JP2003526475A

JP2003526475A - 夜間照明灯空気清浄装置

Info

Publication number: JP2003526475A
Application number: JP2001566716A
Authority: JP
Inventors: ジャワースキ、トーマス; ナカガキ、タダヒコ; ミロ、マイケル、トーマス; キ、コン、ワイ; ホイ、パトリック、イェオ、スオク
Original assignee: エス．シー．ジョンソンアンドサン、インコーポレイテッド
Priority date: 2000-03-10
Filing date: 2001-03-09
Publication date: 2003-09-09
Also published as: AU2001243552B2; US6478440B1; NZ521319A; MXPA02008844A; CN1220526C; CA2402868A1; WO2001068154A1; CA2402868C; CN1426313A; TW512065B; AU4355201A; KR20030001377A

Abstract

(57)【要約】プラグ貫通能力だけでなく、夜間照明灯を備えた空気清浄剤放散装置が開示される。この放散装置は芳香剤及び空気清浄剤などの活性物質用のプラグイン拡散装置であり、電気コンセントが無駄になるという消費者にとっての問題を、他のプラグを挿入可能な差込口を提供することによって解決する。この放散装置は、放散される物質の取換え可能なカートリッジを利用すると共に、消費者が希望すれば夜間照明灯を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（発明の分野）本発明は、一般に、気化性物質の放散装置に関する。より詳細には、本発明は
、密閉された環境で空気清浄、昆虫防除、またはその他の目的のために気体（ベ
ーパ）の形態で芳香剤、空気清浄剤、またはその他の物質を放散するための装置
の改良に関する。ここに開示した改良形態は、広義には一般に芳香剤加熱装置も
しくはプラグイン（コンセント差し込み型）拡散装置と称されるタイプの電気的
なプラグイン空気清浄装置または昆虫防除装置に関し、特に、プラグ貫通型差込
口と小型電気ランプの両方をさらに備える装置に関する。

【０００２】（発明の背景）家庭及び閉じられた公共建物で、臭気を遮断したり分解することによって空気
中の悪臭に效果的に対処する必要性は、昆虫を殺したり防除するための昆虫防除
物質の放出と同様に十分定着している。このような目的のために、様々な種類の
気体（ベーパ）放散装置が採用されてきた。そのような放散装置の中で最も一般
的な放散装置は、空気清浄剤組成物の微細な液滴を空気中に放散するエアゾール
容器である。別の一般的なタイプの放散装置は、乾燥して収縮すると気化した組
成物を大気中に放出するゼラチン状の物質を収容もしくは支持する皿である。ま
た、脱臭剤入りブロックのような他の製品も、空気処理気体を蒸発によって大気
中に放散するのに用いられる。別のグループの気体放散装置は、気化性組成物で
含浸またはコーティングされたボール紙、多孔性プラスチックもしくはセラミッ
クのような担体材料を利用する。

【０００３】最近開発された数多くの製品は、密閉体の中に液体またはゲル状の空気処理組
成物を含み、この密閉体の一部または全部は、空気処理組成物がその外面に移動
すると共にそこから気体として放出され得るポリマーフィルムで形成されている
。このようなタイプの透過性ポリマー膜が用いられると、空気処理気体の放散が
制御されると共に、製品の全使用期間にわたり放出速度に大きな変動が生じなく
なる傾向がある。

【０００４】揮発性液体、たとえば芳香剤、脱臭剤、殺菌剤、または殺虫剤活性剤を大気中
に放出するための芯装置もよく知られている。一般的な芯装置は、揮発性液体を
液体貯蔵器から放出するために芯および発散部分を組み合わせたものを利用する
。一般的な芯装置は、米国特許第１,９９４,９３２号、第２,５９７,１９５号、
第２,８０２,６９５号、第２,８０４,２９１号、第３,５５０,８５３号、第４,
２８６,７５４号、第４,４１３,７７９号、第４,４５４,９８７号、第４,９１３
,３５０号、及び第５,０００,３８３号に開示されており、本書にその全体を参
照として導入する。

【０００５】本発明と関連して特に関心を持たれる特許は、芯作用が熱源により促進される
芯型放散装置である。このタイプの芯装置は、米国特許第３,２８８,５５６号、
第３,４３１,３９３号、第３,４８２,９２９号、第３,６３３,８８１号、４,０
２０,３２１号、第４,９６８,４８７号、第５,０３８,３９４号、第５,２９０,
５４６号、及び第５,３６４,０２７号に開示されており、本書にその全体を参照
として導入する。

【０００６】さらに、米国特許第４,８４９,６０６号、及び第５,９３７,１４０号に開示さ
れている、一般にプラグイン拡散装置と称されるタイプの放散装置がある。米国
特許第４,８４９,６０６号及び第５,９３７,１４０号は、ウィスコンシン州ラシ
ーン（Ｒａｃｉｎｅ）所在のエス・シー・ジョンソン・アンド・サン（Ｓ．Ｃ．Ｊｏ
ｈｎｓｏｎ＆Ｓｏｎ．Ｉｎｃ．）社に譲渡され、両特許とも本書にその全体を
参照として導入するものとする。これらの参照文献の中で、米国特許第５,９３
７,１４０号が、プラグ貫通能力を有する芳香剤加熱装置を開示している点に注
目されたい。本発明は、この参照文献の発明に対する改良形態を構成し、一つの
ユニットに一体型夜間照明灯の特徴と新規な電気回路を加えることにより、より
簡便かつ安価な組立体を提供するものである。

【０００７】上述の特許に加えて、ルシー（Ｌｕｔｈｙ）は米国特許第４,８３７,４２１号
で、固体ポリアミド樹脂体から芳香剤を放出する芳香剤放散装置を開示する。こ
の放散装置はハウジングを有し、ハウジングは、樹脂近くに配設された少なくと
も１つの開口を有する。このハウジング内には高温を維持するための加熱抵抗体
が設けられている。また、ハウジング内には伝熱性の金属加熱板が加熱抵抗体と
伝熱関係で配設されており、この加熱板は芳香剤を含有した樹脂体を少なくとも
部分的に囲みながら接触するように構成されている。

【０００８】ワン（Ｗａｎｇ）は米国特許第５,５５６,１９２号で、光学的に制御される夜
間ランプを備えた芳香装置を開示する。この芳香装置は、伝熱性耐火プラスチッ
ク材料でくるまれた伝熱体を備え、発熱によって固体芳香剤を気化させて芳香ガ
スを均一に放散させる。この夜間ランプは、芳香装置内に配設され、周辺照度に
応じてランプを点灯及び消灯する感光性素子によって制御する。この芳香装置は
、同一な一組の銅板およびこれらの銅板の間に溶接されて回路を形成する伝熱体
から成る電源プラグによって電力の供給を受ける。

【０００９】スペクター（Ｓｐｅｃｔｏｒ）は米国特許第４,５４９,２５０号で夜間ランプ
組立体を教示し、この夜間ランプ組立体の場合、組立体の正面に置かれた着脱自
在な透明なスライドを低電力消費電球が照らす。スライドの後面は揮発性コーテ
ィング物質でコーティングもしくは含浸されており、スライドがランプにより加
熱されるにつれて芳香を発生する。

【００１０】夜間照明灯を電気的な気化装置に組合わせたものは、その他、ディール（Ｄｉ
ｅｈｌ）の米国特許第２,９４２,０９０号と、エルスナー（Ｅｌｓｎｅｒ）の米
国特許第３,７８０,２６０号と、コステーロ（Ｃｏｓｔｅｌｌｏ）の第４,０８
４,０７９号にも開示されている。しかし、これらの参照文献の場合、本発明の
便宜性及び経済性を提供できない。

【００１１】上述のように、空気清浄剤、脱臭剤、及び昆虫防除物質等の物質を放散させる
ための電気的加熱装置を提供することは、既知である。そのような装置は、放散
される液体の液体貯蔵器と、液体を加熱してさらに迅速に気化させるための電気
ヒーターと、この装置を電力用電気コンセントに差し込むための電気プラグとを
含むことが多い。しかし、垂直方向に配設された二つのコンセントの下の方のコ
ンセントにその装置を挿入する場合、消費者が上の方のコンセントを、夜間照明
灯などの他のプラグイン装置、または家電製品用電気コード用に使う可能性があ
ることも知られている。しかし、上述のような放散装置の製造に用いられる芳香
油の多くは、その低コスト性及び成形性ゆえに夜間照明灯組立体によく用いられ
るスチレン等のプラスチックを溶解するあるいはそうしたプラスチックと反応す
る溶媒を含むことが知られており、よって、夜間照明灯等の装置が、加熱され放
出された液体物質のベーパあるいはヒュームにより損傷あるいは劣化し、通電中
の電気的部品が露出する可能性がある。その上、上述のような従来の放散装置を
使用した結果、台所や浴室カウンターのように一つでも余分にコンセントがあっ
た方がありがたい場所で、使える電気コンセントがなくなったり無駄になったり
することがよくある。これは、放散装置が、垂直に配向された壁コンセント差込
口を完全に覆ってしまい、よって、二つのコンセントのうちの一つを使うと二つ
目が隠れてしまうような寸法の場合、特に問題になる。

【００１２】（発明の要約）本発明は、プラグイン拡散装置または芳香剤加熱装置の構造体に夜間照明灯と
プラグ貫通差込口の両方を直接組み込むことによって、これらの従来技術の短所
を克服したものであり、前記拡散装置は垂直に配向された壁コンセントの上部コ
ンセントの中に差し込めば、下部コンセントの使用を妨げないサイズになってい
る。したがって、このユニットは壁のコンセントに対するプラグ貫通型接続をも
たらすので、消費者は、この拡散装置をプラグに差し込むために電気コンセント
が使用できないということがなくなる。また、本発明はユニットの放散可能組立
体に直接低コストのランプを組込むので、消費者は同時に夜間照明灯を得ること
になる。よって、本発明によれば、家電製品、テーブルランプなどのプラグを差
し込むための二重型コンセントの二つの差込口を両方とも使用できるプラグ貫通
型の特徴がもたらされるので、消費者は、電気コンセントの使用を一つも犠牲に
せずに、比較的低コストで空気清浄装置もしくは拡散装置と、夜間照明灯の両方
を得ることになる。

【００１３】本発明の一つの特徴において、夜間照明灯と電気的気化装置の組み合わせが、
プラグ貫通型特徴（この特徴により、さらにもう一つのプラグを挿入することが
可能になる）という更なる利点と共に提供される。本発明の夜間照明灯特徴は、
周囲照度に応じて回路が自動的に点灯及び消灯する回路を（所望であれば）備え
てもよい組込み型低電力電球を含む。電気的気化装置は、加熱により拡散される
物質と共にプラグイン拡散装置を備え、この加熱により拡散される物質は電気抵
抗ヒーターにより加熱される容器内に保持される。本発明の別の特徴は、外部の
プラグを挿入できるコネクタソケットの存在であり、このコネクターの先端は壁
コンセントまたはソケット内への挿入のために存在する。したがって、このコネ
クターは外部の装置を壁コンセント回路に電気的に接続可能な電気的ブリッジを
もたらす。そのようなコネクターは第１及び第２の電気組立体を含んでよい。第
１及び第２の電気組立体は、雄形端子とこの雄形端子に電気的に接続される雌形
端子を含むと共に、加熱により拡散される物質の容器に熱を供給するように配設
された二重の伝熱板の間に位置されたヒーター（加熱）要素を含む。

【００１４】本発明の一実施の形態は、取替え不可能な夜間照明灯電球の寿命により決定
され且つ製品に表示される所定の常用寿命を有すると共に、低コスト、廃棄可能
および再補充可能な空気清浄装置を含む。この方式において、消費者は、内容物
を完全に使い切ったとき、装置の機能を変えるとき、あるいは特定の芳香を欲す
る等の美的な理由により、空気清浄剤容器を取り換えることができる。この実施
の形態において、消費者は空気清浄剤の要素または容器を殺虫剤の要素または容
器と取り換えてよく、また所望であれば、加熱された容器からの拡散あるいは蒸
発に適した任意の活性物質と取り換えて、そのような活性物質を蒸発もしくは拡
散させてもよい。本発明のプラグイン拡散装置の受容チャンバ内に配設された容
器に入れる上で適切な活性物質には、芳香剤、空気清浄剤、脱臭剤、臭気除去剤
、臭気中和剤、殺虫剤、防虫剤、ハーブ物質、薬用物質、殺菌剤、消毒剤、気分
転換剤、芳香療法組成物、及びそれらの混合物から成る群から選択された揮発性
活性物質が含まれる。さらに、消費者が希望するなら、夜間照明灯の電球の寿命
が尽きて夜間照明灯の特徴は失われているが、そのプラグ貫通型特徴部は失われ
ていない拡散装置として使い続けることも可能である。

【００１５】本発明の好適な実施の形態では、ポリプロピレンのような適切な材料から成る
ハウジング、金属酸化物抵抗のような電気抵抗ヒーター、夜間照明灯及びプラグ
貫通型電気回路を含む活性物質のサーマル拡散装置が提供される。

【００１６】したがって、本発明は加熱によって拡散される物質と共に使用されるプラグイ
ン拡散装置を含む。この拡散装置は、外部ハウジングと、前記ハウジングの後方
から外側に延びる雄形電気プラグと、前記ハウジングの前方に位置すると共に前
記雄形電気プラグと電気的に直接接触してプラグ貫通能力をもたらす雌形電気差
込口と、活性物質容器を受容するために前記外部ハウジングに形成され、前記ハ
ウジングのフロントカバーと前記ハウジング内の内壁との間に位置する開口と、
平行な導電性金属伝熱板によって前記雄形電気フラグの端子の間に電気的に接続
された電気抵抗ヒーターであって、前記平行な導電性金属伝熱板が前記雄形電気
プラグ端子から前記ハウジング内の該平行な金属板の間に電気的に接続された夜
間照明灯回路基板まで延びると共に、前記金属伝熱板が前記ハウジングの前記内
壁と伝熱接触している電気抵抗ヒーターと、前記夜間照明灯回路基板に電気的に
接続される電気ランプであって、該電気ランプの上に夜間照明灯レンズを有する
と共に前記ハウジングに接続された電気ランプと、を含む。

【００１７】さらに、本発明は、前記ハウジングが成形可能なプラスチックであり、前記活
性物質容器が気体透過性のプラスチックカバーを有するトレー型レセプタクルを
含み、前記活性物質が芳香剤、空気清浄剤、脱臭剤、臭気除去剤、臭気中和剤、
殺虫剤、防虫剤、ハーブ物質、医療物質、殺菌剤、消毒剤、気分転換剤、芳香療
法組成物、及びそれらの混合物から成る群から選択され、前記夜間照明灯回路基
板がオン/オフスイッチまたは所望によりセンサー制御機能を備えた自動オン/オ
フ回路を含み、前記夜間照明灯電球が取り替え不可能である、プラグイン拡散装
置を含む。

【００１８】また、本発明は、活性物質を電気的に加熱する放散装置を含む。この放散装置
は、夜間照明灯とプラグ貫通型電気回路を含む。ここで、前記活性物質の容器は
、芳香剤、空気清浄剤、脱臭剤、臭気除去剤、臭気中和剤、殺虫剤、防虫剤、ハ
ーブ物質、薬用物質、殺菌剤、消毒剤、気分転換剤、芳香療法組成物、及びそれ
らの混合物から成る群から選択された活性物質の上に気体透過性カバーを有する
プラスチックトレーを含み、前記ヒーターは金属酸化物抵抗体を含み、前記夜間
照明灯用回路は前記夜間照明灯の自動制御手段を含む。

【００１９】本発明の上述のまたは他の実施の形態と長所は、以下の説明から明らかであろ
う。以下の説明は、好適な実施の形態の説明にすぎない。したがって、本発明の
完全な範囲を理解するためには、特許請求範囲を考慮する必要がある。

【００２０】（発明の詳細な説明）図１はサーマル拡散装置１の正面図で、本発明の装飾的な特徴ならびに機能的
な特徴を示す。この放散装置すなわちサーマル拡散装置１のハウジングすなわち
外側面１１は、成形可能なプラスチック材料または硬質合成ゴム組成物のような
適切な材料であれば、いかなる材料で構成されてもよい。コストの低さ及び製造
の容易性により、好適な材料にはポリプロピレン、ナイロンなどが含まれる。ハ
ウジング１１は拡散装置の外殻を構成する。ハウジング１１は、消費者がうっか
りこれを破損したり、内部に収容されている電気回路に触ったりしないように、
組み立て時に互いにぴったりクリップされるか、あるいはフィットする（恒久的
にクリップされるか、フィットするのが好ましい）多数のサブ・アセンブリ部品
で構成される。このようなサブ・アセンブリを公知の接着剤により互いに接合し
てもよいが、容易に分解しないほど隙のない公差で互いにはめ合わせてもよい。
好適な実施の形態において、ハウジング組立体は超音波で互いに溶接され、ラン
プの蓋またはレンズはスナップ式で取り付けられる。図２〜７により詳細に示さ
れているこれらのサブ・アセンブリは、フロントカバー２、夜間照明灯カバーま
たはレンズ１５、プラグデッキ組立体１０（図１には図示されず）、及びメイン
ハウジング組立体２０を含む。サーマル拡散装置の外部は、フロントカバーの外
部部分、メインハウジング組立体、プラグデッキ、及び夜間照明灯レンズからな
っていることが理解されるであろう。

【００２１】図１において、夜間照明灯レンズ１５はサーマル拡散装置の最上部の要素とし
て示されている。コストを下げ且つ組立てを容易にするために、夜間照明灯レン
ズは透明なポリプロピレン、ポリカーボネート、スチレン、ナイロンのような成
形プラスチックであることが好ましく、ナイロンが特に好ましい。夜間照明灯レ
ンズ１５は、接合時に図７に示すようにメインハウジング組立体２０、及びプラ
グデッキ組立体１０の最上部にぴったりフィットするように成形されると共に、
メインハウジング組立体２０、及びプラグデッキ組立体１０のクリップ手段（図
示されず）に対応しこれを受容するクリップ差込口を内部に有する。メインハウ
ジング組立体２０、及びプラグデッキ組立体１０を接合するための他の手段も、
当業者であればもちろん自明であろう。夜間照明灯レンズは透明なプラスチック
成形体であるのが好ましいが、半透明であっても、着色されていても、さらに/
あるいは装飾を施されてもよい。このレンズはいかなる所望の形状を取ってもよ
く、所望であれば装飾的な形態にしてもよい。また、図面には夜間照明灯が頂部
にある構成が示されているが、使用する電気コンセントによっては、底部または
側面に夜間照明灯が位置するように放散装置を構成してもよい。

【００２２】図１はフロントカバー２の外部正面図をさらに示している。フロントカバー２
の内部には、気化された活性物質を大気中に拡散させるための空気拡散放出口５
が形成されている。フロントカバー頂部のスロットを構成するこのような空気放
散出口により、煙突効果がもたらされ、空気が活性物質カートリッジの前方を横
切って流動する。空気放散出口は、前面組立体にその成形時に形成されてよい。
また、空気放散出口は、活性物質が大気中へ拡散する経路をもたらす。カバーの
前方に示されている拡散空気取入口４は、拡散装置を通過する空気流の取入口を
提供する。こうした拡散空気取入口はその性質からも装飾的であることが好まし
く、前面組立体にその成形時に形成される。

【００２３】また、たとえば特に適合した活性物質カートリッジもしくは容器（図示せず）
を収納するためのスロット６である開口が、フロントカバーの側面に設けられる
。このスロット内には、カートリッジ挿入の際にカートリッジの突出部または陥
没部に係合し、カートリッジをスロット内の定位置に保持するレール１８が設け
られる。カートリッジがスロット６内に挿入されると、電気プラグ１２を介して
拡散装置は電気コンセントに差し込まれる。プラグが差し込まれると、加熱ユニ
ットは活性物質カートリッジを加熱し、たとえば芳香剤を大気中に放出する。芳
香剤カートリッジを使い切ったら、このカートリッジを取外し、取り換えてよい
。本発明はこのような特別に構成された再充填カートリッジの使用に限定されな
いことに注目されたい。本発明の拡散装置それ自体を、加熱及び拡散される芳香
剤または防虫剤のような適切な活性物質を収容する容器として構成してもよい。
または、別個に用意された容器が取付けられるポートを提供することもできる。
本発明のための好ましい容器は、活性物質の上のプラスチックラミネートを有す
るトレー状のカートリッジ容器を含む。このラミネートは、活性物質の液体形態
および気体形態のいずれに対しても不透過性を有する分離可能な外層と、液体形
態の活性物質に対しては不透過性を有するが、気体形態の活性物質に対しては透
過性を有する内層を備える。外層を分離すると、前記活性物質は残存する層を介
して拡散し、大気に放出される。前記容器の典型的なものは、ウィスコンシン州
のラシーン所在のエス・シー・ジョンソン・アンド・サン社がＧＬＡＤＥという登録
商標で販売している再充填ユニット等である。そのようなカートリッジは、本書
にその全体を参照として導入する米国特許第４,８４９,６０６号に例示されてい
る。

【００２４】また、図１に示すように、メインハウジング組立体２０の外部前方面の拡散装
置下部には、外部プラグが挿入できる電気プラグ差込口３が示されている。この
差込口の後方にある電気的構成要素が、図２〜図５により一層詳細に示されてい
る。その他、本発明の夜間照明灯要素に自動作動のための周辺光センサーを備え
る場合は、センサーが夜間照明灯によって著しく明るく照らされることがなく偶
発的な破損からも保護される位置である、センサーグリル２９の後方にセンサー
を位置することが好ましい。本発明の放散装置の夜間照明灯は、もちろん従来の
オン/オフスイッチにより制御できるが、光センサー装置を含む自動回路により
制御されることが好ましい。図１には二つのセンサーグリルが左右対称に示され
ているが、製造の容易性及び経済性の点からは、左右どちらか一組のグリルのみ
ハウジングを完全に貫通カットして形成し、他組のグリルはただ装飾的にするこ
とが好ましい。図１にはセンサーグリルが左側に位置するものとして例示したが
、同様に構成された装飾パターンを反対側に備えている限り、ハウジングのどち
ら側にあってもよい。

【００２５】図２は、図１のサーマル拡散装置１を線２-２に沿って切ったときの側断面図
である。図２には、夜間照明灯レンズ１５と、フロントカバー組立体２と、メイ
ンハウジング組立体２０と、プラグデッキ組立体１０が示されており、これらの
組立体の外面がハウジング１１を構成する。図２には、また、ランプすなわち夜
間照明灯電球７が示されていて、夜間照明灯電球７は、夜間照明灯回路基板２１
の上かつ夜間照明灯レンズの下に装着される。また、側面プロファイルには、活
性物質容器を収納する開口すなわちスロット６と位置決めレール１８とが示され
ている。拡散装置の内側には加熱要素８が示され、一方、ハウジングの外側には
位置決め壁スペーサ１４が示されている。このスペーサは、拡散装置がプラグ１
２により壁コンセントに差し込まれた場合に拡散装置を安定化させる機能を有す
る。

【００２６】図３にはサーマル拡散装置１、外側面すなわちハウジング１１、及び夜間照明
灯レンズ１５の側面図が示されている。また、サーマル拡散装置のプラグ１２と
、プラグデッキ組立体１０の後方に延びる壁スペーサ１４が示されている。活性
物質カートリッジを受容するための開口６が開口端すなわち受容端に示されると
共に、この開口内に位置決めレール１８が示されている。

【００２７】図４は図３の拡散装置を線４-４に沿って切ったときの断面図であり、拡散装
置の後方から前方に向けて見たときの拡散装置１の内部を示す。この図には、照
明灯レンズ１５の内側面とメインハウジング組立体２０の後部が示されている。
メインハウジング組立体の後部には、加熱要素８と伝熱接触した関係で伝熱板９
が取り付けられ、伝熱板９はクリップ２４により正しい位置に保持されている。
この伝熱板は雄形プラグ１２（図示せず）の端子と電気的に接触していて、銅の
ような導電性を有する材料で製造され、加熱要素８、たとえばコイル抵抗ヒータ
ーまたは金属酸化物抵抗ヒーターに電力を伝達する。ＰＴＣ（正の温度係数）ヒ
ーター、印刷インキ回路またはエッチされたフォイルのような他の小型加熱ユニ
ットを使用してもよい。メインハウジング組立体の壁が活性物質カートリッジを
受容するスロットの後壁を形成するので、前記伝熱板は活性物質に熱を伝達する
役割を果たし、これにより活性物質の拡散速度を高める。また、適切な回路基板
材料で製造される夜間照明灯回路基板が、伝熱板と電気的に接触する。この夜間
照明灯回路基板は、取付手段であり、また夜間照明灯ならびに必要に応じて設け
られる照度センサーおよびその回路に電気を供給するための回路である。また、
図４には、伝熱板を位置決めし、保持するための保持クリップ１７が示されてい
る。また、差込口３の内部の電気的構造（雌形組立体）が符号１３で示されてい
る。

【００２８】図５には、プラグデッキ組立体が示されている。図５において、サーマル拡散
装置のプラグユニット１２は、プラグ端子位置決め要素１９を介してプラグデッ
キ組立体１０内に挿入される前の「引き出された」位置で示されている。プラグ
の各先端の内側端部に、外部プラグを外側差込口３を介して受容するための雌形
組立体すなわちプラグ受けがある。このような方式で、本発明のサーマル拡散装
置は消費者にプラグ貫通型差込口を提供する。また、図５には、拡散装置のヒー
ター要素と係合する各種の位置決め及び保持用突出部、クリップまたはリブ１７
が示されている。このヒーター要素は、一般にメインハウジング組立体２０の内
面に設けられると共に、前記各種のリブにより支持及び整合される。前記リブは
本技術分野で周知の手順によって、プラグデッキ組立体の構造内に直接成形され
てよい。図１と図２に示すように、前記プラグデッキ組立体の縁部の外側表面は
、前記拡散装置の外側表面すなわちハウジング１１の一部を形成する。

【００２９】図６は、メインハウジング組立体の内面と、それに取付けられる各種の電気的
構成要素を示す。前記メインハウジング組立体２０の外部表面上には、活性物質
カートリッジを受容するスロット６と、このスロット内の位置決めレール１８が
示されている。図６には示されていないが、メインハウジング組立体は、フロン
トカバー組立体２と共に、活性物質カートリッジが載置できるスロットを形成す
る。正しい位置にあるとき、このカートリッジはメインハウジング組立体の前方
表面の前面に非常に近接して位置する。前記前方表面の背面で発生した熱が前面
に伝達されると、前記前方表面はカートリッジ内の活性物質を気化させるべく機
能する。保持クリップ１７によって、伝熱板９は前記メインハウジング組立体の
前方表面の背面に接続される。これらの伝熱板（銅、真ちゅう、または青銅など
の導電性および伝熱性を共に有する物質から成ることが好ましい）は、加熱要素
８からの熱を伝えると共に、加熱要素８に電気を伝える役割を果たす。これらの
伝熱板はばね接点２６を備えており、ここには図示しなかったが、前記プラグが
電気コンセントに差し込まれるとき、このばね接点によってプラグ１２の先端の
内側部との電気的接触がなされる。電気は、コンセントからプラグ１２を介して
伝熱板９のばね接点２６に伝えられる。導電性を有する伝熱板９は、また、加熱
要素クリップ２４に電気を伝える電気バスとしての役割を果たし、これにより加
熱要素を活性化させる。加熱要素は、低コスト性、信頼性、及び製造時の包装の
簡便性の点で好ましいＰＴＣヒーター、巻線型抵抗体、カプセル入り巻線型抵抗
体、エッチングされたフォイル、または金属酸化物抵抗体などの要素から選択で
きる。抵抗ヒーターは直ちに放熱を開始して、この熱はメインハウジング要素の
壁内面に伝達されて、伝導により伝熱板に伝えられる。伝熱板はメインハウジン
グ要素の壁内面と直接接触しているので、メインハウジング要素の壁の反対側に
非常に近接している活性物質カートリッジへの熱伝導効率を大きく増加させる。
同時に、伝熱板はその端部にあるばね接点要素２７を介して夜間照明灯回路基板
２１に電気を伝達する。前記接点要素は、前記夜間照明灯回路基板の表面の導電
性回路に接触するように構成され、これにより、前記回路基板に電気的に接続さ
れているランプ７と照度センサー２２のいずれにも電力が供給される。また、図
６にはランプ支持体２３が示されている。ランプ支持体２３は、夜間照明灯回路
基板２１上に夜間照明灯電球７を支持すると共に、前記メインハウジング組立体
の表面で対応する形状の開口２５と協同的に係合して、夜間照明灯電球の位置決
めを助ける。

【００３０】図７は、プラグイン拡散装置の後方（壁側）から見た本発明の全ての要素の相
対的な配列状態を示す。プラグデッキ組立体１０、メインハウジング組立体２０
、フロントカバー組立体３及び夜間照明灯レンズ１５が示されている。プラグデ
ッキ組立体の一部として、電力プラグ１２、壁スペーサ１４、及び保持クリップ
１７（夜間照明灯レンズ１５の対応する位置に設けられたクリップレセプタクル
１６と係合する）が示されている。同様の保持クリップ１７が、夜間照明灯レン
ズの対応するレセプタクルと係合すべくメインハウジング組立体２０の頂部面に
存在する。

【００３１】本発明の複数の電気的構成要素が、メインハウジング組立体と関連して示され
ている。これら複数の電気的構成要素は、メインハウジング組立体の一部である
ことが好ましい。加熱要素８は、伝熱板９と電気的かつ熱伝導的に接触する加熱
要素クリップ２４により正しい位置に保持されている。伝熱板９は、本発明の複
数の諸要素に電力を伝えるための電気的バスバーとしての役割も果たす。電力は
、プラグ１２の端子すなわち先端部を介してプラグイン拡散装置に導入される。す
なわち、プラグ１２の先端部はメインハウジング組立体内に延びて伝熱板の突出
部２６と接触しているので、電力は伝熱板を介して接点要素２７に至り、この接
点要素２７によって電流が夜間照明灯回路基板２１に伝導される。この回路基板
は、夜間照明灯電球７および図示しない照度センサーに電力を供給する上で必要
な電気接点及び回路（図示されず）を含む。この照明灯（ランプ）はランプ支持
体２３によりメインハウジング組立体内の正しい位置に維持されると共に、この
ハウジング組立体に形成された、ランプに対応する形状の開口２５にはめ込まれ
る。また、図７には、ハウジング１１すなわち分散装置ユニットの外面を形成す
る、プラグデッキ組立体及びメインハウジング組立体の外側表面が示されている
。

【００３２】フロントカバー組立体１も、拡散装置の外面の一部を形成する。フロントカバ
ー組立体１は、空気の拡散または加熱された活性物質の循環のための開口５と、
スロット内に図示しない活性物質カートリッジを配設するための位置決めレール
１８を有する。メインハウジング組立体の前面には、対応する位置決めレールと
、空気拡散入り口４（図７には図示されていない照度センサーをその後部に配設
できる）と、活性物質カートリッジが配設されるスロット６の縁部が位置する。

【００３３】図面から容易に観察できるように、本発明のサーマル拡散装置の操作は比較的
簡単である。本発明に基づいて調製された空気清浄装置が製造され、以下の測定
によるテストが行なわれた。活性物質カートリッジをスロット６内に挿入した後
、拡散装置ユニットは、壁コンセントの電気差込口内に拡散装置プラグ１２を用
いて差し込まれた。ヒーターユニット８は、プラグ、伝熱板の突出部２６、伝熱
板９及び加熱要素クリップ２４を介して流れる電気により電力の供給を受けた。
こうして起動されたヒータが熱を発生し、この熱は放射および伝導により伝熱板
９を介してメインハウジング組立体２０の壁の背面に伝達された。前記メインハ
ウジング組立体の前記壁の反対側に非常に近接している活性物質カートリッジは
、熱エネルギーを吸収して活性物質を加熱及び気化させ、前記活性物質は空気中
に拡散して拡散放出口５を通じて大気中に放出された。活性物質は、ウィスコン
シン州ラシーン所在のエス・シー・ジョンソン・アンド・サン社から購入可能な登録
商標名ＧｌａｄｅＭｏｕｎｔａｉｎＢｅｒｒｙなる芳香剤を含む空気清浄剤
組成物であった。この空気清浄剤放散装置は、そのユニット後方に位置した壁ス
ペーサ１４の存在によって壁コンセント内で安定化し、快く効果的な空気清浄剤
の香りを発生した。また、このユニットの照明灯は、部屋の中の周囲光が夜間の
光に近いレベルまで暗くなったとき自動的に点灯した。すなわち、周囲光がセン
サーグリル２９の遮断によりセンサー２２に到達できないと、照明灯７が点灯し
た。また、テーブルランプが空気清浄剤放散装置の正面にある差込口３内に挿入
された。夜間、センサーグリルが覆われていない状態で夜間照明灯電球が灯った
ときに、テーブルランプを点灯すると夜間照明灯が消灯した。約４５日後、空気
清浄剤カートリッジを使い切った。枯渇したカートリッジをスロット６の外に摺
動させることによってとり出し、他の活性物質を含んだ新しいカートリッジと交
換した。新しい活性物質が、拡散装置ユニットの周囲の大気中で比較的すぐに検
出された。

【００３４】前述したように、活性物質は、大気中へ拡散させる上で適当な様々な物質、た
とえば芳香剤、空気清浄剤、脱臭剤、臭気除去剤、臭気中和剤、殺虫剤、防虫剤
、ハーブ物質、薬用物質、殺菌剤、消毒剤、気分転換剤、芳香療法組成物、及び
それらの混合物から成る群から選択された活性成分から選択することができる。
これらの中で最もよく使われる活性物質は芳香剤と空気清浄剤である。これらの
芳香剤もしくは空気清浄剤は、フィルメニッヒ社（ＦｉｒｍｅｎｉｃｈＩｎｃ
．，）、高砂社（ＴａｋａｓａｇｏＩｎｃ．，）、ノビーユ社（Ｎｏｖｉｌｌ
ｅＩｎｃ．，）、クエスト社（ＱｕｅｓｔＣｏ．，）、インターナショナル
・フレイバーズ・アンド・フレグランセズ社（ＩｎｔｅｎａｔｉｏｎａｌＦｌ
ａｖｏｒｓ＆Ｆｒａｇｒａｎｃｅｓ）、及びジボダン・ルール社（Ｇｉｖ
ａｕｄａｎ−ＲｏｕｒｅＣｏｒｐ）などの香料製造会社から入手できる少なく
とも一種類の揮発性有機化合物を含むことが好ましい。従来から最も多用される
芳香性材料は、揮発性のエッセンスオイル類である。芳香剤は合成物でも、天然
物質に由来するオイル、たとえばベルガモット、ビターオレンジ、レモン、マン
ダリン、キャラウェー、杉（Ｃｅｄａｒ）の葉、クローブの葉、シーダー材、ゼ
ラニウム、ラベンダー、オレンジ、オリガナム、プチグレイン、ホワイトシーダ
ー、パチョリ、ラバンジン、ネロリ、ローズアブソリュートなどがある。

【００３５】非常に多様な化学物質、たとえばアルデヒド類、ケトン類、エステル類、アル
コール類、テルペン類などが香料として知られている。芳香剤は組成が比較的簡
単であっても、天然及び合成化学成分の複雑な混合物であってもよい。合成タイ
プの芳香剤組成物それ自体、もしくはそれらと天然オイルとの組み合わせは、米
国特許第４,３２４,９１５号、第４,４１１,８２９号、及び第４,４３４,３０６
号に開示されており、本書にその全体を参照として導入するものとする。他の人
工的な液体芳香剤には、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、オイゲノール、イソオイ
ゲノール、リナロール、酢酸リナリル、フェネチルアルコール、メチルエチルケ
トン、メチルイオノン、酢酸イソボルニルなどが含まれる。

【００３６】また、液状芳香剤は増粘剤、例えばセルロース性物質、ポリマー性増粘剤、ま
たはカボシル(Ｃａｂｏｓｉｌ)なる商標名でカボット社（ＣａｂｏｔＣｏｒｐ
ｏｒａｔｉｏｎ）から市販されているタイプのヒュームドシリカなどを添加し、
チキソトロピーゲル形態にすることもできる。また、芳香剤の成分は、周囲温度
、あるいは周囲温度よりも若干昇温された温度で気相に昇華する能力を有する結
晶性固体の形態であってもよい。結晶性の芳香発生材料は、バニリン、エチルバ
ニリン、クマリン、トナリッド、キャロン、ヘリオトロペン、ムスクキシロール
、セドロール、ムスクケトンベンゾフェノン、ラズベリーケトン、メチルナフチ
ルケトンβ、サリチル酸フェニルエチル、ベルトール、マルトール、メイプルラ
クトン、酢酸プロオイゲノール、エベルニル等を含む有機化合物から選択されて
よい。このような種類の芳香剤は、本発明で使用する空気清浄剤拡散装置の長期
間にわたる空気処理能力に寄与することができる。しかし、本発明は、放散され
る特定の活性物質の種類には左右されず、開示したサーマル拡散装置の新規な構
成及び能力に基づくものである。

【００３７】（産業上の利用性）本発明を現時点において好適な実施の形態と考えられる実施の形態に関して説
明したが、本発明は上記好適な実施の形態に限定されない。むしろ、本発明は、
添付の請求範囲の思想と範囲内であれば様々な修正ならびに本発明と同等な構成
を含むものとする。以下の請求の範囲の範囲は、そうした修正ならびに本発明と
同等な処方と作用機能をすべて含むように最大限に広く解釈されるべきである。
本発明の拡散装置は通常に購入できる材料で製造でき、その操作においては容易
に入手できる交換可能なカートリッジを利用できる。本発明で採用した電気回路
及び電気的構成要素は、本発明の構成及び配置のものでなくても一般に入手可能
であり、当業者には既知である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明のサーマル拡散装置の外部正面図である。

【図２】図２は図１の線２-２に沿うサーマル拡散装置の破断図である。

【図３】図３は本発明のサーマル拡散装置の外部側面図である。

【図４】図４は図２の線４-４に沿うサーマル拡散装置の破断図である。

【図５】図５は上記拡散装置のプラグデッキ組立体の分解破断図である。

【図６】図６は上記拡散装置のメインハウジングの分解破断図である。

【図７】図７は上記拡散装置の全体組立体の分解破断図である。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１４年４月２４日（２００２．４．２４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者ミロ、マイケル、トーマスシンガポール国 598013 シンガポールロロンキスミス 29 (72)発明者キ、コン、ワイシンガポール国 560509 シンガポールナンバー11−2750 アンモキオアベニュー８ブロック 509 (72)発明者ホイ、パトリック、イェオ、スオクシンガポール国 570147 シンガポールナンバー02−43 ビシャンストリート 11 ブロック 147 Ｆターム(参考） 3K014 AA01 RB00 RB03 RB04 RB07 4C080 AA03 BB02 BB03 BB05 BB06 BB08 BB09 CC01 HH01 JJ03 KK03 QQ14 QQ15

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】加熱により拡散される物質と共に使用するプラグイン拡散装
置であって、ａ．外部ハウジングと、ｂ．前記ハウジングの後方から外側に延びる雄形電気プラグと、ｃ．前記ハウジングの前方に位置すると共に前記雄形電気プラグと電気的に直
接接触してプラグ貫通能力をもたらす雌形電気差込口と、ｄ．活性物質容器を受容するために前記外部ハウジングに形成され、前記ハウ
ジングのフロントカバーと前記ハウジング内の内壁との間に位置する開口と、ｅ．平行な導電性金属伝熱板によって前記雄形電気フラグの端子の間に電気的
に接続された電気抵抗ヒーターであって、前記平行な導電性金属伝熱板が前記雄
形電気プラグ端子から前記ハウジング内の該平行な金属板の間に電気的に接続さ
れた夜間照明灯回路基板まで延びると共に、前記金属伝熱板が前記ハウジングの
前記内壁と伝熱接触している電気抵抗ヒーターと、ｆ．前記夜間照明灯回路基板に電気的に接続される電気ランプであって、該電
気ランプの上に夜間照明灯レンズを有すると共に前記ハウジングに接続された電
気ランプと、を含むことを特徴とするプラグイン拡散装置。
【請求項２】前記ハウジングは、その内部に空気拡散開口を有する成形プ
ラスチック材料であることを特徴とする請求項１に記載のプラグイン拡散装置。
【請求項３】前記夜間照明灯レンズは、透明プラスチックであることを特
徴とする請求項１に記載のプラグイン拡散装置。
【請求項４】前記活性物質容器は、その表面に気体透過性カバーを有する
取換え可能なプラスチックトレーを含むことを特徴とする請求項１に記載のプラ
グイン拡散装置。
【請求項５】前記活性物質は、芳香剤、空気清浄剤、脱臭剤、臭気除去剤
、臭気中和剤、殺虫剤、防虫剤、ハーブ物質、薬用物質、殺菌剤、消毒剤、気分
転換剤、芳香療法組成物、及びそれらの混合物から成る群から選択されることを
特徴とする請求項４に記載のプラグイン拡散装置。
【請求項６】前記活性物質は、空気清浄剤と芳香剤から成る群から選択さ
れることを特徴とする請求項５に記載のプラグイン拡散装置。
【請求項７】前記夜間照明灯用の回路は、オン/オフスイッチを含むこと
を特徴とする請求項１に記載のプラグイン拡散装置。
【請求項８】前記夜間照明灯用の回路は、自動オン/オフ回路と、周辺光
センサーを含むことを特徴とする請求項１に記載のプラグイン拡散装置。
【請求項９】前記夜間照明灯用の回路は、取換え不可能なランプを含むこ
とを特徴とする請求項１に記載のプラグイン拡散装置。
【請求項１０】活性物質の容器と、電気抵抗ヒーターと、夜間照明灯とプ
ラグ貫通型電気回路を含む、活性物質の加熱放散装置であって、ａ．前記放散装置が、前記放散装置から後方に延びる雄形電気プラグと、前記
放散装置の前方に位置すると共に前記雄形電気プラグと電気的に直接接触する雌
形電気差込口とを含み、ｂ．前記放散装置が、前記雄形プラグの端子から夜間照明灯回路基板に延びる
導電性を有する複数の要素をさらに含み、ｃ．前記導電性要素が、前記電気抵抗ヒーター及び前記夜間照明灯回路基板に
電気を伝え、これにより前記ヒーター及び前記夜間照明灯に電力を供給し、ｄ．前記導電性要素が、また、前記ヒーターから前記活性物質の容器へ熱を伝
えて前記活性物質を前記容器から蒸発させる、ことを特徴とする活性物質の加熱
放散装置。
【請求項１１】前記活性物質の容器は、芳香剤、空気清浄剤、脱臭剤、臭
気除去剤、臭気中和剤、殺虫剤、防虫剤、ハーブ物質、薬用物質、殺菌剤、消毒
剤、気分転換剤、芳香療法組成物、及びそれらの混合物から成る群から選択され
た活性物質の上に気体透過性カバーを有するプラスチックトレーを含むことを特
徴とする請求項１０に記載の加熱放散装置。
【請求項１２】前記活性物質は、芳香剤と空気清浄剤から成る群から選択
されることを特徴とする請求項１１に記載の加熱放散装置。
【請求項１３】前記ヒーターは、金属酸化物抵抗体を含むことを特徴とす
る請求項１０に記載の加熱放散装置。
【請求項１４】前記夜間照明灯回路基板は、前記夜間照明灯用の自動制御
を含むことを特徴とする請求項１０に記載の加熱放散装置。