JP2003285058A - 塩分含有水淡水化システム - Google Patents
塩分含有水淡水化システムInfo
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
- Y02A20/131—Reverse-osmosis
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 周辺水域に悪影響を与えることなく塩分含有
水を淡水化させることができるシステムを提供する。 【解決手段】 海水1を取水する取水ポンプ111と、
取水された海水1から不溶物2を除去する不溶物除去装
置120と、海水1を高圧ポンプ131により逆浸透膜
(RO膜)132へ透過させて上水3と濃縮水4とを得
る淡水化装置130と、使用された下水5を浄化させる
下水処理装置140と、海水1の塩濃度と略同等の塩濃
度の調整水8を得るように濃縮水4と下水処理装置14
0からの浄化水6とを混合して調整する濃縮水処理装置
150とを備えて海水淡水化システム100を構成し
た。
水を淡水化させることができるシステムを提供する。 【解決手段】 海水1を取水する取水ポンプ111と、
取水された海水1から不溶物2を除去する不溶物除去装
置120と、海水1を高圧ポンプ131により逆浸透膜
(RO膜)132へ透過させて上水3と濃縮水4とを得
る淡水化装置130と、使用された下水5を浄化させる
下水処理装置140と、海水1の塩濃度と略同等の塩濃
度の調整水8を得るように濃縮水4と下水処理装置14
0からの浄化水6とを混合して調整する濃縮水処理装置
150とを備えて海水淡水化システム100を構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩分含有水を淡水
化させる塩分含有水淡水化システムに関し、特に、長距
離航行大型客船や離島のリゾートホテル等で海水を淡水
化する場合に適用すると極めて有効なものである。
化させる塩分含有水淡水化システムに関し、特に、長距
離航行大型客船や離島のリゾートホテル等で海水を淡水
化する場合に適用すると極めて有効なものである。
【0002】
【従来の技術】長距離を航行するタンカー船やコンテナ
船等の大型船舶においては、乗員の使用する水をタンク
に貯蔵したり、使用した下水を浄化処理して上水として
再び利用するなどしている。他方、旅客者が乗船する豪
華客船等のような長距離航行大型客船においては、下水
を浄化処理した水を飲料水等として使用すると、旅客者
に対して嫌悪感を与える可能性があるため、海水を淡水
化させて上水として使用する海水淡水化システムが搭載
されている。
船等の大型船舶においては、乗員の使用する水をタンク
に貯蔵したり、使用した下水を浄化処理して上水として
再び利用するなどしている。他方、旅客者が乗船する豪
華客船等のような長距離航行大型客船においては、下水
を浄化処理した水を飲料水等として使用すると、旅客者
に対して嫌悪感を与える可能性があるため、海水を淡水
化させて上水として使用する海水淡水化システムが搭載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したような海水淡
水化システムにおいては、海水の淡水化の際に副生する
高塩濃度の濃縮水(海水の約1.5〜2.5倍)を海中
に排出する必要がある。しなしながら、高塩濃度の濃縮
水をそのまま戻してしまうと、周辺海域の塩濃度が変化
して、環境的に問題を生じてしまうおそれがあった。
水化システムにおいては、海水の淡水化の際に副生する
高塩濃度の濃縮水(海水の約1.5〜2.5倍)を海中
に排出する必要がある。しなしながら、高塩濃度の濃縮
水をそのまま戻してしまうと、周辺海域の塩濃度が変化
して、環境的に問題を生じてしまうおそれがあった。
【0004】このような問題は、旅客者が乗船する豪華
客船等のような長距離航行大型客船に限らず、例えば、
離島に建設されるリゾートホテル等のように、上水の確
保が困難で環境保全基準が厳しい場所であれば、上述と
同様に生じることである。また、海水に限らず、塩分を
含有する水であれば、上述と同様な問題を生じる可能性
がある。
客船等のような長距離航行大型客船に限らず、例えば、
離島に建設されるリゾートホテル等のように、上水の確
保が困難で環境保全基準が厳しい場所であれば、上述と
同様に生じることである。また、海水に限らず、塩分を
含有する水であれば、上述と同様な問題を生じる可能性
がある。
【0005】このようなことから、本発明は、周辺水域
に悪影響を与えることなく塩分含有水を淡水化させるこ
とができる塩分含有水淡水化システムを提供することを
目的とする。
に悪影響を与えることなく塩分含有水を淡水化させるこ
とができる塩分含有水淡水化システムを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明による塩分含有水淡水化システ
ムは、塩分含有水を取水する取水手段と、取水された前
記塩分含有水を高圧ポンプで逆浸透膜へ透過させて上水
と濃縮水とを得る淡水化手段と、使用された下水を浄化
させる下水処理手段と、前記塩分含有水の塩濃度と略同
等の塩濃度の調整水を得るように前記濃縮水と前記下水
処理手段からの浄化水とを混合して調整する濃縮水処理
手段とを備えたことを特徴とする。
ための、第一番目の発明による塩分含有水淡水化システ
ムは、塩分含有水を取水する取水手段と、取水された前
記塩分含有水を高圧ポンプで逆浸透膜へ透過させて上水
と濃縮水とを得る淡水化手段と、使用された下水を浄化
させる下水処理手段と、前記塩分含有水の塩濃度と略同
等の塩濃度の調整水を得るように前記濃縮水と前記下水
処理手段からの浄化水とを混合して調整する濃縮水処理
手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】第二番目の発明による塩分含有水淡水化シ
ステムは、第一番目の発明において、前記下水処理手段
が、前記下水の汚濁因子の値を前記塩分含有水と略同等
にするように調整することを特徴とする。
ステムは、第一番目の発明において、前記下水処理手段
が、前記下水の汚濁因子の値を前記塩分含有水と略同等
にするように調整することを特徴とする。
【0008】第三番目の発明による塩分含有水淡水化シ
ステムは、第一番目または第二番目の発明において、取
水された前記塩分含有水から不溶物を除去する不溶物除
去手段を備えると共に、前記濃縮水処理手段が、前記塩
分含有水の不溶物濃度と略同等とするように前記不溶物
を前記調整水に混合して調整することを特徴とする。
ステムは、第一番目または第二番目の発明において、取
水された前記塩分含有水から不溶物を除去する不溶物除
去手段を備えると共に、前記濃縮水処理手段が、前記塩
分含有水の不溶物濃度と略同等とするように前記不溶物
を前記調整水に混合して調整することを特徴とする。
【0009】第四番目の発明による塩分含有水淡水化シ
ステムは、第三番目の発明において、前記不溶物除去手
段が、前記塩分含有水から除去した不溶物を焼却処理し
て減容化させる減容化手段を備えたことを特徴とする。
ステムは、第三番目の発明において、前記不溶物除去手
段が、前記塩分含有水から除去した不溶物を焼却処理し
て減容化させる減容化手段を備えたことを特徴とする。
【0010】第五番目の発明による塩分含有水淡水化シ
ステムは、第一番目から第四番目の発明のいずれかにお
いて、前記下水処理手段からの前記浄化水の少なくとも
一部を前記塩分含有水と共に前記淡水化手段の前記高圧
ポンプに送給する再送手段を備えたことを特徴とする。
ステムは、第一番目から第四番目の発明のいずれかにお
いて、前記下水処理手段からの前記浄化水の少なくとも
一部を前記塩分含有水と共に前記淡水化手段の前記高圧
ポンプに送給する再送手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による塩分含有水淡水化シ
ステムの実施の形態を図面を用いて説明するが、本発明
は以下の実施の形態に限定されるものではない。
ステムの実施の形態を図面を用いて説明するが、本発明
は以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0012】[第一番目の実施の形態]本発明による塩
分含有水淡水化システムを海水淡水化システムに適用し
た第一番目の実施の形態を図1を用いて説明する。図1
は、海水淡水化システムの概略構成図である。
分含有水淡水化システムを海水淡水化システムに適用し
た第一番目の実施の形態を図1を用いて説明する。図1
は、海水淡水化システムの概略構成図である。
【0013】図1に示すように、本実施の形態にかかる
海水淡水化システム100は、海水1を取水する取水手
段である取水ポンプ111と、取水された海水1から不
溶物2を除去する不溶物除去手段である不溶物除去装置
120と、前記海水1を高圧ポンプ131により逆浸透
膜(RO膜)132へ透過させて上水3と濃縮水4とを
得る淡水化手段である淡水化装置130と、使用された
下水5を浄化させる下水処理手段である下水処理装置1
40と、海水1の塩濃度と略同等の塩濃度の調整水8を
得るように濃縮水4と下水処理装置140からの浄化水
6とを混合して調整する濃縮水処理手段である濃縮水処
理装置150とを備えている。
海水淡水化システム100は、海水1を取水する取水手
段である取水ポンプ111と、取水された海水1から不
溶物2を除去する不溶物除去手段である不溶物除去装置
120と、前記海水1を高圧ポンプ131により逆浸透
膜(RO膜)132へ透過させて上水3と濃縮水4とを
得る淡水化手段である淡水化装置130と、使用された
下水5を浄化させる下水処理手段である下水処理装置1
40と、海水1の塩濃度と略同等の塩濃度の調整水8を
得るように濃縮水4と下水処理装置140からの浄化水
6とを混合して調整する濃縮水処理手段である濃縮水処
理装置150とを備えている。
【0014】前記不溶物除去装置120は、取水された
海水1を濾過する濾過手段である濾過器121と、濾別
された不溶物2を貯蔵する不溶物貯蔵タンク122とを
備えている。
海水1を濾過する濾過手段である濾過器121と、濾別
された不溶物2を貯蔵する不溶物貯蔵タンク122とを
備えている。
【0015】前記淡水化装置130は、前記高圧ポンプ
131と、前記RO膜132と、前記上水3を貯蔵する
上水貯蔵タンク133と、上水3を使用設備10に供給
する給水手段である給水ポンプ134と、濃縮水4を貯
蔵する濃縮水貯蔵タンク135とを備えている。
131と、前記RO膜132と、前記上水3を貯蔵する
上水貯蔵タンク133と、上水3を使用設備10に供給
する給水手段である給水ポンプ134と、濃縮水4を貯
蔵する濃縮水貯蔵タンク135とを備えている。
【0016】前記下水処理装置140は、使用設備10
からの下水5を貯蔵する下水貯蔵タンク141と、下水
タンク141内の下水5を送出する下水送給手段である
下水送給ポンプ142と、下水送給ポンプ142からの
下水5を浄化させる浄化手段である浄化装置143と、
浄化水6を貯蔵する浄化水貯蔵タンク144と、下水5
の浄化処理に伴って生じた固体分7を貯蔵する固体分貯
蔵タンク145とを備えている。
からの下水5を貯蔵する下水貯蔵タンク141と、下水
タンク141内の下水5を送出する下水送給手段である
下水送給ポンプ142と、下水送給ポンプ142からの
下水5を浄化させる浄化手段である浄化装置143と、
浄化水6を貯蔵する浄化水貯蔵タンク144と、下水5
の浄化処理に伴って生じた固体分7を貯蔵する固体分貯
蔵タンク145とを備えている。
【0017】前記濃縮水処理装置150は、攪拌翼15
1aを備えた調整槽151と、前記淡水化装置130の
前記濃縮水貯蔵タンク135内の濃縮水4を調整槽15
1内に送給する濃縮水送給手段である濃縮水送給ポンプ
152と、前記下水処理装置140の前記浄化水貯蔵タ
ンク144内の浄化水6を調整槽151内に送給する浄
化水送給手段である浄化水送給ポンプ153と、前記取
水ポンプ111の取込口近傍に設けられて塩濃度を計測
する電気伝導度計等の海水塩濃度計測手段である海水塩
濃度計測器154と、前記淡水化装置130の前記濃縮
水貯蔵タンク135に取り付けられて濃縮水4の塩濃度
を計測する電気伝導度計等のような濃縮水濃度計測手段
である濃縮水塩濃度計測器155と、前記調整槽151
内に設けられて調整水8の塩濃度を計測する電気伝導度
計等のような調整水塩濃度計測手段である調整水塩濃度
計測器156と、前記塩濃度計測器154〜156から
の信号に基づいて、前記調整槽151内の調整水8が海
水1と略同等の塩濃度となるように前記送給ポンプ15
2,153を制御する制御手段である制御装置157
と、調整槽151内の調整水8を海中へ排出する排水ポ
ンプ158とを備えている。
1aを備えた調整槽151と、前記淡水化装置130の
前記濃縮水貯蔵タンク135内の濃縮水4を調整槽15
1内に送給する濃縮水送給手段である濃縮水送給ポンプ
152と、前記下水処理装置140の前記浄化水貯蔵タ
ンク144内の浄化水6を調整槽151内に送給する浄
化水送給手段である浄化水送給ポンプ153と、前記取
水ポンプ111の取込口近傍に設けられて塩濃度を計測
する電気伝導度計等の海水塩濃度計測手段である海水塩
濃度計測器154と、前記淡水化装置130の前記濃縮
水貯蔵タンク135に取り付けられて濃縮水4の塩濃度
を計測する電気伝導度計等のような濃縮水濃度計測手段
である濃縮水塩濃度計測器155と、前記調整槽151
内に設けられて調整水8の塩濃度を計測する電気伝導度
計等のような調整水塩濃度計測手段である調整水塩濃度
計測器156と、前記塩濃度計測器154〜156から
の信号に基づいて、前記調整槽151内の調整水8が海
水1と略同等の塩濃度となるように前記送給ポンプ15
2,153を制御する制御手段である制御装置157
と、調整槽151内の調整水8を海中へ排出する排水ポ
ンプ158とを備えている。
【0018】このような海水淡水化システム100は、
以下のようにして運転される。
以下のようにして運転される。
【0019】取水ポンプ111で海水1を取水すると、
海水1は、不溶物除去装置120の濾過器121で不溶
物2を除去された後、淡水化装置130の高圧ポンプ1
31でRO膜132に高圧(約4〜10MPa程度)で
送給され、一部が濾過されて淡水化された上水3として
上水貯蔵タンク133に貯蔵され、残りが濃縮水4とし
て濃縮水貯蔵タンク135に貯蔵される。なお、上記濾
過器121で除去された前記不溶物2は、不溶物貯蔵タ
ンク122内に貯蔵される。
海水1は、不溶物除去装置120の濾過器121で不溶
物2を除去された後、淡水化装置130の高圧ポンプ1
31でRO膜132に高圧(約4〜10MPa程度)で
送給され、一部が濾過されて淡水化された上水3として
上水貯蔵タンク133に貯蔵され、残りが濃縮水4とし
て濃縮水貯蔵タンク135に貯蔵される。なお、上記濾
過器121で除去された前記不溶物2は、不溶物貯蔵タ
ンク122内に貯蔵される。
【0020】前記上水貯蔵タンク133内の上水3は、
飲料水等の各種生活用水として使用設備10で適宜利用
された後、下水5として下水処理装置140の下水貯蔵
タンク141内に貯蔵される。
飲料水等の各種生活用水として使用設備10で適宜利用
された後、下水5として下水処理装置140の下水貯蔵
タンク141内に貯蔵される。
【0021】前記下水貯蔵タンク141内の下水5は、
下水送給ポンプ142により浄化装置143に送給され
て浄化処理された後、浄化水6として浄化水貯蔵タンク
144内に貯蔵される。なお、下水5の浄化処理に伴っ
て発生した固体分7は、固体分貯蔵タンク145内に貯
蔵される。
下水送給ポンプ142により浄化装置143に送給され
て浄化処理された後、浄化水6として浄化水貯蔵タンク
144内に貯蔵される。なお、下水5の浄化処理に伴っ
て発生した固体分7は、固体分貯蔵タンク145内に貯
蔵される。
【0022】他方、前記濃縮水処理装置150の制御装
置157は、海水塩濃度計測器154による海水1の塩
濃度計測結果および濃縮水塩濃度計測器155による前
記濃縮水貯蔵タンク135内の濃縮水4の塩濃度計測結
果に基づき、海水1と略同等の塩濃度の調整水8を得る
ように、濃縮水送給ポンプ152および浄化水送給ポン
プ153を作動させて、調整槽151内に濃縮水4およ
び浄化水6を供給し、攪拌翼151aを作動させて混合
調整する。
置157は、海水塩濃度計測器154による海水1の塩
濃度計測結果および濃縮水塩濃度計測器155による前
記濃縮水貯蔵タンク135内の濃縮水4の塩濃度計測結
果に基づき、海水1と略同等の塩濃度の調整水8を得る
ように、濃縮水送給ポンプ152および浄化水送給ポン
プ153を作動させて、調整槽151内に濃縮水4およ
び浄化水6を供給し、攪拌翼151aを作動させて混合
調整する。
【0023】このとき、制御装置157は、調整水塩濃
度計測器156による調整槽151内の調整水8の塩濃
度の計測結果に基づき、当該調整水8の塩濃度が海水1
の塩濃度と略同等であるかどうか確認し、濃縮水送給ポ
ンプ152および浄化水送給ポンプ153をフィードバ
ック制御を行う。
度計測器156による調整槽151内の調整水8の塩濃
度の計測結果に基づき、当該調整水8の塩濃度が海水1
の塩濃度と略同等であるかどうか確認し、濃縮水送給ポ
ンプ152および浄化水送給ポンプ153をフィードバ
ック制御を行う。
【0024】このようにして調整された調整水8は、排
出ポンプ158の作動により、調整槽151内から海中
へ排出される。
出ポンプ158の作動により、調整槽151内から海中
へ排出される。
【0025】したがって、本実施の形態の海水淡水化シ
ステム100によれば、海水1の淡水化の際に副生する
高塩濃度の濃縮水4を、下水5を浄化した浄化水6と混
合して海水1の塩濃度と略同等の調整水8にしてから海
中に排出するようにしたので、周辺海域の塩濃度に変化
を与えることがなく海水を淡水化させることができ、環
境的に生じる問題を大幅に低減することができる。
ステム100によれば、海水1の淡水化の際に副生する
高塩濃度の濃縮水4を、下水5を浄化した浄化水6と混
合して海水1の塩濃度と略同等の調整水8にしてから海
中に排出するようにしたので、周辺海域の塩濃度に変化
を与えることがなく海水を淡水化させることができ、環
境的に生じる問題を大幅に低減することができる。
【0026】特に、このような海水淡水化システム10
0を、旅客者が乗船する豪華客船等のような長距離航行
大型客船を始めとして、例えば、離島に建設されるリゾ
ートホテル等のように、上水の確保が困難で環境保全基
準が厳しい場所に適用すると、極めて有効である。
0を、旅客者が乗船する豪華客船等のような長距離航行
大型客船を始めとして、例えば、離島に建設されるリゾ
ートホテル等のように、上水の確保が困難で環境保全基
準が厳しい場所に適用すると、極めて有効である。
【0027】[第二番目の実施の形態]本発明による塩
分含有水淡水化システムを海水淡水化システムに適用し
た場合の第二番目の実施の形態を図2を用いて説明す
る。図2は、海水淡水化システムの概略構成図である。
ただし、前述した第一番目の実施の形態の場合と同様な
部分については、前述した第一番目の実施の形態の説明
で用いた符号と同一の符号を用いることにより、前述し
た第一番目の実施での説明と重複する説明を省略する。
分含有水淡水化システムを海水淡水化システムに適用し
た場合の第二番目の実施の形態を図2を用いて説明す
る。図2は、海水淡水化システムの概略構成図である。
ただし、前述した第一番目の実施の形態の場合と同様な
部分については、前述した第一番目の実施の形態の説明
で用いた符号と同一の符号を用いることにより、前述し
た第一番目の実施での説明と重複する説明を省略する。
【0028】図2に示すように、本実施の形態にかかる
海水淡水化システム200は、海水1を取水する取水手
段である取水ポンプ111と、取水された海水1から不
溶物2を除去する不溶物除去手段である不溶物除去装置
120と、前記海水1を高圧ポンプ131により逆浸透
膜(RO膜)132へ透過させて上水3と濃縮水4とを
得る淡水化手段である淡水化装置130と、使用された
下水5を浄化させる下水処理手段である下水処理装置1
40と、海水1の塩濃度と略同等の塩濃度の調整水8を
得るように濃縮水4と下水処理装置140からの浄化水
6とを混合して調整する濃縮水処理手段である濃縮水処
理装置150と、下水処理装置130からの浄化水6の
少なくとも一部を海水1と共に淡水化装置130の高圧
ポンプ131に送給する再送手段である再送ライン26
1、切替バルブ262等を備えている。
海水淡水化システム200は、海水1を取水する取水手
段である取水ポンプ111と、取水された海水1から不
溶物2を除去する不溶物除去手段である不溶物除去装置
120と、前記海水1を高圧ポンプ131により逆浸透
膜(RO膜)132へ透過させて上水3と濃縮水4とを
得る淡水化手段である淡水化装置130と、使用された
下水5を浄化させる下水処理手段である下水処理装置1
40と、海水1の塩濃度と略同等の塩濃度の調整水8を
得るように濃縮水4と下水処理装置140からの浄化水
6とを混合して調整する濃縮水処理手段である濃縮水処
理装置150と、下水処理装置130からの浄化水6の
少なくとも一部を海水1と共に淡水化装置130の高圧
ポンプ131に送給する再送手段である再送ライン26
1、切替バルブ262等を備えている。
【0029】前記再送ライン261は、一端が前記濃縮
水処理装置150の浄化水送給ポンプ153の送出口近
傍に切替バルブ262を介して連結され、他端が前記淡
水化装置130の高圧ポンプ131の受入口近傍に連結
されている。
水処理装置150の浄化水送給ポンプ153の送出口近
傍に切替バルブ262を介して連結され、他端が前記淡
水化装置130の高圧ポンプ131の受入口近傍に連結
されている。
【0030】つまり、本実施の形態による海水淡水化シ
ステム200は、第一番目の実施の形態の海水淡水化シ
ステム100において、前記再送手段を設けた構造とな
っているのである。
ステム200は、第一番目の実施の形態の海水淡水化シ
ステム100において、前記再送手段を設けた構造とな
っているのである。
【0031】このような海水淡水化システム200にお
いては、前記切替バルブ262により、前記下水処理装
置140の浄化水貯蔵タンク153内の浄化水6を前記
再送ライン261を介して高圧ポンプ131の受入口近
傍に送給すると、海水1が浄化水6と混合されてから、
淡水化装置130の高圧ポンプ131によりRO膜13
2へ供給されるようになる。
いては、前記切替バルブ262により、前記下水処理装
置140の浄化水貯蔵タンク153内の浄化水6を前記
再送ライン261を介して高圧ポンプ131の受入口近
傍に送給すると、海水1が浄化水6と混合されてから、
淡水化装置130の高圧ポンプ131によりRO膜13
2へ供給されるようになる。
【0032】ここで、高圧ポンプ131は、RO膜13
2に供給する上記海水1が浄化水6と混合されて塩濃度
を低減されていることから、当該海水1をRO膜132
に供給する供給圧力が小さくて済むようになる。
2に供給する上記海水1が浄化水6と混合されて塩濃度
を低減されていることから、当該海水1をRO膜132
に供給する供給圧力が小さくて済むようになる。
【0033】具体的には、例えば、海水1と浄化水6と
を4:1の割合で混合すれば、塩濃度を4/5程度に低
減することができるので、高圧ポンプ131による送給
圧力を9/10程度にまで小さくすることができる。
を4:1の割合で混合すれば、塩濃度を4/5程度に低
減することができるので、高圧ポンプ131による送給
圧力を9/10程度にまで小さくすることができる。
【0034】したがって、本実施の形態の海水淡水化シ
ステム200によれば、前述した第一番目の実施の形態
の場合と同様な効果を得ることができるのはもちろんの
こと、高圧ポンプ131の運転動力を削減することがで
きるので(約9/10程度)、エネルギの有効利用を図
ることができる。
ステム200によれば、前述した第一番目の実施の形態
の場合と同様な効果を得ることができるのはもちろんの
こと、高圧ポンプ131の運転動力を削減することがで
きるので(約9/10程度)、エネルギの有効利用を図
ることができる。
【0035】特に、旅客者が乗船する豪華客船等のよう
な長距離航行大型客船を始めとして、例えば、離島に建
設されるリゾートホテル等のように、動力エネルギの確
保に限界がある場所に適用すると、極めて有効である。
な長距離航行大型客船を始めとして、例えば、離島に建
設されるリゾートホテル等のように、動力エネルギの確
保に限界がある場所に適用すると、極めて有効である。
【0036】[他の実施の形態]なお、前述した第一、
二番目の実施の形態において、下水処理装置140が、
下水5のCODやBODやTOCやT−N(トータル窒
素量)やT−P(トータル燐量)等の汚濁因子の値を海
水1と略同一にするようにさらに調整するようにすれ
ば、調整水8の水質を海水1にさらに近づけることがで
きるので、環境的に生じる問題をさらに低減することが
できる。
二番目の実施の形態において、下水処理装置140が、
下水5のCODやBODやTOCやT−N(トータル窒
素量)やT−P(トータル燐量)等の汚濁因子の値を海
水1と略同一にするようにさらに調整するようにすれ
ば、調整水8の水質を海水1にさらに近づけることがで
きるので、環境的に生じる問題をさらに低減することが
できる。
【0037】また、前述した第一、二番目の実施の形態
において、海水1の不溶物2の濃度と略同等とするよう
に不溶物2を調整水8に混合して調整する、具体的に
は、例えば、海水1の濁度を計測する海水濁度計測手段
を前記取水ポンプ111の取込口近傍に設けると共に、
調整水8の濁度を計測する調整水濁度計測手段を前記調
整槽151に設け、前記濁度計測手段での計測結果に基
づいて、調整槽151内の調整水8の濁度が海水1と略
同等となるように前記不溶物貯蔵タンク122内の不溶
物2を調整槽151内に供給すれば、前記不溶物貯蔵タ
ンク122内に貯蔵保管しておく不溶物2の量を大幅に
低減させることができるので、さらに好ましい結果を得
ることができる。
において、海水1の不溶物2の濃度と略同等とするよう
に不溶物2を調整水8に混合して調整する、具体的に
は、例えば、海水1の濁度を計測する海水濁度計測手段
を前記取水ポンプ111の取込口近傍に設けると共に、
調整水8の濁度を計測する調整水濁度計測手段を前記調
整槽151に設け、前記濁度計測手段での計測結果に基
づいて、調整槽151内の調整水8の濁度が海水1と略
同等となるように前記不溶物貯蔵タンク122内の不溶
物2を調整槽151内に供給すれば、前記不溶物貯蔵タ
ンク122内に貯蔵保管しておく不溶物2の量を大幅に
低減させることができるので、さらに好ましい結果を得
ることができる。
【0038】また、前述した第一,二番目の実施の形態
において、前記不溶物除去装置120が、海水1から除
去した不溶物2を焼却処理して減容化させる減容化手段
を備えれば、貯蔵保管しておく不溶物2の量を大幅に低
減させることができるので、さらに好ましい結果を得る
ことができる。
において、前記不溶物除去装置120が、海水1から除
去した不溶物2を焼却処理して減容化させる減容化手段
を備えれば、貯蔵保管しておく不溶物2の量を大幅に低
減させることができるので、さらに好ましい結果を得る
ことができる。
【0039】ここで、焼却処理して減容化した不溶物2
を調整槽151内に供給するようにすれば、さらに好ま
しい結果を得ることができる。
を調整槽151内に供給するようにすれば、さらに好ま
しい結果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】第一番目の発明による塩分含有水淡水化
システムは、塩分含有水を取水する取水手段と、取水さ
れた前記塩分含有水を高圧ポンプで逆浸透膜へ透過させ
て上水と濃縮水とを得る淡水化手段と、使用された下水
を浄化させる下水処理手段と、前記塩分含有水の塩濃度
と略同等の塩濃度の調整水を得るように前記濃縮水と前
記下水処理手段からの浄化水とを混合して調整する濃縮
水処理手段とを備えたことから、塩分含有水の淡水化の
際に副生する高塩濃度の濃縮水を、下水を浄化した浄化
水と混合して塩分含有水の塩濃度と略同等の調整水にし
てから排出するこができるので、周辺水域の塩濃度に変
化を与えることがなく塩分含有水を淡水化させることが
でき、環境的に生じる問題を大幅に低減することができ
る。
システムは、塩分含有水を取水する取水手段と、取水さ
れた前記塩分含有水を高圧ポンプで逆浸透膜へ透過させ
て上水と濃縮水とを得る淡水化手段と、使用された下水
を浄化させる下水処理手段と、前記塩分含有水の塩濃度
と略同等の塩濃度の調整水を得るように前記濃縮水と前
記下水処理手段からの浄化水とを混合して調整する濃縮
水処理手段とを備えたことから、塩分含有水の淡水化の
際に副生する高塩濃度の濃縮水を、下水を浄化した浄化
水と混合して塩分含有水の塩濃度と略同等の調整水にし
てから排出するこができるので、周辺水域の塩濃度に変
化を与えることがなく塩分含有水を淡水化させることが
でき、環境的に生じる問題を大幅に低減することができ
る。
【0041】第二番目の発明による塩分含有水淡水化シ
ステムは、第一番目の発明において、前記下水処理手段
が、前記下水の汚濁因子の値を前記塩分含有水と略同等
にするように調整するので、調整水の水質を塩分含有水
にさらに近づけることができ、環境的に生じる問題をさ
らに低減することができる。
ステムは、第一番目の発明において、前記下水処理手段
が、前記下水の汚濁因子の値を前記塩分含有水と略同等
にするように調整するので、調整水の水質を塩分含有水
にさらに近づけることができ、環境的に生じる問題をさ
らに低減することができる。
【0042】第三番目の発明による塩分含有水淡水化シ
ステムは、第一番目または第二番目の発明のいずれかに
おいて、取水された前記塩分含有水から不溶物を除去す
る不溶物除去手段を備えると共に、前記濃縮水処理手段
が、前記塩分含有水の不溶物濃度と略同等とするように
前記不溶物を前記調整水に混合して調整するので、貯蔵
保管しておく不溶物の量を大幅に低減させることができ
る。
ステムは、第一番目または第二番目の発明のいずれかに
おいて、取水された前記塩分含有水から不溶物を除去す
る不溶物除去手段を備えると共に、前記濃縮水処理手段
が、前記塩分含有水の不溶物濃度と略同等とするように
前記不溶物を前記調整水に混合して調整するので、貯蔵
保管しておく不溶物の量を大幅に低減させることができ
る。
【0043】第四番目の発明による塩分含有水淡水化シ
ステムは、第三番目の発明において、前記不溶物除去手
段が、前記塩分含有水から除去した不溶物を焼却処理し
て減容化させる減容化手段を備えたので、貯蔵保管して
おく不溶物の量を大幅に低減させることができる。
ステムは、第三番目の発明において、前記不溶物除去手
段が、前記塩分含有水から除去した不溶物を焼却処理し
て減容化させる減容化手段を備えたので、貯蔵保管して
おく不溶物の量を大幅に低減させることができる。
【0044】第五番目の発明による塩分含有水淡水化シ
ステムは、第一番目から第四番目の発明のいずれかにお
いて、前記下水処理手段からの前記浄化水の少なくとも
一部を前記塩分含有水と共に前記淡水化手段の前記高圧
ポンプに送給する再送手段を備えたことから、塩分含有
水を逆浸透膜に供給する高圧ポンプの供給圧力を小さく
することができるので、高圧ポンプの運転動力を削減す
ることができ、エネルギの有効利用を図ることができ
る。
ステムは、第一番目から第四番目の発明のいずれかにお
いて、前記下水処理手段からの前記浄化水の少なくとも
一部を前記塩分含有水と共に前記淡水化手段の前記高圧
ポンプに送給する再送手段を備えたことから、塩分含有
水を逆浸透膜に供給する高圧ポンプの供給圧力を小さく
することができるので、高圧ポンプの運転動力を削減す
ることができ、エネルギの有効利用を図ることができ
る。
【図1】本発明による塩分含有水淡水化システムを海水
淡水化システムに適用した場合の第一番目の実施の形態
の概略構成図である。
淡水化システムに適用した場合の第一番目の実施の形態
の概略構成図である。
【図2】本発明による塩分含有水淡水化システムを海水
淡水化システムに適用した場合の第二番目の実施の形態
の概略構成図である。
淡水化システムに適用した場合の第二番目の実施の形態
の概略構成図である。
【符号の説明】
1 海水
2 不溶物
3 上水
4 濃縮水
5 下水
6 浄化水
7 固体分
8 調整水
10 使用設備
100 海水淡水化システム
111 取水ポンプ
120 不溶物除去装置
121 濾過器
122 不溶物貯蔵タンク
130 淡水化装置
131 高圧ポンプ
132 逆浸透膜(RO膜)
133 上水貯蔵タンク
134 給水ポンプ
135 濃縮水貯蔵タンク
140 下水処理装置
141 下水貯蔵タンク
142 下水送給ポンプ
143 浄化装置
144 浄化水貯蔵タンク
145 固体分貯蔵タンク
150 濃縮水処理装置
151 調整槽
151a 攪拌翼
152 濃縮水送給ポンプ
153 浄化水送給ポンプ
154 海水塩濃度計測器
155 濃縮水塩濃度計測器
156 調整水塩濃度計測器
157 制御装置
158 排水ポンプ
200 海水淡水化システム
261 再送ライン
262 切替バルブ
Claims (5)
- 【請求項1】 塩分含有水を取水する取水手段と、 取水された前記塩分含有水を高圧ポンプで逆浸透膜へ透
過させて上水と濃縮水とを得る淡水化手段と、 使用された下水を浄化させる下水処理手段と、 前記塩分含有水の塩濃度と略同等の塩濃度の調整水を得
るように前記濃縮水と前記下水処理手段からの浄化水と
を混合して調整する濃縮水処理手段とを備えたことを特
徴とする塩分含有水淡水化システム。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記下水処理手段が、前記下水の汚濁因子の値を前記塩
分含有水と略同等にするように調整することを特徴とす
る塩分含有水淡水化システム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかにお
いて、 取水された前記塩分含有水から不溶物を除去する不溶物
除去手段を備えると共に、 前記濃縮水処理手段が、前記塩分含有水の不溶物濃度と
略同等とするように前記不溶物を前記調整水に混合して
調整することを特徴とする塩分含有水淡水化システム。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記不溶物除去手段が、前記塩分含有水から除去した不
溶物を焼却処理して減容化させる減容化手段を備えたこ
とを特徴とする塩分含有水淡水化システム。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにおい
て、 前記下水処理手段からの前記浄化水の少なくとも一部を
前記塩分含有水と共に前記淡水化手段の前記高圧ポンプ
に送給する再送手段を備えたことを特徴とする塩分含有
水淡水化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087725A JP2003285058A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 塩分含有水淡水化システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087725A JP2003285058A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 塩分含有水淡水化システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003285058A true JP2003285058A (ja) | 2003-10-07 |
Family
ID=29233815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002087725A Withdrawn JP2003285058A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 塩分含有水淡水化システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003285058A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007513759A (ja) * | 2003-12-11 | 2007-05-31 | ウォーター スタンダード カンパニー エルエルシー | 移動可能な淡水化システム及びその方法 |
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-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002087725A patent/JP2003285058A/ja not_active Withdrawn
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