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JP2003282640A - 電子部品搭載装置および電子部品搭載方法 - Google Patents

電子部品搭載装置および電子部品搭載方法

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JP2003282640A
JP2003282640A JP2002087871A JP2002087871A JP2003282640A JP 2003282640 A JP2003282640 A JP 2003282640A JP 2002087871 A JP2002087871 A JP 2002087871A JP 2002087871 A JP2002087871 A JP 2002087871A JP 2003282640 A JP2003282640 A JP 2003282640A
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JP
Japan
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electronic component
mounting
head
holding
stage
Prior art date
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Application number
JP2002087871A
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English (en)
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Inventor
Hiroshi Haji
宏 土師
Toshiro Hirakawa
敏朗 平川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002087871A priority Critical patent/JP3744451B2/ja
Priority to US10/394,982 priority patent/US7033842B2/en
Priority to CNB038050013A priority patent/CN100356540C/zh
Priority to AU2003223115A priority patent/AU2003223115A1/en
Priority to KR1020047013608A priority patent/KR100921231B1/ko
Priority to PCT/JP2003/003533 priority patent/WO2003081974A2/en
Priority to DE10392335T priority patent/DE10392335T5/de
Priority to TW092106610A priority patent/TWI267956B/zh
Publication of JP2003282640A publication Critical patent/JP2003282640A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載ヘッドの構造を簡略化して高速動作を可
能とするとともに、搭載ヘッドによる塗布作業をなくし
て作業効率を向上させることができる電子部品搭載装置
および電子部品搭載方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 電子部品供給部2にバンプ形成面を上向
きにして供給されるチップ6にフラックスを塗布して基
板に搭載する電子部品搭載装置において、粘着シート5
から搭載ヘッド33によって取り出されたチップ6を受
け取った保持ヘッド74が、フラックス80が延展され
たステージ79に対して反転することによりチップ6の
バンプへのフラックス塗布とフラットニングを行い、保
持ヘッド74を原位置に戻した後にステージ79に配置
されたチップ6を搭載ヘッド33による取り出し基板へ
搭載する。これにより、搭載ヘッド33の機能を移載動
作に限定して構造を簡略化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を基板に
搭載する電子部品搭載装置および電子部品搭載方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品搭載装置では、電子部品供給部
から取り出した電子部品を搭載ヘッドによって保持して
基板に搭載する搭載動作が反復して行われる。電子部品
のうち、フリップチップなどのように接続用の突起電極
であるバンプが形成された電子部品は、一般にバンプ形
成面を上向きにした状態で供給される。
【0003】この電子部品供給部からの電子部品の取り
出しは、ピックアップノズルを備えた専用のピックアッ
プ手段によって行われ、取り出された電子部品は反転機
構によって反転されバンプを下向きにした状態で保持さ
れる。そして電子部品を基板に搭載する搭載ヘッドは上
記反転された状態の電子部品を受け渡され、その後フラ
ックス転写ステージにおいてバンプにフラックスを転写
塗布するフラックス転写動作を行った後に、基板上へ移
動し電子部品の搭載動作を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子部品搭
載装置では、基板への電子部品の搭載動作を行う搭載ヘ
ッドが、フラックス転写動作を行うための作業ヘッドを
兼ねた構成となっていた。フラックス転写動作は、電子
部品のバンプの下端部を平坦面に対して押圧してバンプ
を整形するフラットニング動作を兼ねて行われる場合が
多いことから、搭載ヘッドにはフラックス転写を兼ねて
行われるフラットニング時にバンプをフラットニング面
に押圧するための押圧機構を必要とし、さらにこの押圧
力に耐えるだけの強度を備える必要があった。このため
搭載ヘッドの構造簡略化や軽量化には限界があり、搭載
動作の高速化を妨げる要因となっていた。
【0005】また、実装動作においては、上述のフラッ
トニング動作を兼ねたフラックス転写動作と搭載動作と
を同一の搭載ヘッドによってシリーズで行う形態となっ
ていたことから、部品取り出し後基板への実装を完了す
るまでのタクトタイムが遅延し、全体の作業効率を向上
させることが困難であった。
【0006】そこで本発明は、搭載ヘッドの構造を簡略
化して高速動作を可能とするとともに、タクトタイムを
短縮して作業効率を向上させることができる電子部品搭
載装置および電子部品搭載方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
搭載装置は、複数の突起電極が突起電極形成面に形成さ
れた電子部品をワークに搭載する電子部品搭載装置であ
って、平坦なステージと、電子部品の裏面を保持する電
子部品保持部を備えこの電子部品保持部を上向きにした
状態で電子部品を受け取って保持する保持ヘッドと、こ
の保持ヘッドを上下反転させて保持ヘッドに保持された
電子部品を前記ステージに対向させこの突起電極の先端
部を前記ステージに押し付けて平坦に整形するとともに
この電子部品をステージ上に配置する加圧配置手段と、
前記電子部品を吸着して保持する搭載ノズルを備えた搭
載ヘッドを有しこの搭載ノズルによって前記ステージ上
に配置された電子部品を取り出してワークに搭載する搭
載手段を備えた。
【0008】請求項2記載の電子部品搭載装置は、請求
項1記載の電子部品搭載装置であって、前記ステージ上
に粘着物を延展してその液面を平坦化するスキージを備
えた。
【0009】請求項3記載の電子部品搭載装置は、請求
項1記載の電子部品搭載装置であって、前記電子部品を
突起電極形成面を上向きにした状態で供給する電子部品
供給部を備え、前記搭載ヘッドの搭載ノズルによってこ
の電子部品供給部から電子部品をピックアップして前記
保持ヘッドに受け渡す。
【0010】請求項4記載の電子部品搭載装置は、請求
項1記載の電子部品搭載装置であって、前記電子部品を
突起電極形成面を上向きにした状態で供給する電子部品
供給部と、ピックアップヘッドのピックアップノズルに
よってこの電子部品供給部から電子部品をピックアップ
して前記保持ヘッドに移載するピックアップ手段とを備
えた。
【0011】請求項5記載の電子部品搭載方法は、突起
電極形成面に複数の突起電極を備えた電子部品をワーク
に搭載する電子部品搭載方法であって、電子部品の裏面
を保持する電子部品保持部を備えた保持ヘッドの前記電
子部品保持部を上向きにした状態でこの保持ヘッドに電
子部品を保持させる電子部品保持工程と、前記保持ヘッ
ドを上下反転させて保持ヘッドに保持された電子部品を
平坦なステージに対向させ、この電子部品の突起電極の
先端部をこのステージに押し付けて平坦に整形するとと
もにこの電子部品をステージ上に配置する加圧配置工程
と、前記ステージ上に配置された電子部品を搭載ヘッド
の搭載ノズルで吸着して取り出してワークに搭載する搭
載工程を含む。
【0012】請求項6記載の電子部品搭載方法は、請求
項5記載の電子部品搭載方法であって、前記ステージに
スキージで粘着物を延展してその液面を平坦化してお
き、前記整形時に粘着物を電子部品に塗布する。
【0013】請求項7記載の電子部品搭載方法は、請求
項5記載の電子部品搭載方法であって、前記電子部品を
突起電極形成面を上向きにした状態で供給する電子部品
供給部から、電子部品を前記搭載ヘッドでピックアップ
して前記保持ヘッドに受け渡す移載工程を含む。
【0014】請求項8記載の電子部品搭載方法は、請求
項5記載の電子部品搭載方法であって、前記電子部品を
突起電極形成面を上向きにした状態で供給する電子部品
供給部から、電子部品をピックアップヘッドのピックア
ップノズルでピックアップして前記保持ヘッドに受け渡
す移載工程を含む。
【0015】本発明によれば、電子部品供給部からピッ
クアップした電子部品を保持した保持ヘッドを上下反転
させて保持ヘッドに保持された電子部品を平坦なステー
ジに対向させ、この電子部品の突起電極の先端部をこの
ステージに押し付けて平坦に整形するとともにこの電子
部品をステージ上に配置し、配置された電子部品を搭載
ヘッドによって取り出してワークに搭載することによ
り、搭載ヘッドの機能を移載動作に限定して搭載ヘッド
の構造を簡略化して高速動作を可能とするとともに、タ
クトタイムを短縮して作業効率を向上させることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1の電子部品搭載装置の平面図、図2は本発
明の実施の形態1の電子部品搭載装置の側断面図、図3
は本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の平断面
図、図4は本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の
反転ステージの斜視図、図5、図6は本発明の実施の形
態1の電子部品搭載装置の反転ステージの動作説明図、
図7は本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の制御
系の構成を示すブロック図、図8は本発明の実施の形態
1の電子部品搭載装置の処理機能を示す機能ブロック
図、図9は本発明の実施の形態1の電子部品搭載方法の
タイミングチャート、図10、図11、図12、図13
は本発明の実施の形態1の電子部品搭載方法の工程説明
図、図14は本発明の実施の形態1の電子部品搭載対象
となる基板の平面図である。
【0017】まず図1、図2、図3を参照して電子部品
搭載装置の全体構造について説明する。図2は図1にお
けるA−A矢視を、また図3は図2におけるB−B矢視
をそれぞれ示している。図1において、基台1上には電
子部品供給部2が配設されている。図2、図3に示すよ
うに、電子部品供給部2は治具ホルダ(治具保持部)3
を備えており、治具ホルダ3は、粘着シート5が装着さ
れた治具4を着脱自在に保持する。
【0018】粘着シート5には、電子部品である半導体
チップ6(以下、単に「チップ6」と略記。)が個片に
分離された状態で貼着されている。チップ6の上面に
は、突起電極であるバンプ6a(図5(a)参照)が複
数形成されており、治具ホルダ3に治具4が保持された
状態では、電子部品供給部2は複数のチップ6をバンプ
形成面(突起電極形成面)を上向きにした状態で供給す
る。
【0019】図2に示すように、治具ホルダ3に保持さ
れた粘着シート5の下方には、エジェクタ8がエジェク
タXYテーブル7によって水平移動可能に配設されてい
る。エジェクタ8はチップ突き上げ用のエジェクタピン
(図示省略)を昇降させるピン昇降機構を備えており、
後述する搭載ヘッドによって粘着シート5からチップ6
をピックアップする際には、エジェクタピンによって粘
着シート5の下方からチップ6を突き上げることによ
り、チップ6は粘着シート5から剥離される。エジェク
タ8は、チップ6を粘着シート5から剥離する粘着シー
ト剥離機構となっている。
【0020】図3に示すように、基台1の上面の電子部
品供給部2からY方向に隔てた位置には、基板保持部1
0が配置されている。基板保持部10の上流側、下流側
にはそれぞれ基板搬入コンベア12、基板振分部11、
基板受渡部13および基板搬出コンベア14がX方向に
直列に配列されている。基板搬入コンベア12は、上流
側から供給された基板16を受け取って基板振分部11
に渡す。
【0021】基板振分部11は、振分コンベア11aを
スライド機構11bによってY方向にスライド可能に配
設した構成となっており、基板搬入コンベア12から受
け取った基板16(ワーク)を以下に説明する基板保持
部10の2つの基板保持機構に選択的に振り分ける。基
板保持部10は、第1基板保持機構10A、第2基板保
持機構10Bを備えており、基板振分部11によって振
り分けられた基板16を保持して実装位置に位置決めす
る。
【0022】基板受渡部13は、基板振分部11と同様
に受渡コンベア13aをスライド機構13bによってY
方向にスライド可能に配設した構成となっており、受渡
コンベア13aを第1基板保持機構10A、第2基板保
持機構10Bと選択的に接続することにより実装済みの
基板16を受け取り、基板搬出コンベア14に渡す。基
板搬出コンベア14は、渡された実装済みの基板16を
下流側に搬出する。
【0023】図1において、基台1の上面の両端部に
は、第1のY軸ベース20A、第2のY軸ベース20B
が基板搬送方向(X方向)と直交するY方向に長手方向
を向けて配設されている。第1のY軸ベース20A、第
2のY軸ベース20Bの上面には、長手方向(Y方向)
に略全長にわたってY方向ガイド21が配設されてお
り、1対のY方向ガイド21を平行に且つ電子部品供給
部2及び基板保持部10を挟むように配設した形態とな
っている。
【0024】これらの1対のY方向ガイド21には、第
1ビーム部材31、センタービーム部材30および第2
ビーム部材32の3つのビーム部材が、それぞれ両端部
をY方向ガイド21によって支持されてY方向にスライ
ド自在に架設されている。
【0025】センタービーム部材30の右側の側端部に
はナット部材23bが突設されており、ナット部材23
bに螺合した送りねじ23aは、第1のY軸ベース20
A上に水平方向で配設されたY軸モータ22によって回
転駆動される。Y軸モータ22を駆動することにより、
センタービーム部材30はY方向ガイド21に沿ってY
方向に水平移動する。
【0026】また、第1ビーム部材31、第2ビーム部
材32の左側の側端部にはそれぞれナット部材25b,
27bが突設されており、ナット部材25b,27bに
螺合した送りねじ25a,27aは、それぞれ第2のY
軸ベース20B上に水平方向で配設されたY軸モータ2
4,26によって回転駆動される。Y軸モータ24,2
6を駆動することにより、第1ビーム部材31、第2ビ
ーム部材32はY方向ガイド21に沿ってY方向に水平
移動する。
【0027】センタービーム部材30には、搭載ヘッド
33が装着されており、搭載ヘッド33に結合されたナ
ット部材41bに螺合した送りねじ41aは、X軸モー
タ40によって回転駆動される。X軸モータ40を駆動
することにより、搭載ヘッド33はセンタービーム部材
30の側面にX方向に設けられたX方向ガイド42(図
2参照)に案内されてX方向に移動する。
【0028】搭載ヘッド33は、1個のチップ6を吸着
保持するノズル33a(搭載ノズル)を複数(ここでは
4つ)備え、各ノズル33aにそれぞれチップ6を吸着
保持して複数のチップ6を保持した状態で移動可能とな
っている。Y軸モータ22およびX軸モータ40を駆動
することにより、搭載ヘッド33はX方向、Y方向に水
平移動し、電子部品供給部2のチップ6をピックアップ
して保持し、保持したチップ6を基板保持部10に保持
された基板16の電子部品搭載位置16aに搭載する。
【0029】1対のY方向ガイド21、センタービーム
部材30、センタービーム部材30をY方向ガイド21
に沿って移動させるY方向駆動機構(Y軸モータ22、
送りねじ23aおよびナット部材23b)と、搭載ヘッ
ド33をX方向ガイド42に沿って移動させるX方向駆
動機構(X軸モータ40、送りねじ41aおよびナット
部材41b)とは、搭載ヘッド33を電子部品供給部2
と基板保持部10との間で移動させる搭載ヘッド移動機
構を構成する。
【0030】第1ビーム部材31には、第1のカメラ3
4が装着されており、第1のカメラ34を保持するブラ
ケット34aにはナット部材44bが結合されている。
ナット部材44bに螺合した送りねじ44aは、X軸モ
ータ43によって回転駆動され、X軸モータ43を駆動
することにより、第1のカメラ34は第1ビーム部材3
1の側面に設けられたX方向ガイド45(図2参照)に
案内されてX方向に移動する。
【0031】Y軸モータ24およびX軸モータ43を駆
動することにより、第1のカメラ34はX方向、Y方向
に水平移動する。これにより、第1のカメラ34は基板
保持部10の第1基板保持機構10A、第2基板保持機
構10Bに保持された基板16を撮像するための基板保
持部10の上方での移動と、基板保持部10上からの退
避のための移動とを行うことができる。
【0032】1対のY方向ガイド21、第1ビーム部材
31、第1ビーム部材31をY方向ガイド21に沿って
移動させるY方向駆動機構(Y軸モータ24、送りねじ
25aおよびナット部材25b)と、第1のカメラ34
をX方向ガイド45に沿って移動させるX方向駆動機構
(X軸モータ43、送りねじ44aおよびナット部材4
4b)とは、第1のカメラ34を少なくとも基板保持部
10の上方で移動させる第1のカメラ移動機構を構成す
る。
【0033】第2ビーム部材32には、第2のカメラ3
5が装着されており、第2のカメラ35を保持するブラ
ケット35aには、ナット部材47bが結合されてい
る。ナット部材47bに螺合した送りねじ47aは、X
軸モータ46によって回転駆動され、X軸モータ46を
駆動することにより、第2のカメラ35は第2ビーム部
材32の側面に設けられたX方向ガイド48(図2参
照)に案内されてX方向に移動する。
【0034】Y軸モータ26およびX軸モータ46を駆
動することにより、第2のカメラ35はX方向、Y方向
に水平移動する。これにより、第2のカメラ35は電子
部品供給部2に保持されたチップ6の撮像のための電子
部品供給部2の上方での移動と、電子部品供給部2上か
らの退避のための移動とを行うことができる。
【0035】1対の第1方向ガイド21、第2ビーム部
材32、第2ビーム部材32を第1方向ガイド21に沿
って移動させるY方向駆動機構(Y軸モータ26、送り
ねじ27aおよびナット部材27b)と、第2のカメラ
35をX方向ガイド48に沿って移動させるX方向駆動
機構(X軸モータ46、送りねじ47aおよびナット部
材47b)とは、第2のカメラ35を少なくとも電子部
品供給部2の上方で移動させる第2のカメラ移動機構を
構成する。
【0036】図3に示すように、電子部品供給部2と基
板保持部10との間には、第3のカメラ15および反転
ステージ17が配設されている。第3のカメラ15はラ
インカメラを備えており、ノズル33aにチップ6を保
持した搭載ヘッド33が第3のカメラ15の上方を移動
することにより、ノズル33aに保持されたチップ6の
画像を取り込む。
【0037】反転ステージ17について図4、図5、図
6を参照して説明する。図4において、水平なベース部
材70上には、ブロック71に結合された支持ポスト7
2が2本立設されている。支持ポスト72には反転テー
ブル73が水平な軸73a廻りに回転自在に保持されて
おり、軸73aには反転用アクチュエータ75が結合さ
れている。反転用アクチュエータ75を駆動することに
より、軸73aは180度回転し、これにより反転テー
ブル73は上下反転動作を行う。
【0038】反転テーブル73上には保持ヘッド74が
設けられており、保持ヘッド74には、チップ保持部7
4a(電子部品保持部)が複数配列されている。チップ
保持部74aは吸着孔74bを備えており、各チップ保
持部74a上にバンプ形成面を上向きにしたチップ6を
載置した状態で、吸着孔74bから真空吸引することに
より、チップ保持部74aはチップ6を吸着保持する。
すなわち、チップ保持部74aは、バンプ形成面を上向
きにした状態のチップ6の裏面を保持する(図5(a)
参照)。
【0039】ここで保持ヘッド74へのチップ6の受け
渡しは、搭載ヘッド33のノズル33aによって電子部
品供給部2からチップ6をピックアップして、チップ保
持部74aを上向きにした保持ヘッド74にチップ6を
移載することによって行われることから、保持ヘッド7
4におけるチップ保持部74aの配列は、搭載ヘッド3
3のノズル33aの配列に一致するように設定されてい
る。
【0040】ベース部材70上には2本のスライドポス
ト76が立設されており、スライドポスト76に上下方
向にスライド自在に嵌合したスライダ77は昇降テーブ
ル78に結合されている。昇降テーブル78には昇降用
アクチュエータ84のロッド84aが結合されている。
昇降用アクチュエータ84を駆動することにより、昇降
テーブル78はスライドポスト76に沿って昇降する。
【0041】昇降テーブル78の上面には、ステージ7
9が設けられている。ステージ79は平坦な底面79a
を有する平底容器であり、後述するように、底面79a
に供給された粘着物であるフラックス80をチップ6の
バンプ6aに転写塗布するための転写ステージと、この
転写動作時にバンプ6aを押し付けることによりバンプ
6aの先端部を平坦化するフラットニングステージとし
ての機能を兼ねており、さらに、フラックス80が転写
塗布されたチップ6を搭載ヘッド33による取り出し動
作のために所定配列で配置する配置ステージとしての機
能を有している。
【0042】昇降テーブル78の側面には、スライドブ
ロック82を水平方向に往復動させるスライドシリンダ
81が水平に配設されている。スライドブロック82に
は、2つのスキージ83a,83b(図6参照)を昇降
自在に備えたスキージユニット83が、ステージ79の
上方に延出して装着されている。スキージ83a,83
bは、以下に説明するように、それぞれフラックス掻き
寄せスキージ、フラックス延展スキージとしての機能を
有している。
【0043】底面79a上にフラックス80を供給し、
図6(a)に示すように、スキージ83aを下降させて
底面79aに摺接させた状態で、スキージユニット83
を矢印a方向に水平移動させることにより、底面79a
に付着したフラックス80が一方側に掻き寄せられる。
そして図6(b)に示すように、スキージ83bを下降
させて底面79aとスキージ83bの下端部との間を所
定隙間に保った状態で、スキージユニット83を矢印b
方向に水平移動させることにより、スキージ83bは底
面79a上にフラックス80を延展してその液面を平坦
化する。
【0044】これにより、底面79a上には液面が平坦
化された所定膜厚tのフラックス膜80aが形成され
る。ステージ79は、平坦な底面79a上に粘着物であ
るフラックス80を延展して液面が平坦化された状態の
粘着物であるフラックス膜80aを供給する粘着物供給
部となっている。なお、粘着物としては、フラックス8
0以外にもバンプ6aの種類に応じて、樹脂接着材など
が用いられる。
【0045】このようにして、フラックス膜形成を終え
たならば、図5(a)に示すように昇降用アクチュエー
タ84を駆動して昇降テーブル78を下降させる。これ
により、ステージ79は、フラックス80の転写塗布の
ための転写高さ位置まで下降する。そしてこの状態で、
図5(b)に示すように、反転用アクチュエータ75を
駆動して反転テーブル73をステージ79に対して反転
させる。この反転動作によって、各チップ保持部74a
にチップ6を吸着保持した保持ヘッド74は、図6
(c)に示すようにフラックス膜80aが形成されたス
テージ79上に円弧を描いて下降する。
【0046】そして図6(d)に示すように、チップ6
のバンプ6aがステージ79の底面79aに対向して当
接したならば、昇降用アクチュエータ84によってステ
ージ79を上向きに押し付ける荷重Fを作用させる。こ
れにより、各バンプ6aの下面に対して底面79aが押
し付けられてバンプ6aのフラットニング、すなわちバ
ンプ6aの先端部を平坦にして高さを整える整形が行わ
れ、バンプ高さが均一化される。
【0047】この後、反転テーブル73を反転させるこ
とにより、保持ヘッド74は図4に示す原位置に復帰す
る。そしてステージ79には、図6(e)に示すよう
に、チップ6がバンプ6aをフラックス膜80aに接触
させた状態で配置される。ここでステージ79の大きさ
は保持ヘッド74の大きさに対応して決定されており、
各チップ保持部74aに保持された複数のチップ6を同
時にフラックス膜80a上に配置可能な広さとなってい
る。そしてステージ79におけるチップ6の配列は、搭
載ヘッド33におけるノズル33aの配列と同じ配列と
なっている。
【0048】したがって、反転テーブル73、反転用ア
クチュエータ75および昇降用アクチュエータ84は、
保持ヘッド74を上下反転させて保持ヘッド74に保持
されたチップ6をステージ79の底面79aに対向させ
バンプ6aの先端部を底面79aに相対的に押し付けて
平坦に整形するとともに、チップ6をステージ79に延
展されたフラックス80上に配置する加圧配置手段とな
っている。このチップ6の配置動作において、バンプ6
aの下端部にはフラックス80が転写により塗布され
る。
【0049】このようにしてステージ79のフラックス
80へのチップ6の配置が完了したならば、昇降用アク
チュエータ84を駆動して昇降テーブル78を上昇さ
せ、ステージ79を受け渡し高さに位置させる。そして
この状態で、ステージ79上に配置されたチップ6は再
び搭載ヘッド33のノズル33aによって保持され、基
板保持部10に保持された基板16に搭載される。そし
て搭載ヘッド33が基板16へ移動する過程において、
チップ6を保持した搭載ヘッド33が第3のカメラ15
の上方をX方向に移動することにより、第3のカメラ1
5は搭載ヘッド33に保持されたチップ6を撮像する。
【0050】したがって、搭載ヘッド33および前述の
搭載ヘッド移動機構は、以下の機能を有する搭載手段と
なっている。すなわちこの搭載手段は、チップ6を吸着
保持するノズル33aを備えた搭載ヘッド33を有し、
搭載ヘッド33によって電子部品供給部2の複数のチッ
プ6をピックアップして保持ヘッド74に受け渡し、保
持ヘッド74によってステージ79のフラックス80上
に配置されたチップ6を、搭載ヘッド33の複数のノズ
ル33aによって吸着して取り出し、搭載ヘッド33に
保持されたこれらのチップ6を基板16に搭載する。
【0051】次に図7を参照して、電子部品搭載装置の
制御系の構成について説明する。図7において、機構駆
動部50は、以下に示す各機構のモータを電気的に駆動
するモータドライバや、各機構のエアシリンダに対して
供給される空圧を制御する制御機器などより成り、制御
部54によって機構駆動部50を制御することにより、
以下の各駆動要素が駆動される。
【0052】X軸モータ40、Y軸モータ22は、搭載
ヘッド33を移動させる搭載ヘッド移動機構を駆動す
る。X軸モータ43、Y軸モータ24は、第1のカメラ
34を移動させる第1のカメラ移動機構を、X軸モータ
46、Y軸モータ26は、第2のカメラ35を移動させ
る第2のカメラ移動機構をそれぞれ駆動する。
【0053】また機構駆動部50は、搭載ヘッド33の
昇降機構、ノズル33a(図2参照)による部品吸着機
構を駆動し、反転ステージ17の反転用アクチュエータ
75、昇降用アクチュエータ84、エジェクタ8の昇降
シリンダおよびエジェクタXYテーブル7の駆動モータ
を駆動する。さらに機構駆動部50は、基板搬入コンベ
ア12、基板搬出コンベア14、基板振分部11、基板
受渡部13、第1基板保持機構10A、第2基板保持機
構10Bを駆動する。
【0054】第1の認識処理部55は、第1のカメラ3
4で撮像した画像を処理して基板保持部10に保持され
た基板16の電子部品搭載位置16a(図14参照)の
位置を認識する。電子部品搭載位置16aは、基板16
においてチップ6のバンプ6aが接合される電極16b
の全体位置を示すものであり、画像認識により位置検出
が可能となっている。
【0055】また第1の認識処理部55は、前工程にお
いて各電子部品搭載位置16a毎に基板16に印加され
たバッドマークの有無を検出することにより基板良否検
査を行う。さらに、第1のカメラ34で撮像した画像を
処理して電子部品搭載位置16aに搭載されたチップ6
の位置ずれ等の搭載状態を検査する。
【0056】第2の認識処理部56は、第2のカメラ3
5で撮像した画像を処理して電子部品供給部2のチップ
6の位置を求める。第3の認識処理部57は、第3のカ
メラ15で撮像した画像を処理して搭載ヘッド33に保
持されたチップ6の位置を求める。したがって、第3の
認識処理部57は、第3のカメラ15で取得した画像よ
りチップ6の位置を認識する電子部品認識手段となって
いる。
【0057】第1の認識処理部55、第2の認識処理部
56、第3の認識処理部57による認識結果は、制御部
54に送られる。データ記憶部53は、基板検査やチッ
プ6の搭載状態検査の検査結果など、各種のデータを記
憶する。操作部51は、キーボードやマウスなどの入力
装置であり、データ入力や制御コマンドの入力を行う。
表示部52は、第1のカメラ34、第2のカメラ35、
第3のカメラ15による撮像画面の表示や、操作部51
による入力時の案内画面の表示を行う。
【0058】次に図8を参照して、電子部品実装装置の
処理機能について説明する。図8において、破線枠54
は図7に示す制御部54による処理機能を示している。
ここで第1のカメラ移動処理部54a、第2のカメラ移
動処理部54b、反転ステージ動作処理部54c、ピッ
クアップ制御部54d、搭載制御部54eによって実行
される処理機能は、それぞれ第1のカメラ移動制御手
段、第2のカメラ移動制御手段、反転ステージ動作制御
手段、ピックアップ制御手段、搭載制御手段を構成して
いる。
【0059】第1のカメラ移動処理部54aは、第1の
カメラ移動機構を制御して、基板保持部10に保持され
た基板16を撮像する際の第1のカメラ34の位置決め
動作と、搭載ヘッド33によるチップ6の搭載を妨げな
い位置に第1のカメラ34を移動する退避動作とを行わ
せる。ここで基板16の撮像は、基板16が搬入された
状態におけるバッドマーク印加位置の撮像、チップ6が
搭載される前の電子部品搭載位置16aの撮像、および
チップ6が搭載された後の電子部品搭載位置16aの撮
像の3種類を対象として行われる。
【0060】第2のカメラ移動処理部54bは、第2の
カメラ移動機構を制御して、電子部品供給部2のチップ
6を撮像する時の第2のカメラ35の位置決め動作と、
搭載ヘッド33による電子部品のピックアップを妨げな
い位置に第2のカメラ35を移動する退避動作とを行わ
せる。
【0061】反転ステージ動作処理部54cは、反転用
アクチュエータ75、昇降用アクチュエータ84、スキ
ージユニット83および保持ヘッド74の吸着孔74b
からの真空吸引動作を制御して、搭載ヘッド33から受
け渡されたチップ6を上下反転してフラックス膜80a
上に配置するまでの配置動作を行わせる。
【0062】ピックアップ制御部54dは、搭載ヘッド
移動機構を制御して、電子部品供給部2からチップ6を
ピックアップする際の搭載ヘッド33の位置決め動作
を、第2の認識処理部56で求めたチップ6の位置に基
づいて行わせる。
【0063】搭載制御部54eは、搭載ヘッド移動機構
を制御して、基板保持部10の基板16にチップ6を搭
載する際の搭載ヘッド33の位置決め動作を、第1の認
識処理部55の電子部品搭載位置検出処理部55aで求
めた電子部品搭載位置16aの位置および第3の認識処
理部57で求めたチップ6の位置に基づいて行わせる。
したがって搭載制御部54eは、電子部品認識手段の認
識結果に基づいて搭載手段を制御して搭載ノズル33に
保持したチップ6を基板16に位置決めする搭載制御手
段となっている。
【0064】第1の認識処理部55は、電子部品搭載位
置検出処理部55a以外に、基板検査処理部55b、搭
載状態検査処理部55cを有している。搭載制御部54
eによる搭載動作においては、基板検査処理部55bに
よって検出された基板16の良否判定結果が参照され、
良否判定において合格と判定された電子部品搭載位置1
6aに対してのみ、チップ6の搭載が実行される。
【0065】検査結果記録処理部54fは、基板検査処
理部55bによる前述の基板良否判定結果、搭載状態検
査処理部55cによるチップ6の搭載状態検査結果を記
憶するための処理を行う。これらの検査結果は、検査結
果記録処理部54fに送られてデータ処理が行われ、デ
ータ記憶部53に設けられた検査結果記憶部53aに記
憶される。
【0066】この電子部品搭載装置は上記のように構成
されており、以下電子部品実装方法について、図9のタ
イミングチャートおよび図10〜図14の各図を参照し
て説明する。図9は、電子部品搭載動作実行過程におけ
る各単位工程の時系列的な関連を示すものであり、ここ
では第1ターンから第5ターンまでの動作を対象として
示している。
【0067】これらの単位工程は、(1)液面平坦化工
程、(2)配置工程、(3)搭載工程、(4)移載工
程、(5)部品認識工程、(6)基板認識工程、(7)
部品認識工程に区分されており、これらの単位工程のう
ち、(2)配置工程、(3)搭載工程、(4)移載工
程、(6)基板認識工程については、図9に示すよう
に、さらに時間的に相前後して行われるサブ単位工程に
2分されている。
【0068】各単位工程について説明する。(1)液面
平坦化工程は、平坦なステージである底面79a上にス
キージユニット83によってフラックス80を延展して
その液面を平坦化する工程であり、反転ステージ17に
おいて、スキージユニット83にスキージング動作を行
わせることにより、ステージ79の底面79aに液面が
平坦なフラックス膜80aを形成する(図10(a)参
照)。
【0069】(2)配置工程は、チップ6のバンプ形成
面を上向きにした状態でチップ6の裏面を吸着した保持
ヘッド74をステージ79に対して上下反転させること
により、この保持ヘッド74に保持したチップ6をフラ
ックス80の平坦化された液面に配置する工程であり、
チップ6の着地時にはフラックス80上にバンプ6aを
フラックス80に接触させた状態で配置する。またこの
配置工程においては、保持ヘッド74で保持した複数の
チップ6を平坦なステージ上に延展されたフラックス8
0上に配置することにより、チップ6のバンプ6aにフ
ラックス80を塗布する。
【0070】この配置工程は、以下の2つのサブ工程か
ら構成される。(2)−1配置工程(反転・整形)は、
チップ6を保持した保持ヘッド74を反転することによ
り、チップ6をフラックス膜80aが形成されたステー
ジ79に押し付けてバンプ6aの高さを整形する工程で
ある。(2)−2配置工程(戻り・上昇)は、バンプ6
aの高さ整形後に保持ヘッド74を原位置に戻し、整形
後のチップ6が配置されたステージ79を上昇させる工
程である(図11(a)参照)。
【0071】(2)−1配置工程(反転・整形)は、保
持ヘッド74を上下反転させて保持ヘッド74に保持さ
れたチップ6をステージ79の底面79aに対向させ、
チップ6のバンプ6aの先端部を底面79aに押しつけ
て平坦に整形するとともにこのチップ6をステージ79
に配置する加圧配置工程を兼ねている。そしてこの整形
に先立って、前述の(1)液面平坦化工程が実行され、
整形時にはチップ6のバンプ6aにフラックス80が塗
布される。
【0072】(3)搭載工程は、ステージ79の底面7
9aに配置されたチップ6を搭載ヘッド33の複数のノ
ズル33aによって吸着して取り出して基板16に搭載
する工程であり、以下の2つのサブ工程により構成され
る。(3)−1搭載工程(取り出し)は、ステージ79
の底面79aのフラックス80上に配置された複数のチ
ップ6を搭載ヘッド33のノズル33aによって吸着し
て取り出す取り出し工程である(図11(b)参照)。
このとき、ノズル33aによるステージ79からの複数
のチップ6の取り出しは、各チップ6について同時に行
われる。
【0073】(3)−2搭載工程(搭載)は、部品認識
工程の認識結果に基づいて搭載ヘッド33を移動させ
て、ノズル33aに保持した複数のチップ6を基板16
に位置合わせしその後チップ6を個別に基板16に搭載
する工程である(図12(b)参照)。
【0074】(4)移載工程は、電子部品供給部2から
チップ6を搭載ヘッド33でピックアップして保持ヘッ
ド74に受け渡す工程であり、以下の2つのサブ工程よ
り構成される。(4)移載工程−1(ピックアップ)
は、電子部品供給部2においてバンプ形成面を上方に向
けた状態で供給された複数のチップ6を、搭載ヘッド3
3の複数のノズル33aによって個別にピックアップす
る工程である(図10(b)参照)。
【0075】(4)−2移載工程(受け渡し)は、電子
部品供給部2からピックアップした複数のチップ6の裏
面を、保持ヘッド74のチップ保持部74aに保持させ
て受け渡す工程である(図11(b)参照)。このと
き、搭載ヘッド33のノズル33aから保持ヘッド74
への複数のチップ6の受け渡しは、各チップ6について
同時に行われる。この(4)−2移載工程は、保持ヘッ
ド74のチップ保持部74aを上向きにした状態で、保
持ヘッド74にチップ6を保持させる電子部品保持工程
となっている。
【0076】(5)部品認識工程は、電子部品供給部2
において、第2のカメラ35によってチップ6を撮像し
て位置を認識する工程である(図10(a)、(b)、
図12(b)参照)。(6)基板認識工程は、基板保持
部10において基板16を第1のカメラ34によって撮
像して所定目的の画像認識を行う工程であり、以下の2
つのサブ工程より構成される。
【0077】(6)基板認識工程−1(搭載位置認識)
は、チップ搭載前の基板16を第1のカメラ34によっ
て撮像して電子部品搭載位置16aの位置を認識する工
程である(図10(a)参照)。(6)基板認識工程−
2(搭載状態検査)は、チップ搭載後の基板16を撮像
して搭載状態を検査する工程である(図13(a)参
照)。(7)部品認識工程は、搭載ヘッド33に保持さ
れた搭載前のチップ6を第3のカメラ15で撮像し、こ
の撮像により取得した画像よりチップ6の位置を認識す
る工程である(図12(a)参照)。
【0078】次に、上記各単位工程の時系列的な関連を
示しながら、電子部品搭載方法について説明する。図1
0(a)において、電子部品供給部2に保持された治具
4の粘着シート5には、多数のチップ6がバンプ形成面
を上向きにした状態で貼着されている。また基板保持部
10では、第1基板保持機構10A、第2基板保持機構
10Bにそれぞれ基板16が位置決めされている。
【0079】まず第1ターンが開始される。図10
(a)に示すように、第2のカメラ35は電子部品供給
部2の上方に移動し、第1ターンにおいて搭載対象とな
る複数(4個)のチップ6を撮像する。そして第2のカ
メラ35で撮像した画像を第2の認識処理部56で処理
して複数のチップ6の位置を求める。
【0080】このとき、第1のカメラ34は基板保持部
10の第1基板保持機構10Aに保持された基板16上
に移動し、図14(a)に示すように、基板16に設定
された8つの電子部品搭載位置16aのうち、左側の4
つの電子部品搭載位置16aを画像取り込み範囲18が
順次囲むように第1のカメラ34を順次移動させて、複
数の電子部品搭載位置16aを撮像して画像を取り込
む。そして第1のカメラ34で撮像した画像取り込み範
囲18の画像を第1の認識処理部55で処理して、基板
16の電子部品搭載位置16aの位置を求める。
【0081】さらに上記動作と並行して、反転ステージ
17においては、スキージユニット83によってステー
ジ79にフラックス80を延展してフラックス膜80a
を形成するスキージングを行っている。すなわち、ここ
では、(5)部品認識工程、(6)−1基板認識工程
(搭載位置認識)および(1)液面平坦化工程が同時並
行的に実行される(図9参照)。
【0082】次に、搭載ヘッド33を電子部品供給部2
の上方に移動させ、図10(b)に示すように、認識し
た複数のチップ6の位置に基づいて搭載ヘッド33をこ
れらのチップ6に順次位置決めする位置決め動作を行わ
せながら、搭載ヘッド33の4つのノズル33aによっ
て、複数のチップ6を順次ピックアップする。次いで搭
載ヘッド33は保持ヘッド74上に移動し、保持した複
数のチップ6をチップ保持部74aに受け渡す。
【0083】そして搭載ヘッド33が電子部品供給部2
上から退去したならば第2のカメラ35が直ちに電子部
品供給部2上に進出し、第2ターンにおいて搭載対象と
なるチップ6を撮像して位置を認識する。ここでは、
(4)−1移載工程(ピックアップ)の後に、(4)−
2移載工程(受け渡し)が行われ、(4)−2移載工程
(受け渡し)と(5)部品認識工程が同時並行的に実行
される(図9参照)。
【0084】次いで図11(a)に示すように、第2の
カメラ35が電子部品供給部2から退去したならば、搭
載ヘッド33は電子部品供給部2上に移動し、第2ター
ンにおいて搭載対象となるチップ6を個別にピックアッ
プする。そしてこれと並行して、反転ステージ17にお
いては、まず(1)液面平坦化工程にてフラックス膜8
0a形成後のステージ79が転写高さ位置まで下降し、
次いでステージ79に対して保持ヘッド74が上下反転
する。これにより、保持ヘッド74に保持されたチップ
6のバンプ6aはステージ79の底面79aに対向して
当接する。そしてステージ79を上方に押し付けること
により、チップ6のバンプ6aの先端部を平坦にする整
形が行われる(図6(d)参照)。
【0085】この後、保持ヘッド74は吸着孔74bか
らの真空吸引を解除した後に反転して原位置に戻り、ス
テージ79は受け渡し高さ位置まで上昇する。すなわ
ち、ここでは、(4)−1移載工程(ピックアップ)
と、(2)配置工程((2)−1配置工程(反転・整
形)および(2)−2配置工程(戻り・上昇))が同時
並行的に行われる。
【0086】次に、図11(b)に示すように、電子部
品供給部2から複数のチップ6をピックアップした搭載
ヘッド33が保持ヘッド74の上方に移動する。保持し
たチップ6を保持ヘッド74に受け渡したならば、搭載
ヘッド33は直ちにステージ79上に移動し、フラック
ス膜80a上に配置されたチップ6をノズル33aによ
って取り出す。
【0087】ここでは、(4)−2移載工程(受け渡
し)に引き続いて(3)−1搭載工程(取り出し)が実
行される。そしてこの移載工程においては、搭載ヘッド
33から保持ヘッド74へのチップ6の受け渡しを行っ
たならば直ちにステージ79に配置されているチップ6
を搭載ヘッド33のノズル33aで取り出す。
【0088】そして、図12(a)に示すように、ステ
ージ79からのチップ6の取り出しが終了したならば、
反転ステージ17においては、ステージ79のフラック
ス80の液面をスキージユニット83によって平坦化す
る液面平坦化工程が行われ、ステージ79には再びフラ
ックス膜80aが形成される。
【0089】ステージ79からチップ6を取り出してノ
ズル33aに保持した搭載ヘッド33は、第3のカメラ
15の上方を移動するスキャン動作を行なった後、第1
の基板保持機構10Aに保持された基板16の上方に移
動する。そしてスキャンによって保持したチップ6の画
像を取り込み、チップ6の位置を認識する。ここでは、
(7)部品認識工程(搭載前)、(1)液面平坦化工程
が同時並行的に実行される。
【0090】この後、図12(b)に示すように、搭載
ヘッド33による基板16へのチップ6の搭載が行われ
る。ここでは第1の認識処理部55で求めた電子部品搭
載位置16aの位置、第3の認識処理部57で求めたチ
ップ6の位置および基板検査判定結果に基づいて搭載動
作を行う。これにより図14(b)に示すように、基板
16の4つの電子部品搭載位置16aにチップ6が搭載
される。
【0091】そして搭載ヘッド33がチップ6を搭載し
ている時に、反転ステージ17においては、図11
(a)と同様の(2)配置工程((2)−1配置工程
(反転・整形)、(2)−2配置工程(戻り・上昇))
が図12(a)に示す(1)液面平坦化工程に続いて行
われる。
【0092】さらに電子部品供給部2においては、第2
のカメラ35によって第3ターンにおいて搭載対象とな
るチップ6の撮像および位置認識が行われる。ここで
は、(3)−2搭載工程(搭載)の実行中に、(2)配
置工程((2)−1配置工程(反転・整形)、(2)−
2配置工程(戻り・上昇))と(5)部品認識工程が実
行される。
【0093】次に、図13(a)に示すように、第2の
カメラ35が電子部品供給部2から退去したならば、搭
載ヘッド33は電子部品供給部2に移動し、第3ターン
において搭載対象となるチップ6を個別にピックアップ
する。このピックアップ動作中に、第1のカメラ34を
基板保持部10の第1基板保持機構10A上に移動させ
て基板16の撮像を行う。ここでは、基板16に搭載さ
れたチップ6の搭載状態の検査と、次の実装ターンでチ
ップ6が搭載される複数の電子部品搭載位置16aの位
置認識が行われる。
【0094】すなわちこの撮像では、図14(c)に示
すように、基板16に設定された8つの電子部品搭載位
置16aを画像取り込み範囲18が順次囲むように、第
1のカメラ34を順次移動させて画像を取り込み、その
後第1のカメラ34をこの基板16の上方から退避させ
る。そして第1のカメラ34で撮像した画像を第1の認
識処理部55で処理して、次の検査処理が行われる。
【0095】まず左側の4つの画像取り込み範囲18の
画像については、チップ6の搭載状態の検査、すなわち
チップ6の位置・姿勢のずれが正常であるか否かが検査
される。そして右側の4つの画像取り込み範囲18につ
いては、基板16の電子部品搭載位置16aの位置認識
が行われる。ここでは、(4)−1移載工程(ピックア
ップ)の実行中に、(6)基板認識工程((6)−1基
板認識工程(搭載位置認識),(6)−2基板認識工程
(搭載状態検査))が行われる。
【0096】そしてこの後、図13(b)に示す動作に
移行する。この動作においては、図11(b)に示す動
作と同様に、(4)−2移載工程(受け渡し)に引き続
いて(3)−1搭載工程(取り出し)が実行される。こ
の後、前述の同様の単位工程が同様のタイミングで反復
して実行される。
【0097】これにより、図14(d)に示すように基
板16の各電子部品搭載位置16aへのチップ6の搭載
が完了し、この後図14(e)に示すように、右側4つ
のチップ6の搭載状態検査のための撮像を行って、当該
基板16への電子部品搭載作業が終了する。
【0098】上記説明したように、本実施の形態1の電
子部品搭載方法においては、反転ステージ17に設けら
れた保持ヘッド74によって、ステージ79のフラック
ス80上に、搭載ヘッド33のノズル33aの配列と同
じ並列でチップ6を配置するとともに、バンプ6aへの
フラックス塗布およびバンプ6aのフラットニングを行
うようにしている。
【0099】これにより、搭載ヘッドにはフラックス転
写を兼ねて行われるフラットニング時にバンプをフラッ
トニング面に押圧するための押圧機構を必要とせず、さ
らにこの押圧力に耐えるだけの強度を必要としない。こ
のため搭載ヘッド33の構造簡略化・軽量化が可能とな
り、搭載動作の高速化が実現される。
【0100】また実装動作においては、保持ヘッド74
によって行われるフラットニング動作を兼ねたフラック
ス転写動作と、搭載ヘッド33による搭載動作とをパラ
レルに行うことができ、部品取り出し後基板への実装を
完了するまでのタクトタイムを短縮して、搭載動作の作
業効率を向上させることができる。
【0101】さらに、本実施の形態では、搭載ヘッド3
3に複数のノズル33aを設けるとともに、保持ヘッド
74にも複数のチップ保持部74aを設け、搭載ヘッド
33と保持ヘッド74の配列を一致させているので、搭
載ヘッド33による保持ヘッド74へのチップ6の受け
渡しを複数個同時に行うことができ、また保持ヘッド7
4によってフラックス膜80a上に配置された複数のチ
ップ6を搭載ヘッド33で同時に取り出すことができ
る。このため搭載ヘッド33によるチップ6の搭載作業
時間を短縮して、生産性を高めることができる。
【0102】(実施の形態2)図15は本発明の実施の
形態2の電子部品搭載装置の平面図、図16は本発明の
実施の形態2の電子部品搭載装置の側断面図、図17は
本発明の実施の形態2の電子部品搭載装置の平断面図、
図18は本発明の実施の形態2の電子部品搭載装置の制
御系の構成を示すブロック図、図19は本発明の実施の
形態2の電子部品搭載装置の処理機能を示す機能ブロッ
ク図、図20は本発明の実施の形態2の電子部品搭載方
法のタイミングチャート、図21、図22、図23、図
24は本発明の実施の形態2の電子部品搭載方法の工程
説明図である。
【0103】本実施の形態2は、実施の形態1と同様に
電子部品供給部2によって供給されるチップ6を、反転
ステージ17を経由して基板保持部10に保持された基
板16に搭載する電子部品搭載装置において、電子部品
供給部2からチップ6をピックアップするための専用ヘ
ッドを備えたものである。以下の説明においては、実施
の形態1と同様の要素については同一符号を付して説明
を省略する。
【0104】まず図15、図16、図17を参照して、
電子部品搭載装置の全体構造を説明する。図16は図1
5におけるA−A矢視を、また図17は図16における
B−B矢視をそれぞれ示している。図15において、基
台1上には実施の形態1に示すものと同一構成の電子部
品供給部2、反転ステージ17、第3のカメラ15、基
板保持部10、基板振分部11、基板受渡部13が配設
されている。
【0105】Y方向に移動する3つのビーム部材のう
ち、第1ビーム部材31、センタービーム部材30には
実施の形態1と同様に、それぞれ第1のカメラ34、搭
載ヘッド33が装着されている。図15に示すように第
2ビーム部材32には、ピックアップヘッド36が装着
されており、ピックアップヘッド36の側面には第2の
カメラ35が一体的に結合されている。ピックアップヘ
ッド36は、搭載ヘッド33におけるノズル33aと同
じ配列の複数のノズル36a(ピックアップノズル)を
備えている。
【0106】Y軸モータ26およびX軸モータ46を駆
動することにより、ピックアップヘッド36及び第2の
カメラ35は一体的にX方向、Y方向に水平移動する。
これにより、ピックアップヘッド36は電子部品供給部
2からチップ6をノズル36aによってピックアップ
し、反転ステージ17の保持ヘッド74に受け渡す移載
動作を行う。また第2のカメラ35は、電子部品供給部
2に保持されたチップ6の撮像のための電子部品供給部
2の上方での移動を行う。
【0107】1対の第Y方向ガイド21、第2ビーム部
材32、第2ビーム部材32を第1方向ガイド21に沿
って移動させるY方向駆動機構(Y軸モータ26、送り
ねじ27aおよびナット部材27b)と、第2のカメラ
35を第2ガイド48に沿って移動させるX方向駆動機
構(X軸モータ46、送りねじ47aおよびナット部材
47b)とは、ピックアップヘッド36を第2のカメラ
35と一体的に電子部品供給部2の上方で移動させるピ
ックアップヘッド移動機構を構成する。そしてピックア
ップヘッド36およびピックアップヘッド移動機構は、
ピックアップヘッド36のノズル36aによって電子部
品供給部2からチップ6をピックアップし、保持ヘッド
74に受け渡すピックアップ手段を構成する。
【0108】次に図18を参照して、電子部品搭載装置
の制御系の構成について説明する。図18において、機
構駆動部50は、実施の形態1に示す各要素に加えて、
ピックアップヘッド36の昇降機構、ノズル36aによ
る部品吸着機構を駆動する。これ以外の各要素について
は、実施の形態1と同様である。
【0109】次に図19を参照して、電子部品実装装置
の処理機能について説明する。図19において、破線枠
54に示す処理機能のうち、第1のカメラ移動処理部5
4a、反転ステージ動作処理部54c、搭載制御部54
e及び検査結果記録処理部54fについては、実施の形
態1と同様であり、その他の各処理部の処理機能につい
ても実施の形態1と同様である。
【0110】第2のカメラ移動処理部54bは、ピック
アップヘッド移動機構を制御して、電子部品供給部2の
チップ6を撮像する時の第2のカメラ35の位置決め動
作を行わせる。ピックアップ制御部54dは、ピックア
ップヘッド36およびピックアップヘッド移動機構を制
御して、電子部品供給部2からチップ6をピックアップ
して反転ステージ17の保持ヘッド74に受け渡す際の
ピックアップヘッド36の位置決め動作およびノズル3
6aの昇降動作を、第2の認識処理部56で求めたチッ
プ6の位置に基づいて行わせる。ピックアップ制御部5
4dは、ピックアップ制御手段となっている。
【0111】この電子部品搭載装置は上記のように構成
されており、以下電子部品実装方法について、図20の
タイミングチャートおよび図21〜図24の各図を参照
して説明する。図20は、実施の形態1の図9と同様
に、電子部品搭載動作実行過程における各単位工程の時
系列的な関連を示すものである。これらの単位工程は、
(1)液面平坦化工程、(2)配置工程、(3)搭載工
程、(4)移載工程、(5)部品認識工程、(6)基板
認識工程、(7)部品認識工程に区分されており、これ
らの単位工程のうち、(2)配置工程、(3)搭載工
程、(4)移載工程、(6)基板認識工程については、
同様に時間的に相前後して行われるサブ単位工程に2分
されている。これらの各単位工程のうち、以下に示す
(4)移載工程以外は、実施の形態1に示す各単位工程
と同一実行内容である。
【0112】(4)移載工程は、電子部品供給部2から
チップ6をピックアップヘッド36でピックアップして
保持ヘッド74に受け渡す工程であり、以下の2つのサ
ブ工程より構成される。(4)−1移載工程(ピックア
ップ)は、電子部品供給部2においてバンプ形成面を上
方に向けた状態で供給された複数のチップ6を、ピック
アップヘッド36の複数のノズル36aによって個別に
ピックアップする工程である(図10(b)参照)。
【0113】(4)−2移載工程(受け渡し)は、電子
部品供給部2からピックアップした複数のチップ6の裏
面を、保持ヘッド74のチップ保持部74aに保持させ
て受け渡す工程である(図11(b)参照)。このと
き、ピックアップヘッド36のノズル36aから保持ヘ
ッド74への複数のチップ6の受け渡しは、各チップ6
について同時に行われる。この(4)−2移載工程は、
保持ヘッド74のチップ保持部74aを上向きにした状
態で、保持ヘッド74にチップ6を保持させる電子部品
保持工程となっている。
【0114】次に、上記各単位工程の時系列的な関連を
示しながら、電子部品搭載方法について説明する。図2
1(a)において、電子部品供給部2に保持された治具
4の粘着シート5には、多数のチップ6がバンプ形成面
を上向きにした状態で貼着されている。また基板保持部
10では、第1基板保持機構10A、第2基板保持機構
10Bにそれぞれ基板16が位置決めされている。
【0115】まず第1ターンが開始される。図21
(a)に示すように、ピックアップヘッド36とともに
第2のカメラ35は電子部品供給部2の上方に移動し、
第1ターンにおいて搭載対象となるチップ6を第2のカ
メラ35によって撮像し位置認識する。このとき、第1
のカメラ34は第1基板保持機構10Aに保持された基
板16上に移動し、複数の電子部品搭載位置16aを順
次撮像して画像を取り込む。そして第1のカメラ34で
撮像した画像を処理して、基板16の電子部品搭載位置
16aの位置を求める。
【0116】さらに上記動作と並行して、反転ステージ
17においては、スキージユニット83によってステー
ジ79にフラックス80を延展してフラックス膜80a
を形成するスキージングを行っている。すなわち、ここ
では、(5)部品認識工程、(6)−1基板認識工程
(搭載位置認識)および(1)液面平坦化工程が同時並
行的に実行される(図20参照)。
【0117】次に、認識した複数のチップ6の位置に基
づいてピックアップヘッド36をこれらのチップ6に順
次位置決めする位置決め動作を行わせながら、ピックア
ップヘッド36の4つのノズル36aによって、複数の
チップ6を順次ピックアップする。次いで、図21
(b)に示すように、ピックアップヘッド36は保持ヘ
ッド74上に移動し、保持した複数のチップ6をチップ
保持部74aに受け渡す。すなわち、ここでは、(4)
−1移載工程(ピックアップ)の後に(4)−2移載工
程(受け渡し)が実行される。
【0118】次に図22(a)に示すように、ピックア
ップヘッド36が第2のカメラ35とともに電子部品供
給部2上に移動し、第2ターンにおいて搭載対象となる
チップ6を撮像して位置を認識する。そしてこれと並行
して、反転ステージ17においては、(1)液面平坦化
工程にてフラックス膜80a形成後に転写高さ位置まで
下降した状態にあるステージ79に対して、チップ6が
受け渡された保持ヘッド74が上下反転する。これによ
り、実施の形態1と同様に保持ヘッド74に保持された
チップ6のバンプ6aはステージ79の底面79aに対
向して当接し、バンプ6aの先端部を平坦にする整形が
行われる。すなわち、ここでは、(5)部品認識工程
と、(2)−1配置工程(反転・整形)とが同時並行的
に行われる。
【0119】次いで図22(b)に示すように、電子部
品供給部2において、ピックアップヘッド36は第2タ
ーンにおいて搭載対象となるチップ6を個別にピックア
ップする。これと並行して、反転ステージ17において
は、保持ヘッド74が吸着孔74bからの真空吸引を解
除した後に反転して原位置に戻り、ステージ79は上昇
して受け渡し高さ位置まで上昇する。そしてこれに引き
続いて、搭載ヘッド33はステージ79に配置されたチ
ップ6を取り出す。ここでは、(4)−1移載工程(ピ
ックアップ)の実行中に、(2)−2配置工程(戻り・
上昇)とこれに引き続いて(3)−1搭載工程(取り出
し)が行われる。
【0120】次に、図23(a)に示すように、ステー
ジ79からチップ6を取り出した搭載ヘッド33は、第
3のカメラ15の上方を移動するスキャン動作を行なっ
た後、第1の基板保持機構10Aに保持された基板16
の上方に移動する。そしてスキャンによって保持したチ
ップ6の画像を取り込み、チップ6の位置を認識する。
【0121】この動作と並行して、反転ステージ17に
おいては、スキージユニット83によってステージ79
にフラックス80を延展しフラックス膜80aを形成す
るスキージングを行っている。そして電子部品供給部2
から複数のチップ6をピックアップしたピックアップヘ
ッド36が保持ヘッド74の上方に移動し、保持したチ
ップ6を保持ヘッド74に受け渡す。ここでは、(7)
部品認識工程(搭載前)と(1)液面平坦化工程が同時
並行的に行われ、(4)−2移載工程(受け渡し)が行
われる。
【0122】この後、図23(b)に示すように、搭載
ヘッド33による基板16へのチップ6の搭載が行われ
る。そして搭載ヘッド33がチップ6を搭載している時
に、反転ステージ17においては、図22(a)と同様
の(2)−1配置工程(反転・整形)、図22(b)と
同様の(2)−2配置工程(戻り・上昇)が行われ、さ
らに電子部品供給部2においては、第2のカメラ35に
よって、第3ターンにおいて搭載対象となるチップ6の
撮像および位置認識が行われる。ここでは、(3)−2
搭載工程(搭載)、(5)部品認識工程、(2)配置工
程((2)−1配置工程(反転・整形)、(2)−2配
置工程(戻り・上昇))が同時並行的に実行される。
【0123】次に、図24(a)に示すように、電子部
品供給部2において、ピックアップヘッド36は第3タ
ーンにおいて搭載対象となるチップ6を個別にピックア
ップする。これと並行して、反転ステージ17において
は、搭載ヘッド33がステージ79に配置されたチップ
6を取り出す。そして基板保持部10では、第1のカメ
ラ34が第1基板保持機構10A上に移動して基板16
の撮像を行う。この撮像により、第1ターンにおいて搭
載されたチップ6の搭載状態の検査と、第2ターンにお
いてチップ6が搭載される複数の電子部品搭載位置16
aの位置認識が行われる。ここでは、(3)−1搭載工
程(取り出し)と、(4)−1移載工程(ピックアッ
プ)と、(6)−1基板認識工程(搭載位置認識)およ
びこれに引き続いて行われる(6)−2基板認識工程
(搭載状態検査)とが同時並行的に行われる。
【0124】次に、図24(b)に示すように、ステー
ジ79からチップ6を取り出した搭載ヘッド33は、第
3のカメラ15の上方を移動するスキャン動作を行なっ
た後、第1の基板保持機構10Aに保持された基板16
の上方に移動する。そしてスキャンによって保持したチ
ップ6の画像を取り込み、チップ6の位置を認識した後
に、基板16へのチップ6の搭載を行う。このとき、ピ
ックアップヘッド36は電子部品供給部2からピックア
ップしたチップ6を保持ヘッド74に受け渡す動作を行
っている。ここでは、(3)−2搭載工程(搭載)と
(4)−2移載工程(受け渡し)が同時並行的に行われ
ている。
【0125】すなわち、上記電子部品搭載方法において
は、電子部品供給部2からのチップ6のピックアップ
を、搭載ヘッド33と別個に設けられ独立して動作可能
なピックアップヘッド36によって行うようにしている
ことから、搭載ヘッド33は基板16へのチップ6の搭
載動作のみを行えばよい。
【0126】このため、(2)−2配置工程(戻り・上
昇)の完了後直ちに(3)−1搭載工程(取り出し)に
移行することができる。したがって実施の形態1に示す
構成、すなわち搭載ヘッド33によって、電子部品供給
部2からのチップ6のピックアップ動作と、ステージ7
9から取り出したチップ6を基板16へ搭載する搭載動
作の双方を行う方式と比較して、1実装ターンにおいて
図20において矢印Taで示す時間だけタクトタイムを
短縮することが可能となっている。
【0127】また、反転ステージ17における(2)配
置工程は、(3)−1搭載工程(取り出し)の実行後に
行われる(1)液面平坦化工程完了後であって(4)−
2移載工程(受け渡し)の後であれば、搭載ヘッド33
の動作と無関係に行える。したがって、実施の形態1に
おける搭載動作のタクトタイム、すなわち搭載ヘッド3
3の動作時間に加えて(2)配置工程の実行時間がシリ
ーズで含まれるタクトタイムと比較して、1実装ターン
において図20において矢印Tbで示す時間だけさらに
タクトタイムを短縮することが可能となっている。
【0128】さらに、本実施の形態では、搭載ヘッド3
3に複数のノズル33aを設けるとともに、保持ヘッド
74にも複数のチップ保持部74aを設け、搭載ヘッド
33と保持ヘッド74の配列を一致させているので、搭
載ヘッド33による保持ヘッド74へのチップ6の受け
渡しを複数個同時に行うことができ、また保持ヘッド7
4によってフラックス膜80a上に配置された複数のチ
ップ6を搭載ヘッド33で同時に取り出すことができ
る。このため搭載ヘッド33によるチップ6の搭載作業
時間を短縮して、生産性を高めることができる。
【0129】
【発明の効果】本発明によれば、電子部品供給部からピ
ックアップした電子部品を保持した保持ヘッドを上下反
転させて保持ヘッドに保持された電子部品を平坦なステ
ージに対向させ、この電子部品の突起電極の先端部をこ
のステージに押し付けて平坦に整形するとともにこの電
子部品をステージ上に配置し、配置された電子部品を搭
載ヘッドによって取り出してワークに搭載するようにし
たので、搭載ヘッドの機能を移載動作に限定して搭載ヘ
ッドの構造を簡略化して高速動作を可能とするととも
に、タクトタイムを短縮して作業効率を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の平
面図
【図2】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の側
断面図
【図3】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の平
断面図
【図4】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の反
転ステージの斜視図
【図5】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の反
転ステージの動作説明図
【図6】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の反
転ステージの動作説明図
【図7】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の制
御系の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の処
理機能を示す機能ブロック図
【図9】本発明の実施の形態1の電子部品搭載方法のタ
イミングチャート
【図10】本発明の実施の形態1の電子部品搭載方法の
工程説明図
【図11】本発明の実施の形態1の電子部品搭載方法の
工程説明図
【図12】本発明の実施の形態1の電子部品搭載方法の
工程説明図
【図13】本発明の実施の形態1の電子部品搭載方法の
工程説明図
【図14】本発明の実施の形態1の電子部品搭載対象と
なる基板の平面図
【図15】本発明の実施の形態2の電子部品搭載装置の
平面図
【図16】本発明の実施の形態2の電子部品搭載装置の
側断面図
【図17】本発明の実施の形態2の電子部品搭載装置の
平断面図
【図18】本発明の実施の形態2の電子部品搭載装置の
制御系の構成を示すブロック図
【図19】本発明の実施の形態2の電子部品搭載装置の
処理機能を示す機能ブロック図
【図20】本発明の実施の形態2の電子部品搭載方法の
タイミングチャート
【図21】本発明の実施の形態2の電子部品搭載方法の
工程説明図
【図22】本発明の実施の形態2の電子部品搭載方法の
工程説明図
【図23】本発明の実施の形態2の電子部品搭載方法の
工程説明図
【図24】本発明の実施の形態2の電子部品搭載方法の
工程説明図
【符号の説明】
2 電子部品供給部 6 チップ 10 基板保持部 10A 第1基板保持機構 10B 第2基板保持機構 15 第3のカメラ 16 基板 16a 電子部品搭載位置 17 反転ステージ 30 センタービーム部材 31 第1ビーム部材 32 第2ビーム部材 33 搭載ヘッド 33a ノズル 34 第1のカメラ 35 第2のカメラ 36 ピックアップヘッド 36a ノズル 54d ピックアップ制御部 54e 搭載制御部 55 第1の認識処理部 56 第2の認識処理部 57 第3の認識処理部 74 保持ヘッド 74a チップ保持部 80 フラックス 83 スキージユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の突起電極が突起電極形成面に形成さ
    れた電子部品をワークに搭載する電子部品搭載装置であ
    って、平坦なステージと、電子部品の裏面を保持する電
    子部品保持部を備えこの電子部品保持部を上向きにした
    状態で電子部品を受け取って保持する保持ヘッドと、こ
    の保持ヘッドを上下反転させて保持ヘッドに保持された
    電子部品を前記ステージに対向させこの突起電極の先端
    部を前記ステージに押し付けて平坦に整形するとともに
    この電子部品をステージ上に配置する加圧配置手段と、
    前記電子部品を吸着して保持する搭載ノズルを備えた搭
    載ヘッドを有しこの搭載ノズルによって前記ステージ上
    に配置された電子部品を取り出してワークに搭載する搭
    載手段を備えたことを特徴とする電子部品搭載装置。
  2. 【請求項2】前記ステージ上に粘着物を延展してその液
    面を平坦化するスキージを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の電子部品搭載装置。
  3. 【請求項3】前記電子部品を突起電極形成面を上向きに
    した状態で供給する電子部品供給部を備え、前記搭載ヘ
    ッドの搭載ノズルによってこの電子部品供給部から電子
    部品をピックアップして前記保持ヘッドに受け渡すこと
    を特徴とする請求項1記載の電子部品搭載装置。
  4. 【請求項4】前記電子部品を突起電極形成面を上向きに
    した状態で供給する電子部品供給部と、ピックアップヘ
    ッドのピックアップノズルによってこの電子部品供給部
    から電子部品をピックアップして前記保持ヘッドに移載
    するピックアップ手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の電子部品搭載装置。
  5. 【請求項5】突起電極形成面に複数の突起電極を備えた
    電子部品をワークに搭載する電子部品搭載方法であっ
    て、電子部品の裏面を保持する電子部品保持部を備えた
    保持ヘッドの前記電子部品保持部を上向きにした状態で
    この保持ヘッドに電子部品を保持させる電子部品保持工
    程と、前記保持ヘッドを上下反転させて保持ヘッドに保
    持された電子部品を平坦なステージに対向させ、この電
    子部品の突起電極の先端部をこのステージに押し付けて
    平坦に整形するとともにこの電子部品をステージ上に配
    置する加圧配置工程と、前記ステージ上に配置された電
    子部品を搭載ヘッドの搭載ノズルで吸着して取り出して
    ワークに搭載する搭載工程を含むことを特徴とする電子
    部品搭載方法。
  6. 【請求項6】前記ステージにスキージで粘着物を延展し
    てその液面を平坦化しておき、前記整形時に粘着物を電
    子部品に塗布することを特徴とする請求項5記載の電子
    部品搭載方法。
  7. 【請求項7】前記電子部品を突起電極形成面を上向きに
    した状態で供給する電子部品供給部から、電子部品を前
    記搭載ヘッドでピックアップして前記保持ヘッドに受け
    渡す移載工程を含むことを特徴とする請求項5記載の電
    子部品搭載方法。
  8. 【請求項8】前記電子部品を突起電極形成面を上向きに
    した状態で供給する電子部品供給部から、電子部品をピ
    ックアップヘッドのピックアップノズルでピックアップ
    して前記保持ヘッドに受け渡す移載工程を含むことを特
    徴とする請求項5記載の電子部品搭載方法。
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