JP2004048494A - スピーカ装置及びスピーカ用振動板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】振動板本体30がその外周のエッジ部31を介してフレーム23に弾性支持されると共に、エッジ部31には溝状のリブ35が一体成形されたスピーカ装置において、エッジ部31の表面又は裏面の一部に、エッジ部31の曲げ強度を部分的に改善する調整部材37を設ける。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカ装置及びスピーカ用振動板に関し、特に、小口径のスピーカ装置及びスピーカ用振動板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、車載用のオーディオシステムには、設置スペースに制約があることから、小口径のスピーカ装置が用いられている。
【0003】
ところで、スピーカ装置における低音の再生限界の目安となるのは低音共振周波数f0で、この値は、振動系の実効質量をm0(gr)、振動系の支持部分のスチフネス(振動板本体の振動を起こし難くする曲げ剛性(硬さ))をs0(dyne/cm)とすると、次の(1)式によって表される。
f0=(1/2π)(s0/m0)1/2 ……(1)
従って、低音の再生限界を下げるためには、振動板本体をフレームに弾性支持させるエッジ部等を変形し易くしてスチフネスs0を下げるか、振動板やボイスコイルの重量を増大させて実効質量m0を大きくするかの何れかである。
【0004】
小口径のスピーカ装置は、振動板を駆動するコイルや磁気回路の小型化を可能にするために、振動板の軽量化が必要不可欠になるが、その一方、高品位な再生を目指して、低音域の再生能力の向上を図ることも、軽視できない。
【0005】
小口径のスピーカ装置を設計する際、もし軽量化のために振動系の実効質量m0を小さくすると、その分、余分にスチフネスs0を下げる必要があり、スチフネスs0を十分に下げるために、振動板本体をフレームに弾性支持させるために振動板本体の外周に設けられるエッジ部の構造や、エッジ部とフレームの連結構造等に工夫が必要となる。
【0006】
このような背景から、これまで、例えば、車載用のオーディオシステムに用いられるスピーカ装置として、振動板に薄いフィルムを用いることで軽量化を図り、更に、図7に示すように、振動板本体をフレームに弾性支持させるために振動板本体の外周に設けられるエッジ部1に、複数本の溝状のリブ3を一体成形することで、低音域の再生能力の向上を図ったものが提案されている。
【0007】
リブ3は、所謂タンジェンシャルエッジと呼ばれている横断面形状がV字状の溝で、エッジ部1の内周縁(即ち、振動板本体の外周縁)1aの接線方向に延設されており、周方向に等間隔で配設されている。このリブ3は、溝の延在する方向(即ち、振動板本体の外周縁の接線方向)には曲げ強度を向上させるが、溝を横断する方向(即ち、振動板本体の半径方向)には溝幅の伸縮によって曲げ強度を下げる働きを持ち、結果的に、振動板を動き易くして、スチフネスs0の低減を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、スチフネスs0を下げ過ぎると、振動板本体に、再生音に歪みを生じたり振動機構の相互接触による騒音の発生原因となる横揺れやローリング等を招いて、再生音の品位を低下させる虞があり、スチフネスs0を下げることだけでは、低音域の再生能力を十分に向上させることができないという問題があった。
【0009】
更に、前述したリブ3の形成による低音域の改善法による欠点として、配設するリブ3が間欠的になるために、リブ3による補強や変形し易さをエッジ部1の全域に均一化できないこと、更に、エッジ部1のフレームへの固定が全周に渡って完全に均一ではないために、音の再生時に振動伝搬によってエッジ部1に作用する負荷が特定部位で極大になる可能性があることが挙げられる。そして、これらに起因して、入力信号が大きい場合(大入力の場合)或いは振動板を更に薄肉化したような場合に、エッジ部のローリングや局部的な歪みによって、再生音の品位低下を招く虞があった。なお、ローリングは、ボイスコイルリード線をエッジ部1上にのせるために、重量やコンプライアンスのバランスが崩れることによっても発生する虞があった。
【0010】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、エッジ部に複数のリブを形成することでスチフネスs0を下げて低音域の再生能力の向上を図るスピーカ装置において、リブを形成することでスチフネスs0を下げた場合の欠点を補完し、低域再生性能を更に向上させると同時に、ローリングの発生を抑止して、大入力時にも歪みの少ない高品位な再生を実現することができるスピーカ装置及びスピーカ用振動板を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るスピーカ装置は、請求項1に記載したように、振動板本体がその外周のエッジ部を介してフレームに弾性支持されると共に、前記エッジ部には溝状のリブが一体成形されたスピーカ装置であって、前記エッジ部の表面又は裏面の一部に、前記エッジ部の曲げ強度を部分的に改善する調整部材を設けたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るスピーカ用振動板は、請求項7に記載したように、振動板本体と外周エッジ部が一体成形され、前記エッジ部には溝状のリブが一体成形されたスピーカ用振動板であって、前記エッジ部の表面又は裏面の一部に、前記エッジ部の曲げ強度を部分的に改善する調整部材を設けたことを特徴とする。
【0013】
このように構成されたスピーカ装置及びスピーカ用振動板においては、エッジ部に設けた調整部材は、振動系の実効質量を増大させるため、低音共振周波数f0を算出する(1)式においてm0を増大させて、低音共振周波数f0を下げる。従って、リブを配設したことによる振動系支持部分のスチフネスs0の低下と、振動系の実効質量m0の増大との双方が低域再生性能の向上に働くため、低音域の再生能力を更に容易に向上させることができる。また、エッジ部に設けた調整部材は、エッジ部に形成されているリブ間に配置したり、又は、リブ上に配置することで、リブの補強的な効力をより広範囲に拡張したり、或いは、組み立て等の個体差等に起因するエッジ部の局部的な曲げ強度の過小部を補強して、リブを形成することでスチフネスs0を下げた場合の欠点を補完することができる。従って、低音再生性能の向上をリブによるスチフネスs0の低下のみに頼っていた従来と比較すると、許容入力を向上させることができて大入力時にもローリングの発生を抑止して、歪みの少ない高品位な再生を実現することができる。
【0014】
なお、好ましくは、前記調整部材は、接着剤や粘着剤を塗布することにより形成するようにしても良い。このようにすると、接着剤や粘着剤の量を調整することにより前記調整部材の硬さや重さのバランスを調整することが容易となる。また、部品点数を増やさずに済む。
【0015】
更に、好ましくは、前記調整部材として、材質の異なる複数の調整部材を設けるようにしても良い。また、前記調整部材として、大きさの異なる複数の調整部材を設けるようにしても良い。このようにすると、組み立て誤差や構成部品の許容寸法差等によって、再生性能に微妙な個体差が生じるような場合にも、個体差に応じて、再生性能の微調整を行うことができ、組み立て等の個体差に起因する製品毎の再生性能のばらつきを無くして、高品位な再生を行うスピーカ装置を安定生産することが可能になる。
【0016】
また、好ましくは、前記調整部材は、リブの溝に設けるようにしても良い。このようにすると、調整部材を設ける際の位置決め作業を容易にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施の形態に係るスピーカ装置を詳細に説明する。図1は、本発明に係るスピーカ装置の一実施の形態を示したものである。
【0018】
本実施の形態のスピーカ装置11は、車載用のオーディオシステムに用いられるスピーカ装置で、磁気回路20が、マグネット21,ポールピース22,ヨークフレーム23,ベースプレート24とから構成されている。これらのマグネット21,ポールピース22,ヨークフレーム23,ベースプレート24は、中心部に同心的に孔25が設けられていて、それらの孔25を挿通したハトメ26の両端を加締めることで、一体化された磁気回路20が形成されている。
【0019】
振動板29は、振動板本体30と、この振動板本体30の外周に連なるリング状のエッジ部31とで構成されていて、エッジ部31の外周縁がヨークフレーム23の外周部の立ち上がり部に接合されることで、振動板本体30がヨークフレーム23に対して変位可能に弾性支持されている。また、振動板本体30の裏面側に接着されたボイスコイル33は、ヨークフレーム23とマグネット21との間の磁気隙間に移動自在に収容されている。
【0020】
エッジ部31は、図2に示すように、複数本の溝状のリブ35を一体成形することで、低音域の再生能力の向上を図ったものである。リブ35は、所謂タンジェンシャルエッジと呼ばれている横断面形状がV字状の溝で、エッジ部31の内周縁(即ち、振動板本体30の外周縁)31aの接線方向に延設されており、周方向に等間隔で配設されている。このリブ35は、溝の延在する方向(即ち、振動板本体30の外周縁の接線方向)には曲げ強度を向上させるが、溝を横断する方向(即ち、振動板本体30の半径方向)には溝幅の伸縮によって曲げ強度を下げる働きを持ち、結果的に、振動板本体の変位を容易にし、振動板を動き易くして、スチフネスs0の低減を実現している。
【0021】
本実施の形態の場合、エッジ部31の表面の一部に、エッジ部31の曲げ強度を部分的に改善する所定の大きさの調整部材37を設けている。この調整部材37は、本実施の形態では、接着剤又は粘着剤を塗布することにより形成している。使用する接着剤又は粘着剤としては、例えば、酢酸ビニール系やアクリルゴム系ダンプ剤、ブチルゴム系ダンプ剤が好適である。
【0022】
本実施の形態の場合、調整部材37は、リブ35上にリブ35を覆うように配置している。調整部材37を配置する箇所は、通常は、周方向に等間隔となるようにするが、エッジ部31が周方向に振動性能の顕著なばらつきを示すような場合には、そのばらつきを無くして、振動性能を周方向に均等化する意味で、調整部材37を配置する箇所を、周方向に非等間隔とすることもあり得る。
【0023】
なお、調整部材37として、材質の異なるものを設けるようにしたり、或いは、大きさの異なるものを設けるようにしても良い。
【0024】
このように構成されたスピーカ装置11においては、エッジ部31に設けた調整部材37は、振動系の実効質量を増大させるため、低音共振周波数f0を算出する前出の(1)式においてm0を増大させて、低音共振周波数f0を下げる。従って、リブ35を配設したことによる振動系支持部分のスチフネスs0の低下と、振動系の実効質量m0の増大との双方が低域再生性能の向上に働くため、低音域の再生能力を更に容易に向上させることができる。
【0025】
また、エッジ部31に設けた調整部材37は、エッジ部31に形成されているリブ35間に配置したり、又は、リブ35上に配置することで、リブ35の補強的な効力をより広範囲に拡張したり、或いは、組み立て等の個体差等に起因するエッジ部31の局部的な曲げ強度の過小部を補強して、リブ35を形成することでスチフネスs0を下げた場合の欠点を補完することができる。従って、低音再生性能の向上をリブによるスチフネスs0の低下のみに頼っていた従来と比較すると、許容入力を向上させることができて大入力時にもローリングの発生を抑止して、歪みの少ない高品位な再生を実現することができる。
【0026】
図3は、従来例のスピーカ装置による出力音圧レベル(実線)及び全高調波歪み率(破線)の周波数特性を示す図である。図4は、実施の形態のスピーカ装置による出力音圧レベル(実線)及び全高調波歪み率(破線)の周波数特性を示す図である。図5は、従来例のスピーカ装置による出力音圧レベル及び全高調波歪み率の値と実施の形態のスピーカ装置による出力音圧レベル及び全高調波歪み率の値を示す表である。これらの図3乃至図5から明らかなように、実施の形態のスピーカ装置によれば、ローリングによる歪みを8.15%から4.94%に低減することができた(図5のTHD2を参照)。
【0027】
なお、上述した実施の形態では、調整部材37は、リブ35上にリブ35を覆うように設けていたが、図6に示すようにリブ35の溝に設けるようにしても良い。このようにすると、調整部材37を設ける際の位置決め作業を容易にすることができる。
【0028】
また、上述した実施の形態では、エッジ部31の表面に調整部材37を設けるようにしたが、エッジ部31の裏面に調整部材37を設けるようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】
上述した説明から明らかなように、本発明のスピーカ装置及びスピーカ用振動板によれば、エッジ部に設けた調整部材は、振動系の実効質量を増大させるため、低音共振周波数f0の算出式においてm0を増大させて、低音共振周波数f0を下げる。従って、リブを配設したことによる振動系支持部分のスチフネスs0の低下と、振動系の実効質量m0の増大との双方が低域再生性能の向上に働くため、低音域の再生能力を更に容易に向上させることができる。また、エッジ部に設けた調整部材は、エッジ部に形成されているリブ間に配置したり、又は、リブ上に配置することで、リブの補強的な効力をより広範囲に拡張したり、或いは、組み立て等の個体差等に起因するエッジ部の局部的な曲げ強度の過小部を補強して、リブを形成することでスチフネスs0を下げた場合の欠点を補完することができる。従って、低音再生性能の向上をリブによるスチフネスs0の低下のみに頼っていた従来と比較すると、許容入力を向上させることができて大入力時にもローリングの発生を抑止して、歪みの少ない高品位な再生を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピーカ装置の一実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示したスピーカ装置におけるエッジ部を示す斜視図である。
【図3】従来例のスピーカ装置による出力音圧レベル(実線)及び全高調波歪み率(破線)の周波数特性を示す図である。
【図4】実施の形態のスピーカ装置による出力音圧レベル(実線)及び全高調波歪み率(破線)の周波数特性を示す図である。
【図5】従来例のスピーカ装置による出力音圧レベル及び全高調波歪み率の値と実施の形態のスピーカ装置による出力音圧レベル及び全高調波歪み率の値を示す表である。
【図6】本発明に係るスピーカ装置の他の実施の形態を示す断面図である。
【図7】従来例のスピーカ装置におけるエッジ部を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 スピーカ装置
23 ヨークフレーム
29 振動板
30 振動板本体
31 エッジ部
31a 内周縁
35 リブ
37 調整部材
Claims (12)
- 振動板本体がその外周のエッジ部を介してフレームに弾性支持されると共に、前記エッジ部には溝状のリブが一体成形されたスピーカ装置であって、
前記エッジ部の表面又は裏面の一部に、前記エッジ部の曲げ強度を部分的に改善する調整部材を設けたことを特徴とするスピーカ装置。 - 前記調整部材は、接着剤を塗布することにより形成したことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
- 前記調整部材は、粘着剤を塗布することにより形成したことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
- 前記調整部材として、材質の異なる複数の調整部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のスピーカ装置。
- 前記調整部材として、大きさの異なる複数の調整部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のスピーカ装置。
- 前記調整部材は、前記リブの溝に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のスピーカ装置。
- 振動板本体と外周エッジ部が一体成形され、前記エッジ部には溝状のリブが一体成形されたスピーカ用振動板であって、
前記エッジ部の表面又は裏面の一部に、前記エッジ部の曲げ強度を部分的に改善する調整部材を設けたことを特徴とするスピーカ用振動板。 - 前記調整部材は、接着剤を塗布することにより形成したことを特徴とする請求項7に記載のスピーカ用振動板。
- 前記調整部材は、粘着剤を塗布することにより形成したことを特徴とする請求項7に記載のスピーカ用振動板。
- 前記調整部材として、材質の異なる複数の調整部材を設けたことを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れかに記載のスピーカ用振動板。
- 前記調整部材として、大きさの異なる複数の調整部材を設けたことを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れかに記載のスピーカ用振動板。
- 前記調整部材は、前記リブの溝に設けたことを特徴とする請求項7乃至請求項11の何れかに記載のスピーカ用振動板。
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