JP2004059060A - 盗難防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周囲の一面に設けてある開口11から商品aを挿入して収納する形式のケースKにおいて、上記開口の一部を閉鎖するように上記ケースの外側に着脱自在に嵌合体Bを嵌装すると共に、この嵌合体の一端内に前記嵌合体の一端側を先行させた嵌装にともない上記開口から上記ケースと商品との間隙に差し込む差し込み片18を設け、また上記嵌合体とケースとに前記嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段Cを設けて、開口の一部を閉鎖した嵌合体により商品の抜き取りを阻止し、またショップ以外での嵌合体の取り外しを防止する。
【選択図】 図2
Description
【請求項1】周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口の一部を閉鎖するように上記ケースの外側に着脱自在に嵌合体を嵌装すると共に、この嵌合体の一端内に前記嵌合体の一端側を先行させた嵌装にともない上記開口から上記ケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設け、また上記嵌合体とケースとに前記嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
【請求項2】周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口の全部を閉鎖する閉鎖部材の一端に上記ケースの一端外側全部に嵌装する第一嵌合体を設け、また上記閉鎖部材の他端に上記ケースの他端外側に嵌装する第二嵌合体を設け、上記第二嵌合体とケースとに前記第二嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
【請求項3】上記第一嵌合体の閉鎖部材側端内に開口からケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設けたことを特徴とする請求項2に記載の盗難防止装置。
【請求項4】周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口を閉鎖する閉鎖部材の両端に上記ケースの上記開口の両端外側に嵌装する嵌合体を設け、この各嵌合体とケースとに前記嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
【請求項5】周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記ケースの開口側及びその反対側両コーナーの外側に片方が前記開口の一部を閉鎖する着脱自在な嵌装部材を嵌装し、この両嵌装部材にショップ側での係合関係を解除することができる適宜の係合手段を設け、また上記開口側の一方嵌合部材に前記開口から上記ケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設け、さらに上記ケースの周壁に貫孔を、他方嵌合部材に上記貫孔に貫通する貫通部材を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ケースに収納してある商品の抜き取りを阻止する盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来レンタルショップにあっては、図13に示すように、陳列内ケース1の前面開口2から上記陳列内ケース1にビデオテープなどの商品aを挿入して収納する。
【0003】
次いで、陳列外ケース3の上面開口4から上記陳列外ケース3の内に上記商品aの収納ずみ陳列内ケース1を挿入して、レンタルショップの棚に陳列する。
【0004】
その際、陳列外ケース3の上面から上方に挿入陳列内ケース1の上部を突出(図18鎖線で示す)させて、陳列外ケース3に対する陳列内ケース1の存在を知らせるようになっている。
【0005】
上記陳列外ケース3に対する陳列内ケース1の上部を上方に突出させる手段としては、周知のように陳列外ケース3の内面から突出する突出部材(図示省略)に挿入した陳列内ケース1の底を受架させて行う。
【0006】
上述のような陳列状況下において、顧客は陳列外ケースから陳列内ケースを抜き取って、まず棚に空の陳列外ケースを戻し、次いで手にした陳列内ケースをカウンタに持参してレンタルの手続きを行う。
【0007】
このようなショップにあっては、顧客が直接陳列内ケースを抜き取るシステムのため、抜き取った陳列内ケース内の収納商品を支障なく取り出すことができるので、商品の盗難にあう問題があった。
【0008】
また、上記以外に、ブックケースにブックを挿入した場合や、商品ケースに商品を挿入して収納する場合でも同様に商品が抜き取られて盗難にあう。
【0009】
そこで、この発明は、ケースに挿入(収納)してある商品の盗難を防止するようにしたことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口の一部を閉鎖するように上記ケースの外側に着脱自在に嵌合体を嵌装すると共に、この嵌合体の一端内に前記嵌合体の一端側を先行させた嵌装にともない上記開口から上記ケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設け、また上記嵌合体とケースとに前記嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けた構成を採用する。
【0011】
また、周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口の全部を閉鎖する閉鎖部材の一端に上記ケースの一端外側全部に嵌装する第一嵌合体を設け、また上記閉鎖部材の他端に上記ケースの他端外側に嵌装する第二嵌合体を設け、上記第二嵌合体とケースとに前記第二嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けた構成を採用する。
【0012】
さらに、上記第一嵌合体の閉鎖部材側端内に開口からケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設けることもある。
【0013】
また、周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口を閉鎖する閉鎖部材の両端に上記ケースの上記開口の両端外側に嵌装する嵌合体を設け、この各嵌合体とケースとに前記嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けた構成を採用する。
【0014】
さらに、周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記ケースの開口側及びその反対側両コーナーの外側に片方が前記開口の一部を閉鎖する着脱自在な嵌装部材を嵌装し、この両嵌装部材にショップ側での係合関係を解除することができる適宜の係合手段を設け、また上記開口側の一方嵌合部材に前記開口から上記ケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設け、さらに上記ケースの周壁に貫孔を、他方嵌合部材に上記貫孔に貫通する貫通部材を設けた構成を採用する。
【0015】
【発明の実施形態】
この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
この発明の第一の実施形態では、図1から図4に示すように、周囲一面に開口11を有するケースKには、開口11から商品aを挿入して収納する。
【0017】
上記のケースKは、左右で対向する側壁12、12と、この両側壁12、12間の上下面閉鎖の頂壁13、底壁14及び後面閉鎖の後壁15とで両側壁12、12間の前面に開口11を設けて形成し、例えば合成樹脂製薄板のブランクから組み立てたり、合成樹脂の成形製品などがある。
【0018】
Bは開口11の一部を閉鎖するようにケースKの外側に着脱自在に嵌装する嵌合体である。
【0019】
上記の嵌合体Bは、頂壁13に重なる主壁16と、この主壁16の周縁から連なって主壁16の裏面側に突出する角筒状の周壁17とで構成され、ケースKの上端外側(図示の場合)に嵌装して、周壁17により開口11の一部を閉鎖するもので、例えば合成樹脂による形成などにより形成すると共に、指先などを引っかけて力を加えても破損しないようになっている。
【0020】
そして、開口11から商品aを挿入してケースKに商品aを収納したのち、ケースKの上端外側に嵌装することで開口11の一部を周壁17により(図3に示すように)閉鎖されて、ケースKに収納してある商品aの抜き取りを阻止する。
【0021】
また、嵌合体Bの一端内には、嵌合体Bの一端側を先行させた嵌装にともないケースKと収納商品aとの間隙に差し込む差し込み片18が設けてある。
【0022】
上記の差し込み片18は、図示の場合嵌合体Bと一体に設けたが、別部品を接着や熱溶着などで取り付けることもあり、図示の場合商品aと頂壁16との間隙に差し込むようにしたが、限定されず商品aと側壁12とに間隙があればその間隙に差し込んでもよい。
【0023】
要するに、差し込み片18の差し込みによって嵌装した嵌合体Bの一端側上方(図示)への離脱を阻止することにある。
【0024】
さらに、嵌合体BとケースKとには、嵌合体Bの嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる係合手段Cが設けてある。
【0025】
上記の係合手段Cとしては、図示の場合、後壁15に貫孔による係止部19を、周壁17の内面に後壁15の方向に突出端縁を突出させると共に、嵌合体Bの嵌装による後壁15との接触にともない復元力に抗して押し戻され、係止部19に合致(嵌合体Bの嵌装終了による)すると係止部19に対し自動的に係合関係になる係止爪20とで構成されている。
【0026】
勿論、ケースK側に係止爪20を、嵌合体B側に係止部19を設けることもあり、係止部19も貫孔にかえて凹部や突起などにかえることもあり、係止爪20も切り起こしや別部品を接着や熱融着などで設けると共に、側壁12と周壁17との適所の対向面に、設けてもよい。
【0027】
上記のように構成すると、レンタルショップにあっては、ケースKを陳列内ケースとして使用し、開口11からケースKにレンタル商品aを(販売品であってもよい)収納したのち、ケースKの上端に嵌合体Bを嵌装する。
【0028】
嵌装に際し、まずケースKと商品aとの間隙に差し込み片18を差し込み、次いで図3鎖線に示す嵌合体Bを押し下げて図3実線に示すように嵌装する。
【0029】
嵌装にともない後壁15と係止爪20の突出端縁との接触にともない係止爪20を押し戻し、嵌合体Bの嵌装終了にともない係止部19と係止爪20とが合致するので、押し戻しによる復元力の発生している係止爪19と係止部19とが自動的に係合関係になって、差し込み片18と係合関係CとでケースKに対する嵌合体Bが結合されて、嵌合体Bの離脱を阻止する。
【0030】
しかして、図1に示すように、レンタルショップ側の陳列外ケース3の上面開口4から陳列内ケースとしてのケースKを挿入して陳列する。
【0031】
その際、陳列外ケース3の上端から上方に嵌合体Bが突出して貸し出し可能(販売可能)な存在を知らせる。
【0032】
顧客が陳列外ケース3からケースKを抜き取り、そしてケースKから商品aを取り出そうとしても、ケースKに対し結合状態に嵌装してある嵌合体Bの周壁17により開口11の一部が閉鎖されているので、抜き取りを阻止して盗難防止に役立つ。
【0033】
上記係止手段Cの係合関係の解除方法は、解除具Eを用いて行う。
【0034】
上記の解除具Eとしては、図示の場合周壁17の内側に解除具Eの挿入片21を挿入すると、挿入片21の先端により係止爪20を押し戻して係止爪20と係止部19との係合関係を解除するので、嵌合体Bの他端側を引き上げてケースKから嵌合体Bを取り外す。
【0035】
取り外した嵌合体Bは、ショップ側に回収する。
【0036】
上記以外の解除方法としては、金属板により係止爪20を形成して、強力な磁石により係止爪20を吸引により引き戻すこともある。
【0037】
なお、図3に示すように、ケースKと嵌合体Bの周壁17との大きな間隙が発生する場合、周壁17の内面に解除具Eの差し込みに支障のない突起などを設けて、異物の挿入や周壁17の変形を阻止すればよい。
【0038】
また、ケースKの後壁15が薄くて係止爪20の係合関係に支障や破損などが発生しやすい場合、図5に示すように厚板の係止部19付の補強板22を重ね合わせて固着すればよい。
【0039】
なお、ケースKを陳列内ケースとして使用する例を示したが、ケースKのみを陳列ケースとして用い、ケースK内の商品aの盗難を防止することもできる。
【0040】
当然、図6に示すようにケースKの上下に差し込み片18及び係合手段C付の嵌合体B、Bを嵌装することもある。
【0041】
また、図示のように、嵌合体B内に固有のIDコードをもち、ショップの出入口を通過の際出入口に設置の高周波電磁界の発生により共振回路が共振して固有のIDコードの発信にともない高周波電磁界を変調させるような盗難防止用のタグDを設けておくと、ケースK毎商品aのショップ外への持ち出しを防止する。
【0042】
さらに、ケースKの開口11は、常時開放しているものを示したが、片方の側壁12に折れ線を介し開口11を開閉する蓋壁及び蓋壁に折れ線を介しもう片方の側壁12の内側に差し込む差し込み壁(図示省略)を設けたものであってもよい。
【0043】
この発明の第二の実施形態では、第一の実施形態のケースKの開口11を閉鎖する板材などの閉鎖部材31の一端には、ケースKの一端(図7に示す上端側)外側の全部に嵌装する第一嵌合体32が、閉鎖部材31の他端には、ケースKの他端(図7に示す下端側)外側に嵌装する第二嵌合体33が設けてある。
【0044】
上記のケースKは、第一の実施形態と同様につき説明を省略する。
【0045】
上記の第一嵌合体32は、閉鎖部材31の上端から連なってケースKの頂壁13と後壁15の上部に外接する主壁34と、この主壁34の両側縁及び溝形の閉鎖部材31の両側壁35から連なる側壁36とで形成され、上記の第二嵌合体33は、閉鎖部材31の下端から連なってケースKの底壁14の下面に対向する主壁37と、この主壁37の両側縁に連なる側壁35とで構成され、合成樹脂の形成品によってコストの低減をはかる。
【0046】
すると、ケースKの上端外側に第一嵌合体32を、ケースKの下端外側に第二嵌合体33を換装して開口11を閉鎖部材31により閉鎖すると、ケースKに収納してある商品aの抜き取りを防止する。
【0047】
そして、ケースKと第二嵌合体33とに第一の実施形態と同様の係合手段Cを設けておくと、ショップ側の解除具による係合手段Cの係合関係を解除しないかぎり、ケースKから第一嵌合体32及び第二嵌合体33を有する閉鎖部材31の取り外しができないので、盗難防止にすぐれた効果がある。
【0048】
上記係合手段C及び解除方法は、第一の実施形態と同様につき説明を省略し、また第一嵌合体32、第二嵌合体33、閉鎖部材31のいずれか内側に第一の実施形態と同様のタグDを設けておくと、商品aと共にケースKのショップ外への持ち出しを防止する。
【0049】
また、閉鎖部材31に第一の実施形態と同様の差し込み片18を設けておくと、第一嵌合体32の嵌装が安定し、かつ外れにくくなる効果もある。
【0050】
この発明の第三の実施形態では、図8に示すように、第二の実施形態と同様の閉鎖部材31の両端には、第二の実施形態の第二嵌合体33と同様の嵌合体41、41が設けてある。
【0051】
そして、ケースKと両嵌合体41、41には、第一の実施形態と同様の係合手段Cが設けてある。
【0052】
すると、ショップ側の解除具による係合手段Cの係合関係を解除することができないので、ケースKに対する両嵌合体41、41を有する閉鎖部材31の取り外しができないため、ケースKに収納してある商品aの抜き取りを阻止し、盗難防止に役立つ。
【0053】
上記閉鎖部材31及び両嵌合体41、41は、第二の実施形態の閉鎖部材31及び第二嵌合体33と同様につき、また係合手段Cは第一の実施形態と同様につき説明を省略する。
【0054】
また、閉鎖部材31或いは嵌合体41のいずれか内側に第一の実施形態と同様のタグDを設けておくと、ケースK毎商品aのショップ外への持ち出しを阻止する。
【0055】
この発明の第四の実施形態では、図9から図12に示すように、第一の実施形態と同様のケースKの頂壁(底壁14側でも可)13の一端外側と頂壁13の他端外側とに嵌装部材H、H’を嵌装して、頂壁13の一端側嵌装部材Hにより開口11の一部を閉鎖して、ケースKに収納してある商品aの抜き取りを阻止する。
【0056】
上記の一方嵌装部材Hは、頂壁13に外接する頂板61と、この頂板61の外端から連なって下方に突出すると共に、開口11を閉鎖する端板62と、頂板61及び端板62の両側縁から連なって側壁12に外接する側板63とで構成され、他方の嵌合部材H’は、頂壁13に外接する頂板64と、この頂板64の外端から連なって下方に突出すると共に、後壁15に外接する後板65と、頂板64及び後板65の両側縁から連なって側壁12に外接する側板66とで構成され、例えば硬質の合成樹脂の成形品などが望ましい。
【0057】
また、嵌装部材H内には、第一の実施形態と同様の差し込み片18が、嵌装部材H’内には、後板65などの内面から突出してケースKの後壁15に設けてある貫通部67’に貫通させて、ケースKと収納商品aとの間隙に差し込む差し込み片18がそれぞれ設けてある。
【0058】
上記差し込み片18、18を設ける要因は、ケースKに対し両嵌装部材H、H’の上方への離脱を阻止することにある。
【0059】
上記のケースKは、第一の実施形態と、差し込み片18を設ける手段は、第一の実施形態と同様につき説明を省略する。
【0060】
また、両嵌装部材H、H’には、ケースKに対し両嵌装部材H、H’を嵌装し、嵌装終了にともない係合関係になってケースKに対する両嵌合部材H、H’の離脱(抜き取り)を防止し、かつショップ側での解除具Nによる係合関係を解除する係合手段Mが設けてある。
【0061】
上記の係合手段Mとしては、例えば(図示の場合)、嵌装部材H’の上面に先端部以外をカバー67により覆った二又片68を、嵌装部材Hの上面に二又片68の先端部が嵌入する筒状部69を設け、二又片68の先端外側縁に設けてある銛状の係止爪70が筒状部69内の両側面に設けてある爪部71に接すると、二又片68を互いに内方に押し戻し、係止爪70が爪部71を通過すると二又片68の押し戻しが解除されて、係止爪70と爪部71とが係合関係になって両嵌装部材H、H’の衝合端を連結し、ショップ側の解除具Nは、筒状部69に挿入し、挿入先行端から突出する二条の突出部72が両係止爪70の突出テーパー面に接して両係止爪70を互いに内方に押し戻すと共に、押し戻しにより係止爪70と爪部71との係合関係を解除して、ケースKに対し解除具Nを挿入したままで嵌装部材Hを取り外すようにしたが、ケースKに対しそれぞれの嵌装部材H、H’を係合関係にすることもでき、係合関係及び係合関係解除も他の手段で行うこともある。
【0062】
すると、ケースKに嵌装部材H、H’を嵌装することによりケースKから商品aの抜き取りを阻止する。
【0063】
なお、取り外した嵌装部材H、H’はショップ側に回収し、嵌装部材H、H’のいずれか片方の内側に第一の実施形態と同様のタグDを設けておくと、ケースK毎商品aの店外の持ち出しを阻止する。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、この発明の盗難防止装置によれば、ケースに挿入して収納した商品の抜き取りを、ケースに嵌装した嵌合体や嵌装部材による開口の一部閉鎖、ケースに嵌装した第一及び第二嵌合体を有する閉鎖部材での開口の閉鎖及び両端に嵌合体を有する閉鎖部材での開口の閉鎖によってケースに収納してある商品の抜き取りを阻止して、盗難防止にすぐれた効果を発揮する。
【0065】
また、差し込み片によってケースに対する嵌合体の外れ防止にもなり、さらに係合手段によってケースに対する嵌合体、第一及び第二嵌合体の外れを阻止して一段と盗難防止効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一の実施形態を示す斜視図
【図2】同上の要部を示す分解斜視図
【図3】嵌合体を嵌装した状態の一部切欠側面図
【図4】係合手段の解除を示す一部切欠側面図
【図5】係合手段の他の例を示す縦断側面図
【図6】嵌合体の他の使用例を示す縦断側面図
【図7】第二の実施形態を示す縦断側面図
【図8】第三の実施形態を示す縦断側面図
【図9】第四の実施形態を示す分解斜視図
【図10】ケースに嵌装部材を取付けた一部切欠側面図
【図11】同上の一部切欠平面図
【図12】係合手段の解除を示す一部切欠平面図
【図13】従来品の斜視図
【符号の説明】
K、K’ ケース
11 開口
12 側壁
13 頂壁
14 底壁
15 後壁
B 嵌合体
16 主壁
17 周壁
18 差し込み片
C 係合手段
19 係止部
20 係止爪
E 解除具
21 挿入片
D タグ
31 閉鎖部材
32 第一嵌合体
33 第二嵌合体
34、37 主壁
35、36 側壁
41 嵌合体
H、H’ 嵌装部材
61、64 頂板
62、65 端板
63、66 側板
N 解除具
M 係合手段
67 カバー
67’ 貫通部
68 二又片
69 筒状部
70 係止爪
71 爪部
Claims (13)
- 周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口の一部を閉鎖するように上記ケースの外側に着脱自在に嵌合体を嵌装すると共に、この嵌合体の一端内に前記嵌合体の一端側を先行させた嵌装にともない上記開口から上記ケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設け、また上記嵌合体とケースとに前記嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口の全部を閉鎖する閉鎖部材の一端に上記ケースの一端外側全部に嵌装する第一嵌合体を設け、また上記閉鎖部材の他端に上記ケースの他端外側に嵌装する第二嵌合体を設け、上記第二嵌合体とケースとに前記第二嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 上記第一嵌合体の閉鎖部材側端内に開口からケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設けたことを特徴とする請求項2に記載の盗難防止装置。
- 周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記開口を閉鎖する閉鎖部材の両端に上記ケースの上記開口の両端外側に嵌装する嵌合体を設け、この各嵌合体とケースとに前記嵌合体の嵌装にともない押し戻され、かつ嵌装終了にともない係合関係になる適宜の係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 周囲の一面に設けてある開口から商品を挿入して収納する形式のケースにおいて、上記ケースの開口側及びその反対側両コーナーの外側に片方が前記開口の一部を閉鎖する着脱自在な嵌装部材を嵌装し、この両嵌装部材にショップ側での係合関係を解除することができる適宜の係合手段を設け、また上記開口側の一方嵌合部材に前記開口から上記ケースと商品との間隙に差し込む差し込み片を設け、さらに上記ケースの周壁に貫孔を、他方嵌合部材に上記貫孔に貫通する貫通部材を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 箱体と、この箱体の開口を開閉するように前記箱体に適宜のヒンジを介し設けた蓋体と、この蓋体と上記箱体との内と外とで重なり合う周壁に設けた貫窓とからなるケースにおいて、上記ケースの外側に着脱自在に嵌装する上記蓋体の開放阻止部材を設け、この開放阻止部材内に上記ケースに対する嵌装時に上記貫窓に嵌入し、嵌装終了にともない前記貫窓の縁に係合関係になると共に、ショップ側の解除具によって上記の係合関係が解除可能な係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 箱体と、この箱体の開口を開閉するように前記箱体に適宜のヒンジを介し設けた蓋体と、この蓋体の周壁に設けた貫窓とからなるケースにおいて、この貫窓に末端側を挿入して上記蓋体に適宜の手段を介し突出部材を固定し、また上記ケースの外側に上記蓋体の開放阻止部材を着脱自在に嵌装すると共に、上記開放阻止部材と突出部材とに前記開放阻止部材の嵌装終了にともない係合関係になり、かつショップ側の解除具により係合関係が解除可能な係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 箱体と、この箱体の開口を開閉するように前記箱体に適宜のヒンジを介し設けた蓋体と、この箱体の対向二辺の周壁に設けた貫窓とからなるケースにおいて、このケースの周壁及び箱体或いは蓋体のいずれか片方の側壁の外側に嵌装するカバーを設け、このカバーの側壁対向一方の内面に上記貫窓に嵌入する突片を設け、他方の内面に上記カバーの嵌装にともない押し戻され、嵌装終了にともない合致する上記貫窓に嵌入して係合関係になると共に、ショップ側の解除具によって上記の係合関係が解除可能な係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 箱体と、この箱体の開口を開閉するように前記箱体に適宜のヒンジを介し設けた蓋体と、この蓋体の対向二辺の周壁に設けた貫窓とからなるケースにおいて、周囲の一面開口から上記のケースを抜き差し自在に挿入するカバーを設け、このカバーの周壁内面に上記ケースの挿入にともない押し戻され、挿入終了にともない合致する貫窓に嵌入して係合関係になると共に、ショップ側の解除具によって上記の係合関係が解除可能な係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 品物の片側面外側に位置する基板と、この基板の一つの対向辺縁から前記基板の裏面方向に突出する側板と、この片側の側板の突出縁から突出する上記品物の脱出防止部と、上記もう片側の側板に平行するように上記品物の少なくとも二面外側に被せる縁部材と、この縁部材と側板との対向面に上記品物の収納にともない押し戻され、収納終了にともない係合関係になると共に、ショップ側の解除具によって上記の係合関係が解除可能な係合手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
- 一面に品物の嵌入用の開口を有するカバーと、このカバーの対向側板の一方上記開口の縁から内方に突出させて設けた品物の脱出防止部と、上記対向他方の側板と品物との間に差し込む差し込み板と、この差し込み板と上記カバー側との対向面に上記差し込み板の差し込みにともない押し戻され、差し込み終了にともない係合関係になると共に、ショップ側の解除具によって係合関係が解除可能に設けた係合手段と、上記差し込み板の端末に設けた品物の脱出防止片とからなる盗難防止装置。
- 前記差し込み板の端末からカバーの側板方向に突出する突片を設けて、この突片と上記側板との重なり合縁に互いに噛い合い状に嵌り込む櫛歯部を設けたことを特徴とする請求項11に記載の盗難防止装置。
- ケースに被さるカバーを形成して、このカバーの対向側壁の片方内面に突片を、もう片方の内面に係合手段を設けたカバー。
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