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JP2003534106A - ルアーロックコネクタ用固定システム - Google Patents

ルアーロックコネクタ用固定システム

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JP2003534106A
JP2003534106A JP2001587858A JP2001587858A JP2003534106A JP 2003534106 A JP2003534106 A JP 2003534106A JP 2001587858 A JP2001587858 A JP 2001587858A JP 2001587858 A JP2001587858 A JP 2001587858A JP 2003534106 A JP2003534106 A JP 2003534106A
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retainer
groove
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Abstract

(57)【要約】 固定システムが、望ましくはテープまたは、針および縫合を用いずに、カテーテルや類似の医療物品の一部を容易に患者に固定できるようにする、単純構造装置を含む。この細長い医療物品用固定システムは、固定パッドと、固定パッド上に取付けられる保持器とを含む。この保持器は、医療物品を中で一定位置に保持する溝部を含む。この保持器を、患者の皮膚に装着することができる接着剤底面を含む固定パッドに装着する。医療物品上で半径方向に延出している少なくとも1つの部材を保持することにより、その医療物品を溝部内に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 発明の分野 本発明は概して、医療物品固定システムに関する。一形態として、本発明は、
留置カテーテルを医療用チューブと相互接続し、その相互接続部分を患者の皮膚
にしっかり固定するカテーテル挿入システムを含む。
【0002】 関連技術の説明 患者に対する医療処置では一般に、血流内、患者の特定の組織内または体内カ
所に直接流体を送出するため、または患者の生体機能をモニタするために、経皮
的挿入式カテーテルを使用する必要が生じる。例えば、流体および/または薬品
を患者の血流内に直接注入するために、短い、末梢動脈カテーテルが一般に使用
される。
【0003】 流体(例えば、非経口液、薬剤など)は通常、重力下で給送するように患者よ
り高い位置の容器から排液される、または輸液ポンプを介して送出される。流体
はチューブを通過して留置カテーテル内に流入する。カテーテルと流体チューブ
とは一般に、従来のルアーロック接続により、互いに着脱自在に装着される。
【0004】 ルアーロック接続部は大抵、メス型ルアーコネクタの対応形状レセプタクル(
すなわちハブ)に嵌合するようにされた、先細り形状の円錐部分を備えるオス型
ルアーコネクタを含む。オス型ルアーコネクタ上には、スピンナットが通常配置
されており、これが、先細り形状円錐部分に対して回転自在となっている。スピ
ンナットは、メス型ルアーコネクタ上のおねじと係合してルアーコネクタ同士を
ロックするようになされためねじを設けている。円錐部分は、正しく係合される
と、レセプタクル内に密着した状態で嵌合するため、シールされた相互接続部分
となる。
【0005】 医療関係者であれば、メス型ルアーコネクタからオス型ルアーコネクタを外す
際、係合しているルアーロックコネクタの円錐部分とハブとの間のシールを取る
たびに、その難しさを経験しているであろう。この取外し作業を補助するため、
ルアーロックコネクタの中には、連結されているルアーコネクタに対してスピン
ナットが自由に回転できる遠位位置と、スピンナットとオス型ルアーコネクタと
が回転自在にロックされている近位位置との間で軸方向に摺動可能なスピンナッ
トを含むものがある。回転自在なロックは、相互に係合しているルアーロックコ
ネクタの円錐部分とハブとの対応表面間のシール連結を外しやすくするためのも
のである。
【0006】 この種のルアーロックコネクタの例は、1997年4月15日に発行され、W
erschmidt他に付与された米国特許第5,620,427号に記載され
ている(以下「’427号特許」とする)。開示されているコネクタは、スピン
ナットが偶然に逆回転して弛んでしまう危険性を最小限に抑えるために、スピン
ナットを締めると徐々に摩擦係合する先細り状係合面を提供するものである。ま
た、スピンナット上の内側半径方向に向いている複数のリブと係合する、軸方向
に延在する複数のスプラインが設けられているため、スピンナットが近位方向位
置にあれば、スピンナットとオス型ルアーコネクタとを確実に回転自在にロック
することができる。スピンナットは、オス型ルアーコネクタとロックした状態に
なると、より大きなてこ作用を発揮してオス型ルアーコネクタに対してより強い
トルクを加えるため、シールされた連結部分を外すことができる。
【0007】 一般には、医療関係者は接着剤、発泡体や外科用テープを使用してルアーロッ
クコネクタを、つまりカテーテルを患者の皮膚上の一定箇所に保持する。医療関
係者は、ルアーロックコネクタの周囲を薄いテープ片で包囲し、そのテープで「
山がた」を作り、その両端部を留置カテーテル側部に隣接して貼付ける。次に、
テープ1片をコネクタ上に渡して、チューブにループを形成し、もう1片のテー
プをそのチューブループに横切るように貼り、さらに別の1片のテープをカテー
テルハブとすでに巻かれて留置カテーテルに隣接して延在しているチューブ部分
とに貼付ける。このステップにより、チューブ内に安全ループを形成できるため
、チューブにどのような張力が印可されても、カテーテルカニューレまで直接到
達せず、安全ループのたるみに吸収される。したがって、医療関係者は通常、挿
入部位および留置カテーテルを透明なドレッシングでカバーする。
【0008】 このテープおよびドレッシング処理は全体で数分かかり、医療関係者は貴重な
時間を割いている。さらに、カテーテル挿入処置では、カテーテルと流体供給チ
ューブとの間を比較的頻繁に取外さなければならず、ドレッシングも交換しなく
てはならない。例えば、静脈内カテーテル挿入は、患者の状態に応じて数日間維
持されることが多い。チューブは一般に、流体の無菌状態および流体の良好なチ
ューブ内流動を維持するため、48〜72時間毎に交換される。したがって、医
療関係者は頻繁にチューブを交換し、テープを貼り直さなくてはならない。その
上、留置カテーテル周囲の挿入部位を清浄にし、ドレッシングも交換しなくては
ならない。さらに、カテーテルを患者の皮膚に固定するためのテープが、カニュ
ーレ挿入点をカバーしてしまうことが度々起こる。そのため、医療関係者は、そ
の挿入点の炎症や感染を調べるためにテープを剥離し、また上述したテープ処理
を繰返さなければならない。
【0009】 このように、医療関係者は、貴重な時間を長く、テープの貼付、剥離および再
貼付に費やしている。テープの貼付および剥離を頻繁に繰返せば、一般に、挿入
部位周囲の患者の皮膚が擦り剥けることにもなる。
【0010】 さらに、外科用テープおよび透明ドレッシングのみを用いて静脈内カテーテル
を固定する従来の方法では、カテーテルの移動および/または外れを常に防止で
きるわけではない。テープで貼付けた静脈内カテーテルはまた、「日常業務」で
あるドレッシングの交換時に、特に経験の浅い医療関係者が携わると、簡単に剥
がれてしまう。カテーテルが大きくずれる、または外れると、医療関係者は、カ
テーテルを交換しなくてはならないため、静脈内点滴注入の維持に必要な時間お
よび費用がさらに増してしまう。このようにカテーテルを再度開始すれば、医療
関係者は注射針の危険性に曝されることにもなる。
【0011】 従来の固定方法は、患者にも十分満足のいくものではない。外科用テープまた
は発泡体ストリップは、着け心地が悪い。多くの患者はまた、カテーテルがテー
プおよびドレッシングだけで1カ所に固定されている場合、快適に休息すること
ができず、自分の動作でカテーテルが外れてしまうのではないかと懸念する。
【0012】 カテーテルを安定化させるためにテープを使用することには、他にもいくつか
の欠点がある。1つは汚染である。医療関係者は往々にして、テープの小片を剥
離すると、それを患者のベッドのハンドレールに貼付ける。クロストリジウムお
よび他の細菌はこうした表面に普通に存在しているため、挿入部位の近位で患者
の皮膚に付着する可能性がある。
【0013】 さらに、テープで固定するには、医療関係者は、保護用のラテックス手袋を着
用しながらテープを取扱わなければならない。接着剤テープを切ると、手袋に微
視的および/または可視的な穴が形成されがちであるため、手袋のバリア性が損
なわれてしまう。
【0014】 カテーテルを患者に固定するためにテープを頻繁に適用しなくてもすむカテー
テル固定システムが、これまでにいくつか開発されている。こうした固定システ
ムの1つは、1995年12月10日に発行され、Steven F.Bier
man,M.D.に付与された米国特許第5,456,671号(以下、「’6
71号特許」)に開示されている。この特許に開示されている固定システムの好
適な形態は、複数の横方向スロットを有する保持器を含む。各スロットは、同様
の寸法であり、関連するカテーテルコネクタやアダプタのカラーを収容するよう
に設計されている。コネクタおよび保持器、すなわちスロットおよびカラーの協
働構造が、保持器内におけるコネクタの長手方向移動を阻止し、コネクタを保持
器内に迅速に挿入できるようにしている。医療関係者は、保持器内にコネクタを
押込む前、保持器上でのコネクタの回転方向位置を気にする必要がなく、コネク
タのカラーを一連のスロット上で大雑把に位置合わせするだけでよい。
【0015】 ’671号特許に開示されている保持器と’427号特許に開示されているコ
ネクタとは良い組合せではない。上述したように、’427号特許に開示されて
いるコネクタは、コネクタの管体周囲の一部に間隔をあけて配置され、軸方向に
延在する複数のスプラインを有する。このスプラインの少なくとも1つが、他の
スプラインの少なくとも1つよりも長くなっている。’671号特許に開示され
ている保持器の例示形態におけるスロットはすべてが同じ寸法であるため、コネ
クタを保持器に挿入する前のコネクタの回転方向位置が重要になってくる。した
がって、コネクタを保持器に挿入するには、より多く注意を払わなくてはならな
いため、’671号特許に開示されている固定システムは使いにくくなる。
【0016】 (発明の概要) 本発明の一概要によれば、固定システムは、患者に医療物品(すなわちカテー
テル)を剥離自在に固定できるようするものである。保持器と、コネクタまたは
医療物品の一部と、固定パッドとの間を協働させることにより、剥離自在な係合
を実現する。これらを協働させることにより、様々な周知の目的のいずれに対し
ても、医療物品を固定システムおよび患者から取外すことができるようになる。
例えば、医療関係者が、患者から医療物品を外しやすくする、または患者を清浄
してあげるために、固定システムから医療物品を着脱したい場合がある。しかし
、固定システムから医療物品を外すことを、患者から固定システムを取外さずに
行うことができるのである。
【0017】 本固定システムはまた、固定システムに対する医療物品および/またはコネク
タの移動を阻止する。保持器により得られる把持効果により、鉛直方向、横方向
および長手方向(すなわち軸方向)移動が主に規制される。すなわち、保持器内
の凹部が、コネクタまたは医療物品上の突起部を把持しながら、コネクタおよび
/または医療物品の一部を全体として取り囲む。
【0018】 このように、外科用テープを使用せずに、医療物品を揺るぎなく固定する。さ
らに、大半の静脈内投薬におけるこの固定システムの患者への装着は、一度だけ
である。静脈内カテーテル法では、流体供給チューブを24〜48時間毎に交換
する場合があるが、本固定システムの構成要素は、そのドレッシングおよび供給
チューブの交換を複数回行っても、その間ずっと一定位置に留まる。したがって
、外科用テープを適用し、患者の皮膚から頻繁に剥離する必要はない。
【0019】 一形態において、この固定システムは、軸方向に延在する少なくとも第1およ
び第2のスプラインを備えた細長い管体を含む型式のルアーロックコネクタを安
全に固定するように構成されている。軸方向に延在する第2のスプラインは、軸
方向に延在する第1のスプラインより長い長手方向長さを有し、その管体は、近
位端から遠位端まで長手方向に延在している。米国特許第5,620,427号
に開示されているコネクタは、この種のルアーロックコネクタの1例である。
【0020】 この固定システムは、保持器と固定パッドとを含む。保持器は、固定パッドの
一方の側部に取付けられており、固定パッドのもう一方の側部は、固定パッドお
よび保持器を患者の皮膚に固定するようにされた接着剤層を含む。
【0021】 この保持器は、第1および第2の端部部分と中間部分とを含む本体を含む。中
間部分は、一対の可撓性壁部を含む。溝部が、少なくとも第1および第2の端部
部分と可撓性壁部間の本体中間部分とを貫通して延在している。可撓性壁部は溝
部の中心軸から遠ざかる方向に偏向自在である。第1の端部部分が、溝部の中心
軸に略垂直に位置する第1の当接面を画成し、第2の端部部分が、溝部の中心軸
に略垂直に位置する第2の当接面を画成している。第2の当接面はほぼ第1の当
接面に対向している。第1および第2の当接面は、管体が具備する第2のスプラ
インの長手方向長さよりも長い距離をあけて、互いに離れている。可撓性壁部の
少なくとも1つが、溝部の中心軸に略垂直に位置し、互いにほぼ対向している第
3および第4の当接面を含む。第3および第4の当接面は、管体が具備する第1
のスプラインの長手方向長さにほぼ相当する距離をあけて、互いに離れている。
【0022】 好適な一形態において、第1の当接面と第2の当接面との間の距離は、コネク
タ管体の近位端と第2のスプラインの遠位端との間で測定される長手方向長さに
ほぼ相当する。第1の端部部分は、第1の当接面の遠位に位置付けられた第5の
当接面を含む。第5の当接面は、第2のスプラインの長手方向長さに実質的に等
しい距離をあけて、第2の当接面から離れている。さらに、もう一方の可撓性壁
部も、第3および第4の当接面に相当する当接面を含む。
【0023】 保持器は、少なくとも一部の理由として1つまたは複数のスプラインを保持す
ることにより、少なくとも遠位方向における固定システムに対するコネクタの長
手方向移動を阻止する。例えば、好適形態により構成された保持器では、コネク
タが第2のスプラインを下向きにして(すなわち保持器溝部に対面させて)、ま
たは一方の側部に向けて保持器に挿入されると、第2のスプラインは、第2の当
接面と第5の当接面との間に把持される。コネクタがこのように配置されると、
第2のスプラインは、対応する可撓性壁部を横方向外向きに偏向させ、第2の当
接面と第5の当接面との間の空間を占領する。コネクタが第2のスプラインを上
向き(すなわち保持器溝部とは反対方向に向かせて)、または下向きにして挿入
されると、第1のスプラインは、一方の可撓性壁部上の当接面間、すなわち第3
の当接面と第4の当接面との間に把持される。したがって、コネクタ本体が保持
器に挿入されると、より長い第2のスプラインの方向に関係なく(例えば、上向
き、下向き、または一方の側部向き)、少なくとも1つのスプラインが、対応す
る一対の当接面の間に把持される。すると、それに対応する一対の当接面が、長
手方向軸に沿って近位方向および遠位方向の双方でコネクタの長手方向移動を阻
止する。
【0024】 さらに、第2のスプラインの配置に関係なく、保持器がコネクタを収容すると
、第1の当接面は、コネクタ本体の近位端のすぐ近位に位置する。したがって、
第1の当接面も、近位方向におけるコネクタの長手方向移動を規制する。このた
め、遠位向きの1つまたは複数の当接面(すなわち、第3および第5の当接面)
は、保持器になくてもよいことがわかる。また、近位方向の移動を阻止するため
に保持器に他の遠位向き当接面(例えば、第3の当接面および/または第5の当
接面)が1つまたはそれ以上あれば、保持器に第1の当接面がなくてもよいこと
がわかる。このように、保持器の好適な一形態において、コネクタ本体が保持器
溝部内に挿入されると、遠位向き当接面の少なくとも2つ(すなわち、第1、第
3および第5の当接面)が、近位方向におけるコネクタの長手方向移動を常に規
制する。
【0025】 このように、この固定システムは、コネクタを固定システム上で正確に整合ま
たは位置合わせせずとも、医療関係者が迅速にコネクタを保持器内に挿入できる
ように設計されている。すなわち、より長い第2のスプラインがどの位置にあっ
ても(例えば、保持器溝部に対して上向き、下向き、または一方の側部向き)、
保持器がコネクタを適切に収容するため、医療関係者は、カテーテル本体を保持
器に挿入する前に、その回転方向位置を気にする必要がない。
【0026】 保持器はまた、スプラインをコネクタ本体の長さ方向にずらした位置に有する
コネクタと相互作用するように構成することができる。例えば、コネクタに、同
じ長さであるが、1つの遠位端が、別のスプラインの遠位端よりもコネクタの遠
位端に近く位置する複数のスプラインを設けることができる。本保持器を、この
ようなコネクタを保持するように構成することができる。1つの保持器壁部部分
が、少なくとも1つの当接面を含み、それぞれ少なくとも1つの当接面を含んで
隣接する複数の保持器壁部部分に対して偏向できることから、保持器は、遠位端
部位置の異なる理由が、長さが違うため、配置がずれているため、またはこれら
2つの理由のいずれであっても、コネクタ本体の長さ方向で異なる位置に遠位端
を配した複数のスプラインを具備するコネクタを収納することができる。
【0027】 さらに、この保持器を、長さが同じであり、コネクタの長さ方向に沿って同じ
軸方向位置にある複数のスプラインを有するコネクタと相互作用するように構成
することができる。この場合、保持器は、5つの当接面すべてを含まなくてもよ
い(例えば2つまたは3つの当接面のみを含むことができる)。
【0028】 一変形例において、カテーテルハブまたは本体は、複数のスプラインまたは他
の突起部を含むことができ、保持器を、カテーテルの一部(例えば、カテーテル
ハブ)を収容し、カテーテルの軸方向移動を阻止するために、対応するスプライ
ンまたは突起部の1つまたはそれ以上を把持するように構成することができる。
【0029】 本発明のもう1つの態様は、医療物品用固定システムを含む。この固定システ
ムは、上方側部および下方側部を有する固定パッドと、保持器とを含む。保持器
は、固定パッドの上方側部上に配置される。固定パッドの下方側部は、保持器を
患者の皮膚に固定するための接着剤表面を含む。固定パッドはまた、接着剤下面
を備えた少なくとも1つの細長い伸張部を含む。この伸張部は、医療物品の一部
分の周囲で、それ自体の上に重ねて巻付けられるようになっている。こうするこ
とにより、この伸張部を利用して、医療物品の一部分を固定パッドに固定するこ
とができる。したがって、固定された部分は、例えば、医療物品の長さ方向に安
全ループを形成することになる。
【0030】 本発明の別の態様によれば、カテーテル挿入システムは、カテーテルコネクタ
、保持器および固定パッドを含む。このコネクタは、近位端から遠位端まで長手
方向に延在する細長い管体を含み、その管体上に配置されて軸方向に延在してお
り、管体から半径方向に延出している、少なくとも第1および第2のスプライン
を有する。軸方向に延在する第2のスプラインの長手方向長さは、軸方向に延在
する第1のスプラインより長くなっている。一形態において、カテーテルコネク
タは、カテーテルの近位端に配置され、別の形態では、カテーテルに連結される
はずの流体チューブ(例えば、流体送出または排出チューブ)の遠位端に配置さ
れる。
【0031】 保持器は、本体と、本体の少なくとも一部を長手方向に貫通して延在する溝部
とを含む。この本体が、溝部に沿って位置付けられ、溝部の軸に略垂直に位置す
るようにそこから横方向に延出する、少なくとも第1、第2、第3および第4の
当接面を画成する。第2および第3の当接面は、長手方向において第1の当接面
と第4の当接面との間に配置される。第1の当接面と第4の当接面とは、第2の
スプラインの長手方向長さと少なくとも同じ距離をあけて離れており、第2の当
接面と第3の当接面とは、第1のスプラインの長手方向長さと実質的に等しい距
離をあけて離れている。
【0032】 固定パッドは、上方側部および下方側部を含む。保持器は、固定パッドの上方
側部上に配置され、固定パッドの下方側部は、保持器を患者の皮膚に固定するた
めの接着剤表面を含む。
【0033】 本発明の別の態様は、医療物品を患者にしっかり固定するための固定システム
を含む。この固定システムは、本体と本体の少なくとも一部を貫通して長手方向
に延在する溝部とを含む保持器を含む。この本体は、その溝部に沿って位置する
少なくとも第1、第2および第3の当接面を画成する。第1、第2および第3の
当接面は、その溝部から略横方向に延出している。第2の当接面は、第1および
第3の当接面の一方に対して横方向に可動であり、第1の当接面と第3の当接面
との間に配置される。
【0034】 本発明のさらに別の態様は、近位端から遠位端まで長手方向に延在し、軸方向
に延在する少なくとも第1および第2のスプラインを含む伸延した管体を有する
タイプのルアーロックコネクタを患者にしっかり固定するための固定システムに
関する。この固定システムは、第1および第2の端部部分と、第1の端部部分と
第2の端部部分との間の中間部分とを有する本体を含む保持器を含む。この中間
部分は、一対の可撓性壁部を含む。各壁部は、第1および第2の端部部分に対し
て偏向自在である。溝部が、少なくとも第1および第2の端部部分と可撓性壁部
間の本体中間部分とを貫通して延在している。可撓性壁部は、溝部の中心軸から
遠ざかる方向に偏向自在である。第1の端部部分が、溝部の中心軸に略垂直に位
置する第1の当接面を画成し、第2の端部部分が、溝部の中心軸に略垂直に位置
し、第1の当接面にほぼ対向する第2の当接面を画成している。可撓性壁部の少
なくとも一方が、第1の当接面と第2の当接面との間の位置で溝部の中心軸に略
垂直に位置する第3の当接面を含む。
【0035】 一好適形態において、固定システムはまた、固定パッドを含む。保持器は、固
定パッドの一方の側部に取付けられ、固定パッドのもう一方の側部は、固定パッ
ドおよび保持器を患者の皮膚に固定するようにされた接着剤層を含む。保持器は
また、他の方法で患者に固定されることもでき、その例として縫合が挙げられる
が、これはあまり好ましい形態ではない。
【0036】 ルアーロックコネクタを固定システムの保持器上に固定する一好適方法によれ
ば、ルアーロックコネクタは、コネクタの長さに沿って異なる端点を有する(す
なわち、スプラインの終点が異なる)少なくとも第1および第2のスプラインを
含むルアーロックコネクタが準備される。スプラインが挿入時に保持器に対して
取り得る複数位置のいずれにあってもよいように、その方向に関係なく、このル
アーロックコネクタは保持器の溝部内に挿入される。複数位置のうち、スプライ
ンが第1の位置にあれば、第1のスプラインが横方向に向き、第2の位置にあれ
ば、第2のスプラインが横方向に向くように第1のスプラインが第1の位置から
回転した状態となる。この方法はさらに、(a)スプラインが第1の位置にある
ときは、保持器が有する第1の一対の当接面間に第1のスプラインを、または(
b)スプラインが第2の位置にあるときは、保持器が有する第2の一対の当接面
間に第2のスプラインを長手方向に保持するステップを含む。第2の一対の当接
面が含む少なくとも1つの当接面は、第1の一対の当接面が含む当接面の1つと
は異なる。
【0037】 以上、従来技術に対して実現される本発明と利点とを要約するため、本発明の
具体的な目的および利点を記載した。無論、本発明による特定の実施形態のいず
れかにより、これらの目的や利点をすべて必ずしも実現しなくてよいことを理解
されたい。したがって、例えば、当業者であれば、本明細書内で教示または提案
した他の目的や利点を必ずしも実現していなくとも、本明細書で教示した1つの
利点や一連の利点を実現または最適化する方法で本発明を具体化または実行でき
ることが明らかであろう。さらに、以上のみならず、以下の好ましい実施形態に
関する詳述により、本発明の態様、特徴および利点が他にも明らかになるであろ
う。
【0038】 以下に、本発明について、本固定システムの好ましい実施形態を示す図面を参
照しながら記載する。これらの図面は、例示のみを目的としており、本発明を制
限するものではない。図面内容は以下の通りである。
【0039】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 医療物品固定システムの本実施形態は、カテーテル挿入システムに関連して、
特に、Werschmidt他に付与された米国特許第5,620,427号に
開示された型式のルアーロックコネクタを用いるカテーテル挿入システムに関連
して、開示するものである。このカテーテル挿入システムはまた、カテーテル、
チューブ伸張部セットおよび/またはドレッシング材料を含むことができる。
【0040】 しかし、本発明の原理は、カテーテルや’427号特許に開示されている特定
型式のコネクタに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の開示内容
を鑑みて、本明細書に開示される固定システムを、上述したように、同じ長さの
スプラインまたはコネクタ本体の長さ方向にずれて位置するスプラインを具備す
る例を含めて、他の型式のルアーロックコネクタとうまく併用できることがわか
るであろう。さらに、当業者であれば、本明細書に開示する固定システムを、他
の型式のカテーテル、流体排出および送出チューブ、および電線を含めて、他の
医療物品とうまく併用できることがわかるであろう。例えば、本明細書に開示す
る保持器を、末梢カテーテル、周囲から挿入される中心カテーテル、血液透析カ
テーテル、手術用排出チューブ、フィーディングチューブ、胸部チューブ、経鼻
胃管、スコープ、ならびに、外部または移植された電子デバイスやセンサに接続
される電線やケーブルを固定するように構成することができるが、これらに限定
するものではない。また、当業者であれば、本明細書に開示する装置およびシス
テムに対する別の用途も見出すことができるであろう。したがって、米国特許第
5,620,427号で使用されている例に類似するルアーロックコネクタを含
む、カテーテル挿入システムと併せた固定システムに関する図示および記載は、
本固定システムに対する1つの可能な用途を例示するにすぎない。
【0041】 ここで、好ましい実施形態を参照すると、図1は、カテーテル固定システム2
0を示す斜視図である。固定システム20は、チューブ24(例えば、流体供給
ライン)を留置カテーテル26に固定して接続するルアーロックコネクタ22と
協働する。固定システム20とコネクタ22とが協働することにより、カテーテ
ル26を所望の内在位置に維持することができる。
【0042】 固定システム20は原則的に、使用時に患者の皮膚に装着される接着剤底面を
有する可撓性固定パッド28を含む。パッド28は、患者の身体上であれば、何
カ所にでも装着することができる。したがって、図1は、患者の手の甲に配置し
た固定システム20を示しているが、例えば、撓骨動脈に対するカテーテル挿入
では手首の内側に、硬膜外カテーテル挿入では患者の胴の前面や後面に使用する
など、患者身体の他の箇所におけるカテーテル挿入にも、このシステムを使用す
ることができる。パッド28が保持器30を支持する。その保持器30は、カテ
ーテルコネクタ22を収容し、一定箇所に固定するように構成されている。
【0043】 固定システムの構成要素を説明しやすくするために、以下の座標用語を使用す
る(図1参照)。「長手方向軸」は、固定システム20に保持されているカテー
テル26またはコネクタ22部分に略平行である。「横方向軸」は、長手方向軸
に垂直であり、固定パッド28の平面に略平行である。「鉛直方向軸」は、長手
方向軸にも横方向軸にも垂直に延在する。さらに、本明細書でいう「長手方向」
は、長手方向軸に実質的に平行な方向をいい、「横方向」は、横方向軸に実質的
に平行な方向をいい、「鉛直方向」は、鉛直軸に実質的に平行な方向をいう。本
固定システムの記載に用いる用語「近位」および「遠位」は、例示する用途の説
明と首尾一貫して使用する。すなわち、近位および遠位は、流体供給ライン24
に装着される流体供給容器(図示せず)を基準にして使用するものである。また
、用語「頂部」「底部」「上方」および「下方」は、図1に示す固定システムの
位置に基づいて使用するものであり、固定システムを患者に装着できる位置を制
限しようとするものではない。カテーテル挿入システム(本固定システムを含む
)に関する詳述およびその関連使用方法を以下に記す。
【0044】 ルアーロックコネクタ 図1を参照すると、ルアーロックの連結は、ルアーロックコネクタ22とカテ
ーテル22のハブ32との間に形成されている。ルアーロックコネクタ22は、
Werschmidt他に付与された米国特許第5,620,427号に開示さ
れている型式のものとして図示されているが、他の型式のコネクタおよびアダプ
タも同様に本固定システム20と併用可能である。米国特許第5,620,42
7号の内容全体を参照として本明細書内に引用したものとする。例えば、カテー
テルコネクタは、スピンナットを使用しないルアータイプのコネクタでもよい。
当業者であれば、本固定システム20と併用するコネクタの型式を容易に選択し
、具体的な用途に合わせて(例えば、静脈、動脈、硬膜外、末梢など)、本発明
の教示内容による固定システムを変形することができるであろう。
【0045】 図1および図2Aで最もよくわかるように、コネクタ22は、遠位端36と近
位端38との間で画成されている管体34を含む。近位端38は、チューブ24
の遠位端を収容できるようになっている。例示する一実施形態では、流体チュー
ブ24の少なくとも一部が常に、コネクタ本体34の近位端38に装着されてい
る(例えば、内部に嵌め込まれている)。
【0046】 遠位端36は、カテーテル14の近位ハブ32や、あらゆるルアー式メス型コ
ネクタを係合するように構成されている。図示の実施形態では、コネクタ22の
遠位端36は、ルアー式カテーテルハブ32の標準レセプタクル内に挿入される
オス型ルアー部分40として構成されている。しかし、遠位端36を、例えばT
oughy−Bourstアダプタなど、他の型式のカテーテルコネクタを係合
するように構成することもできる。図2Aでわかるように、オス型ルアー部分4
0は、裁頭円錐形状であり、管体34から遠位方向に延在する。先細り形状の肩
42が、管体34とオス型ルアー部分40との間に配置されている。
【0047】 中央の管腔部が、管体34およびオス型ルアー部分40を貫通して延在し、オ
ス型ルアー部分40の遠位端36に位置する遠位開口部を終点としている。中央
管腔部の近位端は、流体チューブ24と連通する。
【0048】 図2Aおよび図2Bを参照すると、コネクタ22の近位端38は、管体34か
ら外向きに突出し、軸方向に延在している一連のスプライン44を含む。具体的
に言えば、コネクタ22は、軸方向に細長い少なくとも1つの中央スプライン4
4aと、中央スプライン44aの両側に配置された一対の中間スプライン44b
と、互いに実質的に全く正反対に位置する、第3の一対の外側スプライン44c
とを含む。中央スプライン44aは、各外側スプライン44cから90°離れた
位置にある。中央スプライン44aはまた、矩形体の長手方向両端部が先細って
尖っている略矩形形状を有する。第2および第3の対であるスプライン44b、
44cは、略矩形の半径方向突起部を形成している。図2Bで最もよくわかるよ
うに、スプライン44は、互いに間隔をおいて、コネクタ管体34周囲の半分を
取巻いている。
【0049】 図2Aでわかるように、中央スプライン44aの長手方向長さはL1であり、
第2および第3の対のスプライン44b、44c各々の長手方向長さはL2であ
る。さらに、細長い中央スプライン44cの遠位端または先端部は、管体34の
近位端38から、長手方向長さL3の距離だけ離れている。図示した実施形態で
は、長手方向長さL3は、長手方向長さL2より長く、L2は長手方向長さL1より
長い。
【0050】 コネクタ22はまた、その遠位端36にスピンナット46を配置して具備して
いる。スピンナット46は、円柱状外面を有する略管状スリーブと、近位環状フ
ランジと、軸方向に延在する一連のグリップレールとを含む。スピンナット46
は、3つの区別可能な内面領域を有する。第1の遠位領域は、単一または複数の
めねじを含む。この遠位領域の近位端は、先細り形状の肩と協働する環状内部ス
ロープ(図示せず)などの回転防止型摩擦構造を含む中間領域を終点とする。最
後に、近位領域は、チャンネルまたは案内路(図示せず)により分離されている
、半径方向および内側向きの複数のリブを含む。
【0051】 スピンナット46上の内側リブが含む半径方向に延びて最も内側にある縁部が
、コネクタ22の管体34とほぼ同じ直径の円を規定する。複数リブは、案内路
に沿ってスプライン44とスプライン44との間で摺動係合して嵌り合う寸法に
なっている。反対に、スプライン44は、リブとリブとの間のチャンネル内に延
在する。このリブおよび案内路の円周方向の寸法に、スピンナット46と管体3
4とが回転自在にロックされた時点でそれがわかように、わずかな締まり公差を
設けることができる。
【0052】 上記以外の説明および他の実施形態については、Werschmidtに付与
された米国特許第5,620,427号の開示内容に記載されているが、これに
限定するものではない。
【0053】 保持器 図3〜図10は、本発明の好適な一実施形態により構成された保持器30を示
すものである。保持器30は、基部面54の上に位置する中央溝部52を画成す
る本体50を含む。溝部52は中央長手方向に延在する軸Cを中心に延在してお
り、基部面54とは反対向きの開口56を有する。溝部52の近位端および遠位
端はまた、保持器本体50の端部を貫通して開口している。溝部52の少なくと
も一部で、その横方向幅が、コネクタ管体34の直径より狭くなっている。これ
については、以下に詳しく記載する。
【0054】 図6は、溝部軸Cが、保持器30の基部面54に対して、望ましくは傾斜して
いることを示すものである。基部面54と溝部軸Cとの間で画成される入射角θ
は、好ましくは45°未満である。より好ましくは、入射角θは5°〜30°の
範囲である。静脈用実施形態の例では、この角度θは、好ましくはおよそ7°で
ある。別の動脈用実施形態の例における入射角θは、好ましくは約22°である
【0055】 図3、図4および図10で最もよくわかるように、保持器50はまた、溝部5
2から横方向に延出する複数の当接面を含む。各当接面は、溝部52の中心軸C
に略垂直に位置している。これらの当接面は、最も近位の当接面60と、最も遠
位の当接面62と、中間面64とを含む。中間面64は、最も近位の当接面60
と最も遠位の当接面62との間に位置しており、当接面60、62の少なくとも
一方に対して可動となるように、可撓性壁部66上で画成されている。最も近位
の当接面60と最も遠位の当接面62とは、好ましくは、コネクタ管体34の近
位端26と中央スプライン44aの遠位先端部との間の長手方向長さL3とほぼ
等しい距離をあけて離れている。
【0056】 より好ましい形態において、可撓性壁部66は、中間近位当接面68と中間遠
位当接面64との2つの中間当接面を含む。これらの当接面64、68は互いに
向き合い、中間スプライン44bおよび外側スプライン44cの長手方向長さL2 とほぼ同じ距離をあけて離れている。
【0057】 保持器30の図示した実施形態は、最も近位の当接面60と中間近位当接面6
8との間に配置された、もう1つの、2番目に近位の当接面70を含む。2番目
に近位の当接面70は、溝部52の中心軸Cに略垂直に位置し、中央スプライン
44aの長手方向長さL1の距離をあけて最も遠位の当接面62から離れている
。保持器の一変形例において、保持器が、中央スプライン44aの近位端と協働
するこの追加当接面を含む場合、最も近位の当接面を省くことができる。
【0058】 図3でわかるように、保持器本体50は、近位端部部分72および遠位端部部
分74と、中間部分76とを含む。溝部52は、これらの部分72、74、76
を貫通して延在し、その両端部で、近位および遠位端部部分72、74の端壁部
を貫通して開口している。
【0059】 図3、図4、図9および図10を参照すると、中間部分76は、一対の可撓性
壁部66により、溝部52を間に通過させる状態で形成されている。鉛直方向に
延在するスロット78により、各可撓性壁部66は、隣接する近位および遠位端
部部分72、74から隔離されており、各壁部66の外側には、隣接する近位お
よび遠位端部部分72、74に対して壁部66の横方向幅を縮小するリリーフ8
0が設けられている。リリーフ80は、壁部66の基部82から上方縁部84に
まで延在しており、その鉛直方向高さは、好ましくはコネクタ管体34の直径の
少なくとも半分、より好ましくはコネクタ管体34の直径と少なくとも同じであ
る。このように構成することにより、壁部66は、保持器本体50の隣接する近
位および遠位端部部分72、74に対して横方向外側に偏向することができる。
【0060】 各可撓性壁部66はまた、中間近位当接面68と中間遠位当接面64とを含む
。これらの当接面64、68は、壁部の内側に形成されており、図示の実施形態
では、壁部66の近位端および遠位端付近に配置されている。各中間当接面64
、68は、好ましくは、壁部高さ全体に沿って、鉛直方向に延在する。図示の実
施形態では、各当接面64、68の横方向幅も、第2および第3の対のスプライ
ン44b、44cに含まれる各スプラインの半径方向寸法の少なくとも半分であ
り、好ましくは、その半径方向寸法と少なくとも同じである。
【0061】 各可撓性壁部66はさらに、対向する当接面64と68との間に画成された、
略平坦な直立面86を有する。この平坦面86の両側に、各ストリップ88が画
成されている。各端部ストリップ88の上方端部90は、溝部開口56の中央に
向かって内側に湾曲している。この曲率半径は、好ましくは、コネクタ管体34
の半径に合致するか、少なくともほぼ等しいかのいずれかである。したがって、
端部ストリップ88の上方端部90が、対向するストリップ上方端部90間で画
成される幅として、溝部開口56の横方向幅を狭めている。こうすることにより
、可撓性壁部66は、コネクタ管体34の上方部分を把持するか、少なくともそ
の上に延在することにより、コネクタ22が保持器30内に配置された後、その
鉛直方向の意図しない移動を規制することができる。
【0062】 図9で最もよくわかるように、端部ストリップ上方端部90の上方側部表面は
、好ましくは、コネクタ管体34や細長い中央スプライン44aを溝部52内に
案内するように、丸みをつけるか面取りをして、溝部開口56に向けて傾斜して
いる。これにより、挿入過程においてコネクタ22が圧入されて、可撓性壁部6
6が外側に偏向すると、コネクタ22は、より滑らかに端部ストリップ上方端部
90から溝部52内に摺動する。
【0063】 図3、図4、図8、図9および図10でわかるように、遠位端部部分74は、
同じようにコネクタ22の意図しない鉛直方向移動を規制する溝部の遠位部分9
2を画成している。このため、遠位溝部部分92は、180°を超える円弧を描
く略切頭型円形断面形状を有する。遠位溝部部分92の直径は、コネクタ22の
管体34を収容できる寸法となっている。一実施形態例において、遠位溝部部分
92は、溝部軸Cを中心に約200°の円弧を描いている。したがって、溝部部
分92の断面は、溝部軸Cを中心に180°を少し超える円弧に延在して、開口
56の横方向幅を溝部部分92の直径全体よりわずかに狭めている。これにより
、コネクタ22を、中央溝部52にスナップ嵌合することができる。
【0064】 遠位端部部分74は、複数の側壁94を含んでおり、これらの間に遠位溝部部
分92が画成されている。複数の側壁92は、実質的に同一であり、対応する可
撓性壁部66に隣接する地点から保持器30の遠位端まで長手方向に延在する。
【0065】 図3および図8からわかるように、側壁94の上方縁部96は、コネクタ管体
34を溝部52内に案内するように、丸みをつけるか面取りをして、遠位溝部部
分92に向けて傾斜している。これにより、挿入過程においてコネクタ本体34
が圧入されて、側壁部94が外側に偏向すると、コネクタ22は、より滑らかに
側壁94の上方端部96上から溝部52内に摺動する。
【0066】 壁部94は、好ましくは、コネクタ22の周囲を十分に取り囲んで、保持器3
0に対するコネクタ22の意図しない鉛直方向移動を規制する。上述からわかる
ように、壁部94の上方端部は内側に湾曲して、溝部開口56の横方向幅を狭め
ている。しかし、コネクタ22を開口56から溝部52内に挿入できるようにし
ておくため、上方端部が内側に延在できる量は限られている。そこで、上向きに
働く力(または分力)に対抗してコネクタ22を保持器30内に保持するための
所望の保持力を得るように、壁部94の長さを十分にする。無論、例えば、可撓
性壁部の端部ストリップ88の長手方向長さを長くしている、またはコネクタ2
2と保持器30の近位端部部分72との間にスナップ嵌合接続を設けるなど、保
持器30が、保持器30に対するコネクタ22の鉛直方向移動に抵抗する1つま
たは複数の追加メカニズムを含む場合には、壁部94の長さを短くすることがで
きる。
【0067】 一好適形態において、壁部94はまた、コネクタ22の左右の揺れ(すなわち
、長手方向から横方向平面における左右への移動)を防止する十分な長さになっ
ている。すなわち、コネクタ22と相互作用する壁部94が、遠位端部部分74
を支点として作用させないように、十分な長さになっている。このような壁部長
さは好ましいが、コネクタ本体34を可撓性壁部66および/または近位端部部
分72によりその近位端付近でも保持している場合には、壁部を大幅に短くする
ことも可能である(例えば、単一長手方向点にてコネクタと相互作用する)。
【0068】 各壁部94の横方向厚さは、保持器30の基部面54から保持器30の頂部に
向けて減少している。また、図9で最もよくわかるように、遠位溝部部分92に
は、その基部に沿って切込みが形成されている。これにより得られるリリーフ9
8は、溝部部分92から基部面54に向かって鉛直方向に、および、遠位端部部
分74を介して長手方向に延在する。図示の実施形態では、リリーフ98の断面
形状は略矩形である。また、リリーフ98の横方向幅は、遠位溝部部分92の直
径を下回っており、好ましくは、遠位溝部部分92の直径のおよそ2/3に等し
い。リリーフ98を形成したことにより、壁部94の横方向厚さが削減され、溝
部52下の遠位端部部分74の鉛直方向厚さも薄くなったことから、壁部94の
可撓性が高められて、コネクタ管体34が溝部52に押し入れると外側に弾性的
に偏向することができる。
【0069】 保持器30はまた、基部面54の長手方向に延在し、少なくとも遠位溝部部分
92の下に位置する切込み100を含む。図示の実施形態では、切込み100は
、保持器30の長手方向長さ全体に沿って設けられている。切込み100の鉛直
方向高さはまた、溝部52の傾斜角θに追従して、その近位端から遠位端にかけ
て減少している。切込み100の横方向幅は、中央溝部52の直径を下回るもの
である。この切込み100を設けたことにより、側壁94の可撓性はさらに高め
られている。
【0070】 しかし、側壁94は実質的に、可撓性壁部66より硬い。すなわち、遠位端部
部分74の側壁94を横方向に偏向させるには、可撓性壁部66を横方向に偏向
させる場合よりも大きな力が必要である。
【0071】 図5、図7および図8でわかるように、一対の隆起部102が切込み100に
横付けされている。各隆起部102は、基部面54よりわずかに下方に延出して
、保持器を固定パッド28に装着する際に、接着剤が切込み100内に流入しな
いよう規制する。
【0072】 側壁94の両方の近位端が、最も遠位の当接面62の少なくとも一部を画成し
ている。したがって、最も遠位の当接面62は、対応する側壁94と可撓性壁部
66との間に設けられた各スロット78の遠位側部を構成している。図示の実施
形態では、最も遠位の当接面62は、ほぼ直立している。
【0073】 図4、図5、図9および図10でわかるように、凹部104が、近位および遠
位端部部分72、74間と可撓性壁部66間の地点にて保持器本体50内で画成
され、溝部52から基部面54に向けて延在している。図示の実施形態では、凹
部104は、溝部52と基部面54との間に延在して、保持器30の材料重量を
削減している。しかし、凹部104の深さは、コネクタ22が保持器30内に挿
入された際に下方に延出する可能性のある1つまたは複数のスプライン44を収
容できれば十分である。凹部104は、基部の切込み100を中断しており、溝
部リリーフ98がその近位端にて凹部104内に開口している。
【0074】 凹部104は、近位壁部と遠位壁部とにより画成されている。遠位壁部は、保
持器30が具備する遠位端部部分74の近位端面により形成され、近位壁部は、
保持器30が具備する近位端部部分72の遠位端面により形成されている。これ
らの壁部はどちらも、溝部52の中心軸Cに略垂直に位置し、ほぼ直立位置に立
っている。これらの壁部間の間隔は、好ましくは、中央スプライン44aの長手
方向長さL1と同じである。図示の実施形態では、遠位壁部が、最も遠位の当接
面62の一部を形成し、近位壁部が、2番目に近位の当接面70の一部を形成し
ている。したがって、最も遠位の当接面62は、遠位端部部分74の側壁94の
近位端上と凹部104の遠位壁部上に形成されている。2番目に近位の当接面7
0は、凹部104の近位壁部上に形成されている。
【0075】 近位端部部分72は、2番目に近位の当接面70と最も近位の当接面60との
間である、溝部52の近位部分106を画成している。溝部52の近位部分10
6の断面は大体、コネクタ管体34の半径と少なくとも同じ曲率半径を有するU
字型である。この曲率半径は、好ましくは、コネクタ管体34の半径を上回るも
のである。
【0076】 近位端部部分72はまた、保持器30の近位端を横切って横方向に延在する近
位直立壁部108を含む。この直立壁部108は、溝部52の近位端を画成する
U字型開口110を含む。開口110の横方向幅は、コネクタ管体34の直径よ
り狭いが、流体チューブ24の直径より広くなっている。図示の実施形態では、
近位直立壁部108がその遠位側部で最も遠位の当接面60を規定している。し
たがって、図示の実施形態における最も遠位の当接面60は、溝部近位部分10
6の近位端に位置する。
【0077】 溝部52の近位開口110および近位部分106の双方とも、略U字型形状で
ある。しかし、これらの溝部部分の一方または両方を、切頭方略円形形状にする
ことができる。この変形例の場合、開口または近位溝部部分はそれぞれ、流体チ
ューブまたはコネクタ管体の近位端を、保持器の遠位端部部分と同様にスナップ
嵌合式に収容して、保持器に対するコネクタの鉛直方向移動をさらに規制するこ
とができる。しかし、これらの溝部部分は、以下に記載するように、挿入過程を
容易にするため、コネクタ本体や流体チューブとこのように係合しないことが好
ましい。
【0078】 図3に示すように、保持器30は、中央溝部52の両側に指置き基盤112を
含む。各指置き基盤112は、基部面54よりわずかに高い位置にて保持器30
の両側で横方向に延在している。各指置き基盤112はまた、医療関係者の指と
基盤112との間の摩擦接触を改良するリブ付き上方面を有する。指置き基盤1
12の寸法および構成は、コネクタ22を保持器30から外す際、コネクタ22
を引張り上げながら、医療関係者が保持器30を患者の皮膚に対して押し付ける
ことができるようになっている。
【0079】 指置き基盤112と溝部52の下方位置で基部面54に沿う切込み100とを
組合わせることにより、医療関係者は、より容易に、コネクタ管体34を溝部5
2内に挿入できるように溝部52を十分に開くことができる。この態様の固定シ
ステム20は、本保持器に限定されるものではない。他の型式の保持器にも同様
に適用可能であり、その例として、米国特許第5,702,371号、同第5,
810,781号および同第5,827,230号内で記載されているものが挙
げられるが、これらに限定するものではない。これらの特許の内容全体を参照と
して本明細書内に引用したものとする。
【0080】 保持器30は、比較的硬質のプラスチック材料(例えばポリカーボネート)で
製造されるが、医療関係者がコネクタ22を保持器30の中央溝部52内に押し
入れる際に、遠位端部部分74の壁部94および、場合によっては可撓性壁部6
6をコネクタ22で外側に押し反らすことができるように、やや可撓性である。
コネクタ22が中央溝部52内に収まると、壁部94の上方縁部96(および端
部ストリップ88の上方端部90)が内側にそれらの元の位置に嵌り込み、コネ
クタ22を保持器30内に固定して保持する。
【0081】 保持器30は、当業者に周知の様々な方法のいずれを用いて製造してもよい。
例えば、保持器30を、射出成形や熱可塑成形(thermoplasty)な
どにより一体成形することができる。保持器30は、好ましくは耐性および可撓
性に富む材料を含み、より好ましくは、一般に不活性で無害の材料を含む。適し
た材料の例として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、ポリウレタン、テトラフルオロエチレン(例えばTEFLON(登録
商標))、ポリテトラフルオロエチレン(別名PTEF)、アセタール樹脂(例
えばDELRIN(登録商標))、クロロトリフルオロエチレン(例えばKEL
−F(登録商標))、アクリロニトリルブタジエンスチレン、スチレンブタジエ
ン、ナイロン、オレフィン、アクリル、ポリエステル、成形可能シリコン、熱可
塑性ウレタン、熱可塑性エラストマ、熱硬化性プラスチックなどの、プラスチッ
ク、ポリマーまたは複合材料が挙げられる。保持器30は、好ましくは、GE
Plastics(www.geplastics.com参照)から市販され
ているポリカーボネートを用いて射出成形により形成する。しかし、上記以外の
材料も使用可能である。
【0082】 固定パッド 図1でわかるように、固定パッド28は、鉛直方向に対向する2つの側部を備
えた、実質的に平坦な材料片である。パッド28の下方側部は、患者の皮膚側に
向き、好ましくは、固定パッド28を患者の皮膚に貼付するのに適した接着剤表
面でカバーされている。しかし、表面全体がカバーされている必要はない。固定
パッド28の上方側部120は、患者の皮膚とは反対向きで、保持器30を支持
する。
【0083】 固定パッド28は、好ましくは、上方発泡体層(例えば、独立気泡ポリエチレ
ン発泡体)と下方接着剤層との積層構造を含む。下方接着剤層は、固定パッド2
8の下方表面を構成している。すなわち、上方発泡体層と同延である。下方表面
は、望ましくは、医療等級の接着剤であり、具体的な用途に応じて、発汗性でも
非発汗性でもよい。接着剤層を含むこのような発泡体は、マサチューセッツ州N
orwoodのTyco Adhesivesから市販されている。
【0084】 上方発泡体層の表面は、固定パッド28の上方面120を構成している。上方
面120は、発泡体に化学的プライム処理や低い電荷によるコロナ処理を施すこ
とにより粗面化することができる。粗面化された、または多孔質である上方面1
20を用いると、基部54と固定パッド120との間の接着剤接合(以下に記載
する)の質を改良することができる。別法として(図示せず)、可撓性固定パッ
ド28は、医療等級の接着剤下方層と、内側発泡体層と、上方の紙または他の織
布や不織布層とを含むことができる。
【0085】 固定パッド28は概して、角部に丸みを帯びた矩形形状部分と、その略矩形形
状から突出した、複数の細長い伸張部とを有する。図示の実施形態では、これら
の伸張部は、固定パッド28の横方向側部から突出するストリップやウィング1
22の形態をとっている。各ウィング122の横方向長さを、好ましくは、流体
チューブ24の円周より長くして、図1に示すように、ウィング122をチュー
ブ24の周囲に巻付けられるようにする。ウィング122の長手方向幅は、ウィ
ング122が固定パッド28から破断しないように十分にとる。
【0086】 図示の実施形態では、ウィング122は、固定パッド28の横方向側部の両側
に延出して、医療関係者が、安全ループを形成するためにどちらかの側部を選択
できるようにしている。しかし、固定パッド28に、1つのウィングのみを具備
することも、または2つ以上のウィングを具備することも可能である。各ウィン
グ122は、好ましくは、保持器30の遠位方向部分に位置するが、具体的な用
途に合わせて、ウィング122を固定パッド28の他の位置から延出させても、
かつ/または、保持器30に対する他の方向に設けても(例えば、横方向軸に対
して斜めに)よい。
【0087】 安全ループを形成するための1つまたは複数のウィングを含む固定パッドであ
る、この態様の固定システムは、図示した実施形態の固定パッドの具体的形状に
限定されるものではない。また、本保持器との併用に限定されるものでもなく、
この態様を、上述した例を含む他の型式の保持器を使用する固定システム、また
は他の固定技法を用いる固定システムに適用することができる。
【0088】 固定パッド28はまた、図1に示すように、保持器30に近位である固定パッ
ド28の中央を、そのパッド28の遠位側で狭めている凹形または切込み124
を含む。切込み124を設けることで、留置カテーテル26を見る、挿入部位を
清浄する、固定パッド28を挿入部位周囲に配置することができる。さらにこの
形状により、遠位側が挿入部位を超え、近位側は挿入部位から離れた状態で固定
パッドが延在するように、固定パッド28を患者上に配置することができる。固
定パッド28およびカテーテル26の挿入部位をこのように位置合わせすること
により、カテーテル26の安定性を高めることができる。また、挿入部位と保持
器30の溝部52との間のカテーテル26の自由長さを最小限にして、患者が動
く、または医療関係者が患者の看護をする際に、カテーテル26をつかんだり引
張ったりして、うっかり外してしまうことを防止する一助とする。
【0089】 もう1つの凹形部分126もまた、保持器30に近位である固定パッド28の
中央を、そのパッド28の近位側で狭めている。凹形部分124、126の双方
により、固定パッド28はその中間部分で可撓性が高くなっているため、固定パ
ッド28を皮膚に対して平坦に配置し、表面にどのような起伏があってもそれに
追従させる(例えば、患者の指関節に対してその曲率に追従させる)ことができ
る。
【0090】 保持器30を、好ましくは、凹形部分124、126を二分する軸を中心に、
固定パッド28の中心に配置する。これにより、保持器30の長手方向における
遠位方向および近位方向で、固定パッド28の横方向側部が皮膚と接触する面積
が拡がるため、保持器30を挿入部位に近く配置しながら、皮膚に対する安定性
および接着性を高めることができる。図示していないが、固定パッド28はまた
、保持器30の側部に位置付けられる縫合穴および/または通気穴を含むことが
できる。
【0091】 保持器底部54は、固定パッド28の上方面120に装着される。底面54は
、好ましくは、シアノアクリレートや他の接合材料などの溶剤接合接着剤で上方
面120に固定される。このような接着剤は、Minnesota Minin
g and Manufacturing Company(3M)からPar
t No.4693として市販されている。
【0092】 着脱自在な紙またはプラスチック製剥離ライナ(図示せず)で、望ましくは、
使用前の接着剤下方面をカバーしておく。この剥離ライナは、好ましくは、引裂
抵抗を有し、望ましくは、固定パッド28を患者の皮膚に装着しやすくるすため
に複数片に分割されたものである。図示の実施形態では、剥離ライナは、一度に
接着剤下方面の半分だけを暴露するように、固定パッド28の中央線に沿って分
離されている。さらに、剥離ライナは、各ウィング122の基部で切断(kis
s−cut)されているため、ウィング122をカバーしている剥離ライナ部分
を除去せずとも、接着剤表面の隣接部分の半分を曝露することができる。
【0093】 各剥離ライナ片は、横方向に測定すると、固定パッド28の中央線を超える長
さを有して、重なり合うか、それ自体の上に折り返されている。重なり合った部
分が、剥離ライナを接着剤下方面から剥離できるようにするプルタブを画成して
いる。医療関係者は、このプルタブを使用し、これを把持して引張り上げること
により、剥離ライナを下方面から分離する。このプルタブを設けていることで、
剥離ライナを接着剤層から分離するために剥離ライナの角や他の部分をめくる必
要がなくなっている。無論、このプルタブの形状は、様々に設計することができ
る。さらに、このプルタブを固定パッド28の中央線に沿って配置する必要はな
く、固定パッド28を患者の皮膚上で特定部位に適用しやすくするのであれば、
固定パッド28のいずれの線に沿って配置してもよい。例えば、関節などの大き
な起伏のある患者の皮膚領域では、このプルタブを、中央線に沿わせるのではな
く、固定パッド28の横方向側部の一方に向けて位置合わせしなくてはならない
場合がある。
【0094】 使用方法 以下に、使用方法を、図1および図11〜図12を参照しながら、静脈内カテ
ーテル挿入方法に関して説明していく。しかし、以下の説明で示すように、固定
システム20を他のカテーテル挿入処置にも同様に使用できることを理解された
い。この使用方法の説明は、本発明に関する上述に追加するものであるため、上
述と共に読まれるべき部分である。
【0095】 医療関係者は通常、カテーテル26を静脈上の所望位置に位置付けることから
カテーテル挿入処置を開始する。医療関係者は、針や他のスタイレットをカテー
テル26のカニューレ部分を介して所望の入射角で患者の皮膚内に導入する。静
脈の場合、カテーテル26の入射角は通常、およそ7°である。医療関係者は次
に、カテーテル26のカニューレを患者内に挿入し、その針やスタイレットを引
抜く。カテーテル26部分は、皮膚の上で曝露されたままである。医療関係者は
コネクタ22の近位端をカテーテルハブ32内に挿入した後、スピンナット46
を周知の方法でカテーテルハブ32に係合して、コネクタ22をカテーテル26
にしっかり装着する。
【0096】 医療関係者は、保持器30をコネクタ22の下に位置付けて、流体チューブ2
4の一部をその近位開口110内に挿入する。この時点で、コネクタ22の軸は
、保持器溝部52の軸に対して傾斜している。医療関係者は流体チューブ24を
、コネクタ管体34の近位端38が最も遠位の当接面60に接触するまで、近位
方向に引張る(または、逆に保持器を遠位方向に摺動させる)。この動作で、コ
ネクタ22の長手方向位置を保持器30と調節して合わせ、コネクタ22を保持
器30上で位置合わせする。このように配置した後、コネクタ22上に設けられ
たスプライン44の長手方向中間点を、保持器30が具備する可撓性壁部66の
中間点、および2番目に近位の当接面70と最も遠位の当接面62との間の長手
方向中間点と位置合わせする。次に、医療関係者は、コネクタ22を保持器30
の中央溝部52内に押込む。押込むと、コネクタ22は保持器30の遠位端部部
分壁部94間で押圧される。医療関係者がコネクタ22を保持器30内に押込む
につれ、通常、スプライン44が、中間近位当接面68と遠位当接面64の間の
空間内、または、2番目に近位の当接面70と最も遠位の当接面62との間の空
間内に案内される。
【0097】 上述したように、溝部52の開口56の幅は、横方向に測定すると、コネクタ
管状体34の直径より狭くなっている。したがって、遠位端部部分壁部94は横
方向に外側に偏向する。コネクタ22の管体34が保持器30の中央溝部52内
に収まると、横方向壁部94は跳ね戻って、コネクタ22を一定位置にスナップ
嵌合する。このように、保持器30の壁部94により、鉛直方向および横方向に
おけるコネクタ22の意図しない移動が防止される。上述したように、可撓性壁
部66も、挿入過程で偏向して管体34周囲をスナップ嵌合する。
【0098】 コネクタ22を保持器30内で固定したら、医療関係者は固定パッド28の接
着剤底面を当初カバーしている紙支持体を除去して、パッド28を患者の皮膚に
留置カテーテル26に近位の位置で装着する。具体的に言えば、医療関係者は、
2つの支持体タブの一方を把持し、そのタブを引張って、底部接着剤層の片側の
支持体を剥す。医療関係者は、固定パッド28を配置部位上に位置付け、曝露さ
れた底部層を患者の皮膚に対向して配置して、固定パッド28を患者に貼付ける
。上方層120を軽く抑えて、固定パッド28と患者の皮膚との間を良好に接着
する。固定パッド28は、その可撓性により、固定パッド28が貼られた局所面
の起伏に追従する。
【0099】 医療関係者は、固定パッド28が含む底面のもう一方の側について同じ処理を
繰返す。別法として、医療関係者は、患者の皮膚にパッド28を装着する前に、
パッド28から支持体全部を除去しておいてもよい。さらに、コネクタ22を保
持器30内に挿入する前に、固定パッド28を患者に装着することもできる。
【0100】 固定パッド28を患者の皮膚に装着する前または後に、医療関係者は、安全ル
ープを形成するための細長いウィング122の1つを用いて、流体チューブ24
の一部を固定パッド28に固定する。医療関係者は、固定パッド28のうち、チ
ューブ24を装着しようと選択した側のウィング122下の支持体を除去して、
接着剤層をチューブ24に接触させながら、ウィング122をチューブ24の周
囲に巻付ける。巻付ける際、ウィング122の遠位端をチューブ24上に配置し
、チューブ24をパッド28に向けて転がして、ウィング122と釣合いをとり
ながら、チューブ24およびウィング122の遠位端を丸める。この処理を、ウ
ィング122がチューブ周囲の大部分に巻付くまで継続する。医療関係者は、好
ましくは、ウィング122でその周囲全体を包囲する。
【0101】 固定パッド28が含むもう一方の側のウィング122は、支持体を取り除き、
軽く押し当てて、患者の皮膚に装着することができる。このステップを、固定パ
ッド28の残りの部分を患者に適用するとき、またはその後に行うことができる
。別法として、医療関係者は、所望であれば、使用しないストリップをパッド2
8から切り落としてもよい。場合によって、医療関係者は、このような安全ルー
プを形成しないことを選択してもよい。さらに、米国特許第5,827,230
号に開示されている例などのクリップを固定システムに具備して、安全ループを
形成することもできる。
【0102】 図11A〜図11Fは、コネクタ22が保持器30内に挿入される際のスプラ
イン44の位置に関係なく、コネクタ22が溝部52内に配置された後、保持器
30がどのように、近位方向および遠位方向におけるコネクタ22の長手方向移
動を防止するかを示すものである。図11Aおよび図11Bにおいて、コネクタ
22は、細長いスプライン44aが保持器の基部面54とは反対向きに配置され
ている。コネクタ22をこのように配置して、医療関係者がコネクタ22を保持
器30内に押込むと、正反対に向いているスプライン44cが、中間近位当接面
68と遠位当接面64との間の凹部または空間内に摺動して入る。スプラインが
完全に挿入されると、これらの当接面68、64が、正反対に向いているスプラ
イン44cを拘束して、近位方向および遠位方向におけるコネクタ22の長手方
向移動を規制する。
【0103】 図11Cおよび図11Dでは、コネクタ22は、細長いスプライン44aが図
11Aの位置から約90°回転した状態で配置されている。この状態でコネクタ
22が挿入されると、細長いスプライン44aが、可撓性壁部66の1つに接触
して、これを横方向および外向きに押出すため、中間近位当接面68および遠位
当接面64も横方向に移動する。細長いスプライン44aの長手方向両端部が、
2番目に近位の当接面70と最も遠位の当接面62との間に入り込む。これらの
当接面70、62が、細長いスプライン44aを長手方向に拘束するため、コネ
クタ22の保持器30に対する長手方向移動が規制される。具体的に言えば、細
長いスプライン44aの遠位端が遠位方向に移動すると突当たる最も遠位の当接
面62が、遠位方向におけるコネクタ22の長手方向移動を規制する。細長いス
プライン44aの近位端が近位方向に移動すると突当たる2番目に近位の当接面
70が、近位方向におけるコネクタ22の長手方向移動を規制する。
【0104】 図11Eおよび図11Fにおいて、コネクタ22は、細長いスプライン44a
が図11Cの位置から約90°、図11Aの位置からは約180°回転した状態
で配置されている。この場合、正反対に向いているスプライン44cが、図11
Aと同様に拘束されるため、コネクタ22の長手方向移動が規制される。この位
置では、細長いスプライン44aは、溝部52下の凹部104内に位置付けられ
る。スプラインの遠位端44a、44cが遠位方向に移動するとそれぞれ突当た
る最も遠位の当接面62および中間遠位当接面64が共に、コネクタ22の遠位
方向における長手方向移動を規制する。スプラインの近位端44a、44cが近
位方向に移動するとそれぞれ突当たる2番目に近位の当接面70および中間近位
当接面68が共に、コネクタ22の近位方向における長手方向移動を規制する。
【0105】 以上の大筋は、保持器30の機能を単に例示するものである。当業者であれば
容易にわかるように、コネクタ22およびそのスプライン44の位置にかかわら
ず、少なくとも44の少なくとも1つが、保持器の当接面の1つ以上により拘束
されるため、コネクタの長手方向移動が規制される。例えば、図11Aと図11
Bとの間、および図11cと図11Dとの間の中間位置にある場合、中間スプラ
イン44bの少なくとも1つが、中間近位68と遠位当接面64との間で長手方
向に拘束される。このように、コネクタ22の長手方向移動は、保持器30に対
する近位方向および遠位方向のどちらにおいても拘束される。
【0106】 さらに、コネクタ22が保持器30内に挿入されると、コネクタスプライン4
4の位置に関係なく、最も遠位の当接面60が、近位方向におけるコネクタ22
の長手方向移動を阻止する。コネクタ22がどの回転方向位置にあっても、コネ
クタ22の近位端38は、保持器30の最も遠位の当接面60に突当たる、また
は接触する。したがって、最も遠位の当接面60も、長手方向に沿ったコネクタ
22の近位方向移動を規制する。
【0107】 上述したように、保持器の変更例として、保持器が、近位方向移動を規制する
最も遠位の当接面60を具備している場合、2番目に近位の当接面70および中
間近位当接面68を省くことができる。別の変形例では、保持器30に対するコ
ネクタ22の近位の長手方向移動を阻止するように2番目に近位の当接面70お
よび中間近位当接面68の一方または両方が配置されている場合、近位方向移動
を規制する最も遠位の当接面60を省くことができる。
【0108】 図12は、コネクタ22を保持器30から取出す状況を示すものである。医療
関係者は、2本の指で指置き基盤112を下向きに軽く抑える。指で指置き基盤
112を抑える力により、側壁94および可撓性壁部66の上方縁部が横方向に
拡がる。これにより、保持器溝部52の上方開口56が、コネクタ22の直径よ
りわずかに大きな寸法に開く。そこで、医療関係者は、中央溝部52からコネク
タ22を取出す。
【0109】 このように、本固定システムにより、医療物品を患者に固定するための、無菌
で密着型である、針およびテープを用いない方法が得られる。この保持器は、テ
ープを使わずにすみ、事前のプロトコルにより縫合が必要な場合には、針で不慮
に指してしまうことや、縫合部位で感染が起こる、傷跡が残ることもない。さら
に、保持器を、多種多様なカテーテル、付属具、チューブ、ワイヤおよび他の医
療物品と併用するように構成することができる。本固定システムを使用すること
で、患者の快適度も向上し、適用時間が短縮される。
【0110】 無論、本発明の具体的な実施形態のいずれかにより、上述したすべての目的や
利点を必ずしも実現できない場合もあることを理解されたい。したがって、例え
ば、当業者であれば、本明細書内に教示または提案されている他の目的や利点を
必ずしも実現していなくても、本明細書内に教示されている1つの利点または一
連の利点を実現する、または最適化するように本発明を具体化できる、または実
行できることが明らかであろう。本明細書に記載した変更例だけでなく、当業者
であれば、各特徴に対する他の周知の等価物を組み入れて、本発明の原理による
固定システムを構成することができる。
【0111】 以上、本発明を、具体的な好適実施形態およびその変形例と併せて開示してき
たが、当業者であれば、本発明が、具体例に開示した実施形態を超えて、本発明
に対する他の実施形態および/または使用法、および明白な変更例およびその等
価物にまでおよぶことが理解できるであろう。したがって、本明細書に開示した
本発明の範囲は、具体的に開示した実施形態に限定されるべきものではなく、以
下の請求の範囲に記載された内容によってのみ定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 患者の手の甲に取付けられ、カテーテルコネクタを患者に固定した状態である
、本発明の一好適実施形態によるカテーテル挿入システムを示す斜視図である。
【図2A】 図1に示したカテーテル挿入システムのカテーテルコネクタを示す正面図であ
る。
【図2B】 カテーテルコネクタを示す、図2Aの線分2B−2Bを通る断面図である。
【図3】 図1に示したカテーテル挿入システムの保持器を示す斜視図である。
【図4】 図3の保持器を示す正面図である。
【図5】 図3の保持器を示す底面図である。
【図6】 図3の保持器を示す側面立面図である。
【図7】 図3の保持器を示す近位端立面図である。
【図8】 図3の保持器を示す遠位端立面図である。
【図9】 図4の保持器を示す、線分9−9を通る断面図である。
【図10】 図4の保持器を示す、線分10−10を通る断面図である。
【図11A】 スプラインを上向きにした状態でコネクタを挿入した、図1のカテーテル挿入
システムを示す正面図である(コネクタから延在するものとして図1で示したチ
ューブは、簡略化するために省略している)。
【図11B】 図11Aのカテーテル挿入システムを示す、線分11B−11Bを通る断面図
である。
【図11C】 スプラインを図11Aの位置から90°回転させた状態でコネクタを挿入した
、図1のカテーテル挿入システムを示す正面図である(この図面でもチューブは
省略している)。
【図11D】 図11Cのカテーテル挿入システムを示す、線分11D−11Dを通る断面図
である。
【図11E】 スプラインを図11Aの位置から180°回転させた状態でコネクタを挿入し
た、図1のカテーテル挿入システムを示す正面図である(この図面でもチューブ
は省略している)。
【図11F】 図11Eのカテーテル挿入システムを示す、線分11F−11Fを通る断面図
である。
【図12】 カテーテルコネクタを抜いた状態である図4の保持器を示す、線分9−9を通
る断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 プラス リチャード エイ. アメリカ 92121 カリフォルニア サン ディエゴ グレンストーン ウェイ 5643 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB00 CC00 DD04 FF24 FF50 4C066 AA07 AA10 BB01 CC01 FF04 FF05 JJ03 JJ05 JJ06 KK09 KK10 LL16 LL17

Claims (68)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い管体を備え、前記管体が近位端から遠位端まで長手方
    向に延在するとともに、軸方向に延在する第1のスプラインと該第1のスプライ
    ンより長手方向長さが長い第2のスプラインとを少なくとも有する型式のルアー
    コネクタを、患者にしっかり固定する固定システムであって、 第1および第2の端部部分と一対の可撓性壁部を含む中間部分とを有する本体
    と、少なくとも前記第1および第2の端部部分と前記可撓性壁部間における前記
    本体の前記中間部分とを貫通して延在する溝部とを具備する保持器であって、前
    記可撓性壁部が前記溝部の中心軸から遠ざかる方向に偏向自在であり、前記第1
    の端部部分が、前記溝部の中心軸に略垂直に位置する第1の当接面を画成してお
    り、前記第2の端部部分が、前記溝部の中心軸に略垂直に位置し、前記第1の当
    接面にほぼ対向する第2の当接面を画成しており、前記第1および第2の当接面
    が、前記管体が具備する前記第2のスプラインの長手方向長さより長い距離をあ
    けて互いに離れており、前記一対の可撓性壁部の少なくとも一方に、前記溝部の
    中心軸に略垂直に位置し、互いにほぼ対向し、前記管体の第1のスプラインの長
    手方向長さにほぼ相当する距離をあけて互いに離れている第3および第4の当接
    面を有する前記保持器と、 固定パッドであって、前記保持器が一方の側部上に取付けられ、他方の側部が
    、前記固定パッドおよび前記保持器を患者の皮膚に固定するようにされている接
    着剤層を含む前記固定パッドと、 を含む、固定システム。
  2. 【請求項2】 前記可撓性壁部の他方に、第3および第4の当接面に対応す
    る当接面を有する、請求項1に記載の固定システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の当接面と前記第2の当接面との間の距離が、前記
    コネクタの管体の近位端と前記第2のスプラインの遠位端との間の長手方向長さ
    にほぼ相当する、請求項1に記載の固定システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の端部部分が、前記第1の当接面の遠位に位置付け
    られ、前記第2のスプラインの長手方向長さに実質的に等しい距離をあけて前記
    第2の当接面から離れている第5の当接面を含む、請求項3に記載の固定システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第1の当接面と前記第2の当接面との間の距離が、前記
    管体が具備する前記第2のスプラインの長手方向長さにほぼ相当する、請求項1
    に記載の固定システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の端部部分が、前記第1の当接面の近位に位置付け
    られ、前記コネクタの前記管体の近位端から前記第2のスプラインの遠位端まで
    の距離の実質的に等しい距離をあけて前記第2の当接面から離れている第5の当
    接面を含む、請求項1に記載の固定システム。
  7. 【請求項7】 前記溝部が、前記第1の当接面と前記第5の当接面との間に
    位置する第1の部分と、前記第1の当接面の近位に配置され、前記第1の部分よ
    り横方向幅が狭い第2の部分とを有する、請求項6に記載の固定システム。
  8. 【請求項8】 前記溝部が有する前記第1の部分の横方向幅が、前記コネク
    タの前記管体の直径と少なくとも同じであり、前記溝部が有する前記第2の部分
    の横方向幅が、前記コネクタの前記管体の直径よりも狭い、請求項7に記載の固
    定システム。
  9. 【請求項9】 前記溝部の前記第1および第2の部分がそれぞれ略U字型断
    面形状を有する、請求項7に記載の固定システム。
  10. 【請求項10】 前記保持器の本体の前記第2の部分を貫通して延在する溝
    部部分が、180度を超える円弧に延在する略切頭円形形状を有する、請求項1
    に記載の固定システム。
  11. 【請求項11】 前記可撓性壁部の少なくとも一方が、前記溝部の上方開口
    部の横方向幅が前記可撓性壁部間の溝部の最大横方向幅より狭くなるように、内
    側に延出する上方部分を含む、請求項1に記載の固定システム。
  12. 【請求項12】 前記本体が、前記溝部に隣接して位置付けられ、近位壁部
    と遠位壁部との間で一部画成されているリリーフを含んでおり、各壁部が横方向
    に溝部の中心軸に略垂直に延在しており、近位壁部の少なくとも一部が前記第1
    の当接面の少なくとも一部を形成しており、遠位壁部の少なくとも一部が前記第
    2の当接面の少なくとも一部を形成している、請求項1に記載の固定システム。
  13. 【請求項13】 前記リリーフが、前記本体の底面と前記溝部との間に延在
    する、請求項12に記載の固定システム。
  14. 【請求項14】 前記本体が、一対の横方向に延在する基盤と、前記溝部の
    中心軸に平行に延在し、前記本体の底面に沿って走る長手方向ノッチとをさらに
    含む、請求項1に記載の固定システム。
  15. 【請求項15】 近位端から遠位端まで長手方向に延在する細長い管体であ
    って、管体上で軸方向に延在し、半径方向に延出する第1のスプラインと第1の
    スプラインより長手方向長さの長い第2のスプラインとを少なくとも有する管体
    を含むカテーテルコネクタと、 本体と、該本体の少なくとも一部を貫通して長手方向に延在する溝部とを含む
    保持器であって、前記本体が、前記溝部に沿って位置付けられ、該溝部の軸に略
    垂直に位置するようにそこから横方向に延出する少なくとも第1、第2、第3お
    よび第4の当接面を画成しており、前記第1のスプラインの長手方向長さと実質
    的に同じ距離をあけて離れている第2および第3の当接面が、前記第2のスプラ
    インの長手方向長さと少なくとも同じ距離をあけて離れている前記第1の当接面
    と前記第4の当接面との間で長手方向に配置されている保持器と、 該保持器を上に配置する上方側部と、該保持器を患者の皮膚に固定するための
    接着剤表面を含む下方側部との2つの側部を含む固定パッドと を含むカテーテル挿入システム。
  16. 【請求項16】 前記第2および第3の当接面が、前記第1および第4の当
    接面の少なくとも一方に対して横方向に可動である、請求項15に記載のカテー
    テル挿入システム。
  17. 【請求項17】 前記本体がさらに、第1および第2の端部部分と、一対の
    可撓性壁部を含む中間部分とを含み、前記溝部が、少なくとも前記第1および第
    2の端部部分と、前記可撓性壁部間に位置する本体の前記中間部分とを貫通し、
    該可撓性壁部が前記溝部の中心軸から遠ざかる方向に偏向自在であり、前記第1
    の端部部分が、前記第1の当接面を画成し、前記第2の端部部分が、前記第1の
    当接面にほぼ対向する前記第4の当接面を画成し、前記可撓性壁部の少なくとも
    一方が、互いにほぼ対向する前記第2および第3の当接面を含む、請求項16に
    記載のカテーテル挿入システム。
  18. 【請求項18】 前記一対の可撓性壁部の他方が、前記第2および第3の当
    接面に対応する当接面を含む、請求項17に記載のカテーテル挿入システム。
  19. 【請求項19】 前記第1の当接面と前記第4の当接面との間の距離が、前
    記コネクタの管体の近位端と前記第2のスプラインの遠位端との間の長手方向長
    さにほぼ相当する、請求項15に記載のカテーテル挿入システム。
  20. 【請求項20】 前記本体がさらに、前記第1の当接面の遠位に位置付けら
    れ、前記第2のスプラインの長手方向長さに実質的に等しい距離をあけて前記第
    4の当接面から離れている第5の当接面を含む、請求項19に記載のカテーテル
    挿入システム。
  21. 【請求項21】 前記第1の当接面と前記第4の当接面との間の距離が、管
    体が具備する前記第2のスプラインの長手方向長さにほぼ相当する、請求項15
    に記載のカテーテル挿入システム。
  22. 【請求項22】 前記本体がさらに、前記第1の当接面の近位に位置付けら
    れ、前記コネクタの管体の近位端から前記第2のスプラインの遠位端までの距離
    に実質的に等しい距離をあけて前記第4の当接面から離れている第5の当接面を
    含む、請求項21に記載のカテーテル挿入システム。
  23. 【請求項23】 前記固定パッドが、接着剤下面を具備し、医療物品の一部
    周囲に巻付き、それ自体上に巻上げられるようにされた少なくとも1つの細長い
    伸張部を含む、請求項15に記載のカテーテル挿入システム。
  24. 【請求項24】 前記コネクタがスピンナットを含む、請求項15に記載の
    カテーテル挿入システム。
  25. 【請求項25】 前記コネクタが、カテーテルの近位端に取付けられる、請
    求項15に記載のカテーテル挿入システム。
  26. 【請求項26】 前記コネクタが、流体チューブの遠位端に取付けられる、
    請求項15に記載のカテーテル挿入システム。
  27. 【請求項27】 本体と、該本体の少なくとも一部を貫通して長手方向に延
    在する溝部とを含む保持器であって、前記本体が、前記溝部に沿って位置付けら
    れ、該本体からほぼ横方向に延出する少なくとも第1、第2および第3の当接面
    を画成しており、前記第2の当接面が、前記第1および第3の当接面に対して横
    方向に可動な状態で、前記第1の当接面と前記第3の当接面との間に配置されて
    いる保持器を含む、 医療物品を患者にしっかり固定する固定システム。
  28. 【請求項28】 前記保持器が、前記第2の当接面と共に横方向に可動な第
    4の当接面を含む、請求項27に記載の固定システム。
  29. 【請求項29】 前記第1の当接面と前記第3の当接面との間の第1の距離
    が、前記第2の当接面と前記第4の当接面との間の第2の距離よりも長い、請求
    項28に記載の固定システム。
  30. 【請求項30】 前記第2の当接面と前記第4の当接面とが、互いにほぼ対
    面している、請求項28に記載の固定システム。
  31. 【請求項31】 前記第1の当接面と前記第3の当接面とが、互いにほぼ対
    面している、請求項27に記載の固定システム。
  32. 【請求項32】 長手方向の前記溝部の少なくとも一部が、180°を超え
    る円弧で医療物品の少なくとも一部を取り囲む寸法である略切頭円形断面形状を
    有する、請求項27に記載の固定システム。
  33. 【請求項33】 前記溝部の少なくとも一部が、略U字型形状である、請求
    項27に記載の固定システム。
  34. 【請求項34】 前記保持器を上に取付ける固定パッドをさらに含む、請求
    項27に記載の固定システム。
  35. 【請求項35】 前記固定パッドが、接着剤下面を備え、医療物品の一部周
    囲に巻付き、それ自体上に巻上げられるようにされている少なくとも1つの細長
    い伸張部を含む、請求項34に記載の固定システム。
  36. 【請求項36】 前記本体がさらに、横方向に延出する一対の基盤と、溝部
    の軸に平行に延在し、本体の底面に沿って走る長手方向の切込みとを含む、請求
    項27に記載の固定システム。
  37. 【請求項37】 半径方向に延出する、第1の細長い部材と第1の部材より
    も長手方向長さが長い第2の部材とを少なくとも含む細長い管体を有する型式の
    、医療物品を患者にしっかり固定するための固定システムであって、 本体と、医療物品の細長い管体の少なくとも一部を収容するように構成され、
    前記本体の少なくとも一部を貫通して長手方向に延在する溝部とを含む保持器で
    あって、該保持器の前記本体が、前記溝部に沿って位置付けられ、該本体からほ
    ぼ横方向に延出する少なくとも第1、第2、第3および第4の当接面を画成し、
    前記保持器の本体がさらに、前記第2の当接面と前記第4の当接面との間の第1
    の長手方向空間と、前記第1の当接面と前記第3の当接面との間の第2の長手方
    向空間とを画成しており、前記保持器の溝部が前記細長い管体の少なくとも一部
    を収容すると、前記第1の長手方向空間が、該管体の第1の細長い部材を収容す
    るように構成されており、第2の長手方向空間が、第2の細長い部材を収容する
    ように構成されている保持器を含む、固定システム。
  38. 【請求項38】 前記第2および第4の当接面が、前記第1および第3の当
    接面に対して移動する、請求項37に記載の医療物品固定システム。
  39. 【請求項39】 前記第2の当接面と第4の当接面とが、互いにほぼ対面し
    ている、請求項38に記載の医療物品固定システム。
  40. 【請求項40】 前記第1の当接面と第3の当接面とが、互いにほぼ対面し
    ている、請求項38に記載の医療物品固定システム。
  41. 【請求項41】 長手方向の前記溝部の少なくとも一部が、180°を超え
    る円弧で医療物品の少なくとも一部を取り囲む寸法である略切頭円形断面形状を
    有する、請求項37に記載の固定システム。
  42. 【請求項42】 前記溝部の少なくとも一部が、略U字型である、請求項3
    7に記載の固定システム。
  43. 【請求項43】 前記保持器を上に取付ける固定パッドをさらに含む、請求
    項37に記載の固定システム。
  44. 【請求項44】 前記固定パッドが、接着剤下面を備え、医療物品の周囲に
    巻付き、それ自体上に巻上げられるようにされている少なくとも1つの細長い伸
    張部を含む、請求項43に記載の固定システム。
  45. 【請求項45】 前記本体がさらに、横方向に延出する一対の基盤と、前記
    溝部の軸に平行に延在し、該本体の底面に沿って走る長手方向の切込みとを含む
    、請求項37に記載の固定システム。
  46. 【請求項46】 半径方向に延出する、第1の細長い部材と第1の部材より
    も長手方向長さが長い第2の部材とを少なくとも含む細長い本体を有する型式の
    、医療物品を患者にしっかり固定するための固定システムであって、 本体と、該本体の少なくとも一部を貫通して長手方向に延在し、医療物品の細
    長い本体の少なくとも一部を収容するように構成された溝部と、該細長い本体の
    溝部内における長手方向移動を規制するように、該細長い本体の回転方向位置に
    かかわらず、保持器本体内で少なくとも1つの細長い部材を選択的に把持する手
    段と、を含む保持器と、 2つの側部を有し、前記保持器が一方の側部上に取付けられ、もう一方の側部
    が接着剤層を含んでいる固定パッドと を含む固定システム。
  47. 【請求項47】 前記保持器がさらに、前記第2の部材が保持器の底部にほ
    ぼ対面している場合にその第2の部材を把持する手段を含む、請求項46に記載
    の固定システム。
  48. 【請求項48】 長手方向の前記溝部の少なくとも一部が、180°を超え
    る円弧で医療物品の少なくとも一部を取り囲む寸法である略切頭円形断面形状を
    有する、請求項46に記載の固定システム。
  49. 【請求項49】 前記溝部の少なくとも一部が、略U字型である、請求項4
    6に記載の固定システム。
  50. 【請求項50】 前記固定パッドが、接着剤下面を備え、医療物品の周囲に
    巻付き、それ自体上に巻上げられるようにされた少なくとも1つの細長い伸張部
    を含む、請求項46に記載の固定システム。
  51. 【請求項51】 前記本体がさらに、横方向に延出する一対の基盤と、前記
    溝部の軸に平行に延在し、該本体の底面に沿って走る長手方向の切込みとを含む
    、請求項46に記載の固定システム。
  52. 【請求項52】 近位端から遠位端まで長手方向に延在し、軸方向に延在す
    る第1および第2のスプラインを少なくとも含む細長い管体を有する型式のルア
    ーロックコネクタを患者にしっかり固定するための固定システムであって、 第1および第2の端部部分と、該第1の端部部分と第2の端部部分との間に位
    置し、該第1および第2の端部部分に対してそれぞれ偏向自在である一対の可撓
    性壁部を含む中間部分とを含む本体と、少なくとも前記第1および第2の端部部
    分と前記可撓性壁部間に位置する本体の前記中間部分とを貫通する溝部とを含む
    保持器であって、前記可撓性壁部が前記溝部の中心軸から遠ざかる方向に偏向自
    在であり、前記第1の端部部分が、前記溝部の中心軸に略垂直に位置する第1の
    当接面を画成し、前記第2の端部部分が、前記溝部の中心軸に略垂直に位置し、
    前記第1の当接面にほぼ対向する第2の当接面を画成し、前記可撓性壁部の少な
    くとも一方が、前記第1の当接面と前記第2の当接面との間で溝部の中心軸に略
    垂直に位置する第3の当接面を含む保持器と、 固定パッドであって、前記保持器が一方の側部上に取付けられ、もう一方の側
    部が該固定パッドおよび前記保持器を患者の皮膚に固定するようにされている接
    着剤層を含む前記固定パッドと を含む固定システム。
  53. 【請求項53】 前記第3の当接面が前記第1の当接面にほぼ対向する、請
    求項52に記載の固定システム。
  54. 【請求項54】 前記第3の当接面が前記第2の当接面にほぼ対向する、請
    求項52に記載の固定システム。
  55. 【請求項55】 少なくとも一方の前記可撓性壁部が、前記第3の当接面に
    ほぼ対向する第4の当接面を含む、請求項52に記載の固定システム。
  56. 【請求項56】 前記第3の当接面と前記第4の当接面とが、コネクタが含
    む少なくとも1つのスプラインの長さにほぼ等しい距離をあけて互いに離れてい
    る、請求項55に記載の固定システム。
  57. 【請求項57】 前記第1の当接面と前記第2の当接面とが、コネクタが含
    む少なくとも1つのスプラインの長さにほぼ等しい距離をあけて互いに離れてい
    る、請求項52に記載の固定システム。
  58. 【請求項58】 前記第1の当接面と前記第2の当接面とが、コネクタの近
    位端とコネクタが含む1つのスプラインの遠位端との間の長さにほぼ等しい距離
    をあけて互いに離れている、請求項52に記載の固定システム。
  59. 【請求項59】 前記第3の当接面が、第1の距離をあけて前記第1の当接
    面から離れ、第2の距離をあけて前記第2の当接面から離れており、前記第1お
    よび第2の距離の少なくとも一方が、コネクタが含む少なくとも1つのスプライ
    ンの長さにほぼ相当する、請求項52に記載の固定システム。
  60. 【請求項60】 長手方向に沿って異なる端点を有する少なくとも第1およ
    び第2のスプラインを含むルアーロックコネクタを準備するステップと、 前記スプラインが保持器に対して取り得る複数位置のいずれにあってもよいよ
    うに、前記スプラインの方向に関係なく、ルアーロックコネクタを保持器の溝部
    内に挿入するステップであって、複数位置のうち、前記スプラインが第1の位置
    にあれば、前記第1のスプラインが横方向に向き、第2の位置にあれば、前記第
    2のスプラインが横方向に向くように前記第1のスプラインを前記第1の位置か
    ら回転させた状態となるステップと、 (a)前記スプラインが前記第1の位置にあれば、保持器が有する第1の一対
    の当接面間に前記第1のスプラインを、または(b)前記スプラインが前記第2
    の位置にあれば、保持器が有する第2の一対の当接面間に前記第2のスプライン
    を長手方向に保持するステップであって、前記第2の一対の当接面が含む少なく
    とも1つの当接面が、前記第1の一対の当接面が含む当接面とは異なるステップ
    と、 を含む、固定システムの保持器上にルアーロックコネクタを固定する方法。
  61. 【請求項61】 前記スプラインを前記第1の位置にした状態でコネクタが
    溝部内に挿入されると、前記第2の一対の当接面が含む少なくとも1つの当接面
    を配置している保持器の壁部を横方向に偏向させるステップをさらに含む、請求
    項60に記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記第1および第2の2対の当接面に共通する当接面を、
    ルアーロックコネクタの近位端に接触させるステップをさらに含む、請求項60
    に記載の方法。
  63. 【請求項63】 別の当接面をルアーロックコネクタの近位端に接触させる
    ステップをさらに含む、請求項60に記載の方法。
  64. 【請求項64】 前記第1の一対の当接面に含まれる当接面を、ルアーロッ
    クコネクタの近位端に接触させるステップをさらに含む、請求項60に記載の方
    法。
  65. 【請求項65】 前記コネクタを準備するステップが、前記第1のスプライ
    ンが前記第2のスプラインより長いルアーロックコネクタを準備することを含み
    、第1の当接面と第4の当接面とが、より長い第1のスプラインの長手方向長さ
    にほぼ相当する距離をあけて互いに離れており、第2の当接面と第3の当接面と
    が、より短い第2のスプラインの長手方向長さにほぼ相当する距離をあけて互い
    に離れている、第1、第2、第3および第4の当接面を有する保持器を準備する
    ステップをさらに含む、請求項60に記載の方法。
  66. 【請求項66】 ルアーロックコネクタの、保持器に対する横方向および鉛
    直方向の移動を制止するステップをさらに含む、請求項60に記載の方法。
  67. 【請求項67】 ルアーロックコネクタに対する横方向および鉛直方向の制
    止ステップが、保持器の壁部を偏向して、ルアーロックコネクタを収容するのに
    十分な寸法まで溝部を開口した後、その壁部を偏向前の位置まで戻して、溝部内
    におけるルアーロックコネクタの意図しない横方向および鉛直方向の移動を制止
    することを含む、請求項66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 スプラインの第2の位置が、ルアーロックコネクタが約9
    0°回転した点においてスプラインの第1の位置と異なっている、請求項60に
    記載の方法。
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