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JP2003269081A - 元押装置及び元押装置の据付方法 - Google Patents

元押装置及び元押装置の据付方法

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JP2003269081A
JP2003269081A JP2002072044A JP2002072044A JP2003269081A JP 2003269081 A JP2003269081 A JP 2003269081A JP 2002072044 A JP2002072044 A JP 2002072044A JP 2002072044 A JP2002072044 A JP 2002072044A JP 2003269081 A JP2003269081 A JP 2003269081A
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Japan
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frame
frames
pushing device
excavator
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JP2002072044A
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Masami Oki
正巳 大木
Hideki Moriya
秀樹 森谷
Katsumi Tamura
克己 田村
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発進立坑への搬入及び据え付け作業を容易に行
うことができる元押装置及びその据え付け方法を提供す
る。 【解決手段】掘進機及びこれに後続する埋設管体を地中
に圧入する元押装置において、ジャッキ5,5と、これ
らジャッキ5,5の反力を受ける反力受け部材1Aと、
この反力受け部材1Aを支持する第1のフレーム1a、
この第1のフレーム1aに対しジャッキ5,5の伸縮方
向に進退可能に連結した第2のフレーム1b、及びこの
第2のフレーム1bが第1のフレーム1aから離間した
際に生じる間隙に挟入される第3のフレーム1cからな
るベースフレーム1とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発進立坑内から掘
進機や埋設管体を地中に圧入する元押装置及びその据付
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に地下ケーブルや下水道管路等の比
較的小口径(例えば600mm以下)の管を埋設する場
合の工法の1つとして、いわゆる管推進工法がある。こ
の管推進工法とは、発進立坑内から、掘進機及びこれに
後続して順次接続した埋設管体を地中に圧入し推進して
いくもので、地中を掘進する掘進機に後続する多数の埋
設管体が、連続した埋設管路を形成するようになってい
る。そして、発進立坑内から、掘進機及びこれに後続す
る埋設管体を押圧し、これらを推進するものが、元押装
置である。この元押装置としては、例えば特開2001
−200692号公報に記載のもののように、既に多数
のものが提唱されている。
【0003】ここで、元押装置を据え付ける際には、例
えばクレーン等を用い、元押装置を発進立坑内に吊り降
ろすのが一般的である。ところが、管推進工法により敷
設される管路は一般道路下に敷設される場合が多く、敷
設工事中の周囲の交通に与える影響を考慮すると、上記
の発進立坑及び到達立坑はできるだけ小さい方が好まし
い。こうした背景の下、近年では、圧入式の円形ライナ
ー等の使用により発進立坑は可及的に小径化され、その
結果として発進立坑内への元押装置の吊り降ろし作業は
非常に煩わしいものとなっていた。
【0004】それに対し、従来の元押装置においては、
一般に、予めベースフレームを長手方向に分解してお
き、それぞれ別々に発進立坑内に搬入した後、発進立坑
内でベースフレームをボルト等で繋ぎ合わせて据え付け
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、ベースフレームの連結の際には、分割
されたベースフレーム同士をボルト等で締結するため、
発進立坑内で、一方又は両方のベースフレームをクレー
ン等により吊りながら、互いのボルト穴の位置を合わせ
る必要がある。こうした位置合わせの作業は、一人の作
業者により行われるものではなく、通常、立坑内の作業
者と地上のクレーン操縦者によってなされるものであ
る。そのため、立坑内の作業者の指示の的確性、熟練し
たクレーンの操作技能、また作業者同士の意思の疎通等
を要する作業となる。
【0006】また、元押装置のベースフレームは、据え
付け時に立坑内の側壁に固定されるものであるため、長
手方向両端部が立坑の内壁に近接するよう、立坑内径に
対し可及的に長く形成されている。即ち、ベースフレー
ムと立坑の内壁との間にはあまりスペース的余裕がな
く、ベースフレームの据え付け作業を行うスペースとし
ては、立坑内の空間は非常に狭隘なものである。ベース
フレームを分割して立坑内に搬入する場合、作業者は、
後に搬入される方のベースフレームを、もう一方のベー
スフレームが既に搬入されてより狭くなった空間に慎重
に吊り降ろさなければならない。またこのとき、後から
吊り降ろされるベースフレームのスペースが確保できる
ように、先に搬入したベースフレームを予め立坑内壁に
寄せておく必要もある。こうした微妙な位置の調整作業
は、狭隘な立坑内では労力及び時間を要する煩わしい作
業である。
【0007】本発明は、以上の事柄について鑑みなされ
たものであり、その目的は、発進立坑への搬入及び据え
付け作業を容易に行うことができる元押装置及びその据
え付け方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、発進立坑内に設けられ、掘進機及
びこれに後続する埋設管体を地中に圧入する元押装置に
おいて、複数のジャッキと、これら複数のジャッキの反
力を受ける反力受け部材と、この反力受け部材を支持す
る第1のフレーム、この第1のフレームに対し前記ジャ
ッキの伸縮方向に進退可能に連結した第2のフレーム、
及びこの第2のフレームが前記第1のフレームに対して
離間した際に生じる間隙に挟入される第3のフレームか
らなるベースフレームとを備える。
【0009】本発明においては、ベースフレームを構成
する第2のフレームが第1のフレームに対して進退可能
な構成であるため、第3のフレームを取外し、第1及び
第2フレームを当接させた状態とすることにより、全長
を低減した状態で発進立坑内に元押装置を吊り降ろすこ
とができる。これにより、容易かつ円滑に吊り降ろすこ
とができ、クレーン運転者への作業負担を大幅に軽減す
ることができる。また、その後、残りのベースフレーム
(第3のフレーム)を挿入するスペースも、第2のフレ
ームを移動させ、第1のフレームから離間させることに
より容易に確保することができる。そのため、先に吊り
降ろされたベースフレームの位置を、後から吊り降ろさ
れるベースフレームのために、予め微調整して立坑内壁
に寄せておくといった煩わしい作業も伴わない。更に、
第2のフレームの進退動作は、ガイド手段によりガイド
され、第2のフレームが第1のフレームから離間した後
も、第1のフレームとの軸線方向がずれることがなく、
第3のフレームとのボルト穴の位置合わせも容易にでき
る。以上のように、本発明の元押装置によれば、発進立
坑への搬入及び据え付け作業を容易に行うことができ
る。
【0010】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記第1及び第2のフレームを連結すると共に、第1及
び第2のフレームの間の間隙寸法を調整する間隙調整手
段を設ける。
【0011】(3)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記第1のフレームに対する前記第2の
フレームの進退動作をガイドするガイド手段を備える。
【0012】(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、前記第1及び第2のフレ
ームとの対向端面から突出するよう前記第3のフレーム
上部に設けた突出部と、この突出部に嵌合するよう前記
第1及び第2のフレームの上部に設けた凹部とを設け
る。
【0013】(5)上記(4)において、更に好ましく
は、前記突出部及び凹部の嵌合面の少なくとも一部を、
テーパ面又はR面とする。
【0014】(6)上記(1)乃至(5)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、前記第3のフレームの前
記第1及び第2のフレームとの対向端面の下部に、下方
に向かって縮径するテーパ面又はR面を設ける。
【0015】(7)上記目的を達成するために、本発明
の元押装置の据付方法は、掘進機及びこれに後続する埋
設管体を地中に圧入し推進する元押装置の据付方法にお
いて、ベースフレームを構成する第1及び第2のフレー
ムがほぼ当接した状態で、前記元押装置を発進立坑内に
吊り降ろした後、前記第2のフレームを進出させて前記
第1のフレームとの間に間隙を創出し、創出した間隙に
第3のフレームを挿入して前記第1及び第2のフレーム
と締結する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の元押装置の実施の
形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の元押
装置を用いた管推進工法を行う小口径掘削システムの全
体構成を表す概略図である。この図1において、Dは発
進立坑で、管推進工法では、この発進立坑Dから、予定
した経路に沿って到達立坑(図示せず)に向かって掘進
しつつ、埋設管を順次敷設していく。100は地山を掘
削する掘進機、100aはこの掘進機100の前部(図
1中左側)に装着された回転掘削具で、この回転掘削具
100aの外径は、掘進機100の外径と同等若しくは
それよりも大きく構成されている。200は掘進機10
0に順次後続してトンネルの壁面を形成していく埋設管
体(例えばヒューム管)で、この埋設管体200の外径
は、掘進機100及び回転掘削具100aより小さく形
成されている。また、この埋設管体200は、発進立坑
D内に、例えばクレーン等により順次搬入され、そこ
で、掘進機100に後続させた埋設管体200の最後尾
に接続されるようになっている。
【0017】即ち、施工の際には、最後尾の埋設管体2
00を、発進立坑D内から押圧することにより、先導の
掘進機100に推進力が与えられ、掘進機100は、回
転掘削具100aによって地山の掘削を行いつつ地中を
掘進していく。管推進工法では、こうした作業を順次繰
り返して到達立坑に向かって掘進していくことにより、
発進立坑Dと到達立坑の間に連続した埋設管体200に
よる管路が敷設されるようになっている。また、回転掘
削具100aにより掘削された土砂は、掘進機100の
外周に設けた土砂通路(図示せず)を通り、掘進機10
0後部に設置した土砂取込口(図示せず)から掘進機1
00内へと取り込まれる。そして、後続の埋設管体20
0と共にその中を通して順次設置してきた排出管体25
0を介し、掘進機100内に設けた土砂圧送ポンプ(図
示せず)により、発進立坑D側へと圧送される。
【0018】そして、こうした管推進工法において、発
進立抗D内から埋設管体200(又は掘進機100)を
押圧し、先導の掘進機100及びこれに後続する埋設管
体200を推進するものが元押装置300である。図2
は本実施の形態の元押装置300の全体構成を表す上面
図、図3はその側面図、図4は図2中IV−IV断面による
断面図、図5は図2中左側から見た正面図である。但
し、図5は後述の支圧壁2aを取外した状態を表してい
る。これら図2乃至図5において、1は元押装置300
のベースフレームで、このベースフレーム1は、第1〜
第3フレーム1a〜1cで構成されている。第2フレー
ム1bは、第1フレーム1aに対し、ジャッキ5(後
述)の伸縮方向(図1中左右方向)に進退可能に連結さ
れている。そして、第3フレーム1cは、第2フレーム
1bが第1フレーム1aに対して離間した際に生じる間
隙に挟入されている。1Aはジャッキ5(後述)の反力
受け部材で、この反力受け部材1Aは、第1フレーム1
aに、ほぼ鉛直となるように支持されている。
【0019】2a,2bはベースフレーム1を発進立坑
D内で固定する支圧壁で、これら支圧壁2a,2bは、
図2に示すように、発進立抗Dの内壁面に沿って略円弧
状に形成されている。3はこれら支圧壁2a,2bをベ
ースフレーム1に対して進退させるために複数設けたネ
ジジャッキ(シリンダでも構わない)で、上記支圧壁2
a,2bは、これらネジジャッキ3を介し、それぞれ上
記第2フレーム1b及び反力受け部材1Aに取付けら
れ、ベースフレーム1の長手方向(図1中左右方向)に
進退可能な構成となっている。即ち、支圧壁2a,2b
は、ネジジャッキ3の伸張動作により、発進立坑Dの内
壁に押圧され、この押圧力により元押装置300を稼働
位置にて固定するようになっている。また、4はベース
フレーム1に複数設けたレベルジャッキ(図2参照)
で、このレベルジャッキ4は、そのネジ部がベースフレ
ーム1下部に螺着されたもので、それぞれのベースフレ
ーム1からの突出長さを調節することにより、ベースフ
レーム1のレベルを調整するものである。なお、このレ
ベルジャッキ4として、ネジ式のものの代わりに油圧シ
リンダ等を用いても構わない。
【0020】5は掘進機や後続の埋設管体を推進する油
圧駆動式の複数(この例では2つ)のジャッキで、これ
らジャッキ5,5は、ベースフレーム1上方にて互いに
ほぼ平行かつ水平となるよう、上記反力受け1Aに揺動
可能に支持されている。6はこれらジャッキ5に取付け
られるプレート状の押輪で、この押輪6は、図示しない
挿通口にジャッキ5を挿通し、後述のコッタ11やフラ
ンジ部5b等によりジャッキ5に係止されるようになっ
ている(詳細は後述)。そして、この押輪6は、推進時
には、埋設管体200(或いは掘進機100)の後端面
に当接してジャッキ5による推力を伝達するようになっ
ている。
【0021】7はこの押輪6に取付けられた支持ローラ
(図5参照)で、ジャッキ5は、この支持ローラ7と上
記反力受け部材1Aにより支持されている。8はジャッ
キ5の伸縮に伴って押輪6が走行するための台車、9は
この台車のレールで、レール9は、それぞれ上記フレー
ム1a〜1cの上部に敷設されたレール9a〜9cを連
続的に直線配置したものである。また、各レール9a〜
9cは、それぞれ上記フレーム1a〜1cの上部にプレ
ート10a〜10cを介して固定されている。
【0022】12は推進時にセットされた前述の埋設管
体200(又は掘進機100)を支持するガイドローラ
で、このガイドローラ12は、ベースフレーム1の第2
フレーム1bに取り付けられている。図5において、1
3はこのガイドローラ12の支持板、14はこの支持板
の両端に設けたネジコマ、15はこのネジコマ14に螺
合したネジである。このネジ15は、第2フレーム1b
に対して回転自在に設けられ、このネジ15を回転させ
ることによりネジコマ14を上下に移動させ、ガイドロ
ーラ12の高さ位置を調節できるようになっている。
【0023】また、繁雑防止のため特に図示しないが、
押輪6の前面(図1中左側面)には、セットされる埋設
管体200への当たり面となる押圧部材や埋設管体20
0の後端部を把持する複数のピン等が埋設管体200の
口径に応じて着脱されるようになっている。即ち、埋設
管体200は、前端部が先行の埋設管体200に接続さ
れ、後端部が押輪6に設けたピン等により支持されるよ
うになっており、ジャッキ5の伸張動作により、中間部
分をガイドローラ12により支持されつつ地中に圧入さ
れるようになっている。
【0024】またこのとき、5aはジャッキ5に設けた
溝部で、この溝部5aは、ジャッキ5のシリンダチュー
ブの伸張方向側(図2中左側)端部近傍に設けられ、上
記コッタ11が取付け可能になっている。5bはジャッ
キ5に設けたフランジ部で、このフランジ部5bは、ジ
ャッキ5のシリンダチューブの縮退方向側(図2中右
側)端部近傍に設けられている。これにより、押輪6を
溝部5aよりも前方側(図2中左側)に位置させ、コッ
タ11を溝部5aに嵌合させた場合、押輪6は、コッタ
11に押されてジャッキ5の先端部近傍位置に係止した
状態で推進する。一方、コッタ11を溝部5aから取り
外した場合、押輪6は、フランジ部5bに押されてジャ
ッキ5の後端部近傍位置に係止した状態で推進する。従
って、押輪6が、ジャッキ5における溝部5a又はフラ
ンジ部5b側の位置に選択的に固定可能な構成となり、
ジャッキ5の2ストローク近い距離、掘進機100や埋
設管体200等を推進できるようになっている。この構
成は、言い換えれば、埋設管体200の1/2程度のス
トロークの比較的小型のジャッキ5の使用を可能とし、
装置の小型化に寄与するものである。
【0025】なお、16はジャッキ5の先端にボルト等
で取付けられたストッパで、このストッパ16は、押輪
6のジャッキ5からの脱落を防止するものである。ま
た、17は掘削土砂の排出管で、この排出管17は、埋
設管体200と共に埋設管体200中を順次通してきた
接続してきた前述の排出管体250に接続し、圧送され
る掘削土を通し排出するものである。
【0026】以上の構成の元押装置において、本実施の
形態の最も大きな特徴は、ベースフレーム1の構成にあ
る。前述したように、第2フレーム1bは、第1フレー
ム1aに対し進退可能に設けられており、第3フレーム
1cは、これら第1及び第2フレーム1a,1b間に着
脱可能に設けられている。ここで、20は第1及び第2
フレーム1a,1b間の間隙寸法を調整する間隙調整手
段(図2参照)で、この間隙調整手段20により、第1
及び第2フレーム1a,1bが連結されている。30は
第2フレーム1bの第1フレーム1aに対する進退動作
をガイドするガイド手段(図3参照)である。第2フレ
ーム1bは、このガイド手段30によりガイドされつ
つ、間隙調整手段20により第1フレーム1aに対して
進退させられるようになっている。
【0027】ここで、図6(a)及び図6(b)は図3
中VI−VI矢視で見た元押装置300の下側を表す図で、
第3フレーム1cを取外した状態を表している。これら
図6(a)及び図6(b)に示すように、上記間隙調整
手段20は、第2フレーム1bのビーム1baに例えば
溶接等により取付けたサポート21と、第1フレーム1
aのビーム1aaにボルト等により取付けたボス22
と、サポート21に回転自在に支持されると共にボス2
2に螺合したネジ棒23とで構成されている。
【0028】また、図7(a)〜図7(c)は間隙調整
手段20の詳細構造を表す図で、図7(c)が図6
(a)中VII部の拡大図、図7(a)がこの図7(c)
中a−a断面による側面図、図7(b)が図7(c)中
左側から見た正面図である。これら図7(a)〜図7
(c)に示すように、サポート21は、上記ビーム1b
aに対する取付板21aと、ネジ棒23を把持する把持
プレート21b,21cと、取付板21aの上記ビーム
1baに対する取付け強度を確保するリブ21dとで構
成されている。21eは把持プレート21b,21c間
に介設したスペーサで、把持プレート21b,21c
は、このスペーサ21eを挟み、互いに間隙を介してボ
ルト21fにて締結されている。21ba,21caは
把持プレート21b,21cに穿設した貫通孔である。
【0029】また、23aはネジ棒23の先端に取付け
た当て板で、この当て板23aは、ネジ棒23に取付け
たナット23b,23cに挟持されている。ナット23
b,23cは上記貫通孔21ba,21caよりも小さ
いものであるが、挟持した当て板23aは貫通孔21b
a,21caよりも径が大きく、この当て板23aが把
持部材21b,21cの間に位置することで、ネジ棒2
3は、サポート21に対し回転自在に取り付けられてい
る。
【0030】図8(a)及び図8(b)は図6(a)中
VIII−VIII断面で見たベースフレーム1の断面図、図9
は図8(a)中のIX部拡大図である。上記ガイド手段3
0は、図8(a)、図8(b)及び図9に示すように、
第2フレーム1b側に固着されたブラケット31と、こ
のブラケット31に圧入され把持されたガイドロッド3
2と、第1フレーム1a側にボルト締結(溶接等でも構
わない)されたガイド33とで構成されている。このガ
イド33は、図9に示すように、第1フレーム1aに固
定されたハウジング33aと、このハウジング33a内
に挿入されガイドロッド32を軸方向に摺動可能に挿通
したブッシュ33bと、このブッシュ33bをハウジン
グ33a内に拘止するストッパ33cとで構成されてい
る。
【0031】第1及び第2フレーム1a,1bは、以上
のような連結構造により連結され、間隙調整手段20の
ネジ棒23を、その自由端(図6(a)中右端)部分に
設けた把持部23dをパイプレンチ等の工具で把持して
回転させることにより、このネジ棒23と共に先端に設
けたサポート21がボス22に対して進退するようにな
っている。これにより、第2フレーム1bが、ガイド手
段30によりガイドされつつ、第1フレーム1aに対し
上記ジャッキ5の伸縮方向に移動するようになってい
る。
【0032】つまり、図6(a)では第3フレーム1c
を外し、第2フレーム1bが第1フレーム1aにほぼ当
接するよう退いた状態を示したが、この状態から、間隙
調整手段20を操作することにより、図6(b)に示す
ように第2フレーム1bを第1フレーム1aから離間さ
せることができるようになっている。勿論、これとは逆
に、間隙調整手段20を操作することにより、図6
(b)から図6(a)の状態に第2フレーム1bを移動
させることもできるようになっている。また、元押装置
300をクレーン等により吊り上げた場合、第2フレー
ム1bの荷重によるモーメントは、ガイドロッド32で
受けられ、ネジ棒23には負荷がかからないようになっ
ている。従って、ガイドロッド32は曲げ強さの高い材
質を用いたり、十分な径を有するように形成することが
望ましい。
【0033】また、図8(a)は、図6(a)と同様、
第3フレーム1cを予め取外しておいた状態を表してい
るが、上記要領で図8(b)のように第1及び第2フレ
ーム1a,1bの間に間隙を生じさせることにより、こ
の間隙に第3フレーム1cが挿入可能となる。先に図2
に示した状態は、こうして第3フレーム1cを第1及び
第2フレーム1a,1bの間に挿入し締結したものであ
る。
【0034】ここで、第1〜第3フレーム1a〜1c
は、それぞれベースフレーム1長手方向(図8(b)中
左右方向)に延設したH型鋼等の鋼材で構成されてお
り、それぞれの端部には、鋼板等を用いた取付プレート
18が溶接等により取付けられている。図10(a)は
図8(b)中Xa−Xa断面による第3フレーム1cの断面
図、図10(b)は図8(b)中矢印Xb方向から見た第
1フレーム1aの端面を表す正面図である。これら図1
0(a)及び図10(b)に示すように、第3フレーム
1c端部の取付プレート18には、ボルト取付け用の複
数(この例では4つ)のネジ穴18aが設けられ、これ
らネジ穴18aの位置に対応して第1フレーム1aの取
付プレート18には貫通孔18bが複数(この例では4
つ)設けられている。つまり、第1及び第3フレーム1
a,1cは、図示しないボルトを、第1フレーム1a側
から貫通孔18bを介してネジ穴18aに取り付け締結
するようになっている。なお、第2フレーム1bの取付
プレート18も第1フレーム1aと同様に複数(この場
合4つ)の貫通孔18bを備え、第1フレーム1aと同
様にして第3フレーム1cと締結されるようになってい
る。
【0035】また、前述のように、第1〜第3フレーム
1a〜1cの上部には、それぞれプレート10a〜10
cを介しレール9a〜9cが設けられている。取付け方
法に関しては、次に限られるものではないが、例えば各
プレート10a〜10cは、第1〜第3フレーム1a〜
1cに対しボルト等により締結され、各レール9a〜9
cは、各プレート10a〜10cに例えば溶接等により
取付けられている。このとき、図8(b)に示すよう
に、第3フレーム1cのプレート10c及びレール9c
は、第3フレーム1cの端面から突出している(この突
出した部分を突出部19aとする)。そして、これに対
応して第1フレーム1aのプレート10a及びレール9
aの端部は、第1フレーム1aの端面から第3フレーム
1cの反対側に退いて段差部を形成している(この段差
部を凹部19bとする)。また、これと同様に、第2フ
レーム1bのプレート10b及びレール9bの端部は、
第2フレーム1bの端面から第3フレーム1cの反対側
に退いており、この部分に凹部19bを形成している。
【0036】これにより、図8(b)の状態において、
第1及び第2フレーム1a,1bの間に第3フレーム1
cを挿入した際、第3フレーム1cの突出部19aが、
第1及び第2フレーム1a,1bの凹部19bに嵌合
し、第3フレーム1cの脱落が防止されるようになって
いる。また、これと共に、突出部19aが凹部19bに
嵌合することにより、図10(a)及び図10(b)に
示したネジ穴18a及び貫通孔18bの互いの高さ方向
位置が自然と対応するようになっており、第3フレーム
1cを幅方向(図8(b)中紙面直交方向)にずらすの
みでネジ穴18a及び貫通孔18bの位置が合わさるよ
うになっている。
【0037】次に、上記構成の元押装置300の基本動
作を説明する。まず、圧入開始時には、ジャッキ5のフ
ランジ部5b側に押輪6を係止し、ジャッキ5を全縮し
た状態で、掘進機100をセットする。そして、ジャッ
キ5を伸長し、押輪6により、掘進機100を地山に圧
入する。これにより、掘進機100は、回転掘削具10
0aにより地山を掘削しつつ、ジャッキ5の1ストロー
ク分掘進する。その後、コッタ11を用いて押輪6をジ
ャッキ5の溝部5a側に係止し直し、掘進機100を更
に1ストローク分掘進させる。そして、元押装置300
に埋設管体200をセットし、この掘進機100に後続
させて接続し同様の手順で圧入する。その後、同様に元
押装置300に埋設管体200をセットし、埋設管体2
00に後続させて接続し圧入するといった動作を順次繰
り返し、掘進させていく。これにより、掘進機100に
後続する埋設管体200により埋設管路が地中に敷設さ
れる。
【0038】次に、図11(a)〜図11(c)を用い
て本実施の形態の元押装置300の据付手順を説明す
る。まず、元押装置300を発進立坑D内に搬入すると
きには、図11(a)に示すように、第3フレーム1c
を取外し、第2フレーム1bを第1フレーム1a側に移
動させてベースフレーム1の全長を短くしておく。そし
て、この状態の元押装置300を、地上の発進立坑D付
近に設置したクレーン等により吊り上げ、発進立坑D内
に吊り降ろしていく。
【0039】元押装置300が発進立坑Dの底面に到達
したら、図11(b)のように、間隙調整手段20を操
作して第2フレーム1bを第1フレーム1aから離間さ
せる。そして、第1及び第2フレーム1a,1bの間に
十分な間隙が生じたら、図11(c)に示すように、ク
レーン等により第3フレーム1cを吊り降ろし、第1及
び第2フレーム1a,1bの間に挿入する。このとき、
第1及び第2フレーム1a,1bと、第3フレーム1c
との間に僅かな間隙が存在したまま、第3フレーム1c
を第1及び第2フレーム1a,1bと締結すると、ネジ
棒23に負荷がかかり曲がりの原因になる可能性があ
る。そのため、第3フレーム1cを挿入し、第1及び第
2フレーム1a,1bとのボルト穴の位置合わせをした
後、間隙調整手段20を操作して第1〜第3フレーム1
a〜1cが当接するよう、第2フレーム1bを図中右側
に移動させる。第1〜第3フレーム1a〜1cは、この
手順を踏んだ上で締結するのが好ましい。
【0040】そして、最終的に、支圧壁2a,2bを押
し出し、元押装置300自体を発進立坑Dの内壁に固定
して据付手順を終了する。但し、以上の手順の途中で、
ジャッキ5の伸縮方向が目的の推進方向に一致するよ
う、適宜元押装置300の方向調整は行っておく。
【0041】以上の本実施の形態によれば、図11
(a)のように、第3フレーム1cを取外し第1及び第
2フレーム1a,1bを当接させた状態で発進立坑D内
に元押装置300を吊り降ろすので、ベースフレーム1
の全長が発進立坑Dの径に対して十分小さく、容易かつ
円滑に吊り降ろすことができ、クレーン運転者への作業
負担を大幅に軽減することができる。また、発進立坑D
に元押装置300を搬入した後、残りのベースフレーム
(第3フレーム1c)を挿入するスペースも、間隙調整
手段20の操作により容易に創出することができ、先に
吊り降ろされたベースフレームを後から吊り降ろされる
ベースフレームのために予め位置を微調整して立坑内壁
に寄せておくといった煩わしい作業も伴わない。
【0042】更に、第1及び第2フレーム1a,1b
は、ガイド手段30により進退方向をガイドされるの
で、離間後も軸線方向がずれることがなく、第3フレー
ム1cとのボルト穴の位置合わせも容易にできる。また
このとき、最後に搬入される第3フレーム1cは、比較
的小さく軽量であるため、第1及び第2フレーム1a,
1bとのボルト穴の調整も容易である。
【0043】また、第3フレーム1cと、第1及び第2
フレーム1a,1bとは、互いの突出部19a及び凹部
19bにより嵌合するため、第3フレーム1cが脱落し
てしまうこともなく、また、この際、互いのボルト穴の
高さ方向位置が合うので、これによってもベースフレー
ム連結作業の容易性を向上させることができ、据付作業
を容易化することができる。
【0044】本発明の元押装置の他の実施の形態を図1
2及び図13を用いて説明する。図12は本実施の形態
の元押装置のベースフレームの詳細構造を表す側面図、
図13(a)は図12中矢印XIIIa方向から見た第3フ
レームの正面図、図13(b)は図12中矢印XIIIb方
向から見た第1フレームの正面図である。これら図1
2、図13(a)及び図13(b)に示すように、本実
施の形態と前述の一実施の形態との異なる点は、第1
に、第3フレーム1c'の第1及び第2フレーム1a',
1b'との対向端面の下部にテーパ面を設けたことであ
り、第2に、第3フレーム1c'の突出部19a'と、第
1及び第2フレーム1a',1b'の凹部19b'とが、
少なくとも部分的にテーパ面で嵌合するよう構成したこ
とである。
【0045】即ち、第3フレーム1c'の取付プレート
18Aの下部には、下方に向かって第1及び第2フレー
ム1a',1b'から離間するテーパ部40が設けられて
いる。また図13(a)に示すように、両突出部19
a'には、端面側(図12中左右側)から見て、その下
部側に下方に向かって縮径するテーパブロック50aが
設けられている。またこれに対応し、第1及び第2フレ
ーム1a',1b'の凹部19b'には、取付プレート1
8Bの上部に形成した下方縮径のV型の溝部50bが設
けられている。これらテーパブロック50a及び溝部5
0bは、互いに嵌合するものである。
【0046】即ち、本実施の形態においては、図12に
示すように、第3フレーム1c'を第1及び第2フレー
ム1a',1b'の間に挿入する際、上記テーパ部40が
ガイドとなって、第3フレーム1c'が第1及び第2フ
レーム1a',1b'の間に円滑に導入されるようになっ
ている。更にその後、第3フレーム1c'のテーパブロ
ック50aが、第1及び第2フレーム1a',1b'の溝
部50bにガイドされつつ円滑に嵌合するようになって
いる。
【0047】なお、上記テーパ部40、テーパブロック
50a及び溝部50bのテーパ面を、R面としても構わ
ない。また、テーパブロック50aと溝部50bのテー
パ部分の傾斜角はほぼ同程度とし、テーパブロック50
aを溝部50bに対して相似的に僅かに小さく形成する
と好ましい。こうすることにより、最終的に第3フレー
ム1c'のプレート10cの幅方向両端部が、第1及び
第2プレート1a',1b'の取付プレート18B上に確
実に当接するようになるためである。その他の構成は、
前述の一実施の形態と同様である。
【0048】本実施の形態においても前述の一実施の形
態と同様の効果が得られる。これに加えて本例では、第
3フレーム1c'がテーパ部40にガイドされて円滑に
第1及び第2フレーム1a',1b'間に導かれるので、
ベースフレーム1’の連結作業性をより向上させること
ができる。また、第3フレーム1c'と、第1及び第2
フレーム1a',1b'とが、互いのテーパ面(テーパブ
ロック50a及び溝部50b)をガイドとすることによ
り、第3フレーム1c'の幅方向(図12中紙面直交方
向)位置が、第1及び第2フレーム1a',1b'と合う
ように導かれる。これにより、第3フレーム1c'の挿
入とボルト穴位置合わせを実質的に兼ねることができ、
前述の一実施の形態と比べてもより据付作業を効率化す
ることができる。
【0049】なお、以上の各実施の形態において、間隙
調整手段20は、ネジ棒23によるネジ式のジャッキで
あったが、これに限られる必要はなく、ネジ棒23に代
え、例えば油圧シリンダ等を用いても構わない。また、
ガイド手段30をベースフレーム1,1’の幅方向両側
に設けたが、これにも限られない。例えば、片側1本と
しても構わないし、取付位置も上記に限られず、例えば
ベースフレーム1,1’の幅方向中央寄りに設けても構
わない。更に、間隙調整手段20も、複数設けても良い
し、例えばベースフレーム1,1’の幅方向両側等、他
の位置に設けても勿論構わない。
【0050】また、以上において、押輪6をジャッキ5
の溝部5a又はフランジ部5b側に選択的に係止し、ジ
ャッキ5の約2ストローク分を圧入する構成の元押装置
を例に挙げて説明したが、本発明の技術的思想は、この
種の元押装置に限られず、他の様々な元押装置に対して
適用可能である。例えば、単に1ストローク分の圧入を
行う型のものや、多断式に伸縮し、例えばシリンダチュ
ーブの2〜3倍のストロークを有するジャッキを備えた
型のもの等にも適用可能であり、同様の効果を得ること
ができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、第2のフレームが第1
のフレームに対して進退可能な構成であるため、第3の
フレームを取外し、第1及び第2フレームを当接させた
状態とすることにより、全長を低減した状態で発進立坑
内に元押装置を吊り降ろすことができる。これにより、
容易かつ円滑に吊り降ろすことができ、クレーン運転者
への作業負担を大幅に軽減することができる。また、後
から挿入する第3のフレームのスペースも、第2のフレ
ームを第1のフレームから離間させることにより容易に
確保することができる。そのため、先に吊り降ろされた
ベースフレームの位置を、後から吊り降ろされるベース
フレームのために、予め微調整して立坑内壁に寄せてお
くといった煩わしい作業も伴わない。更に、第2のフレ
ームの進退動作は、ガイド手段によりガイドされるた
め、第1のフレームから離間した後も軸線方向がずれる
ことがなく、第3のフレームとのボルト穴の位置合わせ
も容易にできる。以上のように、本発明の元押装置によ
れば、発進立坑への搬入及び据え付け作業を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の元押装置を用いた管推進工法を行う小
口径掘削システムの全体構成を表す概略図である。
【図2】本発明の元押装置の一実施の形態の全体構成を
表す上面図である。
【図3】本発明の元押装置の一実施の形態の全体構成を
表す側面図である。
【図4】本発明の元押装置の一実施の形態の詳細構成を
表す図2中IV−IV断面による断面図である。
【図5】本発明の元押装置の一実施の形態の全体構成を
表す図2中左側から見た正面図である。
【図6】本発明の元押装置の一実施の形態のベースフレ
ームの下部構造を表す図3中VI−VI矢視図で、第3フレ
ームを取外した状態を表す図である。
【図7】本発明の元押装置の一実施の形態に備えられた
間隙調整手段の詳細構造を表す図である。
【図8】本発明の元押装置の一実施の形態に備えられた
ガイド手段の全体構成を表す図6(a)中VIII−VIII断
面で見たベースフレームの断面図である。
【図9】本発明の元押装置の一実施の形態に備えられた
ガイド手段の詳細構造を表す図8(a)中IX部の拡大図
である。
【図10】本発明の元押装置の一実施の形態に備えられ
た第3のフレームの詳細構造を表す図8(b)中Xa−Xa
断面による断面図、及び本発明の元押装置の一実施の形
態に備えられた第1のフレームの詳細構造を表す図8
(b)中矢印Xb方向から見た正面図である。
【図11】本発明の元押装置の一実施の形態における据
付手順を説明する図である。
【図12】本発明の元押装置の他の実施の形態に備えら
れたベースフレームの詳細構造を表す側面図である。
【図13】本発明の元押装置の他の実施の形態に備えら
れた第3のフレームの詳細構造を表す図12中矢印XIII
a方向から見た正面図、及び本発明の元押装置の他の実
施の形態に備えられた第1のフレームの詳細構造を表す
図12中矢印XIIIb方向から見た正面図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 1’ 反力受け部材 1a,1a' 第1フレーム(第1のフレーム) 1b,1b' 第2フレーム(第2のフレーム) 1c,1c' 第3フレーム(第3のフレーム) 5 ジャッキ 19a,19a' 突出部 19b,19b' 凹部 20 間隙調整手段 30 ガイド手段 100 掘進機 200 埋設管体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 克己 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D054 AC18 AD32 EA03 EA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発進立坑内に設けられ、掘進機及びこれに
    後続する埋設管体を地中に圧入する元押装置において、 複数のジャッキと、 これら複数のジャッキの反力を受ける反力受け部材と、 この反力受け部材を支持する第1のフレーム、この第1
    のフレームに対し前記ジャッキの伸縮方向に進退可能に
    連結した第2のフレーム、及びこの第2のフレームが前
    記第1のフレームに対して離間した際に生じる間隙に挟
    入される第3のフレームからなるベースフレームとを備
    えたことを特徴とする元押装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の元押装置において、前記第
    1及び第2のフレームを連結すると共に、第1及び第2
    のフレームの間の間隙寸法を調整する間隙調整手段を設
    けたことを特徴とする元押装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の元押装置において、
    前記第1のフレームに対する前記第2のフレームの進退
    動作をガイドするガイド手段を備えたことを特徴とする
    元押装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項記載の元押
    装置において、前記第1及び第2のフレームとの対向端
    面から突出するよう前記第3のフレーム上部に設けた突
    出部と、この突出部に嵌合するよう前記第1及び第2の
    フレームの上部に設けた凹部とを設けたことを特徴とす
    る元押装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の元押装置において、前記突
    出部及び凹部の嵌合面の少なくとも一部を、テーパ面又
    はR面としたことを特徴とする元押装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項記載の元押
    装置において、前記第3のフレームの前記第1及び第2
    のフレームとの対向端面の下部に、下方に向かって縮径
    するテーパ面又はR面を設けたことを特徴とする元押装
    置。
  7. 【請求項7】掘進機及びこれに後続する埋設管体を地中
    に圧入し推進する元押装置の据付方法において、 ベースフレームを構成する第1及び第2のフレームがほ
    ぼ当接した状態で、前記元押装置を発進立坑内に吊り降
    ろした後、 前記第2のフレームを進出させて前記第1のフレームと
    の間に間隙を創出し、 創出した間隙に第3のフレームを挿入して前記第1及び
    第2のフレームと締結することを特徴とする元押装置の
    据付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113931276A (zh) * 2021-10-28 2022-01-14 广东恒实建设集团有限公司 地下排水管道非开挖施工方法

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