JP2003305599A - ハイブリッド制御サーボプレスの制御装置及びその制御方法 - Google Patents
ハイブリッド制御サーボプレスの制御装置及びその制御方法Info
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- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/10—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism
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Abstract
にスライドを制御できるハイブリッド制御サーボプレス
の制御装置及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 サーボモータ(15)の回転動力をボールス
クリュー(11)の略水平方向直動及びリンク機構(3)を介
してスライド(9)の上下方向移動に変換し、スライド位
置を制御するサーボプレスの制御方法であって、スライ
ド位置とボールスクリュー位置との関係式に基づくスラ
イド位置(Y)に対する実質的な位置制御ゲインG(Y)
の変換式を予め記憶し、スライド(9)の実制御時に、位
置制御ゲインを前記実質的な位置制御ゲインの変換式に
基づき、検出したスライド位置(Y)に応じて補正し、ス
ライド位置偏差値と補正した位置制御ゲインとによりモ
ータ速度指令を演算し、サーボモータ(15)を制御する。
Description
ように動力伝達機構のサーボモータ回転角とスライド位
置との関係が非線形であるサーボプレスの制御装置及び
その制御方法に関する。
のモーションパターンにより設定して、従来機械式プレ
スでは成形できなかったような精密加工品等も成形でき
るようにしたサーボプレスが多く使用されるようになっ
た。このサーボプレスは、サーボモータ(一般的にはA
Cサーボモータが多い)の回転動力をボールスクリュー
を介して上下方向の移動に変換し、これによりスライド
を昇降させるもので、サーボモータの回転数と位置を制
御することにより、スライド速度及び位置を精度良く制
御できる。そして、加工ワークの成形条件(例えば、ス
ライド速度、スライド位置、加圧力等の各種モーション
パターン)が予め設定してあるコントローラによって、
設定モーションに基づいてサーボモータを制御し、スラ
イドを駆動している。
スにおいては、ボールスクリューの上下移動を直接スラ
イドの上下移動に伝達しているため、スライドにかかる
加工負荷がボールスクリューに大きく作用し、ボールス
クリューの耐久性に影響を及ぼす恐れがある。このた
め、使用中の加工精度の劣化や、ボールスクリューの交
換頻度の増加によるメンテナンスコストのアップ及び機
械稼働率の低下等を招くことが懸念される。
えば図1に示すようなスライド駆動構成が考えられる。
図1において、サーボプレス1は、サーボモータ15の
回転動力をプーリ12及びベルト13の伝達機構を介し
てボールスクリュー11で水平方向の直線移動に変換
し、この直線移動をリンク機構3を介してスライド9の
上下動に変換している。これによると、スライド9にか
かる加工負荷がリンク機構3を介してボールスクリュー
11にかかるので、ボールスクリュー11の耐久性を向
上できる。
ー11とリンク機構3とを組み合わせてスライド9を駆
動するためのサーボモータ15の制御(以後、ハイブリ
ッド制御と呼ぶ)方法を検討すると、前述のようなボー
ルスクリューに直結したスライドの制御(以後、直動式
スライド制御と呼ぶ)に適用している従来のサーボ制御
構成では、次のような問題が生じる。
ーボ制御構成をハイブリッド制御に適用した場合のサー
ボ制御ブロック図を表している。図10において、制御
目標指令(rp)は、予め設定された、目標となるスラ
イドモーションに基づくスライド位置指令rpであり、
同位置指令rpとスライド位置検出器8からの位置検出
値Spとの位置偏差値εpに所定の位置制御ゲインG0
をかけてモータ速度指令rmを求め、サーボアンプ17
に出力している。サーボアンプ17は、このモータ速度
指令rmとモータ回転検出器16の検出したモータ回転
速度のフィードバック値Sθとのモータ速度偏差値εs
を演算し、このモータ速度偏差値εsに基づいてモータ
電流Cmを制御してサーボモータ15を駆動する。これ
により、サーボモータ15は所定の回転数に制御され
る。そして、サーボモータ15は、プーリ12、ベルト
13を介してボールスクリュー11を回転させてリンク
機構3を駆動し、スライド9を昇降させる。
ライド位置とボールスクリュー位置との関係が線形(リ
ニア)であるから、スライド位置の位置偏差値εpに基
づきモータ速度指令rmを求めるための位置制御ゲイン
G0は、所望の制御特性(位置精度、応答性、制御安定
性など)を満たすような値以上の一定値であればよく、
予め所定値に設定されている。
リンク機構を介してスライドを駆動しているため、図1
1に示すようにボールスクリューストロークX(モータ
回転角度に比例する)とスライド位置Yとの関係が非線
形であり、従って位置制御ゲインG0を従来のように一
定値に設定すると、スライド位置の変化につれて全体と
して位置制御ゲイン(rm/εp)が実質的に変化する
ことになる。例えば、ボールスクリューストロークXの
中間位置に適合させた位置制御ゲインG0を設定したと
すると、スライドが下限位置(機械式プレスの下死点に
相当する)に近づくと、ボールスクリューの単位移動距
離に対してスライドの移動距離が小さくなるため、位置
制御ゲインG0が実質的に低くなり、スライド位置精度
が低下する。逆に、スライドが上限位置に近づくと、ボ
ールスクリューの単位移動距離に対してスライドの移動
距離が大きくなるため、位置制御ゲインG0が実質的に
高くなり、制御が振動的になり不安定になり易い。
て、スライド位置の変化に伴ってスライド位置精度や制
御安定性が影響されず、安定的に制御できるサーボ制御
を達成することが課題となっている。
スライド位置の変化の影響を受けずに精度良く、安定的
にスライドを制御できるハイブリッド制御サーボプレス
の制御装置及びその制御方法を提供することを目的とし
ている。
を達成するため、第1発明は、所定のモータ速度指令を
受けたサーボアンプにより回転が制御されるサーボモー
タと、サーボモータの回転動力を略水平方向の直動に変
換するボールスクリューと、ボールスクリューの直動を
上下方向移動に変換するリンク機構と、リンク機構を介
して昇降駆動されるスライドと、スライドの位置を検出
するスライド位置検出器と、スライドの位置とボールス
クリューの位置との関係式に基づくスライド位置に対す
る実質的な位置制御ゲインG(Y)の変換式を予め記憶
し、スライドの実制御時に、位置制御ゲインG(Y)を
前記実質的な位置制御ゲインG(Y)の変換式に基づ
き、スライド位置検出器で検出したスライド位置に応じ
て補正して求めると共に、スライド位置指令と前記検出
したスライド位置との偏差値を演算し、該位置偏差値を
小さくするように、前記演算した位置偏差値と前記求め
た位置制御ゲインG(Y)とによって前記モータ速度指
令を演算して出力するコントローラとを備えたことを特
徴とするハイブリッド制御サーボプレスの制御装置とし
ている。
化に伴ってスライド位置制御の実質的な位置制御ゲイン
が変化するのを、スライド位置とボールスクリュー位置
との関係式に基づくスライド位置Yに対する実質的な位
置制御ゲインG(Y)の変換式によって、スライド位置
に応じて実質的な位置制御ゲインG(Y)を補正して、
略一定値とすることができる。このため、ハイブリッド
制御においても、位置精度、応答性及び安定性等の優れ
た制御特性が得られる。
トローラは、スライドモーション設定時にスライドスト
ローク長さとサーボモータの使用最大回転数とが設定さ
れ、この設定値及び前記スライド位置とボールスクリュ
ー位置との関係式に基づいてスライド速度指令及びスラ
イド位置指令をそれぞれ演算するようにしている。
置とボールスクリュー位置との関係が非線形であるた
め、スライドストロークを任意に設定するとモータ回転
数が許容値(サーボモータの使用可能最大回転数や加工
条件に適合した回転数など)をオーバーしてしまう恐れ
がある。従って、第2発明では、スライドストローク長
さとサーボモータの使用最大回転数Nmax とを設定し、
前記スライド位置とボールスクリュー位置との関係を参
照してスライド速度指令及びスライド位置指令をそれぞ
れ自動的に演算するので、モーション設定時に上記の関
係を考える必要がなくて設定が非常に容易である。ま
た、サーボモータの能力を上記設定した使用最大回転数
Nmax の範囲内で最大限に使用でき、能率的なプレス加
工ができる。
たサーボアンプにより回転が制御されるサーボモータ
と、サーボモータの回転動力を略水平方向の直動に変換
するボールスクリューと、ボールスクリューの直動を上
下方向移動に変換するリンク機構と、リンク機構を介し
て昇降駆動されるスライドと、スライドの位置を検出す
るスライド位置検出器と、スライドの位置とボールスク
リューの位置との関係式を予め記憶し、スライドの実制
御時に、前記スライド位置とボールスクリュー位置との
関係式に基づき、スライド位置検出器で検出したスライ
ド位置をボールスクリュー位置に変換し、ボールスクリ
ュー位置指令とこの変換したボールスクリュー位置との
偏差値を演算し、該位置偏差値を小さくするように、前
記演算した位置偏差値と所定の位置制御ゲインとによっ
て前記モータ速度指令を演算して出力するコントローラ
とを備えたことを特徴とするハイブリッド制御サーボプ
レスの制御装置としている。
令としてボールスクリュー位置指令を出力し、予め記憶
したスライド位置とボールスクリュー位置との関係式に
基づいて、スライド位置検出器で検出したスライド位置
をボールスクリュー位置に変換したものをフィードバッ
クし(すなわち、等価的にボールスクリュー位置がフィ
ードバックされる)、これにより求めたボールスクリュ
ー位置偏差値と所定の位置制御ゲインG0とによってモ
ータ速度指令を演算するので、このボールスクリュー位
置制御によってスライド位置制御が実行される。このボ
ールスクリュー位置制御での実質的な位置制御ゲインは
スライド位置の変化に伴って変化しないので、優れた制
御特性が得られる。
トローラは、スライドモーション設定時にスライドスト
ローク長さとサーボモータの使用最大回転数とが設定さ
れ、この設定値及び前記スライド位置とボールスクリュ
ー位置との関係式に基づいてボールスクリュー速度指令
及びボールスクリュー位置指令をそれぞれ演算するよう
にしている。
して、スライドストローク長さとサーボモータの使用最
大回転数Nmax とを設定し、前記スライド位置とボール
スクリュー位置との関係を参照してボールスクリュー速
度指令及びボールスクリュー位置指令をそれぞれ自動的
に演算するので、モーション設定時に上記の関係を考え
る必要がなくて設定が非常に容易である。また、サーボ
モータの能力を上記設定した使用最大回転数Nmax の範
囲内で最大限に使用でき、能率的なプレス加工ができ
る。
する方法発明であり、サーボモータの回転動力をボール
スクリューにより略水平方向の直動に変換し、ボールス
クリューの直動をリンク機構を介してスライドの上下方
向移動に変換し、サーボモータの回転を制御してスライ
ドの位置を制御するハイブリッド制御サーボプレスの制
御方法であって、スライドの位置とボールスクリューの
位置との関係式に基づくスライド位置に対する実質的な
位置制御ゲインG(Y)の変換式を予め記憶し、スライ
ドの実制御時に、位置制御ゲインG(Y)を前記実質的
な位置制御ゲインG(Y)の変換式に基づき、スライド
位置検出器で検出したスライド位置に応じて補正して求
めると共に、スライド位置指令と前記検出したスライド
位置との偏差値を演算し、該位置偏差値を小さくするよ
うに、前記演算した位置偏差値と前記求めた位置制御ゲ
インG(Y)とによってモータ速度指令を演算し、この
モータ速度指令でサーボモータを制御する方法としてい
る。
ライド位置とボールスクリュー位置との関係式に基づく
スライド位置Yに対する実質的な位置制御ゲインG
(Y)の変換式によって、スライド位置に応じて実質的
な位置制御ゲインG(Y)を補正して、略一定値とする
ことができるので、ハイブリッド制御においても、位置
精度、応答性及び安定性等の優れた制御特性が得られ
る。
に対する方法発明であり、サーボモータの回転動力をボ
ールスクリューにより略水平方向の直動に変換し、ボー
ルスクリューの直動をリンク機構を介してスライドの上
下方向移動に変換し、サーボモータの回転を制御してス
ライドの位置を制御するハイブリッド制御サーボプレス
の制御方法であって、スライドの位置とボールスクリュ
ーの位置との関係式を予め記憶し、スライドの実制御時
に、前記スライド位置とボールスクリュー位置との関係
式に基づき、スライド位置検出器で検出したスライド位
置をボールスクリュー位置に変換し、ボールスクリュー
位置指令とこの変換したボールスクリュー位置との偏差
値を演算し、該位置偏差値を小さくするように、前記演
算した位置偏差値と所定の位置制御ゲインとによってモ
ータ速度指令を演算し、このモータ速度指令でサーボモ
ータを制御する方法としている。
ントローラはボールスクリュー位置指令と検出したスラ
イド位置をボールスクリュー位置に変換したフィードバ
ック値とのボールスクリュー位置偏差値、及び所定の位
置制御ゲインG0によってモータ速度指令を演算し、こ
のボールスクリュー位置制御によりスライド位置制御を
実行する。このボールスクリュー位置制御での実質的な
位置制御ゲインはスライド位置の変化に伴って変化しな
いので、優れた制御特性が得られる。
て図面を参照して説明する。
制御サーボプレスの概要構成図である。同図において、
ハイブリッド制御サーボプレス1のスライド9及びプラ
ンジャ6は共に本体フレーム2に上下動自在に支承され
ており、スライド9はプランジャ6の下部にダイハイト
の調整可能に連結されている。このプランジャ6の上部
は、第1リンク5a、三軸リンク4及び第2リンク5b
等を有するリンク機構3を介して本体フレーム2に連結
されている。すなわち、第1リンク5aは本体フレーム
2の上部と三軸リンク4の一辺の両端部一側との間にピ
ンにより回動自在に連結されており、また、三軸リンク
4の前記一辺の両端部他側とプランジャ6の上部との間
には第2リンク5bがピンにより回動自在に連結されて
いる。
ータ15の出力軸に第1プーリ12aが取り付けてあ
り、また本体フレーム2に左右の軸受19,19を介し
て回動自在に支承されているボールスクリュー11のス
クリュー部材11aの一端部には第2プーリ12bが取
り付けてある。この第1プーリ12aと第2プーリ12
bとの間には、ベルト13(通常は、タイミングベル
ト)が巻装されている。前記左右軸受19,19の間の
スクリュー部材11aのねじ部にはナット部材11bが
軸心方向に移動自在に螺合して設けられており、このナ
ット部材11bには駆動部材18の一端部が固着されて
いる。駆動部材18の他端部は、リンク機構3の前記三
軸リンク4にピン14により回動自在に連結されてい
る。
回転速度を検出するパルスジェネレータ等からなるモー
タ回転検出器16が取り付けてある。そして、このモー
タ回転検出器16の検出したモータ回転速度Sθはサー
ボアンプ17に入力され、サーボアンプ17はコントロ
ーラ20からのモータ速度指令rmと前記モータ回転速
度Sθとのモータ速度偏差値εsに基づいてモータ動力
指令(電流指令)Cmをサーボモータ15に出力してい
る。
部に立設しているアプライト7との間には、リニアセン
サなどの非接触式センサで構成された、スライド9の昇
降位置を検出するスライド位置検出器8を取り付けてい
る。ここで、リニアセンサのセンサ本体8aは、上下方
向に細長い形状を成し、かつその一端部がアプライト7
に取り付けられたブラケット7aの他端側に取り付けて
あり、一方のスケール部8bは前記センサ本体8aから
所定の微小距離離してスライド9に上下方向に沿って取
り付けられている。スライド位置検出器8の位置検出値
Spはコントローラ20に入力されている。
1のスライド9は、以下のように作動する。サーボモー
タ15を回転させると、プーリ12a,12b及びベル
ト13を介してスクリュー部材11aが所定方向に回転
し、これによりナット部材11bが軸心方向に進退し、
駆動部材18を介して三軸リンク4を矢印方向へ押し引
き駆動する。駆動部材18は、三軸リンク4が2点鎖線
で示すスライド上限位置に対応する位置4bと実線で示
すスライド下限位置に対応する位置4cとの間を移動す
るように、往復駆動される。三軸リンク4の進退により
リンク機構3の第2リンク5bを介してプランジャ6及
びスライド9が上限位置と下限位置との間を昇降する。
力をボールスクリュー機構により略水平方向の直動動力
に変換し、この直動動力をリンク機構3を介してスライ
ド9の上下動動力に変換しているため、図11に示すよ
うにモータ回転角度θ(これはボールスクリューストロ
ークXすなわち前記ナット部材11bの移動量に比例す
る)とスライド位置Yとの関係は線形にならず、周知の
正弦関数で表される関係になる。
ロック図である。ここで、図10で説明した構成と同一
のものには同一符号を付し、重複する説明は省く。スラ
イド位置の位置偏差値εpに基づきモータ速度指令rm
を求めるための位置制御ゲインGは、ゲイン演算部21
で演算される。ゲイン演算部21は、次式により、スラ
イド位置検出器8からの位置検出値Spに基づいて位置
制御ゲインGを補正する。 G(Y)=Gc×f(Y) (1) ここに、Gcは基準とする位置制御ゲイン(定数)であ
り、f(Y)は補正関数であり、スライド位置を変数Y
とおいたとき所定の関数で表される。
明する。前述したように、一定値に設定された位置制御
ゲインG0を用いてハイブリッド制御を行うと、実質的
な位置制御ゲインG(これは、同一のスライド位置偏差
量に対して得られるモータ速度指令の比率と解される)
はスライド位置Yに応じて変化する。図3はこの位置制
御ゲインGの変化を表す図であり、横軸にスライド位置
Yを、縦軸に実質的な位置制御ゲインGをそれぞれ示
す。図3において、カーブ31は、一定値の位置制御ゲ
インG0を用いてハイブリッド制御を行った場合の実質
的な位置制御ゲインGを表している。一方、位置サーボ
制御によるスライド位置精度、応答性、安定性などの特
性を良くする為には、実質的な位置制御ゲインGが所定
の高い値で一定であることが望ましい。図3に表したカ
ーブ32はこのような望ましい実質的な位置制御ゲイン
Gを表しており、例えばスライド位置Yが上限位置Pu
にある時の高い位置制御ゲインを下限位置Pdまでその
まま維持するようにした例である。従って、カーブ31
をカーブ32に補正するように、上記補正関数f(Y)
を設定すればよい。
図11に示したボールスクリューストロークXとスライ
ド位置Yとの関係から求めるものである。すなわち、図
11に示すカーブは、正確には、周知の如くリンク機構
3の構成に基づき所定の三角関数で表されるが、このス
ライド位置YをボールスクリューストロークXの2次関
数又は3次関数(図示の曲線36)として近似できる。
例えば、これを、以下の(2)式のような2次関数で近
似したとする。 Y=a0・X2+b0・X+c0 (2) このとき、実際の制御時に、(2)式で表される関係を
さらに以下の(3)式で近似して、一定値の位置制御ゲ
インG0によって(即ち図10の構成により)制御を行
った場合、前記実質的な位置制御ゲインG(Y)とスラ
イド位置Yとの関係は(4)式で表される。 Y=a・X2+b・X+c (3) ここに、Y0は、G(Y)=G0となるスライド位置
(図3の例では、上限位置Pu)である。
=G0と置くと、(4)式より として求まる。そして、(3)式でa=0、b=1、c
=c0 としたときに(4)式で求まるG(Y)が、図3
に示したカーブ31となる。また、a=a0 、b=b0
、c=c0 としたとき、すなわちスライド位置Yとボ
ールスクリューストロークXとの関係を正確に近似した
ときには、G(Y)が図3のカーブ32となり、スライ
ド位置Yの変化に影響を受けることなく位置制御ゲイン
G(Y)を略一定とすることができる。なお、a=2・
a0 、b=b0 、c=c0 としたとき、G(Y)が図3
のカーブ33となり、これによりスライド位置が下限位
置Pd近傍にあるときには実質的な位置制御ゲインG
(Y)を大きくでき、加工負荷のかかる時に位置制御ゲ
インを増大して制御特性を改善できる。このように、
(3)式の係数a,b,cの値を適切に設定することに
より、負荷条件に則して位置制御ゲインの調整が可能で
ある。
ドモーションに沿ってスライド9が移動するように、所
定のサーボ周期時間毎のスライド位置指令rpを演算し
て出力する。このスライドモーションは、時間に対する
スライド位置及びスライド速度がそれぞれ設定されてお
り、スライドストローク長さ及びそのストローク長さ間
でのモータ最大回転数は許容範囲内に設定されたもので
ある。
指令rpとスライド位置検出器8からの位置検出信号S
pとの位置偏差値εpを演算し、出力する。そして、モ
ータ速度指令部24は、前記ゲイン演算部21が(1)
式により演算した位置制御ゲインG(Y)を入力し、上
記の位置偏差値εpとこの位置制御ゲインG(Y)との
積算によりモータ速度指令rmを演算し、これをサーボ
アンプ17に出力する。
ュータや高速数値演算プロセッサ等を主体に構成された
コンピュータ装置を備えており、上記のゲイン演算部2
1、指令演算部22、位置偏差演算部23及びモータ速
度指令部24を有している。
る。 (1)式においてa=a0 、b=b0 、c=c0 とし
て、そのときのスライド位置Yに応じて位置制御ゲイン
G(Y)が演算され、この位置制御ゲインG(Y)に基
づいて、スライドの位置偏差値εpからモータ速度指令
rmを演算する。すなわち、スライド位置とボールスク
リューストローク(これはモータ回転角度に対応する)
との関係の近似式に基づいて、スライド位置Yに対する
実質的な位置制御ゲインG(Y)の変換式を求め、この
変換式を用いて、スライド制御時の実スライド位置に応
じて位置制御ゲインG(Y)を求め、この位置制御ゲイ
ンG(Y)とスライド位置偏差値とによって、モータ回
転を制御する。このため、スライド位置Yが変化しても
実質的な位置ループゲインG(Y)は略一定値に維持さ
れる。従って、スライド位置Yに影響を受けることな
く、スライド位置制御の位置精度、応答性、安定性など
の諸特性を好ましい状態にできる。
明する。図4は、第2実施形態のサーボ制御構成ブロッ
ク図である。図4において、図2と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省く。
15の使用最大回転数とスライドストローク長さとの設
定が可能となっており、所望するモータ使用最大回転数
Nmax と、ワークに対応したスライドストローク長さと
が入力されるようになっている。この入力方法として
は、例えばオペレータが所定の入力装置により入力して
もよいし、又は図示しない上位コントローラから通信に
より入力可能としてもよい。
設定されたモータ使用最大回転数Nmax とスライドスト
ローク値とに基づき、図5に示すような、ボールスクリ
ューでの本来の目標値となる速度カーブを演算する。サ
ーボモータ15及びボールスクリュー11は、図5に示
すように台形の加減速カーブに沿って制御されるものと
し、そのボールスクリューの最大回転速度VBSは前記モ
ータ使用最大回転数Nmax とプーリ12a,12bの減
速比とから求まる。ここで、このときの加減速時間T0
は、モータ性能から予め決められた所定値に設定されて
いる。そして、トータルの駆動時間T1は、その間のボ
ールスクリュー移動距離、すなわち図5で示す台形の加
減速カーブの面積が、前記設定されたスライドストロー
ク長さを前記(2)式で示すようなスライド位置とボー
ルスクリューストロークとの関係式に基づいて換算した
ボールスクリューストローク長さに等しくなるように、
設定される。
クリュー11での本来の制御目標値カーブから、前記ス
ライド位置とボールスクリューストロークとの関係式に
基づき、図6に示すようなスライド9の本来の速度目標
値カーブを求める。なお、図6のボールスクリュー速度
及びスライド速度からそれぞれの目標値となる位置カー
ブを求めると、図7に示されるカーブとなるが、これで
も分かるように、ボールスクリュー速度は全ストローク
域でほぼ定速度であり、スライド速度は上限位置近傍か
ら下限位置にかけて高速度から低速度に徐々に減速され
ている。
スライド9の本来の速度目標値カーブを越えない範囲で
近似でき、かつ偏差による遅れも加味した、階段状に変
化するスライド速度指令を求める。このことをもう少し
詳細に説明すると、まず、図8に示すように、前記設定
スライドストローク長さに応じた分割数でこの設定スラ
イドストローク長さを分割する。次に、それぞれの分割
したスライドストローク毎にステップ状に変化するスラ
イド速度指令値を求める。このとき、それぞれの分割ス
ライドストローク内では、モータ回転数が前記設定した
モータ使用最大回転数Nmax を越えない範囲で、すなわ
ちボールスクリュー速度に換算した指令値が図5に示し
たボールスクリュー速度目標値以内で、最大となるよう
に、スライド速度指令値が設定される。さらに、この各
分割スライドストロークでのステップ状のスライド速度
指令値を、なだらかな加減速カーブとなるように考慮し
た実スライド速度指令に変換する。従って、これに伴っ
て、ボールスクリュー速度指令もなだらかな実速度指令
に変換される。次に、上記スライド速度指令値の各分割
毎の積分値S1〜Snを求め、この積分値を順次加算し
てスライド位置指令値rpとする。そして、求めたスラ
イド位置指令値rpが出力される。この結果、実際のス
ライド速度及びボールスクリュー速度は図示のように本
来のスライド速度目標値及びボールスクリュー速度目標
値に、より近いカーブでなだらかに変化する。
成形条件に適合するスライドストローク長さ及びモータ
使用最大回転数Nmax を設定するだけで、スライド位置
YとボールスクリューXとの関係式に基づき、ボールス
クリューの目標の加減速カーブを自動的に作成し、さら
にこのボールスクリューの目標の加減速カーブ、及び上
記スライド位置YとボールスクリューXとの関係式に基
づき、スライド速度指令及びスライド位置指令を自動的
に演算する。このため、オペレータは、スライドモーシ
ョン設定時に、上記のスライド位置Yとボールスクリュ
ーXとの関係を考慮しながらスライドストローク長さ等
を設定する必要がなくて煩わしさが無く、設定が非常に
容易である。
式スライド制御におけるモーション設定方法において
は、モータ回転角度(ボールスクリュー位置)とスライ
ド位置とが線形であるから、モータ速度とスライド速度
は比例しており、使用モータ最大回転数に対応するスラ
イド最大速度を越えないように各スライド速度を設定す
ればよいので、容易に設定できる。ところが、本ハイブ
リッド制御においては、スライド位置に応じて同じスラ
イド速度に対応するモータ速度が異なっているので、モ
ータ速度がモータ使用最大回転数を越えないようにスラ
イド速度を設定する必要が生じる。このことは、スライ
ド位置を常に意識して(考慮して)スライド速度を設定
しなければならないことを意味し、よって設定の煩わし
さを伴う。本実施形態では、スライドストローク長さ及
びモータ使用最大回転数Nmax を設定するだけでよく、
スライド速度の設定の必要がなく、またスライド位置Y
とボールスクリューXとの関係を考慮する必要がないの
で、設定が非常に容易である。
用最大回転数Nmax を設定すると、このモータ使用最大
回転数Nmax を越えない範囲でモータ回転数が最大速度
に近くなるように、スライド速度を変化させているの
で、サーボモータの能力を最大限に使用でき、高速で、
能率的なプレス加工ができる。
る。図9は、第3実施形態のサーボ制御構成ブロック図
である。図9において、図2及び図4と同一の構成要素
には同じ符号を付して、以下での説明を省く。ボールス
クリュー目標演算部28は、モーション設定部25で設
定されたモータ使用最大回転数Nmax 、スライドストロ
ーク値、及び前記(2)式で表したスライド位置とボー
ルスクリューストロークとの関係式に基づき、前記同様
に図5に示すような、ボールスクリューでの本来の制御
目標値となる速度カーブを演算し、これをボールスクリ
ュー速度指令とする。また、この速度カーブを所定サー
ボ演算時間ごとに積分した積分値を順次加算してボール
スクリュー位置指令rBを演算し、これを位置偏差演算
部23aに出力する。
ド位置検出器8の位置検出信号Spがモーション変換部
29を経由したボールスクリュー位置信号SB も入力さ
れている。このモーション変換部29は、前記(2)式
で示すようなスライド位置とボールスクリューストロー
クとの関係式に基づき、スライド位置Yをボールスクリ
ュー位置Xに変換するための変換式を記憶しており、こ
の変換したボールスクリュー位置Xを前記ボールスクリ
ュー位置信号SB として出力する。これにより、ボール
スクリュー11の位置を等価的に検出してボールスクリ
ュー位置信号SB としてフィードバックしている。な
お、モーション変換部29を設ける代わりに、ボールス
クリュー11の位置検出器を設けてもよい。
ュー位置指令rB とこのボールスクリュー位置信号SB
との位置偏差値εB を演算する。モータ速度指令部24
aには予め一定値の位置制御ゲインG0が設定されてお
り、モータ速度指令部24aは上記の位置偏差値εB と
位置制御ゲインG0との積算によりモータ速度指令rm
を演算し、これをサーボアンプ17に出力する。
置指令とスライド位置からボールスクリュー位置に変換
したフィードバック値との位置偏差値に基づきモータ速
度指令を演算しているので、実質的な位置制御ゲインG
0はスライド位置の変化に影響を受けることなく略一定
値に維持できる。これにより、ハイブリッド制御による
サーボプレスにおいて、スライド位置制御の位置精度、
応答性、安定性などの制御特性が非常に良い。また、サ
ーボモータ最大回転数とスライドストローク長さを設定
するだけで、ボールスクリューの速度指令及び位置指令
を自動的に演算するので、スライド位置とボールスクリ
ューストロークとの関係(非線形)を考慮しながらスラ
イドストローク及びスライド速度を設定する必要がな
く、ストローク設定が容易にできる。
素は上記に限定するものではなく、本発明と同じ効果が
得られる構成要素であれば他のものでも構わない。例え
ば、ボールスクリューを回転駆動する伝達手段はプーリ
及びベルトで構成したが、ギアであってもよい。また、
ボールスクリューのスクリュー部材を回転駆動してナッ
ト部材を直動させたが、これと反対にナット部材を回転
駆動してスクリュー部材を軸心方向に直動させてもよ
い。また、プランジャ及びスライドの構成、形状も、実
施形態で図示したものに限定するものではない。
効果が得られる。スライド位置とモータ回転角度との関
係に基づき、スライド位置に応じた実質的な位置制御ゲ
インの変換式を求め、所望の制御特性が得られる(例え
ば、スライドストローク範囲内で略一定値の位置制御ゲ
インとする、又は、加工負荷のかかるスライド下限位置
近傍では他位置よりも高い位置制御ゲインとする、など
の)ように上記変換式の係数(つまりゲインカーブ)を
設定し、スライド制御時には、この変換式を用いて実ス
ライド位置に応じて実質的な位置制御ゲインを演算す
る。そして、スライド位置偏差値と実質的な位置制御ゲ
インとに基づきモータ速度指令を演算して、サーボモー
タを制御している。従って、スライド位置制御の位置精
度、応答性、安定性等の制御特性がスライド位置の変化
に影響を受けることがなく、スライドを精度良く、安定
的に制御できる。また、このとき、スライドストローク
長さ及びモータ使用最大回転数Nmax を設定するだけで
自動的にスライド速度指令及びスライド位置指令がそれ
ぞれ演算されるので、スライドモーションの設定が非常
に容易である。
ク機構を介してスライド上下動動力に変換したハイブリ
ッド制御の場合に、スライドモーションから作成された
ボールスクリュー位置指令と、検出した実スライド位置
を上記のスライド位置とボールスクリューストロークと
の関係に基づいて変換した等価的なボールスクリュー位
置との位置偏差値により、一定値の位置制御ゲインに基
づきモータ速度指令を演算してサーボモータを制御する
ので、スライド位置の変化の影響を受けることなく略一
定値の実質的な位置制御ゲインによりスライド制御がで
きる。従って、スライドを精度良く、安定的に制御でき
る。同様にまた、スライドストローク長さ及びモータ使
用最大回転数Nmax を設定するだけで自動的にボールス
クリュー速度指令及びボールスクリュー位置指令がそれ
ぞれ演算されるので、スライドモーションの設定が非常
に容易である。
レスの概要構成図である。
る。
表す図である。
る。
ーブである。
ある。
の目標位置カーブである。
る。
をハイブリッド制御に適用した場合のサーボ制御ブロッ
ク図である。
ロークXとスライド位置Yとの関係を表す。
ム、3…リンク機構、4…三軸リンク、5a…第1リン
ク、5b…第2リンク、6…プランジャ、7…アプライ
ト、8…スライド位置検出器、8a…センサ本体、8b
…スケール部、9…スライド、11…ボールスクリュ
ー、11a…スクリュー部材、11b…ナット部材、1
2a…第1プーリ、12b…第2プーリ、13…ベル
ト、14…ピン、15…サーボモータ、16…モータ回
転検出器、17…サーボアンプ、20,20b…コント
ローラ、21…ゲイン演算部、22…指令演算部、2
3,23a…位置偏差演算部、24,24a…モータ速
度指令部、25…モーション設定部、26…ボールスク
リュー目標演算部、27…指令演算部、28…ボールス
クリュー目標演算部、29…モーション変換部、31,
32,33…カーブ、35,36…曲線。
Claims (6)
- 【請求項1】 所定のモータ速度指令を受けたサーボア
ンプ(17)により回転が制御されるサーボモータ(15)と、
サーボモータ(15)の回転動力を略水平方向の直動に変換
するボールスクリュー(11)と、ボールスクリュー(11)の
直動を上下方向移動に変換するリンク機構(3)と、リン
ク機構(3)を介して昇降駆動されるスライド(9)と、スラ
イド(9)の位置を検出するスライド位置検出器(8)と、ス
ライド(9)の位置とボールスクリュー(11)の位置との関
係式に基づくスライド位置(Y)に対する実質的な位置制
御ゲインG(Y)の変換式を予め記憶し、スライド(9)
の実制御時に、位置制御ゲインG(Y)を前記実質的な
位置制御ゲインG(Y)の変換式に基づき、スライド位
置検出器(8)で検出したスライド位置(Y)に応じて補正し
て求めると共に、スライド位置指令と前記検出したスラ
イド位置との偏差値を演算し、該位置偏差値を小さくす
るように、前記演算した位置偏差値と前記求めた位置制
御ゲインG(Y)とによって前記モータ速度指令を演算
して出力するコントローラ(20)とを備えたことを特徴と
するハイブリッド制御サーボプレスの制御装置。 - 【請求項2】 前記コントローラ(20)は、スライドモー
ション設定時にスライドストローク長さとサーボモータ
(15)の使用最大回転数(Nmax)とが設定され、この設定値
及び前記スライド位置とボールスクリュー位置との関係
式に基づいてスライド速度指令及びスライド位置指令を
それぞれ演算することを特徴とする請求項1記載のハイ
ブリッド制御サーボプレスの制御装置。 - 【請求項3】 所定のモータ速度指令を受けたサーボア
ンプ(17)により回転が制御されるサーボモータ(15)と、
サーボモータ(15)の回転動力を略水平方向の直動に変換
するボールスクリュー(11)と、ボールスクリュー(11)の
直動を上下方向移動に変換するリンク機構(3)と、リン
ク機構(3)を介して昇降駆動されるスライド(9)と、スラ
イド(9)の位置を検出するスライド位置検出器(8)と、ス
ライド(9)の位置とボールスクリュー(11)の位置との関
係式を予め記憶し、スライド(9)の実制御時に、前記ス
ライド位置とボールスクリュー位置との関係式に基づ
き、スライド位置検出器(8)で検出したスライド位置を
ボールスクリュー位置に変換し、ボールスクリュー位置
指令とこの変換したボールスクリュー位置との偏差値を
演算し、該位置偏差値を小さくするように、前記演算し
た位置偏差値と所定の位置制御ゲイン(G0)とによって前
記モータ速度指令を演算して出力するコントローラ(20
b)とを備えたことを特徴とするハイブリッド制御サーボ
プレスの制御装置。 - 【請求項4】 前記コントローラ(20b)は、スライドモ
ーション設定時にスライドストローク長さとサーボモー
タ(15)の使用最大回転数(Nmax)とが設定され、この設定
値及び前記スライド位置とボールスクリュー位置との関
係式に基づいてボールスクリュー速度指令及びボールス
クリュー位置指令をそれぞれ演算することを特徴とする
請求項3記載のハイブリッド制御サーボプレスの制御装
置。 - 【請求項5】 サーボモータ(15)の回転動力をボールス
クリュー(11)により略水平方向の直動に変換し、ボール
スクリュー(11)の直動をリンク機構(3)を介してスライ
ド(9)の上下方向移動に変換し、サーボモータ(15)の回
転を制御してスライド(9)の位置を制御するハイブリッ
ド制御サーボプレスの制御方法であって、スライド(9)
の位置とボールスクリュー(11)の位置との関係式に基づ
くスライド位置(Y)に対する実質的な位置制御ゲインG
(Y)の変換式を予め記憶し、スライド(9)の実制御時
に、位置制御ゲインG(Y)を前記実質的な位置制御ゲ
インG(Y)の変換式に基づき、スライド位置検出器
(8)で検出したスライド位置(Y)に応じて補正して求める
と共に、スライド位置指令と前記検出したスライド位置
との偏差値を演算し、該位置偏差値を小さくするよう
に、前記演算した位置偏差値と前記求めた位置制御ゲイ
ンG(Y)とによってモータ速度指令を演算し、このモ
ータ速度指令でサーボモータ(15)を制御することを特徴
とするハイブリッド制御サーボプレスの制御方法。 - 【請求項6】 サーボモータ(15)の回転動力をボールス
クリュー(11)により略水平方向の直動に変換し、ボール
スクリュー(11)の直動をリンク機構(3)を介してスライ
ド(9)の上下方向移動に変換し、サーボモータ(15)の回
転を制御してスライド(9)の位置を制御するハイブリッ
ド制御サーボプレスの制御方法であって、スライド(9)
の位置とボールスクリュー(11)の位置との関係式を予め
記憶し、スライド(9)の実制御時に、前記スライド位置
とボールスクリュー位置との関係式に基づき、スライド
位置検出器(8)で検出したスライド位置をボールスクリ
ュー位置に変換し、ボールスクリュー位置指令とこの変
換したボールスクリュー位置との偏差値を演算し、該位
置偏差値を小さくするように、前記演算した位置偏差値
と所定の位置制御ゲイン(G0)とによってモータ速度指令
を演算し、このモータ速度指令でサーボモータ(15)を制
御することを特徴とするハイブリッド制御サーボプレス
の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002107395A JP3929344B2 (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | ハイブリッド制御サーボプレスの制御装置及びその制御方法 |
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- 2002-04-10 JP JP2002107395A patent/JP3929344B2/ja not_active Expired - Fee Related
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