JP2003284137A - 移動体通信端末及びその動作方法 - Google Patents
移動体通信端末及びその動作方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ迅速に通信を再開する。
【解決手段】 第2の通信方式を用いて通信していると
きに、第2の通信方式が通信サービス圏外となって使用
できなくなると(ステップS1)、所在位置が第1の通
信方式で通信可能な通信サービス圏内にあるか否かを判
別する(ステップS2)。第1の通信方式を用いて通信
できると判別すると(ステップS2にてYes)、位置
登録が必要であるか否かを判別する(ステップS4)。
位置登録が必要な場合、第1の通信方式向けの位置登録
を行うための処理が実行される(ステップS5)。自動
発信機能が「ON」となっている場合(ステップS6に
てON)、第1の通信方式を用いて通信するための発信
動作が行われる(ステップS8)。こうして相手先が呼
び出され、第1の通信方式を用いた通信が開始される
(ステップS9)。
きに、第2の通信方式が通信サービス圏外となって使用
できなくなると(ステップS1)、所在位置が第1の通
信方式で通信可能な通信サービス圏内にあるか否かを判
別する(ステップS2)。第1の通信方式を用いて通信
できると判別すると(ステップS2にてYes)、位置
登録が必要であるか否かを判別する(ステップS4)。
位置登録が必要な場合、第1の通信方式向けの位置登録
を行うための処理が実行される(ステップS5)。自動
発信機能が「ON」となっている場合(ステップS6に
てON)、第1の通信方式を用いて通信するための発信
動作が行われる(ステップS8)。こうして相手先が呼
び出され、第1の通信方式を用いた通信が開始される
(ステップS9)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信端末
及びその動作方法に関する。
及びその動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】W−CDMA(Wideband-Code Division
Multiple Access)方式を使用した移動体通信システム
は第3世代移動体通信システムと称され、その利用が広
がっている。こうした新しい通信方式を使用した移動体
通信システムは、例えばPDC(Personal Digital Cel
lular)方式といった、既存の通信方式を使用した移動
体通信システムに比べて、通信サービス圏が狭くなるこ
とが多い。従って、新しい通信方式と既存の通信方式の
両方を使用して無線通信を可能としたデュアルモード移
動体通信端末では、新しい通信方式を用いて通信してい
るときに、既存の通信方式のみが使用可能なエリアに移
動することがある。
Multiple Access)方式を使用した移動体通信システム
は第3世代移動体通信システムと称され、その利用が広
がっている。こうした新しい通信方式を使用した移動体
通信システムは、例えばPDC(Personal Digital Cel
lular)方式といった、既存の通信方式を使用した移動
体通信システムに比べて、通信サービス圏が狭くなるこ
とが多い。従って、新しい通信方式と既存の通信方式の
両方を使用して無線通信を可能としたデュアルモード移
動体通信端末では、新しい通信方式を用いて通信してい
るときに、既存の通信方式のみが使用可能なエリアに移
動することがある。
【0003】ここで、新しい通信方式を使用した移動体
通信システムと既存の通信方式を使用した移動体通信シ
ステムとのハンドオーバーが考慮されていない場合があ
る。例えば、3GPP(3rd Generation Partnarship P
roject)が規定する仕様では、W−CDMAのシステム
とPDCのシステムとのハンドオーバーが考慮されてい
ない。このため、上述のデュアルモード移動体通信端末
では、新しい通信方式を用いて通信しているときに既存
の通信方式のみが使用可能なエリアに移動すると、通信
回線が切断されることが想定される。
通信システムと既存の通信方式を使用した移動体通信シ
ステムとのハンドオーバーが考慮されていない場合があ
る。例えば、3GPP(3rd Generation Partnarship P
roject)が規定する仕様では、W−CDMAのシステム
とPDCのシステムとのハンドオーバーが考慮されてい
ない。このため、上述のデュアルモード移動体通信端末
では、新しい通信方式を用いて通信しているときに既存
の通信方式のみが使用可能なエリアに移動すると、通信
回線が切断されることが想定される。
【0004】図7は、新しい通信方式を用いて通信して
いるデュアルモード移動体通信端末の動作として考えら
れる一例を示すフローチャートである。図7において、
デュアルモード移動体通信端末が新しい通信方式を用い
て通信しているときに、新しい通信方式が通信サービス
圏外となって使用できなくなったとする(ステップS5
0)。この際、移動体通信端末は、所在位置が既存の通
信方式で通信可能な通信サービス圏内にあるか否かを判
別する(ステップS51)。ステップS51において既
存の通信方式も通信サービス圏外のため使用できない場
合、移動体通信端末は、通信サービス圏外で待ち受ける
ための処理を実行する(ステップS52)。一方、所在
位置が既存の通信方式で通信可能な通信サービス圏内に
ある場合、移動体通信端末は、位置登録が必要であるか
否かを判別する(ステップS53)。ステップS53に
おいて位置登録が必要である場合、移動体通信端末は、
既存の通信方式向けに位置登録を行うための処理を実行
する(ステップS54)。一方、位置登録が不要である
場合、ステップS54の処理はスキップされる。この
後、移動体通信端末は、既存の通信方式を用いて待ち受
けるための処理を実行し(ステップS55)、ユーザに
よるキー操作に応答して(ステップS56)、既存の通
信方式で通信するための発信動作を行う(ステップS5
7)。ステップS56におけるユーザによるキー操作で
は、例えば相手先の電話番号が、キー操作により直接入
力されたり、電話帳機能により選択されたりする。こう
して相手先が呼び出され、既存の通信方式を用いた通信
が開始される(ステップS58)。
いるデュアルモード移動体通信端末の動作として考えら
れる一例を示すフローチャートである。図7において、
デュアルモード移動体通信端末が新しい通信方式を用い
て通信しているときに、新しい通信方式が通信サービス
圏外となって使用できなくなったとする(ステップS5
0)。この際、移動体通信端末は、所在位置が既存の通
信方式で通信可能な通信サービス圏内にあるか否かを判
別する(ステップS51)。ステップS51において既
存の通信方式も通信サービス圏外のため使用できない場
合、移動体通信端末は、通信サービス圏外で待ち受ける
ための処理を実行する(ステップS52)。一方、所在
位置が既存の通信方式で通信可能な通信サービス圏内に
ある場合、移動体通信端末は、位置登録が必要であるか
否かを判別する(ステップS53)。ステップS53に
おいて位置登録が必要である場合、移動体通信端末は、
既存の通信方式向けに位置登録を行うための処理を実行
する(ステップS54)。一方、位置登録が不要である
場合、ステップS54の処理はスキップされる。この
後、移動体通信端末は、既存の通信方式を用いて待ち受
けるための処理を実行し(ステップS55)、ユーザに
よるキー操作に応答して(ステップS56)、既存の通
信方式で通信するための発信動作を行う(ステップS5
7)。ステップS56におけるユーザによるキー操作で
は、例えば相手先の電話番号が、キー操作により直接入
力されたり、電話帳機能により選択されたりする。こう
して相手先が呼び出され、既存の通信方式を用いた通信
が開始される(ステップS58)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のデュアルモード
移動体通信端末によると、新しい通信方式が通信サービ
ス圏外となって使用できなくなった場合に、ユーザによ
るキー操作に応答して発信動作を行うことになる。この
ため、操作が煩雑になり、通信を再開するために多くの
時間と労力が費やされるという問題があった。
移動体通信端末によると、新しい通信方式が通信サービ
ス圏外となって使用できなくなった場合に、ユーザによ
るキー操作に応答して発信動作を行うことになる。この
ため、操作が煩雑になり、通信を再開するために多くの
時間と労力が費やされるという問題があった。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、簡単かつ迅速に通信を再開することができる
移動体通信端末を提供することを、目的とする。
のであり、簡単かつ迅速に通信を再開することができる
移動体通信端末を提供することを、目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る移動体通信端末は、第
1の通信方式を用いた無線通信を可能とする第1の通信
手段と、第2の通信方式を用いた無線通信を可能とする
第2の通信手段と、前記第2の通信手段により前記第2
の通信方式を用いて通信しているときに、前記第2の通
信方式が通信サービス圏外となって使用できなくなる
と、前記第1の通信手段により前記第1の通信方式を用
いた通信を自動的に開始するための発信処理を実行する
処理手段とを備える、ことを特徴とする。
め、この発明の第1の観点に係る移動体通信端末は、第
1の通信方式を用いた無線通信を可能とする第1の通信
手段と、第2の通信方式を用いた無線通信を可能とする
第2の通信手段と、前記第2の通信手段により前記第2
の通信方式を用いて通信しているときに、前記第2の通
信方式が通信サービス圏外となって使用できなくなる
と、前記第1の通信手段により前記第1の通信方式を用
いた通信を自動的に開始するための発信処理を実行する
処理手段とを備える、ことを特徴とする。
【0008】前記処理手段により発信処理を実行するか
否かを切り替える動作切替手段を備え、前記処理手段
は、前記動作切替手段により発信処理を実行しないとさ
れた場合に、前記第1の通信手段により前記第1の通信
方式を用いて待ち受けるための処理を実行することが望
ましい。
否かを切り替える動作切替手段を備え、前記処理手段
は、前記動作切替手段により発信処理を実行しないとさ
れた場合に、前記第1の通信手段により前記第1の通信
方式を用いて待ち受けるための処理を実行することが望
ましい。
【0009】前記処理手段は、前記第1の通信手段によ
る通信結果に基づいて、位置登録が必要であるか否かを
判別し、必要であると判別した場合に、前記第1の通信
方式向けの位置登録を行うための処理を実行することが
望ましい。
る通信結果に基づいて、位置登録が必要であるか否かを
判別し、必要であると判別した場合に、前記第1の通信
方式向けの位置登録を行うための処理を実行することが
望ましい。
【0010】前記処理手段は、前記第1の通信手段によ
る通信結果に基づいて、前記第1の通信方式で通信可能
な通信サービス圏内にあるか否かを判別し、前記第1の
通信方式も通信サービス圏外のため使用できないと判別
した場合に、通信サービス圏外で待ち受けるための処理
を実行することが望ましい。
る通信結果に基づいて、前記第1の通信方式で通信可能
な通信サービス圏内にあるか否かを判別し、前記第1の
通信方式も通信サービス圏外のため使用できないと判別
した場合に、通信サービス圏外で待ち受けるための処理
を実行することが望ましい。
【0011】前記第2の通信手段により前記第2の通信
方式を用いて通信している相手先を特定するための発信
情報もしくは着信情報を記憶するバッファメモリを備
え、前記処理手段は、前記バッファメモリから読み出し
た発信情報もしくは着信情報を前記第1の通信手段に供
給することにより、前記第1の通信方式を用いた通信を
自動的に開始することが望ましい。
方式を用いて通信している相手先を特定するための発信
情報もしくは着信情報を記憶するバッファメモリを備
え、前記処理手段は、前記バッファメモリから読み出し
た発信情報もしくは着信情報を前記第1の通信手段に供
給することにより、前記第1の通信方式を用いた通信を
自動的に開始することが望ましい。
【0012】比較的広い通信サービス圏を有する通信方
式を前記第1の通信方式とし、比較的狭い通信サービス
圏を有する通信方式を前記第2の通信方式としたことが
望ましい。
式を前記第1の通信方式とし、比較的狭い通信サービス
圏を有する通信方式を前記第2の通信方式としたことが
望ましい。
【0013】この発明の第2の観点に係る移動体通信端
末は、第1の通信方式を用いた無線通信を可能とする第
1の通信手段と、第2の通信方式を用いた無線通信を可
能とする第2の通信手段と、前記第2の通信手段により
前記第2の通信方式を用いて通信しているときに、受信
レベルが予め定められたしきい値未満となったか否かを
判別し、しきい値未満であると判別した場合に、前記第
2の通信方式を用いた通信回線を切断し、前記第1の通
信手段により前記第1の通信方式を用いた通信を自動的
に開始するための発信処理を実行する処理手段とを備え
る、ことを特徴とする。
末は、第1の通信方式を用いた無線通信を可能とする第
1の通信手段と、第2の通信方式を用いた無線通信を可
能とする第2の通信手段と、前記第2の通信手段により
前記第2の通信方式を用いて通信しているときに、受信
レベルが予め定められたしきい値未満となったか否かを
判別し、しきい値未満であると判別した場合に、前記第
2の通信方式を用いた通信回線を切断し、前記第1の通
信手段により前記第1の通信方式を用いた通信を自動的
に開始するための発信処理を実行する処理手段とを備え
る、ことを特徴とする。
【0014】この発明の第3の観点に係る移動体通信端
末の動作方法は、少なくとも第1及び第2の通信方式を
用いた無線通信を可能とする移動体通信端末の動作方法
であって、前記第2の通信方式を用いて通信していると
きに、前記第2の通信方式が通信サービス圏外となって
使用できなくなると、前記第1の通信方式を用いた通信
を自動的に開始するための発信処理を実行する、ことを
特徴とする。
末の動作方法は、少なくとも第1及び第2の通信方式を
用いた無線通信を可能とする移動体通信端末の動作方法
であって、前記第2の通信方式を用いて通信していると
きに、前記第2の通信方式が通信サービス圏外となって
使用できなくなると、前記第1の通信方式を用いた通信
を自動的に開始するための発信処理を実行する、ことを
特徴とする。
【0015】この発明の第4の観点に係る移動体通信端
末の動作方法は、少なくとも第1及び第2の通信方式を
用いた無線通信を可能とする移動体通信端末の動作方法
であって、前記第2の通信方式を用いて通信していると
きに、受信レベルが予め定められたしきい値未満となっ
たか否かを判別し、しきい値未満であると判別した場合
に、前記第2の通信方式を用いた通信回線を切断すると
共に、前記第1の通信方式を用いた通信を自動的に開始
するための発信処理を実行する、ことを特徴とする。
末の動作方法は、少なくとも第1及び第2の通信方式を
用いた無線通信を可能とする移動体通信端末の動作方法
であって、前記第2の通信方式を用いて通信していると
きに、受信レベルが予め定められたしきい値未満となっ
たか否かを判別し、しきい値未満であると判別した場合
に、前記第2の通信方式を用いた通信回線を切断すると
共に、前記第1の通信方式を用いた通信を自動的に開始
するための発信処理を実行する、ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る移動体通信端末100について詳
細に説明する。この移動体通信端末100は、例えば図
1に示すような通信システムに適用されて、他の移動体
通信端末100、或いは電話106やコンピュータ10
7との間での通信を可能とする。この通信システムは、
第1の移動体通信網101に接続された基地局103
と、第2の移動体通信網102に接続された基地局10
4とを備えている。
明の実施の形態に係る移動体通信端末100について詳
細に説明する。この移動体通信端末100は、例えば図
1に示すような通信システムに適用されて、他の移動体
通信端末100、或いは電話106やコンピュータ10
7との間での通信を可能とする。この通信システムは、
第1の移動体通信網101に接続された基地局103
と、第2の移動体通信網102に接続された基地局10
4とを備えている。
【0017】第1の移動体通信網101は、例えばPD
C(Personal Digital Cellular)方式といった第1の
通信方式を用いて、移動体通信サービスを提供するため
のネットワークである。第1の移動体通信網101に接
続された基地局103が形成するセルは、第1の移動体
通信網101により提供される通信サービス圏をカバー
している。
C(Personal Digital Cellular)方式といった第1の
通信方式を用いて、移動体通信サービスを提供するため
のネットワークである。第1の移動体通信網101に接
続された基地局103が形成するセルは、第1の移動体
通信網101により提供される通信サービス圏をカバー
している。
【0018】第2の移動体通信網102は、例えばW−
CDMA(Wideband-Code DivisionMultiple Access)
方式といった第2の通信方式を用いて、移動体通信サー
ビスを提供するためのネットワークである。第2の移動
体通信網102に接続された基地局104が形成するセ
ルは、第2の移動体通信網102により提供される通信
サービス圏をカバーしている。
CDMA(Wideband-Code DivisionMultiple Access)
方式といった第2の通信方式を用いて、移動体通信サー
ビスを提供するためのネットワークである。第2の移動
体通信網102に接続された基地局104が形成するセ
ルは、第2の移動体通信網102により提供される通信
サービス圏をカバーしている。
【0019】第1及び第2の移動体通信網101、10
2は、公衆回線網105に接続されており、移動体通信
端末100が電話106やコンピュータ107との間で
通信できるようにしている。
2は、公衆回線網105に接続されており、移動体通信
端末100が電話106やコンピュータ107との間で
通信できるようにしている。
【0020】移動体通信端末100は、図2に示すよう
に、通信処理部11と、処理制御部12と、記憶部13
と、入出力処理部14とを備えて構成される。
に、通信処理部11と、処理制御部12と、記憶部13
と、入出力処理部14とを備えて構成される。
【0021】通信処理部11は、例えばアンテナやRF
(Radio Frequency)信号処理回路、ベースバンド信号
処理回路等から構成され、基地局103、104との間
で無線信号を送受信することにより通信するためのもの
である。例えば、通信処理部11は、第1の通信方式を
用いて通信するために設けられた第1の送受信部11a
と、第2の通信方式を用いて通信するために設けられた
第2の送受信部11bとを備えている。
(Radio Frequency)信号処理回路、ベースバンド信号
処理回路等から構成され、基地局103、104との間
で無線信号を送受信することにより通信するためのもの
である。例えば、通信処理部11は、第1の通信方式を
用いて通信するために設けられた第1の送受信部11a
と、第2の通信方式を用いて通信するために設けられた
第2の送受信部11bとを備えている。
【0022】処理制御部12は、例えばCPU(Centra
l Processing Unit)といったマイクロプロセッサ等か
ら構成され、この移動体通信端末100全体の動作を制
御するためのものである。即ち、処理制御部12は、記
憶部13に記憶されている動作プログラムを実行し、入
出力処理部14からの入力情報に従って通信処理部11
の動作を制御したり、記憶部13に各種のデータを記憶
させるなどして、移動体通信サービス等を提供可能とす
る。
l Processing Unit)といったマイクロプロセッサ等か
ら構成され、この移動体通信端末100全体の動作を制
御するためのものである。即ち、処理制御部12は、記
憶部13に記憶されている動作プログラムを実行し、入
出力処理部14からの入力情報に従って通信処理部11
の動作を制御したり、記憶部13に各種のデータを記憶
させるなどして、移動体通信サービス等を提供可能とす
る。
【0023】記憶部13は、例えばRAM(Random Acc
ess Memory)やROM(Read OnlyMemory)、EEPR
OM(Electronically Erasable and Programmable RO
M)等から構成され、処理制御部12での実行に供され
る動作プログラムやデータを記憶するためのものであ
る。例えば、記憶部13は、モードフラグ13aと、バ
ッファメモリ13bとを備えている。
ess Memory)やROM(Read OnlyMemory)、EEPR
OM(Electronically Erasable and Programmable RO
M)等から構成され、処理制御部12での実行に供され
る動作プログラムやデータを記憶するためのものであ
る。例えば、記憶部13は、モードフラグ13aと、バ
ッファメモリ13bとを備えている。
【0024】モードフラグ13aは、自動発信機能のO
N/OFFを切り替えるためのものである。ここで、自
動発信機能は、移動体通信端末100が第2の通信方式
を使用して通信中に、移動体通信端末100の所在位置
が第2の通信方式を使用できない位置に移動した場合
に、第1の通信方式を使用して通信するために、自動的
に発信動作を行う機能である。例えば、自動発信機能を
「ON」とするために、モードフラグ13aは「1」に
セットされ、自動発信機能を「OFF」とするために、
モードフラグ13aは「0」にリセットされる。
N/OFFを切り替えるためのものである。ここで、自
動発信機能は、移動体通信端末100が第2の通信方式
を使用して通信中に、移動体通信端末100の所在位置
が第2の通信方式を使用できない位置に移動した場合
に、第1の通信方式を使用して通信するために、自動的
に発信動作を行う機能である。例えば、自動発信機能を
「ON」とするために、モードフラグ13aは「1」に
セットされ、自動発信機能を「OFF」とするために、
モードフラグ13aは「0」にリセットされる。
【0025】バッファメモリ13bは、発信もしくは着
信が発生したときに書き込まれるメモリであり、例えば
移動体通信端末100が呼び出した相手先の電話番号と
いった、相手先を特定して通信を可能とするための発信
情報や、逆に移動体通信端末100が呼び出された相手
先の電話番号といった、発信元を特定するための着信情
報を、一時的に記憶するためのものである。バッファメ
モリ13bの記憶内容は、移動体通信端末100にて発
信か着信がなされるたびに、更新される。
信が発生したときに書き込まれるメモリであり、例えば
移動体通信端末100が呼び出した相手先の電話番号と
いった、相手先を特定して通信を可能とするための発信
情報や、逆に移動体通信端末100が呼び出された相手
先の電話番号といった、発信元を特定するための着信情
報を、一時的に記憶するためのものである。バッファメ
モリ13bの記憶内容は、移動体通信端末100にて発
信か着信がなされるたびに、更新される。
【0026】入出力処理部14は、例えば、キーパッド
や液晶ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、発光
ダイオード等から構成され、ユーザ・インタフェースを
提供して各種の情報を入力し、或いは出力するためのも
のである。
や液晶ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、発光
ダイオード等から構成され、ユーザ・インタフェースを
提供して各種の情報を入力し、或いは出力するためのも
のである。
【0027】次に、この移動体通信端末100が適用さ
れる通信システムにおいて、移動体通信サービスが提供
される通信サービス圏の構成について説明する。図3
は、基地局103、104が形成するセルによってカバ
ーされる通信サービス圏の構成を例示する図である。以
下では、第1の移動体通信網101が第2の移動体通信
網102よりも広い範囲に敷設されているなどの理由か
ら、第1の通信方式で通信可能な通信サービス圏と、第
2の通信方式で通信可能な通信サービス圏は、互いに異
なった分布を有しているものとする。例えば、第2の移
動体通信網102は、第1の移動体通信網101よりも
後に敷設され、通信サービス圏が拡張中であり、その通
信サービス圏が第1の移動体通信網101の通信サービ
ス圏に比べて狭くなっている。
れる通信システムにおいて、移動体通信サービスが提供
される通信サービス圏の構成について説明する。図3
は、基地局103、104が形成するセルによってカバ
ーされる通信サービス圏の構成を例示する図である。以
下では、第1の移動体通信網101が第2の移動体通信
網102よりも広い範囲に敷設されているなどの理由か
ら、第1の通信方式で通信可能な通信サービス圏と、第
2の通信方式で通信可能な通信サービス圏は、互いに異
なった分布を有しているものとする。例えば、第2の移
動体通信網102は、第1の移動体通信網101よりも
後に敷設され、通信サービス圏が拡張中であり、その通
信サービス圏が第1の移動体通信網101の通信サービ
ス圏に比べて狭くなっている。
【0028】移動体通信端末100の所在位置が属する
エリアは、図3に示す第1から第4のエリア21〜24
に分類することができる。第1のエリア21は、第1及
び第2の通信方式が共に使用可能な通信サービス圏内と
なるエリアである。第2のエリア22は、第1の通信方
式のみが使用可能な通信サービス圏内となるエリアであ
り、第2の通信方式は通信サービス圏外のため使用する
ことができない。第3のエリア23は、第2の通信方式
のみが使用可能な通信サービス圏内となるエリアであ
り、第1の通信方式は通信サービス圏外のため使用する
ことができない。第4のエリア24は、第1及び第2の
通信方式が共に通信サービス圏外のため使用することが
できないエリアである。
エリアは、図3に示す第1から第4のエリア21〜24
に分類することができる。第1のエリア21は、第1及
び第2の通信方式が共に使用可能な通信サービス圏内と
なるエリアである。第2のエリア22は、第1の通信方
式のみが使用可能な通信サービス圏内となるエリアであ
り、第2の通信方式は通信サービス圏外のため使用する
ことができない。第3のエリア23は、第2の通信方式
のみが使用可能な通信サービス圏内となるエリアであ
り、第1の通信方式は通信サービス圏外のため使用する
ことができない。第4のエリア24は、第1及び第2の
通信方式が共に通信サービス圏外のため使用することが
できないエリアである。
【0029】移動体通信端末100は、第1のエリア2
1又は第2のエリア22に所在するときに、第1の移動
体通信網101に接続された基地局103のうちのいず
れかを自局として待ち受けたり、通信したりすることが
できる。また、移動体通信端末100は、第1のエリア
21又は第3のエリア23に所在するときに、第2の移
動体通信網102に接続された基地局104のうちのい
ずれかを自局として待ち受けたり、通信したりすること
ができる。
1又は第2のエリア22に所在するときに、第1の移動
体通信網101に接続された基地局103のうちのいず
れかを自局として待ち受けたり、通信したりすることが
できる。また、移動体通信端末100は、第1のエリア
21又は第3のエリア23に所在するときに、第2の移
動体通信網102に接続された基地局104のうちのい
ずれかを自局として待ち受けたり、通信したりすること
ができる。
【0030】以下に、この発明の実施の形態に係る移動
体通信端末100の動作を説明する。この移動体通信端
末100において、処理制御部12は、入出力処理部1
4により入力された指令に応答してモードフラグ13a
をセット或いはリセットすることにより、自動発信機能
のON/OFFを切り替える。自動発信機能が「ON」
である場合には、第2の通信方式を用いた通信中に通信
サービス圏外となると、自動的に第1の通信方式を用い
て通信するための発信動作が実行される。
体通信端末100の動作を説明する。この移動体通信端
末100において、処理制御部12は、入出力処理部1
4により入力された指令に応答してモードフラグ13a
をセット或いはリセットすることにより、自動発信機能
のON/OFFを切り替える。自動発信機能が「ON」
である場合には、第2の通信方式を用いた通信中に通信
サービス圏外となると、自動的に第1の通信方式を用い
て通信するための発信動作が実行される。
【0031】図4は、移動体通信端末100の動作を説
明するためのフローチャートである。ここで、移動体通
信端末100は、第2の通信方式を用いて通信している
ものとする。この際、通信処理部11において、第2の
送受信部11bが第2の移動体通信網102に接続され
た基地局104を自局として無線信号を送受信すること
により、第2の通信方式を用いた通信を可能とする。ま
た、このとき、処理制御部12は、相手先の電話番号と
いった発信情報や着信情報をバッファメモリ13bに保
持させるなどして、通信中の相手先を特定できるように
する。
明するためのフローチャートである。ここで、移動体通
信端末100は、第2の通信方式を用いて通信している
ものとする。この際、通信処理部11において、第2の
送受信部11bが第2の移動体通信網102に接続され
た基地局104を自局として無線信号を送受信すること
により、第2の通信方式を用いた通信を可能とする。ま
た、このとき、処理制御部12は、相手先の電話番号と
いった発信情報や着信情報をバッファメモリ13bに保
持させるなどして、通信中の相手先を特定できるように
する。
【0032】第2の通信方式を用いて通信しているとき
に、基地局104との間で送受信している無線信号の品
質が悪化し、第2の通信方式が通信サービス圏外となっ
て使用できなくなったとする(ステップS1)。処理制
御部12は、第2の通信方式が通信サービス圏外となっ
たことに応答して第1の送受信部11aに指令を送り、
移動体通信端末100の所在位置が第1の通信方式で通
信可能な通信サービス圏内にあるか否かを判別する(ス
テップS2)。例えば、処理制御部12は、第1の送受
信部11aによるセルサーチ結果などに基づいて、移動
体通信端末100が図3に示す第2のエリア22に所在
するか否かを判別する。
に、基地局104との間で送受信している無線信号の品
質が悪化し、第2の通信方式が通信サービス圏外となっ
て使用できなくなったとする(ステップS1)。処理制
御部12は、第2の通信方式が通信サービス圏外となっ
たことに応答して第1の送受信部11aに指令を送り、
移動体通信端末100の所在位置が第1の通信方式で通
信可能な通信サービス圏内にあるか否かを判別する(ス
テップS2)。例えば、処理制御部12は、第1の送受
信部11aによるセルサーチ結果などに基づいて、移動
体通信端末100が図3に示す第2のエリア22に所在
するか否かを判別する。
【0033】処理制御部12は、第1の通信方式も通信
サービス圏外のため使用できない、即ち、移動体通信端
末100が図3に示す第4のエリア24に所在する、と
判別すると(ステップS2にてNo)、通信サービス圏
外で待ち受けるための処理を実行し(ステップS3)、
図4のフローチャートに示す処理を終了する。一方、処
理制御部12は、移動体通信端末100が第2のエリア
22に所在し、第1の通信方式を用いて通信できると判
別すると(ステップS2にてYes)、第1の送受信部
11aによる基地局103との間の通信結果などに基づ
いて、位置登録が必要であるか否かを判別する(ステッ
プS4)。
サービス圏外のため使用できない、即ち、移動体通信端
末100が図3に示す第4のエリア24に所在する、と
判別すると(ステップS2にてNo)、通信サービス圏
外で待ち受けるための処理を実行し(ステップS3)、
図4のフローチャートに示す処理を終了する。一方、処
理制御部12は、移動体通信端末100が第2のエリア
22に所在し、第1の通信方式を用いて通信できると判
別すると(ステップS2にてYes)、第1の送受信部
11aによる基地局103との間の通信結果などに基づ
いて、位置登録が必要であるか否かを判別する(ステッ
プS4)。
【0034】処理制御部12は、位置登録が必要である
と判別すると(ステップS4にてYes)、第1の通信
方式向けの位置登録を行うための処理を実行する(ステ
ップS5)。一方、位置登録が不要である場合には(ス
テップS4にてNo)、処理制御部12は、ステップS
5の処理をスキップする。
と判別すると(ステップS4にてYes)、第1の通信
方式向けの位置登録を行うための処理を実行する(ステ
ップS5)。一方、位置登録が不要である場合には(ス
テップS4にてNo)、処理制御部12は、ステップS
5の処理をスキップする。
【0035】この後、処理制御部12は、モードフラグ
13aに基づいて、自動発信機能が「ON」となってい
るか、「OFF」となっているかを判別する(ステップ
S6)。この際、処理制御部12は、例えばモードフラ
グ13aが「0」である場合に、自動発信機能が「OF
F」であると判別し、モードフラグ13aが「1」であ
る場合に、自動発信機能が「ON」であると判別する。
13aに基づいて、自動発信機能が「ON」となってい
るか、「OFF」となっているかを判別する(ステップ
S6)。この際、処理制御部12は、例えばモードフラ
グ13aが「0」である場合に、自動発信機能が「OF
F」であると判別し、モードフラグ13aが「1」であ
る場合に、自動発信機能が「ON」であると判別する。
【0036】処理制御部12は、自動発信機能が「OF
F」となっていると判別すると(ステップS6にてOF
F)、第1の通信方式を用いて待ち受けるための処理を
実行し(ステップS7)、図4のフローチャートに示す
処理を終了する。一方、処理制御部12は、自動発信機
能が「ON」となっていると判別すると(ステップS6
にてON)、第1の通信方式を用いて通信するための発
信動作を行う(ステップS8)。より詳細には、処理制
御部12は、バッファメモリ13bに記憶されている直
前の通信についての発信情報もしくは着信情報を読み出
し、第1の送受信部11aに供給する。これにより、第
2の通信方式で通信していた相手先との間で、第1の通
信方式を用いて再び通信するための発信動作が自動的に
開始される。
F」となっていると判別すると(ステップS6にてOF
F)、第1の通信方式を用いて待ち受けるための処理を
実行し(ステップS7)、図4のフローチャートに示す
処理を終了する。一方、処理制御部12は、自動発信機
能が「ON」となっていると判別すると(ステップS6
にてON)、第1の通信方式を用いて通信するための発
信動作を行う(ステップS8)。より詳細には、処理制
御部12は、バッファメモリ13bに記憶されている直
前の通信についての発信情報もしくは着信情報を読み出
し、第1の送受信部11aに供給する。これにより、第
2の通信方式で通信していた相手先との間で、第1の通
信方式を用いて再び通信するための発信動作が自動的に
開始される。
【0037】こうして、相手先が呼び出され、第1の通
信方式を用いた通信が開始される(ステップS9)。
信方式を用いた通信が開始される(ステップS9)。
【0038】図4のフローチャートに示す処理では、第
2の通信方式が通信サービス圏外となったことに応答し
て、第1の通信方式での通信を試みた。しかしながら、
この場合、第2の通信方式が通信サービス圏外となった
ときに第2の移動体通信網102の側で移動体通信端末
100が通信中と認識されたままとなり、第1の通信方
式を用いて通信するための発信要求が直ちに受け付けら
れないことがある。そこで、処理制御部12は、図5の
フローチャートに示す処理を実行して、第1の通信方式
での通信を速やかに開始できるようにしてもよい。
2の通信方式が通信サービス圏外となったことに応答し
て、第1の通信方式での通信を試みた。しかしながら、
この場合、第2の通信方式が通信サービス圏外となった
ときに第2の移動体通信網102の側で移動体通信端末
100が通信中と認識されたままとなり、第1の通信方
式を用いて通信するための発信要求が直ちに受け付けら
れないことがある。そこで、処理制御部12は、図5の
フローチャートに示す処理を実行して、第1の通信方式
での通信を速やかに開始できるようにしてもよい。
【0039】図5のフローチャートに示す処理におい
て、処理制御部12は、自動発信機能が「ON」となっ
ており、かつ、受信レベルが予め定められたしきい値未
満となっているか否かを判別する(ステップS10)。
この際、受信レベルがしきい値以上である場合には(ス
テップS10にてNo)、処理制御部12はステップS
10の処理を繰り返し実行して、第2の通信方式を用い
た通信を継続する。
て、処理制御部12は、自動発信機能が「ON」となっ
ており、かつ、受信レベルが予め定められたしきい値未
満となっているか否かを判別する(ステップS10)。
この際、受信レベルがしきい値以上である場合には(ス
テップS10にてNo)、処理制御部12はステップS
10の処理を繰り返し実行して、第2の通信方式を用い
た通信を継続する。
【0040】一方、処理制御部12は、自動発信機能が
「ON」となっており、かつ、受信レベルがしきい値未
満となっていると判別すると(ステップS10にてYe
s)、第2の送受信部11bに指令を送り、第2の通信
方式を用いた通信回線を切断するための処理を実行する
(ステップS11)。この後、処理制御部12は、第1
の送受信部11aに指令を送り、第1の通信方式で通信
可能な通信サービス圏内にあるか否かを判別する(ステ
ップS12)。
「ON」となっており、かつ、受信レベルがしきい値未
満となっていると判別すると(ステップS10にてYe
s)、第2の送受信部11bに指令を送り、第2の通信
方式を用いた通信回線を切断するための処理を実行する
(ステップS11)。この後、処理制御部12は、第1
の送受信部11aに指令を送り、第1の通信方式で通信
可能な通信サービス圏内にあるか否かを判別する(ステ
ップS12)。
【0041】処理制御部12は、第1の通信方式が通信
サービス圏外のため使用できないと判別すると(ステッ
プS12にてNo)、通信サービス圏外で待ち受けるた
めの処理を実行し(ステップS13)、図5のフローチ
ャートに示す処理を終了する。一方、処理制御部12
は、第1の通信方式で通信可能な通信サービス圏内にあ
ると判別すると(ステップS12にてYes)、基地局
103との間の通信結果などに基づいて、位置登録が必
要であるか否かを判別する(ステップS14)。
サービス圏外のため使用できないと判別すると(ステッ
プS12にてNo)、通信サービス圏外で待ち受けるた
めの処理を実行し(ステップS13)、図5のフローチ
ャートに示す処理を終了する。一方、処理制御部12
は、第1の通信方式で通信可能な通信サービス圏内にあ
ると判別すると(ステップS12にてYes)、基地局
103との間の通信結果などに基づいて、位置登録が必
要であるか否かを判別する(ステップS14)。
【0042】処理制御部12は、位置登録が必要である
と判別すると(ステップS14にてYes)、第1の通
信方式向けの位置登録を行うための処理を実行する(ス
テップS15)。一方、位置登録が不要である場合には
(ステップS14にてNo)、処理制御部12は、ステ
ップS15の処理をスキップする。
と判別すると(ステップS14にてYes)、第1の通
信方式向けの位置登録を行うための処理を実行する(ス
テップS15)。一方、位置登録が不要である場合には
(ステップS14にてNo)、処理制御部12は、ステ
ップS15の処理をスキップする。
【0043】この後、処理制御部12は、モードフラグ
13aに基づいて、自動発信機能が「ON」となってい
るか「OFF」となっているかを判別する(ステップS
16)。処理制御部12は、自動発信機能が「OFF」
となっていると判別すると(ステップS16にてOF
F)、第1の通信方式を用いて待ち受けるための処理を
実行し(ステップS17)、図5のフローチャートに示
す処理を終了する。一方、処理制御部12は、自動発信
機能が「ON」となっていると判別すると(ステップS
16にてON)、第1の通信方式を用いて通信するため
の発信動作を行う(ステップS18)。こうして、相手
先が呼び出され、第1の通信方式を使用した通話が開始
される(ステップS19)。
13aに基づいて、自動発信機能が「ON」となってい
るか「OFF」となっているかを判別する(ステップS
16)。処理制御部12は、自動発信機能が「OFF」
となっていると判別すると(ステップS16にてOF
F)、第1の通信方式を用いて待ち受けるための処理を
実行し(ステップS17)、図5のフローチャートに示
す処理を終了する。一方、処理制御部12は、自動発信
機能が「ON」となっていると判別すると(ステップS
16にてON)、第1の通信方式を用いて通信するため
の発信動作を行う(ステップS18)。こうして、相手
先が呼び出され、第1の通信方式を使用した通話が開始
される(ステップS19)。
【0044】以上説明したように、この発明によれば、
第1の通信方式に比べて通信サービス圏が狭い第2の通
信方式を用いて通信しているときに、第2の通信方式が
通信サービス圏外となって使用できなくなると、第1の
通信方式を用いて通信するための発信動作を自動的に実
行することができる。これにより、新しい通信方式であ
る第2の通信方式を用いた通信ができなくなった場合
に、既存の通信方式である第1の通信方式を用いて、簡
単かつ迅速に通信を再開することができる。また、自動
発信機能の「ON」と「OFF」は、入出力処理部14
により入力された指令に応答してモードフラグ13aを
セット或いはリセットすることにより切り替えることが
できる。
第1の通信方式に比べて通信サービス圏が狭い第2の通
信方式を用いて通信しているときに、第2の通信方式が
通信サービス圏外となって使用できなくなると、第1の
通信方式を用いて通信するための発信動作を自動的に実
行することができる。これにより、新しい通信方式であ
る第2の通信方式を用いた通信ができなくなった場合
に、既存の通信方式である第1の通信方式を用いて、簡
単かつ迅速に通信を再開することができる。また、自動
発信機能の「ON」と「OFF」は、入出力処理部14
により入力された指令に応答してモードフラグ13aを
セット或いはリセットすることにより切り替えることが
できる。
【0045】上記実施の形態では、第1の通信方式がP
DC方式であり、第2の通信方式がW−CDMA方式で
あるものとして説明したが、これに限定されず、通信サ
ービス圏が広い通信方式と、通信サービス圏が狭い通信
方式を含む複数の通信方式で通信可能な移動体通信端末
に対して適用することができる。この場合、通信サービ
ス圏が比較的広い通信方式を第1の通信方式とし、通信
サービス圏が比較的狭い通信方式を第2の通信方式とし
て、上記実施の形態で説明した処理を実行すればよい。
例えば、PHS(Personal Handy-phone System)方式
やGSM(Global System for Mobile communication
s)方式などを第1の通信方式とし、CDMA2000
方式などを第2の通信方式としてもよい。
DC方式であり、第2の通信方式がW−CDMA方式で
あるものとして説明したが、これに限定されず、通信サ
ービス圏が広い通信方式と、通信サービス圏が狭い通信
方式を含む複数の通信方式で通信可能な移動体通信端末
に対して適用することができる。この場合、通信サービ
ス圏が比較的広い通信方式を第1の通信方式とし、通信
サービス圏が比較的狭い通信方式を第2の通信方式とし
て、上記実施の形態で説明した処理を実行すればよい。
例えば、PHS(Personal Handy-phone System)方式
やGSM(Global System for Mobile communication
s)方式などを第1の通信方式とし、CDMA2000
方式などを第2の通信方式としてもよい。
【0046】さらに、上記実施の形態では、バッファメ
モリ13bに記憶されている、直前の通信についての発
信情報もしくは着信情報を利用して自動的に発信動作を
開始するものとして説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば、通常の移動体通信端末100が備え
る発着信の履歴を記憶する機能を利用することにより、
バッファメモリ13bを設けることなく、自動的に発信
動作を開始することができる。より詳細には、移動体通
信端末100は、図4のフローチャートにて示されたス
テップS8の処理及び、図5のフローチャートにて示さ
れたステップS18の処理において、図6のフローチャ
ートに示すような自動発信動作を実行する。図6のフロ
ーチャートに示す処理において、処理制御部12は、ま
ず、発信履歴として記憶部13に記憶されている最新の
情報と、着信履歴として記憶部13に記憶されている最
新の情報とを比較する(ステップS20)。比較の結果
に基づいて、処理制御部12は、発信履歴と着信履歴の
いずれが新しいかを判別する(ステップS21)。処理
制御部12は、発信履歴として記憶されている情報の方
が新しいと判別すると(ステップS21にて発信履
歴)、発信履歴として記憶されている最新の情報を第1
の送受信部11aに供給して、発信履歴による発信動作
を行う(ステップS22)。一方、処理制御部12は、
着信履歴として記憶されている情報の方が新しいと判別
すると(ステップS21にて着信履歴)、着信履歴とし
て記憶されている最新の情報を第1の送受信部11aに
供給して、着信履歴による発信動作を行う(ステップS
23)。これにより、第2の通信方式で通信していた相
手先との間で、第1の通信方式を用いて再び通信するた
めの発信動作が自動的に開始される。
モリ13bに記憶されている、直前の通信についての発
信情報もしくは着信情報を利用して自動的に発信動作を
開始するものとして説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば、通常の移動体通信端末100が備え
る発着信の履歴を記憶する機能を利用することにより、
バッファメモリ13bを設けることなく、自動的に発信
動作を開始することができる。より詳細には、移動体通
信端末100は、図4のフローチャートにて示されたス
テップS8の処理及び、図5のフローチャートにて示さ
れたステップS18の処理において、図6のフローチャ
ートに示すような自動発信動作を実行する。図6のフロ
ーチャートに示す処理において、処理制御部12は、ま
ず、発信履歴として記憶部13に記憶されている最新の
情報と、着信履歴として記憶部13に記憶されている最
新の情報とを比較する(ステップS20)。比較の結果
に基づいて、処理制御部12は、発信履歴と着信履歴の
いずれが新しいかを判別する(ステップS21)。処理
制御部12は、発信履歴として記憶されている情報の方
が新しいと判別すると(ステップS21にて発信履
歴)、発信履歴として記憶されている最新の情報を第1
の送受信部11aに供給して、発信履歴による発信動作
を行う(ステップS22)。一方、処理制御部12は、
着信履歴として記憶されている情報の方が新しいと判別
すると(ステップS21にて着信履歴)、着信履歴とし
て記憶されている最新の情報を第1の送受信部11aに
供給して、着信履歴による発信動作を行う(ステップS
23)。これにより、第2の通信方式で通信していた相
手先との間で、第1の通信方式を用いて再び通信するた
めの発信動作が自動的に開始される。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、複数の通信方式を用
いて通信可能な移動体通信端末において、通信に用いて
いる1つの通信方式が通信サービス圏外となって使用で
きなくなった場合に、別の通信方式を用いて、簡単かつ
迅速に通信を再開することができる。
いて通信可能な移動体通信端末において、通信に用いて
いる1つの通信方式が通信サービス圏外となって使用で
きなくなった場合に、別の通信方式を用いて、簡単かつ
迅速に通信を再開することができる。
【図1】この発明の実施の形態に係る移動体通信端末が
適用される通信システムの構成を示す図である。
適用される通信システムの構成を示す図である。
【図2】移動体通信端末の構成を示す図である。
【図3】移動体通信端末の所在位置が属するエリアの分
類について説明するための図である。
類について説明するための図である。
【図4】移動体通信端末の動作を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】移動体通信端末の動作を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】この発明の実施の形態に係る移動体通信端末の
変形例における自動発信動作を説明するためのフローチ
ャートである。
変形例における自動発信動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】従来の技術として考えられる移動体通信端末の
動作を説明するためのフローチャートである。
動作を説明するためのフローチャートである。
11 通信処理部
11a、11b 送受信部
12 処理制御部
13 記憶部
13a モードフラグ
13b バッファメモリ
14 入出力処理部
100 移動体通信端末
101、102 移動体通信網
103、104 基地局
105 公衆回線網
106 電話
107 コンピュータ
フロントページの続き
Fターム(参考) 5K027 AA11 BB03 EE04
5K036 AA07 BB13 DD11 DD25 EE14
HH08 KK09
5K067 AA34 EE04 EE10 EE16 EE53
FF17 GG01 GG21 HH22 HH23
JJ61
Claims (9)
- 【請求項1】第1の通信方式を用いた無線通信を可能と
する第1の通信手段と、 第2の通信方式を用いた無線通信を可能とする第2の通
信手段と、 前記第2の通信手段により前記第2の通信方式を用いて
通信しているときに、前記第2の通信方式が通信サービ
ス圏外となって使用できなくなると、前記第1の通信手
段により前記第1の通信方式を用いた通信を自動的に開
始するための発信処理を実行する処理手段とを備える、 ことを特徴とする移動体通信端末。 - 【請求項2】前記処理手段により発信処理を実行するか
否かを切り替える動作切替手段を備え、 前記処理手段は、前記動作切替手段により発信処理を実
行しないとされた場合に、前記第1の通信手段により前
記第1の通信方式を用いて待ち受けるための処理を実行
する、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 【請求項3】前記処理手段は、前記第1の通信手段によ
る通信結果に基づいて、位置登録が必要であるか否かを
判別し、必要であると判別した場合に、前記第1の通信
方式向けの位置登録を行うための処理を実行する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体通信端
末。 - 【請求項4】前記処理手段は、前記第1の通信手段によ
る通信結果に基づいて、前記第1の通信方式で通信可能
な通信サービス圏内にあるか否かを判別し、前記第1の
通信方式も通信サービス圏外のため使用できないと判別
した場合に、通信サービス圏外で待ち受けるための処理
を実行する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の移動体通
信端末。 - 【請求項5】前記第2の通信手段により前記第2の通信
方式を用いて通信している相手先を特定するための発信
情報もしくは着信情報を記憶するバッファメモリを備
え、 前記処理手段は、前記バッファメモリから読み出した発
信情報もしくは着信情報を前記第1の通信手段に供給す
ることにより、前記第1の通信方式を用いた通信を自動
的に開始する、 ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載
の移動体通信端末。 - 【請求項6】比較的広い通信サービス圏を有する通信方
式を前記第1の通信方式とし、比較的狭い通信サービス
圏を有する通信方式を前記第2の通信方式とした、 ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載
の移動体通信端末。 - 【請求項7】第1の通信方式を用いた無線通信を可能と
する第1の通信手段と、 第2の通信方式を用いた無線通信を可能とする第2の通
信手段と、 前記第2の通信手段により前記第2の通信方式を用いて
通信しているときに、受信レベルが予め定められたしき
い値未満となったか否かを判別し、しきい値未満である
と判別した場合に、前記第2の通信方式を用いた通信回
線を切断し、前記第1の通信手段により前記第1の通信
方式を用いた通信を自動的に開始するための発信処理を
実行する処理手段とを備える、 ことを特徴とする移動体通信端末。 - 【請求項8】少なくとも第1及び第2の通信方式を用い
た無線通信を可能とする移動体通信端末の動作方法であ
って、 前記第2の通信方式を用いて通信しているときに、前記
第2の通信方式が通信サービス圏外となって使用できな
くなると、前記第1の通信方式を用いた通信を自動的に
開始するための発信処理を実行する、 ことを特徴とする移動体通信端末の動作方法。 - 【請求項9】少なくとも第1及び第2の通信方式を用い
た無線通信を可能とする移動体通信端末の動作方法であ
って、 前記第2の通信方式を用いて通信しているときに、受信
レベルが予め定められたしきい値未満となったか否かを
判別し、 しきい値未満であると判別した場合に、前記第2の通信
方式を用いた通信回線を切断すると共に、前記第1の通
信方式を用いた通信を自動的に開始するための発信処理
を実行する、 ことを特徴とする移動体通信端末の動作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002077688A JP2003284137A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 移動体通信端末及びその動作方法 |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005089008A1 (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Sanyo Electric Co., Ltd. | 無線ip電話機 |
JP2007526715A (ja) * | 2004-03-04 | 2007-09-13 | エスケーテレコム株式会社 | マルチモード−マルチバンド移動通信端末及びそのモード切替方法 |
CN102346824A (zh) * | 2010-06-01 | 2012-02-08 | 索尼公司 | 通信装置、读取器/写入器装置、通信系统和通信方法 |
-
2002
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