JP2004045933A - 両面レジストパターン形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の表裏で厚膜レジストパターンの位置を精度良く合わせることができる両面レジストパターン形成方法を提供する。
【解決手段】マスク30,40を用いて基板10上にパターン付きネガレジスト50,60を形成する工程を含む両面レジストパターン形成方法において、ネガレジスト50,60を形成する前に薄膜の感光性フィルム20A,20Bを用いて基準アライメントマーク11,12,16,17を形成し、ネガレジスト50,60を形成した後に基準アライメントマーク11,12,16,17をマスク30,40上のアライメントマーク30a,30b,40a,40bを合わせるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】マスク30,40を用いて基板10上にパターン付きネガレジスト50,60を形成する工程を含む両面レジストパターン形成方法において、ネガレジスト50,60を形成する前に薄膜の感光性フィルム20A,20Bを用いて基準アライメントマーク11,12,16,17を形成し、ネガレジスト50,60を形成した後に基準アライメントマーク11,12,16,17をマスク30,40上のアライメントマーク30a,30b,40a,40bを合わせるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は基板の表裏に厚膜レジストパターンを形成する両面レジストパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
厚膜レジストで両面レジストパターンを形成する場合、厚膜レジストは液状であるため、基板の表裏に対して同時に厚膜レジストを塗布することができず、片面ずつレジスト塗布、ベーク、露光及び現像が行われる。
【0003】
表裏のレジストパターンの位置を精度良く露光するため、両面アライメント機能を有する片面露光機が用いられている。
【0004】
次に、従来の両面レジストパターンの形成方法を説明する。
【0005】
図2(A)〜(G)は従来の両面レジストパターンを形成する工程を示す図である。
【0006】
まず、基板110の表面110aに所望の厚さの表面用ネガレジスト150を塗布し、ベークする(図2(A)参照)。
【0007】
次に、両面アライメント用アライメントマーク130a,130bとレジストパターン130cとが描画されている表面用マスク130をネガレジスト150の表面に載置し、露光し、ネガレジスト150にアライメントマーク130a,130bとレジストパターン130cとを転写する(図2(B)参照)。
【0008】
その後、現像を行い、基板110の表面110aにアライメントマーク151,152とレジストパターン153とを形成する(図2(C)参照)。
【0009】
次に、アライメントマーク151,152とレジストパターン153とを形成した表面110aを下側にして基板110の裏面110bに所望の厚さの裏面用ネガレジスト160を塗布し、ベークする(図2(D)参照)。
【0010】
その後、両面アライメント用アライメントマーク140a,140bとレジストパターン140cとが描画されている裏面用マスク140をネガレジスト160の表面に載置する(図2(E)参照)。このとき、前述した片面露光機によって、基板110の表面110aに形成されたアライメントマーク151,152と裏面用マスク140に描画されているアライメントマーク140a,140bとの位置合わせを行う。
【0011】
位置合わせ後、露光し、ネガレジスト160にアライメントマーク140a,140bとレジストパターン140cとを転写する(図2(F)参照)。
【0012】
その後、現像を行い、基板110の裏面110bにアライメントマーク161,162とレジストパターン163とを形成する。
【0013】
その結果、基板110の表面110aにアライメントマーク151,152とレジストパターン153とが形成されるとともに、裏面110bにアライメントマーク161,162とレジストパターン163とが形成される(図2(G)参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ネガレジスト150の厚さは、両面アライメント用アライメントマーク130a,130bの幅に対して非常に大きいため、アライメントマーク151,152は高アスペクト比(幅に対する高さの比が大きい)のものとなる。
【0015】
アライメントマーク151,152が高アスペクト比の場合、現像時に現像液がアライメントマーク151,152に入り込み難く、十分な現像ができず、明瞭なアライメントマーク151,152を形成できない。
【0016】
そのため、基板110の表面のアライメントマーク151,152と裏面用マスク140のアライメントマーク140a,140bとの位置合わせを精度良く行うことができない。
【0017】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は基板の表裏で厚膜レジストパターンの位置を精度良く合わせることができる両面レジストパターン形成方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、マスクを用いて基板上にパターン付き厚膜レジスト層を形成する工程を含む両面レジストパターン形成方法において、前記厚膜レジスト層を形成する前に薄膜の感光体を用いて基準アライメントマークを形成する工程と、前記厚膜レジスト層を形成した後に前記基準アライメントマークと前記マスク上のアライメントマークとを合わせる工程とを含むことを特徴とする。
【0019】
基板上に予め厚さ50μm以下のレジスト又は感光性ドライフィルム等の薄膜の感光体を塗布して基準となるアライメントマークを形成する。この薄膜の感光体によればパターンの十分な現像を行うことができるため、マスク上には描画されたアライメントマークの形状を精度良く転写できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1(A)〜(L)はこの発明の一実施形態に係る両面レジストパターンを形成する工程を示す図である。
【0022】
まず、基板10の表面10aに所定間隔をおいて厚さ50μmの感光性ドライフィルム(薄膜の感光体)20Aを貼り付ける(図1(A)参照)。
【0023】
次に、両面アライメント用アライメントマーク30a,30bとレジストパターン30cとが描画されている表面用マスク30を、アライメントマーク30a,30bが感光性ドライフィルム20Aとそれぞれ対向するように感光性ドライフィルム20A上に載置し、50mJ/cm2 のパワーで露光し、感光性ドライフィルム20Aに表面用マスク30のアライメントマーク30a,30bを転写する。(図1(B)参照)。アライメントマーク30a,30bは十字形であり、その幅は100μmである。
【0024】
その後、現像を行い、基板10の表面10aに基準アライメントマーク11,12を形成する(図1(C)参照)。
【0025】
次に、基準アライメントマーク11,12を形成した表面10aを下側にして基板10の裏面10bに所定間隔をおいて50μmの感光性ドライフィルム20Bを貼り付けるとともに、両面アライメント用アライメントマーク40a,40bとレジストパターン40cとが描画されている裏面用マスク40を、アライメントマーク40a,40bが感光性ドライフィルム20Bと対向するように感光性ドライフィルム20B上に載置する。アライメントマーク40a,40bは十字形であり、その幅は100μmである。
【0026】
このとき、上記した既知の片面露光機によって基板10の表裏のアライメントを行う(図1(D)参照)。この露光装置では基板10の上下にそれぞれ配置された双眼の光学式顕微鏡を見ながらアライメントマーク11,12とアライメントマーク40a,40bとが重なるように例えば裏面用マスク40を矢印で示すように動かしてアライメントマーク11,12とアライメントマーク40a,40bとの位置を合わせる。
【0027】
位置合わせ後、50mJ/cm2 のパワーで露光し、表面用マスク40のアライメントマーク40a,40bを感光性ドライフィルム20Bに転写する(図1(E)参照)。
【0028】
その後、現像を行い、基板10の裏面10bに基準アライメントマーク16,17を形成する。その結果、基板10の両面10a,10bに基準アライメントマーク11,12,16,17が形成される(図2(F)参照)。
【0029】
次に、厚さ500μmの表面用ネガレジスト(厚膜レジスト層)50を基板10の表面10aに塗布し、ベークした後、両面アライメント用アライメントマーク30a,30bとレジストパターン30cとが描画されている表面用マスク30をネガレジスト50の表面に載置し、基準アライメントマーク16,17と表面用マスク30のアライメントマーク30a,30bとの位置合わせを行う(図1(G)参照)。この位置合わせは両面アライメント機能を有する前述した片面露光機によって行われる。
【0030】
位置合わせ後、1000mJ/cm2 のパワーで露光し、レジストパターン30cをネガレジスト50に転写する(図1(H)参照)。
【0031】
その後、現像を行い、ネガレジスト50にレジストパターン51を形成する(図2(I)参照)。
【0032】
次に、アライメントマーク11,12とレジストパターン51とを形成した表面10aを下側にして基板10の裏面10bに所望の厚さ500μmの裏面用ネガレジスト(厚膜レジスト層)60を塗布し、ベークした後、両面アライメント用アライメントマーク40a,40bとレジストパターン40cとが描画されている裏面用マスク40をネガレジスト60の表面に載置し、アライメントマーク11,12と裏面用マスク40のアライメントマーク40a,40bとの位置合わせを行う(図1(J)参照)。この位置合わせは両面アライメント機能を有する前述した片面露光機によって行われる。
【0033】
位置合わせ後、1000mJ/cm2 のパワーで露光し、レジストパターン40cをネガレジスト60に転写する(図1(K)参照)。
【0034】
その後、現像を行い、基板10の裏面10bにレジストパターン61を形成する。
【0035】
その結果、基板10の両面10a,10bにそれぞれレジストパターン51,61が形成される(図1(L)参照)。
【0036】
上記工程によって基板10を製造したとき、表面10aのレジストパターン51と裏面10bのレジストパターン61との位置ずれを10μm以下とすることができた。
【0037】
この実施形態によれば、精度良く転写された基準アライメントマーク16,17(11,12)とマスク30上のアライメントマーク30a,30b(40a,40b)とを合わせて位置合わせを行うため、基板10の両面10a,10bの位置合わせを精度良く行うことができる。
【0038】
なお、上記実施形態では基準アライメントマークを形成するために感光性ドライフィルムを用いたが、薄膜の感光体であれば感光性ドライフィルムに限るものではなく、例えばポジレジストを用いてもよい。
【0039】
また、上記実施形態では表面10aの基準アライメント11,12と裏面10bの基準アライメント16,17とを別の工程で形成したが、感光性ドライフィルム20を両面10a,10bに予め貼り付けた基板10を、他の場所で精度良く位置合わせをしたマスク30とマスク40とで挟み込み、両面同時露光装置で表面10aの基準アライメント11,12と裏面10bの基準アライメント16,17とを同じ工程で形成するようにしてもよい。
【0040】
更に、基準アライメントマークの厚さは50μm以下であるため、光学式顕微鏡の対物レンズを可動範囲から外すことなく両面の位置合わせを行うことができ、基板上に形成されたアライメントマークとマスクのアライメントマークとのピント合わせを同時に行うことができる。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明の両面レジストパターン形成方法によれば、基板の表裏で厚膜レジストパターンの位置を精度良く合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(L)はこの発明の一実施形態に係る両面レジストパターンを形成する工程を示す図である。
【図2】図2(A)〜(G)は従来の両面レジストパターンを形成する工程を示す図である。
【符号の説明】
10 基板
11、12、16、17 基準アライメントマーク
20A,20B 感光性フィルム(感光体)
30,40 マスク
30a,30b,40a,40b アライメントマーク
50,60 ネガレジスト(厚膜レジスト層)
【発明の属する技術分野】
この発明は基板の表裏に厚膜レジストパターンを形成する両面レジストパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
厚膜レジストで両面レジストパターンを形成する場合、厚膜レジストは液状であるため、基板の表裏に対して同時に厚膜レジストを塗布することができず、片面ずつレジスト塗布、ベーク、露光及び現像が行われる。
【0003】
表裏のレジストパターンの位置を精度良く露光するため、両面アライメント機能を有する片面露光機が用いられている。
【0004】
次に、従来の両面レジストパターンの形成方法を説明する。
【0005】
図2(A)〜(G)は従来の両面レジストパターンを形成する工程を示す図である。
【0006】
まず、基板110の表面110aに所望の厚さの表面用ネガレジスト150を塗布し、ベークする(図2(A)参照)。
【0007】
次に、両面アライメント用アライメントマーク130a,130bとレジストパターン130cとが描画されている表面用マスク130をネガレジスト150の表面に載置し、露光し、ネガレジスト150にアライメントマーク130a,130bとレジストパターン130cとを転写する(図2(B)参照)。
【0008】
その後、現像を行い、基板110の表面110aにアライメントマーク151,152とレジストパターン153とを形成する(図2(C)参照)。
【0009】
次に、アライメントマーク151,152とレジストパターン153とを形成した表面110aを下側にして基板110の裏面110bに所望の厚さの裏面用ネガレジスト160を塗布し、ベークする(図2(D)参照)。
【0010】
その後、両面アライメント用アライメントマーク140a,140bとレジストパターン140cとが描画されている裏面用マスク140をネガレジスト160の表面に載置する(図2(E)参照)。このとき、前述した片面露光機によって、基板110の表面110aに形成されたアライメントマーク151,152と裏面用マスク140に描画されているアライメントマーク140a,140bとの位置合わせを行う。
【0011】
位置合わせ後、露光し、ネガレジスト160にアライメントマーク140a,140bとレジストパターン140cとを転写する(図2(F)参照)。
【0012】
その後、現像を行い、基板110の裏面110bにアライメントマーク161,162とレジストパターン163とを形成する。
【0013】
その結果、基板110の表面110aにアライメントマーク151,152とレジストパターン153とが形成されるとともに、裏面110bにアライメントマーク161,162とレジストパターン163とが形成される(図2(G)参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ネガレジスト150の厚さは、両面アライメント用アライメントマーク130a,130bの幅に対して非常に大きいため、アライメントマーク151,152は高アスペクト比(幅に対する高さの比が大きい)のものとなる。
【0015】
アライメントマーク151,152が高アスペクト比の場合、現像時に現像液がアライメントマーク151,152に入り込み難く、十分な現像ができず、明瞭なアライメントマーク151,152を形成できない。
【0016】
そのため、基板110の表面のアライメントマーク151,152と裏面用マスク140のアライメントマーク140a,140bとの位置合わせを精度良く行うことができない。
【0017】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は基板の表裏で厚膜レジストパターンの位置を精度良く合わせることができる両面レジストパターン形成方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、マスクを用いて基板上にパターン付き厚膜レジスト層を形成する工程を含む両面レジストパターン形成方法において、前記厚膜レジスト層を形成する前に薄膜の感光体を用いて基準アライメントマークを形成する工程と、前記厚膜レジスト層を形成した後に前記基準アライメントマークと前記マスク上のアライメントマークとを合わせる工程とを含むことを特徴とする。
【0019】
基板上に予め厚さ50μm以下のレジスト又は感光性ドライフィルム等の薄膜の感光体を塗布して基準となるアライメントマークを形成する。この薄膜の感光体によればパターンの十分な現像を行うことができるため、マスク上には描画されたアライメントマークの形状を精度良く転写できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1(A)〜(L)はこの発明の一実施形態に係る両面レジストパターンを形成する工程を示す図である。
【0022】
まず、基板10の表面10aに所定間隔をおいて厚さ50μmの感光性ドライフィルム(薄膜の感光体)20Aを貼り付ける(図1(A)参照)。
【0023】
次に、両面アライメント用アライメントマーク30a,30bとレジストパターン30cとが描画されている表面用マスク30を、アライメントマーク30a,30bが感光性ドライフィルム20Aとそれぞれ対向するように感光性ドライフィルム20A上に載置し、50mJ/cm2 のパワーで露光し、感光性ドライフィルム20Aに表面用マスク30のアライメントマーク30a,30bを転写する。(図1(B)参照)。アライメントマーク30a,30bは十字形であり、その幅は100μmである。
【0024】
その後、現像を行い、基板10の表面10aに基準アライメントマーク11,12を形成する(図1(C)参照)。
【0025】
次に、基準アライメントマーク11,12を形成した表面10aを下側にして基板10の裏面10bに所定間隔をおいて50μmの感光性ドライフィルム20Bを貼り付けるとともに、両面アライメント用アライメントマーク40a,40bとレジストパターン40cとが描画されている裏面用マスク40を、アライメントマーク40a,40bが感光性ドライフィルム20Bと対向するように感光性ドライフィルム20B上に載置する。アライメントマーク40a,40bは十字形であり、その幅は100μmである。
【0026】
このとき、上記した既知の片面露光機によって基板10の表裏のアライメントを行う(図1(D)参照)。この露光装置では基板10の上下にそれぞれ配置された双眼の光学式顕微鏡を見ながらアライメントマーク11,12とアライメントマーク40a,40bとが重なるように例えば裏面用マスク40を矢印で示すように動かしてアライメントマーク11,12とアライメントマーク40a,40bとの位置を合わせる。
【0027】
位置合わせ後、50mJ/cm2 のパワーで露光し、表面用マスク40のアライメントマーク40a,40bを感光性ドライフィルム20Bに転写する(図1(E)参照)。
【0028】
その後、現像を行い、基板10の裏面10bに基準アライメントマーク16,17を形成する。その結果、基板10の両面10a,10bに基準アライメントマーク11,12,16,17が形成される(図2(F)参照)。
【0029】
次に、厚さ500μmの表面用ネガレジスト(厚膜レジスト層)50を基板10の表面10aに塗布し、ベークした後、両面アライメント用アライメントマーク30a,30bとレジストパターン30cとが描画されている表面用マスク30をネガレジスト50の表面に載置し、基準アライメントマーク16,17と表面用マスク30のアライメントマーク30a,30bとの位置合わせを行う(図1(G)参照)。この位置合わせは両面アライメント機能を有する前述した片面露光機によって行われる。
【0030】
位置合わせ後、1000mJ/cm2 のパワーで露光し、レジストパターン30cをネガレジスト50に転写する(図1(H)参照)。
【0031】
その後、現像を行い、ネガレジスト50にレジストパターン51を形成する(図2(I)参照)。
【0032】
次に、アライメントマーク11,12とレジストパターン51とを形成した表面10aを下側にして基板10の裏面10bに所望の厚さ500μmの裏面用ネガレジスト(厚膜レジスト層)60を塗布し、ベークした後、両面アライメント用アライメントマーク40a,40bとレジストパターン40cとが描画されている裏面用マスク40をネガレジスト60の表面に載置し、アライメントマーク11,12と裏面用マスク40のアライメントマーク40a,40bとの位置合わせを行う(図1(J)参照)。この位置合わせは両面アライメント機能を有する前述した片面露光機によって行われる。
【0033】
位置合わせ後、1000mJ/cm2 のパワーで露光し、レジストパターン40cをネガレジスト60に転写する(図1(K)参照)。
【0034】
その後、現像を行い、基板10の裏面10bにレジストパターン61を形成する。
【0035】
その結果、基板10の両面10a,10bにそれぞれレジストパターン51,61が形成される(図1(L)参照)。
【0036】
上記工程によって基板10を製造したとき、表面10aのレジストパターン51と裏面10bのレジストパターン61との位置ずれを10μm以下とすることができた。
【0037】
この実施形態によれば、精度良く転写された基準アライメントマーク16,17(11,12)とマスク30上のアライメントマーク30a,30b(40a,40b)とを合わせて位置合わせを行うため、基板10の両面10a,10bの位置合わせを精度良く行うことができる。
【0038】
なお、上記実施形態では基準アライメントマークを形成するために感光性ドライフィルムを用いたが、薄膜の感光体であれば感光性ドライフィルムに限るものではなく、例えばポジレジストを用いてもよい。
【0039】
また、上記実施形態では表面10aの基準アライメント11,12と裏面10bの基準アライメント16,17とを別の工程で形成したが、感光性ドライフィルム20を両面10a,10bに予め貼り付けた基板10を、他の場所で精度良く位置合わせをしたマスク30とマスク40とで挟み込み、両面同時露光装置で表面10aの基準アライメント11,12と裏面10bの基準アライメント16,17とを同じ工程で形成するようにしてもよい。
【0040】
更に、基準アライメントマークの厚さは50μm以下であるため、光学式顕微鏡の対物レンズを可動範囲から外すことなく両面の位置合わせを行うことができ、基板上に形成されたアライメントマークとマスクのアライメントマークとのピント合わせを同時に行うことができる。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明の両面レジストパターン形成方法によれば、基板の表裏で厚膜レジストパターンの位置を精度良く合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(L)はこの発明の一実施形態に係る両面レジストパターンを形成する工程を示す図である。
【図2】図2(A)〜(G)は従来の両面レジストパターンを形成する工程を示す図である。
【符号の説明】
10 基板
11、12、16、17 基準アライメントマーク
20A,20B 感光性フィルム(感光体)
30,40 マスク
30a,30b,40a,40b アライメントマーク
50,60 ネガレジスト(厚膜レジスト層)
Claims (1)
- マスクを用いて基板上にパターン付き厚膜レジスト層を形成する工程を含む両面レジストパターン形成方法において、
前記厚膜レジスト層を形成する前に薄膜の感光体を用いて基準アライメントマークを形成する工程と、
前記厚膜レジスト層を形成した後に前記基準アライメントマークと前記マスク上のアライメントマークとを合わせる工程と
を含むことを特徴とする両面レジストパターン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002205326A JP2004045933A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 両面レジストパターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009276522A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 画像記録装置 |
US7927090B2 (en) | 2004-08-10 | 2011-04-19 | Asml Netherlands B.V. | Imprint lithographic apparatus, device manufacturing method and device manufactured thereby |
CN103399465A (zh) * | 2013-08-08 | 2013-11-20 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 一种利用单面曝光机实现双面对准光刻的方法 |
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2002
- 2002-07-15 JP JP2002205326A patent/JP2004045933A/ja not_active Withdrawn
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