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JP2003285697A - 自動車の内装材取付構造 - Google Patents

自動車の内装材取付構造

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Publication number
JP2003285697A
JP2003285697A JP2002091579A JP2002091579A JP2003285697A JP 2003285697 A JP2003285697 A JP 2003285697A JP 2002091579 A JP2002091579 A JP 2002091579A JP 2002091579 A JP2002091579 A JP 2002091579A JP 2003285697 A JP2003285697 A JP 2003285697A
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JP
Japan
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bracket
striker
vehicle
mounting
rail inner
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Application number
JP2002091579A
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English (en)
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Inventor
Hiroyuki Okazaki
裕之 岡▲崎▼
Wataru Tsutagawa
渉 蔦川
Shoji Okano
将司 岡野
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ストライカの調整時にトップシーリングを何等
取外すことなく、ガーニッシュのみを取外すことにより
ストライカの係合位置調整を行なうことができる自動車
の内装材取付構造を提供する。 【解決手段】車両の前後方向に延びるルーフレールイン
ナ22の車室内側にトップシーリング45が設けられる
と共に、観音開き構造のドアのリヤドア3の前端上部の
ロック装置16を係合するストライカ18が上記ルーフ
レールインナ22に締結される自動車の内装材取付構造
であって、上記ストライカ18は下方側から取付位置を
調整可能に上記ルーフレールインナ22に締結され、上
記ストライカ18と対応する位置にはトップシーリング
45とは別部材にて構成されたガーニッシュ54が設け
られ、上記ガーニッシュ54はルーフレールインナ22
に設けられたブラケット31に着脱可能に取付けられた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の前後方向
に延びるルーフレールインナの車室内側にトップシーリ
ングが設けられる一方、観音開き構造のドアにおけるリ
ヤドアの前端上部のロック装置を係合するストライカが
上記ルーフレールインナに締結されるような自動車の内
装材取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、観音開き構造のドアは、前端部が
フロントヒンジを介して開閉可能に支持されたフロント
ドアと、後端部がリヤドアヒンジを介して開閉可能に支
持されたリヤドアとを備えている。
【0003】上述の観音開き構造のドアで、かつ車体側
をセンタピラーレスに構成した場合、リヤドアの前端上
部にはロック装置を設け、このロック装置と対応する位
置においてルーフレールインナには該ロック装置のラッ
チを係合するストライカを設けて、ボディ側のストライ
カでドア側のラッチを係合するのが一般的である(特開
2001−105864号公報)。
【0004】上述のストライカはロック装置のラッチと
の係合状態を適正に保つように調整可能に構成されてい
るが、ウレタン等の部材により形成されるトップシーリ
ングでルーフパネルの車室側乃至ストライカ周辺部まで
を囲繞した場合、上述のストライカの調整時にはトップ
シーリングを取り外す必要が生じ、ストライカの調整操
作が煩雑化する問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ストライ
カと対応する位置に、トップシーリングとは別部材のガ
ーニッシュを設け、このガーニッシュをルーフレールイ
ンナに設けたブラケットに対して着脱可能に取付けるこ
とで、ストライカの調整時には上述のトップシーリング
を何等取外すことなく、ガーニッシュのみを取外すこと
によりストライカの係合位置調整を行なうことができる
自動車の内装材取付構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による自動車の
内装材取付構造は、車両の前後方向に延びるルーフレー
ルインナの車室内側にトップシーリングが設けられると
共に、観音開き構造のドアのリヤドアの前端上部のロッ
ク装置を係合するストライカが上記ルーフレールインナ
に締結される自動車の内装材取付構造であって、上記ス
トライカは下方側から取付位置を調整可能に上記ルーフ
レールインナに締結され、上記ストライカと対応する位
置にはトップシーリングとは別部材にて構成されたガー
ニッシュが設けられ、上記ガーニッシュはルーフレール
インナに設けられたブラケットに着脱可能に取付けられ
たものである。
【0007】上記構成によれば、ストライカと対応する
位置(すなわち、ストライカ下方を車室側から覆う位置)
に、トップシーリングとは別体のガーニッシュを設け
て、このガーニッシュをルーフレールインナに設けたブ
ラケットに対して着脱可能に取付けたので、ストライカ
の調整時にはトップシーリングを何等取外すことなく、
ガーニッシュのみを取外すと、ドア側のロック装置のラ
ッチとボディ側のストライカとの係合位置を下方から簡
単に調整することができ、ストライカ調整作業の円滑化
を達成することができる。
【0008】この発明の一実施態様においては、上記ブ
ラケットにはトップシーリングの車外側に配設されるカ
ーテンエアバッグを支持する支持部が設けられたもので
ある。上記構成によれば、上述のガーニッシュを着脱可
能に取付けるためのブラケットでカーテンエアバッグの
支持を兼用することができる。
【0009】この発明の一実施態様においては、上記ブ
ラケットはカーテンエアバッグのバッグ部材を車室内方
向に展開指向させるガイド面を備えたものである。上記
構成によれば、ブラケットのガイド面でバッグ部材を車
室内方向に展開指向させるので、エアバッグ作動時にそ
のバッグ部材がストライカ側へ入り込むのを防止するこ
とができる。
【0010】この発明の一実施態様においては、上記ブ
ラケットはトップシーリングの車外側に配設される頭部
衝撃吸収部材を支持するものである。上記構成の頭部衝
撃吸収部材は、樹脂板を格子状に組合わせた所謂樹脂リ
ブにより構成してもよく、或は低反発カウレタンフォー
ムにより構成してもよい。
【0011】上記構成によれば、上述のガーニッシュを
取付けるためのブラケットで頭部衝撃吸収部材の支持を
兼用することができる。また頭部衝撃吸収部材を支持す
る部分を荷重受け面に設定すると、この荷重受け面で頭
部衝撃吸収部材が車外側へ動くのを規制して、該吸収部
材による衝撃吸収率の向上を図ることも可能である。
【0012】この発明の一実施態様においては、上記ブ
ラケットには上記頭部衝撃吸収部材を取付ける取付け部
が形成されたものである。上記構成によれば、ブラケッ
トの取付け部に頭部衝撃吸収部材を容易に取付けること
ができ、このブラケットで頭部衝撃吸収部材が車外側へ
動くのを規制することができる。
【0013】この発明の一実施態様においては、上記ブ
ラケットの下端はトップシーリングに近接配置され、下
端先端部にはトップシーリングの上方向への動きを規制
する規制部が形成されたものである。上記構成によれ
ば、上述の規制部でトップシーリングの上方向への動き
を規制するので、その質感の向上を図ることができる。
【0014】この発明の一実施態様においては、上記規
制部はブラケット下端の先端部を車外側へ折返した折返
し部により形成されたものである。上記構成によれば、
車外側へ折返した折返し部にて上記規制部を構成したの
で、カーテンエアバッグ作動時のバッグ部材の展開を何
等阻害することなく、該折返し部でトップシーリングの
動きを規制することができ、特に折返し部の上部に上述
のガイド面を形成する場合に有効となる。
【0015】この発明の一実施態様においては、上記ブ
ラケットは少なくとも車両前後方向の2点でルーフレー
ルインナに取付けられ、取付け部の一方はルーフレール
インナに差込み固定され、取付け部の他方は取付け部材
にて固定されるものである。
【0016】上記構成によれば、ブラケットの一方を差
込み固定構造と成し、他方をボルト、ナットなどの取付
け部材による締付け固定構造と成したので、部品点数の
低減を図りつつ、ブラケットの組付け性向上を図ること
ができる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は自動車の内装材取付構造を示すが、ま
ず、図1、図2、図3を参照して、ボディの構造および
観音開き構造のドア構造について説明する。
【0018】図1は車両の全体斜視図、図2は車両の全
体側面図、図3はフロントドアとリヤドアとを取外した
状態の車両の全体側面図である。車両1の車体側面に
は、図1、図2に示すようにフロントドア2とリヤドア
3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア
2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ
部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5と
が設けられてフリースタイル構造(観音開き構造)のサイ
ドドアが構成されている。
【0019】これらサイドドアを構成するフロントドア
2およびリヤドア3は、それぞれ、ドアパネル6,7
と、ドアサッシュ8,9と、ウインドガラス10,11
とを備え、上述のドアパネル6,7の内部には車両の前
後方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設け
られている。
【0020】さらに、フロントドア2には、車外から該
フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル1
2と、車両後方を視認するドアミラー13とが設けられ
ている。
【0021】この実施例のフリースタイル構造のドアは
フロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロ
ントドア2の開放後において、その開成が許容されるよ
うに構成している。
【0022】上述の各ドア2,3はセンターピラーレス
の単一のドア開口部14(図1、図3参照)を開閉可能に
覆うもので、図2に示すようにフロントドア2の後端部
にはロック部材15を設け、このロック部材15がリヤ
ドア3の前端部中間に設けられたストライカでロックさ
れ、リヤドア3の前端部上下にはロック部材16,17
を設け、これら各ロック部材16,17はドア開口部1
4の上辺部に設けたボディ側のストライカ18(図4参
照)およびドア開口部14の下辺部に設けたボディ側の
ストライカ(図示せず)で、それぞれロックされるように
構成している。
【0023】図4は上述のストライカ18が取付けられ
たルーフ部の断面構造を示し、ルーフパネル19のサイ
ド部には車両の前後方向に延びるルーフサイドレール2
0を設けている。
【0024】このルーフサイドレール20はルーフサイ
ドレールアウタ21とルーフサイドレールインナ22と
を接合して、車両の前後方向に延びる閉断面23が形成
された車体剛性部材であって、このルーフサイドレール
20の上側の接合部20aにはルーフパネル19の車幅
方向端部を接合する一方、下側の接合部20bにはドア
との間をシールするシール部材としてのウエザストリッ
プ24を嵌着している。
【0025】ここで、上述のストライカ18は図5に示
すようにベース部材18Bと、このベース部材18Bの
凹部にアーク溶接手段にて一体に固定されたアームバー
18Aとを供えると共に、複数たとえば3つの取付け孔
25,26,27を有するものである。
【0026】上述のルーフサイドレールインナ22の閉
断面23側には予めナット28…が溶接固定されてい
て、取付け部材としてのボルト29…を用いてストライ
カ18のベース部材18Bをルーフサイドレールインナ
22の車室内側面に調整可能に締結するが、この時、ル
ーフサイドレールインナ20とベース部材18Bとの間
にはガセット30が共締め固定される。
【0027】上述のルーフサイドレールインナ22のス
トライカ取付け部に相当する車室内側には図4、図6に
示すようにブラケット31が取付けられる。このブラケ
ット31は図7にも示すように中間部と、この中間部か
ら前方に延びる延出部32と、中間部から後方に延びる
延出部33とを有し、前側の延出部32をL字状に折曲
させて差込み片34をもった取付け部35を形成すると
共に、後側の延出部33をL字状に折曲させて取付け孔
36をもった取付け部37を形成している。
【0028】そして、このブラケット31は車両前後方
向の2点でルーフサイドレールインナ22に取付けら
れ、前側の取付け部35は該ルーフサイドレールインナ
22の差込み孔22aに対して差込み片34を差込んで
固定され、後側の取付け部37は取付け孔36に挿入さ
れるボルト38と、ルーフサイドレールインナ22に予
め溶接固定されたナットとで固定される。
【0029】また上述のブラケット31の中間部におけ
る上部中間には、取付け孔39およびナット40を有す
るカーテンエアバッグ支持部41が形成され、このカー
テンエアバッグ支持部41の前後両部には方形状の取付
け孔42,42を有する樹脂リブ取付け部43,43が
形成されている。
【0030】さらに上述のブラケット31の中間部にお
ける下域部分には、後述するカーテンエアバッグのバッ
グ部材を車室内方向に展開指向させるガイド面44が形
成されると共に、このガイド面44の下端はトップシー
リング45に近接配置されて、この下端先端部にはトッ
プシーリング45の上下方向への動きを規制する規制部
としての折返し部46が形成されている。
【0031】この折返し部46は図4から明らかなよう
にブラケット31下端の先端部を車外側へ折返した規制
部である。また上述のブラケット31における前後の延
出部32,33にはナット47,48を有するガーニッ
シュ取付け片49,50がそれぞれ屈曲形成されてい
る。このように形成されたブラケット31は差込み片3
4とボルト38とでルーフサイドレールインナ22に2
点止めされ、このブラケット31には方形状の取付け孔
42,42に係止爪を係合させる構造の樹脂リブ51が
取付けられている。
【0032】この樹脂リブ51は樹脂板を格子状に組合
わせて構成されたもので、トップシーリング45の車外
側に配設されて車両衝突時に後席乗員の頭部に作用する
衝撃を吸収する頭部衝撃吸収部材である。なお、この樹
脂リブ51に代えて、低反発力ウレタンフォームにて頭
部衝撃吸収部材を構成してもよい。
【0033】また上述のトップシーリング45の車外側
に配設されるカーテンエアバッグ52を設け、このカー
テンエアバッグ52の取付け片52aをボルト53を用
いてブラケット31のカーテンエアバッグ支持部41に
取付けている。なお、上述のカーテンエアバッグ52は
フロントピラー近傍部からリヤピラー近傍部まで車両の
前後方向に延びて、所定値以上の衝撃を検知した時に
は、その内部のバッグ部材が乗員の側方において上方か
ら下方に向けて展開されるようになっている。
【0034】ところで、図4、図6に示すように前述の
ストライカ18と対応する位置にはウレタン製のトップ
シーリングとは別部材の合成樹脂によって構成されたガ
ーニッシュ54を設け、このガーニッシュ54を上述の
ブラケット31に着脱可能に取付けている。
【0035】すなわち、このガーニッシュ54は図6、
図8、図9に示すようにブラケット31のガーニッシュ
取付け片49,50と対向する部位に筒状のボス部5
5,56を一体形成し、このボス部55,56の下面開
口を開閉自在に覆うリッド部57,58を備えている。
【0036】而して、上述のリッド部57,58を開放
した状態下において取付け部材としてのボルト59,6
0を前述のナット48,49に締付けることで、前後の
各ボス部55,56をガーニッシュ取付け片49,50
に締結し、ガーニッシュ54をブラケット31に対して
下方から着脱可能に取付けたものである。
【0037】また上述のガーニッシュ54には図6に示
すようにストライカ18のアームバー18Aとの干渉を
回避する2つの凹部61,62が形成されている。な
お、図4における63はルーフパネル19の下面に接合
されて車幅方向に延びる車体剛性部材としてのルーフレ
インフォースメントであり、図6、図7においてFは車
両前方、Rは車両後方、INは車両内方、OUTは車両
外方をそれぞれ示している。
【0038】このように図1〜図9で示した実施例の自
動車の内装材取付構造は、車両1の前後方向に延びるル
ーフサイドレールインナ22の車室内側にトップシーリ
ング45が設けられると共に、観音開き構造のドア2,
3のリヤドア3の前端上部のロック部材16のラッチを
係合するストライカ18が上記ルーフサイドレールイン
ナ22に締結される自動車の内装材取付構造であって、
上記ストライカ18と対応する位置にはトップシーリン
グ45とは別部材にて構成されたガーニッシュ54が設
けられ、上記ガーニッシュ54はルーフサイドレールイ
ンナ22に設けられたブラケット31に着脱可能に取付
けられたものである。
【0039】この構成によれば、ストライカ18と対応
する位置(すなわち、ストライカ18下方を車室側から
覆う位置)に、トップシーリング45とは別体のガーニ
ッシュ54を設けて、このガーニッシュ54をルーフサ
イドレールインナ22に設けたブラケット31に対して
着脱可能に取付けたので、ストライカ18の調整時には
トップシーリング45を何等取外すことなく、ガーニッ
シュ54のみを取外すと、リヤドア3側のロック部材1
6のラッチとボディ側のストライカ18との係合位置を
下方から簡単に調整することができ、ストライカ調整作
業の円滑化を達成することができる。
【0040】また、上記ブラケット31にはトップシー
リング45の車外側に配設されるカーテンエアバッグ5
2を支持する支持部(カーテンエアバッグ支持部41参
照)が設けられたものである。この構成によれば、上述
のガーニッシュ54を着脱可能に取付けるためのブラケ
ット31でカーテンエアバッグ52の支持を兼用するこ
とができる。
【0041】さらに、上記ブラケット31はカーテンエ
アバッグ52のバッグ部材を車室内方向に展開指向させ
るガイド面44を備えたものである。この構成によれ
ば、ブラケット31のガイド面44でカーテンエアバッ
グ52のバッグ部材を車室内方向に展開指向させるの
で、エアバッグ作動時にそのバッグ部材がストライカ1
8側へ入り込むのを防止することができる。
【0042】加えて、上記ブラケット31はトップシー
リング45の車外側に配設される頭部衝撃吸収部材(樹
脂リブ51参照)を支持するものである。この構成によ
れば、上述のガーニッシュ54を取付けるためのブラケ
ット31で頭部衝撃吸収部材(樹脂リブ51参照)の支持
を兼用することができる。
【0043】また頭部衝撃吸収部材(樹脂リブ51参照)
を支持する部分は荷重受け面に設定できるので、この荷
重受け面で頭部衝撃吸収部材(樹脂リブ51参照)が車外
側へ動くのを規制して、該吸収部材(樹脂リブ51参照)
による衝撃吸収率の向上を図ることができる。
【0044】さらに、上記ブラケット31には上記頭部
衝撃吸収部材(樹脂リブ51参照)を取付ける取付け部
(樹脂リブ取付け部43参照)が形成されたものである。
この構成によれば、ブラケット31の取付け部43に頭
部衝撃吸収部材(樹脂リブ51参照)を容易に取付けるこ
とができ、このブラケット31で頭部衝撃吸収部材(樹
脂リブ51参照)が車外側へ動くのを規制することがで
きる。
【0045】また、上記ブラケット31の下端はトップ
シーリング45に近接配置され、下端先端部にはトップ
シーリング45の上方向への動きを規制する規制部(折
返し部46参照)が形成されたものである。この構成に
よれば、上述の規制部(折返し部46参照)でトップシー
リング45の上方向への動きを規制するので、その質感
の向上を図ることができる。
【0046】さらには、上記規制部はブラケット31下
端の先端部を車外側へ折返した折返し部46により形成
されたものである。この構成によれば、車外側へ折返し
た折返し部46にて上記規制部を構成したので、カーテ
ンエアバッグ52の作動時のバッグ部材の展開を何等阻
害することなく、該折返し部46でトップシーリング4
5の動きを規制することができ、特に折返し部46の上
部に上述のガイド面44を形成する場合に有効となる。
【0047】しかも、上記ブラケット31は少なくとも
車両前後方向の2点でルーフサイドレールインナ22に
取付けられ、一方の取付け部35はルーフサイドレール
インナ22に差込み固定され、他方の取付け部37は取
付け部材(ボルト38参照)にて固定されるものである。
【0048】この構成によれば、ブラケット31の一方
を差込み固定構造と成し、他方をボルト38、ナットな
どの取付け部材による締付け固定構造と成したので、部
品点数の低減を図りつつ、ブラケット31の組付け性向
上を図ることができる。
【0049】図10は自動車の内装材取付け構造の他の
実施例を示し、この実施例ではブラケット31において
折返し部46とガイド面44の裏面上部との間にリブ6
4を一体的に形成し、折返し部46によるトップシーリ
ング45の上方向への動きをさらに強固に規制したもの
である。
【0050】このように構成しても、その他の構成、作
用、効果については先の実施例と同様であるから、図1
0において前図と同一の部分には同一符号を付して、そ
の詳しい説明を省略する。
【0051】図11は自動車の内装材取付け構造のさら
に他の実施例を示し、この実施例ではトップシーリング
45の所定部たとえば樹脂リブ51の下面と対向する部
分に、脆弱部45aを形成し、カーテンエアバッグ52
作動によるバッグ部材の展開時に、この脆弱部45aを
起点としてトップシーリング45のそれ以下の部分を展
開圧力にて下方側へ積極的に可動すべく構成したもので
ある。
【0052】このように構成しても、その他の構成、作
用、効果については先の各実施例と同様であるから、図
11において前図と同一の部分には同一符号を付して、
その詳しい説明を省略する。
【0053】図12は自動車の内装材取付け構造のさら
に他の実施例を示し、この実施例ではブラケット31に
対してカーテンエアバッグ52を何等取付けることな
く、頭部衝撃吸収部材としての樹脂リブ51を取付ける
ように構成している。
【0054】つまり、樹脂リブ51には前述の方形状の
取付け孔42の孔縁に係止される係止爪51aを一体形
成し、この係止爪51aを用いて前後の樹脂リブ取付け
部43,43間に樹脂リブ51を取付けたものである。
しかも、この場合にはブラケット31の車室内側面の大
きさに対応するように、図4、図10、図11の実施例
の樹脂リブ51よりも大形状の樹脂リブに設定すること
ができる。
【0055】このように構成しても、その他の構成、作
用、効果については先の各実施例とほぼ同様であるか
ら、図12において前図と同一の部分には同一符号を付
して、その詳しい説明を省略する。
【0056】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のルーフレールインナは、実施例の
ルーフサイドレールインナ22に対応し、以下同様に、
ロック装置は、ロック部材16に対応し、頭部衝撃吸収
部材は、樹脂リブ51に対応し、規制部は、折返し部4
6に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
【0057】
【発明の効果】この発明によれば、ストライカと対応す
る位置に、トップシーリングとは別部材のガーニッシュ
を設け、このガーニッシュをルーフレールインナに設け
たブラケットに対して着脱可能に取付けたので、ストラ
イカの調整時には上述のトップシーリングを何等取外す
ことなく、ガーニッシュのみを取外すことによりストラ
イカの係合位置調整を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 観音開き構造のドアを備えた自動車の斜視
図。
【図2】 自動車の側面図。
【図3】 フロントドア、リヤドアを取外した状態の側
面図。
【図4】 ストライカ取付け部と対応するルーフ部の断
面図。
【図5】 ストライカの説明図。
【図6】 図4の要部の分解斜視図。
【図7】 ブラケットの斜視図。
【図8】 ガーニッシュの前側取付部に対応するルーフ
部の断面図。
【図9】 ガーニッシュの後側取付部に対応するルーフ
部の断面図。
【図10】 自動車の内装材取付け構造の他の実施例を
示す断面図。
【図11】 自動車の内装材取付け構造のさらに他の実
施例を示す断面図。
【図12】 自動車の内装材取付け構造のさらに他の実
施例を示す断面図。
【符号の説明】
1…車両 3…リヤドア 16…ロック部材(ロック装置) 18…ストライカ 22…ルーフサイドレールインナ(ルーフレールインナ) 31…ブラケット 35,37…取付け部 38…ボルト(取付け部材) 41…カーテンエアバッグ支持部 43…取付け部 44…ガイド面 45…トップシーリング 46…折返し部(規制部) 51…樹脂リブ(頭部衝撃吸収部材) 52…カーテンエアバッグ 54…ガーニッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 将司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH02 JJ43 KK01 LL01 MM04 PP02 PP10 3D023 BA01 BA07 BB02 BB11 BB22 BD01 BD10 BE02 BE35 3D054 AA02 AA03 AA04 AA07 AA18 BB21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の前後方向に延びるルーフレールイン
    ナの車室内側にトップシーリングが設けられると共に、
    観音開き構造のドアのリヤドアの前端上部のロック装置
    を係合するストライカが上記ルーフレールインナに締結
    される自動車の内装材取付構造であって、上記ストライ
    カは下方側から取付位置を調整可能に上記ルーフレール
    インナに締結され、上記ストライカと対応する位置には
    トップシーリングとは別部材にて構成されたガーニッシ
    ュが設けられ、上記ガーニッシュはルーフレールインナ
    に設けられたブラケットに着脱可能に取付けられた自動
    車の内装材取付構造。
  2. 【請求項2】上記ブラケットにはトップシーリングの車
    外側に配設されるカーテンエアバッグを支持する支持部
    が設けられた請求項1記載の自動車の内装材取付構造。
  3. 【請求項3】上記ブラケットはカーテンエアバッグのバ
    ッグ部材を車室内方向に展開指向させるガイド面を備え
    た請求項2記載の自動車の内装取付構造。
  4. 【請求項4】上記ブラケットはトップシーリングの車外
    側に配設される頭部衝撃吸収部材を支持する請求項1記
    載の自動車の内装材取付装置。
  5. 【請求項5】上記ブラケットには上記頭部衝撃吸収部材
    を取付ける取付け部が形成された請求項4記載の自動車
    の内装材取付構造。
  6. 【請求項6】上記ブラケットの下端はトップシーリング
    に近接配置され、下端先端部にはトップシーリングの上
    方向への動きを規制する規制部が形成された請求項1記
    載の自動車の内装材取付構造。
  7. 【請求項7】上記規制部はブラケット下端の先端部を車
    外側へ折返した折返し部により形成された請求項6記載
    の自動車の内装材取付構造。
  8. 【請求項8】上記ブラケットは少なくとも車両前後方向
    の2点でルーフレールインナに取付けられ、取付け部の
    一方はルーフレールインナに差込み固定され、取付け部
    の他方は取付け部材にて固定される請求項1,2,3,
    4,5,6または7記載の自動車の内装材取付構造。
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