[go: up one dir, main page]

JP2004021142A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004021142A
JP2004021142A JP2002179293A JP2002179293A JP2004021142A JP 2004021142 A JP2004021142 A JP 2004021142A JP 2002179293 A JP2002179293 A JP 2002179293A JP 2002179293 A JP2002179293 A JP 2002179293A JP 2004021142 A JP2004021142 A JP 2004021142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
developer
image forming
toner
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002179293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ikeda
池田 雄一
Yasushi Takeuchi
竹内 寧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002179293A priority Critical patent/JP2004021142A/ja
Publication of JP2004021142A publication Critical patent/JP2004021142A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】2次転写残トナーを確実にクリーニングし、高品位な画像形成を行うことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光ドラム1から1次転写されたトナー像を担持しつつ回転して、2次転写位置にてトナー像を転写材に2次転写する中間転写体8を備えた画像形成装置において、2次転写位置よりも下流側にクリーニング装置20とトナー帯電器17を設ける。クリーニング装置20は、クリーニングローラ18によって2次転写残トナーのうちマイナスに帯電したトナーを回収する。トナー帯電器17は、ICLローラ15によって残りのトナーをプラスに帯電する。帯電された2次転写残トナーは、感光ドラム1によって回収される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間転写体を備えた画像形成装置に関するものであり、特に、中間転写体上に残留した現像剤をクリーニングする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置において、中間転写体を使用するものが知られている。このものは、感光ドラム(第1の像担持体)表面に形成したトナー像(現像剤像)を中間転写体(第2の像担持体)に転写する1次転写工程を複数色のトナー像について繰り返すことにより中間転写体上に複数色のトナー像を形成し、次に、これら中間転写体上の複数色のトナー像を、紙等の転写材上に一括して2次転写することにより、転写材上にカラー画像(多色画像)を形成するものである。
【0003】
上述の、中間転写体を利用した画像形成装置においては、各色のトナー像の重ね合わせズレ(色ズレ)のない画像を得ることができるという利点を有する。反面、中間転写体から転写材への2次転写の後に、中間転写体上に2次転写残トナー(残留した現像剤)が存在し、この2次転写残トナーの除去が一つの技術的課題となっている。
【0004】
特に、中間体に弾性体を用いた場合にはブレードによるクリーニングが困難なため、中間体のクリーニング技術が重要となっている。
【0005】
この課題を解決するための手段としては、2次転写前のトナー像にプラス電荷を付与する電荷付与手段と、中間転写体表面の移動方向についての2次転写位置の下流側でかつ1次転写ニップの上流側に配置した帯電手段とを設け、この帯電手段によって、2次転写残トナーを感光ドラムの表面電位と逆極性に帯電させるとともに、中間転写体上の逆極性の2次転写残トナーを1次転写と同時に1次転写ニップを介して感光ドラム表面に戻すという技術が提案されている(特開平9−50167号公報など)。
【0006】
例えば、図7のように、Pa→Pb→Pc→Pd(MCYK)の順で、中間転写体128に順次画像形成し、2次転写部126で転写材108に転写する構成の画像形成装置において、中間転写体128の2次転写部126の下流側に帯電ローラ(ICLローラ)130を設ける方式が知られている(ICL方式)。この方式によれば、中間転写体128に残った転写残トナーは帯電ローラ(ICLローラ)130によって逆極性に帯電され、第1ステーションPaの転写位置124で次の画像形成と同時に感光ドラム121上に逆転写されて、Pa内のクリーニング装置125で回収される。
【0007】
また、図8のように、中間転写体128に電圧を印加したクリーニングローラ131を接し、静電的にトナーをクリーニングローラ131に付着させ、クリーニングローラ131からブレード132によってトナーを剥ぎ取る構成も知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例であるICL方式では、以下に述べるようなクリーニング不良とネガゴーストとの二つの問題が発生する。
【0009】
(1)クリーニング不良
ICLローラを通過して帯電を受けたトナーの内部層が低いトリボのままであると、次画像にクリーニング不良を発生させてしまう。クリーニングは、プラスに帯電された2次転写残トナーを、感光ドラムと中間転写体との間の電界で回収することによって行われるため、弱いプラスもしくはマイナスのトリボを持ったトナーは回収されず、次画像のベタ白部にクリーニング不良のポジゴーストとして表れ、大きな画像欠陥となる。
【0010】
これを防止するためには内部層のトナーのトリボもプラスなるような大電流をICLローラに流す必要がある。しかし、この場合にはトナー層の表層のトリボはさらに高いトリボを持つことになる。
【0011】
(2)ネガゴースト
ICLローラを通過した後のトナー層の最表層は強く帯電を受けており、そのトリボは+50μC/g以上にも達する。このようなトナーは1次転写ニップでクリーニングされる際に、次画像に悪影響を与える。クリーニングと同時に1次転写の行われる次画像のトナートリボは、−20μC/g程度に過ぎない。したがって、このようなトナーはクリーニングされる強いプラスのトリボを持ったトナーに静電的に吸着されてしまい、中間転写体に1次転写されることなく感光ドラムに戻ってしまう。
【0012】
したがって、例えばベタ黒画像を形成しようとしても、前画像に対応する部分のトナーが感光ドラムに戻ってしまっているため、濃度差を生じ、ネガゴーストとして観察されることになる。
【0013】
このような現象を防止するためには、ICLローラに流す電流を少なくして2次転写残トナーの強くプラスに帯電された表層のトリボを下げることが有効であるが、このような対処をすると内部層のトナーは帯電されないため、クリーニング不良は逆に激しくなる。
【0014】
このように、クリーニング不良とネガゴーストは背反するものであり、ICLローラに流す電流を大きくすると、ネガゴーストが激しくなり、小さくすると逆にクリーニング不良が激しくなるため、両者を満足する領域が見いだせない。
【0015】
ICLローラによるクリーニング性として、2次転写残トナーの量とクリーニング性および、ネガゴーストの関係は図9のようになっており、2次転写残トナーの量が多くなるとラチチュードが無くなる。そのため、転写効率の悪い高温・高湿環境や、厚紙などの転写残トナーはクリーニングできない。
【0016】
一方、クリーニングローラによる方式では、2次転写残トナーは両極性のトナーがあるため、極性が逆のトナーはクリーニングできない。また、極性が均一であったとしても、クリーニングローラへの静電付着も、転写効率と同様に100%ではないため、2次転写残トナーが多い場合や、パッチなどはクリーニングしきれない。
【0017】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、2次転写残トナーを確実にクリーニングし、高品位な画像形成を行うことのできる画像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置にあっては、現像剤像を担持する第1の像担持体と、該第1の像担持体から1次転写された現像剤像を担持しつつ回転して、2次転写位置にて該現像剤像を転写材に2次転写する第2の像担持体と、前記2次転写位置よりも下流側に設けられ、前記第2の像担持体表面に残留した現像剤のうち少なくとも一部を回収する現像剤回収手段と、該現像剤回収手段よりも下流側で且つ前記第1の像担持体による1次転写位置よりも上流側に設けられ、前記第2の像担持体表面に残留した現像剤を前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性とは逆極性に帯電する現像剤帯電手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
前記現像剤回収手段は、前記残留した現像剤のうち前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性と同極性に帯電した現像剤を回収することが好適である。
【0020】
前記現像剤回収手段は、前記残留した現像剤を静電的に吸着することが好適である。
【0021】
前記現像剤回収手段は、前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性と逆極性の電圧が印加されたローラ部材を前記第2の像担持体表面に接触させることが好適である。
【0022】
前記現像剤回収手段は、前記ローラ部材表面に吸着された現像剤を掻き落とす掻き落とし部材を有することが好適である。
【0023】
前記第1の像担持体は、前記第2の像担持体の回転方向に沿って複数設けられ、該複数の第1の像担持体のそれぞれは、互いに同じ又は異なる色の現像剤像を前記第2の像担持体に順次1次転写することが好適である。
【0024】
前記第2の像担持体は表層に弾性層を有することが好適である。
【0025】
また、他の発明の画像形成装置にあっては、第1の像担持体、該第1の像担持体を帯電する帯電手段、帯電した第1の像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、該静電潜像を現像して現像剤像を形成する現像手段、および、該現像剤像を1次転写させる転写手段を有する複数の画像形成部と、該複数の画像形成部のそれぞれ又は少なくともいずれか1つから1次転写された現像剤像を担持しつつ回転して、2次転写位置にて該現像剤像を転写材に2次転写する第2の像担持体と、前記2次転写位置よりも下流側で且つ前記複数の画像形成部のうち最上流に配されるものによる1次転写位置よりも上流側に設けられ、前記第2の像担持体表面に残留した現像剤を前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性とは逆極性に帯電する現像剤帯電手段と、前記複数の画像形成部のうち最上流に配されているもの以外の画像形成部のみで画像形成を行う場合に、該画像形成部よりも上流側に配される他の画像形成部の帯電手段および転写手段を駆動する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
前記制御手段は、最下流に配される画像形成部のみで画像形成を行う場合に、該画像形成部よりも上流側に配される複数の他の画像形成部のうちいずれか1つの帯電手段および転写手段を駆動し、かつ、画像形成に係るジョブ単位で前記帯電手段および転写手段を駆動する他の画像形成部を切り換えることが好適である。
【0027】
前記制御手段は、前記複数の画像形成部の全部で画像形成を行う場合と、一部で画像形成を行う場合とで、前記現像剤帯電手段に印加する電圧または供給する電流を可変することが好適である。
【0028】
前記現像剤帯電手段に印加する電圧は、DC電圧にAC電圧を重畳した電圧であることが好適である。
【0029】
前記現像剤帯電手段に供給する電流は、DC電流にAC電流を重畳した電流であることも好適である。
【0030】
前記複数の画像形成部のうち最下流に配されるものは、黒色の現像剤像を形成することが好適である。
【0031】
前記2次転写位置よりも下流側で且つ前記現像剤帯電手段よりも上流側に設けられ、前記第2の像担持体表面に残留した現像剤のうち少なくとも一部を回収する現像剤回収手段をさらに備えることが好適である。
【0032】
前記現像剤回収手段は、前記残留した現像剤のうち前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性と同極性に帯電した現像剤を回収することが好適である。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0034】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、中間転写方式の電子写真フルカラープリンタであり、この電子写真フルカラープリンタは、A3が最大通紙幅サイズであり、プロセススピードが100mm/secである。
【0035】
同図において、感光ドラム1は第1の像担持体であり、例えば直径86mmのOPC感光ドラムである。この感光ドラム1は、アルミニウムドラム基板上に下引き層、電荷注入防止層、電荷発生層、電荷輸送層および保護層を備えた構成である。保護層は光硬化性のアクリルバインダーに抵抗値調整のための酸化スズと、離型性のためのテフロン(登録商標)粒子とを分散させたものである。
【0036】
この感光ドラム1は、図示矢印R1の回転方向に回転駆動される。そして、感光ドラム1の回転方向R1に沿って順に、感光ドラム1を−500Vに均一帯電させる帯電手段(2,3)、画像情報書き込み手段4、現像手段(6,7)、第2の像担持体としての中間転写体8、および、クリーニングブレード9aを有するクリーニング装置9が配されている。
【0037】
帯電手段は、帯電部材としての帯電ローラ2にバイアス電源3を接続した構成である。バイアス電源3から帯電ローラ2に印加される電圧は、−500Vの直流電圧に1000Hzの正弦波で2000Vのピーク間電圧Vppの交流電圧を重畳させたものである。そして、帯電手段は、バイアス電源3から帯電ローラ2に電圧を印加することにより絶縁体の感光ドラム1に対して放電によって電荷を移動させて帯電を行う。
【0038】
帯電された感光ドラム1の表面には、画像情報書き込み手段4によって画像信号に同期して強度変調されたレーザ光が画像露光され、静電潜像が形成される。レーザ光によって露光された部分の感光ドラム1の表面電位(明部電位)は−200Vになるようにレーザ光強度が設定されている。
【0039】
現像手段は、独立した磁性一成分の現像器6と、この現像器6とは別に設けたロータリ方式の非磁性一成分の現像器7と、不図示の現像バイアス電源とを備えて構成される。現像器6はブラック画像を現像し、現像器7はシアン、マゼンタ、イエローの色画像を現像する。そして、感光ドラム1に形成された静電潜像は、現像器6,7によって可視画像化され、トナー像(現像剤像)が形成される。
【0040】
現像器6に内蔵されているブラックトナーは、粒径6μmの粉砕トナーに球状化処理を施したものであり、ポリエステルバインダーに対してマグネタイト100部、他に荷電制御剤、滑剤などを内添したものである。また、現像器7に内蔵されているカラートナーは、重合法によって製造され、ワックスを内包するカプセルタイプの球形非磁性トナーである。
【0041】
プリントを行う場合には、必要とされる色に応じて現像器6,7が感光ドラム1に対向する所定の位置に移動し、静電潜像を現像する。それぞれの現像器6,7には−350Vの直流に、2000Hz、ピーク間電圧2000Vの矩形波を重畳したバイアスが印加され、現像スリーブと感光ドラム1との間に交番電界を形成し、トナーを飛翔させるジャンピング方式で反転現像を行う。
【0042】
次に、第2の像担持体たる中間転写体8について述べる。
【0043】
中間転写体8には、1次転写バイアスを印加するバイアス電源8aが接続されるとともに、転写ローラ11が不図示の給紙部からの転写材を搬送する転写ベルト12を介して接触している。また、転写ローラ11には2次転写バイアスを印加する2次転写バイアス電源13が接続されている。
【0044】
そして、中間転写体8には、接触帯電部材としての帯電ローラ15が接触しており、この帯電ローラ15には帯電バイアス電源16が接続され、帯電ローラ15と帯電バイアス電源16とによって現像剤帯電手段としてのトナー帯電器17が構成されている。
【0045】
本実施の形態で用いた中間転写体8は、直径186mmの固体ドラムに形成されており、最大通紙サイズの第3の像担持体としての転写材(本実施の形態ではA3サイズ)に相当する画像が書き込めるような周長を持っている。
【0046】
金属のドラム8b上には弾性層として中抵抗のゴム層8cが肉厚5mmで被覆され、さらにこのゴム層8cは離型性を確保するために20μmのコーティングが施されている。ゴムはNBRとエチレンオキシドとで形成されており、エチレンオキシドによって体積抵抗値を10Ωcmに低抵抗化している。コーティングはアクリルバインダーにPTFE粒子を400部分散させたものであり、中間転写体8の表面上の10cmの領域と金属ドラムとの間に100Vの電圧を印加して測定した電流から換算した抵抗値は10Ωである。
【0047】
感光ドラム1上のトナーを中間転写体8上に1次転写するために金属ドラムには1次転写バイアスとしてバイアス電源8aから+100Vを印加する。実際には感光ドラム1上のトナー像が形成される領域は露光位置であるVL=−200Vになっているため、1次転写コントラストはこれらの差分の300Vとなっている。
【0048】
中間転写体8は回転可能に設けられている。フルカラー画像を形成する場合は中間転写体8は4回転し、それぞれの回転で順次ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの単色のトナー像が感光ドラム1から1次転写され、最終的には各色のトナー像が積層されてフルカラートナー像が形成される。
【0049】
感光ドラム1は、表面の1次転写残トナーがクリーニングブレード9aによって掻き取られ、次の画像形成に備えられる。
【0050】
中間転写体8は、直径が200mmと大きく、転写材を曲率分離できないため、中間転写体8から転写材への2次転写は転写ローラ11を介して転写ベルト12で行われる。
【0051】
転写ベルト12は転写材を吸着させるため、導電性のウレタンベルト上に30μmのPVDFのコーティングを行って静電容量を大きくしたものであり、ベルトの10cmの領域とベルト基体との間に1000Vの電圧を印加して測定した抵抗値は1010Ω、同じ測定領域で1V、1000Hzの電圧を印加して測定した静電容量は、1nFであった。
【0052】
転写ローラ11は低抵抗のゴムローラであり、そのインピーダンスは実質上転写ベルト12の表層の低抵抗のみに依存する。
【0053】
この転写ベルト12に+20μAの転写電流を流してトナー像を転写材上に2次転写する。
【0054】
一般的な電子写真方式の画像形成装置における転写効率は85%程度であり、本実施の形態のプリンタでは2次転写前のトナー層を再帯電器10により再帯電しているため、転写効率を95%程度にまで高めることができるが、中間転写体8とトナーとの間の鏡映力や、ファンデルワールス力が存在するため、静電転写方式で転写効率を100%にすることは難しく、2次転写残トナーが残ることは避けられない。
【0055】
この2次転写残トナーは一般的には転写電流によって反転されたプラス電荷を持つことになるが、転写電流が低い時や転写材の抵抗値が低い時にはマイナス電荷のままであることもあり、不安定である。
【0056】
本実施の形態の電子写真方式の画像形成装置では、1次転写ニップにおいて次画像の1次転写を行いながら、前画像の2次転写残トナーを同時回収するプロセスを用いる。
【0057】
前述したように、感光ドラム1は、表面に静電潜像が形成されることにより−200〜−500Vの表面電位を持つことになり、中間転写体8には、バイアス電源8aから+100Vのバイアスが印加されている。したがって、1次転写ニップに働く力は、マイナストナーが中間転写体8に向かう力であり、プラストナーが感光ドラム1に戻る力である。
【0058】
また、次画像の転写されるべきトナーは−10μC/g程度のトリボを持っているため、感光ドラム1から中間転写体8に転写することができる。
【0059】
しかし、2次転写残トナーは、先に述べたようにトナートリボが低かったり、不安定であったりすると、感光ドラム1に回収されず、次画像にクリーニング不良やゴーストとして現れ、画像不良を引き起こしてしまうことがある。
【0060】
そこで、本実施の形態では、トナー帯電器17によって2次転写後の2次転写残トナーを強制的に帯電して感光ドラム1に回収させる手法を採用している。
【0061】
トナー帯電器17としては、帯電ローラ15を中間転写体8と接触させて帯電バイアス電源16から電流を流すことによって、2次転写残トナーを帯電するものである。このときトナー帯電器17は、2次転写残トナーを感光ドラム1に担持されているトナーの帯電極性とは逆極性に帯電する。以下、感光ドラム1に接触する帯電ローラ2と区別するために2次転写残トナー除電用の帯電ローラ15をICLローラ15という。
【0062】
ICLローラ15によるトナー層の帯電は放電によって行われる。これは本実施の形態で用いているトナーが絶縁性トナーであるためであり、中抵抗の中間転写体8やICLローラ15から電荷の注入をほとんど受けず、専らICLローラ15の表面からの放電によってのみしか帯電を受けない。
【0063】
本実施の形態で用いたICLローラ15は直径20mmの単層ソリッドローラである。
【0064】
直径6mmの芯金の上に設けた導電ゴム層はEPDMゴムにカーボンを分散させた体積抵抗値10Ωcmに調整した中抵抗ゴムであり、ICLローラ15としての抵抗値は、ICLローラ15を中間転写体8の金属ドラムに押し当てて幅3mmの接触ニップを形成し、これとローラ芯金の間に100Vの直流電圧を印加して測定した抵抗値で10Ωであった。
【0065】
しかし、ICLローラ15に電圧を印加してトナー層の帯電を行った場合には、帯電を受けるのはトナー層の最表層だけになってしまう。つまり、トナー層の表層は高いトリボを持ったプラストナーになり、内部層には帯電を受けていない比較的低いトリボのトナーが残ってしまう。このような状態のトナー層をクリーニングしようとすると、以下に述べるようなクリーニング不良とネガゴーストとの二つの問題が発生することになる。
【0066】
(1)クリーニング不良
ICLローラ15を通過して帯電を受けたトナーの内部層が低いトリボのままであると、次画像にクリーニング不良を発生させてしまう。クリーニングは、プラスに帯電された2次転写残トナーを、感光ドラム1と中間転写体8との間の電界で回収することによって行われるため、弱いプラスもしくはマイナスのトリボを持ったトナーは回収されず、次画像のベタ白部にクリーニング不良のポジゴーストとして表れ、大きな画像欠陥となる。
【0067】
これを防止するためには内部層のトナーのトリボもプラスなるような大電流をICLローラ15に流す必要がある。しかし、この場合にはトナー層の表層のトリボはさらに高いトリボを持つことになる。
【0068】
(2)ネガゴースト
ICLローラ15を通過した後のトナー層の最表層は強く帯電を受けており、そのトリボは+50μC/g以上にも達する。このようなトナーは1次転写ニップでクリーニングされる際に、次画像に悪影響を与える。クリーニングと同時に1次転写を行われる次画像のトナートリボは、−20μC/g程度に過ぎない。したがって、このようなトナーはクリーニングされる強いプラスのトリボを持ったトナーに静電的に吸着されてしまい、中間転写体8に1次転写されることなく感光ドラム1に戻ってしまう。
【0069】
したがって、例えばベタ黒画像を形成しようとしても、前画像に対応する部分のトナーが感光ドラム1に戻ってしまっているため、濃度差を生じ、ネガゴーストとして観察されることになる。
【0070】
このような現象を防止するためには、ICLローラ15に流す電流を少なくして2次転写残トナーの強くプラスに帯電された表層のトリボを下げることが有効であるが、このような対処をすると内部層のトナーは帯電されないため、クリーニング不良は逆に激しくなる。
【0071】
このように、クリーニング不良とネガゴーストは背反するものであり、ICLローラ15に流す電流を大きくすると、ネガゴーストが激しくなり、小さくすると逆にクリーニング不良が激しくなるため、両者を満足する領域が見いだせない。
【0072】
2次転写残トナー量とICL電流の関係を図9に示す。同図中では、2次転写残トナーを「2転残」と略記する。また、図中の「M/S」は、単位面積あたりのトナー質量を表している。
【0073】
同グラフの斜線で示した部分が、2次転写残トナーのクリーニングを良好に行うことのできる領域である。すなわち、2次転写残トナーが多くなるにつれ、ICLローラ15に流す電流を多くしなければクリーニングできなく、電流が少なくてもネガゴーストがおきやすくなることがわかる。そのため、2次転写残トナーのM/Sが0.11以上になると両方を満たす電流が無くなる。
【0074】
この二つの問題点を解決するためにはICLローラ15通過後のトナートリボを均一化することが必要である。表層の強いプラストナーがネガゴーストを引き起こし、内部層の弱いトリボのトナーがクリーニング不良を起こしているため、トナー全層を均一にプラスに帯電すれば、このような問題点を解消することができる。
【0075】
これを実現するために本実施の形態では、ICLローラ15(トナー帯電器17)の上流側に、現像剤回収手段としてのクリーニング装置20を設置した。すなわち、中間転写体8による2次転写位置よりも下流側にクリーニング装置20が設けられ、さらにクリーニング装置20の下流側でかつ感光ドラム1による1次転写位置よりも上流側にトナー帯電器17が設けられるという配置である。
【0076】
クリーニング装置20は、ローラ部材としてのクリーニングローラ18を有する。本実施の形態では、クリーニングローラ18は18φのSUSローラを使用している。
【0077】
クリーニングローラ18には、プラスの電圧(600V)が印加され、中間転写体8上のマイナスのトナーを回収する。すなわち、中間転写体8の表面に残留した2次転写残トナーの一部、具体的には感光ドラム1に担持されているトナーの帯電極性と同極性に帯電したトナーを回収する。クリーニングローラ18には掻き落とし部材としてのクリーニングブレード19が当接し、クリーニングローラ18からトナーを掻き落としている。
【0078】
このように、トナー帯電器17の上流側にて、クリーニング装置20により2次転写残トナーのうちマイナスに帯電しているものを回収するようにしたことで、中間転写体8上のトナーでマイナスのものはほとんど無くなり、ICLローラ15でプラスに帯電することを容易にした。また、クリーニングローラ18で転写残トナーを一部回収するため、ICLローラ15を通過するトナー層が減少し、ICLローラ15のクリーニングラチチュードが広がった。
【0079】
また、この種の画像形成装置では、画像形成に先立ち中間転写体8上にパッチを形成し、そのパッチの濃度に基づいて露光量や現像バイアスなどのプロセス条件を制御することが行われるが、パッチはトナーののり量が多いため(M/S=0.6;ベタ)、ICLローラ単独あるいはクリーニングローラ単独の構成ではパッチトナーのクリーニングが困難であった。そこで従来では、ICLローラに通常の逆バイアスを印加し、1次転写にも逆バイアスをかけて感光ドラムに回収し、感光ドラムに回収できなかった残トナーを再度ICLローラで通常帯電し、1次転写で転写同時回収を行うといった手法がとられていた。しかし、このような手法では、中間転写体一周分余計に回転させる必要があるため、ファーストプリント時間の遅延や生産性の低下を招いていた。
【0080】
これに対し、本実施の形態では、パッチ部に対するクリーニングローラ18の回収効率が90%と仮定しても、中間転写体8上の残トナーのM/Sは0.6×0.1=0.06となり、ICLローラ15によるクリーニング可能領域(M/S<0.11)に入る。そのため、パッチを形成した場合でも通常のシーケンスと同様にクリーニングできるため、生産性を落とすことなくプロセス条件制御をすることが可能となった。
【0081】
(第2の実施の形態)
図2および図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。上記第1の実施の形態ではワンドラム系の画像形成装置に本発明を適用した例について述べたが、本実施の形態では複数の画像形成部(プロセスステーション)を具備するインライン方式の画像形成装置に本発明を適用した例を示す。
【0082】
図2に画像形成部の一例の概略構成を示す。
【0083】
同図に示す画像形成部Pは、矢印方向に回転する感光ドラム(第1の像担持体)21を有しており、その表面は、1次帯電器(帯電手段)22によって一様に帯電された後、例えばLED、レーザなどの露光装置(露光手段)23による画像情報に基づく露光を受けて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置(現像手段)24の現像スリーブ24aによってトナー(現像剤)が付着され、トナー像(現像剤像)として現像される。このトナー像は、転写帯電部材(転写手段)25によって中間転写ベルト(第2の像担持体)28上に静電的に転写され、中間転写ベルト28に担持されて矢印X方向に搬送される。
【0084】
一方、トナー像転写時に中間転写ベルト28に転写されないで感光ドラム21表面に残ったトナー(1次転写残トナー)は、クリーナーのクリーニングブレード26によって除去されて廃トナー搬送スクリュー27によって、不図示の廃トナー容器に送られる。こうして表面がクリーニングされた感光ドラム21は、次の画像形成に供される。
【0085】
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。同図の画像形成装置は、上記画像形成部を複数(本実施形態では4つ)並べて構成され、各画像形成部で異なる色のトナー像を形成し、それらを順次重ね合わせることでフルカラー画像を形成する。
【0086】
この画像形成装置本体内には、矢印X方向に回転する無端状の中間転写ベルト(第2の像担持体)28が配設されている。この中間転写ベルト28は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニリデンなどのような誘電体樹脂のフィルムによって形成されている。不図示の給紙カセットから取り出された転写材38は、レジストローラ32を経て、中間転写ベルト28の2次転写位置に供給される。
【0087】
中間転写ベルト28の上方には、4つの画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdが直列上に中間転写ベルト28の回転方向に沿って配置されている。これらの画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdは、互いにほぼ同様の構成をしているため、以下、画像形成部Paを例にとって構成を説明する。
【0088】
画像形成部Paは、回転可能に配置された感光ドラム(第1の像担持体)21aを備えている。感光ドラム21aの周囲には、1次帯電器(帯電手段)22a、露光装置(露光手段)23a、現像装置(現像手段)24a、転写帯電部材(転写手段)25a、クリーニング装置(26a,27a)等のプロセス機器が配置されている。ここでは、少なくとも感光ドラム21a、現像装置24aおよびクリーニング装置をプロセスカートリッジとして一体化し、画像形成装置本体から着脱自在な構成にしている。
【0089】
なお、本実施の形態では、画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdの現像装置には、それぞれブラックトナー、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーが収納されているが、トナー色はこれに限られず互いに同じ又は異なる色のトナーを自由に組み合わせることができる。
【0090】
感光ドラム21aには、露光装置23aから原稿のブラック成分色の画像信号によるレーザー光がポリゴンミラー(不図示)等を介して投射され、感光ドラム21a上に静電潜像が形成される。これに現像装置24aからブラックトナーを供給して現像し、静電潜像がブラックトナー像として可視化される。このトナー像が感光ドラム21aの回転にともなって、感光ドラム21aと中間転写ベルト28とが当接する1次転写位置に到来すると、転写帯電部材25aに印加した1次転写バイアスによって、感光ドラム21a上のブラックトナー像が中間転写ベルト28に転写される(1次転写)。
【0091】
中間転写ベルト28のブラックトナー像を担持した部位が画像形成部Pbに移動すると、このときまでに画像形成部Pbにおいて上記と同様な方法で感光ドラム21b上にマゼンタトナー像が形成され、このマゼンタトナー像がブラックトナー像上から中間転写ベルト28に転写される。
【0092】
同様に、中間転写ベルト28が移動するにつれて、画像形成部Pc,Pdのそれぞれの1次転写位置においてシアントナー像、イエロートナー像が、前記のブラックトナー像、マゼンタトナー像上に重ね合わせて転写される。一方、このような画像形成プロセスと同期して、給紙カセットから給紙された転写材38がレジストローラ32を経て2次転写位置に搬送される。そして、2次転写部材29に印加した2次転写バイアスによって、中間転写ベルト28上の4色のトナー像が転写材38上に一括して転写される(2次転写)。
【0093】
4色のトナー像が転写された転写材38は、中間転写ベルト28から分離された後、搬送ベルト33により定着装置30に搬送される。定着装置30では、1対のローラにより転写材38に熱と圧力を加えて、トナー像を転写材38に定着する。
【0094】
本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様、中間転写ベルト28による2次転写位置の下流側に現像剤回収手段としてのクリーニング装置31を設けるとともに、このクリーニング装置31の下流側でかつ最上流の感光ドラム21aによる1次転写位置の上流側に現像剤帯電手段としてのICLローラ34を設けている。
【0095】
クリーニング装置31は、ローラ部材としてのクリーニングローラ31aを有する。本実施の形態では、クリーニングローラ31aは18φのSUSローラを使用している。
【0096】
クリーニングローラ31aには、プラスの電圧(600V)が印加され、中間転写ベルト28上のマイナスのトナーを回収する。すなわち、中間転写ベルト28の表面に残留した2次転写残トナーのうち感光ドラム21aに担持されているトナーの帯電極性と同極性に帯電したトナーを回収する。クリーニングローラ31aには掻き落とし部材としてのクリーニングブレード31bが当接し、クリーニングローラ31aからトナーを掻き落としている。
【0097】
ICLローラ34の構成および作用は、上記第1の実施の形態のものと同様である。
【0098】
このように、ICLローラ34の上流側にて、クリーニング装置31により2次転写残トナーのうちマイナスに帯電しているものを回収するようにしたことで、中間転写ベルト28上のトナーでマイナスのものはほとんど無くなり、ICLローラ34でプラスに帯電することを容易にした。また、クリーニングローラ31aで転写残トナーを一部回収するため、ICLローラ34を通過するトナー層が減少し、ICLローラ34のクリーニングラチチュードが広がった。
【0099】
また、パッチを形成した場合でも通常のシーケンスと同様にクリーニングできるため、生産性を落とすことなくプロセス条件制御をすることが可能となった。
【0100】
(第3の実施の形態)
図4には、本発明の第3の実施の形態が示されている。上記第1,第2の実施の形態では、ICLローラの上流側にクリーニングローラを設けることで、2次転写残トナーのクリーニングを行っているが、本実施の形態では、ICLローラのみで2次転写残トナーを確実にクリーニングする構成を示す。
【0101】
その他の構成および作用については第2の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0102】
上述したように、クリーニング不良とネガゴーストは背反するものであり、ICLローラに流す電流を大きくすると、ネガゴーストが激しくなり、小さくすると逆にクリーニング不良が激しくなるため、両者を満足する領域が見いせないという問題がある。
【0103】
この問題点を解決するためにはICLローラ通過後のトナートリボを均一化することが必要である。表層の強いプラストナーがネガゴーストを引き起こし、内部層の弱いトリボのトナーがクリーニング不良を起こしているため、トナー全層を均一にプラスに帯電すれば、このような問題点を解消することができる。
【0104】
これを実現するために本実施の形態ではICLローラ34に帯電バイアス電源から印加する帯電バイアスとしてDC電圧にAC電圧を重畳する。
【0105】
AC電圧を印加することによってICLローラ34からの放電だけでなく中間転写ベルト28からの逆放電も励起することができ、トナー層の内部にまで電界を及ぼすことが可能になる。また、さらに高いAC電圧を印加した場合には中間転写ベルト28とICLローラ34との間でトナーが飛翔し始めるため、トナー層の中でトナーの入れ替わりが発生し、さらに均一に帯電することが可能になる。
【0106】
以下に、具体的な例を示す。
【0107】
本実施の形態で用いたICLローラ34は直径20mmの単層ソリッドローラである。直径6mmの芯金の上に設けた導電ゴム層はEPDMゴムにカーボンを分散させた体積抵抗値1.0E7Ωcmに調整した中抵抗ゴムであり、ICLローラ34としての抵抗値は、ICLローラ34を中間転写ベルト28に押し当てて幅3mmの接触ニップを形成し、これとローラ芯金の間に100Vの直流電庄を印加して測定した抵抗値で1.0E6Ωであった。
【0108】
このICLローラ34にICL電流としてDC定電流にAC定電流を重畳したバイアスを印加する。定電流に制御する理由は、中間転写ベルト28やICLローラ34の抵抗値が変化してもトナーに一定の電荷を与えるためである。
【0109】
具体的にはDC成分は+35μAの定電流として、AC成分は4kVpp、周波数1000Hzの正弦波とする。この電圧によって2次転写残トナーはICLローラ34および中間転写ベルト28の両方から放電を受け、均一に帯電される。さらに、両者の間で飛翔(ジャンピング)も発生するため、トナー層は撹乱され、更なる均一帯電が可能になる。
【0110】
なお、DC電圧に重畳するAC電圧について、その周波数は画像形成装置のプロセススピードから決定される。本実施の形態ではプロセススピードが100mm/secであるため、中間転写ベルト28上でのAC成分の周期が十分短くなるように決定されており、周波数1000Hzを用いた場合にはピッチ(感光ドラム21の帯電を行う際のACのサイクルマークに相当する)は100μmとなる。一般的には周期は1mm以下になることが好ましい。
【0111】
また、AC電圧は中間転写ベルト28からICLローラ34に逆放電が発生し始めるようなピーク間電庄Vppが必要であり、中間転写ベルト28とICLローラ34の放電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有することが望ましく、さらにトナーの飛翔を起こさせる場合にはさらに高い電圧を印加する必要がある。
【0112】
また、ACの波形については中間転写ベルト28へのダメージを軽減させる意味では高調波を含まない正弦波が望ましく、低いピーク間電圧Vppで効率的な帯電やトナー飛翔を起こさせるためにはピーク間電圧Vppを長く維持できる矩形波が望ましい。
【0113】
また、AC電圧(電流)が重畳されるDC電圧(電流)に関しては、これを変化させることによってICLローラ34通過後のトナートリボを制御できる。すなわち、印加するDC電圧を高くすることによってICLローラ34通過後のトナートリボを高い値にすることができる。
【0114】
また、DC成分にAC成分を重畳させることによってトナートリボの収束性を期待できるようになり、ICLローラ34通過前のトナートリボが不安定でも、通過後のトリボを安定した既定の値にすることができ、逆転写が可能である。
【0115】
しかし、ICLの性能は2次転写残トナー量M/S(mg/cm)に大きく依存し、クリーニング可能領域、ネガゴースト発生領域の関係は、図5のようになっている。クリーニング可能の線は、この電流以上であればクリーニング可能を示し、ネガゴーストの線は、その電流以上を流すとネガゴーストが発生することを示す。実線は完全にクリーニングできる領域、ネガゴーストが発生しない領域であり、点線はよく見なければわからないレベルのラインである。
【0116】
グラフより、2次転写残トナーの量(M/S)が多くなるにつれて、クリーニング可能なICL電流は多く必要になり、逆にネガゴーストが発生するICL電流は小さくなっている。
【0117】
これにより、ICLの電流設定としては、クリーニング可能領域より上で、ネガゴースト発生領域より下の図中斜線で示した領域であり、その交点である+35μAが適正値であることがわかる。しかし、このグラフからもわかるように2次転写残トナー量が0.11mg/cm以上になると、両方を満足するICL電流はなくなる。
【0118】
そこで、本実施の形態では、MPUおよびメモリ等から構成される制御装置(制御手段)35によって以下のような制御を行う。制御装置35は、各画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdの駆動制御およびICLローラ34に供給するICL電流(又は、印加する帯電バイアス)の制御を行うものである。
【0119】
制御装置35は、複数の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdのうち最上流に配されている画像形成部Pa以外の画像形成部で画像形成を行う場合に、その画像形成部よりも上流側に配される他の画像形成部(画像形成を行っていない画像形成部)にて2次転写残トナーのクリーニングを行うようにする。
【0120】
たとえば、最下流に配される黒色の画像形成部Pdにて黒単色の画像形成を行う場合には、画像形成を行わない画像形成部Pa,Pb,Pcにて2次転写残トナーの回収を行う。
【0121】
具体的には、黒単色の画像形成にも、色トナー用の画像形成部Pa,Pb,Pcの帯電装置および転写帯電部材を駆動させることで、感光ドラム21a,21b,21cと中間転写ベルト28の間に2次転写残トナー回収用の電界を発生させる。
【0122】
このようにすれば、黒単色時にはクリーニング可能な程度に大きなICL電流を流したとしても、画像形成部Pdにネガゴーストが発生することはないので、中間転写ベルト28の良好なクリーニングとネガゴーストの防止を両立することが可能となる。
【0123】
したがって、本実施の形態では、フルカラー時のICL電流を35μA、黒単色時のICL電流を60μAと設定し、画像形成部の全部で画像形成を行う場合と一部で行う場合とでICL電流を可変することとした。なお、黒単色時のICL電流は、予想される最大の2次転写残トナー量を0.13mg/cmとして、その0.13mg/cmをクリーニング可能なICL電流値から算出した。
【0124】
これにより、フルカラー時には微かなクリーニング不良、ネガゴーストの発生におさえ、黒単色時にはクリーニング不良とネガゴーストの発生を完全に防ぎ良好な画像形成が可能となった。
【0125】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。なお、以下に述べる構成および作用以外の部分は、上記第3の実施の形態のものと同様である。
【0126】
上記第3の実施の形態では、黒単色時にも画像形成部Pa,Pb,Pcを稼動し、中間転写ベルト28の2次転写残トナーを回収したが、黒単色時にも色トナー用の画像形成部を駆動すると、帯電方法が帯電ローラの場合、感光ドラムが削れドラム寿命が短くなる。
【0127】
ドラム削れの量として、帯電方式に帯電ローラを採用した場合、クリーニングによる削れ量の比は、概ね、
AC+DC:DC:空回転=10:3:1
となる。なお、「AC+DC」,「DC」は、帯電ローラに印加する電圧の種類をさし、「空回転」とは、帯電ローラに電圧を印加していない非駆動状態をさす。
【0128】
そのため、本実施の形態では、黒単色時に、黒トナー用の画像形成部Pdよりも上流側に配される色トナー用の画像形成部Pa,Pb,Pcのうち、最上流に配される画像形成部Paの帯電装置および転写帯電部材のみを駆動することとした。画像形成部Pb,Pcについては空回転のみを行った。
【0129】
これにより黒単色時の画像形成部Pb,Pcのドラム削れ量は1/10とすることができた。また、カラーと黒単色の画像形成の割合が3:7の場合、黒トナー用の画像形成部Pdのドラム削れ量を100とすると、MCYのドラムの削れ量は、第3の実施の形態と比べ表1のように少なくなった。
【0130】
【表1】
Figure 2004021142
【0131】
仮に、黒トナー用のドラムの寿命を30,000枚とすると、CYのドラム寿命は81,000枚と約3倍になる。
【0132】
以上説明したように、本実施の形態では、上記各実施の形態と同様の作用効果に加え、黒単色時のクリーニング性をより向上するとともに、黒トナー用の画像形成部Pdよりも上流側に配される画像形成部のうち一つだけを帯電、転写することで、他の色のドラム寿命が延命された。
【0133】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。なお、以下に述べる構成および作用以外の部分は、上記第3の実施の形態のものと同様である。
【0134】
上記第4の実施の形態では、黒単色時に最上流に位置するMトナー用の画像形成部Paのみで2次転写残トナーを回収することとしたが、本実施の形態では、画像形成に係るジョブ単位で2次転写残トナーを回収する(すなわち、帯電装置および転写帯電部材を駆動する)画像形成部を切り換える。黒単色時、ジョブ毎に帯電・転写を行う画像形成部を変えることで、色トナー用のドラムの削れ量を均一化することができる。
【0135】
なお、画像形成に係るジョブとは、画像形成装置の機能や構成に応じて設定される画像形成プロセスの一単位である。たとえば、転写材一枚に画像形成を行うプロセスを1ジョブとすることもできるし、複数枚の原稿を複写する場合や同一画像を複数枚の転写材に画像形成する場合にはその複数枚分の画像形成プロセスをもって1ジョブとすることもできる。
【0136】
上記第4の実施の形態と同じようにカラーと黒単色の画像形成の割合を3:7と仮定すると、MCYKのドラムの削れ量は、表2のように色トナー用のドラム削れ量は均一化され、色トナー用のドラム削れ量と黒トナー用のドラム削れ量の差は約2倍になる。黒トナー用のドラム寿命を30,000枚とすると、色トナー用のドラム寿命は51,000枚となる。
【0137】
【表2】
Figure 2004021142
【0138】
さらに本実施の形態では、図6に示すように、黒トナー用の画像形成部Pdの感光ドラム21dのドラム径を色トナー用の画像形成部Pa,Pb,Pcの感光ドラム21a,21b,21cのドラム径の倍にした。
【0139】
これにより黒トナー用のドラム寿命は60,000枚、色トナー用のドラム寿命は50,000枚となり、最低のドラム交換間隔を、第3,第4の実施の形態の30,000枚から50,000枚にのばすことが可能となった。これにより、複写機の場合サービスマンによるドラム交換の回数が減り、サービス性向上およびサービスコストの削減が可能となった。
【0140】
以上、第1〜第5の実施の形態を例示して、本発明の構成および作用を具体的に説明したが、本発明の範囲はこれらに限られることはない。たとえば、上記第1〜第5の各実施の形態の構成を適宜組み合わせることも可能である。
【0141】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、2次転写残トナーを確実にクリーニングし、高品位な画像形成を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置に具備される画像形成部の一例の概略構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【図5】クリーニング可能領域およびネガゴースト発生領域を説明する図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【図7】従来の画像形成装置を示す概略構成図である。
【図8】従来の画像形成装置を示す概略構成図である。
【図9】クリーニング可能領域およびネガゴースト発生領域を説明する図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 バイアス電源
4 画像情報書き込み手段
6,7 現像器
8 中間転写体
8a バイアス電源
8b ドラム
8c ゴム層
9 クリーニング装置
9a クリーニングブレード
10 再帯電器
11 転写ローラ
12 転写ベルト
13 2次転写バイアス電源
15 ICLローラ(帯電ローラ)
16 帯電バイアス電源
17 トナー帯電器
18 クリーニングローラ
19 クリーニングブレード
20 クリーニング装置
21,21a,21b,21c,21d 感光ドラム
22,22a 1次帯電器
23,23a 露光装置
24,24a 現像装置
25,25a 転写帯電部材
26 クリーニングブレード
27 廃トナー搬送スクリュー
28 中間転写ベルト
29 2次転写部材
30 定着装置
31 クリーニング装置
31a クリーニングローラ
31b クリーニングブレード
32 レジストローラ
33 搬送ベルト
34 ICLローラ
35 制御装置
38 転写材
Pa,Pb,Pc,Pd 画像形成部

Claims (15)

  1. 現像剤像を担持する第1の像担持体と、
    該第1の像担持体から1次転写された現像剤像を担持しつつ回転して、2次転写位置にて該現像剤像を転写材に2次転写する第2の像担持体と、
    前記2次転写位置よりも下流側に設けられ、前記第2の像担持体表面に残留した現像剤のうち少なくとも一部を回収する現像剤回収手段と、
    該現像剤回収手段よりも下流側で且つ前記第1の像担持体による1次転写位置よりも上流側に設けられ、前記第2の像担持体表面に残留した現像剤を前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性とは逆極性に帯電する現像剤帯電手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤回収手段は、前記残留した現像剤のうち前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性と同極性に帯電した現像剤を回収することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像剤回収手段は、前記残留した現像剤を静電的に吸着することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤回収手段は、前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性と逆極性の電圧が印加されたローラ部材を前記第2の像担持体表面に接触させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤回収手段は、前記ローラ部材表面に吸着された現像剤を掻き落とす掻き落とし部材を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の像担持体は、前記第2の像担持体の回転方向に沿って複数設けられ、
    該複数の第1の像担持体のそれぞれは、互いに同じ又は異なる色の現像剤像を前記第2の像担持体に順次1次転写することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の像担持体は表層に弾性層を有することを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 第1の像担持体、該第1の像担持体を帯電する帯電手段、帯電した第1の像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、該静電潜像を現像して現像剤像を形成する現像手段、および、該現像剤像を1次転写させる転写手段を有する複数の画像形成部と、
    該複数の画像形成部のそれぞれ又は少なくともいずれか1つから1次転写された現像剤像を担持しつつ回転して、2次転写位置にて該現像剤像を転写材に2次転写する第2の像担持体と、
    前記2次転写位置よりも下流側で且つ前記複数の画像形成部のうち最上流に配されるものによる1次転写位置よりも上流側に設けられ、前記第2の像担持体表面に残留した現像剤を前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性とは逆極性に帯電する現像剤帯電手段と、
    前記複数の画像形成部のうち最上流に配されているもの以外の画像形成部のみで画像形成を行う場合に、該画像形成部よりも上流側に配される他の画像形成部の帯電手段および転写手段を駆動する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、
    最下流に配される画像形成部のみで画像形成を行う場合に、該画像形成部よりも上流側に配される複数の他の画像形成部のうちいずれか1つの帯電手段および転写手段を駆動し、かつ、
    画像形成に係るジョブ単位で前記帯電手段および転写手段を駆動する他の画像形成部を切り換えることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記複数の画像形成部の全部で画像形成を行う場合と、一部で画像形成を行う場合とで、前記現像剤帯電手段に印加する電圧または供給する電流を可変することを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 前記現像剤帯電手段に印加する電圧は、DC電圧にAC電圧を重畳した電圧であることを特徴とする請求項8,9または10に記載の画像形成装置。
  12. 前記現像剤帯電手段に供給する電流は、DC電流にAC電流を重畳した電流であることを特徴とする請求項8,9または10に記載の画像形成装置。
  13. 前記複数の画像形成部のうち最下流に配されるものは、黒色の現像剤像を形成することを特徴とする請求項8〜12のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記2次転写位置よりも下流側で且つ前記現像剤帯電手段よりも上流側に設けられ、前記第2の像担持体表面に残留した現像剤のうち少なくとも一部を回収する現像剤回収手段をさらに備えたことを特徴とする請求項8〜13のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記現像剤回収手段は、前記残留した現像剤のうち前記第1の像担持体に担持されている現像剤の帯電極性と同極性に帯電した現像剤を回収することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
JP2002179293A 2002-06-20 2002-06-20 画像形成装置 Withdrawn JP2004021142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002179293A JP2004021142A (ja) 2002-06-20 2002-06-20 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002179293A JP2004021142A (ja) 2002-06-20 2002-06-20 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004021142A true JP2004021142A (ja) 2004-01-22

Family

ID=31176715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002179293A Withdrawn JP2004021142A (ja) 2002-06-20 2002-06-20 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004021142A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259670A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2008191514A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Canon Inc 画像形成装置
JP2009139442A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Canon Inc 画像形成装置
US8107849B2 (en) 2008-06-05 2012-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2013029854A (ja) * 2012-10-01 2013-02-07 Canon Inc 画像形成装置
US9035987B2 (en) 2013-01-23 2015-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, including a light scanning apparatus that emits a light flux

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259670A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2008191514A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Canon Inc 画像形成装置
US7978998B2 (en) 2007-02-06 2011-07-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus for transferring transfer residual toner onto image bearing member
US8180247B2 (en) 2007-02-06 2012-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus for transferring transfer residual toner onto image bearing member
US8290385B2 (en) 2007-02-06 2012-10-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus for transferring transfer residual toner onto image bearing member
JP2009139442A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Canon Inc 画像形成装置
US8107849B2 (en) 2008-06-05 2012-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2013029854A (ja) * 2012-10-01 2013-02-07 Canon Inc 画像形成装置
US9035987B2 (en) 2013-01-23 2015-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, including a light scanning apparatus that emits a light flux

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3780136B2 (ja) 画像形成装置
JPH0926713A (ja) 静電画像形成装置
JP2008076689A (ja) 画像形成装置
JP4872026B2 (ja) 画像形成装置
JP2008191596A (ja) 画像形成装置
JP4865408B2 (ja) 画像形成装置
JP2009063681A (ja) 画像形成装置
JP5106070B2 (ja) 画像形成装置
JP2000089537A (ja) カラー画像形成装置
JP2004061661A (ja) 画像形成装置
JP3890141B2 (ja) 画像形成装置
JP2004021134A (ja) 画像形成装置
JP2008009192A (ja) 画像形成装置
JP2001356570A (ja) 画像形成装置
JP2004021142A (ja) 画像形成装置
JP2004126506A (ja) 画像形成装置
JP4059012B2 (ja) 画像形成装置
JP2002372828A (ja) 画像形成装置
JP2006184930A (ja) 画像形成装置
JP2002023512A (ja) 画像形成装置
JP4099621B2 (ja) 画像形成装置
JPH10268728A (ja) 画像形成装置
JP2003323062A (ja) 画像形成装置
JP2006343594A (ja) 画像形成装置
JP2003241479A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906