JP2003522713A - 二酸化チタンを製造するための四塩化チタンの制御した気相酸化 - Google Patents
二酸化チタンを製造するための四塩化チタンの制御した気相酸化Info
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Abstract
Description
on of Titanium Tetrachloride to Manu
facture Titanium Dioxide」と表題付けられた、20
00年2月14日付出願の米国特許出願番号09/503,880の出願日の利
益を要求する。この開示全体が、本明細書中で参考として援用される。
多段階気相酸化リアクタにおけるプロセスに関する。
クおよび他のこのような製品を含む)のための第1色素として周知である。Ti
O2色素の光学的特性(特に、光散乱特徴)は、色素の粒子サイズおよび粒子サ
イズ分布に強く依存する。最適な色素性能(不透明化およびそれによる色素の美
的特性)は代表的に、TiO2の平均粒子サイズが約0.2〜約0.3μmの間
であり、かつその粒子サイズ分布が代表的に、約1.50未満の標準偏差を有す
る対数正規分布または幾何分布である場合に達成される。
one)および光沢である。これらの特性もまた、粒子のサイズおよび分布の関
数である。例えば、光沢(TiO2色素を用いる特定塗料系の特に重要な特性)
は、約0.5μmより大きな粒子によって悪影響を及ぼされる。さらに、小さな
粒子の反射またはアンダートーン値は、塗料系に所望される青みを帯びたトーン
を与える。
費やされた。先行技術は、受容可能な生産速度を維持しつつ、粒子サイズの制御
に付随する問題を解決するために提案された方法を繰り返した。
粒子を産生するための四塩化チタン(TiCl4)蒸気と酸化気体(例えば、大
気、酸素、またはこのような酸化剤の混合物)との間の反応を含む、いわゆる「
塩化プロセス(Chloride Process)」によるものである。例え
ば、式(I)は、反応スキーム全体を記載する: (I)TiCl4+O2 → TiO2+2Cl2。
子は、以下の一連の3つの基本工程によって形成されると考えられる: (1)TiO2核の形成; (2)結晶または単一の一次粒子を形成するための核の成長;および (3)より大きな粒子集団を形成するための単一または一次粒子の凝集であっ
て、ここでこの一次粒子は、種々の程度の焼結を通して結合される。
、有意な量のエネルギーが、TiCl4および酸化剤を色素性のTiO2に変換
する反応を開始するためおよび安定な反応物変換を得るため、この反応物を予熱
するために必要される。さらに、反応(I)はまた高度に発熱性であるので、リ
アクタからのTiO2を含む流出する流れの温度が、大きく上昇する。従って、
TiCl4/酸化剤の実質的に全ての開始量が反応に加担する場合、大きい熱放
出が生じ、これが、リアクタ/反応物温度において有意な上昇を生じ、この上昇
が、反応速度を増加し、そして反応混合物におけるTiO2粒子の成長速度の増
加を生じる。さらに、Chloride Processのようなプロセス(こ
こでは、高圧化で高処理量の反応物を使用する)において、反応生成物を満足に
冷却する能力は、この温度上昇によって減少または最小化される。従って、より
高い温度が、より高い処理量から生じるので、受容可能な粒子サイズ分布を維持
しながら、約0.2〜0.3μmの最適なサイズへのTiO2粒子の成長を制限
および制御する能力は、減少される。
凝集を導く傾向にあり、これは、一般に、色素適用において有害である。強力に
凝集した粒子(この場合、凝集物サイズは、約0.5μmよりも大きい)は、代
表的に、高い温度と高処理量とが遭遇する場合に生じる。市販の色素として有用
な粒子サイズおよび粒子サイズ分布を得るために、エネルギー集約的なミリング
が必要である。
エーションは、複数の入口を介して反応物(四塩化チタンおよび酸化剤)をリア
クタに導入することに依存する。このタイプのリアクタは、一般に、「多段階酸
化リアクタ」と呼ばれ、そしてこれらは、代表的に、1つのリアクタ段階におい
て生成された反応熱を、その後の段階における反応物の加熱に使用するのを可能
にするように設計され、これは、操作の経済性を改善する。色素性金紅石TiO 2 を生成するこの多段階プロセスに対するバリエーションを記載する特許として
は、米国特許第3,463,610号;米国特許第4,803,056号;米国
特許第5,599,519号;米国特許第5,840,112号;および英国特
許2,037,266B号が挙げられる。
質の導入によって促進される、特定のTiO2の生成のためのプロセスを開示す
る。このプロセスは、反応ゾーンに沿って間隔をおいて配置された少なくとも2
つの入口を通して、その反応ゾーンに反応物を導入する工程を開示する。この反
応ゾーン中のガス流へ導入される実質的に全ての反応物(単数または複数)は、
そのガス流の部分が次の入口(別の反応物の導入を行う反応ゾーンへの)に到達
する前に、完全に反応することが、特に望ましい。各リアクタ段階における反応
物の実質的に完全な反応を確実にするための手段または工程が、開示される。
スにおける生成能力の増加および反応熱の利用のための、多段階リアクタを開示
する。この特許は、1段階リアクタの出力と、より小さいサイズの2段階リアク
タの出力を比較する。この多段階リアクタは、TiCl4の全ての流れを分割す
ること、およびその後にそのTiCl4を過剰な酸素と完全に反応させることに
依存する。次いで、第1リアクタ段階の過剰な熱を、最終リアクタ段階に添加さ
れる残りのTiCl4を加熱するために使用する。
公知の手段を使用する反応物の補助加熱の必要性を回避する、二酸化チタンを生
成するための多段階プロセスを記載する。この特許は、各段階における四塩化チ
タンの完全反応が、その後のリアクタ段階においてさらなるTiCl4を少しで
も添加する前に、達成されるべきであることを開示する。
のりアクター段階に反応した塊を通す前に、多段階リアクタの各段階において、
添加した実質的にすべてのTiCl4を反応させることである。
学量論量より有意に少なくそしてその反応を制御するための種々の温度で別々に
導入される、TiO2を生成するための多段階プロセスを開示する。この特許は
また、TiCl4の二次添加を記載するが、過剰酸素の存在下でのTiCl4の
限定された変換も、生成される二酸化チタンの粒子サイズ分布に影響するための
リアクタ内でのTiCl4変換の制御も開示していない。
実質的に完全な変換から代表的には生じる、過剰量の望ましくない焼結一次粒子
を生じない、二酸化チタン色素を生成する改良法の必要性が、依然として存在す
る。
チタンから二酸化チタンへの変換の程度または度合いを制御することによって、
色素の生成速度を潜在的に増加しつつ、より少ないか、小さいか、またはより容
易に粉砕される、二酸化チタン塊状化を有するTiO2を生成するためのプロセ
スを提供することである。
あるが柔軟なプロセスを提供することであって、このプロセスにおいて、そのリ
アクタにおける反応プロフィールにわたって多変量制御が存在する。本発明の第
3の目的は、本発明の方法を実施する場合に、リアクタの第2の段階またはその
後の段階において柔軟な反応温度プロフィール制御のための独立手段を提供する
ことである。
の後の反応ゾーンの前に、TiCl4変換のパーセンテージを能動的に制御する
ことによって、最適な粒子サイズのTiO2が達成され得、それにより、高価で
、時間がかかり、エネルギー集約的な粉砕工程の必要性を減少し得ることが、驚
いたことに発見された。
段階気相リアクタ中で二酸化チタンを生成するためのプロセスを提供する。この
プロセスは、リアクタの第1ステージにおいて、四塩化チタンを含む開始気体混
合物のわずかな四塩化炭素のみを、酸素含有気体と反応させる工程を包含する。
この反応は、四塩化チタン、二酸化チタン、塩素および酸素を含む、反応混合物
を形成する。さらに、生成された二酸化チタン粒子の増殖を制限する、平均残留
時間の間第1のリアクタ段階もしくは中間リアクタ段階に反応混合物が存在する
ような条件下で、この反応はもたらされる。その後、リアクタのその後の段階で
、四塩化チタンを含むさらなる気体混合物が、先行するリアクタ段階からの反応
混合物と反応させられ得る。
段階の温度を最大で約1400℃未満に制限する条件下で、四塩化チタンを含む
初充電の画分を、過剰の酸素含有気体と反応させる工程を包含する。その後、こ
のリアクタの任意の引き続く段階で、四塩化チタンを、このような引き続く段階
の温度を最大で約1600℃未満に制限する条件下で、酸素含有気体と反応させ
る。
のガス混合物に添加し、第二または引き続くリアクタ段階に添加し、これにより
、この混合物を第二の引き続くリアクタ段階に導入する前に、低温の混合物を形
成する。このプロセスは、「過熱戻し(desuperheating)」と名
づけられ、そして他の適用に用いられる任意の種々の過熱もどしを用いて達成さ
れ得る。このことは、この過熱戻しがガス相塩化物リアクタ(例えば、構築物な
どの物質)に適合されるように構築されると仮定する。好ましい実施形態におい
て、このプロセスは、前の実施形態を組み合わせる工程を包含する。
態は、本発明の理解を助けるために示されており、そしていかなる方法でも本発
明を限定することは意図しておらず、そして限定すると解釈されるべきではない
。本発明の開示を読み取ることにより当業者に自明となり得る、全ての代替、改
変および等価物は、本発明の精神および範囲内に含まれる。
造の設計でもないので、TiO2産生の分野における当業者に公知の基礎的概念
は、詳細には記載されていない。適切なリアクタ製造材料、またはチタン色素産
生の酸化反応の適切な添加剤、または酸化型リアクタの代表的操作のために適切
な条件を選択するような概念は、当業者によって容易に決定され、そして先行技
術において一般に記載されている。従って、注意は、これらの物質に関して、当
業者に公知の、適切なテキスト(教科書)および参考文献に関している。
トの定量的流速(Q)の関数であり、そして単に式(II)で示され得る。 (II)t=(Q/V) 所定の温度および圧力では、平均滞留時間が長いほど、実質的に100%の変換
が達成されるまで、TiCl4のTiO2への変換が大きくなる。しかし、Ti
Cl4および酸素の量を考慮するために、2つの成分の間の発熱反応によって発
生した総熱量は、実際に反応した量に対して固定した比である。
ロフィールの複雑な関数である。さらに、混合は、瞬間的ではないので、所定の
平均滞留時間について、反応ゾーンを横切る温度の分布および反応物変換が存在
する。これらのパラメーターは、流体機構および動態理論の当該分野で周知の等
式を用いて算出され得る。
時の反応ゾーンの物理的パラメーターが、式(II)に記載されるような予期さ
れるプロセス条件について調節され、その反応ゾーンの末端で四塩化チタンの所
望の変換パーセントを達成する。一般に、30ミリ秒未満の平均滞留時間が、第
一のまたは即時の反応ゾーン中で好ましく、0.1〜20ミリ秒の間の時間がよ
り好ましい。
長さよりも短くなると、反応物間の初期の混合速度は、TiCl4の反応ゾーン
への流れを制御することによって達成される四塩化チタン変換の程度をさらに調
節するために使用され得る。この流れは、例えば、TiCl4が反応ゾーンに入
るスロットまたは開口の幅を調節することによって制御され得る。当業者が理解
するように、反応を迅速に駆動するのに十分なエネルギーが存在すると、スロッ
ト幅の増加は、一般的に、反応物の初期の混合速度を減少し、反応断面積にわた
る反応物の変換の分布を広げる。減少した混合は、反応を遅らせ、これは、新た
に形成されるチタニアがその反応ステージにおいてその温度に曝露される、リア
クタ内の最大温度度と時間との両方を減少させる。
ることが困難であることは、当業者に理解される。この開示の目的で、反応物の
完全な変換は、特定のリアクタの実際的な操作限界を与える、例えば、約100
%の変換に近づく、リアクタまたはリアクタステージに加えられる実質的に全て
の反応物を反応させることとして規定される。
達成され得る。この開示の目的で、平均滞留時間は、反応が行われない場合、リ
アクタステージを通過するために反応物の容積に必要とされる時間である。
変換が、リアクタ内の反応した試薬および未反応の試薬および生成物の残りの多
くの質量にわたる遊離される反応エネルギーを平衡化する傾向があり、未反応の
質量が実質的に熱シンクとして作用し、反応にわたってさらなる安定化制御を提
供すると考えられる。「部分的変換」は、このように、TiCl4を二酸化チタ
ンに変換する反応を最小限開始するために必要とされる最小温度を越えて最小リ
アクタ温度(この温度で反応が実行される)における実質的な増加を可能にする
。反応物の完全な変換が起こる、従来のプロセスに含まれる極度な温度および長
い時間とは対照的に、「部分的な変換」プロセスは、新たに形成されるチタニア
粒子が極度に高い温度に出会う時間を制限する。これは、そうでなければより高
い開始温度で遭遇する粒子の焼結を制限する。
組み合わせを操作することによって容易に達成され得る。これらの変数としては
、限定しないが、反応物濃度、リアクタ圧力、反応物の流速、反応ゾーンの寸法
、入ってくる反応物の流れの乱流混合速度、反応物温度などが挙げられる。
であるが約1600℃未満であるべきである。約1200℃〜約1600℃の間
の温度がより好ましい。具体的に、不完全な転換は、典型的に、最高温度を約1
200℃(これは、最終生成物の99%より大きいルチル化(rutiliza
tion)を確実にするに十分である)に制限する。
Cl4の約30%〜約70%の間の部分的な転換が、好ましい。最初または中間
の反応ゾーンに加えられたTiCl4の約40%〜約60%がこの反応ゾーンの
最後までにTiO2に変換されることがより好ましい。
した程度の凝集を有する多くの所望されない大きな粒子に導く。特に、これらの
凝集体(強力な内部凝集体結合を有する)は、市販品質の色素を生成する際の制
限因子である。強力に結合した凝集体はミリングされなくてはならず、そしてミ
ンリングは、費用がかさみ、そしてプロセス全体の生産性を制限する。従って、
最高反応温度を制御することおよび新たに形成されたTiO2粒子がリアクタに
おいて高温に供される時間を減少させることは、粒子および凝集体の成長を制限
する有効な手段である。
容器が使用され得る。この容器は、酸化チャンバ内を通る反応物と生成物の連続
的な流れが生じ、そして速度、混合速度、温度、従って滞在時間分布に対するこ
のような制御が可能であるような、設計、構成および寸法でなくてはならない。
本発明の方法を実施するために有用な代表的なリアクタは、反応物を予め加熱す
るための燃焼チャンバならびに本発明に従ってTiCl4および酸化剤から二酸
化チタンを生成するための多段階リアクタの安全な操作のために必要とされ得る
ような他のこのような関連する機器を備え得る。
段(例えば、燃焼チャンバからの酸化気体の流れ)によって、多段階気相リアク
タの最初および次のゾーンに導入され得る。この流れは、空気、酸素富化した空
気、または実質的に純粋な酸素を含み得る。加えられる酸素の全量は、リアクタ
の全てのゾーンに添加されたTiCl4の全量と完全に反応するに十分でなけれ
ばならない。酸化気体の流れは、燃焼チャンバに導入される前に、約600℃〜
約1000℃の間の温度に、当該分野で周知の任意の種々の手段によって予め加
熱され得る。燃焼チャンバにおいて、酸化気体の温度は、適切な燃料(例えば、
炭化水素燃料または当該分野で公知の他の燃料)の燃焼によって、約1300℃
〜約1700℃の間にさらに上昇され得る。温度を上昇するための他の公知の手
段もまた、適切に使用され得る。使用される予め加熱するプロセスに依存して、
リアクタに供給する酸化気体の流れは、乾燥しそして比較的純粋であり得るが、
典型的には、当業者に公知のように、生成されたTiO2の重量に基づいて、約
50ppm〜約200,000ppmの間の水蒸気を含む。
の間(しかし、これに限定されない)に加熱されるが、約300℃〜約400℃
の間の温度が好ましい。
件付けするために有用である。気化されたTiCl4は、米国特許第3,512
,219号に開示されるような手段(この技術は、本明細書中で参考として援用
される)を使用して、リアクタの少なくとも2つ以上の入口点に添加される。
るが、代表的には塩化アルミニウムとの混合物として添加される。このリアクタ
に添加される塩化アルミニウムの量は、この反応物が、約0.1重量パーセント
と約5重量パーセントとの間の酸化アルミニウムを含むような量である。このリ
アクタに添加するための、TiCl4および塩化アルミニウムの所望の混合物を
達成するために、予め加熱されたTiCl4が、先行技術で記載されたような多
くの型の塩化アルミニウム発生装置の任意の1つを介して通過され得る。塩化ア
ルミニウム発生器の通過は、TiCl4の温度を、代表的に約375℃と約66
0℃との間まで上げるためにもまた使用され得る。
て粒子の成長および凝集の制御に対して有利な効果を有することは、利点である
。第2または引き続く段階に入る反応混合物の温度は、より冷たいTiCl4の
添加によって低下され、これによって粒子の成長および凝集が制御される。
多くの熱交換法のうちの任意の1つによって減少された単一の供給源から発生さ
れ得る。しかし、このプロセスの柔軟性を改善し、そしてこのプロセスに対する
操作上の安定性を付与するために、第2および引き続く反応段階への温度の減少
が、予め加熱されたTiCl4ガス供給を「直接接触過熱戻し器」または「過熱
低減器」を介して通過することによって有利に達成され得るということが、驚く
べきことに発見された。このようなデバイスは、蒸気発生の分野において周知で
あるが、二酸化チタンを生成するために、多段階塩化物プロセスリアクタ中に注
入されるTiCl4含有ガスの蒸気の温度を制御する手段としては以前に開示さ
れていない。このプロセスにおいて有用な過熱戻し器は、四塩化チタンガスの蒸
気流の内側に配置されたベンチュリ型デバイスのように単純であり得、ここで熱
い四塩化チタンガスの温度が、過熱戻し器を通して低温で供給される液体TiC
l4の蒸発によって緩和される。このリアクタの第2または引き続く段階に入る
気化混合物の温度を制御するために液体を使用するプロセスは、「過熱戻し」と
呼ばれる。
適用することは、多数の利点を与え、この利点としては、低い資本コスト、プロ
セス制御の単純および強力な容易さ、および選択された操作圧力における正常な
プロセス温度と気体の飽和温度との間の任意の温度でTiCl4気体供給をコン
トロールするための柔軟性が挙げられる。さらに、過熱戻し方法は、冷却のため
の液体の四塩化チタンの気化の潜熱を最大限利用するので、温度の完全な範囲は
、任意のAlCl3または各リアクタの段階供給に添加され得る他の添加物の濃
度を過度に変更することなく、達成され得る。従って、この方法の温度制御を用
いて、第2および引き続く段階の四塩化チタン気体供給における四塩化アルミニ
ウム濃度の潜在的に有害な減少は、最小限化され得る。所望であれば、溶解され
た四塩化アルミニウムを含む四塩化チタン溶液は、さらなるプロセス柔軟性を提
供するための過熱もどしに適用され得る。最終的に、TiCl4供給温度を、こ
の様式でより高いレベルから減少させることによって、強力なプロセスが得られ
、ここで、適切な範囲の温度が、第2または引き続く反応段階に連続的に利用可
能であり、完了まで反応安定性および制御を保証する。過熱戻し器からの液体噴
霧容量の単純な変化は、TiCl4の正確な割合の変換を制御するために必要な
、反応温度を回復または上昇させるために必要な全てである。この特徴は、さも
なければ、より低いプロセス温度を制限することに近いプロセスを操作する能力
を改善し、それ故、過熱戻し技術が実現される最大の利点を可能にする。
リアクタ中に四塩化チタンの気体供給を過熱戻しすることによって強化される。
本発明において有用な過熱もどしの範囲は、約100℃から約350℃の間であ
って、好ましくは、約125℃から約225℃までの間である。
される。好ましい様式において、反応は、少なくとも約5psigの圧力で実行
される。一般に、リアクタ内の圧力は、約5psigから約100psigとの
間であるが、より高い圧力が可能であり、開示されたプロセスを使用してより魅
力的となる。好ましいプロセスにおいて、約60psigの圧力が使用される。
B2,037,266Bにおいて記載されるように、反応は、有用なアルカリ添
加物(例えば、ハロゲン化アルカリ金属の塩について)および水蒸気の存在下で
実行され得る。ハロゲン化アルカリ金属のような成長遅延剤(ハロゲン化リチウ
ム、ハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化リン、ハロゲン化ルビシウムおよびハロ
ゲン化セシウムを含む)は、第1の反応区域における接触の前にか、または引き
続く段階への導入の前に、反応物の1つに添加され得る。添加されるハロゲン化
アルカリ金属の量は、生成されるTiO2の重量に基づいて、約3000ppm
まで添加され得る。より好ましいプロセスにおいて、ハロゲン化金属は、約5p
pmから約1000ppmの間で添加されるが、最も好ましい濃度範囲は、約1
0ppmから約500ppmの間である。
特許第2,657,979号(この教示は、本明細書中で参考文献として援用さ
れる)において開示されるような排気筒(flue)デバイス、または別の等価
のデバイスにおいて冷却され得る。顆粒精練粒子、すなわち「スクラッブ」(例
えば、塩化ナトリウム、砂または焼TiO2)は、米国特許第2,721,62
6号および同第3,511,308号(この教示は、参考文献として援用される
)において開示されるように、排気筒パイプの内部表面上のTiO2の堆積物を
こすり落とす(scrape away)ために、排気筒に添加される。
て、ろ過または当該分野で公知の他の気体−固体分離技術によって、さらなるプ
ロセシングのために冷却される。
される)が提供される。
で扱われる典型的な多重段階の気相反応により生じる色素産物の工程比較例に示
す。実施例1.1、1.2、および1.3は、開示された本発明にしたがう第1
の段階における反応物の変換を制限する効果を示し、実施例1.2および1.3
は、この方法のみを用いることによって、高い反応物の処理能力において、所望
される色素の質を達成する能力を示す。
熱戻しの手段によるTiCl4添加の第2ステージの温度調節の効果を示す。実
施例2.2は、この技術のみを用いることによって、高い反応物の処理能力にお
いて、所望される産物の質の達成を示す。実施例3.1、3.2および3.3は
、本発明の好ましい実施形態を例示し、実施例3.2および3.3は、本発明の
種々の組み合わせを用いることによって、非常に高い生産速度において、所望さ
れる産物の質が達成される能力を例示する。
one(IOU)を含む)、二酸化チタン産物を試験(粒子径の測定など)した
。IOUは、例えば、ASTMD6131:「二酸化チタン色素の相対的色彩基
調標準試験」におけて、より詳細に記載される。一般に、より小さいまたはより
ネガティブなIOUは、より小さな粒子である。調製されたサンプルの相対的な
青さは、Gardner Insturments、Columbia MDか
ら入手可能なCOLORVIEW(TM)を使用して測定された。細密な粒子は
、よりネガティブな基調数を有し、そしてより青い基調を与える。より大きい粒
子は、よりネガティブまたはよりポジティブは基調数に反映される黄色の基調を
与える。産物の状態に依存して、例えば、塗料に使用されるTiO2粒子につい
てのIOU(リアクタから流出する時点において)は、典型的には約−3.0〜
−2.0であり得る。したがって、塊になった大きさの変化は、IOU試験によ
って示される値の変化に対応して反映される。
成物の粒子サイズ分布および0.5μm未満の粒子の割合は、最終生成物におけ
る最大光沢のポテンシャルを示す。サンプルは、粉砕媒体として市販の合成ジル
コニア化合物を取り込んだ遊星ミルを用いて製粉された。
を含むベッドに通した。TiCl4の供給速度は、1時間あたり16メートルト
ン(mtph)のTiO2生成速度に対応した。塩化物とアルミニウムとの間の
発熱反応は、塩化アルミニウムおよび熱を生成した。この反応熱は、リアクタ入
口地点において、TiCl4/AlCl3混合物の温度を約450〜460℃ま
で上昇させた。酸素を伴う反応においてAl2O3の重さあたり1%供給される
混合物中におけるAlCl3は、生成されるTiO2の重さに基づいた。このT
iCl4/AlCl3混合物を、流量制御装置によって2つの流れに分配した。
この第一の流れを、第一リアクタステージTiCl4スロットを通して第一反応
区域に導入した。同時に、炭化水素の燃焼によって1500℃までさらに加熱さ
れた予め加熱された酸素を、反応区域内の別個の注入口を通してリアクタに導入
した。水に溶解したKClの極微量を、(米国特許第3,208,866号に記
載されるように)激しい酸素流れに噴霧した。結果として第一ステージの平均下
流温度なるこの反応によって生じた熱を、1500℃を超えると推定し、ここで
、実質的に第一ステージに添加された全TiCl4を、TiO2に転換した。反
応区域に導入された酸素量は、第一ステージの全TiCl4および第二ステージ
の全TiCl4と反応するのに十分であった。未反応の酸素と共に第一ステージ
反応の生成物を、引き続いて、第二ステージ区域におけるこの第二ステージに残
存しているTiCl4と混合した。第二ステージにおいて形成されたTiO2の
懸濁液を、スクラブ(scrub)を含む唇管に導入した。TiO2を、濾過に
よって冷却されたガス生成物から分離した。このTiO2生成物を、粒子サイズ
分布、粗紛画分パーセント、IOU(潜在的性質)およびルチルパーセントにつ
いて試験した。平均粒子サイズは、1.46の標準偏差を用いて0.308μm
であった。粗紛画分(0.5μmより大きいパーセント)は16%であった。I
OUは−2.4であり、そしてルチル含有量は、99.5%よりも大きかった。
00℃の予測される第1ステージの平均反応温度を導き、これは比較例において
予測される平均反応温度よりも実質的に低い。このTiO2産物は、0.284
μmの平均粒子サイズおよび1.46の幾何的な標準偏差を有する。この粗画分
(0.5μmよりも大きい割合)は、9%だった。このIOUは−4.5であり
、金紅石含有量は99.5%よりも大きかった。
上昇する工程を除き、繰り返した。この速度を上昇した場合、IOU数は−3.
5だった。
上昇する工程を除き、繰り返した。1時間当たり18メートルトンで、IOUは
−2.5だった。この実験で、比較例よりも高い2メートルトンの速度でTiO 2 が生成される一方、生成物の質が維持されることを実証する。
物を175℃まで過熱戻しまたは温度調整によって冷却する工程を除き、繰り返
した。予測された第1ステージ混合物の温度は変化しなかった。標準化されたミ
リング後のこれらの状態由来の平均粒子サイズは0.292μmで、標準偏差は
1.46だった。この粗画分、0.5μmよりも大きい割合は、12%だった。
IOUは−3.5で、金紅石含有量は99.5%よりも大きかった。
から1時間当たり17.5メートルトンに上昇させる工程を除いて再現した。こ
れらのより高い生成速度で、粒子サイズは比較例(約0.308μm)のレベル
まで上昇し、そしてIOU値は以前のレベル(−2.4)まで上昇した。
し、リアクタを、再設定し、第1のリアクタ中段階での変換を限定し、これによ
って、最初の段階のTiCl4の約60%のみを、チタニアに変換して、そして
TiCl4供給(feed)温度を過熱戻しし、また175℃までに調節した。
不完全な第1の段階の変換が、推定された第1の反応温度である約1300℃の
原因となり、この温度は、実質的には比較例1において推定された温度より低か
った。TiO2生成物は、0.282μmという平均粒子サイズを有しており、
そして幾何学的な標準偏差は、1.45である。粗フラクション(0.5μmよ
り大きいパーセント)は、7%であった。このIOUは−4.5であり、そして
金紅石含有率は、99.5%より大きかった。
ことを除いて、繰返した。産生速度が19メートルトン/時間となったとき、I
OUは−3.5であった。
ことを除いて、繰返した。この速度を22mtphまで増大した場合、観測され
たIOUは、−2.5であった。
時間より、高い速度(約37%)でのリアクタの操作を、説明している。代表的
な工業規格を満たす有用な製品仕様書をまた、満たした。
限定されるべきでなく、本請求項およびそれらの同等物の各要素の言い回しに相
応する範囲を与えられることが理解されるべきである。
Claims (31)
- 【請求項1】 多段階気相リアクタにおいて二酸化チタンを生成するための
プロセスであって、該方法は、以下の工程: (a)該マルチステージ気相リアクタの第1ステージにおいて、四塩化チタン
を含有する第1のガス状混合物の画分を、酸素含有ガスと反応させて、四塩化チ
タン、二酸化チタン、塩素および酸素を含む反応混合物を形成する工程であって
、該反応は、該反応混合物が、生成した二酸化チタン粒子の成長を制限する該第
1ステージにおける平均滞留時間を有するような条件下で行われ、ここで、該リ
アクタの該第1ステージにおいて反応する該第1のガス状混合物の該四塩化チタ
ンの画分は、約70%以下である、工程;ならびに (b)該リアクタの次のステージにおいて、四塩化チタンを含有する第2また
は次のガス状混合物を、該第1ステージからの該反応混合物と反応させる工程、
を包含する、プロセス。 - 【請求項2】 前記工程(a)の第1のガス状混合物の平均滞留時間が、約
20ミリ秒未満である、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項3】 四塩化チタンを含有するガス状混合物に液体四塩化チタンを
添加して、前記工程(b)の反応の前に、前記第2のガス状混合物の温度を下げ
る工程をさらに包含する、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項4】 前記第1のガス状混合物が、約30ミリ秒未満の第1ステー
ジにおける平均滞留時間を有する、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項5】 前記第1のガス状混合物が、約0.1ミリ秒と約20ミリ秒
との間の第1ステージにおける平均滞留時間を有する、請求項1に記載のプロセ
ス。 - 【請求項6】 前記反応混合物が、約900℃〜約1600℃の間の反応温
度を有する、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項7】 前記反応混合物が、約1200℃〜約1600℃の間の反応
温度を有する、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項8】 前記リアクタの第1ステージにおいて反応する前記第1のガ
ス状混合物中の前記四塩化チタンの画分が、約30%〜約70%である、請求項
1に記載のプロセス。 - 【請求項9】 前記第1のガス状混合物が、前記リアクタに添加される四塩
化チタンの総量の約10%〜約90%を含む、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項10】 前記工程(a)の第1のガス状混合物が、約350℃〜約
650℃の温度である、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項11】 ハロゲン化アルカリ金属が、前記第1のガス状混合物、前
記次のガス状混合物、前記酸素含有ガス、またはそれらの組み合わせ中に存在す
る、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項12】 前記ハロゲン化アルカリ金属が、ハロゲン化リチウム、ハ
ロゲン化ナトリウム、ハロゲン化カリウム、ハロゲン化ルビジウムおよびハロゲ
ン化セシウムからなる群から選択されるアルカリ金属を含み、そして形成される
二酸化チタンの総量の約1ppm〜約3000ppmの間の量で存在する、請求
項11に記載のプロセス。 - 【請求項13】 前記第1のガス状混合物、前記次のガス状混合物、または
それらの組み合わせが、塩化アルミニウムをさらに含む、請求項1に記載のプロ
セス。 - 【請求項14】 マルチステージ気相リアクタにおいて二酸化チタンを生成
するためのプロセスであって、該プロセスは、以下: (a)該リアクタの第1ステージにおいて、四塩化チタンを含有する第1のガ
ス状混合物の四塩化チタン画分を、酸素含有ガスと反応させて、四塩化チタン、
二酸化チタン、塩素および酸素を含有する反応混合物を形成する工程; (b)液体四塩化チタンを、四塩化チタンを含有する第2または次のガス状混
合物に添加して、該第2または次のガス状混合物の温度より低い温度を有する混
合物を形成する工程;ならびに (c)該リアクタの次のステージにおいて、該混合物を、該工程(a)または
その中間ステージの反応混合物と反応させる工程、 を包含する、プロセス。 - 【請求項15】 前記リアクタの第1ステージにおいて反応する前記第1の
ガス状混合物の四塩化チタンの画分が、約70%以下である、請求項14に記載
のプロセス。 - 【請求項16】 前記工程(a)の反応が、前記反応混合物が、二酸化チタ
ン粒子の成長を制限する前記第1ステージにおける平均滞留時間を有するような
条件下で行われる、請求項14に記載のプロセス。 - 【請求項17】 前記第1のガス状混合物が、約30ミリ秒未満の第1ステ
ージにおける平均滞留時間を有する、請求項16に記載のプロセス。 - 【請求項18】 前記第1のガス状混合物が、約0.1ミリ秒〜約20ミリ
秒の間の第1ステージにおける平均滞留時間を有する、請求項16に記載のプロ
セス。 - 【請求項19】 前記反応混合物が、約900℃〜約1600℃の間の反応
温度を有する、請求項14に記載のプロセス。 - 【請求項20】 前記反応混合物が、約1200℃〜約1600℃の間の温
度を有する、請求項14に記載のプロセス。 - 【請求項21】 前記リアクタの第1ステージにおいて反応する前記第1の
ガス状混合物中の前記四塩化チタンの画分が、約30%〜約70%である、請求
項14に記載のプロセス。 - 【請求項22】 前記第1のガス状混合物が、前記リアクタに添加される四
塩化チタンの総量の約10%〜約90%を含む、請求項14に記載のプロセス。 - 【請求項23】 前記工程(a)の第1のガス状混合物が、約350℃〜約
550℃の温度である、請求項14に記載のプロセス。 - 【請求項24】 前記工程(b)の四塩化チタンを含有する混合物の温度が
、約100℃〜約550℃である、請求項14に記載のプロセス。 - 【請求項25】 前記工程(b)の混合物の温度が、四塩化チタンを含む前
記第2または次のガス状混合物の温度よりも約100℃〜約250℃低い、請求
項14に記載のプロセス。 - 【請求項26】 ハロゲン化アルカリ金属が、前記第1のガス状混合物中に
存在する、請求項14に記載のプロセス。 - 【請求項27】 前記ハロゲン化アルカリ金属が、ハロゲン化リチウム、ハ
ロゲン化ナトリウム、ハロゲン化カリウム、ハロゲン化ルビジウムおよびハロゲ
ン化セシウムからなる群から選択され、そして形成される二酸化チタンの総量の
約1ppm〜約3000ppmの間の量で存在する、請求項26に記載のプロセ
ス。 - 【請求項28】 前記第1のガス状混合物もしくは前記次のガス状混合物、
またはそれらの組み合わせが、塩化アルミニウムをさらに含む、請求項14に記
載のプロセス。 - 【請求項29】 マルチステージ気相リアクタにおいて二酸化チタンの粒径
を制御および制限するためのプロセスであって、該プロセスは、以下の工程: (a)該リアクタの第1ステージにおいて、四塩化チタンを含有する第1のガ
ス状混合物の四塩化チタン画分を、酸素含有ガスと反応させて、四塩化チタン、
二酸化チタン、塩素および酸素を含有する反応混合物を形成する工程であって、
該反応は、該反応混合物が、二酸化チタン粒子の成長および凝集を制限する該第
1ステージにおける平均滞留時間を有するような条件下で行われる、工程; (b)液体四塩化チタンを、四塩化チタンを含有する第2のガス状混合物に添
加して、該第2のガス状混合物の温度より低い温度を有する混合物を形成する工
程;ならびに (c)該リアクタの第2のステージにおいて、該混合物を、該工程(a)また
はその中間ステージの反応混合物と反応させる工程、 を包含する、プロセス。 - 【請求項30】 気相リアクタのステージに添加した、気化した四塩化チタ
ンの流れの温度を制御するためのプロセスであって、該プロセスは、四塩化チタ
ンを含む液体の混合物を、四塩化チタンを含む気流に添加する工程を包含し、こ
こで、この添加は、過熱戻し器を用いて達成される、プロセス。 - 【請求項31】 前記過熱戻し器が、液体スプレイノズルおよび液体流を制
御するための手段をさらに備えるベンチュリである、請求項30に記載のプロセ
ス。
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