから、1本のレール体34の使用寿命は長くなる。また、レール体34の下側に位置するレール条34c,34cは、図9に示す如く、前記基体33には接触しないよう設定してあるから、該レール条34c,34cが傷付いて使用に際して扉31,32のスライド性を損ねるのは防止される。更に、下側のレール条34a,34aと基体33の上面との間には隙間が画成されるから、該基体33における前記規制片33a,33a間に溜まる露等の排水性は良好となる。
【0026】
前記レール体34の上下両側のレール条34c,34cが摩耗等した場合は、該レール体34のみを交換することで対応し得、下レール30の全体を交換する必要はない。またレール体34は、基体33に対してネジ等を用いることなく一対の規制片33a,33a間に嵌挿されているだけなので、その交換作業は簡単である。更に、レール体34を取外して外部で簡単に洗浄することもでき、常に衛生的に保ち得る。
【0027】
【別実施例】
図12〜図14は、別実施例に係る冷蔵ショーケースを示すものであって、その基本的な構成は前述した実施例と同一であるので、異なる部分についてのみ説明し、同一部材には同じ符号を付して示すものとする。
【0028】
すなわち、別実施例の冷蔵ショーケース35は、前述したと同様に形成された断熱箱体16の内部上方に、仕切部材36が配設され、該仕切部材36の下側に収納室18が画成されると共に上側に冷却室23が画成される。そして、この冷却室23に、庫内ファン25と冷却器24とが前側から順に配置されている。また仕切部材36には、その前側に吸込み口26が形成されると共に、後側には吹出し口27が形成されており、前記庫内ファン25を回転することにより、収納室内の空気(庫内空気)が吸込み口26から冷却室23に吸込まれ、この空気が冷却器24と接触して冷却され、得られた冷気が吹出し口27を介して収納室18に吹出されるよう循環される。
【0029】
前記冷却器24には、前述したと同様に庫内空気の吸込み側のフィン近傍に非接触で温度検知器28の感温部28aが配置され、該感温部28aの検知温度に基づいて、前記運転制御回路が通常のコントロール運転と除霜運転とを行なうよう設定される。
【0030】
前記断熱箱体16の内部には、図12に示す如く、その前側で前後の扉31,32が幅方向の中央で重なる部位で隠れる位置において、前記棚網19を支持するための棚柱37が内箱11の内底面に立設され、その上端は内箱11の内部天井面にネジ止めされている。この棚柱37は、図13に示す如く、平断面がコの字状となるよう板金を折曲して構成され、コの字状の開口部が収納室18の背面を向く姿勢で立設される。そして、前記冷却器24から導出する冷媒配管38が、棚柱37の内部を通って機械室まで引き回されるようになっている。
【0031】
前記断熱箱体16の底部には、図13に示す如く、前記棚柱37の立設位置に対応して、その前縁から背面側に向かって切り込まれて上下に貫通するU字溝39が設けられており、棚柱37の内部を配管された冷媒配管38は、該U字溝39を介して前記機械室内に引き込まれる。また断熱箱体16の底部には、U字溝39に対応して樹脂製のカバー体40が配設され、該カバー体40に鋳込まれた複数のナット41に取付けネジ42を夫々螺挿することで、前記棚柱37の下端がネジ止めされている。
【0032】
このナット41は、図14に示すように、通常に使用されている汎用の六角ナットであって、その上端縁部に施されている面取部41aの部分まで樹脂で覆われるようにしてカバー体40に鋳込まれることで、該ナット41がカバー体40から脱落しないよう構成される。なお、このナット41としては、四角ナットやその他、上端縁部に面取部が設けられているナットであれば、各種の形状のものを用いることができる。
【0033】
前述したように構成した別実施例に係る冷蔵ショーケース35においては、断熱箱体16を構成する天板15と背面板13とに関する作用、下レール30に関する作用、および除霜運転に関する作用は、前述した実施例と同様である。そして、別実施例に係る冷蔵ショーケース35では、更に以下の作用を奏する。すなわち、前記棚柱37を固定するために用いられるナット41として、汎用性のあるナットを用いているから、高価な専用の鋳込み用ナットを用いる必要はなく、コストを低廉に抑えることができる。また、鋳込み専用ナットは特殊であるために緊急の入手が困難で、在庫を持つ必要があり、小ロット生産での価格の高騰を招くが、別実施例のように汎用性のあるナット41を用いることで、その入手が容易で在庫量を低減し得ると共に小ロット生産に簡単に対応し得る。なお、カバー体40に鋳込むナット41として四角ナットを用いた場合は、取付けネジ42の締付け時の回転モーメントに対しての強度を向上することができる。
【0034】
【変更例】
前述した実施例では、除霜運転時には冷凍装置の圧縮機を停止することで除霜を行なう場合で説明したが、冷凍系の弁の切換えにより冷却器にホットガスを循環供給したり、あるいは冷却器に近接配置したヒータを通電制御して除霜を行なうことが可能である。このように、冷却器を積極的に加温する除霜運転を行なう場合では、必要時にのみ除霜運転を行なうことにより庫内温度の上昇を抑制でき、被保存物の温度を一定に保つことができる。なお、冷却器を積極的に加温する場合は、除霜運転に際して庫内ファンを停止制御するのが好ましい。また温度検知器としては、ガス式サーモに限定されず、サーミスタやその他各種形式の手段を採用し得る。更に、冷却貯蔵庫としては、冷蔵ショーケースに限定されず、冷却器により庫内を冷却するものであれば、冷蔵庫や冷凍庫等であってもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る冷却貯蔵庫の除霜制御方法によれば、庫内温度を監視する温度検知手段が霜により直に冷却されたことを検知して除霜運転を行なうので、無駄な除霜運転を行なったり、霜が成長したにも拘らず除霜運転が開始されずに冷却効率が低下する事態を防止することができる。また、通常のコントロール運転を制御するための温度検知手段を、除霜運転を制御するための手段に兼用したので、別途専用のセンサ等を設ける必要はなく、製造コストを低廉に抑えることができると共に、装置の信頼性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る冷蔵ショーケースを示す概略縦断側面図である。
【図2】実施例に係る断熱箱体を示す概略側面図である。
【図3】実施例に係る断熱箱体を構成する天板の底面図である。
【図4】実施例に係る天板の要部縦断側面図である。
【図5】実施例に係る断熱箱体の要部側面図である。
【図6】実施例に係る冷却器と庫内ファンとを示す概略平面図である。
【図7】実施例に係る冷却器のフィン近傍に配置した温度検知器の感温部を示す説明図である。
【図8】実施例に係る冷却器のフィンに付着した霜が感温部に接触する状態を示す説明図である。
【図9】実施例に係る断熱箱体に配設される前後の扉と下レールを示す要部縦断側面図である。
【図10】実施例に係る下レールを構成するレール体を示す側面図である。
【図11】実施例に係る冷蔵ショーケースの運転中における各部の温度変化を示すグラフ図である。
【図12】別実施例に係る冷蔵ショーケースを示す概略縦断側面図である。
【図13】別実施例に係る冷蔵ショーケースの断熱箱体の内底部を示す概略平面図である。
【図14】別実施例に係る冷蔵ショーケースのナットが鋳込まれたカバー体の要部断面図である。
【符号の説明】
24 冷却器,24b フィン,28a 感温部(温度検知手段),F 霜

Claims (2)

  1. 冷凍装置から導出して庫内を冷却する冷却器(24)を備える冷却貯蔵庫において、
    前記冷却器(24)における庫内空気の吸込み側のフィン(24b)近傍に非接触で配置した温度検知手段(28a)により庫内温度を監視して、所定の設定温度域で前記冷凍装置をオン−オフ制御するコントロール運転により庫内温度を設定温度域に維持し、
    前記温度検知手段(28a)がフィン(24b)に付着した霜(F)により冷却される除霜温度を検知したときには除霜運転を行なうようにした
    ことを特徴とする冷却貯蔵庫の除霜制御方法。
  2. 前記温度検知手段(28a)が上限設定温度を検知したときに前記冷凍装置をオンし、該温度検知手段(28a)が下限設定温度を検知したときに冷凍装置をオフするコントロール運転を行ない、前記温度検知手段(28a)が下限設定温度より低い除霜温度を検知したときに除霜運転を行ない、この除霜運転により庫内温度が上昇して前記温度検知手段(28a)が再び上限設定温度を検知したときにコントロール運転を再開するようにした請求項1記載の冷却貯蔵庫の除霜制御方法。
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