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JP2003283438A - 光伝送装置および光伝送方法 - Google Patents

光伝送装置および光伝送方法

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Publication number
JP2003283438A
JP2003283438A JP2002079956A JP2002079956A JP2003283438A JP 2003283438 A JP2003283438 A JP 2003283438A JP 2002079956 A JP2002079956 A JP 2002079956A JP 2002079956 A JP2002079956 A JP 2002079956A JP 2003283438 A JP2003283438 A JP 2003283438A
Authority
JP
Japan
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optical
upstream
signal
signal light
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002079956A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Tajima
章雄 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2002079956A priority Critical patent/JP2003283438A/ja
Priority to CA002421542A priority patent/CA2421542A1/en
Priority to US10/385,849 priority patent/US20030180045A1/en
Priority to CNB031073697A priority patent/CN1270465C/zh
Publication of JP2003283438A publication Critical patent/JP2003283438A/ja
Priority to HK04101856.7A priority patent/HK1059346B/xx
Pending legal-status Critical Current

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0278WDM optical network architectures
    • H04J14/0279WDM point-to-point architectures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2589Bidirectional transmission
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
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    • HELECTRICITY
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    • H04J14/025Wavelength allocation for communications one-to-one, e.g. unicasting wavelengths in WDM-PON for upstream transmission, e.g. ONU-to-OLT or ONU-to-ONU using one wavelength per ONU, e.g. for transmissions from-ONU-to-OLT or from-ONU-to-ONU

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一芯の光ファイバを使用して大容量で伝送距
離の拡大可能な一芯双方向光伝送を可能とする光伝送装
置および光伝送方法を実現すること。 【解決手段】 下り信号光送信器111から送出された
下り信号光は、上り下り信号合分離用光合分波器11
2、光ファイバ伝送路113、上り下り信号合分離用光
合分波器114を経て下り信号光受信器115で受信さ
れ、上り信号光も上り信号光送信器116からこの逆の
経路を経て上り信号光受信器117で受信される。下り
信号光送信器111の出力信号は、上り下り信号合分離
用光合分波器112を通して上り信号光受信器117に
回り込むが、下り波長λ1(周波数f1)と上り波長λ2
(周波数f2)の波長差は大きく、二波の干渉によるビ
ート雑音成分は上り信号光受信器117の帯域外であ
り、コヒーレントクロストークの影響を受けない。パワ
ークロストークもアイソレーションが大きく問題ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量高速ネット
ワークを構成する光通信装置等に好適に使用することの
できる光伝送装置および光伝送方法に係わり、特に一芯
の光ファイバを用いて双方向光伝送を行う光伝送装置お
よび光伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から伝送速度がGbps(ギガビッ
ト/秒)以上の高速光信号やこれらの高速光信号を波長
多重(WDM)した光信号については、上りと下りの光
信号の間での干渉が生じないように、上り下り二芯の光
ファイバを使用して通信を行っている。
【0003】一方、一芯の光ファイバで上り信号と下り
信号を伝送する一芯光伝送の技術が存在している。この
技術では、敷設する光ファイバを2分の1の量にするこ
とができる。したがって、低コストな光伝送システムを
構築することができる。また、ダークファイバを用いた
サービスでも、二芯伝送と比較するとファイバの数が半
分で済むので、コストを小さく抑えることができる。
【0004】このような一芯の光ファイバを使用した一
芯双方向光伝送では、伝送速度が数百メガbpsの程度
のものまでを想定している。この際に、伝送装置の小型
化や経済化の観点から、たとえば上りが1310nm
(ナノメータ)帯で下りが1550nm帯というよう
に、波長は10nmオーダの波長指定、すなわち波長帯
指定を行うようになっていた。また、上り信号と下り信
号の分離は波長帯の分離ができればよい。すなわち、一
芯の光ファイバを使用した一芯双方向光伝送ではWDM
カプラのような高い精度を必要としない部品を用いるこ
とができる。
【0005】この従来の一芯双方向光伝送では、伝送距
離も長距離を想定していない。したがって、光送信器は
ファブリペロ(FP)型半導体レーザ(LD)による直
接変調技術を使用していた。更に、光送信器および光受
信器はそれらの取り扱いを容易にするために、一芯双方
向専用の一芯の光ファイバが接続された光送受信一体型
を用いることが多かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来の一芯双方伝送では波長帯によって上りと下りを分離
している。したがって、1つの波長帯内の複数波長を波
長多重することによっての通信容量を拡大するといった
手法を採ることができないという問題があった。また、
伝送距離も1310nm帯の損失約0.5dB/kmに
よって制限され、Er(エルビウム)ドープ光ファイバ
増幅器(EDFA)によって許容ロスの拡大、すなわち
伝送距離の拡大ができないという問題があった。
【0007】更に、上り下りの信号を分離する部分のア
イソレーションが小さいと、Gbps以上、数10km
の高速伝送を行うために、分布帰還型(DFB)レーザ
や電界吸収型(EA)変調器集積型光源を用いると、フ
ァブリペロ型半導体レーザと比較して戻り光の影響によ
って誤りを生じやすいという問題や、同一装置内の光送
信器から光受信器への光の回り込みによって信号の再生
に誤りが生じるという問題があった。また、長距離化の
ために送信光出力を増加させると、信号光と逆方向に誘
導ブリアン散乱が生じ、光送信器や逆方向の光受信器に
影響を及ぼして同様に誤りが生じるという問題があっ
た。
【0008】そこで本発明の目的は、ファイバの敷設を
削減し大容量で伝送距離の拡大可能な一芯双方向光伝送
を可能とする光伝送装置および光伝送方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の光
伝送装置では、(イ)一芯の光ファイバと、(ロ)下り
信号光の送信出力が誘導ブリルアン散乱しきい値以下で
ある下り信号光送信器と、(ハ)この下り信号光送信器
から送り出された下り信号光を一芯の光ファイバを介し
て受信する下り信号光受信器と、(ニ)上り信号光の送
信出力が誘導ブリルアン散乱しきい値以下である上り信
号光送信器と、(ホ)この上り信号光送信器から送り出
された上り信号光を一芯の光ファイバを介して受信する
上り信号光受信器とを具備し、上り信号光送信器から出
力される上り信号光の周波数と下り信号光送信器から出
力される下り信号光の周波数の差が、下り信号光受信器
および上り信号光受信器の帯域以上となるように設定さ
れていることを特徴としている。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、一芯の
光ファイバを伝送される下り信号光および上り信号光の
周波数の差が、下り信号光受信器および上り信号光受信
器の帯域以上となるように設定されており、かつこれら
の送信出力が誘導ブリルアン散乱しきい値以下となって
いるので、ファイバの敷設を削減できる大容量の一芯双
方向光伝送が可能になる。
【0011】請求項2記載の発明の光伝送装置では、
(イ)一芯の光ファイバと、(ロ)それぞれ周波数の異
なる下り信号光の送信出力が共に誘導ブリルアン散乱し
きい値以下である複数の下り信号光送信器と、(ハ)こ
れらの下り信号光送信器から送り出されたそれぞれの下
り信号光を一芯の光ファイバを介して周波数に対応して
受信する複数の下り信号光受信器と、(ニ)それぞれ周
波数の異なる上り信号光の送信出力が共に誘導ブリルア
ン散乱しきい値以下である複数の上り信号光送信器と、
(ホ)これらの上り信号光送信器から送り出されたそれ
ぞれの上り信号光を一芯の光ファイバを介して周波数に
対応して受信する複数の上り信号光受信器とを具備し、
上り信号光送信器のそれぞれから出力される上り信号光
の周波数と下り信号光送信器のそれぞれから出力される
下り信号光の周波数のそれぞれの差が、前記した複数の
下り信号光受信器および上り信号光受信器のすべての帯
域以上となるように設定されていることを特徴としてい
る。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、一芯の
光ファイバを伝送されるそれぞれ複数の下り信号光およ
び上り信号光の周波数の差が、下り信号光受信器および
上り信号光受信器すべての帯域以上となるように設定さ
れており、かつこれらの送信出力が誘導ブリルアン散乱
しきい値以下となっているので、ファイバの敷設を削減
できる大容量の一芯双方向光伝送が可能になる。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の光伝送装置は、上り信号光と下り信号光
の分離を行う光合分波器を具備することを特徴としてい
る。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、一芯の
光ファイバを伝送される上り信号光と下り信号光の分離
を光合分波器で行っている。光合分波器で上り信号光と
下り信号光を分離するので、分離後の信号光の帯域が限
定されることになり、光増幅器の利得平坦特性等の要求
をこれら限定した帯域の中で達成すればよい。したがっ
て、光増幅器の作成が容易になるという利点が生じる。
また、伝送路で生じた反射波が逆方向の受信器に回り込
むのを防止することができる。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の光伝送装置は、上り信号光と下り信号光
の分離を行う光サーキュレータを具備することを特徴と
している。
【0016】すなわち請求項4記載の発明では、一芯の
光ファイバを伝送される上り信号光と下り信号光の分離
を光サーキュレータで行っている。光サーキュレータを
使用することにより、上り下りの波長に対する制約が少
なくなる。
【0017】請求項5記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の光伝送装置は、上り信号光と下り信号光
の分離を行う光インタリーバを具備することを特徴とし
ている。
【0018】すなわち請求項5記載の発明では、一芯の
光ファイバを伝送される上り信号光と下り信号光の分離
を光インタリーバで行っている。光インタリーバを使用
することで、上り、下りそれぞれについて波長間隔を広
くすることができ、光部品を安価に構成することができ
る。また、伝送路での反射波が逆方向の受信器に回り込
まなくなる。
【0019】請求項6記載の発明では、請求項2記載の
光伝送装置は、多重化した前記した複数の周波数の異な
る上り光信号を増幅する上り増幅器と、多重化した前記
した複数の周波数の異なる下り光信号を光増幅する下り
増幅器を具備することを特徴としている。
【0020】すなわち請求項6記載の発明では、多重化
した複数の周波数の異なる上り信号光および下り信号光
をそれぞれ光増幅器で増幅することにしている。光増幅
器でそれぞれ信号光を増幅することで、損失マージンを
稼ぐことができ、伝送距離を伸ばすことができる。
【0021】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
光伝送装置は、上り増幅器および下り増幅器は、エルビ
ウムドープファイバ光増幅器であることを特徴としてい
る。
【0022】すなわち請求項7記載の発明では、エルビ
ウムドープファイバ光増幅器で直接増幅することにして
いる。
【0023】請求項8記載の発明の光伝送方法では、上
り信号光と下り信号光の周波数の差がこれらの信号光を
受信するすべての受信器の帯域以上となり、かつこれら
の信号光が誘導ブリルアン散乱しきい値以下となるよう
に信号光を上り下り双方向に同一の一芯の光ファイバに
伝送させることを特徴としている。
【0024】すなわち請求項8記載の発明では、上り信
号光と下り信号光の周波数の差がこれらの信号光を受信
するすべての受信器の帯域以上となり、かつこれらの信
号光が誘導ブリルアン散乱しきい値以下となるように信
号光を上り下り双方向に同一の一芯の光ファイバに伝送
させることで、ファイバの敷設を削減できる大容量の一
芯双方向光伝送を可能としている。
【0025】請求項9記載の発明の光伝送方法では、そ
れぞれ周波数の異なる複数の上り信号光とそれぞれ周波
数の異なる複数の下り信号光のそれぞれの周波数の差が
これらの信号光を受信するすべての受信器の帯域以上と
なり、かつこれらの信号光が誘導ブリルアン散乱しきい
値以下となるように信号光を上り下り双方向に同一の一
芯の光ファイバに伝送させることを特徴としている。
【0026】すなわち請求項9記載の発明では、それぞ
れ周波数の異なる複数の上り信号光および下り信号光の
それぞれの周波数の差がこれらの信号光を受信するすべ
ての受信器の帯域以上となり、かつこれらの信号光が誘
導ブリルアン散乱しきい値以下となるように信号光を上
り下り双方向に同一の一芯の光ファイバに伝送させるこ
とで、ファイバの敷設を削減できる大容量の一芯双方向
光伝送を可能としている。
【0027】
【発明の実施の形態】
【0028】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0029】第1の実施例
【0030】図1は本発明の第1の実施例における双方
向伝送システムの構成の概要を表わしたものである。こ
の双方向光伝送装置100は、下り信号光送信器(T
x)111と、この下り信号光送信器111から送り出
された下り光信号を、第1の上り下り信号合分離用光合
分波器(MUX/DEMUX)112、光ファイバ伝送
路113および第2の上り下り信号合分離用光合分波器
114を介して受信する下り信号光受信器(Rx)11
5と、上り信号光送信器116と、この上り信号光送信
器116から送り出された上り光信号を前記した第2の
上り下り信号合分離用光合分波器114、光ファイバ伝
送路113および第1の上り下り信号合分離用光合分波
器112を介して受信する上り信号光受信器117によ
って構成されている。
【0031】本実施例の双方向光伝送装置100では、
上り光信号および下り光信号が共に10Gbpsの伝送
速度となっており、下り光信号の波長λ1は1552.
52nm(周波数f1:193.10THz(テラヘル
ツ))である。また、上り光信号の波長λ2は155
5.75nm(周波数f2:192.70THz)であ
る。更に光送信器111、116の出力は0dBmであ
り、これらの光送信器111、116の反射戻り光耐力
は25dBである。
【0032】図2は、本実施例で使用する信号光受信器
の帯域特性を表わしたものである。図1に示した上り信
号光受信器117および下り信号用光受信器115の帯
域はこの図に示すように共に8GHzとなっている。第
1および第2の上り下り信号合分離用光合分波器11
2、114の挿入損失は共に4dBであり、チャネル間
アイソレーションは35dB、1つのポートから他のポ
ートへの回り込んで出力する成分としてのダイレクティ
ビティは55dB、チャネルのパスバンドは0.5nm
である。光ファイバ伝送路113の損失は6dBであ
る。
【0033】図3は、本実施例における上り信号と下り
信号の配置関係を表わしたものである。図1に示した第
1および第2の上り下り信号合分離用光合分波器11
2、114の透過特性と、上り光信号波長λ2(155
5.75nm(周波数f2:192.70THz))、
下り光信号波長λ1(1552.52nm(周波数f1
193.10THz))の関係を示したものである。第
1および第2の上り下り信号合分離用光合分波器11
2、114の透過特性は同一であり、波長λ1に対して
は図で破線121で示したような台形状の透過特性を持
っており、波長λ2に対しては破線122で示したよう
な透過特性を持っている。
【0034】下り信号光送信器111の出力信号は、第
1の上り下り信号合分離用光合分波器112を通して上
り光信号受信器117に回り込む。この例では、ダイレ
クティビティが55dBなので−55dBm程度の光信
号が回り込み、上り光信号受信器117に入力する上り
信号λ2のパワーは−14dBmとなる。ここで、下り
波長λ1(周波数f1)と上り波長λ2(周波数f2)の波
長差は3.2nm(周波数差400GHz)であり、二
波の干渉によるビート雑音成分は上り光信号受信器11
7の帯域8GHz外であるため、コヒーレントクロスト
ークの影響を受けない。パワークロストークもレベル差
が40dB以上あるので問題ない。
【0035】上り信号光送信器116の出力信号が、第
2の上り下り信号合分離用光合分波器114を通して下
り信号用光受信器115に回り込む成分についても同様
に問題がない。
【0036】また、上り信号光送信器116の出力信号
が第1の上り下り信号合分離用光合分波器112を通し
て下り信号光送信器111に回り込むが、第1の上り下
り信号合分離用光合分波器112のアイソレーションが
35dBなのでパワーとしては−45dBm以下であり
影響はない。
【0037】下り信号光送信器111の出力信号が、第
2の上り下り信号合分離用光合分波器114を通して上
り信号光送信器116に回り込む成分についても同様に
問題がない。
【0038】また、送信光出力も誘導ブリルアン散乱し
きい値より小さいので誘導ブリルアン散乱の影響はな
い。ここで誘導ブリルアン散乱とは、あるパワー(しき
い値)以上の光を光ファイバに入力した場合にほとんど
の光信号が入射点で反射される現象をいう。このような
誘導ブリルアン散乱の影響を無くすことで、第1の実施
例では10Gbpsの双方向光伝送が実現できることに
なる。
【0039】第2の実施例
【0040】図4は、本発明の第2の実施例における双
方向光伝送装置の構成の概要を表わしたものである。こ
の図4で図1と同一部分には同一の符号を付しており、
これらの説明を適宜省略する。第2の実施例の双方向光
伝送装置200は、下り信号光送信器111と、この下
り信号光送信器111から送り出された下り光信号を、
第1の上り下り信号合分離用光サーキュレータ201、
光ファイバ伝送路113および第2の上り下り信号合分
離用光サーキュレータ202を介して受信する下り信号
光受信器115と、上り信号光送信器116とこの上り
信号光送信器116から送り出された上り光信号を前記
した第2の上り下り信号合分離用光サーキュレータ20
2、光ファイバ伝送路113および第1の上り下り信号
合分離用光サーキュレータ201を介して受信する上り
信号光受信器117によって構成されている。
【0041】この例では、伝送速度は上り下り共10G
bps、上り光信号波長λ2は1555.75nm(周
波数f2:192.70THz)、下り光信号波長λ1
1552.52nm(周波数f1:193.10TH
z)、光送信器出力は0dBm、光送信器の戻り光に対
する耐力は25dBである。また、上り信号光受信器1
17ならびに下り信号光受信器115の帯域は共に8G
Hzである。
【0042】図5は、第1の上り下り信号合分離用光サ
ーキュレータの挿入損失を説明するためのものである。
第2の上り下り信号合分離用光サーキュレータ202
は、第1の上り下り信号合分離用光サーキュレータ20
1とその構造が同一であるので、説明を省略する。第1
の上り下り信号合分離用光サーキュレータ201は、図
4に示した下り信号光送信器111から送り出された下
り光信号を入力する第1のポートP1と、この第1のポ
ートP1から入力された下り光信号を光ファイバ伝送路
113へ向けて出力すると共に光ファイバ伝送路113
から逆方向に送られてきた上り光信号を入力する第2の
ポートP2と、この第2のポートP2から入力された上り
光信号を出力する第3のポートP3を備えている。
【0043】第1の上り下り信号合分離用光サーキュレ
ータ201の第1のポートP1から第2のポートP2方向
の挿入損失は1dBであり、第2のポートP2から第3
のポートP3方向の挿入損失も1dBである。第2のポ
ートP2から第1のポートP1方向のアイソレーションは
40dBであり、第3のポートP3から第2のポートP2
方向へのアイソレーションも40dBである。更に、第
1のポートP1から第3のポートP3方向のダイレクティ
ビティは60dBであり、第3のポートP3から第1の
ポートP1方向のダイレクティビティも60dBであ
る。波長帯は1525nm〜1565nmである。光フ
ァイバ伝送路113の損失は13dBである。
【0044】また、第2の実施例における双方向光伝送
装置200は第1の実施例における双方向光伝送装置1
00と同様に、上り光信号波長λ2が1555.75n
m(周波数f2:192.70Hz)、下り光信号波長
λ1が1552.52nm(周波数f1:193.10T
Hz)となっている。
【0045】下り信号光送信器111の出力信号は、第
1の上り下り信号合分離用光サーキュレータ201を通
して上り光信号受信器117に回り込む。この例では、
ダイレクティビティが60dBなので−60dBm程度
の光信号が回り込み、上り光信号受信器117に入力す
る上り信号λ2のパワーは−15dBmである。ここ
で、下り波長λ1(周波数f1)と上り波長λ2(周波数
2)の波長差は3.2nm(周波数差400GHz)
であり、二波の干渉によるビート雑音成分は上り光信号
受信器117の帯域8GHz外なので、コヒーレントク
ロストークの影響を受けない。パワークロストークもレ
ベル差が40dB以上あるので問題ない。
【0046】上り信号光送信器116の出力信号が、第
2の上り下り信号合分離用光サーキュレータ202を通
して下り信号用光受信器115に回り込む成分について
も同様に問題がない。
【0047】また、上り信号光送信器116の出力信号
が第1の上り下り信号合分離用光サーキュレータ201
を通して下り信号光送信器111にも回り込むが、第1
の上り下り信号合分離用光サーキュレータ201のアイ
ソレーションが40dBなのでパワーとしては−54d
Bm以下であり影響はない。
【0048】下り信号光送信器111の出力信号が、第
2の上り下り信号合分離用光サーキュレータ202を通
して上り信号光送信器116に回り込む成分についても
同様に問題がない。また、送信光出力も誘導ブリルアン
散乱しきい値より小さいので誘導ブリルアン散乱の影響
はない。従って第2の実施例の双方向光伝送装置200
は10Gbpsの双方向光伝送を実現できることにな
る。
【0049】第3の実施例
【0050】図6は、第3の実施例における双方向光伝
送装置の構成の概要を表わしたものである。この図6で
図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの
説明を適宜省略する。第3の実施例の双方向光伝送装置
300は、下り信号光送信器111と、この下り信号光
送信器111から送り出された下り光信号を、偶数チャ
ネルと奇数チャネルを分離する第1の上り下り信号合分
離用光インタリーバ301から光ファイバ伝送路113
および第2の上り下り信号合分離用光インタリーバ30
2を介して受信する下り信号光受信器115と、上り信
号光送信器116とこの上り信号光送信器116から送
り出された上り光信号を前記した第2の上り下り信号合
分離用光インタリーバ302、光ファイバ伝送路113
および第1の上り下り信号合分離用光インタリーバ30
1を介して受信する上り信号光受信器117によって構
成されている。
【0051】この例では、伝送速度は上り下り共に10
Gbps、上り光信号の波長λ2は1555.75nm
(周波数f2:192.70THz)、下り光信号の波
長λ1は1552.52nm(周波数f1:193.10
THz)、光送信器出力は0dBm、光送信器111、
116の戻り光に対する耐力は25dBである。上り信
号光受信器117、下り信号光受信器115の帯域は共
に8GHzである。
【0052】図7は、本実施例で使用されるインタリー
バの一般的な構成を示したものである。上り下り信号合
分離用光インタリーバ311は、たとえば400GHz
間隔の波長多重(WDM)信号を800GHz間隔にイ
ンタリーブしたり、あるいは800GHz間隔の第1の
波長群312とこの第1の波長群312とは400GH
zずれた800GHz間隔の第2の波長群313とを、
400GHz間隔に波長多重(WDM)するものであ
る。本実施例で使用する第1および第2の上り下り信号
合分離用光インタリーバ301、302は、挿入損失が
1dB、アイソレーションが30dB、ダイレクティビ
ティが50dB、波長帯は1525nm〜1565nm
である。光ファイバ伝送路113の損失は13dBであ
る。
【0053】第1および2の実施例と同様に、上り光信
号波長λ2は1555.75nm(周波数f2:192.
70THz)、下り光信号波長λ1は1552.52n
m(周波数f1:193.10THz)となっている。
【0054】下り信号光送信器111の出力信号は、第
1の上り下り信号合分離用光インタリーバ301を通し
て上り光信号受信器117に回り込む。この例では、ダ
イレクティビティが50dBなので−50dBm程度の
光信号が回り込み、上り光信号受信器117に入力する
上り信号λ2のパワーは−15dBmである。ここで、
下り波長λ1(周波数f1)と上り波長λ2(周波数f2
の波長差は3.2nm(周波数差400GHz)であ
り、二波の干渉によるビート雑音成分は上り光信号受信
器117の帯域8GHz外なので、コヒーレントクロス
トークの影響を受けない。パワークロストークもレベル
差が40dB以上あるので問題ない。
【0055】上り信号光送信器116の出力信号が、第
2の上り下り信号合分離用光インタリーバ302を通し
て下り信号用光受信器115に回り込む成分についても
同様に問題がない。
【0056】また、本実施例の双方向光伝送装置300
では上り信号光送信器116の出力信号が第1の上り下
り信号合分離用光インタリーバ301を通して下り信号
光送信器111に回り込むが、第1の上り下り信号合分
離用光インタリーバ301のアイソレーションが30d
Bなので、パワーとしては−44dBm以下であり影響
はない。
【0057】下り信号光送信器111の出力信号が、第
2の上り下り信号合分離用光インタリーバ302を通し
て上り信号光送信器116に回り込む成分についても同
様に問題がない。また、送信光出力も誘導ブリルアン散
乱しきい値より小さいので誘導ブリルアン散乱の影響は
ない。従って第3の実施例の双方向光伝送装置300
も、10Gbpsの双方向光伝送を実現できることにな
る。
【0058】第4の実施例
【0059】図8は、第4の実施例における双方向光伝
送装置の構成の概要を表わしたものである。この図8で
図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの
説明を適宜省略する。第4の実施例の双方向光伝送装置
400は、第1〜第4の下り信号光送信器1111〜1
114と、これら第1〜第4の下り信号光送信器111 1
〜1114からそれぞれ送り出された波長λ1〜λ4の下
り光信号を、第1の上り下り信号合分離用光合分波器4
12、光ファイバ伝送路113および第2の上り下り信
号合分離用光合分波器414を介して受信する第1〜第
4の下り信号光受信器1151〜1154と、第5〜第8
の上り信号光送信器1165〜1168とこれら第5〜第
8の上り信号光送信器1165〜1168からそれぞれ送
り出された波長λ5〜λ8の上り光信号を前記した第2の
上り下り信号合分離用光合分波器414、光ファイバ伝
送路113および第1の上り下り信号合分離用光合分波
器412を介して受信する第5〜第8の上り信号光受信
器1175〜1178によって構成されている。
【0060】本実施例では、伝送速度は上り下り共に1
0Gbps、下り光信号波長は波長λ1〜λ4の4波長、
上り信号は波長λ5〜λ8の4波長、上り下りとも伝送容
量は40Gbpsである。下り波長は、λ1が153
6.61nm(周波数f1:195.10THz)、λ2
が1539.77nm(周波数f2:194.70TH
z)、λ3が1542.94nm(周波数f3:194.
30THz)、λ4が1546.12nm(周波数f4
193.90THz)である。また、上り波長は、λ5
が1549.32nm(周波数f5:193.50TH
z)、λ6が1552.52nm(周波数f6:193.
10THz)、λ7が1555.75nm(周波数f7
192.70THz)、λ8が1558.98nm(周
波数f8:192.30THz)である。光送信器出力
は0dBm、光送信器の戻り光に対する耐力は25dB
である。第5〜第8の上り信号光受信器1175〜11
8および第1〜第4の下り信号光受信器1151〜11
4の帯域は共に8GHzである。第1および第2の上
り下り信号合分離用光合分波器412、414の挿入損
失は4dB、チャネル間アイソレーションは35dB、
ダイレクティビティは55dB、チャネルのパスバンド
は0.5nmである。光ファイバ伝送路113の損失は
6dBである。
【0061】図9は、この第4の実施例の双方向光伝送
装置における第1および第2の上り下り信号合分離用光
合分波器の透過特性と各光信号の波長との関係を示した
ものである。第1および第2の上り下り信号合分離用光
合分波器412、414の透過特性は同一であり、波長
λ1に対しては破線421に示したような透過特性とな
る。また、波長λ2に対しては破線422に示したよう
な透過特性となり、以下同様に波長λ5〜λ8に対して
は、それぞれ破線423〜破線428に示したような透
過特性となる。
【0062】第1〜第4の下り信号光送信器1111
1114のそれぞれの出力信号は、第1の上り下り信号
合分離用光合分波器412を通して第5〜第8の上り信
号光受信器1175〜1178に回り込む。この例では、
ダイレクティビティが55dBなので4波長で計−49
dBm程度の光信号が第5〜第8の上り信号光受信器1
175〜1178に回り込む。第5〜第8の上り信号光受
信器1175〜1178に入力する上り信号(波長λ5
λ8)のパワーは−14dBmである。
【0063】第5の上り信号光受信器1175について
は第5の上り信号光送信器1165からの波長λ5の信号
を受信しそのパワーは−14dBm、第1〜第4の下り
信号光送信器1111〜1114の出力信号の周り込みは
計−49dBm程度である。受信している上り信号波長
λ5(周波数f5)と、第1の下り信号光送信器111 1
の出力波長λ1(周波数f1)との波長差は12.7nm
(周波数差1.6THz)であり、二波の干渉によるビ
ート雑音成分は第5の上り信号光受信器117 5の帯域
8GHz外であるため、波長λ1と波長λ5のコヒーレン
トクロストークの影響を受けない。パワークロストーク
もレベル差が40dB以上あるので問題ない。波長λ2
と波長λ5についても波長差は9.6nm(周波数差
1.2THz)で二波の干渉によるビート雑音成分は第
5の上り信号光受信器1175の帯域外である。波長λ3
と波長λ5についても波長差は6.4nm(周波数差8
00GHz)で二波の干渉によるビート雑音成分は第5
の上り信号光受信器1175の帯域外である。波長λ4
波長λ5についても波長差は3.2nm(周波数差40
0GHz)で二波の干渉によるビート雑音成分は第5の
上り信号光受信器117 5の帯域外で、コヒーレントク
ロストークの影響を受けない。パワークロストークもレ
ベル差が40dB以上あるので問題ない。第5の上り信
号光受信器117 5以外についても同様に第1〜第4の
下り信号光送信器1111〜1114の出力信号の回り込
みによる影響はない。
【0064】第5〜第8の上り信号光送信器1165
1168の出力信号が、第2の上り下り信号合分離用光
合分波器414を通して第1〜第4の下り信号光受信器
115 1〜1154に回り込む成分についても同様に問題
がない。
【0065】また、第5〜第8の上り信号光送信器11
5〜1168の出力信号が第1の上り下り信号合分離用
光合分波器412を通して第1〜第4の下り信号光送信
器1111〜1114に回り込むが、第1の上り下り信号
合分離用光合分波器412のアイソレーションが35d
Bなので受信器それぞれには波長λ5〜波長λ8が計−3
9dBm以下回り込むが影響はない。
【0066】第1〜第4の下り信号光送信器1111
1114の出力信号が、第2の上り下り信号合分離用光
合分波器414を通して第5〜第8の上り信号光送信器
116 5〜1168に回り込む成分についても同様に問題
がない。また、送信光出力も誘導ブリルアン散乱しきい
値より小さいので誘導ブリルアン散乱の影響はない。従
って第4の実施例の双方向光伝送装置400で10Gb
psを4波分掛け合わせた40Gbps双方向光伝送が
実現できることになる。
【0067】第5の実施例
【0068】図10は、本発明の第5の実施例における
双方向光伝送装置の構成の概要を表わしたものである。
この図10で図1、図4および図8と同一部分には同一
の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。第
5の実施例の双方向光伝送装置500は、第1〜第4の
下り信号光送信器1111〜1114と、これら第1〜第
4の下り信号光送信器1111〜1114からそれぞれ送
り出された波長λ1〜λ4の下り光信号を合波する下り信
号多重用光合波器501と、この下り信号多重用光合波
器501によって合波された波長λ1〜λ4の下り光信号
を、第1の上り下り信号合分離用光サーキュレータ20
1、光ファイバ伝送路113および第2の上り下り信号
合分離用光サーキュレータ202を介して受信して分波
する下り信号分波用分波器502と、この下り信号分波
用分波器502によって分波された波長λ1〜λ4の下り
光信号を受信する第1〜第4の下り信号光受信器115
1〜1154と、第5〜第8の上り信号光送信器1165
〜1168と、これら第5〜第8の上り信号光送信器1
165〜1168から送り出された波長λ5〜λ8の上り光
信号を合波する上り信号多重用光合波器503と、上り
信号多重用光合波器503によって合波された波長λ5
〜λ8の上り光信号を、前記した第2の上り下り信号合
分離用光サーキュレータ202、光ファイバ伝送路11
3および第1の上り下り信号合分離用光サーキュレータ
201を介して受信する上り信号分波用分波器504
と、この上り信号分波用分波器504によって分波され
た後の波長λ5〜λ8の上り光信号を受信する第5〜第8
の上り信号光受信器1175〜1178によって構成され
ている。
【0069】この実施例では、伝送速度は上り下り共に
10Gbps、下り光信号波長は波長λ1〜波長λ4の4
波長、上り信号は波長λ5〜波長λ8の4波長、上り下り
とも伝送容量は40Gbpsである。上り波長および下
り波長は、第4の実施例と同様である。光送信器出力は
0dBm、光送信器の戻り光に対する耐力は25dBで
ある。第5〜第8の上り信号光受信器1175〜11
8、第1〜第4の下り信号光受信器1151〜1154
の帯域は共に8GHzである。第1および第2の上り下
り信号合分離用光サーキュレータ201、202の特性
は、第2の実施例と同様である。信号波長と、下り信号
多重用光合波器501、上り信号多重用光合波器50
3、下り信号分波用分波器502および上り信号分波用
分波器504の透過特性の関係は、第4の実施例と同様
で図9に示す通りである。すなわち、挿入損失は4d
B、チャネル間アイソレーションは35dB、ダイレク
ティビティは55dB、チャネルのパスバンドは0.5
nmである。光ファイバ伝送路113の損失は6dBで
ある。
【0070】第1〜第4の下り信号光送信器1111
1114の出力信号は、第1の上り下り信号合分離用光
サーキュレータ201と上り信号分波用分波器504を
通して第5〜第8の上り信号光受信器1175〜1178
に回り込む。この例では、第1の上り下り信号合分離用
光サーキュレータ201のダイレクティビティが60d
B、上り信号分波用分波器504のチャネル間アイソレ
ーションが35dBなので4波長で計−89dBm程度
の光信号が第5〜第8の上り信号光受信器117 5〜1
178にそれぞれ回り込む。第1〜第4の下り信号光受
信器1151〜1154に入力する波長λ5〜λ8の上り信
号のパワーは−16dBmである。
【0071】第5の上り信号光受信器1175について
は第5の上り信号光送信器1165からの波長λ5の信号
を受信しそのパワーは−16dBmであり、第1〜第4
の下り信号光送信器1111〜1114の出力信号の周り
込みは計−89dBm程度である。受信している上り信
号波長λ5(周波数f5)と、第1の下り信号光送信器1
111の出力波長λ1(周波数f1)との波長差は12.
7nm(周波数差1.6THz)であり、二波の干渉に
よるビート雑音成分は第5の上り信号光受信器1175
の帯域8GHz外であるため、波長λ1と波長λ5のコヒ
ーレントクロストークの影響を受けない。パワークロス
トークによる影響もレベル差が80dB以上あるので無
視できる。波長λ2と波長λ5についても波長差は9.6
nm(周波数差1.2THz)で二波の干渉によるビー
ト雑音成分は第5の上り信号光受信器1175の帯域外
であり、波長λ3と波長λ5についても波長差は6.4n
m(周波数差800GHz)で二波の干渉によるビート
雑音成分は第5の上り信号光受信器1175の帯域外で
ある。また、波長λ4と波長λ5についても波長差は3.
2nm(周波数差400GHz)で二波の干渉によるビ
ート雑音成分は第5の上り信号光受信器1175の帯域
外でコヒーレントクロストークの影響を受けない。パワ
ークロストークもレベル差が80dB以上あるので無視
できる。第5の上り信号光受信器1175以外について
も同様に第1〜第4の下り信号光送信器1111〜11
4の出力信号の回り込みによる影響はない。
【0072】第5〜第8の上り信号光送信器1165
1168の出力信号が、第2の上り下り信号合分離用光
サーキュレータ202と下り信号分波用分波器502を
通して第1〜第4の下り信号光受信器1151〜1154
に回り込む成分についても同様に問題がない。
【0073】また、第5〜第8の上り信号光送信器11
5〜1168の出力信号が第1の上り下り信号合分離用
光サーキュレータ201と下り信号多重用光合波器50
1を通して第1〜第4の下り光信号送信器1111〜1
114に回り込む。しかしながら第1の上り下り信号合
分離用光サーキュレータ201のアイソレーションが4
0dB、下り信号多重用光合波器501のアイソレーシ
ョンが35dBなので、第1〜第4の下り光信号送信器
1111〜1114それぞれに回り込むのは、波長λ5
波長λ8が計−80dBm以下であり影響はない。
【0074】第1〜第4の下り信号光送信器1111
1114の出力信号が、第2の上り下り信号合分離用光
サーキュレータ202と上り信号多重用光合波器503
を通して第5〜第8の上り信号光送信器1165〜11
8に回り込む成分についても同様に問題がない。ま
た、送信光出力も誘導ブリルアン散乱しきい値より小さ
いので誘導ブリルアン散乱の影響はない。従って第5の
実施例の双方向光伝送装置500も10Gbpsを4波
分掛け合わせた40Gbps双方向光伝送を実現するこ
とができる。
【0075】第6の実施例
【0076】図11は、本発明の第6の実施例における
双方向光伝送装置の構成の概要を表わしたものである。
この図11で図6および図10と同一部分には同一の符
号を付しており、これらの説明を適宜省略する。第6の
実施例の双方向光伝送装置600は、下り光信号を送信
する第1、第3、第5および第7の下り信号光送信器1
111、1113、1115、1117と、これら第1、第
3、第5および第7の下り信号光送信器1111、11
3、1115、1117からそれぞれ送り出された奇数
番目の波長λ1、λ3、λ5、λ7の下り光信号を合波する
下り信号多重用光合波器601と、この下り信号多重用
光合波器601によって合波された奇数番目の波長
λ1、λ3、λ5、λ7の下り光信号を、偶数チャネルと奇
数チャネルを分離する第1の上り下り信号合分離用光イ
ンタリーバ301から光ファイバ伝送路113および第
2の上り下り信号合分離用光インタリーバ302を介し
て受信して分波する下り信号分波用分波器602と、下
り信号分波用分波器602によって分波された奇数番目
の波長λ1、λ3、λ5、λ7の下り光信号を受信する第
1、第3、第5および第7の信号光受信器1151、1
153、1155、1157と、偶数番目の上り光信号を
送信する第2、第4、第6および第8の上り信号光送信
器1162、1164、1166、1168と、これら第
2、第4、第6および第8の上り信号光送信器11
2、1164、1166、1168からそれぞれ送り出さ
れた偶数番目の波長λ2、λ4、λ6、λ8の上り光信号を
合波する上り信号多重用光合波器603と、この上り信
号多重用光合波器603によって合波された偶数番目の
波長λ2、λ4、λ6、λ8の上り光信号を、偶数チャネル
と奇数チャネルを分離する第2の上り下り信号合分離用
光インタリーバ302から光ファイバ伝送路113およ
び第1の上り下り信号合分離用光インタリーバ301を
介して受信して分波する上り信号分波用分波器604
と、上り信号分波用分波器604によって分波された偶
数番目の波長λ2、λ4、λ6、λ8の上り光信号を受信す
る第2、第4、第6および第8の上り信号光受信器11
2、1174、1176、1178とによって構成されて
いる。
【0077】この実施例では、伝送速度は上り下り共に
10Gbps、下り光信号波長はλ 1、λ3、λ5、λ7
4波長、上り信号は波長λ2、λ4、λ6、λ8の4波長、
上り下りとも伝送容量は40Gbpsである。下り波長
については、波長λ1は1536.61nm(周波数
1:195.10THz)、波長λ3は1542.94
nm(周波数f3:194.30THz)、波長λ5は1
549.32nm(周波数f5:193.50TH
z)、波長λ7は1555.75nm(周波数f7:19
2.70THz)であり、上り波長については、波長λ
2は1539.77nm(周波数f2:194.70TH
z)、波長λ4は1546.12nm(周波数f4:19
3.90THz)、波長λ6は1552.52nm(周
波数f6:193.10THz)、波長λ8は1558.
98nm(周波数f8:192.30THz)である。
光送信器出力は0dBm、光送信器の戻り光に対する耐
力は25dBである。
【0078】第2、第4、第6および第8の上り信号光
受信器1172、1174、1176、1178および第
1、第3、第5および第7の下り信号光受信器11
1、1153、1155、1157の帯域は共に8GHz
である。第1および第2の上り下り信号合分離用光イン
タリーバ301、302の特性は、第3の実施例と同様
である。
【0079】図12は、信号波長と、下り信号多重用光
合波器、上り信号多重用光合波器、下り信号分波用分波
器および上り信号分波用分波器の透過特性の関係を表わ
したものである。下り信号多重用光合波器601と下り
信号分波用分波器602の透過特性は同じで、波長λ1
に対しては破線611のような透過特性となっており、
波長λ3に対しては破線613に示すような透過特性と
なっている。以下、それぞれ波長λ5に対しては破線6
15、波長λ7に対しては破線617に示すような透過
特性となっている。上り信号多重用光合波器603およ
び上り信号分波用分波器604についても、波長λ2
対しては破線612、波長λ4に対しては破線614、
波長λ6に対しては破線616、波長λ8に対しては破線
618のような透過特性である。
【0080】下り信号多重用光合波器601、上り信号
多重用光合波器603、下り信号分波用分波器602お
よび上り信号分波用分波器604の挿入損失は4dB、
800GHz間隔のチャネル間アイソレーションは35
dBであり、透過チャネルと400GHz離れた波長の
アイソレーションは25dB、ダイレクティビティは5
5dB、チャネルのパスバンドは0.5nmである。ま
た、光ファイバ伝送路113の損失は6dBである。
【0081】第1、第3、第5および第7の下り信号光
送信器1111、1113、1115、1117の出力信号
は、第1の上り下り信号合分離用光インタリーバ301
と、上り信号分波用分波器604を通して第2、第4、
第6および第8の上り信号光受信器1172、1174
1176、1178に回り込む。この例では、上り下り信
号合分離用光インタリーバ301のダイレクティビティ
が50dB、上り信号分波用分波器604のチャネル間
アイソレーションが35dBなので4波長で計−79d
Bm程度の光信号が第2、第4、第6および第8の上り
信号光受信器1172、1174、1176、1178に回
り込む。第2の上り信号光受信器1172に入力する上
り信号λ2のパワーは−16dBmである。
【0082】第2の上り信号光受信器1172について
は第2の上り信号光送信器1162からの波長λ2の信号
を受信しそのパワーは−16dBm、第1、第3、第5
および第7の下り信号光送信器1111、1113、11
5、1117の出力信号の回り込みは計−79dBm程
度である。受信している上り信号波長λ2(周波数f2
と、第1の信号光送信器1111の出力波長λ1(周波数
1)との波長差は3.2nm(周波数差400GH
z)であり、二波の干渉によるビート雑音成分は第2の
上り信号光受信器1172の帯域8GHz外であるた
め、波長λ1と波長λ 2のコヒーレントクロストークの影
響を受けない。パワークロストークによる影響もレベル
差が80dB程度あるので無視できる。波長λ3と波長
λ2についても波長差は3.2nm(周波数差400G
Hz)で二波の干渉によるビート雑音成分は第2の上り
信号光受信器1172の帯域外である。波長λ5と波長λ
2についても波長差は9.6nm(周波数差1.2TH
z)で二波の干渉によるビート雑音成分は第2の上り信
号光受信器1172の帯域外である。波長λ7と波長λ2
についても波長差は16nm(周波数差2THz)で二
波の干渉によるビート雑音成分は第2の上り信号光受信
器1172の帯域外でコヒーレントクロストークの影響
を受けない。パワークロストークもレベル差が80dB
程度あるので無視できる。第2の上り信号光受信器11
2以外についても同様に第1、第3、第5および第7
の下り信号光送信器1111、1113、1115、11
7の出力信号の回り込みによる影響はない。
【0083】第2、第4、第6および第8の上り信号光
送信器1162、1164、1166、1168の出力信号
が、第2の上り下り信号合分離用光インタリーバ302
と下り信号分波用分波器602を通して第1、第3、第
5および第7の信号光受信器1151、1153、115
5、1157に回り込む成分についても同様に問題がな
い。
【0084】また、第2、第4、第6および第8の上り
信号光送信器1162、1164、1166、1168の出
力信号が第1の上り下り信号合分離用光インタリーバ3
01と下り信号多重用光合波器601を通して第1、第
3、第5および第7の下り信号光送信器1111、11
3、1115、1117に回り込むが、第1の上り下り
信号合分離用光インタリーバ301のアイソレーション
が40dB、下り信号多重用光合波器601のアイソレ
ーションが25dBなので受信器それぞれに回り込むの
は、波長λ2、λ4、λ6、λ8が計−70dBm以下であ
り影響はない。
【0085】第1、第3、第5および第7の下り信号光
送信器1111、1113、1115、1117の出力信号
が、第2の上り下り信号合分離用光インタリーバ302
と上り信号多重用光合波器603を通して第2、第4、
第6および第8の上り信号光送信器1162、1164
1166、1168に回り込む成分についても同様に問題
がない。また、送信光出力も誘導ブリルアン散乱しきい
値より小さいので誘導ブリルアン散乱の影響はない。従
って第6の実施例の双方向光伝送装置600も10Gb
psを4波分掛け合わせた40Gbps双方向光伝送を
実現することができる。
【0086】第7の実施例
【0087】図13は、本発明の第7の実施例における
双方向光伝送装置の構成の概要を表わしたものである。
この図13で図8および図10と同一部分には同一の符
号を付しており、これらの説明を適宜省略する。第7の
実施例の双方向光伝送装置700は、第1〜第4の下り
信号光送信器1111〜1114と、これら第1〜第4の
下り信号光送信器1111〜1114からそれぞれ送り出
された波長λ1〜λ4の下り光信号を合波する下り信号多
重用光合波器501と、この下り信号多重用光合波器5
01によって合波された波長λ1〜λ4の下り光信号を増
幅する下り信号増幅用エルビウムドープ光ファイバ増幅
器(EDFA)701と、この下り信号増幅用EDFA
701によって増幅された後の波長λ1〜λ4の下り光信
号を、第1の上り下り信号合分離用光合分波器412、
光ファイバ伝送路113および第2の上り下り信号合分
離用光合分波器414を介して入力し増幅する下り信号
増幅用EDFA702と、この下り信号増幅用EDFA
702によって増幅された後の波長λ1〜λ4の下り光信
号を分波する下り信号分波用分波器502と、この下り
信号分波用分波器502によって分波された波長λ1
λ4の下り光信号を受信する第1〜第4の下り信号光受
信器1151〜1154と、第5〜第8の上り信号光送信
器1165〜1168と、これら第5〜第8の上り信号光
送信器1165〜1168からそれぞれ送り出された波長
λ5〜λ8の上り光信号を合波する上り信号多重用光合波
器503と、この上り信号多重用光合波器503によっ
て合波された波長λ5〜λ8の上り光信号を増幅する上り
信号増幅用EDFA703と、この上り信号増幅用ED
FA703によって増幅された後の波長λ5〜λ8の上り
光信号を、第2の上り下り信号合分離用光合分波器41
4、光ファイバ伝送路113および第1の上り下り信号
合分離用光合分波器412を介して入力し増幅する上り
信号増幅用EDFA704と、この上り信号増幅用ED
FA704によって増幅された後の波長λ5〜λ8の上り
光信号を分波する上り信号分波用分波器504と、この
上り信号分波用分波器504によって分波された波長λ
5〜λ8の上り光信号を受信する第5〜第8の上り信号光
受信器1175〜1178とによって構成されている。
【0088】この実施例では、伝送速度は上り下り共に
10Gbpsであり、下り光信号波長は波長λ1〜λ4
4波長、上り信号は波長λ5〜λ8の4波長、上り下りと
も伝送容量は40Gbpsである。上り波長および下り
波長は、第4の実施例と同様である。光送信器出力は0
dBm、光送信器の戻り光に対する耐力は25dBであ
る。第5〜第8の上り信号光受信器1175〜1178
よび第1〜第4の下り信号光受信器1151〜1154
帯域は共に8GHzである。
【0089】第1および第2の上り下り信号合分離用光
合分波器412、414の特性は、挿入損失2dB、チ
ャネル間アイソレーションは35dB、ダイレクティビ
ティは55dB、パスバンドは10nmである。
【0090】図14は、本実施例における信号波長の配
置関係を表わしたものである。ここで一方の破線711
は第1の上り下り信号合分離用光合分波器412の透過
特性を表わしており、他方の破線712は第2の上り下
り信号合分離用光合分波器414の透過特性を表わして
いる。
【0091】また、信号波長と、下り信号多重用光合波
器501、上り信号多重用光合波器503、下り信号分
波用分波器502、上り信号分波用分波器504の透過
特性の関係は、第4の実施例と同様に図9に示す通りで
ある。下り信号多重用光合波器501、上り信号多重用
光合波器503、下り信号分波用分波器502、上り信
号分波用分波器504の挿入損失は4dB、チャネル間
アイソレーションは35dB、ダイレクティビティは5
5dB、チャネルのパスバンドは0.5nmである。光
ファイバ伝送路113の損失は27dBである。
【0092】下り信号増幅用EDFA701および上り
信号増幅用EDFA703の利得は10dBであり、一
波あたりの飽和出力は+8dBmである。下り信号増幅
用EDFA702、上り信号増幅用EDFA704の利
得は15dB、NF(NoiseFigure)は7dBである。
【0093】第1〜第4の下り信号光送信器1111
1114の出力信号は、第1の上り下り信号合分離用光
合分波器412と上り信号分波用分波器504を通して
第5〜第8の上り信号光受信器1175〜1178に回り
込む。この例では、第1の上り下り信号合分離用光合分
波器412のダイレクティビティが55dB、上り信号
分波用分波器504のチャネル間アイソレーションが3
5dB、下り信号増幅用EDFA701の出力が+6d
Bm、上り信号増幅用EDFA704の利得が15dB
なので、4波長で計−63dBm程度の光信号が第5〜
第8の上り信号光受信器1175〜1178のそれぞれの
光受信器に回り込む。一方、第5の上り信号光受信器1
175に入力する上り信号λ5のパワーは−14dBmで
ある。
【0094】第5の上り信号光受信器1175について
は第5の上り信号光送信器1165からの波長λ5の信号
を受信しそのパワーは−14dBmである。また、第1
〜第4の下り信号光送信器1111〜1114の出力信号
の周り込みは計−63dBm程度であるが、受信してい
る上り信号波長λ5(周波数f5)と、第1の下り信号光
送信器1111の出力波長λ1(周波数f1)との波長差
は12.7nm(周波数差1.6THz)であり、二波
の干渉によるビート雑音成分は第5の上り信号光受信器
1175の帯域8GHz外であるため、第4の実施例と
同様、波長λ1と波長λ5のコヒーレントクロストークの
影響を受けない。パワークロストークによる影響もレベ
ル差が50dB程度あるので無視できる。その他、波長
λ2と波長λ5、波長λ3と波長λ5、波長λ4と波長λ5
ついてもコヒーレントクロストークの影響を受けない。
パワークロストークも無視できる。第5の上り信号光受
信器1175以外についても同様に第1〜第4の下り信
号光送信器1111〜1114の出力信号の回り込みによ
る影響はない。
【0095】第5〜第8の上り信号光送信器1165
1168の出力信号が、第2の上り下り信号合分離用光
合分波器414と下り信号分波用分波器502を通して
第1〜第4の下り信号光受信器1151〜1154に回り
込む成分についても同様に問題がない。
【0096】また、第5〜第8の上り信号光送信器11
5〜1168の出力信号が第1の上り下り信号合分離用
光合分波器412を通して、下り信号増幅用EDFA7
01に回り込むが、下り信号増幅用EDFA701の出
力にはアイソレータが内蔵されているので問題はない。
【0097】第1〜第4の下り信号光送信器1111
1114の出力信号が、第2の上り下り信号合分離用光
合分波器414を通して、上り信号増幅用EDFA70
3に回り込むが、上り信号増幅用EDFA703の出力
にはアイソレータが内蔵されているので問題ない。ま
た、送信光出力も誘導ブリルアン散乱しきい値より小さ
いので誘導ブリルアン散乱の影響はない。従って第7の
実施例によって10Gbpsを4波分掛け合わせた40
Gbps、スパンロス25dB以上の双方向長距離光伝
送が実現できる。
【0098】第8の実施例
【0099】図15は、本発明の第8の実施例における
双方向光伝送装置の構成の概要を表わしたものである。
この図15で図10および図13と同一部分には同一の
符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。第8
の実施例の双方向光伝送装置800は、第1〜第4の下
り信号光送信器1111〜1114と、これら第1〜第4
の下り信号光送信器1111〜1114からそれぞれ送り
出された波長λ1〜λ4の下り光信号を合波する下り信号
多重用光合波器501と、この下り信号多重用光合波器
501によって合波された波長λ1〜λ4の下り光信号を
増幅する下り信号増幅用EDFA701と、この下り信
号増幅用EDFA701によって増幅された後の波長λ
1〜λ4の下り光信号を、第1の上り下り信号合分離用光
サーキュレータ201、光ファイバ伝送路113および
第2の上り下り信号合分離用光サーキュレータ202を
介して入力し増幅する下り信号増幅用EDFA702
と、この下り信号増幅用EDFA702によって増幅さ
れた後の波長λ1〜λ4の下り光信号を分波する下り信号
分波用分波器502と、この下り信号分波用分波器50
2によって分波された波長λ1〜λ4の下り光信号を受信
する第1〜第4の下り信号光受信器1151〜115
4と、第5〜第8の上り信号光送信器1165〜1168
と、これら第5〜第8の上り信号光送信器1165〜1
168からそれぞれ送り出された波長λ5〜λ8の上り光
信号を合波する上り信号多重用光合波器503と、この
上り信号多重用光合波器503によって合波された波長
λ5〜λ8の上り光信号を増幅する上り信号増幅用EDF
A703と、この上り信号増幅用EDFA703によっ
て増幅された後の波長λ5〜λ8の上り光信号を、前記し
た第2の上り下り信号合分離用光サーキュレータ20
2、光ファイバ伝送路113および第1の上り下り信号
合分離用光サーキュレータ201を介して入力し増幅す
る上り信号増幅用EDFA704と、この上り信号増幅
用EDFA704によって増幅された後の波長λ5〜λ8
の上り光信号を分波する上り信号分波用分波器504
と、この上り信号分波用分波器504によって分波され
た波長λ5〜λ8の上り光信号を受信する第5〜第8の上
り信号光受信器1175〜1178とによって構成されて
いる。
【0100】この実施例では、伝送速度は上り下り共に
10Gbpsであり、下り光信号波長は波長λ1〜λ4
4波長、上り信号は波長λ5〜λ8の4波長であり、上り
下りとも伝送容量は40Gbpsである。上り波長と下
り波長は、第4の実施例と同様である。光送信器出力は
0dBm、光送信器の戻り光に対する耐力は25dBで
ある。第5〜第8の上り信号光受信器1175〜1178
および第1〜第4の下り信号光受信器1151〜1154
の帯域は共に8GHzである。
【0101】第1および第2の上り下り信号合分離用光
サーキュレータ201、202の特性は、第2の実施例
と同様である。また、信号波長と、下り信号多重用光合
波器501、上り信号多重用光合波器503、下り信号
分波用分波器502および上り信号分波用分波器504
の透過特性の関係は、第4の実施例と同様であり、図9
に示す通りである。下り信号多重用光合波器501、上
り信号多重用光合波器503、下り信号分波用分波器5
02および上り信号分波用分波器504の特性は第5の
実施例と同様である。光ファイバ伝送路113の損失は
27dBである。下り信号増幅用EDFA701、70
2および上り信号増幅用EDFA703、704の特性
は第7の実施例と同様である。
【0102】第1〜第4の下り信号光送信器1111
1114の出力信号は、第1の上り下り信号合分離用光
サーキュレータ201と上り信号分波用分波器504を
通して第5〜第8の上り信号光受信器1175〜1178
に回り込むが第5、第7の実施例と同様に問題ない。
【0103】第1〜第4の上り信号光送信器1161
1164の出力信号が、第2の上り下り信号合分離用光
サーキュレータ202と下り信号分波用分波器502を
通して第1〜第4の下り信号光受信器1151〜1154
に回り込む成分についても同様に問題がない。
【0104】また、第1〜第4の上り信号光送信器11
1〜1164の出力信号が第1の上り下り信号合分離用
光サーキュレータ201を通して、下り信号増幅用ED
FA701に回り込むが、第7の実施例と同様に問題な
い。
【0105】第1〜第4の下り信号光送信器1111
1114の出力信号が、第2の上り下り信号合分離用光
サーキュレータ202を通して、上り信号増幅用EDF
A703に回り込むが、第7の実施例と同様に問題な
い。また、送信光出力も誘導ブリルアン散乱しきい値よ
り小さいので誘導ブリルアン散乱の影響はない。従って
第8の実施例の双方向光伝送装置800も10Gbps
を4波分掛け合わせた40Gbps、スパンロス25d
B以上の双方向長距離光伝送が実現できる。
【0106】第9の実施例
【0107】図16は、本発明の第9の実施例における
双方向光伝送装置の構成の概要を表わしたものである。
この図16で図11および図15と同一部分には同一の
符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。第9
の実施例の双方向光伝送装置900は、下り光信号を送
信する第1、第3、第5および第7の下り信号光送信器
1111、1113、1115、1117と、これら第1、
第3、第5および第7の下り信号光送信器1111、1
113、1115、1117からそれぞれ送り出された奇
数番目の波長λ1、λ3、λ5、λ7の下り光信号を合波す
る下り信号多重用光合波器601と、この下り信号多重
用光合波器601によって合波された奇数番目の波長λ
1、λ3、λ5、λ7の下り光信号を増幅する下り信号増幅
用EDFA701と、この下り信号増幅用EDFA70
1によって増幅された後の奇数番目の波長λ1、λ3、λ
5、λ7の下り光信号を、偶数チャネルと奇数チャネルを
分離する第1の上り下り信号合分離用光インタリーバ3
01から光ファイバ伝送路113および第2の上り下り
信号合分離用光インタリーバ302を介して入力し増幅
する下り信号増幅用EDFA702と、この下り信号増
幅用EDFA702によって増幅された後の奇数番目の
波長λ1、λ3、λ5、λ7の下り光信号を分波する下り信
号分波用分波器602と、この下り信号分波用分波器6
02によって分波された奇数番目の波長λ1、λ3
λ5、λ7の下り光信号を受信する第1、第3、第5およ
び第7の下り信号光受信器1151、1153、11
5、1157と、偶数番目の上り光信号を送信する第
2、第4、第6および第8の上り信号光送信器11
2、1164、1166、1168と、これら第2、第
4、第6および第8の上り信号光送信器1162、11
4、1166、1168からそれぞれ送り出された偶数
番目の波長λ2、λ4、λ6、λ8の上り光信号を合波する
上り信号多重用光合波器603と、この上り信号多重用
光合波器603によって合波された偶数番目の波長
λ2、λ4、λ6、λ8の上り光信号を増幅する上り信号増
幅用EDFA703と、この上り信号増幅用EDFA7
03によって増幅された後の偶数番目の波長λ2、λ4
λ6、λ8の上り光信号を、偶数チャネルと奇数チャネル
を分離する第2の上り下り信号合分離用光インタリーバ
302から光ファイバ伝送路113および第1の上り下
り信号合分離用光インタリーバ301を介して入力し増
幅する上り信号増幅用EDFA704と、この上り信号
増幅用EDFA704によって増幅された後の偶数番目
の波長λ2、λ4、λ6、λ8の上り光信号を分波する上り
信号分波用分波器604と、上り信号分波用分波器60
4によって分波された偶数番目の波長λ2、λ4、λ6
λ8の上り光信号を受信する第2、第4、第6および第
8の上り信号光受信器1172、1174、1176、1
178とによって構成されている。
【0108】この実施例では、伝送速度は上り下り共に
10Gbpsであり、下り光信号波長は波長λ1、λ3
λ5、λ7の4波長、上り信号は波長λ2、λ4、λ6、λ8
の4波長、上り下りとも伝送容量は40Gbpsであ
る。上り波長および下り波長は、第6の実施例と同様で
ある。光送信器出力は0dBmであり、光送信器の戻り
光に対する耐力は25dBである。第2、第4、第6お
よび第8の上り信号光受信器1172、1174、117
6、1178ならびに第1、第3、第5および第7の下り
信号光受信器1151、1153、1155、1157の帯
域は共に8GHzである。
【0109】第1および第2の上り下り信号合分離用光
インタリーバ301、302の特性は、第6の実施例と
同様である。また、信号波長と、下り信号多重用光合波
器601、上り信号多重用光合波器603、下り信号分
波用分波器602および上り信号分波用分波器604の
透過特性の関係は、第6の実施例と同様であり、図12
に示す通りである。下り信号多重用光合波器601、上
り信号多重用光合波器603、下り信号分波用分波器6
02および上り信号分波用分波器604の特性は第6の
実施例と同様である。光ファイバ伝送路113の損失は
27dBである。下り信号増幅用EDFA701、70
2および上り信号増幅用EDFA703、704の特性
は第7の実施例と同様である。
【0110】第1、第3、第5および第7の下り信号光
送信器1111、1113、1115、1117の出力信号
は、第1の上り下り信号合分離用光インタリーバ301
と上り信号分波用分波器604を通して第2、第4、第
6および第8の上り信号光受信器1172、1174、1
176、1178に回り込むが第6および第7の実施例と
同様にコヒーレントクロストーク、パワークロストーク
の問題はない。
【0111】第2、第4、第6および第8の上り信号光
送信器1162、1164、1166、1168の出力信号
が、第2の上り下り信号合分離用光インタリーバ302
と下り信号分波用分波器602を通して第1、第3、第
5および第7の信号光受信器1151、1153、115
5、1157に回り込む成分についても同様に問題がな
い。
【0112】また、第2、第4、第6および第8の上り
信号光送信器1162、1164、1166、1168の出
力信号が第1の上り下り信号合分離用光インタリーバ3
01を通して、下り信号増幅用EDFA701に回り込
むが、第7の実施例と同様に問題ない。
【0113】第1、第3、第5および第7の下り信号光
送信器1111、1113、1115、1117の出力信号
が、第2の上り下り信号合分離用光インタリーバ302
を通して、上り信号増幅用EDFA703に回り込む
が、第7の実施例と同様に問題ない。また、送信光出力
も誘導ブリルアン散乱しきい値より小さいので誘導ブリ
ルアン散乱の影響はない。従って第9の実施例の双方向
光伝送装置900も10Gbpsを4波分掛け合わせた
40Gbps、スパンロス25dB以上の双方向長距離
光伝送が実現できる。
【0114】以上説明した実施例では、伝送速度を10
Gbpsとしたが、これは12Gbpsでも40Gbp
sでも構わない。波長数も第4の実施例以降で上り下り
共に各4波としたが8波でも16波でも問題ない。多重
する波長間隔も100GHzでも50GHzでも問題な
い。波長ごとの伝送速度が異なっても構わない。用いる
波長帯もCバンドでもLバンドでも構わない。このよう
に以上説明した構成において以上説明した機能を満たす
限り、使用する伝送速度や、多重する波長数、波長帯は
自由であり以上の実施例における説明が本発明を限定す
るものではない。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項9
記載の発明によれば、上り下り両信号光の回り込みの影
響を回避することができるので、波長多重技術を用いた
容量拡大可能な一芯双方向伝送が実現可能となる。ま
た、光増幅器を適用することが可能となるので、許容ロ
スの拡大、すなわち伝送距離の拡大可能な一芯双方向伝
送が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における双方向光伝送装
置の構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】第1の実施例で使用する信号光受信器の帯域特
性を表わした特性図である。
【図3】第1の実施例における上り信号と下り信号の配
置関係を表わした説明図である。
【図4】第2の実施例における双方向光伝送装置の構成
の概要を表わしたシステム構成図である。
【図5】第2の実施例で使用する第1の上り下り信号合
分離用光サーキュレータの挿入損失を表わした説明図で
ある。
【図6】第3の実施例における双方向光伝送装置の構成
の概要を表わしたシステム構成図である。
【図7】第3の実施例で使用されるインタリーバの一般
的な構成を示した説明図である。
【図8】第4の実施例における双方向光伝送装置の構成
の概要を表わしたシステム構成図である。
【図9】第4の実施例の双方向光伝送装置における第1
および第2の上り下り信号合分離用光合分波器の透過特
性と各光信号の波長との関係を示した説明図である。
【図10】本発明の第5の実施例における双方向光伝送
装置の構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図11】本発明の第6の実施例における双方向光伝送
装置の構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図12】第6の実施例で信号波長と、下り信号多重用
光合波器、上り信号多重用光合波器、下り信号分波用分
波器および上り信号分波用分波器の透過特性の関係を表
わした説明図である。
【図13】本発明の第7の実施例における双方向光伝送
装置の構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図14】第7の実施例における信号波長の配置関係を
表わした説明図である。
【図15】本発明の第8の実施例における双方向光伝送
装置の構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図16】本発明の第9の実施例における双方向光伝送
装置の構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【符号の説明】
111 下り信号光送信器 112 第1の上り下り信号合分離用光合分波器 113 光ファイバ伝送路 114 第2の上り下り信号合分離用光合分波器 115 下り信号光受信器 116 上り信号光送信器 117 上り信号光受信器 201 第1の上り下り信号合分離用光サーキュレータ 202 第2の上り下り信号合分離用光サーキュレータ 301 第1の上り下り信号合分離用光インタリーバ 302 第2の上り下り信号合分離用光インタリーバ 501 下り信号多重用光合波器 502 下り信号分波用分波器 503 上り信号多重用光合波器 504 上り信号分波用分波器 701、702 下り信号増幅用EDFA(エルビウム
ドープ光ファイバ増幅器) 703、704 上り信号増幅用EDFA

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一芯の光ファイバと、 下り信号光の送信出力が誘導ブリルアン散乱しきい値以
    下である下り信号光送信器と、 この下り信号光送信器から送り出された下り信号光を前
    記一芯の光ファイバを介して受信する下り信号光受信器
    と、 上り信号光の送信出力が誘導ブリルアン散乱しきい値以
    下である上り信号光送信器と、 この上り信号光送信器から送り出された上り信号光を前
    記一芯の光ファイバを介して受信する上り信号光受信器
    とを具備し、前記上り信号光送信器から出力される上り
    信号光の周波数と前記下り信号光送信器から出力される
    下り信号光の周波数の差が、前記下り信号光受信器およ
    び上り信号光受信器の帯域以上となるように設定されて
    いることを特徴とする光伝送装置。
  2. 【請求項2】 一芯の光ファイバと、 それぞれ周波数の異なる下り信号光の送信出力が共に誘
    導ブリルアン散乱しきい値以下である複数の下り信号光
    送信器と、 これらの下り信号光送信器から送り出されたそれぞれの
    下り信号光を前記一芯の光ファイバを介して周波数に対
    応して受信する複数の下り信号光受信器と、 それぞれ周波数の異なる上り信号光の送信出力が共に誘
    導ブリルアン散乱しきい値以下である複数の上り信号光
    送信器と、 これらの上り信号光送信器から送り出されたそれぞれの
    上り信号光を前記一芯の光ファイバを介して周波数に対
    応して受信する複数の上り信号光受信器とを具備し、前
    記上り信号光送信器のそれぞれから出力される上り信号
    光の周波数と前記下り信号光送信器のそれぞれから出力
    される下り信号光の周波数のそれぞれの差が、前記複数
    の下り信号光受信器および上り信号光受信器のすべての
    帯域以上となるように設定されていることを特徴とする
    光伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記上り信号光と下り信号光の分離を行
    う光合分波器を具備することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の光伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記上り信号光と下り信号光の分離を行
    う光サーキュレータを具備することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の光伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記上り信号光と下り信号光の分離を行
    う光インタリーバを具備することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の光伝送装置。
  6. 【請求項6】 多重化した前記複数の周波数の異なる上
    り信号光を増幅する上り増幅器と、多重化した前記複数
    の周波数の異なる下り信号光を光増幅する下り増幅器と
    を具備することを特徴とする請求項2記載の光伝送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記上り増幅器および下り増幅器は、エ
    ルビウムドープファイバ光増幅器であることを特徴とす
    る請求項6記載の光伝送装置。
  8. 【請求項8】 上り信号光と下り信号光の周波数の差が
    これらの信号光を受信するすべての受信器の帯域以上と
    なり、かつこれらの信号光が誘導ブリルアン散乱しきい
    値以下となるように信号光を上り下り双方向に同一の一
    芯の光ファイバに伝送させることを特徴とする光伝送方
    法。
  9. 【請求項9】 それぞれ周波数の異なる複数の上り信号
    光とそれぞれ周波数の異なる複数の下り信号光のそれぞ
    れの周波数の差がこれらの信号光を受信するすべての受
    信器の帯域以上となり、かつこれらの信号光が誘導ブリ
    ルアン散乱しきい値以下となるように信号光を上り下り
    双方向に同一の一芯の光ファイバに伝送させることを特
    徴とする光伝送方法。
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