[go: up one dir, main page]

JP2003340942A - 直線性維持装置、シート材溶断装置、及びヒートシール装置 - Google Patents

直線性維持装置、シート材溶断装置、及びヒートシール装置

Info

Publication number
JP2003340942A
JP2003340942A JP2002150681A JP2002150681A JP2003340942A JP 2003340942 A JP2003340942 A JP 2003340942A JP 2002150681 A JP2002150681 A JP 2002150681A JP 2002150681 A JP2002150681 A JP 2002150681A JP 2003340942 A JP2003340942 A JP 2003340942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
sheet material
heating
main heater
mounting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002150681A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3980935B2 (ja
Inventor
Shiyou Obara
▲しょう▼ 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OBARA GIKEN KK
Original Assignee
OBARA GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OBARA GIKEN KK filed Critical OBARA GIKEN KK
Priority to JP2002150681A priority Critical patent/JP3980935B2/ja
Publication of JP2003340942A publication Critical patent/JP2003340942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3980935B2 publication Critical patent/JP3980935B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状をしたヒートシール部の幅を小さくす
ることができるシート材溶断装置の提供。 【解決手段】 シート材溶断装置1は、受座20と、受
座20の鉛直上方に配置され受座20と対向する加熱部
10とを備える。加熱部10は第1部材11と第2部材
12とからなる。第1部材11は受座側に位置し、第2
部材12は反受座側且つ第1部材11の鉛直上方に位置
する。第1、2部材11、12は互いに接続され、接続
位置には主ヒーター13を備える。第1、2部材11、
12は主ヒーター13を中心として略対称形をなす。第
1部材11には、シート材を切断しヒートシール部を設
けるための切断刃11Cと第1加熱面11Dと第2加熱
面11Eとが一体に設けられている。第1部材11内に
は補助ヒーター14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材溶断装置
に関し、特に、パウチを製造するときに、パウチを構成
するシート材を複数重ねて加熱することによりヒートシ
ール部をシート材に設けるのと略同時に、ヒートシール
部の領域内においてシート材を切断するシート材溶断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂製のパウチの製造工程で
はシート材溶断装置が用いられている。シート材溶断装
置は、重ねられた複数のシート材を加熱し一体としてヒ
ートシール部を設けると共に、このヒートシール部にお
いてシート材を切断する。
【0003】より詳細には、シート材溶断装置は、図4
に示されるようにシート材が載置される受座120と受
座120に対向して設けられたシート材押圧部110と
により構成されている。受座120のシート材押圧部1
10に対向する位置には、それぞれ帯状の平面状をした
第1加熱面120Dと第2加熱面120Eとが設けられ
ている。第1加熱面120Dは、第2加熱面120Eに
対して面一であり、且つ長手方向が平行である。第1加
熱面120Dと第2加熱面120Eとは、離間して配置
されていることによりこれらの間に空間を画成し、この
空間は後述の切断刃120Cが挿入される切断刃挿入空
間をなす。受座120は熱伝導性の材料により構成され
ており、第1加熱面120D、第2加熱面120Eが設
けられている受座120の部分の内部には、それぞれ第
1加熱面120D、第2加熱面120Eと長さが略同一
の棒状のヒーター130、130が、第1、第2加熱面
120Eの長手方向に平行に設けられている。
【0004】シート材押圧部の、第1加熱面120D、
第2加熱面120Eに対向する位置には、それぞれ帯状
の平面状をした第1押圧面110Aと第2押圧面110
Bとが設けられている。第1押圧面110Aは、第2押
圧面110Bに対して面一であり、且つ長手方向が平行
である。第1押圧面110Aと第2押圧面110Bと
は、離間して配置されていることによりこれらの間に空
間を画成し、この空間は切断刃移動空間をなす。切断刃
移動空間内には、直線状の刃先120Fを有する板状の
切断刃120Cが設けられており、刃先120Fは第
1、第2押圧面110A、110Bに平行である。切断
刃120Cは切断刃移動空間内を受座120に接近する
方向へと移動してゆき、切断刃挿入空間内に挿入可能に
構成されている。
【0005】シート材にヒートシール部を設け切断する
際には、先ず、複数重ねられた状態の図示せぬシート材
が、第1加熱面120D及び第2加熱面120E上に跨
った状態で載置される。次に、第1、第2加熱面120
D、120Eと第1、第2押圧面110Bとによってシ
ート材を挟むことによって、シート材を受座120及び
受座120のシート材押圧部110に対して移動不能と
し、切断刃120Cによってシート材を切断しヒーター
によってシート材を加熱する。以上の手順を経て、図5
に示されるように、パウチ3を構成するシート材の一部
に帯状のヒートシール部31が設けられ、また、シート
材が切断される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
材溶断装置においては、上述のように、第1加熱面12
0Dと第2加熱面120Eとの間の切断刃挿入空間内、
及び、第1押圧面110Aと第2押圧面110Bとの間
の切断刃移動空間内において切断刃120Cが移動する
ことによりシート材を切断する構成を採っていたため、
帯状をしたヒートシール部の幅を小さくすることは困難
であり、ヒートシール部の面積を小さくすることは困難
であった。この結果、パウチの原価を低減できないとい
う問題が生じていた。
【0007】また、従来のシート材溶断装置の受座12
0では、ヒーター130が設けられている第2加熱面1
20Eの辺りでは熱膨張が大きく、一方、ヒーター13
0から離れた位置、即ち、第2加熱面120Eの図4に
おける下方の位置においては熱膨張が小さい。この熱膨
張の差により第2加熱面120Eが反り返ってしまうこ
とがあり、第2加熱面120Eの直線性の低下が問題と
なっていた。この問題はシート材溶断装置に限られず、
例えばヒートシール装置等の、部分的に温度上昇するこ
とのある一の部材を有し、且つ、その一の部材に高い精
度の直線性が要求される直線状部を備えた装置全般に共
通して生じていた。
【0008】そこで本発明は、帯状をしたヒートシール
部の幅を小さくすることができるシート材溶断装置を提
供することを目的とし、また、部分的に温度上昇する受
座等の部材の直線性を維持することができる直線性維持
装置、シート材溶断装置、及びヒートシール装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、直線状部を有する部材を備え、該部材の
一部は加熱される被加熱部をなし、該部材は該被加熱部
を中心として対称形状をなし、該中心に対して一の側を
構成する材料と他の側を構成する材料とは同一の熱伝導
性を有する直線性維持装置を提供している。
【0010】また、本発明は、直線状部を有する部材を
備え、該部材の一部は加熱される被加熱部をなし、該部
材の、該被加熱部から離間し該被加熱部よりも温度の低
い位置には、補助ヒーターが設けられている直線性維持
装置を提供している。
【0011】また、本発明は、重ねられた複数の樹脂製
のシート材が帯状に加熱されることにより複数の該シー
ト材が一体にされてなる帯状のヒートシール部を形成す
るための加熱部と、該シート材が載せられる平面状をし
たシート材載置面を有する受座と、該シート材載置面に
対向し、該ヒートシール部の領域内において該ヒートシ
ール部の長手方向に沿って該シート材を切断する直線状
の刃先を有する切断刃とを有するシート材溶断装置にお
いて、該シート材載置面に対向し熱伝導性材料からなる
第1部材と、該第1部材と同一の熱伝導性材料からなり
該第1部材の反受座側に接続された第2部材とを備え、
該加熱部は、該第1部材と該第2部材との接続部に設け
られた主ヒーターを熱源とし、該第1部材と該第2部材
とは、該主ヒーターを中心として対称形状をなし、該第
1部材の該シート材載置面に対向する面が、該切断刃と
一体の第1加熱面と第2加熱面とをなし、該第1加熱面
は帯状の平面状をなし、該第2加熱面は該第1加熱面に
対して平行且つ面一に配置された帯状の平面状をなし、
該切断刃は、該第1加熱面と該第2加熱面との間で該第
1加熱面と該第2加熱面とに隣接し且つ該第1加熱面及
び該第2加熱面の長手方向に該刃先が平行に設けられ、
該刃先は該平面状の第1、第2加熱面よりも該シート材
載置面の方向に突出しており、該主ヒーターは該切断刃
と略同一の長さを有する略棒状をなし、該切断刃の長手
方向に平行に配置されるシート材溶断装置を提供してい
る。
【0012】ここで、該第1部材は該第2部材の鉛直下
方に位置し、該第1部材の該主ヒーターと該切断刃との
間の位置には、該切断刃の長手方向に平行に該切断刃と
略同一の長さを有する略棒状の補助ヒーターが設けられ
ていることが好ましい。
【0013】また、該受座は、シート材載置面を有し熱
伝導性材料からなる受座第1部材と、該受座第1部材と
同一の熱伝導性材料からなり該受座第1部材の反切断刃
側に接続された受座第2部材とを備え、該シート材載置
面は、該切断刃の長手方向の長さと略同一の長さを有
し、該受座は、該受座第1部材と該受座第2部材との接
続部に設けられた受座主ヒーターを熱源とし、該受座第
1部材と該受座第2部材とは、該受座主ヒーターを中心
として対称形状をなし、該主ヒーターは該シート材載置
面と略同一の長さを有する略棒状をなし、該シート材載
置面の長手方向に平行に配置されることが好ましい。
【0014】また、該受座第1部材は該受座第2部材の
鉛直上方に位置し、該受座第2部材の、該受座主ヒータ
ーの鉛直下方の位置には、該受座主ヒーターと平行に該
受座主ヒーターと略同一の長さを有する略棒状の受座補
助ヒーターが設けられていることが好ましい。
【0015】また、本発明は、重ねられた複数の樹脂製
のシート材が帯状に加熱されることにより複数の該シー
ト材が一体にされてなる帯状のヒートシール部を形成す
るための加熱部と、該シート材が載せられる平面状をし
たシート材載置面を有する受座とを有し、該シート材載
置面は該加熱部に対向して設けられ、該加熱部と該シー
ト材載置面とにより該シート材が挟まれることによって
該複数のシート材がヒートシールされるヒートシール装
置において、該シート材載置面に対向し熱伝導性材料か
らなり該加熱部を構成する第1部材と、該第1部材と同
一の熱伝導性材料からなり該第1部材の反受座側に接続
され該加熱部をなす第2部材とを備え、該加熱部は、該
第1部材と該第2部材との接続部に設けられた主ヒータ
ーを熱源とし、該第1部材と該第2部材とは、該主ヒー
ターを中心として対称形状をなし、該第1部材の該シー
ト材載置面に対向する面が、該シート材載置面と共に該
シート材を挟む加熱面をなし、該加熱面は帯状の平面状
をなし、該主ヒーターは該加熱面と略同一の長さを有す
る略棒状をなし、該加熱面の長手方向に平行に配置され
るヒートシール装置を提供している。
【0016】ここで、該第1部材は該第2部材の鉛直下
方に位置し、該第1部材の該主ヒーターと該加熱面との
間の位置には、該加熱面の長手方向に平行に該加熱面と
略同一の長さを有する略棒状の補助ヒーターが設けられ
ていることが好ましい。
【0017】また、該受座は、熱伝導性材料からなりシ
ート材載置面を有する受座第1部材と、該受座第1部材
と同一の熱伝導性材料からなり該受座第1部材の反加熱
面側に接続された受座第2部材とを備え、該シート材載
置面は、該加熱面の長手方向の長さと略同一の長さを有
し、該受座は、該受座第1部材と該受座第2部材との接
続部に設けられた受座主ヒーターを熱源とし、該受座第
1部材と該受座第2部材とは、該受座主ヒーターを中心
として対称形状をなし、該受座主ヒーターは該シート材
載置面と略同一の長さを有する略棒状をなし、該シート
材載置面の長手方向に平行に配置されることが好まし
い。
【0018】また、該受座第1部材は該受座第2部材の
鉛直上方に位置し、該受座第2部材の、該受座主ヒータ
ーの鉛直下方の位置には、該受座主ヒーターと平行に該
受座主ヒーターと略同一の長さを有する略棒状の受座補
助ヒーターが設けられていることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による直線性維持装置をシ
ート材溶断装置1へ応用した実施の形態について、図1
に基づき説明する。図1に示されるように、シート材溶
断装置1は、加熱部10と、加熱部10に対向する受座
20とを備えている。受座20の加熱部10に対向する
部分は帯状の平面状をしたシート材載置面21をなし、
シート材載置面21には複数重ねられた図示せぬシート
材が載置される。
【0020】加熱部10は、受座20の鉛直上方に配置
されており、第1部材11と第2部材12とを有し、受
座20に対して離接可能に構成されている。第1部材1
1は、受座側、即ち受座20に対向する側に位置してお
り、第2部材12は、反受座側、即ち第1部材11の受
座20に主として対向する側とは反対の側に位置してい
る。従って、第2部材12は、第1部材11の鉛直上方
に位置している。第1部材11と第2部材12は、ぞれ
ぞれ同一の熱伝導性材料により構成されている。第1、
第2部材11、12は、略同一の略四角柱形状をしてお
り、それぞれ一の側面は、フランジ状に広がっているフ
ランジ面11A、12Aをなす。一の側面に対向する他
の側面11B、12Bは、その両端の角が面取りされた
ような形状となっている。第1、第2部材11、12の
長手方向は、シート材載置面21の長手方向に平行であ
る。
【0021】第1部材11のフランジ面11Aと第2部
材12のフランジ面12Aとは、互いに全面で接触して
接続されている。第1部材11のフランジ面11A、第
2部材12のフランジ面12Aのそれぞれの略中央の位
置には、半円柱形状の凹部11a、12aが形成されて
おり、第1部材11のフランジ面11Aと第2部材12
のフランジ面12Aとが接続されている状態のときに
は、凹部11aと凹部11bとによって円柱状の空間が
画成されている。円柱状の空間の軸方向は、第1、第2
部材11、12の長手方向に平行である。円柱状の空間
内には、断面が円形の略棒状をなし加熱部10の熱源を
なす主ヒーター13が設けられている。主ヒーター13
は、その軸方向が第1、第2部材11、12の長手方向
に平行であり、直径は円柱状の空間の直径よりも若干小
さい。主ヒーター13の長さは第1、第2部材11、1
2の長手方向の長さと略同一である。第1部材11と第
2部材12とは、主ヒーター13を中心として対称形状
をなす。なお、第1、第2部材11、12の、主ヒータ
ー13に対向する位置は、被加熱部に相当する。
【0022】第1部材11上であってシート材載置面2
1に対向する位置をなす他の側面11Bには、切断刃1
1Cと第1加熱面11Dと第2加熱面11Eとが設けら
れている。なお、第2部材12の他の側面12Bはシー
ト材載置面21と同一の幅の帯状の平面となっている。
切断刃11Cと第1加熱面11Dと第2加熱面11Eと
は、第1部材11の一部をなし一体に構成されており、
これらは、シート材載置面に当接可能である。第1加熱
面11D、第2加熱面11Eはそれぞれ帯状の平面状を
なしており、第2加熱面11Eは第1加熱面11Dに対
して面一である。また、第2加熱面11Eの長手方向
は、第1加熱面11Dの長手方向に平行である。第1加
熱面11D、第2加熱面11Eの長手方向の長さは第1
部材11の長手方向の長さと同一である。なお、切断刃
11Cは直線状部に相当する。
【0023】切断刃11Cは細長い略三角柱形状をして
おり、側面を構成する一の辺が刃先11Fをなす。切断
刃11Cは、第1加熱面11Dと第2加熱面11Eとの
間に設けられており、第1加熱面11Dと第2加熱面1
1Eとに隣接している。切断刃11Cの長手方向は第
1、第2加熱面11Eの長手方向に平行であり、長手方
向の長さは、第1部材11の長さと同一である。切断刃
11Cは、第1、第2加熱面11D、11Eよりもシー
ト材載置面21の方向に突出した状態となっている。第
1加熱面11D、切断刃11C、及び第2加熱面11E
の幅方向の長さの合計は、これらに対向するシート材載
置面21の幅方向の長さと同一であり、シート材載置面
21と第1加熱面11D及び第2加熱面11Eとによっ
て重ねられた複数のシート材を安定して挟むことができ
るように構成されている。
【0024】切断刃11Cと第1加熱面11Dと第2加
熱面11Eとを一体に設けたため、シート材が、シート
材載置面21と切断刃11Cの刃先11Fとにより挟ま
れることにより切断され、第1加熱面11D、第2加熱
面11Eとシート材載置面21とにより挟まれることに
よりヒートシール部が設けられる。第1加熱面11D、
第2加熱面11Eの幅方向の長さを極力短くしてやるこ
とによって、ヒートシール部の幅方向の長さを短くする
ことができ、ヒートシール部の面積を小さくすることが
できる。
【0025】また、第1部材11と第2部材12とが同
一の熱伝導性材料からなり、第1部材11と第2部材1
2とが主ヒーター13を中心として対称形状をなすよう
にしたため、第1部材11の温度分布と第2部材12の
温度分布とを、主ヒーター13が設けられている位置で
ある第1、第2部材11、12のフランジ面11A、1
2Aに対して対称形状とすることができる。この結果、
加熱部10の長手方向において反りが発生することを防
止でき、加熱部10を構成する第1部材11に設けられ
ている切断刃11Cの反りの発生を防止することができ
る。温度分布を対称形状とすることにより第1部材11
と第2部材12とにより構成される加熱部10の反りを
防止できる理論については後述する。なお、第2部材1
2は他の側面12Bに切断刃11Cが設けられていない
点で、第1部材11の他の側面11Bとは若干異なる
が、切断刃11Cの体積は第1、第2部材11、12の
体積に対して極めて小さいため、第1部材11と第2部
材12とは主ヒーター13を中心として対称形状である
と考えて問題ない。
【0026】第1部材11内部であって主ヒーター13
と切断刃11Cとの略中間の位置には、円柱形状をした
補助ヒーター挿入空間11bが形成されている。補助ヒ
ーター挿入空間11bの長手方向は切断刃11Cの長手
方向と平行であり、長手方向の長さは切断刃11Cの長
さと略同一である。補助ヒーター挿入空間11bの直径
は、主ヒーター13が設けられている空間の直径よりも
小さい。補助ヒーター挿入空間11b内には補助ヒータ
ー14が設けられている。補助ヒーター14は、切断刃
11Cと略同一の長さを有する断面が円形の略棒状をし
ており、その長手方向は切断刃11Cの長手方向と平行
であり、直径は補助ヒーター挿入空間11bの直径より
も若干小さい。
【0027】第1部材11の切断刃11C、第1、第2
加熱面11D、11Eは、温度の低いシート材に接近し
当接したときに温度が低下する。また、第1部材11の
方が第2部材12よりも鉛直下方に位置しているため、
自然対流温度効果により第1部材11の温度は第2部材
12の温度よりも低くなる。しかし、補助ヒーター14
が設けられているため、第1部材11を部分的に加熱す
ることができ、第1部材11の温度が第2部材12の温
度よりも低くなってしまうことを防止することができ
る。このため、第1部材11の温度分布と第2部材12
の温度分布とを主ヒーター13を中心とした理想的な対
称形状とすることができ、加熱部10の長手方向におい
て反りが発生することを高い精度で防止することができ
る。
【0028】シート材を切断しヒートシール部を設ける
際には、先ず、複数重ねられた状態の図示せぬシート材
が、シート材載置面21上に載置される。次に、切断刃
11C及び第1、第2加熱面11D、11Eとシート材
載置面21とによってシート材を挟むことにより、シー
ト材が切断刃11Cによって切断され、また、第1、第
2加熱面11D、11Eによってヒートシール部が設け
られる。
【0029】加熱部10内の温度分布を、主ヒーター1
3を中心とした対称形状とすることにより、第1部材1
1と第2部材12とにより構成される加熱部10の反り
を防止できることの理論的な裏付けは以下の通りであ
る。先ず、図2に示されるように、厚さが一定の略直方
体形状をした板材が、内部の温度分布によって反返る場
合の反返りの曲率半径について考える。図2に示される
板材の上面と底面との中間の位置、即ち、部材の厚さの
半分の位置に原点Oをとり、上面及び底面に平行な仮想
面上にx軸y軸をとり、上面及び底面に垂直の方向にz
軸をとる。熱膨張係数をα、z=0の位置における接合
部材の反返りの曲率半径をR、板材の厚さを2h、変数
zの関数で表した板材の内部の温度分布をT(z)と
し、x、y方向の温度差が0であるとすると、これらの
間には以下の関係があることが知られている。
【0030】式(1)より、原点Oを含み上面及び底面
に平行な仮想面に対して温度分布T(z)が対称形とな
っているときに、1/Rは0の値を採ることが分かる。
【0031】次に、図3に示されるように、厚さが一定
の略直方体形状をした板材が2枚接合されてなる合わせ
板が、内部の温度分布によって反返る場合の反返りの曲
率半径について考える。上側の板材の厚さをh、熱膨
張係数をα、弾性率をE、下側の板材の厚さを
、熱膨張係数をα、弾性率をE、合わせ板全体
の温度上昇をT−Tとし、h=h+h、m=E
/E=1、2枚の板材の接合面における曲率半径を
ρとすると、以下の関係があることが知られている。
【0032】次に、弾性体の熱応力について考える。表
面応力は時間が経過することにより変化し、ビオの係数
が小さいほどその応力は小さく且つ一定になる。ここ
で、板材の厚みを2h、板表面の熱伝達係数をμ、板材
の熱伝導率をkとすると、ビオ係数βは、 である。
【0033】以上のことから、板材の熱歪を極めて小さ
くするためには、熱膨張係数αの値の小さい材料を選択
すべきであることが分かるが、更に、板材内部の温度分
布T(z)を小さくすることが必要である。このために
は、板材の上下方向の中央の位置に対して温度分布が対
称形になっていればよいことが上述の式(1)より分か
る。また、板材の厚さ2hの値を大きくすること、熱伝
導率kの値を大きくすること、熱伝達係数μの値を小さ
くすることにより、板材の熱歪を極小とすることができ
ることが分かる。また、合わせ板において、上側の板材
と下側の板材とを同一材料且つ同一形状とすれば、前述
の(2)式においてα−α=0となり、理論上1/
ρ=0となることが分かる。
【0034】以上の理論に基づき、本実施の形態による
シート材溶断装置1の加熱部10の理想的な形状を考え
てみると、第1部材11と第2部材12とを、これらが
互いに接合されている接合面に設けられている主ヒータ
ー13を中心として対称形状とすることにより、反返り
は曲率半径が対称形となるように生じ、応力もまた対称
形となり、加熱部10全体の曲率半径は最小となる。ま
た、熱膨張係数α及び温度分布T(z)の誤差を極小と
することにより、加熱部10全体の歪を極小にすること
ができることが分かる。
【0035】また、加熱装置を備えヒートシートを行う
いわゆるシール機においては、シール材料の質、厚み及
びシール時間(機械の回転数)等に因って、加熱を行う
温度が異なるため、シール材料の質等が変わるたびに、
適切な加熱温度に設定し直す必要がある。加熱温度が設
定し直されるのに伴い、装置の調整もまたそのたび毎に
必要となる。しかし、本実施の形態による加熱部10の
構成では各温度での応力が第1部材11、第2部材12
とも同じになり、調整等を不要とすることができる。
【0036】本発明によるシート材溶断装置は上述した
実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範
囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本発明に
よるシート材溶断装置によって溶断されてできあがるパ
ウチは図5に示されるタイプに限定されない。例えば、
いわゆる合掌貼タイプ、ガゼット貼(4隅)タイプ、三
方シールタイプ、スタンディングタイプ、カマス貼タイ
プ等としてもよい。また、溶断されて切断されたシート
材によって構成されるものはパウチでなくともよい。
【0037】また、主ヒーター、補助ヒーター、第1部
材、第2部材の形状は、本実施の形態の形状に限定され
ない。加熱部内における温度分布が主ヒーターを中心と
して対称形となればよい。
【0038】また、本実施の形態では、直線性維持装置
をシート材溶断装置1へ応用したが、シート材溶断装置
以外の装置に応用してもよい。例えば、シート材を切断
せずにヒートシールのみを行うヒートシール装置や押出
しラミネートを行う装置へ応用することができる。ここ
で、ヒートシール装置としては、インパルス型、高周波
型、常温型等、いずれのタイプでもよい。また、測定
器、水準器、ストレッチ、工作機等のように、高い精度
で直線性が要求される直線状部を有し、直線状部を有す
る部材の一部が温度上昇しても、直線状部の直線性が保
たれる必要のある装置へ応用することができる。
【0039】直線性維持装置をヒートシール装置に応用
する場合には、本実施の形態によるシート材溶断装置に
おいて、第1部材11に切断刃11Cを設けないように
する構成とすればよい。即ち、第1部材11において、
第1加熱面11Dと第2加熱面11Eとが面一で連続し
た平坦面となるようにして、この部分がシート材載置面
21と同一形状の平坦面となるような構成とすればよ
い。これ以外の部分は、シート材溶断装置と同一であ
る。この平坦面とシート材載置面とでシート材を挟むこ
とにより、ヒートシールを行う。
【0040】また、本実施の形態では加熱部10を、主
ヒーター13を中心として対称形状としたが、受座にも
主ヒーターを設けて、加熱部10と同様に、受座をこの
主ヒーターを中心として鉛直方向に対称形状となるよう
にしてもよい。この場合にも、加熱部10と同様に、主
ヒーターを中心として鉛直下側に位置する一方の側を構
成する材料と、鉛直上側に位置する他の側を構成する材
料とは同一の熱伝導性を有する。更に、一方の側に補助
ヒーターを設けてもよい。また、前述のように直線性維
持装置をヒートシール装置へ応用した場合においても、
同様にその受座に主ヒーターを設けて、受座をこの主ヒ
ーターを中心として鉛直方向に対称形状となるようにし
てもよい。この場合にも、加熱部10と同様に、主ヒー
ターを中心として鉛直下側に位置する一方の側を構成す
る材料と、鉛直上側に位置する他の側を構成する材料と
は同一の熱伝導性を有する。更に、一方の側に補助ヒー
ターを設けてもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の直線性維持装置によれ
ば、直線状部を有する部材が被加熱部を中心として対称
形状をなし、中心に対して一の側を構成する材料と他の
側を構成する材料とは同一の熱伝導性を有する構成とし
たため、当該部材における温度分布を、被加熱部を中心
とした対称形とすることができ、温度勾配を0にするこ
とができる。このため、当該部材の熱歪みを0にするこ
とができ、直線状部の長手方向において反返りが発生す
ることを防止することができる。
【0042】請求項2記載の直線性維持装置によれば、
直線状部を有する部材の、被加熱部よりも温度の低い位
置に補助ヒーターが設けられているため、当該部材の温
度分布を、被加熱部を中心とした対称形とすることがで
き、温度勾配を0にすることができる。このため、当該
部材の熱歪みを0にすることができ、直線状部の長手方
向において反返りが発生することを防止することができ
る。
【0043】請求項3記載のシート材溶断装置によれ
ば、加熱部は第1部材のシート材載置面に対向する位置
にあり、切断刃と一体の第1加熱面と第2加熱面とを有
するため、第1加熱面、第2加熱面の幅方向の長さを極
力短くすることによってシート材に設けられるヒートシ
ール部の幅方向の長さを極力小さくすることができ、ヒ
ートシール部の面積を極力小さくすることができる。こ
のため、シート材からなるパウチの価格の低減を図るこ
とができる。
【0044】また、第1部材と第2部材との接続部に主
ヒーターを設け、第1部材と第2部材とが、主ヒーター
を中心として対称形状をなしているため、第1部材と第
2部材とからなる加熱部内における温度分布を主ヒータ
ーを中心とした対称形とすることができ、加熱部の長手
方向において反返りが発生することを防止することがで
きる。
【0045】請求項4記載のシート材溶断装置によれ
ば、第1部材は第2部材の鉛直下方に位置し、第1部材
の主ヒーターと切断刃との間の位置には、切断刃の長手
方向に平行に切断刃と略同一の長さを有する略棒状の補
助ヒーターが設けられているため、第1部材の切断刃、
第1、第2加熱面が、シート材に当接することにより温
度が低下したり、第1部材の方が第2部材よりも鉛直下
方に位置していることに起因して、自然対流温度効果に
より第1部材の温度が第2部材の温度と比較して低くな
ったりした場合であっても、第1部材を部分的に加熱す
ることができる。このため、第1部材の温度分布と第2
部材の温度分布とを主ヒーターを中心とした理想的な対
称形状とすることができ、加熱部の長手方向において反
りが発生することを高い精度で防止することができる。
【0046】請求項5記載のシート材溶断装置によれ
ば、受座第1部材と受座第2部材とは、受座主ヒーター
を中心として対称形状をなしているため、受座第1部材
と受座第2部材とからなる受座内における温度分布を主
ヒーターを中心とした対称形とすることができ、受座の
長手方向において反返りが発生することを防止すること
ができる。
【0047】請求項6記載のシート材溶断装置によれ
ば、受座第2部材の、受座主ヒーターの鉛直下方の位置
には、受座主ヒーターと平行に受座主ヒーターと略同一
の長さを有する略棒状の受座補助ヒーターが設けられて
いるため、第2部材の方が第1部材よりも鉛直下方に位
置していることに起因して、自然対流温度効果により第
2部材の温度が第1部材の温度と比較して低くなった場
合であっても、第2部材を部分的に加熱することができ
る。このため、第2部材の温度分布と第1部材の温度分
布とを主ヒーターを中心とした理想的な対称形状とする
ことができ、受座の長手方向において反りが発生するこ
とを高い精度で防止することができる。
【0048】請求項7記載のヒートシート装置によれ
ば、第1部材と第2部材とは、主ヒーターを中心として
対称形状をなすため、第1部材と第2部材とからなる加
熱部内における温度分布を主ヒーターを中心とした対称
形とすることができ、加熱部の長手方向において反返り
が発生することを防止することができる。
【0049】請求項8記載のヒートシート装置によれ
ば、第1部材は第2部材の鉛直下方に位置し、第1部材
の主ヒーターと加熱面との間の位置には、加熱面の長手
方向に平行に加熱面と略同一の長さを有する略棒状の補
助ヒーターが設けられているため、加熱面がシート材に
当接することにより温度が低下したり、第1部材の方が
第2部材よりも鉛直下方に位置していることに起因し
て、自然対流温度効果により第1部材の温度が第2部材
の温度と比較して低くなったりした場合であっても、第
1部材を部分的に加熱することができる。このため、第
1部材の温度分布と第2部材の温度分布とを主ヒーター
を中心とした理想的な対称形状とすることができ、加熱
部の長手方向において反りが発生することを高い精度で
防止することができる。
【0050】請求項9記載のヒートシート装置によれ
ば、受座第1部材と受座第2部材とは、受座主ヒーター
を中心として対称形状をなしているため、受座第1部材
と受座第2部材とからなる受座内における温度分布を主
ヒーターを中心とした対称形とすることができ、受座の
長手方向において反返りが発生することを防止すること
ができる。
【0051】請求項10記載のヒートシート装置によれ
ば、受座第1部材は受座第2部材の鉛直上方に位置し、
受座第2部材の、受座主ヒーターの鉛直下方の位置に
は、受座主ヒーターと平行に受座主ヒーターと略同一の
長さを有する略棒状の受座補助ヒーターが設けられてい
るため、第2部材の方が第1部材よりも鉛直下方に位置
していることに起因して、自然対流温度効果により第2
部材の温度が第1部材の温度と比較して低くなった場合
であっても、第2部材を部分的に加熱することができ
る。このため、第2部材の温度分布と第1部材の温度分
布とを主ヒーターを中心とした理想的な対称形状とする
ことができ、受座の長手方向において反りが発生するこ
とを高い精度で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるシート材溶断装置を
示す要部断面図。
【図2】本発明の実施の形態による加熱部の形状を決定
するための理論的裏付けを説明する際の板材を示す斜視
図。
【図3】本発明の実施の形態による加熱部の形状を決定
するための理論的裏付けを説明する際の合わせ板を示す
断面図。
【図4】従来のシート材溶断装置を示す要部断面図。
【図5】従来のシート材溶断装置によりシート材が溶断
されパウチとなった状態を示す概念図。
【符号の説明】 1 シート材溶断装置 10 加熱部 11 第1部材 11C 切断刃 11F 刃先 12 第2部材 13 主ヒーター 14 補助ヒーター 20 受座 21 シート材載置面 31 ヒートシール部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65B 51/24 B65B 51/24 A Fターム(参考) 3C060 AA20 CF02 3E075 AA04 BA42 BA46 BA70 CA02 CA05 DA32 DB03 DB14 DD14 DD32 DD42 FA04 FA06 GA02 GA04 3E094 AA12 CA12 FA13 HA08 HA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状部を有する部材を備え、 該部材の一部は加熱される被加熱部をなし、 該部材は該被加熱部を中心として対称形状をなし、該中
    心に対して一の側を構成する材料と他の側を構成する材
    料とは同一の熱伝導性を有することを特徴とする直線性
    維持装置。
  2. 【請求項2】 直線状部を有する部材を備え、 該部材の一部は加熱される被加熱部をなし、 該部材の、該被加熱部から離間し該被加熱部よりも温度
    の低い位置には、補助ヒーターが設けられていることを
    特徴とする直線性維持装置。
  3. 【請求項3】 重ねられた複数の樹脂製のシート材が帯
    状に加熱されることにより複数の該シート材が一体にさ
    れてなる帯状のヒートシール部を形成するための加熱部
    と、 該シート材が載せられる平面状をしたシート材載置面を
    有する受座と、 該シート材載置面に対向し、該ヒートシール部の領域内
    において該ヒートシール部の長手方向に沿って該シート
    材を切断する直線状の刃先を有する切断刃とを有するシ
    ート材溶断装置において、 該シート材載置面に対向し熱伝導性材料からなる第1部
    材と、 該第1部材と同一の熱伝導性材料からなり該第1部材の
    反受座側に接続された第2部材とを備え、 該加熱部は、該第1部材と該第2部材との接続部に設け
    られた主ヒーターを熱源とし、 該第1部材と該第2部材とは、該主ヒーターを中心とし
    て対称形状をなし、 該第1部材の該シート材載置面に対向する面が、該切断
    刃と一体の第1加熱面と第2加熱面とをなし、 該第1加熱面は帯状の平面状をなし、該第2加熱面は該
    第1加熱面に対して平行且つ面一に配置された帯状の平
    面状をなし、 該切断刃は、該第1加熱面と該第2加熱面との間で該第
    1加熱面と該第2加熱面とに隣接し且つ該第1加熱面及
    び該第2加熱面の長手方向に該刃先が平行に設けられ、
    該刃先は該平面状の第1、第2加熱面よりも該シート材
    載置面の方向に突出しており、 該主ヒーターは該切断刃と略同一の長さを有する略棒状
    をなし、該切断刃の長手方向に平行に配置されることを
    特徴とするシート材溶断装置。
  4. 【請求項4】 該第1部材は該第2部材の鉛直下方に位
    置し、 該第1部材の該主ヒーターと該切断刃との間の位置に
    は、該切断刃の長手方向に平行に該切断刃と略同一の長
    さを有する略棒状の補助ヒーターが設けられていること
    を特徴とする請求項3記載のシート材溶断装置。
  5. 【請求項5】 該受座は、シート材載置面を有し熱伝導
    性材料からなる受座第1部材と、該受座第1部材と同一
    の熱伝導性材料からなり該受座第1部材の反切断刃側に
    接続された受座第2部材とを備え、 該シート材載置面は、該切断刃の長手方向の長さと略同
    一の長さを有し、 該受座は、該受座第1部材と該受座第2部材との接続部
    に設けられた受座主ヒーターを熱源とし、 該受座第1部材と該受座第2部材とは、該受座主ヒータ
    ーを中心として対称形状をなし、 該主ヒーターは該シート材載置面と略同一の長さを有す
    る略棒状をなし、該シート材載置面の長手方向に平行に
    配置されることを特徴とする請求項3又は4記載のシー
    ト材溶断装置。
  6. 【請求項6】 該受座第1部材は該受座第2部材の鉛直
    上方に位置し、 該受座第2部材の、該受座主ヒーターの鉛直下方の位置
    には、該受座主ヒーターと平行に該受座主ヒーターと略
    同一の長さを有する略棒状の受座補助ヒーターが設けら
    れていることを特徴とする請求項3乃至6記載のシート
    材溶断装置。
  7. 【請求項7】 重ねられた複数の樹脂製のシート材が帯
    状に加熱されることにより複数の該シート材が一体にさ
    れてなる帯状のヒートシール部を形成するための加熱部
    と、 該シート材が載せられる平面状をしたシート材載置面を
    有する受座とを有し、 該シート材載置面は該加熱部に対向して設けられ、該加
    熱部と該シート材載置面とにより該シート材が挟まれる
    ことによって該複数のシート材がヒートシールされるヒ
    ートシール装置において、 該シート材載置面に対向し熱伝導性材料からなり該加熱
    部を構成する第1部材と、 該第1部材と同一の熱伝導性材料からなり該第1部材の
    反受座側に接続され該加熱部をなす第2部材とを備え、 該加熱部は、該第1部材と該第2部材との接続部に設け
    られた主ヒーターを熱源とし、 該第1部材と該第2部材とは、該主ヒーターを中心とし
    て対称形状をなし、 該第1部材の該シート材載置面に対向する面が、該シー
    ト材載置面と共に該シート材を挟む加熱面をなし、該加
    熱面は帯状の平面状をなし、 該主ヒーターは該加熱面と略同一の長さを有する略棒状
    をなし、該加熱面の長手方向に平行に配置されることを
    特徴とするヒートシール装置。
  8. 【請求項8】 該第1部材は該第2部材の鉛直下方に位
    置し、 該第1部材の該主ヒーターと該加熱面との間の位置に
    は、該加熱面の長手方向に平行に該加熱面と略同一の長
    さを有する略棒状の補助ヒーターが設けられていること
    を特徴とする請求項7記載のヒートシール装置。
  9. 【請求項9】 該受座は、熱伝導性材料からなりシート
    材載置面を有する受座第1部材と、該受座第1部材と同
    一の熱伝導性材料からなり該受座第1部材の反加熱面側
    に接続された受座第2部材とを備え、 該シート材載置面は、該加熱面の長手方向の長さと略同
    一の長さを有し、 該受座は、該受座第1部材と該受座第2部材との接続部
    に設けられた受座主ヒーターを熱源とし、 該受座第1部材と該受座第2部材とは、該受座主ヒータ
    ーを中心として対称形状をなし、 該受座主ヒーターは該シート材載置面と略同一の長さを
    有する略棒状をなし、該シート材載置面の長手方向に平
    行に配置されることを特徴とする請求項7又は8記載の
    ヒートシール装置。
  10. 【請求項10】 該受座第1部材は該受座第2部材の鉛
    直上方に位置し、 該受座第2部材の、該受座主ヒーターの鉛直下方の位置
    には、該受座主ヒーターと平行に該受座主ヒーターと略
    同一の長さを有する略棒状の受座補助ヒーターが設けら
    れていることを特徴とする請求項7乃至9記載のヒート
    シール装置。
JP2002150681A 2002-05-24 2002-05-24 シート材溶断装置、及びヒートシール装置 Expired - Fee Related JP3980935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002150681A JP3980935B2 (ja) 2002-05-24 2002-05-24 シート材溶断装置、及びヒートシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002150681A JP3980935B2 (ja) 2002-05-24 2002-05-24 シート材溶断装置、及びヒートシール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003340942A true JP2003340942A (ja) 2003-12-02
JP3980935B2 JP3980935B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=29768478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002150681A Expired - Fee Related JP3980935B2 (ja) 2002-05-24 2002-05-24 シート材溶断装置、及びヒートシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3980935B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014094038A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Kao Corp 温熱具の製造方法
JP2015042457A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 花王株式会社 積層体の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014094038A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Kao Corp 温熱具の製造方法
JP2015042457A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 花王株式会社 積層体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3980935B2 (ja) 2007-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7367386B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6650725B2 (ja) 測長装置
KR101559348B1 (ko) 스트립형 전열선 벤딩 장치 및 방법, 그리고 그 스트립형 전열선으로 형성된 발열체
JPS63158420A (ja) コリオリの原理で動作する質量流測定装置
JPH0663873B2 (ja) 力トランスジューサ
US4439705A (en) Oscillating crystal transducer systems with symmetrical temperature compensator
JPH0230450B2 (ja)
CN111554811A (zh) 边缘仿形单元及贴合治具
AU2014254369B2 (en) Self-aligning brace bar
EP3542138B1 (en) High resistance strain gauges and methods of production thereof
US10260922B2 (en) Method of manufacturing a Coriolis mass flow rate sensor from a polymeric material
JP2003340942A (ja) 直線性維持装置、シート材溶断装置、及びヒートシール装置
GB2100005A (en) Force transducer
CN103518154A (zh) 反射镜装置
KR20150015519A (ko) 전지 블록 및 그 제조 방법
CN206930891U (zh) 一种光机的复眼结构
KR101767445B1 (ko) 열전도도 측정용 보호열판법 열판 및 그 제조방법
JP2020173112A (ja) 温度センサユニット
JP7445919B2 (ja) 流体検出システム及びモジュール
US6550116B2 (en) Method for manufacturing a bimorph piezoelectric device for acceleration sensor
CN110455155B (zh) 测量3d复合板材弧高的治具
US10481421B2 (en) Mounting ring for maintaining optical device alignment
GB2608365A (en) Improvements relating to Time-of-Flight mass analysers
US20070068265A1 (en) Pressure sensor
JPS63113332A (ja) 真空計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140706

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees