JP2003272252A - スタンパの製造方法 - Google Patents
スタンパの製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】基板表面に触れることなく基板の反りを矯正す
ることのできるスタンパの製造方法を提供する。 【解決手段】基板301にフォトレジストを塗布し、塗
布したフォトレジストを露光、現像した後、前記基板を
エッチングしてスタンパを製作するスタンパの製造方法
において、前記フォトレジスト塗布前の工程として、表
面が平坦な基台303上に接着剤302を塗布する工程
と、前記接着剤を塗布した基台302上に前記基板30
1を載置する工程と、前記基台及び基板に磁界を印加3
04して前記基板を基台側に吸引する工程を備えた。
ることのできるスタンパの製造方法を提供する。 【解決手段】基板301にフォトレジストを塗布し、塗
布したフォトレジストを露光、現像した後、前記基板を
エッチングしてスタンパを製作するスタンパの製造方法
において、前記フォトレジスト塗布前の工程として、表
面が平坦な基台303上に接着剤302を塗布する工程
と、前記接着剤を塗布した基台302上に前記基板30
1を載置する工程と、前記基台及び基板に磁界を印加3
04して前記基板を基台側に吸引する工程を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスタンパの製造方法
に係り、特に光情報記録媒体の製造に適したスタンパの
製造方法に関する。
に係り、特に光情報記録媒体の製造に適したスタンパの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの製造に際しては、まず、ガ
ラス基板(原盤)上にフォトレジストを塗布しそれを露
光、現像する。次いで、露光、現像した後の前記ガラス
基板表面にニッケルをスパッタして導電処理を行い、次
いで前記スパッタしたニッケルを一方の電極として電鋳
を行ってスタンパを完成する。次いでこのスタンパを用
いて樹脂を射出成形することにより光ディスクを作製す
る。この方法では、スタンパの製造にニッケルの電鋳プ
ロセス用いるため製作に時間がかかる(例えば、直径2
0cmのガラス基板に0.3mm厚のニッケル電鋳する
のに約4〜6時間かかる)。
ラス基板(原盤)上にフォトレジストを塗布しそれを露
光、現像する。次いで、露光、現像した後の前記ガラス
基板表面にニッケルをスパッタして導電処理を行い、次
いで前記スパッタしたニッケルを一方の電極として電鋳
を行ってスタンパを完成する。次いでこのスタンパを用
いて樹脂を射出成形することにより光ディスクを作製す
る。この方法では、スタンパの製造にニッケルの電鋳プ
ロセス用いるため製作に時間がかかる(例えば、直径2
0cmのガラス基板に0.3mm厚のニッケル電鋳する
のに約4〜6時間かかる)。
【0003】特開昭59−224320号公報には、シ
リコン基板上に形成したフォトレジスト膜に対して記録
すべき情報に基づいて光変調したレーザ光ビームを照射
(これをカッテングプロセスという)して前記フォトレ
ジストを現像し、更に該フォトレジストを用いたエッチ
ングプロセスにより前記シリコン基板上に凹凸パターン
を形成し、この凹凸パターンを形成したシリコン基板を
スタンパとする方法が示されている。この方法は前記電
鋳に伴う問題は回避することができる。しかし、基板と
してシリコンを利用する方法は成形時の条件出しが困難
であり、また、シリコン基板は割れやすいため実用的で
はない。
リコン基板上に形成したフォトレジスト膜に対して記録
すべき情報に基づいて光変調したレーザ光ビームを照射
(これをカッテングプロセスという)して前記フォトレ
ジストを現像し、更に該フォトレジストを用いたエッチ
ングプロセスにより前記シリコン基板上に凹凸パターン
を形成し、この凹凸パターンを形成したシリコン基板を
スタンパとする方法が示されている。この方法は前記電
鋳に伴う問題は回避することができる。しかし、基板と
してシリコンを利用する方法は成形時の条件出しが困難
であり、また、シリコン基板は割れやすいため実用的で
はない。
【0004】一方、前記基板としてニッケル基板を使用
する場合には、ニッケル板をスタンパの厚みである0.
3mm厚に加工してニッケル基板とする。この場合、ニ
ッケル基板には通常反りが発生し、この反りによりフォ
トレジスト塗布時にその膜厚にばらつきが発生する。フ
ォトレジストの膜厚にばらつきがあると、カッティング
時にレーザのフォーカス外れ、あるいはカッティングむ
らが発生することになる。このため、加工に際して基板
を平坦な状態に保持固定することが必要となる。
する場合には、ニッケル板をスタンパの厚みである0.
3mm厚に加工してニッケル基板とする。この場合、ニ
ッケル基板には通常反りが発生し、この反りによりフォ
トレジスト塗布時にその膜厚にばらつきが発生する。フ
ォトレジストの膜厚にばらつきがあると、カッティング
時にレーザのフォーカス外れ、あるいはカッティングむ
らが発生することになる。このため、加工に際して基板
を平坦な状態に保持固定することが必要となる。
【0005】図3は、基板を保持固定する固定治具の従
来例を示す図である。基板にフォトレジスト塗布すると
きあるいは前記フォトレジストを露光するときに前記基
板を固定治具101に固定する。この固定治具101の
表面は平滑に研磨されており、また、その表面には吸着
溝102を形成し、該吸着溝102の中には複数個の吸
着孔103を設ける。
来例を示す図である。基板にフォトレジスト塗布すると
きあるいは前記フォトレジストを露光するときに前記基
板を固定治具101に固定する。この固定治具101の
表面は平滑に研磨されており、また、その表面には吸着
溝102を形成し、該吸着溝102の中には複数個の吸
着孔103を設ける。
【0006】この固定治具101は、その上面に載置し
た基板を前記吸着孔を介して真空吸着することにより保
持固定することができる。この状態で基板に対するフォ
トレジスト塗布工程、あるいはカッティング工程を施す
ことができる。しかしながら、前記ニッケル基板を固定
治具101により吸着すると、基板は前述のように0.
3mm程度と薄いため、基板表面に吸着溝の凹部が現れ
ることがある(ニッケル基板の表面の吸着溝102に対
応する部分に凹みが現れる)。この状態でフォトレジス
トを塗布するとその凹部でレジスト膜厚が厚くなり、処
理不良が発生する。また、基板101の反りが大きいも
のは固定治具101に真空吸着することができずに不良
品となることがある。
た基板を前記吸着孔を介して真空吸着することにより保
持固定することができる。この状態で基板に対するフォ
トレジスト塗布工程、あるいはカッティング工程を施す
ことができる。しかしながら、前記ニッケル基板を固定
治具101により吸着すると、基板は前述のように0.
3mm程度と薄いため、基板表面に吸着溝の凹部が現れ
ることがある(ニッケル基板の表面の吸着溝102に対
応する部分に凹みが現れる)。この状態でフォトレジス
トを塗布するとその凹部でレジスト膜厚が厚くなり、処
理不良が発生する。また、基板101の反りが大きいも
のは固定治具101に真空吸着することができずに不良
品となることがある。
【0007】図4は、反りを矯正する他の方法を説明す
る図である。図に示すように、ニッケル基板202を接
着剤203を介して基板204に接着固定し、次いで前
記ニッケル基板202の表面に平滑な面を有する治具2
01を押し付けて反りを矯正する(図4a)。次いでこ
の状態をしばらく保持して接着剤を硬化さる(図4
b)。これにより、フォトレジスト塗布あるいはカッテ
ィング等の工程を、反りが矯正された基板205に対し
て施すことができる。
る図である。図に示すように、ニッケル基板202を接
着剤203を介して基板204に接着固定し、次いで前
記ニッケル基板202の表面に平滑な面を有する治具2
01を押し付けて反りを矯正する(図4a)。次いでこ
の状態をしばらく保持して接着剤を硬化さる(図4
b)。これにより、フォトレジスト塗布あるいはカッテ
ィング等の工程を、反りが矯正された基板205に対し
て施すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のニッケル基板2
02の表面に平滑な面を有する治具201で押し付けて
反りを矯正する方法は、ニッケル基板にダメージを与え
ることがある。すなわち、反りにより膨出した部分に治
具201が押し付けられる際、治具201の表面とニッ
ケル基板202表面が擦れるため、図4(c)に示すよ
うにキズ205が発生する。このようなキズが発生する
と、その部分に形成するピットは欠陥ピットとなる。
02の表面に平滑な面を有する治具201で押し付けて
反りを矯正する方法は、ニッケル基板にダメージを与え
ることがある。すなわち、反りにより膨出した部分に治
具201が押し付けられる際、治具201の表面とニッ
ケル基板202表面が擦れるため、図4(c)に示すよ
うにキズ205が発生する。このようなキズが発生する
と、その部分に形成するピットは欠陥ピットとなる。
【0009】本発明は、これらの問題点に鑑みてなされ
たもので、基板表面に触れることなく基板の反りを矯正
することのできるスタンパの製造方法を提供する。
たもので、基板表面に触れることなく基板の反りを矯正
することのできるスタンパの製造方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を採用した。
解決するために次のような手段を採用した。
【0011】基板にフォトレジストを塗布し、塗布した
フォトレジストを露光、現像した後、前記基板をエッチ
ングしてスタンパを製造するスタンパの製造方法におい
て、前記フォトレジスト塗布前の工程として、表面が平
坦な基台上に接着剤を塗布する工程と、前記接着剤を塗
布した基台上に前記基板を載置する工程と、前記基台及
び基板に磁界を印加して前記基板を基台側に吸引する工
程を備えた。
フォトレジストを露光、現像した後、前記基板をエッチ
ングしてスタンパを製造するスタンパの製造方法におい
て、前記フォトレジスト塗布前の工程として、表面が平
坦な基台上に接着剤を塗布する工程と、前記接着剤を塗
布した基台上に前記基板を載置する工程と、前記基台及
び基板に磁界を印加して前記基板を基台側に吸引する工
程を備えた。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る
スタンパの製造方法を説明する図である。
照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る
スタンパの製造方法を説明する図である。
【0013】まず、平坦度10μm以下、表面粗さRm
ax0.05μm以下、板厚5mm、直径200mm
の、表面が平滑な基台303上に接着剤(例えば、酢酸
水溶液に浸漬しすることにより接着力が低下するエポキ
シ樹脂等の接着剤)302をロールコーティングし、そ
の上に平坦度200μm、表面粗さRmax0.02μ
m以下、板厚0.3mm、直径200mmのニッケル基
板301を載置した。次いで前記基台303の裏面から
直径200mm、高さ100mmの円筒状電磁石304
あてがい、該電磁石304を励磁して磁束密度を500
0ガウスに維持した。これによりニッケル基板301を
基台303側に吸着してニッケル基板301の反りは矯
正された(図1a)。この状態を略2時間保ち、接着剤
302を硬化させた(図1b)。次いで前記電磁石の励
磁を解除し、基台303に接着して反りが矯正されたニ
ッケル基板301を前記電磁石304から取り外した
(図1c)。このときニッケル基板301の表面の平坦
度は30μm以下になっていた。なお、本実施形態では
基板材料としてニッケルを用いたが、他の強磁性体を用
いることができる。また、前記基板303は強磁性体を
用いるのが好ましい。
ax0.05μm以下、板厚5mm、直径200mm
の、表面が平滑な基台303上に接着剤(例えば、酢酸
水溶液に浸漬しすることにより接着力が低下するエポキ
シ樹脂等の接着剤)302をロールコーティングし、そ
の上に平坦度200μm、表面粗さRmax0.02μ
m以下、板厚0.3mm、直径200mmのニッケル基
板301を載置した。次いで前記基台303の裏面から
直径200mm、高さ100mmの円筒状電磁石304
あてがい、該電磁石304を励磁して磁束密度を500
0ガウスに維持した。これによりニッケル基板301を
基台303側に吸着してニッケル基板301の反りは矯
正された(図1a)。この状態を略2時間保ち、接着剤
302を硬化させた(図1b)。次いで前記電磁石の励
磁を解除し、基台303に接着して反りが矯正されたニ
ッケル基板301を前記電磁石304から取り外した
(図1c)。このときニッケル基板301の表面の平坦
度は30μm以下になっていた。なお、本実施形態では
基板材料としてニッケルを用いたが、他の強磁性体を用
いることができる。また、前記基板303は強磁性体を
用いるのが好ましい。
【0014】図2は、反りを矯正したニッケル基板30
1を用いてスタンパを製造する方法を説明する図であ
る。
1を用いてスタンパを製造する方法を説明する図であ
る。
【0015】まず、基台303上に接着された前記ニッ
ケル基板301上にネガ型フォトレジスト溶液をスピン
コートし、次いで80℃で一時間ベイクして、膜厚20
0nmのネガ型フォトレジスト膜304を成膜した(図
2a)。前記成膜したフォトレジストには厚みむらはな
く均一な厚さに成膜されていた。次に、Arイオンレー
ザを備えたカッティング装置に前記基台303に接着し
たニッケル基板301を取り付け、記録情報に応じて変
調したレ−ザ光をネガ型フォトレジスト膜304に照射
し、該ネガ型フォトレジスト膜304にトラックピッチ
1.6μmのCD(コンパクトディスク)デジタル信号
記録情報の潜像(露光部分)305を形成した。このと
き、ニッケル基板301の表面に凹凸がある場合は、フ
ォーカスが外れカッティングエラーになったりピット形
状にむらができたりするが、本実施例ではそれらは発生
しなかった(図2b)。次に、前記基台303に接着し
たニッケル基板301を110℃に加熱したオーブンに
入れ、略5分間リバーサルベイクを行った。このとき、
前記レーザを照射して露光した部分のネガ型フォトレジ
スト膜には酸触媒が発生し、リバーサルベイクの熱によ
りレジス卜組成物であるノボラック樹脂が酸硬化し、現
像液に対する溶解性は著しく低下する。次いで、ネガ型
フォトレジスト膜304を紫外線により全面露光し、前
記レーザによる未露光部を現像液に対して溶解性を有す
るようにした。次いで現像液(現像液濃度を0.5%)
を用いて略1分間現像処理を行ない、前記酸硬化した部
分以外のネガ型フォトレジスト膜を除去し凹凸パターン
を形成した(図4c)。次いで、前記基台303に接着
したニッケル基板301を100℃で30分間ポストベ
ークを行い、更にArイオンを用いたイオンミリングに
より、ニッケル基板301のネガ型フォトレジスト膜3
04から露出している部分をエッチングした。エッチン
グ条件は、Ar圧力略3×10−2Pa、加速電圧略6
00Vであった。このときのニッケル基板301のエッ
チング速度は略0.05μm/分であり、ニッケル基板
301を0.12μmの深さに削るためには2分24秒
を要した。次いで、エッチングに用いた前記ネガ型フォ
トレジスト膜を酸素アッシングにより除去し、ピット高
さ0.12μmの凹凸パターンを形成したニッケル基板
301を得た(図4d)。
ケル基板301上にネガ型フォトレジスト溶液をスピン
コートし、次いで80℃で一時間ベイクして、膜厚20
0nmのネガ型フォトレジスト膜304を成膜した(図
2a)。前記成膜したフォトレジストには厚みむらはな
く均一な厚さに成膜されていた。次に、Arイオンレー
ザを備えたカッティング装置に前記基台303に接着し
たニッケル基板301を取り付け、記録情報に応じて変
調したレ−ザ光をネガ型フォトレジスト膜304に照射
し、該ネガ型フォトレジスト膜304にトラックピッチ
1.6μmのCD(コンパクトディスク)デジタル信号
記録情報の潜像(露光部分)305を形成した。このと
き、ニッケル基板301の表面に凹凸がある場合は、フ
ォーカスが外れカッティングエラーになったりピット形
状にむらができたりするが、本実施例ではそれらは発生
しなかった(図2b)。次に、前記基台303に接着し
たニッケル基板301を110℃に加熱したオーブンに
入れ、略5分間リバーサルベイクを行った。このとき、
前記レーザを照射して露光した部分のネガ型フォトレジ
スト膜には酸触媒が発生し、リバーサルベイクの熱によ
りレジス卜組成物であるノボラック樹脂が酸硬化し、現
像液に対する溶解性は著しく低下する。次いで、ネガ型
フォトレジスト膜304を紫外線により全面露光し、前
記レーザによる未露光部を現像液に対して溶解性を有す
るようにした。次いで現像液(現像液濃度を0.5%)
を用いて略1分間現像処理を行ない、前記酸硬化した部
分以外のネガ型フォトレジスト膜を除去し凹凸パターン
を形成した(図4c)。次いで、前記基台303に接着
したニッケル基板301を100℃で30分間ポストベ
ークを行い、更にArイオンを用いたイオンミリングに
より、ニッケル基板301のネガ型フォトレジスト膜3
04から露出している部分をエッチングした。エッチン
グ条件は、Ar圧力略3×10−2Pa、加速電圧略6
00Vであった。このときのニッケル基板301のエッ
チング速度は略0.05μm/分であり、ニッケル基板
301を0.12μmの深さに削るためには2分24秒
を要した。次いで、エッチングに用いた前記ネガ型フォ
トレジスト膜を酸素アッシングにより除去し、ピット高
さ0.12μmの凹凸パターンを形成したニッケル基板
301を得た(図4d)。
【0016】次いで、前記基台303を接着したニッケ
ル基板301を20%酢酸水溶液に2時間浸漬し、接着
剤302を膨潤させて基台303からニッケル基板30
1を剥離した(図4e)。このようにして作製したニッ
ケル基板301(スタンパ)を射出成形機に取り付けて
射出成形を行い、CD用のディスク306を成形した
(図4f)。次いで該ディスク306にアルミニウムを
70nm厚にスパッタして反射膜307を成膜し、更に
その上に紫外線硬化樹脂を塗布し、次いで該紫外線硬化
樹脂に紫外線を照射して保護膜308成膜してCD用の
ディスクを得た。このディスクは外観的にも電気的にも
良好なものであった(図4g)。
ル基板301を20%酢酸水溶液に2時間浸漬し、接着
剤302を膨潤させて基台303からニッケル基板30
1を剥離した(図4e)。このようにして作製したニッ
ケル基板301(スタンパ)を射出成形機に取り付けて
射出成形を行い、CD用のディスク306を成形した
(図4f)。次いで該ディスク306にアルミニウムを
70nm厚にスパッタして反射膜307を成膜し、更に
その上に紫外線硬化樹脂を塗布し、次いで該紫外線硬化
樹脂に紫外線を照射して保護膜308成膜してCD用の
ディスクを得た。このディスクは外観的にも電気的にも
良好なものであった(図4g)。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板表面に触れることなく基板の反りを矯正することので
きるスタンパの製造方法を提供することができる。
板表面に触れることなく基板の反りを矯正することので
きるスタンパの製造方法を提供することができる。
【図1】本発明の実施形態に係るスタンパの製造方法を
説明する図である。
説明する図である。
【図2】反りを矯正したニッケル基板を用いてスタンパ
を製造する方法を説明する図である。
を製造する方法を説明する図である。
【図3】基板を固定する固定治具の従来例を示す図であ
る。
る。
【図4】反りを矯正する従来の方法を説明する図であ
る。
る。
301 ニッケル基板
302 接着剤
303 基台
304 電磁石
Claims (2)
- 【請求項1】 基板にフォトレジストを塗布し、塗布し
たフォトレジストを露光、現像した後、前記基板をエッ
チングしてスタンパを製造するスタンパの製造方法にお
いて、 前記フォトレジスト塗布前の工程として、 表面が平坦な基台上に接着剤を塗布する工程と、 前記接着剤を塗布した基台上に前記基板を載置する工程
と、 前記基台及び基板に磁界を印加して前記基板を基台側に
吸引する工程を備えたことを特徴とするスタンパの製造
方法。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 前記基台及び基板に印加する磁界は前記接着剤の硬化後
に除去することを特徴とするスタンパの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002076160A JP2003272252A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | スタンパの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002076160A JP2003272252A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | スタンパの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003272252A true JP2003272252A (ja) | 2003-09-26 |
Family
ID=29205023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002076160A Pending JP2003272252A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | スタンパの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003272252A (ja) |
-
2002
- 2002-03-19 JP JP2002076160A patent/JP2003272252A/ja active Pending
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