JP2003262100A - 施工中トンネル内の換気装置 - Google Patents
施工中トンネル内の換気装置Info
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Landscapes
- Ventilation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切羽の進行に拘らず、常時切羽の後方50m
程度から坑口に至る全坑道内の空気を清浄化する。 【解決手段】 切羽12において発生した粉塵等はエア
ーカーテンにより遮断され、集塵機20に確実に捕集さ
れるので、坑道内には常時、浄化された空気が流れる。
トンネル発破時には吸引ダクト24を縮小させることに
より破損を回避する一方、発破後の切羽前進時には吸引
ダクト24を延伸させ、先端吸引部25を切羽の50m
以内に接近させる。このような吸引ダクト24の伸縮動
作を繰り返すことにより、集塵機20を移設することな
く、施工中トンネル内の換気作業を継続することができ
る。
程度から坑口に至る全坑道内の空気を清浄化する。 【解決手段】 切羽12において発生した粉塵等はエア
ーカーテンにより遮断され、集塵機20に確実に捕集さ
れるので、坑道内には常時、浄化された空気が流れる。
トンネル発破時には吸引ダクト24を縮小させることに
より破損を回避する一方、発破後の切羽前進時には吸引
ダクト24を延伸させ、先端吸引部25を切羽の50m
以内に接近させる。このような吸引ダクト24の伸縮動
作を繰り返すことにより、集塵機20を移設することな
く、施工中トンネル内の換気作業を継続することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施工中のトンネル
内における換気装置に関し、特に、切羽で発生する粉塵
等の有害物質の除去を目的とする換気装置に関するもの
である。
内における換気装置に関し、特に、切羽で発生する粉塵
等の有害物質の除去を目的とする換気装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】施工中のトンネル内の換気方法として、
従来、送気方式と排気方式とが知られている。また、本
発明者等は先に、集塵機を用いた施工中トンネル内の換
気方法として、施工中トンネルの坑道に坑口から切羽に
向けて風管を配設し、この風管を介して外部の空気を強
制導入する一方、切羽で発生する粉塵等を切羽近傍に設
置した集塵機により捕集し、集塵機を通過した空気を坑
道を経て坑口から排出する施工中トンネル内の換気方法
において、前記外部空気の強制導入量よりも前記集塵機
による排気量を大きくし、前記集塵機の放風側には風管
を接続し排気口を坑口側へ向けて所定長さ延長したこと
を特徴とする換気方法に係る発明を提案した(特開平1
0−252400号)。当該発明によれば、集塵機から
流出する浄化空気量と切羽に強制導入される空気量との
差に相当する坑内空気が坑道から切羽に向かって流入
し、坑道内にはエアーカーテンの帯域が形成される結
果、切羽において発生した粉塵等は該エアーカーテンに
より遮断され、集塵機に確実に捕集されるため、坑道内
に常時、浄化された空気が流れるものである。
従来、送気方式と排気方式とが知られている。また、本
発明者等は先に、集塵機を用いた施工中トンネル内の換
気方法として、施工中トンネルの坑道に坑口から切羽に
向けて風管を配設し、この風管を介して外部の空気を強
制導入する一方、切羽で発生する粉塵等を切羽近傍に設
置した集塵機により捕集し、集塵機を通過した空気を坑
道を経て坑口から排出する施工中トンネル内の換気方法
において、前記外部空気の強制導入量よりも前記集塵機
による排気量を大きくし、前記集塵機の放風側には風管
を接続し排気口を坑口側へ向けて所定長さ延長したこと
を特徴とする換気方法に係る発明を提案した(特開平1
0−252400号)。当該発明によれば、集塵機から
流出する浄化空気量と切羽に強制導入される空気量との
差に相当する坑内空気が坑道から切羽に向かって流入
し、坑道内にはエアーカーテンの帯域が形成される結
果、切羽において発生した粉塵等は該エアーカーテンに
より遮断され、集塵機に確実に捕集されるため、坑道内
に常時、浄化された空気が流れるものである。
【0003】上記本発明者等による集塵機を用いる換気
方法によれば、坑道内に粉塵を拡散させることがないの
で、坑道内の空気を常時清浄に保つことができ、換気性
能は勿論のこと、設備費やランニングコスト等の点でも
従来の送気方式または排気方式による換気方法より格段
に優れている。しかしながら、上記換気方法では、集塵
機から後方の坑道内は清浄に保たれるものの、集塵機の
前方(切羽側)では効果に乏しく、粉塵の発生源がある
ことから、坑道内は粉塵濃度が高い環境となる。従っ
て、集塵機は切羽にできるだけ近付けて設置することが
望ましいが、発破の際のずり飛散、および、切羽におけ
る作業スペースの制約から、集塵機の設置位置は通常、
切羽から100〜200m後方となる。また、連続的な
切羽の進行に伴い、集塵機を含む換気設備を間欠的に移
設することが必要であり、集塵機と切羽間との距離は必
ず増減することから、集塵機前方における坑道内空気の
浄化には自ずと限界がある。
方法によれば、坑道内に粉塵を拡散させることがないの
で、坑道内の空気を常時清浄に保つことができ、換気性
能は勿論のこと、設備費やランニングコスト等の点でも
従来の送気方式または排気方式による換気方法より格段
に優れている。しかしながら、上記換気方法では、集塵
機から後方の坑道内は清浄に保たれるものの、集塵機の
前方(切羽側)では効果に乏しく、粉塵の発生源がある
ことから、坑道内は粉塵濃度が高い環境となる。従っ
て、集塵機は切羽にできるだけ近付けて設置することが
望ましいが、発破の際のずり飛散、および、切羽におけ
る作業スペースの制約から、集塵機の設置位置は通常、
切羽から100〜200m後方となる。また、連続的な
切羽の進行に伴い、集塵機を含む換気設備を間欠的に移
設することが必要であり、集塵機と切羽間との距離は必
ず増減することから、集塵機前方における坑道内空気の
浄化には自ずと限界がある。
【0004】一方、厚生労働省「ずい道等工事における
粉塵対策に関するガイドライン(平成13年3月)」に
より、管理の推奨値として、切羽より50m付近で好環
境(3mg/m3 )を維持することが要請されている。
この推奨値自体は集塵機を選定して用いることによって
十分クリアできるものの、そのためには、集塵機を常に
切羽から50m以内の近傍に設置することが必要とな
り、現状では、前記したように極めて困難である。
粉塵対策に関するガイドライン(平成13年3月)」に
より、管理の推奨値として、切羽より50m付近で好環
境(3mg/m3 )を維持することが要請されている。
この推奨値自体は集塵機を選定して用いることによって
十分クリアできるものの、そのためには、集塵機を常に
切羽から50m以内の近傍に設置することが必要とな
り、現状では、前記したように極めて困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記集塵機を
用いる換気装置の改良に係るものであり、切羽の進行に
拘らず、常時切羽の後方50m程度から坑口に至る全坑
道内の空気を清浄化することのできるトンネル内の換気
装置を提供することを目的とするものである。
用いる換気装置の改良に係るものであり、切羽の進行に
拘らず、常時切羽の後方50m程度から坑口に至る全坑
道内の空気を清浄化することのできるトンネル内の換気
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、施工中トンネ
ルの坑道に坑口から切羽に向けて配設され、外部の空気
を強制導入するための風管と、坑道内に設置され、切羽
で発生する粉塵等を捕集し、清浄化した空気を坑口に向
けて排気する集塵機とから構成され、前記外部空気の強
制導入量よりも前記集塵機による排気量を大とすること
により集塵機の設置位置を含む坑道内にエアーカーテン
帯域を形成する換気装置において、前記集塵機の吸気側
に所定長の吸引ダクトが切羽に向けて設けられてなるこ
とを特徴とするものである。前記吸引ダクトの長さは伸
縮可能とし、軟質材からなり、耐負圧とすることが好ま
しい。また、吸引ダクトは鋼線で円筒形に補強された軟
質合成樹脂シートからなることが好ましい。前記吸引ダ
クトは硬質のユニットダクトからなり該ユニットダクト
を連結・切離することによりダクト長を調整可能とする
ことが好ましい。前記吸引ダクトの吸引口に、前記集塵
機の排気量より大容量を送風可能な送風機を接続するこ
とが好ましい。また、この送風機を移動台車上に載置
し、集塵機と送風機間の距離を調整することにより前記
吸引ダクトの長さを伸縮可能とすることが好ましく、吸
引ダクトは軟質合成樹脂シートからなることが好まし
い。
ルの坑道に坑口から切羽に向けて配設され、外部の空気
を強制導入するための風管と、坑道内に設置され、切羽
で発生する粉塵等を捕集し、清浄化した空気を坑口に向
けて排気する集塵機とから構成され、前記外部空気の強
制導入量よりも前記集塵機による排気量を大とすること
により集塵機の設置位置を含む坑道内にエアーカーテン
帯域を形成する換気装置において、前記集塵機の吸気側
に所定長の吸引ダクトが切羽に向けて設けられてなるこ
とを特徴とするものである。前記吸引ダクトの長さは伸
縮可能とし、軟質材からなり、耐負圧とすることが好ま
しい。また、吸引ダクトは鋼線で円筒形に補強された軟
質合成樹脂シートからなることが好ましい。前記吸引ダ
クトは硬質のユニットダクトからなり該ユニットダクト
を連結・切離することによりダクト長を調整可能とする
ことが好ましい。前記吸引ダクトの吸引口に、前記集塵
機の排気量より大容量を送風可能な送風機を接続するこ
とが好ましい。また、この送風機を移動台車上に載置
し、集塵機と送風機間の距離を調整することにより前記
吸引ダクトの長さを伸縮可能とすることが好ましく、吸
引ダクトは軟質合成樹脂シートからなることが好まし
い。
【0007】
【作用】切羽において発生した粉塵等は坑道内のエアー
カーテン帯域により遮断され、集塵機に確実に捕集され
るため、坑道内には常時、浄化された空気が流れる。ト
ンネル発破時には吸引ダクトを縮小させることにより破
損を回避する一方、発破後の切羽前進時には吸引ダクト
を延伸させ、先端吸引部を切羽の50m以内に接近させ
る。このような吸引ダクトの伸縮動作を繰り返すことに
より、集塵機を移設することなく、施工中トンネル内の
換気作業を継続することができる。
カーテン帯域により遮断され、集塵機に確実に捕集され
るため、坑道内には常時、浄化された空気が流れる。ト
ンネル発破時には吸引ダクトを縮小させることにより破
損を回避する一方、発破後の切羽前進時には吸引ダクト
を延伸させ、先端吸引部を切羽の50m以内に接近させ
る。このような吸引ダクトの伸縮動作を繰り返すことに
より、集塵機を移設することなく、施工中トンネル内の
換気作業を継続することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好適な実施形態を説明する。図1には、風管14と
集塵機20とから構成される本発明に係る換気装置10
が示されており、図中、白抜き矢印は新鮮空気または浄
化済の空気の流れを表し、黒色の矢印は汚染された空気
の流れを表している。施工中のトンネル11の坑道内に
は図示されてない坑口(図1において左方)から切羽1
2に向けて合成樹脂製シートからなる風管14が配設さ
れ、風管14から外部の新鮮な空気が供給されるように
なっている。当該空気は、坑内作業において消費され
る、内燃機関のための燃焼用の酸素と、作業員のための
呼吸用の酸素を補充するためのものであり、長距離の送
風に要する消費電力の点からも必要最少量とされてい
る。
明の好適な実施形態を説明する。図1には、風管14と
集塵機20とから構成される本発明に係る換気装置10
が示されており、図中、白抜き矢印は新鮮空気または浄
化済の空気の流れを表し、黒色の矢印は汚染された空気
の流れを表している。施工中のトンネル11の坑道内に
は図示されてない坑口(図1において左方)から切羽1
2に向けて合成樹脂製シートからなる風管14が配設さ
れ、風管14から外部の新鮮な空気が供給されるように
なっている。当該空気は、坑内作業において消費され
る、内燃機関のための燃焼用の酸素と、作業員のための
呼吸用の酸素を補充するためのものであり、長距離の送
風に要する消費電力の点からも必要最少量とされてい
る。
【0009】切羽12の手前には集塵機20を設置し、
切羽12で発生する粉塵やヒュームを捕集する。集塵機
20の定格風量は、外部空気の強制導入量よりも集塵機
20による排気量が大きくなるようにし、切羽12から
生じる粉塵等の混在した汚染空気を十分に捕捉し得る容
量のものを選定することが必要である。トンネルの規模
にもよるが、例えば、トンネル断面が80m2 程度の場
合には、最大風量1500m3 /分程度のものが用いら
れる。また、集塵機20は、フィルタの目詰まり防止対
策を考慮した、連続自動再生機能を保有するものが好ま
しい。
切羽12で発生する粉塵やヒュームを捕集する。集塵機
20の定格風量は、外部空気の強制導入量よりも集塵機
20による排気量が大きくなるようにし、切羽12から
生じる粉塵等の混在した汚染空気を十分に捕捉し得る容
量のものを選定することが必要である。トンネルの規模
にもよるが、例えば、トンネル断面が80m2 程度の場
合には、最大風量1500m3 /分程度のものが用いら
れる。また、集塵機20は、フィルタの目詰まり防止対
策を考慮した、連続自動再生機能を保有するものが好ま
しい。
【0010】集塵機20の吸気口22には切羽12側へ
向けて吸引ダクト24が接続されている。吸引ダクト2
4は合成樹脂製シート等の軟質材からなり、トンネル1
1の坑道方向に伸縮自在となっている。また、吸引ダク
ト24は集塵機20の吸引圧力に対しても閉塞しないよ
うに、鋼線で円筒形に補強しておくことが望ましい。吸
引ダクト24の長さに関しては、集塵機20の設置位置
に後述するエアーカーテンを形成するのに必要な長さを
とることが重要である他、切羽12の進行速度や発破時
の退避距離等を考慮して決定する。即ち、発破時の飛石
等による破損防止のため、切羽12の後方約50m程度
まで退避させる必要がある。また、トンネル施工用機械
設備の設置スペースによる制約から、集塵機20の設置
位置は切羽後方70〜100mとなる。更に、例えば、
トンネル掘進速度を3〜4m/日とし、半月毎に移動、
盛替を行うとすれば、50m程度の屈伸を見込む必要が
ある。これらの条件を考慮すれば、吸引ダクト長は70
〜150mの伸縮長となる。一方、エアーカーテンの形
成条件に関しては、トンネル等価直径の5倍以上の距離
で有効性が確認されているので、70mで十分な長さと
なる。
向けて吸引ダクト24が接続されている。吸引ダクト2
4は合成樹脂製シート等の軟質材からなり、トンネル1
1の坑道方向に伸縮自在となっている。また、吸引ダク
ト24は集塵機20の吸引圧力に対しても閉塞しないよ
うに、鋼線で円筒形に補強しておくことが望ましい。吸
引ダクト24の長さに関しては、集塵機20の設置位置
に後述するエアーカーテンを形成するのに必要な長さを
とることが重要である他、切羽12の進行速度や発破時
の退避距離等を考慮して決定する。即ち、発破時の飛石
等による破損防止のため、切羽12の後方約50m程度
まで退避させる必要がある。また、トンネル施工用機械
設備の設置スペースによる制約から、集塵機20の設置
位置は切羽後方70〜100mとなる。更に、例えば、
トンネル掘進速度を3〜4m/日とし、半月毎に移動、
盛替を行うとすれば、50m程度の屈伸を見込む必要が
ある。これらの条件を考慮すれば、吸引ダクト長は70
〜150mの伸縮長となる。一方、エアーカーテンの形
成条件に関しては、トンネル等価直径の5倍以上の距離
で有効性が確認されているので、70mで十分な長さと
なる。
【0011】吸引ダクト24の設置方法としては、種々
の形態を採用することができるが、例えば、トンネル1
0の坑道に沿ってレール30を敷設しておき、これに吸
引ダクト24を吊下し、ギヤードモーター32の駆動に
よって吸引ダクト24を構成する軟管24Bをレール3
0上を伸縮させるようにしてもよい。なお、図1におい
て、符号33は集塵台車21に設けられた吸引ダクト2
4を固定・支持するためのプッシュロッドであり、符号
34はレール30を坑壁に設置するアンカーである。
の形態を採用することができるが、例えば、トンネル1
0の坑道に沿ってレール30を敷設しておき、これに吸
引ダクト24を吊下し、ギヤードモーター32の駆動に
よって吸引ダクト24を構成する軟管24Bをレール3
0上を伸縮させるようにしてもよい。なお、図1におい
て、符号33は集塵台車21に設けられた吸引ダクト2
4を固定・支持するためのプッシュロッドであり、符号
34はレール30を坑壁に設置するアンカーである。
【0012】上記実施形態において、切羽12近傍には
風管14より新鮮な空気が供給されると共に、切羽12
において発生した粉塵等は吸引ダクト24の先端部吸引
口25から吸引され、大容量の集塵機20によって全て
捕捉される。この結果、集塵機20の排気口26から浄
化された空気が坑道内を後方の坑口に向けて放風され
る。このとき、排気口26から放風される浄化空気量Q
2 は、切羽12に供給される新鮮な空気量Q1 より大き
く設定されているので、風量バランスからQ2 −Q 1 に
相当する坑内空気が坑道から切羽12に向かって流入す
る。この結果、吸引ダクト24の先端部吸引口25から
集塵機20の排気口26までの間の坑道にはエアーカー
テン帯域が形成される。
風管14より新鮮な空気が供給されると共に、切羽12
において発生した粉塵等は吸引ダクト24の先端部吸引
口25から吸引され、大容量の集塵機20によって全て
捕捉される。この結果、集塵機20の排気口26から浄
化された空気が坑道内を後方の坑口に向けて放風され
る。このとき、排気口26から放風される浄化空気量Q
2 は、切羽12に供給される新鮮な空気量Q1 より大き
く設定されているので、風量バランスからQ2 −Q 1 に
相当する坑内空気が坑道から切羽12に向かって流入す
る。この結果、吸引ダクト24の先端部吸引口25から
集塵機20の排気口26までの間の坑道にはエアーカー
テン帯域が形成される。
【0013】従って、切羽12において発生した粉塵等
はエアーカーテンにより遮断され、集塵機20に確実に
捕集されるので、坑道内には常時、浄化された空気が流
れるようになる。また、坑道内のディーゼル機関による
排ガスなどもこの浄化空気により換気され、排ガスの濃
縮化の虞もない。なお、外部空気導入用風管14の先端
導入口は、切羽12の後方50mから集塵機20本体ま
での間に位置させれば良い。ただし、この先端導入口を
切羽12に接近させ過ぎると送風速度によっては切羽側
の汚染されたリターンエアが乱されて後方に拡散するの
で、吸引ダクト24による効率的な吸引捕集の妨げとな
る。
はエアーカーテンにより遮断され、集塵機20に確実に
捕集されるので、坑道内には常時、浄化された空気が流
れるようになる。また、坑道内のディーゼル機関による
排ガスなどもこの浄化空気により換気され、排ガスの濃
縮化の虞もない。なお、外部空気導入用風管14の先端
導入口は、切羽12の後方50mから集塵機20本体ま
での間に位置させれば良い。ただし、この先端導入口を
切羽12に接近させ過ぎると送風速度によっては切羽側
の汚染されたリターンエアが乱されて後方に拡散するの
で、吸引ダクト24による効率的な吸引捕集の妨げとな
る。
【0014】続いて、図2を参照しながら、本実施形態
の作用を説明する。図2(1)は、本換気装置10の定
常作業である吸引作業状態を示しており、前述の図1と
同一の図である。図2(2)は、発破退避時において吸
引ダクト24が縮小形態をとった状態を示しており、こ
の時、吸引作業は停止している。この過程では、ギヤー
ドモーター32を作動させて吸引ダクト24の吸引口2
5を切羽12から後退させ、破損から守ることができる
ようになっている。図2(3)には、前記発破により切
羽12が前進した状態が図示されている。この段階で
は、坑道に沿ってレール30を前進敷設した後、ギヤー
ドモーター32を作動させて吸引ダクト24を延伸さ
せ、その吸引口25を切羽12から50m以内に接近さ
せる。また、吸引ダクト24の延伸に合わせて、風管1
4も切羽12側へ延伸させる。
の作用を説明する。図2(1)は、本換気装置10の定
常作業である吸引作業状態を示しており、前述の図1と
同一の図である。図2(2)は、発破退避時において吸
引ダクト24が縮小形態をとった状態を示しており、こ
の時、吸引作業は停止している。この過程では、ギヤー
ドモーター32を作動させて吸引ダクト24の吸引口2
5を切羽12から後退させ、破損から守ることができる
ようになっている。図2(3)には、前記発破により切
羽12が前進した状態が図示されている。この段階で
は、坑道に沿ってレール30を前進敷設した後、ギヤー
ドモーター32を作動させて吸引ダクト24を延伸さ
せ、その吸引口25を切羽12から50m以内に接近さ
せる。また、吸引ダクト24の延伸に合わせて、風管1
4も切羽12側へ延伸させる。
【0015】上記(2)と(3)の状態を繰り返すこと
により、約50m程度は集塵台車21を移設することな
く、上記(1)の定常換気作業を継続することができ
る。吸引ダクト24の延伸が限界となった時には、
(4)に示すように、集塵台車21を前進させ、使用済
のレール30を切羽12側に盛り替え、プッシュロッド
33を介して吸引ダクト24を移設する。このように、
本実施形態ではレール30を前進敷設し、トラックの移
動によって換気装置全体を容易に前進させることが可能
であり、トンネル工事の進捗に合わせ、こまめな延伸を
実施することができる。
により、約50m程度は集塵台車21を移設することな
く、上記(1)の定常換気作業を継続することができ
る。吸引ダクト24の延伸が限界となった時には、
(4)に示すように、集塵台車21を前進させ、使用済
のレール30を切羽12側に盛り替え、プッシュロッド
33を介して吸引ダクト24を移設する。このように、
本実施形態ではレール30を前進敷設し、トラックの移
動によって換気装置全体を容易に前進させることが可能
であり、トンネル工事の進捗に合わせ、こまめな延伸を
実施することができる。
【0016】次に、本発明による他の実施形態を図3に
基づき説明する。本実施形態は、吸引ダクト24が硬管
24Aと軟管24Bとから構成されている点で図1に示
した実施形態と相違するが、その他の点では前記実施形
態と同一であるので、図1と同じ部材には同一の符号を
付してその説明を省略する。集塵機20の吸気口22に
接続された硬管24Aは金属製で、集塵機20の吸気側
の負圧に耐え得るようになっている。また、硬管24A
は2〜4m程度の固定長とし、このユニットダクトを連
結・切離することにより、吸引ダクト24の長さを伸縮
可能としている。
基づき説明する。本実施形態は、吸引ダクト24が硬管
24Aと軟管24Bとから構成されている点で図1に示
した実施形態と相違するが、その他の点では前記実施形
態と同一であるので、図1と同じ部材には同一の符号を
付してその説明を省略する。集塵機20の吸気口22に
接続された硬管24Aは金属製で、集塵機20の吸気側
の負圧に耐え得るようになっている。また、硬管24A
は2〜4m程度の固定長とし、このユニットダクトを連
結・切離することにより、吸引ダクト24の長さを伸縮
可能としている。
【0017】本実施形態でも切羽12側には軟管24B
を用いているが、この軟管24Bは図1で説明した伸縮
自在の合成樹脂製シートと同じである。本実施形態によ
れば、図3(3)に示すように、後方に待機させておい
た硬管24A、24Aを継ぎ足すことにより、吸引ダク
ト24を容易に1日の切羽進行に合わせたダクト長とす
ることができる。
を用いているが、この軟管24Bは図1で説明した伸縮
自在の合成樹脂製シートと同じである。本実施形態によ
れば、図3(3)に示すように、後方に待機させておい
た硬管24A、24Aを継ぎ足すことにより、吸引ダク
ト24を容易に1日の切羽進行に合わせたダクト長とす
ることができる。
【0018】次に、本発明による他の実施形態を図4に
基づき説明する。本実施形態では、吸引ダクト24の吸
引口25に、集塵機の排気量より大容量の送風が可能な
送風機40が接続されている。送風機40は自走式の移
動台車41上に載置しておくことが好ましく、集塵機2
0と送風機40間の距離を調整することによって吸引ダ
クト24の長さを伸縮可能としている。また、集塵台車
21と送風機40の移動台車41間には、メッセンジャ
ーワイヤ42が懸架され、このメッセンジャーワイヤ4
2には吸引ダクト24が接続されている。そこで、メッ
センジャーワイヤ42を巻き取ることによって、移動台
車41を後退させ、以て、吸引ダクト24を縮小させる
ことができる(図4(2))。一方、吸引ダクト24を
延伸するには送風機40の移動台車41を前進させれば
良く(図4(3))、また、集塵台車21の移設に際し
ては、メッセンジャーワイヤ42を一定のテンションに
保ちつつ、集塵台車21と移動台車41を微速前進させ
れば良い。
基づき説明する。本実施形態では、吸引ダクト24の吸
引口25に、集塵機の排気量より大容量の送風が可能な
送風機40が接続されている。送風機40は自走式の移
動台車41上に載置しておくことが好ましく、集塵機2
0と送風機40間の距離を調整することによって吸引ダ
クト24の長さを伸縮可能としている。また、集塵台車
21と送風機40の移動台車41間には、メッセンジャ
ーワイヤ42が懸架され、このメッセンジャーワイヤ4
2には吸引ダクト24が接続されている。そこで、メッ
センジャーワイヤ42を巻き取ることによって、移動台
車41を後退させ、以て、吸引ダクト24を縮小させる
ことができる(図4(2))。一方、吸引ダクト24を
延伸するには送風機40の移動台車41を前進させれば
良く(図4(3))、また、集塵台車21の移設に際し
ては、メッセンジャーワイヤ42を一定のテンションに
保ちつつ、集塵台車21と移動台車41を微速前進させ
れば良い。
【0019】送風機40としては、集塵機20までの距
離を送風することができる、吐出風量が大きく低圧のも
のを用いることが好ましい。本実施形態では、送風機4
0を追加して設置する必要があるが、集塵機の吸気口2
2に接続された吸引ダクト24内は正圧となるから、図
1〜図3で説明したような耐負圧用吸引ダクトを準備す
る必要がなく、吸引ダクト24として軟質合成樹脂シー
トからなる通常の風管を用いることで足りる。また、図
1〜図3に示す方式と比べて、トンネル10の坑道内に
レール30を敷設する必要もなくなる。なお、符号44
は、吸引ダクト24において接続された集塵機の吸気口
22側に設けた逆止弁であり、吸気口22が負圧となっ
て閉塞または不整脈動が発生することを防止する機能を
有している。
離を送風することができる、吐出風量が大きく低圧のも
のを用いることが好ましい。本実施形態では、送風機4
0を追加して設置する必要があるが、集塵機の吸気口2
2に接続された吸引ダクト24内は正圧となるから、図
1〜図3で説明したような耐負圧用吸引ダクトを準備す
る必要がなく、吸引ダクト24として軟質合成樹脂シー
トからなる通常の風管を用いることで足りる。また、図
1〜図3に示す方式と比べて、トンネル10の坑道内に
レール30を敷設する必要もなくなる。なお、符号44
は、吸引ダクト24において接続された集塵機の吸気口
22側に設けた逆止弁であり、吸気口22が負圧となっ
て閉塞または不整脈動が発生することを防止する機能を
有している。
【0020】
【実施例】トンネル延長約1000m、掘削断面積75
m2 のトンネル施工に、図1で説明した本発明の換気装
置10を採用した。即ち、掘削当初、切羽12の後方1
00mに定格風量1500m3 /分(55kw×2)の
集塵機20を設置し、その吸気口22に切羽12側へ向
けた吸引ダクト24を接続した。吸引ダクト24の直径
は1500mmであり、伸縮可能長は50〜100mで
ある。この集塵機20により、切羽12で発生する発破
の後ガス、煤煙、吹付作業、ずり積み込み作業の粉塵、
排ガスなどの有害物質を除去し、浄化空気を得た。集塵
機20から放風される浄化空気量(Q2 )は1500m
3 /分である。また、送気用の風管14(1400mm
φ)には定格風量1350m3 /分(55kw×2)の
送気ファンを接続し、新鮮な空気(風量Q1 )を135
0m3/分で供給した。従って、リターンエア風量(Q
2 −Q1 )は150m3 /分となる。
m2 のトンネル施工に、図1で説明した本発明の換気装
置10を採用した。即ち、掘削当初、切羽12の後方1
00mに定格風量1500m3 /分(55kw×2)の
集塵機20を設置し、その吸気口22に切羽12側へ向
けた吸引ダクト24を接続した。吸引ダクト24の直径
は1500mmであり、伸縮可能長は50〜100mで
ある。この集塵機20により、切羽12で発生する発破
の後ガス、煤煙、吹付作業、ずり積み込み作業の粉塵、
排ガスなどの有害物質を除去し、浄化空気を得た。集塵
機20から放風される浄化空気量(Q2 )は1500m
3 /分である。また、送気用の風管14(1400mm
φ)には定格風量1350m3 /分(55kw×2)の
送気ファンを接続し、新鮮な空気(風量Q1 )を135
0m3/分で供給した。従って、リターンエア風量(Q
2 −Q1 )は150m3 /分となる。
【0021】本実施例において、吹付け作業時における
切羽12の粉塵濃度は6〜7mg/m3 であるのに対し
て、切羽後方50m地点における粉塵濃度を測定したと
ころ、0.1mg/m3 となっていた。なお、集塵機2
0における清浄度は0.1mg/m3 以下であり、集塵
機20後方の坑道内は風速0.3m/秒、粉塵濃度0.
5mg/m3 以下となった。
切羽12の粉塵濃度は6〜7mg/m3 であるのに対し
て、切羽後方50m地点における粉塵濃度を測定したと
ころ、0.1mg/m3 となっていた。なお、集塵機2
0における清浄度は0.1mg/m3 以下であり、集塵
機20後方の坑道内は風速0.3m/秒、粉塵濃度0.
5mg/m3 以下となった。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、集塵機の
吸い込み位置が当該集塵機より更に前方の切羽側となる
ので、エアーカーテン帯域の作用と相俟って、切羽が進
行しても常時切羽の後方50m程度以降まで集塵効果を
拡張することができるという優れた効果を有する。ま
た、集塵機を無理に切羽へ接近させる必要から解放され
ることにより、切羽作業の支障にならないだけでなく、
発破の衝撃波や飛石による損傷のリスクが低減し、トン
ネル工の安全性が確保される。請求項2〜請求項8記載
の発明によれば、吸引ダクトの退避および延伸作業が容
易となり、トンネル内換気作業が効率化されると共に、
工事の安全性もより一層担保される。
吸い込み位置が当該集塵機より更に前方の切羽側となる
ので、エアーカーテン帯域の作用と相俟って、切羽が進
行しても常時切羽の後方50m程度以降まで集塵効果を
拡張することができるという優れた効果を有する。ま
た、集塵機を無理に切羽へ接近させる必要から解放され
ることにより、切羽作業の支障にならないだけでなく、
発破の衝撃波や飛石による損傷のリスクが低減し、トン
ネル工の安全性が確保される。請求項2〜請求項8記載
の発明によれば、吸引ダクトの退避および延伸作業が容
易となり、トンネル内換気作業が効率化されると共に、
工事の安全性もより一層担保される。
【図1】本発明の換気装置を示すトンネル断面図であ
る。
る。
【図2】図1の換気装置による作業手順を示す説明図で
ある。
ある。
【図3】他の換気装置による作業手順を示す説明図であ
る。
る。
【図4】さらに別の換気装置による作業手順を示す説明
図である。
図である。
10 換気装置
11 トンネル
12 切羽
14 風管
20 集塵機
24 吸引ダクト
24A 硬管
24B 軟管
30 レール
32 ギヤードモーター
40 送風機
41 移動台車
42 メッセンジャーワイヤ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 広瀬 俊文
宮城県仙台市青葉区立町26番20号 株式会
社熊谷組東北支店内
(72)発明者 西村 章
東京都港区芝5丁目16番7号 株式会社流
機エンジニアリング内
Claims (8)
- 【請求項1】 施工中トンネルの坑道に坑口から切羽に
向けて配設され、外部の空気を強制導入するための風管
と、坑道内に設置され、切羽で発生する粉塵等を捕集
し、清浄化した空気を坑口に向けて排気する集塵機とか
ら構成され、前記外部空気の強制導入量よりも前記集塵
機による排気量を大とすることにより集塵機の設置位置
を含む坑道内にエアーカーテン帯域を形成する換気装置
において、前記集塵機の吸気側に所定長の吸引ダクトが
切羽に向けて設けられてなることを特徴とする施工中ト
ンネル内の換気装置。 - 【請求項2】 前記吸引ダクトの長さが伸縮可能とされ
てなる請求項1記載の施工中トンネル内の換気装置。 - 【請求項3】 前記吸引ダクトが軟質材からなり、耐負
圧とされてなる請求項2記載の施工中トンネル内の換気
装置。 - 【請求項4】 前記吸引ダクトが鋼線で円筒形に補強さ
れた軟質合成樹脂シートからなる請求項3記載の施工中
トンネル内の換気装置。 - 【請求項5】 前記吸引ダクトが硬質のユニットダクト
からなり該ユニットダクトを連結・切離することにより
ダクト長を調整可能とした請求項2記載の施工中トンネ
ル内の換気装置。 - 【請求項6】 前記吸引ダクトの吸引口に、前記集塵機
の排気量より大容量を送風可能な送風機が接続されてな
る請求項1記載の施工中トンネル内の換気装置。 - 【請求項7】 前記送風機が移動台車上に載置され、集
塵機と送風機間の距離を調整することにより前記吸引ダ
クトの長さが伸縮可能とされてなる請求項6記載の施工
中トンネル内の換気装置。 - 【請求項8】 前記吸引ダクトが軟質合成樹脂シートか
らなる請求項7記載の施工中トンネル内の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002064777A JP2003262100A (ja) | 2002-03-11 | 2002-03-11 | 施工中トンネル内の換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002064777A JP2003262100A (ja) | 2002-03-11 | 2002-03-11 | 施工中トンネル内の換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003262100A true JP2003262100A (ja) | 2003-09-19 |
Family
ID=29197392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002064777A Pending JP2003262100A (ja) | 2002-03-11 | 2002-03-11 | 施工中トンネル内の換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003262100A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102527687A (zh) * | 2010-12-16 | 2012-07-04 | 上海市电力公司 | 一种地下变电站粉尘控制方法 |
CN102562064A (zh) * | 2010-12-20 | 2012-07-11 | 河南理工大学 | 综掘工作面隔尘集尘方法 |
CN101550837B (zh) * | 2009-05-08 | 2012-08-29 | 上海市隧道工程轨道交通设计研究院 | 公路隧道机械分散排风的方法 |
CN101550839B (zh) * | 2009-05-08 | 2014-08-13 | 上海市隧道工程轨道交通设计研究院 | 公路隧道机械分散排风装置 |
KR101482882B1 (ko) * | 2013-11-07 | 2015-01-14 | 현대건설주식회사 | 터널 시공중 주환기장치와 연결이 가능하고 워터 커튼형성이 가능한 이동식 급속환기 시스템 및 환기 방법 |
JP2015052266A (ja) * | 2014-11-10 | 2015-03-19 | 株式会社大林組 | 切羽封じ込め装置 |
JP2016142029A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 大成建設株式会社 | トンネル換気装置および換気方法 |
CN109057855A (zh) * | 2018-09-25 | 2018-12-21 | 中国五冶集团有限公司 | 箱式隧道水幕降尘装置 |
JP2021042612A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 株式会社流機エンジニアリング | トンネル工事用装置およびトンネル工事方法 |
CN113027508A (zh) * | 2021-03-19 | 2021-06-25 | 中煤东方市政建设集团有限公司 | 一种城市隧道施工降尘设备 |
CN115853569A (zh) * | 2022-12-14 | 2023-03-28 | 国能神东煤炭集团有限责任公司 | 通风系统 |
-
2002
- 2002-03-11 JP JP2002064777A patent/JP2003262100A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101550837B (zh) * | 2009-05-08 | 2012-08-29 | 上海市隧道工程轨道交通设计研究院 | 公路隧道机械分散排风的方法 |
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JP2021042612A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 株式会社流機エンジニアリング | トンネル工事用装置およびトンネル工事方法 |
CN113027508A (zh) * | 2021-03-19 | 2021-06-25 | 中煤东方市政建设集团有限公司 | 一种城市隧道施工降尘设备 |
CN115853569A (zh) * | 2022-12-14 | 2023-03-28 | 国能神东煤炭集团有限责任公司 | 通风系统 |
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