JP2004023235A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録速度が異なる任意の記録媒体に対して、記録媒体の記録速度に応じた高品質な画像を連続して長時間記録することが可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】動画像を取得する撮像手段150と、複数の記録媒体177A、177B…を装着する記録媒体インターフェース179A、179B…と、記録媒体インターフェース179A、179B…に装着されている複数の記録媒体177A、177B…の記録速度を検出する記録速度検出手段191と、前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段(システムコントローラ180)と、前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮伸張手段167と、前記圧縮画像を複数の記録媒体177A、177B…に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段192とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】動画像を取得する撮像手段150と、複数の記録媒体177A、177B…を装着する記録媒体インターフェース179A、179B…と、記録媒体インターフェース179A、179B…に装着されている複数の記録媒体177A、177B…の記録速度を検出する記録速度検出手段191と、前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段(システムコントローラ180)と、前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮伸張手段167と、前記圧縮画像を複数の記録媒体177A、177B…に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段192とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置に係り、特に取得した画像を記録媒体に記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルカメラ等の複数の記録媒体を選択的に切替/交換使用しうる画像記録装置において、これら種々の方式の記録媒体を交換したとき利用者に、使用しうる撮影モードや撮影パラメータ等の選択に過度の負担を及ぼすことなく、失敗の恐れなく正常な撮影が可能な手段を提供することが可能な撮像記録装置が、特開平9−322106号の公報に示されている。
【0003】
当該撮像記録装置では、記録媒体の記録速度を認識する手段と、この記録速度に応じて選択可能な撮影モード及び撮影データを決定する手段とを備えた表示部付きのシステム制御部を設けている。したがって、ディジタルカメラに接続された複数の記録媒体の記録速度を識別し、記録速度に応じて選択可能な撮影モード及び撮影パラメータを決定する手段を備えているので、連写ができない記録媒体では単写のみ選択できるなど、撮影モードを選択することができるように構成されている。この構成によって、以下の機能を実現している。
1.記録速度が遅い記録媒体であって、連写した画像を連続して記録できない場合には、連写撮影モードを選択不可とする(請求項2の記載)。
2.連写撮影モード選択時のみ、フレームレートの設定を可能とする(請求項3の記載)。
3.連写撮影モード選択時には、デフォルトのフレームレート、記録画素数を決定する(請求項4の記載)。
4.連写撮影モード選択時には、フレームレートが最大となるようにデフォルトのフレームレートと記録画素数とを決定する(請求項5の記載)。
5.連写撮影モード選択時には、現在選択されている記録媒体では使用できないフレームレートを選択不可表示する。
6.単写モード選択時には、記録媒体の空き容量と選択されている圧縮率からデフォルトの記録画素数を決定する(請求項7の記載)。
7.記録媒体の記録速度が遅くて動画記録でない場合には、デフォルト撮影モードを単写撮影モードとする(請求項14の記載)。
【0004】
また、動画像を中断なく連続して複数のディスクに記録可能な映像信号処理記憶装置が、特開平6−309773号の公報に示されている。当該信号処理記憶装置では、ビデオカメラで撮像された動画像を符号化し画像圧縮するエンコーダと、エンコード信号を一時的に記憶するバッファメモリと、バッファメモリからのデータをディスクに記録可能なフォーマットに変調する記録用変調記録回路と、ディスクを交換するディスクチェンジャ及び記録制御装置を有している。記録制御装置は、ディスクに記録されたデータ量を監視し、満杯に記録されたときディスクチェンジャにディスクの交換を指令する。記録制御装置はディスクにデータを記録しているときはバッファメモリのデータ入力転送レートRaとデータ出力転送レートRbとを等しくし、ディスクの交換期間は転送レートRb=0としてバッファメモリにエンコーダからのデータを蓄積させ、交換作業終了後、転送レートRbをRa以上に設定し、バッファメモリに蓄積されたデータを迅速にディスクに記録させるものである。
【0005】
したがって、動画記録時にバッファメモリを利用して、ディスクチェンジャのディスク交換時間を稼ぐことで、連続して複数のディスクに記録することが可能となっている。
【0006】
また、静止画撮影機能及び動画撮影機能の両機能を備えた電子カメラ装置において、相対的に記録媒体の容量に制限がある場合でも、可能な限り連続的な動画撮影よる動画記録を実現することが可能な電子カメラ装置が、特開2001−136475号の公報に示されている。
【0007】
当該電子カメラ装置では、静止画撮影機能及び動画撮影機能の両機能を備えるとともに、主として静止画撮影用のメモリカード及び主として動画撮影用のMOディスクの2種類の記録媒体を有している。システムコントローラの記録切替部は、動画撮影時にMO残容量検出部によりMOディスクの残容量が不十分であると判定されると、記録媒体をメモリカードに切り換えるようにしている。
【0008】
したがって、動画記録時に以下の条件が発生すると、動画記録主目的の大容量の第1の記録手段(MO)から、静止記録画主目的で動画も記録することが可能な小容量の第2の記録手段(メモリカード)へと、記録先を切り換えるものである。
1.動画撮影時、第1の記録手段の残容量が許容値以下になったとき(警告表示も行う)。
2.動画撮影時、第1の記録手段の記録媒体が交換されたとき、
(1)記録終了後、第1の記録手段にデータコピーする(更にデフラグ処理を行う)。
【0009】
(2)第2の記録手段も残量がなくなったら、強制的に動画記録を終了させる(更に、記録媒体交換の警告を行う)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−322106号の公報に示されている撮像記録装置では、記録媒体を自動的に切り替えて連続的に連写記録することができないという不具合を生じていた。また、連写時はフレームレートと記録画素数をパラメータとして規定しており、転送レートに応じた圧縮コーデックの利用は考慮されていないために、転送レートを確保しつつ画像の劣化を防止してより高画質な画像を転送することができないという不具合を生じていた。
【0011】
また、特開平6−309773号の公報に示されている信号処理記憶装置や特開2001−136475号の公報に示されている電子カメラ装置では、転送レートの異なる任意の記録媒体に対して画像を連続して記録することができないという不具合を生じていた。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、記録速度が異なる任意の複数の記録媒体に対して、同じ品質の動画を連続して長時間記録することが可能な画像記録装置を提供することを目的としている。
【0013】
また本発明は、記録速度が異なる任意の記録媒体に対して、記録媒体の記録速度に応じた高品質な画像を連続して長時間記録することが可能な画像記録装置を提供することを目的としている。
【0014】
また本発明は、限られた記録速度を有効に利用して高品質な画像を記録することが可能な画像記録装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、取得した動画像を複数の記録媒体に記録する画像記録装置において、動画像を取得する取得手段と、複数の記録媒体を装着する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている複数の記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段と、前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段と、前記圧縮画像を複数の記録媒体に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段とを備えたことを特徴としている。
【0016】
本発明によれば、動画像を取得する取得手段と、複数の記録媒体を装着する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている複数の記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段と、前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段と、前記圧縮画像を複数の記録媒体に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段とを備えたので、記録速度が異なる任意の複数の記録媒体に対して同じ品質の動画を連続して長時間記録することが可能となる。
【0017】
また、本発明は前記目的を達成するために、取得した動画像を記録媒体に記録する画像記録装置において、動画像を取得する取得手段と、記録媒体を装着するとともに、装着されている記録媒体に圧縮画像を記録する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した記録速度に応じて前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段とを備えたことを特徴としている。
【0018】
本発明によれば、動画像を取得する取得手段と、記録媒体を装着するとともに、装着されている記録媒体に圧縮画像を記録する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した記録速度に応じて前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段とを備えたので、記録速度が異なる任意の記録媒体に対して、記録媒体の記録速度に応じた高品質な画像を連続して長時間記録することが可能となる。
【0019】
また、本発明は前記目的を達成するために前記圧縮処理は、取得した動画像に対して画像圧縮処理を実施する際の画像内のマクロブロック数、毎秒のマクロブロック数、動画の予測フレーム間隔を示すフォワードコード、バックワードコード、インターレースの有無、Y:Cr:Cbの比率、画像の階調情報、GOP(Group of Pictures)内のピクチャ数(N)、Iピクチャ又はPピクチャの現れる周期(M)、又は画像の圧縮形式等のコーデック値等を単独又は組み合わせて操作する圧縮処理であることを特徴としている。
【0020】
本発明によれば、動画像の圧縮処理に関するコーデック値等を単独又は組み合わせて操作するようにしたので、限られた記録速度を有効に利用して高品質な画像を記録することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係る画像記録装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0022】
図1は、本発明に係る画像記録装置の一形態である電子カメラの信号処理系ブロック図である。
【0023】
電子カメラ10の撮像光学系には、被写体像を撮像手段の受光面に結像するためのレンズ102と、レンズ102を透過して撮像手段の受光面に結像する光の光量を調節する絞り133と、撮像手段の受光面に結像する光を撮像時に通過させたり非撮像時に遮光したりするシャッタ134とが設けられている。
【0024】
また電子カメラ10の撮像処理部には、受光面に結像した被写体像を光電変換して画像信号として出力する撮像手段150(取得手段)と、撮像手段150が出力したアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換器154とが設けられている。
【0025】
また電子カメラ10には、画像データ等の情報をウェブサイトや放送局、他の通信機器から受信するための通信手段として、無線又は有線の送受信手段157(取得手段)が設けられている。
【0026】
また、電子カメラ10の画像処理部には、A/D変換器154にて変換されたデジタルの画像データ、又は他の通信機器から受信した静止画、又は動画の画像データに対して、ホワイトバランス処理を実施したり、ガンマ変換、YC変換処理、画素数の変換処理、電子ズーム処理、トリミング処理等の画像処理を実施する静止画処理部169、動画処理部170と、画像処理を実施した画像データを一時的に記憶しておくバッファメモリ171とが設けられている。
【0027】
電子カメラ10では、撮像手段150が撮像して取得した画像や、送受信手段157を介して他の通信機器から取得した画像に対して、JPEG、MPEG1、MPEG2、MPEG4その他の手法による画像の圧縮処理を実施する圧縮伸張手段167が設けられている。圧縮伸張手段167は、システムコントローラ180の指示に基づいて、静止画像又は動画像の画像データに対して所定の画素数、所定の階調、所定の圧縮率、所定量の画像情報の間引き、量子化処理、動きの予測処理その他の画像処理を実施して、情報量を減少させた圧縮画像を生成することが可能となっている。
【0028】
また、電子カメラ10には、電源スイッチやレリーズボタン等から構成される入力手段174が設けられており、利用者が指定した情報をシステムコントローラ180に伝達することが可能となっている。
【0029】
また、電子カメラ10には、取得した画像を記録する複数の記録媒体177A、177B、177Cと、これらの記録媒体を挿抜自在に装着可能であるとともに、これらの記録媒体に対して情報を記録したり、記録媒体に記録されている情報を読み出したりする記録媒体インターフェース179A、179B、179Cとが設けられている。なお、記録媒体177A、177B、177Cは、メモリーカード等の半導体や、MOやハードディスク等に代表される磁気記録式、光記録式等の着脱可能な記録媒体であって、記録媒体177A、177B、177Cのそれぞれが同一種類の記録媒体であってもよいし、それぞれが異なる種類の記録媒体であってもよい。また、電子カメラ10には、電子カメラ10全体の制御を行うとともに画像処理や記録処理を制御するシステムコントローラ180が設けられている。
【0030】
システムコントローラ180(記録速度検出手段191の機能を含む)は、記録媒体インターフェース179A、179B、及び179Cに装着されている複数の記録媒体177A、177B、及び177Cに対する情報の書き込み速度(記録速度)や、情報の読み出し速度を検出することが可能となっている。
【0031】
またシステムコントローラ180(最低速度算出手段の機能を含む)は、検出した複数の記録速度のうち、最低の記録速度(最低記録速度)を算出することが可能となっている。
【0032】
また圧縮伸張手段167(圧縮手段)は、最低速度算出手段が算出した最低記録速度、又は記録速度検出手段191が検出した記録速度に応じて、取得した動画像に対して圧縮処理を実施して、圧縮画像を生成することが可能となっている。
【0033】
またシステムコントローラ180(記録媒体切替手段192の機能を含む)は生成した圧縮画像を、記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cを介して複数の記録媒体177A、177B、又は177Cに順次切り替えて記録することが可能となっている。
【0034】
上記のとおり構成された電子カメラ10における撮像処理の概略について説明する。
【0035】
撮像する像はレンズ102によって撮像手段150の受光面に結像され、結像した被写体像は光電変換されてA/D変換器154に出力されて、デジタルの画像データに変換されている。
【0036】
利用者は撮像に際して、電子カメラ10に記録媒体177A、177B、177C等、複数の記録媒体を装着する。次に利用者が、入力手段174に設けられている撮像指示のためのレリーズボタンを操作すると、システムコントローラ180は電子カメラ10の処理モードを撮像モードに設定する。するとA/D変換器154にてデジタルデータに変換された1フレーム又は連続する複数フレームの画像データは、静止画処理部169又は動画処理部170によって読み取られて、ホワイトバランスやガンマ補正、YC変換、ズーム処理、画素数変換処理その他の画像処理が施された後に、一時期VRAM等のバッファメモリ171に記録される。
【0037】
バッファメモリ171に一時記録された画像は圧縮伸張手段167が読み取って、システムコントローラ180によって指定されたコーデック値、又はコーデック品質に基づいて圧縮処理を行い、圧縮処理が終了した画像データはバッファメモリ184に一時記録される。画像を記録媒体に記録する場合には、システムコントローラ180の指示に基づいて、バッファメモリ184に記録されている画像データを記録用の画像データに変換した後に、記録媒体切替手段192(システムコントローラ180がその機能を備えていてもよい)が指定した所定の記録媒体177A、177B、又は177Cに記録する。
【0038】
なお、上記の説明では本発明に係る画像記録装置を、撮像手段を備えた電子カメラとした実施の形態で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像を外部の機器から送受信手段157を介して取得して、記録媒体の記録速度に応じた圧縮処理を実施して所定の記録媒体に記録する画像記録装置であっても本発明の目的を達成することが可能である。
【0039】
図2に、動画像記録の際の記録速度を、記録速度が最も遅い記録媒体に統一して複数の記録媒体に記録する際のコーデック設定に関するフローチャートを示す。
【0040】
電子カメラ10の処理モードが撮影モードに設定されると、システムコントローラ180が実施する処理はS100「スタート」(以降S100のように省略して記載する。)に分岐してくる。そして処理は次のS102「動画撮影?」の判断に進む。
【0041】
S102にてシステムコントローラ180は、現在電子カメラ10にて設定されている撮影モードが、動画撮影のモードであるか、静止画撮影のモードであるかを判断する処理を行っている。もし設定されている撮影モードが静止画撮影モードであると判断した場合には、情報処理手段180が実施する処理は静止画撮影を実施する処理ルーチンであるS104「静止画撮影」に分岐する。
【0042】
また、現在電子カメラ10に設定されている処理モードが動画撮影モードである場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS106「記録媒体の最低記録速度算出」に進み、電子カメラ10に装着されている記録媒体177A、177B、177Cの記録速度を算出する処理を行う。
【0043】
図3に、記録媒体の記録速度読み取り処理のフローチャートを示す。
【0044】
電子カメラ10の処理モードが画像の記録モードに設定されると、システムコントローラ180は同図に示されている記録媒体の記録速度を読み取る処理ルーチンを実行するために、S200「記録媒体挿入処理」の処理ルーチンを実施する。するとシステムコントローラ180が実施する処理はS202「記録媒体挿入?」の判断に進み、新たに記録媒体が挿入されるのを待つ処理を行う。S202にて、新たに記録媒体177A、177B、177C等が挿入された、又は入れ換えられたと判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS204「記録媒体の記録速度読取」に進む。
【0045】
S204にてシステムコントローラ180(記録速度検出手段191の機能を含むコントローラ)は、記録媒体インターフェース179A、179B、179C等の複数の記録媒体インターフェースに対して、装着されている記録媒体177A、177B、177C等に記録されている当該記録媒体の記録速度(ビットレート)に関する情報、又は当該記録媒体のベンダー名、型番、記録容量、固有のID(識別情報)を読み出す指示を出力する。前記記録媒体の記録速度に関する情報等を読み出す旨の指示を取得した記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cは、装着されている記録媒体177A、177B、又は177C等に対してアクセスして、所定の記録領域に記録されている記録速度に関する情報、又は当該記録媒体のベンダー名、型番、記録容量、固有のID等のタプル情報を読み出す処理を行って、システムコントローラ180に対して出力する。
【0046】
前記記録媒体177A、177B、177Cの記録速度に関する情報、又は当該記録媒体のベンダー名、型番、記録容量、固有のIDを取得したシステムコントローラ180は、その情報を記録媒体速度テーブルとして記憶しておく。
【0047】
なお、記録媒体の種類によっては、上記の記録速度に関する情報等が記録されておらず、取得できない場合がある。その場合には、システムコントローラ180は、記録媒体インターフェース179A等を介して実際にダミーの情報を記録媒体177A等に対して読み書きする処理を行って、記録速度(ビットレート)を実測するようにしてもよい。このようにして取得した、各記録媒体の記録速度が記載されている記録速度テーブルを図4に示す。
【0048】
また図5に、電子カメラ10のドライブ名と記録媒体の記録速度との関係を示す図表(ドライブテーブル)を示す。図5に示されている例では、記録媒体インターフェース179AがAドライブに設定されており、当該Aドライブには記録速度が1.56(MB/s)の記録媒体177Aが装着されていることを示している。なお、図4に示すように記録媒体177Aは、ベンダー「ABC」の製品であって、記録媒体の型番は「MD512」型の製品である。このベンダー名と型番とを、S204にてシステムコントローラ180が記録媒体177Aから取得して、図4の記録媒体速度テーブルを参照して、記録速度1.56(MB/s)を得ることが可能となっている。このように、記録媒体177Aの記録速度は予め記録媒体速度テーブルに記録されていたために、実際に記録速度を計測することなく、図4に示した記録媒体速度テーブルから取得することが可能となっている。
【0049】
また同様に、記録媒体インターフェース179BはドライブBに割り当てられており、当該Bドライブには記録速度が0.4(MB/s)の記録媒体177Bが装着されている。なお、図4に示すように、記録媒体177Bは、ベンダー「ZZZ」の製品であって、記録媒体の型番は「CF64」型の製品である。この記録媒体177Bの記録速度は、予め記録媒体速度テーブルに記録されていなかったために、実際に記録速度を計測することによって算出したものである。
【0050】
また、一旦計測した記録速度の情報は、図4に示す記録媒体速度テーブルにカードタイプ、ベンダー名、型番と関連付けて記録しておき、次回にはこの記録媒体速度テーブルに記載されている記録速度を読み出して利用するようにしてもよい。同一のカードタイプ(記録媒体の種類)であっても、ベンダーや型番、又は製造ロットによっても記録速度が異なる場合があるので、その旨を記録媒体速度テーブルに記録するようにしてもよい。
【0051】
また同様に、記録媒体インターフェース179CはドライブCに割り当てられており、当該Cドライブには記録速度が1.8(MB/s)の記録媒体177Cが装着されている。
【0052】
図3に示すS204にて、各記録媒体の記録速度の読み取り処理が終了すると、システムコントローラ180が実施する処理はS206「画像記録処理終了?」の判断に進む。S206にてシステムコントローラ180が、画像の記録処理が終了していないと判断した場合には、再びS202に戻り、記録媒体の入替を検出する処理に戻る。また、S206にてシステムコントローラ180が画像の記録処理が終了していると判断した場合には、以降利用者によって記録媒体の入替処理が行われた場合であっても記録媒体の記録速度を管理する必要がないので、システムコントローラ180が実施する処理はS208「終了」に進み、当該記録媒体挿入処理のルーチンを終了する。
【0053】
図5に示すドライブテーブルが得られると、図2に示すS106にてシステムコントローラ180は、ドライブテーブルに記録されている記録媒体の記録速度のうち、最低の記録速度(最低記録速度)を検出する処理を行う。最低記録速度の検出が終了すると、システムコントローラ180が実施する処理はS108「コーデック値算出」に進む。
【0054】
S108にてシステムコントローラ180は、S106にて算出した最低記録速度に基づいて、取得した画像を記録媒体177A、177B、177C等に記録する際の画像の記録形式やコーデック情報、コーデック形式等のコーデック値を算出する処理を行う。一般に動画像の画像データ量は多い。たとえばMPEG2の15(Mbps)のビットレートを有する動画像を、64MBの記録容量を有する記録媒体に記録する場合には、34秒程しか動画を記録することができない。
【0055】
この場合であっても、複数の記録媒体を電子カメラ10に装着することによって、より長い時間動画像を記録することが可能となる。ところが、記録媒体の記録速度を上回るビットレートで画像データを記録することは不可能であるので、本発明では自動で記録媒体の記録速度を読み出して、その記録速度又は最適記録速度に対応じたコーデック値(記録フォーマット)を設定して、取得した動画像に対してそのコード化処理(画像圧縮処理)を行い、記録媒体に記録するようにしている。
【0056】
なお、前記設定するコーデック値には、画像の縦横の画素数、MPEG圧縮処理を実施する際の画像内のマクロブロック数、毎秒のマクロブロック数、画像レート(フレームレート)、動画の予測フレーム間隔を示すフォワードfコード、バックワードfコード、インターレースの有無、Y:Cr:Cbの比率、画像の階調情報、GOP(Group of Pictures)内のピクチャ数(N)、Iピクチャ(フレーム間予測を使わずに生成する符号化画像)又はPピクチャ(予測を行うことによってできる画面であって、フレーム内符号化と順方向フレーム間予測画面の双方を含む)の現れる周期(M)等のコーデック情報や、MPEG1やMPEG2、MPEG3、MPEG4等の画像のコーデック形式等が含まれる。
【0057】
なお、記録速度が極端に遅い場合には、動画の記録を止めて静止画のコーデック値を設定するようにしてもよい。また、これらのコーデック値を単独で設定してもよいし、相互に組み合わせることによって所定の記録速度を得るようにしてもよい。また、必要に応じて記録媒体177A等に対して記録情報が連続するように断片化したクラスタの並びを入れ換える最適化の処理を実施するようにしてもよい。
【0058】
次のS110「コーデック設定」にてシステムコントローラ180(コーデック品質切替手段190の機能を含むコントローラ)は、圧縮伸張手段167に対してS108にて算出したコーデック値を出力する。圧縮伸張手段167では、バッファメモリ171に記録されている動画データに対して所定のコード化処理(画像圧縮処理)を実施して、処理した画像をバッファメモリ184に記録する。
【0059】
図6に、ステップS110にて設定するコーデック設定例を示す。
【0060】
同図に示すように、例えば記録媒体に許容される記録速度が0.25(MB/s)未満であるときには、コーデック形式を「MPEG4」に設定するとともに、GOP=15、M=3、ビットレート=記録速度(ここでは0.25 MB/s)×0.9に設定する。なお、ビットレートは、安全を見て0.9の係数を乗じているが、本発明はこの係数に限定されるものではない。
【0061】
図7に、記録方式(コーデック形式)を一定とした場合の、画素数とフレームレートとを切り替える際の関係例を示す。
【0062】
同図に示すように、たとえば記録速度が0.5(MB/s)未満の場合であって、記録方式(コーデック形式)がMotionJPEGである場合には、画素数を160×120画素に設定するとともに、フレームレートを15(fps)、1画素あたりのビット率を1.5(bit/pel)に設定する。
【0063】
図2に示すS112「記録媒体に動画像記録」においてシステムコントローラ180は、バッファメモリ184に記録されているコード化処理された画像データを、記録用の画像データに変換した後に、記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cのいずれかを指定して記録する指示を出力する。
【0064】
システムコントローラ180から画像データの記録指示を取得した記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cは、記録する画像データをバッファメモリ184から取得して、記録媒体177A、177B、又は177Cに記録する処理を行う。
【0065】
次のS114「記録媒体記録残量 残量<規定値」にてシステムコントローラ180は、現在動画像を記録している記録媒体の記録残容量が規定値未満となったか否かの判断を行っている。動画像を記録している記録媒体の記録容量が規定値未満であると判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS116「記録媒体切替」に進み、動画像を記録する記録媒体を切り替えて(例えば記録媒体177A→記録媒体177Bなど)、S112に戻る処理を行う。またS114の判断にて、記録媒体の記録容量が規定値未満でないと判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS118「記録終了?」の判断に進む。
【0066】
S118にてシステムコントローラ180は、記録する画像が全てバッファメモリ184から記録媒体177A、177B、又は177Cに記録されたことを受けて、画像の記録処理を終了するか否かの判断を行っている。もし、バッファメモリ184に記録すべき画像データが残っているか、又は未だ撮像中である場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS112に戻り、画像データの記録処理を継続する。また、バッファメモリ184に記録されている画像データが全て記録媒体177A、177B、177Cに記録されて、撮像処理も終了している場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS120「終了」に進み、画像の記録処理を終了する。
【0067】
記録媒体に記録する画像のコーデック形式は、MotionJPEGやMPEGに限定されるものではなく、他のコーデック形式を用いた、QTI、MOV、MWV、AVI等の拡張子を有する記録形式あっても本発明の目的を達成することが可能である。
【0068】
図8に、動画像記録の際に、記録速度をそれぞれの記録媒体の記録速度に合わせて記録するコーデック設定に関するフローチャートを示す。
【0069】
記録媒体に画像データを記録する際に、電子カメラ10に複数装着されている記録媒体のそれぞれの記録速度に合わせてコーデック値を設定する場合には、電子カメラ10のシステムコントローラ180が実施する処理はS300に分岐してきて、処理は次のS302以降に進む。
【0070】
なお、S302とS304の処理は、図2にて説明したS102とS104の処理と同一であるので、説明を省略する。
【0071】
S306「現記録媒体の記録速度算出」にてシステムコントローラ180は、図3に示すS200以降の処理を行って、電子カメラ10に装着されている記録媒体177A、177B、177Cの記録速度を算出する処理を行う。各記録媒体の記録速度の読み取り処理が終了すると、図8に示すS306にてシステムコントローラ180は、ドライブテーブルに記録されている記録媒体の記録速度のうち、現在画像を記録する記録媒体(以下現記録媒体と呼ぶ)の記録速度を検出する処理を行う。現記録媒体の記録速度の検出が終了すると、システムコントローラ180が実施する処理はS308「コーデック値算出」に進む。
【0072】
S308にてシステムコントローラ180は、S306にて算出した記録速度に基づいて、取得した画像を記録媒体177A、177B、177C等に記録する際の画像の記録形式やコーデック情報、コーデック形式等のコーデック値を算出する処理を行う。利用者は、電子カメラ10に装着されている種類の異なる複数の記録媒体に対して、より高画質な動画像の記録を希望する場合がある。その場合には、S306以降の処理を利用して、個々の記録媒体の記録速度に応じたコーデック値を算出して、高画質な画像の記録を実施する。
【0073】
なお、S308にて設定するコーデック値には、画像の縦横の画素数、MPEG圧縮処理を実施する際の画像内のマクロブロック数、毎秒のマクロブロック数、画像レート(フレームレート)、動画の予測フレーム間隔を示すフォワードfコード、バックワードfコード、インターレースの有無、Y:Cr:Cbの比率、画像の階調情報、GOP(Group of Pictures)内のピクチャ数(N)、I又はPピクチャの現れる周期(M)等のコーデック情報や、MPEG1やMPEG2、MPEG3、MPEG4等の画像のコーデック形式等が含まれる。なお、記録速度が極端に遅い場合には、動画の記録を止めて静止画のコーデック値を設定するようにしてもよい。また、これらのコーデック値を単独で設定するようにしてもよいし、複数のコーデック値を相互に組み合わせることによって、記録媒体に応じた所定の記録速度を得るようにしてもよい。
【0074】
次のS310「コーデック設定」にてシステムコントローラ180(コーデック品質切替手段190の機能を含む)は、S110にて実施した処理と同様にして圧縮伸張手段167に対してS308にて算出したコーデック値を出力する。圧縮伸張手段167では、バッファメモリ171に記録されている動画データに対して記録媒体の記録速度に応じた所定のコード化処理(画像圧縮処理)を実施して、処理した画像をバッファメモリ184に記録する。
【0075】
次のS312「記録媒体に動画像記録」にてシステムコントローラ180は、S112にて実施した処理と同様にして、バッファメモリ184に記録されているコード化処理された画像データを記録用の画像データに変換した後に、記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cのいずれかを指定して記録する指示を出力する。
【0076】
システムコントローラ180から画像データの記録指示を取得した記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cは、画像データをバッファメモリ184から取得して、記録媒体177A、177B、又は177Cの記録媒体に記録する処理を行う。
【0077】
次のS314「現記録媒体記録残量 残量<規定値」にてシステムコントローラ180は、現在動画像を記録している記録媒体の記録残容量が規定値未満となっている否かの判断を行っている。記録媒体の記録容量が規定値未満であると判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS316「記録媒体切替」に進み、画像を記録する記録媒体を切り替えた後にS306に戻る処理を行う。またS314の判断にて、記録媒体の記録容量が規定値未満でないと判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS318「記録終了?」の判断に進む。
【0078】
S318にてシステムコントローラ180は、記録する画像が全てバッファメモリ184から記録媒体177A、177B、又は177Cに記録されたことを受けて、画像の記録処理を終了するか否かの判断を行っている。もし、バッファメモリ184に記録すべき画像データが残っているか、又は未だ撮像中である場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS312に戻り、画像データの記録処理を継続する。また、バッファメモリ184に記録されている画像データが全て記録媒体177A、177B、又は177Cに記録されて、撮像処理も終了している場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS320「終了」に進み、画像の記録処理を終了する。
【0079】
上記のS300以降の処理を電子カメラ10にて行うことによって、例えば記録媒体177Aに対して画像の記録を開始して、記録媒体177Aの記録残量が規定値未満となったことによって記録媒体177Bに切り替えた後に、利用者が記録媒体177Aを記録媒体インターフェース179Aから抜き取って、新たな記録媒体177Dを装着した場合であっても、次回記録媒体177Dに画像を記録する際にS306にて記録媒体177Dの記録速度を読み出す処理を行うことが可能となる。したがって、動画記録中に記録媒体を入れ換えた場合であっても、適切な記録速度で画像を記録することが可能となる。
【0080】
また、記録媒体に記録する画像データを一時記録するバッファメモリ184の記録容量を大きく設定することによって、記録媒体の切り替え時だけでなく、記録媒体の差し替えにも対応することが可能となる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る画像記録装置によれば、動画像を取得する取得手段と、複数の記録媒体を装着する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている複数の記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段と、前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段と、前記圧縮画像を複数の記録媒体に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段とを備えたので、記録速度が異なる任意の複数の記録媒体に対して同じ品質の動画を連続して長時間記録することが可能となる。
【0082】
また、他の発明の形態によれば、動画像を取得する取得手段と、記録媒体を装着するとともに、装着されている記録媒体に圧縮画像を記録する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した記録速度に応じて前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段とを備えたので、記録速度が異なる任意の記録媒体に対して、記録媒体の記録速度に応じた高品質な画像を連続して長時間記録することが可能となる。
【0083】
また、他の発明の形態によれば、動画像の圧縮処理に関するコーデック値等を単独又は組み合わせて操作するようにしたので、限られた記録速度を有効に利用して高品質な画像を記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の一形態である電子カメラの信号処理系ブロック図
【図2】動画像記録の際の記録速度を、記録速度が最も遅い記録媒体に統一して複数の記録媒体に記録する際のコーデック設定に関するフローチャート
【図3】記録媒体の記録速度読み取り処理のフローチャート
【図4】各記録媒体の記録速度が記載されている記録速度テーブルを示す図表
【図5】ドライブ名と記録媒体の記録速度との関係を示すドライブテーブル図表
【図6】図2のステップS110「コーデック設定」にて設定するコーデック設定例を示す図
【図7】記録方式を一定とした場合の、画素数とフレームレートの関係例を示す図表
【図8】動画像記録の際に、記録速度をそれぞれの記録媒体の記録速度に合わせて記録するコーデック設定に関するフローチャート
【符号の説明】
10…電子カメラ、102…レンズ、133…絞り、134…シャッタ、150…撮像手段、154…A/D変換器、157…送受信手段、167…圧縮伸張手段、169…静止画処理部、170…動画処理部、171…バッファメモリ、174…入力手段、177A、177B、177C…記録媒体、179A、179B、179C…記録媒体インターフェース、180…システムコントローラ、184…バッファメモリ、190…コーデック品質切替手段、191…記録速度検出手段、192…記録媒体切替手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置に係り、特に取得した画像を記録媒体に記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルカメラ等の複数の記録媒体を選択的に切替/交換使用しうる画像記録装置において、これら種々の方式の記録媒体を交換したとき利用者に、使用しうる撮影モードや撮影パラメータ等の選択に過度の負担を及ぼすことなく、失敗の恐れなく正常な撮影が可能な手段を提供することが可能な撮像記録装置が、特開平9−322106号の公報に示されている。
【0003】
当該撮像記録装置では、記録媒体の記録速度を認識する手段と、この記録速度に応じて選択可能な撮影モード及び撮影データを決定する手段とを備えた表示部付きのシステム制御部を設けている。したがって、ディジタルカメラに接続された複数の記録媒体の記録速度を識別し、記録速度に応じて選択可能な撮影モード及び撮影パラメータを決定する手段を備えているので、連写ができない記録媒体では単写のみ選択できるなど、撮影モードを選択することができるように構成されている。この構成によって、以下の機能を実現している。
1.記録速度が遅い記録媒体であって、連写した画像を連続して記録できない場合には、連写撮影モードを選択不可とする(請求項2の記載)。
2.連写撮影モード選択時のみ、フレームレートの設定を可能とする(請求項3の記載)。
3.連写撮影モード選択時には、デフォルトのフレームレート、記録画素数を決定する(請求項4の記載)。
4.連写撮影モード選択時には、フレームレートが最大となるようにデフォルトのフレームレートと記録画素数とを決定する(請求項5の記載)。
5.連写撮影モード選択時には、現在選択されている記録媒体では使用できないフレームレートを選択不可表示する。
6.単写モード選択時には、記録媒体の空き容量と選択されている圧縮率からデフォルトの記録画素数を決定する(請求項7の記載)。
7.記録媒体の記録速度が遅くて動画記録でない場合には、デフォルト撮影モードを単写撮影モードとする(請求項14の記載)。
【0004】
また、動画像を中断なく連続して複数のディスクに記録可能な映像信号処理記憶装置が、特開平6−309773号の公報に示されている。当該信号処理記憶装置では、ビデオカメラで撮像された動画像を符号化し画像圧縮するエンコーダと、エンコード信号を一時的に記憶するバッファメモリと、バッファメモリからのデータをディスクに記録可能なフォーマットに変調する記録用変調記録回路と、ディスクを交換するディスクチェンジャ及び記録制御装置を有している。記録制御装置は、ディスクに記録されたデータ量を監視し、満杯に記録されたときディスクチェンジャにディスクの交換を指令する。記録制御装置はディスクにデータを記録しているときはバッファメモリのデータ入力転送レートRaとデータ出力転送レートRbとを等しくし、ディスクの交換期間は転送レートRb=0としてバッファメモリにエンコーダからのデータを蓄積させ、交換作業終了後、転送レートRbをRa以上に設定し、バッファメモリに蓄積されたデータを迅速にディスクに記録させるものである。
【0005】
したがって、動画記録時にバッファメモリを利用して、ディスクチェンジャのディスク交換時間を稼ぐことで、連続して複数のディスクに記録することが可能となっている。
【0006】
また、静止画撮影機能及び動画撮影機能の両機能を備えた電子カメラ装置において、相対的に記録媒体の容量に制限がある場合でも、可能な限り連続的な動画撮影よる動画記録を実現することが可能な電子カメラ装置が、特開2001−136475号の公報に示されている。
【0007】
当該電子カメラ装置では、静止画撮影機能及び動画撮影機能の両機能を備えるとともに、主として静止画撮影用のメモリカード及び主として動画撮影用のMOディスクの2種類の記録媒体を有している。システムコントローラの記録切替部は、動画撮影時にMO残容量検出部によりMOディスクの残容量が不十分であると判定されると、記録媒体をメモリカードに切り換えるようにしている。
【0008】
したがって、動画記録時に以下の条件が発生すると、動画記録主目的の大容量の第1の記録手段(MO)から、静止記録画主目的で動画も記録することが可能な小容量の第2の記録手段(メモリカード)へと、記録先を切り換えるものである。
1.動画撮影時、第1の記録手段の残容量が許容値以下になったとき(警告表示も行う)。
2.動画撮影時、第1の記録手段の記録媒体が交換されたとき、
(1)記録終了後、第1の記録手段にデータコピーする(更にデフラグ処理を行う)。
【0009】
(2)第2の記録手段も残量がなくなったら、強制的に動画記録を終了させる(更に、記録媒体交換の警告を行う)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−322106号の公報に示されている撮像記録装置では、記録媒体を自動的に切り替えて連続的に連写記録することができないという不具合を生じていた。また、連写時はフレームレートと記録画素数をパラメータとして規定しており、転送レートに応じた圧縮コーデックの利用は考慮されていないために、転送レートを確保しつつ画像の劣化を防止してより高画質な画像を転送することができないという不具合を生じていた。
【0011】
また、特開平6−309773号の公報に示されている信号処理記憶装置や特開2001−136475号の公報に示されている電子カメラ装置では、転送レートの異なる任意の記録媒体に対して画像を連続して記録することができないという不具合を生じていた。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、記録速度が異なる任意の複数の記録媒体に対して、同じ品質の動画を連続して長時間記録することが可能な画像記録装置を提供することを目的としている。
【0013】
また本発明は、記録速度が異なる任意の記録媒体に対して、記録媒体の記録速度に応じた高品質な画像を連続して長時間記録することが可能な画像記録装置を提供することを目的としている。
【0014】
また本発明は、限られた記録速度を有効に利用して高品質な画像を記録することが可能な画像記録装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、取得した動画像を複数の記録媒体に記録する画像記録装置において、動画像を取得する取得手段と、複数の記録媒体を装着する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている複数の記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段と、前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段と、前記圧縮画像を複数の記録媒体に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段とを備えたことを特徴としている。
【0016】
本発明によれば、動画像を取得する取得手段と、複数の記録媒体を装着する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている複数の記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段と、前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段と、前記圧縮画像を複数の記録媒体に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段とを備えたので、記録速度が異なる任意の複数の記録媒体に対して同じ品質の動画を連続して長時間記録することが可能となる。
【0017】
また、本発明は前記目的を達成するために、取得した動画像を記録媒体に記録する画像記録装置において、動画像を取得する取得手段と、記録媒体を装着するとともに、装着されている記録媒体に圧縮画像を記録する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した記録速度に応じて前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段とを備えたことを特徴としている。
【0018】
本発明によれば、動画像を取得する取得手段と、記録媒体を装着するとともに、装着されている記録媒体に圧縮画像を記録する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した記録速度に応じて前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段とを備えたので、記録速度が異なる任意の記録媒体に対して、記録媒体の記録速度に応じた高品質な画像を連続して長時間記録することが可能となる。
【0019】
また、本発明は前記目的を達成するために前記圧縮処理は、取得した動画像に対して画像圧縮処理を実施する際の画像内のマクロブロック数、毎秒のマクロブロック数、動画の予測フレーム間隔を示すフォワードコード、バックワードコード、インターレースの有無、Y:Cr:Cbの比率、画像の階調情報、GOP(Group of Pictures)内のピクチャ数(N)、Iピクチャ又はPピクチャの現れる周期(M)、又は画像の圧縮形式等のコーデック値等を単独又は組み合わせて操作する圧縮処理であることを特徴としている。
【0020】
本発明によれば、動画像の圧縮処理に関するコーデック値等を単独又は組み合わせて操作するようにしたので、限られた記録速度を有効に利用して高品質な画像を記録することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係る画像記録装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0022】
図1は、本発明に係る画像記録装置の一形態である電子カメラの信号処理系ブロック図である。
【0023】
電子カメラ10の撮像光学系には、被写体像を撮像手段の受光面に結像するためのレンズ102と、レンズ102を透過して撮像手段の受光面に結像する光の光量を調節する絞り133と、撮像手段の受光面に結像する光を撮像時に通過させたり非撮像時に遮光したりするシャッタ134とが設けられている。
【0024】
また電子カメラ10の撮像処理部には、受光面に結像した被写体像を光電変換して画像信号として出力する撮像手段150(取得手段)と、撮像手段150が出力したアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換器154とが設けられている。
【0025】
また電子カメラ10には、画像データ等の情報をウェブサイトや放送局、他の通信機器から受信するための通信手段として、無線又は有線の送受信手段157(取得手段)が設けられている。
【0026】
また、電子カメラ10の画像処理部には、A/D変換器154にて変換されたデジタルの画像データ、又は他の通信機器から受信した静止画、又は動画の画像データに対して、ホワイトバランス処理を実施したり、ガンマ変換、YC変換処理、画素数の変換処理、電子ズーム処理、トリミング処理等の画像処理を実施する静止画処理部169、動画処理部170と、画像処理を実施した画像データを一時的に記憶しておくバッファメモリ171とが設けられている。
【0027】
電子カメラ10では、撮像手段150が撮像して取得した画像や、送受信手段157を介して他の通信機器から取得した画像に対して、JPEG、MPEG1、MPEG2、MPEG4その他の手法による画像の圧縮処理を実施する圧縮伸張手段167が設けられている。圧縮伸張手段167は、システムコントローラ180の指示に基づいて、静止画像又は動画像の画像データに対して所定の画素数、所定の階調、所定の圧縮率、所定量の画像情報の間引き、量子化処理、動きの予測処理その他の画像処理を実施して、情報量を減少させた圧縮画像を生成することが可能となっている。
【0028】
また、電子カメラ10には、電源スイッチやレリーズボタン等から構成される入力手段174が設けられており、利用者が指定した情報をシステムコントローラ180に伝達することが可能となっている。
【0029】
また、電子カメラ10には、取得した画像を記録する複数の記録媒体177A、177B、177Cと、これらの記録媒体を挿抜自在に装着可能であるとともに、これらの記録媒体に対して情報を記録したり、記録媒体に記録されている情報を読み出したりする記録媒体インターフェース179A、179B、179Cとが設けられている。なお、記録媒体177A、177B、177Cは、メモリーカード等の半導体や、MOやハードディスク等に代表される磁気記録式、光記録式等の着脱可能な記録媒体であって、記録媒体177A、177B、177Cのそれぞれが同一種類の記録媒体であってもよいし、それぞれが異なる種類の記録媒体であってもよい。また、電子カメラ10には、電子カメラ10全体の制御を行うとともに画像処理や記録処理を制御するシステムコントローラ180が設けられている。
【0030】
システムコントローラ180(記録速度検出手段191の機能を含む)は、記録媒体インターフェース179A、179B、及び179Cに装着されている複数の記録媒体177A、177B、及び177Cに対する情報の書き込み速度(記録速度)や、情報の読み出し速度を検出することが可能となっている。
【0031】
またシステムコントローラ180(最低速度算出手段の機能を含む)は、検出した複数の記録速度のうち、最低の記録速度(最低記録速度)を算出することが可能となっている。
【0032】
また圧縮伸張手段167(圧縮手段)は、最低速度算出手段が算出した最低記録速度、又は記録速度検出手段191が検出した記録速度に応じて、取得した動画像に対して圧縮処理を実施して、圧縮画像を生成することが可能となっている。
【0033】
またシステムコントローラ180(記録媒体切替手段192の機能を含む)は生成した圧縮画像を、記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cを介して複数の記録媒体177A、177B、又は177Cに順次切り替えて記録することが可能となっている。
【0034】
上記のとおり構成された電子カメラ10における撮像処理の概略について説明する。
【0035】
撮像する像はレンズ102によって撮像手段150の受光面に結像され、結像した被写体像は光電変換されてA/D変換器154に出力されて、デジタルの画像データに変換されている。
【0036】
利用者は撮像に際して、電子カメラ10に記録媒体177A、177B、177C等、複数の記録媒体を装着する。次に利用者が、入力手段174に設けられている撮像指示のためのレリーズボタンを操作すると、システムコントローラ180は電子カメラ10の処理モードを撮像モードに設定する。するとA/D変換器154にてデジタルデータに変換された1フレーム又は連続する複数フレームの画像データは、静止画処理部169又は動画処理部170によって読み取られて、ホワイトバランスやガンマ補正、YC変換、ズーム処理、画素数変換処理その他の画像処理が施された後に、一時期VRAM等のバッファメモリ171に記録される。
【0037】
バッファメモリ171に一時記録された画像は圧縮伸張手段167が読み取って、システムコントローラ180によって指定されたコーデック値、又はコーデック品質に基づいて圧縮処理を行い、圧縮処理が終了した画像データはバッファメモリ184に一時記録される。画像を記録媒体に記録する場合には、システムコントローラ180の指示に基づいて、バッファメモリ184に記録されている画像データを記録用の画像データに変換した後に、記録媒体切替手段192(システムコントローラ180がその機能を備えていてもよい)が指定した所定の記録媒体177A、177B、又は177Cに記録する。
【0038】
なお、上記の説明では本発明に係る画像記録装置を、撮像手段を備えた電子カメラとした実施の形態で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像を外部の機器から送受信手段157を介して取得して、記録媒体の記録速度に応じた圧縮処理を実施して所定の記録媒体に記録する画像記録装置であっても本発明の目的を達成することが可能である。
【0039】
図2に、動画像記録の際の記録速度を、記録速度が最も遅い記録媒体に統一して複数の記録媒体に記録する際のコーデック設定に関するフローチャートを示す。
【0040】
電子カメラ10の処理モードが撮影モードに設定されると、システムコントローラ180が実施する処理はS100「スタート」(以降S100のように省略して記載する。)に分岐してくる。そして処理は次のS102「動画撮影?」の判断に進む。
【0041】
S102にてシステムコントローラ180は、現在電子カメラ10にて設定されている撮影モードが、動画撮影のモードであるか、静止画撮影のモードであるかを判断する処理を行っている。もし設定されている撮影モードが静止画撮影モードであると判断した場合には、情報処理手段180が実施する処理は静止画撮影を実施する処理ルーチンであるS104「静止画撮影」に分岐する。
【0042】
また、現在電子カメラ10に設定されている処理モードが動画撮影モードである場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS106「記録媒体の最低記録速度算出」に進み、電子カメラ10に装着されている記録媒体177A、177B、177Cの記録速度を算出する処理を行う。
【0043】
図3に、記録媒体の記録速度読み取り処理のフローチャートを示す。
【0044】
電子カメラ10の処理モードが画像の記録モードに設定されると、システムコントローラ180は同図に示されている記録媒体の記録速度を読み取る処理ルーチンを実行するために、S200「記録媒体挿入処理」の処理ルーチンを実施する。するとシステムコントローラ180が実施する処理はS202「記録媒体挿入?」の判断に進み、新たに記録媒体が挿入されるのを待つ処理を行う。S202にて、新たに記録媒体177A、177B、177C等が挿入された、又は入れ換えられたと判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS204「記録媒体の記録速度読取」に進む。
【0045】
S204にてシステムコントローラ180(記録速度検出手段191の機能を含むコントローラ)は、記録媒体インターフェース179A、179B、179C等の複数の記録媒体インターフェースに対して、装着されている記録媒体177A、177B、177C等に記録されている当該記録媒体の記録速度(ビットレート)に関する情報、又は当該記録媒体のベンダー名、型番、記録容量、固有のID(識別情報)を読み出す指示を出力する。前記記録媒体の記録速度に関する情報等を読み出す旨の指示を取得した記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cは、装着されている記録媒体177A、177B、又は177C等に対してアクセスして、所定の記録領域に記録されている記録速度に関する情報、又は当該記録媒体のベンダー名、型番、記録容量、固有のID等のタプル情報を読み出す処理を行って、システムコントローラ180に対して出力する。
【0046】
前記記録媒体177A、177B、177Cの記録速度に関する情報、又は当該記録媒体のベンダー名、型番、記録容量、固有のIDを取得したシステムコントローラ180は、その情報を記録媒体速度テーブルとして記憶しておく。
【0047】
なお、記録媒体の種類によっては、上記の記録速度に関する情報等が記録されておらず、取得できない場合がある。その場合には、システムコントローラ180は、記録媒体インターフェース179A等を介して実際にダミーの情報を記録媒体177A等に対して読み書きする処理を行って、記録速度(ビットレート)を実測するようにしてもよい。このようにして取得した、各記録媒体の記録速度が記載されている記録速度テーブルを図4に示す。
【0048】
また図5に、電子カメラ10のドライブ名と記録媒体の記録速度との関係を示す図表(ドライブテーブル)を示す。図5に示されている例では、記録媒体インターフェース179AがAドライブに設定されており、当該Aドライブには記録速度が1.56(MB/s)の記録媒体177Aが装着されていることを示している。なお、図4に示すように記録媒体177Aは、ベンダー「ABC」の製品であって、記録媒体の型番は「MD512」型の製品である。このベンダー名と型番とを、S204にてシステムコントローラ180が記録媒体177Aから取得して、図4の記録媒体速度テーブルを参照して、記録速度1.56(MB/s)を得ることが可能となっている。このように、記録媒体177Aの記録速度は予め記録媒体速度テーブルに記録されていたために、実際に記録速度を計測することなく、図4に示した記録媒体速度テーブルから取得することが可能となっている。
【0049】
また同様に、記録媒体インターフェース179BはドライブBに割り当てられており、当該Bドライブには記録速度が0.4(MB/s)の記録媒体177Bが装着されている。なお、図4に示すように、記録媒体177Bは、ベンダー「ZZZ」の製品であって、記録媒体の型番は「CF64」型の製品である。この記録媒体177Bの記録速度は、予め記録媒体速度テーブルに記録されていなかったために、実際に記録速度を計測することによって算出したものである。
【0050】
また、一旦計測した記録速度の情報は、図4に示す記録媒体速度テーブルにカードタイプ、ベンダー名、型番と関連付けて記録しておき、次回にはこの記録媒体速度テーブルに記載されている記録速度を読み出して利用するようにしてもよい。同一のカードタイプ(記録媒体の種類)であっても、ベンダーや型番、又は製造ロットによっても記録速度が異なる場合があるので、その旨を記録媒体速度テーブルに記録するようにしてもよい。
【0051】
また同様に、記録媒体インターフェース179CはドライブCに割り当てられており、当該Cドライブには記録速度が1.8(MB/s)の記録媒体177Cが装着されている。
【0052】
図3に示すS204にて、各記録媒体の記録速度の読み取り処理が終了すると、システムコントローラ180が実施する処理はS206「画像記録処理終了?」の判断に進む。S206にてシステムコントローラ180が、画像の記録処理が終了していないと判断した場合には、再びS202に戻り、記録媒体の入替を検出する処理に戻る。また、S206にてシステムコントローラ180が画像の記録処理が終了していると判断した場合には、以降利用者によって記録媒体の入替処理が行われた場合であっても記録媒体の記録速度を管理する必要がないので、システムコントローラ180が実施する処理はS208「終了」に進み、当該記録媒体挿入処理のルーチンを終了する。
【0053】
図5に示すドライブテーブルが得られると、図2に示すS106にてシステムコントローラ180は、ドライブテーブルに記録されている記録媒体の記録速度のうち、最低の記録速度(最低記録速度)を検出する処理を行う。最低記録速度の検出が終了すると、システムコントローラ180が実施する処理はS108「コーデック値算出」に進む。
【0054】
S108にてシステムコントローラ180は、S106にて算出した最低記録速度に基づいて、取得した画像を記録媒体177A、177B、177C等に記録する際の画像の記録形式やコーデック情報、コーデック形式等のコーデック値を算出する処理を行う。一般に動画像の画像データ量は多い。たとえばMPEG2の15(Mbps)のビットレートを有する動画像を、64MBの記録容量を有する記録媒体に記録する場合には、34秒程しか動画を記録することができない。
【0055】
この場合であっても、複数の記録媒体を電子カメラ10に装着することによって、より長い時間動画像を記録することが可能となる。ところが、記録媒体の記録速度を上回るビットレートで画像データを記録することは不可能であるので、本発明では自動で記録媒体の記録速度を読み出して、その記録速度又は最適記録速度に対応じたコーデック値(記録フォーマット)を設定して、取得した動画像に対してそのコード化処理(画像圧縮処理)を行い、記録媒体に記録するようにしている。
【0056】
なお、前記設定するコーデック値には、画像の縦横の画素数、MPEG圧縮処理を実施する際の画像内のマクロブロック数、毎秒のマクロブロック数、画像レート(フレームレート)、動画の予測フレーム間隔を示すフォワードfコード、バックワードfコード、インターレースの有無、Y:Cr:Cbの比率、画像の階調情報、GOP(Group of Pictures)内のピクチャ数(N)、Iピクチャ(フレーム間予測を使わずに生成する符号化画像)又はPピクチャ(予測を行うことによってできる画面であって、フレーム内符号化と順方向フレーム間予測画面の双方を含む)の現れる周期(M)等のコーデック情報や、MPEG1やMPEG2、MPEG3、MPEG4等の画像のコーデック形式等が含まれる。
【0057】
なお、記録速度が極端に遅い場合には、動画の記録を止めて静止画のコーデック値を設定するようにしてもよい。また、これらのコーデック値を単独で設定してもよいし、相互に組み合わせることによって所定の記録速度を得るようにしてもよい。また、必要に応じて記録媒体177A等に対して記録情報が連続するように断片化したクラスタの並びを入れ換える最適化の処理を実施するようにしてもよい。
【0058】
次のS110「コーデック設定」にてシステムコントローラ180(コーデック品質切替手段190の機能を含むコントローラ)は、圧縮伸張手段167に対してS108にて算出したコーデック値を出力する。圧縮伸張手段167では、バッファメモリ171に記録されている動画データに対して所定のコード化処理(画像圧縮処理)を実施して、処理した画像をバッファメモリ184に記録する。
【0059】
図6に、ステップS110にて設定するコーデック設定例を示す。
【0060】
同図に示すように、例えば記録媒体に許容される記録速度が0.25(MB/s)未満であるときには、コーデック形式を「MPEG4」に設定するとともに、GOP=15、M=3、ビットレート=記録速度(ここでは0.25 MB/s)×0.9に設定する。なお、ビットレートは、安全を見て0.9の係数を乗じているが、本発明はこの係数に限定されるものではない。
【0061】
図7に、記録方式(コーデック形式)を一定とした場合の、画素数とフレームレートとを切り替える際の関係例を示す。
【0062】
同図に示すように、たとえば記録速度が0.5(MB/s)未満の場合であって、記録方式(コーデック形式)がMotionJPEGである場合には、画素数を160×120画素に設定するとともに、フレームレートを15(fps)、1画素あたりのビット率を1.5(bit/pel)に設定する。
【0063】
図2に示すS112「記録媒体に動画像記録」においてシステムコントローラ180は、バッファメモリ184に記録されているコード化処理された画像データを、記録用の画像データに変換した後に、記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cのいずれかを指定して記録する指示を出力する。
【0064】
システムコントローラ180から画像データの記録指示を取得した記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cは、記録する画像データをバッファメモリ184から取得して、記録媒体177A、177B、又は177Cに記録する処理を行う。
【0065】
次のS114「記録媒体記録残量 残量<規定値」にてシステムコントローラ180は、現在動画像を記録している記録媒体の記録残容量が規定値未満となったか否かの判断を行っている。動画像を記録している記録媒体の記録容量が規定値未満であると判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS116「記録媒体切替」に進み、動画像を記録する記録媒体を切り替えて(例えば記録媒体177A→記録媒体177Bなど)、S112に戻る処理を行う。またS114の判断にて、記録媒体の記録容量が規定値未満でないと判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS118「記録終了?」の判断に進む。
【0066】
S118にてシステムコントローラ180は、記録する画像が全てバッファメモリ184から記録媒体177A、177B、又は177Cに記録されたことを受けて、画像の記録処理を終了するか否かの判断を行っている。もし、バッファメモリ184に記録すべき画像データが残っているか、又は未だ撮像中である場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS112に戻り、画像データの記録処理を継続する。また、バッファメモリ184に記録されている画像データが全て記録媒体177A、177B、177Cに記録されて、撮像処理も終了している場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS120「終了」に進み、画像の記録処理を終了する。
【0067】
記録媒体に記録する画像のコーデック形式は、MotionJPEGやMPEGに限定されるものではなく、他のコーデック形式を用いた、QTI、MOV、MWV、AVI等の拡張子を有する記録形式あっても本発明の目的を達成することが可能である。
【0068】
図8に、動画像記録の際に、記録速度をそれぞれの記録媒体の記録速度に合わせて記録するコーデック設定に関するフローチャートを示す。
【0069】
記録媒体に画像データを記録する際に、電子カメラ10に複数装着されている記録媒体のそれぞれの記録速度に合わせてコーデック値を設定する場合には、電子カメラ10のシステムコントローラ180が実施する処理はS300に分岐してきて、処理は次のS302以降に進む。
【0070】
なお、S302とS304の処理は、図2にて説明したS102とS104の処理と同一であるので、説明を省略する。
【0071】
S306「現記録媒体の記録速度算出」にてシステムコントローラ180は、図3に示すS200以降の処理を行って、電子カメラ10に装着されている記録媒体177A、177B、177Cの記録速度を算出する処理を行う。各記録媒体の記録速度の読み取り処理が終了すると、図8に示すS306にてシステムコントローラ180は、ドライブテーブルに記録されている記録媒体の記録速度のうち、現在画像を記録する記録媒体(以下現記録媒体と呼ぶ)の記録速度を検出する処理を行う。現記録媒体の記録速度の検出が終了すると、システムコントローラ180が実施する処理はS308「コーデック値算出」に進む。
【0072】
S308にてシステムコントローラ180は、S306にて算出した記録速度に基づいて、取得した画像を記録媒体177A、177B、177C等に記録する際の画像の記録形式やコーデック情報、コーデック形式等のコーデック値を算出する処理を行う。利用者は、電子カメラ10に装着されている種類の異なる複数の記録媒体に対して、より高画質な動画像の記録を希望する場合がある。その場合には、S306以降の処理を利用して、個々の記録媒体の記録速度に応じたコーデック値を算出して、高画質な画像の記録を実施する。
【0073】
なお、S308にて設定するコーデック値には、画像の縦横の画素数、MPEG圧縮処理を実施する際の画像内のマクロブロック数、毎秒のマクロブロック数、画像レート(フレームレート)、動画の予測フレーム間隔を示すフォワードfコード、バックワードfコード、インターレースの有無、Y:Cr:Cbの比率、画像の階調情報、GOP(Group of Pictures)内のピクチャ数(N)、I又はPピクチャの現れる周期(M)等のコーデック情報や、MPEG1やMPEG2、MPEG3、MPEG4等の画像のコーデック形式等が含まれる。なお、記録速度が極端に遅い場合には、動画の記録を止めて静止画のコーデック値を設定するようにしてもよい。また、これらのコーデック値を単独で設定するようにしてもよいし、複数のコーデック値を相互に組み合わせることによって、記録媒体に応じた所定の記録速度を得るようにしてもよい。
【0074】
次のS310「コーデック設定」にてシステムコントローラ180(コーデック品質切替手段190の機能を含む)は、S110にて実施した処理と同様にして圧縮伸張手段167に対してS308にて算出したコーデック値を出力する。圧縮伸張手段167では、バッファメモリ171に記録されている動画データに対して記録媒体の記録速度に応じた所定のコード化処理(画像圧縮処理)を実施して、処理した画像をバッファメモリ184に記録する。
【0075】
次のS312「記録媒体に動画像記録」にてシステムコントローラ180は、S112にて実施した処理と同様にして、バッファメモリ184に記録されているコード化処理された画像データを記録用の画像データに変換した後に、記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cのいずれかを指定して記録する指示を出力する。
【0076】
システムコントローラ180から画像データの記録指示を取得した記録媒体インターフェース179A、179B、又は179Cは、画像データをバッファメモリ184から取得して、記録媒体177A、177B、又は177Cの記録媒体に記録する処理を行う。
【0077】
次のS314「現記録媒体記録残量 残量<規定値」にてシステムコントローラ180は、現在動画像を記録している記録媒体の記録残容量が規定値未満となっている否かの判断を行っている。記録媒体の記録容量が規定値未満であると判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS316「記録媒体切替」に進み、画像を記録する記録媒体を切り替えた後にS306に戻る処理を行う。またS314の判断にて、記録媒体の記録容量が規定値未満でないと判断した場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS318「記録終了?」の判断に進む。
【0078】
S318にてシステムコントローラ180は、記録する画像が全てバッファメモリ184から記録媒体177A、177B、又は177Cに記録されたことを受けて、画像の記録処理を終了するか否かの判断を行っている。もし、バッファメモリ184に記録すべき画像データが残っているか、又は未だ撮像中である場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS312に戻り、画像データの記録処理を継続する。また、バッファメモリ184に記録されている画像データが全て記録媒体177A、177B、又は177Cに記録されて、撮像処理も終了している場合には、システムコントローラ180が実施する処理はS320「終了」に進み、画像の記録処理を終了する。
【0079】
上記のS300以降の処理を電子カメラ10にて行うことによって、例えば記録媒体177Aに対して画像の記録を開始して、記録媒体177Aの記録残量が規定値未満となったことによって記録媒体177Bに切り替えた後に、利用者が記録媒体177Aを記録媒体インターフェース179Aから抜き取って、新たな記録媒体177Dを装着した場合であっても、次回記録媒体177Dに画像を記録する際にS306にて記録媒体177Dの記録速度を読み出す処理を行うことが可能となる。したがって、動画記録中に記録媒体を入れ換えた場合であっても、適切な記録速度で画像を記録することが可能となる。
【0080】
また、記録媒体に記録する画像データを一時記録するバッファメモリ184の記録容量を大きく設定することによって、記録媒体の切り替え時だけでなく、記録媒体の差し替えにも対応することが可能となる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る画像記録装置によれば、動画像を取得する取得手段と、複数の記録媒体を装着する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている複数の記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段と、前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段と、前記圧縮画像を複数の記録媒体に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段とを備えたので、記録速度が異なる任意の複数の記録媒体に対して同じ品質の動画を連続して長時間記録することが可能となる。
【0082】
また、他の発明の形態によれば、動画像を取得する取得手段と、記録媒体を装着するとともに、装着されている記録媒体に圧縮画像を記録する記録媒体インターフェースと、記録媒体インターフェースに装着されている記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、前記検出した記録速度に応じて前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段とを備えたので、記録速度が異なる任意の記録媒体に対して、記録媒体の記録速度に応じた高品質な画像を連続して長時間記録することが可能となる。
【0083】
また、他の発明の形態によれば、動画像の圧縮処理に関するコーデック値等を単独又は組み合わせて操作するようにしたので、限られた記録速度を有効に利用して高品質な画像を記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の一形態である電子カメラの信号処理系ブロック図
【図2】動画像記録の際の記録速度を、記録速度が最も遅い記録媒体に統一して複数の記録媒体に記録する際のコーデック設定に関するフローチャート
【図3】記録媒体の記録速度読み取り処理のフローチャート
【図4】各記録媒体の記録速度が記載されている記録速度テーブルを示す図表
【図5】ドライブ名と記録媒体の記録速度との関係を示すドライブテーブル図表
【図6】図2のステップS110「コーデック設定」にて設定するコーデック設定例を示す図
【図7】記録方式を一定とした場合の、画素数とフレームレートの関係例を示す図表
【図8】動画像記録の際に、記録速度をそれぞれの記録媒体の記録速度に合わせて記録するコーデック設定に関するフローチャート
【符号の説明】
10…電子カメラ、102…レンズ、133…絞り、134…シャッタ、150…撮像手段、154…A/D変換器、157…送受信手段、167…圧縮伸張手段、169…静止画処理部、170…動画処理部、171…バッファメモリ、174…入力手段、177A、177B、177C…記録媒体、179A、179B、179C…記録媒体インターフェース、180…システムコントローラ、184…バッファメモリ、190…コーデック品質切替手段、191…記録速度検出手段、192…記録媒体切替手段
Claims (3)
- 取得した動画像を複数の記録媒体に記録する画像記録装置において、
動画像を取得する取得手段と、
複数の記録媒体を装着する記録媒体インターフェースと、
記録媒体インターフェースに装着されている複数の記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、
前記検出した複数の記録速度のうち、最低記録速度を算出する最低記録速度算出手段と、
前記算出した最低記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段と、
前記圧縮画像を複数の記録媒体に順次切り替えて記録する記録媒体切替手段と、
を備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 取得した動画像を記録媒体に記録する画像記録装置において、
動画像を取得する取得手段と、
記録媒体を装着するとともに、装着されている記録媒体に圧縮画像を記録する記録媒体インターフェースと、
記録媒体インターフェースに装着されている記録媒体の記録速度を検出する記録速度検出手段と、
前記検出した記録速度に応じて、前記取得した動画像に対して圧縮処理を実施して圧縮画像を生成する圧縮手段と、
を備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 前記圧縮処理は、取得した動画像に対して画像圧縮処理を実施する際の画像内のマクロブロック数、毎秒のマクロブロック数、動画の予測フレーム間隔を示すフォワードコード、バックワードコード、インターレースの有無、Y:Cr:Cbの比率、画像の階調情報、GOP(Group of Pictures)内のピクチャ数N、Iピクチャ又はPピクチャの現れる周期M、又は画像の圧縮形式等のコーデック値等を単独又は組み合わせて操作する圧縮処理であることを特徴とする請求項1又は2の画像記録装置。
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