JP2003307696A - 走査光学装置 - Google Patents
走査光学装置Info
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- JP2003307696A JP2003307696A JP2002116149A JP2002116149A JP2003307696A JP 2003307696 A JP2003307696 A JP 2003307696A JP 2002116149 A JP2002116149 A JP 2002116149A JP 2002116149 A JP2002116149 A JP 2002116149A JP 2003307696 A JP2003307696 A JP 2003307696A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 BDセンサと一体型のレーザユニットにおい
て2ビーム調整におけるレーザユニットの回転調整をし
てもBDセンサに走査光からの光を光信号として取り込
むことができる。 【解決手段】 BDセンサ112と一体型のレーザユニ
ットにおいてBDセンサ入射部近傍に集光レンズ114
を配置する。
て2ビーム調整におけるレーザユニットの回転調整をし
てもBDセンサに走査光からの光を光信号として取り込
むことができる。 【解決手段】 BDセンサ112と一体型のレーザユニ
ットにおいてBDセンサ入射部近傍に集光レンズ114
を配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザビームプリン
ター、レーザファクシミリ、バーコード読取装置等の光
ビームを高速度で偏向走査する走査光学装置等に関する
ものである。
ター、レーザファクシミリ、バーコード読取装置等の光
ビームを高速度で偏向走査する走査光学装置等に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンター、レーザファク
シミリ等の画像形成装置で用いられる走査光学装置では
高速回転する光偏向器によってレーザビーム等の光ビー
ムを偏向走査をし得られた走査光を回転ドラム上の感光
体に結像させて静電潜像を形成する。次いで感光体の静
電潜像を現像装置によってトナー像に顕像化し、これを
記録紙等の記録媒体に転写して定着装置へ送り、記録媒
体上のトナーを加熱定着させることで印刷(プリント)
が行なわれる。
シミリ等の画像形成装置で用いられる走査光学装置では
高速回転する光偏向器によってレーザビーム等の光ビー
ムを偏向走査をし得られた走査光を回転ドラム上の感光
体に結像させて静電潜像を形成する。次いで感光体の静
電潜像を現像装置によってトナー像に顕像化し、これを
記録紙等の記録媒体に転写して定着装置へ送り、記録媒
体上のトナーを加熱定着させることで印刷(プリント)
が行なわれる。
【0003】近年、処理能力(スループット)の向上に
よるプリント枚数の増加に伴い、光偏向器の高速化と共
に、複数の発光点を用いたマルチレーザビームが注目を
集め主流になりつつある。図4の走査光学装置は、スキ
ャナ本体(光学箱)10内に収納され、図4にはその蓋
体を取り除いた平面図が示されている。走査光学装置
は、半導体レーザ、BDセンサ部を有するレーザホルダ
1、前記半導体レーザから発生する光束を平行光束にす
るコリメータレンズ2、前記コリメータレンズ2からの
平行光束を、線状に集光するシリンドリカルレンズ31
を含む複合レンズ3、前記シリンドリカルレンズ31に
よって集光されて出来る光束の線像の近傍に偏向反射面
4aを有する回転多面鏡4、前記回転多面鏡4を回転駆
動するモータ5、結像レンズ6、光束の向きを感光体の
方向に変えるための表面反射鏡7等を含んで構成されて
いる。偏向反射面4aにおいて偏向反射された光束は、
結像レンズ6、表面反射鏡7を介して光学箱10のレー
ザビームの出射する開口部を通過し、感光体を照射す
る。走査光の書き出しタイミングは、偏向反射面4aに
おいて偏向反射された光束が、シリンドリカルレンズ3
1と一体成型されたBDレンズ32を経て、レーザホル
ダ1上のBDセンサ9に入射することをトリガとして設
定されている。
よるプリント枚数の増加に伴い、光偏向器の高速化と共
に、複数の発光点を用いたマルチレーザビームが注目を
集め主流になりつつある。図4の走査光学装置は、スキ
ャナ本体(光学箱)10内に収納され、図4にはその蓋
体を取り除いた平面図が示されている。走査光学装置
は、半導体レーザ、BDセンサ部を有するレーザホルダ
1、前記半導体レーザから発生する光束を平行光束にす
るコリメータレンズ2、前記コリメータレンズ2からの
平行光束を、線状に集光するシリンドリカルレンズ31
を含む複合レンズ3、前記シリンドリカルレンズ31に
よって集光されて出来る光束の線像の近傍に偏向反射面
4aを有する回転多面鏡4、前記回転多面鏡4を回転駆
動するモータ5、結像レンズ6、光束の向きを感光体の
方向に変えるための表面反射鏡7等を含んで構成されて
いる。偏向反射面4aにおいて偏向反射された光束は、
結像レンズ6、表面反射鏡7を介して光学箱10のレー
ザビームの出射する開口部を通過し、感光体を照射す
る。走査光の書き出しタイミングは、偏向反射面4aに
おいて偏向反射された光束が、シリンドリカルレンズ3
1と一体成型されたBDレンズ32を経て、レーザホル
ダ1上のBDセンサ9に入射することをトリガとして設
定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、半導体レーザとして複数の点光源を備えたマル
チレーザビームを使用した場合に副走査方向のピッチ間
調整のためにレーザホルダを回転調整させなければなら
ず、その際BDセンサがレーザホルダと一体型になって
いるためレーザホルダを光軸周りに回転するとBDセン
サも同一方向に回転移動し、光偏向器からの走査光をB
Dセンサに取り込むことが困難になっていた。
例では、半導体レーザとして複数の点光源を備えたマル
チレーザビームを使用した場合に副走査方向のピッチ間
調整のためにレーザホルダを回転調整させなければなら
ず、その際BDセンサがレーザホルダと一体型になって
いるためレーザホルダを光軸周りに回転するとBDセン
サも同一方向に回転移動し、光偏向器からの走査光をB
Dセンサに取り込むことが困難になっていた。
【0005】このため走査光からの光を光信号としてB
Dセンサに取り込むことができず、走査開始の検出を行
なうことができないため、この光信号により回転制御を
行なっている光偏向器は制御不能となり等速回転を行な
うことができなかった。
Dセンサに取り込むことができず、走査開始の検出を行
なうことができないため、この光信号により回転制御を
行なっている光偏向器は制御不能となり等速回転を行な
うことができなかった。
【0006】従ってマルチレーザビームの副走査方向の
ピッチ間調整を容易に行なうことができず、マルチレー
ザビームとしての走査光学系を実現することが難しかっ
た。
ピッチ間調整を容易に行なうことができず、マルチレー
ザビームとしての走査光学系を実現することが難しかっ
た。
【0007】本発明は上記従来のものにおける課題を解
決したもので、レーザホルダを光軸周りに回転してBD
センサが同一方向に回転移動しても第2集光レンズによ
り光偏向器からの走査光を確実にBDセンサ内に取り込
むことができるようにしたもので非常に調整が簡単で信
頼性のある走査光学装置を提供することを目的とする。
決したもので、レーザホルダを光軸周りに回転してBD
センサが同一方向に回転移動しても第2集光レンズによ
り光偏向器からの走査光を確実にBDセンサ内に取り込
むことができるようにしたもので非常に調整が簡単で信
頼性のある走査光学装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために本出願に係る発明は複数のレーザ発光部
と、該レーザ発光部からの光を偏向面で線状に収束する
ためのシリンドリカルレンズと、偏向面で線状に収束さ
れた光を偏向するための光偏向器と、該光偏向器からの
光束を略等速度的に走査させる走査光学系と、該光偏向
器からの光束を集光させる走査開始集光レンズ(以下B
D集光レンズという)と、BD集光レンズからの光束を
受光するために光源と同一基板に取り付けられた走査開
始検出器(以下BDセンサという)を備えたレーザホル
ダと、を有する走査光学系において、前記BDセンサ入
射側には前記レーザホルダと一体型である第2集光レン
ズを備えたことを特徴とする。
成するために本出願に係る発明は複数のレーザ発光部
と、該レーザ発光部からの光を偏向面で線状に収束する
ためのシリンドリカルレンズと、偏向面で線状に収束さ
れた光を偏向するための光偏向器と、該光偏向器からの
光束を略等速度的に走査させる走査光学系と、該光偏向
器からの光束を集光させる走査開始集光レンズ(以下B
D集光レンズという)と、BD集光レンズからの光束を
受光するために光源と同一基板に取り付けられた走査開
始検出器(以下BDセンサという)を備えたレーザホル
ダと、を有する走査光学系において、前記BDセンサ入
射側には前記レーザホルダと一体型である第2集光レン
ズを備えたことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば次のような作用を営むこ
とができる。すなわち、レーザホルダを光軸周りに回転
してBDセンサが同一方向に回転移動し走査光からずれ
てもBDセンサ入射側には第2集光レンズが備えられて
いるので、第2集光レンズ内に光偏向器からの走査光が
必ず入射し走査光を光信号として確実にBDセンサ内に
集光させ取り込むことができる。また焦点距離fの第2
集光レンズがBDセンサ入射側の距離fの位置に配設さ
れていることが望ましい。これは第2集光レンズ内を通
過した光は前記第2集光レンズ焦点距離の位置に集めら
れ焦点を結ぶため、この位置にBDセンサが配置されて
いれば光信号の波形をより正確にBDセンサに入力する
ことができるためより精度の高い信号検出が行なえる。
また第2集光レンズ副走査方向直径Yとレーザ発光部か
らのの副走査方向の光束径Rの関係が R≦Y≦3R Y;第2集光レンズ副走査方向直径 R;レーザ発光部からの副走査方向の光束径 で表される式を満足することが望ましい。レーザ発光部
からの副走査方向の光束径Rと同等以上にする理由は第
2集光レンズに別のBD集光レンズから限りなく平行光
束に近い光束で入射した時でもケラレることなく確実に
BDセンサ内に取り込める径の大きさとして最低限必要
な直径であるためである。また上限をレーザ発光部から
の副走査方向の光束径の3倍以下とする理由は第2集光
レンズに別のBD集光レンズから限りなく平行光束に近
い光束で入射した時でも出射光束径分の回転調整しろが
得られるため調整作業が容易に行なうことができるため
である。第2集光レンズ副走査方向直径は概略次の式で
表される。
とができる。すなわち、レーザホルダを光軸周りに回転
してBDセンサが同一方向に回転移動し走査光からずれ
てもBDセンサ入射側には第2集光レンズが備えられて
いるので、第2集光レンズ内に光偏向器からの走査光が
必ず入射し走査光を光信号として確実にBDセンサ内に
集光させ取り込むことができる。また焦点距離fの第2
集光レンズがBDセンサ入射側の距離fの位置に配設さ
れていることが望ましい。これは第2集光レンズ内を通
過した光は前記第2集光レンズ焦点距離の位置に集めら
れ焦点を結ぶため、この位置にBDセンサが配置されて
いれば光信号の波形をより正確にBDセンサに入力する
ことができるためより精度の高い信号検出が行なえる。
また第2集光レンズ副走査方向直径Yとレーザ発光部か
らのの副走査方向の光束径Rの関係が R≦Y≦3R Y;第2集光レンズ副走査方向直径 R;レーザ発光部からの副走査方向の光束径 で表される式を満足することが望ましい。レーザ発光部
からの副走査方向の光束径Rと同等以上にする理由は第
2集光レンズに別のBD集光レンズから限りなく平行光
束に近い光束で入射した時でもケラレることなく確実に
BDセンサ内に取り込める径の大きさとして最低限必要
な直径であるためである。また上限をレーザ発光部から
の副走査方向の光束径の3倍以下とする理由は第2集光
レンズに別のBD集光レンズから限りなく平行光束に近
い光束で入射した時でも出射光束径分の回転調整しろが
得られるため調整作業が容易に行なうことができるため
である。第2集光レンズ副走査方向直径は概略次の式で
表される。
【0010】Y=2L×tanθ+R≦3R
L;複数の発光点の中心からBDセンサ中心までの距離
θ;レーザユニット回転調整角度
R;レーザ発光部からの副走査方向の光束径
このように設定することにより、入射光が平行光でも収
束光でも必ず第2集光レンズ内に光偏向器からの走査光
を入射させることができるため走査光を光信号として確
実にBDセンサ内に取り込むことができる。また第2集
光レンズとしてシリンドリカルレンズをBDセンサ入射
側に配設しても同様の効果が得られ光偏向器からの走査
光が入射していれば走査光を光信号として確実にBDセ
ンサ内に集光させ取り込むことができる。
束光でも必ず第2集光レンズ内に光偏向器からの走査光
を入射させることができるため走査光を光信号として確
実にBDセンサ内に取り込むことができる。また第2集
光レンズとしてシリンドリカルレンズをBDセンサ入射
側に配設しても同様の効果が得られ光偏向器からの走査
光が入射していれば走査光を光信号として確実にBDセ
ンサ内に集光させ取り込むことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の実施形態を図面に基づいて説明する。
の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は第1の実施形態を示す走査光学装置
を示す構成図である。複数の点光源を備えている半導体
レーザ101とBDセンサ112は同一の基板110上
に搭載されている。光偏向器108と半導体レーザ10
1の間には前記半導体レーザ101から発生する光束1
01aを平行光束にするコリメータレンズ102、前記
コリメータレンズ102からの平行光束を線状に集光す
るシリンドリカルレンズ104を含む複合レンズ106
がある。
を示す構成図である。複数の点光源を備えている半導体
レーザ101とBDセンサ112は同一の基板110上
に搭載されている。光偏向器108と半導体レーザ10
1の間には前記半導体レーザ101から発生する光束1
01aを平行光束にするコリメータレンズ102、前記
コリメータレンズ102からの平行光束を線状に集光す
るシリンドリカルレンズ104を含む複合レンズ106
がある。
【0013】前記シリンドリカルレンズ104によって
集光されて出来る光束の線像の近傍に偏向反射面107
aを有する回転多面鏡107、前記回転多面鏡107を
回転駆動するモータ108、結像レンズ110、光来の
向きを感光体の方向に変えるための表面反射鏡111等
を含んで構成されている。偏向反射面107aにおいて
偏向反射された光束101bは、結像レンズ111、表
面反射鏡112を介して光学箱113のレーザビームの
出射する開口部(図示なし)を通過し、感光体を照射す
る。走査光の書き出しタイミングは、偏向反射面107
aにおいて偏向反射された光束101bが、シリンドリ
カルレンズ104と一体成型されたBD集光レンズ10
5を経て、半導体レーザ101と同一の基板110上の
BDセンサ112に入射することをトリガとして設定さ
れている。ここでレーザホルダ詳細図を図2に示す通り
前記レーザホルダ103と一体型に第2集光レンズ11
4がBDセンサ112の入射側手前に形成されており、
偏向反射された光束101bが取り込めるようになって
いる。第2集光レンズ114を収納する鏡簡114aは
レーザホルダ103と一体型の樹脂成形で構成されるも
よし、または別部材を組付けてもよい。
集光されて出来る光束の線像の近傍に偏向反射面107
aを有する回転多面鏡107、前記回転多面鏡107を
回転駆動するモータ108、結像レンズ110、光来の
向きを感光体の方向に変えるための表面反射鏡111等
を含んで構成されている。偏向反射面107aにおいて
偏向反射された光束101bは、結像レンズ111、表
面反射鏡112を介して光学箱113のレーザビームの
出射する開口部(図示なし)を通過し、感光体を照射す
る。走査光の書き出しタイミングは、偏向反射面107
aにおいて偏向反射された光束101bが、シリンドリ
カルレンズ104と一体成型されたBD集光レンズ10
5を経て、半導体レーザ101と同一の基板110上の
BDセンサ112に入射することをトリガとして設定さ
れている。ここでレーザホルダ詳細図を図2に示す通り
前記レーザホルダ103と一体型に第2集光レンズ11
4がBDセンサ112の入射側手前に形成されており、
偏向反射された光束101bが取り込めるようになって
いる。第2集光レンズ114を収納する鏡簡114aは
レーザホルダ103と一体型の樹脂成形で構成されるも
よし、または別部材を組付けてもよい。
【0014】このような構成において図2a、及び図2
bに示す通りレーザホルダ103を光軸101a周りに
回転してBDセンサ112が同一方向に回転移動し走査
光101bからずれてもBDセンサ112入射側に設け
られた第2集光レンズ114内に光偏向器からの走査光
101bが入射するので走査光101bを光信号として
確実にBDセンサ112内に集光させ取り込むことがで
きる。
bに示す通りレーザホルダ103を光軸101a周りに
回転してBDセンサ112が同一方向に回転移動し走査
光101bからずれてもBDセンサ112入射側に設け
られた第2集光レンズ114内に光偏向器からの走査光
101bが入射するので走査光101bを光信号として
確実にBDセンサ112内に集光させ取り込むことがで
きる。
【0015】また焦点距離fの第2集光レンズ114は
BDセンサ112入射面から手前に距離fの位置を保っ
て設置することが望ましい。これは第2集光レンズ11
4内を通過した光101bは前記第2集光レンズ114
焦点距離の位置に集められ焦点を結ぶため、この位置に
BDセンサ112が配置されていれば光信号の波形をよ
り正確にBDセンサ112に入力することができるため
より精度の高い信号検出が行なえる。また第2集光レン
ズ副走査方向直径Yとレーザ発光部からの副走査方向の
光束径Rの関係が次式を満足することが望ましい。
BDセンサ112入射面から手前に距離fの位置を保っ
て設置することが望ましい。これは第2集光レンズ11
4内を通過した光101bは前記第2集光レンズ114
焦点距離の位置に集められ焦点を結ぶため、この位置に
BDセンサ112が配置されていれば光信号の波形をよ
り正確にBDセンサ112に入力することができるため
より精度の高い信号検出が行なえる。また第2集光レン
ズ副走査方向直径Yとレーザ発光部からの副走査方向の
光束径Rの関係が次式を満足することが望ましい。
【0016】R≦Y≦3R
Y;第2集光レンズ副走査方向直径
R;レーザ発光部からの副走査方向の光束径
レーザ発光部101からの出射光101aの光束径Rと
同等以上にする理由は第2集光レンズ114に別のBD
集光レンズ105から限りなく平行光束に近い光束で入
射した時でもケラレることなく確実にBDセンサ112
内に取り込める径の大きさとして最低限必要な直径であ
るためである。また上限をレーザ発光部101からの出
射光101aの光束径Rの3倍以下とする理由は第2集
光レンズ114に別のBD集光レンズ105から限りな
く平行光束に近い光来で入射した時でも出射光束径分の
回転調整しろが得られるため調整作業が容易に行なうこ
とができるためである。第2集光レンズ副走査方向直径
Yは概略次の式で表される。
同等以上にする理由は第2集光レンズ114に別のBD
集光レンズ105から限りなく平行光束に近い光束で入
射した時でもケラレることなく確実にBDセンサ112
内に取り込める径の大きさとして最低限必要な直径であ
るためである。また上限をレーザ発光部101からの出
射光101aの光束径Rの3倍以下とする理由は第2集
光レンズ114に別のBD集光レンズ105から限りな
く平行光束に近い光来で入射した時でも出射光束径分の
回転調整しろが得られるため調整作業が容易に行なうこ
とができるためである。第2集光レンズ副走査方向直径
Yは概略次の式で表される。
【0017】Y=2L×tanθ+R≦3R
L;複数の発光点の中心からBDセンサ中心までの距離
θ;レーザユニット回転調整角度
R;レーザ発光部からの副走査方向の光束径
ここで本実施形態を具体的に説明するとL=50mm、
R=2mm、θ=2°であるので Y=2L×tanθ+R≒5.5mm これはレーザ発光部からの副走査方向の光束径Rの3倍
以下であり、一般的なレーザユニット回転調整角度が±
2°以内であることを考えれば本構成を十分に満足する
ことができる。このように設定することにより、BD集
光レンズ105からの光束が平行光でも収束光でも必ず
第2集光レンズ114内に光偏向器108からの走査光
101bを入射させることができるため走査光101b
を光信号として確実にBDセンサ112内に取り込むこ
とができる。
R=2mm、θ=2°であるので Y=2L×tanθ+R≒5.5mm これはレーザ発光部からの副走査方向の光束径Rの3倍
以下であり、一般的なレーザユニット回転調整角度が±
2°以内であることを考えれば本構成を十分に満足する
ことができる。このように設定することにより、BD集
光レンズ105からの光束が平行光でも収束光でも必ず
第2集光レンズ114内に光偏向器108からの走査光
101bを入射させることができるため走査光101b
を光信号として確実にBDセンサ112内に取り込むこ
とができる。
【0018】以上のように構成することによりレーザホ
ルダ103を光軸周りに回転してBDセンサ112が同
一方向に回転移動し偏向反射された光束101bから外
れても第2集光レンズ114有効径内に光偏向器108
からの偏向反射された光束101bが入射し、走査光を
光信号として確実にBDセンサ112内に取り込むこと
ができ、非常に調整が簡単で信頼性の高い偏向走査装置
を提供することができる。
ルダ103を光軸周りに回転してBDセンサ112が同
一方向に回転移動し偏向反射された光束101bから外
れても第2集光レンズ114有効径内に光偏向器108
からの偏向反射された光束101bが入射し、走査光を
光信号として確実にBDセンサ112内に取り込むこと
ができ、非常に調整が簡単で信頼性の高い偏向走査装置
を提供することができる。
【0019】(第2実施形態)本発明の第2の実施形態
における集光レンズの詳細図を図3に示す。第2実施形
態は第1実施形態のレーザホルダと一体型である集光レ
ンズがシリンドリカルレンズにより形成されている点に
特徴がある。
における集光レンズの詳細図を図3に示す。第2実施形
態は第1実施形態のレーザホルダと一体型である集光レ
ンズがシリンドリカルレンズにより形成されている点に
特徴がある。
【0020】したがって、第2実施形態のその他の構成
は第1実施形態のそれと共通しているので図3において
共通部分に同一符号を付し詳細な説明は省略する。本構
成では集光レンズがシリンドリカルレンズ115により
形成されている。シリンドリカルレンズ115は円柱の
屈折面115aを持っているので図3aに示す通りレン
ズの曲率方向に集光し、長さ115c方向には作用しな
いのでBDセンサ112入射側にスリットのような開口
部が設けてある場合に非常に有効である。特に半導体レ
ーザ101に複数の点光源を備えたマルチレーザビーム
では主走査方向の書き出しタイミングが重要になってく
るため、走査光101bが主走査方向へ屈折することは
できるだけ避けたい。
は第1実施形態のそれと共通しているので図3において
共通部分に同一符号を付し詳細な説明は省略する。本構
成では集光レンズがシリンドリカルレンズ115により
形成されている。シリンドリカルレンズ115は円柱の
屈折面115aを持っているので図3aに示す通りレン
ズの曲率方向に集光し、長さ115c方向には作用しな
いのでBDセンサ112入射側にスリットのような開口
部が設けてある場合に非常に有効である。特に半導体レ
ーザ101に複数の点光源を備えたマルチレーザビーム
では主走査方向の書き出しタイミングが重要になってく
るため、走査光101bが主走査方向へ屈折することは
できるだけ避けたい。
【0021】以上のように構成することによりレーザホ
ルダ103を光軸周りに回転してBDセンサ112が同
一方向に回転移動し偏向反射された光束101bから外
れても集光レンズ114有効径内に光偏向器108から
の偏向反射された光束101bが入射し、走査光を光信
号として確実にBDセンサ112内に取り込むことがで
きるのは勿論のこと、複数の点光源を備えたマルチレー
ザビームによる主走査方向の書き出しタイミングの誤差
要因を極力小さくできるため、非常に調整が簡単で信頼
性の高い偏向走査装置を提供することができる
ルダ103を光軸周りに回転してBDセンサ112が同
一方向に回転移動し偏向反射された光束101bから外
れても集光レンズ114有効径内に光偏向器108から
の偏向反射された光束101bが入射し、走査光を光信
号として確実にBDセンサ112内に取り込むことがで
きるのは勿論のこと、複数の点光源を備えたマルチレー
ザビームによる主走査方向の書き出しタイミングの誤差
要因を極力小さくできるため、非常に調整が簡単で信頼
性の高い偏向走査装置を提供することができる
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば複
数のレーザ発光部と、該レーザ発光部からの光を偏向面
で線状に収束するためのシリンドリカルレンズと、偏向
面で線状に収束された光を偏向するための光偏向器と、
該光偏向器からの光来を略等速度的に走査させる走査光
学系と、該光備向器からの光束を集光させるBD集光レ
ンズと、BD集光レンズからの光束を受光するために光
源と同一基板に取り付けられたBDセンサを備えたレー
ザホルダと、を有する走査光学系において、前記BDセ
ンサ入射側には前記レーザホルダと一体型である集光レ
ンズを備えたことにより、レーザホルダを光軸周りに回
転してBDセンサが同一方向に回転移動しても、光偏向
器からの走査光を確実に取り込むことができ、非常に調
整が簡単で信頼性の高い走査光学装置を提供することが
できる。
数のレーザ発光部と、該レーザ発光部からの光を偏向面
で線状に収束するためのシリンドリカルレンズと、偏向
面で線状に収束された光を偏向するための光偏向器と、
該光偏向器からの光来を略等速度的に走査させる走査光
学系と、該光備向器からの光束を集光させるBD集光レ
ンズと、BD集光レンズからの光束を受光するために光
源と同一基板に取り付けられたBDセンサを備えたレー
ザホルダと、を有する走査光学系において、前記BDセ
ンサ入射側には前記レーザホルダと一体型である集光レ
ンズを備えたことにより、レーザホルダを光軸周りに回
転してBDセンサが同一方向に回転移動しても、光偏向
器からの走査光を確実に取り込むことができ、非常に調
整が簡単で信頼性の高い走査光学装置を提供することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施形態における走査光学装置
を示す図。
を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるレーザホルダ
詳細図。 (a)本発明の第1の実施形態の回転調整の図。 (b)本発明の第1の実施形態の回転調整の図。
詳細図。 (a)本発明の第1の実施形態の回転調整の図。 (b)本発明の第1の実施形態の回転調整の図。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるレーザホルダ
詳細図。
詳細図。
【図4】従来の実施形態における走査光学装置を示す
図。
図。
101 複数の点光源を備えている半導体レーザ
101b 走査光
102 コリメータレンズ
103 レーザホルダ
107 回転多面鏡
110 同一基板
112 BDセンサ
114 集光レンズ
115 シリンドリカルレンズ
115a シリンドリカルレンズ曲率
115c シリンドリカルレンズの長さ方向
フロントページの続き
(72)発明者 古沢 浩二
東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ
ン株式会社内
(72)発明者 成毛 康孝
東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ
ン株式会社内
Fターム(参考) 2C362 AA43 AA45 AA48 BA86 BA89
BA90
2H045 BA23 BA33 CA89 DA02
5C051 AA02 CA07 DB30 DC04 DC07
5C072 AA03 DA04 HA02 HA06 HA13
HB11 XA05
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のレーザ発光部と、該レーザ発光部
からの光を偏向面で線状に収束するためのシリンドリカ
ルレンズと、偏向面で線状に収束された光を偏向するた
めの光偏向器と、該光偏向器からの光束を略等速度的に
走査させる走査光学系と、該光偏向器からの光束を集光
させる走査開始集光レンズ(以下BD集光レンズとい
う)と、BD集光レンズからの光束を受光するために光
源と同一基板に取り付けられた走査開始検出器(以下B
Dセンサという)を備えたレーザホルダと、を有する走
査光学系において、前記BDセンサ入射側には前記レー
ザホルダと一体型である第2集光レンズを備えたことを
特徴とする走査光学装置。 - 【請求項2】 焦点距離fの第2集光レンズがBDセン
サ入射側の距離fの位置に配設されていることを特徴と
する請求項1記載の走査光学装置。 - 【請求項3】 第2集光レンズ副走査方向直径Yとレー
ザ発光部からの副走査方向の光束径Rの関係が次式 R≦Y≦3R Y;第2集光レンズ副走査方向直径 R;レーザ発光部からの副走査方向の光束径を満たすこ
とを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。 - 【請求項4】 前記レーザホルダと一体型である第2集
光レンズがシリンドリカルレンズにより形成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の走査光学装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002116149A JP2003307696A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 走査光学装置 |
US10/373,012 US6969846B2 (en) | 2002-02-28 | 2003-02-26 | Light source unit and scanning optical apparatus using the same |
EP03004443A EP1353213A3 (en) | 2002-02-28 | 2003-02-27 | Light source unit and scanning optical apparatus using the same |
CN03104934.6A CN1229665C (zh) | 2002-02-28 | 2003-02-27 | 扫描光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002116149A JP2003307696A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 走査光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003307696A true JP2003307696A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29397080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002116149A Withdrawn JP2003307696A (ja) | 2002-02-28 | 2002-04-18 | 走査光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003307696A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007024916A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Konica Minolta Business Technologies Inc | レーザ走査光学装置 |
JP2009217153A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
JP2010210966A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Ricoh Co Ltd | 光源装置、光走査装置及び画像形成装置 |
JP2013072946A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Kyocera Document Solutions Inc | 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2013120335A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Kyocera Document Solutions Inc | 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2014182190A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Canon Inc | 光走査装置及び画像形成装置 |
-
2002
- 2002-04-18 JP JP2002116149A patent/JP2003307696A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2013120335A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Kyocera Document Solutions Inc | 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置 |
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---|---|---|---|
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