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JP2004016745A - 血圧決定装置 - Google Patents

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JP2004016745A
JP2004016745A JP2002180368A JP2002180368A JP2004016745A JP 2004016745 A JP2004016745 A JP 2004016745A JP 2002180368 A JP2002180368 A JP 2002180368A JP 2002180368 A JP2002180368 A JP 2002180368A JP 2004016745 A JP2004016745 A JP 2004016745A
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pulse wave
upper arm
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Kiyoyuki Narimatsu
成松 清幸
Akira Tanpo
反保 明
Toshihiko Ogura
小椋 敏彦
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Nippon Colin Co Ltd
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Nippon Colin Co Ltd
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Abstract

【目的】正確に頸部血圧値を推定することができる頸部血圧決定装置を提供する。
【解決手段】上腕平均血圧値推定手段96により、カフ12から検出された上腕脈波wbの最小値d、面積重心値e、最大値f、および上腕血圧値決定手段92により決定された上腕最低血圧値DIAおよび上腕最高血圧値SYSを用いて、式2から上腕平均血圧値MEANを算出する。この上腕平均血圧値MEANは頸部平均血圧値として用いることができ、上腕最低血圧値DIAは頸部最低血圧値として用いることができる。そこで、頸部最高血圧値推定手段100により、圧脈波センサ54によって検出された頸動脈波wcの最小値a、面積重心値b、最大値cと、上腕平均血圧値MEANおよび上腕最低血圧値DIAを用いて式2と同様の関係式から頸部最高血圧値を算出する。
(式2) f−d:e−d=SYS−DIA:MEAN−DIA
【選択図】            図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上腕部や頸部などの生体の所定の部位における血圧を決定する血圧決定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冠動脈や上行大動脈などの中枢側の動脈における疾患を検査するためには、できるだけ中枢側の血圧を測定することが望まれる。しかし、上腕よりも中枢側で血圧を測定することは容易ではなく、たとえば、頸部における血圧すなわち頸動脈圧は、観血的手法であっても正確な測定が困難である。そのため、従来、冠動脈や上行大動脈などの中枢側の動脈における疾患を検査するためにも、上腕において血圧が測定されていた。
【0003】
ここで、仰臥位で血圧を測定すると、頸動脈における最低血圧値および平均血圧値(以下、それぞれ頸部最低血圧値CBP(DIA)、頸部平均血圧値CBP(MEAN)という)は、上腕における最低血圧値および平均血圧値(以下、それぞれ上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕平均血圧値BBP(MEAN)という)とほぼ一致するが、頸動脈における最高血圧値(以下、頸部最高血圧値CBP(SYS)という)と、上腕における最高血圧値(以下、上腕最高血圧値BBP(SYS)という)とは異なることが知られている。
【0004】
ところで、最近、頸動脈波検出装置の改良が進み、頸動脈波wcの形状については比較的正確に検出することができるようになってきた。しかし、頸動脈波検出装置から検出される頸動脈波wcだけからは、頸動脈の絶対圧を正確に決定することはできない。そこで、頸動脈波検出装置によって検出される頸動脈波wcを、カフを用いて測定した上腕血圧値BBPを用いて正しい圧力に換算して頸部血圧値CBPを求めることが考えられる。
【0005】
すなわち、頸動脈波検出装置によって検出された図1に示す一拍分の頸動脈波wcにおいて、最低値a、面積重心値b、最大値cは、頸部最低血圧値CBP(DIA)、頸部平均血圧値CBP(MEAN)、頸部最高血圧値CBP(SYS)にそれぞれ対応することから、たとえば、式1に示す関係が成り立つ。
(式1) c−a:b−a=CBP(SYS)−CBP(DIA):CBP(MEAN)−CBP(DIA)
また、頸部最低血圧値CBP(DIA)、頸部平均血圧値CBP(MEAN)は上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕平均血圧値BBP(MEAN)とほぼ一致することから、式1の頸部最低血圧値CBP(DIA)、頸部平均血圧値CBP(MEAN)に、上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕平均血圧値BBP(MEAN)を代入すれば頸部最高血圧値CBP(SYS)を求めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、カフを用いて測定した上腕最低血圧値BBP(DIA)は比較的再現性が良好であるが、カフを用いて測定した上腕平均血圧値BBP(MEAN)は測定ごとのばらつきが比較的大きい。そのため、カフを用いて測定した上腕平均血圧値BBP(MEAN)を頸部平均血圧値CBP(MEAN)として用いると、頸部平均血圧値CBP(MEAN)および頸部平均血圧値CBP(MEAN)に基づいて算出される頸部最高血圧値CBP(SYS)の精度が不十分となってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の事情を背景として為されたものであって、本発明者は、当初、正確に上腕平均血圧値を推定することができる上腕血圧決定装置、およびその上腕血圧決定装置を含み、正確に頸部血圧値を推定することができる頸部血圧決定装置を発明することを目的としていた。そして種々検討を重ねた結果、以下の知見を見いだした。すなわち、上腕において検出される上腕脈波wbは比較的正確であり、また、カフを用いて測定される上腕最低血圧値BBP(DIA)および上腕最高血圧値BBP(SYS)も信頼性が高いことから、まず、上腕脈波wbの最低値d、面積重心値e、最大値f、および上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕最高血圧値BBP(SYS)から、前述の頸部最高血圧値CBP(SYS)の算出と同様にして上腕平均血圧値BBP(MEAN)を算出すれば、正確に上腕平均血圧値BBP(MEAN)を推定できること、さらに、その上腕平均血圧値BBP(MEAN)を用いれば、正確な頸部平均血圧値CBP(MEAN)や頸部最高血圧値CBP(SYS)が推定できることを見出した。
【0008】
しかし、上腕平均血圧値を推定する場合と同様の技術により上腕最低血圧値を推定できることに気がついた。また、測定部位も上腕に限られず、脈波が検出でき、且つ、カフによって血圧値が測定できる部位であれば、上腕平均血圧値を推定する場合と同様にして、その部位の平均血圧値または最低血圧値を正確に推定できることが判明した。また、上腕血圧値に基づいて頸部血圧値を推定する技術も、頸部血圧値を推定する場合に限られず、他の部位の血圧値を推定する場合にも適用できることに気がついた。
【0009】
従って、本発明は、所定の第1部位における第1平均血圧値を正確に推定することができる第1血圧決定装置を提供することを第1の目的とし、第1部位における第1最低血圧値を正確に推定することができる第1血圧決定装置を提供することを第2の目的とする。そして、その第1血圧決定装置を含み、第1部位とは異なる第2部位における第2血圧値を正確に推定することができる第2血圧決定装置を提供することを第3の目的とする。
【0010】
すなわち、上記第1の目的を達成するための第1発明は、(a)生体の所定の第1部位における第1脈波を検出する第1脈波検出装置と、(b)前記第1部位に装着されるカフを用いて第1最低血圧値および第1最高血圧値を測定する第1血圧測定装置と、(c)前記第1脈波検出装置により検出された第1脈波の最低値、最高値、および前記第1血圧測定装置により測定された第1最低血圧値、第1最高血圧値から、第1脈波の面積重心値を血圧値に補正して第1平均血圧値を推定する第1平均血圧値推定手段とを含むことを特徴とする第1血圧決定装置である。
【0011】
【第1発明の効果】
この発明によれば、第1脈波検出装置により正確な第1脈波が検出され、第1血圧測定装置により正確な第1最低血圧値および第1最高血圧値が決定され、第1平均血圧値推定手段では、その正確な第1脈波の最低値、面積重心値、最高値および正確な第1最低血圧値、第1最高血圧値から第1平均血圧値が推定されるので、正確に第1平均血圧値を推定することができる。正確な第1平均血圧値はそれ自体が診断上有用であり、また、後述するように、この第1平均血圧値を用いれば、第1部位とは別の第2部位における第2血圧値を正確に推定することもできる。
【0012】
上記第1発明は、第1平均血圧値の測定精度が第1最低血圧値の測定精度よりも悪い場合に有効であり、実際に現在のところ、カフを用いて測定した最低血圧値の測定精度と平均血圧値の測定精度とを比較すると、平均血圧値の方が測定精度が悪い。しかし、将来的に測定アルゴリズムの改良により平均血圧値の測定精度が向上し、平均血圧値の測定精度が最低血圧値の測定精度よりもよくなることが考えられる。その場合、測定精度が向上した平均血圧値に比べれば測定精度の悪い最低血圧値を、前記第1発明の技術思想を適用して推定することもできる。
【0013】
すなわち、第2発明は、(a)生体の所定の第1部位における第1脈波を検出する第1脈波検出装置と、(b)前記第1部位に装着されるカフを用いて第1平均血圧値および第1最高血圧値を測定する第1血圧測定装置と、(c)前記第1脈波検出装置により検出された第1脈波の面積重心値、最高値、および前記第1血圧測定装置により測定された第1平均血圧値、第1最高血圧値から、第1脈波の最低値を血圧値に補正して第1最低血圧値を推定する第1最低血圧値推定手段とを含むことを特徴とする第1血圧決定装置である。
【0014】
【第2発明の効果】
この発明によれば、第1脈波検出装置により正確な第1脈波が検出され、第1血圧測定装置により正確な第1平均血圧値および第1最高血圧値が決定され、第1最低血圧値推定手段では、その正確な第1脈波の最低値、面積重心値、最高値および正確な第1平均血圧値、第1最高血圧値から第1最低血圧値が推定されるので、正確に第1最低血圧値を推定することができる。正確な第1最低血圧値はそれ自体が診断上有用であり、また、後述するように、この第1最低血圧値を用いれば、第1部位とは別の第2部位における第2血圧値を正確に推定することもできる。
【0015】
【第1発明および第2発明の他の態様】
ここで、好ましくは、前記第1脈波検出装置は、前記第1部位に装着される前記カフに伝達される圧力振動に基づいて第1脈波を検出するものである。このようにすれば、カフが第1血圧測定装置と兼用されることから、装置が安価となる。また、カフは装着に熟練を必要としないことから、測定者によらず正確な第1脈波が得られる。従って、測定者によらず正確に第1平均血圧値または第1最低血圧値を推定することができる。
【0016】
また、前記目的を達成するための第3発明は、前記第1血圧決定装置と、(d)前記生体の所定の第2部位において第2脈波を検出する第2脈波検出装置と、(e)前記第1血圧決定装置により得られた第1最低血圧値、第1平均血圧値に基づいて、前記第2脈波検出装置により検出された第2脈波の最高値を血圧値に補正して第2最高血圧値を推定する第2最高血圧値推定手段とを含むことを特徴とする第2血圧決定装置である。
【0017】
【第3発明の効果】
この発明によれば、第2最高血圧値推定手段により、第2脈波検出装置によって検出された正確な頸動脈波、および第1血圧決定装置によって得られた正確な第1最低血圧値、第1平均血圧値に基づいて第2最高血圧値が推定されるので、正確に第2最高血圧値を推定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
前記第1部位としては、たとえば、上腕部、大腿部、足首が挙げられる。また、第2部位としては、たとえば、頸部、上腕部、手首、大腿部、足首が挙げられる。また、第1部位と第2部位との組み合わせは、第1部位が上腕部であり、第2部位が頸部である場合のように、第2部位が第1部位と異なっていれば、どのような組み合わせであってもよい。
【0019】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明が適用された頸部血圧決定装置10の回路構成を示すブロック図である。この頸部血圧決定装置10は上腕血圧決定装置としての機能も備えている。なお、この頸部血圧決定装置10は、被測定者が仰臥位の状態で使用される。
【0020】
図2において、カフ12はゴム製袋を布製帯状袋内に有し、第1部位である上腕部14に巻回される。カフ12には、圧力センサ16、調圧弁18が配管20を介してそれぞれ接続されている。また、調圧弁18には、配管22を介して空気ポンプ24が接続されている。調圧弁18は、空気ポンプ24により発生させられた圧力の高い空気を調圧してカフ12内へ供給し、或いは、カフ12内の空気を排気することにより、カフ12内の圧力を調圧する。
【0021】
圧力センサ16は、カフ12内の圧力を検出してその圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回路26および脈波弁別回路28にそれぞれ供給する。静圧弁別回路26はローパスフィルタを備えており、圧力信号SPに含まれる定常的な圧力すなわちカフ12の圧迫圧力(以下、この圧力をカフ圧PCという)を表すカフ圧信号SCを弁別してそのカフ圧信号SCを図示しないA/D変換器を介して電子制御装置32へ供給する。脈波弁別回路28はバンドパスフィルタを備えており、圧力信号SPの振動成分であるカフ脈波信号SM1を弁別してそのカフ脈波信号SM1を図示しないA/D変換器を介して電子制御装置32へ供給する。このカフ脈波信号SM1は、カフ12により圧迫される図示しない上腕動脈からカフ12に伝達される圧力振動であることから上腕脈波wb(すなわち第1脈波)を表すので、図2の頸部血圧決定装置10では、カフ脈波信号SM1を検出するためのカフ12、圧力センサ16、脈波弁別回路28により上腕脈波検出装置34(すなわち第1脈波検出装置)が構成される。
【0022】
また、頸部血圧決定装置10は、図3に示す圧脈波検出プローブ36を備えている。圧脈波検出プローブ36は頸動脈波検出装置(第2脈波検出装置)として機能するものであり、図3に示すように、第2部位である頸部38に装着バンド40により装着されている。この圧脈波検出プローブ36の構成を図4に示す。図4に詳しく示すように、圧脈波検出プローブ36は、容器状を成すセンサハウジング42と、そのセンサハウジング42を収容するケース44と、センサハウジング42を頸動脈46の幅方向に移動させるためにそのセンサハウジング42に螺合され且つケース44内に設けられた図示しないモータによって回転駆動されるねじ軸48とを備えている。この圧脈波検出プローブ36は、センサハウジング42の開口端が頸部38の体表面50に対向する状態で頸部38に装着されている。
【0023】
上記センサハウジング42の内部には、ダイヤフラム52を介して圧脈波センサ54が相対移動可能かつセンサハウジング42の開口端からの突出し可能に設けられており、これらセンサハウジング42およびダイヤフラム52等によって圧力室56が形成されている。この圧力室56内には、図2に示すように、空気ポンプ58から調圧弁60を経て圧力の高い空気が供給されるようになっており、これにより、圧脈波センサ54は圧力室56内の圧力に応じた押圧力で前記体表面50に押圧させられる。
【0024】
上記センサハウジング42およびダイヤフラム52は、圧脈波センサ54を頸動脈46に向かって押圧する押圧装置62を構成しており、上記ねじ軸48および図示しないモータは、圧脈波センサ54が体表面50に向かって押圧させられる押圧位置を、頸動脈46の幅方向に移動させる幅方向移動装置64を構成している。
【0025】
上記圧脈波センサ54の押圧面66には、多数の半導体感圧素子(以下、感圧素子という)Eが、頸動脈46の幅方向すなわちねじ軸48と平行な圧脈波センサ54の移動方向において、その頸動脈46の直径よりも長くなるように、且つ一定の間隔で配列されており、たとえば、図5に示すように、配列間隔が0.6mm程度とされた15個の感圧素子E(a)、E(b)、…E(o)が配列されている。
【0026】
このように構成された圧脈波検出プローブ36が、頸部38の体表面50の頸動脈46上に押圧されると、圧脈波センサ54により、頸動脈46から発生して体表面50に伝達される圧脈波(頸動脈波wcすなわち第2脈波)が検出され、その頸動脈波wcを表す圧脈波信号SM2が図示しないA/D変換器を介して電子制御装置32へ供給される。
【0027】
電子制御装置32は、CPU68、ROM70、RAM72、および図示しないI/Oポート等を備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されており、CPU68は、ROM70に予め記憶されたプログラムに従ってRAM72の記憶機能を利用しつつ信号処理を実行することにより、I/Oポートから駆動信号を出力して空気ポンプ24、58および調圧弁18、60を制御する。CPU68は、その空気ポンプ24、58および調圧弁18、60を制御することにより、カフ圧PCおよび圧力室56内の圧力を制御する。また、CPU68は、電子制御装置32に供給されるカフ脈波信号SM1およびカフ圧信号SCに基づいて上腕血圧値BBPを決定する。従って、電子制御装置32、および電子制御装置32にカフ脈波信号SM1およびカフ圧信号SCを供給するための装置、すなわちカフ12、圧力センサ16、調圧弁18、空気ポンプ24、静圧弁別回路26、脈波弁別回路28等により、上腕血圧測定装置(すなわち第1脈波検出装置)74が構成される。
【0028】
CPU68は、さらに、上腕血圧値BBP、および圧脈波検出プローブ36から供給される圧脈波信号SM2に基づいて頸部血圧値CBPを決定し、その決定した頸部血圧値CBPを表示器76に表示する。
【0029】
図6は、電子制御装置32の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【0030】
最大圧力検出素子決定手段80は、圧脈波センサ54に備えられた複数の半導体感圧素子Eのうち、最大圧力を出力する最大圧力検出素子EMを決定する。すなわち、上記複数の半導体感圧素子Eからそれぞれ出力される複数の圧脈波のうち、ピーク強度が最大となるものを決定し、その最大ピークを出力する半導体感圧素子Eを最大圧力検出素子EMに決定する。この最大圧力検出素子EMは、頸動脈46の真上に位置する半導体感圧素子Eである。
【0031】
最適押圧位置制御手段82は、圧脈波センサ54の初回の装着時など、上記最大圧力検出素子EMの配列位置が、配列の端を基準として、それから所定数または所定距離内側までに位置するものであることを条件とする押圧位置更新条件が成立した場合には、以下の押圧位置更新作動を実行する。すなわち、押圧位置更新作動は、圧脈波センサ54を体表面50から一旦離隔させるとともに、幅方向移動装置64により押圧装置62および圧脈波センサ54を所定距離移動させた後、押圧装置62により圧脈波センサ54を比較的小さい予め設定された第1押圧力HDP1で押圧させ、その状態で再び上記押圧位置更新条件が成立するか否かを判断し、押圧位置更新条件が成立しなくなるまで、より好ましくは、前記最大圧力検出素子EMが配列位置の略中央に位置するまで上記の作動および判断を実行する。なお、上記押圧位置更新条件における配列の端からの所定数または所定距離は、圧脈波センサ54により押圧される動脈(本実施例では頸動脈46)の直径に基づいて決定され、たとえば、その直径の1/4に設定される。
【0032】
押圧力制御手段84は、圧脈波センサ54が最適押圧位置制御手段82により最適押圧位置に位置させられた後、押圧装置62による圧脈波センサ54の押圧力HDP(Hold Down Pressure)を、所定の押圧力範囲内で拍動に対応して逐次変化させ、或いは所定の押圧力範囲内を比較的緩やかな一定速度で連続的に変化させる。そして、その押圧力HDPの変化過程において次述する押圧力判定手段86により圧脈波センサ54の押圧力HDPが適切であると判断された場合には、その押圧力HDPを最適押圧力HDPOに決定し、押圧装置62の押圧力をその最適押圧力HDPOに維持する。
【0033】
押圧力判定手段86は、前記最大圧力検出素子決定手段80によって決定された最大圧力検出素子EMにより検出される圧脈波、およびその最大圧力検出素子EMから所定距離だけ配列の端側に位置する半導体感圧素子E(以下、この半導体感圧素子Eを比較素子ECという)により検出される圧脈波とに基づいて、圧脈波センサ54の押圧力HDPの適否を判定する。すなわち、最大圧力検出素子EMにより圧脈波の所定部位が検出された時点と、同じ部位が比較素子ECにより検出された時点との時間差ΔTに基づいて、圧脈波センサ54の押圧力HDPの適否を判定する。ここで、上記所定部位には、立ち上がり点、ピーク、ダイクロティックノッチ等を用いることができる。
【0034】
ここで、上記時間差ΔTによって圧脈波センサ54の押圧力HDPの適否が判定できる理由を説明する。図7は、最大圧力検出素子EMによって検出された圧脈波(実線)と、血管壁が偏平になっていない部分の真上に位置する半導体感圧素子E(x)によって検出された圧脈波(2点鎖線)とを示す図である。なお、上記最大圧力検出素子EMおよび上記半導体感圧素子E(x)と頸動脈46との関係を図8に示す。図7に示すように、半導体感圧素子E(x)によって検出される圧脈波は、最大圧力検出素子EMによって検出される圧脈波よりも位相が遅れている。これは、血管壁が平らになっている部分では血管壁の粘弾性の影響を受けないが、血管壁が平らになっていない部分では血管壁の粘弾性の影響を受けるためである。また、このことから、半導体感圧素子E(x)によって検出される圧脈波の位相が、最大圧力検出素子EMによって検出される圧脈波の位相に対して遅れていないか、遅れているとしてもその遅れが比較的小さい場合には、半導体感圧素子E(x)は血管壁が略偏平になっている部分の真上に位置している(すなわち血管壁の一部が略偏平になっている)と言える。
【0035】
従って、最大圧力検出素子EMにより圧脈波の所定部位が検出された時点と、同じ部位が比較素子ECにより検出された時点との時間差ΔTが、予め実験に基づいて決定された上限時間TH1以下であれば、頸動脈46は圧脈波センサ54からの押圧によって血管壁の一部が略平坦になっている状態である、すなわち、圧脈波センサ54の押圧力HDPは適切であると判定できるのである。なお、最大圧力検出素子EMと比較素子ECとの間の距離は、血管の直径よりも短い距離(たとえば血管の1/5)となるような距離に予め設定されている。
【0036】
頸動脈波値決定手段88は、圧脈波センサ54の押圧力HDPが押圧力判定手段86により適切であると判定された状態で、最大圧力検出素子EMにより検出される圧脈波信号SM2すなわち頸動脈波wcの単位区間における大きさの最低値a、面積重心値b、最高値cをそれぞれ決定する。ここで、単位区間は、たとえば、一拍分、数拍分など脈拍を単位として設定されるか、あるいは、数秒、数十秒など時間を単位として設定される。また、面積重心値bは頸動脈波wcの一脈波における大きさの平均値であり、たとえば、一拍分の頸動脈波wcの大きさを積分して、その積分値をそのときの脈拍周期Tで割ることによって求める。さらに、最低値a、面積重心値b、最高値cを複数決定し、その平均値を最低値a、面積重心値b、最高値cとして用いてもよい。
【0037】
カフ圧制御手段90は、後述する上腕血圧値決定手段92または上腕脈波値決定手段94からの指令信号に従って、静圧弁別回路26から供給されるカフ圧信号SCに基づいて調圧弁18および空気ポンプ24を制御して、カフ圧PCを以下のように制御する。すなわち、上腕血圧値決定手段92からの指令信号が供給された場合には、カフ圧PCを上腕最高血圧値BBP(SYS)よりも高い値に設定された昇圧目標圧力値(たとえば180mm/Hg程度)まで急速に昇圧させた後、その圧迫圧力を2〜3mmHg/sec程度の速度で徐速降圧させ、上腕血圧値BBPが決定された後にカフ圧PCを大気圧まで排圧する。そして、上腕脈波値決定手段94からの指令信号が供給された場合には、カフ圧PCを脈波検出圧に制御する。
【0038】
この脈波検出圧は、脈波弁別回路28により検出されるカフ脈波信号SM1の形状が、非圧迫状態における上腕脈波wbの形状と略一致するような圧力である。カフ圧PCが上腕最低血圧値BBP(DIA)よりも高いと、カフ12による圧迫によってカフ脈波信号SM1が歪んでしまい、カフ脈波信号SM1は非圧迫時の上腕脈波wbを表さない。従って、脈波検出圧は、上腕最低血圧値BBP(DIA)よりも低くなるように設定された固定値、または、実際に測定された上腕最低血圧値BBP(DIA)に基づいてその上腕最低血圧値BBP(DIA)よりも低くなるように設定される。実際に測定された上腕最低血圧値BBP(DIA)に基づいて脈波検出圧が決定される場合には、たとえば、その上腕最低血圧値BBP(DIA)から、10mmHgまたは20mmHg程度の上腕最低血圧値BBP(DIA)よりも十分に小さい所定値αが差し引かれることにより脈波検出圧が決定される。
【0039】
第1血圧値決定手段として機能する上腕血圧値決定手段92は、カフ圧制御手段90によるカフ圧PCの徐速降圧過程において静圧弁別回路26から逐次供給されるカフ圧信号SCおよび脈波弁別回路28から逐次供給されるカフ脈波信号SM1に基づいて、よく知られたオシロメトリックアルゴリズムを用いて上腕最高血圧値BBP(SYS)および上腕最低血圧値BBP(DIA)の2つの上腕血圧値BBP(すなわち第1血圧値)を決定する。上記オシロメトリックアルゴリズムでは、たとえば、各上腕脈波wbの振幅Aの包絡線を作成し、その包絡線の立ち上がりが検出された時点のカフ圧PCを上腕最高血圧値BBP(SYS)とし、その包絡線の立ち下がり点(すなわち包絡線の微分波形の変曲点)が検出された時点のカフ圧PCを上腕最低血圧値BBP(DIA)とする。なお、振幅Aとは、一拍分の上腕脈波wbにおける最大値と最小値との差をいう。
また、上腕血圧値決定手段92は、決定した上腕最高血圧値BBP(SYS)および上腕最低血圧値BBP(DIA)を表示器76に表示する。
【0040】
上腕脈波値決定手段94は、カフ圧制御手段90によりカフ圧PCが前記脈波検出圧に維持されている状態で、脈波弁別回路28から供給されるカフ脈波信号SM1すなわち上腕脈波wbの単位区間における大きさの最低値d、面積重心値e、最高値fをそれぞれ決定する。ここで、単位区間及び面積重心値の意味は、前述の頸動脈波値決定手段88の場合と同様である。
【0041】
第1平均血圧値推定手段として機能する上腕平均血圧値推定手段96は、上腕血圧値決定手段92により決定された上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕最高血圧値BBP(SYS)、および上腕脈波値決定手段94により決定された上腕脈波wbの最低値d、面積重心値e、最高値fに基づいて上腕平均血圧値BBP(MEAN)を決定する。すなわち、上腕脈波wbの最低値dは上腕最低血圧値BBP(DIA)に対応し、上腕脈波wbの最高値fは上腕最高血圧値BBP(SYS)に対応することから、上腕血圧値決定手段92により決定された上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕最高血圧値BBP(SYS)、および上腕脈波値決定手段94により決定された最低値d、最高値fから、図9に示す上腕脈波wbの大きさと上腕血圧値BBPとの間の脈波血圧関係線L1が求まるので、その脈波血圧関係線L1と上腕脈波wbの面積重心脈波値eとから上腕平均血圧値BBP(MEAN)を決定することができるのである。なお、上記脈波血圧関係線L1は必ずしも求める必要はなく、式2に示す比例式や、式2を変形した式3、或いは式2と同等の比例式によって上腕平均血圧値BBP(MEAN)を求めてもよい。
(式2) f−d:e−d=BBP(SYS)−BBP(DIA):BBP(MEAN)−BBP(DIA)
(式3) BBP(MEAN)={(e−d)×BBP(SYS)−(e−f)×BBP(DIA)}/(f−d)
また、上腕平均血圧値推定手段96は、決定した上腕平均血圧値BBP(MEAN)を表示器76に表示する。
【0042】
第2血圧値決定手段として機能する頸部血圧値決定手段98は、上腕血圧値決定手段92により決定された上腕最低血圧値BBP(DIA)をそのまま頸部最低血圧値CBP(DIA)すなわち第2最低血圧値として決定し、上腕平均血圧値推定手段96により決定された上腕平均血圧値BBP(MEAN)をそのまま頸部平均血圧値CBP(MEAN)すなわち第2平均血圧値として決定する。そして、その決定した頸部最低血圧値CBP(DIA)および頸部平均血圧値CBP(MEAN)を表示器76に表示する。
【0043】
第2最高血圧値推定手段として機能する頸部最高血圧値推定手段100は、頸部血圧値決定手段98により決定された頸部最低血圧値CBP(DIA)、頸部平均血圧値CBP(MEAN)、および頸部脈波値決定手段88により決定された頸動脈波wcの最低値a、面積重心値b、最高値cに基づいて頸部最高血圧値CBP(SYS)すなわち第2最高血圧値を決定する。すなわち、頸動脈波wcの最低値aは頸部最低血圧値CBP(DIA)に対応し、頸動脈波wcの面積重心値bは頸部平均血圧値CBP(MEAN)に対応することから、頸部血圧値決定手段98により決定された頸部最低血圧値CBP(DIA)、頸部平均血圧値CBP(MEAN)、および頸部脈波値決定手段88により決定された最低値a、面積重心値bから、図10に示す頸動脈波wcの大きさと頸部血圧値CBPとの間の脈波血圧関係線L2が求まるので、その脈波血圧関係線L2と頸動脈波wcの最大値cとから頸部最高血圧値CBP(SYS)を決定することができるのである。なお、上記脈波血圧関係線L2は必ずしも求める必要はなく、前述の式1に示す比例式や、式1を変形した式4、或いは式1と同等の比例式によって頸部最高血圧値CBP(SYS)を求めてもよい。
(式4) CBBP(SYS)={(c−a)×CBP(MEAN)−(c−b)×CBP(DIA)}/(b−a)
また、頸部最高血圧値推定手段100は、決定した頸部最高血圧値CBP(SYS)を表示器76に表示する。
【0044】
図11および図12は、図6の機能ブロック線図に示したCPU68の制御作動をさらに具体化して説明するフローチャートである。
【0045】
図11において、押圧力制御手段84に相当するステップS1(以下、ステップを省略する。)では、押圧装置62により圧力室56内の圧力が制御されることにより、圧脈波センサ54の押圧力HDPが予め設定された第1押圧力HDP1とされる。上記第1押圧力HDP1は、一般的な最適押圧力HDPOよりも十分低い値であり、且つ、各半導体感圧素子Eからの圧脈波信号SM2に基づいてそれぞれの圧脈波のピーク強度が精度よく決定できる程度の大きさとして、予め実験に基づいて決定されている。
【0046】
続いて最大圧力検出素子決定手段80に相当するS2が実行される。S2では、各半導体感圧素子Eから圧脈波信号SM2が一拍分読み込まれ、それら圧脈波信号SM2が表す圧脈波のピークおよびピーク強度がそれぞれ決定される。そして、最大ピーク強度を出力した半導体感圧素子Eが最大圧力検出素子EMに決定される。
【0047】
続いて最適押圧位置制御手段82に相当するS3乃至S4が実行される。まず、S3では、最大圧力検出素子EMの配列位置が、配列の端から所定数または所定距離内側までに位置するものであるかを条件とする押圧位置更新条件(APS起動条件)が成立したか否かが判断される。この判断が否定された場合には、後述するS5以降が実行される。
【0048】
一方、S3の判断が肯定された場合、すなわち、圧脈波センサ54の頸動脈46に対する装着位置が不適切である場合には、続くS4において、APS制御ルーチンが実行される。このAPS制御ルーチンは、最大圧力検出素子EMが感圧素子Eの配列の略中央位置となる最適押圧位置を決定するため、圧脈波センサ54を一旦体表面50から離隔させ、幅方向移動装置64により押圧装置62および圧脈波センサ54を所定距離移動させた後、押圧装置62により圧脈波センサ54を再び前記第1押圧力HDP1で押圧させ、その状態において最大圧力検出素子EMが配列の略中央位置にある感圧素子Eであるか否かが判断され、この判断が肯定されるまで上記作動が繰り返し実行される。
【0049】
上記S4において圧脈波センサ54の押圧位置が最適押圧位置に制御されると、続いて、最大圧力検出素子決定手段80に相当するS5において、前記S2と同様にして最大圧力検出素子EMが決定され、且つ、その最大圧力検出素子EMの両隣に位置する半導体感圧素子Eが比較素子ECに決定される。
【0050】
続いて押圧力判定手段86に相当するS6乃至S9が実行される。まずS6では、各半導体感圧素子Eから供給される圧脈波信号SM2が、所定のサンプリング周期Ts毎に一拍分読み込まれる。そして、続くS7では、上記S6において読み込まれた圧脈波信号SM2のうち最大圧力検出素子EMから供給された圧脈波信号SM2が示す圧脈波について、その振幅の増加率が最も大きくなる点が立ち上がり点に決定され、且つその立ち上がり点の発生時点が基準時間Tstに決定される。さらに、前記S5で決定された2つの比較素子ECから供給される圧脈波信号SM2についても同様にして立ち上がり点がそれぞれ決定され、且つその立ち上がり点の発生時間が比較時間Tcoに決定される。
【0051】
続くS8では、上記S7で決定された基準時間Tstと比較時間Tcoとの時間差ΔTが算出される。なお、この時間差ΔTは絶対値として算出される。続くS9では、上記S8で算出された時間差ΔTが、前記サンプリング周期Tsの1倍乃至3倍程度に設定された上限時間TH1よりも小さいか否かが判断される。なお、比較素子ECは2つ設定されており、時間差ΔTも2つ算出されるので、S9では、2つの時間差ΔTとも上限時間TH1よりも小さい場合に判断が肯定されたと判断されることが好ましいが、いずれか一方の時間差ΔTのみが上限時間TH1よりも小さい場合に判断が肯定されたと判断されてもよい。
【0052】
上記S9の判断が否定された場合には、押圧力制御手段84に相当するS10において、押圧装置62による圧脈波センサ54の押圧力HDPが所定値増加させられた後、再び前記S6以下が実行される。一方、前記S9の判断が肯定された場合には、圧脈波センサ54の押圧力HDPが適切である場合なので、頸動脈波値決定手段88に相当するS11乃至S12が実行される。まず、S11では、最大圧力検出素子EMから供給される圧脈波信号SM2が前記サンプリング周期Ts毎に一拍分読み込まれる。そして、続くS12では、S11で読み込まれた圧脈波信号SM2すなわち頸動脈波wcの最小値a、最大値cが決定されるとともに、S11でサンプリング周期Ts毎に読み込まれた一拍分の圧脈波信号SM2の平均値が算出されることにより、頸動脈波wcの面積重心値bが算出される。
【0053】
続くS13では、空気ポンプ24が起動させられ、且つ調圧弁18が制御されることにより、カフ圧PCがたとえば50mmHgに設定された脈波検出圧に制御される。
【0054】
続いて、図12に示すS14以降を説明する。S14乃至S15は、上腕脈波値決定手段94に相当する。S14では、カフ圧PCが脈波検出圧に制御されている状態で脈波弁別回路28から供給されるカフ脈波信号SM1がサンプリング周期Ts毎に一拍分読み込まれる。続くS15では、S11で読み込まれたカフ脈波信号SM1すなわち上腕脈波wbの最小値d、最大値fが決定されるとともに、S14でサンプリング周期Ts毎に読み込まれた一拍分のカフ脈波信号SM1の平均値が算出されることにより、上腕脈波wbの面積重心値eが算出される。
【0055】
続くS16では、調圧弁18が制御されることにより、カフ圧PCの急速昇圧が開始される。そして、S17では、カフ圧PCが180mmHgに設定された昇圧目標圧力値PCを超えたか否かが判断される。このS17の判断が否定されるうちは、S17の判断が繰り返し実行され、カフ圧PCの急速昇圧が継続される。一方、S17の判断が肯定された場合には、S18において、空気ポンプ24が停止させられ、且つ、調圧弁18が制御されることにより、カフ圧PCの3mmHg/sec程度での徐速降圧が開始される。
【0056】
続いて上腕血圧値決定手段92に相当するS19乃至S21が実行される。S19では、カフ圧PCの徐速降圧過程で逐次得られるカフ脈波信号SM1が表す上腕脈波wbの振幅の変化に基づいて、良く知られたオシロメトリック方式の血圧値決定アルゴリズムに従って上腕最高血圧値BBP(SYS)および上腕最低血圧値BBP(DIA)が決定される。続くS20では、上記S19において上腕血圧値BBPの決定が完了したか否かが判断される。
【0057】
上記S20の判断が否定されるうちは、S19が繰り返し実行され、血圧値決定アルゴリズムが継続される。そして血圧値決定アルゴリズムの継続によりS20の判断が肯定された場合には、S21において、血圧値決定アルゴリズムの実行により決定された上腕最高血圧値BBP(SYS)、上腕最低血圧値BBP(DIA)が表示器76に表示される。そして、続くS22では、調圧弁18が制御されることによりカフ圧PCが大気圧まで排圧される。本フローチャートではS13、S16乃至S18およびS22がカフ圧制御手段90に相当する。
【0058】
続くS23は上腕平均血圧値推定手段96に相当し、S15で決定された上腕脈波wbの最小値d、面積重心値e、最大値f、S19で決定された上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕最高血圧値BBP(SYS)が前記式3に代入されることにより、上腕平均血圧値BBP(MEAN)が算出され、且つ、その上腕平均血圧値BBP(MEAN)が表示器76に表示される。
【0059】
続くS24は頸部血圧値決定手段98に相当し、S19で決定された上腕最低血圧値BBP(DIA)がそのまま頸部最低血圧値CBP(DIA)に決定され、S23で算出された上腕平均血圧値BBP(MEAN)がそのまま頸部平均血圧値CBP(MEAN)に決定され、それら頸部最低血圧値CBP(DIA)および頸部平均血圧値CBP(MEAN)が表示器76に表示される。
【0060】
続くS25は頸部最高血圧値推定手段100に相当し、S12で決定された頸動脈波wcの最小値a、面積重心値b、最大値c、S24で決定された頸部最低血圧値CBP(DIA)、頸部平均血圧値CBP(MEAN)が、前記式4に代入されることにより頸部最高血圧値CBP(SYS)が算出され、且つ、その頸部最高血圧値CBP(SYS)が表示器76に表示される。
【0061】
上述の実施例によれば、上腕脈波検出装置34により正確な上腕脈波wbが検出され、上腕血圧測定装置74により正確な上腕最低血圧値BBP(DIA)および上腕最高血圧値BBP(SYS)が決定され、上腕平均血圧値推定手段96(S23)では、その正確な上腕脈波wbの最低値d、面積重心値e、最高値fおよび正確な上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕最高血圧値BBP(SYS)から上腕平均血圧値BBP(MEAN)が算出されるので、正確に上腕平均血圧値BBP(MEAN)を推定することができる。
【0062】
また、前述の実施例によれば、カフ12が上腕脈波検出装置34および上腕血圧測定装置74に兼用されているので、頸部血圧決定装置10が安価となる。また、カフ12は装着に熟練を必要としないことから、測定者によらず正確な上腕脈波wbが得られる。従って、測定者によらず正確に上腕平均血圧値BBP(MEAN)を推定することができる。
【0063】
さらに、上述の実施例によれば、頸部最高血圧値推定手段100(S25)により、圧脈波検出プローブ36によって検出された正確な頸動脈波wc、および上腕血圧値決定手段92(S19乃至S21)によって得られた正確な上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕平均血圧値推定手段96(S23)によって得られた正確な上腕平均血圧値BBP(MEAN)に基づいて頸部最高血圧値CBP(SYS)が算出されるので、正確に頸部最高血圧値CBP(SYS)を推定することができる。
【0064】
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
【0065】
たとえば、前述の実施例では、上腕脈波検出装置34は、カフ12に伝達される圧力振動から上腕脈波wbを検出するものであったが、上腕脈波検出装置は、前述の圧脈波センサ54と同様の圧力センサを備え、その圧力センサを上腕部14に所定の押圧力で押圧させることにより上腕脈波wbを検出するものであってもよい。
【0066】
また、前述の実施例では、血圧測定装置74は、オシロメトリック法を用いて測定するように構成されていたが、コロトコフ音の発生時および消滅時のカフ圧に基づいて血圧値を測定する所謂K音方式により血圧測定するものであってもよいし、或いは、動脈の圧迫圧の変化過程で動脈の直上に置かれた超音波発振器および受信器によりその動脈管の開閉を検出する超音波ドップラー方式により血圧測定するものであっても差し支えない。
【0067】
また、前述の実施例では、頸動脈波wcがまず検出され、次いで上腕脈波wbが検出され、次いで上腕血圧値BBPが測定されていたが、頸動脈波wcの検出、上腕脈波wbの検出、上腕血圧値BBPの測定の順序は、前述の実施例に限られず、たとえば、上腕脈波wbの検出前に上腕血圧値BBPが測定されてもよい。上腕脈波wbの検出前に上腕血圧値BBPが測定される場合には、実際に測定された上腕最低血圧値BBP(DIA)に基づいて上腕脈波wbを検出するための脈波検出圧を設定することができる利点がある。
【0068】
また、前述の実施例では、表示器76には、上腕最低血圧値BBP(DIA)、上腕平均血圧値BBP(MEAN)、上腕最高血圧値BBP(SYS)、頸部最低血圧値CBP(DIA)、頸部平均血圧値CBP(MEAN)、頸部最高血圧値CBP(SYS)が表示されていたが、それらに加えて、或いは、それらの一部に代えて、上腕脈圧および/または頸部脈圧が表示されてもよい。なお、脈圧とは、最高血圧値と最低血圧値との差をいう。また、表示器76に、頸動脈波wcの波形が表示されてもよい。
【0069】
また、生体の所定の2部位間を脈波が伝播する速度に関連する脈波伝播速度や脈波伝播時間などの脈波伝播速度情報がさらに測定され、その測定された脈波伝播速度情報が表示器76に表示されてもよい。
【0070】
また、前述の実施例では、上腕最低血圧値BBP(DIA)は上腕血圧値決定手段92によりカフ脈波信号SM1に基づいて決定され、上腕平均血圧値BBP(MEAN)は上腕平均血圧値推定手段96により上腕最低血圧値BBP(DIA)等に基づいて推定されていたが、逆に、上腕平均血圧値BBP(MEAN)がカフ脈波信号SM1に基づいて決定され、上腕最低血圧値BBP(DIA)はその上腕平均血圧値BBP(MEAN)等に基づいて推定されてもよい。
【0071】
図13は、そのように構成された頸部血圧決定装置における電子制御装置32の制御機能の要部を示す機能ブロック線図である。なお、図13において前述の実施例と同じ構成を有するものには、前述の実施例と同一の符号を付して説明を省略している。
【0072】
図13において、上腕血圧値決定手段102は、カフ圧制御手段90によるカフ圧PCの徐速降圧過程において静圧弁別回路26から逐次供給されるカフ圧信号SCおよび脈波弁別回路28から逐次供給されるカフ脈波信号SM1に基づいて、よく知られたオシロメトリックアルゴリズムを用いて上腕最高血圧値BBP(SYS)および上腕平均血圧値BBP(MEAN)を決定する。上記オシロメトリックアルゴリズムでは、たとえば、各上腕脈波wbの振幅Aの包絡線を作成し、その包絡線の立ち上がりが検出された時点のカフ圧PCを上腕最高血圧値BBP(SYS)とし、その包絡線のピーク、すなわち、最大振幅を示す上腕脈波wbが検出された時点のカフ圧PCを上腕平均血圧値BBP(MEAN)とする。
【0073】
第1最低血圧値推定手段として機能する上腕最低血圧値推定手段104は、上腕血圧値決定手段102により決定された上腕平均血圧値BBP(MEAN)、上腕最高血圧値BBP(SYS)、および上腕脈波値決定手段94により決定された上腕脈波wbの最低値d、面積重心値e、最高値fに基づいて上腕最低血圧値BBP(DIA)を決定する。すなわち、前述のように、上腕脈波wbの最低値dは上腕最低血圧値BBP(DIA)に対応し、上腕脈波wbの面積重心値eは上腕平均血圧値BBP(MEAN)に対応し、上腕脈波wbの最高値fは上腕最高血圧値BBP(SYS)に対応することから、たとえば、上腕血圧値決定手段102により決定された上腕平均血圧値BBP(MEAN)、上腕最高血圧値BBP(SYS)、および上腕脈波値決定手段94により決定された上腕脈波wbの最低値d、面積重心値e、最高値fを前記式2に代入することにより、上腕最低血圧値BBP(DIA)を決定する。
【0074】
頸部血圧値決定手段106は、上腕血圧値決定手段92により決定された上腕平均血圧値BBP(MEAN)をそのまま頸部平均血圧値CBP(MEAN)として決定し、上腕最低血圧値推定手段104により決定された上腕最低血圧値BBP(DIA)をそのまま頸部最低血圧値CBP(DIA)として決定する。そして、その決定した頸部最低血圧値CBP(DIA)および頸部平均血圧値CBP(MEAN)を表示器76に表示する。
【0075】
なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において、その他種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】頸動脈波wcの一例を示す図である。
【図2】本発明が適用された頸部血圧決定装置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1の頸部血圧決定装置に備えられた圧脈波検出プローブが、頸部に装着された状態を示す図である。
【図4】図2の圧脈波検出プローブを一部切り欠いて説明する拡大図である。
【図5】図4の圧脈波センサの押圧面に配列された感圧素子の配列状態を説明する図である。
【図6】図1の頸部血圧決定装置における電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図7】最大圧力検出素子EMによって検出された圧脈波(実線)と、血管壁が偏平になっていない部分の真上に位置する半導体感圧素子E(x)によって検出された圧脈波(2点鎖線)とを示す図である。
【図8】最大圧力検出素子EMおよび半導体感圧素子E(x)と頸動脈との関係を示す図である。
【図9】上腕脈波wbの大きさと上腕血圧値BBPとの関係を示す図である。
【図10】頸動脈波wcの大きさと頸部血圧値CBPとの関係を示す図である。
【図11】図6の機能ブロック線図に示したCPUの制御作動をさらに具体化して説明するフローチャートである。
【図12】図6の機能ブロック線図に示したCPUの制御作動をさらに具体化して説明するフローチャートである。
【図13】図1とは別の頸部血圧決定装置における電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【符号の説明】
10:頸部血圧決定装置(上腕血圧決定装置)
12:カフ
14:上腕部(第1部位)
34:上腕脈波検出装置(第1脈波検出装置)
36:圧脈波検出プローブ(頸動脈波検出装置(第2脈波検出装置))
38:頸部(第2部位)
74:上腕血圧測定装置(第1血圧測定装置)
96:上腕平均血圧値推定手段(第1平均血圧値推定手段)
100:頸部最高血圧値推定手段(第2最高血圧値推定手段)
104:上腕最低血圧値推定手段(第1最低血圧値推定手段)

Claims (5)

  1. 生体の所定の第1部位における第1脈波を検出する第1脈波検出装置と、
    前記第1部位に装着されるカフを用いて第1最低血圧値および第1最高血圧値を測定する第1血圧測定装置と、
    前記第1脈波検出装置により検出された第1脈波の最低値、最高値、および前記第1血圧測定装置により測定された第1最低血圧値、第1最高血圧値から、第1脈波の面積重心値を血圧値に補正して第1平均血圧値を推定する第1平均血圧値推定手段と
    を含むことを特徴とする第1血圧決定装置。
  2. 生体の所定の第1部位における第1脈波を検出する第1脈波検出装置と、
    前記第1部位に装着されるカフを用いて第1平均血圧値および第1最高血圧値を測定する第1血圧測定装置と、
    前記第1脈波検出装置により検出された第1脈波の面積重心値、最高値、および前記第1血圧測定装置により測定された第1平均血圧値、第1最高血圧値から、第1脈波の最低値を血圧値に補正して第1最低血圧値を推定する第1最低血圧値推定手段と
    を含むことを特徴とする第1血圧決定装置。
  3. 前記第1脈波検出装置は、前記第1部位に装着される前記カフに伝達される圧力振動に基づいて第1脈波を検出するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の第1血圧決定装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の第1血圧決定装置と、
    前記生体の所定の第2部位において第2脈波を検出する第2脈波検出装置と、
    前記第1血圧決定装置により得られた第1最低血圧値、第1平均血圧値に基づいて、前記第2脈波検出装置により検出された第2脈波の最高値を血圧値に補正して第2最高血圧値を推定する第2最高血圧値推定手段と
    を含むことを特徴とする第2血圧決定装置。
  5. 前記第1部位は上腕部であり、前記第2部位は頸部であることを特徴とする請求項4に記載の第2血圧決定装置。
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