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JP2003344928A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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Publication number
JP2003344928A
JP2003344928A JP2002149108A JP2002149108A JP2003344928A JP 2003344928 A JP2003344928 A JP 2003344928A JP 2002149108 A JP2002149108 A JP 2002149108A JP 2002149108 A JP2002149108 A JP 2002149108A JP 2003344928 A JP2003344928 A JP 2003344928A
Authority
JP
Japan
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display
display device
information
display element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2002149108A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Matsuda
雄市 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002149108A priority Critical patent/JP2003344928A/ja
Publication of JP2003344928A publication Critical patent/JP2003344928A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの表示装置において、表示視認性と品
位の向上を目指し、合わせて撮影者の情報設定の誤りを
回避する事、更に表示における消費電力の削減を目的と
する。 【解決手段】 透過型液晶表示素子と有機EL表示素子
の形態の異なる二種類の表示素子を用い、撮影者が撮影
時に設定する情報表示の優先度と使用頻度を考慮し、情
報表示領域に影響する消費電力とのバランスを最適化し
て決められた表示情報を割振って、切換え表示する。加
えて、周囲の明るさを検出し有機EL表示素子は部分的
な照明を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影者への表示の
視認性向上、表示品位確保と付随する誤設定の回避、電
力消費の低減ために、透過型液晶表示素子と有機EL表
示素子を用いて表示情報の部分的な切換えを行なうカメ
ラ表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表示の視認性向上や電力消費の低
減に関して次の様な多くの提案がなされている。
【0003】消費電力を削減するために、液晶表示素子
パターンに対応した有機EL表示素子を用いた表示形
態、視認性の向上のために照明効果や発色による高品位
を持つ有機EL表示素子の採用などがある。特開平8−
211832号公報では、液晶表示素子と有機EL表示
素子の積層構造をとり、両者は同一駆動部による同一駆
動で表示させる。配線パターンも略同一としていて、発
光層の電極はマトリクス構造を採用している。どちらの
表示素子へ切換えるか、同時表示するかの切換え部を持
って行なっている。特開平10−38619号公報で
は、液晶表示素子と有機EL表示素子の重ね合せ構成
で、有機EL表示素子の裏側に配置した液晶表示素子の
透過、非透過の動作切換えを行なうことで有機EL表示
素子の発光部分の輝度を補っている。さらに、特開20
00−250443号公報では、有機EL表示素子基板
上に表示文字や絵情報の概形を認識可能な輪郭部分に形
成し、発光領域をその輪郭に設けて発光させることで消
費電力削減と視認性を向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では次のような課題があった。特開平8−2
11832号公報では、双方の表示素子は表示セグメン
トを略同一パターンで形成していて、同一駆動による表
示を行なっているため、双方の表示素子間の距離による
視差が生じてしまう。視角が一定でなく液晶の偏向特性
にも影響されるので、必ずしも良好な視認性が得られな
い。
【0005】また、特開平10−38619号公報で
は、透過型液晶表示素子の透過率に影響されて輝度に制
限がでる。また、微細なセグメント表示が必要な場合、
有機EL表示素子の表示セグメントと液晶セグメントの
対応が困難となり、有機EL表示素子との領域対応が取
れなくなり結果として明るさのムラが生じる。特開20
00−250443号公報では、表示セグメントの外形
部分を有機EL表示素子で発光させているが、表示セグ
メントが小さい場合や面積が大きい場合に、表示バラン
スが悪くなる。結果セグメントの形状に制限が生じる。
【0006】そこで本提案は、異なる複数の表示手段を
用いそれぞれの表示素子の情報表示の一部分を切換えて
表示形態を変化させることにより、情報表示の表示視認
性の向上・表示品位の改善と撮影者のモード設定等誤設
定の回避、消費電力の削減を達成かつ、組立構造による
スペース効率を改善することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報表示装置
は、撮影者に対して視認性向上、表示品位の改善、合わ
せて各種の設定時に誤操作が生じない様な表示形態を提
示し、かつ使用する表示素子の消費電力についても削減
できるような表示手段を提供するもので、二種類の形態
の異なる表示素子を用い、撮影時に設定するより重要な
設定情報表示と使用頻度の高い設定情報表示と表示に関
わる消費電力のバランスを保つために表示情報の切換え
を行なうもので、表示素子の交換や組立性を含めた省ス
ペースにも効果が選られるよう提案するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図6に第一の実施形態を表
し、図7〜図10は他の実施形態を表す。従来例は図1
1から13に表す。
【0009】
【実施例】図1は本発明の特徴を最もよく表す図面であ
り、本カメラのシステム構成のブロック図である。同図
において1はカメラ内に内蔵されたマイクロコンピュー
タの中央演算処理装置のCPU、2は各種のスイッチ入
力を処理する信号入力回路、3はカメラの動作モードを
設定するダイヤルスイッチ、4は被写体の距離を検出す
る自動焦点検出回路、5は自動焦点検出の為の像データ
を得る測距センサーのCCD素子、6は被写体の明るさ
を測定する測光回路、7は被写体からの明るさ情報を得
る測光センサーのSPC、8は各種の調整・補正データ
や各種の撮影情報などのデータを記憶格納するメモリ、
9は有機EL表示素子を駆動する有機EL表示駆動回
路、10は透過型液晶表示素子を駆動する液晶表示駆動
回路、11はファインダー内に配置される表示装置、1
1aは透過型液晶表示素子、11bは有機EL表示素
子、12は外部に表示して撮影者に情報提供するための
モニター表示装置、12aは透過型液晶表示素子、12
bは有機EL表示素子、13はファインダー内で合焦時
に照明するLED等を駆動するLED駆動回路、14は
照明による表示等を行なうLED群、15は自動焦点検
出データによる演算結果を忠実に制御調節する焦点調節
回路、16は測光回路出力の演算結果から所定の絞り値
に絞りを駆動する絞り駆動回路、17はシャッターチャ
ージ用と巻き上げ用モーターを駆動するモータ制御回
路、18は測光回路出力の演算結果から所定の露出時間
を得るためのシャッター開放時間を制御するシャッター
制御回路である。2の信号入力回路に入力されるSW信
号の説明すると、SW1はレリーズ釦の第一ストローク
でオンする測光SWで、SW2はレリーズ釦の第二スト
ロークでオンするレリーズSWでSW1と直列に接続さ
れる、CFSWはカスタムファンクションSWで、撮影
者があらかじめプログラム設定されている複数の撮影モ
ードの中から選択し、自動撮影が可能なモード選択S
W、B.CSWはカメラの保有する電源容量を検出する
バッテリーチェックSW、R.SSWはカメラの動作状
態をリセットし初期状態に戻すためのリセットSWであ
る。
【0010】図2で動作の説明を行なう。
【0011】ステップ100はスタートのステータス、
不図示の電池の投入、3ダイヤルSWによるメインSW
のオンの場合に起動するステータスである。
【0012】ステップ101は8EEPROMに記憶さ
れたデータの内容を確認し、システムをスタンバイ状態
に移行する。
【0013】ステップ102はバッテリーチェックのス
テータスで、電池の電源容量をチェックし作動に支障が
ないか判断する。ここでのバッテリーチェックはシステ
ム内で自動実行し、図1にあるB.CSWで行なう場合
と動作は同じであるが閾値を異ならせている。
【0014】ステップ103はイニシャライズ動作で、
表示素子への表示信号を設定、各種演算・動作の初期状
態設定を実行する。
【0015】ステップ104はモードダイヤルSW等各
種SWの入力状態を確認、対応した信号を表示情報とし
て各表示駆動回路へ信号を出力する。
【0016】ステップ105は10液晶駆動回路からの
表示信号により11a及び12aの透過型液晶表示素子
を点灯する。このときの表示はカメラの持つ表示の全点
灯を行なった後、所定時間後に設定されている表示を実
行する。
【0017】ステップ106は測光SWのSW1がオン
となった場合、すなわち撮影者が撮影動作、または表示
装置による設定情報確認動作に入った時点で2信号入力
回路から1CPUへ入力される。SW1オンでは測光や
測距、設定されている各種のモードを表示装置に表示さ
せることを行い撮影者に望む条件を設定・確認させてい
る。表示素子での表示のみならず条件によっては13L
ED駆動回路により14LEDの点灯も実行される。
【0018】ステップ107はB.Cのステータスで、
撮影動作を実行できる電源容量がバッテリーに確保され
ているか否かを判断する。所定の擬似負荷に通電するこ
とや、シャッターコイルなどへの実負荷通電することに
より行なっている。ステップ102のバッテリーチェッ
クの場合に比べ撮影動作の電力容量にマージンを持たせ
るために閾値を上げている。
【0019】ステップ108はステップ107バッテリ
ーチェック結果で作動電力の保障が得られた場合、先の
ステップ104で表示した11a、12aの透過型液晶
表示素子の一部表示セグメントを消灯する。一部のセグ
メントは点灯を続け、有機EL表示素子と合わせて全体
の表示を完成させている。ここで一部の表示セグメント
を消灯する目的は、本来有機EL表示素子による全体表
示を行なうことが表示の視認性や品位の向上で有効であ
るが、有機EL表示素子の消費電力が点灯表示面積に比
例して増加する点を鑑み、透過型液晶表示素子と有機E
L表示素子との表示分担を行なうためで、撮影者への撮
影に関する基本的表示情報であるところのシャッター秒
時、絞り値、フイルム枚数、撮影モードなどを優先的に
有機EL表示素子に表示させて設定ミス防止、表示の視
認性・品位向上と合わせ、消費電力のバランスをってい
る。
【0020】ステップ109は9EL駆動回路からの表
示信号で11b、12bの有機EL表示素子の発光点灯
表示を実行するステータスで、11a、12aの透過型
液晶表示素子の消灯セグメントに対応するセグメントを
点灯する。すなわち、有機EL表示素子と透過型液晶表
示素子とは略同じの表示情報を持っているが、カメラの
作動状態によって表示情報の切換えを行なっている。
【0021】ステップ110は撮影者が撮影条件を選択
する露出に関する被写体輝度を得るための被写体の明る
さを測定するステータスで、7測光センサーのSPC群
の出力信号を6測光回路が変換して1CPUへ入力す
る。
【0022】ステップ111は撮影者が撮影条件を選択
する合焦に関する被写体との距離情報を得るために、5
測距センサーのCCD群からの信号出力を4自動焦点検
出回路にて変換して1CPUに入力する。
【0023】ステップ112はSW1のオン状態を検出
するステータスで、撮影者が測光・測距を実行して、表
示による確認を継続する否かまた、撮影モードに入るか
の判断を行う。
【0024】ステップ113はSW2のオン状態を検出
するステータスで、撮影者が撮影動作に入ったことを確
認する。
【0025】ステップ114はカメラの撮影動作を実行
するステータスで、ステップ110・111で得られた
測光・測距データ結果から適正な写真を得るために機構
系を駆動する。まず、1CPUと15焦点調節回路によ
り決定された焦点位置に、不図示のレンズ位置制御モー
ターを駆動しレンズを移動・停止させる。次に1CPU
と16絞り駆動回路で設定された露出を得る為の絞り値
を設定する。さらに1CPUと18シャッター制御回路
で設定された露光時間でシャッターを駆動する。このよ
うにして露出決定動作が実行される。その後、シャッタ
ー機構含めたメカ機構の初期位置出しを行なうために、
17モーター制御回路でモータ駆動を行なう。これによ
り一連の撮影動作を終了する。
【0026】ステップ115は撮影動作中の異常検出を
行なうステータスで、撮影動作時の異常発生は皆無だ
が、組立・調整工程において未調整やデータ誤設定時な
どに誤動作が生じる場合があり、その場合の誤動作検出
ステータスである。
【0027】ステップ116は撮影動作の終了を確認す
るステータスで、露光開始から初期位置出し完了までの
一連の動作が問題無く終了したことを確認するステータ
ス。
【0028】ステップ117はステータス116の信号
を受けて11b、12bの有機EL表示素子の発光を終
了する。ステップ118はステータス117の発光表示
のオフを受けて11a、12aの透過型液晶表示素子を
点灯させる。点灯表示セグメントは撮影終了時点の最終
情報を表示する。
【0029】ステップ119は12a透過型液晶表示素
子に警告表示を行なうステータスで、ステータス102
バッテリーチェックで所定の電力量に満たないと判断さ
れた場合に電池マークの点滅を実行させる。
【0030】ステップ120は電池交換等による警告条
件を解除したか否かを検出するステータスで、解除動作
が有ればステータス102に戻り、解除されるまで所定
時間警告表示は継続する。
【0031】ステップ121、122はステータス12
9、120と同じ動作を実行する。
【0032】ステップ123はステータス109で点灯
した11b、12b有機EL表示素子のセグメントを所
定時間後に発光終了するステータスで、ステータス11
2のSW1オン状態検出でSW1オフの確認で実行され
る。撮影者が表示確認や撮影条件含む情報の収集を中止
したと判断して有機EL表示素子の消費電力削減のため
に行なっている。
【0033】ステップ124は11a、12aの透過型
液晶表示素子の点灯を再度行うステータスで、有機EL
表示素子に代え省エネルギーで情報確認させる表示であ
る。
【0034】ステップ125はSW1オン状態で得られ
る撮影情報を表示している有機EL表示素子のセグメン
トを発光終了とするステータスで、工程中の未調整時ま
れに生じる異常動作時の動作。
【0035】ステップ126は11a又は12a透過型
液晶表示素子で警告表示を実行するステータスで、異常
内容により不図示の表示を対応させている。
【0036】ステップ127はタイマーで、先の透過型
液晶表示素子の警告表示を所定の時間後に終了させるス
テータス。工程中の異常なので作業者に一時的に認識さ
れれば良いという判断である。
【0037】ステップ128は作業者が所定のリセット
動作を実行するか、調整データ等の入力を行うリカバリ
ー動作実行時に本ステータスを抜ける。
【0038】図3は本提案の主体であるモニター表示装
置の概要を説明する。
【0039】12Aはモニター表示用の表示装置で12
aは透過型液晶表示素子、12bは有機EL表示素子で
両表示素子はモニター表示装置内に重ねて組み込まれ
る。撮影者の視野側に12aの透過型液晶表示素子、背
面に12bの有機EL表示素子を配置する。不図示であ
るが、両表示素子間は空気層を介在しおり、組換え可能
かつ表示素子間へのゴミ等視認性に影響が生じない様な
密閉構造をとっている。実装形態はケース部材との圧接
コンタクト方式または異方性導電接着による接続方式を
採用している。組替え可能なことで各々の表示素子の交
換が可能になり表示装置全体で廃却が無くコストメリッ
トが大きい。
【0040】主要部分の表示について、50は透過型液
晶表示素子のシャッター秒時と絞り表示用7セグメント
で55は対応する有機EL表示素子のセグメント、51
は透過型液晶表示素子のフイルムカウンター表示用セグ
メントで56は対応する有機EL表示素子のセグメン
ト、これらの50、51表示セグメントは前記シャッタ
ー、絞り値のみでなく各種の設定表示に用い、55,5
6の表示も同様に対応する。
【0041】52は透過型液晶表示素子のAF撮影用の
モード表示で57は対応する有機EL表示素子のモード
表示、53は透過型液晶表示素子の測光領域選択の表示
セグメントで58は対応する有機EL表示素子のセグメ
ント、54は透過型液晶表示素子の露出補正設定表示セ
グメントで59は対応する有機EL表示素子のセグメン
ト、50−1aから50−1gは透過型液晶表示素子の
7セグメント情報であり、表示切替えの具体例として図
5から図8で説明する。これまで各表示素子の対応を説
明したが、これは同じ仕様の表示を持つ部分の場合であ
るが、透過型液晶表示が持つ表示情報で有機EL表示素
子の表示情報が無い部分は、透過型液晶表示は点灯のま
まで有機EL表示素子の発光を足している。これは表示
における撮影者の意思をより明確に視認させたいこと、
すなわち撮影モードなど撮影時に使用頻度の高い設定の
表示部分に注目度を上げさせ、撮影者の意思に合った誤
りの無い設定を実行させること、そして表示を有機EL
表示素子で行なう場合の消費電力とのバランスを考慮し
て表示選択を行なっている。
【0042】図4はファインダー内表示装置であり、1
1がファインダー視野枠に相当、11aは透過型表示素
子、11bは有機EL表示素子でモニター表示装置と同
様な構造を持たせている。60はファインダーの有効視
野で擬似的に描いた7a〜7cは7測光センサーのSP
C群、5a〜5eは5測距センサーのCCD素子で、こ
れらはピント板にケガキ線を用いて表現している。63
は合焦時撮影者に通知する表示で13LED駆動回路に
より14LEDの点灯で行っている。61は11モニタ
ー表示装置の50透過型液晶表示素子のシャッター秒時
と絞り表示用7セグメントと同じ動作を実行する7セグ
メント、62は対応する有機EL表示素子のセグメン
ト、ファインダー表示装置では11a透過型液晶表示素
子と11b有機EL表示素子の点灯セグメントで、同一
表示は61,62の表示のみで他の表示は透過型液晶表
示のみの点灯にしている。
【0043】図5は12a透過型液晶表示素子と12b
有機EL表示素子のセグメント構成を表現した模式図
で、12a透過型液晶表示素子は表示用のセグメントを
絵文字形態とし撮影者に分かり易い表現を、12b有機
EL表示素子は格子状に電極パターンを配置、ドットマ
トリクス形態による表現を行なう。セグメントが同一な
場合、重合わせ構造なので視野角により表示のダブリ、
影の発生など視認性に悪影響が出る。また有機EL表示
素子の特性である多色発光の有効性を生かし、視認性と
高品位の表示を撮影者に提供するためである。更に、透
過型液晶表示素子のバックライトとしても可能とするに
はドットマトリクス形態は有効である。バックライトへ
の採用は本提案では詳細を触れないが、有機EL表示素
子上に測光センサーを構成し、周辺の明るさを検出する
ことで所定閾値により照明を実行させる手段も有効であ
る。また、照明の発光色を明るさで変更することも可能
である。カメラ内の時計を用い時間による照明有無も有
効である。
【0044】図6は11a、12a透過型液晶表示素子
の50、51、61セグメント表示と11b、12b有
機EL表示素子の55、56、62セグメント対応表示
を表した物で、各表示の点灯セグメントの概略を表す。
例えば、透過型液晶表示の7セグメントb、cで数字の
1を表現した場合、対応した有機EL表示素子はドット
発光によりセグメントb、cの視認可能領域より僅か広
い領域として発光、かつ繋がりのあるセグメント間は繋
げて発光させる。本実施例では消費電力削減の目的で透
過型液晶表示セグメントb、cの当たる部分の領域は非
発光としている。すなわち分離セグメント部分は接続表
示とし、領域内部は非発光としている。
【0045】図7は表示形態における他の実施例を表
し、透過型液晶表示のオフから有機EL表示素子の発色
発光(オン)時に行なう表示変化の形態を表している。
有機EL表示素子の発色発光時に、透過型液晶表示素子
のセグメントを点灯(オン)状態にしておき、所定の時
間経過後にオフさせる。また、他の手法としては発色光
を変化させることや発色発光領域の拡大(線幅変化)、
発色発光領域の影を生じさせる手法も可能である。これ
ら表示情報の表示形態にメリハリを作ることで品位も上
がり、撮影者への視認性は向上し誤設定が無くなる。
【0046】図8も他の実施例を表す。第一の実施例の
如く有機EL表示素子の発光領域が透過型液晶表示のセ
グメントより極僅か広い領域の線で発色発光する表示形
態以外の例である。透過型液晶表示素子のセグメントが
広い領域の場合、線による発色発光形態では間が抜けて
全体バランスや視認性の劣化・品位の低下を生じる。こ
の対策として、透過型液晶素子セグメント領域内に対応
する有機EL表示素子の発色発光領域内を、格子状の如
く間引いて形成し発色発光表示する形態を採用する。こ
れには発色による視認性向上効果があることから多くの
面積を使わずに十分な視認性と品位の確保ができ、消費
電力の増加についても大きく影響されない利点がある。
【0047】図9はシーケンスにおける他の実施例で、
カメラのモード設定時の例である。
【0048】ステップ100からステップ104までは
図2の説明と同じなので省略する。
【0049】ステップ200は撮影者が何らかのSW操
作を行ない、モード設定など表示情報に変化や特定表示
を行なう場合、ここでは3モードダイヤルSWを操作し
信号が入力されるときに、SW入力を検出するステータ
スである。
【0050】ステップ201は11aまたは12a、あ
るいはその両者の透過型液晶表示素子のモード設定に関
わる部分の一部セグメント表示を消灯する。他の表示情
報は継続して点灯を続ける。
【0051】ステップ202は透過型液晶表示の消灯し
たセグメントに対応する、11bまたは12b、あるい
はその両方の有機EL表示素子の情報セグメント領域を
発光発色させるステータスである。
【0052】ステップ203は撮影者が複数あるモード
を更に変更した場合に、すなわちSW入力が継続して入
力された場合には有機EL表示素子の必要部分の変更を
実行する様に次のステータスに移る。
【0053】ステップ204はステップ203でSWの
変化が認められた場合に有機EL表示素子の必要部分へ
の変更を実行する。
【0054】ステップ205は有機EL表示素子表示変
更後に、更に変更が必要か否かを判断するためにモード
SWの入力状態を確認するステータスである。
【0055】ステップ206はタイマーステータスで、
モードSWの変化終了後所定時間有機EL表示素子の発
色発光を継続し撮影者に情報確認させている。
【0056】ステップ207は有機EL表示素子の発光
発色終了を行なうステータスで、消費電力削減のための
透過型液晶表示素子への切換えを行なうステータスであ
る。
【0057】ステップ208は有機EL表示素子に代え
て透過型液晶表示の一部分を再度点灯するステータス
で、撮影者に自分の設定した撮影モードなどの表示を継
続して認知してもらえる。
【0058】ステップ211、及びステップ212は先
に説明した図2のステップ119、120と同様な働き
を実行するので省略する。
【0059】ステップ106も先に説明したステータス
なので省略する。
【0060】図10は有機EL表示素子を照明用に用い
る場合のシーケンスを表し、先に説明の部分は省略し追
加のシーケンスのみ図2のシーケンスで説明する。
【0061】ステップ300は撮影者が照明の設定を確
認するステータスで、不図示の設定SWのオンにより照
明を実行する設定の場合には本ステータスでは#301
へ進み、設定されていない場合は#201へ進む。照明
の設定時は所定の明るさより暗いと判断した場合は照明
が実行され、照明が非設定時は明るさに関係なく照明は
実行されない。
【0062】ステップ301は有機EL表示素子の発光
面上に作られた明るさを測定するセンサーの出力が、情
報表示の視認性に影響が出めると考えられる所定の明る
さが有るか無いか判断するステータスである。ステップ
200のモード変化の検出結果、有機EL表示素子の発
光発色による情報表示を実行する場合、及び照明設定に
なっている場合本ステータスに入る。
【0063】ステップ302は有機EL表示素子の照明
が必要と判断された場合に、EEPROMに照明実行の
ための信号ビットを立てるステータスである。
【0064】ステップ303は一連の表示素子の点灯切
換えが終了した後に、EEPROMの照明信号ビットの
検出を行ない照明が必要となってるかどうかEEPRO
Mの信号検出するステータス。必要な場合はステップ3
03へ移り、必要ない場合はステップ203へ進む。
【0065】ステップ304は有機EL表示素子の発色
発光を実行する照明ステータスである。照明部分は透過
型液晶表示素子の点灯部分に対応するドットセグメント
であり、有機EL表示素子としては照明用の発光発色部
分と透過型液晶表示の一部代替の情報表示を行なってい
ることになる。
【0066】ステップ305はステップ207の有機E
L表示が終了し透過型液晶表示時に変更された際に、E
EPROMの照明用信号ビットの有無を確認するステー
タス。
【0067】ステップ306は照明が実行されていた場
合は有機EL表示素子の照明を終了するステータスであ
る。
【0068】以上照明に対応する実施例の説明である。
【0069】図11は従来例で、透過型液晶表示素子と
有機EL表示素子の複合表示装置で、有機EL表示素子
の発色発光による消費電力の低減を目的としている。液
晶表示素子の下面に有機EL表示素子を配し、それぞれ
の配線パターンは略同一でドットマトリクス形態を成
し、駆動部が同一で同一駆動させる。何れかの表示素子
に切換えるか、同時駆動にするかを切換える切換え部に
よって切換えを行なっているものである。
【0070】図12も従来例で、表示の文字や絵情報の
輪郭部分を発光領域にして、より小さい消費電力で発色
発光表示実現する表示装置。
【0071】図13も従来例で、透過型液晶表示素子と
有機EL表示素子を重ねて配置し、EL表示素子の裏面
に配置した透過型液晶表示素子の透過・非透過による明
るさ制御で、EL表示素子の見えを改善するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本提案の第一の実施形態であるカメラ構成ブロ
ック図。
【図2】本提案の第一の実施形態であるカメラのシーケ
ンス図。
【図3】モニター表示装置を表し、透過型液晶表示素子
と有機EL表示素子の表示部分の概略図で、それぞれの
表示セグメントと発光領域の対応を示す図。
【図4】ファインダー表示装置を表し、透過型液晶表示
素子と有機EL表示素子の表示部分の外略図で、それぞ
れの表示セグメントと発光領域の対応を示す図。
【図5】透過型液晶表示素子の表示セグメントと有機E
L表示素子の発光領域の概略図で、透過型液晶表示素子
は文字や絵情報を電極セグメントとし、有機EL表示素
子は電極を格子状に配列しドットマトリクス形態として
いることの説明図。
【図6】本提案の第一の実施形態で、透過型液晶表示素
子と有機EL表示素子の切換え時に表示する形態を表す
図。
【図7】他の実施形態を示し、透過型液晶表示素子と有
機EL表示素子の切換え時に表示する他の形態を表す
図。
【図8】他の実施形態を示し、透過型液晶表示素子と有
機EL表示素子の切換え時に表示する他の形態を表す
図。
【図9】本提案の他の実施形態で、モード設定など撮影
者の意図が表示を確認しながら行われる場合の表示切換
えシーケンスを表す図。
【図10】本提案の他の実施形態で、明るさを検出し有
機EL表示素子を照明用として発色発光させて、透過型
液晶表示素子の情報表示部分にバックライト照明を与え
る部分のシーケンスを表す図。
【図11】従来例で、透過型液晶表示素子と有機EL表
示素子の電極形態を示す図。
【図12】従来例で、有機EL表示素子での文字や絵情
報の発光表示領域を説明する図。
【図13】従来例で、透過型液晶表示素子と有機EL表
示素子を重ねて配置し、液晶の透過・非透過で有機EL
表示素子の視認性を改善する構成図。
【符号の説明】
1 CPU 2 信号入力回路 3 モードダイヤルSW 4 自動焦点検出回路 6 測光回路 8 EEPROM 9 有機EL表示駆動回路 10 透過型液晶駆動回路 11 ファインダー表示装置 11a ファインダー透過型液晶表示素子 11b ファインダー有機EL表示素子 12 モニター液晶表示装置 12a モニター透過型液晶表示素子 12b モニター有機EL表示素子 13 LED駆動回路 15 焦点調節回路 16 絞り駆動回路 17 モーター制御回路 18 シャッター制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/20 G03B 17/20 H05B 33/14 H05B 33/14 A Fターム(参考) 2H088 EA25 HA05 HA06 HA28 MA04 2H091 FA44Z FD06 GA11 LA16 MA10 2H100 DD15 2H102 AA02 AA03 AA51 BA02 BA05 BA12 BB06 BB09 BB23 CA01 CA11 3K007 DB03 GA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの表示形態を併用する情報表示手段
    において、両者の情報表示を一部のみ切換えて他の部分
    はそのまま使用して表示する情報表示装置において、一
    つは透過型情報表示手段であり他方は面発色発光型情報
    表示手段であることを特徴とするカメラの情報表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記透過型情報表示手段の情報表示用電
    極パターンは文字情報または絵情報形態であることを、
    前記面発色発光型情報表示手段の情報表示用電極パター
    ンはドットマトリクス形態とすることを特徴とし、前記
    透過型情報表示手段の情報表示用電極パターンの文字情
    報または絵情報セグメントに略同等の情報表示形態で発
    色発光領域が前記各セグメント外形よりも大きい事を特
    徴とする請求項1の情報表示装置。
  3. 【請求項3】 前記透過型情報表示手段と前記面発色発
    光型情報表示手段はファインダー表示装置と外部情報表
    示装置の両者を含むことを特徴とする請求項1の情報表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記透過型の情報表示手段はカメラの静
    的状態を表示する情報表示手段であり、カメラのレリー
    ズ釦第一ストローク動作で行なう情報表示であることを
    特徴とする請求項1の情報表示装置。
  5. 【請求項5】 前記面発色発光型情報表示手段は、複数
    の撮影モードを設定及び各定数設定をする際の情報表示
    を行なう情報表示であることを特徴とする請求項1の情
    報表示装置。
  6. 【請求項6】 前記撮影モード設定は自動焦点撮影に関
    する複数のモード、及びシャッターと絞りの各優先モー
    ドを設定することを特徴とする請求項1の情報表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記各定数設定はシャッター優先時及び
    絞り優先時の優先される設定値、対応する適正値の表示
    設定を行なうことを特徴とする請求項1の情報表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記面発色発光型情報表示手段の情報表
    示用電極パターンによる情報表示は、発光色の変化、表
    示領域の変化、影を付加の何れかを行なうことを特徴と
    する請求項1の情報表示装置。
  9. 【請求項9】 前記透過型情報表示手段は液晶層をガラ
    ス基板に挟み込んで構成する透過型液晶表示素子であ
    り、前記面発色発光型表示手段は発色発光層を絶縁層と
    ガラスで挟み込んで形成する有機EL表示素子であるこ
    とを特徴とする請求項1の情報表示装置。
  10. 【請求項10】 二つの表示形態を併用する情報表示手
    段において、両者の情報表示を一部のみ切換えて他の部
    分はそのまま使用して表示する情報表示装置において、
    一つは透過型情報表示手段であり他方は面発色発光型情
    報表示手段であり、前記面発色発光型表示手段は所定の
    明るさよりも暗い場合は、前記透過型液晶表示素子の表
    示セグメント領域を照明する目的で発色発光することを
    特徴とするカメラの情報表示装置。
  11. 【請求項11】 前記面発色発光型表示手段が検出する
    明るさは、有機EL表示素子の発色発光層面と同一面上
    で発色発光領域以外の部分で構成された光検出手段によ
    る事を特徴とする請求項10の情報表示装置。
  12. 【請求項12】 前記面発色発光型表示手段の照明手段
    は、前記透過型液晶表示手段との情報表示切換え時に行
    ない、透過型液晶表示のみの場合は照明を継続するか中
    止するか選択できる選択手段を持つことを特徴とする請
    求項10の情報表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174725A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Canon Inc 光学ファインダ及びそれを用いた光学機器
WO2018015840A1 (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 株式会社半導体エネルギー研究所 表示方法、表示装置、電子機器、非一時的記憶媒体およびプログラム

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