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JP2003504192A - 溶融物から顆粒を製造する方法 - Google Patents

溶融物から顆粒を製造する方法

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JP2003504192A
JP2003504192A JP2001510574A JP2001510574A JP2003504192A JP 2003504192 A JP2003504192 A JP 2003504192A JP 2001510574 A JP2001510574 A JP 2001510574A JP 2001510574 A JP2001510574 A JP 2001510574A JP 2003504192 A JP2003504192 A JP 2003504192A
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melt
mixture
iii
droplets
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エーリヒ ローレンツ ルドルフ
マルトリー ベルンハルト
ハイレク イェルク
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    • C07C29/76Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(i)溶融物を製造し、(ii)製造された溶融物を付形して液滴にし、(iii)液滴を冷却面上で析出させ、かつ(iv)析出させた液滴を凝固させて顆粒にする、溶融物から錠剤形の顆粒を製造する方法に関し、溶融組成物はアルコールを含有し、かつ溶融物は30℃以上の融点を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、溶融物からの顆粒の製法、および顆粒自体に関する。
【0002】 顆粒の製法は、すでに先行技術中に記載されている。しかし、これらの方法の
多くは、例えば、高価な装置の複雑さがあるという欠点がある。この装置の複雑
さは、とくに例えば錠剤形の幾何学的形状を有する顆粒を製造する目的の場合に
著しい。
【0003】 DE-C 3209747は、例えば、溶融物中の結晶含有量が非常に重要で
ある溶融物からの顆粒の製法を記載している。これらの結晶含有量を操作および
可能にするために、溶融物を結晶核で強化しなくてはならない前結晶化を使用す
ることができる。
【0004】 DE-C 19637380は、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバレー
ト顆粒の製造を開示している。この製造でも、溶融物の結晶含有量は本質的に重
要である。結晶含有量は、この方法中で溶融物に付加的な固体を添加することに
よるか、またはDE-C 3209747に記載されているように、前晶析装置
を使用することにより達成される。一定の含有量の結晶を有する2相混合物は、
この前晶析装置中で製造しなくてはならない。この場合に、装置の複雑さは同様
に非常に高い。それというのも、前晶析装置に加えて、2相混合物の一定のレベ
ルの均質性を確実にする処置をとらなくてはならないからである。
【0005】 本発明の課題は、錠剤形の顆粒の製造、かつ先行技術からの相応する方法の欠
点を有さない方法を提供することであった。
【0006】 従って、本発明は 次の工程: (i)溶融物を製造し、 (ii)製造された溶融物を付形して液滴にし、 (iii)液滴を冷却面上で析出させ、かつ (iv)析出させた液滴を凝固させて顆粒にする により溶融物から錠剤形の顆粒を製造する方法に関し、その際、前記溶融物はア
ルコールを含有し、かつ溶融物は30℃以上の融点を有することを特徴とする。
【0007】 本発明は、同様に次の方法: (i)溶融物を製造し、 (ii)製造された溶融物を付形して液滴にし、 (iii)液滴を冷却面上で析出させ、かつ (iv)析出させた液滴を凝固させて顆粒にする により製造可能な錠剤形の顆粒に関し、その際、前記溶融物はアルコールを含有
し、かつ溶融物は30℃以上の融点を有することを特徴とする。
【0008】 本発明の範囲内で使用される用語“錠剤形の顆粒”とは、その底側が平坦であ
り、かつその上側が平坦から凸型である丸から卵形の外形を有する顆粒をいう。
【0009】 溶融物に含有されるアルコールに関しては、アルコール含有の溶融物が、30
℃以上の融点、有利には40℃以上の融点を有する限りは、一般的に制限はない
。特に、アルコールは線状、分枝状または環状の場合により置換されたアルコー
ルであってよい。ここで、モノオールおよびポリオールの両方が考えられ、これ
はモノマー、オリゴマーまたはポリマーであってもよい。
【0010】 自明のことながら、溶融物は2種以上のアルコールを含有していてもよい。
【0011】 有利な実施態様において、本発明は、上記のようにアルコールが、 (a) 次の段階(I)〜(III)を含む方法により得られるアルコール(B
): (I) 少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物と、
少なくとも1種のアルコールとを、少なくとも1種の有機溶剤(L)中で反応さ
せ、少なくとも1種のアルコール(A)、溶剤(L)およびアルコラート(AL
)を含有する混合物(G-I)が得られ; (II)一般構造R−CO-R’の少なくとも1種のカルボニル化合物と、一般
構造R’’−C≡C−Hの少なくとも1種のアルキンおよび段階(I)で得られ
た混合物(G-I)を反応させ、少なくとも1種のアルコール(A)、溶剤(L
)および不飽和アルコール(B)を含有する混合物(G-II)が得られ; (III)段階(II)で得られた混合物(G-II)を蒸留し、少なくとも1
種のアルコール(B)ならびに溶剤(L)およびアルコール(A)を含有する混
合物(G-III)が得られ; その際、段階(III)で得られた溶剤(L)および段階(III)で得られた
アルコール(A)は、混合物として段階(I)に戻し、 (b)次の段階(I)〜(III’)を含む方法により得られるアルコール(C
): (I) 少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物と、
少なくとも1種のアルコールとを、少なくとも1種の有機溶剤(L)中で反応さ
せ、少なくとも1種のアルコール(A)、溶剤(L)およびアルコラート(AL
)を含有する混合物(G-I)が得られ; (II) 一般構造R−CO-R’の少なくとも1種のカルボニル化合物と、一
般構造R’’−C≡C−Hの少なくとも1種のアルキンおよび段階(I)で得ら
れた混合物(G-I)を反応させ、少なくとも1種のアルコール(A)、溶剤(
L)および不飽和アルコール(B)を含有する混合物(G-II)が得られ; (II’) 段階(II)から得られた混合物(G-II)中の少なくとも1種
の不飽和アルコール(B)を水素化して、少なくとも1種の水素化アルコール(
C)、アルコール(A)および溶剤(L)を含有する混合物(G-II’)が得
られ、 (III’) 段階(II’)で得られた混合物(G-II’)を蒸留して少な
くとも1種のアルコール(C)および溶剤(L)およびアルコール(A)を含有
する混合物(G-III’)が得られ、 その際、段階(III’)で得られた溶剤(L)および段階(III’)で得ら
れたアルコール(A)は、混合物として段階(I)に戻し、および (c)上記アルコール2種以上から成る混合物 から成る群から選択される、上記のような方法に関する。
【0012】 溶剤(L)、アルコール(A)およびアルコラート(AL)含有する段階(I
)中の混合物(G−I)の製造に関しては特に制限は無い。単に(L)と(A)
を出発物質として一緒に添加できることを保証すべきである。
【0013】 有利な実施態様では、段階(I)は、少なくとも1種のアルコラートが共沸乾
燥により製造される1種以上の蒸留カラム中で実施できる。ここで、例えば、す
でに混合物の形で(L)と(A)を単一の出発物質流として供給することができ
る。しかし、同様に(L)と(A)を別々に供給し、かつ少なくとも1種のカラ
ム中で流(stream)を混合することもできる。自明ながら、好適な複数の溶剤(
L)および/または複数の好適なアルコール(A)を使用することもできる。
【0014】 ここで、これを単独の出発物質流の形で少なくとも1種のカラムに供給するか
、またはそれぞれ溶剤(L)および/またはそれぞれアルコール(A)を含有す
る2種以上の出発物質流の形を考えることができる。
【0015】 (L)と(A)以外に他の出発物質として1種以上のアルカリ金属および/ま
たはアルカリ土類金属の水酸化物の水溶液を、1種以上の出発物質流中で添加す
ることも考えられる。同様にこれと関連して、アルカリ金属および/またはアル
カリ土類金属の水素化物および/またはアルカリ金属および/またはアルカリ土
類金属のアルキル化合物の使用も考えられる。
【0016】 自明ながら、本発明の範囲内で必要な場合には、個々の出発物質流を前混合の
前に所望の温度にすることもできる。このような温度調節は、全ての考えられる
方法により可能である。
【0017】 段階(I)の実施の間に、水を留去することにより、少なくとも1種のアルコ
ール(A)および少なくとも1種のアルカリ金属および/またはアルカリ金属の
水酸化物から、少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルコ
ラートおよび少なくとも1種の有機溶剤(L)を含有する混合物が得られる。こ
の混合物を使用したカラムの蒸留缶から得るのが有利である。
【0018】 段階(I)の実施の他の過程で、この混合物から蒸留により、過剰な少なくと
も1種のアルコール(A)が分離される。この分離は、少なくとも1種のアルコ
ラートが製造される同一のカラム中で実施することもでき、かつ1種以上の下流
のカラム中で実施することもできる。本発明の有利な1実施態様では、段階(I
)は、水と少なくとも1種のアルコール(A)が留去される単一のカラム中で実
施される。
【0019】 本発明の範囲内では、十分なアルコール(A)が分離される結果、水を分離し
、かつ少なくとも1種のアルコール(A)を不完全に分離した後に得られる混合
物は、一般的に0〜55質量%の範囲内のアルコール(A)を含有する。しかし
有利には、本発明はアルコール(A)が定量的に分離されないように実施される
。むしろ、方法は、水を分離し、かつ少なくとも1種のアルコール(A)を不完
全に分離した後に得られる混合物が、1〜55質量%の範囲内、有利には2〜1
0質量%の範囲内、かつ特に有利には約5質量%の範囲内のアルコール(A)を
含有するように実施される。
【0020】 段階(I)で水を分離する際に、選択された溶剤(L)およびアルコール(A
)に応じて、一定の割合の(L)および/または(A)は、水と一緒に多相の混
合物として留去することが考えられる。この場合、本発明による方法の範囲内で
は、水および(L)および/または(A)を含有するこの分離された多相混合物
を相分離器に供給し、かつ個々の相に分離することができる。従って、このよう
に分離された(L)および/または(A)は、出発物質として段階(I)に戻す
ことができる。このような方法で分離された水相も、下記のように方法のもう1
つの工程中で本発明による方法において使用することができる。
【0021】 本発明による方法に使用できるアルコール(A)としては、特に、4〜8個の
炭素原子を有する第1および第2アルコール、例えば、n−ブタノール、イソブ
タノール、n−ペンタノール、3−メチル−1−ブタノール、2−メチルー1−
ブタノール、2,2−ジメチル−1−プロパノール、n−ヘキサノール、2−エ
チル−1−ヘキサノール、2−ブタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノー
ル、2−メチル−3−ブタノール、2−メチル−2−ブタノールまたはシクロヘ
キサノールを挙げることができる。自明ながら、一般構造HO-CH-CH-
OR’’’(R’’’は、それぞれの化合物が使用される溶剤(混合物)中で可
溶であるように選択される)の化合物が考えられる。ここで特に有利には、n−
ブタノールおよびイソブタノール、特に有利にはイソブタノールを挙げることが
できる。
【0022】 有機溶剤(L)としては、一般的に極性の非プロトン性溶媒が使用される。特
に、脂肪族、脂環式および/または場合により置換された芳香族炭化水素、例え
ば、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメンまたはp−ジイソ
プロピルベンゼン、アルデヒドおよびケトンのアセタール、エタンまたはブタン
の対称または非対称のジアルキルエーテル、またはC〜C−アルキル基を有
するポリアルキレングリコールが使用される。本発明による範囲内において、芳
香族炭化水素が特に有利であり、特にこの場合はキシレンである。
【0023】 本発明の範囲内での有利な炭化水素としては、アルカリ金属の炭化水素を挙げ
ることができ、その際、KOHが特に有利である。KOHの水溶液が使用される
場合には、有利には、一般的にKOH2〜60質量%、有利には5〜50質量%
、特に有利には30〜35質量%含有の溶液が使用される。
【0024】 一定の割合のアルコール(A)および溶剤(L)およびアルコラート(AL)
を含有する上記の混合物は、段階(I)の後に段階(II)に供給される。本発
明による方法のこの段階(II)では、一般構造R−CO-R’の少なくとも1
種のカルボニル化合物と、一般構造R’’−C≡C−Hの少なくとも1種のアル
キンおよび段階(I)で得られた混合物(G-I)を反応させ、アルコール(B
)が得られる。
【0025】 本発明による方法の有利な実施態様では、溶剤(L)、アルコール(A)およ
びアルコラート(AL)を含有する段階(I)から得られる混合物(G-I)を
、このために好適な反応器中に導入し、かつ少なくとも1種のアルキンおよび少
なくとも1種のカルボニル化合物を導入する。
【0026】 アルキンおよび/またはカルボニル化合物の導入は、全ての好適な方法により
行うことができる。例えば、アルキンおよびカルボニル化合物を一緒に供給して
、反応器に導入する前に出発物質流にし、かつこの流を反応器中に導入すること
ができる。しかし、自明ながら、アルキンとカルボニル化合物を個々の出発物質
流として相互に別々に反応器中に供給することもできる。
【0027】 さらに、アルキンとカルボニル化合物を相互に別々に個々の出発物質流として
反応器中に導入する場合には、はじめにアルキン、次にカルボニル化合物を導入
することもできる。当然ながら、はじめにアルキンを導入し、その際アルキンを
連続して導入し、次に、カルボニル化合物を供給し、かつアルキンとカルボニル
化合物を平行して導入することもできる。本発明の有利な1実施態様では、アル
キンとカルボニル化合物を、段階(II)の別々の出発物質流として段階(I)
からの混合物(G-I)中に同時に導入する。ここで、導入は原則的に不連続的
または連続的に実施できる。導入は、連続的に実施するのが有利である。
【0028】 段階(II)の反応が行われる選択される温度に応じて、反応器に導入する前
に、すでに個々の成分を必要な温度にしておくのが好ましく、このことは先行技
術の全ての方法により考えられる。特に、段階(II)で反応器に導入する前に
カラムから排出される段階(I)から得られる混合物を冷却する必要がある。
【0029】 アルキン、カルボニル化合物および段階(I)からの混合物中に含有される少
なくとも1種のアルコラートをできるだけ最良に混合するために、反応混合物は
段階(II)で撹拌される。この撹拌は、原則的に先行技術からの全ての一般的
な方法により実施できる。しかし、特別なタイプの混合プロセスを導入をして、
完全に実施するか、または撹拌を支持することもできる。
【0030】 本発明による有利な実施態様では、段階(II)の反応混合物は、例えば、DE
-C 4220239に記載されているような混合装置中で撹拌され、この内容は、本発明
の明細書中に例を用いて全て組込まれている。その中に記載されている混合装置
の全ての好適な実施態様が考えられる。従って、例えば、アルキン、カルボニル
化合物および段階(I)からの混合物は、別々の流で混合装置中に導入でき、従
って少なくとも3個の装入開口部を有する必要である。同様に、(a)アルキン
およびカルボニル化合物または(b)アルキンおよび段階(I)からの混合物は
、混合装置中に導入する前に、例えば、ここで記載された種類の混合装置の使用
下に混合することができ、かつ得られた混合物は、1流として混合装置中に導入
することができ、かつ段階(I)からの(a)混合物または(b)カルボニル化
合物または(c)アルキンは、他の流として混合装置中に導入することができる
。従って、この場合の混合装置は、少なくとも2個の装入開口部を有さなくては
ならない。それぞれの実施態様に関して、混合装置の上流に設置されている好適
な混合装置により導入する前に、混合装置中に導入すべき個々の流をそれぞれ2
つ以上の流に分け、引き続きこれらの流を混合装置中に導入することも考えられ
る。
【0031】 さらに、段階(II)で反応させるべき個々の成分を混合するために、ここで
記載されているタイプの2つ以上の混合装置を使用することができる。例えば、
それぞれ少なくとも2つの混合装置中で混合物を製造し、引き続き1つにまとめ
ることができる。
【0032】 段階(II)で反応させるべき成分を該混合装置を用いて単に混合する場合に
は、本発明の範囲内において、混合装置中の反応条件、例えば、温度および圧力
が混合プロセスの間に不所望な反応を引き起こさないように選択されるように注
意すべきである。
【0033】 混合装置は、反応混合ポンプとして使用するのが有利である。混合装置中では
、段階(II)で反応させるべき個々の成分は下記のように混合され、かつ相互
に反応される。
【0034】 本発明の範囲内において、アルキンとカルボニル化合物および段階(I)から
得られる混合物を段階(II)で反応させるために、少なくとも1種の有機溶剤
(L)および段階(1)から得られる混合物を含有する少なくとも1種のアルコ
ールの他に、少なくとも1種以上の他の好適な溶剤を添加することができる。
【0035】 本発明による方法中の一般構造R−CO−R’の好適なカルボニル化合物の例
としては、30個までの炭素原子を有する脂肪族、アルアリファティック(aral
iphatic)または複素環式ケトンが使用される。その際に、RとR’は同一また
は異っていてよく、かつ2つは別々の基であるか、または架橋していてもよい。
基Rおよび/またはR’は、オレフィン基またはアセチレン基を有していてもよ
い。例としては、アセトン、イソブチルメチルケトン、6,10−ジメチル−5
−ウンデセン−2−オン、6,11,14−トリメチル−2−ペンタデカノン、
2−メチル−2−ヘプテン−6−オン、2−メチルヘプタン−6−オン、4−(
2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)−3−ブテン−2−オン、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン、ベンゾフェノンおよび
4−ピペリドンが挙げられ、その際、アセトン、イソブチルメチルケトン、6,
10−ジメチル−5−ウンデセン−2−オン、6,11,14−トリメチル−2
−ペンタデカノン、2−メチル−2−ヘプタン−6−オン、2−メチルヘプテン
−6−オンおよび4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)−3
−ブテン−2−オンが有利である。
【0036】 原則的に酸性水素不含のアルデヒドを使用することも考えられる。ここで、特
に、アルデヒドRCHO(R=Hまたは30個までの炭素原子を有するアルキル
基である)を挙げることができる。有利なアルデヒドは、CHOである。
【0037】 挙げることができる一般構造R’’−C≡C−Hのアルキンは、R’’が水素
および15個までの炭素原子を有する脂肪族、アルアラリファティックまたは芳
香族基から成る群から選択されるものである。挙げられる例は、アセチレン、プ
ロピレン、1−ブチン、1−ペンチン、1ーヘキシン、フェニルアセチレン、ベ
ンジルアセチレン、3ーメチル−1−ブチンまたは次の化合物
【0038】
【化1】
【0039】 である。
【0040】 本発明による方法のアセチレンがアルキンとして使用される場合には、相応す
る量のカルボニル化合物とアルコラートを反応させ、アルキンモノオールとアル
キンジオールの両方を製造することが考えられる。R’’がHでないアルキンを
使用する場合には、アルキンモノオールが製造される。
【0041】 自明ながら、本発明による方法の範囲内において、一般構造R’’−C≡C−
Hのアルキンとしてアルキンモノオールを使用し、かつカルボニル化合物とアル
コラートを反応させてそこからアルキン−ジオールを製造することが考えられる
【0042】 有利には、本発明の方法中で一般構造R’’−C≡C−Hのアルキンとしてア
セチレンを使用することができる。従って、特に、有利なものとして記載したカ
ルボニル化合物から次のアルキノールを製造でき、その際、“アルキノール”お
という用語は、原則的に少なくとも1個のC−C−3重結合および1個以上のヒ
ドロキシル基の両方を含有する全ての化合物を包含する: 2,5−ジメチルヘキシ−3−イン−2,5−ジオール(DMHDY)、3−メチ
ル−3−ヒドロキシブチ−1−イン、2,4,7,9−テトラメチル−4,7−
ジヒドロキシデキ−5−イン、3,7,11−トリメチル−6−デカノン−1−
イン−3−オール、3,7,11,15−テトラメチル−1−ヘキサデシノ−3
−オール、3,7−ジメチルオクチ−1−イン−6−エン−3−オール、3,7
−ジメチルオクチ−1−イン−3−オール、1−ペンテニ−4−イン−3−オー
ル、プロピノール、ブチ−2−イン−1−オール、ブチ−1−イン−3−オール
または化合物
【0043】
【化2】
【0044】 である。
【0045】 不飽和アルコールを製造する場合には、カルボニル化合物対アルキンの化学量
論比を本質的に任意に選択できる。
【0046】 例えば、アルキンジオールをカルボニル化合物とアセチレンから製造する場合
には、カルボニル化合物:アセチレンの化学量論比を1.9:1〜2.1:1の
範囲内、特に有利には約2:1から選択するのが有利である。アルコラート:カ
ルボニル化合物の化学量論比は、0.9:1〜2.1:1の範囲内、特に有利に
は1:1〜1.5:1、特に約1.1:1の範囲内にあるのが有利である。
【0047】 例えば、アルキレンモノオールがカルボニル化合物とアセチレンから製造され
る場合には、カルボニル化合物対アセチレンの化学量論比を1:1〜0.5:1
、有利には約0.6:1から選択するのが有利である。アルコラート:カルボニ
ル化合物の化学量論比は、1:1〜0.2:1、特に約0.3:1の範囲内にあ
るのが有利である。
【0048】 本発明による方法の範囲内において、相応する出発物質をアルキンジオールに
する反応中の反応温度は、有利には0〜50℃の範囲内、より有利には10〜4
0℃の範囲内、特に有利には25〜35℃の範囲内である。
【0049】 本発明による方法の範囲内において、相応する出発物質をアルキンモノオール
にする反応中の反応温度は、有利には0〜50℃、より有利には0〜35℃の範
囲内、特に有利には0〜20℃の範囲内である。
【0050】 本発明による方法の範囲内において、アルキンモノオールとアルキンジオール
を製造する際の上記の反応の圧力は、有利には1〜20バールの範囲内、より有
利には1〜5バールの範囲内、特に有利には1バールである。
【0051】 本発明による方法の範囲内の段階(II)で得られる不飽和アルコール(B)
の収率は、有利には少なくとも75%、より有利には少なくとも80%、特に有
利には85%かつ殊に有利には少なくとも90%である。
【0052】 すでに上記したように、段階(II)による反応はDE−C4220239に
記載されているように反応混合ポンプ中で実施されるが、その際、反応混合ポン
プの実施形態は、そこに開示されている混合装置に制限されない。段階(II)
の出発物質が混合でき、かつ反応にもたらされる全ての考えられる装置の実施形
態も同様に考えられる。
【0053】 最終的に、この段階(II)で、少なくとも1種の不飽和アルコール(B)な
らびに(A)および(L)を含有する混合物(G−II)が得られる。
【0054】 さらに、本発明による方法中では、溶融物中により包含されるアルコールは、
有利に段階(I)、(II)、(II’)および(III’)を含む方法により
製造される。
【0055】 段階(II)でアルキンモノオールおよび/またはアルキンジオールが反応相
手の選択に応じて形成されるため、本発明の範囲内において段階(II’)中で
種々の水素化が考えられる。例えば、アルキンモノオールまたはアルキンジオー
ルが得られる場合には、アルキンモノオールまたはアルキンジオールを部分的に
水素化して相応するアルケノールを得ることができる。しかし、水素化条件の相
応する選択によりそれぞれのアルカノールを製造することもできる。
【0056】 ここで、それぞれの水素化を原則的に先行技術による好適な全ての方法により
実施することができる。従って、それぞれの水素化は1つの反応器中かまたは連
続して連結した複数の反応器中で実施できる。それぞれの反応器は、全ての考え
られる方法操作されるが、その際、特に固定床反応器中の全ての細流法および液
相法を挙げることができる。有利な実施態様においては、水素化を2つの連続し
て連結された管反応器(固定床)で行い、そのうち1番目は逆混合を用いる細流
法で操作され、2番目は直流通路を用いる細流床法または液相法で操作される。
【0057】 水素化は平行に連結された2個以上の反応器中でも実施できる。
【0058】 この場合に、1個の水素化反応器または複数の水素化反応器に導入する成分を
、導入前に前加熱するかまたは前冷却することができる。この事は、例えば、1
個以上の熱交換器中で実施できる。
【0059】 さらに、水素化反応器または水素化反応器自体の温度を調整することも考えら
れ、この事は先行技術による全ての方法により実施できる。従って例えば、以下
の記載するように、反応器の温度を増大させることにより水素化に使用される少
なくとも1種の触媒の水素化活性の低下を補償することができる。この反応器の
温度の増大は、例えば、外部熱の水素化反応の際に反応器の冷却を減少させるこ
とにより実施できる。同様に自明ながら反応器の温度は外部からの加熱により著
しく高めることもできる。
【0060】 本発明による方法において、アルキノールをアルケノールに水素化する場合に
は、このために先行技術から公知の全ての好適な触媒を使用することができる。
ここで、可能な触媒としては、特に例えばCaCO上のPdまたはPd/Pb
(Lindlar触媒)が挙げられる。場合により、触媒、例えばPdをCOにより部
分的に被毒して良好な選択性を達成することもできる。
【0061】 本発明による方法においてアルキノールをアルカノールに水素化する場合には
、このために先行技術から公知の全ての好適な触媒を使用することができる。公
知の触媒は、例えば、Pd−、Pt−、Ni−(ラネーニッケルも)、Co−、
Ru−またはRh−触媒であり、その際、これらは担持または非担持触媒として
使用できる。担体としては、この場合には全ての常用の担体、例えば、Al 、SiOまたはCを使用できる。
【0062】 1種以上のアルキノールが相応するアルカノールに水素化される該方法の有利
な実施態様では、触媒として担持触媒または非担持触媒が使用される。活性水素
化金属としては、この場合に特に周期表の1、7および8副族の金属が挙げられ
る。ここで有利にはNi、Ru、Pd、PtおよびRhが使用される。。
【0063】 本発明による範囲内において、アルキノールを水素化してアルカノールにする
有利な実施態様では、触媒として担持Pd−触媒が使用され、その際、担体材料
には酸化アルミニウムが含まれる。
【0064】 本発明の範囲内において、アルキノールをそれぞれのアルカノールに水素化す
る際に、一般的に1〜300バール、有利には10〜200バール、特に有利に
は15〜100バール、殊に有利には20〜50バールの圧力で行われる。
【0065】 本発明の方法において、アルキノールをそれぞれのアルカノールへ水素化する
際の温度は、一般的に30〜250℃の範囲内、有利には50〜200℃の範囲
内、特に有利には80〜160℃の範囲内である。
【0066】 さらに本発明による方法において、アルキノールをそれぞれのアルケノールに
水素化する場合には、水素化の温度は、一般的に30〜200℃の範囲内、有利
には40〜150℃の範囲内、特に有利には50〜130℃の範囲内である。
【0067】 本発明による方法において、水素化の際に連続して連結された2種以上の反応
器を使用する場合には、個々の反応器中で種々の圧力および/または種々の温度
を水素化のために調節することも考えられる。従って、反応熱が遊離されるため
1番目の反応器の出発物質流よりも高い温度を有する1番目の反応器からの生成
物流の温度を、2番目の反応器に導入する前に特に調節する必要はない。しかし
、例えば、自明ながらこの2つの反応器の間に設置される中間冷却により、1番
目の反応器からの生成物流を2番目の反応器に導入する前に冷却することもでき
る。
【0068】 自明ながらアルキノールからアルケノールとアルカノールから成る混合物を製
造することも考えられる。これは、例えば、水素化条件の好適な選択により可能
である。このためのもう1つの可能性は、段階(II)から得られる混合物から
成る段階(II)からの混合物流を2つ以上の流に分け、かつそれぞれの流を別
々の反応器中で水素化することにあり、その際、それぞれの反応器中での水素化
条件は異なっていてもよく、従って、アルケノールとアルカノールをアルキノー
ルから簡単な方法で製造することができる。
【0069】 水素化条件の応じて、有利に製造された上記のアルキノールから次のアルケノ
ールおよび/またはアルカノールを製造することができる:2,5−ジメチルヘ
キサン−2,5−ジオール(DMHD)、3−メチル−3−ヒドロキシ−ブテ−
1−エン、2−メチル−2−ヒドロキシ−ブタン、3,7,11−トリメチル−
3−ヒドロキシ−1,6−ドデカジエン、3,7,11,15−テトラメチル−
ヘキサデケ−1−エン−3−オール、3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン
−1−オール、3,7−ジメチル−オクテ−1−エン−3−オール、3−メチル
−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)、1,4−
ペンタジエン−3−オール、3−メチル−1−(2,6,6−トリメチル−1−
シクロヘキセン−1−イル)。
【0070】 段階(II’)は段階(II)から得られる少なくとも1種のアルキノールの
3重結合の水素化に限定されるわけではない。段階(II)で使用される少なく
とも1種のアルキンおよび/または少なくとも1種のカルボニル化合物の化学構
造に応じて、段階(II’)で基Rおよび/またはR’および/またはR’’を
変性させることができ、この事は例えば、前記の基の中に含まれる官能基の反応
を行われる。さらに、本発明による方法の範囲内において、上記の水素化に加え
てこのような反応を実施することも考えられる。
【0071】 本発明による方法のもう1つの有利な実施態様において、上記のように段階(
II)は、個々の工程(aa)〜(ff)で実施される。従って、本発明は上記
のように1つの方法を記載するが、段階(II)は次の工程(aa)〜(ff)
: (aa) 一般構造R−CO−R’の少なくとも1種のカルボニル化合物と、一
般構造R’’−C≡C−Hの少なくとも1種のアルキンおよび段階(I)中で得
られる混合物(G−I)を反応させ、混合物(M−aa)が得られ、 (bb) 工程(aa)から得られた混合物(M−aa)を加水分解し、少なく
とも1種の有機相を含有する多相の混合物(M−bb)が得られ、 (cc) 工程(bb)から得られた多相の混合物(M−bb)から少なくとも
1種の有機相を分離し、 (dd) 工程(cc)で分離された少なくとも1種の有機相を抽出し、 (ee) 工程(dd)で抽出された少なくとも1種の有機相を中和して少なく
とも1種のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を含有する混合物(M−ee
)が得られ、 (ff) 工程(ee)から得られる少なくとも1種のアルカリ金属塩または土
類金属塩を含有する混合物(M−ee)を分離して、少なくとも1種のアルコー
ル(A)、溶剤(L)および不飽和アルコール(B)を含有する混合物(G−I
I)が得られる を含む。
【0072】 少なくとも1種のカルボニル化合物と少なくとも1種のアルキンおよび工程(
I)から得られた混合物(G−I)の反応からは、上記のように、第1に混合物
(M−aa)を生じ、これは工程(bb)に供給される。この工程(bb)では
、少なくとも1種の不飽和アルコール(B)が加水分解により遊離される。
【0073】 加水分解を実施する方法には原則的に制限はない。従って、例えば、1種以上
の反応器中で実施でき、場合により、それぞれの反応器中の温度を調整すること
もできる。例えば、塩水による冷却を考えることができる。加水分解水の冷却を
考えることもでき、この事は先行技術から考えられる通常の全ての方法で実施で
きる。一般的に、加水分解を行う際に反応混合物を撹拌することができ、この事
は先行技術から考えられる全て通常の方法で実施できる。例えば、撹拌および混
合のために、例えば、上記のものかつDE−C4220239に開示されている
混合装置を使用できる。
【0074】 この加水分解工程(bb)に使用される水相は、特に本発明による方法の有利
な実施態様では、工程(dd)中の抽出から生じる。自明ながら、さらに水を添
加することもできる。加水分解のために使用される水も、加水分解すべき反応混
合物も、少なくとも1種の加水分解反応器中に導入する前に、所望の温度にする
ことができ、この事は熱交換器により行うことができる。
【0075】 工程(bb)の加水分解からは、少なくとも2相、すなわち、少なくとも1種
の有機相と少なくとも1種の水相とから成る混合物(M−bb)が得られる。工
程(cc)で、この混合物(M−bb)からは少なくとも1種の有機相が分離さ
れる。この相分離は原則的に全ての通常の方法により実施できる。ここで、2種
以上の有機相が存在する場合には、多相の有機混合物として一緒に分離するか、
または2種以上の別々の有機相として分離できる。同様に、2種以上の水相が存
在するには、多相の水性混合物として一緒に分離するか、または2種以上の別々
の水相として分離することも考えられる。
【0076】 本発明の有利な実施態様では、工程(bb)からの加水分解混合物(M−bb
)は、1種以上の相分離容器に供給されるが、これは、分離すべき多相混合物の
温度が分離容器中で調整できるような方法で設定される。有利には相分離は、一
般的に10〜80℃の範囲内、有利には20〜60℃の範囲内、かつ特に有利に
は40℃の温度で実施される。
【0077】 本発明による方法の特に有利な実施態様では、アルカリ金属および/またはア
ルカリ土類金属の水酸化物2〜60質量%、有利には30〜35質量%の含有量
を有する少なくとも1種の水相は、段階(I)に出発物質として戻される。段階
(I)中で行われるアルコラートの製造において、少なくとも1種のアルコラー
ト(AL)の製造を可能にする塩基の濃縮を実施するために、工程(cc)から
得られる水性アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の水酸化物を含有す
る少なくとも1種の水相の他に、段階(I)中でアルカリ金属および/またはア
ルカリ土類金属の水酸化物を含有する他の水溶液を添加する必要がある。
【0078】 少なくとも1種の有機相は、次の工程(dd)で抽出される。工程(cc)で
単独の有機相または複数の有機相を含有する混合物が分離される場合には、この
相またはこの混合物は抽出される。複数の有機相を分離する場合には、例えば、
それぞれ個々の有機相を別々に抽出することができる。
【0079】 本発明の有利な実施態様では、抽出のために、段階(I)から蒸留により得ら
れる水相が使用される。自明ながら、付加的に水をこの水相に添加することも考
えられる。
【0080】 抽出は、先行技術から公知の全ての可能な方法により実施できる。ここで、特
にカラムの使用、例えば、多孔プレートカラム、パルスリフティングプレートカ
ラム(pulsed elevated-plate culumns)および充填カラムを挙げることができ
る。有利な実施態様では、向流法で抽出を実施するが、その際に、抽出の良好な
温度は、一般的に30〜50℃の範囲内、有利には約40℃である。
【0081】 この抽出工程(dd)では、少なくとも1種の有機相のアルカリ金属および/
またはアルカリ土類金属の水酸化物の含有量が、1質量%、有利には0.1質量
%未満、特に有利には0.01質量%未満である程度まで、少なくとも1種の有
機相から少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物が除
かれる。
【0082】 本発明による有利な実施態様では、抽出から生じる水相は、工程(bb)に戻
される。
【0083】 少なくとも1種の抽出された有機相は、工程(ee)で中和することができる
。ここで中和は、酸を添加することにより行われるが、その際、酸としては特に
リン酸、ギ酸、酢酸、硫酸またはカルボン酸を挙げることができる。同様に、非
常に固体の二酸化炭素の使用も考えられる。有利には、本発明による方法におい
て、リン酸を使用する。
【0084】 次の工程(ff)では、中和の際に生じる少なくとも1種のアルカリ金属また
はアルカリ土類金属塩は、工程(ee)から得られる混合物(M−ee)から分
離される。この分離は、一般的に先行技術から公知の全ての方法で実施できる。
塩の分離は、塩が分離される生成物が特別に高い温度にさらされない場合には、
本発明による方法では省略することができる。この場合、例えば少なくとも1種
の不飽和アルコールの場合には、(B)を水素化しない。
【0085】 本発明による有利な実施態様において、工程(ee)で得られる少なくとも1
種の混合物(M−ee)からの少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土
類金属塩の分離は、有機物質の全体の蒸発により、例えば、薄膜エバポレーター
または流下薄膜型エバポレーターを用いて行われる。残留する少なくとも1種の
アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩は、1種以上の好適な物質を用いてエバ
ポレーターから分離される。このための好適な物質は、特に、ポリアルキレング
リコール、例えば、ポリエチレングリコールが挙げられる。特に有利な実施態様
では、少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩を除去するため
に使用される物質のうち少なくとも0.5%、有利には1〜2%、特に有利には
少なくとも1〜10%の部分が戻される。
【0086】 少なくとも1種の不飽和アルコール(B)が本発明による方法中で水素化され
ない場合、または少なくとも1種の水素化アルコール(C)が十分に熱安定性で
ない場合には、全体の蒸発の際に生じる温度では、所望の生成物の欠損が引き起
こされ、塩の分離はイオン交換により行うこともできる。イオン交換の例は、先
行技術から公知である全ての好適な方法が考えられる。
【0087】 さらに有利な実施態様では、段階(III)での蒸留の際に生じる高沸点缶出
物は、工程(ee)から得られる混合物(M−ee)の他に、エバポレーターに
導入される。この結果、高沸点缶出物中に含まれる所望の生成物の残りはプロセ
スに戻される。この循環に関するもう1つの利点は、記載した高沸点缶出物がエ
バポレーターの潤滑剤として作用することである。
【0088】 有機物質の全体の蒸留から生じる蒸留の蒸留物は、本発明による方法中で濃縮
される。本発明による有利な方法の有利な実施態様では、この濃縮は少なくとも
2工程で行い、さらに有利な実施態様では2工程で行う。1番目の凝縮工程が行
われる温度は、一般的には30〜80℃の範囲内、有利には35〜50℃の範囲
内、特に有利は約40℃である。2番目の凝縮工程が行われる温度は、一般的に
は0〜40℃の範囲内、有利には5〜20℃の範囲内、特に有利には約10℃で
ある。
【0089】 凝縮工程の後に生じ、かつ少なくとも1種の不飽和アルコール(B)、(L)
および(A)を含有する混合物(G−II)は、次に段階(II’)または(I
II)に供給される。ここで、複数の凝縮工程の場合には、段階(II’)およ
び/または(III)の凝縮工程の凝縮物だけをさらに操作することを考えるこ
ともできる。しかし、複数の凝縮物流を段階(II’)および/または(III
)で一緒にさらに操作することもできる。
【0090】 本発明の段階(III)または(III’)では、先行する段階から得られる
混合物(G−II)または(G−II’)を蒸留し、先行する段階で製造された
少なくとも1種のアルコール(B)または(C)が得られる。同様に、少なくと
も1種の有機溶剤(L)および少なくとも1種のアルコール(A)も分離される
。この蒸留は、先行技術から公知の全ての通常の方法で実施できる。本発明によ
る方法の有利な実施態様では、蒸留は分界壁(diving wall)を有する充填カラ
ム中で実施される。
【0091】 段階(III)または(III’)での蒸留の後に得られる(L)および(A
)は、本発明に従って、出発物質として段階(I)に戻され、その際、(L)お
よび(A)は、工程(I)に相互に別々にまたは混合物として戻すこともできる
【0092】 それぞれの段階(I)、(II)、(II’)、(III)および(III’
)ならびに、それぞれの工程(aa)〜(ff)は、原則的に連続的または不連
続的に実施できる。本発明の方法による有利な実施態様では、これらの段階およ
び工程は、それぞれの段階および工程が連続的に実施されるように設計すること
ができる。
【0093】 本発明による有利な実施態様では、段階(III)または段階(III’)で
、少なくとも1種の不飽和アルコール(B)または少なくとも1種のアルコール
(C)が溶融生成物として蒸留の際に得られる。この生成物は、蒸留に引き続き
直接に液滴に付形することができる。液滴の付形は、必然的にそれ自体が不連続
法である。液滴の付形のための供給は有利には連続的に行われ、かつ冷却面上で
析出される付形された液滴は、冷却面から錠剤形の顆粒として連続的に輸送され
るため、全体的な方法は、連続法で実施するのが有利である。
【0094】 従って、本発明による方法は、上記のような方法を提供するが、その際、それ
ぞれの段階および工程は連続法として行われる。
【0095】 本発明は、特に、溶融性不飽和アルコール(B)の製造およびこの溶融物から
の錠剤形の顆粒を製造するための総合された方法を記載する。前記方法は、連続
的に実施される以下の工程(aaa)〜(jjj)を含む: (aaa) 少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物
と、少なくとも1種のアルコール(A)とを少なくとも1種の溶剤(L)中で、
工程(ddd)で得られる水相(P−ddd)の使用下に反応させ、かつ少なく
とも1種の溶剤(L)、アルコール(A)およびアルコラート(AL)が得られ
、ならびに水相(P−aaa)を含有する混合物(G−aaa)が得られ、これ
を工程(eee)に供給される (bbb) 一般構造R−CO−R’の少なくとも1種のカルボニル化合物と、
一般構造R’’−C≡C−Hのアルキンおよび工程(aaa)で得られる混合物
(G−aaa)とを反応させ、少なくとも1種の不飽和アルコール(B)を含有
する混合物(G−bbb)が得られ、 (ccc) 工程(bbb)からの混合物(G−bbb)を、工程(eee)で
得られる水相(P−eee)の使用下に加水分解し、少なくとも1種の有機相お
よび少なくとも1種の水相を含有する多相の混合物(M−ccc)が得られ、 (ddd) 少なくとも1種の有機相を工程(ccc)で得られる多相の混合物
(M−ccc)から分離し、少なくとも1種の水相(P−ddd)が得られ、こ
れを工程(aaa)に戻し、 (eee) 工程(ddd)で分離した少なくとも1種の有機相を、工程(aa
a)で得られた水相(P−aaa)の使用下に向流抽出し、水相(P−eee)
が得られ、これを工程(ccc)に戻し、 (fff) 工程(eee)で得られた少なくとも1種の有機相を中和し、少な
くとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、ならびに少なくとも1種
のアルコール(A)、溶剤(L)および少なくとも1種の不飽和アルコール(B
)を含有する混合物(G−fff)が得られ、 (ggg) 工程(fff)から得られた混合物(G−fff)から少なくとも
1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩を分離し、少なくとも1種のアル
コール(A)、溶剤(L)および少なくとも1種の不飽和アルコール(B)を含
有する混合物(G−ggg)が得られ、 (hhh) 段階(ggg)で得られた混合物(G−ggg)を蒸留し、少なく
とも1種の不飽和アルコール(B)を溶融物の形で得られ、溶剤(L)およびア
ルコール(A)を含有する混合物(M−hhh)が得られ、かつ少なくとも1種
の不飽和アルコール(B)を少量含有する混合物(G−hhh)が得られるが、
その際、溶剤(L)とアルコール(A)を混合物として段階(aaa)に戻し、
かつ少なくとも1種の不飽和アルコール(B)を少量含有する混合物(G−hh
h)を段階(ggg)に戻し、かつ (jjj) 少なくとも1種の不飽和アルコール(B)を含有し、かつ(hhh)
中で得られた溶融物から錠剤形の顆粒を製造する。
【0096】 さらに、本発明は上記のように、連続的に実施される工程(aaa)〜(gg
g)および工程(ggg)の後に連続的に実施される工程(ggg’)、(hh
h’)および(jjj’)を含む少なくとも1種の水素化アルコール(C)を製
造するための総合された方法も記載する: (ggg’) 工程(ggg)から得られた混合物(G−ggg)中の少なくと
も1種の不飽和アルコール(B)を水素化し、少なくとも1種のアルコール(9
、溶剤(A)および、溶剤(L)および少なくとも1種の水素化アルコール(L
)を含有する混合物(G-ggg’)が得られ、 (hhh’) 工程(ggg’)から得られた混合物(G−ggg’)を蒸留し
、溶融物の形の少なくとも1種の水素化アルコール(C)が得られ、溶剤(L)
とアルコール(A)を含有する混合物(M−hhh’)が得られ、かつ少なくと
も1種の水素化アルコール(C)を少量含有する混合物(G−hhh’)が得ら
れるが、その際、溶剤(L)とアルコール(A)は混合物として工程(aaa)
に戻され、かつ少なくとも1種の水素化アルコール(C)を少量含有する混合物
(G−hhh’)は工程(ggg)に戻され、 (jjj’) 少なくとも1種の飽和アルコール(C)を含有し、かつ(hhh
’)で得られた溶融物から錠剤形の顆粒を製造する。
【0097】 自明ながら、段階(III)または(III’)で、有利には溶融物の液体形
で生じるアルコール(B)または(C)を、引き続き直接に液滴の形に付形しな
いことも考えられる。この場合、例えば、溶融物を収集し、かつより遅い時点で
液滴に付形することもできる。ここで、溶融物を貯蔵の間に凝固させ、かつ液滴
に付形する前に再び液化することも考えられる。しかし、同様に貯蔵の間に液体
の状態で溶融物を保持することも考えられる。
【0098】 さらに、少なくとも1種の不飽和アルコール(B)または少なくとも1種の飽
和アルコール(C)を工程(hhh)または工程(hhh’)で溶融物の形に付
形しないことも考えられる。この場合、(B)または(C)をはじめに溶融物に
加工し、かつ引き続きこの溶融物を液滴の付形する。この場合、溶融物(B)ま
たは(C)を製造するために、全ての好適な方法が考えられる。
【0099】 上記に詳細に説明したように、本発明は、個々の段階および工程から得られる
多数の生成物がプロセスに再び戻される錠剤形の顆粒の製法を提供する。従って
、費用削減かつ生態学的に効果のあるプロセスが提供されるが、この事は、それ
ぞれの段階および工程の有利な連続的操作によりさらに改善される。
【0100】 本発明による方法の溶融物中に含まれる特に有利なアルコールは、特に、ポリ
アルキレングリコール、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コールまたはトリメチロールプロパンを挙げることができる。同様に、シクロヘ
キサノール、例えば、1−エチニル−1−シクロヘキサノール、ヘキサンジオー
ル、例えば、1,6−ヘキサンジオール、ブチンジオール、例えば、2−ブチン
−1,4−ジオール、ヘキサンジオール、例えば、3−ヘキシン−2,5−ジオ
ールおよびネオペンチルグリコールが有利である。
【0101】 他の有利な実施態様は、上記のように、本発明はジメチルヘキシンジオール、
ジメチルヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールおよびトリメチロールプロ
パンから成る群から選択されるアルコールを特徴とする方法に関する。
【0102】 DMHDに関しては、段階(I)、(II)、(II’)および(III’)
を含む方法により、この化合物を製造することが特に考えられる。特に、さらに
ジメチルヘキサンジオールをジメチルヘキシンジオール(DMHDY)の水素化
により製造することが考えられ、これは段階(I)、(II)および(III)
を含む方法によりさらに製造される。
【0103】 自明ながら、DMHDを他の可能な方法により製造することもできる。従って
、例えば、DMHDをラジカル反応により製造することもできる。この反応では
、例えばメチルブチノールおよびメチルブテノールおよびイソプロパノールを、
ラジカル開始剤、例えば、ジブチルペルオキシドの添加下に相互に反応させる。
【0104】 本発明による有利な実施態様では、上記のように少なくとも1種のアルコール
を含有する溶融物を前結晶化(pre-crystallization)が引き起こされないよう
に液滴に付形する。
【0105】 “前結晶化”という用語は、本発明の範囲内において、溶融物の製造後に、結
晶を溶融物に添加することによるか、または晶析装置を用いることにより(一般
的には、例えば、2つの上記の明細書のようにワイパーまたはスクレーパを備え
ている冷却面)、もしくは溶融物または溶液の部分的な蒸発により、該溶融物中
の結晶の含有率が生じるか高められる1種以上のプロセス工程という意味で解釈
される。
【0106】 従って、さらに本発明は、上記のように液滴の析出前に溶融物を前結晶化させ
ないことを特徴とする方法に関する。
【0107】 液滴に付形される溶融物は、溶融物が液滴に付形され、かつ冷却面上で析出さ
れることが保証される限り、本質的に任意の結晶含有率を有してもよい。この場
合、本発明による方法の有利な実施態様では、錠剤形の顆粒が製造されるが、そ
の際、溶融物は、それぞれ溶融物の全質量に対して、3質量%よりも少ない、有
利には2質量%よりも少ない、特に有利には1質量%よりも少ない結晶含有率を
有し、殊に有利には結晶を有さない。
【0108】 従って、本発明は、上記のように溶融物が3質量%よりも少ない結晶含有率を
有することを特徴とする方法にも関する。
【0109】 一般的に、本発明による方法は、溶融物が液滴に付形され、かつ冷却表面上で
析出されることが保証される限り、本質的に任意の粘度の溶融物を顆粒に付形す
ることが好適である。本発明の方法によれば、1〜1000mPasの範囲内、
有利には1〜100mPasの範囲内、特に有利には1〜20の範囲内の粘度で
ある溶融物を顆粒に付形するのが有利である。
【0110】 従って、本発明は、上記のように溶融物が1〜1000mPasの粘度を有す
ることを特徴とする方法にも関する。
【0111】 本発明による方法の他の有利な実施態様では、液滴に付形される溶融物は、溶
融物により僅かにだけ湿潤性の冷却面上で析出される。
【0112】 液滴に付形される溶融物により僅かにだけ湿潤性の冷却面の材料は、本発明の
範囲内において本質的に自由に選択することができ、かつ顆粒に加工されるべき
溶融物のそれぞれの組成物に応じて選択することができる。自明ながら、この場
合、冷却面の材料がそれぞれの溶融物に対して化学的に不活性であり、かつ冷却
面の必要不可欠な冷却が妨げられない状態であるように注意すべきである。これ
らの前提条件下では、先行技術から公知である本質的に全ての好適な材料が使用
可能である。有利な実施態様では、液滴が析出される冷却面の表面材料は、金属
、さらに有利には鋼、特に有利には特殊鋼から成る。
【0113】 それゆえ、本発明は、上記のように液滴が(iii)により析出される冷却面
の表面が特殊鋼から製造されることを特徴とする方法にも関する。
【0114】 冷却面の材料の本発明による特異的な選択により、液滴に付形される溶融物を
冷却面上で全く分散させないか、もしくは分散しても僅かであるように、溶融物
を顆粒に凝固する前に、簡単な方法で達成することができる。この方法により、
顆粒の形状をコントロールできるために、特に溶融物の特性に影響を与えかねな
い装置およびプロセスを省略することもできる。特に本発明による範囲内では、
上記にように溶融物の前結晶化は、不必要である。
【0115】 溶融物を付形して液滴に関しては、本発明の範囲内において、全ての好適な方
法および装置が考えられる。
【0116】 特に、圧力により溶融物を周期的にバルブもしくはスライドを介して、または
周期的に開く開口部を介して液滴の形で排出されるか、または振動もしくは回転
置換部材により溶融物が液滴の形で排出されるかまたは圧成形される装置を挙げ
ることができる。
【0117】 本発明の有利な実施態様では、例えば、溶融物は排出開口部を有する容器中に
装入され、これを通して溶融物を排出することができ、かつバルブに誘導される
。この事は、その下にある冷却面上で溶融物が1滴ずつ析出されるように調節さ
れる。この場合、液滴の製造は、例えば、バルブを周期的に開けることによりコ
ントロールできる。容器自体および導管の両方、ならびに存在する場合にはバル
ブ自体を加熱して溶融物を相応して温度調節することもできる。この場合、特に
溶融物が全体的に同じ温度を有することも考えられる。しかし、容器、導管なら
びに存在する場合にはバルブ自体を異なる温度に保持することも可能である。さ
らに、溶融物から液滴を形成するための装置は、例えば、DE-C 3421625、DE-C 2
941802およびDE-B 2853054に記載されており、前記明細書の内容は本明細書中に
例により完全に引用されている。
【0118】 本発明による方法の範囲内において、複数の液滴を同時に製造するための液滴
排出部分を有する装置が、液滴の製造に有利に使用される。
【0119】 本発明による方法により溶融物から顆粒を製造する場合に、溶融物のために本
質的に全ての好適な温度を選択することができる。同様のことは、冷却面にも当
てはまる。
【0120】 溶融物の特に有利な適用温度は、一般的には溶融物の融点の100℃まで上の
範囲内、有利には30℃まで上の範囲内、かつ特に有利には15℃まで上の範囲
内である。
【0121】 本発明は、上記のように、液滴に付形される溶融物の温度が冷却面に適用され
る際に溶融物の融点の100℃まで上であることを特徴とする方法にも関する。
【0122】 液滴に付形される溶融物が析出される冷却面の温度は、一般的には溶融物が所
望の速度で冷却されるように選択する。
【0123】 一般的には、冷却面の温度は、−30〜+80℃の範囲内、有利には0〜+5
0℃の範囲内、かつ特に有利には+15〜+40℃の範囲内である。
【0124】 従って、本発明は上記のように液滴に付形される溶融物が析出される冷却面の
温度は、−30〜+80℃の範囲内であることを特徴とする。
【0125】 本発明による方法によれば、特に、液滴を析出する際の溶融物の温度、液滴の
形、液滴の体積および冷却面の温度に応じて異なる形状を有する錠剤形の顆粒は
、製造することができる。特に、上記のパラメーターを変化させることにより、
例えば錠剤の高さ直径を変化させることにより、他の使用の要求に応えることが
できる。
【0126】 一般的には、本発明の方法により製造される顆粒の平均直径は、1〜20mm
の範囲内、有利には3〜10mmの範囲内、特に有利には4〜8mmの範囲内で
ある。本発明の方法により製造される顆粒の平均高さは、一般的に0.5〜5m
mの範囲内、有利には1〜4mmの範囲内、特に有利には1.5〜3mmの範囲
内にある。
【0127】 従って、本発明は上記のように1〜20mmの範囲内の平均直径および0.5
〜5mmの範囲内の平均高さを有することを特徴とする顆粒にも関する。
【0128】 特に有利な実施態様では、本質的にDMHDまたはDMHDYまたはネオペン
チルグリコールまたはトリメチロールプロパンから成る錠剤形の顆粒が製造され
る。一般的には、この場合に錠剤形の顆粒のDMHDまたはDMHDYまたはネ
オペンチルグリコールまたはトリメチロールプロパン含有量は、それぞれ顆粒の
全質量に対して90質量%以上、有利には95質量%以上かつ特に有利には99
質量%以上である。
【0129】 従って、本発明は上記のように顆粒の全質量に対して、90質量%以上がジメ
チルヘキシンジオールまたはジメチルヘキサンジオールまたはネオペンチルグリ
コールまたはトリメチロールプロパンから成ることを特徴とする顆粒に関する。
【0130】 本発明による顆粒の特別な利点は、例えばフレーク状の顆粒と比較して僅かな
凝固または固化傾向を有することである。しかし、高い凝固または固化傾向を有
する生成物は、特に取り扱いにくく、かつ貯蔵安定性が悪い。
【0131】 従って、本発明は上記のように僅かな凝固傾向を有することを特徴とする顆粒
に関する。
【0132】 例えばフレーク状の顆粒と比較して、本発明による錠剤形の顆粒は、少ないダ
スト部分を有する。
【0133】 “ダスト”とは、本発明の範囲内では、顆粒と同じ組成を有するが、しかし、
顆粒よりも小さなサイズを有し、かつ顆粒の処理および使用に望ましくない粒子
を意味する。
【0134】 以下に、本発明を実施例により説明する。
【0135】 実施例 ガスクロマトグラフィーから面積パーセントとして測定して、純度99.85
%を有するDMHD溶融物を、窒素のキャッピング下、温度102℃で圧力をか
けずに1リットル容器に装入した。溶融物の温度調節のために容器に二重ジャケ
ットを装備し、かつ相応して温度調節した。容器の底には、両方とも加熱してあ
る細い調節バルブを備えた排出管がある。
【0136】 バルブを周期的に開けることにより、溶融物を液滴の形で排出した。ここで、
液滴が排出される位置は、液滴を凝固するめたに使用される冷却面の10mm上
にある。冷却面は特殊鋼から成っており、かつ冷却水を用いて25℃の温度に調
節した。液滴は次々に冷却面上で析出された。凝固により、直径5〜7mmおよ
び厚さ1.8〜2.7mmを有する相応する錠剤が得られた。
【0137】 同じDMHD溶融物をフレークの製造のために冷却ロール上に置いた。冷却ロ
ールは直径200mmおよび幅100mmを有した。
【0138】 ロールをDMHD溶融物が110℃の温度で装入された溶融槽中に浸漬した。
冷却ロールを冷却水で25℃の温度に冷却した。2回/分の回転速度で溶融物を
ロール上に張り付け、凝固させ、凝固させた後に装置により削り落とした。ここ
で、生じたフレークは、厚さ0.6〜0.7mmおよび数平方ミリメートルから
ほぼ爪のサイズまでの不規則な大きさを有した。錠剤形の顆粒生成物とは対照的
に、得られたフレーク生成物は、1mm未満の粒子を有する相当な量のダスト部
分を有した。
【0139】 得られたフレークおよび顆粒は、比較試験中でベーキング挙動に関して試験し
た。このために、それぞれ30gのフレークおよび錠剤を円柱状の金属容器(内
径43mm、高さ50mm)中に装填した。
【0140】 パイルコーンを均一にした後に、金属容器中のある試料を金属プランジャー(
重さ:それぞれ455g)を用いて上から負荷した。負荷した試料を室温(実験
室中、大気)で14日間にわたりそのまま貯蔵した。貯蔵時間の満了の後に、プ
ランジャーを取り除き、フレークまたは錠剤の凝固の度合いを円柱形容器を回転
させ、かつフレークまたは錠剤が独りでに流出する部分を測定することにより試
験した。その際に、次の表1に記載された結果が得られた:
【0141】
【表1】
【0142】 さらに、円柱形の容器をゆるく衝撃したときに自由に流出しなかった錠剤のフ
ラクションは、分散顆粒として流出するのに対して、フレークは、より強く衝撃
させたときに初めて広範囲に及んで凝集性の凝集物として転がることが観察され
た。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年9月7日(2001.9.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 33/044 C07C 33/044 (72)発明者 ベルンハルト マルトリー ドイツ連邦共和国 オブリッヒハイム プ ロープストシュトラーセ 4 (72)発明者 イェルク ハイレク ドイツ連邦共和国 バメンタール イム シュラーク 17 Fターム(参考) 4G004 CA07 4H006 AD15 BC51 BD83

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程: (i)溶融物を製造し、 (ii)製造された溶融物を付形して液滴にし、 (iii)液滴を冷却面上で析出させ、かつ (iv)析出させた液滴を凝固させて顆粒にする により溶融物から錠剤形の顆粒を製造する方法において、溶融物はアルコールを
    含有し、かつ溶融物は30℃以上の融点を有することを特徴とする、錠剤形の顆
    粒を製造する方法。
  2. 【請求項2】 アルコールは、 (a) 次の段階(I)〜(III)を含む方法により得られるアルコール(B
    ): (I) 少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物と、
    少なくとも1種のアルコール(A)とを、少なくとも1種の有機溶剤(L)中で
    反応させ、少なくとも1種のアルコール(A)、溶剤(L)およびアルコラート
    (AL)を含有する混合物(G-I)が得られ; (II) 一般構造R−CO-R’の少なくとも1種のカルボニル化合物と、一
    般構造R’’−C≡C−Hの少なくとも1種のアルキンおよび段階(I)で得ら
    れた混合物(G-I)を反応させ、少なくとも1種のアルコール(A)、溶剤(
    L)および不飽和アルコール(B)を含有する混合物(G-II)が得られ; (III) 段階(II)で得られた混合物(G-II)を蒸留し、少なくとも
    1種のアルコール(B)ならびに溶剤(L)およびアルコール(A)を含有する
    混合物(G-III)が得られ; その際、段階(III)で得られた溶剤(L)および段階(III)で得られた
    アルコール(A)を混合物として段階(I)に戻し、 (b) 次の段階(I)〜(III’)を含む方法により得られるアルコール(
    C): (I) 少なくとも1種のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物と、
    少なくとも1種のアルコール(A)とを、少なくとも1種の有機溶剤(L)中で
    反応させ、少なくとも1種のアルコール(A)、溶剤(L)およびアルコラート
    (AL)を含有する混合物(G-I)が得られ; (II) 一般構造R−CO-R’の少なくとも1種のカルボニル化合物と、一
    般構造R’’−C≡C−Hの少なくとも1種のアルキンおよび段階(I)で得ら
    れた混合物(G-I)を反応させ、少なくとも1種のアルコール(A)、溶剤(
    L)および不飽和アルコール(B)を含有する混合物(G-II)が得られ; (II’) 段階(II)から得られた混合物(G-II)中の少なくとも1種
    の不飽和アルコール(B)を水素化して、少なくとも1種の水素化アルコール(
    C)、アルコール(A)および溶剤(L)を含有する混合物(G-II’)が得
    られ、 (III’) 段階(II’)で得られた混合物(G-II’)を蒸留して少な
    くとも1種のアルコール(C)ならびに溶剤(L)およびアルコール(A)を含
    有する混合物(G-III’)が得られ、 その際、段階(III’)で得られた溶剤(L)および段階(III’)で得ら
    れたアルコール(A)を混合物として段階(I)に戻し、および (c)上記アルコール2種以上から成る混合物 から成る群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルコールは、ジメチルヘキシンジオール、ジメチルヘキサ
    ンジオール、ネオペンチルグリコールおよびトリメチロールプロパンから成る群
    から選択される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 溶融物は、液滴の析出前には前結晶化させない、請求項1か
    ら3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 溶融物は、3質量%未満の結晶含有量を有する、請求項1か
    ら4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 溶融物は、1〜1000mPasの範囲内の粘度を有する、
    請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 (iii)により液滴が析出する冷却面の表面は、特殊鋼か
    ら製造されている、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 冷却面への適用の際に液滴に付形される溶融物の温度は、溶
    融物の融点の100℃まで上である、請求項1から7までのいずれか1項に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 液滴に付形される溶融物が析出される冷却面は、−30〜+
    80℃の範囲内の温度を有する、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 次の方法 (i)溶融物を製造し、 (ii)製造された溶融物を付形して液滴にし、 (iii)液滴を冷却面上で析出させ、かつ (iV)析出した液滴を凝固して顆粒にする により製造可能な錠剤形の顆粒において、溶融物はアルコールを含有し、かつ溶
    融物は30℃以上の融点を有することを特徴とする、錠剤形の顆粒。
  11. 【請求項11】 1〜20mmの範囲内の平均直径および0.5〜5mmの
    範囲内の平均高さを有する、請求項10に記載の顆粒。
  12. 【請求項12】 顆粒の全質量に対して、ジメチルヘキシンジオールまたは
    ジメチルヘキサンジオールまたはネオペンチルグリコールまたはトリメチロール
    プロパン90質量%以上から成る、請求項10または11に記載の顆粒。
  13. 【請求項13】 低い凝固傾向を有する、請求項10から12までのいずれ
    か1項に記載の顆粒。
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