JP2003303961A - Mos半導体装置 - Google Patents
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Abstract
散領域内にN−型のドレイン領域を形成していたため、
高耐圧特性に優れたMOSトランジスタを実現すること
が困難であるという問題があった。 【解決手段】 本発明のMOSトランジスタ21では、
チャネル形成領域となるP−型の拡散領域30の端部を
少なくともゲート電極下部領域に位置するように形成し
ている。そして、ドレイン領域としてN−−型のエピタ
キシャル層23を利用していることに特徴を有する。そ
のことで、高電圧が印加されるドレイン電極38側に耐
圧特性に影響がある空乏層形成領域を広く確保すること
ができる。その結果、本発明のMOSトランジスタ21
は、高耐圧特性に優れた構造を実現できる。
Description
スタにおいて、ソース領域側よりもドレイン領域側に空
乏層形成領域を確保することで、高耐圧化を実現するこ
とを目的とする。
集積化、能力向上、低消費電力等が要求されている。そ
して、下記に従来例として示すパワーMOSトランジス
タは、一般に携帯機器、例えば、MDやCD等のバッテ
リー駆動モータドライバーICとして使用されている。
そして、上記した開発テーマを目標に、日々研究・開発
されている。
Sトランジスタ1の断面図を示したものである。
2上には、例えば、比抵抗0.1〜3.5Ω・cm、厚
さ1.0〜6.0μmのN−型のエピタキシャル層3が
形成されている。そして、基板2およびエピタキシャル
層3には、両者を貫通するP+型分離領域4によってN
チャネル型MOSトランジスタ1を形成する島領域5が
形成されている。そして、基板2とエピタキシャル層3
との間にはP+型の埋め込み層6が形成されている。
は、P−型の拡散領域7がP+型の埋め込み層6と端部
で重畳するように形成されている。このP−型の拡散領
域7には、ソース領域およびドレイン領域となるN−型
の拡散領域8、9およびP++型の拡散領域10が形成
されている。そして、N−型の拡散領域8、9には、そ
れぞれソース領域およびドレイン領域の取り出し領域と
なるN++型の拡散領域11、12が形成されている。
ト電極13、絶縁層14等が形成される。絶縁層14に
形成されたコンタクトホールを介して、ソース電極1
5、ドレイン電極16およびバックゲート電極17が形
成され、図10に示したNチャネル型MOSトランジス
タ1が完成する。
でのMOSトランジスタ1では、ドレイン電極16にソ
ース電極15よりも高い電圧を印加した状態で、ゲート
電極13にある一定の電圧を印加する。そして、ゲート
電極13下部に位置するP−型の拡散領域7の表面層に
N型のチャネル領域を形成し駆動させる。そして、この
P−型の拡散領域7にはバックゲート電極17を介して
一定の電圧が印加されることで、寄生効果を防止してい
た。
トランジスタ1では、P−型の拡散領域7内にソース領
域およびドレイン領域となるN−型の拡散領域8、9を
形成していた。そのため、MOSトランジスタ1を構成
するためには、N−型の拡散領域8、9の濃度をP−型
の拡散領域7の濃度よりも高濃度に設定しなければなら
ない。その結果、MOSトランジスタ1のソース領域お
よびドレイン領域を形成するのが困難であるという問題
があった。更に、N−型の拡散領域8、9がある程度高
濃度領域となってしまうので、空乏層の形成領域が確保
できず、所望の耐圧が得ることが困難であるという問題
があった。
スタ1では、P−型の半導体基板2、P+型の埋め込み
層6およびP−型の拡散領域7が連結することでP型の
領域を形成していた。そして、P−型の拡散領域7には
素子表面からバックゲート電極17がコンタクトし、一
定の電圧を印加していた。しかし、P−型の拡散領域7
と基板2とはP+型の埋め込み層6を介して連結してい
るので、バックゲート電圧と基板の電圧が一定となり、
多機能化に利用するのが困難であるとういう問題があっ
た。
の課題に鑑みてなされたもので、本発明であるMOS半
導体装置では、一導電型の半導体基板と、少なくとも前
記基板表面に積層された逆導電型のエピタキシャル層
と、前記基板と前記エピタキシャル層との間に形成され
る逆導電型の埋め込み層と、前記エピタキシャル層にチ
ャネル形成領域となる一導電型の拡散領域と、前記エピ
タキシャル層にそれぞれソース領域またはドレイン取り
出し領域となる第1の逆導電型の拡散領域と、前記エピ
タキシャル層表面に多結晶シリコンからなるゲート電極
とを具備し、前記一導電型の拡散領域はソース領域とな
る前記第1の逆導電型の拡散領域側のみを囲むように形
成されており、かつ、前記一導電型の拡散領域は少なく
とも前記ゲート電極下部領域の一部を含むように形成さ
れていることを特徴とする。
前記ゲート電極の下部領域に位置する前記エピタキシャ
ル層にはドレイン取り出し領域となる前記第1の逆導電
型の拡散領域と少なくとも一部で重畳するように第2の
逆導電型の拡散領域が形成されており、前記第2の逆導
電型の拡散領域は前記第1の逆導電型の拡散領域より低
濃度領域であることを特徴とする。
前記一導電型の拡散領域と前記基板との間には前記逆導
電型の埋め込み層を介し、前記一導電型の拡散領域には
前記基板と異なる電圧が印加されることを特徴とする。
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
Nチャネル型MOSトランジスタ21の断面図の実施例
である。
る。
22上には、例えば、比抵抗0.1〜3.5Ω・cm、
厚さ1.0〜6.0μmのN−−型のエピタキシャル層
23が形成されている。そして、基板22およびエピタ
キシャル層23には、両者を貫通するP+型の分離領域
24によって島領域25が形成されている。本実施の形
態では、島領域25のみを図示しているが、その他複数
の島領域が形成され、例えば、同様にNチャネル型のM
OSトランジスタ、Pチャネル型のMOSトランジス
タ、NPN型のトランジスタ等が形成されている。
下方向に拡散した第1の分離領域26およびエピタキシ
ャル層23の表面から拡散した第2の分離領域27から
成る。そして、両者が連結することでエピタキシャル層
23を島状に分離する。また、P+型分離領域24上に
は、LOCOS酸化膜28が形成されていることで、よ
り素子間分離が成される。以下、本発明であるNチャネ
ル型MOSトランジスタ21の構造について説明する。
ピタキシャル層23が形成されている。基板22とエピ
タキシャル層23との間にはN+型の埋め込み層29が
形成されている。エピタキシャル層23には、チャネル
形成領域となるP−型の拡散領域30が形成されてい
る。そして、P−型の拡散領域30には、P++型の拡
散領域33およびソース領域となるN++型の拡散領域
31が形成されている。一方、P−型の拡散領域30が
形成されていないエピタキシャル層23には、ドレイン
取り出し領域となるN++型の拡散領域32が形成され
ている。そして、エピタキシャル層23上にはゲート酸
化膜34が形成されており、このゲート酸化膜34上に
は、例えば、多結晶シリコン(ポリシリコン)より成る
ゲート電極35が形成されている。
シャル層23表面には絶縁層36が形成されている。こ
の絶縁層36にはコンタクトホールが形成され、このコ
ンタクトホールを介してドレイン電極38、ソース電極
37が、例えば、アルミニウム(Al)により形成され
ている。更に、P−型の拡散領域30に形成されたP+
+型の拡散領域33にはバックゲート電極39が、例え
ば、アルミニウム(Al)により形成されコンタクトし
ている。この構造により、図示の如きMOSトランジス
タ21が完成する。
における第1の特徴としては、P−型の拡散領域30
が、少なくともゲート電極35下部領域の一部に位置す
るように形成することである。
1(図10参照)の問題点として説明したように、P−
型の拡散領域7(図10参照)内にN−型の拡散領域
8、9を形成することは不純物濃度の点で困難であっ
た。また、特に、N−型の拡散領域8、9の濃度をP−
型の拡散領域7の不純物濃度より高くすることで、所望
の耐圧性が得られにくいという問題があった。そこで、
本発明のMOSトランジスタ21では、特に、高電圧が
印加されるドレイン電極38側では、N−−型のエピタ
キシャル層23をドレイン領域として用いている。
域30はチャネル形成領域として用いられるため、少な
くともゲート電極35の下部領域に位置するように形成
されている。そして、P−型の拡散領域30にN++型
の拡散領域31をソース領域として形成している。一
方、ドレイン電極38側ではP−型の拡散領域30は形
成されず、エピタキシャル層23のみの構造となってい
る。そして、エピタキシャル層23にN++型の拡散領
域32がドレイン取り出し領域として用いられている。
この構造により、本発明のMOSトランジスタ21で
は、以下に説明する効果を得ることができる。
ャネル形成領域となるP−型の拡散領域30とエピタキ
シャル層23との境界面から形成される空乏層が、MO
Sトランジスタ21の耐圧性に影響を及ぼす。そのた
め、本発明では、高電圧が印加されるドレイン電極38
側ではN−型のエピタキシャル層23を利用する。その
ことで、MOSトランジスタ21では、P−型の拡散領
域30とエピタキシャル層23との境界面からドレイン
領域側に空乏層を大きく広げることができる。一方、ソ
ース領域側ではP−型の拡散領域30を用いており、ま
た、ドレイン領域側に空乏層が大きく広がるので、対称
的に空乏層はあまり広がらない構造となっている。つま
り、本発明のMOSトランジスタ21では、高電圧が印
加されるドレイン電極38側に空乏層形成領域を広く確
保することで、同じセルサイズでも耐圧性を大幅に向上
させることができる。
領域を確保するために、P−型の拡散領域30をゲート
電極35下部領域のよりソース領域側に形成すると、ド
レイン領域での寄生抵抗が増加する問題が発生する。つ
まり、ドレイン領域での寄生抵抗が増加すると、MOS
トランジスタ21のスイッチング時におけるON抵抗が
増加することとなる。そのことで、MOSトランジスタ
21の消費電力も増加することとなる。
では、図2に示す如く、第2の実施の形態で示すような
構造とすることもできる。尚、第2の実施の形態の構造
についての説明は、上述した第1の実施の形態の説明を
参照とし、ここでは説明を割愛する。
施の形態の構造上の差異は、第2の実施の形態では、ド
レイン取り出し領域となるN++型の拡散領域32と少
なくとも一部で重畳するようにN−型の拡散領域40を
ゲート電極35の下部領域に形成することである。つま
り、ドレイン領域となるエピタキシャル層23にN−型
の拡散領域40を形成し、ドレイン領域での不純物濃度
を少し上げる。そのことで、ドレイン領域における寄生
抵抗を低減させることができ、MOSトランジスタ21
のスイッチング時におけるON抵抗も低減させることが
できる。そして、N−型の拡散領域40はN++型の拡
散領域32よりも低濃度であるので、多少は空乏層の形
成領域を低減することとなるが、MOSトランジスタ2
1の耐圧性を悪化させる要因となることはない。
スタ21では、耐圧性を必要とする場合は図1に示す如
く構造とすることができる。一方、MOSトランジスタ
21の耐圧性とスイッチング時におけるON抵抗とのバ
ランスを目的とする場合は図2に示す如く構造とするこ
とができる。更に、図1および図2の構造において、P
−型の拡散領域30の端部をゲート電極35の下部領域
のどの位置まで形成するかにより、空乏層形成領域が異
なる。そのため、本発明のMOSトランジスタ21で
は、P−型の拡散領域30の形成領域は耐圧性とスイッ
チング時におけるON抵抗とのバランスを考慮して形成
することができる。
取り出し領域となるN++型の拡散領域32はゲート電
極35の下部領域に位置しないように形成している。こ
れは、MOSトランジスタ21のOFF時に、つまり、
ゲート電極35がグランド電圧、ドレイン電極が高電圧
の状態では、ゲート電極35下部領域のエピタキシャル
層23表面がP型反転する。そして、このP型反転領域
とN++型の拡散領域32とが接触することで、耐圧特
性が得られないからである。そのため、上述の如く、第
1の実施例では、P型反転とN++型の拡散領域32と
の間にN−−型のエピタキシャル層23を位置させるこ
とで耐圧特性の悪化を防止する。尚、第2の実施の形態
では、上述の問題をN−型の拡散領域40で解決するこ
とができる。
おける第2の特徴としては、P−型の拡散領域30とP
−型の基板22との間にN+型の埋め込み層29を形成
することである。
0にはP++型の拡散領域33を介して、素子表面から
バックゲート電極39がコンタクトしている。P−型の
拡散領域30には、バックゲート電極39から一定の電
圧を印加することで寄生効果を防止している。そして、
上述の如く、P−型の拡散領域30とP−型の基板22
とはN+型の埋め込み層29により分離されている。そ
のため、P−型の拡散領域30とP−型の基板22とに
は、それぞれ、異なった電圧を印加することができる。
その結果、本発明のMOSトランジスタ21の多機能化
を実現することができる。
必要はなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々の変更が可能である。
した本発明の第1の実施の形態であるNチャネル型MO
Sトランジスタ21の製造方法について、以下に説明す
る。尚、以下の説明では、図1に示したMOSトランジ
スタの構造で説明した各構成要素と同じ構成要素には同
じ符番を付すこととする。
リコン基板22を準備し、この基板22の表面を熱酸化
して全面にシリコン酸化膜を、例えば、0.03〜0.
05μm程度形成する。その後、公知のフォトリソグラ
フィ技術により埋め込み層29に対応する酸化膜をホト
エッチングして選択マスクとする。その後、N型不純
物、例えば、リン(P)を加速電圧20〜65keV、
導入量1.0×1013〜1.0×1015/cm2でイオ
ン注入し、拡散する。
したシリコン酸化膜上に、公知のフォトリソグラフィ技
術により分離領域24の第1の分離領域26を形成する
部分に開口部が設けられたフォトレジストを選択マスク
として形成する。そして、P型不純物、例えば、ホウ素
(B)を加速電圧60〜100keV、導入量1.0×
1013〜1.0×1015/cm2でイオン注入し、拡散
する。その後、フォトレジストを除去する。
したシリコン酸化膜を全て除去し、基板22をエピタキ
シャル成長装置のサセプタ上に配置する。そして、ラン
プ加熱によって基板22に、例えば、1000℃程度の
高温を与えると共に反応管内にSiH2Cl2ガスとH2
ガスを導入する。そのことにより、基板22上に、例え
ば、比抵抗0.1〜3.5Ω・cm、厚さ1.0〜6.
0程度のエピタキシャル層23を成長させる。その後、
エピタキシャル層23の表面を熱酸化してシリコン酸化
膜を、例えば、0.03〜0.05μm程度形成する。
そして、P−型の拡散領域30を形成した後、公知のフ
ォトリソグラフィ技術により分離領域24の第2の分離
領域27を形成する部分に開口部が設けられたフォトレ
ジストを選択マスクとして形成する。そして、P型不純
物、例えば、ホウ素(B)を加速電圧60〜100ke
V、導入量1.0×1013〜1.0×1015/cm2で
イオン注入し、拡散する。その後、フォトレジストを除
去する。
ャル層23の所望の領域にLOCOS酸化膜28を形成
する。図示はしていないが、エピタキシャル層23の表
面を熱酸化して全面にシリコン酸化膜を、例えば、0.
03〜0.05μm程度形成する。そして、この酸化膜
上にシリコン窒化膜を、例えば、0.05〜0.2μm
程度形成した後、LOCOS酸化膜28を形成する部分
に開口部が設けられるようにシリコン窒化膜を選択的に
除去する。その後、このシリコン窒化膜をマスクとして
用い、シリコン酸化膜上から、例えば、800〜120
0℃程度でスチーム酸化で酸化膜付けを行う。そして、
同時に、基板22全体に熱処理を与えLOCOS酸化膜
28を形成する。特に、P+型分離領域24上にはLO
COS酸化膜28を形成することで、より素子間分離が
成される。ここで、LOCOS酸化膜28は、例えば、
厚さ0.5〜1.0μm程度に形成される。
ン酸化膜を、例えば、0.01〜0.20μm程度形成
する。そして、このシリコン酸化膜をゲート電極35下
部ではゲート酸化膜34として用いる。次に、図示はし
ていないが、このシリコン酸化膜上にポリシリコン膜
を、例えば、0.2〜0.3μm程度堆積させる。その
後、このポリシリコン膜に、N型不純物、例えば、リン
(P)を加速電圧20〜65keV、導入量1.0×1
013〜1.0×1015/cm2でイオン注入する。そし
て、ゲート電極35形成領域以外のポリシリコン膜を公
知のフォトリソグラフィ技術により除去する。このと
き、P+型の第2の埋め込み層27が同時に拡散する。
したシリコン酸化膜を利用し、公知のフォトリソグラフ
ィ技術によりP++型の拡散領域33を形成する部分に
開口部が設けられたフォトレジストを選択マスクとして
形成する。そして、P型不純物、例えば、ホウ素(B)
を加速電圧60〜100keV、導入量1.0×10 13
〜1.0×1015/cm2でイオン注入し、拡散する。
その後、フォトレジストを除去する。
したシリコン酸化膜を利用し、公知のフォトリソグラフ
ィ技術によりN++型の拡散領域31、32を形成する
部分に開口部が設けられたフォトレジストを選択マスク
として形成する。そして、N型不純物、例えば、リン
(P)を加速電圧20〜65keV、導入量1.0×1
013〜1.0×1015/cm2でイオン注入し、拡散す
る。その後、フォトレジストを除去する。
23上等に、例えば、全面に絶縁層36としてBPSG
(Boron Phospho Silicate G
lass)膜、SOG(Spin On Glass)
膜等を堆積する。その後、公知のフォトリソグラフィ技
術により外部電極形成用のコンタクトホールを形成す
る。
ホールを介して、例えば、Alから成るバックゲート電
極39、ソース電極37およびドレイン電極38を形成
し、図1に示したNチャネル型MOSトランジスタ21
が完成する。
ル型MOSトランジスタのみが形成される場合について
述べたが、その他の島領域に同様にNチャネル型MOS
トランジスタ、NPNトランジスタ等を同時に形成する
ことができる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々の変更が可能である。
装置では、ソース領域を囲むようにチャネル形成領域と
なるP−型の拡散領域の端部を少なくともゲート電極下
部領域の一部に位置するように形成している。そして、
ドレイン領域としてN−−型のエピタキシャル層を利用
していることに特徴を有する。そのことで、高電圧が印
加されるドレイン電極側に空乏層形成領域を広く確保す
ることができる。その結果、高耐圧特性の優れたMOS
半導体装置を実現できる。
ドレイン領域となるエピタキシャル層に、ドレイン取り
出し領域となるN++型の拡散領域と少なくとも一部で
重畳するようにN−型の拡散領域を形成していることに
特徴を有する。そのことで、ドレイン領域における寄生
抵抗を低減することができ、MOS半導体装置のスイッ
チング時におけるON抵抗も低減させることができる。
その結果、一定の耐圧性を維持しつつ、スイッチング時
におけるON抵抗も低減できるMOS半導体装置を実現
できる。
P−型の拡散領域とP−型の基板とをN+型の埋め込み
層を介して分離していることに特徴を有する。そのこと
で、P−型の拡散領域とP−型の基板とには、それぞれ
異なる電圧を印加することができる。その結果、MOS
半導体装置の多機能化を実現できる。
を説明する断面図である。
を説明する断図面である。
体装置の製造方法を説明する断図面である。
体装置の製造方法を説明する断図面である。
体装置の製造方法を説明する断図面である。
体装置の製造方法を説明する断図面である。
体装置の製造方法を説明する断図面である。
体装置の製造方法を説明する断図面である。
体装置の製造方法を説明する断図面である。
る断図面である。
Claims (3)
- 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、 少なくとも前記基板表面に積層された逆導電型のエピタ
キシャル層と、 前記基板と前記エピタキシャル層との間に形成される逆
導電型の埋め込み層と、 前記エピタキシャル層にチャネル形成領域となる一導電
型の拡散領域と、 前記エピタキシャル層にそれぞれソース領域またはドレ
イン取り出し領域となる第1の逆導電型の拡散領域と、 前記エピタキシャル層表面に多結晶シリコンからなるゲ
ート電極とを具備し、 前記一導電型の拡散領域はソース領域となる前記第1の
逆導電型の拡散領域側のみを囲むように形成されてお
り、かつ、前記一導電型の拡散領域は少なくとも前記ゲ
ート電極下部領域の一部を含むように形成されているこ
とを特徴とするMOS半導体装置。 - 【請求項2】 前記ゲート電極の下部領域に位置する前
記エピタキシャル層にはドレイン取り出し領域となる前
記第1の逆導電型の拡散領域と少なくとも一部で重畳す
るように第2の逆導電型の拡散領域が形成されており、
前記第2の逆導電型の拡散領域は前記第1の逆導電型の
拡散領域より低濃度領域であることを特徴とする請求項
1記載のMOS半導体装置。 - 【請求項3】 前記一導電型の拡散領域と前記基板との
間には前記逆導電型の埋め込み層を介し、前記一導電型
の拡散領域には前記基板と異なる電圧が印加されること
を特徴とする請求項1または請求項2記載のMOS半導
体装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP2002106320A JP2003303961A (ja) | 2002-04-09 | 2002-04-09 | Mos半導体装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100749230B1 (ko) | 2005-09-12 | 2007-08-13 | 산요덴키가부시키가이샤 | 반도체 장치 |
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- 2002-04-09 JP JP2002106320A patent/JP2003303961A/ja active Pending
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