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JP2003501246A - 回転圧力スイング吸着装置 - Google Patents

回転圧力スイング吸着装置

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JP2003501246A
JP2003501246A JP2001502946A JP2001502946A JP2003501246A JP 2003501246 A JP2003501246 A JP 2003501246A JP 2001502946 A JP2001502946 A JP 2001502946A JP 2001502946 A JP2001502946 A JP 2001502946A JP 2003501246 A JP2003501246 A JP 2003501246A
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flow
sheet
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JP2001502946A
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ジェイ コナー デニス
ジー ドマン デヴィッド
イェツィオロウスキー レ
ジー キーファー ボウイ
ラリッシュ ベリンダ
マクリーン クリストファー
ショウ イアン
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クェストエアー テクノロジーズ インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 圧力スイング吸着(PSA)によるガスの分離は回転圧力スイング吸着モジュール内の第1弁手段、及び第2弁手段に協働する複数個の吸着体を有する装置内で行われ、圧力スイング吸着サイクルはこのサイクルの一層高い圧力と、一層低い圧力との間の多数の中間圧力レベルによって特徴づけられる。ガスの流れは流れと圧力とのほぼ定常状態下で、一層高い圧力レベル、及び一層低い圧力レベルと共に、中間圧力レベルで、圧力スイング吸着モジュールに入り、又は出る。この圧力スイング吸着モジュールは積層シート吸着体を含んでいてステータ内で回転するロータを具え、ロータとステータとの間に開口する弁面によって、ロータ内の吸着体に入ったり、出たりする流れのタイミングを制御している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は圧力スイング吸着によって行うガス分離、また特別な適用として空気
からの酸素、又は窒素の分離、及び水素の精製に関するものである。特殊な用途
は有効でコンパクトな機械装置が必要になる酸素の濃縮のための自動車用燃料電
池動力装置である。
【0002】 発明の背景 吸着ベッド上に圧力の周期的な変動と、流れの逆転とを組み合わせることによ
り、混合気体の中の吸着が容易でない成分に対し、一層吸着が容易な成分を吸着
ベッドが選択的に吸着することによって、圧力スイング吸着(PSA)によるガ
スの分離が行われる。吸着ベッドの第1端から第2端まで第1方向への流れの期
間中、全体の圧力を上昇させ、反対方向への流れの期間中、全体の圧力を低下さ
せる。このサイクルを繰り返すことにより、吸着が困難な成分が第1方向に濃縮
されると共に、一層容易に吸着される成分が反対方向に濃縮される。
【0003】 次に、一層容易に吸着される成分が少なく、吸着が困難な成分に富む「軽」生
成物をベッドの第2端から送出する。一層強力に吸着する成分に富む「重」生成
物をベッドの第1端から排出する。窒素選択ゼオライト吸着剤を使用しての酸素
の分離、及び水素の精製の重要な例におけるように、通常、軽生成物は圧力スイ
ング吸着により精製すべき希望する生成物であり、重生成物は廃棄物であること
が多い。窒素選択ゼオライト吸着剤を使用して窒素の分離を行う例では、重生成
物は希望する生成物である。通常、供給ガスをベッドの第1端に収容し、ベッド
の圧力が一層高い作動圧力まで上昇した時、ベッドの第2端から第2生成物を送
出すると共に、サイクルの低圧に相当する一層低い圧力で、ベッドの第1端から
、この第2生成物を排出する。
【0004】 圧力スイング吸着によってガスを分離するための従来のプロセスは2種類、又
はそれ以上の種類の吸着剤ベッドを並列に使用し、各吸着剤ベッドの各端部に方
向弁を設け、ベッドを交互の順序で、圧力源と、低圧側とに連結し、作動圧力と
流れの方向とを変化させている。この従来の圧力スイング吸着プロセスは加える
エネルギーを有効に使用することができない。それは、吸着剤ベッドを一層高い
圧力と一層低い圧力との間に吸着剤ベッドを切り換えている間、大きな圧力差に
わたり、弁を通ずる膨張が非可逆的なためである。
【0005】 発明の開示 本発明は圧力スイング吸着プロセス、及び真空スイング吸着プロセスを高い頻
度で行い得るようにし、エネルギー効率が高く、安価でコンパクトな装置を提供
する。また本発明は特に空気の分離に適用することができる。
【0006】 本発明は一層吸着が容易な成分と、一層吸着が困難な成分とを含むガス混合物
の圧力スイング吸着を行い、増大する圧力の許で吸着材料により供給ガス混合物
から一層吸着が容易な成分を優先的に吸着し、一層吸着が容易な成分に富む重生
成物ガスをガス混合物から分離すると共に、一層吸着が困難な成分に富み一層吸
着が容易な成分が無くなった軽生成物をガス混合物から分離する。この装置は1
個、又は多数の並列する圧力スイング吸着モジュールに協働する遠心圧縮機を有
する。各圧力スイング吸着モジュールは複数個の吸着体を具え、各吸着体は流路
の第1端と第2端との間で吸着材料に接触する流路を有する。
【0007】 更に、各圧力スイング吸着モジュールは吸着体の第1端に供給ガスを収容する
と共に、吸着体の第1端から重生成物ガスを排出するよう、これ等の吸着体に協
働する第1弁手段を有する。また、各圧力スイング吸着モジュールは吸着体の第
2端から軽生成物を送出し、吸着体の第2端から軽還流ガスを引き出し、吸着体
の第2端に軽還流ガスを復帰させるよう、これ等の吸着体に協働する第2弁手段
を有する。「軽還流」の語は第2弁手段を介して吸着体の第2端から(吸着が困
難な成分に富む)軽ガスを引き出し、圧力の降下に続いて、第2弁手段を介して
一層低圧で他の吸着体に上記の軽ガスを復帰させることを意味する。第1弁手段
、及び第2弁手段は各吸着体内に順次、行われる圧力スイング吸着サイクルの工
程を画成するように作動すると共に、吸着体と圧縮機との間の特定の全圧力レベ
ルで流れのタイミングを制御する。
【0008】 本発明の圧力スイング吸着プロセスは各吸着体内の圧力スイング吸着サイクル
を確立し、各サイクル内で、圧力スイング吸着サイクルの一層高い圧力と一層低
い圧力との間に、各吸着体内の全作動圧力を繰り返し変動させる。また、この圧
力スイング吸着サイクルによって一層高い圧力と一層低い圧力との間で複数個の
中間圧力を生ぜしめる。一般に、この装置の圧縮機は供給ガス遠心圧縮機と、第
2生成物ガス排出装置とを有する。この排出装置は一層低い圧力が少なくとも大
気圧である時は、エキスパンダ(例えばラジアルインフロータービン)である。
この排出装置は一層低い圧力が大気圧以下である時は、真空ポンプである。軽還
流ガスエキスパンダを軽還流圧力降下からエネルギーを回収するために設けても
よく、例えば軽生成物圧縮機を駆動するために使用してもよい。
【0009】 本発明においては、数個の工程で、吸着体の供給加圧のため別々の中間圧力で
、また軽生成物の生産のため、一層高い圧力で、供給圧縮機は供給ガスを第1弁
手段に供給する。通常、数個のステージで、吸着体の向流ブローダウンのための
別々の中間圧力で、及び一層低い圧力で、排出装置は第2生成物ガスを第1弁手
段から受け取る。軽還流エキスパンダは数個の別々の軽還流ステージで、圧力降
下を行い、次に一組の別々の中間圧力レベルで第2弁手段から吸引を行い、膨張
後、一層低い一組の別々の中間圧力レベルで第2弁手段にこの吸引したガスを復
帰させることができる。熱的に増大したエネルギの回収のため、まさに膨張しよ
うとするガスの流れを加熱するため、熱交換器を設けてもよい。
【0010】 各圧力レベルにおいて、圧縮機に入り、又は圧縮機から出る流れるガス流の圧
力、及び速度をほぼ均一にするため、各圧力スイング吸着スイングモジュールは
いかなる瞬間においても圧力スイング吸着サイクルの各工程を受けさせる数個の
吸着体にとって十分に多数の吸着体を有するのが好適である。加圧工程、及びブ
ローダウン工程中、この工程を通過する数個の吸着体はこれ等吸着体が既に受け
た前の工程の圧力レベルから圧力等化を絞ることによって、各工程の称呼圧力レ
ベルまで順次、順応して、集中して接近する。工程の称呼圧力レベルにおける圧
縮機によって、流れは加圧工程で吸着体に与えられ、又はブローダウン工程で回
収される。従って、各吸着体は圧力、及び流れの大きな周期的変化を受けるにも
拘らず、この工程を通過する数個の吸着体から平均化させることによって、各中
間圧力レベルにおいて圧縮機によって生ずる流れ、及び圧力の脈動は最小になる
【0011】 機械的に簡単な圧力スイング吸着モジュールに非常に多くの吸着体を設ける好
適な方法はロータ内に角度離間した素子としてこれ等の吸着体を設置することで
あり、これ等吸着体の対向面は開口しているステータのシ−ル面を横切って掛合
していて、第1弁手段、及び第2弁手段になっている。それぞれ第1弁面、及び
第2弁面にそれぞれ希望する圧力レベル(一層高い、一層低い、及び中間の圧力
レベル)を受け入れるよう適切な角度間隔を有する十分な数のポートを設けるこ
とにより、希望する圧力スイング吸着サイクルを達成することができる。本発明
は高頻度の作動に適する広い表面積の平行路を有する吸着体を提供するが、これ
等の吸着体は吸着剤を支持する層状の薄いシートから成り、フローチャネルを確
立するため、これ等のシートの間にスペーサを有し、環状円筒容器の容積を充填
するよう、これ等の吸着体は設置されており、この環状容器の軸線の周りに吸着
体を角度離間し、これ等吸着体内に圧力スイング吸着スイングを導入するずれた
位置に、上記の吸着体の角度離間距離を対応させる。本発明のこの態様は圧力ス
イング吸着プロセスの弁機能を生ずるよう容器を回転させる場合に限定すること
なく、回転多数ポート弁を回転することによって圧力スイングサイクルを制御す
る多数の吸着体を収容する非回転容器の場合に限定することなく、有効に適用す
ることができる。好適な実施例では、円筒容器がロータであり、第1弁面、及び
第2弁面に掛合してロータが回転することによって弁機能を生ずる。
【0012】 各圧力スイング吸着モジュール内に一層少ない数の吸着体を使用すると、流れ
、及び圧力の過度の脈動から圧縮機の各ステージを隔離するためにサージ吸着体
室が必要になる。十分に大きいサージ吸着体室を設けた場合は、圧縮機によって
生ずる流れ、及び圧力の脈動はここでも最少になる。
【0013】 吸着体の構造は目標とすべき3つの主要な最高レベルを有する。 1)吸着媒体内に選択的な吸着を生ずる微孔。 2)フローチャネルからほぼミクロン大の吸着媒体への接近を可能にする粗孔
隙。この粗孔隙と隣接するフローチャネルとの間の平衡が崩れるのが常に最も少
なくなるよう物質移動抵抗が最小であるのが望ましい。 3)吸着媒体間のフローチャネル。このプロセスによってこのフローチャネル
に沿い濃度勾配が確立される。
【0014】 ゼオライトモレキュラシーブ吸着剤を使用する圧力スイング吸着ガス分離にお
いては、ゼオライト結晶構造によって微孔を画成する分子の大きさの顕著な精密
に組織化した構造が通常の技術で確立している。この微孔はほぼナノメータの大
きさであり、1ミクロン、又は数ミクロンのゼオライト微結晶の代表的な大きさ
まで、この微孔は組織化されている。
【0015】 従来の圧力スイング吸着技術では、ゼオライト微結晶を非晶質の粗孔隙の構造
に凝集し、吸着剤ペレット、又はビードを形成する。粗孔隙は微結晶間を相互に
連結するキャビティの多少ともランダムな網状組織によって設けられ、粘結剤が
空隙を埋めている。生じている粗孔隙は非常に曲がりくねっていて、その曲がり
は粗孔隙の有効長さを通常3倍にしており、これに対応して質量移動拡散抵抗を
増大させる欠点がある。
【0016】 通常、吸着剤ビードは1ミリメータ、又は数ミリメータの大きさで形成され、
吸着剤収容容器内に装入されパックされたベッドを形成している。フローチャネ
ルはビード間の空隙の部分によって設けられ、通常1メートル程度の長さを有す
る。パックされたベッドのランダムな組立は流れとしての混合現象と共に、ビー
ドの周りで分割し、再結合し、その結果、軸線方向に分散し、これにより、分離
プロセスによって生じた集中波面の鮮明さを低下させる。また、パックされたベ
ッドはフローチャネル内で、もともと大きな圧力降下がある。
【0017】 ゼオライトモレキュラシーブに基づく先行技術の吸着剤ビードはゼオライト結
晶格子の微孔の大きさでは理想的に組織化されているが、その構造は粗孔隙(ビ
ード組織)、及びフローチャネル(吸着体組織)の大きさにおいては満足すべき
ものでない。粒状ビードのパックされたベッドは圧力降下と流動化拘束とを受け
易く、そのため、1mm直径より小さい小径のビードでの作動を実行不可能にし
てしまう。比較的大きなビードの質量移動粗孔隙拡散抵抗は粗孔隙の湾曲率によ
って一層悪化し、毎分ほぼ10サイクル以上の圧力スイング吸着サイクルの頻度
での効率の良い持続する作動を不可能にしてしまう。
【0018】 吸着剤媒体、及びフローチャネルの改善された組織は吸着剤を「吸着剤シート
」の形で支持することである。吸着剤シートは(複合補強部を有する吸着剤とし
て、又は吸着剤をコーティングした不活性シート、又は箔としての)薄いシート
であり、隣接する対をなすシートの間に平行なチャネルとして、スペーサによっ
て生じたフローチャネルを有する。この「吸着剤積層体」の形態はパックされた
ベッドとは異なり、著しく圧力降下が少なく、パックされたベッドに生ずる流動
化の問題もない。今日まで試験した実験用吸着体において、吸着剤シートは10
0〜175ミクロンの厚さの範囲内にある。実験用吸着体の隣接する吸着剤シー
ト間のチャネル幅は吸着剤シートの厚さの50%〜100%の範囲内にあった。
【0019】 ゼオライト微結晶のミクロ寸法と積層体のマクロ寸法との間に相当する粗孔隙
の網状組織の中間の大きさの構造を組織化する課題が残っている。この課題は通
常の粘結剤によって結合したゼオライト微結晶の非結晶構造によって得られる非
常に曲がった粗孔隙の網状組織を改良することである。ゼオライト吸着剤ペレッ
トにおける代表的な湾曲率は3〜4の程度である。吸着剤シートの外面に対し斜
めのまっすぐな孔の平行な束の中に粗孔隙を真っ直ぐにすることによって、湾曲
率1の理想的な結果が得られ、通常、質量移動を制御している粗孔隙拡散抵抗を
著しく減少させる。粗孔隙拡散時定数は湾曲率に比例し、吸着剤特性寸法(ペレ
ット直径、又は積層吸着剤シート厚さ)に逆比例するから、湾曲率の1/4の減
少は特性寸法における1/2の減少に等しい。従って、同一のサイクル周波数に
おける等しい粗孔隙質量移動抵抗の場合、吸着剤特性寸法を増大すれば吸着剤フ
ローチャネル表面積を減少させ、従って、吸着剤製作コストを減少させ、またフ
ローチャネルにおける圧力降下を減少させることができる。代案として、特性寸
法を同一に保持し、減少した湾曲性、及び減少した粗孔隙抵抗を利用してサイク
ル周波数を増大させることができる。このようにして、吸着剤の容積を減少させ
、吸着剤の設置コストを減少させることができる。
【0020】 従って、本発明の重要な態様は圧力スイング吸着用吸着体を高い周波数で行う
ように改良するため粗孔隙チャネルを配列することである。本発明のこの態様で
は、吸着体によってフローチャネルと、粗孔吸着材料の壁との間を接触させるが
、粗孔チャネルはほぼ直線状で、この壁に対し斜めである。この壁を吸着剤ペレ
ットの表面にしてもよく、又は平行な隣接する吸着剤シートの間のフローチャネ
ルに接触する吸着剤シートの表面にするのが一層好適である。
【0021】 本発明の他の態様によれば、本発明回転モジュールは 吸着材料に加わる圧力
の増大を受けて、それぞれ一層容易に吸着される成分、及び一層吸着されにくい
成分を含むガス混合物の圧力スイング吸着分離を行う回転モジュールにおいて、
前記回転モジュールは回転軸線を有するステータ、及びロータを具え、前記ステ
ータ、及びロータは前記回転軸線に共に中心を占める第1回転弁面と第2回転弁
面とを横切って流体連通して相互に掛合しており、前記ステータは前記第1回転
弁面の角度セクタ内のこの第1回転弁面にそれぞれ開口する複数個の第1機能隔
室と、前記第2回転弁面の角度セクタ内のこの第2回転弁面にそれぞれ開口する
複数個の第2機能隔室とを有し、前記ロータは角度的に離間された複数個の吸着
体素子を有し、前記吸着体素子の吸着材料は隣接する吸着剤シート間にスペーサ
によって画成されたフローチャネルに接触する層になった吸着剤シート内に支持
されており、各前記フローチャネルは第1孔によって前記第1弁面に連通する第
1端と、第2孔によって前記第2弁面に連通する第2端との間に流れの方向に延
在しており、前記回転モジュールは一層高い圧力で前記第1機能隔室の1個に前
記ガス混合物を供給するための手段と、一層低い圧力で前記1個の第1機能隔室
から一層容易に吸着される成分に富んだガスを排出するための手段と、ほぼ前記
一層高い圧力で前記第2機能隔室の1個から一層吸着されにくい成分に富むガス
を送出するための手段とに協働しており、前記機能隔室は前記一層高い圧力と一
層低い圧力との間の複数個の増大する圧力を前記吸着体素子に受けされるための
複数個の加圧隔室を有すると共に、更に前記機能隔室は前記一層高い圧力と一層
低い圧力との間の複数個の降下する圧力を前記吸着体素子に受けさせるための複
数個のブローダウン隔室を有し、各前記第1孔を各前記第1機能隔室の前記角度
セクタ内に順次合致させるように前記ロータを回転させることによって各前記第
1孔を前記第1機能隔室に流体連通するように開放させると共に、各前記第2孔
を各前記第2機能隔室の前記角度セクタ内に順次合致させるように前記ロータを
回転させることによって各前記第2孔を前記第2機能隔室に流体連通するよう開
放させて、各前記吸着体素子内の圧力を一層高い圧力と一層低い圧力との間に周
期的に変動させるため、前記ロータを回転させる手段を有することを特徴とする
【0022】 本発明の他の態様によれば、本発明吸着体素子は吸着材料を流体混合物に接触
させる吸着体素子において、吸着材料と支持材料とから成る層状のシートから吸
着体素子を形成し、隣接する対のシートの間にあって前記シートに平行な流れの
方向にフローチャネルを生ぜしめるため前記シート間にスペーサを設け、これ等
スペーサによって生じた前記フローチャネルに沿い前記吸着体素子を通じて前記
流れの方向に流路を画成する第1端と第2端とを前記吸着体素子が有し、複数個
の類似の吸着体素子を含む環状円筒容器内の環状セクタを前記吸着体素子が占め
、容器内の前記吸着体素子の相対角度位置に従う相対位相で、前記容器内の各前
記吸着体素子を圧力スイング吸着サイクルの許で作動させることを特徴とする。
【0023】 本発明の他の態様によれば、圧力スイングに使用する本発明吸着構造は吸着材
料に接触する少なくとも1個の流体フローチャネルと、前記フローチャネルにほ
ぼ垂直である粗孔隙のチャネルが貫入している壁であって、前記フローチャネル
を画成している前記吸着材料の少なくとも1個の壁とを具えることを特徴とする
【0024】 本発明の他の目的、及び利点は以下の本発明の好適な実施例の説明により明ら
かになるであろう。
【0025】 好適な実施例の詳細な説明 図1は並列の複数個の「N」個の共同する吸着体3を有する吸着組立体2を具
える基本圧力スイング吸着装置1を示す。各吸着体3はその第1端5と第2端6
との間に流路4を有し、この流路に吸着材料が接触する。これ等吸着体に、第1
弁手段7、及び第2弁手段8を協働させる。矢印9は図1に示すように、第1弁
手段、及び第2弁手段のポートに連結されている吸着体の進行の方向を示す。本
発明の好適な実施例におけるように、回転吸着体の場合には、吸着体ロータ2を
その回転軸線の周りに、360の部分に展開して図1に示す。従って、この回転
によって、吸着体を矢印9の方向に前進させ、図2のサイクルを受けさせる。
【0026】 ロータ2の展開図の左手の端縁13は360度回転後には右手の端縁14に復
帰する。また、本発明の範囲内において、単一のロータ2内に、「N」個の吸着
体の「M」個のグループの整数倍を設けることができる。その場合の端縁13か
ら端縁14までの角度の拡がりは360/Mである。この構造は第1弁手段、及
び第2弁手段への流体連結が非常に複雑になる欠点があるが、(同一の圧力スイ
ング吸着のサイクル周波数についてMの係数だけ)回転速度が遅くなり、圧力が
対称になり、応力分布が有利になる利点がある。「M」=2の場合、図1は本発
明によるロータの180度の各側面を示している。
【0027】 図2はサイクル期間「T」にわたり、各「N」個の吸着体が順次受ける圧力ス
イング吸着サイクルを示す。連続する吸着体におけるサイクルはT/Nの時間間
隔で位相がずれている。図2では、垂直軸線10は吸着体内の作動圧力と、第1
、及び第2隔室内の圧力とを示している。吸着体の素子内の流れに起因する圧力
降下をここでは省略している。圧力スイング吸着プロセスの一層高い作動圧力、
及び一層低い作動圧力はそれぞれ点線11、12によって示されている。
【0028】 水平軸線15は点16、17の間の時間間隔によって定まる圧力スイング吸着
サイクル周期の場合の時間を示す。時間16、17では、吸着体3内の作動圧力
は圧力18である。吸着体3の第1端5を第1弁手段7によって、第1中間供給
圧力21で、第1供給手段20に開く際、時間16から出発して、このサイクル
は開始される。この吸着体の圧力は時間17での圧力18から第1中間供給圧力
21まで上昇する。更に進行すると、次に、第1端15を第2中間供給圧力23
で、第2供給手段22に開く。この吸収体の圧力は第2中間供給圧力まで上昇す
る。
【0029】 次に、第1端5を圧力スイング吸着プロセスの一層高い圧力で、第3供給手段
24に開く。この吸着体の圧力が実質的に一層高い作動圧力まで一旦上昇してし
まうと、吸着体の第2端6を第2弁手段によって軽生成物送出導管25に開き、
精製軽生成物を送出する。供給ガスを依然として第3供給手段から吸着体3の第
1端に供給しながら、次に、第2端6を軽生成物送出導管25に対し閉じ、導管
29により、第1軽還流圧力降下手段30に「軽還流」ガスを送出するため、第
2端6を開く。(この「軽還流」ガスは第2生成ガスと同様、容易に吸着されな
い成分に富む。)この軽還流圧力降下手段は導入口ヒータ、又は絞りオリフィス
のような任意の熱交換器を有するエキスパンダにすることができる。供給手段の
全部、又は若干を供給圧縮ステージにしてもよい。この供給手段の一つを空気浄
化装置、又は空気分離装置のための周囲の大気のような外部の供給源にしてもよ
い。
【0030】 次に吸着体3の第1端5を第1弁手段により閉じると共に、第2端6を第2弁
手段により、順次、開き、(a)導管33によって軽還流ガスを第2軽還流圧力
降下手段34に送出しながら、吸着体圧力を第1コーカレントブローダウン圧力
32まで降下させ、(b)導管37によって軽還流ガスを第3軽還流圧力降下手
段38に送出しながら、吸着体の圧力を第2コーカレントブローダウン圧力36
まで降下させ、(c)導管41によって軽還流ガスを第4軽還流圧力降下手段4
2に送出しながら、吸着体の圧力を第3コーカレントブローダウン圧力40まで
降下させる。次に、向流ブローダウン工程に続く軽還流復帰工程になるまで、或
る期間にわたり、第2端6を閉じる。
【0031】 軽還流圧力降下手段を膨張エネルギーの回収のための機械的膨張ステージにし
てもよく、又は非可逆圧力降下のための制限オリフィス、または絞り弁にしても
よい。
【0032】 (図2に示すように)最終的な軽還流送出工程後、第2端6を閉じる時か、又
は軽還流送出工程がまだ続いている間より一層早く、第1端5を第1排出手段4
6に対して開き、吸着体圧力を第1向流ブローダウン中間圧力48まで低下させ
ると共に、(一層強力に吸着する成分に富む)「重」ガスを第1排出手段に解放
する。次に第1端5を第2排出手段50に対して開き、吸着体の圧力を第2向流
ブローダウン中間圧力52まで低下させると共に、「重」ガスを解放する。次に
、第1端5を第3排出手段54に対し開き、吸着体の圧力を圧力スイング吸着プ
ロセスの一層低い圧力12まで低下させると共に、「重」ガスを解放する。一旦
、吸着体の圧力が上記の一層低い圧力にほぼ達すると共に、第1端5を第3排出
手段54に対し開放すると、第2端6を開いて、導管55により、第4軽還流圧
力降下手段42から(パージガスのような)第4軽還流ガスを受け入れる。これ
により、一層多くの重ガスを第3排出手段に移動させる。
【0033】 第1排出手段、第2排出手段、及び第3排出手段からの重ガスは合体して重生
成物56として送出される。これ等排出手段の全部、又は若干は機械的排出装置
ステージとしてもよく、また代案として、圧力を減少させなければならない場合
には、膨張ステージとしてもよく、圧力を大気圧まで増大させなければならない
場合には、真空ポンプステージにしてもよく、又は上昇した圧力で、第2生成物
の排出を行う必要がある場合には、排出圧縮ステージにしてもよい。例えば、周
囲の大気圧のような外部のシンクに通気することによって、排出手段を設けても
よい。
【0034】 次に、第1端5を閉じた後、吸着体を軽還流ガスによって再加圧する。続けて
、第2端6を開き、(a)導管59によって、軽還流ガスを第3軽還流圧力降下
手段38から受け取り、吸着体の圧力を第1軽還流加圧圧力60まで上昇させ、
(b)導管61によって、第2軽還流圧力降下手段34から軽還流ガスを受け取
り、吸着体の圧力を第2軽還流加圧圧力62まで上昇させ、(c)導管63によ
って、第1軽還流圧力降下手段30から軽還流ガスを受け取り、吸着体の圧力を
第3軽還流加圧圧力64まで上昇させる。軽還流加圧のための軽還流の復帰がな
お続いている間に、供給加圧が既に開始されていなければ、第3軽還流加圧工程
が終了するや否や、時間17の後、このプロセスは次のサイクルのための供給加
圧を開始する。
【0035】 導管70によって任意のサージ吸着体室71を通じて、各供給手段(例えば2
0)から、供給隔室72に供給流を送出する。この供給隔室72は第1弁手段7
の供給ポート73に開いている。供給隔室72は数個の吸着体に対し同時に開い
ていてもよく、各吸着体が供給隔室72に開いている際、圧力の徐々の絞り平衡
化を行うよう、制限入口74を有することができる。
【0036】 第1弁手段7の排出ポート83に開いている排出隔室82から、導管80によ
って、任意のサージ吸着体室81を通じて、排出流を各排出手段(例えば46)
に送出する。排出隔室82を数個の吸収体に対して、同時に開いてもよく、各吸
着体を排出隔室82に対し開放する際、圧力の徐々の絞り平衡化を行うよう、排
出隔室82は制限入口84を有することができる。
【0037】 第2弁手段8内の軽生成物ポート88に開いている軽生成物出口隔室87から
、任意のサージ吸着体室86を通じて、軽生成物送出導管25に、軽生成物を送
出する。
【0038】 第2弁手段8内の軽還流出口ポート93に開いている軽還流出口隔室92から
、導管90により、任意のサージ吸着体室91を通じて、各軽還流圧力降下手段
(例えば34)に、軽還流を送出する。軽還流出口隔室92を数個の吸着体に対
して、同時に開放していてもよく、各吸着体が軽還流出口隔室92に対し開いて
いる際、徐々の絞り平衡化を生ずるよう、軽還流出口隔室92は制限入口94を
有していてもよい。
【0039】 第2弁手段8内の軽還流入口ポート98に開口している軽還流入口隔室97に
、導管95によって、各軽還流圧力降下手段(例えば34)から、任意のサージ
吸着体室96を通じて、軽還流を送出する。軽還流出口隔室97は数個の吸着体
に対し、同時に開いていてもよく、各吸着体が軽還流入口隔室97に開いている
際、徐々の絞り平衡化を行うよう、制限入口99を軽還流出口隔室97は有する
ことができる。
【0040】 第1弁手段、及び第2弁手段の隔室内で絞ることによって、又は吸着体の第1
端、及び第2端におけるポートを絞ることによって、各加圧工程、又は各圧力ブ
ローダウン工程における圧力変動割合を制限することができ、その結果、図2に
示すような代表的な圧力波形を生ずる。過剰に急激な圧力変更割合は吸着体に機
械的応力を加えると共に、吸着体内の集中波面の軸線方向の伝播を増大させる傾
向がある流れの過渡的な現像を生ぜしめる。サイクルの各工程を同時に通過する
複数個の吸着体を有することにより、及び/又は第1弁手段、及び第2弁手段に
連結する導管内にサージ吸着体を設けることにより、流れ、及び圧力の脈動を最
小にする。
【0041】 供給加圧、向流ブローダウン排出、又は軽還流の各主要な工程において、一層
多い、又は一層少ない中間ステージを有することによって、図2に示すサイクル
を一般化させることができる。更に、空気分離、又は空気浄化の用途においては
、供給加圧のステージ(代表的には第1ステージ)はサイクルの中間圧力として
の大気圧との等化によって遂行される。同様に、向流ブローダウンのステージは
サイクルの中間圧力としての大気圧との等化によって遂行される。
【0042】 図3 図3は多段、又はスプリット流遠心圧縮機101、及び多段、又はスプリット
流排出真空ポンプ102を有するVPSA(真空圧スイング吸着)用空気分離システ
ム100の単純化した線図である。この回転吸着体モジュール103は吸着体ロ
ータ2と、第1弁ステータ104、及び第2弁ステータ105を具えるステータ
組立体とを有する。ロータ2は図3に示すようなラジアルフロー、又はアキシャ
ルフローの形態にすることができる。
【0043】 ロータ2は「N」個の吸着体3を有しており、この場合の流路は吸着体の第1
端5と第2端6との間に半径方向に指向している。吸着体の第1端5は第1弁ス
テータ108に対するシ−ル面107に対し、孔106によって開放しており、
第1弁ステータ108は第1弁手段7を画成するポート109を有する。第1弁
ステータ108はポート109によって、シ−ル面107に流体連通している複
数個の機能隔室を有し、これ等の機能隔室には第1加圧供給隔室111、第2加
圧供給隔室112、一層高い圧力にある生産供給隔室113、第1向流ブローダ
ウン排出隔室114、第2向流ブローダウン排出隔室115、及び実質的に一層
低い圧力にあるパージ排出隔室116を含む。
【0044】 吸着体の第2端6は第2弁ステータ105に対するシ−ル面119に対し、孔
118によって開いており、第2弁ステータ105は第2弁手段8を画成してい
る開口120を有する。第2弁ステータ105は実質的に一層高い圧力にある軽
生成物送出隔室121、この隔室121の単に下流端である第1軽還流出口隔室
122、第2軽還流出口隔室123、第3軽還流出口隔室124、第4軽還流出
口隔室125、実質的に一層低い圧力でのパージのための第4軽還流復帰隔室1
26、第3軽還流復帰隔室127、第2軽還流復帰隔室128、及び第1軽還流
復帰隔室129を有し、これ等各隔室はポート120によってシ−ル面119に
流体連通している。第1、及び第2の弁ステータ内のこれ等隔室に連通するポー
トの角度間隔は図2のサイクルと同様に、圧力スイング吸着サイクル工程のタイ
ミングを決定している。
【0045】 この実施例では、環状ロータ2の外側半径、及び内側半径によって、シ−ル面
107、119をそれぞれ画成している。シ−ル面における機能隔室間の流体シ
−ルは間隙シ−ルによって達成される。隔壁131によって、第1、及び第2の
弁ステータに取り付けられたスリッパ130としてこの間隙シ−ルを設けている
。隔壁131は隣接する隔室間の静的なシ−ルとなる。スリッパ130は狭いシ
−ル間隙を有してシ−ル面に掛合し、各圧力変動工程における吸着体と機能隔室
との間のガスの流れを絞る作用をし、各吸着体はこの吸着体に対し正に開こうと
する次の機能隔室の圧力に平滑に等しくなる。機能隔室に加えて、若干の間隙シ
−ルスリッパの背後に、静圧バランス隔室(例えば132、133)を設ける。
機能隔室として使用されていない第1、及び第2の弁ステータの角度セクタ内に
静圧バランス隔室を配置し、これにより、間隙スリッパの背後の制御された圧力
分布を生ぜしめ、過剰な接触圧力を生ずることなく、従って過剰な摩擦力を生ず
ることなく、確実なシ−ル掛合を維持する。
【0046】 この装置100は供給空気導入口フィルタ140を有し、このフィルタ140
から、任意の除湿器141、及び導管142を通じて、供給空気を供給圧縮機導
入口143に運ぶ。この実施例では、第1中間供給加圧圧力をほぼ大気圧になる
よう選択し、従って、導管142も第1供給加圧隔室111に連通する。供給圧
縮機101は導管145、及び任意の除湿器146によって隔室112に連通し
ていて、第2中間供給加圧圧力にある第1排出ポート144と、導管148、及
び任意の除湿器149によって隔室113に連通しているサイクル圧力の実質的
に一層高い圧力にある第2排出ポート147とを有する。
【0047】 排出真空ポンプ102は排出隔室116に流体連通して、サイクルのほぼ一層
低い圧力にある第1導入口ポート150と、隔室115に流体連通して、第2向
流ブローダウン圧力にある第2導入口ポート152と、隔室114に流体連通し
て、第1向流ブローダウン圧力にある第3導入口ポート154とを有する。真空
ポンプ102は一層容易に吸着される成分に富む第2生成ガスとしての結合され
た排出向流ブローダウンガスをほぼ大気圧まで圧縮し、第2生成ガスを排出ポー
ト156から排出する。
【0048】 エネルギーの回収を行わず、軽還流圧力降下を任意に行う場合には、図示のよ
うに、軽還流出口隔室、及び復帰隔室122、129の間、123、128の間
、124、127の間、及び125、126の間に、それぞれ絞り弁160によ
って、4個の各軽還流ステージのための圧力降下を行う。アクチュエータ手段1
65を設けて、絞り弁のオリフィスを調整する。
【0049】 図4、図5、図6、及び図7 図4は特に一層規模の小さい酸素発生に適するアキシャルフロー回転圧力スイ
ング吸着モジュール200を示す。吸着体3内の流路は軸線201に平行である
。吸着体内の流れが半径方向であるか、軸線方向であるかに関係なく、プロセス
隔室、及び機能隔室の工程はなお同一の角度関係にある。図5、図6、及び図7
はそれぞれ矢印202−203、204−205、及び206−207によって
、それぞれ画成される平面に沿うモジュール200の断面図である。図4は一層
高い圧力の隔室113、121、及び一層低い圧力の隔室126、117を通る
モジュール200の軸線断面である。吸着体ロータ2は「N」個の吸着体3を吸
着体ホイール208内に有し、第1弁ステータ103と第2弁ステータ105と
の間で回転する。矢印211によって示すように、圧縮供給空気を隔室113に
供給すると共に、矢印212によって示すように、窒素に富む排出ガスを隔室1
17から排出する。
【0050】 ロータ2の両端において、円周シ−ル215、216が第1シ−ル面107を
限定し、円周シ−ル217、218が第2シ−ル面119を限定している。これ
等のシ−ル面は平坦なディスクである。また、これ等の円周シ−ルは機能隔室間
のシ−ル面内の間隙スリッパ130の端部を画成している。第1弁ステータ、及
び第2弁ステータに一体に組み立てられて、ハウジング225内にある軸受22
0によってロータ2を支持している。ロータ2の外側リムに摩擦掛合、歯車掛合
、又はベルト掛合しているリム駆動モータ230によってロータ2を駆動する。
【0051】 エネルギーの回収を行う軽還流圧力降下の選択を示し、スプリット流軽還流エ
キスパンダ240を設け、エネルギー回収を行いながら、4個の軽還流ステージ
の圧力降下を行う。図示のように、それぞれ軽還流出口隔室、及び復帰隔室12
2、129の間、123、128の間、124、127の間、及び125、12
6の間の各4個の軽還流ステージのため、圧力降下を行う。
【0052】 駆動軸246によって、軽還流エキスパンダ240を軽生成物圧力ブースタ圧
縮機245に連結する。圧縮機245は導管25から軽生成物を受け取り、(圧
力スイング吸着サイクルの一層高い圧力よりも高い送出圧力まで圧縮された)軽
生成物を送出導管250に送出する。軽還流、及び軽生成物は共に、ほぼ同一の
純度の濃縮酸素流であるから、エキスパンダ240、及び軽生成物圧縮機245
を単一のハウジング内に密封してもよい。別個の駆動モータを持たない「ターボ
圧縮機」酸素ブースタのこの形態は有利であり、これは、外部のモータや対応す
る軸のシ−ルを必要とせず、生成酸素の有効な昇圧が可能であり、また、非常に
高い軸速度で作動するように設計した時、非常にコンパクトにすることができる
からである。
【0053】 図5は図4におけるように、多段、又はスプリットストリーム供給圧縮機10
1に、及び多段、又はスプリットストリーム向流ブローダウンエキスパンダ26
0に流体連結されたセクション202〜203における図3の実施例のモジュー
ル200の第1弁面を示す。
【0054】 矢印270は吸着体ロータ2による回転方向を示す。供給隔室、及び排出隔室
に開口している弁面107の開口区域は機能隔室に対応する円周シ−ル215、
216の間の明るい角度セグメント111〜217によって示される。機能隔室
間の弁面107のほぼ閉じた区域は間隙スリッパ130であるハッチの扇形部2
75、276によって示される。代表的な閉じた扇形部275は隔室114への
開放と、隔室115への開放との間に、吸着体のための変換を行う。スリッパと
シ−ル面との間のテーパ付きの間隙チャネルによって徐々に開くことができ、新
たな隔室に吸着体を開放しながら、吸着体のゆるやかな圧力の等化を達成する。
吸着体の他端から加圧、又は減圧を行いつつある時、吸着体の一端への、又は一
端からの流れを実質的に閉じるため、著しく一層広い閉じた扇形部(例えば27
6)を設ける。
【0055】 図6は図5におけるようにスプリット流軽還流エキスパンダ240、及び軽生
成物ブースタ圧縮機245に流体連結されたセクション204〜205における
図3の実施例のモジュール200の第2弁面を示す。流体シ−ルの原理、及び代
案は図5のものに類似する。同様の原理、及び代案は円筒面、又はディスク面に
それぞれシ−ルしているラジアルフロー、及びアキシャルフローの幾何学的形状
に適用される。
【0056】 図7はセクション206〜207における図4の実施例の吸着体ホイールの形
態を示す。図7のこの吸着体の形態は係属中の米国特許出願第08/995906 号に示
すラジアルフローの幾何学形状に類似する。この場合、「N」=72である。吸
着体ホイール208の外壁280と内壁281との間に吸着体3は取り付けられ
ている。各吸着体は吸着剤シート282の長方形の平坦パックから成り、この場
合、軸線方向の流れのチャネルを画成するため、シート間にスペーサ283を有
している。セパレータ284は吸着体の間の空隙を充填するように、また吸着体
間の漏洩を防止するように、吸着体間に設けられる。
【0057】 吸着剤シートは好適な実施例ではガラス繊維、金属箔、又はワイヤメッシュで
ある補強材料を有し、この補強材料に適切な結合剤で吸着材料を取り付けている
。濃縮酸素を生産するための空気の分離の場合には、代表的な吸着剤はX、A、
又は斜方沸石形のゼオライトであり、通常、リチウム、カルシウム、ストロンチ
ュウム、マグネシウム、及び/又はその他の陽イオンで交換され、及びこの分野
で良く知られているように珪素とアルミニウムとの比を最適にしている。ゼオラ
イト結晶は吸着剤シートマトリックス内でシリカ、粘土、及びその他の粘結剤で
、又は自己粘結力で結合している。
【0058】 補強材料上に結合剤成分と共にゼオライト結晶のスラリーを塗布することによ
り、満足な吸着剤シートが作られている。成功した例としては不織ガラス繊維ス
クリム、織った金属織物、及び膨張アルミニウム箔がある。スペーサは隆起した
パターンで吸着剤シートに印刷し、又はエンボス加工して設けるか、隣接して対
をなす吸着剤シートの間に織物スペーサを設置することによって設ける。代わり
の満足なスペーサとしては織った金属スクリーン、不織ガラス繊維スクリム、及
び写真平板パターンに流路をエッチングした金属箔として設けている。
【0059】 代表的な経験的なシート厚さは150ミクロン、スペーサの高さは100〜1
50ミクロンの範囲であった。また吸着体のフローチャネル長さは約20cmで
あった。X形ゼオライトを使用すれば、毎分、30〜150サイクルの範囲内の
圧力スイング吸着サイクル周波数で、空気から酸素を分離するのに優れた性能が
達成された。
【0060】 図8 図8はロータ208の代案の形態を示し、ここでも吸着体3はスペーサ付きの
長方形の吸着剤シートのパックで形成されているが、この場合のシートは平坦で
はなく、弧状に湾曲している。この円形に湾曲した吸着体のパックの間の空隙は
セパレータ284によって、充填されている。このような円形に湾曲した吸着体
パックは円筒マンドレルに螺旋状に、スペーサと共に吸着剤シートを螺旋状のロ
ールになるよう巻き付け、次にこの螺旋状のロールを縦方向に切り、希望するパ
ックを得るようにしている。例えばひだ付き技術により円形湾曲でなく、螺旋状
に吸着体パックを形成することにより、又は2個から4個までの同一の角度セク
タが希望する螺旋形を画成しているような形状の非円形マンドレル上に形成され
た螺旋形ロールを縦方向に切ることによって、パッキング密度を一層改善するこ
とができる。
【0061】 図9 図9は図3のラジアルフローロータ2の拡大図を示す。吸着体3は半径方向隔
壁301の間の台形角度セクタ内に含まれている。隔壁301は外側ロータシェ
ル303、及び内側ロータシェル304に取り付けられている。外側シェル30
3はシ−ル面107に掛合し、吸着体3の第1端5に連通する孔106を形成さ
れている。内側シェル304はシ−ル面119に掛合し、吸着体3の第2端6に
連通する孔118を形成されている。この幾何学形状の重要な利点は流路の第1
端から第2端まで吸着体をテーパにしていることで、これにより、供給流の速度
を低下させ、第1端5に隣接する圧力降下を減少させている。
【0062】 図10〜図12 図10、及び図11は図9のロータ用の積層セクタ吸着体を示し、この場合の
吸着剤シートはロータの軸線に垂直である。平坦吸着剤シート310をスペーサ
311によって分離し、第1端5と第2端6との間にフローチャネル312を画
成する。シート310はその端縁320で隔壁301間の吸着体3の台形形状に
合致している。図11では半径スペーサ325によって半径方向のテーパチャネ
ル312を画成している。スペーサ325を吸着剤シートに印刷してもよく、ス
ペーサの構造を図16に示す構造にしてもよい。代案としての図17、又は図2
1〜図23に基づくスペーサの幾何学形状は、テーパにすることによって、台形
にすることにより必要となる半径方向の流れのパターン、即ちラジアルフローパ
ターンに適合させることができる。図12は図9のラジアルフローロータの軸線
部分を示し、このロータは図10の扇形の吸着体を有し、圧力抑制壁330、3
31間に吸着剤シートを設置している。
【0063】 図13 図13は図9のロータのための代案の積層セクタ吸着体を示し、ロータの軸線
に平行な半径方向平面内に吸着剤シートを有する。長方形吸着剤シート341、
及び/又はチャネル342を画成しているスペーサをテーパにし、吸着剤シート
と、隣接するチャネルとの組合せにより一定の角度幅を有するようにする。
【0064】 図14、及び図15 図14、及び15は代案としてのラジアルフロー吸着体ホイールの形態を示し
、完全な環状ディスクとして吸着剤シートを設け、圧力抑制壁340間に、これ
等吸着剤シートを設置している。図11におけるように、半径方向スペーサ32
5がフローチャネル312を画成している。図15のスペーサは隣接するチャネ
ル間の横方向の流れを実質的に防止しており、従って、非常に狭い吸着体を画成
している。
【0065】 図16、及び図17 図16、及び図17は図14の帯域350からの吸着剤積層スペーサの形態の
詳細を示す。図16においては、吸着剤シート310の両側部のうちの一方にカ
レンダー作用を加え、又は印刷することにより、スペーサ突条331を形成して
いる。圧縮強さと安定性とを得るため、隣接するシート間にスペーサ331を整
列して設けるのが好適である。
【0066】 図17においては、良好に接着するよう表面を陽極酸化処理した支持アルミニ
ウム箔361の両面にコーティング層360として吸着剤を加える。スペーサ3
62はコーティングした箔に印刷し、又はエンボス加工している。
【0067】 図18 図18はラジアルフロー形態における吸着体の第1端と第2端との間で選択さ
れた吸着剤の成層状態を示す。本発明のアキシャルフローの実施例に、同様の軸
線方向の層を加えることができる。吸着体の第1端5から第2端6まで、吸着体
の第1帯域401、第2帯域402、及び第3帯域403に流路が貫通する。第
1帯域の吸着剤はアルミニウムゲル、又はシリカゲルにしてもよく、水蒸気の除
去のため、13−Xゼオライトにしてもよい。
【0068】 空気の分離の場合、最も有効に大量の窒素を除去するため、第2帯域の吸着剤
はリチウムを大量に交換した低シリカのXゼオライトにすることができる。窒素
の濃度が低くとも、最も有効に窒素を除去するため、第3帯域の吸着剤はマグネ
シウム、カルシウム、又はストロンチュウムを交換した斜方沸石、又は低シリカ
ゼオライトX、又はゼオライトAであるのが有利である。
【0069】 合成ガスから水素を分離する場合、第2帯域の吸着剤は大量の炭酸ガスを有効
に除去するため、13−Xゼオライトにすることができる。第3帯域の吸着剤は
炭酸ガス、及び窒素を有効に除去するため、カルシウム、又はストロンチューム
交換斜方沸石、又は低シリカXゼオライトにするのが有利である。
【0070】 吸着体素子の第1端と第2端との間の異なる吸着剤組成物の帯域は、吸着体素
子の組立て前に、異なる組成物のバンド内に吸着剤シートにコーティングを施す
ことにより、又はそれぞれの組成物の別個のシートから吸着体素子を組み立てる
ことにより、設けることができ、流路に沿って流れるガスは第1端と第2端との
間にそれぞれの組成物をコーティングした種々のシートに出合う。
【0071】 図19、及び図20 図19、及び図20は代案の螺旋状に巻いたアキシャルフロー積層吸着体モジ
ュールを示す。図19に示したボス411の周りに1個、又は数個の積層シート
を巻き付けた螺旋状に巻いた吸着体ホイールの図19の形態はアキシャルフロー
のみに適する。非常に多くの吸着剤シート片を急な螺旋状に巻いた図20の形態
はアキシャルフロー、又はラジアルフローの実施例の両方に対して、原理的に使
用可能である。これ等の各形状は図16のスペーサ331のようなリブ付きスペ
ーサを使用することができ、フローチャネルを横方向の流れに対して分離し、第
1弁面、及び第2弁面に別個に開かれている近くのフローチャネルに対して、各
フローチャネルを独立した吸着体にすることができる。
【0072】 図19の螺旋形吸着体モジュールは円筒形圧力シェル410内に含まれ、中心
コア411の周りに巻き付けられている。スペーサ414によって、螺旋ロール
の隣接する吸着剤シート412、413を分離し、フローチャネルを画成する。
ロールの角度離間するセクタとして、モジュール内に複数個の別個の吸着体を画
成するため、これ等吸着体の相対角位置に従って、位相をずらしたそれぞれの圧
力スイング吸着サイクルにより、これ等吸着体を作動させる場合、これ等吸着体
の間の境界に通る(隣接する吸着体セクタ間の)横方向の流れを若干のスペーサ
によって完全に阻止する必要がある。従って、隣接する吸着体(その1つは端縁
452、453間にある)間の境界帯域の半径方向に延びる端縁451、452
の間に、これ等チャネルは完全に一杯になっている。図19は単一円筒容器41
0内の等しい角度セクタを占めている16個の別個の吸着体を有する実施例を示
している。本発明のこの態様は容器410を回転して弁機能を生ぜしめるケース
に制限なく有効に適用することができ、多数ポート弁を回転させることによって
圧力スイングサイクルを制御する多数吸着体を含む非回転容器410のケースに
も代案として適用することができる。
【0073】 図20の多片螺旋吸着体モジュールはフローチャネルを画成するスペーサ42
2によって分離される螺旋ロールの隣接する螺旋状に湾曲する吸着剤シート層4
20、421を有する。
【0074】 図21、図22、及び図23 図21、図22、及び図23は例えば図7、図8、及び図13の実施例の横方
向の流れを防止するための隔室化を必要としない吸着体、又は吸着体セクション
に使用される代案のスペーサを示す。流れの方向は矢印501によって示される
。図21においては、隆起したスペーサ505を印刷によって加え、スペーサの
間に流路510を画成する。図22、及び図23においては、ワイヤスクリーン
の織ったスペーサを使用している。図22のメッシュはワイヤ520の斜めの織
物である。図23のメッシュはオランダ織りであり、微細な安定化ワイヤ531
、532と、これに交差する一層重い縦スペーサワイヤ533とを有する。この
安定化ワイヤの若干、又は全ては、吸着活性化中に燃えるポリマ繊維に置き換え
てもよい。
【0075】 図24 図24は図9のロータのための代案としての積層セクタ吸着体の角度的に狭い
部分を示し、ロータの軸線に平行な吸着剤シートのグループと、半径方向に異な
る幅の吸着剤シートを交差させることによって設けた半径方向テーパ部とを有す
る。吸着剤シート601、602、603、604、605、606は隣接する
対のシート間に、印刷されたスペーサ610を有し、第1端5と第2端6との間
に半径方向にフローチャネルを形成する。スペーサ610は図21に示すような
パターンに印刷されている。吸着剤シート(601、602、603、604)
の若干は第1端と第2端との間に、半径方向の全距離に延在し、他の吸着剤シー
ト(605、606)は半径方向の距離のそれぞれ異なる長さの一部のみに、第
1端5から第2端まで延在する。従って、シート606は半径方向に延在する幅
の約3分の1しかなく、シート605は他のシート601〜604のように半径
方向に延在する幅の3分の2しかない。吸着剤シートの堆積体は第2端における
よりも第1端において一層厚いから、半径方向の幅が減少するようにシートの小
部分を適切に選択することによって、堆積吸着剤シートをテーパにし、第1端と
第2端との間でほぼ一定の角度幅を有するようにする。
【0076】 この実施例では、シート606、605の終端部611、612の周りに撓む
ように、これ等シートは可撓性であり、これによりシートの終端部に隣接するチ
ャネル圧力抵抗を最小にし、流れの分布の乱れを最少にすることができる。
【0077】 図25 図25はゼオライトをコーティングされたアルミニウム箔のストリップから組
み立てられた2個の隣接する吸着剤シート701、702の詳細な一部分を示し
、これ等ストリップを堆積し、隣接するストリップ間に粗孔隙のチャネルを画成
する。この粗孔隙のチャネルはほぼ直線状で、主フローチャネルに接触する吸着
剤シートの表面に対し斜めである。
【0078】 (例えば100〜250ミクロン厚さの)吸着剤シートは約12ミクロン厚さ
(煙草の包装箔に相当)のアルミニウム箔のストリップ703から組み立てる。
このシートの最終的な厚さに称呼上等しい幅のストリップになるよう、この箔を
縦に切る。ゼオライトが良好に接着するよう、このストリップを陽極酸化するの
が好適であり、このストリップの両面にコーティング層704をコーティングす
る。即ちほぼ4〜6ミクロン厚さのゼオライト結晶のフィルムのコーティング層
である。隔膜に微結晶ゼオライトフィルムを被着する技術で知られているように
、ゼオライト結晶はもとの位置で、ゼオライト合成溶液から成長する。しかし、
この場合にはゼオライトフィルムに貫通するピンホール、又は微小隙間を防止す
るように注意する必要はない。代案として、箔に加えたメタカオリンコーティン
グの変換によって、ゼオライトコーティングを形成してもよい。更に代案として
、ゼオライト結晶を別個に形成し、次に粘結剤(例えば粘土、又はシリカ)によ
って陽極酸化シートに取り付ける。次に、これ等ストリップを接触面705に相
互に堆積し、これ等の端縁をシート701のための平行縦支持部材706と、シ
ート702のための部材707とに接触させる。これ等部材はストリップに対し
斜めであり、構造的に完全になるようストリップを保持するため、平行縦支持部
材によって保持される堆積ストリップによって構成される吸着剤シートを形成す
る。
【0079】 縦支持部材上の堆積ストリップの端縁は吸着材料の壁を画成しており、この壁
はストリップから組み立てられた吸着剤シートの表面である。次にこれ等吸着剤
シートを堆積して平行通路吸着体を形成し、平行な縦支持部材はフローチャネル
を画成するスペーサ部材として役立つ。このフローチャネルは矢印708、70
9によって示される流れの方向を有し、ストリップに対し斜めであり、隣接する
対の吸着剤シート間に存在する。各対の吸着剤シート701、702間で、平行
縦支持部材706は横方向に分離しており、開放フローチャネルを生じていると
共に、各シートを構成するゼオライトをコーティングしたストリップ704に、
支持部を提供している。接触面705上のゼオライト微結晶は実際上、隆起部の
みに掛合するから、これ等の面705は吸着材料の壁に貫入する狭いチャネルを
画成していて、フローチャネルからゼオライト微結晶に拡散接近するための粗孔
隙として役立つ。これ等の粗孔隙はほぼ直線状で、吸着体内の流れの方向、及び
壁の両方に対し斜めである。
【0080】 アルミニウムストリップ上のゼオライト結晶コーティングは粒状表面組織を有
し、従って、隣接するコーティングされたストリップの接触ゼオライト表面間に
十分な空隙が存在していて、十分な粗孔空隙と十分な連結とを生じており、フロ
ーチャネルから流体が直接接近することができる。隣接するストリップのゼオラ
イトフィルム間のこの空隙は基本粗孔チャネル705として役立ち、このチャネ
ルは殆ど曲がっておらず直線的であり、フローチャネルに接触する吸着剤シート
の表面に対し斜めである。
【0081】 本発明の好適な実施例のみを詳細に説明したが、本発明はこれ等の例に限定さ
れず、特許請求の範囲内で種々の変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明圧力スイング吸着装置の単純化した線図を示す。
【図2】 本発明を適用する代表的な圧力スイング吸着サイクルを示す。
【図3】 圧縮機、及び真空ポンプ排気装置を有する圧力スイング吸着により酸
素を生産するためのラジアルフロー回転モジュールを示す。
【図4】 圧力スイング吸着により酸素を生産するアキシャルフロー回転モジュ
ールを示す。
【図5】 図4の202−203に沿う断面図である。
【図6】 図4の204−205に沿う断面図である。
【図7】 図4の206−207に沿う断面図である。
【図8】 湾曲吸着体を有する代案のロータを示す。
【図9】 角度セクタとしての吸着体を有する図3のラジアルフローロータを示
す。
【図10】 ロータの軸線に垂直な吸着剤シートを有する図9のロータのための
積層セクタ吸着体を示す。
【図11】 図10と同様の積層セクタ吸着体を示す。
【図12】 図10の吸着体を使用する図9のロータの断面を示す。
【図13】 ロータの軸線に平行な吸着剤シートを有する図9のロータのための
代案の積層セクタ吸着体を示す。
【図14】 円形ディスクとして設けた吸着剤シートを有する代案のラジアルフ
ロー吸着体の形態を示す斜視図である。
【図15】 円形ディスクとして設けた吸着剤シートを有する代案のラジアルフ
ロー吸着体の形態を示す正面図である。
【図16】 吸着積層スペーサの形態の詳細を示す。
【図17】 図16の代案の吸着積層スペーサの形態の詳細を示す。
【図18】 吸着体の第1端と第2端との間に選択された吸着剤の層を示す。
【図19】 代案としての螺旋状に巻いたアキシャルフロー積層吸着体を示す。
【図20】 螺旋状に湾曲した吸着剤シート層を示す。
【図21】 代案のスペーサを示す。
【図22】 他の代案のスペーサを示す。
【図23】 更に他の代案のスペーサを示す。
【図24】 ロータの軸線に平行な吸着剤シートと、半径方向に異なる幅の吸着
剤シートを点々と配置することによって設けたラジアルテーパとを有する図9の
ロータのための代案の積層セクタ吸着体を示す。
【図25】 粗孔隙チャネルはほぼ直線状であるが、主フローチャネルに接触す
る吸着剤シートの表面に対して斜めになっていて、隣接するストリップ間に粗孔
隙チャネルを画成するよう堆積されたアルミ箔のゼオライトをコーティングした
ストリップから組み立てられた代案の積層セクタ吸着体を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 デヴィッド ジー ドマン カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ヴィー4エヌ 2アール5 デルタ ベイ ビュー ドライヴ 927 (72)発明者 レ イェツィオロウスキー カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ヴィー3イー 2ズィー9 コキットラム ダイアモンド クレセント 2580 (72)発明者 ボウイ ジー キーファー カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ヴィー6アール 2エム1 ヴァンクーヴ ァー ウエスト イレヴンス アヴェニュ ー 4324 (72)発明者 ベリンダ ラリッシュ カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ヴィー6エム 2ジー5 ヴァンクーヴァ ー ウエスト フォーティフォース アヴ ェニュー 307−2121 (72)発明者 クリストファー マクリーン カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ヴィー6アール 2エル8 ヴァンクーヴ ァー ウエスト イレヴンス アヴェニュ ー 4297 (72)発明者 イアン ショウ カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ヴィー7エイ 3シー6 リッチモンド アナヒム ドライヴ 10611 Fターム(参考) 4D012 BA02 CA05 CA06 CA07 CC04 CD07 CF03 CG01 CG02 CK05 CK06 CK08

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着材料に加わる圧力の増大を受けて、それぞれ一層容易に吸着
    される成分、及び一層吸着されにくい成分を含むガス混合物の圧力スイング吸着
    分離を行う回転モジュールにおいて、前記回転モジュールは回転軸線を有するス
    テータ、及びロータを具え、前記ステータ、及びロータは前記回転軸線に共に中
    心を占める第1回転弁面と第2回転弁面とを横切って流体連通して相互に掛合し
    ており、前記ステータは前記第1回転弁面の角度セクタ内のこの第1回転弁面に
    それぞれ開口する複数個の第1機能隔室と、前記第2回転弁面の角度セクタ内の
    この第2回転弁面にそれぞれ開口する複数個の第2機能隔室とを有し、前記ロー
    タは角度的に離間された複数個の吸着体素子を有し、前記吸着体素子の吸着材料
    は隣接する吸着剤シート間にスペーサによって画成されたフローチャネルに接触
    する層になった吸着剤シート内に支持されており、各前記フローチャネルは第1
    孔によって前記第1弁面に連通する第1端と、第2孔によって前記第2弁面に連
    通する第2端との間に流れの方向に延在しており、前記回転モジュールは一層高
    い圧力で前記第1機能隔室の1個に前記ガス混合物を供給するための手段と、一
    層低い圧力で前記1個の第1機能隔室から一層容易に吸着される成分に富んだガ
    スを排出するための手段と、ほぼ前記一層高い圧力で前記第2機能隔室の1個か
    ら一層吸着されにくい成分に富むガスを送出するための手段とに協働しており、
    前記機能隔室は前記一層高い圧力と一層低い圧力との間の複数個の増大する圧力
    を前記吸着体素子に受けされるための複数個の加圧隔室を有すると共に、更に前
    記機能隔室は前記一層高い圧力と一層低い圧力との間の複数個の降下する圧力を
    前記吸着体素子に受けさせるための複数個のブローダウン隔室を有し、各前記第
    1孔を各前記第1機能隔室の前記角度セクタ内に順次合致させるように前記ロー
    タを回転させることによって各前記第1孔を前記第1機能隔室に流体連通するよ
    うに開放させると共に、各前記第2孔を各前記第2機能隔室の前記角度セクタ内
    に順次合致させるように前記ロータを回転させることによって各前記第2孔を前
    記第2機能隔室に流体連通するよう開放させて、各前記吸着体素子内の圧力を一
    層高い圧力と一層低い圧力との間に周期的に変動させるため、前記ロータを回転
    させる手段を有することを特徴とする回転モジュール。
  2. 【請求項2】 各前記吸着体素子は複数個の吸着剤シートで形成されており、各
    前記吸着剤シートは補強材料と、この補強材料内に被着された吸着材料と、この
    吸着材料を取り付ける粘結剤と、前記フローチャネルを生ずるようそれぞれ隣接
    する吸着剤シートの対の間に設けたスペーサとを有する請求項1の回転モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 ミネラル繊維マトリックス、又はガラス繊維マトリックス、金属
    ワイヤマトリックス、又は金属箔から前記補強材料を選択した請求項2の回転モ
    ジュール。
  4. 【請求項4】 前記吸着材料がゼオライト微結晶から成る請求項2の回転モジュ
    ール。
  5. 【請求項5】 前記ロータは前記吸着体素子を含む環状容積を有し、前記流れの
    方向は前記回転軸線に対し軸線方向であり、前記第1ロータ面は前記ロータの円
    形環状端面であり、前記第2ロータ面は前記ロータの円形環状端面であり、これ
    等第1ロータ面、及び第2ロータ面は前記回転軸線に対しほぼ垂直である請求項
    1の回転モジュール。
  6. 【請求項6】 前記吸着体素子が吸着剤シートの平坦な堆積体から形成されてお
    り、各吸着体素子の前記シートは前記回転軸線に平行でほぼ半径方向に配列され
    ており、前記シートは前記吸着体素子の間に設置されたセパレータを有している
    請求項5の回転モジュール。
  7. 【請求項7】 前記吸着体素子が吸着剤シートの湾曲した堆積体から形成されて
    おり、各吸着体素子の前記シートは前記回転軸線に平行に、ほぼ半径方向に螺旋
    状に配列されており、前記ロータの前記環状容積を実質的に充填するよう前記シ
    ートの前記堆積体を螺旋状に設置させた請求項5の回転モジュール。
  8. 【請求項8】 前記ロータは前記環状容積に対して内部にあって前記回転軸線に
    同軸の円筒心部を有し、前記吸着剤シート間の前記スペーサの少なくとも若干は
    前記流れの方向に対し横方向の流体の流れに対し実質的に不透過性のスペーサセ
    パレータであり、これ等スペーサセパレータによって画成されこれ等スペーサセ
    パレータ間にあるフローチャネルの前記第1端と第2端との間の全長に前記スペ
    ーサセパレータがほぼ延在しており、前記環状容積を実質的に充填する螺旋形ロ
    ールを形成するようマンドレルとしての前記円筒心部の周りに均一に離間して前
    記スペーサセパレータと共に少なくとも1個の吸着剤シートを螺旋状に巻き付け
    ることによって、前記吸着体素子を形成し、前記流れの方向に対し横方向の流体
    の流れに対し実質的に不透過性の若干のスペーサセパレータによって別々の角度
    的に離間する吸着体素子を画成している請求項5の回転モジュール。
  9. 【請求項9】 前記ロータは前記環状容積に対して内部にあって前記回転軸線に
    同軸の円筒心部を有し、前記吸着剤シートは前記回転軸線に平行で前記心部から
    ほぼ半径方向に螺旋状に湾曲した方向に延在しており、間にアキシャルフローチ
    ャネルを画成するよう各隣接する対の前記吸着剤シート間にスペーサを設け、前
    記吸着剤シートの間の前記スペーサの少なくとも若干は前記流れの方向に対し横
    方向の流体の流れに対し実質的に不透過性のスペーサセパレータであり、これ等
    スペーサセパレータによって画成されこれ等スペーサセパレータ間にあるフロー
    チャネルの前記第1端と第2端との間の全長に前記スペーサセパレータがほぼ延
    在しており、各隣接する対のスペーサセパレータの間、及び隣接する対の吸着剤
    シートの間の前記フローチャネルによって各吸着体素子を画成しており、各対の
    吸着剤シートの間のスペーサセパレータの数によって定まるフローチャネルの数
    を乗じた吸着剤シートの数に吸着体素子の数が等しく、前記ロータの前記環状容
    積を実質的に充填するよう前記吸着剤シートが前記スペーサ上に螺旋状に設置さ
    れている請求項5の回転モジュール。
  10. 【請求項10】 前記ロータは前記吸着体素子を含む環状容積を有し、前記流れ
    の方向は前記回転軸線に対しほぼ半径方向であり、前記第1ロータ面は前記ロー
    タの円筒外面であり、前記第2ロータ面は前記ロータの円筒内面である請求項1
    の回転モジュール。
  11. 【請求項11】 前記吸着体素子は吸着剤シートの平坦な堆積体から形成されて
    おり、各吸着体素子の前記シートは前記回転軸線に平行でほぼ半径方向に配列さ
    れた平面内にあり、前記吸着体素子の間に設置されたセパレータを有している請
    求項10の回転モジュール。
  12. 【請求項12】 前記吸着体素子は吸着剤シートの湾曲した堆積体から形成され
    ており、各吸着体素子の前記シートは前記回転軸線に平行にほぼ半径方向に螺旋
    状に配列されており、前記ロータの前記環状容積を実質的に充填するよう前記堆
    積体は螺旋状に設置されている請求項10の回転モジュール。
  13. 【請求項13】 前記吸着体素子は吸着剤シートの平坦な堆積体から形成されて
    おり、各吸着体素子の前記シートは前記回転軸線に垂直でほぼ半径方向に配列さ
    れた平面内にあり、前記スペーサは隣接するシート間にほぼ半径方向に配列する
    フローチャネルを画成している請求項10の回転モジュール。
  14. 【請求項14】 前記回転軸線に対し別個の台形角度セクタ内に前記吸着体素子
    を設け、隣接する角度セクタ間に流体不透過性隔壁を設けた請求項13の回転モ
    ジュール。
  15. 【請求項15】 前記台形角度セクタ内の前記吸着剤シート間の前記スペーサの
    少なくとも若干は前記ラジアルフローの方向に横方向の流体の流れに対し実質的
    に不透過性のスペーサセパレータであり、これ等スペーサセパレータによって画
    成されこれ等スペーサセパレータ間にあるフローチャネルの前記第1端と第2端
    との間の全長に前記スペーサセパレータがほぼ延在しており、角度的に離間した
    複数個の別個の吸着体素子を内部に画成するよう前記環状セクタ内に別々の吸着
    体素子を隣接する吸着剤シート層間の各対の隣接するスペーサセパレータが画成
    している請求項14の回転モジュール。
  16. 【請求項16】 前記吸着体素子を外部で組み立て、活性化し、次に設置する前
    に非活性化するのを防止するためアルミニウム箔内に真空パックし、使用前に前
    記吸着体素子の第1端、及び第2端から前記アルミニウム箔を除去するよう構成
    した請求項14の回転モジュール。
  17. 【請求項17】 ラジアルフローの方向を画成するスペーサを有する円形環状デ
    ィスクとして前記吸着剤シートを設け、隣接するシート間に半径方向に配列する
    フローチャネルを画成するスペーサと共に前記回転軸線に同心に前記シートを堆
    積し、前記吸着剤シートの間の前記スペーサの少なくとも若干は前記ラジアルフ
    ローの方向に横方向の流体の流れに対して実質的に不透過性のスペーサセパレー
    タであり、これ等スペーサセパレータによって画成されこれ等スペーサセパレー
    タの間にある前記フローチャネルの第1端と第2端との間の全長にこれ等スペー
    サセパレータは延在しており、前記吸着体素子は前記環状容積をほぼ充填してお
    り、隣接する吸着剤シート層間の各対の隣接するスペーサセパレータは別々の吸
    着体素子を画成している請求項13の回転モジュール。
  18. 【請求項18】 前記吸着剤シートは前記回転軸線に平行であり、ほぼ半径方向
    に指向し螺旋状に湾曲した前記吸着体素子は各隣接する対の螺旋状に湾曲する吸
    着剤シートによって形成されており、前記スペーサはその間にフローチャネルを
    画成するよう形成されており、各吸着体素子は隣接する対の吸着剤シートの間の
    フローチャネルによって限界を定められており、別々の角度的な間隔における吸
    着体素子の数は吸着剤シートの数に等しく、前記ロータの前記環状容積をほぼ充
    填するよう前記吸着体素子は螺旋状に設置されている請求項9の回転モジュール
  19. 【請求項19】 前記吸着体素子を外部で組み立て、活性化し、次に設置する前
    に非活性化するのを防止するためアルミニウム箔内に真空パックし、使用前に前
    記吸着体素子の第1端、及び第2端から前記アルミニウム箔を除去するよう構成
    した請求項13の回転モジュール。
  20. 【請求項20】 前記吸着体素子の前記第1端における一層高い高さから前記第
    2端における一層低い高さまで前記スペーサをテーパにし、前記吸着体素子の角
    度幅を半径方向に一定にした請求項13の回転モジュール。
  21. 【請求項21】 前記吸着体素子の前記第1端における一層厚い厚さから前記第
    2端における一層薄い厚さまで前記吸着剤シートをテーパにし、前記吸着体素子
    の角度幅を半径方向に一定にした請求項13の回転モジュール。
  22. 【請求項22】 前記流れの方向に延びる平行な突条のパターンになるよう前記
    シートに印刷し、又はカレンダ加工を加えることによって各吸着剤シートに前記
    スペーサを形成し、隣接する突条間にフローチャネルを画成している請求項1の
    回転モジュール。
  23. 【請求項23】 隆起した突起の互い違いのパターンになるよう前記シートに印
    刷し、又はカレンダ加工を加えることにより前記スペーサを各吸着剤シートに形
    成し、前記隆起した突起の間に流れの方向に延びる前記フローチャネルを画成し
    た請求項1の回転モジュール。
  24. 【請求項24】 隣接して対をなす吸着剤シートの間に織ったメッシュとしてス
    ペーサを設け、吸着剤シートの間に流れの方向に延びる前記フローチャネルを画
    成する請求項1の回転モジュール。
  25. 【請求項25】 隣接して対をなす吸着剤シートの間に流れの方向に延びる縦部
    材として前記スペーサを設け、これ等縦部材の間にフローチャネルを画成し、隣
    接する縦部材に間隔を生ぜしめて維持するようこれ等隣接する縦部材を相互に連
    結するブレース部材を設け、前記フローチャネル内の流れを過剰に阻害しないよ
    う前記ブレース部材を前記フローチャネルの高さより狭くした請求項1の回転モ
    ジュール。
  26. 【請求項26】 ワイヤ、又は金属ストリップとして前記縦部材を設け、織った
    メッシュとして前記スペーサを構成するよう前記ブレース部材がオランダ織りの
    パターンに織った一層細いワイヤ、又は金属ストリップである請求項25の回転
    モジュール。
  27. 【請求項27】 前記吸着体素子が層になった吸着剤シートの形状の吸着材料の
    堆積体から成り、隣接する対の吸着剤シート間の金属箔として前記スペーサを設
    け、前記箔の両側において隣接する前記吸着剤シート上の前記吸着材料に接触し
    流れの方向に延在するフローチャネルを画成するよう前記箔に隆起した折った突
    条、又はエンボス突条、又は溝、又は小孔を形成した請求項1の回転モジュール
  28. 【請求項28】 前記箔の金属がアルミニウムである請求項27の回転モジュー
    ル。
  29. 【請求項29】 吸着材料の堆積体の終端部に前記スペーサを位置させ、前記堆
    積体の終端部における前記スペーサを内側だけで吸着材料に接触させ、前記堆積
    体内の中間位置における1対の吸着剤シート間のスペーサとして流れの抵抗を生
    ずると共に、同一のフローチャネル容積を生ずるように前記終端部における前記
    スペーサの形態を定め、全てのフローチャネルが前記吸着材料との接触、及び液
    圧特性においてほぼ同一である請求項27の回転モジュール。
  30. 【請求項30】 アルミニウム箔の両側に前記吸着材料をコーティングすること
    により前記吸着剤シートを形成し、例外として、前記堆積体の終端部における前
    記吸着剤シートは設置すべき内側の一側のみにコーティングを行い、全てのフロ
    ーチャネルが両側の前記吸着材料に接触し、従って両側でほぼ同一の接触を行う
    請求項27の回転モジュール。
  31. 【請求項31】 吸着材料を流体混合物に接触させる吸着体素子において、吸着
    材料と支持材料とから成る層状のシートから吸着体素子を形成し、隣接する対の
    シートの間にあって前記シートに平行な流れの方向にフローチャネルを生ぜしめ
    るため前記シート間にスペーサを設け、これ等スペーサによって生じた前記フロ
    ーチャネルに沿い前記吸着体素子を通じて前記流れの方向に流路を画成する第1
    端と第2端とを前記吸着体素子が有し、複数個の類似の吸着体素子を含む環状円
    筒容器内の環状セクタを前記吸着体素子が占め、容器内の前記吸着体素子の相対
    角度位置に従う相対位相で、前記容器内の各前記吸着体素子を圧力スイング吸着
    サイクルの許で作動させることを特徴とする吸着体素子。
  32. 【請求項32】 各前記シートは前記吸着材料を被着した前記支持材料と、前記
    吸着材料を前記支持材料に取り付ける粘結剤とを具える請求項31の吸着体素子
  33. 【請求項33】 織ったガラス繊維スクリム、又は不織ガラス繊維スクリムのよ
    うなミネラル繊維マトリックス、又はガラス繊維マトリックス、ワイヤメッシュ
    スクリーンのような金属ワイヤマトリックス、又は陽極酸化アルミニウム箔のよ
    うな金属箔から前記支持材料を選択した請求項31の吸着体素子。
  34. 【請求項34】 前記吸着材料がゼオライト微結晶から成る請求項31の吸着体
    素子。
  35. 【請求項35】 前記シートの平坦な堆積体として形成した請求項31の吸着体
    素子。
  36. 【請求項36】 前記シートと前記堆積体とを長方形にした請求項35の吸着体
    素子。
  37. 【請求項37】 前記シートと前記堆積体とを台形にし、前記吸着体素子の前記
    第1端における端縁を前記吸着体素子の第2端における端縁より一層広くし、前
    記第1端から第2端までフローチャネルをテーパにした請求項35の吸着体素子
  38. 【請求項38】 前記シートの湾曲した堆積体として形成した請求項31の吸着
    体素子。
  39. 【請求項39】 内部に同軸の円筒心部を有する環状容積内に、この心部からほ
    ぼ半径方向、及び螺旋状に湾曲した方向に、前記心部に平行に前記シートを延在
    させ、各隣接する前記シートの間にアキシャルフローチャネルを画成するようこ
    れ等各隣接する前記シートの間にスペーサを設け、前記環状容積をほぼ充填する
    よう前記スペーサに螺旋状に前記シートを設置させた請求項31の吸着体素子。
  40. 【請求項40】 前記素子に前記シートを組み立てる前に前記シートを活性化し
    、次に設置する前に非活性化するのを防止するため前記素子をアルミニウム箔内
    に真空パックし、使用前に前記素子の前記第1端、及び第2端から前記アルミニ
    ウム箔を除去するよう構成した請求項31の吸着体素子。
  41. 【請求項41】 前記シートを組み立て、次に活性化し、設置する前に非活性化
    するのを防止するため前記素子をアルミニウム箔内に真空パックし、使用前に前
    記素子の前記第1端、及び第2端から前記アルミニウム箔を除去するよう構成し
    た請求項31の吸着体素子。
  42. 【請求項42】 ラジアルフローの方向を画成するスペーサを有する環状ディス
    クとして前記シートを設け、これ等シートを前記スペーサと共に環状容積内に同
    心に堆積して前記環状容積をほぼ充填し、前記環状容積の環状セクタ内に別々の
    吸着体素子を限定するよう前記スペーサの少なくとも若干が横方向の流れに対し
    不透過性である請求項31の吸着体素子。
  43. 【請求項43】 前記吸着体素子の前記第1端における一層高い高さから前記第
    2端における一層低い高さまで前記スペーサをテーパにし、前記フローチャネル
    を同様にテーパにした請求項31の吸着体素子。
  44. 【請求項44】 前記吸着体素子の前記第1端における一層厚い厚さから前記第
    2端における一層薄い厚さまで前記シートをテーパにした請求項31の吸着体素
    子。
  45. 【請求項45】 前記流れの方向に延びる平行な突条のパターンになるよう前記
    シートに印刷し、又はカレンダ加工を加えることによって各シートに前記スペー
    サを形成し、隣接する突条の間にフローチャネルを画成した請求項31の吸着体
    素子。
  46. 【請求項46】 隆起した突起の互い違いのパターンになるよう前記シートに印
    刷し、又はカレンダ加工を加えることにより前記スペーサを各吸着剤シートに形
    成し、前記隆起した突起の間に流れの方向に延びる前記フローチャネルを画成し
    た請求項31の吸着体素子。
  47. 【請求項47】 隣接して対をなす前記吸着剤シートの間に織ったメッシュとし
    てスペーサを設け、吸着剤シートの間に流れの方向に延びるフローチャネルを画
    成した請求項31の吸着体素子。
  48. 【請求項48】 隣接して対をなす前記シートの間に流れの方向に延びる縦部材
    として前記スペーサを設け、これ等縦部材の間にフローチャネルを画成し、隣接
    する縦部材に間隔を生ぜしめて維持するようこれ等隣接する縦部材を相互に連結
    するブレース部材を設け、前記フローチャネル内の流れを過剰に阻害しないよう
    前記ブレース部材を前記フローチャネルの高さより狭くした請求項31の吸着体
    素子。
  49. 【請求項49】 ワイヤ、又は金属ストリップとして前記縦部材を設け、織った
    メッシュとして前記スペーサを生ずるよう前記ブレース部材がオランダ織りのパ
    ターンに織った一層細いワイヤ、又は金属ストリップである請求項48の吸着体
    素子。
  50. 【請求項50】 隣接する対の前記シートの間に金属箔として前記スペーサを設
    け、流れの方向に延在し、前記箔の両側の前記隣接シート上の前記吸着材料に接
    触するフローチャネルを画成するよう隆起する折った突条、又はエンボス加工し
    た突条、又は溝、又は小孔を前記箔に設けた請求項31の吸着体素子。
  51. 【請求項51】 前記箔の金属がアルミニウムである請求項52の吸着体素子。
  52. 【請求項52】 吸着材料の堆積体の終端部に前記スペーサを位置させ、前記堆
    積体の終端部における前記スペーサを内側だけで吸着材料に接触させ、前記堆積
    体内の中間位置における1対の吸着剤シート間のスペーサとして流れの抵抗を生
    ずると共に、同一のフローチャネルの容積を生ずるように前記終端部における前
    記スペーサの形態を定め、全てのフローチャネルが前記吸着材料との接触、及び
    液圧特性においてほぼ同一であるようにし、前記吸着剤シートの堆積体として形
    成された請求項51の吸着体素子。
  53. 【請求項53】 アルミニウム箔の両側に前記吸着材料をコーティングすること
    により前記シートを形成し、例外として、前記吸着体素子の終端部における前記
    シートは設置すべき内側の一側のみにコーティングを行い、前記フローチャネル
    が両側の前記吸着材料に接触し、従って両側でほぼ同一の接触を行う請求項31
    の吸着体素子。
  54. 【請求項54】 前記吸着材料は粗孔隙のチャネルを含む粗孔隙を有し、これ等
    チャネルは前記フローチャネルに接触するシートの表面にほぼ垂直であり、ほぼ
    直線状である請求項55の吸着体素子。
  55. 【請求項55】 前記粗孔隙のチャネルは前記シートの両側から接近して、これ
    等シートに貫通している請求項54の吸着体素子。
  56. 【請求項56】 前記吸着材料の組成は前記第1端と第2端との間の前記フロー
    チャネルに沿うそれぞれの多数の帯域内において相違するように選択されている
    請求項31の吸着体素子。
  57. 【請求項57】 低濃度の気体から有効に窒素を除去するため、リチウムイオン
    で交換した低シリカXゼオライトを有し前記第1端に一層近い帯域と、斜方沸石
    で交換したマグネシウム、カルシウム、又はストロンチュウム、又は低シリカゼ
    オライトX、又はゼオライトA、又はモルデン沸石の群から選択されたゼオライ
    トを有し前記第2端に一層近い帯域との少なくとも2個の帯域を有し、空気の分
    離に適用される請求項56の吸着体素子。
  58. 【請求項58】 更に、アルミニウムゲル、シリカゲル、及び13−Xから成る
    群から選択された吸着剤を有し前記第1端に隣接する帯域を有する請求項57の
    吸着体素子。
  59. 【請求項59】 環状容積をほぼ充填する螺旋ロールを形成するよう円筒心部の
    周りに均一に離間したスペーサセパレータと共に少なくとも1個の吸着剤シート
    を螺旋状に巻き付けることによって前記環状容積内に形成された複数個の吸着体
    の一つとしての吸着体素子であって、更に流れの方向に横方向の流体の流れに対
    し実質的に不透過性である若干のスペーサセパレータによって画成された別々の
    角度的に離間された吸着体素子を有する請求項31の吸着体素子。
  60. 【請求項60】 直接結晶化することによって、前記ゼオライト微結晶を前記支
    持材料に被着した請求項34の吸着体素子。
  61. 【請求項61】 前記支持材料上の前記ゼオライト微結晶をその内部のメタカオ
    リンからその位置で変換している請求項34の吸着体素子。
  62. 【請求項62】 吸着材料に加わる圧力の増大を受けて、それぞれ一層容易に吸
    着される成分、及び一層吸着されにくい成分を含むガス混合物の圧力スイング吸
    着分離を行う回転モジュールにおいて、前記回転モジュールは回転軸線を有する
    ステータ、及びロータを具え、前記ステータ、及びロータは前記回転軸線に共に
    中心を占める第1回転弁面と第2回転弁面とを横切って流体連通して相互に掛合
    しており、前記ステータは前記第1回転弁面の角度セクタ内のこの第1回転弁面
    にそれぞれ開口する複数個の第1機能隔室と、前記第2回転弁面の角度セクタ内
    のこの第2回転弁面にそれぞれ開口する複数個の第2機能隔室とを有し、前記ロ
    ータは角度的に離間された複数個の吸着体素子を有し、各前記吸着体素子は角度
    幅を有し、前記吸着体素子内の平行なフローチャネルの壁に吸着材料は支持され
    ており、各前記フローチャネルは第1孔によって前記第1弁面に連通する第1端
    と、第2孔によって前記第2弁面に連通する第2端との間に流れの方向に延在し
    ており、各前記第1孔を各前記第1機能隔室の前記角度セクタ内に順次合致させ
    るように前記ロータを回転させることによって各前記第1孔を前記第1機能隔室
    に流体連通するように開放させると共に、各前記第2孔を各前記第2機能隔室の
    前記角度セクタ内に順次合致させるように前記ロータを回転させることによって
    各前記第2孔を前記第2機能隔室に流体連通するよう開放させて、各前記吸着体
    素子内の圧力を一層高い圧力と一層低い圧力との間に周期的に変動させるため、
    前記ロータを回転させる手段を有し、一層高い圧力で第1機能隔室にガス混合物
    を供給する手段と、一層低い圧力で第1機能隔室から一層容易に吸着される成分
    に富むガスを排出する手段と、ほぼ一層高い圧力で吸着されにくい成分に富むガ
    スを第2機能隔室から送出する手段とを有し、更に、前記機能隔室も前記一層高
    い圧力と一層低い圧力との間の複数個の増大する圧力と、複数個の降下する圧力
    と、中間の圧力とをそれぞれ前記吸着体素子に受けさせるための複数個の加圧隔
    室と、複数個のブローダウン隔室とを有することを特徴とする回転モジュール。
  63. 【請求項63】 各前記増大する圧力、又は各降下する圧力を多数の角度離間す
    る吸着体素子に受けさせて、各前記中間圧力における流れと圧力とをほぼ定常状
    態にする請求項62の回転モジュール。
  64. 【請求項64】 前記吸着材料を吸着剤シート上に支持し、隣接する吸着剤シー
    トの間のスペーサによって、平行な前記フローチャネルを画成し、前記吸着剤シ
    ートの表面がフローチャネルの壁である請求項62の回転モジュール。
  65. 【請求項65】 前記フローチャネルが互いにほぼ同一である請求項62に記載
    の回転モジュール。
  66. 【請求項66】 吸着材料に接触する少なくとも1個の流体フローチャネルと、 前記フローチャネルにほぼ垂直である粗孔隙のチャネルが貫入している壁であ
    って、前記フローチャネルを画成している前記吸着材料の少なくとも1個の壁と
    を具えることを特徴とする圧力スイング装置に使用して適する吸着構造。
  67. 【請求項67】 前記粗孔隙のチャネルがほぼ直線状である請求項66の吸着構
    造。
  68. 【請求項68】 前記フローチャネルに対し横方向の吸着材料の複数個の平行な
    層状のストリップでそれぞれ形成された吸着剤シートであって、前記フローチャ
    ネルに接触し、前記フローチャネルに平行な吸着剤シートを有し、隣接するスト
    リップ間に前記粗孔隙のチャネルを画成するよう前記ストリップを離間させた請
    求項67の吸着構造。
  69. 【請求項69】 前記吸着材料の層を加える支持材料を前記ストリップが具える
    請求項66に記載の吸着構造。
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