JP2003345442A - 同期制御装置 - Google Patents
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Abstract
ことなく安定した制御を実現する。 【解決手段】 サーボモータ5、8を制御するサーボコ
ントローラ3、7のそれぞれに、サーボコントローラを
モデル化したモータ制御装置モデル2、6をそれぞれ設
ける。サーボコントローラ3、7をそれぞれ対応するモ
ータ制御装置モデル2、6通りに動作させることにより
外乱抑制を行い、発振状態となることを防いで安定した
制御を実現する。また、ボールねじ10、11の2軸間
の干渉をそれぞれの軸の外乱とみなし、この外乱を抑制
するような構成にしているため、両軸間の位置補正を行
う回路を必要とせずにそれぞれ独立して制御しても同期
制御を実現することができる。
Description
基づいて複数のサーボモータを同期駆動して1つの可動
部の動作を制御するための同期制御装置に関する。
タにより制御する場合、トルクが足りず、目標とする加
速度及び速度が得られない場合がある。このような場合
には、複数のサーボモータを同期駆動して、1つの可動
部を複数のサーボモータにより制御することが行われ
る。そして、複数のサーボモータを同期駆動するために
同期制御装置が用いられている。このような同期制御装
置の従来の構成は、特開平11−305839号公報の
「複数のサーボモータの制御方法」等に開示されている
ように、機器の可動部に複数の推進軸をボールネジなど
で螺合させ、この推進軸をそれぞれサーボモータによっ
て駆動制御するものであった。
6に示す。この従来の同期制御装置は、図6に示される
ように、サーボコントローラ32、33と、減算器5
1、加算器52と、位置補正ゲイン乗算器31と、サー
ボモータ5、8と、エンコーダ4、9と、推進軸である
ボールねじ10、11と、可動部であるテーブル12と
から構成されている。
2に螺合されたボールねじ10、11をサーボモータ
5、8によってそれぞれ所定の方向に同期回転させるこ
とにより、テーブル12の動作の制御を行っている。
御器24と、速度制御器28と、電流制御器29と、電
圧増幅器30と、差分演算器37と、減算器48〜50
とから構成されている。また、サーボコントローラ33
は、速度制御器34と、電流制御器35と、電圧増幅器
36と、差分演算器38と、減算器53、54とから構
成されている。
9、速度制御器28、減算器50、電流制御器29、電
圧増幅器30、差分演算器37によりサーボモータ5を
駆動する方法は、サーボコントローラ33でサーボモー
タ8を駆動する方法と同じため、サーボコントローラ3
2の説明のみ行う。
4は、サーボモータ5のモータ位置を検出してモータ位
置情報として出力する。差分演算器37は、エンコーダ
4により検出されたモータ位置情報からモータ速度を検
出し、モータ速度情報として出力する。減算器48は位
置指令1からエンコーダ4により検出されたモータ位置
情報を減算して出力する。位置制御器24は、減算器4
8の出力に位置ゲインを乗算して速度指令を算出して出
力する。減算器49は、位置制御器24により算出され
た速度指令から差分演算器37により求められたモータ
速度情報を減算して速度偏差を求める。速度制御器28
は、減算器49により求められた速度偏差に比例、積分
制御等の速度ループ処理を行ってトルク指令を算出す
る。減算器50は、速度制御器28からのトルク指令
に、電圧増幅器30からの電流フィードバック値を減算
する。電流制御器29は、減算器50からの値を電流指
令に変換する処理を行っている。電圧増幅器30は、電
流制御器29からの電流指令から各相の電圧値を算出し
てサーボモータ5の制御を行うとともに、減算器50に
電流フィードバック値を出力している。
おけるモータ位置情報と、サーボコントローラ33にお
けるモータ位置情報との差を求めている。位置補正ゲイ
ン乗算器31は、減算器51の出力に位置補正ゲインを
乗算して補正値として出力する。加算器52は、位置制
御器24からの速度指令に位置補正ゲイン乗算器31か
らの補正値を加算した指令信号を、サーボコントローラ
33に対する速度指令として出力する。
ーボモータ5側の速度指令を、サーボモータ5とサーボ
モータ8の位置偏差に基づいて位置補償したものをサー
ボモータ8に対する速度指令として用いるようにしてい
るので、2つのサーボモータ5、8の同期制御を実現す
ることができる。
タ8の位置に差が生じた場合には、サーボコントローラ
33への速度指令はその差を補償するような値に修正さ
れるためサーボモータ5、8は同期制御されることとな
る。
うとした場合、サーボモータ5、8を制御するための2
つのサーボコントローラ32、33だけでなく、モータ
位置の補償を行うために、位置補正ゲイン乗算器31、
加算器52、減算器51等の構成が必要となる。上記の
ような補償演算を行わない場合でも、サーボコントロー
ラ32からサーボコントローラ33へ速度指令を入力す
る必要はあるが、サーボモータ5側のサーボコントロー
ラ32で上記の補償演算を行う場合、サーボモータ8の
モータ位置をサーボコントローラ32に入力するための
回路の追加がさらに必要となる。また、逆に、サーボコ
ントローラ33で補償演算を行う場合も同様に、サーボ
モータ5のモータ位置をサーボコントローラ33に入力
するための回路を追加する必要がある。
ータを作成する場合には、払い出しのタイミングをソフ
トデバッグ時に考慮することができ、調整が容易である
が、サーボコントローラ外部において補償データを作成
する場合には、調整が困難である。そのため、サーボコ
ントローラ間のネットワークを通して、データの授受を
行う場合、補償データを払い出すタイミングがうまく合
わずに同期制御の性能が劣化するという問題がある。ま
た、サーボコントローラ32による制御は位置制御であ
り、サーボコントローラ33による制御は速度制御であ
るため、両方のサーボモータ5、8をとも位置制御によ
り制御する構成に比べて、定常状態及び過渡状態での位
置偏差が発生するという問題もある。さらに、ボールね
じ10を第1軸とし、ボールねじ11を第2軸とした場
合、この2軸間の干渉が負荷外乱となり発振が起こって
しまう場合もある。
御装置では、下記のような問題点があった。 (1)サーボモータを制御するためのサーボコントロー
ラ以外にも、位置補償を行うための回路が必要となる。 (2)同期制御性能の劣化、位置偏差の発生、発振等の
可能性があり安定した制御を実現することができない。
の回路を必要とすることなく安定した制御を実現するこ
とができる同期制御装置を提供することである。
に、本発明の同期制御装置は、同一の位置指令に基づい
て複数のサーボモータを同期駆動して1つの可動部の動
作を制御するための同期制御装置であって、記複数のサ
ーボモータのそれぞれに対応して設けられ、入力された
位置指令に基づいて各サーボモータの制御をそれぞれ行
うサーボコントローラと、前記サーボコントローラに対
応して設けられ、前記位置指令に基づいて、モデルトル
ク情報、モデル速度情報、モデル位置情報を生成し、生
成した前記モデルトルク情報と、対応して設けられたサ
ーボコントローラにおけるモータトルク情報との差に一
定のゲインを乗算して位相補償をした信号を該サーボコ
ントローラにおけるトルク指令に帰還し、生成した前記
モデル速度情報と、対応して設けられた前記サーボコン
トローラにおけるモータ速度情報との差に一定のゲイン
を乗算して位相補償をした信号を該サーボコントローラ
における速度指令に帰還し、生成した前記モデル位置情
報と、対応して設けられたサーボコントローラにおける
モータ位置情報との差に一定のゲインを乗算した信号を
該サーボコントローラに入力された前記位置指令に加算
するモータ制御装置モデルとを備えている。
応するモータ制御装置モデル通りに動作させていること
により、外乱抑制を行うことができる。そのため、発振
状態となることを防ぐことができ、安定した制御を実現
することができる。
れぞれの軸の外乱とみなし、この外乱を抑制するような
構成にしているため、両軸間の位置補正を行わずにそれ
ぞれ独立して制御しても同期制御を実現することができ
る。そのため、位置補償を行うための回路をサーボコン
トローラ以外に必要とすることなく、1軸用のサーボコ
ントローラを複数組み合わせるのみで同期制御装置を容
易に実現することができる。
された前記位置指令からモデル位置情報を減算して出力
する第1の減算器と、前記第1の減算器からの出力に位
置ゲインを乗算してモデル速度指令として出力するモデ
ル乗算器と、前記モデル乗算器からのモデル速度指令か
ら前記モデル速度情報を減算して出力する第2の減算器
と、前記第2の減算器からの出力を積分することにより
得られたモデルトルク情報を出力する第1のモデル積分
器と、前記第1のモデル積分器からのモデルトルク情報
に、サーボモータ、負荷および速度ゲインを表した伝達
関数を乗算することにより得られたモデル速度情報を出
力しているモデル速度制御部と、前記モデル速度制御部
からのモデル速度情報に対して積分演算を行うことによ
り得られたモデル位置情報を出力する第2のモデル積分
器と、前記第2のモデル積分器からのモデル位置情報か
ら、対応するサーボコントローラにより制御されるサー
ボモータのモータ位置情報を減算して出力する第3の減
算器と、前記第3の減算器の出力に一定のゲインを乗算
した信号を、対応するサーボコントローラに入力された
前記位置指令に加算するための信号として出力する第1
の乗算器と、前記モデル速度制御部からのモデル速度情
報から、対応するサーボコントローラからのモータ速度
情報を減算して出力する第4の減算器と、前記4の減算
器の出力に一定のゲインを乗算した信号を、対応するサ
ーボコントローラにおける速度指令に帰還するための信
号として出力する第2の乗算器と、前記モデル積分器か
らのモデルトルク情報から、対応するサーボコントロー
ラからのモータトルク情報を減算して出力する第5の減
算器と、前記第5の減算器の出力に一定のゲインを乗算
した信号を、対応するサーボコントローラにおけるトル
ク指令に帰還するための信号として出力する第3の乗算
器とから構成するようにしてもよい。
を行っているサーボモータのモータ位置情報からモータ
速度を検出しモータ速度情報として出力する差分演算器
と、入力された前記位置指令から、制御を行っているサ
ーボモータのモータ位置情報を減算するとともに、対応
するモータ制御装置モデルにおける第1の乗算器からの
出力を加算して出力する第1の演算器と、前記第1の演
算器からの出力に位置ゲインを乗算して速度指令として
出力する第4の乗算器と、前記第4の乗算器から出力さ
れた速度指令から、前記差分演算器から出力されたモー
タ速度情報を減算するとともに、対応するモータ制御装
置モデルにおける第2の乗算器からの出力を加算して出
力する第2の演算器と、前記第2の演算器からの出力を
積分することにより得られたトルク指令を出力する積分
器と、前記積分器から出力されたトルク指令から、前記
差分演算器から出力されたモータ速度情報を減算すると
ともに、対応するモータ制御装置モデルにおける第3の
乗算器からの出力を加算してモータトルク情報として出
力する第3の演算器と、前記第3の演算器から出力され
たモータトルク情報に速度ゲインを乗算することによ
り、サーボモータを制御するための電圧を生成している
第5の乗算器とから構成するようにしてもよい。
て図面を参照して詳細に説明する。
の構成を示すブロック図である。図1において、図6中
の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説
明を省略するものとする。
タ5、8のそれぞれに対応して設けられているサーボコ
ントローラ3、7と、サーボコントローラ3、7に対応
してそれぞれ設けられているモータ制御装置モデル2、
6と、エンコーダ4、9と、ボールねじ10、11と、
テーブル12とから構成されている。
に示した従来の同期制御装置と同様に、テーブル12に
螺合されたボールねじ10、11をサーボモータ5、8
によってそれぞれ所定の方向に同期回転させることによ
り、可動部であるテーブル12の動作の制御を行ってい
る。
御装置モデル2、サーボコントローラ3、サーボモータ
5、エンコーダ4、ボールねじ10からなる制御系と、
モータ制御装置モデル6、サーボコントローラ7、サー
ボモータ8、エンコーダ9、ボールねじ11からなる制
御系とは全く同様な構成となっているため、1軸分の制
御系の構成および動作のみを説明する。図2に、1軸分
の制御系であるモータ制御装置モデル2、サーボコント
ローラ3の構成を示す。
し、検出されたモータ位置情報をモータ制御装置モデル
2およびサーボコントローラ3に出力している。
ラをモデル化したものであり、位置指令1に基づいて、
モデルトルク情報、モデル速度情報、モデル位置情報を
生成し、生成したモデルトルク情報と、対応して設けら
れたサーボコントローラ3におけるモータトルク情報と
の差に一定のゲインを乗算して位相補償をした信号をサ
ーボコントローラ3におけるトルク指令に帰還し、生成
したモデル速度情報と、対応して設けられたサーボコン
トローラ3におけるモータ速度情報との差に一定のゲイ
ンを乗算して位相補償をした信号をサーボコントローラ
3における速度指令に帰還し、生成したモデル位置情報
と、対応して設けられたサーボコントローラ3における
モータ位置情報との差に一定のゲインを乗算した信号を
サーボコントローラ3に入力された位置指令1に加算す
る処理を行っている。
ル2の具体的な構成を図2を参照して説明する。モータ
制御装置モデル2は、図2に示されるように、スイッチ
13と、モデル乗算器14と、モデル積分器15と、モ
デル速度制御部16と、モデル積分器17と、位相進み
遅れフィルタ18、20、22と、乗算器19、21、
23と、減算器40〜44とから構成されている。
出力するか否かを決定する機能を備えていて、このスイ
ッチ13のオン/オフにより本実施形態による機能の有
効/無効が決定される。
された位置指令1からモデル積分器17からのモデル位
置情報を減算してモデル乗算器14に出力する。モデル
乗算器14は、減算器40からの出力に位置ゲインKp
を乗算してモデル速度指令として出力する。減算器41
は、モデル乗算器14からのモデル速度指令から、モデ
ル速度制御部16からのモデル速度情報を減算してモデ
ル積分器15に出力する。モデル積分器15は、減算器
41からの出力を積分することにより得られたモデルト
ルク情報を出力している。
5からのモデルトルク情報に、サーボモータ、負荷およ
び速度ゲインを表した伝達関数Kv/(s+Kv)を乗
算することにより得られたモデル速度情報を出力してい
る。モデル積分器17は、モデル速度制御部16からの
モデル速度情報に対して積分演算を行うことにより得ら
れたモデル位置情報を減算器42に出力している。
デル位置情報から、対応するサーボコントローラ3によ
り制御されるサーボモータ5のモータ位置情報である、
エンコーダ4により検出されたモータ位置情報を減算し
て位相進み遅れフィルタ18に出力している。乗算器1
9は、位相進み遅れフィルタ18を介して入力された、
モデル位置情報とモータ位置情報との差にゲインαを乗
算している。乗算器19の出力は、サーボコントローラ
3に入力される位置指令1に加算される。
のモデル速度情報から、サーボコントローラ3からのモ
ータ速度情報を減算して位相進み遅れフィルタ20に出
力している。乗算器21は、位相進み遅れフィルタ20
を介して入力された、モデル速度情報とモータ速度情報
との差にゲインβを乗算している。乗算器21の出力
は、乗算器24からの出力である速度指令に加算され
る。
デルトルク情報から、サーボコントローラ3からのモー
タトルク情報を減算して位相進み遅れフィルタ22に出
力している。乗算器23は、位相進み遅れフィルタ22
を介して入力された、モデルトルク情報とモータトルク
情報との差にゲインγを乗算している。乗算器23の出
力は、積分器25からの出力であるトルク指令に加算さ
れる。
4〜26と、差分演算器27と、演算器45〜47とか
ら構成されている。
出されたモータ位置情報からモータ速度を検出し、モー
タ速度情報として出力する。演算器45は、位置指令1
からエンコーダ4により検出されたモータ位置情報を減
算するとともに、モータ制御装置モデル2における乗算
器19からの出力を加算して乗算器24に入力する。
置ゲインKpを乗算して速度指令として出力する。演算
器46は、乗算器24から出力された速度指令から、差
分演算器27から出力されたモータ速度情報を減算する
とともに、乗算器21からの出力を加算して積分器25
に入力する。
分することにより得られたトルク指令を演算器47に出
力している。演算器47は、積分器25から出力された
トルク指令から、差分演算器27から出力されたモータ
速度情報を減算するとともに、乗算器23からの出力を
加算してモータトルク情報として乗算器26に入力して
いる。乗算器26は、演算器47から出力されたモータ
トルク情報に速度ゲインKvを乗算することにより、サ
ーボモータ5を制御するためのトルク指令を生成してい
る。
同期制御装置とを用いたシミュレーションの結果を図
3、図4、図5に示す。
り、ボールねじ10、11を駆動して1つのテーブル1
2の動作を制御することを模擬したシミュレーションモ
デルを示す図である。図3中の番号は、図1の番号に対
応し、図1中のサーボモータ5、8、ボールねじ10、
11、テーブル12のモデルをそれぞれ伝達関数により
表している。ボールねじ10、11のモデルを表した伝
達関数は、ボールねじのバネ特性を含んだものととなっ
ている。また、サーボモータ5、ボールねじ10、テー
ブル12およびモータ8、ボールねじ11、テーブル1
2はそれぞれ2慣性モデルである。それぞれの共振周波
数が異なる場合において、従来の同期制御装置では振動
が発生する。送り速度を60m/minとする速度指令
を積算したものを位置指令データとするシミュレーショ
ンを実行した。
ョン結果を図4に示し、本実施形態の同期制御装置を用
いたシミュレーション結果を図5に示す。
を表し、図4(b)、図5(b)は2軸間のトルク応答
の差を表している。また、図4(c)、図5(c)は2
軸間の速度応答の差を表し、図4(d)、図5(d)は
2軸間の位置の差を表している。
は発振しているが、本実施形態の同期制御装置では、図
5を参照すると、トルク差(図5(b))、速度差(図
5(c))、パルス偏差(図5(d))のピーク値が図
4と比較して1/10〜1/100程度となり振動が抑
制されていることがわかる。
は、サーボコントローラ3とサーボコントローラ7にお
ける、それぞれのトルク、モータ速度、パルスの差を取
ったものである。
ば、発振が抑制される理由について以下に説明する。
あるため、高速送りを行うと同期誤差が多くなるという
問題と、2軸それぞれの動特性が一致しない場合には図
4に示すように発振状態となるという問題があった。こ
れに対して、本実施形態の同期制御装置では、サーボコ
ントローラ3、7をモータ制御装置モデル2、6通りに
動作させている。そして、モータ制御装置モデル2、6
は、発振するような要素を含んでいないため、指令系で
の発振はあり得ない。また、モータ制御装置モデル2、
6には負荷外乱は発生しないため、サーボコントローラ
3、7をそれぞれモータ制御装置モデル2、6通りに動
作させることにより、外乱抑制ができる。そのため、発
振状態となることを防ぐことができる。
軸間の干渉をそれぞれの軸の外乱とみなし、この外乱を
抑制するような構成にしているため、両軸間の位置補正
を行わずにそれぞれ独立して制御しても同期制御を実現
することができる。そのため、本実施形態の同期制御装
置によれば、ボールねじ10、11の各軸毎にそれぞれ
独立してモータ制御装置モデルおよびサーボコントロー
ラからなる制御装置を構成することができるので、1軸
で使っていたサーボコントローラを新たに同期制御装置
用のコントローラに置き換えることが容易に行える。ま
た、一方の制御装置から他方の制御装置に対して信号を
引き出す必要がないため、信号線が少なくてすみ、同期
制御のための部品点数が少なくてすむ。また、モータ制
御装置モデルのパラメータは、2軸とも同じであるた
め、調整は1軸分ですむという利点もある。
あるテーブル12を2つのサーボモータ5、8により駆
動制御する場合を用いて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、3つ以上のサーボモータにより
可動部を同期駆動するような場合にも同様に本発明を適
用することができるものである。
下記のような効果を得ることができる。 (1)位置補償を行うための回路をサーボコントローラ
以外に必要とすることなく複数のサーボモータの同期制
御を行うことができる。 (2)同期制御性能の劣化、位置偏差の発生、発振状態
の発生等を不正で安定した同期制御を実現することがで
きる。
すブロック図である。
御系であるモータ制御装置モデル2、サーボコントロー
ラ3の構成を示した図である。
10、11を駆動して1つのテーブル12の動作を制御
することを模擬したシミュレーションモデルを示す図で
ある。
結果を示す図である。
ション結果を示す図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 同一の位置指令に基づいて複数のサーボ
モータを同期駆動して1つの可動部の動作を制御するた
めの同期制御装置であって、 記複数のサーボモータのそれぞれに対応して設けられ、
入力された位置指令に基づいて各サーボモータの制御を
それぞれ行うサーボコントローラと、 前記サーボコントローラに対応して設けられ、前記位置
指令に基づいて、モデルトルク情報、モデル速度情報、
モデル位置情報を生成し、生成した前記モデルトルク情
報と、対応して設けられたサーボコントローラにおける
モータトルク情報との差に一定のゲインを乗算して位相
補償をした信号を該サーボコントローラにおけるトルク
指令に帰還し、生成した前記モデル速度情報と、対応し
て設けられた前記サーボコントローラにおけるモータ速
度情報との差に一定のゲインを乗算して位相補償をした
信号を該サーボコントローラにおける速度指令に帰還
し、生成した前記モデル位置情報と、対応して設けられ
たサーボコントローラにおけるモータ位置情報との差に
一定のゲインを乗算した信号を該サーボコントローラに
入力された前記位置指令に加算するモータ制御装置モデ
ルと、を備えた同期制御装置。 - 【請求項2】 前記モータ制御装置モデルが、 入力された前記位置指令からモデル位置情報を減算して
出力する第1の減算器と、 前記第1の減算器からの出力に位置ゲインを乗算してモ
デル速度指令として出力するモデル乗算器と、 前記モデル乗算器からのモデル速度指令から前記モデル
速度情報を減算して出力する第2の減算器と、 前記第2の減算器からの出力を積分することにより得ら
れたモデルトルク情報を出力する第1のモデル積分器
と、 前記第1のモデル積分器からのモデルトルク情報に、サ
ーボモータ、負荷および速度ゲインを表した伝達関数を
乗算することにより得られたモデル速度情報を出力して
いるモデル速度制御部と、 前記モデル速度制御部からのモデル速度情報に対して積
分演算を行うことにより得られたモデル位置情報を出力
する第2のモデル積分器と、 前記第2のモデル積分器からのモデル位置情報から、対
応するサーボコントローラにより制御されるサーボモー
タのモータ位置情報を減算して出力する第3の減算器
と、 前記第3の減算器の出力に一定のゲインを乗算した信号
を、対応するサーボコントローラに入力された前記位置
指令に加算するための信号として出力する第1の乗算器
と、 前記モデル速度制御部からのモデル速度情報から、対応
するサーボコントローラからのモータ速度情報を減算し
て出力する第4の減算器と、 前記4の減算器の出力に一定のゲインを乗算した信号
を、対応するサーボコントローラにおける速度指令に帰
還するための信号として出力する第2の乗算器と、 前記モデル積分器からのモデルトルク情報から、対応す
るサーボコントローラからのモータトルク情報を減算し
て出力する第5の減算器と、 前記第5の減算器の出力に一定のゲインを乗算した信号
を、対応するサーボコントローラにおけるトルク指令に
帰還するための信号として出力する第3の乗算器と、か
ら構成されている請求項1記載の同期制御装置。 - 【請求項3】 前記サーボコントローラが、 制御を行っているサーボモータのモータ位置情報からモ
ータ速度を検出しモータ速度情報として出力する差分演
算器と、 入力された前記位置指令から、制御を行っているサーボ
モータのモータ位置情報を減算するとともに、対応する
モータ制御装置モデルにおける第1の乗算器からの出力
を加算して出力する第1の演算器と、 前記第1の演算器からの出力に位置ゲインを乗算して速
度指令として出力する第4の乗算器と、 前記第4の乗算器から出力された速度指令から、前記差
分演算器から出力されたモータ速度情報を減算するとと
もに、対応するモータ制御装置モデルにおける第2の乗
算器からの出力を加算して出力する第2の演算器と、 前記第2の演算器からの出力を積分することにより得ら
れたトルク指令を出力する積分器と、 前記積分器から出力されたトルク指令から、前記差分演
算器から出力されたモータ速度情報を減算するととも
に、対応するモータ制御装置モデルにおける第3の乗算
器からの出力を加算してモータトルク情報として出力す
る第3の演算器と、 前記第3の演算器から出力されたモータトルク情報に速
度ゲインを乗算することにより、サーボモータを制御す
るための電圧を生成している第5の乗算器と、から構成
されている請求項2記載の同期制御装置。
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