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JP2003336345A - 二重天井構造 - Google Patents

二重天井構造

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Publication number
JP2003336345A
JP2003336345A JP2002149528A JP2002149528A JP2003336345A JP 2003336345 A JP2003336345 A JP 2003336345A JP 2002149528 A JP2002149528 A JP 2002149528A JP 2002149528 A JP2002149528 A JP 2002149528A JP 2003336345 A JP2003336345 A JP 2003336345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
double
ceiling
floor
supported
ceiling structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002149528A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Yoshida
一樹 吉田
Kiyoko Adachi
喜世子 足立
Hiroshi Kano
広志 加納
Yoshiaki Kaji
良明 鍜治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2002149528A priority Critical patent/JP2003336345A/ja
Publication of JP2003336345A publication Critical patent/JP2003336345A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性が良好であり、また上階の部屋の床衝
撃音の遮断性能も良好な二重天井構造を提供する。 【解決手段】 天井スラブ面(1)に、天井材(3)を
取り付ける野縁材(17)を空間を隔てて支持してなる
二重天井構造において、野縁材(17)の長さを、天井
材(3)を取り付けた状態で許容たわみ量以下になるよ
うに調整し、該野縁材(17)を両端部のみで支持し、
少なくとも壁隙に位置する端部を壁面に取り付けて支持
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、二重天井
構造に関するものである。さらに詳しくは、この出願の
発明は、施工性が良好であり、また、上階の部屋の床衝
撃音の遮断性能も良好な二重天井構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マンション等の建築物において、
天井スラブ面に、天井材を取り付ける野縁材を空間を隔
てて支持して二重天井構造を形成する場合には、例え
ば、図8に例示したように、天井スラブ面(1)から略
900mmピッチで多数の吊材(2)を垂下させ、該多
数の吊材(2)にて、天井材(3)を取り付けると共に
略部屋(4)の全長にわたる長さを有する長尺の野縁材
(5)を吊り下げ支持して二重天井構造を形成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天井ス
ラブ面(1)にインサート金具(図示せず)を埋め込ん
で多数の吊材(2)を取り付けて垂下させる作業に手間
がかかり、また、図8に例示したように、長尺の野縁材
(5)から連結材(6)を介して短尺の野縁材(5a)
を段違いに吊り下げ支持して段違いの二重天井構造を形
成する場合には、長尺の野縁材(5)と短尺の野縁材
(5a)が二重に重なる部分は天井裏空間が狭くなり、
天井裏空間にダクト、天井埋め込み型エアコン等を配設
する際に障害となるため、二重に重なる部分において長
尺の野縁材(5)を切断、除去したり、吊材(2)の位
置を変更したりしなければならないため、さらに手間が
かかり、いずれも施工性が悪いという問題があった。
【0004】さらに加うるに、図8に例示したように、
掃除機(7)等によって上階の部屋(8)の床部(9)
から発せられる床衝撃音(10)が、天井スラブ面
(1)、多数の吊材(2)および野縁材(5)、(5
a)を経由して下階の部屋(4)に伝播するという問題
があり、さらに加うるに、マンション等の建築物のよう
に、前述した二重天井構造と共に、二重天井構造の天井
スラブ面(1)の上方に位置する上階の部屋(8)の床
スラブ面(11)上に防振材料(12a)付きの支持脚
(12)および際根太(13)を介して床下地材(1
4)を支持してなる二重床が設けられている場合には、
上階の部屋(8)の床部(9)から発せられる床衝撃音
(10)が、上記のように多数の吊材(2)を介して伝
播すると共に、さらに加うるに、際根太(13)を介し
て、矢印にて示すように床下地材(14)、際根太(1
3)、壁部(15)および野縁材(5)、(5a)を経
由して下階の部屋(4)に伝播し易く、いずれも上階の
部屋(8)の床衝撃音(10)の遮断性能が悪いという
問題もあった。
【0005】なお、図8において、(16)は、野縁材
(5)、(5a)の両端部に嵌着した野縁保持材であ
る。
【0006】この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑
みて為されたものであり、上記の問題点を解消し、施工
性が良好であり、また、上階の部屋の床衝撃音の遮断性
能も良好な二重天井構造を提供することを解決すべき課
題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するために為されたものであって、第1の
発明は、天井スラブ面に、天井材を取り付ける野縁材を
空間を隔てて支持してなる二重天井構造において、野縁
材の長さを、天井材を取り付けた状態で許容たわみ量以
下になるように調整し、該野縁材を両端部のみで支持
し、少なくとも壁隙に位置する端部を壁面に取り付けて
支持してなることを特徴とする二重天井構造を提供す
る。
【0008】また、第2の発明は、一部の野縁材を、連
結材を介して、他の野縁材と段違いに支持してなる前記
の二重天井構造を、第3の発明は、壁面に取り付けて支
持する野縁材の壁面側端部と壁面の間に防振材を介在さ
せてなる前記いずれかの二重天井構造を、第4の発明
は、壁面に取り付けて支持する野縁材の壁面側端部と壁
面の間に、室内に向けて上下方向に貫通する空気抜け穴
を設けたスペーサーを介在させてなる前記第1または第
2の発明の二重天井構造を、第5の発明は、スペーサー
が、防振材料よりなる前記の二重天井構造を、第6の発
明は、天井スラブ面の上方に位置する上階の床スラブ面
上に防振材料付きの支持脚を介して床下地材を支持して
二重床を設け、かつ、壁隙に位置する床下地材の壁面側
端部を防振材料付きの際根太にて支持してなる請求項1
〜5いずれかに記載の二重天井構造を、第7の発明は、
天井スラブ面の上方に位置する上階の床スラブ面上に防
振材料付きの支持脚を介して床下地材を支持して二重床
を設け、かつ、壁隙に位置する床下地材の壁面側端部も
防振材料付きの支持脚にて支持してなる請求項1〜5い
ずれかに記載の二重天井構造を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、上記の通りの
特徴をもつものであるが、以下、その実施の形態につい
て説明する。
【0010】図1は、この出願の発明の二重天井構造一
実施形態を例示した縦断面図である。
【0011】図1に例示したように、この出願の発明
は、天井スラブ面(1)に、天井材(3)を取り付ける
野縁材(17)を空間を隔てて支持してなる二重天井構
造において、野縁材(17)の長さを、天井材(3)を
取り付けた状態で許容たわみ量以下になるような長さに
調整し、該野縁材(17)を両端部のみの2点で支持
し、少なくとも壁隙に位置する端部を壁面〔壁部(1
5)の表面〕に取り付けて支持してなることを特徴とす
る二重天井構造に関するものである。
【0012】なお、この出願の発明において、天井スラ
ブ面(1)は、例えば、建築物の天井躯体スラブを構成
するコンクリート下地等にて形成する。
【0013】また、天井材(3)としては、例えば、繊
維補強セメント板、化粧石膏ボード、化粧合板等よりな
る汎用の天井材(3)を使用する。
【0014】また、野縁材(17)の長さを、天井材
(3)を取り付けた状態で許容たわみ量以下になるよう
に調整する場合には、例えば、野縁材(17)として、
軽量鉄骨等よりなる角パイプ〔断面寸法:65×45×
0.5mm〕を使用し、かつ該角パイプに上記汎用の天
井材(3)を取り付けて施工した時に実用上支障のない
許容たわみ量以下になるように3000mm程度の長さ
に切断して調整すれば良い。
【0015】また、野縁材(17)を両端のみで支持
し、少なくとも壁隙に位置する端部を壁面に取り付けて
支持する場合には、例えば、上記角パイプよりなる野縁
材(17)の両端部に、断面コ字型の鋼材〔断面寸法:
67×45×0.5mm〕よりなる野縁保持材(16)
を嵌着すると共に、壁隙に位置する端部に嵌着する野縁
保持材(16)を、釘、ビス等の止具にて壁部(15)
の表面に固着し、他方の端部に嵌着する野縁保持材(1
6)を防振金具(18)を介して、天井スラブ面(1)
から垂下したアンカーボルト等よりなる吊材(2)にて
吊り下げて支持することによって、野縁材(17)の両
端部のみを支持すれば良い。
【0016】以上の通り、この出願の発明においては、
野縁材(17)の長さを、天井材(3)を取り付けた状
態で許容たわみ量以下になるように調整し、該野縁材
(17)を両端部のみで支持し、少なくとも壁隙に位置
する端部を壁面に取り付けて支持しているので、吊材
(2)の使用個数を必要最少限度に削減することがで
き、従って、吊材(2)の垂下作業工数を大幅に低減す
ることができるため、施工性が良好であり、また、図8
に例示したように、上階の部屋(8)の床衝撃音(1
0)が吊材(2)を介して下階の部屋(4)に伝播する
のも最少限度に低減することができるため、上階の部屋
(8)の床衝撃音(10)の遮断性能も良好である。
【0017】図2は、この出願の発明の二重天井構造の
異なった実施形態を例示した縦断面図である。
【0018】なお、図2において、図1と同等の部分に
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】図2に例示したように、この出願の発明
は、上記図1に例示した実施形態において、野縁材(1
7)のうち、一部の野縁材(17a)を、連結材(6)
を介して、他の野縁材(17b)と高低差をつけて段違
いに支持してなる段違いの二重天井構造に関するもので
ある。
【0020】なお、この出願の発明において、一部の野
縁材(17a)を、連結材(6)を介して、他の野縁材
(17b)と段違いに支持する場合には、例えば、野縁
材(17a)、(17b)および連結材(6)として、
軽量鉄骨等よりなる角パイプ〔断面寸法:65×45×
0.5mm〕を使用し、該野縁材(17a)、(17
b)および連結材(6)を当接させてビス等の止具にて
固着して段違いに支持すれば良い。
【0021】また、図2に例示した実施形態において
は、中央部に位置する野縁材(17a)を吊材(2)に
て吊り下げ支持すると共に、該野縁材(17a)の両端
部近傍に取り付けて垂下させた連結材(6)を介して壁
隙に位置する野縁材(17b)を取り付けて凹状の段違
い天井構造を形成した実施例を例示したが、必要に応じ
て、階段状の段違い天井構造等、所望の段違い天井構造
を同様にして形成できることは勿論である。
【0022】以上の通り、この出願の発明においては、
一部の野縁材(17a)を、連結材(6)を介して、他
の野縁材(17b)と段違いに支持して段違いの二重天
井構造を形成しているので、図8に例示した従来例のよ
うに、長尺の野縁材(5)と短尺の野縁材(5a)が二
重に重なる部分を生ずることがなく、従って、長尺の野
縁材(5)を切断、除去したり、吊材(2)の位置を変
更したりすることなく段違いの二重天井構造を形成する
ことができ、図2に例示したように、段違いの低位置部
分の天井裏空間にダクト(19)、天井埋め込み型エア
コン等を配設することができ、施工性が良好であり、勿
論、前記と同様、床衝撃音の遮断性能も良好である。
【0023】図3および図4は、この出願の発明の二重
天井構造のさらに異なった実施形態を例示した要部詳細
図付きの縦断面図である。
【0024】なお、図3および図4において、図1と同
等の部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0025】図3および図4に例示したように、この出
願の発明は、前述した図1(および図2)に例示した実
施形態において、壁面〔壁部(15)の表面〕に取り付
けて支持する野縁材(17)の壁面側端部と壁面の間
に、防振ゴム等の防振材(20)を介在させてなる二重
天井構造に関するものである。
【0026】なお、この出願の発明において、野縁材
(17)の壁面側端部と壁面の間に防振材(20)を介
在させる場合には、例えば、図3に例示したように、野
縁材(17)の壁面側端部に嵌着した野縁保持材(1
6)と壁面の間にブロック状の防振ゴム(67×45×
20t)等よりなる防振材(20)を介在させたり、図
4に例示したように、野縁材(17)と野縁保持材(1
6)の間にシート状の防振ゴム等よりなる防振材(2
0)を介在させたりすれば良い。
【0027】以上の通り、この出願の発明においては、
壁面に取り付けて支持する野縁材(17)の壁面側端部
と壁面の間に防振材(20)を介在させているので、図
1(および図2)に例示した実施形態における床衝撃音
の遮断効果に加うるに、防振材(20)による防振効果
によっても床衝撃音を遮断することができるため、上階
の部屋の床衝撃音の遮断性能がさらに良好である。
【0028】図5は、この出願の発明の二重天井構造の
さらに異なった実施形態を例示した要部詳細図付きの縦
断面図である。
【0029】なお、図5において、図1と同等の部分に
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】図5に例示したように、この出願の発明
は、前述した図1(および図2)に例示した実施形態に
おいて、壁面〔壁部(15)の表面〕に取り付けて支持
する野縁材(17)の壁面側端部と壁面の間に、室内に
向けて上下方向に貫通する空気抜け穴(21a)を設け
たスペーサー(21)を介在させてなる二重天井構造に
関するものである。
【0031】なお、この出願の発明において、野縁材
(17)の壁面側端部と壁面の間に、室内に向けて、上
下方向に貫通する空気抜け穴(21a)を設けたスペー
サー(21)を介在させる場合には、例えば、図5に例
示したように、野縁材(17)の壁面側端部に嵌着した
野縁保持材(16)と壁面の間に、部屋(4)の室内に
向けて上下方向に貫通して開口せる所望個数(図5にお
いては、2個)の空気抜け穴(21a)を設けたゴム、
合成樹脂等からなるブロック状のスペーサー(21)を
介在させれば良い。
【0032】以上の通り、この出願の発明においては、
壁面に取り付けて支持する野縁材(17)の壁面側端部
と壁面の間に、室内に向けて上下方向に貫通する空気抜
け穴(21a)を設けたスペーサー(21)を介在させ
ているので、図1(および図2)に例示した実施形態に
おける床衝撃音の遮断効果に加うるに、スペーサー(2
1)の空気抜け穴(21a)による天井裏空間の空気の
空気抜け効果によっても床衝撃音を遮断することができ
るため、上階の部屋の床衝撃音の遮断性能がさらに良好
である。
【0033】また、この出願の発明において、上記スペ
ーサー(21)が、例えば、防振ゴム(77×45×2
0t)等の防振材料よりなる場合には、図1(および図
2)に例示した実施形態における床衝撃音の遮断効果、
およびスペーサー(21)の空気抜け穴(21a)によ
る空気抜け効果に加うるに、防振材料よりなるスペーサ
ー(21)による防振効果によっても床衝撃音を遮断す
ることができるため、上階の部屋の床衝撃音の遮断性能
がさらに良好である。
【0034】図6は、この出願の発明の二重天井構造の
さらに異なった実施形態を例示した縦断面図である。
【0035】なお、図6において、図1および図8と同
等の部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0036】図6に例示したように、この出願の発明
は、前述した図1(ないし図5)に例示した実施形態に
おいて、前述した図8に例示した従来例と同様にして、
二重天井の天井スラブ面(1)の上方に位置する上階の
部屋(8)の床スラブ面(11)上に、所望本数の防振
材料(12a)付きの支持脚(12)を介して床下地材
(14)を支持して二重床を設け、かつ、壁隙に位置す
る床下地材(14)の壁面側端部を、従来例の際根太
(13)に代えて、防振材料(13a)付きの際根太
(13)にて支持してなる二重天井構造に関するもので
ある。
【0037】なお、この出願の発明において、防振材料
(13a)付きの際根太(13)を形成する場合には、
例えば、図6に例示したように、際根太(13)の下端
部に防振ゴム等の防振材料(13a)を固着したり、際
根太(13)の上端部に防振材料(13a)を固着した
りすれば良い。
【0038】以上の通り、この出願の発明においては、
図1(ないし図5)に例示した天井スラブ面(1)の上
方に位置する上階の床スラブ面(11)上に防振材料
(12a)付きの支持脚(12)を介して床下地材(1
4)を支持して二重床を設けるに際して、壁隙に位置す
る床下地材(14)の壁面側端部を防振材料(13a)
付きの際根太(13)にて支持しているので、図8に例
示した従来例のように、上階の部屋(8)の床部(9)
から発せられた床衝撃音(10)が際根太(13)を介
して下階の部屋(4)に伝播するのを、際根太(13)
に設けた防振材料(13a)の防振効果によって防止す
ることができるため、上階の部屋(8)の床衝撃音(1
0)の遮断性能がさらに良好である。
【0039】図7は、この出願の発明の二重天井構造の
さらに異なった実施形態を例示した縦断面図である。
【0040】なお、図7において、図1および図8と同
等の部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】図7に例示したように、この出願の発明
は、前述した図1(ないし図5)に例示した実施形態に
おいて、前述した図8に例示した従来例と同様にして、
二重天井の天井スラブ面(1)の上方に位置する上階の
部屋(8)の床スラブ面(11)上に、所望本数の防振
材料(12a)付きの支持脚(12)を介して床下地材
(14)を支持して二重床を設け、かつ、壁隙に位置す
る床下地材(14)の壁面側端部も、従来例の際根太
(13)に代えて、防振材料(12a)付きの支持脚
(12)にて支持してなる二重天井構造に関するもので
ある。
【0042】なお、この出願の発明において、防振材料
(12a)付きの支持脚(12)を形成する場合には、
例えば、図6に例示したように、支持脚(12)の下端
部に防振ゴム等の防振材料(12a)を固着したり、支
持脚(12)の上端部に防振材料(12a)を固着した
りすれば良い。
【0043】以上の通り、この出願の発明においては、
図1(ないし図5)に例示した天井スラブ面(1)の上
方に位置する上階の床スラブ面(11)上に防振材料
(12a)付きの支持脚(12)を介して床下地材(1
4)を支持して二重床を設けるに際して、壁隙に位置す
る床下地材(14)の壁面側端部も防振材料(12a)
付きの支持脚(12)にて支持しているので、図8に例
示した従来例のように、上階の部屋(8)の床部(9)
から発せられた床衝撃音(10)が際根太(13)を介
して下階の部屋(4)に伝播するのを、支持脚(12)
に設けた防振材料(12a)の防振効果によって防止す
ることができるため、上階の部屋(8)の床衝撃音(1
0)の遮断性能がさらに良好である。
【0044】勿論、この出願の発明は、以上の実施形態
によって限定されるものではなく、野縁材、連結材、ス
ペーサー、支持脚、際根太等の材質、形状、構造、大き
さ等、細部については様々な態様が可能であることは言
うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この出願の発
明によって、施工性が良好であり、また上階の部屋の床
衝撃音の遮断性能も良好な二重天井構造を形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の二重天井構造の一実施形態を
例示し縦断面図である。
【図2】この出願の発明の二重天井構造の異なった実施
形態を例示した縦断面図である。
【図3】この出願の発明の二重天井構造のさらに異なっ
た実施形態を例示した要部詳細図付きの縦断面図であ
る。
【図4】この出願の発明の二重天井構造のさらに異なっ
た実施形態を例示した要部詳細図付きの縦断面図であ
る。
【図5】この出願の発明の二重天井構造のさらに異なっ
た実施形態を例示した要部詳細図付きの縦断面図であ
る。
【図6】この出願の発明の二重天井構造のさらに異なっ
た実施形態を例示した縦断面図である。
【図7】この出願の発明の二重天井構造のさらに異なっ
た実施形態を例示した縦断面図である。
【図8】従来例を例示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 天井スラブ面 2 吊材 3 天井材 4 部屋 5 長尺の野縁材 5a 短尺の野縁材 6 連結材 7 掃除機 8 部屋 9 床部 10 床衝撃音 11 床スラブ面 12 支持脚 12a 防振材料 13 際根太 13a 防振材料 14 床下地材 15 壁部 16 野縁保持材 17 野縁材 17a 一部の野縁材 17b 他の野縁材 18 防振金具 19 ダクト 20 防振材 21 スペーサー 21a 空気抜け穴
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 15/20 E04B 5/52 U V A (72)発明者 加納 広志 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 鍜治 良明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DF07 FA13 FA14 FA71 GA01 GA12 GA55 GA63 HD11 HE01 KA08 LA09 2E220 AA19 AB06 AB22 AC03 CA23 DB15 EA11 GA07Y

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井スラブ面に、天井材を取り付ける野
    縁材を空間を隔てて支持してなる二重天井構造におい
    て、野縁材の長さを、天井材を取り付けた状態で許容た
    わみ量以下になるように調整し、該野縁材を両端部のみ
    で支持し、少なくとも壁隙に位置する端部を壁面に取り
    付けて支持してなることを特徴とする二重天井構造。
  2. 【請求項2】 一部の野縁材を、連結材を介して、他の
    野縁材と段違いに支持してなる請求項1記載の二重天井
    構造。
  3. 【請求項3】 壁面に取り付けて支持する野縁材の壁面
    側端部と壁面の間に防振材を介在させてなる請求項1ま
    たは2記載の二重天井構造。
  4. 【請求項4】 壁面に取り付けて支持する野縁材の壁面
    側端部と壁面の間に、室内に向けて上下方向に貫通する
    空気抜け穴を設けたスペーサーを介在させてなる請求項
    1または2記載の二重天井構造。
  5. 【請求項5】 スペーサーが、防振材料よりなる請求項
    4記載の二重天井構造。
  6. 【請求項6】 天井スラブ面の上方に位置する上階の床
    スラブ面上に防振材料付きの支持脚を介して床下地材を
    支持して二重床を設け、かつ、壁隙に位置する床下地材
    の壁面側端部を防振材料付きの際根太にて支持してなる
    請求項1〜5いずれかに記載の二重天井構造。
  7. 【請求項7】 天井スラブ面の上方に位置する上階の床
    スラブ面上に防振材料付きの支持脚を介して床下地材を
    支持して二重床を設け、かつ、壁隙に位置する床下地材
    の壁面側端部も防振材料付きの支持脚にて支持してなる
    請求項1〜5いずれかに記載の二重天井構造。
JP2002149528A 2002-05-23 2002-05-23 二重天井構造 Pending JP2003336345A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007177408A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Sanyo Industries Ltd 二重天井構造
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