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JP2004025046A - 上塗り塗膜形成方法 - Google Patents

上塗り塗膜形成方法 Download PDF

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JP2004025046A
JP2004025046A JP2002185839A JP2002185839A JP2004025046A JP 2004025046 A JP2004025046 A JP 2004025046A JP 2002185839 A JP2002185839 A JP 2002185839A JP 2002185839 A JP2002185839 A JP 2002185839A JP 2004025046 A JP2004025046 A JP 2004025046A
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JP
Japan
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parts
forming
resin
base coat
coat
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002185839A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Harakawa
原川 浩美
Hironori Tonomura
殿村 浩規
Tomokuni Ihara
井原 知邦
Shigeru Nakamura
中村 茂
Shuichi Nakahara
中原 周一
Seiji Obata
小畑 政示
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP2002185839A priority Critical patent/JP2004025046A/ja
Publication of JP2004025046A publication Critical patent/JP2004025046A/ja
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Abstract

【課題】ベースコートとトップコートとの混層が起こりにくく光輝感のある塗膜が得られ、且つチッピングなどの衝撃加工性に優れた上塗り塗膜を形成できる上塗り塗膜形成方法を提供すること。
【解決手段】被塗物上に着色ベースコートを形成した後、硬化させることなく、該ベースコート上にクリヤトップコートを形成し、得られた2層の未硬化塗膜を同時に加熱硬化させてなる上塗り塗膜形成方法において、該着色ベースコートが(a)水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂及び(b)活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物を必須成分として含有する熱硬化性水性塗料組成物(A)より形成されてなることを特徴とする上塗り塗膜形成方法。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被塗物上に1層又は2層の着色ベースコートを形成した後、該ベースコート上にクリヤトップコートを形成させてなる複層の上塗り塗膜形成方法に関するものであり、特に自動車外板用としてチッピングなどの衝撃加工性に優れた性能を有する上塗り塗膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
近年、自動車外板部に用いる着色ベースコート用塗料として熱硬化性水性塗料組成物の使用が増加している。この熱硬化性水性塗料組成物は、有機溶剤を殆ど又は全く含まないために省資源及び環境汚染防止上好適である。
【0003】
例えば、特開平7−207220号公報水性ベース樹脂と特定のメラミン樹脂を組み合わせた水性塗料組成物が、特開平9−59563号公報には水酸基及びカルボキシル基含有アクリル樹脂、メラミン樹脂、1分子中に2個以上の脂環式エポキシ基を含有する化合物、及び中和剤を含有してなる水性ベースコート組成物が開示されている。
【0004】
これらの水性塗料組成物を塗装して得られる皮膜は一般に剛直であるため、自動車外板用塗膜に要求される耐チッピング性などには劣る傾向にある。このような耐チッピング性を向上させるため、例えば特開平10−128222号公報では、基体樹脂が酸価5〜100で且つそれらが塩基で中和されており、実質的に熱により架橋しない熱可塑性有機溶剤系着色ベース塗料を塗装し、該着色塗面に、実質的に熱により架橋しない熱可塑性水系着色塗料を塗装し、必要に応じて50〜100℃で予備乾燥してから、熱硬化性有機溶剤系クリヤ塗料を塗装した後、加熱して上記三層塗膜を同時に硬化させることを特徴とする塗膜形成方法が開示されている。
【0005】
一方、環境汚染防止の目的からクリヤトップコートとして高固形分クリヤ塗料が多く使用されるようになってきた。高固形分クリヤ塗料は塗料固形分を上げるために低分子の樹脂がメインに使用されるが、そのために高固形分クリヤ塗料がウェットオンウェットで塗装された場合、塗装時及び加熱硬化時にベースコートとの混層が起こりやすくなり、得られる塗膜の光輝感が著しく減少する。
【0006】
さらに、水性塗料はスプレー塗装時の水の揮散が有機溶剤の揮散に比べて少なく、塗布塗膜の粘度が十分に上昇しない場合には混層がより起こりやすくなる。また、ベースコート塗膜が熱硬化性でない場合や、硬化が遅い場合には熱硬化時の混層が起こりやすい。
【0007】
本発明の目的は、ベースコートとトップコートとの混層の少ない光輝感のある塗膜が得られ、且つチッピングなどの衝撃加工性に優れた上塗り塗膜を形成できる上塗り塗膜形成方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、ベースコート用塗料として、水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂と活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物とを組み合わせた熱硬化性水性塗料組成物を用いることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明は、被塗物上に着色ベースコートを形成した後、硬化させることなく、該ベースコート上にクリヤトップコートを形成し、得られた2層の未硬化塗膜を同時に加熱硬化させてなる上塗り塗膜形成方法において、該着色ベースコートが(a)水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂及び(b)活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物を必須成分として含有する熱硬化性水性塗料組成物(A)より形成されてなることを特徴とする上塗り塗膜形成方法に関する。
【0010】
また、本発明は、被塗物上に第1着色ベースコート及び第2着色ベースコートを形成した後、硬化させることなく、該ベースコート上にクリヤトップコートを形成し、得られた3層の未硬化塗膜を同時に加熱硬化させてなる上塗り塗膜形成方法において、該第1着色ベースコート及び該第2着色ベースコートの少なくとも一方の着色ベースコートが(a)水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂及び(b)活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物を必須成分として含有する熱硬化性水性塗料組成物(A)より形成されてなることを特徴とする上塗り塗膜形成方法に関する。
【0011】
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、1層又は2層の着色ベースコートを形成した後、硬化させることなく、該ベースコート上にクリヤトップコートを形成し、得られた2層の未硬化塗膜を同時に加熱硬化させてなる2コート1ベーク方式又は3コート1ベーク方式の上塗り塗膜形成方法であって、着色ベースコートが1層の場合は該着色ベースコートが、また、着色ベースコートが2層の場合は少なくともどちらか1層の着色ベースコートが水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂(a)及び活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)を必須成分として含有する熱硬化性水性塗料組成物(A)より形成されてなるものである。
【0013】
熱硬化性水性塗料組成物(A)
着色ベースコート用の熱硬化性水性塗料組成物(A)は、水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂(a)及び活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)を必須成分として含有するものである。
【0014】
水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂(a)
熱硬化性水性塗料組成物(A)の(a)成分である水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば水酸基を含有するアクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及びそれらの変性樹脂などを挙げることができる。
【0015】
着色ベースコートが1層の場合は耐候性の点からアクリル樹脂が好ましい。また、着色ベースコートが2層の場合、第1層目に該熱硬化性水性塗料組成物(A)を使用する場合は、加工性などの点からポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及びこれらの変性樹脂が好ましく、第2層目に該熱硬化性水性塗料組成物(A)を使用する場合は、耐候性の点からアクリル樹脂が好ましい。
【0016】
これらの樹脂を水に溶解又は分散する方法としては、樹脂にカルボキシル基を導入し、該カルボキシル基の一部又は全部を塩基性化合物で中和する方法、界面活性剤を用いる方法等従来公知の方法を用いることができる。
【0017】
これらの樹脂は単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
【0018】
ポリオール樹脂(a)の水酸基価としては、硬化性の観点から5〜200mgKOH/g、好ましくは10〜100mgKOH/gの範囲内が好ましい。
【0019】
活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)
ポリオール樹脂(a)と組み合わせる硬化剤である活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)は、ポリイソシアネート化合物を活性メチレン系ブロック剤でブロックしたものである。活性メチレン系ブロック剤は低温での硬化性に優れるため、2コート1ベーク方式や3コート1ベーク方式のベースコート用塗料に使用された場合のベースコートとクリヤコートとの混層を防止する効果が大きい。
【0020】
上記ポリイソシアネート化合物としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ−ト、ダイマ−酸ジイソシアネ−ト、リジンジイソシアネ−トなどの脂肪族ポリイソシアネ−ト類;及びこれらのポリイソシアネ−トのビュ−レットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;
イソホロンジイソシアネート、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−(又は−2,6−)ジイソシアネート、1,3−(又は1,4−)ジ(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,2−シクロヘキサンジイソシアネートなどの脂環族ジイソシアネート類;及びこれらのポリイソシアネ−トのビュ−レットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;
キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、4,4′−トルイジンジイソシアネ−ト、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、(m−又はp−)フェニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナトフェニル)スルホン、イソプロピリデンビス(4−フェニルイソシアネート)などの芳香族ジイソシアネート化合物;及びこれらのポリイソシアネ−トのビュ−レットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;
トリフェニルメタン−4,4′,4″−トリイソシアネート、1,3,5−トリイソシアナトベンゼン、2,4,6−トリイソシアナトトルエン、4,4′−ジメチルジフェニルメタン−2,2′,5,5′−テトライソシアネートなどの1分子中に3個以上のイソシアネ−ト基を有するポリイソシアネート類;及びこれらのポリイソシアネ−トのビュ−レットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジメチロールプロピオン酸、ポリアルキレングリコール、トリメチロ−ルプロパン、ヘキサントリオ−ルなどのポリオールの水酸基にイソシアネート基が過剰量となる比率でポリイソシアネート化合物を反応させてなるウレタン化付加物;及びこれらのポリイソシアネ−トのビュ−レットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;等が挙げられる。
【0021】
これらのポリイソシアネート化合物の中でも耐候性の点からイソシアヌレート型脂肪族及び/又は脂環式ポリイソシアネート化合物が好ましく、例えばヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート化物、イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート化物などが挙げられる。
【0022】
さらに、基体樹脂との混和性、多官能化の点からイソシアヌレート型脂肪族及び/又は脂環式ポリイソシアネート化合物をヒドロキシル化合物によって変性したものを使用することが特に好ましい。この変性は、水酸基とイソシアネート基とのウレタン化反応であって、ポリイソシアネートをイソシアヌレート化反応の前又は後のいずれでもよいが、変性はイソシアヌレート化反応前に行なうことが好ましい。
【0023】
変性に使用されるヒドロキシ化合物は1分子中に1個又は2個以上の水酸基を有する化合物であり、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、フェノールなどのモノヒドロキシ化合物、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、ジメチロールシクロヘキサン、ネオペンチルグリコール、トリメチルペンタンジオールなどのジヒドロキシル化合物、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトールなどの多価ヒドロキシ化合物、水酸基含有アクリル樹脂、水酸基含有ポリエステル樹脂、水酸基含有ポリエーテル樹脂などがあげられる。
【0024】
上記活性メチレン系ブロック剤としては、例えばマロン酸ジアルキルエステル、アセト酢酸エステルなどを挙げることができ、マロン酸ジアルキルエステルとしては、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジイソプロピル、マロン酸ジn−ブチル、メチルマロン酸ジエチル、マロン酸ベンジルメチル、マロン酸ジフェニルなどが、アセト酢酸エステルとしては、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸イソプロピル、アセト酢酸n−プロピル、アセト酢酸ベンジル、アセト酢酸フェニルなどがあげられる。
【0025】
また、活性メチレン系ブロック剤以外に、例えば、アルコール系、フェノール系、オキシム系、アミン系、酸アミド系、イミダゾール系、ピリジン系、メルカプタン系あどのブロック剤をイソシアネート基に対して、20当量%以下の範囲内で使用することができる。イソシアネート基のブロック化反応は既知の方法で行なうことができ例えば100℃以上、好ましくは130℃以上に加熱すると、水酸基と容易に反応することができる。
【0026】
活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)の配合量は、水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂(a)の固形分重量100重量部に基いて活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)を固形分重量で1〜50重量部、好ましくは5〜40重量部の範囲内であることが、塗装作業性及び衝撃加工性の点から好適である。
【0027】
また、硬化性をさらに向上させるためにメラミン樹脂を併用することもできる。メラミン樹脂の配合量としては、水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂(a)の固形分重量100重量部に基いてメラミン樹脂を固形分重量で5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部の範囲内が適している。
【0028】
熱硬化性水性塗料組成物(A)は上記樹脂に加えて着色のため通常光輝性顔料、着色顔料などが添加される。光輝性顔料は、本塗料により形成される塗膜にキラキラとした光輝感又は光干渉性を付与するりん片状顔料であり、例えば、りん片状のアルミニウム、蒸着アルミニウム、酸化アルミニウム、塩化オキシビスマス(例えば、Engelhard Asia Pacific Inc.製の商品名、「Mearlite Radiant Pearl STL」、「Mearlite Radiant Pearl SUQ」、「BBT」(仮称)など)、雲母、酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、雲母状酸化鉄などがあげられる。これらの光輝性顔料の大きさは長手方向が1〜30μm、厚さが0.001〜1μmが好ましい。
【0029】
熱硬化性水性塗料組成物(A)には、上記した成分に加え、さらに必要に応じて、体質顔料、紫外線吸収剤、光安定剤、沈降防止剤、塗面調整剤、レオロジーコントロール剤、有機溶剤、その他塗料用添加剤などを含有してもよく、これらの成分を水に均一に混合することにより本塗料組成物が得られる。
【0030】
本発明においては、1層又は2層に形成されたベースコート上にウェットオンウェットでクリヤコートが形成される。次にクリヤコートの形成に用いられるクリヤ塗料組成物(B)について説明する。
【0031】
クリヤ塗料組成物(B)
クリヤコートの形成に用いられるクリヤ塗料組成物(B)は、通常公知の塗料系を用いることができるが、省資源、環境対応の観点から高固形分クリヤ塗料、水性クリヤ塗料、粉体クリヤ塗料などが好ましい。
【0032】
クリヤ塗料組成物(B)は、無色透明又は有色透明の塗膜を形成する熱硬化性塗料が好ましく、具体的には、熱硬化性樹脂組成物を含有し、さらに必要に応じて着色顔料、メタリック顔料、紫外線吸収剤などを配合してなる塗料があげられる。
【0033】
熱硬化性樹脂組成物としては、例えば、水酸基、カルボキシル基、シラノ−ル基、エポキシ基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコン含有樹脂などの基体樹脂及びこれらの架橋性官能基と反応しうるメラミン樹脂、尿素樹脂、(ブロック)ポリイソシアネ−ト化合物、エポキシ化合物又は樹脂、カルボキシル基含有化合物又は樹脂、酸無水物、アルコキシシラン基含有化合物又は樹脂などの架橋剤からなる組成物があげられる。
【0034】
これらの熱硬化性樹脂組成物のうち、耐酸性及び耐スリキズ性などのすぐれた塗膜を形成する、カルボキシル基、シラノ−ル基、エポキシ基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂(基体樹脂)及びエポキシ化合物又は樹脂、カルボキシル基含有化合物又は樹脂、酸無水物などから選ばれた架橋剤からなる組成物を使用することが好ましい。
【0035】
塗膜形成方法
本発明の上塗り塗膜形成方法、1層又は2層の着色ベースコートを形成した後、硬化させることなく、該ベースコート上にクリヤトップコートを形成し、得られた2層の未硬化塗膜を同時に加熱硬化させてなる2コート1ベーク方式又は3コート1ベーク方式の上塗り塗膜形成方法である。
【0036】
金属製又はプラスチック製の乗用車、トラック、オ−トバイ、バスなどの自動車車体の外板部、家庭電気製品の外板部などに、直接、又はこれらの被塗物にカチオン電着塗料などの下塗り塗料及び中塗り塗料などをあらかじめ塗装し、これらの塗膜を硬化してなる被塗物に、上塗り塗膜が形成される。このうち金属製被塗物は、りん酸塩、クロム酸塩などで化成処理を行っておくことが好ましい。また、下塗り塗料及び中塗り塗料などはそれ自体既知のものが使用できる。
【0037】
本塗膜形成方法においては、これらの被塗物(下塗り塗料、さらに適宜中塗り塗料を塗装したものも含む)に、着色ベースコート用塗料を静電塗装、エアレススプレ、エアスプレなどにより塗装することができる。その塗装膜厚は、一般に、硬化塗膜に基づいて、1層の場合で5〜30μm、特に10〜20μmが適しており、着色ベースコートが2層の場合には、1層目が5〜50μm、特に10〜30μm、2層目が5〜30μm、特に10〜20μmが適している。
【0038】
上記着色ベースコートを、室温で数分間放置もしくはプレヒートしてから、架橋硬化させることなく、その未硬化塗面にクリヤ塗料を塗装する。クリヤ塗料を、静電塗装、エアレススプレ、エアスプレなどの塗装方法によって膜厚が硬化塗膜で約10〜70μm、好ましくは20〜50μmになるように塗装した後、約100〜180℃、好ましくは約120〜160℃で約10〜40分間加熱して、両塗膜を同時に架橋硬化させることにより、本方法が達成される。
【0039】
【発明の効果】
本発明の上塗り塗膜形成方法を用いることにより、着色ベースコートとクリヤコートとの両塗膜の層間で混相することがなく、キラキラ感のすぐれた光輝性良好な意匠性のすぐれた複層塗膜を形成することができ、且つチッピング等の衝撃加工性に優れた皮膜を形成することができ、自動車用の最上層上塗り塗膜形成方法として特に有益である。
【0040】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、以下、「部」及び「%」はいずれも重量基準によるものとする。
【0041】
ブロックポリイソシアネート化合物溶液の合成
合成例1
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備え付けた反応装置に「スミジュールN−3300」(住友バイエルウレタン社製、イソシアヌレート構造含有ポリイソシアヌレート、数平均分子量約600、イソシアヌレート含量21.6%)605部、マロン酸ジエチル413部、酢酸エチル181部を配合し、窒素気流下で28%水酸化ナトリウムのメタノール溶液を7.0部加え、60℃に12時間保持した。その後、NCO価を測定したところ、イソシアネート含有量は0.2%であった。これに酢酸エチル99部を加え、樹脂溶液を得た。この樹脂溶液505部を別の同様の反応装置に取り出し、プロピレングリコールモノプロピルエーテル450部を入れ、90℃に昇温した。これを減圧条件下で、系の温度を80〜90℃に保ちながら2時間かけて溶剤を留出・除去し、ブロックポリイソシアネート化合物溶液624部を得た。除去溶媒簡易トラップには、エタノールが42部含まれていた。得られたブロックポリイソシアネート化合物溶液をプロピレングリコールモノプロピルエーテルで希釈し、固形分含有率80%のブロックポリイソシアネート化合物溶液(A−1)を得た。該ブロックポリイソシアネート化合物の数平均分子量は約3,500であった。
【0042】
合成例2
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備え付けた反応装置に1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート100部及びブタンジオール1.2部を仕込み、窒素気流下、攪拌しながら80℃で2時間保持した。その後、温度を60℃に保持し、テトラブチルアンモニウムアセテートを添加、収率が30%になった時点でりん酸を添加し反応を停止した。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応の1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートを除去し、25℃における粘度が3,800mPas、イソシアネート含有量21.0%のポリイソシアネートを得た。このポリイソシアネート100部を別の同様の反応装置に取り出し、キシレン39部を仕込み、窒素気流下、マロン酸ジエチル42部、アセト酢酸エチル34部、28%ナトリウムメチラート溶液0.8部の混合物を室温で徐々に添加した。添加終了後、60℃で6時間反応を続けた。その後、ブタノール14部を添加して十分攪拌し、固形分含有率75%、ブロックされたイソシアネート基の含有量(NCOとして)9.1%のブロックポリイソシアネート化合物溶液(A−2)を得た。
【0043】
合成例3
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備え付けた反応装置に「デュラネートTPA−100」(旭化成社製、イソシアヌレート構造含有ポリイソシアヌレート、数平均分子量約600、イソシアヌレート含量23.1%)605部、酢酸エチル120部を入れ、100℃に昇温し、窒素気流下で「オキソコールC13」(協和油化社製、トリデカノールの構造異性体)80部を加え100℃で2時間保持した。その後マロン酸ジエチル345部、酢酸エチル60部を加えて60℃に保持したのち、窒素気流下でナトリウムメトキシドの28%メタノール溶液を7.0部加え、60℃で12時間保持し、ブロックポリイソシアネート化合物溶液を得た。NCO価を測定したところ、イソシアネート含有量は0.1%であった。このブロックポリイソシアネート化合物溶液605gを別の同様の反応装置に取り出し、2−エチルヘキサノール488部を入れ、90℃に昇温した。これを減圧条件下で、系の温度を90〜110℃に保ちながら1.5時間かけて溶剤を留出・除去し、ブロックポリイソシアネート化合物溶液872部を得た。除去溶媒簡易トラップには、エタノールが43部含まれていた。得られたブロックポリイソシアネート化合物溶液に2−エチルヘキサノールを添加し固形分含有率80%のブロックポリイソシアネート化合物溶液(A−3)を得た。該ブロックポリイソシアネート化合物の数平均分子量は約3,500であった。
【0044】
樹脂溶液等の合成
合成例4
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備えた反応装置にプロピレングリコールモノプロピルエーテル57部を入れ、窒素気流下120℃に昇温した後スチレン15部、メチルメタクリレート20部、エチルアクリレート25部、n−ブチルアクリレート20部、ヒドロキシエチルアクリレート15部、アクリル酸5部及び「パーブチルO」(日本油脂社製、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート)3部の混合液を3時間をかけて滴下した。滴下終了後、120℃に1時間保持した後、プロピレングリコールモノプロピルエーテル10部及びパーブチルO0.5部の混合液を1時間かけて滴下し、更に120℃で1時間熟成した。その後40℃まで冷却し、ジメチルアミノエタノール6部を入れ、更に30分攪拌して固形分含有率60%のアクリル樹脂溶液(B−1)を得た。得られた樹脂の酸価は38mgKOH/g、水酸基価は72mgKOH/g及び重量平均分子量は30,000であった。
【0045】
合成例5
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備えた反応装置に脱イオン水67部、「ニューコール562SF」(日本乳化剤社製、乳化剤)0.2部を仕込み、窒素気流下、加熱撹拌して80〜85℃に達してから、下記単量体予備混合物の3部と予め過硫酸アンモニウム0.15gを脱イオン水2.5部に溶かした溶液とを投入し、20分撹拌した。ついで下記単量体予備混合物の残部を3時間を要して滴下し、80〜85℃で2時間保持した後、40℃に冷却した。そこで、脱イオン水15部とジメチルアミノエタノール1部との混合液を投入し、固形分含有率40%、粒子径100nmのアクリル樹脂水性分散液(B−2)を得た。
単量体予備混合物
スチレン           15部
メチルメタクリレート     22部
エチルアクリレート      25部
n−ブチルアクリレート    20部
ヒドロキシエチルアクリレート 15部
アクリル酸           3部
n−オクタンチオール    0.4部
ニューコール562SF     1部
エマルゲン840S       1部
(花王社製、ノニオン性乳化剤)
過硫酸アンモニウム    0.35部
脱イオン水          60部
合成例6
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備えた反応装置にネオペンチルグリコール833部、トリメチロールプロパン394部、2−ブチル2−エチル1,3−プロパンジオール577部、アジピン酸842部、イソフタル酸718部及びジブチルチンオキサイド0.6部を入れ、240℃で酸価1以下になるまで脱水縮合した後、無水トリメリット酸210部を加えて反応させ、100℃以下に冷却した後メチルエチルケトン963部で希釈した。この樹脂溶液500.8部を別の同様の反応装置に入れ、ネオペンチルグリコール27.3部及びメチルエチルケトン50部を配合した後ジブチルチンジラウリレートをスポイトで5滴加え、窒素気流下、80℃に昇温した後、イソホロンジイソシアネート138部を1〜2時間かけて投入した。その後80℃を保ち、NCO価が1以下になるまで反応を進めた。反応終了後、N−メチルピロリドン55部及びジメチルアミノエタノール14部を加え、30分攪拌後、脱イオン水632部を徐々に入れて水系に置換した後、系内温度を60℃に保ちながら、減圧下、溶剤を210g留出・除去し、固形分含有率45.6%のウレタン化ポリエステル水分散液(B−3)を得た。得られた樹脂の酸価は26.5mgKOH/g及び水酸基価は54mgKOH/gであった。
【0046】
合成例7
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備えた反応装置にジエチレングリコールモノエチルエーテル50部を仕込み、窒素気流下、加熱撹拌して120℃に達してから、スチレン50部、n−ブチルアクリレート25部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート20部、アクリル酸5部及びアゾビスイソブチロニトリル6部の単量体混合物を3時間を要して滴下した。単量体混合物を滴下終了後、さらに120℃で1時間保持してから、アゾビスイソブチロニトリル5部とジエチレングリコールモノエチルエーテル10部との混合物を1時間を要して滴下した。その後、120℃で1時間保持してから冷却し、40℃以下になってから、ジメチルアミノエタノール6部を入れ更に30分攪拌し固形分含有率62%のアクリル樹脂溶液(B−4)を得た。該アクリル樹脂の重量平均分子量は9,000及び酸価は39mgKOH/gであった。
【0047】
合成例8
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備えた反応装置に脱イオン水67部及び乳化剤「ニューコール562SF」0.2部を仕込み、窒素気流下、加熱撹拌して80〜85℃に達してから、下記単量体予備混合物の3部と、予め過硫酸アンモニウム0.15gを脱イオン水2.5部に溶かした溶液とを投入し、20分撹拌した。ついで下記単量体予備混合物の残部を3時間を要して滴下し、80〜85℃で2時間保持した後、40℃に冷却した。そこで、脱イオン水15部とジメチルアミノエタノール1部との混合液を投入し、固形分含有率40%、粒子径100nmのアクリル樹脂水性分散体(B−5)を得た。
【0048】
単量体予備混合物
スチレン              50部
n−ブチルアクリレート       26部
2−ヒドロキシエチルメタクリレート 20部
アクリル酸              4部
n−オクタンチオール       0.8部
ニューコール562SF        1部
エマルゲン840S          1部
過硫酸アンモニウム       0.35部
脱イオン水             60部
合成例9
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備えた反応装置にトルエン60部を仕込み、窒素ガスを吹き込みながら105℃まで加熱し、同温度に保持しながらスチレン15部、メチルメタクリレート30部、iso−ブチルメタクリレート20部、グリシジルメタクリレート35部及びアゾビスイソブチロニトリル4部の混合液を3時間かけて滴下した。滴下終了後105℃で1時間保持し、更に、アゾビスイソブチロニトリル0.5部及びトルエン10部の混合液を1時間かけて滴下した後105℃に1時間保持し共重合反応を終了した。その後、減圧操作を行い、系中の溶剤を除去し、エポキシ基含有アクリル樹脂(B−6)を得た。該樹脂のガラス転移温度は54℃であり、数平均分子量は3,500であった。
【0049】
合成例10
温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプ等を備えた反応装置にジメチロールブタン酸296部を仕込み、窒素気流下、加熱攪拌して120℃に達してから、「カージュラE10」(ジャパンエポキシレジン社製、ネオデカン酸グリシジルエステル)490部を2時間かけて滴下し、更に、120℃を保持して、酸価が9mgKOH/g以下になった時点で反応を終了させた。得られた水酸基含有化合物(B−7)は、固形分含有率約98%、ガードナー粘度(20℃)Zであり、該化合物の水酸基価は428mgKOH/g、数平均分子量は600及び重量平均分子量は610であった。
【0050】
レオロジーコントロール剤の合成
合成例11
12−ヒドロキシステアリン酸をトルエン還流下でメタンスルホン酸を触媒として脱水縮合してなる樹脂酸価30mgKOH/g、数平均分子量約1,800の自己縮合ポリエステル樹脂の末端カルボキシル基に、ジメチルアミノエタノールを触媒として、グリシジルメタクリレートを付加して重合性二重結合を導入して、マクロモノマー(イ)を得た。このものの固形分含有率は70%であり、1分子あたり数平均分子量に基づき約1個の重合性二重結合を有していた。
【0051】
一方、フラスコに酢酸ブチル174部を入れ加熱還流し、この中に、70%マクロモノマー(イ)溶液297部、メチルメタクリレート195.9部、グリシジルメタクリレート18.5部、キシレン163.0部、アゾビスイソブチロニトリル9.6部からなる混合物を3時間かけて均一速度で滴下し、さらに2時間熟成した。ついで、p−t−ブチルカテコール0.05部、メタクリル酸3.8部、ジメチルアミノエタノール0.5部からなる混合物をフラスコ中に加えて樹脂酸価が0.5になるまで140℃で約5時間反応を行ない、固形分含有率50%のマクロモノマー(ロ)を得た。得られたマクロモノマー(ロ)は、ポリ12−ヒドロキシステアリン酸による第1のセグメントと、メチルメタクリレートとグリシジルメタクリレートの共重合体による第2のセグメントとを有するグラフトポリマーであって、1分子中に平均4個の重合性不飽和二重結合を有していた。
【0052】
他方、フラスコにキシレン153部を入れ125℃に加熱してから、2−エチルヘキシルアクリレート50部、n−ブチルアクリレート23部、2−ヒドロキシエチルアクリレート25部、アクリル酸2部及びt−ブチルパーオクトエート4.5部からなる混合物を4時間かけて滴下し、その後、2時間熟成を行なった。得られたアクリル樹脂ワニスは固形分含有率65%、数平均分子量7,000であった。このアクリル樹脂ワニス100部に、グリシジルメタクリレート2部、4−t−ブチルピロカテコール0.01部、テトラブチルアンモニウムブロミド0.15部を加えて115℃で7時間攪拌し、共重合二重結合を分子中に導入してマクロモノマー(ハ)を得た。マクロモノマー(ハ)における導入二重結合の数は1分子あたり数平均分子量に基き約1.0個で、SP値は8.70、水酸基価は121mgKOH/gであった。フラスコにヘプタン190部、50%マクロモノマー(ロ)溶液20部、65%マクロモノマー(ハ)溶液23部を仕込み、還流温度にて、50%マクロモノマー(ロ)溶液20部、65%マクロモノマー(ハ)溶液23部、メチルメタクリレート50部、2−ヒドロキシエチルアクリレート50部、グリシジルメタクリレート1.5部、メタクリル酸0.8部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル2部からなる混合物を5時間要して滴下し、続いて2時間熟成した。ついで、ジメチルアミノエタノール0.1部を加え、さらに4時間熟成を行なって重合体微粒子の非水分散液であるレオロジーコントロール剤(B−8)を得た。得られた分散液は固形分含有率40%の白色分散液で、粒子の粒径は約160nm(ピーク粒子径)であった。粒子径はコールター社の「COULTER N4型サブミクロン粒子分析装置」により測定した。また、この粒子はアセトン、酢酸エチル、キシレンなどの有機溶剤に不溶であった。
【0053】
塗料製造例
製造例1
容器にアクリル樹脂溶液(B−1)を70部(固形分42部)、ブロックイソシアネート化合物(A−1)を25部(固形分20部)入れ、攪拌下、脱イオン水100部を徐々に投入し、水性系に置換した。その後、アクリル樹脂水性分散体(B−2)を95部(固形分38部)、下記配合のアルミニウムペースト49.18部及び脱イオン水50部を入れ水性熱硬化型塗料を調整した。更に、該塗料を5%に希釈した「プライマルASE−60」(ロームアンドハース社製、アルカリ膨潤型増粘剤)80部を入れ、ジメチルエタノールアミンと脱イオン水で、粘度(25℃;B型粘度計、NO3ローター、回転速度6rpmの条件)が1500mPa・s及びpHが8になるように調整し、水性ベースコート塗料(C−1)を得た。
【0054】
アルミニウムペースト;アルミニウム顔料ペースト「MG−51」(旭化成社製、金属含有量66.3%)17部とブチルセロソルブ20部を容器に配合し攪拌混合することによってアルミニウムペーストを得た。
【0055】
製造例2〜8
下記表1に示す配合以外は製造例1と同様にして製造を行い各水性ベースコート塗料(C−2)〜(C−8)を得た。
【0056】
【表1】
Figure 2004025046
【0057】
表1における注(*1)及び(*2)の原料は各々下記の内容のものである。
(*1)サイメル325:三井サイテック社製、メラミン樹脂、固形分80%。
(*2)デュラネートMF−B80M:旭化成社製、HDIイソシアヌレートのMEKオキシムブロック、固形分80%。
【0058】
製造例9
ウレタン化ポリエステル水分散液(B−3)175.4部(固形分80部)に、「JR−806」(テイカ社製、チタン白顔料)64部、「カーボンMA−100」(三菱化学社製、カーボンブラック顔料)0.6部及び「硫酸バリウムB35」(堺化学社製、体質顔料)30部を加えて分散し、さらに、ブロックイソシアネート化合物(A−1)25部(固形分20部)を混合し、脱イオン水を加えながら、フォードカップ#4によって粘度を50秒(25℃)に調整し、水性着色ベース塗料(D−1)〜第1ベースコート用〜を得た。
【0059】
製造例10
ブロックイソシアネート化合物(A−1)の替わりに「デュラネートMF−B80M」を使う以外は製造例9と同様にして水性着色ベース塗料(D−2)を得た。
【0060】
製造例11
エポキシ基含有アクリル樹脂(B−6)100部とドデカン二酸25.5部及びワキ防止剤であるベンゾイン0.5部を室温で、ヘンシェルミキサーでドライブレンドした後、エクストルーダーで溶融混練した。次に、冷却後、ピンディスクで微粉砕し、150メッシュの篩で濾過して、熱硬化性粉体塗料(E−1)を得た。
【0061】
製造例12
水酸基含有化合物(B−7)20.4部(固形分20部)、ポリイソシアネート化合物「デスモジュールN3300」(住友バイエルウレタン社製、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレートタイプ)50部(固形分50部)、「サイメル325」を37.5部(固形分30部)、「ネイキュア5543」(米国、キングインダストリイズ社製、商品名、ドデシルベンゼンスルホン酸のアミン中和物溶液、有効成分25%)1部、レオロジーコントロール剤(B−8)12.5部(固形分5部)を混合し、有機溶剤(キシロール/酢酸エチル=1/1重量比)の希釈シンナーで、塗装粘度50秒/フォードカップ#4/20℃に調整し高固形分クリヤ塗料(E−2)を得た。該高固形分クリヤ塗料の固形分含有率は76%であった。
【0062】
製造例13
合成例7で得たアクリル樹脂溶液(B−4)56部(固形分で35部)、「サイメル325」10部(固形分で8部)、「ネイキュア5543」4部(固形分で1部)、「BYK−307」(ビックケミー社製、表面調整剤)0.1部、「チヌビン1130」(チバガイギー社製、 紫外線吸収剤)2部およびアクリル樹脂水性分散体(B−5)142.5部(固形分で57部)を順次撹拌しながら混合し、ついで脱イオン水を加えて塗料粘度35秒(フォードカップ#4/25℃)に調整した。塗装直前に、「バイヒジュール3100」(住化バイエルウレタン社製、水性用硬化剤)59部(NCO/OH比;1.5)を入れ、良く攪拌し、水性クリヤー塗料(E−3)を得た。
【0063】
塗板の作成及び塗膜性能試験
以下の実施例及び比較例には、被塗物として、冷延ダル鋼板にりん酸亜鉛系処理剤「パルボンド#3020」(日本パーカライジング社製、商品名)で化成処理した処理鋼板にアミン変性エポキシ樹脂系カチオン電着塗料を乾燥膜厚が25μmになるように電着塗装し、170℃で30分間加熱硬化させた電着塗装鋼板を使用した。
【0064】
実施例1
電着塗装鋼板上にポリエステルメラミン樹脂系有機溶剤型自動車用中塗り塗料を乾燥膜厚が30μmになるように塗装し、140℃で30分間焼き付けた。ついで、水性着色ベース塗料(C−1)をエアースプレー塗装により乾燥膜厚が15μmとなるように塗装した。次に、80℃で10分間プレヒートを行い、該塗面上に続けて「マジクロンTC−75」(関西ペイント社製、商品名、アクリルメラミン樹脂系有機溶剤型クリヤートップコート用塗料)を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装した。ついで10分間放置してセッティングを行った後、熱風電気乾燥機を用いて140℃で30分間焼き付けを行い、試験用塗板を得た。
【0065】
実施例2
実施例1において水性着色ベース塗料を(C−1)から(C−2)に変更する以外は実施例1と同様にして試験用塗板を作成した。
【0066】
実施例3
実施例1において水性着色ベース塗料を(C−1)から(C−3)に変更する以外は実施例1と同様にして試験用塗板を作成した。
【0067】
実施例4
実施例1において水性着色ベース塗料を(C−1)から(C−4)に変更する以外は実施例1と同様にして試験用塗板を作成した。
【0068】
実施例5
実施例1において水性着色ベース塗料を(C−1)から(C−5)に変更する以外は実施例1と同様にして試験用塗板を作成した。
【0069】
実施例6
実施例1において水性着色ベース塗料を(C−1)から(C−6)に変更する以外は実施例1と同様にして試験用塗板を作成した。
【0070】
実施例7
電着塗装鋼板上に水性着色ベース塗料(D−1)を乾燥膜厚が25μmになるようにエアースプレー塗装し、10分間放置してセッティングを行った後、水性着色ベース塗料として「TW−700」(関西ペイント社製、アクリルメラミン型水性ベースコート)を乾燥膜厚が15μmとなるようにエアースプレー塗装した。次に、80℃で10分間プレヒートを行い、該塗面上に続けて「マジクロンTC−75」を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装した。ついで10分間放置してセッティングを行った後、熱風電気乾燥機を用いて140℃で30分間焼き付けを行い試験用塗板を得た。
【0071】
実施例8
電着塗装鋼板上に水性着色ベース塗料(D−2)を乾燥膜厚が25μmになるようにエアースプレー塗装し、10分間放置してセッティングを行った後、水性着色ベース塗料として水性着色ベース塗料(C−1)を乾燥膜厚が15μmとなるようにエアースプレー塗装した。次に、80℃で10分間プレヒートを行い、該塗面上に続けて「マジクロンTC−75」を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装した。ついで10分間放置してセッティングを行った後、熱風電気乾燥機を用いて140℃で30分間焼き付けを行い試験用塗板を得た。
【0072】
実施例9
電着塗装鋼板上に水性着色ベース塗料(D−1)を乾燥膜厚が25μmになるようにエアースプレー塗装し、10分間放置してセッティングを行った後、水性着色ベース塗料として水性着色ベース塗料(C−1)を乾燥膜厚が15μmとなるようにエアースプレー塗装した。次に、80℃で10分間プレヒートを行い、該塗面上に続けて「マジクロンTC−75」を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装した。ついで10分間放置してセッティングを行った後、熱風電気乾燥機を用いて140℃で30分間焼き付けを行い試験用塗板を得た。
【0073】
実施例10
電着塗装鋼板上にポリエステルメラミン樹脂系有機溶剤型自動車用中塗り塗料を乾燥膜厚が30μmになるように塗装し、140℃で30分間焼き付けた。ついで水性着色ベース塗料(C−1)を乾燥膜厚が15μmとなるようにエアースプレー塗装した。次に、80℃で10分間プレヒートを行い、該塗面上に続けて熱硬化性粉体塗料(E−1)を乾燥膜厚が70μmとなるように静電塗装した。次いで、電気乾燥機を用いて160℃で30分間焼き付けを行い試験用塗板を得た。
【0074】
実施例11
電着塗装鋼板上にポリエステルメラミン樹脂系有機溶剤型自動車用中塗り塗料を乾燥膜厚が30μmになるように塗装し、140℃で30分間焼き付け、中塗り塗装鋼板を得た。該中塗り塗装鋼板上に水性着色ベース塗料(C−1)をエアースプレー塗装により乾燥膜厚が8〜20μmとなるように塗装した。次に、80℃、10分でプレヒートを行い、塗面上に続けて高固形分クリヤー塗料(E−2)を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装した。次いで、10分間放置してセッティングを行ったのち、熱風電気乾燥機を用いて140℃、30分間焼き付けを行い、試験用塗板を得た。
【0075】
実施例12
電着塗装鋼板上にポリエステルメラミン樹脂系有機溶剤型自動車用中塗り塗料を乾燥膜厚が30μmになるように塗装し、140℃で30分間焼き付け、中塗り塗装鋼板を得た。該中塗り塗装鋼板上に水性着色ベース塗料(C−1)をエアースプレー塗装により乾燥膜厚が8〜20μmとなるように塗装した。次に、80℃で10分間プレヒートを行い、塗面上に続けて水性クリヤー塗料(E−3)を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装した。次いで、約10分間室温に放置セッティングした。次いで60℃で10分間プレヒートした後、140℃で30分間焼き付けを行い、試験用塗板を得た。
【0076】
実施例13
バンパーに成型加工したポリプロピレン(脱脂処理済み)にプライマー「ソフレックス3200」(関西ペイント社製、塩素化ポリプロピレン系)を塗装し乾燥してから、水性着色ベース塗料(C−7)を膜厚が15μmになるようにスプレー塗装を行ない、80℃、3分でプレヒートを行い、その未硬化塗面に2液型アクリル樹脂系クリヤ塗料「ソフレックス−500TL」(関西ペイント社製)を膜厚が30μmになるようにスプレー塗装を行ない、ついで100℃で30分間加熱して両塗膜を同時に硬化させて試験用塗板を得た。
【0077】
比較例1
電着塗装鋼板上にポリエステルメラミン樹脂系有機溶剤型自動車用中塗り塗料を乾燥膜厚が30μmになるように塗装し、140℃で30分間焼き付け、中塗り塗装鋼板を得た。該中塗り塗装鋼板上に水性着色ベース塗料(C−8)をエアースプレー塗装により乾燥膜厚が8〜20μmとなるように塗装した。次に、80℃、10分でプレヒートを行い、各塗面上に続けて「マジクロンTC−75」を乾燥膜厚が30〜50μmとなるように塗装した。次いで、10分間放置してセッティングを行ったのち、熱風電気乾燥機を用いて140℃、30分間焼き付けを行い、試験用塗板を得た。
【0078】
比較例2
電着塗装鋼板上にポリエステルメラミン樹脂系有機溶剤型自動車用中塗り塗料を乾燥膜厚が30μmになるように塗装し、140℃で30分間焼き付け、中塗り塗装鋼板を得た。該中塗り塗装鋼板上に水性着色ベース塗料として「TW−700」をエアースプレー塗装により乾燥膜厚が8〜20μmとなるように塗装した。次に、80℃で10分間プレヒートを行い、該塗面上に続けて「マジクロンTC−75」を乾燥膜厚が30〜50μmとなるように塗装した。次いで、10分間放置してセッティングを行ったのち、熱風電気乾燥機を用いて140℃で30分間焼き付けを行い、試験用塗板を得た。
【0079】
比較例3
電着塗装鋼板上にポリエステルメラミン樹脂系有機溶剤型自動車用中塗り塗料を乾燥膜厚が30μmになるように塗装し、140℃で30分間焼き付け、中塗り塗装鋼板を得た。該中塗り塗装鋼板上に水性着色ベース塗料(C−8)をエアースプレー塗装により乾燥膜厚が8〜20μmとなるように塗装した。次に、80℃で10分間プレヒートを行い、塗面上に続けて高固形分クリヤー塗料(E−2)を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装した。次いで、10分間放置してセッティングを行ったのち、熱風電気乾燥機を用いて140℃で30分間焼き付けを行い試験用塗板を得た。
【0080】
比較例4
電着塗装鋼板上に水性着色ベース塗料(D−2)を乾燥膜厚が25μmになるようにエアースプレー塗装し、10分間放置してセッティングを行った後、水性着色ベース塗料として「TW−700」を乾燥膜厚が、8〜20μmとなるようにエアースプレー塗装した。次に、80℃、10分でプレヒートを行い、各塗面上に続けて「マジクロンTC−75」を乾燥膜厚が30〜50μmとなるように塗装した。次いで、10分間放置してセッティングを行ったのち、熱風電気乾燥機を用いて140℃、30分間焼き付けを行い試験用塗板を得た。
【0081】
上記実施例及び比較例で得られた各試験塗板について、下記試験方法に従って耐チッピング性及び仕上がり性を評価した。得られた結果を下記表2に示す。
【0082】
耐チッピング性:「Q−G−Rグラベロメーター」(米国Q−PANEL社製、チッピング試験装置)の試験片保持台に試験板を設置し、−20℃において0.392MPa(4kgf/cm)の圧縮空気により粒度7号の花崗岩砕石50gを塗面に吹付け、これによる塗膜のキズの発生程度を目視で観察し評価した。
◎:キズの大きさ小、キズの数少、中塗り塗膜が露出している。
○:キズの大きさ小、キズの数多、中塗り塗膜が露出している。
△:キズの大きさ小、キズの数多、素地の鋼板が露出している。
×:キズの大きさ大、キズの数多、素地の鋼板が露出している。
【0083】
仕上がり性:塗膜を目視で、下記基準により評価した。
◎:凹凸感は認められず平滑性は良好で、メタリック感や鮮映性にも優れている。
○:メタリック感や鮮映性には優れるが、平滑性はやや劣る。
×:メタリック感、鮮映性及び平滑性が劣る。
【0084】
【表2】
Figure 2004025046

Claims (8)

  1. 被塗物上に着色ベースコートを形成した後、硬化させることなく、該ベースコート上にクリヤトップコートを形成し、得られた2層の未硬化塗膜を同時に加熱硬化させてなる上塗り塗膜形成方法において、該着色ベースコートが(a)水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂及び(b)活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物を必須成分として含有する熱硬化性水性塗料組成物(A)より形成されてなることを特徴とする上塗り塗膜形成方法。
  2. 被塗物上に第1着色ベースコート及び第2着色ベースコートを形成した後、硬化させることなく、該ベースコート上にクリヤトップコートを形成し、得られた3層の未硬化塗膜を同時に加熱硬化させてなる上塗り塗膜形成方法において、該第1着色ベースコート及び該第2着色ベースコートの少なくとも一方の着色ベースコートが(a)水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂及び(b)活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物を必須成分として含有する熱硬化性水性塗料組成物(A)より形成されてなることを特徴とする上塗り塗膜形成方法。
  3. 活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)が、脂肪族又は脂環族ポリイソシアネートを活性メチレン化合物でブロックしたものである請求項1又は2に記載の上塗り塗膜形成方法。
  4. 活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)が、ヒドロキシル化合物で変性されたイソシアヌレート型ポリイソシアネートを活性メチレン化合物でブロックしたものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の上塗り塗膜形成方法。
  5. ポリイソシアネートをブロックするために用いられる活性メチレン化合物が、アセト酢酸エステル及び/又はマロン酸ジアルキルエステルである請求項1〜4のいずれか一項に記載の上塗り塗膜形成方法。
  6. 熱硬化性水性塗料組成物(A)が、水溶性及び/又は水分散性のポリオール樹脂(a)の固形分重量100重量部に基いて活性メチレン系ブロックポリイソシアネート化合物(b)を1〜50重量部含有するものである請求項1〜5のいずれか一項に記載の上塗り塗膜形成方法。
  7. ポリオール樹脂(a)が水酸基含有アクリル樹脂、水酸基含有ポリエステル樹脂及び水酸基含有ポリウレタン樹脂から選ばれる少なくとも1種の水酸基含有樹脂である請求項1〜6のいずれか一項に記載の上塗り塗膜形成方法。
  8. 熱硬化性水性塗料組成物(A)がさらにメラミン樹脂を含有するものである請求項1〜7のいずれか一項に記載の上塗り塗膜形成方法。
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