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JP2003531348A - 表面模様付きのセパレータプレート及びその製造方法 - Google Patents

表面模様付きのセパレータプレート及びその製造方法

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Publication number
JP2003531348A
JP2003531348A JP2001558624A JP2001558624A JP2003531348A JP 2003531348 A JP2003531348 A JP 2003531348A JP 2001558624 A JP2001558624 A JP 2001558624A JP 2001558624 A JP2001558624 A JP 2001558624A JP 2003531348 A JP2003531348 A JP 2003531348A
Authority
JP
Japan
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average
separator plate
peak
height
valley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001558624A
Other languages
English (en)
Inventor
リジル,ジョン・エフ
ケイス,リチャード
Original Assignee
スティール・パーツ・コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スティール・パーツ・コーポレーション filed Critical スティール・パーツ・コーポレーション
Publication of JP2003531348A publication Critical patent/JP2003531348A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/22Friction clutches with axially-movable clutching members
    • F16D13/38Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
    • F16D13/52Clutches with multiple lamellae ; Clutches in which three or more axially moveable members are fixed alternately to the shafts to be coupled and are pressed from one side towards an axially-located member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D25/0635Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特別な所望の表面特性を有する表面模様が付けられたセパレータプレート(24)と、前記プレートの製造方法と、を含んでいる。一つの実施形態におけるセパレータプレートは、例えば、レーザーマット圧延方法によって冷間加工することによって表面模様が付けられた鋼によって作られる。好ましくは、表面模様は、外観が台地のようである表面形状を示す繰り返し可能な二次元パターンであり、この表面模様は、島のような特徴を規定している曲線で囲まれた規則的なパターンを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、車両のトランスミッション等のためのクラッチ又はブレーキディス
クパックにおいて使用されるクラッチセパレータプレートのような摩擦部材に関
し、特に、ディスクパックの動作を高めるための改良された表面特性を備えたセ
パレータプレート及び改良された表面特性を備えたセパレータプレートを製造す
る方法に関する。
【0002】 発明の背景 自動車の及び工業的な自動化されたトランスミッション等は、クラッチパック
アセンブリを含み、時々は所謂マルチディスクのクラッチパックを含んでいる。
クラッチパックアセンブリは、一般的にはプレートと呼ばれる摩擦部材を含んで
いる。典型的には、二つの群の摩擦部材がある。第一の群は、プレートに結合さ
れた摩擦強化材料を有するプレートを含んでおり、この第一の群のプレートは、
所謂摩擦プレートと称される。第二の群のプレートは、摩擦プレートを分離し、
典型的には、所謂セパレータ又は反動プレートである。セパレートプレートは。
反動部材として作用し、摩擦プレートは、この反動部材に対してトルクを伝達す
るように作動する。典型的には、一つの群のプレートは、第一の軸まで内側にス
プラインが切られており、他のプレートの組は、以下により詳細に説明するよう
に、第二の軸か又は固定されたハウジングへと外側にスプラインが切られている
。典型的には、自動車のトランスミッションにはいくつかのクラッチパックアセ
ンブリを見つけることができるであろう。各クラッチパックアセンブリは、第一
のギヤ、第二のギヤ等として公知の特定の変速率を提供するために選択的に使用
することができる。
【0003】 有効に作動するためには、プレートは、高いトルク伝達容量を提供しなければ
ならない。高いトルク伝達は、静止摩擦係数に関係がある。プレートが係合した
ときの衝撃及びノイズの防止に関係する高い動摩擦係数をセパレータが有するこ
とも望ましい。しかしながら、高いトルク伝達容量のための設計は、低い動摩擦
係数を生じるかもしれない。Takezakiらに付与された米国特許第5,5
35,870号は、一つのクラッチ内で、高いトルク伝達容量特性、静止摩擦係
数に対する動摩擦係数の大きな比率及び耐熱性を組み合わせることの難しさを論
じている。この’870特許は、上記の特性を実現するために、二つの異なった
種類の市販されている摩擦部材の組み合わせを開示している。一つの摩擦部材は
、高い静止摩擦係数を有しており、他方の摩擦部材は、高い動摩擦係数を有して
いる。しかしながら、’870特許は、とりわけ、寄生的な引きずりという問題
に取り組んでいない。
【0004】 寄生的な引きずりは、セパレータプレートと摩擦プレートとが係合していない
ときに起こる。この状態にある間においては、特定のトランスミッションの設計
に依存して、摩擦プレート、セパレータプレート又は両方のタイプのプレートが
他の組とは独立して回転するかもしれない。この状態は、フリーホイールと呼ば
れている。いくつかのフリーホイール状態においては、セパレータプレート及び
摩擦プレートは、正反対の方向に回転せしめられるかもしれない。プレートは、
同プレートを冷却し、プレートが係合されたり脱係合されるときの摩耗を減じる
ために使用される流体浴中にある。流体浴はまた、プレートの面からの堆積物の
除去もする。流体浴は、いくつかの点においては有益であるけれども、プレート
上に摩擦を形成する。例えば、流体が動力伝達流体であるトランスミッションに
おいては、プレートに隣接する伝達流体を介するプレートの回転は、伝達流体に
よって抵抗を受ける。結果として、トランスミッション流体を介してプレートを
回転させるためにエネルギを消費しなければならない。このように、摩擦は、フ
リーホイール状態におけるエンジンに対する負荷として作用し、例えば、低い燃
費効率を生じる。このように、摩擦は望ましくないので、これは寄生的力と称す
ることができる。
【0005】 更に、プレートが伝達流体を介して回転するとき、伝達流体に何らかの回転が
もたらされる。クラッチパックアセンブリ内のプレートは互いに極めて近接して
いるので、回転しつつある伝達流体は、隣接するプレートに作用する。特別なト
ランスミッションの設計に従って、隣接するプレートが逆方向に動きつつあるか
又は停止せしめられる場合に、結果的として得られる摩擦は、依然として、寄生
的な摩擦のもう一つの発生源である。
【0006】 上記したように、クラッチパックアセンブリ内のセパレータプレートと摩擦プ
レートとの間に流体が存在することによって、摩擦によるプレートの不所望な回
転が生じるかもしれない。伝達率に対する有害な作用に加えて、不所望な回転は
、“ゴツンという音(clunk)”と称される不所望な作用を生じるかもしれ
ない。この“ゴツンという音”は、トランスミッションが、ニュートラルから逆
進ギヤ又は前進ギヤへとシフトされるときに最も頻繁に気づく。正反対の方向に
回転しつつあるプレート同士が係合し、プレートのうちの一つの回転が突然に逆
転するか又は停止すると、クラッチパックアセンブリ及びそれと関連する構成部
品は機械的に衝撃を受ける。これは、部分的には、低周波のノイズ又は“ゴツン
という音”及び車両への衝撃によって表される。このように、“ゴツンという音
”は、運転手にとって不快感があり、トランスミッションに不所望な機械的応力
を与えるので、望ましくない。
【0007】 Kasuyaらへの米国特許第5,890,988号は、設備の回転を避け、
従って、摩擦の有害な作用を避けるために、クラッチパックアセンブリのような
摩擦係合部材の代わりに、ギヤブレーキ構造を使用することを開示している。し
かしながら、’988特許は、逆進ギヤのみにおいて摩擦係合部材のフリーホイ
ーリングによって生じる摩擦を低減することに限定されている。従って、第1な
いし第5のギヤにおけるように、他の摩擦係合部材によって生成される寄生的な
摩擦は低減されない。更に、Kasuyaらのギヤブレーキは、高価な設計変更
の努力によってのみ実現されるトランスミッションの時間のかかることが証明さ
れている設計に大きな改造を加えることを必要とする。
【0008】 摩擦及び“ゴツンという音”に関する欠点に加えて、従来技術によるクラッチ
パックは、たくさんの摩耗に関する欠点を有する。このような欠点のうちの一つ
は所謂“ならし運転”期間である。クラッチ構成部品は、2つの面間の回転速度
を適合させるために、異なる相対速度で最初に回転する2つの面間の摩擦を使用
して作動するように設計されている。最初に作動状態となったときに、ドラグ(
引きずり)のような動摩擦係数及び静止摩擦係数のような特性の変化が比較的急
速であるかもしれない初期期間が通常存在する。これは、一般的に、“ならし運
転”と称されている。伝達動作の急速な変化は、運転手を不安にさせ得る。従っ
て、運転手が如何なる変化も感じないように、極めて短い“ならし運転”期間を
有すること及び存在する場合にはクラッチパックアセンブリの残りの有効寿命を
通して不変の変化率を有することが望まれている。
【0009】 ならし運転特性に極めて関係が深い特性は、シフト特性である。摩擦プレート
及びセパレータプレートが摩耗すると、構成部品の面は、同構成部品が摩耗する
につれて変化するであろう。構成部品が摩耗すると、接触面積が典型的には増加
して摩擦係数の変化を生じる。摩擦係数が増大すると、プレート同士が互いに“
軋んで”、シフトがぎくしゃくするようになる。逆に、摩擦係数が小さくなり過
ぎると、シフト時間がかなり増すかも知れない。従って、より低いギヤの脱係合
とより高いギヤの係合に必要な時間が長くなるかも知れない。トランスミッショ
ンに応じて、これは、例えば、より低いギヤのより高い回転を生じるか又は加速
度の顕著な遅れを生じるかも知れない。シフトパターンの立ち上がりが急速に始
まると、運転手を驚かせ、一方、常に徐々になされる同じ変化が運転手によって
容易に適用される。
【0010】 にもかかわらず、クラッチパックアセンブリ全体に取って代わる’988特許
並びに両方の摩擦部材の特性及び従来技術のクラッチパックアセンブリの欠点に
対する改良を行う’870特許は、典型的には、摩擦プレートの改良に対して向
けられてきた。これに対する例外が、Yesnickに付与された米国特許第5
,048,654号に見出される。’654特許は、摩擦プレートの摩耗を増大
させることなく摩擦係数を高めるという問題を処理している。摩擦プレートは、
典型的には、鋼製のプレート上に取り付けられた摩擦紙によって作られている。
しかしながら、摩擦紙は、鋼よりも柔らかく、従って、セパレータープレートの
粗さを増し、摩擦プレートの望ましくない摩耗を生じることが多い。
【0011】 ’654特許は、望ましいことが未だ証明されていないセパレータプレートの
表面を修正することを意図した、いくつかの改良方法を列挙している。’654
特許に従って、サンドブラスト、ショットピーニング及びローレット切りを含む
種々の表面形成方法によって改良が試みられたがうまく行かなかった。’654
特許は、摩擦係数を増大させつつ摩耗の問題を解決するために、もっぱらセラミ
ック材料及びセラミック材料によってコーティングされた鋼製のセパレータプレ
ートによって作られたセパレータプレートによって、これらの方法における制限
事項を克服している。’654特許に開示されているように、これらの改良され
たプレートは、摩擦プレートのライニングの摩耗を実質的に増加させずに、改良
された摩擦係数を呈する。しかしながら、セラミックプレートは、鋼プレートよ
りも製造が高価で且つ正確な製造方法を必要とする。
【0012】 ’654特許は、製造過程において、サンドブラスト、ショットピーニング及
びローレット切りのうまく行かない表面模様付け方法がセパレータプレートの製
造において実行される場合に、セパレータプレートが鋼シートによって作られる
前又は後に、表面模様付け過程がなされても良い。鋼の冷間圧延中のようなセパ
レータプレートを形成する前に鋼シートの表面に模様付けすることがより経済的
であることが多い。冷間圧延は、例えば、Sheuらに付与された米国特許第5
,025,547号に説明されているように、在庫材料によって鋼のシートを形
成する方法である。冷間圧延においては、コイル状の鋼原料は、原料の厚みを減
らすために、互いに重ねて、典型的には、一連のタンデムローラー又はワーキン
グロールによって鋼を圧延することによって所望の厚み及び機械的特性の材料を
達成するために、圧延機によって処理される。この過程は、在庫材料の加熱及び
次いで行われる冷却と組み合わせて行われ、それによって、この原料を硬化させ
る。鋼に表面模様を付加するために、表面模様が付けられた一組のローラーを使
用することができる。鋼がローラー間を通過すると、鋼にローラーの表面模様が
押しつけられる。
【0013】 冷間圧延過程において使用される表面模様が付けローラーは、’654特許に
記載されている方法を使用して表面模様を付けても良い。セパレータプレートの
形成後に処理がなされる場合に、これらの方法及び表面模様によって表面模様が
付けられたローラーによって形成された最終的な表面模様は、ローラーの衝突の
各々が個々に制御されていないという点において必然的にランダムである。更に
、このようにして付与された表面模様は、ギザギザの突出部分を有する局部形状
を形成する傾向がある。結局、’654特許に記載されているように、これらの
過程は、クラッチパック内の摩擦特性を高めないし、摩擦プレート上の過度の摩
耗を生じさせる。従って、摩擦プレートの摩耗を過度に増加させることなく、許
容可能な係数をもたらす表面模様を付与する方法が必要とされている。
【0014】 従来技術のクラッチパックの別の摩耗に関する欠点はガーガーという音(sq
uawk)である。摩擦プレートとセパレータプレートとが係合するとき、典型
的には、二つのプレートの相対的な速度に差が存在するであろう。二つのプレー
トが相互に押しつけられると、二つのプレートが同じ速度で回転するまで、一方
の回転しているプレートから他方のプレートへとトルクが伝達される。いくつか
の場合には、プレートの相対的な速度がゼロに近づくと、トルクの伝達率の増加
が生じる。明らかに、ガーガーという音が車両の乗員を悩ませ、結局、望ましい
ものではない。
【0015】 しかしながら、ガーガーという音を発する現象は十分に理解されておらず、流
体の存在が不所望なガーガーという音を減少させるかも知れない。上記したよう
に、流体は、クラッチのセパレータープレート及び摩擦プレートが摩耗するとき
に生成される堆積物を除去する。このように、プレート間に付着しなかった堆積
物によって生じるかもしれないトルク伝達率の摂動が減じられる。もちろん、流
体内に存在する堆積物の量が増加すると、ガーガーという音を発する傾向もまた
増す。
【0016】 より良く理解された流体の利点は、この流体がクラッチパックアセンブリに提
供する冷却である。 これは、これがなされなければクラッチパックの寿命を短
くするクラッチの摩擦プレート及びクラッチセパレータープレートの不均一な加
熱を防止する。Takakuraらに付与された米国特許第5,682,971
号は、摩擦プレートの内側部分から摩擦部分の外側部分までオイルを通過させる
ためのあるパターンの溝を有する摩擦プレートを開示している。この’971特
許の溝は、更に、二枚のプレートが噛み合っている間、摩擦プレートの冷却を可
能にする。米国特許第5,878,860号は、類似した目的を達成するために
、波状の溝を開示している。しかしながら、これらの特許のいずれも、セパレー
タプレートの表面に取り組んでいない。むしろ、上記したように、これらの特許
は、摩擦プレートの設計に関するものである。
【0017】 従来技術のセパレータプレートの上記の欠点は、寿命がより長い車両に向かう
傾向によって悪化せしめられる。例えば、クラッチパッケージが老化するにつれ
て、クラッチパック内の堆積物の量が増加する。このように、摩擦プレート及び
セパレータープレートの両方のガーガーという音及び大きい摩耗が増大する。こ
の問題は、更に、約160000万キロメートル(100,000マイル)前の
調整を必要としない車両によって明白に示されるように、メンテナンスが不要な
車両が多くなる傾向によって、悪化する。このように、流体が交換される前に、
従って、少なくとも約160000万キロメートル(100,000マイル)の
堆積物が、流体が交換される前に伝達流体又はその他の流体内に蓄積するであろ
う。結局、上記の欠点を克服する場合には高い強靱さが望ましい。
【0018】 従って、望ましいのは、低い寄生的な摩擦を示すセパレータプレートである。
セパレータプレートが、“ゴツンという音”及びガーガーという音の発生を減ら
すこともまた望ましい。セパレータプレートが、摩擦プレートの摩耗を過度に増
加させることなく改良された摩擦係数を示すことが更に望ましい。セパレータプ
レートが、簡素で、製造費用が安く、従来技術のセパレータプレートより寿命が
長いことが望ましい。
【0019】 発明の概要 本発明は、自動トランスミッション内の寄生的な摩擦を大きく減らし及び/又
は摩擦プレートの過度の摩耗なしで高いトルク伝達を提供することによって、自
動車両のための高い燃費を可能にする新規なセパレータプレートを提供する。本
発明の新規なセパレータプレートは、トランスミッションの設計の改造を必要と
することなく、トランスミッション内に容易に組み込まれるという利点を有して
いる。本発明の新規なセパレータプレートは、簡単で且つ低廉な方法で製造する
ことができるという利点も有している。更に、本発明のセパレータプレートは、
短いならし運転期間を呈し、セパレータプレートの有効寿命に亘ってほんの漸進
的な変化をするシフトパターンを呈し、ガーガーという音を受けにくくし及び/
又は従来技術と比較してセパレータプレート又はクラッチパックアセンブリの有
効寿命の著しい増加を提供する。本発明のセパレータプレートは、更に、“ゴツ
ンという音”の不所望な作用を減らすという利点を有する。
【0020】 本発明によるセパレータプレートは、規則的なパターンの曲線で囲まれた凹部
を含んでいる表面形状を有するように表面模様が付けられた面を有している。鋼
シートの冷間圧延中に表面模様が付けられる本発明の実施形態は、低い摩擦、摩
擦プレートの少ない摩耗、より漸進的なシフトチェンジ特性、少ないガーガーと
いう音及び/又は少ない“ゴツンという音”を示す。表面模様はまた、改良され
たトルク伝達率を提供しつつ、“ならし運転”期間を減じると考えられる。表面
模様付け過程は、伝統的な製造方法に容易に組み入れられ、結果的に得られるセ
パレータプレートは、クラッチパックアセンブリの設計の改造を必要としない。
本発明のその他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び添付図面を考慮に入れ
ることによって、当業者に明らかとなるであろう。
【0021】 詳細な説明 図1を参照すると、クラッチパックアセンブリ20は、摩擦プレートが間に挟
まれたセパレータープレートを含んでいる。図1には、5枚の摩擦プレートと5
枚のセパレータープレートとが示されているけれども、所与の用途においてより
多くの又はより少ないプレートが存在していても良いことが理解されるべきであ
る。摩擦プレート22とセパレータープレート24とは、流体浴内にあり、従っ
て、クラッチパックアセンブリ20は、湿式の摩擦係合装置と称されても良い。
【0022】 図2を参照すると、摩擦材料28及び内側スプライン30を備えた摩擦プレー
ト26が平面図で示されている。用途に応じて、摩擦材料28は、摩擦プレート
26のどちらか片側のみか両側に配置されても良い。内側スプライン30は、図
1に示された従軸34上のスロット32のような軸に沿って延びているスロット
と作動可能に係合する形状とされている。図3に平面図で示されているセパレー
タープレート36のような各セパレータプレートは、外周端縁40から突出して
いる外側スプライン38を有している。外側スプライン38は、図1に示された
回転軸44上のスロット42のようなスロットと作動可能に係合している。回転
部材として作用する従軸の回転を遅くすることが望ましい用途に対しては、回転
軸44は、例えば、静止部材に固定され又は摩擦によって取り付けられたドラム
のような第二の部材と置き換えるか又は固定のハウジングに置き換えても良い。
【0023】 更に、図1において、チャンバ46が、流体を受け入れ且つ圧力をピストン4
8に伝達するために設けられている。当該技術においてよく知られている手段に
よって最初に脱係合した位置に保持されることができるピストン48は、このよ
うにして、摩擦プレート22及びセパレータプレート24に押し付けられる。摩
擦プレート22及びセパレータプレート41は、各々、スロット32及び42に
沿って圧力プレート50に向かって付勢される。プレートがピストン48と圧力
プレート50との間にサンドイッチされているので、摩擦プレート22及びセパ
レータプレート24は、摩擦接触状態へと付勢され、トルクが、摩擦プレート2
2の内側スプラインに対して作用する従軸34のスロット30の壁からセパレー
タプレート24へと伝達される。セパレータプレート24は、次いで、それらの
外側スプラインを介して、トルクを、スロット42の壁に伝達し、従って、回転
軸44に伝達する。このようにして、摩擦プレート22からセパレータプレート
24に伝達されたトルクは、セパレータプレート24及び回転軸44の回転速度
の増加によって証明されるか又は摩擦プレート22の回転速度の低下によって証
明され得る。
【0024】 図4aは、本発明によるセパレータプレートの表面の一部分の光学的な表面形
状である。セパレータプレート36が、曲線で囲まれた凹部56によって形成さ
れたセパレータ面54内に規則的なパターンの島状の特徴52を含んでいること
が、拡大して示されている。島状の特徴52と曲線で囲まれた凹部56とのパタ
ーンは、以下により詳細に説明するように、規則的なパターンでセパレータの面
54上に介装されている。図4bは、セパレータプレート36の面54の三次元
光学面の形状である。図4bの軸線57か軸線59に沿ってセパレータプレート
36を見ると、隆起部が谷によって分離され、従って、台地状の外観を有してい
る表面形状を示している。
【0025】 表面模様付け過程 本発明に従って、セパレータプレートは、例えば、冷間加工によって表面模様
が付けられた鋼によって作ることができる。原料に表面模様を付与する冷間加工
方法は、ブランキングの前か後に、原材料に表面模様を“圧印加工すること”又
は“型押し”することを含む。この方法においては、原材料に表されるべき所望
のパターンの凹凸が逆になったもの、すなわち逆転が、圧印加工ダイ内に彫られ
、この圧印加工ダイは、次いで、原材料に所望のパターンを圧縮成形する。
【0026】 更に、上記したように、冷間圧延は、原材料が所望の厚みに平らにされたとき
に、表面模様を付与するために使用されても良い。一つの実施形態においては、
限定的ではないが、SAE1008/1010鋼、SAE1020鋼又はSAE
1035鋼のような如何なる許容可能なタイプの材料であってもよい原材料が、
LASERによって模様付けされたワーキングロールによって形成される。LA
SERは、多くの理由からワーキングロールに模様付けする場合に好ましく、そ
れらの理由のうちの一つは、ローラーに適用される表面模様を正確に制御する能
力である。このようにして表面模様付けされたローラーによって形成された冷間
圧延鋼は、オハイオ州、ヤングタウンのCold Metal Product
s,Inc.によって製造されたLaserMatte(登録商標)として市場
において入手可能である。この技術によって製造された表面模様は、鋼に転写さ
れるワーキングロール上の高い繰り返し性のパターンを達成するのが望ましい。
【0027】 Laser技術によって可能な制御は、De mareらに付与された米国特
許第5,857,373号に例示されている。’373特許は、2つの周期的な
現象が追加されるときに生じる歪みを最小にすることに関するものである。De
Mareらは、歪みが目に見えない程小さいか又は大きい波長を有している方
法を開示している。ワーキングロールのパターンは、確定的なパターンでなけれ
ばならない。簡単に述べると、これは、このパターンがX軸及びY軸の両方(ワ
ーキングロールの長さ及び半径)において繰り返し可能であり且つ正確に制御す
ることができる。従って、’373特許は、タンデム型押しローラー上で互いに
正反対に作用する2つのワーキングロール内に模様を彫り込むために、電子ビー
ム技術(EBT)によって正しい制御の使用を可能にする。より正確に言うと、
原材料に望ましい凹凸が反対の又は逆の模様がワーキングロール内に彫り込まれ
る。ローラーが平らにし且つ一片の原材料を形成するとき、彫り込まれたローラ
ーが原材料内に模様を押印する。
【0028】 ’373特許の実施形態は、ローラーの表面全体に亘る模様が、各点の単位セ
ル形状の規則的な確定的二次元パターンである。単位セルは、各点を仮想線と結
ぶことによって表された形状である。例えば、図5a及び5bを参照すると、’
373特許に従って、ワーキングロールに刻み込まれた各点が示されている。あ
る点は、2つの単位セルを示すために結合されており、両方のセルが中心決めさ
れた規則的な六角形の形状である。図5の単位セル88は、点90、92、94
によって、“頂点”が単位セル88の“頂部”に形成されているときの“頂部頂
点”模様を図示している。図5bに示された単位セル96は、平らな頂部が点9
8及び点100によって規定されているときに、“頂部の平らな”パターンを図
面によって示している。
【0029】 パターン内の各点は、EBTによってワーキングロール内に形成される窪みを
表している。窪みが形成されるとき、材料は、EBTによってEBTの焦点から
取り除かれて、窪みの端縁の周りに堆積せしめられる。堆積せしめられた材料は
、窪みを取り囲む突出部を形成している。従って、上記の形態に形成されたワー
キングロールによって圧延されつつある原材料に付与された表面模様は、各点の
単位セルの形態の規則的に二次元パターンからなり、各点は、形成された窪みの
周囲の突出部によって引き起こされた曲線で囲まれた凹部形態を有しており、曲
線で囲まれた凹部は、島状部分を包囲するか規定している。
【0030】 上記の六角形のパターンは、ワーキングロールの表面全体に亘って繰り返され
ると、De Mareらの教示に従ってパターン化された所与のワーキングロー
ル上に最も多数の点を生じるパターンを表している。上記したように、’373
特許における重要な考慮すべき事柄は、わずかな歪み波長を形成することである
。結局、上記のパターンにおける各点は、相互に特別な距離を隔てて配置されな
ければならない。この距離は、干渉パターンを受けるとした場合に、所望の干渉
パターンによって命令される。従って、’373特許においてより詳細に説明さ
れているように、ワーキングロールを刻み込む際に考慮しなければならない重要
な点は、ローラーの長手方向(YL)及びローラーの横方向(YQ)におけるパタ
ーンの干渉波長が1.5mmよりも短く、式中、(YL)及び(YQ)は、以下の
ように定義される。
【0031】
【式1】
【0032】
【式2】
【0033】 ここで、 dl1=max[dlA,dlB] dl2=min[dlA,dlB] dq1=max[nAdAA,nBdAB] dq2=min[nAdAA,nBdAB] m=min[nA,nB] k,l=YL及びYQの分母が最小になるような自然数、 dl=ローラーの周方向(銅シートのためのローラーの長手方向)における二つ
の点間の距離、 dq=2つの周方向の線の点間の軸線方向(圧延方向を横切る方向)の2つの点
間の距離=n,dA、 dA=軸線方向における2つの円周間の距離、 n=窪みがローラー上の同じ周方向の位置を有する前のローラー上の巻数、nは
整数又は実数、 A=第一の表面模様が付けられたワーキングロール、 B=第二の表面模様が付けられたワーキングロール 本発明に従って、セパレータープレートのための鋼を製造する際に使用され得
るワーキングロールに表面模様を付ける際に正確な制御が可能であるけれども、
圧延された鋼において実現されたパターンで、かなりの量のバリエーションが可
能である。例えば、図4aを参照すると、島状の特徴52の多くが、曲線で囲ま
れた凹部56によって完全に包囲されていない。ワーキングロール製造技術にお
ける当業者は、このようなバリエーションが予期されるべきであることを理解す
るであろう。更に、特別なワーキングロールによって形成された曲線で囲まれた
凹部の深さ及び形状は、曲線で囲まれた凹部の形成の原因となる堆積された材料
が摩耗するにつれて、ワーキングロールの寿命に亘って変化するであろう。更に
、凹部を形成している隆起部の形状は、実質的に円形である必要はない。例えば
、ワーキングロールの面に対して斜めの角度でEBTによって窪みを形成するこ
とによって、EBTは、ほぼ真っ直ぐな隆起部を形成する程度まで、初期の円形
の窪みを細長くするためにEBTが使用されるときに、窪みの周囲で形状が変化
する長円形の窪みの周囲の材料の本質的に不均一な堆積をさせることができる。
別の方法として、ワーキングロールは、電子ビームに対して移動せしめられても
良く、このようにして、この相対的な動きの経路に沿ってほぼ平行な堆積を形成
する。これらの及びその他の凹部の形状の変化は本発明の範囲である。
【0034】 上記の変化にかかわらず、LASER技術の使用によって、形成される窪みの
パターンの密度の制御が可能になる。このパターンの密度は、摩耗特性に関係付
けられると考えられる。結局、所与のセパレータ速度(RPM)の範囲に対して、
低速度において、より大きな利点を提供する高い密度を有する理想的な密度が存
在するであろう。ワーキングロール表面模様付け技術が発達するにつれて、模様
付け過程において高い制御を有することによって、セパレータープレートの表面
模様を更に理想化するために、この曲線で囲まれた刻み目を越える凹部形状のよ
り正確な処理が可能となるであろう。
【0035】 鋼に表面模様が付けられた後に、この鋼は、典型的には、コイル状に巻き付け
られ且つ更に処理するために別の場所へと搬送される。コイル状に巻かれた鋼を
受け取ると、鋼は、最初に巻きを戻され、次いで、当該技術において一般的な方
法に従って、打ち抜かれてセパレータープレートにされる。
【0036】 打ち抜かれたセパレータプレートは、次いで、一般的な形態でまくれを取り除
かれても良い。まくれを取り除く一つの方法に従って、打ち抜きは、ミネソタ州
、アルバートリー(Albert Lea)にあるALMCO Industr
ial Finishing Systemsによって市販されているMode
l V−70TFという連続振動仕上げ機のような直列形振動まくれ除去装置に
通される。まくれが除去されたセパレータプレートは、次いで、ペンシルバニア
州のセラースビル(Sellersville)にあるPrecision F
inishing, Inc.,から入手可能なChemtrol352型のよ
うな錆防止装置を通過する。次いで、セパレータプレートを壁土(cob)乾燥
ステーションを通過させることによって、あらゆる余分な錆防止剤を除去しても
良い。次いで、当該技術において一般的である方法により、圧力下で加熱するこ
とによって、セパレータプレートを加熱する。圧力下でセパレータプレートを加
熱する第一の機能は、鋼内に新しい“記憶”を付与する。このことは、温かい間
に鋼がコイル状に巻かれて、このコイル状に巻かれた状態を鋼に“思い出させる
”ので、必要である。従って、鋼の“記憶”が再度プログラムされない限り、コ
イル形状に戻る傾向がある。次いで、最終的な錆防止剤が、ミシガン州、オーク
パークのNational Chemical and Oil Corpor
ationから入手可能なEcokor型であっても良いセパレータプレートに
適用されても良い。
【0037】 例1 従来技術によるセパレータプレートを使用しているクラッチパックアセンブリ
のドラグ特性と、本発明によるセパレータプレートのドラグ特性とを、広範囲の
作動条件下で評価した。この評価においては、後進ギヤ及び1ないし4個のギヤ
を提供する典型的なクラッチパックの典型的な群を含むトランスミッションを、
ダイナモメーターに結合した。フォードのB型の伝達流体を、冷却及び潤滑を提
供するために使用した。ダイナモメーターはまたエンジンにも接続した。エンジ
ンの出力に従って、入力トルクを測定し、係合していないクラッチアセンブリ内
の結合していないセパレータプレート上に付与されたドラグを、各シフト位置に
対して記録した。最初の実験は、基準を確立するために、一般的な従来技術によ
るセパレータプレートを組み込んだクラッチパックアセンブリを使用して実施し
た。
【0038】 ひとたび基準が確立されると、一般的な従来技術によるセパレータプレートを
含んでいるクラッチパックアセンブリを、本発明によるセパレータプレートを含
んでいるクラッチパックアセンブリと交換した。トランスミッションが第一のギ
ヤにあるときの本発明によるセパレータプレートを含んでいるクラッチパックに
よって示されるドラグの低減パーセントが下の表に表されている。
【0039】
【表1】
【0040】 トランスミッションが第二のギヤ位置にあったときの本発明によるセパレータ
プレートを含んでいるクラッチパックが示すドラグの低減パーセントを下の表に
示す。
【0041】
【表2】
【0042】 トランスミッションが第三のギヤにあったときの本発明によるセパレータプレ
ートを含んでいるクラッチパックによって示されるドラグの低減パーセントを下
の表に示す。
【0043】
【表3】
【0044】 トランスミッションが第四のギヤにあるときの本発明によるセパレータプレー
トを含んでいるクラッチパックが示すドラグ低減パーセントを下の表に示す。
【0045】
【表4】
【0046】 前進クラッチがオンした状態で、トランスミッションがニュートラルにあると
きの本発明によるセパレータプレートを含んでいるクラッチパックが示すドラグ
の低減パーセントを下の表に示す。
【0047】
【表5】
【0048】 前進クラッチがオフした状態で、トランスミッションがニュートラルにあると
きの本発明によるセパレータプレートを含んでいるクラッチパックが示すドラグ
の低減パーセントを下の表に示す。
【0049】
【表6】
【0050】 トランスミッションが後進位置にあるときの本発明によるセパレータプレート
を含んでいるクラッチパックが示すドラグの低減パーセントを下の表に示す。
【0051】
【表7】
【0052】 この試験結果は、前進ギヤのほとんどが係合している間に、寄生的なドラグが
驚くほど実質的に低減することを示している。これらの結果は、更に、本発明に
よるセパレータプレートの効果、回転速度及び伝達流体の圧力の間の相対関係を
示している。従って、パターンの密度は、所与の作動環境に対するクラッチパッ
クの性能を理想化するように調節してもよいと考えられる。
【0053】 例2 図6は、本発明によるセパレータプレートと、種々の代替的な表面模様の7つ
のセパレータプレートとの摩擦及びノイズ特性をプロットしたグラフである。こ
れらのプレートは、ミシガン州、デトロイトのGreening Associ
ates, Inc.から入手可能なクラッチヘッドアセンブリを備えたSAE
No.2摩擦試験機において、EXXON B型の流体を使用して試験した。
これらのプレートは、最初に、クラッチパックをならし運転するように作動させ
た。クラッチパックに、次いで、83kpaないし373kpaで変化する圧力
を適用した360サイクルの第一の試験又はパスを実施した。第一のパスと同じ
方法を使用して第二のパスを実施し、付加的なデータを収集した。 収集された
データは、図7に示された曲線のような時間対トルクを含んでいた。通常のやり
方によって、曲線110は、初期部分111、中間部分112及び最終部分11
3に分割する。初期部分111は、係合時間の最初の25%として規定され、中
間部分112は、係合時間の次の50%として規定され、最終部分113は、係
合時間の残りの25%として規定される。次いで、中間部分112においてプロ
ットされた平均の摩擦係数、すなわち平均中間係数を計算する。図7に示されて
いるように、部分112の最も右側における曲線110の傾斜もまた決定する。
この傾斜は、中間から最終までの傾斜と称される。更に、曲線110の屈折点1
14の前の最大傾斜として規定される最終傾斜が決定される。摩擦係数に加えて
、閉止係合中に発生される音も測定した。
【0054】 次いで、図6に示されているように、試験結果をプロットした。本発明による
表面模様が付けられたセパレータプレートを、図6の左端にグラフで示す。代替
的な表面模様を、この後に続く垂直線上に代替例1、2、3、4、5、6及び7
としてプロットする。代替例3は、市販によって入手可能な一般的な従来技術に
よるセパレータプレートであり、残りの代替的なセパレータプレートは、試験さ
れた代替的な表面模様を表している。
【0055】 この試験の結果は、本発明によるセパレータプレートは、概して優れた摩擦特
性、すなわち、より高い摩擦係数及びより低い傾斜を示しつつ、作動中により低
いノイズを生じたことを示している。
【0056】 一つの実施形態の定量的な説明 従来技術と比較した場合に、本発明によって驚くべき改良が示されたので、本
発明のプレート及び一般的な従来技術によるプレートの表面特性並びにその他の
表面模様が付けられたプレートの表面特性を分析した。図8aないし8dは、上
記の例において試験したプレートのいくつかの両側からの三次元での光学的表面
形状を示している。図8cは、上記の例1のための基準データを提供するために
使用されたセパレータプレートと同じ方法で作られたセパレータプレートの光学
的表面形状を示している。これらの表面は、ギザギザの不規則な特性を表示して
いる。これと対照的に、本発明によるセパレータプレートの表面形状は、図4b
に示されているように、外観が遙かに丸くなされており且つ規則正しい。本発明
のセパレータプレートの表面と従来のセパレータプレートの表面との間の明らか
な外観上の違いを定量化することが望ましい。従来技術に従って、表面基準から
のピークの高さ又は谷の深さを表している計算上の平均表面粗さ(Ra)によっ
て表面の性質を規定することは、セパレータプレート36の表面を正確に規定す
るということを仮定することができる。例えば、以下に説明されるYesnik
に付与された米国特許第5,048,654号には、改良されたクラッチが開示
されており且つ2.54ないし101.6μセンチメートル(1.0ないし40
.0μインチ)のRaを有するセラミック表面を有するものとして規定されてい
る。
【0057】 ’654特許が対処している欠点は、種々の方法によって粗くされた鋼製のセ
パレータプレートは満足するように機能しなかったことであった。特に、高い摩
擦係数を示すプレートはまた摩擦プレートの摩耗を増加させもした。しかしなが
ら、’654特許は、試験された鋼製のセパレータプレートのRaを開示してい
ない。従って、 鋼製の表面が、粗くなされて、セラミック表面に対して与えら
れた上記の値に匹敵するRaを示すか否かは知られていない。
【0058】 図9a及び9bは、”654特許において説明されたものと類似した方法によ
って表面模様が付けられた鋼の光学的な表面形状を示している。図9aの表面は
、電子放電技術(EDT)によって生じ且つ 104.14μセンチメートル(
41μインチ)のRを有しており、一方、図9bにおける表面は、ショットブラ
スティングによって生じ且つ190.5μセンチメートル(75μインチ)のR
を有している。ギザギザで不規則な表面特性は、表面が高い摩擦係数を示すべき
であるが、おそらく、隣接する摩擦プレートのいずれにも余分な摩耗を生じさせ
ることを示している。外観的には、これらの表面は、図4bの表面よりもむしろ
図8aないし8dに示された従来の表面に似ている。しかしながら、図4bに示
された比較的滑らかで且つ規則的なセパレータプレートは、68.58μセンチ
メートル(27μインチ)のRaを有しており、図8aないし8bに示されたギ
ザギザで且つ不規則なセパレータプレートは、14.99μセンチメートル(5
.9μインチ)から27.94μセンチメートル(11μインチ)に亘るR値を
有している。
【0059】 従って、同じRaを有しているけれども、他の点では異なる表面を有している
2つの面は、例えば、摩耗特性及び摩擦特性に関して大きな違いを示すかもしれ
ないと考えられる。言い換えると、Raを測定することは、大きく異なる作動特
性を示すセパレータプレートを区別しないと考えられる。
【0060】 例えば、2つの例示的な形状の表面粗さ形状のグラフが図10a及び10bに
示されている。図10aの表面粗さ形状及び図10bの表面粗さ形状は2.4μ
mの同じ平均の計算上の粗さ(Ra)を示すけれども、表面の性質すなわち以下
に規定されているオイル保持体積を含むそれらの特性は、極めて類似していない
。表面粗さ形状60を目視により点検すると、たくさんのピーク64及び谷66
を備えたギザギザの形状がわかる。これと対照的に、表面粗さ形状62は、谷6
8及び台地形状70によって特徴付けられている。結局、これらの面は、共通の
Raを有しているけれども、表面粗さ形状60の表面のギザギザのピークは、表
面粗さ形状62に示された比較的滑らかな台地形状と比較してかなり大きな損傷
を係合する摩擦プレートに生じさせると考えられる。従って、表面粗さ形状60
に示された表面は、摩擦プレートの摩耗を考えると、セパレータプレート表面と
して望ましくないであろう。
【0061】 Raだけでは図10aの表面と図10bの表面との間の違いを気付かせること
ができない理由は、計算上の平均は、単に質量の中心線を決定し且つその中心線
からの摂動を規定しているだけであるということである。ギザギザであるか又は
台地形状であるかの摂動の性質は、Raパラメータのみで定量化できるものでは
ない。更に、ピーク内の質量又は谷内のギャップは何も指示することができず、
以下に説明するように、ピーク内の質量及び谷内のギャップは、作動特性に直接
関係している。表面粗さ形状60及び表面粗さ形状62に示されているように、
これらの相異は、ドイツ工業規格(DIN)4776パラメータを参考にして定
量化することができる。
【0062】 アメリカ国家規格協会(ANSI)のように、DINは、規格協会である。D
INのような協会は、典型的には、工業のための共通の技術用語を奨励するよう
に企画された促進の役目を果たす。結局、工業において標準化されたパラメータ
が使用されるとき、それは、一般的に理解される意味を有する。従って、これら
のパラメータは、表面の性質を記載する手段として機能するばかりでなく、設計
及び製造の判定基準を確立するために使用することもできる。DIN4776パ
ラメータの場合には、“MIN477W”は、表面の粗さ特性を定量化するのに
使用することができる特別なフィルタ及び方法を示す。
【0063】 典型的にはシリンダ内腔のような表面を定量化するために使用されて来たDI
N4776は、Mummery、表面組織分析ハンドブック、西ドイツのHom
metwerke,Gmbhにより詳細に説明されている三段階濾過方法を組み
入れている。DIN4776濾過の結果物は、表面の表面粗さ特性を歪めること
なく達成される如何なる波打ちもない粗さ形状である。
【0064】 DIN4776パラメータは、図11及び12を参考にして説明される。図1
1は、典型的な表面のための例示的な部分表面粗さ形状72を示している。図1
2は、図11の粗さ形状によって得られる材料比率曲線を示している。このよう
な材料比率曲線は、アボット−ファイアストーン(Abbott−Firest
one)曲線として知られている。材料比率曲線74は、断面が対象物の最も上
方の面から最も低い谷まで移動せしめられた際の、表面粗さ形状72の断面に沿
って存在する物理的な材料の比率を表している。
【0065】 従って、材料比率曲線74は、対象物の最も上方の面から所与の距離において
得られる負荷担持材料の量を表している。従って、図11の表面の最も高い点で
あるピーク76の上方に材料が一つも存在しないので、図11の表面の最も上方
の点に対応する図11の距離Eは、図12の0%の点に対応する。同様に、距離
Fにおいては、図6の粗さ形状72の断面にはギャップ又は谷が存在しない。従
って、距離Fは、図12の表面の100%密度の点に対応する。
【0066】 ひとたび材料比率曲線74が形成されると、図11の表面粗さ形状72のため
のDIN4776パラメータは、以下の方法によって決定されても良い。材料比
率曲線74の水平軸線の線の広がり40%は、材料比率曲線74の“最も平らな
”部分を規定するために、材料比率曲線74沿って適合されている。言い換える
と、如何なる40%範囲に対する垂直軸線の最も短い垂直距離又は落差が水平軸
線上に広がる点が達成される。この40%範囲は、材料比率の最も大きな増加が
起こる図11の粗さ形状72の深さを決定するために使用される。最小の傾斜線
78が、上に特定した2つの点を通って引かれる。次いで、最小傾斜線78は、
各々、点a及び点bにおいて0%及び100%の垂直軸線と交差するように引き
延ばされる。点aと点bとの間の垂直距離は、主要部の粗さの深さ(Rk)と称
される。
【0067】 他のDIN4776パラメータは、水平線を点a及び点bから材料比率曲線7
4まで伸ばした後に、確立される。これらの線は、各々、点c及び点dにおいて
材料比率曲線74と交差する。以下に説明されるように、点cはピークの材料比
率(M1)であり、点dは谷の材料比率(M2)である。線acによって規定され
るピーク領域80の面積、0%線及び材料比率曲線74は、図11の表面粗さ形
状72の最も高いピーク82内の材料によって決定される。ピーク領域80の面
積は、次いで、その底辺として線acを有する陰影が付けられた領域84として
示された正三角形に変換される。陰影が付けられた領域84の結果的に得られる
高さは、減少せしめられたピーク高さ(RPK)と呼ばれる。
【0068】 RPKを規定しているものに似た方法は、浅くされた谷の深さを規定するために
採用される。しかしながら、谷に関して、焦点は、所与の深さに存在する材料か
ら材料内のギャップまで変化する。結局、図12の陰影が付けられた部分86は
、材料比率曲線74の上方で、100%の線の左側及び線dbの下方の領域を表
している。底辺として線dbを有し且つ陰影が付けられた部分86に等しい面積
を有する正三角形の高さはRVKである。
【0069】 再び図10a及び図10bを参照すると、表面の性質を区別する際の上記のD
IN4776パラメータの有用性は明らかである。最初に図10aを参照すると
、表面粗さ形状60によって表されている表面は、2.6μmのRPK、8.2μ
mのRk及び2.6μmのRVKを有している。これらの数値に基づいて、この表
面は、ピークがそこから延び且つ谷がそこから落ち込む基準面を有しないピーク
から谷への遷移部分を備えた多数のピークと谷とを示すべきである。更に、谷の
‘ギャップ’は、大まかには、ピーク内の材料によって規定されたものと同じ面
積を規定するべきである。ピーク64と谷66とは明確に見ることができ且つ比
較可能な領域であることが明らかであるので、表面粗さ形状74を参照すること
によって、この評価が実証される。更に、ピークと谷とが分岐する明確に規定さ
れた面が存在しない。
【0070】 これと対照的に、図5bの表面粗さ形状62は、0.9μmのRPK、1.9μ
mのRk及び81.9μmのRVKを有している。これらの値に基づいて、表面粗
さ形状76が、明確に規定された面から落ち込んでいる際立った谷と、ピーク内
の極めて小さい質量とを有することが予想されるであろう。意味のあるぐらいの
ピークが存在せず且つ谷82が明確に規定された台地70から落ち込んでいるの
で、表面粗さ形状76を目視によって点検することによって、この評価が支援さ
れる。
【0071】 上記した表面形状の性質の目視上の相異は、作動特性における表面間の相異に
関係すると考えられる。上記のDINパラメータは、作動特性のこれらの相異内
への洞察を得るために使用しても良い。大きなRkは、大きな深さに亘る材料の
密度の漸次的な増加を示しており、一方、小さいRkは、ピークから谷までの浅い
迅速な遷移を有する材料の密度の高い中心部を示している。重要なことは、表面
粗さのある値に依存し且つ材料が一定して摩耗される用途においては、大きなRk は長い寿命を示すと考えられる。Rkが大きくなるにつれて、中心部の材料が摩
耗するまでに利用可能な材料の量が増大せしめられるので、長い寿命が指示され
る。以下の式はDINパラメータではないけれども、利用可能な摩耗材料の指示
は次の式によって与えられる。
【0072】
【式3】
【0073】 式中、Vuは使用可能な材料要素である。 上の式は、点cと点dとの間の材料比率曲線74の下方で、点dを通過する水平
線の上方の領域に近い。この領域は、表面の有用な中心部を含んでいる材料の量
を表している。もちろん、より正確な値を得るために、パラメータRk及びRvk
に対して上記した方法と同じ方法で、Rkを有効なRkに補正することができる。
【0074】 RPKから引き出されるパラメータは、材料が充填された形状のピーク領域(V1 )である。このパラメータは、その名前が暗示するように、ピーク内に存在す
る材料の量を示している。これは、ならし運転期間中に除去される材料である。
このパラメータは、RPK及びM1によって規定された三角形の面積によって規定
される。V1を計算するための式は、以下によって与えられる。
【0075】
【式4】
【0076】 式中、M1はピークの材料比率である。結局、小さいV1は、短くされたならし
運転期間を有する面を示す。更に、表面がより有用な深さまで摩耗する前により
少ない量の堆積物が実現されるであろう。結局、ガーガーという音の始まりが遅
らされる。
【0077】 RVKから引き出されるパラメータは、オイル保持容積(VO)である。このパ
ラメータは、その名前が暗示するように、オイル又は何らかのその他の流体を保
持するために利用可能である谷の容積を示している。VOを計算するための式は
以下の通りである。
【0078】
【式5】
【0079】 式中、M2は谷の材料の比率である。 オイルを保持するためのリザーバが入手できることはいくつかの理由のために有
益であると考えられている。まず最初に、オイルは、接触面を冷却し、それによ
って、摩擦プレートとセパレータプレートとの両方の寿命を延ばすのに有用であ
る。更に、より大きなリザーバは、よりたくさんの異物の除去を可能にする。結
局、所与のレベルの異物に対して、より大きなVOを含んでいる表面は、ガーガ
ーという音を生じさせる堆積物異物がリザーバ内により容易に移動せしめられる
ので、より少ないガーガーという音を経験するべきである。これは、もちろん、
プレートの摩耗を減らし、それによって、摩擦プレートとセパレータプレートと
の有効寿命を延ばす。
【0080】 より大きなリザーバの入手が可能であることは、改良された摩擦特性を生じる
であろうということが更に予想される。トルクを伝達するためには、摩擦プレー
トとセパレータプレートとは、物理的に接触状態とならなければならず、プレー
ト同士の中間のオイルは除去されなければならない。より大きなリザーバを提供
することによって、オイルは、プレート同士の接触領域から急速に追い出されて
、より迅速なトルクの伝達を可能にしてもよい。更に、微視的なレベルにおいて
は、上記の図1のチャンバ46内に比較的低い圧力が適用された状態においてさ
え、過度の量の圧力が存在することが予想される。これは、圧力を伝達するのに
利用できる相対的な表面積のためである。
【0081】 結局、流体は、実際には、これらの高い圧力において圧縮可能であっても良い
。従って、リザーバのサイズが大きくなるにつれて、プレート間からオイルを排
除するのにより低い圧力が必要とされる。結局、クラッチパックを作動させるた
めには、より小さな構成要素が必要とされる。例えば、より低い圧力がチャンバ
46内に存在することが必要とされる。
【0082】 表面の付加的な作動特性は、平均のピーク対谷の高さ(Rz(DIN))に対する平
均ピーク高さ(RPM)の比率を参考にして決定しても良い。RPMは、たくさんの
隣接する表面形状の長さ内の最も高いピークの高さの測定値である。Rz(DIN)
、RPMを計算する際に使用される同じピークからRPMを決定する際に使用される
同じ領域上の最も深い谷の底部までの高さの測定値である。従って、この比率は
、表面の特徴の残りの部分と比較したピークの高さの測定値である。0.5より
も小さい数は、台地状の面を示すものと考えられ、より小さい数は、台地により
類似した点を示している。低いRPM/RZ(DIN)比は、隣接するプレート上のより
少ない摩耗、短くされたならし運転、改良された摩擦係数、クラッチアセンブリ
のためのより長い寿命を呈するのに重要であると考えられる。
【0083】 作動特性に関係すると考えられている2つの他のパラメータは、歪み(RSK
及び尖度(RKU)である。これらのパラメータは、両方とも表面のための振幅分
布曲線に基づいている。この振幅分布曲線は、全形状の深さに亘る高さの分布を
グラフによって表したものである。RSKは、振幅分布曲線の第三のモーメントで
あり、ピークと谷との間の対称性の指示を提供する。負のRSKは、上下変動のよ
うな表面を示し且つ比RPM/RZ(DIN)によって示されるものと類似した作動特性
を示すかもしれない。
【0084】 RKUは、振幅分布曲線の第四のモーメントであり、表面の“鋭さ”の指示を提
供する。大きいRKUは、鋭いピーク及び谷を示しており、一方、小さいRKUは、
小さく丸みを帯びたピーク及び谷を備えた表面を指示している。従って、セパレ
ータプレート内の小さいRKUは、隣接するプレートを引き裂かないだけでなく、
低いドラグ及びゴツンという音を呈する表面を指示するものであると考えられて
いる。
【0085】 有用であるかもしれない他のパラメータは、たくさんの表面形状の隣接する長
さ内の最も高いピークの高さの測定値である平均の谷の深さ(RVM)と、たくさ
んの表面形状の隣接する長さ内の最も高いピークの高さの測定値である最大ピー
ク高さ(RP)と、たくさんの表面形状の隣接する高さ内の最も深い谷の深さの
測定値である最大の谷の深さ(RJ)と、たくさんの隣接する表面形状の長さ内
の最も高いピークの高さから同じ隣接長さ内の最も深い谷の深さまでの測定値で
ある形状の最大高さ(RT)と、を含んでいる。
【0086】 当業者は、上記のパラメータは、中心部深さとピーク及び谷との性質のような
特徴の指示を与えるけれども、上記のパラメータは、表面の二次元の測定に基づ
いてもよいことを理解するであろう。ほぼ平行な特徴からなる図4aに示された
セパレータープレートのような表面に対して、単一の二次元形状は、表面の真の
性質を代表していないことがあり得る。特に、図4aの矢印に沿った形状は、表
面の比較的小さい変動を示している。これは、緊密に詰め込まれた台地及び谷を
を示す矢印の若干右側又は左側の形状と対比される。結局、DIN4776パラ
メータの三次元測定値を得ることは好ましい。表面領域を分析するために、ニュ
ーヨーク州プレインビューにあるVeeco Instruments, In
c.から市販によって入手可能なWYKO Vision ソフトウエアのバー
ジョン1.800のようなソフトウエアパッケージを使用しても良い。例えば、
図4cの材料比率曲線は、図4a及び4bに示された0.9mm/1.2mm領
域から導き出されている。更に、平均値を決定するために、表面上のいくつかの
位置で分析がなされるべきである。
【0087】 本発明の一つの実施形態によるたくさんのセパレータプレートの分析の結果が
次の表に示されている。
【0088】
【表8】
【0089】 比較すると、従来のセパレータプレートの分析結果は、次の表において提供さ
れている。
【0090】
【表9】
【0091】 上の表同士を比較すると、本発明の実施形態は、700%を越えるVOの改良
を示している。VU及びV1は、同様に、VUでほぼ150%の増加及びV1で22
%の増加を示す著しい改良がなされた。大切なことは、本発明のこの実施形態に
よって提供される改良された性能は、上のパラメータによって示されているよう
に、クラッチパックアセンブリの全性能又は摩擦プレートの性能を犠牲にするこ
とによって達成されることが明らかではない。RKUは、19%以上低下して、作
動中の摩擦プレートの低い摩耗を示している。更に、本発明のこの実施形態は、
KUに対する実質的に低減された標準偏差による証拠として表面に改良された均
一性を有する。このパターンは、RSK及びRPM/RZ(DIN)パラメータにおいて繰
り返される。従って、従来のセパレータープレートは、いくつかの台地のような
特徴を呈するけれども、本発明は、上で分析された実施形態においては、劇的な
程度まで、実質的に表面の台地のような特徴を改良する。
【0092】 従って、表8に示された結果は、表9と比較したときに、分析された本発明の
実施形態は、低減された寄生的なドラグを示し、従って、ゴツンという音の発生
及び大きさを低減させるであろう。本発明は、更に、摩擦プレート上により少な
い摩耗を生成しつつ、改良された動摩擦係数及び静止摩擦係数を提供する。従っ
て、本発明は、摩擦プレートの寿命を延ばすこと及び従来技術と比較してより長
い寿命を有するセパレータプレートを提供することによって、クラッチパックア
センブリのための著しく改良された耐久性を示すと予想される。
【0093】 ここに記載されたセパレータプレートは両方の表面に表面模様を付けられたけ
れども、当業者は、本発明は、一つだけの表面に表面模様が付けられたセパレー
タプレートによって実施してもよいことを理解するであろう。例えば、単一の側
面の摩擦プレートとして当技術において知られている一つの実施形態においては
、セパレータプレートと摩擦プレートとは、組み合わせて単一のプレートとされ
る。このタイプのプレートにおいては、プレートの一方の側面は、例えば、摩擦
材料を適用することによって摩擦プレートとして形成され、一方、反対側の側面
は、セパレータプレートとして形成しても良い。このタイプのプレートは、やは
り本発明に従って表面模様付けされても良く且つここに記載するように本発明の
利点を実現することができる。従って、ここに記載した表面模様付けを組み入れ
ている単一側面プレートは、本発明の範囲に含まれる。
【0094】 更に、上記した好ましい実施形態は純粋の鋼のセパレータプレートであったけ
れども、当業者は、本発明は、限定的ではないが、セラミックのような耐摩耗性
材料によってコーティングされた鋼プレート、セラミックのみからなるプレート
及び焼結されるか又は粉末金属によって作られたプレートを含む他のタイプのセ
パレータプレートと共に実施しても良い。更に、代替的な製造手段を、最終的な
表面模様を達成するために、研磨又はポリッシングを組み入れた手段を含んでい
る好ましい手段の代わりに使用しても良い。
【0095】 当業者は、更に、本発明は、上記した好ましい実施形態以外の用途において有
用であることを理解するであろう。例として、限定的ではないが、本発明は、ト
ルクコンバータ内のクラッチ、ブレーキバンド、作動装置、摩擦バンド等を含む
摩擦部材が組み入れられている多くの用途において有用であるかもしれない。更
に、クラッチアセンブリ内でのプレートの順序のみならず従軸及び回転軸を、本
発明の利点を損なうことなく、交替させても良い。これらの用途及びその他の明
らかな変形は、本発明の範囲内のものであると考えられる。
【0096】 当業者は、ここに記載したように、本発明は、従来技術より優れた重要な利点
を提供することを認識するであろう。鋼のシートの冷間圧延中に表面模様が付け
られても良い本発明の実施形態は、低いドラグを示す。本発明によるセパレータ
プレートはまた、摩擦プレートの摩耗を減少させ、より緩慢なシフト特性の変化
を提供し、低いガーガーという音及び/又は低いゴツンという音を提供すると考
えられる。本発明によるセパレータプレートはまた、改良されたトルク伝達を提
供しつつ、ならし運転期間を短くすると考えられる。本発明によるセパレータプ
レートを製造する方法の一つの実施形態は、伝統的な製造方法に容易に組み入れ
られ、その結果として得られるセパレータプレートは、クラッチパックアセンブ
リの再設計を必要としない。本発明のその他の目的及び特徴は、上記の説明及び
添付図面を考慮に入れると、当業者に明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、従来のクラッチパックアセンブリの簡素化された輪郭図面である。
【図2】 図2は、従来の摩擦プレートの平面図である。
【図3】 図3は、本発明によるセパレータプレートの平面図である。
【図4】 図4aは、本発明によるセパレータプレートの光学的表面形状である。 図4bは、図4aのセパレータプレートの三次元の光学的表面形状である。 図4cは、図4a及び図4bのセパレータプレートの材料比率曲線である。
【図5】 図5aは、頂部ピークのパターン内の各点の単位セルを示す加工ローラーであ
る。 図5bは、頂部の平らなパターンの各点の単位セルを示す加工ローラーである
【図6】 図6は、本発明によるセパレータプレートの試験的な順序及びいくつかの従来
技術によるセパレータプレートからの摩擦特性及びノイズ特性を示すグラフであ
る。
【図7】 図7は、セパレータプレート/クラッチプレート係合中に、時間の経過と共に
伝達されるトルクをプロットした典型的なトルク曲線を示すグラフである。
【図8】 図8aは、図6の交互に起こるセパレータプレート1の両側面からの光学的な
面の三次元形状である。 図8bは、図6の交互に起こるセパレータプレート2の両側面からの光学的な
面の三次元形状である。 図8cは、図6の交互に起こるセパレータプレート3の両側面からの光学的な
面の三次元形状である。 図8dは、図6の交互に起こるセパレータプレート5の両側面からの光学的な
面の三次元形状である。
【図9】 図9aは、EDT過程によって表面模様が付けられた鋼の光学的な面の三次元
形状である。 図9bは、ショットブラスティング方法によって表面模様が付けられた光学的
な面の三次元形状である。
【図10】 図10aは、例示的な表面粗さの形状である。 図10bは、図10aの表面粗さ形状と同じRaを有する例示的な表面粗さ形
状である。
【図11】 図11は、例示的な表面粗さ形状である。
【図12】 図12は、図11の表面粗さ形状から得られる材料比率曲線である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月5日(2002.9.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
uは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
、Vuは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、セパレータプレート。
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
uは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
、Vuは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
uは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータを有する少なくとも一
つの表面がもたらされるようになされた、方法。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
、Vuは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータを有する少なくとも一
つの表面がもたらされるようになされた、方法。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
uは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
るように、同少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップを含む、方法。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
、Vuは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
るように、同少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップを含む、方法。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
uは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
、Vuは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
uは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
、Vuは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、セパレータプレート。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、装置。
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、装置。
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、装置。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
uは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、装置。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
、Vuは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
ている、装置。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
uは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータを有する少なくとも一
つの表面がもたらされるようになされた、方法。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
、Vuは、
【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータを有する少なくとも一
つの表面がもたらされるようになされた、方法。
【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、セパレータープレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3J056 AA60 BA01 BA02 BB12 BB15 BC02 BE09 CA04 CA05 CA07 CA09 CA12 EA02 EA03 EA23 FA03 GA05 GA12

Claims (101)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦プレートに交互にセパレータプレートを入れた自動トラ
    ンスミッションにおいて使用するためのセパレータプレートであって、 互いにほぼ平行な第一の表面及び第二の表面を含み、同第一及び第二の表面の
    うちの少なくとも一つが、従来のセパレータプレートと比較して作動特性を改良
    するための表面模様を有し、同少なくとも一つの表面の表面模様が規則的なパタ
    ーンの凹部によって特徴付けられている、セパレータプレート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記第一の表面及び第二の表面の両方が、規則正しいパターンの凹部によって
    特徴付けられている、セパレータプレート。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、冷間加工によって表面模様が付けられている、
    セパレータプレート。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、その上にパターンが形成された表面を有する加
    工ローラーによる圧延によって表面模様が付けられている、セパレータプレート
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記規則的なパターンの凹部が、曲線で囲まれている凹部を含んでおり、同曲
    線で囲まれた凹部が、島状の形の確定的な二次元パターンを規定している、セパ
    レータプレート。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のセパレータプレートであって、 前記規則正しい確定的な二次元パターンが、島状の形を有する単位セルの形態
    を有し、同島状の形の単位セルが、中心決めされた規則正しい六角形パターンで
    ある、セパレータプレート。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のセパレータプレートであって、 前記規則正しい確定的な二次元パターンが、長手方向の波長と横方向の波長と
    を有する干渉パターンを含んでおり、同干渉パターンの長手方向及び横方向の波
    長が、約1.5mmよりも短い、セパレータプレート。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約32よりも小さい平均の材料が充填された形
    状のピーク領域(V1)を有し、V1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO )を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu
    )を有しており、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約0.37より小さい平均のピークから谷まで
    の高さ(RZ(DIN))に対する平均のピーク高さ(RPM)の平均比率を有すること
    を特徴とする、セパレータプレート。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)によっ
    て特徴付けられており、RSKは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフに
    よる表示(振幅分布曲線)の第三のモーメントである、セパレータプレート。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約9よりも小さい平均の尖度(RKU)によって
    特徴付けられており、RKUは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフによ
    る表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、セパレータプレート。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約32よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
    uは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
    る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
    高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、セパレータプレート。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約25よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
    、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
    、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
    さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
    ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
    亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
    、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、セパレータプレート。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 SAE 1008; SAE 1010; SAE 1020;及び SAE 1035; の材料群から選択された少なくとも一つを含んでいる、セパレータプレート。
  17. 【請求項17】 少なくとも一つの表面を有している原材料によって、自動
    トランスミッションにおいて使用するためのセパレータプレートを製造する方法
    であって、 原材料を準備するためのステップと、 同原材料の少なくとも一つの表面に、同少なくとも一つの表面が台地状の表面
    形状を有するように、表面模様を付けるステップと、 同原材料からセパレータプレートを切断するステップと、 を含む方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法であって、 前記表面に模様を付けるステップが、冷間加工によって表面模様を付けるステ
    ップを含んでいる、方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の方法であって、 前記表面に模様を付けるステップが、 規則的な確定的な二次元パターンで表面模様が付けられた少なくとも一つの加
    工ローラーを含んでいる冷間圧延機を準備するステップと、 同冷間圧延機内に、前記原材料を通すステップと、を含む方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法であって、 冷間圧延機を準備する前記ステップが、前記規則的な二次元パターンが、中心
    決めされた規則的な六角形又は四角形の窪みの単位セルの形態であり、各々の窪
    みが、隆起部によってほぼ周囲を包囲されている、加工ローラーを設けるステッ
    プを含んでいる、方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の方法であって、 前記パターンが、約1.5mmよりも小さい、ローラーの長手方向及び横方向
    の波長の干渉パターンを有している、方法。
  22. 【請求項22】 請求項17に記載の方法であって、 前記少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップが、原材料の少なくと
    も一つの表面に、 a)約32よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
    uは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
    る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
    高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータを有する少なくとも一
    つの表面がもたらされるようになされた、方法。
  23. 【請求項23】 請求項17に記載の方法であって、 前記少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップが、原材料の少なくと
    も一つの表面に、 a)約25よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
    、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
    、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
    さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
    ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
    亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
    、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータを有する少なくとも一
    つの表面がもたらされるようになされた、方法。
  24. 【請求項24】 請求項17に記載の方法であって、 前記原材料が、 SAE 1008; SAE 1010; SAE 1020;及び SAE 1035; の材料群から選択された少なくとも一つを含んでいる、方法。
  25. 【請求項25】 請求項17に記載の方法であって、 少なくとも一つの表面に模様を付ける前記ステップが、 第一の表面に模様を付けるステップと、 第二の表面に模様を付けるステップと、を含む方法。
  26. 【請求項26】 原材料によって、自動トランスミッション等において使用
    するためのセパレータプレートを製造する方法であって、 互いにほぼ平行な第一の表面及び第二の表面を有するセパレータプレートを、
    原材料から形作るステップと、前記第一及び第二の表面のうちの少なくとも一つ
    が規則的なパターンの凹部によって特徴避けられるように、前記セパレータプレ
    ートに表面模様を付けるステップと、を含む方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の方法であって、 前記表面に模様を付けるステップが、 前記セパレータプレートの第一の表面に、表面模様を付けるステップと、 同セパレータプレートの前記第二の表面に、前記第一の表面と第二の表面とが
    規則正しいパターンの凹部によって特徴付けられるように、表面模様を付けるス
    テップと、を含む方法。
  28. 【請求項28】 請求項26に記載の方法であって、 前記表面に模様を付けるステップが、少なくとも一つの表面を冷間加工するこ
    とによって、表面模様を付けるステップを含む、方法。
  29. 【請求項29】 請求項26に記載の方法であって、 前記表面に模様を付けるステップが、少なくとも一つの表面に規則正しい確定
    的な二次元のパターンで表面模様付けをするステップを含む、方法。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の方法であって、前記規則正しい確定的
    な二次元パターンが、曲線で囲まれた凹部によってほぼ境界を定められた島状の
    形の六角形又は四角形の単位セルの形態である、方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の方法であって、 前記パターンが 約1.5mmよりも短い、長手方向の波長と横方向の波長と
    を有する干渉パターンを含んでいる、方法。
  32. 【請求項32】 請求項26に記載の方法であって、 前記表面模様を付けるステップが、前記少なくとも一つの表面が、 a)約32よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
    uは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
    る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
    高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    るように、同少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップを含む、方法。
  33. 【請求項33】 請求項26に記載の方法であって、 前記表面模様を付けるステップが、前記少なくとも一つの表面が、 a)約25よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
    、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
    、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
    さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
    ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
    亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
    、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    るように、同少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップを含む、方法。
  34. 【請求項34】 請求項26に記載の方法であって、 前記原材料が、 SAE 1008; SAE 1010; SAE 1020;及び SAE 1035; の材料群から選択された少なくとも一つを含んでいる、方法。
  35. 【請求項35】 自動クラッチを有する自動車におけるセパレータプレート
    であって、互いにほぼ平行な第一の表面及び第二の表面を含み、同第一及び第二
    の表面のうちの少なくとも一つが、従来のセパレータプレートと比較して作動特
    性を改良するための表面模様を有し、同少なくとも一つの表面の表面模様が規則
    的なパターンの凹部によって特徴付けられている、セパレータプレート。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記第一の表面及び第二の表面の両方が、規則正しいパターンの凹部によって
    特徴付けられた表面模様を有している、セパレータプレート。
  37. 【請求項37】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、冷間加工によって表面模様が付けられている、
    セパレータプレート。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、その上にパターンが形成された加工ローラーに
    よる圧延によって表面模様が付けられている、セパレータプレート。
  39. 【請求項39】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記規則的なパターンの凹部が、曲線で囲まれている凹部を含んでおり、同曲
    線で囲まれた凹部が、島状の形の規則正しい確定的な二次元パターンを規定して
    いる、セパレータプレート。
  40. 【請求項40】 請求項39に記載のセパレータプレートであって、 前記規則正しい確定的な二次元パターンが、島状の形を有する単位セルの形態
    を有し、同島状の形の単位セルが、中心決めされた規則正しい六角形パターンで
    ある、セパレータプレート。
  41. 【請求項41】 請求項40に記載のセパレータプレートであって、 前記規則正しい確定的な二次元パターンが、長手方向の波長と横方向の波長と
    を有する干渉パターンを含んでおり、同干渉パターンの長手方向及び横方向の波
    長が、約1.5mmよりも短い、セパレータプレート。
  42. 【請求項42】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約32よりも小さい平均の材料が充填された形
    状のピーク領域(V1)を有し、V1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  43. 【請求項43】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO )を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  44. 【請求項44】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu
    )を有しており、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  45. 【請求項45】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約0.37より小さい平均のピークから谷まで
    の高さ(RZ(DIN))に対する平均のピーク高さ(RPM)の平均比率を有すること
    を特徴とする、セパレータプレート。
  46. 【請求項46】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)によっ
    て特徴付けられており、RSKは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフに
    よる表示(振幅分布曲線)の第三のモーメントである、セパレータプレート。
  47. 【請求項47】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約9よりも小さい平均の尖度(RKU)によって
    特徴付けられており、RKUは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフによ
    る表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、セパレータプレート。
  48. 【請求項48】 請求項1に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約32よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
    uは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
    る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
    高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、セパレータプレート。
  49. 【請求項49】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約25よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
    、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
    、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
    さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
    ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
    亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
    、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、セパレータプレート。
  50. 【請求項50】 請求項35に記載のセパレータプレートであって、 SAE 1008; SAE 1010; SAE 1020;及び SAE 1035; の材料群から選択された少なくとも一つを含んでいる、セパレータプレート。
  51. 【請求項51】 摩擦プレートに交互にセパレータプレートを入れ、摩擦プ
    レートは第一の回転可能な部材に対するキー溝が付けられており、セパレータプ
    レートは第二の部材に対してキー溝が付けられており、同摩擦プレートは前記セ
    パレータプレートと係合可能である、自動車のトランスミッション等のクラッチ
    パックアセンブリにおける改良されたセパレータプレートであって、 各セパレータプレートが、互いにほぼ平行な第一の表面及び第二の表面を含み
    、同第一及び第二の表面のうちの少なくとも一つが、従来のセパレータプレート
    と比較して作動特性を改良するための表面模様を有し、同少なくとも一つの表面
    の表面模様が規則的なパターンの凹部によって特徴付けられている、セパレータ
    プレート。
  52. 【請求項52】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記第一の表面及び第二の表面の両方が、規則正しいパターンの凹部によって
    特徴付けられている表面模様を有している、セパレータプレート。
  53. 【請求項53】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、冷間加工によって表面模様が付けられている、
    セパレータプレート。
  54. 【請求項54】 請求項53に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、その上にパターンが形成された加工ローラーに
    よる圧延によって表面模様が付けられている、セパレータプレート。
  55. 【請求項55】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記規則的なパターンの凹部が、曲線で囲まれている凹部を含んでおり、同曲
    線で囲まれた凹部が、島状の形の規則正しい確定的な二次元パターンを規定して
    いる、セパレータプレート。
  56. 【請求項56】 請求項55に記載のセパレータプレートであって、 前記規則正しい確定的な二次元パターンが、島状の形を有する単位セルの形態
    を有し、同島状の形の単位セルが、中心決めされた規則正しい六角形パターンで
    ある、セパレータプレート。
  57. 【請求項57】 請求項56に記載のセパレータプレートであって、 前記規則正しい確定的な二次元パターンが、長手方向の波長と横方向の波長と
    を有する干渉パターンを含んでおり、同干渉パターンの長手方向及び横方向の波
    長が、約1.5mmよりも短い、セパレータプレート。
  58. 【請求項58】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約32よりも小さい平均の材料が充填された形
    状のピーク領域(V1)を有し、V1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  59. 【請求項59】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO )を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  60. 【請求項60】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu
    )を有しており、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  61. 【請求項61】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約0.37より小さい平均のピークから谷まで
    の高さ(RZ(DIN))に対する平均のピーク高さ(RPM)の平均比率を有すること
    を特徴とする、セパレータプレート。
  62. 【請求項62】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)によっ
    て特徴付けられており、RSKは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフに
    よる表示(振幅分布曲線)の第三のモーメントである、セパレータプレート。
  63. 【請求項63】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約9よりも小さい平均の尖度(RKU)によって
    特徴付けられており、RKUは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフによ
    る表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、セパレータプレート。
  64. 【請求項64】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約32よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
    uは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
    る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
    高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、セパレータプレート。
  65. 【請求項65】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約25よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
    、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
    、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
    さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
    ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
    亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
    、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、セパレータプレート。
  66. 【請求項66】 請求項51に記載のセパレータプレートであって、 SAE 1008; SAE 1010; SAE 1020;及び SAE 1035; の材料群から選択された少なくとも一つを含んでいる、セパレータプレート。
  67. 【請求項67】 第一の群の摩擦部材と第二の群の摩擦部材とを含む湿式の
    マルチディスクの摩擦係合装置であって、前記第一の群の摩擦部材は、前記第二
    の群の摩擦部材よりも大きな摩擦係数を有しており、同第二の群の摩擦部材の各
    々が、互いにほぼ平行な第一の面と第二の面とを有し、同第一及び第二の表面の
    うちの少なくとも一つが、従来のセパレータプレートと比較して作動特性を改良
    するための表面模様を有し、同少なくとも一つの表面の表面模様が規則的なパタ
    ーンの凹部によって特徴付けられている、装置。
  68. 【請求項68】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記第一の表面及び第二の表面の両方が、規則正しいパターンの凹部によって
    特徴付けられている表面模様を有している、装置。
  69. 【請求項69】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、冷間加工によって表面模様が付けられている、
    装置。
  70. 【請求項70】 請求項69に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、その上にパターンが形成された加工ローラーに
    よる圧延によって表面模様が付けられている、装置。
  71. 【請求項71】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記規則的なパターンの凹部が、曲線で囲まれている凹部を含んでおり、同曲
    線で囲まれた凹部が、島状の形の規則正しい確定的な二次元パターンを規定して
    いる、装置。
  72. 【請求項72】 請求項71に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記規則正しい確定的な二次元パターンが、島状の形を有する単位セルの形態
    を有し、同島状の形の単位セルが、中心決めされた規則正しい六角形パターンで
    ある、装置。
  73. 【請求項73】 請求項72に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記規則正しい確定的な二次元パターンが、長手方向の波長と横方向の波長と
    を有する干渉パターンを含んでおり、同干渉パターンの長手方向及び横方向の波
    長が、約1.5mmよりも短い、装置。
  74. 【請求項74】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、約32よりも小さい平均の材料が充填された形
    状のピーク領域(V1)を有し、V1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、装置。
  75. 【請求項75】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO )を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、装置。
  76. 【請求項76】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu
    )を有しており、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、装置。
  77. 【請求項77】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、約0.37より小さい平均のピークから谷まで
    の高さ(RZ(DIN))に対する平均のピーク高さ(RPM)の平均比率を有すること
    を特徴とする、装置。
  78. 【請求項78】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)によっ
    て特徴付けられており、RSKは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフに
    よる表示(振幅分布曲線)の第三のモーメントである、装置。
  79. 【請求項79】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、約9よりも小さい平均の尖度(RKU)によって
    特徴付けられており、RKUは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフによ
    る表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、装置。
  80. 【請求項80】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約32よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
    uは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
    る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
    高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、装置。
  81. 【請求項81】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約25よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
    、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
    、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
    さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
    ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
    亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
    、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、装置。
  82. 【請求項82】 請求項67に記載の湿式のマルチディスクの摩擦係合装置
    であって、 SAE 1008; SAE 1010; SAE 1020;及び SAE 1035; の材料群から選択された少なくとも一つを含んでいる、装置。
  83. 【請求項83】 第一の群の摩擦部材と第二の群の摩擦部材とを含む湿式の
    マルチディスクの摩擦係合装置であって、前記第一の群の摩擦部材は、摩擦を増
    大させる材料が結合された少なくとも一つの面を有しており、前記第二の群の摩
    擦部材は、互いにほぼ平行な第一の面と第二の面とを有し、同第一及び第二の表
    面のうちの少なくとも一つが、ほぼ規則的なパターンの凹部を含んでいる表面模
    様を有している、装置。
  84. 【請求項84】 請求項1のセパレータプレートであって、 前記規則正しいパターンの凹部が、ほぼ平行な凹部を含んでいる、セパレータ
    プレート。
  85. 【請求項85】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記ほぼ平行な凹部が、確定的なほぼ直線状のパターンを画成している、セパ
    レータプレート。
  86. 【請求項86】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約32よりも小さい平均の材料が充填された形
    状のピーク領域(V1)を有し、V1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  87. 【請求項87】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO )を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  88. 【請求項88】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu
    )を有しており、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、 の式によって計算される、セパレータプレート。
  89. 【請求項89】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約0.37より小さい平均のピークから谷まで
    の高さ(RZ(DIN))に対する平均のピーク高さ(RPM)の平均比率を有すること
    を特徴とする、セパレータプレート。
  90. 【請求項90】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)によっ
    て特徴付けられており、RSKは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフに
    よる表示(振幅分布曲線)の第三のモーメントである、セパレータプレート。
  91. 【請求項91】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、約9よりも小さい平均の尖度(RKU)によって
    特徴付けられており、RKUは、全体の形状の深さに亘る高さの分布のグラフによ
    る表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、セパレータプレート。
  92. 【請求項92】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約32よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
    uは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
    る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
    高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、セパレータプレート。
  93. 【請求項93】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 前記少なくとも一つの表面が、 a)約25よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
    、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
    、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
    さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
    ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
    亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
    、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータによって特徴付けられ
    ている、セパレータプレート。
  94. 【請求項94】 請求項84に記載のセパレータプレートであって、 SAE 1008; SAE 1010; SAE 1020;及び SAE 1035; の材料群から選択された少なくとも一つを含んでいる、セパレータプレート。
  95. 【請求項95】 少なくとも一つの表面を有している原材料によって、自動
    トランスミッションにおいて使用するためのセパレータプレートを製造する方法
    であって、 原材料を準備するためのステップと、 同原材料の少なくとも一つの表面に、同少なくとも一つの表面がほぼ平行な凹
    部からなる表面形状を有するように、表面模様を付けるステップと、 同原材料からセパレータプレートを切断するステップと、 を含む方法。
  96. 【請求項96】 請求項95に記載の方法であって、 前記表面に模様を付けるステップが、冷間加工によって表面模様を付けるステ
    ップを含んでいる、方法。
  97. 【請求項97】 請求項96に記載の方法であって、 前記表面に模様を付けるステップが、 規則的な確定的な二次元パターンで表面模様が付けられた少なくとも一つの加
    工ローラーを含んでいる冷間圧延機を準備するステップと、 同冷間圧延機内に、前記原材料を通すステップと、を含む方法。
  98. 【請求項98】 請求項95に記載の方法であって、 前記少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップが、原材料の少なくと
    も一つの表面に、 a)約32よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約67よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VOは、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約785よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており、
    uは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.37より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深さに亘
    る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントである、 f)約9よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに亘る
    高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータを有する少なくとも一
    つの表面がもたらされるようになされた、方法。
  99. 【請求項99】 請求項95に記載の方法であって、 前記少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップが、原材料の少なくと
    も一つの表面に、 a)約25よりも小さい平均の材料が充填された形状のピーク領域(V1)、
    1は、 【式4】 式中、M1はピークの材料比率であり、 RPKは、マイクロインチで計算された低いピーク高さである、の式によって計
    算される、 b)約560よりも大きい平均のオイル保持容積(VO)を有しており、VO
    、 【式5】 式中、M2は、谷の材料比率であり、 PVKは、マイクロインチで計算された浅い谷の深さである、の式によって計算
    される、 c)約1943よりも大きい平均の使用可能な材料容積(Vu)を有しており
    、Vuは、 【式3】 式中、M2は谷の材料比率であり、 M1はピーク材料比率であり、 RKは、マイクロインチで計算された中心部の深さである、の式によって計算
    される、 d)約0.32より小さい平均のピークから谷までの高さ(RZ(DIN))に対す
    る平均のピーク高さ(RPM)の平均比率、 e)約−1.66よりも小さい平均の歪み(RSK)、RSKは、全体の形状の深
    さに亘る高さ(振幅分布曲線)の分布のグラフによる表示の第三のモーメントで
    ある、 f)約7.5よりも小さい平均の尖度(RKU)、RKUは、全体の形状の深さに
    亘る高さの分布のグラフによる表示(振幅分布曲線)の第四のモーメントである
    、 からなる群から選択された少なくとも一つのパラメータを有する少なくとも一
    つの表面がもたらされるようになされた、方法。
  100. 【請求項100】 請求項95に記載の方法であって、 前記少なくとも一つの表面に表面模様を付けるステップが、 前記第一の表面に表面模様を付けるステップと、 前記第二の表面を表面模様を付けるステップと、を含む方法。
  101. 【請求項101】 請求項26に記載の方法であって、 前記規則正しいパターンが、ほぼ平行な凹部の形態である、方法。
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