JP2004067373A - 車椅子昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車椅子に乗っている人が自力で車椅子を手軽に昇降操作できる昇降装置が無かった。
【解決手段】車椅子が乗降可能な乗降台と、乗降台を昇降させる昇降体と、昇降体を回転可能に支持する支柱と、昇降体を昇降させる昇降駆動機構とを設け、車椅子を後退させて乗降台に乗せてから更に車椅子の車輪を回転させると昇降駆動機構が駆動して乗降台が自動的に上昇し、車輪を逆回転させると昇降駆動機構が逆方向に駆動して乗降台が自動的に降下するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】車椅子が乗降可能な乗降台と、乗降台を昇降させる昇降体と、昇降体を回転可能に支持する支柱と、昇降体を昇降させる昇降駆動機構とを設け、車椅子を後退させて乗降台に乗せてから更に車椅子の車輪を回転させると昇降駆動機構が駆動して乗降台が自動的に上昇し、車輪を逆回転させると昇降駆動機構が逆方向に駆動して乗降台が自動的に降下するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車椅子をその車輪、特に後輪の回転力で昇降させることができる車椅子昇降装置に関するものであり、玄関と廊下、道路と自動車内といった段差のある場所での車椅子の出入り、乗り降りなどに使用するのに適するものである。
【0002】
【従来の技術】
車椅子に乗った人が車椅子に乗ったままで車椅子を昇降させることができる車椅子昇降装置は従来から各種あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車椅子昇降装置は操作しにくいとか、大掛かりであるため場所をとるとか、重くて扱いに不便であるといった課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、車椅子に乗った人が車椅子に乗ったままで車椅子を自力で手軽に昇降させることができ、構成が簡潔で、コンパクトで、低廉な車椅子昇降装置を提供することにある。
【0005】
本件出願の車椅子用昇降装置は、車椅子が乗降可能な乗降台と、乗降台を昇降させる昇降体と、昇降体を回転可能に支持する支柱と、昇降体を昇降させる昇降駆動機構とを備え、昇降駆動機構は乗降台に載せた車椅子の車輪の回転力で回転する駆動ローラと、駆動ローラの回転により回動して昇降体及びそれに連結されている乗降台を昇降させるチェーンとを備えている。支柱に回転用ハンドルが取り付けられ、乗降台の上の車椅子に乗っている人がそのハンドルを押したり引いたりすると、乗降台が回転して乗降台の上の車椅子が回転するようにした。乗降台が昇降体側に起立し、反対側に倒伏可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の車椅子昇降装置を図面に基づいて説明する。本発明の車椅子昇降装置は図1に示すように、車椅子1が乗降可能な乗降台2の背面に乗降台2を昇降させる昇降体3が設けられ、昇降体3が支柱4に回転可能に支持され、昇降体3にそれを昇降させる昇降駆動機構5が装備され、昇降駆動機構5は乗降台2に載せた車椅子1の車輪(この実施例では後輪)6の回転力で回転する駆動ローラ7と、駆動ローラ7の回転により回動して昇降体3及びそれを昇降させるチェーン8とを備え、チェーン8がギヤ9でガイドされるようにしてある。
【0007】
乗降台2は図2に示すように、平行に配置した二本の角材状のフレーム11の先端部上面に車椅子1が乗り上げ可能な広さの基盤12が取り付けられ、基盤12の前に細長板状のステップ13が蝶番で連結されている。基盤12、ステップ13の幅方向両端は上方に立ち上げて、車椅子の車輪が左右へ脱輪するのを防止するための側壁14としてある。
【0008】
基盤12の底面前端には地面や床に接触する角筒状の支持材15が取り付けられている。ステップ13の底面の幅方向両端寄りには回転ローラ16が回転可能に取り付けられている。回転ローラ16が図1のように地面や床に接するとステップ13は前下がり傾斜になって車椅子1が乗降し易くなり、図4のように乗降台2が上昇して回転ローラ16が地面や床から離れるとステップ13が下方に垂れるようにしてある。垂れたステップ13は乗降台2が降下するときに回転ローラ16が基盤12よりも先に地面や床に接触してステップ13が次第に押し上げられるようにしてある。
【0009】
図5のように二本のフレーム11の後部間には回転シャフト17が貫通され、回転シャフト17の両端に駆動ローラ7が取り付けられている。駆動ローラ7の外周面には多数本の横長溝が形成されて外周面が凹凸になっており、車椅子1の車輪6との接触抵抗が大きくなって、車輪6を回転させるとスリップすることなく確実に回転するようにしてある。図5のように二本のフレーム11の後端部両外側には車輪支持ローラ18が回転自在に取り付けられている。車輪支持ローラ18は図1のように乗降台2に乗り上げた車椅子1の車輪6の後方部を支持するためのものである。
【0010】
図5のように二本のフレーム11の後端部間には二本の連結材19が渡され、その二本の連結材19間に板状の支持材20が設けられ、支持材20の上に減速器21が設置固定されている。減速器21の入力側ギヤ22と回転シャフト17の駆動スプロケット23とに駆動チェーン24が掛けられて、駆動ローラ7の回転が減速器21に伝達されるようにしてある。
【0011】
図5のように、二本のフレーム11の後端寄りには略三角形の側面ガイド板25が対向して取り付けられ、そのフレーム11よりも更に後端寄りには2枚の連結板26が対向して取り付けられている。前記側面ガイド板25は下端部が溶接によりフレーム11に固定され、上端部に板状のストッパー27が溶接固定されている。前記連結板26は下部が連結軸28によりフレーム11に回転可能に取り付けられ、上部に止め孔29が開口されている。
【0012】
図5の2枚の側面ガイド板25の内側には図4のように縦長の昇降体3の下端部が配置され、昇降体の3の下端部の止め穴30と連結板26の止め孔29とにボルトを差し込み、そのボルトにナットを締付けて昇降体3を結板26に固定し、昇降体3を乗降台2の後方に縦向き連結してある。この連結によりフレーム11が連結軸28を回転軸として回動し、それに伴ってフレーム11に取り付けられている乗降台2が図1の水平位置から図10の起立位置まで回動できるようにしてある。乗降台2が図10のように起立しているときは、側面ガイド板25のストッパー27は昇降体3よりも後方(支柱4側)まで倒れているが、乗降台2が図1のように水平になるとストッパー27は昇降体3の背面に当接して昇降体3がそれ以上は前下がりにならないようになる。
【0013】
前記昇降体3は鋼材製であり、その端面形状は図6に見られるように略コ字形であり、幅方向両端部が内側に折り曲げられて縦長のガイド溝31が形成されている。昇降体3の上端部内面40には図4のように回転自在な反転用スプロケット32がボルト33とナット34とで固定されている。
【0014】
昇降体3の内側には昇降駆動機構5がセットされている。昇降駆動機構5は図6に示すように鋼材製の縦長枠状のケース35に四つのコーナーボックス36が形成され、各コーナーボックス36内に昇降輪37が上下方向に回転するように取り付けられ、夫々のコーナーボックス36よりも内側に横ガイド輪38が横向きに取り付けられて上下に回転するようにしてある。ケース35の内側の上段、中段、下段には3本の回転シャフト39が千鳥配列に取り付けられ、夫々の回転シャフト39にギヤ9が取り付けられている。図6に示すように、三本の回転シャフト39のうち中央の回転シャフトは他の回転シャフトよりもケース35の外側へ長く突き出ており、それに操作ハンドル41を嵌合させると手動で回転操作できるようにしてある。ケース35の上端には角筒状のチェーンガイド42が溶接されている。図4のようにケース35には張力付与車輪(テンション付与車輪)43が回転自在に取り付けられている。又、図4のようにケース35の背面には連結片44が溶接により固定され、連結片44に丸パイプ状の嵌合具45が溶接により固定されている。
【0015】
前記のように構成された昇降駆動機構5は図6のように、ケース35のコーナーボックス36を昇降体3のガイド溝31の内側に嵌め込んで、ケース35を昇降体3の内側にセットして、昇降輪37を昇降体3の内面40に接触させ、横ガイド輪38をガイド溝31の側壁内面47に接触させて、昇降体3に沿って昇降可能としてある。
【0016】
昇降駆動機構5は図1のように、ケース35の背面に取り付けてある嵌合具45を支柱4に回転可能に被せ、嵌合具45の下端面48(図4)を図3のように支柱4の外周面の数箇所に差し込んである止め棒49にのせて支持して、嵌合具45が滑り落ちないようにしてある。支柱4は図4(a)に示すように平板状の支持台50の上に角パイプ51を立設し、その上端に丸パイプ52を溶接してある。前記嵌合具45は丸パイプ52に被せて回転自在としてある。
【0017】
嵌合具45の背面にはその回転を90度間隔で停止させる回転規制具53(図1)が設けられている。回転規制具53は図4(b)に示すように嵌合具45の背面に細長の収容筒54を突設し、その収容筒54内にボール55を収容し、ボール55の外側にスプリング56をあてがい、スプリング56の外からボルト57をねじ込んで、ボール55を、支柱4の外周面に90度間隔で開口されている止め穴58に押し込んで、嵌合具52の回転を停止させるようにしてある。この構造とすることにより、嵌合具45に所定以上の強い回転力が加わるとボール55がスプリング56を押し戻し、支柱4の止め穴58へのボール55の押し込みが外れて嵌合具45が強制的に回転されるようにしてある。
【0018】
昇降駆動機構5には無端状のチェーン8が掛けられている。チェーン8は図5の減速機21の出力ギヤ60に掛けられ、図3のように昇降駆動機構5の下段のギヤ9の外側、中断のギヤ9の内側、上段のギヤ9の外側に掛けられ、更に張力付与車輪43の内側に回して同車輪43により押されて張力が付与され、昇降体3の上端の反転スプロケット32に掛けて下向きに方向転換し、図6のチェーンガイド42内を通して図5の減速機21の出力ギヤ60まで周回させて無端状にしてある。この場合、図3のように止めピン61をチェーンガイド42(図6)の背面の差込穴63(図6)からチェーン8を貫通して昇降体3に差し込んで、チェーン8の一箇所を昇降体3に係止して、チェーン8が回動すると昇降体3も同時に昇降するようにしてある。
【0019】
図1のように支柱4には丸パイプを直角に曲げて形成された回転用ハンドル65が取り付けられている。このハンドル65には図4のように直角形の補強材66が取り付けられ、補強材66のコーナー部分に板状の連結材67が取り付けられ、連結材67が丸パイプを使用した嵌め具68(図4)に溶接により固定され、嵌め具68の下部にリング69が溶接により固定されている。嵌め具68は図4に示す支柱4の丸パイプ52の上部に回転自在に被せ、リング69の外からボトル70(図1)をねじ込んで嵌め具68が回転はするが丸パイプ52から不用意に抜けないようにしてある。
【0020】
本発明の車椅子昇降装置を使用して車椅子を玄関からそれより高い廊下に上げたり、逆に廊下からそれより低い玄関に降ろす場合を例として次に説明する。本発明の車椅子昇降装置は不使用時に図10に示すように乗降台2を昇降体3側へ持ち上げて折畳み、紐などの索条71でハンドル65に連結して乗降台2が倒れないようにすることができる。この用に折畳んである場合は、索条71を解いて乗降台2を前方に倒し、玄関の上に下ろして図2のように水平にする。この場合、図2のように側面ガイド板25のストッパー27が昇降体3の背面に当接して、乗降台2がそれ以上は前下りにならず水平に保持される。
【0021】
図2のように玄関に下りている乗降台2に車椅子を乗せるには、車椅子に乗っている人が車椅子を後退させて、車椅子をステップ13に乗り上げさせ、そのまま後退を続けて図1のように車椅子1の車輪6が駆動ロ−ラ7と車輪支持ローラ18との双方に乗り上げた位置で停止させる。図1のように乗降台に乗り上げた車椅子1を廊下まで上げるには次のようにする。
【0022】
車椅子に乗っている人が車椅子1の車輪6を後方へ回転させると駆動ローラ7回転し、同時に図5の駆動伝達ギア23が回転し、駆動チェーン24を介して減速機21の入力ギア22が回転され、減速機21で減速されて出力ギア60が回転し、チェーン8が上方へ回転する。チェーン8は図2のように止めピン61により昇降体3へ係止されているため、チェーン8の回転と同時に昇降体3が上昇する。この操作により図3のように車椅子1が所定位置(廊下)より少し上の高さまで上昇したら、図9に実線で示す位置で、車椅子1に乗っている人が手でハンドル65を矢印O方向に押すと、その反力で乗降台2が支柱4を中心として図9の矢印b方向に回転する。このとき、乗降台2が90度(図9の仮想線の位置:廊下の上まで)回転すると、図4(b)の回転規制具53のボール55が支柱4に開口されている止め穴58に嵌まって乗降台2の回転が停止し、乗降台2の向きが変わる。
【0023】
乗降台2が廊下の上(図9の仮想線の位置)まで回転したら、車椅子に乗っている人が車椅子の車輪を逆方向(車椅子の前進方向)に回転させて駆動ローラ7を逆回転させ、図5の駆動伝達ギア23、駆動チェーン24、減速機21の入力ギア22、出力ギヤ60の全てを逆回転させてチェーン8をも逆回転(下方へ回転)させる。チェーン8の逆回転により、チェーン8に止めピン61で係止されている昇降体3が降下し、それに伴って乗降台2も降下する。図7のように乗降台2が廊下の上まで降下してから、車椅子に乗っている人が車椅子の車輪を前方に回転させると、車椅子は前進して乗降台2から廊下の上に降りることができる。
【0024】
車椅子が廊下から玄関まで降りる場合は次のようにする。車椅子1を後退させて図7のように廊下の上にある乗降台2のステップ13に乗り上げ、そのまま後退を続けて車椅子1の車輪6が駆動ローラ7と支持ローラ18との双方に乗った位置で停止させる。その状態で車椅子1に乗っている人が車椅子の車輪6を後方へ回転させると、図5の駆動ローラ7、駆動伝達ギア23、減速機21の入力ギア22、出力ギヤ60が回転してチェーン8が上方へ回転し、それに伴って昇降体3が上昇して乗降台2が上昇する。乗降台2が図8のように廊下から離れるまで上昇したら、図9の仮想線の位置で、車椅子1に乗っている人が手でハンドル65を押すと、その反力で乗降台2が支柱4を中心として図9の矢印c方向に回転する。このとき、乗降台2が90度(図9の実線位置:玄関の上)まで回転すると、図4(b)の回転規制具53のボール55が支柱4に開口されている止め穴58に嵌まって回転が停止し、それまで廊下の上にあった乗降台2が玄関の上方に位置する(向きが変わる)。
【0025】
乗降台2が玄関の上方に停止したら、車椅子に乗っている人が車椅子の車輪を前進方向に回転させて駆動ローラ7を逆回転させると、図5のようにシャフト17に固定されている駆動伝達ギア23、駆動チェーン24、減速機21の入力ギア22、出力ギヤ60の全てが逆回転し、チェーン8も逆回転(下方へ回転)して乗降台2が降下する。乗降台2が図1のように玄関まで降下してから、車椅子に乗っている人が車椅子の車輪を前方に回転させると車椅子は前進し、乗降台2から玄関の上に降りることができる。
【0026】
前記使用例は玄関と廊下の間の昇降例であるが、本発明の車椅子用昇降装置は段差のある他の場所での昇降、例えば、道路と自動車の間での昇降等に使用することもできる。
【0027】
(実施形態2)
前記実施形態1では乗降台2の回動可能範囲はハンドル65の形状のため左右方向に90度以内としてあるが、ハンドルの形状を変えて乗降台2の回動可能範囲を90度以上とすることも可能である。
【0028】
前記実施形態1では昇降体3の昇降をチェーン、ギア、スプロケットの噛み合いで行うようにしてあるため、上昇した昇降体3及び乗降台2はストッパーが無くとも不用意に降下したり滑落したりすることはないが、念のために、ストッパーを設けて不用意な降下や滑落を防止することもできる。
【0029】
前記実施形態1では支柱4が昇降箇所の低い方(廊下よりも低い玄関)に設置されているが、支柱4は昇降箇所の高い方(玄関よりも高い廊下)に設置して使用することもできる。
【0030】
【発明の効果】
本件出願の請求項1の車椅子昇降装置は、車椅子の車輪を回転させることによって乗降台を昇降させることができるので次のような効果がある。
1.車椅子に乗っている人が自分で操作して車椅子を昇降させることができ、他人の手を借りることなく、車椅子に乗っている人が自分の都合で昇降できるので非常に便利である。
2.モータ、シリンダー等の動力源が不要であるため装置全体が小型、軽量化され、可搬性に優れている。
3.チェーン、ギヤ、スプロケット等の単純な機構で昇降可能であるため、安価な装置を提供することができる。
【0031】
本件出願の請求項2の車椅子昇降装置は、乗降台の上の車椅子に乗っている人がそのハンドルを押したり引いたりすると、乗降台が回転して乗降台の上の車椅子が回転するようにしたので、次のような効果がある。
1.車椅子に乗っている人が乗り降りする方に自由に向きを変えることができる。
2.ハンドルを設けるだけで乗降台の回動を行うことができるため、簡潔な構造となり、ハンドルを設けても格別コスト高にならない。
【0032】
本件出願の請求項3の車椅子昇降装置は、乗降台が昇降体側に起立し、反対側に倒伏できるため、不使用時に乗降台を折り畳んでおけばコンパクトになり、車椅子以外の通路を確保することができる。また、折畳んである乗降台を容易に戻して直ぐに使用可能であり、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車椅子昇降装置の乗降台に車椅子を乗せた状態の斜視図。
【図2】本発明の車椅子昇降装置の乗降台を降下させた状態の側方斜視図。
【図3】本発明の車椅子昇降装置の乗降台の上昇途上の側方斜視図。
【図4】(a)は本発明の車椅子昇降装置の組立て途上の側方斜視図、(b)は本発明の車椅子昇降装置におけるハンドルの回転を規制するための回転規制体の横断面図。
【図5】本発明の車椅子昇降装置における乗降台、駆動ローラ、減速機部分の説明図。
【図6】本発明の車椅子昇降装置における昇降駆動機構の説明図。
【図7】本発明の車椅子昇降装置の乗降台を廊下の上に接地させた状態の側面図。
【図8】本発明の車椅子昇降装置の乗降台を廊下の上まで上昇させた状態の側面図。
【図9】本発明の車椅子昇降装置の乗降台の回転説明図。
【図10】本発明の車椅子昇降装置の乗降台を上方に折畳んだ状態の側面図。
【符号の説明】
1 車椅子
2 乗降台
3 昇降体
4 支柱
5 昇降駆動機構
6 車輪
7 駆動ローラ
8 チェーン
9 ギヤ
【発明の属する技術分野】
本発明は車椅子をその車輪、特に後輪の回転力で昇降させることができる車椅子昇降装置に関するものであり、玄関と廊下、道路と自動車内といった段差のある場所での車椅子の出入り、乗り降りなどに使用するのに適するものである。
【0002】
【従来の技術】
車椅子に乗った人が車椅子に乗ったままで車椅子を昇降させることができる車椅子昇降装置は従来から各種あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車椅子昇降装置は操作しにくいとか、大掛かりであるため場所をとるとか、重くて扱いに不便であるといった課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、車椅子に乗った人が車椅子に乗ったままで車椅子を自力で手軽に昇降させることができ、構成が簡潔で、コンパクトで、低廉な車椅子昇降装置を提供することにある。
【0005】
本件出願の車椅子用昇降装置は、車椅子が乗降可能な乗降台と、乗降台を昇降させる昇降体と、昇降体を回転可能に支持する支柱と、昇降体を昇降させる昇降駆動機構とを備え、昇降駆動機構は乗降台に載せた車椅子の車輪の回転力で回転する駆動ローラと、駆動ローラの回転により回動して昇降体及びそれに連結されている乗降台を昇降させるチェーンとを備えている。支柱に回転用ハンドルが取り付けられ、乗降台の上の車椅子に乗っている人がそのハンドルを押したり引いたりすると、乗降台が回転して乗降台の上の車椅子が回転するようにした。乗降台が昇降体側に起立し、反対側に倒伏可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の車椅子昇降装置を図面に基づいて説明する。本発明の車椅子昇降装置は図1に示すように、車椅子1が乗降可能な乗降台2の背面に乗降台2を昇降させる昇降体3が設けられ、昇降体3が支柱4に回転可能に支持され、昇降体3にそれを昇降させる昇降駆動機構5が装備され、昇降駆動機構5は乗降台2に載せた車椅子1の車輪(この実施例では後輪)6の回転力で回転する駆動ローラ7と、駆動ローラ7の回転により回動して昇降体3及びそれを昇降させるチェーン8とを備え、チェーン8がギヤ9でガイドされるようにしてある。
【0007】
乗降台2は図2に示すように、平行に配置した二本の角材状のフレーム11の先端部上面に車椅子1が乗り上げ可能な広さの基盤12が取り付けられ、基盤12の前に細長板状のステップ13が蝶番で連結されている。基盤12、ステップ13の幅方向両端は上方に立ち上げて、車椅子の車輪が左右へ脱輪するのを防止するための側壁14としてある。
【0008】
基盤12の底面前端には地面や床に接触する角筒状の支持材15が取り付けられている。ステップ13の底面の幅方向両端寄りには回転ローラ16が回転可能に取り付けられている。回転ローラ16が図1のように地面や床に接するとステップ13は前下がり傾斜になって車椅子1が乗降し易くなり、図4のように乗降台2が上昇して回転ローラ16が地面や床から離れるとステップ13が下方に垂れるようにしてある。垂れたステップ13は乗降台2が降下するときに回転ローラ16が基盤12よりも先に地面や床に接触してステップ13が次第に押し上げられるようにしてある。
【0009】
図5のように二本のフレーム11の後部間には回転シャフト17が貫通され、回転シャフト17の両端に駆動ローラ7が取り付けられている。駆動ローラ7の外周面には多数本の横長溝が形成されて外周面が凹凸になっており、車椅子1の車輪6との接触抵抗が大きくなって、車輪6を回転させるとスリップすることなく確実に回転するようにしてある。図5のように二本のフレーム11の後端部両外側には車輪支持ローラ18が回転自在に取り付けられている。車輪支持ローラ18は図1のように乗降台2に乗り上げた車椅子1の車輪6の後方部を支持するためのものである。
【0010】
図5のように二本のフレーム11の後端部間には二本の連結材19が渡され、その二本の連結材19間に板状の支持材20が設けられ、支持材20の上に減速器21が設置固定されている。減速器21の入力側ギヤ22と回転シャフト17の駆動スプロケット23とに駆動チェーン24が掛けられて、駆動ローラ7の回転が減速器21に伝達されるようにしてある。
【0011】
図5のように、二本のフレーム11の後端寄りには略三角形の側面ガイド板25が対向して取り付けられ、そのフレーム11よりも更に後端寄りには2枚の連結板26が対向して取り付けられている。前記側面ガイド板25は下端部が溶接によりフレーム11に固定され、上端部に板状のストッパー27が溶接固定されている。前記連結板26は下部が連結軸28によりフレーム11に回転可能に取り付けられ、上部に止め孔29が開口されている。
【0012】
図5の2枚の側面ガイド板25の内側には図4のように縦長の昇降体3の下端部が配置され、昇降体の3の下端部の止め穴30と連結板26の止め孔29とにボルトを差し込み、そのボルトにナットを締付けて昇降体3を結板26に固定し、昇降体3を乗降台2の後方に縦向き連結してある。この連結によりフレーム11が連結軸28を回転軸として回動し、それに伴ってフレーム11に取り付けられている乗降台2が図1の水平位置から図10の起立位置まで回動できるようにしてある。乗降台2が図10のように起立しているときは、側面ガイド板25のストッパー27は昇降体3よりも後方(支柱4側)まで倒れているが、乗降台2が図1のように水平になるとストッパー27は昇降体3の背面に当接して昇降体3がそれ以上は前下がりにならないようになる。
【0013】
前記昇降体3は鋼材製であり、その端面形状は図6に見られるように略コ字形であり、幅方向両端部が内側に折り曲げられて縦長のガイド溝31が形成されている。昇降体3の上端部内面40には図4のように回転自在な反転用スプロケット32がボルト33とナット34とで固定されている。
【0014】
昇降体3の内側には昇降駆動機構5がセットされている。昇降駆動機構5は図6に示すように鋼材製の縦長枠状のケース35に四つのコーナーボックス36が形成され、各コーナーボックス36内に昇降輪37が上下方向に回転するように取り付けられ、夫々のコーナーボックス36よりも内側に横ガイド輪38が横向きに取り付けられて上下に回転するようにしてある。ケース35の内側の上段、中段、下段には3本の回転シャフト39が千鳥配列に取り付けられ、夫々の回転シャフト39にギヤ9が取り付けられている。図6に示すように、三本の回転シャフト39のうち中央の回転シャフトは他の回転シャフトよりもケース35の外側へ長く突き出ており、それに操作ハンドル41を嵌合させると手動で回転操作できるようにしてある。ケース35の上端には角筒状のチェーンガイド42が溶接されている。図4のようにケース35には張力付与車輪(テンション付与車輪)43が回転自在に取り付けられている。又、図4のようにケース35の背面には連結片44が溶接により固定され、連結片44に丸パイプ状の嵌合具45が溶接により固定されている。
【0015】
前記のように構成された昇降駆動機構5は図6のように、ケース35のコーナーボックス36を昇降体3のガイド溝31の内側に嵌め込んで、ケース35を昇降体3の内側にセットして、昇降輪37を昇降体3の内面40に接触させ、横ガイド輪38をガイド溝31の側壁内面47に接触させて、昇降体3に沿って昇降可能としてある。
【0016】
昇降駆動機構5は図1のように、ケース35の背面に取り付けてある嵌合具45を支柱4に回転可能に被せ、嵌合具45の下端面48(図4)を図3のように支柱4の外周面の数箇所に差し込んである止め棒49にのせて支持して、嵌合具45が滑り落ちないようにしてある。支柱4は図4(a)に示すように平板状の支持台50の上に角パイプ51を立設し、その上端に丸パイプ52を溶接してある。前記嵌合具45は丸パイプ52に被せて回転自在としてある。
【0017】
嵌合具45の背面にはその回転を90度間隔で停止させる回転規制具53(図1)が設けられている。回転規制具53は図4(b)に示すように嵌合具45の背面に細長の収容筒54を突設し、その収容筒54内にボール55を収容し、ボール55の外側にスプリング56をあてがい、スプリング56の外からボルト57をねじ込んで、ボール55を、支柱4の外周面に90度間隔で開口されている止め穴58に押し込んで、嵌合具52の回転を停止させるようにしてある。この構造とすることにより、嵌合具45に所定以上の強い回転力が加わるとボール55がスプリング56を押し戻し、支柱4の止め穴58へのボール55の押し込みが外れて嵌合具45が強制的に回転されるようにしてある。
【0018】
昇降駆動機構5には無端状のチェーン8が掛けられている。チェーン8は図5の減速機21の出力ギヤ60に掛けられ、図3のように昇降駆動機構5の下段のギヤ9の外側、中断のギヤ9の内側、上段のギヤ9の外側に掛けられ、更に張力付与車輪43の内側に回して同車輪43により押されて張力が付与され、昇降体3の上端の反転スプロケット32に掛けて下向きに方向転換し、図6のチェーンガイド42内を通して図5の減速機21の出力ギヤ60まで周回させて無端状にしてある。この場合、図3のように止めピン61をチェーンガイド42(図6)の背面の差込穴63(図6)からチェーン8を貫通して昇降体3に差し込んで、チェーン8の一箇所を昇降体3に係止して、チェーン8が回動すると昇降体3も同時に昇降するようにしてある。
【0019】
図1のように支柱4には丸パイプを直角に曲げて形成された回転用ハンドル65が取り付けられている。このハンドル65には図4のように直角形の補強材66が取り付けられ、補強材66のコーナー部分に板状の連結材67が取り付けられ、連結材67が丸パイプを使用した嵌め具68(図4)に溶接により固定され、嵌め具68の下部にリング69が溶接により固定されている。嵌め具68は図4に示す支柱4の丸パイプ52の上部に回転自在に被せ、リング69の外からボトル70(図1)をねじ込んで嵌め具68が回転はするが丸パイプ52から不用意に抜けないようにしてある。
【0020】
本発明の車椅子昇降装置を使用して車椅子を玄関からそれより高い廊下に上げたり、逆に廊下からそれより低い玄関に降ろす場合を例として次に説明する。本発明の車椅子昇降装置は不使用時に図10に示すように乗降台2を昇降体3側へ持ち上げて折畳み、紐などの索条71でハンドル65に連結して乗降台2が倒れないようにすることができる。この用に折畳んである場合は、索条71を解いて乗降台2を前方に倒し、玄関の上に下ろして図2のように水平にする。この場合、図2のように側面ガイド板25のストッパー27が昇降体3の背面に当接して、乗降台2がそれ以上は前下りにならず水平に保持される。
【0021】
図2のように玄関に下りている乗降台2に車椅子を乗せるには、車椅子に乗っている人が車椅子を後退させて、車椅子をステップ13に乗り上げさせ、そのまま後退を続けて図1のように車椅子1の車輪6が駆動ロ−ラ7と車輪支持ローラ18との双方に乗り上げた位置で停止させる。図1のように乗降台に乗り上げた車椅子1を廊下まで上げるには次のようにする。
【0022】
車椅子に乗っている人が車椅子1の車輪6を後方へ回転させると駆動ローラ7回転し、同時に図5の駆動伝達ギア23が回転し、駆動チェーン24を介して減速機21の入力ギア22が回転され、減速機21で減速されて出力ギア60が回転し、チェーン8が上方へ回転する。チェーン8は図2のように止めピン61により昇降体3へ係止されているため、チェーン8の回転と同時に昇降体3が上昇する。この操作により図3のように車椅子1が所定位置(廊下)より少し上の高さまで上昇したら、図9に実線で示す位置で、車椅子1に乗っている人が手でハンドル65を矢印O方向に押すと、その反力で乗降台2が支柱4を中心として図9の矢印b方向に回転する。このとき、乗降台2が90度(図9の仮想線の位置:廊下の上まで)回転すると、図4(b)の回転規制具53のボール55が支柱4に開口されている止め穴58に嵌まって乗降台2の回転が停止し、乗降台2の向きが変わる。
【0023】
乗降台2が廊下の上(図9の仮想線の位置)まで回転したら、車椅子に乗っている人が車椅子の車輪を逆方向(車椅子の前進方向)に回転させて駆動ローラ7を逆回転させ、図5の駆動伝達ギア23、駆動チェーン24、減速機21の入力ギア22、出力ギヤ60の全てを逆回転させてチェーン8をも逆回転(下方へ回転)させる。チェーン8の逆回転により、チェーン8に止めピン61で係止されている昇降体3が降下し、それに伴って乗降台2も降下する。図7のように乗降台2が廊下の上まで降下してから、車椅子に乗っている人が車椅子の車輪を前方に回転させると、車椅子は前進して乗降台2から廊下の上に降りることができる。
【0024】
車椅子が廊下から玄関まで降りる場合は次のようにする。車椅子1を後退させて図7のように廊下の上にある乗降台2のステップ13に乗り上げ、そのまま後退を続けて車椅子1の車輪6が駆動ローラ7と支持ローラ18との双方に乗った位置で停止させる。その状態で車椅子1に乗っている人が車椅子の車輪6を後方へ回転させると、図5の駆動ローラ7、駆動伝達ギア23、減速機21の入力ギア22、出力ギヤ60が回転してチェーン8が上方へ回転し、それに伴って昇降体3が上昇して乗降台2が上昇する。乗降台2が図8のように廊下から離れるまで上昇したら、図9の仮想線の位置で、車椅子1に乗っている人が手でハンドル65を押すと、その反力で乗降台2が支柱4を中心として図9の矢印c方向に回転する。このとき、乗降台2が90度(図9の実線位置:玄関の上)まで回転すると、図4(b)の回転規制具53のボール55が支柱4に開口されている止め穴58に嵌まって回転が停止し、それまで廊下の上にあった乗降台2が玄関の上方に位置する(向きが変わる)。
【0025】
乗降台2が玄関の上方に停止したら、車椅子に乗っている人が車椅子の車輪を前進方向に回転させて駆動ローラ7を逆回転させると、図5のようにシャフト17に固定されている駆動伝達ギア23、駆動チェーン24、減速機21の入力ギア22、出力ギヤ60の全てが逆回転し、チェーン8も逆回転(下方へ回転)して乗降台2が降下する。乗降台2が図1のように玄関まで降下してから、車椅子に乗っている人が車椅子の車輪を前方に回転させると車椅子は前進し、乗降台2から玄関の上に降りることができる。
【0026】
前記使用例は玄関と廊下の間の昇降例であるが、本発明の車椅子用昇降装置は段差のある他の場所での昇降、例えば、道路と自動車の間での昇降等に使用することもできる。
【0027】
(実施形態2)
前記実施形態1では乗降台2の回動可能範囲はハンドル65の形状のため左右方向に90度以内としてあるが、ハンドルの形状を変えて乗降台2の回動可能範囲を90度以上とすることも可能である。
【0028】
前記実施形態1では昇降体3の昇降をチェーン、ギア、スプロケットの噛み合いで行うようにしてあるため、上昇した昇降体3及び乗降台2はストッパーが無くとも不用意に降下したり滑落したりすることはないが、念のために、ストッパーを設けて不用意な降下や滑落を防止することもできる。
【0029】
前記実施形態1では支柱4が昇降箇所の低い方(廊下よりも低い玄関)に設置されているが、支柱4は昇降箇所の高い方(玄関よりも高い廊下)に設置して使用することもできる。
【0030】
【発明の効果】
本件出願の請求項1の車椅子昇降装置は、車椅子の車輪を回転させることによって乗降台を昇降させることができるので次のような効果がある。
1.車椅子に乗っている人が自分で操作して車椅子を昇降させることができ、他人の手を借りることなく、車椅子に乗っている人が自分の都合で昇降できるので非常に便利である。
2.モータ、シリンダー等の動力源が不要であるため装置全体が小型、軽量化され、可搬性に優れている。
3.チェーン、ギヤ、スプロケット等の単純な機構で昇降可能であるため、安価な装置を提供することができる。
【0031】
本件出願の請求項2の車椅子昇降装置は、乗降台の上の車椅子に乗っている人がそのハンドルを押したり引いたりすると、乗降台が回転して乗降台の上の車椅子が回転するようにしたので、次のような効果がある。
1.車椅子に乗っている人が乗り降りする方に自由に向きを変えることができる。
2.ハンドルを設けるだけで乗降台の回動を行うことができるため、簡潔な構造となり、ハンドルを設けても格別コスト高にならない。
【0032】
本件出願の請求項3の車椅子昇降装置は、乗降台が昇降体側に起立し、反対側に倒伏できるため、不使用時に乗降台を折り畳んでおけばコンパクトになり、車椅子以外の通路を確保することができる。また、折畳んである乗降台を容易に戻して直ぐに使用可能であり、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車椅子昇降装置の乗降台に車椅子を乗せた状態の斜視図。
【図2】本発明の車椅子昇降装置の乗降台を降下させた状態の側方斜視図。
【図3】本発明の車椅子昇降装置の乗降台の上昇途上の側方斜視図。
【図4】(a)は本発明の車椅子昇降装置の組立て途上の側方斜視図、(b)は本発明の車椅子昇降装置におけるハンドルの回転を規制するための回転規制体の横断面図。
【図5】本発明の車椅子昇降装置における乗降台、駆動ローラ、減速機部分の説明図。
【図6】本発明の車椅子昇降装置における昇降駆動機構の説明図。
【図7】本発明の車椅子昇降装置の乗降台を廊下の上に接地させた状態の側面図。
【図8】本発明の車椅子昇降装置の乗降台を廊下の上まで上昇させた状態の側面図。
【図9】本発明の車椅子昇降装置の乗降台の回転説明図。
【図10】本発明の車椅子昇降装置の乗降台を上方に折畳んだ状態の側面図。
【符号の説明】
1 車椅子
2 乗降台
3 昇降体
4 支柱
5 昇降駆動機構
6 車輪
7 駆動ローラ
8 チェーン
9 ギヤ
Claims (3)
- 車椅子が乗降可能な乗降台と、乗降台と連結されて乗降台を昇降させる昇降体と、昇降体を回転可能に支持する支柱と、昇降体を昇降させる昇降駆動機構とを備え、昇降駆動機構は乗降台に載せた車椅子の車輪の回転力で回転する駆動ローラと、駆動ローラの回転により回動して昇降体及びそれに連結されている乗降台を昇降させるチェーンとを備えたことを特徴とする車椅子用昇降装置。
- 請求項1記載の車椅子昇降装置において、支柱に回転用ハンドルが取り付けられ、乗降台の上の車椅子に乗っている人がそのハンドルを押したり引いたりすると、乗降台が回転して乗降台の上の車椅子が回転することを特徴とする車椅子昇降装置。
- 請求項1又は請求項2記載の車椅子昇降装置において、乗降台が昇降体側に起立し、反対側に倒伏可能であることを特徴とする車椅子昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233054A JP2004067373A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 車椅子昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002233054A JP2004067373A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 車椅子昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004067373A true JP2004067373A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32018283
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002233054A Pending JP2004067373A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 車椅子昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004067373A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022036451A1 (en) * | 2020-08-19 | 2022-02-24 | Jeffrey Stephen | Wheelchair lift device and use thereof |
CN117864406A (zh) * | 2024-03-11 | 2024-04-12 | 成都航空职业技术学院 | 一种飞机牵引车的抱轮装置及使用方法 |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233054A patent/JP2004067373A/ja active Pending
Cited By (3)
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WO2022036451A1 (en) * | 2020-08-19 | 2022-02-24 | Jeffrey Stephen | Wheelchair lift device and use thereof |
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