[go: up one dir, main page]

JP2003304029A - 波長可変半導体レーザ装置及び波長可変半導体レーザ集積装置 - Google Patents

波長可変半導体レーザ装置及び波長可変半導体レーザ集積装置

Info

Publication number
JP2003304029A
JP2003304029A JP2002106715A JP2002106715A JP2003304029A JP 2003304029 A JP2003304029 A JP 2003304029A JP 2002106715 A JP2002106715 A JP 2002106715A JP 2002106715 A JP2002106715 A JP 2002106715A JP 2003304029 A JP2003304029 A JP 2003304029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
semiconductor laser
inp
wavelength tunable
tunable semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002106715A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Mukohara
智一 向原
Tatsuo Kurobe
立郎 黒部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2002106715A priority Critical patent/JP2003304029A/ja
Publication of JP2003304029A publication Critical patent/JP2003304029A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ特性、波長可変特性が良好なTTGレ
ーザ型の波長可変半導体レーザ装置を提供する。 【解決手段】 波長可変半導体レーザ装置は、p−In
P基板11上に、p−InP下部クラッド層13、波長
可変層14、n−InP中間層15、MQW活性層1
6、p−InPスペーサ層17、p−回折格子18、及
び回折格子18を埋め込んだp−InP埋め込み層19
の積層構造のメサを有する。メサの側面にはn−InP
コンタクト層20が設けられている。メサ及びn−In
Pコンタクト層20上にp−InP上部クラッド層2
1、及びp−InPキャップ層22が積層されている。
p−InP基板11の表面部分にn−InP電流ブロッ
ク層12が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長可変半導体レ
ーザ装置に関し、更に詳細には、従来のTTGレーザに
比べてレーザ特性及び波長可変特性の良好なTTGレー
ザ型の波長可変半導体レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】WDMシステムの急速な発展により、W
DMシステムで多重化される波長数は200ch以上に
も及んでいて、波長数(チャンネル数)に見合った数の
レーザが信号光源として必要とされている。また、WD
Mシステムの安定した運営のためには、万が一の信号光
源の停止を考慮して、発振波長が同じレーザをスペア
(Spare、予備)として信号光源のレーザ数だけ保持す
る必要がある。つまり、チャンネル数と同じ数のスペア
・レーザが必要になる。これでは、WDMシステムの設
備及び運営コストが増大し、経済的ではない。
【0003】そこで、1つのレーザ素子で多数の異なる
波長のレーザ光を出力できる波長可変レーザ、特に波長
可変分布帰還型レーザ素子が注目されている。つまり、
波長可変分布帰還型レーザ素子を信号光源レーザのスペ
アとして用意し、波長可変させて波長の異なる所望のレ
ーザ光を出射させることにより、WDMシステムのレー
ザのスペア在庫量の軽減と、システムの運営費の低コス
ト化とを実現することができる。
【0004】従来、WDMシステム等の長距離伝送シス
テムに応用された波長可変レーザは、主として、半導体
レーザ素子の温度環境を変えることにより発振波長を可
変にする波長可変分布帰還型レーザ素子である。ここ
で、図4を参照して、温度により発振波長を可変にする
従来の波長可変分布帰還型レーザ素子の構成を説明す
る。図4は従来の波長可変分布帰還型レーザ素子の構成
を示す断面図である。この方式の波長可変レーザ50
は、例えば、図4に示すように、DFBレーザ51と、
DFBレーザ51の基板側に設けられた温度−電気制御
器(Thermo-Electric Cooler(以下、TECという))
52とを備え、TEC52によってDFBレーザ51単
体の動作温度を変化させ、DFBレーザ51の回折格子
53及び埋め込み層の屈折率を変化させることにより、
波長を可変にする。図4中、54は活性層である。尚、
活性層54は、基板と回折格子との間にあっても良く、
また図4に示すように、回折格子53の上にあってもよ
い。
【0005】しかし、上述した従来の波長可変レーザに
は、以下の問題があった。第1の問題は、動作温度の低
温側(下限温度)がTECの能力により、動作温度の高
温側(上限温度)がDFBレーザの本来の信頼性で夫々
決定されるので、低温側での波長から高温側での波長の
間の波長可変幅は、せいぜい、2〜3nm程度であっ
て、比較的狭いことである。また、第2の問題は、波長
スイッチングに30秒以上を要し、波長スイッチング速
度が遅いことである。これでは、この種の波長可変レー
ザをメトロ用のダイナミック(dynamic)な波長アド・
ドロップ(Add drop)回路などに適用しようとしても、
波長可変幅が狭すぎ、波長スイッチング速度が遅すぎ
て、適用できない。
【0006】ところで、波長可変幅が30nm以上と広
く、スイッチング速度が比較的速い波長可変レーザとし
て、多重極DFBレーザ、或いはSG(Sampled Gratin
g)−DFBレーザを挙げることができる。SG−DF
Bレーザ60は、例えば、図5に示すように、それぞ
れ、独立した電極61、62、63及び64と共通電極
65とを有する、左側DBR領域66と、利得制御領域
67と、位相制御領域68と、右側DBR領域69と
を、連続したチャンネル導波路構造内にモノリシックに
集積化したものである。
【0007】しかし、DBRレーザは、基本的に、波長
変化に伴いモード飛び(モードホッピング)という現象
がおこり、波長をITU−グリッド(Grid)に精度良く
制御することが難しいという波長不安定の問題があり、
SG−DBRレーザも例外ではない。よって、SG−D
BRレーザをWDMシステムの信号光源レーザのスペア
として用いることは、実用的に好ましくはない。
【0008】一方、DFBレーザは、基本的には、モー
ド飛び現象が生じない構成を備えている。そこで、DF
Bレーザを用いた波長可変幅が広い波長可変レーザが望
まれる。波長可変型DFBレーザの一つとして、例えば
特開平2−116188号公報に示されるように、TT
Gレーザ(Tunable Twin Guided Laser)と呼ばれるD
FBレーザが、報告されている。TTGレーザは、図6
に示すように、活性層、回折格子、及び波長可変層(チ
ューニング層)を結晶成長方向に積層した構造を有し、
活性層とは独立して波長可変層に電流を注入することに
より、その部分の屈折率を変化させて発振波長を変化さ
せる方式の波長可変レーザである。
【0009】ここで、図6を参照して、前掲公報の従来
のTTGレーザの構成を説明する。図6は従来のTTG
レーザの構成を示す断面図である。前掲公報によれば、
TTGレーザ70は、p−InP半導体基板71上に、
順次、形成された、p−InP緩衝層72、p−InG
aAsP回折格子73、InGaAsP活性層74、I
nGaAsP反メルトパック層75、n−InP中心層
76、InGaAsP波長変化層77、p−InP被覆
層78、及びp−主接触層79の積層構造を備えてい
る。積層構造はストライプ状リッジとして形成され、リ
ッジの両側及び半導体基板71上がn−埋め込み層80
で埋め込まれている。
【0010】主接触層79上には、第2p側電極81が
設けてある。また、埋め込み層80上には、高濃度ドー
プ側方接触層82を介してn側電極83が設けてある。
また、p−InP半導体基板71の裏面には、第1p側
電極84が設けてある。図6中、85が絶縁膜である。
第1p側電極84とn側電極83との対が共振器構造の
電極であり、第2p側電極81とn側電極83との対が
波長可変層への電流注入のための電極である。以上の構
成により、TTGレーザは、10nm程度の可変幅を有
し、モード飛びのない波長可変レーザであると評価され
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のTTG
レーザには、レーザ特性及び波長可変特性が実用的に満
足できるレベルに達していないという問題があった。そ
こで、本発明の目的は、レーザ特性、波長可変特性が良
好なTTGレーザ型の波長可変半導体レーザ装置を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来のTT
Gレーザのレーザ特性及び波長可変特性が満足できるレ
ベルに達していない原因の一つは、活性層への電流注入
の電流ブロック構造や波長可変層への電流注入の電流ブ
ロック構造の電流ブロック機能が良好でないことにある
と考え、種々の実験の末に、本発明を完成するに到っ
た。上記目的を達成するために、本発明に係る波長可変
半導体レーザ装置(以下、第1の発明と言う)は、第1
導電型の半導体基板上に順次に設けられた、第1導電型
の第1クラッド層、波長可変層、第2導電型の中間層、
活性層、第1導電型の回折格子、及び第1導電型の回折
格子埋め込み層を有する積層構造からなるメサと、前記
メサの両側を埋め込んだ第2導電型のコンタクト層と、
前記メサ上、及び前記メサの少なくとも一方の側の前記
コンタクト層の一部を露出面として露出させるようにし
て前記コンタクト層上に設けられた第1導電型の第2ク
ラッド層と、前記第2クラッド層上及び前記半導体基板
の裏面に夫々設けられた、第1及び第2の第1導電側電
極と、前記コンタクト層の露出面上に設けられた第2導
電側電極と、前記メサの下部を除き前記半導体基板の表
面部分に形成された第2導電型の電流ブロック層とを備
えていることを特徴とする。
【0013】本発明では、電流ブロック構造として、半
導体基板の表面部分に第2導電型の電流ブロック層を設
け、電流ブロック層と第1クラッド層とで形成されるp
n接合に逆方向電圧を印加することにより、活性層及び
波長可変層への電流注入に対する電流ブロック構造の効
率を高める。これによって、従来に比べて、波長可変幅
が広く、光出力が高く、スイッチング速度の速い波長可
変レーザ装置を実現することができる。
【0014】本発明の好適な実施態様では、前記電流ブ
ロック層と前記第1クラッド層との間、前記コンタクト
層と前記第1クラッド層との間、前記コンタクト層と前
記第2クラッド層との間の少なくとも1箇所に介在す
る、Alを含む第1導電型の半導体層のAlを酸化して
なるAl酸化層を備える。電流ブロック層を構成するA
l酸化層を設けることにより、電流ブロック構造の効率
を更に高めることができる。
【0015】製造工程の都合から、Alを含む半導体層
を、Alを酸化しない状態でメサの積層構造内、或いは
メサの外側に残しても、波長可変半導体レーザ装置の性
能には影響はない。
【0016】本発明に係る波長可変半導体レーザ集積装
置(以下、第2の発明と言う)は、基本的な発振波長が
相互に異なる複数個の波長可変半導体レーザ装置と、複
数個の前記波長可変半導体レーザ装置と夫々接続された
光合波器とを共通基板上に備え、複数個の前記波長可変
半導体レーザ装置を切り替え、何れか一つを選択して動
作させることを特徴とする。
【0017】第2の発明では、発振波長が異なる複数個
の波長可変半導体レーザ装置の一つを選択することによ
り、波長可変幅を更に拡大することができる。また、光
合波器に光増幅器又は光変調器を接続させ、一つの集積
装置内で光出力を調整したり、変調したりすることもで
きる。
【0018】本発明に係る波長可変半導体レーザ集積装
置(以下、第3の発明と言う)は、第1の発明の波長可
変半導体レーザ装置と光増幅器とを同一基板上に導波方
向に集積した光集積装置であって、前記光増幅器側の第
1導電型の半導体基板の表面の全面に、前記波長可変半
導体レーザ装置側の第2導電型の電流ブロック層から延
在する第2導電型の電流ブロック層が形成される。
【0019】第3の発明によると、波長可変半導体レー
ザ装置の波長可変電流の光増幅器側への漏れが効果的に
ブロックされ、良好な光増幅機能を備えた波長可変半導
体レーザ集積装置を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。尚、以下の実施形態例で示す成膜方法、化合
物半導体層の組成及び膜厚、リッジ幅、プロセス条件等
は、本発明の理解を容易にするための一つの例示であっ
て、本発明はこの例示に限定されるものではない。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係る波長可変半導体レー
ザ装置の実施形態の一例であって、図1は本実施形態例
の波長可変半導体レーザ装置の構成を示す断面図であ
る。波長可変半導体レーザ装置10は、n−InP電流
ブロック層12を有するp−InP基板11上に、順次
に、膜厚2μmのp−InP下部クラッド層13、膜厚
0.22μmの波長可変層14、膜厚0.1μmのn−
InP中間層15、MQW活性層16、p−InPスペ
ーサ層17、p−回折格子18、及び回折格子18を埋
め込んだp−InP埋め込み層19の積層構造を有す
る。波長可変層14の組成は、例えば波長1.3μmの
半導体層である。
【0021】p−InP下部クラッド層13の一部、及
び波長可変層14から上の積層構造は、幅1.2μmの
ストライプ状メサとして形成される。メサの両側面に
は、n−InPコンタクト層20が設けられている。
【0022】p−InP埋め込み層19上、及びn−I
nPコンタクト層20の一部を露出面として露出させる
ようにしてn−InPコンタクト層20上にp−InP
上部クラッド層21、及びp−InPキャップ層22が
積層されている。p−InPキャップ層22上及びp−
InP基板11の裏面には、第1p側電極23及び第2
p側電極24として、Ti/Pt/Auの金属積層膜が
設けられている。また、露出しているn−InPコンタ
クト層20上には、n側電極25として、AuGe/N
i/Auの金属積層膜が設けてある。本実施形態例の波
長可変半導体レーザ装置10では、MQW活性層16へ
の電流注入は第1p側電極23とn側電極25とにより
行われ、また、波長可変層14への電流注入は第2p側
電極24とn側電極25とにより行われる。
【0023】n側電極25が設けられた側のp−InP
下部クラッド層13の下方であって、p−InP基板1
1の表面部分にn−InP電流ブロック層12が形成さ
れている。これにより、n−InP電流ブロック層12
とp−InP下部クラッド層13との間にpn接合の逆
方向電圧が印可され、p−InP基板11からn−In
P電流ブロック層12、及びp−InP下部クラッド層
13を通してn−InPコンタクト層20に漏れる電流
をブロックすることが可能である。n−InP電流ブロ
ック層12は、p−InP基板11をエッチングした後
に選択成長法によって形成している。
【0024】n−InP電流ブロック層12を設ける領
域は、第2p側電極24からn側電極25に向かう電流
の通路を確保するため、メサの下部を除いた領域であれ
ば上述の領域に限定されない。
【0025】本実施形態例の波長可変半導体レーザ装置
10は、電流ブロック構造として、上述の構成をとるこ
とにより、活性層及び波長可変層への電流注入に対する
電流ブロック構造の効率を高める。これによって、従来
に比べて、波長可変幅が広く、光出力が高く、スイッチ
ング速度の速い波長可変半導体レーザ装置を実現するこ
とができる。
【0026】次に、図1を参照して、本実施形態例の波
長可変半導体レーザ装置10の作製方法を説明する。ま
ず、p−InP基板11上にSiN膜(図示なし)を塗
布形成し、このSiN膜上にレジストパターンを転写
し、n−InP電流ブロック層12を形成する領域以外
の領域を覆うSiNマスク(図示なし)を形成する。S
iNマスクをエッチングマスクとするドライエッチング
により、p−InP基板11をエッチングする。エッチ
ングガスには、メタン系のものを用いる。次いで、Si
Nマスクを選択成長マスクとする選択成長法により、p
−InP基板11をエッチングした領域にn−InP電
流ブロック層12を埋め込む。その後SiNマスクを除
去する。
【0027】次いで、p−InP基板11の露出面上及
びn−InP電流ブロック層12上に、順次に、MOC
VD法等により、膜厚2μmのp−InP下部クラッド
層13、膜厚0.22μmの波長可変層14、膜厚0.
1μmのn−InP中間層15、MQW活性層16、p
−InPスペーサ層17、及びp−回折格子形成層(図
示なし)を成長させる。p−回折格子形成層をエッチン
グして、回折格子18を形成し、続いて、p−InP埋
め込み層19を成長させて、回折格子18を埋め込ん
で、積層構造を形成する。
【0028】続いて、メサ幅が1.2μmになり、かつ
p−InP下部クラッド層13が薄く残るように積層構
造をエッチングし、p−InP下部クラッド層13上
に、n−InPコンタクト層20を成長させて、メサを
埋め込み、全面に、更に、p−InP上部クラッド層2
1、p−InPキャップ層22を成長させる。
【0029】次に、後にn側電極25を形成する領域の
p−InPキャップ層22、及びp−InP上部クラッ
ド層21をエッチングして、n−InPコンタクト層2
0を露出させる。p−InPキャップ層22上及びp−
InP基板11の裏面に、第1p側電極23及び第2p
側電極24として、Ti/Pt/Auの金属積層膜を設
け、また、露出しているn−InPコンタクト層20上
に、n側電極25として、AuGe/Ni/Auの金属
積層膜を設ける。
【0030】本実施形態例では、n−InP電流ブロッ
ク層12とp−InP下部クラッド層13との境界面に
おいて、pn接合の逆方向電圧が印加されるようにし
て、活性層及び波長可変層への電流注入に対する電流ブ
ロック構造の効率を高めたことにより、通常でのしきい
値電流は12mAと良好であった。「通常での」とは、
共振器長が400μmで、AR膜及びHR膜を共振器構
造の端面に有する波長可変半導体レーザ装置10のしき
い値電流を室温で測定した値を言う。本実施形態例の波
長可変半導体レーザ装置10では、回折格子18の結合
係数が40cm-1、活性層16の閉じ込め係数が5%、
波長可変層14の閉じ込め係数が30%であった。
【0031】また、波長可変層14に電流注入を行い、
注入電流の電流値15mAで4nmの波長可変幅を達成
できることを確認した。これは、波長可変層14への電
流中入効率が、n−InP電流ブロック層12の導入に
より著しく向上したことによる。但し、波長可変ととも
に吸収が増加するために、しきい値電流が増加した。ま
たスペクトル線幅も増加し、40MHzとなった。
【0032】尚、n−InP電流ブロック層12は、n
−InP電流ブロック層12を形成する領域以外の領域
を覆うマスク(図示なし)を形成した後、Siを200
KeV、ドーズ量5×1012cm-2のイオン打込みを行
い、800℃10分のアニールを経ることによっても形
成することが可能である。
【0033】また、n−InP電流ブロック層12は、
Siを800℃40分の熱拡散を行うことによっても形
成することが可能である。
【0034】実施形態例2 本実施形態例は、第1の発明に係る波長可変半導体レー
ザ装置の実施形態の一例であって、図2は本実施形態例
の波長可変半導体レーザ装置の構成を示す断面図であ
る。波長可変半導体レーザ装置30は、実施形態例1の
波長可変半導体レーザ装置10とは、以下の点を除いて
同様な構造を有する。
【0035】即ち、波長可変半導体レーザ装置30は、
p−InP基板11の露出面及びn−InP電流ブロッ
ク層12と、p−InP下部クラッド層13との間に膜
厚0.1μmのp−AlInAs層31を有し、n−I
nP電流ブロック層12の上方の領域がp−AlInA
s層31を酸化してなるAl酸化領域31Bを、Al酸
化領域31B以外の領域がp−AlInAsからなる非
酸化領域31Aを構成する。
【0036】また、n−InPコンタクト層20とp−
InP下部クラッド層13との間に膜厚0.1μmのp
−AlInAs層32を有し、n側電極25が設けられ
た側のn−InPコンタクト層20の下方の領域がp−
AlInAs層32を酸化してなるAl酸化領域32B
を、他方のn−InPコンタクト層20の下方の領域が
p−AlInAsからなる非酸化領域32Aを構成す
る。
【0037】更に、メサ及びn−InPコンタクト層2
0と、p−InP上部クラッド層21との間に膜厚0.
1μmのp−AlInAs層33を有し、n側電極25
が設けられた側のn−InPコンタクト層20の上方の
領域がp−AlInAs層33を酸化してなるAl酸化
領域33Bを、Al酸化領域33B以外の領域がp−A
lInAsからなる非酸化領域33Aを構成する。
【0038】次に、図2を参照して、本実施形態例の波
長可変半導体レーザ装置30の作製方法を説明する。ま
ず、実施形態例1と同様にしてp−InP基板11にn
−InP電流ブロック層12を形成する。
【0039】次いで、p−InP基板11の露出面上及
びn−InP電流ブロック層12上に、順次に、MOC
VD法等により、膜厚0.1のp−AlInAs層3
1、膜厚2μmのp−InP下部クラッド層13、膜厚
0.22μmの波長可変層14、膜厚0.1μmのn−
InP中間層15、MQW活性層16、p−InPスペ
ーサ層17、及びp−回折格子形成層(図示なし)を成
長させる。p−回折格子形成層をエッチングして、回折
格子18を形成し、続いて、p−InP埋め込み層19
を成長させて、回折格子18を埋め込んで、積層構造を
形成する。
【0040】続いて、メサ幅が1.2μmになり、かつ
p−InP下部クラッド層13が薄く残るように積層構
造をエッチングし、p−InP下部クラッド層13上
に、膜厚0.1μmのp−AlInAs層32、及びn
−InPコンタクト層20を成長させて、メサを埋め込
み、全面に、更に、膜厚0.1μmのp−AlInAs
層33、p−InP上部クラッド層21、p−InPキ
ャップ層22を成長させる。
【0041】次に、更に大きな幅のメサで、p−InP
キャップ層22、p−InP上部クラッド層21、p−
AlInAs層33、n−InPコンタクト層20、p
−AlInAs層32、p−InP下部クラッド層1
3、p−AlInAs層31、及びn−InP電流ブロ
ック層12をエッチングして、p−AlInAs層3
1、32、33を露出させる。
【0042】次いで、温度480℃の水蒸気雰囲気内に
ウエハを保持して、p−AlInAs層31、32、3
3を選択酸化させて、Al酸化領域31A、32A、3
3Aを形成する。この際、n−InPコンタクト層20
上に設けるn側電極25とは反対側のp−AlInAs
層31、32、33をAl酸化領域31A、32A、3
3Aに転化させることは、必ずしも、必要ではない。
【0043】次に、後にn側電極25を形成する領域の
p−InPキャップ層22、p−InP上部クラッド層
21、及びAl酸化領域33Bをエッチングして、n−
InPコンタクト層20を露出させる。続いて、p−I
nPキャップ層22上及びp−InP基板11の裏面
に、第1p側電極23及び第2p側電極24として、T
i/Pt/Auの金属積層膜を設け、また、露出してい
るn−InPコンタクト層20上に、n側電極25とし
て、AuGe/Ni/Auの金属積層膜を設ける。
【0044】本実施形態例では、上述の構造により、活
性層16への電流注入は、実施形態例1の効果に加え
て、Al酸化領域31B、32B、33Bによってより
確実に電流狭窄され、通常でのしきい値電流は12mA
と良好であった。
【0045】実施形態例3 本実施形態例は、第2の発明に係る波長可変半導体レー
ザ集積装置の実施形態の一例であって、図3は本実施形
態例の波長可変半導体レーザ集積装置の構成を示す斜視
図である。本実施形態例の波長可変半導体レーザ集積装
置40は、図3に示すように、2個の個別の波長可変半
導体レーザ装置41A、Bと、第1結合導波路42を介
して波長可変半導体レーザ装置41A、Bのそれぞれに
接続された光合波器(MMI)43と、第2結合導波路
44を介して光合波器43に接続された光増幅器(SO
A)45とを共通のInP基板46上に備えている。波
長可変半導体レーザ装置41A、Bは、それぞれ、実施
形態例1の波長可変半導体レーザ装置10の構成を備
え、かつ相互の基本の発振波長差が6.5nmになるよ
うに回折格子の周期を変化させた波長可変半導体レーザ
装置である。波長可変半導体レーザ装置41A、B、第
1結合導波路42、光合波器43、第2結合導波路4
4、及び光増幅器45は、半導体埋込層47で埋め込ま
れている。
【0046】以上の構成を備え、波長可変半導体レーザ
装置41A、Bのいずれかを選択的に動作させることに
より、波長可変半導体レーザ装置41A、B単体の波長
可変幅6.5nmの2倍、全体で波長可変幅13nmを
実現することができる。また、光増幅器45で光出力を
増幅することにより、20mWの光出力を実現すること
ができる。
【0047】本実施形態例では、第1結合導波路42、
光増幅器45の導波路層、及び第2結合導波路44に
は、波長可変半導体レーザ装置41A、Bの波長可変層
と同時に成長させたエピタキシャル成長層を用いること
ができる。これにより、波長可変半導体レーザ装置41
A、Bの活性層に導波路層をバットジョイント接合する
プロセスを省くことができる。また、光増幅器45に代
えて、EA変調器を設けることもできる。
【0048】実施形態例4 本実施形態例は、本発明の第3の発明に係る一実施形態
であって、実施形態例1の波長可変半導体レーザ装置1
0と光増幅器(SOA)を同一基板上に、且つ導波方向
に集積した波長可変半導体レーザ集積装置(以下、SO
A−DFBと呼ぶ)である。図7は本実施形態例のSO
A−DFBの構成を示す平面図で、図8は図7のI−I
断面を示し、図9は図7のIII−III断面を示す。なお、
図1は図7のII−II断面に相当する。図7から図9で、
実施形態例1の波長可変半導体レーザ装置10と共通の
部分については同じ符号を用いた。
【0049】SOA−DFB90は、図7及び図8に示
すように、実施形態例1の波長可変半導体レーザ装置1
0と同様の構成を有するDFB部90Aと、光増幅器で
あるSOA部90Bとを一つのp−InP基板11上に
モノリシックに集積したものである。
【0050】SOA部90Bは、図9に示すように、図
1の波長可変半導体レーザ装置10で、p−回折格子1
8に相当する部分がないこと、第1p側電極23に代え
て、SOAp側電極91が形成されていること、及びp
−InP基板11の表面の全面にn−InP電流ブロッ
ク層12が形成されていることを除いて、波長可変半導
体レーザ装置10と同様の構成をしている。
【0051】即ち、SOA部90Bは、p−InP基板
11上に、順次に、n−InP電流ブロック層12、膜
厚2μmのp−InP下部クラッド層13、膜厚0.2
2μmの波長可変層14、膜厚0.1μmのn−InP
中間層15、MQW活性層16、p−InPスペーサ層
17、p−InP埋め込み層19の積層構造を有する。
【0052】p−InP下部クラッド層13の一部、及
び波長可変層14から上の積層構造は、幅1.2μmの
ストライプ状メサとして形成される。メサの両側面に
は、n−InPコンタクト層20が設けられている。
【0053】p−InP埋め込み層19上、及びn−I
nPコンタクト層20の一部を露出面として露出させる
ようにしてn−InPコンタクト層20上にp−InP
上部クラッド層21、及びp−InPキャップ層22が
積層されている。p−InPキャップ層22上及びp−
InP基板11の裏面には、夫々、SOAp側電極91
及び第2p側電極24として、Ti/Pt/Auの金属
積層膜が設けられている。また、露出しているn−In
Pコンタクト層20上には、n側電極25として、Au
Ge/Ni/Auの金属積層膜が設けてある。
【0054】SOA部90Bでは、SOAp側電極91
とn側電極25とによりMQW活性層16への電流注入
が行われる。これにより、SOA部90B側のMQW活
性層16は、DFB部90A側のMQW活性層16から
出射されたレーザ光を増幅することができる。一方、S
OA部側の波長可変層14は使用されない。
【0055】SOA部90Bでは、SOA部90Bのp
−InP基板11の表面の全面にn−InP電流ブロッ
ク層12が形成されている。これにより、n−InP電
流ブロック層12とp−InP下部クラッド層13との
間にpn接合の逆方向電圧が印可され、図8において、
p−InP基板11からn−InP電流ブロック層1
2、及びSOA部90B側のp−InP下部クラッド層
13を通してSOA部90B側の波長可変層14に漏れ
る電流をブロックすることが可能である。
【0056】本実施形態例のSOA−DFB90は、D
FB部90Aが実施形態例1と同様の効果を有し、かつ
SOA部90Bでは、DFB部90Aと同一基板上に集
積されているにも拘わらず、DFB部90Aの波長可変
電流のSOA部90B側への漏れが効果的にブロックさ
れ、良好な光増幅機能を備えたSOA−DFB90を実
現している。
【0057】次に、図7〜図10を参照して、本実施形
態例のSOA−DFB90の作製方法を説明する。図1
0は、SOA−DFB90の一作製工程段階を示す平面
図である。まず、p−InP基板11上にSiN膜(図
示なし)を塗布形成し、このSiN膜上にレジストパタ
ーンを転写し、図10に示すように、n−InP電流ブ
ロック層12を形成する領域以外の領域を覆うSiNマ
スク92を形成する。SiNマスク92をエッチングマ
スクとするドライエッチングにより、p−InP基板1
1をエッチングする。エッチングガスには、メタン系の
ものを用いる。次いで、SiNマスク92を選択成長マ
スクとする選択成長法により、p−InP基板11をエ
ッチングした領域にn−InP電流ブロック層12を埋
め込む。その後SiNマスク92を除去する。
【0058】次いで、図8に示すように、p−InP基
板11の露出面上及びn−InP電流ブロック層12上
に、順次に、MOCVD法等により、膜厚2μmのp−
InP下部クラッド層13、膜厚0.22μmの波長可
変層14、膜厚0.1μmのn−InP中間層15、M
QW活性層16、p−InPスペーサ層17、及びp−
回折格子形成層18aを成長させる。DFB部90Aに
おいて、p−回折格子形成層18aをエッチングして、
回折格子18を形成する。続いて、p−InP埋め込み
層19を、DFB部90Aの回折格子18を埋め込みつ
つ全面に成長させ、積層構造を形成する。
【0059】続いて、図1及び図9に示すように、メサ
幅が1.2μmになり、かつp−InP下部クラッド層
13が薄く残るように積層構造をエッチングし、p−I
nP下部クラッド層13上に、n−InPコンタクト層
20を成長させて、メサを埋め込み、全面に、更に、p
−InP上部クラッド層21、p−InPキャップ層2
2を成長させる。
【0060】次に、後にn側電極25を形成する領域の
p−InPキャップ層22、及びp−InP上部クラッ
ド層21をエッチングして、n−InPコンタクト層2
0を露出させる。図1、図7〜9に示すように、p−I
nPキャップ層22上のDFB部90A側とSOA部9
0B側、及びp−InP基板11の裏面に、夫々、第1
p側電極23、SOAp側電極91、及び第2p側電極
24としてTi/Pt/Auの金属積層膜を設ける。ま
た、露出しているn−InPコンタクト層20上に、n
側電極25として、AuGe/Ni/Auの金属積層膜
を設ける。
【0061】本実施形態例においても、実施形態例2の
ように、n−InP電流ブロック層12とp−InP下
部クラッド層13との間、n−InPコンタクト層20
とp−InP下部クラッド層13との間、及びn−In
Pコンタクト層20とp−InP上部クラッド層21と
の間の少なくとも1箇所に、p−AlInAs層を成膜
し、これを酸化して、Al酸化層を設けることにより、
電流ブロック効果を更に高めることができる。また、n
−InP電流ブロック層12は、実施形態例1と同様
に、イオン打込みや熱拡散によっても形成することがで
きる。
【0062】本実施形態例のSOA−DFB90の作製
方法により、前述のSOA−DFB90と同様の効果が
得られる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、電流ブロック構造とし
て、p−InP基板の表面部分にn−InP電流ブロッ
ク層を形成し、活性層及び波長可変層への電流注入に対
する電流ブロック構造とすることにより、波長可変幅が
従来に比べて広く、光出力が高く、スイッチング速度の
速い波長可変半導体レーザ装置を実現することができ
る。本発明に係る波長可変半導体レーザ装置は、長距離
からメトロまで広い分野での応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の波長可変半導体レーザ装置の構
成を示す断面図である。
【図2】実施形態例2の波長可変半導体レーザ装置の構
成を示す断面図である。
【図3】実施形態例3の波長可変半導体レーザ集積装置
の構成を示す断面図である。
【図4】従来の波長可変分布帰還型レーザ素子の構成を
示す断面図である。
【図5】SG−DBRレーザの構成を示す断面図であ
る。
【図6】従来のTTGレーザの構成を示す断面図であ
る。
【図7】実施形態例4のSOA−DFBの構成を示す平
面図である。
【図8】図7のI−I断面を示す断面図である。
【図9】図7のIII−III断面を示す断面図である。
【図10】実施形態例4のSOA−DFBの一作製工程
を示す平面図である。
【符号の説明】
10 実施形態例1の波長可変半導体レーザ装置 11 p−InP基板 12 n−InP電流ブロック層 13 p−InP下部クラッド層 14 波長可変層 15 n−InP中間層 16 MQW活性層 17 p−InPスペーサ層 18 p−回折格子 19 p−InP埋め込み層 20 n−InPコンタクト層 21 p−InP上部クラッド層 22 p−InPキャップ層 23 第1p側電極 24 第2p側電極 25 n側電極 30 実施形態例2の波長可変半導体レーザ装置 31、32、33 p−AlInAs層 31A、32A、33A 非酸化領域(p−AlInA
s) 31B、32B、33B Al酸化領域 40 実施形態例3の波長可変半導体レーザ集積装置 41A、B 実施形態例1と同じ構成の波長可変半導体
レーザ装置 42 第1結合導波路 43 光合波器(MMI) 44 第2結合導波路 45 光増幅器(SOA) 46 共通のInP基板 47 半導体埋込層 50 従来の波長可変レーザ 51 DFBレーザ 52 TEC 53 回折格子 54 活性層 60 SG−DBRレーザ 61、62、63、64 電極 65 共通電極 66 左側DBR領域 67 利得制御領域 68 位相制御領域 69 右側DBR領域 70 TTGレーザ 71 p−InP半導体基板 72 p−InP緩衝層 73 p−InGaAsP回折格子 74 InGaAsP活性層 75 InGaAsP反メルトパック層 76 n−InP中心層 77 InGaAsP波長変化層 78 p−InP被覆層 79 p−主接触層 80 n−埋め込み層 81 第2p側電極 82 高濃度ドープ側方接触層 83 n側電極 84 第1p側電極 85 絶縁膜 90 SOA−DFB 90A DFB部 90B SOA部 91 SOAp側電極 92 SiNマスク
フロントページの続き Fターム(参考) 5F073 AA22 AA51 AA61 AA64 AA89 AB12 AB21 AB25 CA12 DA27 DA35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に順次に設け
    られた、第1導電型の第1クラッド層、波長可変層、第
    2導電型の中間層、活性層、第1導電型の回折格子、及
    び第1導電型の回折格子埋め込み層を有する積層構造か
    らなるメサと、 前記メサの両側を埋め込んだ第2導電型のコンタクト層
    と、 前記メサ上、及び前記メサの少なくとも一方の側の前記
    コンタクト層の一部を露出面として露出させるようにし
    て前記コンタクト層上に設けられた第1導電型の第2ク
    ラッド層と、 前記第2クラッド層上及び前記半導体基板の裏面に夫々
    設けられた、第1及び第2の第1導電側電極と、 前記コンタクト層の露出面上に設けられた第2導電側電
    極と、 前記メサの下部を除き前記半導体基板の表面部分に形成
    された第2導電型の電流ブロック層とを備えていること
    を特徴とする波長可変半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記電流ブロック層と前記第1クラッド
    層との間、前記コンタクト層と前記第1クラッド層との
    間、前記コンタクト層と前記第2クラッド層との間の少
    なくとも1箇所に介在する、Alを含む第1導電型の半
    導体層のAlを酸化してなるAl酸化層を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の波長可変半導体レーザ
    装置。
  3. 【請求項3】 基本的な発振波長が相互に異なる複数個
    の請求項1又は2の何れかに記載の波長可変半導体レー
    ザ装置と、 複数個の前記波長可変半導体レーザ装置と夫々接続され
    た光合波器とを共通基板上に備え、複数個の前記波長可
    変半導体レーザ装置を切り替え、何れか一つを選択して
    動作させることを特徴とする波長可変半導体レーザ集積
    装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記光合波器に接続された光増幅
    器又は光変調器を備えていることを特徴とする請求項3
    に記載の波長可変半導体レーザ集積装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の波長可変半導体レーザ
    装置と光増幅器とを同一基板上に導波方向に集積した光
    集積装置であって、 前記光増幅器側の第1導電型の半導体基板の表面の全面
    に、前記波長可変半導体レーザ装置側の第2導電型の電
    流ブロック層から延在する第2導電型の電流ブロック層
    が形成されることを特徴とする波長可変半導体レーザ集
    積装置。
JP2002106715A 2002-04-09 2002-04-09 波長可変半導体レーザ装置及び波長可変半導体レーザ集積装置 Pending JP2003304029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002106715A JP2003304029A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 波長可変半導体レーザ装置及び波長可変半導体レーザ集積装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002106715A JP2003304029A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 波長可変半導体レーザ装置及び波長可変半導体レーザ集積装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003304029A true JP2003304029A (ja) 2003-10-24

Family

ID=29390951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002106715A Pending JP2003304029A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 波長可変半導体レーザ装置及び波長可変半導体レーザ集積装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003304029A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100346543C (zh) * 2003-11-25 2007-10-31 夏普株式会社 半导体激光元件及其制造方法
CN100375350C (zh) * 2003-11-25 2008-03-12 松下电器产业株式会社 半导体激光元件及其制造方法
CN104466677A (zh) * 2013-09-20 2015-03-25 瑞萨电子株式会社 制造半导体器件的方法及半导体器件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100346543C (zh) * 2003-11-25 2007-10-31 夏普株式会社 半导体激光元件及其制造方法
CN100375350C (zh) * 2003-11-25 2008-03-12 松下电器产业株式会社 半导体激光元件及其制造方法
CN104466677A (zh) * 2013-09-20 2015-03-25 瑞萨电子株式会社 制造半导体器件的方法及半导体器件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3950604B2 (ja) 半導体レーザ装置、半導体レーザアレー装置及び光伝送装置
US7463663B2 (en) Semiconductor laser diode and integrated semiconductor optical waveguide device
US6455338B1 (en) Method of manufacturing an integrated semiconductor laser-modulator device
US7242699B2 (en) Wavelength tunable semiconductor laser apparatus
JP2004273993A (ja) 波長可変分布反射型半導体レーザ装置
JP2000216492A (ja) 半導体光素子、その製造方法及び半導体光学装置
JP4026334B2 (ja) 半導体レーザ、分布帰還型半導体レーザおよび波長可変半導体レーザ
US20160336719A1 (en) Integrated semiconductor laser device and semiconductor laser module
JP4909159B2 (ja) 半導体導波路素子およびその作製方法ならびに半導体レーザ
CN107565381A (zh) 分布反馈式半导体激光器装置及光子集成发射芯片模块
US20090267195A1 (en) Semiconductor element and method for manufacturing semiconductor element
EP1168541B1 (en) High power single mode laser and method of fabrication
JPH1022579A (ja) 光導波路構造とこの光導波路構造を用いた半導体レーザ、変調器及び集積型半導体レーザ装置
JP2004165383A (ja) 半導体レーザ装置、第2高調波発生装置及び光ピックアップ装置
JP2003304029A (ja) 波長可変半導体レーザ装置及び波長可変半導体レーザ集積装置
JP2871635B2 (ja) 半導体レーザおよびその製造方法
JPH10242577A (ja) 半導体レーザおよびその製造方法
JP3460648B2 (ja) 半導体レーザ装置の製造方法
JP2003168842A (ja) 波長可変分布帰還型レーザ素子及び波長可変分布帰還型レーザ集積装置
JP4615184B2 (ja) 分布帰還型半導体レーザ素子
JP2003060285A (ja) 光集積デバイス
JP2003060284A (ja) 光集積デバイスの作製方法
JP2002057405A (ja) 半導体レーザ装置及びその製造方法
JP4617684B2 (ja) 半導体レーザ素子
WO2004001918A2 (en) An index-guided self-aligned laser structure with current blocking layer