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JP2003301358A - 分割型複合繊維からなる吸水材 - Google Patents

分割型複合繊維からなる吸水材

Info

Publication number
JP2003301358A
JP2003301358A JP2002102370A JP2002102370A JP2003301358A JP 2003301358 A JP2003301358 A JP 2003301358A JP 2002102370 A JP2002102370 A JP 2002102370A JP 2002102370 A JP2002102370 A JP 2002102370A JP 2003301358 A JP2003301358 A JP 2003301358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cloth
fibers
absorbing material
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002102370A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Ochi
将一 越智
Shinpei Yanagii
真平 楊井
Tetsuhiro Yoshida
哲弘 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2002102370A priority Critical patent/JP2003301358A/ja
Publication of JP2003301358A publication Critical patent/JP2003301358A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水分の漏れ、濡れ感、水分のシミ出しがなく、
優れた着用感が得られ、また洗濯が可能で繰り返し使用
できる吸水材を提供すること。 【解決手段】一方の成分Aがポリカプラミドポリマー
で、もう一方の成分Bがポリエステルポリマーである少
なくとも2成分からなり、単糸繊度が0.01dtex
〜3dtexの極細繊維に分割し得る分割型複合繊維が
用いられ、かつ該分割型複合繊維の少なくとも一部は分
割がされて前記極細繊維が形成されている分割型複合繊
維を構成繊維としてなる布帛状の吸水材であって、か
つ、該吸水材の空隙量が100cm2 あたり10cc以
上、厚さが0.5mm〜20mmであることを特徴とす
る吸水材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸水性に優れてい
るということはもちろん、おしめ用途に用いられたとき
に優れた快適性と実用性を発揮できる等の特徴を有する
吸水材に関し、さらに詳しくは、病院や家庭で使用され
るおしめ、衣服や、雑貨に使用される吸汗材などの用途
に好適な吸水材、また水等の液体を入れた容器の包装材
を初めとした資材用製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている吸水材は、アク
リル系高分子吸収体を主体としたものであり、水分の吸
収量は多いのであるが、使用後は再利用(洗濯)ができ
ず産業廃棄物として扱われていた。
【0003】また、再利用のできる布帛よりなる吸収体
は、一般に水分吸収量が少なく、表面が濡れた状態とな
り不快感を与えるという不都合があり、また、洗濯耐久
性(布帛乾燥時の耐熱性)や風合い(おしめ等の直接肌
に触れる用途に使用される場合の肌触り)及び吸湿性
(ドライ感)の観点から実用的ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの従
来技術の問題を解決し、水分吸収量、濡れ感、再利用性
(洗濯耐久性)、風合い、吸湿性(ドライ感)に優れた
吸水材を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。
【0006】すなわち、一方の成分Aがポリカプラミド
ポリマーで、もう一方の成分Bがポリエステルポリマー
である少なくとも2成分からなり、単糸繊度が0.01
dtex〜3dtexの極細繊維に分割し得る分割型複
合繊維が用いられ、かつ該分割型複合繊維の少なくとも
一部は分割がされて前記極細繊維が形成されている分割
型複合繊維を構成繊維としてなる布帛状の吸水材であっ
て、かつ、該吸水材の空隙量が100cm2 あたり10
cc以上、厚さが0.5mm〜20mmであることを特
徴とする吸水材である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸水材について説
明をする。
【0008】本発明の吸水材は、一方の成分Aがポリカ
プラミドポリマーで、もう一方の成分Bがポリエステル
ポリマーである少なくとも2成分からなり、単糸繊度が
0.01dtex〜3dtexの極細繊維に分割し得る
分割型複合繊維が用いられ、かつ該分割型複合繊維の少
なくとも一部は分割がされて前記極細繊維が形成されて
いる分割型複合繊維を構成繊維としてなる布帛状のもの
である。そして、該吸水材は、その空隙量が底面積で1
00cm2 あたり10cc以上を有するものであり、厚
さが0.5mm〜20mmの範囲内のものである。
【0009】本発明において該吸水材を構成する繊維は
カーディング等の加工性の観点から分割型複合繊維を原
料繊維とするものでなければならない。
【0010】すなわち、もし単独ポリマで細い繊度の合
成繊維を得ようとすると、繊維の製造過程で紡糸性・延
伸性が悪化し、生産収率が低下する結果となる。更に高
次加工のカーディングの際にもカード通過性が悪くな
る。特に1.1dtex未満の繊度を得ようとするとウ
ェッブ垂れ、ローラー巻き付き等が多発し生産収率が低
下する。繊度に関しては後に詳細に説明するが、本発明
は吸収材としての機能性をより高いものとするために、
構成する繊維は水分の吸水性・保水性、更には風合いが
良好なものを得る観点から単糸繊度0.01dtex〜
3dtexの範囲以内で細くなければならない。本発明
でいう分割型複合繊維とは、サイドバイサイド(バイメ
タル)繊維、海島型繊維やフィブリル型繊維のような種
類であってもよい。
【0011】また、分割型複合繊維を構成するポリマー
については、両者ポリマーのポリマー接着が適度な外的
圧力(物理分割)処理または適度な化学薬品濃度(化学
薬品分割)で分割しやすく、また吸水材として風合いが
良好であり、更に再利用性(洗濯耐久性)に優れている
という観点から、一方の成分Aがポリカプラミドポリマ
ーで、もう一方の成分Bがポリエステルポリマー(PE
T)の少なくとも2成分で構成されていることが重要で
ある。
【0012】かかるポリカプラミドポリマーについて
は、ポリε−カプラミド(ナイロン6)からなるポリカ
プラミドが好適であるが、セバシン酸、イソフタル酸、
パラキシレンジアミドなどを構成成分とするポリカプラ
ミドあるいはこれらの共重合ポリカプラミド等を用いて
も良い。良好な風合いと肌触り、良好な吸湿性を有する
という観点からは、ナイロン6(N6)ポリマーが好ま
しい。
【0013】一方、ポリエステルポリマーについては、
テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン2,5−ジカ
ルボン酸、α,β−(4−カルボキシフェノキシ)エタ
ン、4,4’−ジカルボキシジフェニル、ビスフェノー
ルAのエチレンオキサイド付加物、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、トリメリット酸、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオル、ネ
オペンチルグリコール、ペンタエリスリトール、シクロ
ヘキサン−1,4−ジメタノール、ポリエチレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール、5−スルホイソ
フタル酸のナトリウム塩等の芳香族、脂肪族、脂環族の
ジカルボン酸;ジオール;ヒドロキシ安息香酸等のオキ
シカルボン酸等から合成される繊維形成性ポリエステル
であり、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロ
ヘキサンテレフタレートなどを主成分とするポリエステ
ルが好ましい。中でも、構成単位の80モル%以上、特
に90モル%以上がエチレンテレフタレート単位または
ブチレンテレフタレート単位であるポリエステルが好ま
しい。
【0014】また、得られるポリエステルが線状である
範囲内でグリセリン、ペンタエリスリトール、トリメリ
ット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸等の多官能成分
を共重合したものであっても何等さしつかえない。
【0015】これらのポリマーは、酸化カルシウム、炭
酸カルシウム等の艶消剤、染料または顔料等の着色剤、
蛍光増白剤、酸化防止剤、安定剤等の添加剤を含んでい
てもよい。本発明ではこれらのポリエステルの中でも、
分割処理(一例として、物理的衝撃処理:ウォータージ
ェットパンチあるいいはニードルパンチによる分割処
理)を施す上で生産性(分割性:ポリカプラミドポリマ
ーとの剥離性)が良好であり、かつ吸収材(おしめ等)
として使用する際にポリエステルポリマーの中でも特に
風合い(肌触り)が良好であるという観点からポリブチ
レンテレフタレートが好ましい。
【0016】また、これらのポリマーには、第3成分が
共重合されていてもよいし、染料または顔料等の着色
剤、蛍光増白剤、耐光性改良剤、耐熱安定剤等の添加剤
が含まれていてもよい。
【0017】また、上記の他にポリマの添加剤として、
紡糸性、カード通過性が良好となる観点から不活性粒子
を含有させることが好ましい。具体的には酸化チタン
(二酸化チタンを含む)、コイダイルシリカ、湿式シリ
カ、乾式シリカ等の酸化ケイ素、カリオン、炭酸カルシ
ウム、ジルコニアを用いることができる。その中でも酸
化チタンは紡糸性、繊維風合い(色調・柔らかさ・ソフ
ト風合い)の点でより好ましい。
【0018】また、本発明における分割型複合繊維のポ
リカプラミド成分Aとポリエステル成分Bとの複合比率
については、紡糸性、分割性が良好である観点から、
A:B=20wt%:80wt%〜80wt%:20w
t%の範囲が好ましい。更に好ましくは、吸湿性、風
合、耐久性(繊維自体の強度)が良好となる観点から、
ポリカプラミドの比率の高いA:B=65wt%:35
wt%〜75wt%:25wt%が良いものである。
【0019】本発明において、先にも述べたように吸水
材を構成する繊維は吸水量を多くするという観点から繊
維の太さは重要で、細い方が繊維表面積が多くなり、ま
た繊維間に生じる空間が小さくなるため毛細管現象が有
効に利用でき、水分の保持が良くなるので好ましい。
【0020】具体的には、単糸(単繊維)あたりの繊度
が0.01dtexから3dtexの範囲でなければな
らず、これより細いと水分の保持が良すぎ、洗濯性、乾
燥性が悪くなり再利用が困難となる場合がある。また、
単繊維に剛性がないので空隙の保持性が悪くなる問題も
生じる。逆に、単糸繊度が3dtexより太くなると、
太過ぎるため繊維相互が生じる空間が大きくなり水分の
保持が悪くなると同時に使用中水分の移動が起こりやす
くなり水分のしみ出しが生じるという不都合がある場合
がある。
【0021】かかる繊維の断面形状は、中実、中空、三
角型、T型、扁平、涙型などいかなる断面でも使用する
ことができる。特に繊維表面積が大きくなるものが好ま
しく、*印型、三角型、扇型、十字型、T型、Y型、H
型、π型、涙型など複雑な断面は水分の保持が良く、特
に好ましい。この中でも、更に分割性が良好であるとい
う観点から*印型と三角型あるいは扇型が好ましい。
【0022】本発明における分割型複合繊維の繊維形態
としては、低コスト、加工のしやすさという点から短繊
維(ステープル)が望ましく、繊維の切断長である繊維
長についてはカード通過性が良好となる観点から20m
m以上115mm以下の範囲であれば好ましく、生産性
(収率)の観点から30mm以上70mm以下であれば
より好ましい。
【0023】本発明の吸水材は、該分割型複合繊維より
なる布帛状のもので構成されている。
【0024】該布帛状とは、不織布状、織物、編み物等
のシート形状を呈しているものをいい、これら形態を呈
するものであれば使用できる。中でも不織布状のもの
が、厚さ、空隙量など容易に変更できる上、価格的にも
有利であるので好ましい。
【0025】かかる布帛は、繊維と空隙により構成され
るが、吸水性を良くするためには空隙と単繊維の表面積
を多くして毛細管現象によって水分を保持するようにす
ることが必要である。
【0026】布帛状吸水材は、空隙量が10cc/10
0cm2 以上を有するものであることが必要である。該
単位中の100cm2 は底面積を意味するものであり、
一定の面積のもとでどれほどの空隙を有するかをパラメ
ータで表しているものであり、同じものを2枚積層して
厚さが倍になれば、空隙量は2倍になる。
【0027】空隙量は、布帛の容積から繊維の占める容
積を差し引いた値で示されるものであり、すなわち、毛
細管現象により水分が吸収された量となるわけで、多け
れば多いほど量的な面で吸水性能を発揮できる可能性が
大きいものである。
【0028】本発明者らの各種知見によれば、10cc
/100cm2 未満であれば空隙量が少なく吸水する状
態にすることが難しく、例えば、おしめ用とした場合液
体の漏れが生じやすく使用することはできない。1回あ
たりの尿量は150ccから200ccであり、2回分
以上に当たる最大空隙量は500cc/100cm2
であれば効果的に十分である。
【0029】一方、これ以上になれば、空間が多すぎて
毛細管現象がなくなり(吸水する力が弱くなる)、また
押さえたときに圧縮量が大きいため含んだ水分を押し出
すこととなり好ましくない場合がある。
【0030】布帛状吸水材の空隙量とは、次の式で表わ
されるものである。
【0031】 布帛の空隙量=布帛の容積−布帛を構成する繊維の容積 布帛状吸水材の容積は、布帛状吸水材を重ねて厚さ5c
m以上、サイズはタテ・ヨコ10cm以上をサンプルと
し、初め皺などの余分な空隙を除くため10g/cm2
の荷重を加えて予備圧縮した後、0.5g/cm2 の荷
重を加えて厚さ、タテ・ヨコのサイズを測定して算出す
る。また、布帛状吸水材を構成する繊維の容積(実容
積)は、布帛の重量と容積を測定し、重ねた布帛の枚数
で除して(割って)算出する。また布帛を構成する繊維
の容積は、布帛の重量と容積を算出し、所定の繊維の比
重から算出するものである。
【0032】布帛状吸水材として空隙量が10cc/1
00cm2 以上を有するものを得るには、上述からもわ
かるように、積層の枚数を適宜に調整したり、1枚の布
帛状吸水材の前駆体であるウエブと呼ばれる繊維構造体
の目付けを適宜に変更したり、あるいは、複合繊維の複
合比率、複合繊維形態(分割後の繊維の単繊維繊度や断
面形態など)が挙げられ、また該繊維が短繊維(ステー
プル)である場合は繊維長(カット長)、捲縮数・捲縮
率が挙げられ、更に分割処理時の処理条件、例えば、パ
ンチング圧力・回数、分割処理された繊維・未分割繊維
の存在比率等の組合せにより達成でき、一律的に言うこ
とは難しいものであるが、当業者であれば適宜に各種条
件を組合せて実施することが可能と解されるものであ
る。
【0033】布帛状吸水材の厚さは、扱い性からは薄い
ほど良いが、空隙量からは厚い方がよい。少なくとも
0.5mmはあることが必要で、好ましくは最大20m
mまでである。0.5mm以下では空隙量が少なく従っ
て吸水量が少なく使用することはできない。また20m
m以上では空隙量は大きく吸水量も多くなるが、扱い
性、着用時の違和感、価格の面から使用できない。最も
好ましいのは3mmから15mmである。
【0034】布帛状吸水材の比重は0.07〜0.5g
/ccの範囲が好ましい。0.07g/cc未満では空
隙量は多くなるが、毛細管現象による水分の保持および
圧縮率が多くなることによる押さえたときの水分のしみ
出しが多くなるので好ましくない。また0.5g/cc
以上は逆に繊維占有空間が多く、水分保有量が少なくな
り、重く、硬く、高価となるので好ましくない。最も好
ましい範囲は0.1〜0.4g/ccである。
【0035】布帛状吸水材として比重が0.07〜0.
5g/ccのものを得るには、積層の枚数を適宜に調整
することにより達成することができ、特に、比重が0.
1〜0.4g/ccのものを得るには、上記方法に加え
て、該吸水材の前駆体であるウエブと呼ばれる繊維構造
体の目付けを適宜に変更することにより達成することが
できるものである。この比重の値を上述特定のものとし
て得る場合にも、上述した空隙量が10cc/100c
2 以上のものとするための各種条件の組合せを行なっ
て該比重のものを得ることが可能である。
【0036】布帛状吸水材は、その圧縮率が30%以下
を示すものでなくてはならない。30%以上では布帛が
水分を含んだときに指などで押さえると凹んで空隙量が
少なくなり、その分水分がしみ出ることとなり、本発明
の目的にそぐわないものとなる。また、全く圧縮しない
ものは硬すぎて使用上問題となるので、好ましくは2%
までである。
【0037】圧縮率の測定は、布帛状吸水材を重ねて5
cm以上をサンプルとし、初め皺などの余分な空隙を除
くため10g/cm2 の荷重を加えて予備圧縮した後、
0.5g/cm2 の荷重を加えて厚さを測定しT1と
し、その後10g/cm2 を加えて厚さを測定しT2と
して次の式にて算出する。
【0038】 圧縮率(%)=(T1−T2)×100/T1 布帛状吸水材として圧縮率が30%以下のものを得るに
は、該吸水材の前駆体であるウエブと呼ばれる繊維構造
体の目付けを適宜に変更することにより達成することが
でき、特に、圧縮率が2%までとするのは、上記方法に
加えて該吸水材を構成する複合繊維の単繊維繊度(分割
前の単繊維繊度)を0.01dtex〜3dtexの範
囲で変更することにより達成することができるものであ
る。この圧縮率の値を上述特定のものとして得る場合に
も、上述した空隙量が10cc/100cm2 以上のも
のとするための各種条件の組合せを行なって該圧縮率の
ものを得ることが可能であり、特に、分割後の単繊維繊
度値が重要となる。
【0039】布帛状吸水材は、分割型複合繊維で構成さ
れなければならない。単独ポリマによる合成繊維では繊
度が太いために、風合い(肌触り)や吸水性の点におい
て吸水材としては不適当である。天然繊維の場合の場合
においても繊維自身が吸水するため繊維自身に濡れ感が
生じ、使用時に不快を覚え、また繰り返し使用する際洗
濯による劣化が早く吸収材としては不適当である。
【0040】また、アクリル系高分子吸水体は、洗濯が
できないため使い捨てとなるので産業廃棄物問題が生じ
るから好ましくない。
【0041】ただし、複数層として使用する場合は、中
心層に吸水吸湿性のある天然繊維、例えば木綿・羊毛・
麻などの布帛を使用することはかかる問題は生じにくく
なり使用することが可能である。また同様に合成繊維も
ポリエステル、ポリアミド、アクリル、ポリプロピレン
およびポリエチレンなどのいずれも複数層として使用す
ることができる。
【0042】布帛状吸水材の構造は、不織布状、織物、
編み物等いずれでも良いが、価格、扱い易さ、均一な空
隙量を得るためには不織布状のものが好ましい。不織布
状として得るための繊維の結合はニードルパンチ、ウオ
ーターパンチ、熱固定、接着剤などいずれの方法でも良
い。1dtex以下の細い繊度の繊維を得る手段として
はメルトブロー、スパンボンド、海島繊維を利用した海
部分を薬液溶出して得る繊維、複合繊維を高圧水流によ
り繊維を分割して得る繊維などいずれのものでも使用で
きる。
【0043】好ましくは分割型複合繊維である単繊維を
高圧水流による分割する手段によるものであり、安定し
た不織布構造物と、複合繊維を複数に分割する作業が一
度に完了するので低価格で布帛を得ることができる。単
純に細い繊維をそのまま不織布とする方法は加工上、特
にカード機通過に問題が出やすいので好ましくない。
【0044】また、長繊維不織布であるメルトブローは
細繊度を得ることができるが、吸水材として好ましい素
材であるポリエステルとかナイロンは複雑な技術が必要
となりまた洗濯耐久性の点で好ましくない。さらに海島
複合繊維による海溶出方式は細い繊維を得ることはでき
るのであるが、加工工程が複雑で高価となるので好まし
くない。
【0045】かかる水流分割複合繊維はできるだけ低い
水圧で分割、交絡できることが好ましいが、50kg/
cm2 以上はあることが好ましく、50kg/cm2
満では低水圧で分割することができる繊維が必要となる
が、そのような繊維はカード機で開繊シート状とする際
とか原綿作成時の延伸行程などでも分割が起こり、製品
となすことは難しいものである。該水圧は最大250k
g/cm2 程度までで、該値以上では得られる布帛が締
まりすぎて空隙量が少なくなるので好ましくない。
【0046】また、水分の吸着をさらに良くするため
に、吸水剤を繊維の表面に付着させるのがよい。シリコ
ーン系、ポリエステル系、ポリアミド系などの吸水剤を
接着剤により繊維表面に付与する。吸水性を得ることが
できるものであればどのようなものでも使用することが
できる。性能は、JIS 1096の吸水性測定法のB
法バイレックによる吸水性が50mm以上であれば有効
で、50mm未満では水分の拡散が悪く、吸水性が悪く
なり、水分の漏れが生じやすくなる。
【0047】さらに、布帛状吸水材を構成する繊維に抗
菌性が付与されていることが好ましい。たとえば大腸菌
とか黄色ブドウ状球菌の繁殖を防止するため有機、無機
等の抗菌剤を付与しておくのがよい。抗菌性のあるもの
はいずれのものでも使用できるが、有機物では、第四級
アンモニュウム塩化合物、クロルヘキシジンなど、無機
物では銀ゼオライト、硫化銅等が使用できる。また、抗
菌性を付与することは、菌の発生するにおいを防止する
ことができるので好ましい。
【0048】かかる抗菌剤の付与手段は、合成繊維への
練り混み、後加工時に接着剤とともに表面に付着させる
方法が提案できるが、いずれの付与方法でもよい。抗菌
性の測定は繊維製品新機能評価協議会で規定する統一試
験方法による測定で、静菌活性値で2以上あればよい。
【0049】布帛状吸水材は、複数層で構成されている
ことが好ましい。
【0050】本発明において、本発明に係る布帛状吸水
材は単独層で使われる場合もあるものであるが、ここで
言う複数層とは、同種類の層を重ね合せて積層したり、
また構成する繊維の太さを変えた層と組み合わせたりす
ることを言うものである。布帛状吸水材が複数層で構成
されていると、製品の要求吸水量に応じ積層層数の調整
ができるので、容易に吸水量対応ができるために好まし
い。層数は細かく対応できるよう2層から20層が採用
できる。「同種類の層」とは、必ずしも各層が厳密にポ
リマー使い、繊度、厚さ、密度など全てにおいて等しい
層を言うものではなく、少なくともポリマー使いが本発
明の請求項1に記載した2成分に該当するポリマと同一
であれば、同種類の層であると言うものである。
【0051】表面層を構成する合成繊維は、他の層より
太い繊維で構成されていることが好ましい。吸水した
際、水分は毛細管現象により太い繊維で構成された層を
素早く通過し、単繊維表面積の大きい細い繊維で構成さ
れた層に吸収される。布帛が単一層の場合は水分が飽和
状態となると表面が濡れた状態となり、たとえば、おし
め用途等は不快感となる。さらに表面層に太い繊維を配
置することにより濡れ感は少なくなるので好ましい。か
かる表面層を構成する繊維の太さは他の層よりも2倍以
上の太さがあれば有効となる。かかる複数層の結合は積
層し、ニードルとか水流によるパンチ、接着剤での接
着、縫製による結合などいずれの結合法でも利用でき
る。
【0052】さらに、濡れ不快感をなくするために吸水
布帛層に加え、独立した布帛が重ね合わせていることが
好ましい。ここで言う独立布帛とは、吸水布帛とは全く
異なった布帛を吸水布帛と重ねて構成するものであり、
例えば、濡れ感防止の機能を有するものなどが好適なも
のである。かかる独立布帛は、織物、編み物、不織布等
のうちいずれの形態でも使用でき、フイルム状のものは
不適当である。
【0053】特に編み物が柔らかさの点で好ましく使用
できる。素材は天然繊維のような吸水性があるものは洗
濯後の乾燥に時間がかかり、また濡れ感が残るため好ま
しくなく、合成繊維の方が好ましい。また、吸水布帛層
が水分を早く吸収できるように独立布帛は通気量が多い
方が良く、300cc/cm2 /sec以上あることが
好ましく、以下では水分の透過が阻害されるので良くな
い。多い方が良いがあまり多いと吸水布帛層が人体と接
触し濡れ不快感となるので、5000cc/cm2 /s
ec程度までが好ましい。
【0054】通気量の測定方法は、JIS L1096
の通気性測定A法による。
【0055】また、独立した布帛は、濡れ不快感をさら
に少なくするため、表面層と他の層が異なる繊維または
構造になっていることがさらに好ましい。たとえば表面
層が水分の透過をさせやすいように太い繊維で構成され
て粗な構造とし、他の層は細い繊維で構成して密な構造
とし、表面層に接触した水分は表面層を早く通過し、他
の層はこれを吸収拡散するので濡れ感は改善すると同時
に水分移行が早く行われる。
【0056】また、他の濡れ感回避手段として、布帛状
吸水材と人体が接触しないようにメッシュ状布帛を介在
させることが好ましい。さらには、かかるメッシュ状布
帛は撥水性を付与することが好ましい。
【0057】かかる独立した表面布帛は、布帛状吸水材
の片面に部分的に結合されているが、反対面である裏面
に結合され、サンドイッチ状となっていてもよい。
【0058】撥水レベルはJIS L1092「繊維製
品の防水試験方法」のA法、スプレー法による2級以上
あれば使用できる。
【0059】撥水剤はシリコーン、フッ素などいずれの
撥水剤も使用できるが、耐久性からフッ素系が好まし
い。撥水剤の付与方法は接着剤と混合し繊維表面に付け
る方法が好ましい。
【0060】両層は部分的に結合されていることが必要
で、縫製などの方法で周辺部または周辺部の一部、さら
には内面の一部をキルテイングなどの方法で縫製するの
がよい。
【0061】かかる縫い糸も水分を吸収しやすく、非吸
水層と同様濡れ不快感の対象となるので表面に位置する
こととなる糸も上記撥水加工されていることが好まし
い。
【0062】液体を入れるための容器の包装材として使
用する場合、水分を含ませて保水させ、液体容器を包装
すると水の蒸発潜熱により容器内の液体の温度を低下さ
せることができる。包装しないものに比べて、例えば5
度から9度の温度差となる。
【0063】本発明に係る吸水材の一例を図面によって
さらに詳しく説明する。
【0064】図1は、本発明の吸水材の一例を示す概念
断面図である。複数層で構成された布帛状吸水材1と濡
れ感を回避する独立した布帛2が重ね合わされて縫い糸
3により部分的に結合されているものである。
【0065】本発明に係る吸水材の用途について詳細を
記載する。まず水分を吸収しやすい機能を利用して、お
しめ(介護用・赤ちゃん用)、食器拭き、車のボディー
拭き(主として洗車用)、窓拭き、油物拭き、コンクリ
ートの水取りシート、土留め用シート、育苗シート、汗
取り(含む登山時)、よだれかけ(主として赤ちゃん
用)、傘の水取り、手術用パット、靴の中敷き(消臭性
能などを付加して)、バンドエイド、包帯、テーブルク
ロス、プール用イス張りシート、ベッド側地、ベッドパ
ット、布団カバー、枕カバー、香水、芳香剤などの芯、
加湿器の芯、帽子、三角巾(給仕・医療・衣料介護
用)、襟心、テーブルクロス、導水材等に実用化でき、
この中でも優れた吸水性、ドライ感、吸湿性、風合いに
優れている観点から、おしめ用途が好ましい。
【0066】次に水分を保持しやすい機能を利用して鮮
度保持材、界面活性剤を付与させた眼鏡拭き、界面活性
剤を付与させた車拭き(車用ワックス掛けに使用)、界
面活性剤を付与させたパチンコ玉拭き、界面活性剤を付
与させたお手拭き等に実用化できる。
【0067】更に水の蒸発潜熱による冷却効果を利用し
て冷却材、体温上昇時の熱冷まし用シート(額部分など
に使用)、打撲時の患部急冷シート等に実用化できる。
【0068】そして断熱効果を利用して保冷シート、保
冷袋(ペットボトル・水筒など)擬装シート等に実用化
できる。
【0069】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに詳しく
説明する。 実施例1 A成分をナイロン6(N6)とし、B成分をポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)とした複合繊維で、断面が
ミカン型であり、実の部分がナイロン6、実と実の間の
隔離部分にポリブチレンテレフタレートを配置した実が
6個、実を隔離する部分が1個の合計7分割であるトー
タル太さ1.9dtex、38mmの繊維をカード機に
かけ開繊してシートを作成した。かかるシートを重ね合
わせ、ウオータージェットパンチ機によりプレパンチと
して水圧20kg/cm2 で表裏各1回行い、次いで水
圧100kg/cm2 で表裏各2回の合計6回通過させ
た。
【0070】なお、このときの該繊維の繊維断面状態は
図2に示す。1回目、2回目の、ウォータージェットパ
ンチ後の繊維断面状態である。
【0071】さらに、ポリエステル系とポリアミド系吸
水剤および接着剤の水溶液に浸漬し、乾燥時の吸水剤の
付着量が重量比で2%となるように絞った後乾燥機によ
り乾燥させ本発明布帛状吸水材を作成した。分割後の単
繊維太さはナイロン部分が0.2dtex、ポリブチレ
ンテレフタレート部分が0.57dtexであった。
【0072】独立した布帛としてポリエステル糸55d
tex、12フィラメントと55dtex、46フィラ
メントの2種類の糸を使い、トリコット編機にて前者が
裏面、後者が表面に来るよう編立てを行った。
【0073】かかる布帛状吸水材と独立した布帛をサイ
ズ幅25cm、長さ60cmに裁断して積層し、周辺を
ポリエステルマルチフィラメント糸20綿番手にフッ素
系撥水剤を0.5%付与した縫い糸を使って四周辺を縫
製し一体化して本発明の布帛状吸水材を作成した。 実施例2 B成分をポリエチレンテレフタレートとした以外は、実
施例1と同様な方法および条件で高次加工を行って帛状
吸水材を作成した。 比較例 ポリエステル繊維3.3dtex、51mmの単一成分
繊維をカード機にかけ開繊してシートを作成した。かか
るシートを積層しニードルパンチ機により吸水材布帛を
作成した。かかる布帛をサイズ幅25cm長さ60cm
に裁断して比較例吸水材を作成した。
【0074】実施例と比較例の性能を表1に示した。
【0075】
【表1】
【0076】また、おしめとして実用した結果、本発明
品は濡れ感を全く覚えず、濡れたまま着座しても水分の
シミ出しがなく使用できたのに対し、比較例は水分の漏
れが生じ、着座時においてしみ出しが激しくまた濡れ感
も相当な状態であった。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、例えばおしめとして使
用した場合水分の漏れがなく、濡れ感を覚えず、また着
座に置いても水分のシミ出しがなく快適に使用でき、ま
た繰り返し洗濯もできるため経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る布帛状吸水材の一例構造
を示す概略断面図である。
【図2】実施例1において、分割型複合繊維をカーディ
ング後に100kg/cm2 の水圧で、表裏それぞれ2
回ずつウオータージェットパンチした後の繊維断面を示
したものであり、繊維が完全に分割された状態をモデル
的に示した繊維横断面図である。
【符号の説明】
1:布帛状吸水材 2:独立した布帛 3:縫い糸 4:ポリカプラミド(ナイロン6)ポリマー 5:ポリブチレンテレフタレート(PBT)ポリマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 13/53 D04H 1/46 A 4L047 B01J 20/26 D01F 8/12 Z B65D 65/02 8/14 C D04H 1/46 A41B 13/02 B // D01F 8/12 P 8/14 Fターム(参考) 3B029 HA01 HA05 HA06 HB02 HB04 HB05 3E086 AB01 AD01 BA19 BB37 BB45 CA40 4C098 AA09 CC03 DD01 DD05 DD07 DD10 DD16 DD23 DD26 DD28 4G066 AC23B AC26B AE06B BA17 BA18 BA23 BA38 CA43 DA13 EA05 4L041 BA04 BA05 BA11 BA49 BD11 CA06 CA08 CA21 DD01 DD06 DD14 EE09 EE14 EE20 4L047 AA21 AA23 AA27 AB02 AB08 BA04 CA05 CB07 CB10 CC01 CC03 CC04 CC15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の成分Aがポリカプラミドポリマー
    で、もう一方の成分Bがポリエステルポリマーである少
    なくとも2成分からなり、単糸繊度が0.01dtex
    〜3dtexの極細繊維に分割し得る分割型複合繊維が
    用いられ、かつ該分割型複合繊維の少なくとも一部は分
    割がされて前記極細繊維が形成されている分割型複合繊
    維を構成繊維としてなる布帛状の吸水材であって、か
    つ、該吸水材の空隙量が100cm2 あたり10cc以
    上、厚さが0.5mm〜20mmであることを特徴とす
    る吸水材。
  2. 【請求項2】成分Bのポリエステルポリマーが、ポリブ
    チレンテレフタレートポリマーであることを特徴とする
    請求項1記載の吸水材。
  3. 【請求項3】分割型複合繊維が、20mm〜115mm
    の範囲の繊維長を有する短繊維であることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の吸水材。
  4. 【請求項4】布帛状吸水材の圧縮率が30%以下である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記
    載の吸水材。
  5. 【請求項5】布帛状吸水材を構成する繊維が、50kg
    /cm2 以上の水圧処理を分割型複合繊維に対して施す
    ことによって分割されてなるものであることを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載の吸水材。
  6. 【請求項6】布帛状吸水材を構成する繊維が、抗菌性を
    有するものであることを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載の吸水材。
  7. 【請求項7】布帛状の吸水材は、同種類の繊維層が複数
    層に重ね合わされてなることを特徴とする請求項1から
    6のいずれかに記載の吸水材。
  8. 【請求項8】布帛状吸水材が、構成する繊維の太さが互
    いに相違している複数の繊維層で構成され、吸水材の表
    面層を構成する繊維は、他の層の構成繊維よりも太い繊
    維で構成されていることを特徴とする請求項1から7の
    いずれかに記載の吸水材。
  9. 【請求項9】布帛状吸水材の表面層には、独立した布帛
    が配置されていて該独立した布帛が通気量300cc/
    cm2 /sec以上のものであり、それらが全体として
    請求項1から8のいずれかに記載の吸水材をなしている
    ことを特徴とする吸水材。
  10. 【請求項10】布帛状吸水材の表面層には、独立した布
    帛が配置されていて、該独立した布帛は複数層で構成さ
    れ、該複数層は該複数層における表面層と他の層とが異
    なっている構造を呈している複数層であり、該複数層に
    おける表面層の構成繊維は他の層を構成する繊維よりも
    平均繊維径が太いものであり、それらが全体として請求
    項1から9のいずれかに記載の吸水材をなしていること
    を特徴とする吸水材。
  11. 【請求項11】布帛状吸水材の表面層には、独立した表
    面布帛が配置されていて、該独立布帛は撥水性を有して
    いるものであり、それらが全体として請求項1から10
    のいずれかに記載の吸水材をなしていることを特徴とす
    る吸水材。
  12. 【請求項12】布帛状吸水材と独立した表面布帛とを結
    合する手段が縫製であり、該縫製に用いられている縫い
    糸が撥水加工されたものであることを特徴とする請求項
    9から11のいずれかに記載の吸水材。
  13. 【請求項13】吸水材が、おしめ用のものである請求項
    1から12のいずれかに記載の吸水材。
  14. 【請求項14】吸水材が、液体を収納する容器の包装材
    として用いられることを特徴とする請求項1から12の
    いずれかに記載の吸水材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104805594A (zh) * 2015-03-30 2015-07-29 安徽顺彤包装材料有限公司 一种超吸水纤维包装材料
US9205006B2 (en) 2013-03-15 2015-12-08 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with nonwoven substrates having fibrils
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