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JP2003322750A - 光ファイバに沿って任意配置が可能な光ファイバタップ - Google Patents

光ファイバに沿って任意配置が可能な光ファイバタップ

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Publication number
JP2003322750A
JP2003322750A JP2003116622A JP2003116622A JP2003322750A JP 2003322750 A JP2003322750 A JP 2003322750A JP 2003116622 A JP2003116622 A JP 2003116622A JP 2003116622 A JP2003116622 A JP 2003116622A JP 2003322750 A JP2003322750 A JP 2003322750A
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JP
Japan
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optical fiber
main
branch
channel
tap
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JP2003116622A
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Ken A Nishimura
ケン・エイ・ニシムラ
Ian Hardcastle
イアン・ハードキャッスル
Jonathan Simon
ジョナサン・サイモン
Gary B Gordon
ゲーリー・ビー・ゴードン
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Agilent Technologies Inc
Original Assignee
Agilent Technologies Inc
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Publication date
Application filed by Agilent Technologies Inc filed Critical Agilent Technologies Inc
Publication of JP2003322750A publication Critical patent/JP2003322750A/ja
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
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    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/2804Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
    • G02B6/2852Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using tapping light guides arranged sidewardly, e.g. in a non-parallel relationship with respect to the bus light guides (light extraction or launching through cladding, with or without surface discontinuities, bent structures)
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    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/3628Mechanical coupling means for mounting fibres to supporting carriers
    • G02B6/3632Mechanical coupling means for mounting fibres to supporting carriers characterised by the cross-sectional shape of the mechanical coupling means
    • G02B6/3636Mechanical coupling means for mounting fibres to supporting carriers characterised by the cross-sectional shape of the mechanical coupling means the mechanical coupling means being grooves

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】主光ファイバを分断することなく信号接続の追
加を可能にする光ファイバタップを提供する。 【解決手段】光ファイバタップは、分岐光ファイバと主
光ファイバとの間の光通信を確立し、ハウジング、曲が
った主チャンネル及び分岐チャンネルを備える。主チャ
ンネルは、ハウジング内に画定され、主光ファイバの一
部を収容するように形成される。主チャンネルは、主光
ファイバに主結合湾曲部を画定するように形成された結
合湾曲部分を備える。分岐チャンネルもまたハウジング
内に画定され、分岐光ファイバの一部を収容するように
形成される。分岐チャンネルは、主チャンネルの結合湾
曲部分で主チャンネルと連通する。光信号は、主チャン
ネルに配置された主光ファイバと分岐チャンネルに配置
された分岐光ファイバとの間で横方向に結合する。こう
して、光ファイバ間の光通信が確立される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、光ファイバに沿っ
た任意配置が可能な光ファイバタップに関する。 【0002】 【従来の技術】光ファイバは、しばしば光素子間での光
信号の伝送に用いられる。時として、分岐光ファイバを
介して光デバイス(または光装置)から受信した光信号
を主光ファイバに印加したり、或いは主光ファイバを通
過する光信号のサンプルを抽出し、分岐光ファイバを介
して別の光デバイスにサンプルを送信することが望まれ
ることがある。例えば、主光ファイバは都市の街路沿い
に位置する加入者に光ネットワーク信号を配給すること
ができる。新しい顧客がネットワークサービスに加入す
ると、主光ファイバに対し追加の信号接続をなす必要が
生じる場合がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のような追加の信
号接続の確立には、従来は主光ファイバを分断すること
が必要であった。この工程には時間がかかり、主光ファ
イバを介する信号伝送の中断を招き、主光ファイバの信
頼性を落とすものであった。 【0004】かくして必要とされるのは、主光ファイバ
に沿った任意の位置で主光ファイバに分岐光ファイバを
結合できるようにし、主光ファイバを分断(または切
断)することなく追加の信号接続を可能にする光ファイ
バタップである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、分岐光ファイ
バと主光ファイバ間の間の光通信を確立する光ファイバ
タップを提供するものである。光ファイバタップは、主
光ファイバに沿った任意位置への配置が可能である。光
ファイバタップは、ハウジングと蛇行する(またはS字
状に曲がった)主チャンネルと分岐チャンネルを含む。
主チャンネルは、ハウジング内に画定され、主光ファイ
バの一部を収容する形状としてある。主チャンネルは、
主光ファイバの主な結合彎曲部を画定する形状とした結
合彎曲部を含む。分岐チャンネルもハウジング内に画定
され、分岐光ファイバの一部を収容する形状としてあ
る。分岐チャンネルは、主チャンネルの結合彎曲部にお
いて主チャンネルに連通する。光信号は、主チャンネル
内に配置した主光ファイバと、分岐チャンネル内に配置
した分岐光ファイバの間で横方向に結合される。かくし
て、光ファイバ間の光通信が確立される。 【0006】一実施形態では分岐チャンネルは蛇行して
おり、主チャンネルの結合彎曲部に対向並置した結合彎
曲部を含む。光信号は、主光ファイバ内の主チャンネル
により形成した対向並置結合彎曲部と、分岐光ファイバ
内の分岐チャンネルにより形成した対向並置結合彎曲部
の間で横方向に結合される。かくして、光ファイバ間の
光通信が確立される。 【0007】別の実施形態では、分岐チャンネルは、主
チャンネルの結合彎曲部に隣接配置した端部ストッパを
含む。端部ストッパは、主チャンネルの結合彎曲部に分
岐光ファイバの一端を配置する。光信号は、主光ファイ
バの主チャンネルにより形成した結合彎曲部と分岐光フ
ァイバの端部の間で横方向に結合される。かくして、光
ファイバ間の光通信が確立される。 【0008】 【発明の実施の形態】光ファイバを長さ方向に、臨界半
径未満の半径を有する弧状に屈曲することで、光ファイ
バのクラッド層を通り光を光ファイバのコアの内外に横
方向に通過させることができ、かくして光信号を光ファ
イバの内外に結合させることができる。臨界半径未満の
曲率半径を有する光ファイバの彎曲部を、結合彎曲部と
呼ぶことにする。 【0009】本発明による光ファイバタップは、ハウジ
ングと蛇行する主チャンネルと分岐チャンネルからな
る。主チャンネルと分岐チャンネルは、共にハウジング
内に画定される。主チャンネルは主光ファイバの一部を
収容する形状としてあり、主光ファイバ内に結合彎曲部
を画定する形状とした結合彎曲部分を含む。分岐チャン
ネルは分岐光ファイバの一部を収容するよう形成されて
おり、主チャンネルの結合彎曲部分において主チャンネ
ルと連通する。光信号は、主チャンネルに組み込んだ主
光ファイバの一部と分岐チャンネルに組み込んだ分岐光
ファイバの一部との間(ここで、主チャンネルと分岐チ
ャンネルが連通する)で横方向に結合される。 【0010】図1のA、Bは、それぞれ、本発明による
光ファイバタップの第1実施形態100の平面図と側面
図である。この第1の実施形態では、分岐チャンネルも
蛇行していて、主チャンネルの結合彎曲部に対向並置し
た結合彎曲部を含む。分岐チャンネルの結合彎曲部分
は、分岐光ファイバの結合彎曲部を画定している。光信
号は、主チャンネル内に組み込んだ主光ファイバ内に画
定された並置結合彎曲部と分岐チャンネル内に組み込ん
だ分岐光ファイバの間で横方向に結合される。 【0011】光ファイバタップ100は、本体130と
蓋132を含むハウジング102からなる。分岐チャン
ネル108と主チャンネル110は、ハウジング内、具
体的には本体内に画定されている。図示の例では、蓋は
チャンネルと光ファイバの詳細を描写すべく透明として
ある。実際の実施形態では、蓋は通常不透明である。 【0012】分岐チャンネル108には、分岐光ファイ
バと呼ぶ光ファイバの一部が収容してある。分岐光ファ
イバ104の一部は、図1のC、Dでは分岐チャンネル
に組み込んで図示してある。分岐チャンネルは蛇行して
おり、その長さの一部を越えて延びる結合彎曲部分11
2を含む。結合彎曲部分112は、分岐光ファイバの臨
界半径未満の曲率半径を有する。 【0013】主チャンネル110には、主光ファイバと
呼ぶ光ファイバの一部が収容してある。主光ファイバ1
06の一部は、図1のC、Dでは主チャンネル内に組み
込んで図示してある。主チャンネルは蛇行しており、そ
の長さの一部を越えて延びる結合彎曲部分116を含
む。結合彎曲部分116は、主光ファイバの臨界半径未
満の曲率半径を有する。チャンネル108,110の結
合彎曲部112,116はそれぞれ、反対方向に彎曲し
ており、ほぼそれらの頂点に位置する短い部分に亙って
連通している。 【0014】図1のC、Dは、分岐光ファイバ104の
一部を分岐チャンネル108内に組み込み、主光ファイ
バ106の一部を主チャンネル110内に組み込んだ状
態の光ファイバタップ100を示す。分岐チャンネルの
結合彎曲部112は、分岐光ファイバ内に結合彎曲部1
14を形成している。主チャンネルの結合彎曲部116
は、主光ファイバ内に結合彎曲部118を形成してい
る。主光ファイバ内に形成した結合彎曲部118は、分
岐光ファイバ内に形成した結合彎曲部114に対向並置
してある。対向並置した結合彎曲部は、主光ファイバと
分岐光ファイバの間で光信号の横方向結合を可能にす
る。 【0015】主チャンネル110内に組み込んだ主光フ
ァイバ106の一部は、主光ファイバの長さに沿った任
意の位置に配置することができる。さらに、主光ファイ
バはその端部のどちらかへのアクセスを要することなく
主チャンネル内に挿入することができる。これにより、
既に組み込まれた主光ファイバを邪魔する必要なく光フ
ァイバタップ100を主光ファイバに付加することがで
きる。 【0016】分岐チャンネル108内に組み込んだ分岐
光ファイバ104の一部は、本実施形態では分岐光ファ
イバの一方の端部に位置している。図示の例では、分岐
光ファイバは反射防止端120にて終端してある。光フ
ァイバタップはさらに、本体130内に画定した凹部
(または、くぼんだ部分。以下同じ)119を含む。凹
部は分岐チャンネルと連通し、反射防止端を収容する形
状としてある。分岐光ファイバの端部反射が許容される
実施形態では、分岐光ファイバから反射防止端を省くこ
ともでき、凹部を本体から省くこともできる。 【0017】図1のA、Bは、分岐チャンネル108と
主チャンネル110内に組み込んだ光ファイバをもたな
い本体102を示すものである。分岐チャンネル108
は、前述の結合彎曲部112と前後一列に配置した彎曲
部分122からなる。彎曲部分122は、結合彎曲部1
12とは反対方向に彎曲している。主チャンネル110
では、彎曲部分124と前述の結合彎曲部分116と彎
曲部分126が所定順序で前後一列に配置されている。
彎曲部分124,126は、結合彎曲部116とは反対
方向に彎曲している。各彎曲部122,124,126
は、光ファイバの臨界半径より大きな曲率半径を有し、
チャンネルのこれらの部分に位置する光ファイバの一部
からの光信号の損失を最小にしている。 【0018】分岐チャンネル108と主チャンネル11
0は、ハウジング102内にそれぞれ分岐光ファイバ1
04と主光ファイバ106の位置を画定する断面形状と
寸法を有する。図示の例では、分岐光ファイバと主光フ
ァイバの表面が本体130の主表面128とほぼ面一に
配置されるよう、各チャンネルにほぼV字形の断面形状
と寸法を持たせてある。代替的には、チャンネルには分
岐光ファイバと主光ファイバを主表面128上に若干突
出するように配置する断面形状と寸法をもたせてもよ
い。この種の突起は、下記に説明する如く、本体上に装
着した蓋132をして光ファイバをチャンネル内にクラ
ンプ(すなわち留めることが)できるようにする。代替
的には、分岐チャンネルと主チャンネルにU字形や半円
形や半楕円形や放物線形や正方形や他の適切な断面形を
持たせてることができ、互いに異なる断面形状を持たせ
るようにすることもできる。 【0019】それらを最接近させたときに、分岐チャン
ネル108と主チャンネル110の中心線は分岐光ファ
イバ104と主光ファイバ106の半径の和に等しいか
若干少ない距離だけ離間する。この配置が、光ファイバ
をして図1のCに示し図1のEの断面図に示す接触領域
136において互いに当接させ、そこに光信号の横方の
結合が生ずる。 【0020】蓋132は、ハウジング102を形成すべ
く本体130に取り付けられる。一実施形態では、蓋は
蝶番(ヒンジ。図示せず)により本体に取り付けられ
る。蝶番を用いることにより蓋を開ける(開蓋状態にす
る)ことができ、光ファイバ104,106をそれぞれ
本体内に画定されたチャンネル108,110内に組み
込むことができるようになる。蓋132は、1以上の係
止部(ラッチ。図示せず)により閉蓋状態に保持され
る。 【0021】別の実施形態では、蓋132は、係止部
(図示せず)により本体130に取り付けられ、係止部
を解放することにより開蓋されて本体から取り外され
る。さらなる実施形態にあっては、蓋は本体から外され
た状態から供給される。チャンネル108,110内に
それぞれ光ファイバ104,106を組み込んだ後、蓋
は接着材を使用するか螺子(ネジなど)やリベット(鋲
など)やクランプ(締め付け具など)などの留め具を用
いて本体に取り付けられる。 【0022】蓋132は、光ファイバ104,106を
それぞれ分岐チャンネル108と主チャンネル110内
に組み込んだ後に閉蓋される。その閉蓋状態において、
蓋は光ファイバ104,106を押圧してそれぞれ分岐
チャンネル108と主チャンネル110の壁に当接さ
せ、チャンネルの結合彎曲部分112,116をして光
ファイバを屈曲させ、結合彎曲部114,118を形成
し、結合彎曲部の並置位置を画定する。 【0023】蝶番や係止部や接着材や留め具、或いは蓋
130を光ファイバタップ100の本体130に取り付
けるのに適した他の手段は公知であり、それ故ここで説
明はしない。 【0024】別の実施形態では、本体130がハウジン
グ102全体を構成し、光ファイバ104,106は蓋
以外の手段によりそれぞれ分岐チャンネル108と主チ
ャンネル110に保持される。例えば、光ファイバを、
適切な接着材(図示せず)により蛇行するチャンネルに
保持することができる。 【0025】蓋132の代わりに、光ファイバタップ1
00には図2のB、Dを参照して後述する2部品蓋部2
32と同様の2部品蓋を含めることができる。2部品蓋
は、他の光ファイバを組み込む前に光ファイバタップに
最初に組み込んだ光ファイバをそのそれぞれの蓋部によ
りそのチャンネル内に保持できるようにすることで、光
ファイバタップの組み込みをより簡単なものとする。 【0026】光ファイバタップ100は、適切なプラス
チック或いは他の成形可能な材料から本体130を成形
することにより製造される。ここに用いた成形には、鋳
造が含まれる。成形工程はさらに、分岐チャンネル10
8と主チャンネル110並びにオプションとして凹部1
19を本体内に画定する。蓋132は、プラスチック或
いは成形可能な他の材料から成形することもできる。例
示的実施形態では、本体130と蓋132と本体と蓋の
間を延びる1以上の蝶番(図示せず)と1以上の係止部
(図示せず)からなるハウジング102全体が、プラス
チックから一体化装置として成形される。 【0027】代替的には、本体130と蓋132はそれ
ぞれプラスチックや金属や半導体やガラス或いはセラミ
ックなどの材料から構成することもできる。分岐チャン
ネル108と主チャンネル110とオプションの凹部1
19は、機械加工や湿式或いは乾式エッチング或いは浸
食などの工程により本体から材料を取り除くことによっ
て本体内に形成することもできる。 【0028】図2のA〜Dには、本発明による光ファイ
バタップの第2実施形態200が示してある。光ファイ
バタップ200はさらに分岐光ファイバを含んでいて、
その一端部は分岐チャンネル内に予め組み込んであり、
2部品構成の蓋の一方の部品を構成する蓋部によりそこ
に保持されいる。第1実施形態と同様、分岐チャンネル
は蛇行していて、主チャンネルの結合彎曲部分に対向並
置した結合彎曲部を含む。分岐チャンネルの結合彎曲部
分は、分岐光ファイバ内に結合彎曲部を画定している。
光信号は、主チャンネルに組み込んだ主光ファイバ内に
画定された並置結合彎曲部と分岐チャンネル内に組み込
んだ分岐チャンネルファイバの間で横方向に結合され
る。図1のA〜Eを参照して前記した光ファイバタップ
100の構成要素に対応する光ファイバタップ200の
構成要素については、同じ参照符号を用いて示してある
ので、ここで再度説明はしない。 【0029】光ファイバタップ200は、ハウジング2
02と分岐ファイバ104から構成される。ハウジング
202は、本体130と、蓋部234及び236からな
る2部品構成の蓋232を含む。分岐チャンネル108
と主チャンネル110は、ハウジング内、具体的には本
体内に画定されている。 【0030】光ファイバタップ200には分岐光ファイ
バ104の一部が供給され、オプションとして工場にて
分岐チャンネル108と凹部119にそれぞれ組み込ん
だ反射防止端120が備わっており、本体130に取り
付けた蓋部234によりそこに保持される。蓋部234
は本体の主表面128の一部だけを覆っていて、主チャ
ンネル110を画定する本体の一部を露出したままにし
ている。もう一方の蓋部236は、光ファイバタップを
主光ファイバ上に組み込んだ後、主チャンネル110を
覆ってその内部に主光ファイバ106を保持するのに用
いられる。 【0031】光ファイバタップ200は、それを主光フ
ァイバ106上に組み込み、光ファイバタップ200か
ら離れた分岐光ファイバ104の端部を光学的に光デバ
イス(図示せず)に接続することで用いる。これによ
り、光デバイスと主光ファイバ間の光通信が確立され
る。光ファイバタップは、主光ファイバ106の一部を
主チャンネル110内に挿入することで主光ファイバ1
06上に組み込まれる。それから、蓋部236を閉蓋し
て、主光ファイバを主チャンネル110内に保持する。
主光ファイバを主チャンネル内、具体的には結合彎曲部
分116内に組み込むことで、主光ファイバ内に結合彎
曲部118が形成され、前述の如く結合彎曲部114,
118を介して主光ファイバと分岐光ファイバの間の光
通信が確立される。 【0032】蓋132を参照して前記した如く、蓋部2
34,236は本体130から独立したものとすること
ができ、接着剤や留め具或いは係止部により本体に固定
することができる。代替的には、蓋部の一方或いは両方
を個別の蝶番(図示せず)により本体に固定することも
でき、個々の係止部(図示せず)や留め具や接着剤や他
の方法でその閉蓋状態に保持することができる。 【0033】光ファイバタップ200は、上記の方法の
いずれによっても製作することができる。一実施形態で
は、本体130と蓋部234,236と本体と蓋部の間
を延びる蝶番と個別の係止部からなるハウジング202
は、前述と同様の方法で、一体化装置としてプラスチッ
クまたは成形可能な他の材料から成形される。 【0034】図3のA〜Dには、本発明による光ファイ
バタップの第3実施形態300が示してある。光ファイ
バタップ300は、主光ファイバと分岐光ファイバの両
方に沿った任意の位置に配置可能である。第1実施形態
の如く、分岐チャンネルは蛇行していて、主チャンネル
の結合彎曲部分に対向並置した結合彎曲部分を含む。分
岐チャンネルの結合彎曲部分は、分岐光ファイバ内に結
合彎曲部を画定する。光信号は、主チャンネル内に組み
込んだ主光ファイバに画定された並置結合彎曲部と分岐
チャンネル内に組み込んだ分岐光ファイバの間で横方向
に結合される。図1のA〜Eを参照して前記した光ファ
イバタップ100の構成要素に対応する光ファイバタッ
プ300の構成要素については、同じ参照符号を用いて
示しているので、ここで再度説明はしない。 【0035】光ファイバタップ300は、本体330と
蓋132を含むハウジング302からなる。分岐チャン
ネル308と主チャンネル110は、ハウジングに具体
的には本体に画定される。図示の例では、図面がチャン
ネルと光ファイバの詳細を描写できるよう蓋を透明とし
てある。実際の実施形態では、蓋は通常不透明である。 【0036】分岐チャンネル308は、分岐光ファイバ
の一部を収容している。分岐チャンネルは、主チャンネ
ル110とほぼ鏡像をなす形状を有する。分岐チャンネ
ル308は、共に前に説明した彎曲部122と結合彎曲
部分112及び前後一列に所定順序でもって配置された
彎曲部344を含む。彎曲部344は、結合彎曲部分1
12とは反対方向に彎曲している。各彎曲部122,3
44は、分岐光ファイバの臨界半径よりも大きな曲率半
径を有していて、分岐チャンネルのこれらの部分に位置
する分岐光ファイバの一部からの光信号の損失を最小に
する。 【0037】主チャンネル110と同様、分岐チャンネ
ル308は本体330の全幅に亙って延びていて、分岐
光ファイバ104の長さ沿いの任意の位置に配置された
分岐光ファイバの一部を収容することができるようにな
っている。さらに、分岐光ファイバは、その端部のいず
れかへのアクセスを要求することなく、分岐チャンネル
内に挿入することができる。このことで、光ファイバタ
ップ300は、分岐光ファイバと主光ファイバ106を
光ファイバタップにて一緒にすること以外は、既に設置
されたいずれの光ファイバを邪魔することなく、分岐光
ファイバと主光ファイバの双方に組み込むことができ
る。 【0038】図3のC、Dは、分岐光ファイバ104の
一部を分岐チャンネル308内に組み込み、主光ファイ
バ106の一部を主チャンネル110内に組み込んだ状
態の光ファイバタップ300を示す。分岐チャンネルの
結合彎曲部分112は、分岐光ファイバの結合彎曲部1
14を形成している。分岐光ファイバ内に形成された結
合彎曲部114は、主チャンネル110により主光ファ
イバ106内に形成された結合彎曲部118に対向並置
されている。対向並置された結合彎曲部は、主光ファイ
バと分岐光ファイバの間での光信号の横方向結合を可能
にする。 【0039】光ファイバタップ300は、蛇行するチャ
ンネル308,110内にそれぞれ分岐光ファイバ10
4と主光ファイバ106を保持する蓋132を含む。代
替的には、光ファイバタップ300に図2のB、Dを参
照して前記した2部品蓋232と同様の2部品蓋を含め
ることもできる。2部品蓋は、他の光ファイバを光ファ
イバタップ300内に組み込む前に、光ファイバタップ
内に最初に組み込んだ光ファイバをそのそれぞれに蓋部
によりそのチャンネル内に保持できるようにすること
で、光ファイバタップの装着をより簡単なものにしてい
る。 【0040】光ファイバタップ300は、上記した方法
のいずれによっても製造することができる。光ファイバ
タップ300は、光ファイバタップ300を分岐光ファ
イバ104の長さ沿いの任意の位置に配置することがで
きるという点を除き、図1のA〜Eを参照して前記した
ものと同様の仕方で用いることができる。 【0041】図1のA〜E,図2のA〜D,図3のA〜
Dを参照して前記した光ファイバタップの実施形態で
は、分岐光ファイバと主光ファイバをそれぞれ収容する
分岐チャンネルと主チャンネルが光ファイバタップの本
体内に画定される。しかしながら、このことは本発明に
とって重要なことではない。チャンネルのうちの一つだ
けを本体内に画定し、他のチャンネルは蓋内か或いは2
部品構成の蓋の一方の蓋部に画定することもできる。 【0042】図4のA〜Fには、本発明による光ファイ
バタップの第4実施形態400が示してある。光ファイ
バタップ400は、図4のA〜Cではその閉蓋状態に
て、また図4のD〜Fではその開蓋状態にて図示してあ
る。光ファイバタップ400はさらに分岐光ファイバを
含んでおり、その一端部は蛇行する分岐チャンネル内に
予め組み込まれていて、蓋によりそこに保持される。主
光ファイバは、その開蓋状態にある光ファイバタップ内
に存在する直線的な装荷路内(または、荷重経路内)に
組み込んである。分岐光ファイバに画定された結合彎曲
部に並置された結合彎曲部は、光ファイバタップを閉蓋
することで主光ファイバ内に形成される。光信号は、主
光ファイバと分岐光ファイバに画定された並置結合彎曲
部間で横方向に結合される。図1のA〜Eを参照して前
記した光ファイバタップ100の構成要素に対応する光
ファイバタップ400の構成要素については、同一の参
照符号を用いて示してあり、ここで再度説明はしない。 【0043】光ファイバタップ400は、本体430と
蓋432と可動カバー434を含むハウジング402か
らなる。図示の例では、可動カバー434は枢支部46
5により本体430に回動可能に取り付けられており、
係止部466により閉蓋状態に保持されている。また、
図示の例では、光ファイバタップはさらに分岐ファイバ
104を含んでいて、その一部が本体430内に画定さ
れた蛇行する分岐チャンネル408内に組み込まれてい
る。分岐光ファイバは、蓋432により分岐チャンネル
408内に保持されている。 【0044】カバー434は、図4のAに示した閉蓋状
態と図4のDに示した開蓋状態との間で枢支部465の
周りに回動可能であり、光ファイバタップ400を主光
ファイバ上に容易に組み込めるようにしてある。光ファ
イバタップは、主光ファイバの自由端へアクセスする必
要なく主光ファイバ沿いの任意の位置にて主光ファイバ
上に組み込むことができる。以下により詳細に説明する
如く、光ファイバタップは、カバーをその開蓋状態へ回
動させ、主光ファイバを本体430内に画定された直線
的な装荷路478内に配置し、カバーをその閉蓋状態に
回動させることで主光ファイバに組み込むことができ
る。カバーの閉蓋動作が、結合彎曲部分116を含む蛇
行する主チャンネル410を形成する。結合彎曲部分1
16の形成により主光ファイバ内に結合彎曲部が形成さ
れ、主光ファイバ内の結合彎曲部を分岐チャンネル40
8により分岐光ファイバ104内に形成された結合彎曲
部114と並置する。このように、本実施形態では主チ
ャンネルが本体とカバー内に一まとめにして画定され
る。 【0045】図5のA、Bはそれぞれハウジング402
の平面図と側面図であり、図5のC,D,Eはそれぞれ
図5のAの5C−5C線、5D−5D線、5E−5E線
に沿ったハウジングの断面図である。図6のA、Bはそ
れぞれ本体430の平面図及び側面図であり、図6の
C、D、Eは図6のAのそれぞれ6C−6C線、6D−
6D線、6E−6E線に沿った本体の断面図である。図
7のA、Bはそれぞれ、カバー434の平面図と側面図
であり、図7のC、D、Eは図7のAのそれぞれ7C−
7C線,7D−7D線,7E−7E線に沿ったカバーの
断面図である。 【0046】ここで図6のA〜Eとさらに図4のAを参
照するに、分岐チャンネル408は本体430内に画定
されている。分岐チャンネル408は、分岐光ファイバ
104の一部を収容している。分岐チャンネルは蛇行し
ていて、結合彎曲部分112を含んでいる。結合彎曲部
分112は、分岐光ファイバの臨界半径未満の曲率半径
を有する。結合彎曲部分112は、分岐光ファイバ10
4内に結合彎曲部114を形成している。図示の例で
は、分岐チャンネル408は分岐光ファイバの直径に非
常に良く一致する寸法を備えた正方形断面形状を有す
る。しかしながら、このことは本発明にとって重要なこ
とではない。分岐チャンネル408には、分岐光ファイ
バの位置をハウジング402内に明確に規定可能な別の
断面形状を持たせることもできる。例えば、分岐チャン
ネルには図1のBに示したほぼV形状の断面を持たせる
こともできる。 【0047】分岐チャンネル408内に位置する分岐光
ファイバ104の一部は、蓋432とカバー434によ
りそこに保持される。結合彎曲部114を構成する分岐
光ファイバの一部は、閉蓋状態にあるカバー434によ
り分岐チャンネル408内に保持される。分岐光ファイ
バは、反射防止端120において終端して図示してあ
る。 【0048】本体430はさらに、分岐チャンネル40
8と連通し反射防止端を収容する凹部(くぼみ部)11
9を画定している。分岐光ファイバの端部における反射
が許容される実施形態では、反射防止端を分岐光ファイ
バから省くことができ、凹部を本体430から省くこと
ができる。 【0049】本体430は、図6のA〜Eに示すよう
に、本体の内面472からz方向へ延びる隆起領域46
2,469,476,477を含む形状としてある。隆
起領域は、分かりやすいように図6Aに陰影を付して示
してある。隆起領域462は、枢支部465の一部であ
る。隆起領域476,477は装荷路478の端部を画
定しており、隆起領域477はさらに係止部466の一
部を形成している。本体に対向する隆起領域469の周
辺部は468で示してあり、以下に詳述する如く、主チ
ャンネル410の一側壁を形成している。 【0050】ここで図7のA〜Eを見るに、カバー43
4は本体430内に形成した隆起領域462に係合し枢
支部465を形成する孔463を画定する形状としてあ
る。カバーはさらに、カバーの内面473から−z方向
に延びる隆起領域471を含む形状としてある。隆起領
域は、図7のAに陰影を付して示してある。隆起領域4
71の一部464は、本体内に形成された隆起領域47
7に係合して係止部466を形成する形状としてある。
隆起領域471の内向きの周辺部は、470で示してあ
る。 【0051】隆起領域469,471の周辺部468,
470は、本体430とカバー434を組み立て、カバ
ーが図5のA、C〜Eに示したように閉蓋状態にあると
きにそれぞれ互いに対向配置される。対向する周辺部4
68,470は、主光ファイバ106を収容する主チャ
ンネル410の側壁を一まとめにして供給する。主チャ
ンネルの天井壁と底面壁は、それぞれ、本体430(図
6のC)の内面472の一部とカバー434(図7の
C)の内面473の一部とにより提供される。主チャン
ネルの壁は、図5のDに図示してある。このように、本
実施形態では、主チャンネル410は本体とカバーによ
り一まとめにして(すなわち集合的に)画定される。 【0052】枢支部465は、本体430内に画定され
た隆起部462とカバー434内に画定された孔463
によって形成してある。枢支部はカバーが本体に対して
回転できるようにすると共に、カバーが本体に対しz方
向に移動するのを阻止している。係止部466は、本体
内に画定された隆起部477とカバー内に画定された隆
起部471の一部464により形成される。係止部は、
カバーをその閉蓋状態に保持する。枢支部と係止部は、
本体とカバーに一体のものとして図示してある。しかし
ながら、本体とカバーに取り付けた別個の構成要素を、
枢支部と係止部の一方或いは両方として用いることもで
きる。 【0053】図6のAは、本体430内にさらに画定さ
れた整列用案内部474,475を示すものである。整
列用案内部は、主チャンネル410の対向端部を構成し
ており、光ファイバタップ400への主光ファイバの組
み込みを容易にしている。整列用案内部は、カバー43
2がその開蓋状態にあるときに側壁が存在する主チャン
ネル410の1部分のみである。整列用案内部474
は、一つの側面において隆起領域469により仕切ら
れ、別の対向する側面において隆起領域476により仕
切られ、第3の直交する側面において本体の内面472
により仕切られた短い開いたチャンネル部分である。整
列用案内部475は、一つの側面において隆起領域46
9により仕切られ、別の対向する側面において隆起領域
477により仕切られ、本体の内面472により第3の
直交する側面において仕切られた短い開いたチャンネル
部分である。カバー434がその開蓋状態にあるとき、
整列用案内部が本体を通って直線的に延びる装荷路47
8の反対側の端部を画定する。図8のAを参照して以下
に詳述する如く、主光ファイバは光ファイバタップの主
光ファイバ上への装着期間中に装荷路内に挿入される。 【0054】光ファイバタップ400は、適切なプラス
チックや他の成形可能な材料から本体430を成形する
ことで製造される。この成形プロセスはさらに、本体内
に隆起領域462,469,476,477と分岐チャ
ンネル408とオプションの凹部(くぼみ部)119を
画定する。蓋432は、プラスチックや成形可能な他の
材料から成形することもできる。例示的実施形態では、
本体430と蓋432と本体と蓋の間を延びる蝶番(図
示せず)と蓋用係止部(図示せず)がプラスチックから
一体化装置として成形される。カバー434は、適切な
プラスチックや成形可能な他の材料から成形することも
できる。成形プロセスはさらに、隆起領域471と孔4
63を画定する。 【0055】代替的には、本体430と蓋432及びカ
バー434は、それぞれプラスチックや金属や半導体や
ガラスやセラミックなどの材料から構成することもでき
る。これらの材料の一部を、機械加工や湿式または乾式
のエッチングや浸食などの処理により除去することによ
って、本体内の隆起領域、カバー、分岐チャンネル40
8、及びオプションの本体内凹部(くぼみ部)119を
画定する。代替的には、部分部分を組み合わせて隆起領
域を含む本体とカバーを形成し、分岐チャンネルとオプ
ションの凹部を含む本体を形成することもできる。他の
適切な製造プロセスを、代わりに用いることもできる。 【0056】ここで、図8のA〜Fを参照して光ファイ
バタップ400の動作について説明する。図示の例で
は、分岐光ファイバ104は工場で分岐チャンネル40
8に取り付けられ、本体430に取り付けた蓋432に
よりその中に保持される。 【0057】主光ファイバ106上に光ファイバタップ
400を装着して主光ファイバと分岐光ファイバ104
の間の光通信を確立するため、カバー434を図8のA
〜Cに示す開蓋状態へ枢支部465の周りに回動させ
る。開蓋状態のカバー434は、整列用案内部474と
475の間の本体430を直線状に延びる装荷路478
を出現させる。主光ファイバ106は整列用案内部内へ
挿入され、この案内部が主光ファイバを装荷路478に
沿って整列配置する。主光ファイバは、主光ファイバを
屈曲させたり形作ることを必要とせず、かつ主光ファイ
バのいずれかの端部へのアクセスを必要とすることなく
装荷路内に挿入される。このことで、主光ファイバを本
体内に比較的容易に挿入できるようになる。 【0058】枢支部465の周りに反時計方向に回動さ
せてカバー434を閉蓋することで、カバーの隆起領域
471の周辺部470は主光チャンネル106と当接す
るようになる。さらにカバーを回動させると、周辺部4
70と本体430の隆起領域469の周辺部468によ
り結合部116を含む蛇行する主光路(主チャンネル)
410が形成される。さらに、その閉蓋状態へのカバー
の回転が自動的に主光ファイバを屈曲させて主光路へ形
状を合致させる。主光路の結合彎曲部分116に合致さ
せることで、主光ファイバ内に結合彎曲部118が画定
される。最後にカバーの閉蓋状態への回転により、分岐
チャンネル108により分岐光ファイバ104内に形成
された結合彎曲部114に結合彎曲部118が自動的に
並置される。これらの並置された結合彎曲部が、主光フ
ァイバ106と分岐光ファイバ104の間の光信号の横
方向結合を可能にする。閉蓋状態において、カバー43
4は、主光ファイバを主チャンネル410内に保持す
る。係止部466が、カバーを閉蓋状態に保持する。 【0059】反射防止端120から離れた分岐光ファイ
バ104の端部が、光デバイス(図示せず)に接続して
ある。これにより、主光ファイバ106と光デバイスの
間の光通信が確立される。 【0060】今説明した例では、光ファイバタップ40
0には分岐チャンネル408内に工場で組み込まれた分
岐光ファイバ104の端部と反射防止端120で終端し
た分岐光ファイバとが供給される。蓋432は工場内で
組み込まれ、分岐光ファイバを分岐チャンネル408内
に保持する。前述の如く、反射防止端はオプションであ
り、幾つかの用途では省くことができる。代替的には、
光ファイバタップ400は、分岐チャンネル408内に
組み込まれた分岐光ファイバを一切持たないようにする
こともできる。この場合、光ファイバ104の一端部は
分岐チャンネル408内に現場で組み込むことができ、
蓋432を本体430に固定して分岐光ファイバを分岐
チャンネル408内に保持する。これは、光ファイバタ
ップ400を主光ファイバ106上に装着する前又はそ
の後に行なうことができる。 【0061】光ファイバタップ400の別の代替実施形
態では、分岐チャンネル408は図3のAを参照して前
記した分岐チャンネル308と同様の形状としてある。
これにより、光ファイバタップ400を、図3のA〜D
を参照して前記した如く、主光ファイバと分岐光ファイ
バの双方に沿った任意の位置に配置することが可能にな
る。 【0062】可動カバー434は、枢支部465以外の
手段により本体430に取り付けることができる。例え
ば、可動カバーは本体の右手側にある枢支部により本体
に取り付けることができる。別の例では、可動カバーは
本体に摺動可能に取り付けられる。本体にはレールが備
わっており、これがカバーを図6のAに示すy方向に移
動できるようにする仕方で保持し案内する。カバーを本
体に対し−y方向に摺動させることで、カバーを開蓋し
て装荷路478と整列用案内部474,475を露出さ
せる。主光ファイバ106は、装荷光路内に挿入され
る。カバーを+y方向に摺動させてカバーを閉蓋するこ
とで、カバーの隆起領域471の周辺部470が主光フ
ァイバ106と当接する状態となる。さらにカバーを摺
動させることで、周辺部470と本体430の隆起領域
469の周辺部468が主光路410を確立し、これが
主光ファイバを自動的に屈曲させて結合彎曲部118を
形成する。 【0063】蓋432は、本体430から完全に着脱可
能とすることも、または、前述の如く、蝶番により本体
に取り付けることもできる。しかしながら、このことは
本発明にとって重要なことではない。蓋432の代わり
に、光ファイバタップ400が可動カバー434と同様
の第2の可動カバーを備えるようにすることもできる。
第2の可動カバーは回動又は摺動或いは別の方法で移動
し、分岐光ファイバが挿入される真っすぐな装荷路を露
出させる。第2の可動カバーを閉蓋すると、分岐光ファ
イバ内に結合彎曲部114が画定される。可動カバー4
34と第2の可動カバーには、異なるモードの動きをも
たせることもできる。 【0064】第2の可動カバーは、少なくともカバー4
34の周辺部470の一部とほぼ鏡像をなす周辺部を有
する隆起領域471と同様の隆起領域を含む形状にされ
る。本体の隆起領域469はさらに、少なくとも周辺部
468の一部とほぼ鏡像をなす第2の周辺部を含む形状
にされる。本体は、隆起領域476,477と同様の追
加の隆起領域を含む形状にされる。追加の隆起領域は、
隆起領域469とともに整列配置チャンネル474,4
75と同様の整列配置チャンネルを形成することになる
が、分岐チャンネル408の対向端部に配置される。 【0065】今説明した配置を用いることで、分岐チャ
ンネル408は、第2の可動カバーの隆起領域の周辺部
と本体の隆起領域469の第2の周辺部により両側にお
いて仕切られることになる。第2の可動カバーは、ハウ
ジング内に分岐光ファイバを容易に組み込めるように
し、単に第2のカバーを閉蓋することで結合彎曲部11
4を分岐光ファイバ内に自動的に形成できるようにす
る。第2の可動カバーは、可動カバー434が主光ファ
イバ上で動作するものとして前述したのと同様の仕方で
分岐光ファイバ上で動作することになる。分岐光ファイ
バを、図3のAに図示したものと同様の仕方でハウジン
グを貫通させることもでき、図4のAに示す如くハウジ
ング内で終端させることもできる。 【0066】光ファイバタップ400について、分岐光
ファイバ104を収容する分岐チャンネル408を本体
430内に画定する例を参照して上述した。しかしなが
ら、このことは本発明にとって重要なことではない。代
替的には、分岐チャンネル408を蓋432に画定する
こともできる。 【0067】別の変形例では、z方向の光ファイバタッ
プ400の深さを増大させて、分岐チャンネル408の
寸法をz方向に配列された複数の分岐光ファイバを収容
できるものとし、主チャンネル410の寸法を同様にz
方向に配列された複数の主光ファイバを収容できるもの
とする。この種の実施形態では、光ファイバタップによ
り主及び分岐光ファイバリボンケーブルを構成する光フ
ァイバの全ての或いはその選択されたものの間での光信
号の結合が可能になる。 【0068】図9のA、Bは、それぞれ本発明による光
ファイバタップの第5実施形態500の平面図と側面図
である。光ファイバタップ500では、主チャンネルだ
けが蛇行している。分岐チャンネルは分岐光ファイバの
一部を収容する形状としてあり、主チャンネルの結合彎
曲部分において主チャンネルと連通している。分岐チャ
ンネルは、主チャンネルの結合彎曲部分に位置する端部
ストッパを含む。端部ストッパは、分岐光ファイバの端
部を主チャンネルの結合彎曲部分に位置決めする。光信
号は、主チャンネル内に組み込まれた主光ファイバ内に
画定された結合彎曲部と分岐チャンネル内に組み込まれ
て結合彎曲部に並置された分岐光ファイバの端部との間
で横方向に結合される。 【0069】図示の例では、分岐チャンネルはほぼ真っ
すぐである。前述の実施形態の蛇行する分岐光チャンネ
ルよりも真っすぐな分岐チャンネル内に分岐光ファイバ
を組み込むことの方がより簡単である。加えて、真っす
ぐな分岐チャンネルは分岐光ファイバからの不所望の光
信号損失を最小化する。 【0070】以下に詳述する光ファイバタップ500の
実施例は、図1のA〜Eを参照して前記した光ファイバ
タップ100に基づくものである。光ファイバタップ1
00の構成要素に対応する光ファイバタップ500の構
成要素は、同じ参照符号により示してあり、ここで再度
説明はしない。図2のA〜D,図4のA〜Fをそれぞれ
参照して前記した光ファイバタップ200,400を同
様に変更し、分岐光ファイバの一端部を主チャンネルの
結合彎曲部分に配置する端部ストッパを含む分岐チャン
ネルを組み込むこともできる。 【0071】ここで、図9のA、Bと、さらに、組み込
まれている分岐光ファイバの一部と主光ファイバの一部
を備えた光ファイバタップ500を示す図9のC〜Fを
見るに、光ファイバタップ500が本体530と蓋53
2からなるハウジング502でもって構成してある。分
岐チャンネル508と主チャンネル110は、ハウジン
グ内に画定される。図示の例では、分岐チャンネルと主
チャンネルは本体内に画定される。また、図示の例で
は、蓋は図面にチャンネルと光ファイバの詳細を描写で
きるよう透明にしてある。実際の実施形態では、蓋は通
常不透明である。 【0072】主チャンネル110は、主光ファイバ10
6の一部を収容している。主チャンネルは蛇行してお
り、結合彎曲部分116を含む。結合彎曲部分116
は、主光ファイバの臨界半径未満の曲率半径を有する。 【0073】分岐チャンネル508は、分岐光ファイバ
504の一部を収容している。分岐チャンネルは、主チ
ャンネルの結合彎曲部分116において主チャンネル1
10に連通している。分岐チャンネルは、主チャンネル
の結合彎曲部分116に位置する端部ストッパ580を
含む。図示の例において、分岐チャンネルの端壁582
は端部ストッパとして機能する。代替的には、端部スト
ッパを分岐チャンネルの端壁から独立したものとするこ
ともできる。 【0074】分岐光ファイバ584は、その端面504
を端部ストッパ580に当接させた状態で分岐チャンネ
ル508内に組み込んである。これにより、分岐光ファ
イバの端面584は主チャンネル110に対する所定位
置に位置決めされ、ここで、主光ファイバ106と分岐
光ファイバの間の光信号の横方向結合が最大化される、
代替的には、端部ストッパは、横方向結合が最大ではな
いが指定の最小値よりも大きな位置において、端面58
4を主チャンネルに対し位置決めさせることもできる。
図示の例では、端部ストッパは分岐光ファイバの端面を
分岐チャンネル508の中心線586と主チャンネル1
10の中心線588との間の最も近い進入路の所定の点
に位置決めする。この位置は、横方向の信号結合が最大
となる位置にほぼ対応する。主チャンネルの弧に沿って
数度増減することにより、最大値未満だが指定の最小値
を超える横方向信号結合が、図示した位置とは異なる端
部ストッパの位置をもって得られよう。 【0075】図示の例では、分岐チャンネル508は主
チャンネル110から真っすぐに延びている。上記の如
く、真っすぐな分岐チャンネルが分岐光ファイバ504
の分岐チャンネル内への組み込みをより簡単にし、分岐
光ファイバからの不所望の光信号損失を低減する。しか
しながら、このことは本発明にとって重要なことではな
い。代替的には、分岐チャンネルは彎曲させることもで
きる。 【0076】図示の例では、分岐チャンネル508は主
チャンネル110の結合彎曲部分116からほぼ接線方
向に延びている。この延びは、分岐チャンネルの中心線
586に平行でそれから横方向にずれた線が結合彎曲部
分116内の主チャンネル110の中心線588に接す
るという意味において、ほぼ接線方向にある。図示の略
接線方向配置は、主光ファイバと分岐光ファイバの間の
光信号の横方向結合を最大化する。代替的には、分岐チ
ャンネルは中心線588への接線に対し鋭角をなす主チ
ャンネルの結合彎曲部分から延ばすこともできる。 【0077】図示の例では、分岐チャンネル508はy
方向の主チャンネル110の最大変位に対応する点にて
主チャンネル110から延びている。代替的には、分岐
チャンネルは結合彎曲部分116の弧に沿って図示した
点から角度をつけて離間させた結合彎曲部116内の一
点にて主チャンネルから延ばすこともできる。 【0078】図9のC〜Fは、分岐光ファイバ504の
一部を分岐チャンネル508内に組み込み、かつ主光フ
ァイバ106の一部を主チャンネル110内に組み込ん
だ状態の光ファイバタップ500を示す。主チャンネル
110の結合彎曲部116が、主光ファイバの結合彎曲
部118を画定している。分岐チャンネルは、分岐光フ
ァイバの一端部586を主光ファイバ内に形成された結
合彎曲部118に並置しており、分岐光ファイバの端面
584を分岐チャンネルの端壁582に隣接させること
で端面584を結合彎曲部に位置決めしている。分岐光
ファイバの端部586は、接触領域136において主光
ファイバ110に当接している。この種の当接は、前述
した如く、主チャンネルに連通する分岐チャンネルによ
り可能とされる。光信号は、主光ファイバと分岐光ファ
イバの並置部分間で横方向に結合される。 【0079】それらの最接近時に、分岐チャンネル50
8の中心線586と主チャンネル110の中心線588
は、分岐光ファイバ504と主光ファイバ106の半径
の和に等しいか若干少ない距離だけ離間する。チャンネ
ルのこの配置が、分岐光ファイバの端部586を図9の
Cと、Eの断面図と、Fの拡大図とに示す接触領域13
6内で主光ファイバ106の結合彎曲部118に当接さ
せる。上述の光信号の横方向結合は、接触領域内で行な
われる。 【0080】図示の例では、分岐光ファイバ504の端
面584は主チャンネル110に対向する切子面(ファ
セット)を形成するようファイバの縦軸に対し直交させ
ずに切断してある。この切子面は、ファイバの縦軸に直
交する角度をもった端面に比べ光信号の横方向結合を増
大させる。 【0081】蓋532は、ハウジング502を形成する
よう本体530に取り付けられる。一実施形態では、蓋
は蝶番(図示せず)により本体に取り付けられる。蝶番
は、蓋を開蓋させて分岐光ファイバ504と主光ファイ
バ106を、それぞれ分岐チャンネル108と主チャン
ネル110内に組み込めるようにしている。蓋532
は、1以上の係止部(図示せず)により閉蓋状態に保持
される。 【0082】別の実施形態では、蓋532は係止部(図
示せず)により本体530に取り付けてあり、係止部を
解放して蓋を本体から取り外すことで開蓋される。さら
なる実施形態では、蓋は本体から取り外された状態で供
給される。光ファイバ504,106をそれぞれチャン
ネル508,110内に取り付けた後、適切な接着剤を
用いて蓋を本体に取り付ける。 【0083】蓋532は、光ファイバ504,106を
それぞれ分岐チャンネル508と主チャンネル110内
に組み込んだ後で閉蓋する。その閉蓋状態において、蓋
は光ファイバ504,106を押圧しそれぞれチャンネ
ル508,110の壁へ当接させる。これにより、主光
ファイバ内に結合彎曲部118が形成され、分岐光ファ
イバの端面584は主光ファイバの結合彎曲部に配置さ
れる。分岐光ファイバと分岐チャンネル間の摩擦が、分
岐光ファイバを分岐チャンネル内に保持する。分岐光フ
ァイバを分岐チャンネル内に保持するために、接着材や
他の手段を追加的にまたは代替的に用いることができ
る。 【0084】蓋532を光ファイバタップ500の本体
530に取り付けるのに適した、蝶番や係止部や接着材
や他の手段は公知であり、それ故ここでは説明しない。 【0085】別の実施形態では、本体530はハウジン
グ502全体を構成し、光ファイバ504,106は蓋
以外の手段により分岐チャンネル508と主チャンネル
110内に保持される。例えば、光ファイバは適切な接
着剤(図示せず)によりチャンネル内に保持することが
できる。 【0086】蓋532に代え、光ファイバタップ500
に図2のB、Dを参照して前記した2部品蓋部232と
同様の2部品蓋を含めることができる。2部品蓋は、光
ファイバタップ内に最初に組み込んだ光ファイバをそれ
ぞれの蓋部によりそのチャンネル内に保持させ、その後
に他方の光ファイバを光ファイバタップ内に組み込むこ
とができるようにすることよって光ファイバタップの装
着をより簡単にする。 【0087】光ファイバタップ500は、図1のA〜E
を参照して前記した任意のプロセスを用いて製作するこ
とができ、図1のA〜Eを参照して前記したのと同様の
方法で用いられる。 【0088】図10のA、Bは、本発明による光ファイ
バタップの第6実施形態600の一部を示す平面図と断
面図である。図面には、分岐光ファイバ604と主光フ
ァイバ606が並置されている接触領域636近傍の光
ファイバタップ600の一部だけが図示してある。光フ
ァイバタップ600では、主光ファイバと分岐光ファイ
バの間での光信号の横方向結合が、クラッドが薄くなっ
ている領域を含む分岐光ファイバと主光ファイバの一方
又は双方により増大する。クラッドが薄くなっている領
域では、光ファイバのクラッドの厚さは光ファイバの長
さの残りの部分より小さい。クラッドが薄くなっている
領域は、接触領域636内の他の光ファイバに並置され
る。光ファイバタップ600の例は、図1のA〜Eを参
照して前記した光ファイバタップ100に基づいて図示
してある。図2のA〜D,図3のA〜D,図4のA〜
D,図9のA〜Eを参照して前記した光ファイバタップ
を、同様に変更することができる。図1のA〜Eを参照
して前記した光ファイバタップ100の構成要素に対応
する光ファイバタップ600の構成要素は、同じ参照符
号を用いて示してあり、ここで再度説明はしない。 【0089】光ファイバタップ600は、本体630と
蓋632を含むハウジングから構成してある。代替的に
は、蓋を図2のA〜Dを参照して前記した蓋232と同
様のものともし得る。図示の例では、蓋は図面にチャン
ネルと光ファイバの詳細を描写すべく透明にしてある。
実際の実施形態では、蓋は通常不透明である。 【0090】分岐チャンネル108と主チャンネル11
0は、ハウジング内に画定される。図示の例では、分岐
チャンネルと主チャンネルは本体630に画定してあ
る。本体内のチャンネルのうちの少なくとも一つの位置
は、図1のA〜Eを参照して前記した光ファイバの対応
するチャンネルに対しy方向にずれている。チャンネル
位置のずれにより、チャンネル内に配置された光ファイ
バは、少なくとも一方の光ファイバが、クラッドが薄く
なっている領域を含むにも拘わらず、互いに当接するこ
とが可能になる。具体的には、チャンネルの結合彎曲部
分112と116の中心線間の距離は、光ファイバのク
ラッドの厚さの全体的な低減に対応する量だけ減る。 【0091】光ファイバタップ600は、分岐光ファイ
バ604を分岐チャンネル108内に組み込み、主光フ
ァイバ606を主チャンネル110内に組み込んだ状態
で図示してある。図示の例では、分岐光ファイバは自身
のクラッドの厚さが薄くされたクラッドの薄い領域69
2を含み、主光ファイバは自身のクラッドの厚さが薄く
されたクラッドの薄い領域694を含む。クラッドの薄
い領域を含むように光ファイバを形成する技術、又は既
存の光ファイバ内にクラッドの薄い領域を形成する技術
は公知である。 【0092】分岐光ファイバ604と主光ファイバ60
6は、それぞれ分岐チャンネル108内と主チャンネル
110内に組み込まれており、これによりクラッドの薄
い領域692,694は接触領域636において並置さ
れる。図示の例のような一実施形態では、クラッドの厚
さの低減は光ファイバのコアの周りに回転対称であり、
光ファイバはクラッドの薄い領域692,694を図示
の如く互いに当接させるそれぞれのコアの周りに回転配
向をもって組み込まれる。 【0093】クラッドの薄い領域を含む分岐光ファイバ
と主光ファイバ双方に代え、光ファイバのうち一つだけ
にクラッドの薄い領域を含めることもできる。例えば、
図2のA〜Dを参照して前記した光ファイバタップ20
0に基づく光ファイバタップ600の一実施形態では
(光ファイバタップ200は工場にて組み込まれた分岐
光ファイバを備える)、分岐チャンネルと主チャンネル
の中心線間の距離は前述の如く減らすことができ、分岐
光ファイバには結合彎曲部114に対応するそれの長さ
の部分に亙ってクラッドの薄い領域を含めることもでき
る。分岐光ファイバは、クラッドの薄い領域が主チャン
ネル110に対向する状態で分岐チャンネル108内に
工場で組み込まれる。次に、主光ファイバ106は、主
チャンネル110内に組み込まれる。分岐光ファイバだ
けがクラッドの薄い領域を含む光ファイバタップ600
の一つのバージョンでは、クラッドの薄い領域を欠く従
来の主光ファイバを用いて主光ファイバと分岐光ファイ
バの間での光信号の横方向結合の増加がもたらされる。 【0094】図9のA〜Eを参照して前記した光ファイ
バタップ500に基づく光ファイバタップ600の一実
施形態では、分岐チャンネルと主チャンネルの中心線間
の間隔は前述の如く減り、分岐光ファイバ504はクラ
ッドの薄い領域を含む。クラッドの薄い領域は、分岐光
ファイバの長さの短い部分に沿って端面584から延び
ている。分岐光ファイバは、クラッドの薄い領域が主チ
ャンネル110に対向する状態で分岐チャンネル508
内に組み込まれる。 【0095】主光ファイバ606は、その長さ沿って間
隔を置いて配置されたクラッドの薄い領域を含む特別な
光ファイバとすることができる。各領域は、クラッドの
薄い領域694と似ている。この種の主光ファイバは、
クラッドの薄い領域の一つを接触領域136に配置して
分岐チャンネル108、308または508に対向させ
た状態で光ファイバタップ600の主チャンネル110
内に組み込んである。代替的には、主光ファイバは、光
ファイバタップ600が組み込まれる主光ファイバの長
さに沿った点に配置されるクラッドの薄い領域694を
形成すべく現場で変更される従来の光ファイバとするこ
ともできる。 【0096】図11のA、Bは、本発明による光ファイ
バタップの第7実施形態700の一部を示す。この図
は、分岐光ファイバ104と主光ファイバ106が並置
された接触領域136近傍の光ファイバタップ700の
一部のみを示すものである。光ファイバタップ700で
は、主光ファイバと分岐光ファイバ間での光信号の横方
向結合を、分岐光ファイバと主光ファイバが並置された
接触領域136に隣接配置した結合材料によって増大さ
せてある。図示の光ファイバタップ700の実施例は、
図1のA〜Eを参照して前記した光ファイバタップ10
0に基づくものである。図2のA〜D,図3のA〜D,
図4のA〜D,図9のA〜E,図11のA〜Cを参照し
て前記した光ファイバタップは、同様に変更することが
できる。図1のA〜Eを参照して説明した光ファイバタ
ップ100の構成要素に対応する光ファイバタップ70
0の構成要素については、同じ参照符号を用いて示して
あり、ここで再度説明はしない。 【0097】光ファイバタップ700はさらに結合材料
796を含んでおり、これが分岐光ファイバ104と主
光ファイバ106の間のギャップを接触領域136から
少なくとも一方向に延びる光ファイバの長さの一部を充
填している。結合材料は、分岐光ファイバと主光ファイ
バ間の光信号の横方向結合を増大させる。結合材料は、
光ファイバによって搬送される光信号の波長範囲におい
て透過(透明)である。 【0098】一実施形態では、結合材料796は光ファ
イバ104,106のクラッドにほぼ等しい屈折率を有
する。別の実施形態では、結合材料は空気と光ファイバ
104,106のクラッドとの中間の屈折率を有する。 【0099】一実施形態では、結合材料796は液体で
あり、光ファイバタップ700の有効寿命を通じて液体
のままである。別の実施形態では、結合材料は硬化して
固体形成が可能な液体である。接触材料が液体のままで
ある実施形態では、接触材料は低い揮発性と粘性と表面
張力を有しているが、これらは、接触材料が組み込み期
間中に光ファイバ間のギャップを簡単に充填すること
と、光ファイバタップの有効寿命を通じてギャップ内に
残留することとの妥協点において決定される。接触材料
が硬化可能な液体である一実施形態では、その液体状態
にある結合材料は低粘性と低表面張力を有し、光ファイ
バ間のギャップを容易に充填できるようにする。一旦ギ
ャップ内に組み込まれると、結合材料は、熱、紫外光な
どの電磁放射、化学反応またはその他により硬化する。
これにより、結合材料を光ファイバタップの有効寿命を
通じてギャップ内に残留させることができるようにな
る。 【0100】分岐光ファイバと主光ファイバを分岐チャ
ンネル108と主チャンネル110に組み込んだ後、液
体状態の結合材料796を光ファイバ間のギャップ内に
置く。代替的には、液体結合材料を、光ファイバ10
4,106を組み込む前に分岐チャンネル108と主チ
ャンネル110が連通する領域に置くこともできる。さ
らなる代替例として、光ファイバのうちの一方をそれの
チャンネル内に組み込み、チャンネルが連通する領域内
にある組み込まれた光ファイバの一部に液体結合材料を
加え、他方の光ファイバをそれのチャンネル内に組み込
む。 【0101】別の実施形態では、結合材料796はワッ
クスなどの変形可能な固体である。結合材料は、最初は
分岐チャンネル108と主チャンネル110が連通する
領域に位置する光ファイバ104,106の一部の間に
置かれる。結合材料は、最初は光ファイバを分離するで
あろう。蓋132を本体130に取り付けると、前述の
如く光ファイバ104,106はそれぞれのチャンネル
108,110の中央にくる。これにより、光ファイバ
は互いに横方向に移動して互いに当接する。光ファイバ
の横方向の動きにより、結合材料は、それが光ファイバ
間のギャップを充填するまで変形させられる。 【0102】適切な屈折率を有する熱硬化型或いは紫外
線硬化型エポキシ樹脂を、結合材料796として用いる
こともできる。光ファイバコネクタを光ファイバに取り
付けるのに熱可塑性材料は広く用いられており、結合材
料として代用することもできる。この種の材料は、加熱
すると曲げやすくなり、冷却時にはそれらの最終形状に
設定される。メタクリル酸(塩)または適切な紫外光活
性化触媒を有する類似のエステルは、紫外線にあてられ
るとアクリルポリマー(acrylic polymer)を形成し、
結合材料として用いることができる。上記の材料は全
て、スリーエム(3M)社や他の供給元から入手可能で
ある。 【0103】本開示は、例示的な実施形態を用いて本発
明を詳細に説明するものである。しかしながら、特許請
求の範囲によって画定される本発明は、説明した実施形
態そのものに限定されない。 【0104】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.主光ファイバに沿って任意配置が可能であり、分岐
光ファイバと前記主光ファイバ間の光通信を確立する光
ファイバタップにおいて、ハウジングと、前記ハウジン
グ内に画定され、前記主光ファイバの一部を収容するよ
うに形成された蛇行した主チャンネルであって、前記主
光ファイバ内に主結合彎曲部分を画定するよう形成され
た結合彎曲部を含む、主チャンネルと、前記ハウジング
内に画定され、前記分岐光ファイバの一部を収容するよ
うに形成された分岐チャンネルであって、前記主チャン
ネルの結合彎曲部分において前記主チャンネルと連通す
る、分岐チャンネルとを備えることを特徴とする、光フ
ァイバタップ。 2.前記分岐チャンネルが蛇行しており、前記主チャン
ネルの結合彎曲部分に対向して並置された結合彎曲部分
を備えることを特徴とする、上項1記載の光ファイバタ
ップ。 3.前記蛇行する分岐チャンネル内に組み込まれた部分
を含む分岐光ファイバをさらに備えることを特徴とす
る、上項1または2記載の光ファイバタップ。 4.前記分岐チャンネル内に収容された分岐光ファイバ
の一部が端部を備え、前記光ファイバタップがさらに前
記分岐光ファイバの端部に反射防止端を含むことからな
る、上項3記載の光ファイバタップ。 5.前記ハウジング内に画定されて前記反射防止端を収
容する凹部をさらに備えることを特徴とする、上項4記
載の光ファイバタップ。 6.前記分岐チャンネルが前記主チャンネルの結合彎曲
部分に隣接配置された端部ストッパを含むことを特徴と
する、上項1記載の光ファイバタップ。 7.前記分岐チャンネルはほぼ真っすぐであることを特
徴とする、上項6記載の光ファイバタップ。 8.前記分岐チャンネルは前記主チャンネルの結合彎曲
部分のほぼ接線方向に配向されることを特徴とする、上
項6記載の光ファイバタップ。 9.前記分岐チャンネル内に組み込まれた部分と前記端
部ストッパに接する端面を含む分岐光ファイバをさらに
備えることを特徴とする、上項6記載の光ファイバタッ
プ。 10.前記分岐光ファイバの端面は前記分岐光ファイバ
の縦軸に直交していないことを特徴とする、上項9記載
の光ファイバタップ。 11.前記分岐光ファイバと前記主光ファイバの間で光
信号の横方向結合を増大させる手段をさらに備えること
を特徴とする、上項1記載の光ファイバタップ。 12.前記増大させる手段は前記分岐光ファイバと前記
主光ファイバの少なくとも一方にクラッドの厚さが薄く
なった領域を含むことを特徴とする、上項11記載の光
ファイバタップ。 13.前記増大させる手段は前記分岐光ファイバと前記
主光ファイバの間に置かれる結合材料を含むことを特徴
とする、上項11記載の光ファイバタップ。 14.前記ハウジングが、前記主チャンネルと前記分岐
チャンネルを画定する本体と、前記本体に取り付け可能
であって、前記分岐光ファイバを前記分岐チャンネル内
に保持する第1の蓋部と、前記本体に取り付け可能であ
って、前記主光ファイバを前記主チャンネル内に保持す
る第2の蓋部とを含むことからなる、上項1記載の光フ
ァイバタップ。 15.前記ハウジングが、前記主チャンネルと前記分岐
チャンネルを画定する本体と、前記本体に取り付け可能
であって、前記チャンネル内に前記光ファイバを保持す
る蓋とを含むことからなる、上項1記載の光ファイバタ
ップ。 16.前記蓋を前記本体に取り付ける蝶番をさらに備え
ることを特徴とする、上項15記載の光ファイバタッ
プ。 17.前記蓋を閉蓋状態に保持する係止部をさらに備え
ることを特徴とする、上項15記載の光ファイバタッ
プ。 18.前記蓋部の一方を前記本体に取り付ける蝶番をさ
らに備えることを特徴とする、上項14乃至17のいず
れかに記載の光ファイバタップ。 19.閉蓋状態において前記蓋部の一方を保持する係止
部をさらに備えることを特徴とする、上項15記載の光
ファイバタップ。 20.前記分岐チャンネルは蛇行していて、前記ハウジ
ング内を延びており、前記分岐光ファイバに沿った前記
光ファイバタップの任意配置を可能にすることを特徴と
する、上項1記載の光ファイバタップ。 21.前記ハウジングが、前記蛇行する主チャンネルの
第1の側壁を画定する本体と、前記蛇行する主チャンネ
ルの第1の側壁に対向する第2の側壁を画定するカバー
であって、前記本体に可動式に取り付けられ、前記蛇行
する主チャンネルを形成し、前記主光ファイバ内に結合
彎曲部を形成する閉蓋状態に可動である、カバーとを含
むことからなる、上項1記載の光ファイバタップ。 22.前記カバーは前記本体に枢着される(すなわち、
回動可能に取り付けられる)ことを特徴とする、上項2
1記載の光ファイバタップ。 23.前記カバーは前記本体に摺動可能に取り付けられ
ることを特徴とする、上項21記載の光ファイバタッ
プ。 24.前記分岐チャンネルは前記本体に画定され、前記
ハウジングは、前記本体に取り付け可能とされて前記分
岐光ファイバを前記分岐チャンネル内に保持する蓋をさ
らに備えることからなる、上項21記載の光ファイバタ
ップ。 25.前記ハウジングは、前記本体に取り付け可能とさ
れた蓋をさらに備え、該蓋の内部に前記分岐チャンネル
が画定される、上項21記載の光ファイバタップ。 26.前記ハウジングが、本体と、前記本体に取り付け
可能な蓋とを備え、その蓋の中に、前記主チャンネルと
前記分岐チャンネルの一方が画定されることからなる、
上項1記載の光ファイバタップ。 【0105】本発明の光ファイバタップは、分岐光ファ
イバと主光ファイバとの間の光通信を確立し、ハウジン
グ、(S字状に)曲がった主チャンネル(メインチャン
ネル)及び分岐チャンネルを備える。主チャンネルは、
ハウジング内に画定され、主光ファイバの一部を収容す
るよう形成される。主チャンネルは、主光ファイバに主
結合湾曲部を画定するように形成された結合湾曲部分を
備える。分岐チャンネルもまたハウジング内に画定さ
れ、分岐光ファイバの一部を収容するように形成され
る。分岐チャンネルは、主チャンネルの結合湾曲部分で
主チャンネルと連通する。光信号は、主チャンネルに配
置された主光ファイバと分岐チャンネルに配置された分
岐光ファイバとの間で横方向に結合する。こうして、光
ファイバ間の光通信が確立される。 【0106】 【発明の効果】本発明によれば、主光ファイバに沿った
任意の位置で主光ファイバに分岐光ファイバを結合でき
るようにし、主光ファイバを分断(または切断)するこ
となく信号接続の追加を可能にする光ファイバタップが
提供される。
【図面の簡単な説明】 【図1】A、Bは、それぞれ、本発明による光ファイバ
タップの第1実施形態の平面図と側面図であり、C、D
は、それぞれ、分岐光ファイバと主光ファイバをそれぞ
れ分岐チャンネルと主チャンネルに組み込まれた状態の
A、Bに示した光ファイバタップの平面図と側面図であ
る。Eは、C、Dに示した光ファイバタップのCの1E
−1E線に沿った断面図である。 【図2】A、Bは、それぞれ、本発明による光ファイバ
タップの第2実施形態の平面図と側面図であり、C、D
は、それぞれ、主光ファイバをさらに主チャンネル内に
組み込んだ状態のA,Bに示した光ファイバタップの平
面図と側面図である。 【図3】A、Bは、それぞれ、本発明による光ファイバ
タップの第3実施形態の平面図と側面図であり、C、D
は、それぞれ、分岐光ファイバと主光ファイバをそれぞ
れ分岐チャンネルと主チャンネルに組み込んだ状態の
A、Bに示した光ファイバタップの平面図と側面図であ
る。 【図4】A、B、Cは、それぞれ、カバーが閉蓋状態に
ある、本発明による光ファイバタップの第4実施形態の
平面図、側面図、Aの4C−4C線に沿った断面図であ
り、D、E、Fは、それぞれ、カバーが開蓋状態にある
A〜Cに示した光ファイバタップの平面図、側面図、D
の4F−4F線に沿った断面図である。 【図5】A、B、C、D、Eは、それぞれ、カバーが閉
蓋状態にある図4のA〜Fに示した光ファイバタップの
ハウジングの平面図、側面図、図5のAの5C−5C
線、5D−5D線、5E−5E線に沿った断面図であ
る。 【図6】A、B、C、D、Eは、それぞれ、図4のA〜
Fに示した光ファイバタップ本体の平面図、側面図、図
6のAの6C−6C線、6D−6D線、6E−6E線に
沿った断面図である。 【図7】A、B、C、D、Eは、それぞれ、図4のA〜
Fに示した光ファイバタップのカバーの平面図、側面
図、図7のAの7C−7C線、7D−7D線、7E−7
E線に沿った断面図である。 【図8】A、B、Cは、それぞれ、カバーを閉蓋する前
に主光ファイバを本体内に挿入した状態の図4のA〜F
に示した光ファイバタップの平面図、側面図、図8のA
の8C−8C線に沿った断面図であり、D、E、Fは、
それぞれ、主光ファイバを本体内に挿入しカバーを閉蓋
した状態の図4のA〜Fに示した光ファイバタップの平
面図、側面図、図8のDの8F−8F線に沿った断面図
である。 【図9】A、Bは、それぞれ、本発明による光ファイバ
タップの第5実施形態の平面図と側面図であり、C、D
は、それぞれ、分岐光ファイバと主光ファイバをそれぞ
れ分岐チャンネルと主チャンネルに組み込んだ状態の
A、Bに示した光ファイバタップの平面図と側面図であ
り、Eは、C、Dに示した光ファイバタップのCの9E
−9E線に沿った断面図であり、Fは、光ファイバを並
置した接触領域を示すCに示した光ファイバタップの拡
大図である。 【図10】Aは、分岐光ファイバと主光ファイバをそれ
ぞれ分岐チャンネルと主チャンネルに組み込んだ、本発
明による光ファイバタップの第6実施形態の一部の拡大
平面図であり、Bは、Aに示した光ファイバタップの一
部のAの10B−10B線に沿った拡大断面図である。 【図11】Aは、分岐光ファイバと主光ファイバをそれ
ぞれ分岐チャンネルと主チャンネルに組み込んだ、本発
明による光ファイバタップの第7実施形態の一部の拡大
平面図であり、Bは、Aに示した光ファイバタップの一
部のAの11B−11B線に沿った拡大断面図である。 【符号の説明】 100 光ファイバタップ 102 ハウジング 104 分岐光ファイバ 106 主光ファイバ 108 分岐チャンネル 110 主チャンネル 112,113,114,116,118 結合彎曲部 119 凹部 122,124,126 彎曲部 130 本体 132 蓋 136 接触領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケン・エイ・ニシムラ アメリカ合衆国カリフォルニア州94555− 2964,フレモント,ダイアナ・コモン・ 5351 (72)発明者 イアン・ハードキャッスル アメリカ合衆国カリフォルニア州94087, サニーベイル,アリソン・ウェイ・814 (72)発明者 ジョナサン・サイモン アメリカ合衆国カリフォルニア州94546, カストロバレイ,モイヤーズ・ストリー ト・22363 (72)発明者 ゲーリー・ビー・ゴードン アメリカ合衆国カリフォルニア州95070, サラトガ,バンク・ミル・ロード・21112

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】主光ファイバに沿って任意配置が可能であ
    り、分岐光ファイバと前記主光ファイバ間の光通信を確
    立する光ファイバタップにおいて、 ハウジングと、 前記ハウジング内に画定され、前記主光ファイバの一部
    を収容するように形成された蛇行した主チャンネルであ
    って、前記主光ファイバ内に主結合彎曲部分を画定する
    よう形成された結合彎曲部を含む、主チャンネルと、 前記ハウジング内に画定され、前記分岐光ファイバの一
    部を収容するように形成された分岐チャンネルであっ
    て、前記主チャンネルの結合彎曲部分において前記主チ
    ャンネルと連通する、分岐チャンネルとを備えることを
    特徴とする、光ファイバタップ。
JP2003116622A 2002-04-24 2003-04-22 光ファイバに沿って任意配置が可能な光ファイバタップ Withdrawn JP2003322750A (ja)

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