JP2003529414A5 - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明の背景
1.本発明の属する分野
本発明は、外科用装置に広く関係する。より詳しくは、本発明は骨固定装置、特にコリース(あるいは遠位撓骨の)骨折を固定するようにされた固定装置に関係する。
【0002】
2.技術の状況
図1にしたがって説明する。コリース骨折は、遠位の撓骨10に圧縮力が作用した結果生ずる骨折であって、またこの骨折は、遠位の骨破片12の後方への転位と、手首14における手の半径方向の偏移を生じさせる。しばしばコリース骨折は多数の骨破片16、18、20を生じることがあり、これら骨破片は動くものでありまた互いに整列されていない。もし適切な治療がなされなければ、このような骨折は手首の恒久的な変形を結果としてもたらす。それゆえ、適正に治癒させるためには前記骨破片を互いに整列して固定することが重要である。
【0003】
整列と固定は、ギプス、外部固定装置、骨間の結紮法、平板固定術といったいくつかの方法の一つで一般的に実施される。ギプスは非侵襲性であるが、多数の骨破片が存在する骨折部の整列を維持することができない場合がある。したがって、代わりに外部固定装置が使われることがある。外部固定装置は、リガメントタクシス(ligamentotaxis)として知られた方法を利用する。リガメントタクシスは、接合部に交差した散乱した力を与え、周囲の靭帯に発生した張力に基づいて骨折部を整列させる。しかしながら、外部固定装置は手首の骨の位置を維持することができるが、それでも外部固定装置は、ある種の骨折では第一に骨を正しい配列で与えることが難しい場合がある。加えて、外部固定装置は、多数の骨破片が生じている骨折には適さないことがしばしばある。骨間の結紮法は、侵襲性の手法で、ねじが様々な骨破片の中に配置され、次いでねじが、筋かいのようにワイヤで互いに縛られる。これは、難しく時間のかかる手法である。さらに、筋かいが相当に複雑でなければ、骨折部は正しく固定されないであろう。平板固定術は、骨破片に安定した固定を提供するために、一般的には骨の背面側に接した固定用金属板と、骨破片にあけられた穴の中に板から延びた一組の平行ピンとを利用する。しかしながら、現在利用できる平板装置は、所望の整列と固定を提供することができない。
【0004】
それ故、本発明の目的は、コリース骨折用の改良された固定と整列のための装置を提供することである。
【0005】
本発明の別の目的は、適正な治癒を提供するために、遠位の撓骨の骨折部における多数の骨破片を望ましく整列して固定する、掌側の固定装置を提供することである。
【0006】
本発明のもう一つの目的は、骨破片固定用の特注可能なフレーム構造物を提供するために、精密に調節可能な掌側の固定装置を提供することである。
【0007】
これらの目的に沿って、以下に詳細を説明する。掌側の固定装置は、撓骨の掌側に接して置くことを意図したT字形の板と、撓骨の非骨折部に沿ってその板を固定するための複数の骨固定ねじと、板からコリース骨折による骨破片の中に延びている複数の骨ペグ(ペグ)とを通常含んでいるものが提供される。
【0008】
板は、通常T字形の板であって、この板は、細長い本体部と、この本体部に対して角度をつけて曲げられたヘッド部と、骨に接することが意図された第一面と、第一面の反対側の第二面とを形成している。本体部は、骨固定ねじを通して伸ばすための、複数のねじ用座ぐり穴を含んでいる。ヘッド部は、ペグを通して支えるようになっている、ねじ山付きの複数のペグ穴を含んでいる。第一実施例では、ペグ穴は非直線的に好ましく配列される。第二実施例では、ペグ穴は直線的に好ましく配列される。両方の実施例において、ペグ穴は、第二面で内側から外側の方向で次第に離れてゆくように配置される。第三実施例は、第一と第二実施例に従った配列のペグ穴を持った掌側の板を好適に使用していて、ペグは、ペグ穴との関係で調節可能であって、選択可能な方向で自由に固定され得る。
【0009】
使用するときは、掌側の板は、その第一面を撓骨の掌側に接するようにして置かれ、そして骨固定ねじが、掌側の板を撓骨に固定するために、骨固定ねじ用穴に挿入される。そして骨破片は整列され、またガイド板が掌側の板の第二面に置かれる。ドリルが骨破片の中に穴をあける。
【0010】
そしてペグが、ペグ穴を通して骨の穴に挿入される。いくつかの実施形態では、ペグの頭部が掌側の板にねじ結合可能になっている。他の実施形態では、ペグはペグ穴に挿入され、そしてあけられた穴に外科医によって選定された角度で挿入され、次いで止めねじが、ペグを選定された方向で掌側の板に止めるために各々のペグに挿入される。それによって掌側の固定装置は骨破片を適正な位置で安定させて固定する。
【0011】
本発明の更なる目的と利点は、添付図面と共に詳細な記述を参照することにより、当業者において、明らかとなるであろう。
【0012】
好適な実施例の詳細な説明
図2から図4に沿って説明すると、コリース骨折における多様な骨破片を整列させ安定させる掌側の固定装置100の第一実施例は、撓骨の掌側に接して置かれることを意図した十分に硬いT字形の板102と、この板102を撓骨の非骨折部に沿って固定するための複数の好ましい骨タッピンねじ104と、板102からコリース骨折の骨破片の中に延びている複数の骨ペグ108とを含んでいる。
【0013】
図2、5及び6に沿ってより具体的に説明する。T字形の板102は、ヘッド部116と、ヘッド部に対して角度をつけて曲げられた細長い本体部118と、骨に接触することが意図された第一面120と、第一面の反対側の第二面122とを形成している。ヘッド部の第一面120は、本体部の第一面のように、平面であることが好ましい。ヘッド部と本体部は互いに角度が付いて曲げられているので、第一面は二つの平面部を好ましく形成する。ヘッド部116と本体部118との間の角度Φは約18°が好ましく、また約25.4mm(約1.00in)の半径で曲げられる(図5)。ヘッド部116の遠位端121は、内側に向かって近位側に好ましく角度が付けられており、その角度は、本体部に直角な線Pに対して、例えば5°である。ヘッド部116は、幅23.19mm(0.913in)で、基部に近い部分(すなわち、本体部との曲げ部分)から遠位端までの寸法が約17.5mm(約0.69in)が好ましく、また本体部は、幅9.53mm(0.375in)で長さ35.6mm(1.40in)が好ましい。T字形の板102の厚さは、約2.49mm(約0.098in)が好ましい。T字形の板102は、Ti−6A−4Vのようなチタン合金から作られることが好適である。
【0014】
本体部118は、骨固定ねじ104をとおして伸ばすための三個の好適な座ぐりねじ用穴124、126、128を含んでいる。第一ねじ用穴124の中心は、本体部の端から5.97mm(0.235in)にあるのが好ましく、第二ねじ用穴126の中心は、本体部の端から16.00mm(0.630in)にあるのが好ましく、第三ねじ用穴128は、ほぼ長円形(あるいはオーバル形)であって、本体部の端から前記長円形の円弧の中心までが25.91mm(1.020in)と26.67mm(1.050in)であることが好ましい。ヘッド部116は、ペグ108を各々通して支えるための4個のねじ山付きのペグ穴130、132、134、136を含んでいる。本発明の第一実施例の第一の好ましい態様にしたがえば、ペグ穴130、132、134、136は、直径2.54mm(0.100in)であることが好ましく、ヘッド部116に沿って非直線的に配列されることが好ましい。またペグ穴は、隣接するペグ穴が第二面に沿って内側から外側の方向で次第に遠位側に与えられるように提供される。さらに詳細に説明すると、本発明の第一実施例の好適な態様にしたがえば、ペグ穴は、ペグ穴130の中心が、線Pから約8.15mm(約0.321in)近位側に、ヘッド部の外側端137から約18.26mm(約0.719in)内側に位置していて、ペグ穴132の中心が、線Pから約7.52mm(約0.296in)近位側に、外側端137から約13.82mm(約0.544in)内側に位置していて、ペグ穴134の中心が、線Pから約6.35mm(約0.250in)近位側に、外側端137から約9.37mm(約0.369in)内側に位置していて、ペグ穴136の中心が、線Pから約4.85mm(約0.191in)近位側に、外側端137から約4.93mm(約0.194in)内側に位置している放物線に沿って配置されることが好ましい。
【0015】
加えて、本発明の第一実施例の第二の好適な態様にしたがえば、ペグ穴は、互いに傾いた(非平行の)軸A1、A2、A3、A4を形成しており、そしてより好ましくは相互に二方向(内側/外側の方向と、近位/遠位の方向)で角度が付けられていることで、すなわち、ペグ穴に一旦挿入されたペグも、相互に二方向で角度が付けられることである。さらに詳しく説明すると、第一ペグ穴130(この穴は、最も近位で最も内側のペグ穴である)の第一軸A1は、ヘッド部116の第一面120に対して垂直に延びているのが好適である。隣接するペグ穴132の軸A2(すなわち第二軸)は、第一軸A1に対して約1〜7°遠位と外側方向に角度が付けられているのが好ましく、さらに好ましくは第一軸A1に対して約2.5°遠位と外側方向に角度が付けられていることである。第二ペグ穴132の横に隣接するペグ穴134の軸A3(すなわち第三軸)は、第一軸A1に対して約7〜13°遠位と外側方向に角度が付けられているのが好ましく、さらに好ましくは第一軸A1に対して約10°遠位と外側方向に角度が付けられていることである。第三ペグ穴132の横に隣接するペグ穴134の軸A4(すなわち第四軸)は、第一軸A1に対して約10〜30°遠位と外側方向に角度が付けられているのが好ましく、さらに好ましくは第一軸A1に対して約20°遠位と外側方向に角度が付けられていることである。ヘッド部116の第二面は、ペグ穴130、132、134、136の遠位側で面取りされているのが好ましい。
【0016】
図3に戻ってこれを参照すると、ペグ108は、全長約22.15mm(約0.872in)であることが好ましく、各々が、ペグ穴130、132、134、136のねじ山にねじ結合できるようになったねじ山付き頭部138を持っていて、また比較的滑らかなねじ山なしの円柱状のシャフト(シャフト部)140を持っている。シャフト140は、約1.71mm(約0.0675in)の直径と約19.43mm(約0.765in)の長さであることが好ましい。このような寸法は、骨が正しく治癒できるようにペグが骨破片を適切に支えることを可能にする。また、ペグ108は、チタン合金から作られることが好ましく、そして骨の治癒に悪影響を与えないような骨との境界面を提供するために、例えば窒化チタンのようなセラミックでコーティングされてもよい。
【0017】
図7、8を参照すると、装置100は、掌側の板102の第二面122に一時的に置かれるガイド板146も含んでおり、またこのガイド板146は、ドリルを望ましい方向で骨破片の中へ導くために、ペグ穴の軸A1、A2、A3、A4と同一方向のガイド穴148、150、152、154(図8の重なりあった断面図に図示される)を含んでいる。つまり、ガイド穴がペグ穴と共に、ドリル(図示されない)を所望のピン方向でドリル穴に正確に案内するために、軸に沿った十分な深さのドリルガイド路を形成する。掌側の板102とガイド板146は、穴あけ工程の間に掌側の板の上でガイド板を一時的に固定するために、掌側の板の第二面の複数の穴156、158のような嵌合要素(図2)と、ガイド板の嵌合面側に複数の突起160(図7)とを備えていることが好ましい。
【0018】
図2から9を参照して説明する。使用時、掌側の板102は第一面120を撓骨の掌側に接して置かれる。骨固定ねじ104(タッピンねじ、または事前にあけられた案内穴の助けで挿入されるねじ)は、撓骨に掌側の板102を固定するために、骨固定ねじ用穴124、126、128をとおって撓骨10の中に挿入される。そして骨破片16、18、20は撓骨10に整列される。次に、ガイド板146が掌側の板の第二面の上に置かれる。ペグ穴とガイド穴によって形成されたガイド路に案内されたドリルが、骨破片16、18、20(骨折の個々の位置と広がり次第であるが、ことによると撓骨と一体の部分も)の中と間に穴をあけ、次にガイド板が取り外される。次いでペグ108が、ペグ穴130、132、134、136をとおって骨破片の中にあけられた穴へ挿入され、そしてペグの頭部が掌側の板にねじ結合される。ペグ108は、傾斜したペグ穴130、132、134、136をとおって延び、撓骨のサブコンデュラボーン(subcondylar bone)の真下に位置して、適正な治癒のために骨破片を支える。その結果掌側の固定装置は骨破片を適切な位置でしっかり固定する。
【0019】
図10〜12を参照すると、掌側の板210の第二実施例が示される。この第二実施例は、第一実施例とほとんど同一であって(類似部品が100番台の符号を持っている)、第一実施例とほとんど同一の方法で使用される。板(掌側の板)210は、全長約59.7mm(約2.35in)であって、この寸法は、第一実施例における寸法より約8.9mm(約0.35in)大きい。この増加した長さは、掌側の板が四個の骨固定ねじ用穴224、226、228、229を好適に含むように、追加の骨固定ねじ用穴229を掌側の板の本体部に収容する。ねじ用穴229の中の追加骨固定ねじは、第一実施例の三個の穴よりも板の安定性を増大させる。板210は、本体部218からヘッド部216までの厚さに対してテ−パが好ましく付けられている。好ましいテーパは、近位の本体部218の厚さ約2.49mm(約0.098in)と、ヘッド部216の厚さ約1.98mm(約0.078in)とを提供する。テーパは、掌側の板の重量を軽減するように、また改善された腱隙間を提供するように、ヘッド部216の厚さを本体部に比較して減少させる。ヘッド部216の遠位端は、遠位端221への増大するテーパ(好ましくはヘッド部の法線に対して約60°)を持つ。遠位端221は、周囲の組織に対する痛みあるいは障害を防ぐために、丸みが付けられる。
【0020】
ヘッド部216は、ペグ208(図13及び14)を個々に通して支えるための四個のねじ山付きのペグ穴230、232、234、236と、ガイド板のアライメントのためのガイド穴256とを含んでいる。本発明の第二実施例の好適な態様にしたがえば、ペグ穴230、232、234、236は、直径2.54mm(0.100in)が好ましく、ヘッド部216に沿って好ましく直線的に配列され、そして隣接するペグ穴が、第一面と第二面において内側から外側の方向で次第に遠位にあるように提供される。図15を参照してさらに具体的に説明すると、本発明の第二実施例の好ましい寸法にしたがえば、ペグ穴230の中心は、線Pから約8.15mm(約0.321in)近位で、ヘッド部の外側端237から約19.05mm(約0.750in)内側に位置していて、ペグ穴232の中心は、線Pから約7.77mm(約0.306in)近位で、ヘッド部の外側端237から約14.15mm(約0.557in)内側に位置していて、ペグ穴234の中心は、線Pから約7.34mm(約0.289in)近位で、ヘッド部の外側端237から約9.25mm(約0.364in)内側に位置していて、ペグ穴236の中心は、線Pから約6.91mm(約0.272in)近位で、ヘッド部の外側端237から約4.34mm(約0.171in)内側に位置している。したがって、掌側の板の各々のペグ穴から遠位端221までの間隔は、第一実施例の場合に比較して大きく、またこの間隔は、テーパが付けられた遠位端221に関して好ましい配列を提供する。
【0021】
図15から24を参照してさらに説明すると、第一実施例の場合のように、ペグ穴は、互いに傾いた軸A1、A2、A3、A4を形成しており、そしてより好ましくは前記の軸は、二つの方向(内側/外側、及び近位/遠位)で互いに角度がついていることである。すなわち、ペグ208が一旦ペグ穴に挿入されると、ペグ208も互いに二方向で角度が付けられる。さらに詳細に説明すると、第一実施例の場合のように、ペグ穴230の第一軸A1は、ヘッド部216の第一面220に対して垂直方向に延びている(図16と21)のが好ましい。ペグ穴232の軸A2は、軸A1に対して、遠位に約1〜7°(図17)、外側に約1〜7°(図22)で好ましく角度が付けられており、さらに好ましくは、軸A1に対して遠位と外側の両方に約2.5°の角度が付けられていることである。ペグ穴234の軸A3は、軸A1に対して、遠位に約7〜13°(図18)、外側に約7〜13°(図23)で好ましく角度が付けられており、さらに好ましくは、軸A1に対して遠位と外側の両方に約10°の角度が付けられていることである。ペグ穴234の軸A4は、軸A1に対して、遠位方向に約10〜30°(図19)、外側に約10〜30°(図24)で好ましく角度が付けられており、さらに好ましくは、軸A1に対して遠位と外側の両方に約20°の角度が付けられていることである。
【0022】
図13と16〜19を参照して説明すると、各ペグ穴は、ペグ208の頭部238を収容するために、座ぐり部270、272、274、276をそれぞれ持っている。座ぐり部270、272は、以下に説明するように、ペグの頭部に応じて、各々好適な深さ約0.76mm(約0.030in)であり、またねじ山が付けられている。座ぐり部274は、好適な深さ約1.07mm(約0.042in)であり、又同様にねじ山が形成されている。座ぐり部276は好適な深さ約1.42mm(約0.056in)であり、又同様にねじ山が付けられている。座ぐり部のそれぞれの深さは、ペグ穴のそれぞれの軸に関係して、ペグ208の頭部238をより良く収容するようにされている。
【0023】
図13と14を参照して説明すると、ペグ208は、全長約22.1mm(約0.872インチ)が好ましく、各々が、ペグ穴230、232、234、236のねじ山にねじ結合できるようになっているねじ山付き頭部238を持っていて、又比較的滑らかなねじ山の無い円柱状のシャフト240を持っている。頭部238は、25.4mm(1in)に総山数44の好適なNo.5ユニファイねじ280を含んでいる。さらに、頭部238は、丸みを付けられ、またペグ穴の中への安定したねじ固定を容易にするために六角穴282を含んでいる。この構造は、ヘッド部216における掌側の板の厚さを減少させている。軸240は、約2.0mm(約0.0792in)の直径と、約19.4mm(約0.765in)の長さであることが好ましい。このような寸法は、骨が正しく治癒できるように、ペグが骨破片を適切に支えることを可能にする。また、ペグ208は、チタン合金から作られることが好ましく、そして骨の治癒に悪影響を与えない強い仕上げを提供するために“チオダイズド”(“tiodized”)であることが好ましい。
【0024】
図25では、第三実施例にしたがった掌側の固定装置300が示されている。掌側の固定装置300では各々のぺグは、各ペグ穴内の角度範囲で関節状に接合され、また前記範囲内の所望の角度で固定されることが可能である。この装置は、掌側の板を撓骨に取付けるために、骨固定ねじ(図示されないが前述された)はもとより、掌側の板302と、四本のペグ302と、四個の止めねじ310とを含んでいる。
【0025】
掌側の板310は、以下に説明するペグ穴の形状を例外として、第一と第二の実施例にほとんど同一であり、また第一実施例とほとんど同一の方法で使用される。掌側の板の中の各々のペグ穴312は、ねじ山316を持った円柱状の上部穴314と、曲率半径を有する下部318とを含んでいる。下部の面320及び/またはペグの頭部の面330は、例えば、電気的、機械的、あるいは化学的磨耗により、もしくは大きな摩擦係数を持った物質かコーティング剤を適用することにより、好ましい粗面である。各々のペグ穴の下部開口322は、円周状のベベル324を含んでいる。
【0026】
図25と26を参照すると、各々のペグ308は、頭部330と円柱状のシャフト332を含んでいる。頭部330の上部334は、ペグ穴312の下部318の半径にほとんど等しい外側半径ROと、比較的小さな内側曲率Riを有するカップ336を含んでいる。頭部330は、約160°の好ましい球体を形成する。シャフト332は、頭部330との交点における小さなテーパ336と、丸みを付けられた先端部338とを含んでいる。ペグ308の好適な製造に従えば、円柱状シャフト332は、最初に球体(図示されない)あるいは半球体(図示されない)を上端部に与えられる。もし球体が与えられたら、球体は半球体に切断される。次いで半球体は、穴を掘られてさらに160°の形状に削られる。最後に、テーパ336が交点で与えられる。
【0027】
図25、27、及び28を参照して説明する。各々の止めねじ310は、上部の六角穴340と、ペグ穴の上部穴314のねじ山316と係合する事ができるような円周状のねじ山342と、カップ336の内側半径とほぼ同一の曲率を有する先端の半球部344とを含んでいて、又ペグ穴312の半径より実質的に小さいことが好ましい。
【0028】
第三実施例にしたがえば、掌側の板が撓骨の上に置かれ、掌側の板の長円形のねじ用穴を介して穴が撓骨の中にあけられる。骨固定ねじが板を介して骨の中に挿入される。そして骨折した骨は、板の下で所望の安定した位置に整えられ、骨固定ねじが締め付けられる。次いで、ペグ穴を通して、外科医が固定用のペグのための穴を骨折部の中にあける。前述した実施例とは異なり、穴は、あらかじめ決まっている範囲内であればどの角度であけても良いが、掌側の板の頭部下面の法線ANに対して20°の範囲内の角度が好ましい。各々の穴は同じ角度あるいは相対的に異なる角度であけてもよい。各々の穴があけられた後に、ペグ308が穴に挿入される。もし必要とするなら、ペグ穴312の下端部(下部開口)322のベベル324とシャフトのテーパ336が、協働してペグを軸ANに対してより大きな角度で方向付けることができるが、これは、ペグ穴とペグシャフトとの干渉が前記ベベルとテーパにより低減されるからである。ペグ308が、ペグ穴の中で適正に配置されたならばすぐに、止めねじ310の一つがペグ穴312の上部穴314にねじ込まれる。半球部344は、ペグの頭部330と接触し、カップ336のくぼみに据えられる。止めねじ310が締め付けられたとき、粗面化されたペグの頭部は、止めねじとペグ穴の下部の粗面化された内面とによって挟まれ、このことによりペグが選択された方向に固定される。他のペグも同様に配置され、そして角度を持って固定される。
【0029】
掌側の固定装置の実施例およびコリース骨折の整列と固定の方法が、本明細書で説明され図示されてきた。本発明の詳細な実施例が説明されてきたが、本発明は、実施例に限定されることを意図されるものではなく、技術が許容するのと同じ程度に広範囲にわたることが意図されており、さらに明細書が同じように読まれることが意図されている。したがって、装置の要素の具体的な材料が開示されてきたが、他の材料も使用されてよいことが理解されるであろう。さらに、掌側の板のねじ用穴と骨固定ねじの具体的な数量が記述されてきたが、ねじ用穴とねじに他の数量が与えられることもあることが理解されるであろう。さらに、ねじ用穴数量より少ないねじが、掌側の板を撓骨へ固定するために使われることもある。又、より少ない、あるいはより多いペグ穴と骨ペグが使用されることもあり、互いに二方向で角度のついた少なくとも二本のペグが与えられることが好ましい。さらに、第一実施例では、ペグ穴が放物線に沿って並んでいるのが好適であったが、ペグ穴が他の曲線に沿って並ぶことも理解されるであろう。さらに、ヘッド部と本体部の間の具体的で好ましい角度が説明されてきたが、他の角度でも使用可能である。また、ペグ穴と線Pとの具体的な間隔が説明されてきたが、ペグ穴が、線Pとの他の間隔を与えられることも理解されるであろう。加えて、具体的で好適な内側/外側と近位/遠位のペグ穴軸角度が説明されてきたが、さらに他の角度が、本発明に従って使用されることも理解されるであろう。又、第一実施例に関しては右手用掌側の板が記述されていて、第二実施例に関しては左手用掌側の板が記述されているが、各々の実施例は、右手用左手用どちらのモデルにも、説明してきたモデルの鏡像であるような代替モデルで、形作られることもあることが認識されるであろう。加えて、ピンが角度を付けられる範囲の20°が説明されたが、ペグ穴とペグは、より大きいか又はより小さい角度範囲となるように変えられてもよい。その上さらに、六角穴が、止めねじに回転力を与えるために止めねじ上にあることが説明されたが、他の回転係合手段、例えば、プラス、マイナス、星型、矩形、あるいは他の形状、が使用されることもあることが理解されるであろう。さらに、実施例からの各々の態様は組み合わされることもある。それゆえ、当業者において本発明は、請求項の精神と範囲を逸脱することなしに修正されてもよいことが、理解されるであろう。
【0001】
本発明の背景
1.本発明の属する分野
本発明は、外科用装置に広く関係する。より詳しくは、本発明は骨固定装置、特にコリース(あるいは遠位撓骨の)骨折を固定するようにされた固定装置に関係する。
【0002】
2.技術の状況
図1にしたがって説明する。コリース骨折は、遠位の撓骨10に圧縮力が作用した結果生ずる骨折であって、またこの骨折は、遠位の骨破片12の後方への転位と、手首14における手の半径方向の偏移を生じさせる。しばしばコリース骨折は多数の骨破片16、18、20を生じることがあり、これら骨破片は動くものでありまた互いに整列されていない。もし適切な治療がなされなければ、このような骨折は手首の恒久的な変形を結果としてもたらす。それゆえ、適正に治癒させるためには前記骨破片を互いに整列して固定することが重要である。
【0003】
整列と固定は、ギプス、外部固定装置、骨間の結紮法、平板固定術といったいくつかの方法の一つで一般的に実施される。ギプスは非侵襲性であるが、多数の骨破片が存在する骨折部の整列を維持することができない場合がある。したがって、代わりに外部固定装置が使われることがある。外部固定装置は、リガメントタクシス(ligamentotaxis)として知られた方法を利用する。リガメントタクシスは、接合部に交差した散乱した力を与え、周囲の靭帯に発生した張力に基づいて骨折部を整列させる。しかしながら、外部固定装置は手首の骨の位置を維持することができるが、それでも外部固定装置は、ある種の骨折では第一に骨を正しい配列で与えることが難しい場合がある。加えて、外部固定装置は、多数の骨破片が生じている骨折には適さないことがしばしばある。骨間の結紮法は、侵襲性の手法で、ねじが様々な骨破片の中に配置され、次いでねじが、筋かいのようにワイヤで互いに縛られる。これは、難しく時間のかかる手法である。さらに、筋かいが相当に複雑でなければ、骨折部は正しく固定されないであろう。平板固定術は、骨破片に安定した固定を提供するために、一般的には骨の背面側に接した固定用金属板と、骨破片にあけられた穴の中に板から延びた一組の平行ピンとを利用する。しかしながら、現在利用できる平板装置は、所望の整列と固定を提供することができない。
【0004】
それ故、本発明の目的は、コリース骨折用の改良された固定と整列のための装置を提供することである。
【0005】
本発明の別の目的は、適正な治癒を提供するために、遠位の撓骨の骨折部における多数の骨破片を望ましく整列して固定する、掌側の固定装置を提供することである。
【0006】
本発明のもう一つの目的は、骨破片固定用の特注可能なフレーム構造物を提供するために、精密に調節可能な掌側の固定装置を提供することである。
【0007】
これらの目的に沿って、以下に詳細を説明する。掌側の固定装置は、撓骨の掌側に接して置くことを意図したT字形の板と、撓骨の非骨折部に沿ってその板を固定するための複数の骨固定ねじと、板からコリース骨折による骨破片の中に延びている複数の骨ペグ(ペグ)とを通常含んでいるものが提供される。
【0008】
板は、通常T字形の板であって、この板は、細長い本体部と、この本体部に対して角度をつけて曲げられたヘッド部と、骨に接することが意図された第一面と、第一面の反対側の第二面とを形成している。本体部は、骨固定ねじを通して伸ばすための、複数のねじ用座ぐり穴を含んでいる。ヘッド部は、ペグを通して支えるようになっている、ねじ山付きの複数のペグ穴を含んでいる。第一実施例では、ペグ穴は非直線的に好ましく配列される。第二実施例では、ペグ穴は直線的に好ましく配列される。両方の実施例において、ペグ穴は、第二面で内側から外側の方向で次第に離れてゆくように配置される。第三実施例は、第一と第二実施例に従った配列のペグ穴を持った掌側の板を好適に使用していて、ペグは、ペグ穴との関係で調節可能であって、選択可能な方向で自由に固定され得る。
【0009】
使用するときは、掌側の板は、その第一面を撓骨の掌側に接するようにして置かれ、そして骨固定ねじが、掌側の板を撓骨に固定するために、骨固定ねじ用穴に挿入される。そして骨破片は整列され、またガイド板が掌側の板の第二面に置かれる。ドリルが骨破片の中に穴をあける。
【0010】
そしてペグが、ペグ穴を通して骨の穴に挿入される。いくつかの実施形態では、ペグの頭部が掌側の板にねじ結合可能になっている。他の実施形態では、ペグはペグ穴に挿入され、そしてあけられた穴に外科医によって選定された角度で挿入され、次いで止めねじが、ペグを選定された方向で掌側の板に止めるために各々のペグに挿入される。それによって掌側の固定装置は骨破片を適正な位置で安定させて固定する。
【0011】
本発明の更なる目的と利点は、添付図面と共に詳細な記述を参照することにより、当業者において、明らかとなるであろう。
【0012】
好適な実施例の詳細な説明
図2から図4に沿って説明すると、コリース骨折における多様な骨破片を整列させ安定させる掌側の固定装置100の第一実施例は、撓骨の掌側に接して置かれることを意図した十分に硬いT字形の板102と、この板102を撓骨の非骨折部に沿って固定するための複数の好ましい骨タッピンねじ104と、板102からコリース骨折の骨破片の中に延びている複数の骨ペグ108とを含んでいる。
【0013】
図2、5及び6に沿ってより具体的に説明する。T字形の板102は、ヘッド部116と、ヘッド部に対して角度をつけて曲げられた細長い本体部118と、骨に接触することが意図された第一面120と、第一面の反対側の第二面122とを形成している。ヘッド部の第一面120は、本体部の第一面のように、平面であることが好ましい。ヘッド部と本体部は互いに角度が付いて曲げられているので、第一面は二つの平面部を好ましく形成する。ヘッド部116と本体部118との間の角度Φは約18°が好ましく、また約25.4mm(約1.00in)の半径で曲げられる(図5)。ヘッド部116の遠位端121は、内側に向かって近位側に好ましく角度が付けられており、その角度は、本体部に直角な線Pに対して、例えば5°である。ヘッド部116は、幅23.19mm(0.913in)で、基部に近い部分(すなわち、本体部との曲げ部分)から遠位端までの寸法が約17.5mm(約0.69in)が好ましく、また本体部は、幅9.53mm(0.375in)で長さ35.6mm(1.40in)が好ましい。T字形の板102の厚さは、約2.49mm(約0.098in)が好ましい。T字形の板102は、Ti−6A−4Vのようなチタン合金から作られることが好適である。
【0014】
本体部118は、骨固定ねじ104をとおして伸ばすための三個の好適な座ぐりねじ用穴124、126、128を含んでいる。第一ねじ用穴124の中心は、本体部の端から5.97mm(0.235in)にあるのが好ましく、第二ねじ用穴126の中心は、本体部の端から16.00mm(0.630in)にあるのが好ましく、第三ねじ用穴128は、ほぼ長円形(あるいはオーバル形)であって、本体部の端から前記長円形の円弧の中心までが25.91mm(1.020in)と26.67mm(1.050in)であることが好ましい。ヘッド部116は、ペグ108を各々通して支えるための4個のねじ山付きのペグ穴130、132、134、136を含んでいる。本発明の第一実施例の第一の好ましい態様にしたがえば、ペグ穴130、132、134、136は、直径2.54mm(0.100in)であることが好ましく、ヘッド部116に沿って非直線的に配列されることが好ましい。またペグ穴は、隣接するペグ穴が第二面に沿って内側から外側の方向で次第に遠位側に与えられるように提供される。さらに詳細に説明すると、本発明の第一実施例の好適な態様にしたがえば、ペグ穴は、ペグ穴130の中心が、線Pから約8.15mm(約0.321in)近位側に、ヘッド部の外側端137から約18.26mm(約0.719in)内側に位置していて、ペグ穴132の中心が、線Pから約7.52mm(約0.296in)近位側に、外側端137から約13.82mm(約0.544in)内側に位置していて、ペグ穴134の中心が、線Pから約6.35mm(約0.250in)近位側に、外側端137から約9.37mm(約0.369in)内側に位置していて、ペグ穴136の中心が、線Pから約4.85mm(約0.191in)近位側に、外側端137から約4.93mm(約0.194in)内側に位置している放物線に沿って配置されることが好ましい。
【0015】
加えて、本発明の第一実施例の第二の好適な態様にしたがえば、ペグ穴は、互いに傾いた(非平行の)軸A1、A2、A3、A4を形成しており、そしてより好ましくは相互に二方向(内側/外側の方向と、近位/遠位の方向)で角度が付けられていることで、すなわち、ペグ穴に一旦挿入されたペグも、相互に二方向で角度が付けられることである。さらに詳しく説明すると、第一ペグ穴130(この穴は、最も近位で最も内側のペグ穴である)の第一軸A1は、ヘッド部116の第一面120に対して垂直に延びているのが好適である。隣接するペグ穴132の軸A2(すなわち第二軸)は、第一軸A1に対して約1〜7°遠位と外側方向に角度が付けられているのが好ましく、さらに好ましくは第一軸A1に対して約2.5°遠位と外側方向に角度が付けられていることである。第二ペグ穴132の横に隣接するペグ穴134の軸A3(すなわち第三軸)は、第一軸A1に対して約7〜13°遠位と外側方向に角度が付けられているのが好ましく、さらに好ましくは第一軸A1に対して約10°遠位と外側方向に角度が付けられていることである。第三ペグ穴132の横に隣接するペグ穴134の軸A4(すなわち第四軸)は、第一軸A1に対して約10〜30°遠位と外側方向に角度が付けられているのが好ましく、さらに好ましくは第一軸A1に対して約20°遠位と外側方向に角度が付けられていることである。ヘッド部116の第二面は、ペグ穴130、132、134、136の遠位側で面取りされているのが好ましい。
【0016】
図3に戻ってこれを参照すると、ペグ108は、全長約22.15mm(約0.872in)であることが好ましく、各々が、ペグ穴130、132、134、136のねじ山にねじ結合できるようになったねじ山付き頭部138を持っていて、また比較的滑らかなねじ山なしの円柱状のシャフト(シャフト部)140を持っている。シャフト140は、約1.71mm(約0.0675in)の直径と約19.43mm(約0.765in)の長さであることが好ましい。このような寸法は、骨が正しく治癒できるようにペグが骨破片を適切に支えることを可能にする。また、ペグ108は、チタン合金から作られることが好ましく、そして骨の治癒に悪影響を与えないような骨との境界面を提供するために、例えば窒化チタンのようなセラミックでコーティングされてもよい。
【0017】
図7、8を参照すると、装置100は、掌側の板102の第二面122に一時的に置かれるガイド板146も含んでおり、またこのガイド板146は、ドリルを望ましい方向で骨破片の中へ導くために、ペグ穴の軸A1、A2、A3、A4と同一方向のガイド穴148、150、152、154(図8の重なりあった断面図に図示される)を含んでいる。つまり、ガイド穴がペグ穴と共に、ドリル(図示されない)を所望のピン方向でドリル穴に正確に案内するために、軸に沿った十分な深さのドリルガイド路を形成する。掌側の板102とガイド板146は、穴あけ工程の間に掌側の板の上でガイド板を一時的に固定するために、掌側の板の第二面の複数の穴156、158のような嵌合要素(図2)と、ガイド板の嵌合面側に複数の突起160(図7)とを備えていることが好ましい。
【0018】
図2から9を参照して説明する。使用時、掌側の板102は第一面120を撓骨の掌側に接して置かれる。骨固定ねじ104(タッピンねじ、または事前にあけられた案内穴の助けで挿入されるねじ)は、撓骨に掌側の板102を固定するために、骨固定ねじ用穴124、126、128をとおって撓骨10の中に挿入される。そして骨破片16、18、20は撓骨10に整列される。次に、ガイド板146が掌側の板の第二面の上に置かれる。ペグ穴とガイド穴によって形成されたガイド路に案内されたドリルが、骨破片16、18、20(骨折の個々の位置と広がり次第であるが、ことによると撓骨と一体の部分も)の中と間に穴をあけ、次にガイド板が取り外される。次いでペグ108が、ペグ穴130、132、134、136をとおって骨破片の中にあけられた穴へ挿入され、そしてペグの頭部が掌側の板にねじ結合される。ペグ108は、傾斜したペグ穴130、132、134、136をとおって延び、撓骨のサブコンデュラボーン(subcondylar bone)の真下に位置して、適正な治癒のために骨破片を支える。その結果掌側の固定装置は骨破片を適切な位置でしっかり固定する。
【0019】
図10〜12を参照すると、掌側の板210の第二実施例が示される。この第二実施例は、第一実施例とほとんど同一であって(類似部品が100番台の符号を持っている)、第一実施例とほとんど同一の方法で使用される。板(掌側の板)210は、全長約59.7mm(約2.35in)であって、この寸法は、第一実施例における寸法より約8.9mm(約0.35in)大きい。この増加した長さは、掌側の板が四個の骨固定ねじ用穴224、226、228、229を好適に含むように、追加の骨固定ねじ用穴229を掌側の板の本体部に収容する。ねじ用穴229の中の追加骨固定ねじは、第一実施例の三個の穴よりも板の安定性を増大させる。板210は、本体部218からヘッド部216までの厚さに対してテ−パが好ましく付けられている。好ましいテーパは、近位の本体部218の厚さ約2.49mm(約0.098in)と、ヘッド部216の厚さ約1.98mm(約0.078in)とを提供する。テーパは、掌側の板の重量を軽減するように、また改善された腱隙間を提供するように、ヘッド部216の厚さを本体部に比較して減少させる。ヘッド部216の遠位端は、遠位端221への増大するテーパ(好ましくはヘッド部の法線に対して約60°)を持つ。遠位端221は、周囲の組織に対する痛みあるいは障害を防ぐために、丸みが付けられる。
【0020】
ヘッド部216は、ペグ208(図13及び14)を個々に通して支えるための四個のねじ山付きのペグ穴230、232、234、236と、ガイド板のアライメントのためのガイド穴256とを含んでいる。本発明の第二実施例の好適な態様にしたがえば、ペグ穴230、232、234、236は、直径2.54mm(0.100in)が好ましく、ヘッド部216に沿って好ましく直線的に配列され、そして隣接するペグ穴が、第一面と第二面において内側から外側の方向で次第に遠位にあるように提供される。図15を参照してさらに具体的に説明すると、本発明の第二実施例の好ましい寸法にしたがえば、ペグ穴230の中心は、線Pから約8.15mm(約0.321in)近位で、ヘッド部の外側端237から約19.05mm(約0.750in)内側に位置していて、ペグ穴232の中心は、線Pから約7.77mm(約0.306in)近位で、ヘッド部の外側端237から約14.15mm(約0.557in)内側に位置していて、ペグ穴234の中心は、線Pから約7.34mm(約0.289in)近位で、ヘッド部の外側端237から約9.25mm(約0.364in)内側に位置していて、ペグ穴236の中心は、線Pから約6.91mm(約0.272in)近位で、ヘッド部の外側端237から約4.34mm(約0.171in)内側に位置している。したがって、掌側の板の各々のペグ穴から遠位端221までの間隔は、第一実施例の場合に比較して大きく、またこの間隔は、テーパが付けられた遠位端221に関して好ましい配列を提供する。
【0021】
図15から24を参照してさらに説明すると、第一実施例の場合のように、ペグ穴は、互いに傾いた軸A1、A2、A3、A4を形成しており、そしてより好ましくは前記の軸は、二つの方向(内側/外側、及び近位/遠位)で互いに角度がついていることである。すなわち、ペグ208が一旦ペグ穴に挿入されると、ペグ208も互いに二方向で角度が付けられる。さらに詳細に説明すると、第一実施例の場合のように、ペグ穴230の第一軸A1は、ヘッド部216の第一面220に対して垂直方向に延びている(図16と21)のが好ましい。ペグ穴232の軸A2は、軸A1に対して、遠位に約1〜7°(図17)、外側に約1〜7°(図22)で好ましく角度が付けられており、さらに好ましくは、軸A1に対して遠位と外側の両方に約2.5°の角度が付けられていることである。ペグ穴234の軸A3は、軸A1に対して、遠位に約7〜13°(図18)、外側に約7〜13°(図23)で好ましく角度が付けられており、さらに好ましくは、軸A1に対して遠位と外側の両方に約10°の角度が付けられていることである。ペグ穴234の軸A4は、軸A1に対して、遠位方向に約10〜30°(図19)、外側に約10〜30°(図24)で好ましく角度が付けられており、さらに好ましくは、軸A1に対して遠位と外側の両方に約20°の角度が付けられていることである。
【0022】
図13と16〜19を参照して説明すると、各ペグ穴は、ペグ208の頭部238を収容するために、座ぐり部270、272、274、276をそれぞれ持っている。座ぐり部270、272は、以下に説明するように、ペグの頭部に応じて、各々好適な深さ約0.76mm(約0.030in)であり、またねじ山が付けられている。座ぐり部274は、好適な深さ約1.07mm(約0.042in)であり、又同様にねじ山が形成されている。座ぐり部276は好適な深さ約1.42mm(約0.056in)であり、又同様にねじ山が付けられている。座ぐり部のそれぞれの深さは、ペグ穴のそれぞれの軸に関係して、ペグ208の頭部238をより良く収容するようにされている。
【0023】
図13と14を参照して説明すると、ペグ208は、全長約22.1mm(約0.872インチ)が好ましく、各々が、ペグ穴230、232、234、236のねじ山にねじ結合できるようになっているねじ山付き頭部238を持っていて、又比較的滑らかなねじ山の無い円柱状のシャフト240を持っている。頭部238は、25.4mm(1in)に総山数44の好適なNo.5ユニファイねじ280を含んでいる。さらに、頭部238は、丸みを付けられ、またペグ穴の中への安定したねじ固定を容易にするために六角穴282を含んでいる。この構造は、ヘッド部216における掌側の板の厚さを減少させている。軸240は、約2.0mm(約0.0792in)の直径と、約19.4mm(約0.765in)の長さであることが好ましい。このような寸法は、骨が正しく治癒できるように、ペグが骨破片を適切に支えることを可能にする。また、ペグ208は、チタン合金から作られることが好ましく、そして骨の治癒に悪影響を与えない強い仕上げを提供するために“チオダイズド”(“tiodized”)であることが好ましい。
【0024】
図25では、第三実施例にしたがった掌側の固定装置300が示されている。掌側の固定装置300では各々のぺグは、各ペグ穴内の角度範囲で関節状に接合され、また前記範囲内の所望の角度で固定されることが可能である。この装置は、掌側の板を撓骨に取付けるために、骨固定ねじ(図示されないが前述された)はもとより、掌側の板302と、四本のペグ302と、四個の止めねじ310とを含んでいる。
【0025】
掌側の板310は、以下に説明するペグ穴の形状を例外として、第一と第二の実施例にほとんど同一であり、また第一実施例とほとんど同一の方法で使用される。掌側の板の中の各々のペグ穴312は、ねじ山316を持った円柱状の上部穴314と、曲率半径を有する下部318とを含んでいる。下部の面320及び/またはペグの頭部の面330は、例えば、電気的、機械的、あるいは化学的磨耗により、もしくは大きな摩擦係数を持った物質かコーティング剤を適用することにより、好ましい粗面である。各々のペグ穴の下部開口322は、円周状のベベル324を含んでいる。
【0026】
図25と26を参照すると、各々のペグ308は、頭部330と円柱状のシャフト332を含んでいる。頭部330の上部334は、ペグ穴312の下部318の半径にほとんど等しい外側半径ROと、比較的小さな内側曲率Riを有するカップ336を含んでいる。頭部330は、約160°の好ましい球体を形成する。シャフト332は、頭部330との交点における小さなテーパ336と、丸みを付けられた先端部338とを含んでいる。ペグ308の好適な製造に従えば、円柱状シャフト332は、最初に球体(図示されない)あるいは半球体(図示されない)を上端部に与えられる。もし球体が与えられたら、球体は半球体に切断される。次いで半球体は、穴を掘られてさらに160°の形状に削られる。最後に、テーパ336が交点で与えられる。
【0027】
図25、27、及び28を参照して説明する。各々の止めねじ310は、上部の六角穴340と、ペグ穴の上部穴314のねじ山316と係合する事ができるような円周状のねじ山342と、カップ336の内側半径とほぼ同一の曲率を有する先端の半球部344とを含んでいて、又ペグ穴312の半径より実質的に小さいことが好ましい。
【0028】
第三実施例にしたがえば、掌側の板が撓骨の上に置かれ、掌側の板の長円形のねじ用穴を介して穴が撓骨の中にあけられる。骨固定ねじが板を介して骨の中に挿入される。そして骨折した骨は、板の下で所望の安定した位置に整えられ、骨固定ねじが締め付けられる。次いで、ペグ穴を通して、外科医が固定用のペグのための穴を骨折部の中にあける。前述した実施例とは異なり、穴は、あらかじめ決まっている範囲内であればどの角度であけても良いが、掌側の板の頭部下面の法線ANに対して20°の範囲内の角度が好ましい。各々の穴は同じ角度あるいは相対的に異なる角度であけてもよい。各々の穴があけられた後に、ペグ308が穴に挿入される。もし必要とするなら、ペグ穴312の下端部(下部開口)322のベベル324とシャフトのテーパ336が、協働してペグを軸ANに対してより大きな角度で方向付けることができるが、これは、ペグ穴とペグシャフトとの干渉が前記ベベルとテーパにより低減されるからである。ペグ308が、ペグ穴の中で適正に配置されたならばすぐに、止めねじ310の一つがペグ穴312の上部穴314にねじ込まれる。半球部344は、ペグの頭部330と接触し、カップ336のくぼみに据えられる。止めねじ310が締め付けられたとき、粗面化されたペグの頭部は、止めねじとペグ穴の下部の粗面化された内面とによって挟まれ、このことによりペグが選択された方向に固定される。他のペグも同様に配置され、そして角度を持って固定される。
【0029】
掌側の固定装置の実施例およびコリース骨折の整列と固定の方法が、本明細書で説明され図示されてきた。本発明の詳細な実施例が説明されてきたが、本発明は、実施例に限定されることを意図されるものではなく、技術が許容するのと同じ程度に広範囲にわたることが意図されており、さらに明細書が同じように読まれることが意図されている。したがって、装置の要素の具体的な材料が開示されてきたが、他の材料も使用されてよいことが理解されるであろう。さらに、掌側の板のねじ用穴と骨固定ねじの具体的な数量が記述されてきたが、ねじ用穴とねじに他の数量が与えられることもあることが理解されるであろう。さらに、ねじ用穴数量より少ないねじが、掌側の板を撓骨へ固定するために使われることもある。又、より少ない、あるいはより多いペグ穴と骨ペグが使用されることもあり、互いに二方向で角度のついた少なくとも二本のペグが与えられることが好ましい。さらに、第一実施例では、ペグ穴が放物線に沿って並んでいるのが好適であったが、ペグ穴が他の曲線に沿って並ぶことも理解されるであろう。さらに、ヘッド部と本体部の間の具体的で好ましい角度が説明されてきたが、他の角度でも使用可能である。また、ペグ穴と線Pとの具体的な間隔が説明されてきたが、ペグ穴が、線Pとの他の間隔を与えられることも理解されるであろう。加えて、具体的で好適な内側/外側と近位/遠位のペグ穴軸角度が説明されてきたが、さらに他の角度が、本発明に従って使用されることも理解されるであろう。又、第一実施例に関しては右手用掌側の板が記述されていて、第二実施例に関しては左手用掌側の板が記述されているが、各々の実施例は、右手用左手用どちらのモデルにも、説明してきたモデルの鏡像であるような代替モデルで、形作られることもあることが認識されるであろう。加えて、ピンが角度を付けられる範囲の20°が説明されたが、ペグ穴とペグは、より大きいか又はより小さい角度範囲となるように変えられてもよい。その上さらに、六角穴が、止めねじに回転力を与えるために止めねじ上にあることが説明されたが、他の回転係合手段、例えば、プラス、マイナス、星型、矩形、あるいは他の形状、が使用されることもあることが理解されるであろう。さらに、実施例からの各々の態様は組み合わされることもある。それゆえ、当業者において本発明は、請求項の精神と範囲を逸脱することなしに修正されてもよいことが、理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、コリース骨折を対象とした手の説明図である。
【図2】
図2は、本発明の第一実施例にしたがった、右手用掌側の固定装置の平面図である。
【図3】
図3は、本発明の掌側の固定装置の第一実施例にしたがった、骨ペグの側面図である。
【図4】
図4は、本発明の掌側の固定装置の骨固定ねじの側面図である。
【図5】
図5は、本発明の第一実施例にしたがった、掌側の固定装置の右手用掌側の板の側面図である。
【図6】
図6は、本発明の第一実施例にしたがった、掌側の固定装置の右手用掌側の板の前面図である。
【図7】
図7は、本発明の固定装置の第一実施例にしたがった、右手用掌側の板とガイド板の分解側面図である。
【図8】
図8は、本発明にしたがって、ドリルのガイド通路を提供するために右手用掌側の板の上に配置されたガイド板の側面図である。
【図9】
図9は、コリース骨折に整列と安定を提供した掌側の固定装置の第一実施例の説明図である。
【図10】
図10は、本発明の第二実施例にしたがった、左手用掌側の固定装置の平面図である。
【図11】
図11は、本発明の第二実施例にしたがった、左手用掌側の固定装置の外側の側面図である。
【図12】
図12は、本発明の第二実施例にしたがった、左手用掌側の固定装置の下面図である。
【図13】
図13は、本発明の掌側の固定装置の第二実施例にしたがった、骨ペグの拡大側面図である。
【図14】
図14は、図13の骨ペグの上端図である。
【図15】
図15は、本発明の掌側の固定装置の第二実施例にしたがった、左手用掌側の板のヘッド部の第一部分平面図である。
【図16】
図16は、図15における直線16−16で切断した断面図である。
【図17】
図17は、図15における直線17−17で切断した断面図である。
【図18】
図18は、図15における直線18−18で切断した断面図である。
【図19】
図19は、図15における直線19−19で切断した断面図である。
【図20】
図20は、本発明の掌側の固定装置の第二実施例にしたがった、左手用掌側の板のヘッド部の第二部分平面図である。
【図21】
図21は、図20における直線21−21で切断した断面図である。
【図22】
図22は、図20における直線22−22で切断した断面図である。
【図23】
図23は、図20における直線23−23で切断した断面図である。
【図24】
図24は、図20における直線24−24で切断した断面図である。
【図25】
図25は、本発明の掌側の固定装置の第三実施例の遠位端部を部分的に切断した縦断面図である。
【図26】
図26は、本発明の第三実施例にしたがった、骨ペグの上斜視図である。
【図27】
図27は、本発明の第三実施例にしたがった、止めねじの上斜視図および下斜視図である。
【図28】
図28は、本発明の第三実施例にしたがった、止めねじの上斜視図および下斜視図である。
【図1】
図1は、コリース骨折を対象とした手の説明図である。
【図2】
図2は、本発明の第一実施例にしたがった、右手用掌側の固定装置の平面図である。
【図3】
図3は、本発明の掌側の固定装置の第一実施例にしたがった、骨ペグの側面図である。
【図4】
図4は、本発明の掌側の固定装置の骨固定ねじの側面図である。
【図5】
図5は、本発明の第一実施例にしたがった、掌側の固定装置の右手用掌側の板の側面図である。
【図6】
図6は、本発明の第一実施例にしたがった、掌側の固定装置の右手用掌側の板の前面図である。
【図7】
図7は、本発明の固定装置の第一実施例にしたがった、右手用掌側の板とガイド板の分解側面図である。
【図8】
図8は、本発明にしたがって、ドリルのガイド通路を提供するために右手用掌側の板の上に配置されたガイド板の側面図である。
【図9】
図9は、コリース骨折に整列と安定を提供した掌側の固定装置の第一実施例の説明図である。
【図10】
図10は、本発明の第二実施例にしたがった、左手用掌側の固定装置の平面図である。
【図11】
図11は、本発明の第二実施例にしたがった、左手用掌側の固定装置の外側の側面図である。
【図12】
図12は、本発明の第二実施例にしたがった、左手用掌側の固定装置の下面図である。
【図13】
図13は、本発明の掌側の固定装置の第二実施例にしたがった、骨ペグの拡大側面図である。
【図14】
図14は、図13の骨ペグの上端図である。
【図15】
図15は、本発明の掌側の固定装置の第二実施例にしたがった、左手用掌側の板のヘッド部の第一部分平面図である。
【図16】
図16は、図15における直線16−16で切断した断面図である。
【図17】
図17は、図15における直線17−17で切断した断面図である。
【図18】
図18は、図15における直線18−18で切断した断面図である。
【図19】
図19は、図15における直線19−19で切断した断面図である。
【図20】
図20は、本発明の掌側の固定装置の第二実施例にしたがった、左手用掌側の板のヘッド部の第二部分平面図である。
【図21】
図21は、図20における直線21−21で切断した断面図である。
【図22】
図22は、図20における直線22−22で切断した断面図である。
【図23】
図23は、図20における直線23−23で切断した断面図である。
【図24】
図24は、図20における直線24−24で切断した断面図である。
【図25】
図25は、本発明の掌側の固定装置の第三実施例の遠位端部を部分的に切断した縦断面図である。
【図26】
図26は、本発明の第三実施例にしたがった、骨ペグの上斜視図である。
【図27】
図27は、本発明の第三実施例にしたがった、止めねじの上斜視図および下斜視図である。
【図28】
図28は、本発明の第三実施例にしたがった、止めねじの上斜視図および下斜視図である。
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