JP2004052200A - 着色された布地の脱色方法及び、その脱色部分に模様を付与する方法。 - Google Patents
着色された布地の脱色方法及び、その脱色部分に模様を付与する方法。 Download PDFInfo
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- JP2004052200A JP2004052200A JP2002244355A JP2002244355A JP2004052200A JP 2004052200 A JP2004052200 A JP 2004052200A JP 2002244355 A JP2002244355 A JP 2002244355A JP 2002244355 A JP2002244355 A JP 2002244355A JP 2004052200 A JP2004052200 A JP 2004052200A
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Abstract
【課題】本発明は、大掛かりな装置を必要とせず、所望の個所及び形状に脱色し、脱色した個所の周囲がぼかし調になり、更に脱色した個所に模様を施す事により、従来にない外観や模様を有する事が出来る。
【解決手段】本発明の手段は、着色された布地において、脱色したい個所の輪郭の外周に、水と浸透剤混合液を噴射し、この輪郭の内側に次亜塩素酸ナトリウムに、液性アルカリと界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを混ぜ、その液を噴射し、直ちに水洗する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明の手段は、着色された布地において、脱色したい個所の輪郭の外周に、水と浸透剤混合液を噴射し、この輪郭の内側に次亜塩素酸ナトリウムに、液性アルカリと界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを混ぜ、その液を噴射し、直ちに水洗する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジーンズ等の布地の周囲にぼかし調の脱色個所をつくり、これに模様を付与する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
単色のジーンズ等の布地にアクセントを与え、模様を施す方法としては、布地に直に白ペイント等を用いて模様を描いたり、刺繍を施したりしているが、模様の周囲にぼかし調(例えばブルージーンズの場合、紺色から徐々に薄くなり白色となる。)が無く、色模様が単調である印象を与えるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ジーンズ等の脱色については、次亜塩素酸ソーダを使って、新しい布地を古く見せる為のポイスカ方法はあるが、この方法では素材の痛みがひどく、製品を弱くしてしまう問題があった。
【0004】
一方、ジーンズ等の布地を脱色する方法としては、特開平10−102386号公報や特開平11−36173号公報に提案されている様な方法はあるが、いずれも大掛かりな装置が必要とするものである。又、上記ぼかし調の脱色を与える方法は知られていない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決しようとなされたもので有り、大掛かりな装置を必要とせず、所望の個所、及び形状に脱色し、しかも脱色した個所の周囲がぼかし調になり、更に脱色した個所に模様を施す事により、従来に無い外観や、模様を有する製品を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の脱色方法は、着色された布地において脱色したい個所の輪郭の外周に水と浸透剤混合を噴射し、この輪郭の内側に、次亜塩素酸ナトリウムに液性アルカリと界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを混ぜ、その液を噴射し直ちに水洗する事を特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の模様を付与する方法は、脱色個所に牛乳を原料としたカゼインとアクリル樹脂系のバインダーを顔料に混ぜ、模様を付与する事を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて、本発明の実施の形態の1例を示す。
図1においては、1は、ジーンズ製のズボンである。このズボンのひざの部分に、だ円状の個所7を決め、その輪郭4の周辺外側3cm程度に2の噴射機によって3の水を浸透剤混合の液を噴射した。図2において、だ円状の7を脱色する工程で、噴射機5によって次亜塩素酸ナトリウムに液性アルカリと界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの混合液6を、7の個所に噴射させた。図3において、脱色され、水洗を終え乾燥済みのズボン1の7の部分に(手描、プリント、型、捺染等の染方法で)牛乳を原料とするカゼイン、アクリル樹脂系のバインダーを顔料に混ぜ、模様を付与した。図4において、描かれた模様にアイロンで高熱圧縮する工程を示す。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、上述のような様式であるので、ブルージーンズの場合、紺の地色から徐々に色の濃淡の傾斜があって、白くなるぼかし調の脱色が出来る。又、どんな個所でも、どんな形状でも脱色し、模様を付与する事ができ、素材も傷めず、大掛かりな設備もいらず、コストが安くつく効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の工程を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の工程を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の工程を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ジーンズ製のズボン
2 噴射機
3 水と浸透剤混合液
4 脱色個所の外側
5 脱色時の噴射機
6 次亜塩素酸ナトリウム混合液と界面活性剤の直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム及び液性アルカリの混合液
7 脱色個所
8 模様
9 アイロン
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジーンズ等の布地の周囲にぼかし調の脱色個所をつくり、これに模様を付与する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
単色のジーンズ等の布地にアクセントを与え、模様を施す方法としては、布地に直に白ペイント等を用いて模様を描いたり、刺繍を施したりしているが、模様の周囲にぼかし調(例えばブルージーンズの場合、紺色から徐々に薄くなり白色となる。)が無く、色模様が単調である印象を与えるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ジーンズ等の脱色については、次亜塩素酸ソーダを使って、新しい布地を古く見せる為のポイスカ方法はあるが、この方法では素材の痛みがひどく、製品を弱くしてしまう問題があった。
【0004】
一方、ジーンズ等の布地を脱色する方法としては、特開平10−102386号公報や特開平11−36173号公報に提案されている様な方法はあるが、いずれも大掛かりな装置が必要とするものである。又、上記ぼかし調の脱色を与える方法は知られていない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決しようとなされたもので有り、大掛かりな装置を必要とせず、所望の個所、及び形状に脱色し、しかも脱色した個所の周囲がぼかし調になり、更に脱色した個所に模様を施す事により、従来に無い外観や、模様を有する製品を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の脱色方法は、着色された布地において脱色したい個所の輪郭の外周に水と浸透剤混合を噴射し、この輪郭の内側に、次亜塩素酸ナトリウムに液性アルカリと界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを混ぜ、その液を噴射し直ちに水洗する事を特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の模様を付与する方法は、脱色個所に牛乳を原料としたカゼインとアクリル樹脂系のバインダーを顔料に混ぜ、模様を付与する事を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて、本発明の実施の形態の1例を示す。
図1においては、1は、ジーンズ製のズボンである。このズボンのひざの部分に、だ円状の個所7を決め、その輪郭4の周辺外側3cm程度に2の噴射機によって3の水を浸透剤混合の液を噴射した。図2において、だ円状の7を脱色する工程で、噴射機5によって次亜塩素酸ナトリウムに液性アルカリと界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの混合液6を、7の個所に噴射させた。図3において、脱色され、水洗を終え乾燥済みのズボン1の7の部分に(手描、プリント、型、捺染等の染方法で)牛乳を原料とするカゼイン、アクリル樹脂系のバインダーを顔料に混ぜ、模様を付与した。図4において、描かれた模様にアイロンで高熱圧縮する工程を示す。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、上述のような様式であるので、ブルージーンズの場合、紺の地色から徐々に色の濃淡の傾斜があって、白くなるぼかし調の脱色が出来る。又、どんな個所でも、どんな形状でも脱色し、模様を付与する事ができ、素材も傷めず、大掛かりな設備もいらず、コストが安くつく効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の工程を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の工程を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の工程を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ジーンズ製のズボン
2 噴射機
3 水と浸透剤混合液
4 脱色個所の外側
5 脱色時の噴射機
6 次亜塩素酸ナトリウム混合液と界面活性剤の直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム及び液性アルカリの混合液
7 脱色個所
8 模様
9 アイロン
Claims (2)
- 着色された布地において、脱色したい個所の輪郭の外周に、水に浸透剤を混合した水液を噴射し、この輪郭の内側に次亜塩素酸ナトリウムに界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムと液体アルカリを混合した液を噴射し直ちに水洗する事を特徴とする、ぼかし脱色方法。
- 請求項1の記載の脱色方法で得た脱色個所に牛乳を原料としたカゼインと、アクリル樹脂を原料としたバインダーを混ぜた顔料で模様を付与する事を特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002244355A JP2004052200A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 着色された布地の脱色方法及び、その脱色部分に模様を付与する方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002244355A JP2004052200A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 着色された布地の脱色方法及び、その脱色部分に模様を付与する方法。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004052200A true JP2004052200A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31944155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002244355A Pending JP2004052200A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 着色された布地の脱色方法及び、その脱色部分に模様を付与する方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004052200A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101440923B1 (ko) | 2013-01-31 | 2014-09-17 | 김성국 | 청바지 원단에 다양한 색상을 원색 그대로 구현하는 방법 및 원색이 채색된 청바지 |
WO2025105478A1 (ja) * | 2023-11-16 | 2025-05-22 | Dic株式会社 | 脱墨剤用組成物、脱墨剤、及び、脱墨された捺染布の製造方法 |
-
2002
- 2002-07-22 JP JP2002244355A patent/JP2004052200A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101440923B1 (ko) | 2013-01-31 | 2014-09-17 | 김성국 | 청바지 원단에 다양한 색상을 원색 그대로 구현하는 방법 및 원색이 채색된 청바지 |
WO2025105478A1 (ja) * | 2023-11-16 | 2025-05-22 | Dic株式会社 | 脱墨剤用組成物、脱墨剤、及び、脱墨された捺染布の製造方法 |
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