JP2004002017A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光学センサを支持する部材の一部をバネで用紙表面に押圧し、センサと用紙表面の間隔を一定に保持する。これにより、用紙残量によらず、誤検知のない記録装置を提供できる。また、遮光用フードの一部を用紙に突き当てることにより、外乱交による誤検知も防止する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は被記録媒体の種類を検出することができる記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から記録用紙などの被記録媒体にインクで記録を行うプリンタや印刷機等の装置が一般に普及している。
【0003】
近年、被記録媒体の種類は市場の要求及び記録装置の発達とともに多様化し、用紙表面にインク受容層を設けて画質向上を実現した記録用紙や、0.3mm以上の厚みをもつはがき等の厚紙、あるいはプリンタで記録可能な布地など多種多様な被記録媒体が実用化されている。
【0004】
これら多様な被記録媒体に対応した記録装置として代表的なものにインクジェットプリンタがある。
【0005】
インクジェットプリンタにおいては、被記録媒体の種類によって吐出したインクの媒体上でのにじみ具合や発色の状態が異なる。従って最良の画質を得る為、被記録媒体に応じたインク吐出量やインクの吐出数を設定しており、ホストコンピュータあるいはプリンタの指示手段からユーザが被記録媒体の種類を指示することによりこの設定を行っている。
【0006】
被記録媒体の種類の増加とともにこの指示の選択肢は増え、ユーザに操作上の煩雑さを与えている上、間違った指示をしてもプリンタからユーザに警告することができないため、画質の劣った記録物を出力してしまうことがある。
【0007】
また、複数のユーザでネットワークプリンタを共有する際にユーザの近くにプリンタがない場合には、被記録媒体収納部にどの種類の被記録媒体が収納されているかを確認するためにプリンタまで確認をしに行ってから被記録媒体の種類を指示しなければならず非効率的である。
【0008】
また、多段カセット等のように複数種の被記録媒体を選択できるプリンタの場合、実際にカセットを引き出さないとカセットにどの種類の被記録媒体が収納されているのかわからず非効率である。
【0009】
このような欠点を解決するため、被記録媒体の種類を検出する技術がある。
【0010】
特開平5−301339号公報には、被記録媒体の種類を検知して、検知された被記録媒体の種類に応じて記録ヘッドによる記録条件を変更する記録装置及び記録方法が開示されている。
【0011】
また、特開平10−198174号公報には、発光素子の光を用紙に照射し、その反射光を受光素子で検出する用紙種類検出装置において、発光素子及び受光素子の用紙に対する角度を15°〜30°に設定して、検出精度を向上させる旨の説明が開示されている。
【0012】
また、特開平7−181756号公報には、多段カセット内に記録紙の種類を検知するカラーセンサを設けて、記録紙種を判定して、この検知情報を表示部に表示することが開示されている。そして、操作部の用紙種類選択スイッチを操作することにより、複数枚の原稿中の希望ページの複写に使用する記録紙の種類を予め指定しておくことにより、希望通りの紙種を含んだ複写を自動的に実現する旨の説明が開示されている。
【0013】
【特許文献1】
特開平5−301339号公報
【特許文献2】
特開平10−198174号公報
【特許文献1】
特開平7−181756号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では以下のような欠点があった。
【0015】
特開平5−301339号公報に記載された発明は、印字開始命令が為された後、被記録媒体が記録部まで搬送されるまでの経路の途中に設けられた被記録媒体種類検知手段によって被記録媒体の種類の検知を行い、その被記録媒体の種類に応じた記録条件で記録を行う。
【0016】
しかしながら、実際には印字開始命令が出された時点で、ホスト内のプリンタドライバによってある記録条件にて印字データが生成され始めており、そのデータが記録装置に転送されるので、搬送途中で記録条件を変更することは困難である。
【0017】
印字開始命令が出されてから被記録媒体の種類の検知が終了するまで記録データを作成しないようにすると、搬送途中で記録条件を変更する必要はないが、トータルの記録時間が長くなってしまう欠点があった。
【0018】
また、特開平10−198174号公報に記載された発明は、カセット内に発光素子と受光素子を設けるので、カセット内であらかじめ被記録媒体の種類を検知した上で記録データを生成できる。
【0019】
しかし、用紙残量の変化とともに発光素子及び受光素子と用紙表面との距離が変化すると、受光素子の受光量が変化してしまい、出力判定が正確に為されず誤検知してしまうという欠点があった。
【0020】
また、特開平7−181756号公報に記載された発明も、記録紙種の検知手段としてのカラーセンサはカセット内の特定の場所に固定されているため、カラーセンサと用紙表面の距離が変化すると、やはり誤検知してしまうという欠点があった。
【0021】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、被記録媒体収納部内の被記録媒体の残量にかかわらず媒体検出センサと被記録媒体との距離を一定に保持することができ、被記録媒体の種類を正確に検出できる記録装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る記録装置の一態様は、被記録媒体に記録を行う記録装置において、被記録媒体を複数枚収納可能な被記録媒体収納部と、前記被記録媒体収納部から被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体の種類を検出する媒体検出センサと、前記媒体検出センサと、前記給送ローラにより給送される被記録媒体と、の距離を一定に保持する間隔保持部材と、を備えることを特徴とする。
【0023】
以上の構成によれば、被記録媒体収納部内の被記録媒体の残量にかかわらず媒体検出センサと被記録媒体との距離を一定に保持することができ、被記録媒体の種類を正確に検出できる記録装置を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態について図面を参照して説明する。
【0025】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1実施例を示す全体斜視図である。
【0026】
図において、1はシャーシであり、その他の部品を支持する構造体である。2はオートシートフィーダ(以下ASF)であり、詳細については後述する。
【0027】
ASFで給送された用紙はLFローラ6とピンチローラ7とのニップ部まで送られる。LFローラ表面は塗着処理により所定の摩擦係数になるよう加工されている。ゴム製のピンチローラ7はピンチローラガイド8にその両端を軸支され、自由に回転できる。ピンチローラガイド8は回転軸9を中心として回動可能であり、不図示のバネによりピンチローラ7をLFローラ6に付勢する。後述の給送ローラでピックアップされた用紙は停止しているLFローラ6に先端が達したあと、給送ローラでさらに数mm送られる。この過程で用紙はたわんでループを形成し、紙のコシによりレジ取りが行われる。レジ取りが終わるとLFローラ6は回転し、用紙はLFローラ6とピンチローラ7とに狭持されて記録位置まで送られる。
【0028】
LFローラ6の左端にはシャーシ1を介してLFギア10が圧入されている。このLFギア10は同軸上に一体的にLFプーリ11が形成される。LFプーリ11にはLFベルト12が掛かっており、下流側の排紙プーリ13に駆動伝達する。LFギア10はLFモータギア14とギア列を構成し、LFモータ15から駆動伝達される。
【0029】
16はプラテンであり、LFローラ6とピンチローラ7とに狭持された用紙はプラテン16の表面を搬送される。17は排紙ローラであり、前記した排紙プーリ13と固定され、LFモータ15により回転駆動される。排紙ローラ17にはゴム部18が11個設けられ、各々に不図示の付勢手段によって拍車19が付勢される。プラテン16表面には11本のリブ101が設けられる。
【0030】
20はインクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドである。インクジェット記録ヘッド20内には、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー各色に対応したインクタンク24〜27を着脱できる。なお、使用頻度を考慮し、ブラックタンクは他のタンクに比較して容量が大きくなっている。
【0031】
インクジェット記録ヘッドは、紙送り方向に1/600インチピッチで300個のノズルが並んだノズル列を各色ごとに4本有する。
【0032】
インクジェット記録ヘッド20はキャリッジ29内に挿入されて位置決め固定される。キャリッジ29内には本体からの信号をインクジェット記録ヘッド20に伝達するための電極部30が、ブラック用、カラー用に各々設けられる。この電極部30は、インクジェット記録ヘッドがキャリッジ29にセットされるとインクジェット記録ヘッドに設けられた不図示のヘッド側電極に押しつけられ、導通を得る。これら電極のなかには、ヘッドがセットされているか否かを判別する為の電極も存在する。すなわち、2つの電極間の抵抗値を読みとることにより、ヘッド装着の有無を判別することが可能となる。また、45、46はヘッドを位置決めする基準面である。
【0033】
キャリッジ29と、シャーシ1の裏面に固定されているメインボード32はフレキシブルケーブル31で連結される。フレキシブルケーブル31の終端に、前記した電極部30が設けられる。
【0034】
33はキャリッジシャフトであり、キャリッジ29の軸受部34に貫通する。キャリッジシャフト33の両端はシャーシ1で支持される。35はキャリッジレールであり、キャリッジ29の下流部に設けた不図示のスライダがキャリッジレール35上面を摺動できるようになっている。キャリッジレール35両端もシャーシ1で支持される。
【0035】
インクジェット記録ヘッド20を搭載したキャリッジ29は、キャリッジシャフト33とキャリッジレール35で案内されて、紙送り方向と交差する方向にスキャンされる。キャリッジ29にはキャリッジベルト36が接合され、このベルトはキャリッジモータ37のプーリとアイドラプーリ38に架け回される。キャリッジモータ37を駆動すると、キャリッジベルト36を介してキャリッジ29は往復移動する。キャリッジ29が移動する際に、インクジェット記録ヘッド20のノズルのオリフィス面と用紙表面との間隔は1.5mmに保持される。
【0036】
図2は本発明の特徴である被記録媒体検出部を備えるASFを示す斜視図、図3は図2の矢印Aから見た側面図、図4はB−Bで切断した断面図である。
【0037】
図2において、2はASFベースである。51は給送ローラであり、左右に2個存在する。A4等のサイズの用紙はこれら2個を使用して給送する。52はサブ給送ローラであり、ハガキ等の小さい用紙を送るときには右側の給送ローラとサブ給送ローラ52を使用して給送する。これらのローラの表面はゴムでできており、用紙との摩擦力を大きくしている。給送ローラ51とサブ給送ローラ52は給送ローラ軸53に固定される。給送ローラ51とサブ給送ローラ52のゴム部の両端には給送ローラ軸53と一体に設けられたツバ80が存在する。図4に示すように、後述するように圧板59が給送ローラ51に向かって上昇したとき、まず圧板59に積載された用紙とツバ80とが接触する。そして、給送ローラ軸53が所定量回転した後、圧板59に積載された用紙と給送ローラ51のゴム部とが接触して用紙を送り始める。これにより、圧板59が上昇した直後の振動によって圧板59に積載された用紙と給送ローラ51との接触圧が不安定な状態での送りがなくなり、用紙を斜めに送る弊害を防止している。給送ローラ軸53はASFベース2に両端を軸支され、給送ローラ52とともに回転可能である。給送ローラ軸53の右端には給送カムギア54が固定される。給送カムギア54は2個のアイドラギア56を介し、入力ギア55と噛み合う。入力ギア55は不図示の駆動源から駆動伝達される。図3において、給送カムギア54のカム部57が矢印C方向に回転する際、カム部57と圧板59に一体に形成されたカムフォロアー部60とが当接することにより、圧板59が給送ローラ51に圧接したり、離れたりする。図4において、圧板59は左右にある圧板軸61を中心として回動できる。63は圧板バネであり、ASFベース2と圧板59の裏面間に挿入され、圧板59を給送ローラ51に付勢する。図4においては、圧板59が給送ローラ51から離間しているため、圧板バネ63は最大に圧縮されている。図1に示すように圧板59上に用紙3をセットした場合は、最上部の用紙が給送ローラ51に対して付勢され、給送ローラ51の回転とともに用紙をくり出すことができる。
【0038】
図3において、64は分離爪であり、爪バネ65により引っ張られる。用紙の先端が分離爪64に到達したとき、用紙が薄ければ分離爪64でループを作り、いわゆる爪分離によって1枚だけ分離されて給送される。ループができないほど厚い用紙の場合は、用紙のコシによって爪バネ65の付勢力に抗して分離爪64は倒れ、図4に示す土手66によって土手分離されて給送される。67は土手66よりも上流に配された可動土手であり、セットした用紙が下方に落ち込まないように角度が立っている。給送とともに不図示のカム手段によって給送ローラ51の回転に連動して可動土手67は矢印E方向に動き、給送しやすくしている。給送終了後は再度もとの位置に戻る。
【0039】
5は用紙の幅にあわせてスライドできるサイドガイド、69は用紙長さにあわせて引き出せるサブ給送トレイである。
【0040】
図2、図3において、70は媒体検出センサ制御カムである。媒体検出センサ制御カム70は給送カムギア54と噛み合い、給送カムギア54と同期して矢印D方向に転する。72はセンサ支持台であり、2本のピン73が一体に設けられている。ピン73はASFベース2の側面に配された長穴74に挿入されている。センサ支持台72は不図示の外れ止めによってASFベース2に支持され、長穴74に沿ってスライド可能となっている。ピン73のうちの右側の1本に媒体検出センサ制御カム70のカム面が接触する。さらに、ピン73とASFベース2に配されたバネ掛け76との間にはセンサバネ75がかかり、ピン73を媒体検出センサ制御カム70のカム面に押しつけている。この構成により、媒体検出センサ制御カム70の回転とともにセンサ支持台72が直線運動する。
【0041】
次に、図5を用いて媒体検出センサについて説明する。媒体検出センサは、センサ支持台72の先端に配される。図5において、72はセンサ支持台であり、用紙に対し45°で光線を発射する発光素子77と、その紙面上での反射光を検知する受光素子78が固定される。用紙の表面性によって反射光量が異なるため、受光量を基に用紙種類を特定できる。79は、発光素子77及び受光素子78と用紙3表面との距離を一定に保持し、しかも外光をシャットアウトするフードである。フード79は略円錐状の形状でセンサ支持台72の先端部を囲っており、センサ支持台72とともに移動する。フード79の開口部にはフードゴム81が開口円周に沿って配されており、フード79と用紙表面間の角度ズレが多少存在しても両者が密着できるようにしている。フード79の開口部が上述のセンサバネ75の荷重によって用紙表面に当接するので、発光素子77及び受光素子78と用紙3表面との距離は検出時常に一定に保たれる。
【0042】
次に記録動作につき、図6a〜図6dのカム動作図及び図7のフローチャートを用いて説明する。なお、わかりやすくするため、図6はカム周辺に限った図で、説明上不必要な部分は除いてある。
【0043】
図6aにおいて、電源がオンされる際(STEP1)、カム部57によって圧板59は離間し、用紙3とフード79開口部とは離れている。また、ピン73は媒体検出センサ制御カム70のカム面に突き当たって停止している。従って、この状態で容易に用紙セットすることができる。
【0044】
その後、図6bにおいて、記録信号が入力されると(STEP2)、給送カムギア54及び媒体検出センサ制御カム70が45°回転する。カム部57が移動して圧板59が上昇し、前記したツバ80が圧板59に積載された用紙に接触したところで止まる。同時にセンサ支持台72が用紙表面によって押し上げられ、ピン73は媒体検出センサ制御カム70のカム面から1mm離れる。この状態で被記録媒体の種類を検出する(STEP3)。この検知情報に基づき、ホスト側ドライバは被記録媒体の種類に応じた最適なインク吐出量やインクの吐出数を設定する(STEP4)。
【0045】
図6cにおいて、さらに10°回転すると、給送ローラ51が圧板59に接触して用紙を送り始める。この用紙送りの直前に、媒体検出センサ制御カム70のカム面がピン73に接触し、センサ支持台72が移動して、フードゴム81が用紙3から離れる(STEP5)。離れることにより、給送される用紙とフードゴム81とが接触することがない。
【0046】
図6dにおいて、カム部57とカムフォロアー部60が接触し始めて圧板59が離間し始めた後、再び媒体検出センサ制御カム70のカム面に沿ってセンサ支持台72が下降し、図6aの状態に戻る(STEP6)。
【0047】
上述のように給送された用紙は、不図示のセンサで搬送方向の位置を検知され、所定の頭出し位置で停止する(STEP7)。
【0048】
次にキャリッジ29がスキャンし、1行分の記録を行う(STEP8)。さらに記録データが存在するならば(STEP9)、300ノズル分用紙を送り、キャリッジは反転して2行目の記録を行う(STEP10)。以後、記録データが終了するまでキャリッジのスキャンと用紙送りを繰り返し、終了すれば不図示の排紙トレーに用紙を排紙する(STEP11)。2ページ目を記録するなら(STEP12)、STEP2に戻って繰り返し、しないならそのまま待機状態となる。
【0049】
なお、被記録媒体の種類の検出時に、媒体検出センサと用紙表面との間隔を一定にする手段は本実施例に限ることなく、例えば、圧板の位相に応じて、媒体検出センサを別駆動源で動かすなど、間隔を一定にする手段であれば、すべて含まれるものである。また、本実施例では、用紙3セット時の付勢解除は圧板59の離間で行い、給送時の付勢解除はセンサ支持台72を離間することで行ったが、これに限ることなく、付勢解除はすべてセンサ支持台72で行う構成でもよい。この場合、圧板上に媒体検出センサを配する構成も考えられる。
【0050】
また、媒体検出センサとしては、発光素子・受光素子に限らず、CCD等の画像読み取り素子を用いて、用紙表面の画像パターンから種類を読み取るなど、他の様々な手段を用いた場合も本発明に含まれる。
【0051】
(第2の実施形態)
図8は第2の実施例を表わす側面図で、実施例1と類似の部品は省略して図示してある。
【0052】
図8において、200はASFベースであり、実施例1と同様の機能を持つ。201は発光素子、202は受光素子で、実施例1と同じ原理で被記録媒体の種類を検出可能である。203はセンサ支持スライダで発光素子201、受光素子202を支持する。204はスライダケーシングであり、前記センサ支持スライダ203の軸部をガイドする穴が設けられ、センサ支持スライダ203はこの穴にガイドされて、矢印F方向に移動できる。スライダケーシングはASFベース側面にビス止めで固定される。205は圧縮バネであり、センサ支持スライダ203の軸部がこのバネの内部に挿入される。207は発光素子201、受光素子202を囲むフードであり、側面2ヶ所にはコロ208が設けられ、回動できる。
【0053】
本実施例では圧縮バネ205によりセンサ支持スライダ203が常に用紙3表面に向かって付勢されている。検出時には、コロ208が用紙の表面に接触する。給送時にも用紙の移動に伴ってコロ208が回転するので、用紙の搬送の抵抗にならない。
【0054】
本実施例によれば、センサ支持台72を動かすカム機構が不要となり構造が簡単になる。
【0055】
(第3の実施形態)
図9a、図9bは第3の実施例を表わす側面図で、図9aはカセットを装着した状態、図9bは取り外した状態を示す。300は内部に被記録媒体301をストックするカセットである。カセット300内部には圧板バネ302によって支点303を回転中心として上方に付勢された圧板304が配される。不図示のカムにより、給送時(図9a)には圧板は上方に移動し、被記録媒体301表面と給送ローラ305表面が接触する。給送ローラ305を図9aの時計方向に回転すると、被記録媒体301が送られ、分離爪306で1枚だけ分離されてピックアップされる。307はセンサ支持台であり、実施例1と同様に先端に発光素子及び受光素子が配される。フード308も実施例1と機能的に同じなので説明を省略する。センサ支持台307の軸部はセンサレバー309の穴部に挿入されてガイドされ、センサ支持台307は上下にスライド可能である。310は圧縮バネであり、実施例2と同様の機能・構成である。センサレバー309には回転軸311が突出しており、この軸にネジリコイルバネ312が掛けられて、センサレバー309は反時計方向に付勢されている。さらに、センサレバー309は凸部313を有している。凸部313は、カセット装着状態ではカセット側の外枠に設けられた当接部314と当接し、ネジリコイルバネ312の荷重に逆らって水平状態を保っている。この時、実施例2と同じようにフード308に軸支されたコロ315が被記録媒体301に接触し、圧縮バネ310は圧縮して接触荷重を与える。
【0056】
カセットを引き抜くと(図9b)、凸部313は当接部314から離れるので、ネジリコイルバネ312の荷重によってセンサレバー309は反時計方向に回転し、不図示のストッパに当たって停止する。
【0057】
再びカセットをセットする際には、コロ315及びフード308と被記録媒体301表面が接触することなくセット可能であり、セット容易性と被記録媒体301表面のキズ防止を実現している。カセット挿入の最後でコロ315が被記録媒体301表面に接触し、任意のタイミングで被記録媒体の種類を検出可能となる。
【0058】
すなわち、カセット300の挿入時点で毎回検出してもよいし、指示手段を別に設け、指示されたときのみ検出するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被記録媒体を複数枚収納可能な被記録媒体収納部と、この被記録媒体収納部から被記録媒体を給送する給送ローラと、媒体検出センサと、媒体検出センサと前記給送ローラにより給送される被記録媒体との距離を一定に保持する間隔保持部材を設けたので、前記被記録媒体収納部内の被記録媒体の残量にかかわらず媒体検出センサと被記録媒体との距離を一定に保持することができ、被記録媒体の種類を正確に検出できる記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例の全体斜視図である。
【図2】第1の実施例のASFを表す斜視図である。
【図3】第1の実施例のASFを表す側面図である。
【図4】第1の実施例のASFを表す断面図である。
【図5】第1の実施例のセンサ近傍の図である。
【図6】第1の実施例のカム動作図である。
【図7】第1の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施例のASFを表す側面図である。
【図9】第3の実施例のカセットを表す側面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ
2 ASFベース
54 給送カムギア
59 圧板
70 媒体検出センサ制御カム
72 センサ支持台
77 発光素子
78 受光素子
79 フード
81 フードゴム
Claims (12)
- 被記録媒体に記録を行う記録装置において、
被記録媒体を複数枚収納可能な被記録媒体収納部と、
前記被記録媒体収納部から被記録媒体を給送する給送ローラと、
被記録媒体の種類を検出する媒体検出センサと、
前記媒体検出センサと、前記給送ローラにより給送される被記録媒体と、の距離を一定に保持する間隔保持部材と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記間隔保持部材は、前記媒体検出センサを支持する支持部材と、この支持部材を被記録媒体に付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記支持部材は、被記録媒体との接触面のみ外空間に開放されている形状を有し、前記支持部材が被記録媒体と接触することにより内部に閉空間を形成し前記媒体検出センサを外空間と離隔することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記支持部材の被記録媒体との接触部に弾性部材を設けることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記給送ローラにより被記録媒体を給送する前に、前記付勢手段による前記支持部材の付勢を解除することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の記録装置。
- 記録装置の待機時には前記支持部材の付勢は解除されており、記録動作開始後に前記付勢手段により前記支持部材を付勢することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記給送ローラにより被記録媒体が給送される際には、再度前記支持部材の付勢が解除されることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
- 前記支持部材に軸支され、前記給送ローラにより給送される被記録媒体の移動に従動して回転するコロを設けることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記被記録媒体収納部は着脱可能なカセットであり、該カセットを取り外すと前記付勢手段による前記支持部材の付勢が解除され、該カセットを装着すると前記付勢手段により前記支持部材が付勢されることを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記媒体検出センサによる被記録媒体の種類を検出する動作を指示する指示手段を有することを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
- 前記媒体検出センサは、発光素子と受光素子を備え、該発光素子の光を前記給送ローラにより給送される被記録媒体に照射し、被記録媒体からの反射光を前記受光素子で検出することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記媒体検出センサは、画像読み取り素子を有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の記録装置。
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