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JP2003316119A - 帯電部材、帯電装置、これらを用いる作像ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

帯電部材、帯電装置、これらを用いる作像ユニット及び画像形成装置

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JP2003316119A
JP2003316119A JP2002117895A JP2002117895A JP2003316119A JP 2003316119 A JP2003316119 A JP 2003316119A JP 2002117895 A JP2002117895 A JP 2002117895A JP 2002117895 A JP2002117895 A JP 2002117895A JP 2003316119 A JP2003316119 A JP 2003316119A
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image carrier
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image
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Takahiko Tokumasu
貴彦 徳増
Tomoji Ishikawa
知司 石川
Takayuki Maruta
貴之 丸田
Hiroshi Ono
博司 小野
Akio Kosuge
明朗 小菅
Toshio Koike
寿男 小池
Kenji Sugiura
健治 杉浦
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Yutaka Narita
豊 成田
Akiko Tanaka
亜希子 田中
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電部材に圧力が加えられても像担持体と帯
電部材が形成する間隙の変動が少なく、かつ、帯電部材
からの放電生成物と異常生成物を少なくすることができ
る帯電装置、この帯電装置を配設する作像ユニット、画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 像担持体61に対向して配置されて、像
担持体61表面を帯電させる帯電装置100に配設され
る帯電部材101において、前記帯電部材101は、軸
部101aと軸部101aを被覆する本体部101bと
から構成され、かつ像担持体61の画像形成領域外に対
応する本体部101b端部に、間隙Gを設けるためのス
ペーサ部材103を設ける帯電部材101とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に配設
される帯電部材、帯電装置、像担持体とこの帯電装置を
有する作像ユニットと、この帯電装置を有する画像形成
装置に関するものである。さらに詳細には、像担持体表
面に対向して配設され、かつ像担持体に対して微少な間
隙を有する帯電部材、これを配設する帯電装置、さらに
これらを備える作像ユニット、画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置は、像担持
体に帯電を施し、その帯電を露光より選択的に消去ある
いは減少させ、像担持体上に静電潜像を形成するものが
知られている。そして、像担持体に帯電する帯電装置と
しては、コロナ放電を利用したものが主流であった。し
かし、このコロナ放電を用いた帯電装置は、オゾンが多
量に発生してしまうという不具合があり、またコロナ放
電を行わせるために5〜10kVという高電圧を印加す
る高電圧電源が必要となり、画像形成装置の低コスト化
が難しくなる。従って、近年、コロナ放電を利用しない
帯電部材を像担持体に対向して設ける帯電装置が提案さ
れている。この帯電装置は、像担持体と直接接触させる
接触型と微少な間隙を設ける非接触型とがある。接触型
の帯電装置では、コロナ放電を用いる場合の不具合の多
くが解消される一方、「像流れ」と呼ばれる異常画像の
発生及び像担持体の摩耗量が増大する等の不具合が発生
している。また、印加電圧に交流を用いた場合は騒音が
発生するという不具合がある。さらに、接触型帯電装置
では、トナーや紙粉を像担持体と帯電部材で擦りつける
ので汚染を助長するという不具合がある。
【0003】そのために、非接触型で像担持体を帯電さ
せる帯電装置が多く提案されている。この非接触型の帯
電装置では、接触型の帯電装置と比較して、帯電部材が
像担持体に機械的に当接しないために、互いに摩耗する
ことが無く、さらに、トナー又は紙粉等による汚れるこ
とが少ないために、経時劣化を防止することができる。
【0004】また、従来、所定の間隙にするために、帯
電部材の両端にスペーサ部材を接着剤で貼着させている
が、この接着剤が圧力を受けてスペーサ部材から染み出
してくることがある。この染み出した接着剤にトナー等
が付着して異常生成物を形成すると、異常放電が発生し
て像担持体、帯電部材の劣化を招くことになる。また、
異常放電により像担持体が正常に帯電しないために画像
斑等の異常画像が形成されることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、圧
力が加えられても像担持体と帯電部材とが形成する間隙
の変動が少なく、帯電部材からの放電生成物と異常生成
物を少なくすることができる帯電部材を提供することで
ある。さらに、この帯電部材を配設することで、像担持
体と帯電部材とが形成する間隙の変動を少なくして像担
持体の帯電を均一にすることができる帯電装置を提供す
ることである。また、この帯電装置を用いることで帯電
装置を交換するための期間を長くした高寿命の作像ユニ
ットを提供することである。また、この帯電装置を用い
ることで、放電生成物を形成することが少なくなるため
に、異常画像の少ない高品位の画像を得ることができる
画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、帯電装置に配設される帯
電部材であって、像担持体に対向して配置されて、像担
持体表面を帯電させる帯電部材において、前記帯電部材
は、軸部と軸部を被覆する本体部とから構成され、像担
持体の画像形成領域外に対応する本体部に収縮性を有す
るスペーサ部材を設けて、像担持体と帯電部材との間で
間隙を形成する帯電部材とする。請求項2に記載の発明
は、前記帯電部材は、像担持体の画像形成領域外に対応
する部分であって、端部より内側に段差を有する請求項
1に記載の帯電部材とする。請求項3に記載の発明は、
前記帯電部材は、円柱形状で、回転可能に配設される請
求項1又は2に記載の帯電部材とする。請求項4に記載
の発明は、前記本体部は、導電剤を含む樹脂から構成さ
れる請求項1ないし3のいずれかに記載の帯電部材とす
る。請求項5に記載の発明は、前記スペーサ部材は、切
れ目を有しない請求項1ないし4のいずれかに記載の帯
電部材とする。請求項6に記載の発明は、前記スペーサ
部材は、熱又は光により収縮する請求項1ないし5のい
ずれかに記載の帯電部材とする。請求項7に記載の発明
は、前記スペーサ部材は、弾性により収縮する請求項1
ないし5のいずれかに記載の帯電部材とする。請求項8
に記載の発明は、前記スペーサ部材は、弾性を有するゴ
ム製である請求項7に記載の帯電部材とする。請求項9
に記載の発明は、前記スペーサ部材は、弾性を有する金
属製である請求項8に記載の帯電部材とする。請求項1
0に記載の発明は、前記スペーサ部材は、接着剤なしで
前記本体部に固定される請求項1ないし9のいずれかに
記載の帯電部材とする。請求項11に記載の発明は、前
記スペーサ部材は、帯電部材より硬度が低い請求項1な
いし8、10のいずれかに記載の帯電部材とする。
【0007】請求項12に記載の発明は、像担持体に対
向し、像担持体表面を帯電させる帯電部材を配設する帯
電装置において、前記帯電部材は、軸部と軸部を被覆す
る本体部とから構成され、かつ 像担持体の画像形成領
域外に対応する本体部に収縮性を有するスペーサ部材を
設けて、像担持体と帯電部材との間で間隙を形成する帯
電装置とする。請求項13に記載の発明は、前記帯電部
材は、端部より内側であって、像担持体の画像形成領域
外に対応する部分に段差を有する請求項12に記載の帯
電装置とする。請求項14に記載の発明は、前記帯電部
材と前記像担持体の間で形成される間隙は、接触しない
距離であって、80μm以下である請求項12又は13
に記載の帯電装置とする。請求項15に記載の発明は、
前記帯電部材は、スペーサ部材で像担持体に接触し、前
記スペーサ部材は、4〜25Nの荷重で像担持体に対し
て押圧され、かつ、スペーサ部材の像担持体表面の移動
する円周方向における接触幅を0.5mm以下にする請
求項12ないし14のいずれかに記載の帯電装置とす
る。請求項16に記載の発明は、前記帯電部材は、請求
項4から11のいずれかに記載の帯電部材である請求項
12ないし15のいずれかに記載の帯電装置とする。請
求項17に記載の発明は、少なくとも帯電装置を配設す
る作像ユニットであって、画像形成装置本体に着脱可能
な作像ユニットであって、前記作像ユニットの帯電装置
は、像担持体に対向して配置されて、像担持体表面を帯
電させる帯電部材を配設する作像ユニットにおいて、前
記帯電部材は、軸部と軸部を被覆する本体部とから構成
され、かつ 像担持体の画像形成領域外に対応する本体
部にスペーサ部材を設けて像担持体と間隙を形成する作
像ユニットとする。請求項18に記載の発明は、前記作
像ユニットの帯電部材は、請求項1ないし11のいずれ
かに記載の帯電部材である作像ユニットとする。請求項
19に記載の発明は、前記作像ユニットは、現像装置及
び/又はクリーニング装置を配設する請求項17又は1
8に記載の作像ユニットとする。請求項20に記載の発
明は、帯電装置と像担持体の一部に当接して位置決めす
る当接部材を備える請求項17ないし19のいずれかに
記載の作像ユニットとする。
【0008】請求項21に記載の発明は、少なくとも像
担持体、帯電装置、現像装置を配設する画像形成装置で
あって、前記画像形成装置の帯電装置は、像担持体に対
向して配置されて、像担持体表面を帯電させる帯電部材
を配設する画像形成装置において、前記帯電部材は、軸
部と軸部を被覆する本体部とから構成され、かつ 像担
持体の画像形成領域外に対応する本体部にスペーサ部材
を設けて像担持体と間隙を形成する画像形成装置とす
る。請求項22に記載の発明は、前記画像形成装置の帯
電部材は、請求項1ないし11のいずれかに記載の帯電
部材である画像形成装置とする。請求項23に記載の発
明は、前記画像形成装置において、前記像担持体は、ア
モルファスシリコンを光導電体として用いる請求項21
又は22に記載の画像形成装置とする。請求項24に記
載の発明は、前記画像形成装置において、前記像担持体
は、有機光導電体を用い、フィラーを分散させる表面層
を有する請求項21又は22に記載の画像形成装置とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の帯電部材、本
発明の帯電装置を用いる画像形成装置である本発明の画
像形成装置の構成を示す概略図である。図2は、図1の
画像形成装置の画像形成部の構成を示す概略図である。
この画像形成装置1は、表面に感光体層を有するドラム
状であってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の4色に対応する分の個数分の
像担持体61と、各像担持体61をほぼ一様に帯電する
帯電装置100と、帯電された像担持体61にレーザ光
で露光して静電潜像を形成する露光装置70と、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像剤を収容
し、像担持体61上の静電潜像に対応するトナー像を形
成する現像装置63と、像担持体61上のトナー像を転
写する1次転写装置62と、像担持体61上のトナー像
が転写されるベルト状の中間転写体50と、中間転写体
50のトナー像を転写する2次転写装置51と、中間転
写体50のトナー像が転写される記録媒体上のトナー像
を定着させる定着装置80と、さらに、像担持体61上
に転写後残留するトナーを除去するクリーニング装置6
4とを備える。記録媒体は、記録媒体を収納する給紙装
置21、22のひとつから、1枚ずつ搬送経路を搬送ロ
ーラでレジストローラ23まで搬送され、ここで、像担
持体61上のトナー像と同期を計って転写位置に搬送さ
れる。
【0010】ここで、帯電装置100について詳細に説
明する。図3は、本発明の帯電装置の構成を示す概略図
である。図4は、本発明の帯電部材と像担持体との位置
関係を示す概略図である。帯電装置100は、像担持体
61に対向し、微少な間隙Gを設けて配設される帯電部
材101と、帯電部材を清掃する不図示のクリーニング
部材102と、帯電部材101に電圧を印加する不図示
の電源と、帯電部材101を像担持体に61に加圧して
接触させる加圧スプリング105とを少なくとも備え
る。帯電部材101は、図3及び図4に示すように、像
担持体61に微少な間隙Gを持たせて対向して配設され
る。帯電部材101と像担持体61の間隙Gは、一定の
厚さを有するスペーサ部材103を帯電部材101の非
画像形成領域に貼着させて調整する。また、スペーサ部
材103は、像担持体61と移動する円周方向に対して
接触幅Wをもって接触している。図5は、本発明の帯電
部材の構造を示す概略図である。図5に示すように、帯
電部材101の本体部の両端に、段差101eが設けら
れ、この段差101eにスペーサ部材103を巻き付け
る。例えば、この段差101eとしては、図5(A)に
示すように、帯電部材101本体部101bの端部に段
差101eがある。図5(B)に示すように、帯電部材
101本体部101bの端部内側に段差101eがあ
り、スペーサ部材103を両側から挟むような状態にな
っている。さらに、図5(C)に示すように、帯電部材
101本体部101bの端部に段差101eがあり、こ
の段差101eに別の部材101fを設けられている。
これにより、帯電部材101の端部に段差101eがあ
っても、スペーサ部材103を両側から挟むことで、ス
ペーサ部材103の変動を抑えることができる。
【0011】また、図6は、本発明の帯電部材にスペー
サ部材を巻き付けた状態を示す概略構成図である。図6
(A)は、帯電部材の端部に段差にスペーサ部材を巻き
付けた状態を示し、図6(B)は、帯電部材の端部内側
に段差にスペーサ部材を巻き付けた状態を示し、図6
(C)は、帯電部材の端部に段差にスペーサ部材を巻き
付け、その側面を別の部材で挟んだ状態を示している。
スペーサ部材103は、像担持体61と接触して加圧さ
れているため、像担持体61の回転に伴って、移動する
ことがある。このために、段差101eにスペーサ部材
103を接着剤で貼着して固定する。従来は、凸状又は
帯電部材101表面に直接スペーサ部材を接着剤で貼着
していたことで、接着剤が染み出して、これに像担持体
61の表面のトナー、紙粉等の異物が付着して、異常生
成物になり、これが次第に大きくなりこの異常生成物の
箇所で異常放電が発生して、像担持体61上に斑点状の
静電潜像を形成して、異常画像が形成されることがあっ
た。しかし、段差101eにしたことで、図6(A)に
示すように、この間隙Gを調整するためのスペーサ部材
103の底部は段差101eにあり、ここから接着剤が
染み出しても、像担持体61との距離が離れているため
に、異常放電を抑えることができる。また、図6(B)
に示すように、段差101eは、帯電部材101端部よ
り内側に設けても良いし、図6(C)に示すように、段
差101eが帯電部材103の端部にある場合でも、そ
の側面を別の部材101fで抑えて、挟んでも良い。ス
ペーサ部材103の接着剤が少ない場合に帯電部材10
1の回転によりスペーサ部材103は左右に移動した
り、剥がれることがある。しかし、図6(B)及び図6
(C)に示すように、段差101eにすることで、像担
持体61に接触していることによる圧力を受けても、ス
ペーサ部材103の変位を防止し、帯電部材101の間
隙Gを適正な範囲に維持することができ、異常放電を抑
え、異常画像が形成されるのを防止することができる。
【0012】また、帯電部材101の形状は、特に限定
されず、半円柱状で固定されて配設されていても良い。
また、図3に示すように、帯電部材101の形状が円柱
状で、両端をギア又は軸受104で回転可能に支持され
ていても良い。このように、帯電部材101は、像担持
体61への最近接部から、像担持体61移動方向の上下
流に漸次離間する局面で形成されていると、像担持体6
1をより均一に帯電させることができる。像担持体61
に対向する帯電部材101が、先鋭な部分があると、そ
の部分の電位が高くなるために優先的に放電が開始さ
れ、像担持体61の均一な帯電が困難になる。従って、
円柱状の形状で、曲面を有することで均一な像担持体6
1の帯電が可能になる。また、帯電部材101の放電し
ている表面は強いストレスを受ける。放電が常に同じ面
で発生するので、その劣化が促進され、さらに、削り落
ちることがある。そのために、帯電部材101の全面を
放電する面として使用できるのであれば、回転させるこ
とで、早期の劣化を防止することで、長期にわたって使
用することができる。また、スペーサ部材103を巻き
付ける段差101eは、旋盤等による切削加工で設ける
ことができる。また、外側の凸部を別部材にしても良
い。
【0013】図7は、本発明の帯電装置に備えられる帯
電部材の半径方向の断面図である。帯電部材101は、
中心に金属製芯金による軸部101a、その外側に中抵
抗層101cと最外層に表面層101dとを有する本体
部101bからなる構造をしている。軸部101aは、
例えば、直径が8〜20mmのステンレス、アルミニウ
ムの高い剛性と導電性を有している金属製又は1×10
Ω・cm以下、好ましくは1×10Ω・cm以下で
高い剛性を有する導電性の樹脂等で構成される。中抵抗
層101cは、1×10Ω・cm〜1×10Ω・c
mの体積抵抗率で、1〜2mm程度の厚さにすることが
好ましい。表面層101dは、1×10Ω・cm〜1
×1010Ω・cmの体積抵抗率で、10μm程度の厚
さが好ましい。表面層101dの体積抵抗率は、中抵抗
層101cの電気抵抗率より高くすることが好ましい。
ここで、本体部101bは、中抵抗層101cと表面層
101dとの2層構造で示したが、特にこの構造に限定
されるものではなく、単層でも3層であっても良い。
【0014】中抵抗層101cには、従来は、ヒドリン
ゴム等のゴムを用いていたが、ここでは、ゴムより膨張
係数の低い樹脂を用いて、導電剤を混入して電気抵抗を
調整する。通常、樹脂の線膨張係数はゴムの約1/2以
下であり、樹脂の体積膨張係数は等方性の場合ゴムの約
1/6以下になる。従来のように、ゴムを用いると、熱
や湿度により、ゴムの寸法精度が大きく変化し、間隙G
が小さくなり像担持体61と接触することがある。ゴム
には、その弾性を発揮させるためや劣化防止のために数
種類の可塑剤、活性剤が添加されており、さらに、導電
剤を分散させるために分散補助剤を添加していることが
ある。像担持体61の表面は、ポリカーボネイト、アク
リル等の非晶性樹脂が多く用いられており、可塑剤、活
性剤等により非常に弱い。また、帯電部材101と像担
持体61とが接触していると、その接触部分にトナー等
の異物を巻き込み、帯電部材101が汚染されて帯電不
良となる。さらに、像担持体61も汚染されて、横筋等
の異常画像が形成される。
【0015】ここで、中抵抗層101cの樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン樹
脂、ポリスチレン及びその共重合体等のスチレン系樹
脂、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂等を用
いることができる。樹脂には、導電剤のほかに強度を向
上、寸法の精度を向上させるためにカーボンファイバ
ー、グラスファイバー、炭化物、硼化物等のセラミック
スを混入することにより膨張係数を小さくすることがで
きる。導電剤としては、過酸化リチウム等のアルカリ金
属塩、過塩素酸ナトリウム等の過塩素酸塩、テトラブチ
ルアンモニウム塩等の4級アンモニウム塩、高分子導電
剤等のイオン系導電剤、カーボンブラック、銀粉、銅粉
等の金属粉、ITO等のセラミックス粉を用いることが
できる。表面層101dは、表面張力が小さいフッ素系
樹脂に導電剤を混入して電気抵抗を調整する。フッ素系
樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレンの共重合体
を用いることができる。導電剤としては、中抵抗層10
1cと同様に、カーボンブラック、銀粉、銅粉等の金属
粉、ITO等のセラミックス粉を用いることができる。
【0016】帯電部材101と像担持体61との間隙G
は、スペーサ部材103により100μm以下、特に、
20〜50μmの範囲にする。これにより、帯電装置1
00の作動時における異常画像の形成を抑えることがで
きる。間隙Gが、100μm以上では、像担持体61に
到達するまでの距離も長くなることで、パッシェンの法
則の放電開始電圧が大きくなり、さらに、像担持体61
までの放電空間が大きくなることで、像担持体61を所
定の帯電をさせるためには放電による放電生成物が多量
に必要となり、これが画像形成後も放電空間に多量に残
留し、像担持体61に付着して、像担持体61の経時劣
化を促進する原因になる。また、この間隙Gが小さい
と、像担持体61までの到達距離も短く、放電エネルギ
ーも小さくても像担持体61を帯電させることができ
る。しかし、帯電部材101と像担持体61により形成
される空間が狭くなり、空気の流が悪くなってしまう。
そのために、放電空間で形成された放電生成物はこの空
間内に滞留するために、間隙Gが大きい場合と同様に、
画像形成後も放電空間に多量に残留し、像担持体61に
付着して、像担持体61の経時劣化を促進する原因にな
る。従って、放電エネルギーを小さくして放電生成物の
生成を少なくし、かつ、空気が滞留しない程度の空間を
形成することが好ましい。そのために、間隙Gは、10
0μ以下であって、20〜50μmの範囲にすることが
好ましい。これにより、ストリーマ放電の発生を防止
し、放電生成物の生成を少なくして像担持体61に堆積
する量を少なくして、斑点状の画像斑・像流れを防止す
ることができる。
【0017】ここで、上述したように、像担持体61上
に現像後に残留するトナーは、像担持体61に対向して
設けられるクリーニング装置64によりクリーニングさ
れるが、完全に除去するのは困難であり、極わずかのト
ナーがクリーニング装置を通過し、帯電装置100へと
搬送されてくる。このときに、トナーの粒径が間隙Gよ
り大きいと、トナーは回転する像担持体61や帯電部材
101により摺擦されて熱を帯び、帯電部材101に融
着することがある。このトナーが融着した部分は、像担
持体61に近くなるために優先的に放電が生ずる異常放
電を起こす。従って、間隙Gは、画像形成装置1に用い
られるトナーの最大粒径よりも大きいことが好ましい。
【0018】また、帯電部材101は、図3に示すよう
に、帯電装置100の図示しないハウジングの側板に設
けられる軸受104に嵌合され、軸受104には従動し
ない摩擦係数の低い樹脂による軸受104に設ける圧縮
バネ105により像担持体61表面方向に押圧されてい
る。これにより、機械的振動、芯金の偏位があっても一
定の間隙Gを形成することができる。押圧する荷重は、
4〜25Nにする。好ましくは、6〜15Nにする。帯
電部材101は、軸受104で固定されていても、回転
するときの振動、帯電部材101の偏心、その表面の凹
凸により間隙Gの大きさが変動し、間隙Gが適正な範囲
からはずれる場合があり、このために、経時的には像担
持体61の劣化を促進することになる。ここで、荷重と
は、スペーサ部材103を通して像担持体61に加わる
すべての荷重を意味する。これは、帯電部材101の両
端に設けられる圧縮バネ105の力、帯電部材101と
クリーニング部材102の自重等により調整できる。荷
重が小さいと、帯電部材101の回転時による変動、駆
動するギア等の衝撃力による跳ね上がりを抑えることが
できない。荷重が大きいと、帯電部材101と嵌合する
軸受104との摩擦が大きくなり、経時的な摩耗量を大
きくして変動を促進することになる。従って、荷重を4
〜25N、好ましくは、6〜15Nの範囲にすることに
より、間隙Gを適正な範囲にして、放電生成物の生成を
少なくして像担持体61に堆積する量を少なくして像担
持体61の寿命を延ばし、かつ、斑点状の異常画像・画
像流を防止することができる。
【0019】また、スペーサ部材103の像担持体61
表面の移動方向における接触幅Wを0.5mm以下にす
る。接触幅Wは、図3に示すように、帯電部材101の
各層の材料・厚さと荷重の大きさにより制御することが
できる。接触幅Wを0.5mm以下にすることで、回転
する像担持体61表面のうねり、偏心等により像担持体
61側から帯電部材101に加えられる外力又は圧縮バ
ネ105による帯電部材101への押圧する荷重が変化
しても、間隙Gが大きく変動するのを阻止することがで
きる。また、スペーサ部材103は、円周方向に切れ目
があると、荷重より押圧されているために、この部分か
ら接着剤が染み出したり、切れ目から剥がれたりするこ
とが多い。このために、切れ目をなくすことで、像担持
体61との接触による圧力を受けても、接着剤が染み出
したり、剥がれるのを防止する。また、接着剤を用いな
いスペーサ部材103を用いることが好ましい。これに
より、染み出した接着剤にトナー等が付着するのを防止
することができる。さらに、 スペーサ部材103は、
この帯電部材101の本体部101bの、中抵抗層10
1cと表面層101dよりも硬度が低いことが好まし
い。スペーサ部材103には、像担持体61と接触して
いるために圧力がかかっている。このために、スペーサ
部材103が帯電部材101の段差101e中で回転す
ることがある。そのときに、スペーサ部材103の方を
帯電部材101よりも硬度が高いと帯電部材101を摩
耗する。そのために、スペーサ部材103の硬度を低く
して、スペーサ部材103を摩耗させて、間隙Gが変動
した場合にはスペーサ部材103のみを交換する。これ
により、帯電部材103の寿命を延ばすことができる。
【0020】図8は、スペーサ部材の外観を示す斜視図
である。図8(A)は、熱収縮性樹脂製のスペーサ部材
の外観で、図8(B)は、弾性を有する金属製のスペー
サ部材の外観である。また、スペーサ部材103には、
熱収縮性の樹脂を用いることができる。図8(A)に示
すように、円周方向に切れ目のないチューブ状のスペー
サ部材103を帯電部材101の段差101eに配置
し、熱処理して収縮させて巻き付ける。ここで、スペー
サ部材103を収縮させるのに熱を用いたが、特に限定
されず、紫外線等の光によって収縮するものであっても
良い。スペーサ部材103は、ポリエチレン、ポリオレ
フィン等のオレフィン樹脂、ポエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹
脂、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂を用
いることができる。さらに、これらの収縮性の樹脂を用
いることが好ましい。収縮は、特別な処理をすることで
収縮するものであってもよく、例えば、熱又は光を作用
させることが挙げられる。また、このスペーサ部材10
3は、接着剤を用いないことが好ましい。帯電部材10
1端部の内側に段差101eを設け、両側を壁にしてス
ペーサ部材103を抑えることで、接着剤を用いなく
て、多少スペーサ部材103のみが回転したり又は滑っ
ても、間隙Gが変動することはない。また、これによ
り、接着剤が用いる必要が無く、接着剤の染み出しによ
る放電生成物の形成を防止することができる。
【0021】また、スペーサ部材103には、弾性を有
する金属又はゴムを用いることができる。図8(B)に
示すように、円周方向に切れ目がある金属製のスペーサ
部材103を帯電部材101の段差101eに配置し、
金属の弾性による圧縮力を利用して巻き付ける。ここ
で、スペーサ部材103を収縮させるのに金属の弾性を
用いたが、特に限定されず、ゴムの弾性による圧縮力に
よって収縮するものであっても良い。スペーサ部材10
3は、金属としては、アルミニウム、鉄、銅、チタン又
はこれらを主体とする合金を用いることができる。さら
に、これらの表面を酸化物で被覆して、電気的に絶縁性
にすることが好ましい。金属製のスペース部材103
は、像担持体61の樹脂による感光層と比較して硬いた
め、さらに、表面に樹脂で被覆することが好ましい。こ
れにより、像担持体61の感光層より硬度を低くして、
像担持体61の摩耗を減らすことができる。また、ゴム
としては、天然ゴム、ポリウレタンゴム、クロロプレン
ゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、シリコーンゴム、フ
ッ素ゴムを用いることができる。JIS−A:ゴム硬度
が70Hs以上が好ましく、さらに、シリカ、アルミ
ナ、グラスファイバー等を添加して硬化させたものが好
ましい。これにより、間隙Gの変動を防ぐことができ
る。
【0022】図9は、本発明の帯電部材であって、段差
とスペーサ部材の一つの例である。図9(A)は、段差
にスペーサ部材を配置し、図9(B)は、スペーサ部材
を段差に押し込んだ状況を示している。図9に示すよう
に、帯電部材101の端部内側に2つの小さい段差10
1eを設け、ここに収縮性樹脂製のスペーサ部材103
を巻き付けるときに、圧力をかけて段差101eに樹脂
製スペーサ部材103を押し込むことで、樹脂製のスペ
ーサ部材103は帯電部材101の段差101eに固定
できる。これにより、軸方向における接触幅Aで帯電部
材101と像担持体61が接触して、間隙Gを一定に保
つことができる。また、帯電部材101の回転方向は、
端部にギアを配設して、像担持体61と逆方向に回転さ
せる。帯電部材101の回転させる線速度は、像担持体
61の線速度以上の線速度で回転させることが好まし
く、同じ線速度が特に好ましい。帯電部材101の線速
度を像担持体61より遅くする場合は、印加する電圧に
よっては帯電が不安定になり、像担持体61を均一に帯
電させることが困難になる。
【0023】また、帯電装置100は、帯電部材101
の汚染を除去するためのクリーニング部材102を備え
る。図10は、本発明の帯電装置に備えられるクリーニ
ング部材の構成を示す概略図である。クリーニング部材
102は、図10に示すように、帯電装置100の図示
しないハウジングの側板に設けられる軸受に嵌合され、
回転可能に軸支される。このクリーニング部材102
は、帯電部材101に当接して、外周面をクリーニング
する。帯電部材101の表面にトナー、紙粉、部材の破
損物等の異物が付着すると、電界が異物部分に集中する
ために優先的に放電が生ずる異常放電を起こす。逆に、
電気的絶縁性の異物が広い範囲に付着すると、その部分
では放電が生じないために、像担持体61に帯電斑が生
ずる。このために、帯電装置100には帯電部材101
の表面をクリーニングするクリーニング部材102を設
けることが好ましい。
【0024】また、帯電装置100は、帯電部材101
に電圧を印加する電源を備える。電圧としては、直流電
圧だけでも良いが、直流電圧と交流電圧を重畳した電圧
が好ましい。帯電部材101の層構成が不均一な部分が
ある場合には、直流電圧のみを印加すると像担持体61
の表面電位が不均一になることがある。重畳した電圧で
は、帯電部材101表面が等電位となり、放電が安定し
て像担持体61を均一に帯電させることができる。重畳
する電圧における交流電圧は、ピ−ク間電圧を像担持体
61の帯電開始電圧の2倍以上にすることが好ましい。
帯電開始電圧とは、帯電部材101に直流のみを印加し
た場合に像担持体61が帯電され始めるときの電圧の絶
対値である。これにより、像担持体61から帯電部材1
01への逆放電が生じ、そのならし効果で像担持体61
をより安定した状態で均一に帯電させることができる。
【0025】スペーサ部材103の接触幅Wを0.5m
m以下にすることで、間隙Gの変動を抑えることができ
る。これは、帯電部材101の本体部101bに硬質の
樹脂に、強度を向上させるためのセラミックス等によっ
て更に硬質にする。これにより、この硬質樹脂の帯電部
材101は、像担持体61の回転中に、帯電部材101
と像担持体61の偏心、回転の振動又は圧縮バネのばら
つきによる押圧力の差異によっても接触幅Wがほとんど
同じにすることができる。さらに、帯電部材101と像
担持体61の間の間隙Gは、所定の大きさに制御するこ
とができる。また、像担持体61の駆動装置のギア、チ
ェーンなどの駆動部材が経時的に摩耗等により偏心が大
きくなったり、衝撃力が加わっても間隙Gの変動を抑え
ることができる。これにより、帯電部材101の全面を
一様に帯電に用いられることから、一部を過度に使用さ
れる場合に生ずる劣化が生ずることなく、帯電部材10
1の寿命も延ばすことができる。
【0026】図11は、本発明の作像ユニットの構成を
示す概略図である。画像形成装置1本体に着脱可能であ
って、少なくとも像担持体61と上述の帯電装置100
を配設する作像ユニットを用いることができる。この作
像ユニットでは、像担持体61と帯電装置100とは、
上述したように、一定の間隙Gを持って対向するように
組み込まれている。このために、画像形成装置1から着
脱しても間隙Gを一定に保持することができる。従っ
て、画像形成時には、像担持体61を均一に帯電するこ
とができ、放電生成物が少なく、かつ、異常画像のない
画像を形成することができる。また、経時的な変化によ
り帯電部材101と像担持体61の当接が生じないため
に、帯電部材101の経時的な劣化が少なく、作像ユニ
ット全体の寿命を延ばすことができる。また、この作像
ユニットは、帯電装置100を配置し、像担持体61を
配置しないものであっても良い。像担持体61、現像装
置63、帯電装置100はそれぞれ寿命が異なり、メン
テナンス性を考慮して最適の組み合わせをとることがで
きる。このほかに、作像ユニットは、少なくとも像担持
体61のクリーニング装置64、現像装置63、のいず
れかを配設するものであっても良い。また、作像ユニッ
トは、像担持体61、帯電装置100を作像ユニット内
に組み付けるときの、位置出しのための当接部材を有す
る。像担持体61、帯電装置100は、それぞれ別に組
み付けられるために、当接部材を作像ユニット本体に設
け、像担持体61と帯電部材101とを所定の間隙Gに
する。また、像担持体61、帯電装置100は、寿命が
異なることがあり、回収して補修し再度又は新たな像担
持体61等を組み付ける場合であっても、当接部材を設
けることで、所定の間隙Gにすることができる。
【0027】また、少なくとも像担持体61と上述の帯
電装置100を有する画像形成装置1である。画像形成
装置1では、像担持体61と帯電装置100とは、上述
したように、一定の間隙Gを持って対向するように組み
込まれている。これにより、像担持体61と帯電装置1
00との間の間隙Gを、像担持体61等との駆動・回転
時で偏心により中心がぶれたり、回転による振動、衝撃
力が生じて、帯電部材101の像担持体61への圧力が
変化しても、一定に維持することができる。さらに、像
担持体61が備える光導電体をアモルファスシリコン系
にすることが好ましい。アモルファスシリコン系像担持
体61は、真空中の気相成長法で製造されるために表面
が極めて平滑になる。従って、像担持体61を回転させ
ても帯電部材101との間で形成される間隙Gの変動が
少なく、帯電部材101表面の全体で放電し、像担持体
61は均一に帯電される。さらに、間隙Gが一定に維持
されることから放電生成物の発生を少なく抑えることが
できる。また、光導電性の有機物質を用いる像担持体6
1は、樹脂中に有機物質を分散させている。層構成によ
り有機物質が表面層に含まれないことが多いが、いずれ
の層構成であっても、樹脂を主体としている。そのため
に、上述の帯電部材101を用いることで間隙Gを一定
に維持できるが、さらに、像担持体61の表面層にフィ
ラーを分散させて硬質の表面にすることが好ましい。耐
摩耗性が向上し、経時的劣化を抑え、寿命を延ばすこと
ができる。フィラーとしては、グラスファイバー、アル
ミナ、シリカ等の酸化物を用いることができる。
【0028】この画像形成装置1は、上述の帯電装置1
00のほかに下記の装置を搭載する。図1に示すよう
に、画像形成装置1における露光装置70は、帯電装置
100により帯電された像担持体61に光を照射して、
光導電性を有する像担持体61上に静電潜像を形成す
る。光Lは、蛍光灯、ハロゲンランプ等のランプ、LE
D、LD等の半導体素子によるレーザ光線等であっても
良い。ここでは、図示しない画像処理部からの信号によ
り像担持体61の回転速度に同期して照射される場合
は、LDの素子を用いる。
【0029】現像装置63は、現像剤担持体を有し、現
像装置63内に貯蔵されたトナーを供給ローラで攪拌部
に搬送されて、キャリアを含む現像剤と混合・攪拌さ
れ、像担持体61に対向する現像領域に搬送される。こ
のときに、正又は負極性に帯電されたトナーは、像担持
体61の静電潜像に転移して現像される。現像剤は、磁
性又は非磁性の一成分現像剤又はこれらを併せて使用す
るものであっても良いし、湿式の現像液を用いるもので
あっても良い。
【0030】1次転写装置62は、像担持体61上の現
像されたトナー像を中間転写体50の裏側からトナーの
極性と反対の極性の電場を形成して、中間転写体50に
転写する。1次転写装置62は、コロトロン、スコロト
ロンのコロナ転写器、転写ローラ、転写ブラシのいずれ
の転写装置であっても良い。その後、給紙装置22から
搬送されてくる記録媒体と同期させて、再度2次転写装
置51による転写で記録媒体上にトナー像を転写する。
ここで、最初の転写が中間転写体50ではなく、記録媒
体に直接転写する方式であっても良い。
【0031】定着装置80は、記録媒体上のトナー像
を、加熱及び/又は加圧して記録媒体上にトナー像を固
定して定着させる。ここでは、1対の加圧・定着ローラ
の間を通過させ、このときに熱・圧力をかけて、トナー
の結着樹脂を溶融しながら定着させる。定着装置80
は、ローラ状ではなく、ベルト状であっても良いし、ハ
ロゲンランプ等で熱照射により定着させるものであって
も良い。像担持体61のクリーニング装置64は、転写
されずに像担持体61上に残留したトナーをクリーニン
グして除去し、次の画像形成を可能にする。クリーニン
グ装置64は、ウレタン等のゴムによるブレード、ポリ
エステル等の繊維によるファーブラシ等のいずれの方式
であっても良い。
【0032】以下、本発明の画像形成装置1の動作につ
いて説明する。読み取り部30は、原稿搬送部36の原
稿台上に原稿をセットするか、又、原稿搬送部36を開
いてコンタクトガラス31上に原稿をセットし、原稿搬
送部36を閉じて原稿を押さえる。そして、不図示のス
タートスイッチを押すと、原稿搬送部36に原稿をセッ
トしたときは原稿をコンタクトガラス31上へと搬送し
て後、他方コンタクトガラス31上に原稿をセットした
ときは直ちに、第1読み取り走行体及び第2読み取り走
行体32、33を走行する。そして、第1読み取り走行
体32で光源から光を発射するとともに原稿面からの反
射光をさらに反射して第2読み取り走行体33に向け、
第2読み取り走行体33のミラーで反射して結像レンズ
34を通して読取りセンサであるCCD35に入れ、画
像情報を読み取る。読み取った画像情報をこの制御部に
送る。制御部は、読み取り部30から受け取った画像情
報に基づき、画像形成部60の露光装置70内に配設さ
れた図示しないLD又はLED等を制御して像担持体6
1に向けて、書き込みのレーザ光Lを照射させる。この
照射により、像担持体61の表面には静電潜像が形成さ
れる。
【0033】給紙部20は、多段に備える給紙カセット
21から給紙ローラにより記録媒体を繰り出し、繰り出
した記録媒体を分離ローラで分離して給紙路に送り出
し、画像形成部60の給紙路に記録媒体を搬送ローラで
搬送する。この給紙部20以外に、手差し給紙も可能と
なっており、手差しのための手差しトレイ、手差しトレ
イ上の記録媒体を手差し給紙路に向けて一枚ずつ分離す
る分離ローラも装置側面に備えている。レジストローラ
23は、それぞれ給紙カセット21に載置されている記
録媒体を1枚だけ排出させ、中間転写体50と2次転写
装置51との間に位置する2次転写部に送る。画像形成
部60では、読み取り部30から画像情報を受け取る
と、上述のようなレーザ書き込みや、現像プロセスを実
施させて像担持体61上に潜像を形成させる。
【0034】現像装置63内の現像剤は、図示しない磁
極により汲み上げて保持され、現像剤担持体上に磁気ブ
ラシを形成する。さらに、現像剤担持体に印加する現像
バイアス電圧により像担持体61に転移して、その像担
持体61上の静電潜像を可視化して、トナー像を形成す
る。現像バイアス電圧は、交流電圧と直流電圧を重畳さ
せている。次に、トナー像に応じたサイズの記録媒体を
給紙させるべく、給紙部20の給紙ローラのうちの1つ
を作動させる。また、これに伴なって、駆動モータで支
持ローラの1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを
従動回転し、中間転写体50を回転搬送する。同時に、
個々の画像形成ユニットでその像担持体61を回転して
像担持体61上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼ
ンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写
体50の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写し
て中間転写体50上に合成トナー像を形成する。
【0035】一方、給紙部20の給紙ローラの1つを選
択回転し、給紙カセット21の1つから記録媒体を繰り
出し、分離ローラで1枚ずつ分離して給紙路に入れ、搬
送ローラで画像形成装置1の画像形成部60内の給紙路
に導き、この記録媒体をレジストローラ23に突き当て
て止める。そして、中間転写体50上の合成トナー像に
タイミングを合わせてレジストローラ23を回転し、中
間転写体50と2次転写装置51との当接部である2次
転写部に記録媒体を送り込み、この2次転写部に形成さ
れている2次転写バイアスや当接圧力などの影響によっ
てトナー像を2次転写して記録媒体上にトナー像を記録
する。ここで、2次転写バイアスは、直流であることが
好ましい。画像転写後の記録媒体は、2次転写装置の搬
送ベルトで定着装置80へと送り込み、定着装置80で
加圧ローラによる加圧力と熱の付与によりトナー像を定
着させた後、排出ローラ41で排紙トレイ40上に排出
する。
【0036】
【実施例】(実施例1と比較例1)帯電部材の材質によ
る円周方向の接触幅Wに対する影響を評価した。実施例
1では、帯電部材の中抵抗層に硬質の樹脂を用い、比較
例1では、帯電部材の中抵抗層に軟質のゴムを用いる。
スペーサ部材は、同一の樹脂によるテープを用いる。ス
ペーサ部材を巻き付けた帯電部材を、天秤ばかりの積載
台面に接触させる。この帯電部材の上に透明なガラス板
を載せ、このガラス板に圧力をかける。このときに、ガ
ラス板と帯電部材の接触部分の接触幅Wを測定し、かつ
天秤ばかりの加圧力を測定した。その結果を表1に示
す。
【表1】 表1からも明らかなように、硬質の樹脂を中抵抗層に用
いた実施例1の帯電部材は、帯電部材にかける圧力を変
えても、接触幅Wが変化しなかったが、軟質のゴムを用
いた比較例1の帯電部材は、圧力により接触幅Wが大き
く変化した。
【0037】(実施例2)また、このときの画像形成装
置1の像担持体61、帯電装置100のプロセス条件
を、下記の条件にして、6万プリント、15万プリント
のプリント試験を行なって、接着剤の染み出し、異常画
像の発生を評価した。像担持体 像担持体は、4層構造でAl基体の上に下引層、キャリ
ア発生層、キャリア移動層、表面層からなっている。キ
ャリア発生材料は、フタロシアニン顔料を用いた。表面
層となる保護層には、ポリカーボネート樹脂を用い、フ
ィラーとして平均粒径0.05〜0.8μmのシリカを
用いた。像担持体の帯電条件等は、画像部電位:−15
0V、非画像部電位:−700V、像担持体の線速:2
45mm/s とした。帯電装置 帯電部材101は、円筒状で直径は12mmのものを用
い、段差を端部内側に接触幅A:8mmに設け、軸部は
直径:10mm、材質:快削鋼(JIS SUM2
2)、中抵抗層は厚さ:2mm、材質:ABS樹脂、導
電剤:エーテルアミド、表面層は厚さ:10μm、材
質:フッ素樹脂、導電剤:ITOで、電圧条件は交流電
圧:2kHz、Vp−p:2kV、直流電圧:−450
Vで、スペーサ部材は熱収縮性フッ素樹脂、加圧した圧
力:10N、クリーニング部材:ポリエステル繊維で、
接触幅Wは0.3mm、間隙Gは40μmにした。
【0038】(比較例2)帯電部材101の表面層に、
発泡性ウレタンゴムにカーボンブラックを混入し、厚
さ:5mm、接触幅A:5mmにしたスペーサ部材10
3を接着剤で帯電部材101に貼着した以外は、すべて
実施例2と同じ条件にした。
【0039】その結果、表2に示す。
【表2】 6万プリントした後では、実施例2の帯電ローラは、何
ら問題が生じていない。比較例1の帯電部材101は、
接着剤が染み出していたが、画像流れ、画像斑等の異常
画像は現れていない。15万プリントした後では、実施
例2では、スペーサ部材103はよれたり、移動したり
することはなかった。また、画像流れ、画像斑等の異常
画像は現れていない。比較例2では、接着剤が染み出し
ていたし、放電生成物が原因の画像流れが画像上に現れ
ていた。また、接着剤にトナー等が付着した異常生成物
が原因の画像斑が現れていた。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の帯電装置
は、帯電装置と像担持体の間に形成される間隙を、画像
形成動作時であっても、一定に維持することができ、帯
電部材の全面で一様な放電をさせることで、異常放電と
放電生成物の発生を少なく抑え、異常画像が形成される
のを防止して、高品位の画像を得ることができる。ま
た、本発明の作像ユニットでは、像担持体と帯電部材の
経時的な接触を抑えることで、経時的な劣化を抑え、異
常画像の形成を防止し、作像ユニットの寿命を延ばすこ
とができる。また、本発明の画像形成装置では、帯電部
材の経時的な劣化を抑え、異常画像が形成されるのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電部材、本発明の帯電装置を用いる
画像形成装置である本発明の画像形成装置の構成を示す
概略図である。
【図2】本発明を説明するための画像形成部の拡大図で
ある。
【図3】本発明の帯電装置に備えられる帯電部材の構成
を示す概略図である。
【図4】本発明の帯電部材と像担持体との位置関係を示
す概略図である。
【図5】本発明の帯電装置に備えられる帯電部材の構造
を示す概略図である。
【図6】本発明の帯電装置に備えられる帯電部材にスペ
ーサ部材を配設した状態を示す概略構成図である。
【図7】本発明の帯電装置に備えられる帯電部材の半径
方向の断面図である。
【図8】スペーサ部材の外観を示す斜視図である。
【図9】図9は、本発明の帯電部材であって、段差とス
ペーサ部材の一つの例である。
【図10】本発明の帯電装置に備えられるクリーニング
部材の構成を示す概略図である。
【図11】本発明の作像ユニットの構成を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置 10 画像形成部 20 給紙部 21 給紙カセット 22 給紙装置 23 レジストローラ 30 読み取り部 31 コンタクトガラス 32、33 読み取り走行体 34 レンズ 35 CCD 36 自動原稿搬送装置 40 排紙収納部 41 排紙ローラ 50 中間転写体 51 2次転写装置 52 中間転写ベルトクリーニング装置 60 画像形成部 61 像担持体 62 1次転写装置 63 現像装置 63a 現像剤担持体 64 クリーニング装置 64a クリーニングブラシ 64b クリーニングブレード 70 露光装置 80 定着装置 100 帯電装置 101 帯電部材 101a 軸部 101b 本体部 101c 中抵抗層 101d 表面層 101e 段差 101f 別の部材 102 クリーニング部材 103 スペーサ部材 104 軸受 105 加圧スプリング G 間隙 L レーザ光 W 接触幅(円周方向) A 接触幅(軸方向)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 博司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小菅 明朗 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小池 寿男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉浦 健治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中里 保史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 成田 豊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 亜希子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H068 AA04 AA21 CA06 DA23 FC01 2H200 FA07 FA08 GA12 GA16 GA18 GA23 GA47 GA49 HA13 HA28 HB12 HB22 HB45 HB46 HB47 HB48 LA07 LA14 LA17 LA18 LA38 LA40 LC08 MA01 MA03 MA04 MA12 MA14 MB01 MB04 MC01 MC02 MC18 NA02

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電装置に配設される帯電部材であっ
    て、像担持体に対向して配置されて、像担持体表面を帯
    電させる帯電部材において、 前記帯電部材は、軸部と軸部を被覆する本体部とから構
    成され、 像担持体の画像形成領域外に対応する本体部に収縮性を
    有するスペーサ部材を設けて、像担持体と帯電部材との
    間で間隙を形成することを特徴とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 前記帯電部材は、像担持体の画像形成領
    域外に対応する本体部の端部に又は端部より内側に段差
    を有することを特徴とする請求項1に記載の帯電部材。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材は、円柱形状で、回転可能
    に配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    帯電部材。
  4. 【請求項4】 前記本体部は、導電剤を含む樹脂から構
    成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の帯電部材。
  5. 【請求項5】 前記スペーサ部材は、切れ目を有しない
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    帯電部材。
  6. 【請求項6】 前記スペーサ部材は、熱又は光により収
    縮することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに
    記載の帯電部材。
  7. 【請求項7】 前記スペーサ部材は、弾性により収縮す
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    の帯電部材。
  8. 【請求項8】 前記スペーサ部材は、弾性を有するゴム
    製であることを特徴とする請求項7に記載の帯電部材。
  9. 【請求項9】 前記スペーサ部材は、弾性を有する金属
    製であることを特徴とする請求項8に記載の帯電部材。
  10. 【請求項10】 前記スペーサ部材は、 接着剤なしで前記本体部に固定されることを特徴とする
    請求項1ないし9のいずれかに記載の帯電部材。
  11. 【請求項11】 前記スペーサ部材は、帯電部材より硬
    度が低いことを特徴とする請求項1ないし8、10のい
    ずれかに記載の帯電部材。
  12. 【請求項12】 像担持体に対向し、像担持体表面を帯
    電させる帯電部材を配設する帯電装置において、 前記帯電部材は、軸部と軸部を被覆する本体部とから構
    成され、かつ像担持体の画像形成領域外に対応する本体
    部に収縮性を有するスペーサ部材を設けて、像担持体と
    帯電部材との間で間隙を形成することを特徴とする帯電
    装置。
  13. 【請求項13】 前記帯電部材は、像担持体の画像形成
    領域外に対応する本体部の端部に又は端部より内側に段
    差を有することを特徴とする請求項12に記載の帯電装
    置。
  14. 【請求項14】 前記帯電部材と前記像担持体の間で形
    成される間隙は、接触しない距離であって、80μm以
    下であることを特徴とする請求項12又は13に記載の
    帯電装置。
  15. 【請求項15】 前記帯電部材は、スペーサ部材で像担
    持体に接触し、 前記スペーサ部材は、4〜25Nの荷重で像担持体に対
    して押圧され、 かつ、スペーサ部材の像担持体表面の移動する円周方向
    における接触幅を0.5mm以下にすることを特徴とす
    る請求項12ないし14のいずれかに記載の帯電装置。
  16. 【請求項16】 前記帯電部材は、請求項4から11の
    いずれかに記載の帯電部材であることを特徴とする請求
    項12ないし15のいずれかに記載の帯電装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも帯電装置を配設する作像ユ
    ニットであって、画像形成装置本体に着脱可能な作像ユ
    ニットであって、前記作像ユニットの帯電装置は、像担
    持体に対向して配置されて、像担持体表面を帯電させる
    帯電部材を配設する作像ユニットにおいて、 前記帯電部材は、軸部と軸部を被覆する本体部とから構
    成され、かつ像担持体の画像形成領域外に対応する本体
    部にスペーサ部材を設けて像担持体と間隙を形成するこ
    とを特徴とする作像ユニット。
  18. 【請求項18】 前記作像ユニットの帯電部材は、請求
    項1ないし11のいずれかに記載の帯電部材であること
    を特徴とする作像ユニット。
  19. 【請求項19】 前記作像ユニットは、現像装置及び/
    又は像担持体を配設することを特徴とする請求項17又
    は18に記載の作像ユニット。
  20. 【請求項20】 前記作像ユニットは、帯電装置と像担
    持体の一部に当接して位置決めする当接部材を備えるこ
    とを特徴とする請求項17ないし19のいずれかに記載
    の作像ユニット。
  21. 【請求項21】 少なくとも像担持体、帯電装置、現像
    装置を配設する画像形成装置であって、 前記画像形成装置の帯電装置は、像担持体に対向して配
    置されて、像担持体表面を帯電させる帯電部材を配設す
    る画像形成装置において、 前記帯電部材は、軸部と軸部を被覆する本体部とから構
    成され、かつ 像担持体の画像形成領域外に対応する本体部にスペーサ
    部材を設けて像担持体と間隙を形成することを特徴とす
    る画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記画像形成装置の帯電部材は、請求
    項1ないし11のいずれかに記載の帯電部材であること
    を特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記画像形成装置において、 前記像担持体は、アモルファスシリコンを光導電体とし
    て用いることを特徴とする請求項21又は22に記載の
    画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記画像形成装置において、 前記像担持体は、有機光導電体を用い、フィラーを分散
    させる表面層を有することを特徴とする請求項21又は
    22に記載の画像形成装置。
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