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JP2003276285A - 画像形成装置、その制御方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、記憶媒体、及びプログラム

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Publication number
JP2003276285A
JP2003276285A JP2002382208A JP2002382208A JP2003276285A JP 2003276285 A JP2003276285 A JP 2003276285A JP 2002382208 A JP2002382208 A JP 2002382208A JP 2002382208 A JP2002382208 A JP 2002382208A JP 2003276285 A JP2003276285 A JP 2003276285A
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Pending
Application number
JP2002382208A
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JP2003276285A5 (ja
Inventor
Takeshi Hokiyama
剛 穂岐山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002382208A priority Critical patent/JP2003276285A/ja
Publication of JP2003276285A publication Critical patent/JP2003276285A/ja
Publication of JP2003276285A5 publication Critical patent/JP2003276285A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面印刷での印字方向の食い違いが問題とな
るような場合でも、全てのページの印字方向を揃える事
を可能とし、用紙ジャム頻度の低下、部品の磨耗抑制を
図る事を可能とする。 【解決手段】 両面プリントにおける出力結果にて印字
方向の食い違い等が発生する事無く矛盾のない適正な出
力結果を得る効果を奏し且つ当該効果と生産性向上及び
ジャム防止の効果との両立を図るべく、画像形成装置1
09のCPU103はROM104に格納された制御プ
ログラムに基づき、総印刷枚数が奇数で、両面印刷と片
面印刷とで印字方向を揃える為の設定がなされている場
合は、全ページを両面印刷シーケンスで印刷する制御を
行い、総印刷枚数が奇数で、両面印刷と片面印刷とで印
字方向を揃える為の設定がなされておらず、印刷ページ
が最終ページである場合は、最終ページを片面印刷シー
ケンスで印刷する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面プリント可能
な画像形成装置、その制御方法、記憶媒体、及びプログ
ラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置により両面印刷を行
う方式として、まず用紙の片面の印刷を行い、片面が印
刷された半完成両面印字用紙を中間トレイへと保持し、
用紙を反転させることで、用紙のもう片面への印刷を行
う方式がある(第1の両面印刷例)。また、画像形成装
置によりもう一つの両面印刷を行う方式として、用紙の
片面の印刷を行った後、用紙反転路へと用紙を搬送し用
紙の反転を行って、用紙のもう片面の印刷を行う方式が
ある(第2の両面印刷例)。
【0003】上記第2の両面印刷例について便宜上、本
発明の実施の形態で用いる図2を例として画像形成装置
における動作の説明を行う。図2は感光ドラムを4つ備
えたカラーの画像形成装置を模式的に示したものであ
る。両面印刷が開始されると、まず用紙カセット221
より用紙がピックアップされる。その用紙が搬送されY
MCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)4つ
の感光ドラムを経て用紙の片面の印刷、即ちYMCKの
画像形成が行われる。片面の印刷が完了した用紙は、一
度排紙口から排出してスイッチバックを行うことで用紙
反転路へと搬送される。そして用紙の反転が行われ、用
紙のもう片面についてもYMCKの画像形成が行われ
る。その後、両面の印刷が完了した用紙が排紙口より排
出される。
【0004】第2の両面印刷例の利点としては、第1の
両面印刷例で挙げたような半完成両面印字用紙を受け取
るための中間トレイを必要としないという点がある。し
かし、第1の両面印刷例及び第2の両面印刷例いずれの
方式においても、例えば総印刷枚数が奇数の文書印刷な
ど片面の印刷イメージしかない場合でも、用紙の再搬送
が行われてしまう。そのため、無駄な用紙の搬送によ
り、用紙ジャムの発生頻度の増加、用紙搬送の部品磨耗
による耐久性低下などの問題が生じていた。
【0005】その問題に対処するため、従来例のプリン
ト装置では、ページに印刷すべき画像があるか否かを判
断するページイメージ判断手段と、ページイメージ判断
手段によりページの片面にしか印刷イメージがないと判
断された用紙を、再循環させずに片面印刷処理を行う印
刷制御手段とを備えている。これにより、片面のみ印刷
指定された用紙については片面印刷処理が行われるた
め、用紙の無駄な搬送がなく、用紙ジャムの減少、部品
磨耗による耐久性低下の防止などを図ることができる
(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】特開平9−254471号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題があった。即ち、上記
従来技術によれば、片面にしか印刷イメージがないと判
断された用紙については、全て片面印刷処理が行われる
よう制御される。しかし、用紙を綴じるため穴が開けら
れた穴開き紙や、予めイメージが印刷されたプレプリン
ト紙などに上記制御を適用した場合、両面印刷の機構上
の問題から印字方向が食い違ってしまうという問題があ
る。この問題についてFIG. 7を用いて簡単に説明する。
ここでは5ページの文書(1枚目の用紙(1ページ目、
2ページ目)、2枚目の用紙(3ページ目、4ページ
目)、3枚目の用紙(5ページ目))を両面印刷する場
合を考える。上記従来技術の制御方法では、3枚目の用
紙では片面(5ページ目)しか印刷イメージがないた
め、片面印刷シーケンスにより印刷が行われる。
【0008】印刷動作は、まず1枚目の用紙がピックア
ップされ2ページ目のイメージが印刷される。その後、
その用紙が用紙反転路へと搬送されて用紙の反転が行わ
れた後、1ページ目のイメージが印刷され、排紙トレイ
へと排出される。2枚目の用紙についても同様に、4ペ
ージ目、3ページ目の順でイメージの印刷が行われ、排
紙トレイへと排出される。最後に3枚目の用紙について
は、両面印刷シーケンスから片面印刷シーケンスへの切
り換えが行われ、5ページ目のイメージを印刷した後、
排紙トレイへと排出される。排出された3枚の用紙を綴
じ穴で揃えると、FIG. 7右側に示したように5ページ目
の印字方向が逆になってしまう。この印字方向が逆にな
ってしまう問題は、予めイメージが印刷されたプレプリ
ント紙においても同様に発生する問題である。
【0009】本発明は、上述の問題を解決した画像形成
装置、その制御方法、記憶媒体、及びプログラムを提供
することを第1の目的とする。
【0010】また、本発明は、両面印刷での印字方向の
食い違いが問題となるような場合でも、全てのページの
印字方向を揃えることを可能とした画像形成装置、その
制御方法、記憶媒体、及びプログラムを提供することを
第2の目的とする。
【0011】また、本発明は、両面印刷での印字方向が
食い違うような場合でも、用紙ジャム頻度の低下、部品
の磨耗抑制を図ることを可能とした画像形成装置、その
制御方法、記憶媒体、及びプログラムを提供することを
第3の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙の
片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装置
であって、総印刷枚数が偶数であるか奇数であるかを判
断する枚数判断手段と、前記両面印刷と前記片面印刷と
で印字方向を揃えるための設定を行う印字方向設定手段
と、前記枚数判断手段で総印刷枚数が奇数と判断され且
つ前記印字方向設定手段で印字方向を揃えるための設定
がなされている場合は、全ページを両面印刷シーケンス
で印刷する制御を行う印刷制御手段とを有することを特
徴とする。
【0013】また、本発明は、用紙の両面に印刷する両
面印刷と用紙の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能
な画像形成装置であって、両面印刷シーケンスで2番目
に印刷が行われる用紙第2面に印刷する印刷データが存
在するか否かを判断する片面判断手段と、前記両面印刷
と前記片面印刷とで印字方向を揃えるための設定を行う
印字方向設定手段と、前記片面判断手段で前記用紙第2
面に印刷する印刷データが存在しないと判断され且つ前
記印字方向設定手段で印字方向を揃えるための設定がな
されていない場合は、片面印刷シーケンスで印刷し、そ
れ以外の場合は、両面印刷シーケンスで印刷する制御を
行う印刷制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、用紙の両面に印刷する両
面印刷と用紙の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能
な画像形成装置であって、総印刷枚数が偶数であるか否
かを判断する枚数判断手段と、前記両面印刷と前記片面
印刷とで印字方向を揃えるための設定を行う印字方向設
定手段と、前記枚数判断手段で総印刷枚数が奇数と判断
され且つ前記印字方向設定手段で印字方向を揃えるため
の設定がなされている場合でも、片面印刷シーケンスで
印刷する制御を行う印刷制御手段とを有することを特徴
とする。
【0015】また、本発明は、用紙の両面に印刷する両
面印刷と用紙の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能
な画像形成装置であって、両面印刷シーケンスで2番目
に印刷が行われる用紙第2面に印刷する印刷データが存
在するか否かを判断する片面判断手段と、前記片面判断
手段で前記用紙第2面に印刷する印刷データが存在しな
いと判断された場合は、該2番目に印刷が行われる用紙
に対して片面印刷シーケンスで印刷する制御を行う印刷
制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、複数ページからなるジョ
ブの両面プリントが可能な画像形成装置であって、両面
プリントモードが設定されたジョブ内の所定ページと前
記所定ページ以外の前記ジョブに含まれる全てのページ
を両面プリントシーケンスで処理する第1モードと、前
記両面プリントモードが設定された前記ジョブに含まれ
る前記所定ページ以外のページを前記両面プリントシー
ケンスで処理し、前記所定ページを片面プリントシーケ
ンスで処理する第2モードを選択的に実行させる制御手
段とを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態の概要
を説明する。以下に述べる本発明の実施の形態は、両面
印刷と片面印刷を切り換える機構を備えた画像形成装置
において、両面印刷での印字方向の食い違いが問題とな
る場合に、両面印刷と片面印刷の切り換えを行わない制
御方法を実現することで、全てのページの印字方向を揃
えることを可能とすると共に、用紙ジャム頻度の低下や
部品の磨耗抑制を可能とするものである。以下、本発明
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示す
ブロック図である。画像形成装置109は、ホストイン
タフェース部102、CPU103、ROM104、R
AM105、紙送り機構部106、画像出力部107、
バス108を備えている。図中101は、画像形成装置
109とデータ通信可能に接続された情報処理装置であ
るホストコンピュータを示す。
【0019】上記構成を詳述すると、ホストコンピュー
タ101では、文書が作成され、文書の印刷要求を画像
形成装置109へと通知する。画像形成装置109にお
いて、ホストインタフェース部102は、シリアルイン
タフェース回路またはパラレルインタフェース回路また
はLANインタフェース回路として構成されており、ホ
ストコンピュータ101からの文書印刷要求をCPU1
03へと伝える。また、ホストインタフェース部102
は、逆に画像形成装置109の情報のホストコンピュー
タ101への伝達も行う。ROM104には、各部の動
作を制御するための制御プログラムが格納されている。
RAM105には、制御プログラムが記憶されるほか、
ホストコンピュータ101より画像形成装置109へ送
信された印刷イメージが格納される。
【0020】画像出力部107は、RAM105に格納
された印刷イメージをレーザ光線の走査により感光ドラ
ム上へ形成する。紙送り機構部106は、印刷イメージ
が感光ドラム上に形成されるのに合わせて、用紙搬送系
の各部に配設されている用紙搬送用のローラを制御し用
紙の搬送を行う。印刷イメージが形成された感光ドラム
の転写位置に用紙が搬送されることで、用紙にイメージ
の転写が行われ、印刷が完了する。CPU103は、R
OM104に格納された制御プログラムに基づいて、こ
れら各部の制御を行う。また、CPU103は、制御プ
ログラムに基づいて、後述の各フローチャートに示す処
理を実行する。バス108は、画像形成装置109内の
各部を接続するものであり、通信路として利用される。
【0021】図2は第1の実施の形態に係る画像形成装
置109の概略内部構造を示す構成図である。画像形成
装置109は、筐体の各部に、排紙トレイ201、排紙
ローラ兼両面印刷用搬送路切替えローラ202、操作パ
ネル203、搬送ローラ204、排紙センサ205、定
着器206、両面搬送ローラ207、208、210、
211、両面印刷用搬送路209、回転ローラ212、
213、214、215、用紙搬送ベルト216、吸着
ローラ217、カセットクラッチ218、手差しトレイ
219、手差し給紙クラッチ220、用紙カセット22
1、給紙ローラ222、手差し給紙ローラ223、画像
記録部225、226、227、228、レジストシャ
ッタ229を備えている。
【0022】上記構成を詳述すると、操作パネル203
には、ユーザが各種指示を与えるためのスイッチ、メッ
セージや画像形成装置109の設定内容等を表示するた
めのLED表示器やLCD表示器等が配設されている。
用紙カセット221は、用紙(記録媒体)224を保持
するものであり、不図示の仕切り板によって電気的に用
紙サイズを検知する機構を有する。カセットクラッチ2
18は、用紙カセット221上に載置された用紙224
の最上位の一枚を取り出して、取り出した用紙224を
不図示の駆動手段から伝達される駆動力によって給紙ロ
ーラ222まで搬送するカムを有する。このカムは、給
紙の度に間欠的に回転し、1回転に対応して1枚の用紙
224を給紙する。
【0023】給紙ローラ222は、用紙224の先端部
をレジストシャッタ229まで搬送するローラである。
レジストシャッタ229は、用紙224を押圧すること
により給紙を停止することができる。手差しトレイ21
9は、手差し給紙時に用紙を載置するためのものであ
る。手差し給紙クラッチ220は、用紙224の先端を
手差し給紙ローラ223まで搬送するためのものであ
る。手差し給紙ローラ223は、用紙224の先端をレ
ジストシャッタ229まで搬送するためのものである。
画像記録に供する用紙224は、用紙カセット221及
び手差しトレイ219のいずれかの給紙手段を選択する
ことで給紙される。
【0024】画像記録部225、226、227、22
8は、感光ドラムやトナー保持部等を有するものであ
り、電子写真プロセスにより、用紙224上にトナー像
を形成する。また、画像記録部225、226、22
7、228内にはレーザスキャナ部を備えており、レー
ザビームによる画像情報の供給が行われる。画像記録部
225、226、227、228の側方には、用紙22
4を搬送する用紙搬送ベルト216が、複数の回転ロー
ラ212〜215によって用紙搬送方向(図2の下から
上方向)に扁平に張設されている。用紙搬送ベルト21
6の最上流部においては、バイアスを印加した吸着ロー
ラ217によって、用紙を用紙搬送ベルト216に静電
吸着させる。また、画像記録部225、226、22
7、228のそれぞれには、感光ドラムの周辺近傍を順
次取り囲む状態で、帯電器、現像器が配置されている。
【0025】定着器206は、画像記録部225、22
6、227、228により用紙224に形成されたトナ
ー画像を熱定着させる。搬送ローラ204は、用紙22
4を排紙トレイ201側へ搬送する。排紙センサ205
は、用紙224の排紙状態を検知する。排紙ローラ兼両
面印刷用搬送路切替えローラ202は、用紙224を排
紙方向へ搬送するものであり、用紙224の搬送指示が
排紙の場合は、用紙224をそのまま排紙トレイ201
に排紙し、用紙224の搬送指示が両面搬送の場合は、
用紙224の後端が排紙センサ205を通過した直後に
用紙224の回転方向を逆向きに変え、スイッチバック
することにより、用紙224を両面印刷用搬送路209
へ搬送する。
【0026】両面印刷用搬送路209は、両面印刷時に
用紙224が搬送される搬送路である。排紙ローラ兼両
面印刷用搬送路切替えローラ202により、両面印刷用
に両面印刷用搬送路209を搬送された用紙224は、
両面搬送ローラ207、208、210、211によっ
て再びレジストシャッタ229まで搬送された後、画像
記録部225、226、227、228への搬送指示を
待つ。
【0027】次に、上記の如く構成された第1の実施の
形態に係る画像形成装置における両面印刷処理について
図3のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図3は第1の実施の形態に係る両面印刷の両面/片面印
刷切り換えの流れを示すフローチャートである。本フロ
ーチャートで示される工程を画像形成装置のCPU10
3がROM104に格納された制御プログラムに基づき
実行する。
【0028】本両面印刷処理は、状況に応じて両面印刷
と片面印刷を切り換え、印字方向を揃えて両面印刷を行
うための処理である。なお、図3は、画像形成装置がホ
ストコンピュータからデータを受け取り、印刷イメージ
の生成を行ってから後の処理について示している。ま
た、用紙を綴じる穴が開いた穴開き紙(プレパンチシー
ト)に対する両面印刷と片面印刷とで印字方向を揃える
下記の「穴開き紙モード」の指定は、ホストコンピュー
タ側でプリンタドライバにより指定する方法と、画像形
成装置側で操作パネル203により指定する方法があ
る。本発明はどちらの方法でも適用可能である。
【0029】まず、ステップS101では、画像形成装
置のCPU103は、ホストコンピュータよりホストイ
ンタフェース部102を介して受け取った印刷データの
総印刷枚数(即ち、1ジョブ内に含まれる全ページの合
計ページ枚数)が偶数かどうかの判断を行う。ステップ
S101で総印刷枚数が偶数であると判断した場合は、
両面印刷と片面印刷の切り換えを行う必要はないため、
ステップS102へと進み、CPU103は、画像記録
部により全ページを両面印刷シーケンスにて印刷を行
う。
【0030】尚、本実施の形態の「両面印刷シーケン
ス」とは、例えば、1枚の記録紙の表裏に両面プリント
すべき2ページ分の原稿データのプリント順序が、2N
ページ目、(2N−1)ページ目、という順序でプリン
トさせるシーケンスである(プリントページ数が3ペー
ジ以上あるなら、2Nページ目、(2N−1)ページ目
というプリント順序を2ページ単位で繰り返す)。ま
た、記録紙の表裏のうちの一方の記録面へのプリント後
に該記録紙の表裏をシート反転ユニット(両面印刷用搬
送路209を含む)を介して反転し、それから該記録紙
の第2面へのプリントを施し排出する等の、一連のプリ
ント処理工程にてシートの反転動作を介入実行させるシ
ーケンスである。
【0031】以上を具体例で説明する。1ジョブが4ペ
ージ分の原稿を2枚の記録面に両面プリントする場合に
おいて、全ページを両面印刷シーケンスで処理させる場
合、以下のような処理となる。1枚目の記録紙の一方の
面に2ページ目の画像をプリントさせる→該記録紙の表
裏を反転させる→該記録紙の他方の面に1ページ目の画
像をプリントさせる→1枚目の記録紙を排出させる→2
枚目の記録紙の一方の面に4ページ目の画像をプリント
させる→該記録紙の表裏を反転させる→該記録紙の他方
の面に3ページ目の画像をプリントさせる→2枚目の記
録紙を排出させる。このようにCPU103は各ユニッ
トを制御する。
【0032】ステップS101の判断で総印刷枚数が奇
数であると判断した場合は、ステップS103へと進
み、CPU103は、穴開き紙モードの指定がされてい
るかどうかの判断を行う。
【0033】尚、「穴開き紙モード」とは、プリント処
理を行うべきシートして、予めパンチ処理(穿孔処理)
が施されたタイプのシート(プレパンチシートとも称さ
れる)を使用するモードであり、該プレパンチシートに
対して印刷処理を実行させるモードである。該モードの
設定方法は、印刷条件を設定する際の不図示のプリント
設定画面上の設定項目の「用紙選択」設定にてプレパン
チシートが収納されている給紙段を選択するか、印刷す
べきシートのメディアタイプの指定にて「プレパンチシ
ート」をユーザにより選択する。これにより、上記穴開
き紙モードの指定が行われプリント設定条件としてセッ
トされる。
【0034】このユーザによる操作部からの印刷設定条
件を確認することで、CPU103は、穴開き紙モード
の指定がなされているか否かを上記ステップS103の
判断で確認する。また、画像形成装置が有する複数の給
紙段の情報として、各給紙段毎に、如何なるタイプのシ
ートが収納されているかの情報(シートのサイズを特定
するメディアサイズ情報や、シートの種類を特定するメ
ディアタイプ情報)を予めメモリに格納している。該メ
モリ情報を読み出し参照することで、CPU103はど
の給紙部に如何なるタイプのシートが収納されているの
か確認し、該給紙段情報と上記ユーザによる設定条件等
に基づいたプリントすべきシートの選択処理、及び選択
した給紙部のシートに対してのプリント処理を実行させ
る。
【0035】ステップS103で穴開き紙モードの指定
がされていると判断した場合は、ステップS105へと
進み、CPU103は、画像記録部により全ページを両
面印刷シーケンスにて印刷を行う。
【0036】このステップS105の処理により、以下
のような制御となる。例えば、1ジョブ内の印刷ページ
合計枚数が5ページの場合、CPU103は、まず、1
ページ目から4ページ目までを、記録紙の表裏にそれぞ
れ1ページづつ、各記録紙につき2ページ単位で上記両
面シーケンス(印刷順序の制御や記録紙の反転処理等を
含む)により処理させるようプリンタ部や反転ユニット
(両面印刷用搬送路209を含む)等を制御する(尚、
ここで使用すべき記録紙のタイプは上記ステップS10
3でYESと判別した後プレパンチシートを記録紙とし
て選択するよう制御している)。これにより記録紙2枚
分の両面プリントが実行される。
【0037】次いで、3枚目の記録紙には最終ページで
ある5ページ目のプリントのみが行われる。ここで、3
枚目の記録紙には1ページ分のプリント処理(5ページ
目のプリント)しか実行されないが、CPU103は、
片面印刷シーケンスを実行させることなく、他のページ
と同様に上記両面シーケンスで処理させる。この場合、
3枚目の記録紙の一方の面に5ページ目の画像をプリン
トさせ、次いで、シート反転ユニット(両面印刷用搬送
路209を含む)により該記録紙の表裏を反転させる。
そして、これにより、5ページ目の画像がプリントされ
た記録面を下向きの状態で当該3枚目の記録紙の排出動
作を実行させる。このように、5ページ目の画像を記録
紙にプリントする際に、反転ユニットによる記録紙の反
転処理を実行させることが、当該5ページ目の印刷にお
ける両面シーケンスによるものである。
【0038】また、この一連の記録処理において使用さ
れる記録紙は上述したようにプレパンチ紙である。それ
故、総印刷頁枚数が奇数頁で構成されるジョブに含まれ
る最終ページについても、片面印刷シーケンスを行うこ
となく、他のページと同様に、両面シーケンスで処理す
るよう制御する。これにより、出力結果において、他の
ページと最終ページとでパンチ位置が揃わなくなる等の
不都合が生じることが無く、画像の向き、印字方向、パ
ンチ位置等がどのページも全て揃った適正な出力結果を
得ることができる。
【0039】ステップS103で穴開き紙モードの指定
がされていないと判断した場合は、ステップS104へ
と進み、CPU103は、印刷しようとするページが最
終ページかどうかの判断を行う。ステップS104で印
刷しようとするページが最終ページでないと判断した場
合は、CPU103は、画像記録部により両面印刷シー
ケンスで2ページ(用紙1枚)分の印刷を行う。印刷完
了後はステップS104へと戻り、CPU103は、再
度、印刷しようとするページが最終ページかどうかの判
断を行う。ステップS104で印刷しようとするページ
が最終ページであると判断した場合(印刷ページは1ペ
ージのみ)は、ステップS107へと進み、CPU10
3は、画像記録部により片面印刷シーケンスで最終ペー
ジを印刷し、印刷を完了する。
【0040】この「片面印刷シーケンス」について説明
する。片面印刷シーケンスとは、上記両面印刷シーケン
スとは異なるものであり、(2N−1)ページ、2Nペ
ージというプリント順序でプリントさせるシーケンスで
あり(先頭ページからページ順にプリントさせる)、ま
た、記録紙に対する処理工程において、上記のようなシ
ート反転ユニットによる記録紙の表裏の反転処理を実行
させることなく、そのままの状態で排出部へとプリント
済みの記録紙の排出動作を実行させるシーケンスであ
る。
【0041】上述のステップS104、ステップS10
6、ステップS107の処理により以下のような制御と
なる。例えば、1ジョブ内の印刷ページ合計枚数が5ペ
ージの場合、CPU103は、まず、1ページ目から4
ページ目までを、ステップS104の制御により、記録
紙の表裏にそれぞれ1ページづつ、各記録紙につき2ペ
ージ単位で上記両面シーケンス(印刷順序の制御や記録
紙の反転処理等を含む)により処理させるようプリンタ
部や反転ユニット等を制御する(尚、ここで使用すべき
記録紙のタイプは上記ステップS103の判断結果によ
りプレパンチシート以外の適正な記録紙を選択するよう
制御している)。これにより記録紙2枚分の両面プリン
トが実行される。
【0042】次いで、3枚目の記録紙(当該記録紙もプ
レパンチシート以外を使用する)には最終ページである
5ページ目のプリントのみが行われる。ここで、CPU
103は、先程の制御とは異なり、他のページのように
上記両面シーケンスを実行させないで、ステップ107
にて5ページ目のプリントでは片面プリントシーケンス
でプリント処理を実行させる。この場合、3枚目の記録
紙の一方の面に5ページ目の画像をプリントさせたら、
先のような記録紙の反転動作等を行うことなく、そのま
まの状態でシート搬送路を介して機外の排出トレイへ排
出動作を実行させる。これにより、最終ページは片面プ
リントシーケンスで済むので、その分、出力結果を早く
排出することができ生産性が向上すると共に機内の搬送
路を通る期間が少なく済むので、ジャム等の発生する確
率を下げることができる。このように生産性向上及びジ
ャム防止を図ることができる。
【0043】また、本実施の形態は、先程のステップS
105による「最終ページも含む1ジョブ内の全ページ
を両面印刷シーケンスで処理させる」一連の制御(第1
のプリントモード)と、ステップS106及びステップ
S107による「1ジョブ内の最終ページ以外のページ
は両面印刷シーケンスで処理し、最終ページは片面シー
ケンスで処理させる」一連の制御(第2のプリントモー
ド)の両者を具備し、両制御(両モード)を選択的に実
行可能とし、CPU103は、どちらの制御(モード)を
実行するかを、ステップS101の判断結果やステップ
S103の判断結果により決定する。これにより、生産
性向上及びジャム防止の効果を得るがために、プレパン
チ紙へのプリント処理を行う場合等にパンチ位置が揃わ
なくなりページ間で印刷方向の食い違い生じる等の不適
正な出力結果となる等の不具合が生じることなく、パン
チ位置や印刷方向に矛盾の無い適正な出力結果を得るこ
とができる。また、従って、生産性向上及びジャム防止
という効果と、矛盾の無い適正な出力結果を得ることが
できるという効果との両立を図ることができる。
【0044】以上の図3のフローチャートの処理による
具体的な制御例を図8、図9を用いて以下に説明する。
【0045】図8は、5ページ分のドキュメントデータ
からなるプリントジョブ(1ジョブ)に対して両面プリ
ントモードがユーザにより設定され、且つ、ユーザによ
る穴開き紙モードの選択或いは用紙選択モードでのプレ
パンチシートの選択等により、プリントすべきシートが
プレパンチシートの場合についての制御例及び出力結果
を示す図である。
【0046】CPU103は、印刷対象となる当該ジョ
ブの属性情報として、該ジョブが何ページで構成されて
いるジョブであるかを特定するための頁枚数情報を獲得
する。該情報の獲得方法としては、装置が具備する入力
ジョブの原稿枚数をカウントする不図示の原稿枚数カウ
ンタから獲得しても良いし、入力元であるPCからのプ
リント属性情報を基に獲得しても良い。また、それと共
に、該ジョブに対する画像形成モード等を含む印刷設定
情報をユーザによる設定情報等に基づいて獲得する。
【0047】これにより、CPU103は、当該ジョブ
は5ページからなる奇数頁のジョブであること、及び、
当該ジョブに対して両面プリントモードの設定がなされ
たこと、及び、当該ジョブでプリント用紙として使用す
べきシートはプレパンチシートであること(画像形成モ
ードとしてプレパンチモードが選択されたこと)、を確
認し、これらの情報を該ジョブの印刷設定条件(ジョブ
情報、属性情報)としてメモリに保持する。
【0048】そして、CPU103は、以上の情報等を
基に、図3のフローチャートの処理に従った当該ジョブ
の処理を実行させる。即ち、CPU103は、当該ジョ
ブの最終ページ以外のページに相当する1〜4ページ目
までの原稿ページ、及び、最終ページを含む、当該ジョ
ブの全てのページにおけるプリント処理工程を両面印刷
シーケンスで処理させる(第1のモードの実行)。
【0049】具体的には、図8に示すように、1ページ
目と2ページ目のデータとを、1枚目の記録紙の表裏
に、上述の両面シーケンス用のプリント順序での1ペー
ジ目と2ページ目の各プリント処理及び上記反転ユニッ
トによる記録紙の反転処理を介入させる処理を含む両面
印刷シーケンスで処理し、次いで、3ページ目と4ペー
ジ目のデータとを、2枚目の記録紙の表裏に、上述の両
面シーケンス用のプリント順序での3ページ目と4ペー
ジ目の各プリント処理及び上記反転ユニットによる反転
処理を介入させる処理を含む両面印刷シーケンスで処理
し、次いで、最終ページである5ページ目のデータを3
枚目の記録紙に、5ページ目のプリント処理及び上記反
転ユニットによる反転処理を介入させる処理を含む両面
印刷シーケンスで処理するよう制御する。
【0050】これにより、図8に示すような、印字方向
の食い違いもなく、パンチ位置も適正な矛盾のない出力
結果を得ることができる。
【0051】次に、図9の制御例について説明する。図
9は、5ページ分のドキュメントデータからなるプリン
トジョブ(1ジョブ)に対して両面プリントモードがユ
ーザにより設定され、且つ、ユーザにより穴開き紙モー
ドが選択されていない状態、或いは、用紙選択設定でプ
レパンチシート以外のシートが選択されたこと等によ
り、プリントすべきシートがプレパンチシート以外のシ
ート(普通紙等)の場合についての制御例及び出力結果
を示す図である。
【0052】CPU103は、印刷対象となる当該ジョ
ブの属性情報や、ユーザによる印刷設定情報等を図8の
例と同様に獲得する。これにより、CPU103は、当
該ジョブは5ページからなる奇数頁のジョブであるこ
と、及び、当該ジョブに対して両面プリントモードの設
定がなされたこと、及び、当該ジョブでプリント用紙と
して使用すべきシートはプレパンチシート以外のメディ
アタイプのシート(普通紙等)であること、等(画像形
成モードしてプレパンチモードが選択されていないこ
と)を確認し、これらの情報を該ジョブの印刷設定条件
としてメモリに保持する。
【0053】そして、CPU103は、以上の情報等を
基に、図3のフローチャートの処理に従った当該ジョブ
の処理を実行させる。即ち、当該ジョブの最終ページ以
外のページに相当する1〜4ページ目までの原稿ページ
におけるプリント処理工程では両面印刷シーケンスで処
理させ、最終ページに相当する5ページ目のプリント処
理工程では片面印刷シーケンスで処理させる(第2モー
ドの実行)。
【0054】具体的には、図9に示すように、1ページ
目と2ページ目のデータとを1枚目の記録紙の表裏に、
上述の両面シーケンス用のプリント順序での1ページ目
及び2ページ目の各プリント処理及び反転ユニットによ
る反転処理を介入させる処理を含む両面印刷シーケンス
で処理し、次いで、3ページ目と4ページ目のデータと
を2枚目の記録紙の表裏に、上述の両面シーケンス用の
プリント順序での3ページ目及び4ページ目の各プリン
ト処理及び反転ユニットによる反転処理を介入させる処
理を含む両面印刷シーケンスで処理し、次いで、最終ペ
ージである5ページ目のデータを3枚目の記録紙に、5
ページ目のプリント処理及び上記反転ユニットによる反
転処理を禁止した排出処理(反転処理を介入させずにそ
のまま排出させる処理)を含む片面印刷シーケンスで処
理するよう制御する。
【0055】これにより、図9に示すような出力結果と
なり、記録紙が反転ユニットを通る回数・時間・機会が
経るので、出力時間の短縮及びジャム発生率の低減を図
ることができる。尚、当該記録紙は、もともと、プレパ
ンチ紙等のように、印刷前から既に印字方向が規制され
ている記録紙ではない為、印字方向の食い違い等が生じ
る事自体が起こりえない。よって、この場合も適正な出
力結果をえることができる。
【0056】以上説明したように、第1の実施の形態に
係る画像形成装置によれば、穴開き紙モードを指定する
ことで、総印刷枚数が奇数であってもプリントジョブの
最終ページを、該ジョブの最終ページ以外の他のページ
と同様に、両面印刷シーケンスで印刷する。これによ
り、本画像形成装置の機構上の問題により片面印刷と両
面印刷で印字方向が食い違ってしまうという問題を解消
することができる。また、穴開き紙モードが指定されて
いない場合は、プリントジョブの最終ページ以外のペー
ジは両面印刷シーケンスで印刷し、最終ページを片面印
刷シーケンスで印刷することで、用紙が無駄に両面印刷
用搬送路209を通ることがないため、用紙ジャムの頻
度低下や部品磨耗の防止を図ることができる。
【0057】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態について説明する。第2の実施の形態に係る画像
形成装置の制御系の構成(図1参照)、画像形成装置の
概略内部構造(図2参照)は、上記第1の実施の形態と
同様であり、上述したので説明を省略する。
【0058】第1の実施の形態においては、両面印刷シ
ーケンスから片面印刷シーケンスへの切り換えを総印刷
枚数が奇数で最終ページ(プリントジョブ内の所定ペー
ジ)の場合のみについて行っていた。第2の実施の形態
においては、用紙1枚の印刷終了ごとに次の用紙の第2
面に印刷する印刷データがあるかどうかを確認し、次の
用紙の第2面に印刷する印刷データがなく穴開き紙モー
ドでない場合は、片面印刷シーケンスで印刷するように
したものである。これは、例えば両面印刷指定された一
連の文書の中に白紙のページが混ざっているような場合
に、無駄な用紙搬送が行われないよう制御するために有
効である。
【0059】ここで、次の用紙の第2面に印刷する印刷
データがない場合とは、白紙ページである場合や最終ペ
ージである場合を指している。なお、第2面とは、両面
印刷シーケンスで2番目に印刷が行われる面を指してい
る。例えば、6ページ分のプリントデータからなるプリ
ントジョブで説明すると、2、4、6ページ目(2Nペ
ージ目に相当)がそれぞれ各記録紙において2番目に印
刷される面に該当する。また、この場合、1、3、5ペ
ージ目((2N−1)ページ目に相当)が第1面とな
り、記録紙の表裏で1番目に印刷される面を指す。
【0060】次に、上記の如く構成された第2の実施の
形態に係る画像形成装置における両面印刷処理について
図4のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図4は第2の実施の形態に係る両面印刷の両面/片面印
刷切り換えの流れを示すフローチャートである。本フロ
ーチャートで示される工程を画像形成装置のCPU10
3がROM104に格納された制御プログラムに基づき
実行する。
【0061】まず、ステップS201では、画像形成装
置のCPU103は、印刷しようとする用紙の第2面に
印刷する印刷データがあるかどうかの判断を行う。ステ
ップS201で用紙の第2面に印刷する印刷データがあ
ると判断した場合は、ステップS202へと進み、CP
U103は、画像記録部により両面印刷シーケンスで用
紙1枚の印刷を行う。これにより、CPU103は、例
えば、プリントジョブの(2N−1)ページ目と、2N
ページ目をN枚目の記録紙の表裏にプリントする場合
に、各ページとも両面印刷シーケンスでプリントさせ
る。
【0062】ステップS201で用紙の第2面(2Nペ
ージ目に相当する面)に印刷する印刷データがないと判
断した場合は、ステップS203へと進み、CPU10
3は、穴開き紙モードの指定がされているかどうかの判
断を行う。当該判断は、第1の実施の形態のステップS
103の判断と同様に行う。
【0063】ステップS203で穴開き紙モードの指定
がされていると判断した場合は、ステップS204へと
進み、CPU103は、画像記録部により以下のような
両面印刷シーケンスでの印刷を行う。CPU103は、
例えば、プリントジョブの(2N−1)ページ目と、2
Nページ目とをN枚目の記録紙の各面にプリントする場
合に、2Nページ目に相当するページにプリントすべき
画像データが無くとも(2Nページ目が白紙ページの場
合等)、該記録紙は穴開き紙モードの指定により選択し
た記録紙(プレパンチシート)である為、該N枚目の記
録紙を両面印刷シーケンスでプリントさせる。尚、この
場合、2Nページ目には画像が無い。従って、N枚目の
記録紙に対しては(2N−1)ページ目のプリントしか
行わず、2Nページ目の印字動作自体は行わせないが、
両面印刷シーケンスとして当該記録紙を上記反転ユニッ
トにより反転させる。
【0064】ステップS203の判断で穴開き紙モード
の指定がされていないと判断した場合は、ステップS2
05へと進み、CPU103は、画像記録部により以下
のような片面印刷シーケンスでの印刷を行う。CPU1
03は、例えば、プリントジョブの(2N−1)ページ
目と、2Nページ目とをN枚目の記録紙の各面にプリン
トする場合において、2Nページ目に相当するページに
プリントすべき画像データが無い場合(2Nページ目が
白紙ページの場合等)に、該記録紙は穴開き紙モードの
指定により選択した記録紙には該当しない為(プレパン
チシートではない為)、該N枚目の記録紙に対しては
(2N−1)ページ目のプリントしか行わず、且つ、片
面印刷シーケンスとして、当該N枚目の記録紙を上記シ
ート反転ユニットを介すことなく(記録紙の表裏の反転
処理を実行させることなく)機外の排出トレイへと排出
させる。
【0065】用紙1枚分の印刷が終了した後は、ステッ
プS206へと進み、CPU103は、最終ページまで
印刷が完了したかどうかの判断(1つのプリントジョブ
のための全ての記録紙への処理が完了したか否かの判
断)を行う。ステップS206でまだ印刷が完了してい
ないと判断した場合には、ステップS201へと戻り、
以降は上記と同様に処理を行う。例えば、1つのプリン
トジョブが6ページ分のプリントデータで構成されるな
らば、記録紙1枚につき2ページ分なので、3枚分の記
録紙の為に、上記一連の処理を3回繰り返す。ステップ
S206で印刷が完了したと判断した場合は、本処理を
終了する。
【0066】このように、本実施の形態は、(2N−
1)ページ目のプリントデータと2Nページ目のプリン
トデータをN枚目の記録紙の各記録面にプリントする場
合において、「(2N−1)ページ目と2Nページ目の
うちの2Nページ目にプリントすべきデータが存在しな
い場合(白紙ページの場合)であっても、該N枚目の記
録紙を両面印刷シーケンスでプリントさせる」一連の制
御(第3のプリントモード)と、「(2N−1)ページ
目と2Nページ目のうちの2Nページ目にプリントすべ
きデータが存在しない場合(白紙ページの場合)に、該
N枚目の記録紙を片面印刷シーケンスでプリントさせ
る」一連の制御(第4のプリントモード)との、両者を
具備し、両制御(両モード)を選択的に実行可能とし、
CPU103は、どちらの制御(モード)を実行するか
を、ステップS203の判断結果により決定する。
【0067】以上の図4のフローチャートの処理による
具体的な制御例を図10、図11を用いて以下に説明す
る。
【0068】図10は、4ページ目が白紙データの5ペ
ージ分のドキュメントデータからなるプリントジョブ
(1ジョブ)に対して両面プリントモードがユーザによ
り設定され、且つ、ユーザによる穴開き紙モードの選択
或いは用紙選択モードでのプレパンチシートの選択等に
より、プリントすべきシートがプレパンチシートの場合
についての制御例及び出力結果を示す図である。
【0069】CPU103は、印刷対象となる当該ジョ
ブの属性情報や、ユーザによる印刷設定情報等を第1の
実施の形態の図8と同様に獲得する。尚、上記属性情報
に基づいて当該ジョブで白紙ページがあるか否か及び何
ページ目が白紙ページかを認識可能に構成する。これに
より、CPU103は、当該ジョブは5ページからなる
奇数頁のジョブであること、及び、当該ジョブに対して
両面プリントモードの設定がなされたこと、及び、4ペ
ージ目が白紙データ(画像がない)であること、及び、
当該ジョブでプリント用紙として使用すべきシートはプ
レパンチシートであること、等を確認し、これらの情報
を該ジョブの印刷設定条件としてメモリに保持する。
【0070】そして、CPU103は、以上の情報等を
基に、図4のフローチャートの処理に従った当該ジョブ
のプリント処理を実行させる。即ち、図10に示すよう
に、CPU103は以下のような制御を行う。まず、1
ページ目及び2ページ目を、上記両面用のプリント順序
での1ページ目と2ページ目の各プリント処理及び上記
反転ユニットによる記録紙の反転処理を含む両面印刷シ
ーケンスで処理させ、次いで、2枚目の記録紙のための
プリント処理工程の際には、該記録紙の第2面に相当す
る4ページ目が白紙ページであるものの、当該記録紙が
プレパンチシートなので、3ページ目及び4ページ目
を、3ページ目のプリント処理及び上記反転ユニットに
よる記録紙の反転処理を含む両面印刷シーケンスで処理
させ(2枚目の記録紙へのプリントの際は4ページ目が
白紙のため、記録紙の第2面へのプリント自体は行わ
ず、記録紙の第1面への3ページ目のプリントのみ行
う)、3枚目の記録紙のためのプリント処理工程の際に
は、最終ページである5ページ目を、5ページ目のプリ
ント処理及び上記反転ユニットによる記録紙の反転処理
を含む両面印刷シーケンスで処理させる(第3のモード
の実行)。
【0071】これにより、図10に示すような、途中ペ
ージに白紙が含まれていても、印字方向の食い違いもな
く、パンチ位置も適正な矛盾のない出力結果を得ること
ができる。
【0072】次に、図11の制御例について説明する。
図11は、4ページ目が白紙データの5ページ分のドキ
ュメントデータからなるプリントジョブ(1ジョブ)に
対して両面プリントモードがユーザにより設定され、且
つ、ユーザにより穴開き紙モードが選択されていない状
態、或いは、用紙選択設定でプレパンチシート以外のシ
ートが選択されたこと等により、プリントすべきシート
がプレパンチシート以外のシート(普通紙等)の場合に
ついての制御例及び出力結果を示す図である。
【0073】CPU103は、印刷対象となる当該ジョ
ブの属性情報や、ユーザによる印刷設定情報等を第1の
実施の形態の図8と同様に獲得する。これにより、CP
U103は、当該ジョブは5ページからなる奇数頁のジ
ョブであること、及び、当該ジョブに対して両面プリン
トモードの設定がなされたこと、及び、4ページ目が白
紙データ(画像がない)であること、及び、当該ジョブ
でプリント用紙として使用すべきシートはプレパンチシ
ート以外のシート(普通紙等)であること、等を確認
し、これらの情報を該ジョブの印刷設定条件としてメモ
リに保持する。
【0074】そして、CPU103は、以上の情報等を
基に、図4のフローチャートの処理に従った当該ジョブ
のプリント処理を実行させる。即ち、図11に示すよう
に、1枚目の記録紙のためのプリント処理工程の際に
は、該記録紙の第2面に相当する2ページ目が白紙ペー
ジではない為(画像がある)、1ページ目及び2ページ
目を、上記両面用のプリント順序での1ページ目及び2
ページ目の各プリント処理及び上記反転ユニットによる
記録紙の反転処理を含む両面印刷シーケンスで処理さ
せ、次いで、2枚目の記録紙のためのプリント処理工程
の際には、該記録紙の第2面に相当する4ページ目が白
紙ページであり、且つ、当該記録紙がプレパンチシート
ではない為、3ページ目及び4ページ目を、3ページ目
のプリント処理及び上記反転ユニットによる記録紙の反
転処理を介入させずにそのまま排出する処理を含む片面
印刷シーケンスで処理させ(2枚目の記録紙へのプリン
トの際は4ページ目が白紙の為、記録紙の第2面へのプ
リント自体は行わない)。最終ページの5ページ目のプ
リント処理及び上記反転ユニットによる記録紙の反転処
理を介入させずにそのまま排出する処理を含む片面印刷
シーケンスで処理させる(第4のモードの実行)。
【0075】これにより、図11に示すような出力結果
となり、記録紙が反転ユニットを通る回数・時間・機会
が経るので、出力時間の短縮及びジャム発生率の低減を
図ることができる。また、上記第3モードによる効果を
奏しながらも、上記第4モードの効果を奏することがで
きる。
【0076】以上説明したように、第2の実施の形態に
係る画像形成装置によれば、最終ページだけでなく、用
紙の第2面(N枚目の記録紙のための2Nページ目に相
当)に印刷する印刷データがないものについては、該用
紙が穴開き紙モードにより選択されたシート以外のシー
トであることを条件に、処理対象の該用紙に対して片面
印刷シーケンスでの印刷を行う。そのため、用紙を1枚
印刷するごとに印刷データの有無を判定する必要がある
が、第1の実施の形態と比較して、上記第1の実施の形
態による効果を奏する共に、更に用紙ジャムの発生頻度
を抑え、部品の磨耗を防止することができる。また、穴
開き紙モードが指定された場合は、用紙の第2面(N枚
目の記録紙のための2Nページ目に相当)に印刷する印
刷データがない場合であっても、処理対象の該用紙に対
して両面印刷シーケンスでの印刷を行うため、印字方向
の食い違いも生じない。
【0077】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態について説明する。第3の実施の形態に係る画像
形成装置の制御系の構成(図1参照)、画像形成装置の
概略内部構造(図2参照)は、上記第1の実施の形態と
同様であり、上述したので説明を省略する。
【0078】第1及び2の実施の形態においては、穴開
き紙モードの場合(印字方向の食い違いが問題となる場
合)は、両面印刷から片面印刷への切り換えを行わない
ことでその問題に対処していた。第3の実施の形態にお
いては、穴開き紙モードの場合は、最終ページの印刷イ
メージを上下反転させることで印字方向の食い違いを解
消するようにし、片面印刷シーケンスで印刷するように
したものである。
【0079】次に、上記の如く構成された第3の実施の
形態に係る画像形成装置における両面印刷処理について
図5のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図5は第3の実施の形態に係る両面印刷の両面/片面印
刷切り換えの流れを示すフローチャートである。本フロ
ーチャートで示される工程を画像形成装置のCPU10
3がROM104に格納された制御プログラムに基づき
実行する。
【0080】まず、ステップS301では、画像形成装
置のCPU103は、総印刷枚数が偶数かどうかの判断
を行う。ステップS301で総印刷枚数が偶数であると
判断した場合は、ステップS305へと進み、CPU1
03は、画像記録部により全ページを両面印刷シーケン
スにて印刷を行う。ステップS301で総印刷枚数が奇
数であると判断した場合は、ステップS302へと進
み、CPU103は、現在のページが最終ページである
かどうかの判断を行う。ステップS302で現在のペー
ジが最終ページでないと判断した場合は、ステップS3
03へと進み、CPU103は、画像記録部により両面
印刷シーケンスにより印刷を行い、再度ステップS30
2で、現在のページが最終ページかどうかの判断を行
う。
【0081】ステップS302で現在のページが最終ペ
ージであると判断した場合は、ステップS304へと進
み、CPU103は、穴開き紙モードの指定がされてい
るかどうかの判断を行う。ステップS304で穴開き紙
モードの指定がされていると判断した場合は、ステップ
S306へと進み、CPU103は、最終ページの印刷
イメージの上下反転を行い、ステップS307へと進
む。ステップS304で穴開き紙モードの指定がされて
いないと判断した場合は、そのままステップS307へ
と進む。ステップS307では、CPU103は、穴開
き紙モードの指定によらず、画像記録部により片面印刷
シーケンスで最終ページの印刷を行う。
【0082】以上説明したように、第3の実施の形態に
係る画像形成装置によれば、先の実施形態と同等の効果
を奏する共に、穴開き紙モードが指定されていた場合で
も、印刷イメージの上下反転を行うことで、奇数最終ペ
ージの片面印刷シーケンスでの印刷を可能とすることが
できる。この場合、印刷イメージの上下反転を行うため
には、ある程度、画像形成装置側のリソースに余裕があ
る必要がある。
【0083】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
の形態について説明する。第4の実施の形態に係る画像
形成装置の制御系の構成(図1参照)、画像形成装置の
概略内部構造(図2参照)は、上記第1の実施の形態と
同様であり、上述したので説明を省略する。
【0084】第3の実施の形態においては、総印刷枚数
が奇数で穴開き紙モードが指定された最終ページのみ印
刷イメージの上下反転を行っていた。第4の実施の形態
においては、第2の実施の形態で示したように用紙1枚
の印刷終了ごとに次の用紙の第2面に印刷する印刷デー
タがあるかどうかを確認し、次の用紙の第2面に印刷す
る印刷データがなく且つ穴開き紙モードである場合は、
印刷イメージの上下反転を行うようにしたものである。
【0085】次に、上記の如く構成された第4の実施の
形態に係る画像形成装置における両面印刷処理について
図6のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図6は第4の実施の形態に係る両面印刷の両面/片面印
刷切り換えの流れを示すフローチャートである。本フロ
ーチャートで示される工程を画像形成装置のCPU10
3がROM104に格納された制御プログラムに基づき
実行する。
【0086】まず、ステップS401では、画像形成装
置のCPU103は、印刷しようとする用紙の第2面に
印刷する印刷データがあるかどうかの判断を行う。ステ
ップS401で用紙の第2面に印刷する印刷データがあ
ると判断した場合は、ステップS404へと進み、CP
U103は、画像記録部により両面印刷シーケンスでの
印刷を行う。ステップS401で用紙の第2面に印刷す
る印刷データがないと判断した場合は、ステップS40
2へと進み、CPU103は、穴開き紙モードの指定が
されているかどうかの判断を行う。
【0087】ステップS402で穴開き紙モードの指定
がされていると判断した場合は、ステップS403へと
進み、CPU103は、現在のページの印刷イメージの
上下反転を行った後、ステップS405へと進む。ステ
ップS402で穴開き紙モードの指定がされていないと
判断した場合は、そのままステップS405へと進む。
ステップS405で、CPU103は、画像記録部によ
り片面印刷シーケンスでの印刷を行う。その後、ステッ
プS406で、CPU103は、最終ページの印刷が終
わったかどうかの判断を行う。ステップS406でまだ
最終ページの印刷が終わっていないと判断した場合は、
ステップS401へと戻り、上記と同様の処理を行う。
ステップS406で最終ページの印刷が終わっていると
判断した場合は、そのまま本処理を終了する。
【0088】以上説明したように、第4の実施の形態に
係る画像形成装置によれば、第1面にしか印刷データの
ないものについては、穴開き紙モードの指定によらず、
全て印字方向を揃えて片面印刷シーケンスでの印刷を行
う。そのため、第1乃至第3の実施の形態と比較して
も、上記実施形態の効果と同等の効果を奏すると共に、
最も用紙ジャムの頻度、部品の磨耗を抑制することがで
きる。その反面、用紙1枚ごとに印刷データの有無を確
認する必要がある上、最終ページ以外でも印刷イメージ
の上下反転が必要となる可能性があるため、それに見合
うだけの画像形成装置側のリソースが必要となる。
【0089】[他の実施の形態]上記実施の形態では、
穴開き紙に対し両面印刷と片面印刷とで印字方向を揃え
る穴開き紙モードを設けて両面印刷と片面印刷の切り換
えを制御する方法を示したが、本発明はこれに限定する
ものではない。本発明は、1つのプリントジョブ内の両
面印刷と片面印刷の印字方向の出力結果の食い違いが問
題となる場合、例えば、フォーム画像や、ロゴやマー
ク、定型文等の所定の画像が予め印刷された用紙(プレ
プリント紙)についても同様に、プレプリント紙に対す
る両面印刷と片面印刷とで印字方向を揃えるプレプリン
ト紙モードを設けて両面印刷と片面印刷の切り換えを制
御する方法に適用することができる。
【0090】尚、この処理の具体的制御を言えば、例え
ば、第1の実施の形態のフローチャートの図3のステッ
プS103の判断や、第2の実施の形態のフローチャー
トの図4のステップS203の判断や、第3の実施の形
態のフローチャートの図5のステップS304の判断
や、第4の実施の形態の図6のフローチャートのステッ
プS402の判断内容を、「プリント処理に使用するシ
ートがプレプリントシートであるか?」の判断、或いは
「プレプリント紙モードが選択されたか?」の判断に各
実施形態にて置き換え、それ以外の判断・制御・処理
を、各実施形態と同様にそれぞれCPU103により実
行させることで、適用可能である。
【0091】また、第1の実施の形態のフローチャート
の図3のステップS103の判断や、第2の実施の形態
のフローチャートの図4のステップS203の判断や、
第3の実施の形態のフローチャートの図5のステップS
304の判断や、第4の実施の形態の図6のフローチャ
ートのステップS402の判断内容を、「プリント処理
に使用するシートが、プレパンチシート及びプレプリン
トシートを含む、所定のメディアタイプのシートである
か?」の判断に置き換え、それ以外の判断・制御・処理
を、各実施形態と同様にCPU103により実行しても
良い。
【0092】また、上記の予めパンチ処理済みのプレパ
ンチシートや、予め所定の画像がプリント済みのプレプ
リントシート等は、適正な印字方向が予め定められたシ
ートである。従って、上記の各ステップを、「印字方向
を揃える必要があるシートか否か?」の判断或いは「印
刷方向付けがあるか?」の判断、或いは、「プレパンチ
シートにプリントを行うプレパンチモード及びプレプリ
ントシートにプリントを行うプレプリントモードの少な
くとも何れかの画像形成モードを含む、印字方向を揃え
る必要がある画像形成モードがユーザにより設定された
か?」等に置き換えて、後は各形態と同様に、処理する
ようにしても良い。
【0093】このように、本実施の形態は種々の変形が
可能である。これにより、上記各実施形態の効果と同等
の効果を奏することができ、幅広いニーズに柔軟に対応
できユーザの所望の出力結果を得ることができる。
【0094】上記実施の形態では、画像形成装置の印刷
方式を電子写真方式とした場合を示したが、本発明はこ
れに限定するものではない。本発明は、インクジェット
方式、熱転写方式、感熱方式、静電方式など各種印刷方
式に適用することができる。
【0095】上記実施の形態では、画像形成装置と情報
処理装置を各1台ずつ接続した場合を示したが、本発明
はこれに限定するものではない。本発明は、画像形成装
置と情報処理装置を例えばLAN等のネットワークを介
して任意の複数台ずつ接続したシステムに適用すること
もできる。
【0096】上記実施の形態では、画像形成機能のみを
備えた画像形成装置(プリンタ)における片面/両面印
刷切り換え制御に適用した場合を示したが(プリンタの
場合はデータ発生源である外部のホストコンピュータか
らの入力ジョブに対して上記制御を行う)、本発明はこ
れに限定するものではない。本発明は、画像読取機能・
画像形成機能を備えた画像形成装置(複写機)における
片面/両面印刷切り換え制御(複写機の場合は画像読取
機能を有するデータ発生源としてのスキャナ等の画像読
取部から入力されたジョブに対して上記制御を行う)、
画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ機能等の複
数の機能を備えた画像形成装置(複合機)における片面
/両面印刷切り換え制御に適用することもできる(コピ
ー機能やファクシミリ機能、プリント機能を有する複合
機の場合において、コピーモード下では自装置が有する
スキャナからの入力ジョブに対して上記制御を行い、フ
ァクシミリ受信プリントモード下では相手先のファクシ
ミリ装置からの入力ジョブに対して上記制御を行い、プ
リンタモード下では外部コンピュータからの入力ジョブ
に対して上記制御を行う)。
【0097】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0098】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−
RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不
揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを
介したダウンロードなどを用いることができる。
【0099】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0100】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両面印刷と片面印刷を切り換える機構を備えた画像形成
装置において、両面印刷での印字方向の食い違いが問題
となる場合には、奇数の最終ページを片面印刷へと切り
換えないモードを設けることで、全てのページの印字方
向を揃えることができる。また、両面印刷での印字方向
が食い違う場合には、印刷イメージの上下反転を行うこ
とで、印字方向を揃えつつ片面印刷シーケンスでの印刷
を行うことができ、用紙ジャム頻度の低下、部品の磨耗
抑制を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1乃至第4の実施の形態に係る画像
形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】第1乃至第4の実施の形態に係る画像形成装置
の概略内部構造を示す構成図である。
【図3】第1の実施の形態に係る両面印刷の両面/片面
印刷切り換えの流れを示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態に係る両面印刷の両面/片面
印刷切り換えの流れを示すフローチャートである。
【図5】第3の実施の形態に係る両面印刷の両面/片面
印刷切り換えの流れを示すフローチャートである。
【図6】第4の実施の形態に係る両面印刷の両面/片面
印刷切り換えの流れを示すフローチャートである。
【図7】両面印刷と片面印刷との印字方向食い違いを説
明するための図である。
【図8】第1の実施の形態の具体的な制御例を示す図で
ある。
【図9】第1の実施の形態の具体的な制御例を示す図で
ある。
【図10】第2の実施の形態の具体的な制御例を示す図
である。
【図11】第2の実施の形態の具体的な制御例を示す図
である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ(外部装置) 102 ホストインタフェース部 103 CPU(枚数判断手段、印字方向設定手段、最
終ページ判断手段、片面判断手段、終了判断手段、反転
手段、印刷制御手段、制御手段) 104 ROM 105 RAM 106 紙送り機構部 107 画像出力部 109 画像形成装置 203 操作パネル(印字方向設定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 1/387

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙の
    片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装置
    であって、 総印刷枚数が偶数であるか奇数であるかを判断する枚数
    判断手段と、前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向
    を揃えるための設定を行う印字方向設定手段と、前記枚
    数判断手段で総印刷枚数が奇数と判断され且つ前記印字
    方向設定手段で印字方向を揃えるための設定がなされて
    いる場合は、全ページを両面印刷シーケンスで印刷する
    制御を行う印刷制御手段とを有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 印刷ページが最終ページであるか否かを
    判断する最終ページ判断手段を有し、前記印刷制御手段
    は、前記枚数判断手段で総印刷枚数が奇数と判断され且
    つ前記印字方向設定手段で印字方向を揃えるための設定
    がなされておらず且つ前記最終ページ判断手段で印刷ペ
    ージが最終ページであると判断された場合は、最終ペー
    ジを片面印刷シーケンスで印刷する制御を行うことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記印字方向設定手段による前記両面印
    刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えるための設定と
    は、予め用紙を綴じる穴が開けられた穴開き紙に対し前
    記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えて印刷を
    行う穴開き紙モードの設定、予めイメージが印刷された
    用紙に対し前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を
    揃えて印刷を行うプレプリント紙モードの設定を含むこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置に対しデータ通信可能
    に接続された外部装置から、前記両面印刷と前記片面印
    刷とで印字方向を揃えるための設定が可能であることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙の
    片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装置
    であって、 両面印刷シーケンスで2番目に印刷が行われる用紙第2
    面に印刷する印刷データが存在するか否かを判断する片
    面判断手段と、前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方
    向を揃えるための設定を行う印字方向設定手段と、前記
    片面判断手段で前記用紙第2面に印刷する印刷データが
    存在しないと判断され且つ前記印字方向設定手段で印字
    方向を揃えるための設定がなされていない場合は、片面
    印刷シーケンスで印刷し、それ以外の場合は、両面印刷
    シーケンスで印刷する制御を行う印刷制御手段とを有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 最終ページの印刷が完了したか否かを判
    断する終了判断手段を有することを特徴とする請求項5
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記印字方向設定手段による前記両面印
    刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えるための設定と
    は、予め用紙を綴じる穴が開けられた穴開き紙に対し前
    記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えて印刷を
    行う穴開き紙モードの設定、予めイメージが印刷された
    用紙に対し前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を
    揃えて印刷を行うプレプリント紙モードの設定を含むこ
    とを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置に対しデータ通信可能
    に接続された外部装置から、前記両面印刷と前記片面印
    刷とで印字方向を揃えるための設定が可能であることを
    特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙の
    片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装置
    であって、 総印刷枚数が偶数であるか否かを判断する枚数判断手段
    と、前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃える
    ための設定を行う印字方向設定手段と、前記枚数判断手
    段で総印刷枚数が奇数と判断され且つ前記印字方向設定
    手段で印字方向を揃えるための設定がなされている場合
    でも、片面印刷シーケンスで印刷する制御を行う印刷制
    御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 印刷ページが最終ページであるか否か
    を判断する最終ページ判断手段と、印刷イメージの上下
    反転を行う反転手段とを有し、前記印刷制御手段は、前
    記枚数判断手段で総印刷枚数が奇数と判断され且つ前記
    最終ページ判断手段で印刷ページが最終ページであると
    判断され且つ前記印字方向設定手段で印字方向を揃える
    ための設定がなされている場合は、前記反転手段により
    最終ページの印刷イメージを上下反転させた後、片面印
    刷シーケンスで印刷する制御を行うことを特徴とする請
    求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記印字方向設定手段による前記両面
    印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えるための設定と
    は、予め用紙を綴じる穴が開けられた穴開き紙に対し前
    記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えて印刷を
    行う穴開き紙モードの設定、予めイメージが印刷された
    用紙に対し前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を
    揃えて印刷を行うプレプリント紙モードの設定を含むこ
    とを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置に対しデータ通信可
    能に接続された外部装置から、前記両面印刷と前記片面
    印刷とで印字方向を揃えるための設定が可能であること
    を特徴とする請求項9乃至11の何れかに記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置であって、 両面印刷シーケンスで2番目に印刷が行われる用紙第2
    面に印刷する印刷データが存在するか否かを判断する片
    面判断手段と、前記片面判断手段で前記用紙第2面に印
    刷する印刷データが存在しないと判断された場合は、該
    2番目に印刷が行われる用紙に対して片面印刷シーケン
    スで印刷する制御を行う印刷制御手段とを有することを
    特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記両面印刷と前記片面印刷とで印字
    方向を揃えるための設定を行う印字方向設定手段と、印
    刷イメージの上下反転を行う反転手段とを有し、前記印
    刷制御手段は、前記片面判断手段で前記用紙第2面に印
    刷する印刷データが存在しないと判断され且つ前記印字
    方向設定手段で印字方向を揃えるための設定がなされて
    いる場合は、前記反転手段により現在のページの印刷イ
    メージを上下反転させた後、片面印刷シーケンスで印刷
    する制御を行うことを特徴とする請求項13記載の画像
    形成装置。
  15. 【請求項15】 前記印字方向設定手段による前記両面
    印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えるための設定と
    は、予め用紙を綴じる穴が開けられた穴開き紙に対し前
    記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えて印刷を
    行う穴開き紙モードの設定、予めイメージが印刷された
    用紙に対し前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を
    揃えて印刷を行うプレプリント紙モードの設定を含むこ
    とを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成装
    置。
  16. 【請求項16】 前記画像形成装置に対しデータ通信可
    能に接続された外部装置から、前記両面印刷と前記片面
    印刷とで印字方向を揃えるための設定が可能であること
    を特徴とする請求項13乃至15の何れかに記載の画像
    形成装置。
  17. 【請求項17】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置の制御方法であって、 総印刷枚数が偶数であるか否かを判断する枚数判断ステ
    ップと、前記枚数判断ステップで総印刷枚数が奇数と判
    断され且つ前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を
    揃えるための設定がなされている場合は、全ページを両
    面印刷シーケンスで印刷する制御を行う印刷制御ステッ
    プとを有することを特徴とする制御方法。
  18. 【請求項18】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置の制御方法であって、 両面印刷シーケンスで2番目に印刷が行われる用紙第2
    面に印刷する印刷データが存在するか否かを判断する片
    面判断ステップと、前記片面判断ステップで前記用紙第
    2面に印刷する印刷データが存在しないと判断され且つ
    前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えるため
    の設定がなされていない場合は、片面印刷シーケンスで
    印刷し、それ以外の場合は、両面印刷シーケンスで印刷
    する制御を行う印刷制御ステップとを有することを特徴
    とする制御方法。
  19. 【請求項19】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置の制御方法であって、 総印刷枚数が偶数であるか否かを判断する枚数判断ステ
    ップと、前記枚数判断ステップで総印刷枚数が奇数と判
    断され且つ前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を
    揃えるための設定がなされている場合でも、片面印刷シ
    ーケンスで印刷する制御を行う印刷制御ステップとを有
    することを特徴とする制御方法。
  20. 【請求項20】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置の制御方法であって、 両面印刷シーケンスで2番目に印刷が行われる用紙第2
    面に印刷する印刷データが存在するか否かを判断する片
    面判断ステップと、前記片面判断ステップで前記用紙第
    2面に印刷する印刷データが存在しないと判断された場
    合は、該2番目に印刷が行われる用紙に対して片面印刷
    シーケンスで印刷する制御を行う印刷制御ステップとを
    有することを特徴とする制御方法。
  21. 【請求項21】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置に適用される制御方法を実行するプログラムを記憶し
    たコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であっ
    て、 前記制御方法は、総印刷枚数が偶数であるか否かを判断
    する枚数判断ステップと、前記枚数判断ステップで総印
    刷枚数が奇数と判断され且つ前記両面印刷と前記片面印
    刷とで印字方向を揃えるための設定がなされている場合
    は、全ページを両面印刷シーケンスで印刷する制御を行
    う印刷制御ステップとを有することを特徴とする記憶媒
    体。
  22. 【請求項22】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置の制御方法を実行するプログラムを記憶したコンピュ
    ータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記制御方法は、両面印刷シーケンスで2番目に印刷が
    行われる用紙第2面に印刷する印刷データが存在するか
    否かを判断する片面判断ステップと、前記片面判断ステ
    ップで前記用紙第2面に印刷する印刷データが存在しな
    いと判断され且つ前記両面印刷と前記片面印刷とで印字
    方向を揃えるための設定がなされていない場合は、片面
    印刷シーケンスで印刷し、それ以外の場合は、両面印刷
    シーケンスで印刷する制御を行う印刷制御ステップとを
    有することを特徴とする記憶媒体。
  23. 【請求項23】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置の制御方法を実行するプログラムを記憶したコンピュ
    ータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記制御方法は、総印刷枚数が偶数であるか否かを判断
    する枚数判断ステップと、前記枚数判断ステップで総印
    刷枚数が奇数と判断され且つ前記両面印刷と前記片面印
    刷とで印字方向を揃えるための設定がなされている場合
    でも、片面印刷シーケンスで印刷する制御を行う印刷制
    御ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置の制御方法を実行するプログラムを記憶したコンピュ
    ータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記制御方法は、両面印刷シーケンスで2番目に印刷が
    行われる用紙第2面に印刷する印刷データが存在するか
    否かを判断する片面判断ステップと、前記片面判断ステ
    ップで前記用紙第2面に印刷する印刷データが存在しな
    いと判断された場合は、該2番目に印刷が行われる用紙
    に対して片面印刷シーケンスで印刷する制御を行う印刷
    制御ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  25. 【請求項25】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置に供給されるプログラムであって、 総印刷枚数が偶数であるか否かを判断する枚数判断モジ
    ュールと、前記枚数判断モジュールで総印刷枚数が奇数
    と判断され且つ前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方
    向を揃えるための設定がなされている場合は、全ページ
    を両面印刷シーケンスで印刷する制御を行う印刷制御モ
    ジュールとを有することを特徴とするプログラム。
  26. 【請求項26】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置に供給されるプログラムであって、 両面印刷シーケンスで2番目に印刷が行われる用紙第2
    面に印刷する印刷データが存在するか否かを判断する片
    面判断モジュールと、前記片面判断ステップで前記用紙
    第2面に印刷する印刷データが存在しないと判断され且
    つ前記両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えるた
    めの設定がなされていない場合は、片面印刷シーケンス
    で印刷し、それ以外の場合は、両面印刷シーケンスで印
    刷する制御を行う印刷制御モジュールとを有することを
    特徴とするプログラム。
  27. 【請求項27】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置に供給されるプログラムであって、総印刷枚数が偶数
    であるか否かを判断する枚数判断モジュールと、前記枚
    数判断ステップで総印刷枚数が奇数と判断され且つ前記
    両面印刷と前記片面印刷とで印字方向を揃えるための設
    定がなされている場合でも、片面印刷シーケンスで印刷
    する制御を行う印刷制御モジュールとを有することを特
    徴とするプログラム。
  28. 【請求項28】 用紙の両面に印刷する両面印刷と用紙
    の片面に印刷する片面印刷を切り換え可能な画像形成装
    置に供給されるプログラムであって、 両面印刷シーケンスで2番目に印刷が行われる用紙第2
    面に印刷する印刷データが存在するか否かを判断する片
    面判断モジュールと、前記片面判断ステップで前記用紙
    第2面に印刷する印刷データが存在しないと判断された
    場合は、該2番目に印刷が行われる用紙に対して片面印
    刷シーケンスで印刷する制御を行う印刷制御モジュール
    とを有することを特徴とするプログラム。
  29. 【請求項29】 複数ページからなるジョブの両面プリ
    ントが可能な画像形成装置であって、 両面プリントモードが設定されたジョブ内の所定ページ
    と前記所定ページ以外の前記ジョブに含まれる全てのペ
    ージを両面プリントシーケンスで処理する第1モード
    と、前記両面プリントモードが設定された前記ジョブに
    含まれる前記所定ページ以外のページを前記両面プリン
    トシーケンスで処理し、前記所定ページを片面プリント
    シーケンスで処理する第2モードを選択的に実行させる
    制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記制御手段は、前記ジョブの総印刷
    枚数が奇数枚か偶数枚かを判断するための情報を少なく
    とも有する前記ジョブのプリント条件情報に基づいて前
    記処理装置に前記第1モード及び前記第2モードの何れ
    かを実行させることを特徴とする請求項29記載の画像
    形成装置。
  31. 【請求項31】 前記制御手段は、前記ジョブの総印刷
    枚数が偶数枚である場合に前記第1モードを実行させ、
    前記ジョブの総印刷枚数が奇数枚である場合に前記第2
    モードを実行させることを特徴とする請求項29又は3
    0に記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 前記画像形成装置は、所定タイプのシ
    ートを含む複数タイプのシートのうちの何れかのタイプ
    のシートに選択的にプリント可能であって、 前記制御手段は、前記ジョブが前記所定タイプのシート
    を使用するジョブであるか否かを判断するための情報を
    少なくとも有する前記ジョブのプリント条件情報に基づ
    いて前記処理手段に前記第1モード及び前記第2モード
    の何れかを実行させることを特徴とする請求項29乃至
    31の何れかに記載の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 前記所定タイプのシートは、予めパン
    チ処理が施されたプレパンチシート、及び、予めプリン
    ト処理が施されたプレプリントシートのうちの、少なく
    とも何れかのタイプのシートを含むことを特徴とする請
    求項32記載の画像形成装置。
  34. 【請求項34】 前記制御手段は、前記ジョブが前記所
    定タイプのシートを使用するジョブの場合に前記第1モ
    ードを実行させ、前記ジョブが前記所定タイプ以外のタ
    イプのシートを使用するジョブの場合に前記第2モード
    を実行させることを特徴とする請求項32又は33に記
    載の画像形成装置。
  35. 【請求項35】 前記制御手段は、前記ジョブに含まれ
    る偶数ページ目がブランクページ(白紙)であるか否か
    を判断するための情報を少なくとも有する前記ジョブの
    プリント条件情報に基づいて前記第1モード及び前記第
    2モードの何れかを実行させることを特徴とする請求項
    29乃至34の何れかに記載の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 前記制御手段は、前記ジョブに含まれ
    る偶数ページ目がブランクページの場合に前記第1モー
    ドを実行させ、前記ジョブに含まれる偶数ページ目がブ
    ランクページではない場合に前記第2モードを実行させ
    ることを特徴とする請求項35記載の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 前記制御手段は、プレパンチシートに
    プリントを行うプレパンチモード及びプレプリントシー
    トにプリントを行うプレプリントモードの少なくとも何
    れかを含み且つ印字方向を揃える必要がある画像形成モ
    ードに前記ジョブが設定されたか否かを判断するための
    情報を有する前記ジョブのプリント条件情報に基づい
    て、前記第1モード及び前記第2モードの何れかを実行
    させることを特徴とする請求項29乃至36の何れかに
    記載の画像形成装置。
  38. 【請求項38】 前記制御手段は、前記前記プレパンチ
    モード又は前記プレプリントモードの画像形成モードに
    前記ジョブが設定された場合に前記第1モードを実行さ
    せ、前記プレパンチモード及び前記プレプリントモード
    の何れにもジョブが設定されていない場合に前記第2モ
    ードを実行させることを特徴とする請求項37記載の画
    像形成装置。
  39. 【請求項39】 前記制御手段は、前記ジョブの総印刷
    枚数が奇数枚で且つ所定タイプのプリントシートを使用
    するジョブの場合に前記第1モードを実行させ、前記ジ
    ョブの総印刷枚数が奇数枚で且つ前記所定タイプのプリ
    ントシート以外のタイプのプリントシートを使用するジ
    ョブの場合に前記第2モードを実行させることを特徴と
    する請求項29乃至38の何れかに記載の画像形成装
    置。
  40. 【請求項40】 前記制御手段は、プレパンチシートに
    プリントを行うプレパンチモード及びプレプリントシー
    トにプリントを行うプレプリントモードの少なくとも何
    れかを含み、且つ印字方向を揃える必要がある所定の画
    像形成モードが設定された総印刷枚数が奇数枚であるジ
    ョブの場合に前記第1モードを実行させ、前記所定の画
    像形成モードが設定されていない総印刷枚数が奇数枚で
    あるジョブの場合に前記第2モードを実行させることを
    特徴とする請求項29乃至39の何れかに記載の画像形
    成装置。
  41. 【請求項41】 前記所定ページは前記ジョブの最終ペ
    ージであることを特徴とする請求項29乃至40の何れ
    かに記載の画像形成装置。
  42. 【請求項42】 前記所定ページは前記ジョブの偶数ペ
    ージ目のページであることを特徴とする請求項29乃至
    40の何れかに記載の画像形成装置。
  43. 【請求項43】 複数ページからなるジョブの両面プリ
    ントが可能な画像形成装置の制御方法であって、 両面プリントモードが設定されたジョブ内の所定ページ
    と前記所定ページ以外の前記ジョブに含まれる全てのペ
    ージを両面プリントシーケンスで処理する第1モード
    と、前記両面プリントモードが設定された前記ジョブに
    含まれる前記所定ページ以外のページを前記両面プリン
    トシーケンスで処理し、前記所定ページを片面プリント
    シーケンスで処理する第2モードとを選択的に実行させ
    ることを特徴とする制御方法。
  44. 【請求項44】 複数ページからなるジョブの両面プリ
    ントが可能な画像形成装置の制御方法を実行するプログ
    ラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶
    媒体であって、 前記制御方法は、両面プリントモードが設定されたジョ
    ブ内の所定ページと前記所定ページ以外の前記ジョブに
    含まれる全てのページを両面プリントシーケンスで処理
    する第1モードと、前記両面プリントモードが設定され
    た前記ジョブに含まれる前記所定ページ以外のページを
    前記両面プリントシーケンスで処理し、前記所定ページ
    を片面プリントシーケンスで処理する第2モードとを選
    択的に実行させる制御ステップを有することを特徴とす
    る記憶媒体。
  45. 【請求項45】 前記画像形成装置は、プリンタ、複写
    機、プリント機能及びコピー機能を含む複数機能を有す
    る複合機、のうちの少なくとも何れかを含むことを特徴
    とする請求項1乃至16及び29乃至42の何れかに記
    載の画像形成装置。
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