JP2003248761A - 通信回線手段による商品売買・物流システム - Google Patents
通信回線手段による商品売買・物流システムInfo
- Publication number
- JP2003248761A JP2003248761A JP2002048440A JP2002048440A JP2003248761A JP 2003248761 A JP2003248761 A JP 2003248761A JP 2002048440 A JP2002048440 A JP 2002048440A JP 2002048440 A JP2002048440 A JP 2002048440A JP 2003248761 A JP2003248761 A JP 2003248761A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- information
- purchaser
- approval number
- seller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 45
- 230000010365 information processing Effects 0.000 claims abstract description 79
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 51
- 239000000047 product Substances 0.000 claims description 279
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 13
- 238000002716 delivery method Methods 0.000 claims description 10
- 239000006227 byproduct Substances 0.000 claims description 2
- 238000012217 deletion Methods 0.000 claims 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 claims 1
- 238000013475 authorization Methods 0.000 abstract description 9
- 230000008569 process Effects 0.000 abstract description 2
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 5
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 4
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 4
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 2
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 2
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000002860 competitive effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000010006 flight Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】商品購入者の住所氏名などの個人情報は販売者
側に全く伝わらず、所定の処理が終った後はシステム内
に購入者の個人情報は残らず、個人情報の漏洩防止を確
実にした通信回線手段による商品売買・物流システムを
提供する。 【構成】通信回線を介して商品販売者のホームページ上
でリンクする情報処理センターを有し、この情報処理セ
ンターは、商品購入者情報のみを受けるとともにこれに
対応する承認番号を発行し、商品購入者情報、承認番号
および商品販売者情報を運送業者に送信し、かつ前記承
認番号のみを商品販売者へ送信し、運送業者は承認番号
に基いて商品販売者から商品を受け取り、この承認番号
に係る商品購入者情報によって商品を配達し、商品販売
者は承認番号のみから代金決済を確認し、情報処理セン
ターでは処理終了直後または所定期間の経過後に商品購
入者情報および承認番号の自動データ消去がなされるよ
うにした。
側に全く伝わらず、所定の処理が終った後はシステム内
に購入者の個人情報は残らず、個人情報の漏洩防止を確
実にした通信回線手段による商品売買・物流システムを
提供する。 【構成】通信回線を介して商品販売者のホームページ上
でリンクする情報処理センターを有し、この情報処理セ
ンターは、商品購入者情報のみを受けるとともにこれに
対応する承認番号を発行し、商品購入者情報、承認番号
および商品販売者情報を運送業者に送信し、かつ前記承
認番号のみを商品販売者へ送信し、運送業者は承認番号
に基いて商品販売者から商品を受け取り、この承認番号
に係る商品購入者情報によって商品を配達し、商品販売
者は承認番号のみから代金決済を確認し、情報処理セン
ターでは処理終了直後または所定期間の経過後に商品購
入者情報および承認番号の自動データ消去がなされるよ
うにした。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は通信回線を利用し
た各種商品の販売、物流システムに関し、特に、消費者
が商品販売業者のホームページ上で商品の注文、売買を
行い、運送業者を通して注文商品を発送する商品売買・
物流システムに関する。
た各種商品の販売、物流システムに関し、特に、消費者
が商品販売業者のホームページ上で商品の注文、売買を
行い、運送業者を通して注文商品を発送する商品売買・
物流システムに関する。
【0002】
【従来の技術】雑誌やパンフレット等を通して商品の販
売を行ったり、電話等の通信回線を介して商品を紹介
し、買い注文を受ける、いわゆる通信販売と称する商品
売買方式は従来から知られている。特に近年の情報技術
の進展に伴なってパソコンを媒介したホームページで各
種の商品情報を提供し、消費者(商品購入希望者)は同
様にホームページやインターネットによって買い注文を
出し、代金決済も銀行振込み、書留郵便等による直接送
金の他に、例えばホームバンキングシステムによる電子
マネー決済によって支払いを行うことも実現の段階にき
ている。
売を行ったり、電話等の通信回線を介して商品を紹介
し、買い注文を受ける、いわゆる通信販売と称する商品
売買方式は従来から知られている。特に近年の情報技術
の進展に伴なってパソコンを媒介したホームページで各
種の商品情報を提供し、消費者(商品購入希望者)は同
様にホームページやインターネットによって買い注文を
出し、代金決済も銀行振込み、書留郵便等による直接送
金の他に、例えばホームバンキングシステムによる電子
マネー決済によって支払いを行うことも実現の段階にき
ている。
【0003】図1はパソコンを使用した従来のインター
ネットショッピングを説明するための消費者と販売側企
業との間のやりとりを示した図である。なお、ここで消
費者、商品購入希望者、商品購買者などを商品購入者と
総称し、商品の販売者、商品販売業者、商品販売企業
(製造業と合体している企業も含む)を、ここでは商品
販売者と称することとする。まず、(1)商品の購買者
である消費者、即ち商品購入者Aは商品販売者が提供す
るホームページBにアクセスする(ホームページを開
く)。(2)前記商品販売者はホームページBにより扱
い商品情報の一覧を示し、(3)この中から商品購入者
Aは欲しい商品、その数量等を選択決定し、自身の個人
情報(氏名、住所、届け先、連絡先、メールアドレス
等)を商品販売者側のホームページBに通知する。
(4)これを受けて商品販売者は前記個人情報提供可否
の確認を行い、(5)商品購入者Aはその個人情報知得
の承認を行う。(6)次に、商品販売者側は所定のホー
ムページB上で注文商品を発送する旨の通知および商品
代金の徴収方法の確認等を行い、(7)消費者の承諾を
受け、(8)注文受付完了の確認通知を行う。(9)そ
の後、商品販売者は運送業者である所定の物流会社Cへ
連絡をとり、物流会社Cとの間で商品の引渡、荷受けの
作業を行い、(10)物流会社Cから商品購入者Aへ商
品を配送する。
ネットショッピングを説明するための消費者と販売側企
業との間のやりとりを示した図である。なお、ここで消
費者、商品購入希望者、商品購買者などを商品購入者と
総称し、商品の販売者、商品販売業者、商品販売企業
(製造業と合体している企業も含む)を、ここでは商品
販売者と称することとする。まず、(1)商品の購買者
である消費者、即ち商品購入者Aは商品販売者が提供す
るホームページBにアクセスする(ホームページを開
く)。(2)前記商品販売者はホームページBにより扱
い商品情報の一覧を示し、(3)この中から商品購入者
Aは欲しい商品、その数量等を選択決定し、自身の個人
情報(氏名、住所、届け先、連絡先、メールアドレス
等)を商品販売者側のホームページBに通知する。
(4)これを受けて商品販売者は前記個人情報提供可否
の確認を行い、(5)商品購入者Aはその個人情報知得
の承認を行う。(6)次に、商品販売者側は所定のホー
ムページB上で注文商品を発送する旨の通知および商品
代金の徴収方法の確認等を行い、(7)消費者の承諾を
受け、(8)注文受付完了の確認通知を行う。(9)そ
の後、商品販売者は運送業者である所定の物流会社Cへ
連絡をとり、物流会社Cとの間で商品の引渡、荷受けの
作業を行い、(10)物流会社Cから商品購入者Aへ商
品を配送する。
【0004】以上がホームページおよびインターネット
を利用した商品売買の概略であるが、この他にも実際の
商品の受け取り後、諸般の事情でクーリングオフの必要
が生じた場合にも、同様のホームページおよびインター
ネットを介して企業側へ通知し、その承認、商品回方法
等のやりとりを行い、物流会社を通して商品購入者から
商品販売者へ商品を返却する。
を利用した商品売買の概略であるが、この他にも実際の
商品の受け取り後、諸般の事情でクーリングオフの必要
が生じた場合にも、同様のホームページおよびインター
ネットを介して企業側へ通知し、その承認、商品回方法
等のやりとりを行い、物流会社を通して商品購入者から
商品販売者へ商品を返却する。
【0005】以上は通常行われているインターネット通
信販売システムの一例であるが、その他にも携帯電話で
の画面を介在した商品売買、携帯電話ショッピングモー
ル等による通信販売方法が将来の販売形態として提案さ
れている。
信販売システムの一例であるが、その他にも携帯電話で
の画面を介在した商品売買、携帯電話ショッピングモー
ル等による通信販売方法が将来の販売形態として提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
はいずれも、直接販売店の店頭で商品を購入し、その場
で代金を支払う場合と異なり、商品購入者の住所、氏
名、電話番号、あるいは場合によっては年齢や職業等の
いわゆる個人情報を販売者側へ提示することが不可欠で
ある。通常、このような個人情報は他人に知られたくな
いのが人情であり、商品購入者は上述のような通信回線
による通信販売取引において提示した個人情報が販売者
側から関係のない第三者に漏出するのではないかといっ
た危惧の念をもつ。また実際にも販売企業内部の人間が
無断で個人情報をコピーし、それらの情報を必要とする
組織、他の競業販売企業へ売り渡す等の不祥事が発生し
ており、これがこの種の通信回線利用通信販売の普及を
阻害する一因となっている。
はいずれも、直接販売店の店頭で商品を購入し、その場
で代金を支払う場合と異なり、商品購入者の住所、氏
名、電話番号、あるいは場合によっては年齢や職業等の
いわゆる個人情報を販売者側へ提示することが不可欠で
ある。通常、このような個人情報は他人に知られたくな
いのが人情であり、商品購入者は上述のような通信回線
による通信販売取引において提示した個人情報が販売者
側から関係のない第三者に漏出するのではないかといっ
た危惧の念をもつ。また実際にも販売企業内部の人間が
無断で個人情報をコピーし、それらの情報を必要とする
組織、他の競業販売企業へ売り渡す等の不祥事が発生し
ており、これがこの種の通信回線利用通信販売の普及を
阻害する一因となっている。
【0007】特開2001−175734号特許公報に
は購買者側の個人情報が漏洩するのを低減することを目
的とした通信販売方法及び通信販売システムが開示され
ている。この方法及びシステムは、視聴者から購買内容
情報や個人情報を取得する個人購買情報センターと、購
買内容のみを販売店に伝達するプロテクト及び購買情報
伝達センターと、販売店が商品を納入する納品センター
と、売買契約についての決済を管理する決済情報センタ
ーとで構成され、購買内容情報と個人情報とから成る購
買情報を購買者から取得し、前記購買内容情報を販売店
に伝達し、該販売店に納品センターへ納品させ、前記購
買情報を納品センターへ伝達し、前記納品センターを介
して前記商品を購買者へ配達する、という通信販売方法
である。
は購買者側の個人情報が漏洩するのを低減することを目
的とした通信販売方法及び通信販売システムが開示され
ている。この方法及びシステムは、視聴者から購買内容
情報や個人情報を取得する個人購買情報センターと、購
買内容のみを販売店に伝達するプロテクト及び購買情報
伝達センターと、販売店が商品を納入する納品センター
と、売買契約についての決済を管理する決済情報センタ
ーとで構成され、購買内容情報と個人情報とから成る購
買情報を購買者から取得し、前記購買内容情報を販売店
に伝達し、該販売店に納品センターへ納品させ、前記購
買情報を納品センターへ伝達し、前記納品センターを介
して前記商品を購買者へ配達する、という通信販売方法
である。
【0008】上記公報に係る通信販売方法およびシステ
ムは、購買情報を商品種類や購買個数等から成る購買内
容情報と、購買者の氏名、住所等の個人情報とに分け、
前記購買情報から前記個人情報を除外した購買内容情報
のみを販売店に伝達するので、販売店では確かに購買者
が誰であるかの情報を持たず、その意味では販売店自体
からの個人情報の漏出は避けられる。しかし、購買情報
の全体、即ち購買内容情報及び個人情報を取得する個人
購買情報センター、前記購買情報から個人情報を抜き取
って購買内容情報を販売店へ通知するプロテクト及び購
買情報伝達センター、決済を管理する決済情報センター
等は購買内容情報と共にその個人情報を知得しており、
これらの各センターから個人情報が第三者に流れること
が考えられる。特に前記個人購買情報センターや前記プ
ロテクト及び購買情報伝達センターあるいは前記決済情
報センターに対しては何らの個人情報抹消手段、情報漏
出阻止対策が施されておらず、これらのセンターから個
人情報が漏出するおそれがあり、購買者の個人情報漏出
防止としては不完全である。
ムは、購買情報を商品種類や購買個数等から成る購買内
容情報と、購買者の氏名、住所等の個人情報とに分け、
前記購買情報から前記個人情報を除外した購買内容情報
のみを販売店に伝達するので、販売店では確かに購買者
が誰であるかの情報を持たず、その意味では販売店自体
からの個人情報の漏出は避けられる。しかし、購買情報
の全体、即ち購買内容情報及び個人情報を取得する個人
購買情報センター、前記購買情報から個人情報を抜き取
って購買内容情報を販売店へ通知するプロテクト及び購
買情報伝達センター、決済を管理する決済情報センター
等は購買内容情報と共にその個人情報を知得しており、
これらの各センターから個人情報が第三者に流れること
が考えられる。特に前記個人購買情報センターや前記プ
ロテクト及び購買情報伝達センターあるいは前記決済情
報センターに対しては何らの個人情報抹消手段、情報漏
出阻止対策が施されておらず、これらのセンターから個
人情報が漏出するおそれがあり、購買者の個人情報漏出
防止としては不完全である。
【0009】本発明は、インターネットなどを利用した
通信回線による通信販売において、商品購入者の意向を
受けて販売者および運送業者に必要な指示を与える情報
処理センターを通信回線上に設けることにより、前記購
入者の氏名、住所、電話番号、年齢、職業その他の個人
情報は販売者側に全く伝わらず、また前記情報処理セン
ターに知らされた情報は処理完了後あるいは所定期間の
経過後自動的に消去処理されるようにし、これによって
前記購入者の情報漏出防止をより確実にした通信回線手
段による商品売買・物流システムを提供することにあ
る。
通信回線による通信販売において、商品購入者の意向を
受けて販売者および運送業者に必要な指示を与える情報
処理センターを通信回線上に設けることにより、前記購
入者の氏名、住所、電話番号、年齢、職業その他の個人
情報は販売者側に全く伝わらず、また前記情報処理セン
ターに知らされた情報は処理完了後あるいは所定期間の
経過後自動的に消去処理されるようにし、これによって
前記購入者の情報漏出防止をより確実にした通信回線手
段による商品売買・物流システムを提供することにあ
る。
【0010】本発明はまた、インターネットなどを利用
した通信回線による通信販売において、購入者が商品の
注文に際して個人情報の秘匿モードと、氏名及び住所あ
るいは電話番号など必要な情報を残す通常販売モードと
を選択できるようにし、前記通常販売モードの選択によ
り、販売者側からの新規有用商品の紹介、購入商品に関
する各種の問い合せの受付など、販売者側の正規の顧客
情報管理、商品紹介その他各種のサービスを受け得るよ
うにした通信回線手段による商品売買・物流システムを
提供することにある。
した通信回線による通信販売において、購入者が商品の
注文に際して個人情報の秘匿モードと、氏名及び住所あ
るいは電話番号など必要な情報を残す通常販売モードと
を選択できるようにし、前記通常販売モードの選択によ
り、販売者側からの新規有用商品の紹介、購入商品に関
する各種の問い合せの受付など、販売者側の正規の顧客
情報管理、商品紹介その他各種のサービスを受け得るよ
うにした通信回線手段による商品売買・物流システムを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、通信回
線を介して商品販売者のホームページ上でリンクする情
報処理センターを有し、前記情報処理センターは、商品
購入者が前記ホームページ上で購入希望商品を決定した
後、商品購入者情報のみを受けるとともにこれに対応す
る承認番号を発行し、前記商品購入者情報、前記承認番
号および商品販売者情報を運送業者に送信し、かつ前記
承認番号のみを前記商品販売者へ送信し、前記運送業者
は前記承認番号に基いて前記商品販売者から商品を受け
取り、前記承認番号に係る商品購入者情報によって前記
商品を配達し、前記商品販売者は前記承認番号のみから
代金決済を確認し、前記情報処理センターでは処理終了
直後または所定期間の経過後に前記商品購入者情報およ
び前記承認番号の自動データ消去がなされるようにした
通信回線手段による商品売買・物流システムが提供され
る。
線を介して商品販売者のホームページ上でリンクする情
報処理センターを有し、前記情報処理センターは、商品
購入者が前記ホームページ上で購入希望商品を決定した
後、商品購入者情報のみを受けるとともにこれに対応す
る承認番号を発行し、前記商品購入者情報、前記承認番
号および商品販売者情報を運送業者に送信し、かつ前記
承認番号のみを前記商品販売者へ送信し、前記運送業者
は前記承認番号に基いて前記商品販売者から商品を受け
取り、前記承認番号に係る商品購入者情報によって前記
商品を配達し、前記商品販売者は前記承認番号のみから
代金決済を確認し、前記情報処理センターでは処理終了
直後または所定期間の経過後に前記商品購入者情報およ
び前記承認番号の自動データ消去がなされるようにした
通信回線手段による商品売買・物流システムが提供され
る。
【0012】また本発明によれば、通信回線を介して商
品販売者のホームページ上でリンクする情報処理センタ
ーを有し、商品購入者が前記ホームページ上で購入希望
商品を決定した後、購入希望商品の届け方法を選択する
パソコン画面にて前記情報処理センターへのリンクを希
望した場合のみ、前記情報処理センターは、商品購入者
情報のみを受けるとともにこれに対応する承認番号を発
行し、前記商品購入者情報、前記承認番号および商品販
売者情報を運送業者に送信し、かつ前記承認番号のみを
前記商品販売者へ送信し、前記運送業者は前記承認番号
に基いて前記商品販売者から商品を受け取り、前記承認
番号に係る商品購入者情報によって前記商品を配達し、
前記商品販売者は前記承認番号のみから代金決済を確認
し、前記情報処理センターでは処理終了直後または所定
期間の経過後に前記商品購入者情報および前記承認番号
の自動データ消去がなされるようにした通信回線手段に
よる商品売買・物流システムが提供される。
品販売者のホームページ上でリンクする情報処理センタ
ーを有し、商品購入者が前記ホームページ上で購入希望
商品を決定した後、購入希望商品の届け方法を選択する
パソコン画面にて前記情報処理センターへのリンクを希
望した場合のみ、前記情報処理センターは、商品購入者
情報のみを受けるとともにこれに対応する承認番号を発
行し、前記商品購入者情報、前記承認番号および商品販
売者情報を運送業者に送信し、かつ前記承認番号のみを
前記商品販売者へ送信し、前記運送業者は前記承認番号
に基いて前記商品販売者から商品を受け取り、前記承認
番号に係る商品購入者情報によって前記商品を配達し、
前記商品販売者は前記承認番号のみから代金決済を確認
し、前記情報処理センターでは処理終了直後または所定
期間の経過後に前記商品購入者情報および前記承認番号
の自動データ消去がなされるようにした通信回線手段に
よる商品売買・物流システムが提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を、添付図
面を参照して説明する。図2は本発明の実施例に係る商
品売買・物流システムの概略構成図である。同図を参照
して本発明のシステムの主要構成を説明すれば、商品購
入者となる消費者11および商品販売者である販売企業
12と、この販売企業12の提供するホームページ13
にリンクされた情報処理センター15と、前記販売企業
12から商品を受け取って前記消費者11に商品を届け
る運送業者としての物流会社16が示されている。また
これらの間の通信あるいはパソコン上でのアクセス、指
示、確認の操作を実線矢印で示し、実際の購入商品の移
動(商品受取、配達等)を破線矢印で示してある。な
お、販売企業12のホームページ13には複数の消費者
に接続されることは勿論であり、情報処理センター15
は加入する複数の販売企業のホームページにリンクされ
ている。
面を参照して説明する。図2は本発明の実施例に係る商
品売買・物流システムの概略構成図である。同図を参照
して本発明のシステムの主要構成を説明すれば、商品購
入者となる消費者11および商品販売者である販売企業
12と、この販売企業12の提供するホームページ13
にリンクされた情報処理センター15と、前記販売企業
12から商品を受け取って前記消費者11に商品を届け
る運送業者としての物流会社16が示されている。また
これらの間の通信あるいはパソコン上でのアクセス、指
示、確認の操作を実線矢印で示し、実際の購入商品の移
動(商品受取、配達等)を破線矢印で示してある。な
お、販売企業12のホームページ13には複数の消費者
に接続されることは勿論であり、情報処理センター15
は加入する複数の販売企業のホームページにリンクされ
ている。
【0014】まず、或る商品を購入しようとする消費者
11は、(A)自身のパソコン上で任意の商品販売企業
12のホームページ13にアクセスして閲覧する。そし
て、(B)そのショッピングモールで購入希望商品及び
購入希望数量を決定する。また、ホームページ13内の
「支払方法」の選択画面(C)および「商品届け方法」
の選択画面(D)を開き、消費者自身の希望に従って当
該画面の選択枝をクリックする。支払方法としては更に
具体例で後述するように例えば現金支払い希望あるいは
クレジットカード支払い希望などである。商品届け方法
の選択画面には、通常宅配サービスとセーフティ宅配サ
ービスの選択枝があり、後者のセーフティ宅配サービス
を選択すると、(E)消費者11の通信回線は情報処理
センター15にリンクされる。この情報処理センター1
5へのリンクにより、消費者11の氏名、住所、電話番
号などの個人情報はすべて情報処理センターへ送信され
る状態となり、商品販売企業12のホームページ13に
は一切入力されなくなる。
11は、(A)自身のパソコン上で任意の商品販売企業
12のホームページ13にアクセスして閲覧する。そし
て、(B)そのショッピングモールで購入希望商品及び
購入希望数量を決定する。また、ホームページ13内の
「支払方法」の選択画面(C)および「商品届け方法」
の選択画面(D)を開き、消費者自身の希望に従って当
該画面の選択枝をクリックする。支払方法としては更に
具体例で後述するように例えば現金支払い希望あるいは
クレジットカード支払い希望などである。商品届け方法
の選択画面には、通常宅配サービスとセーフティ宅配サ
ービスの選択枝があり、後者のセーフティ宅配サービス
を選択すると、(E)消費者11の通信回線は情報処理
センター15にリンクされる。この情報処理センター1
5へのリンクにより、消費者11の氏名、住所、電話番
号などの個人情報はすべて情報処理センターへ送信され
る状態となり、商品販売企業12のホームページ13に
は一切入力されなくなる。
【0015】情報処理センター15へリンクされた後、
(F)まず消費者11のパソコン画面上にセーフティ宅
配サービスの内容説明画面が現れる。消費者11はこの
画面説明を見て、(G)セーフティ宅配サービスを利用
するか否かの決定を行い、利用する場合はその旨の表示
をクリックする。(H)情報処理センター15はセーフ
ティ宅配サービス利用の決定を受けると、後述する承認
番号をパソコン画面上で消費者11に通知する。なお、
この承認番号は購入する商品を決定した後に付与される
ものであり、この承認番号のみによって購入商品が特定
される。承認番号は複数の数字で構成され、場合によっ
ては英文字記号等を含んでもよい。なお、前記情報処理
センターは商品販売企業のホームページからリンクされ
た後、自動的に所定の承認番号の発行、送出を行うよう
に構成されており、操作するオペレータは存在せず、必
要なのは定期的に装置自体の保守、点検するために巡回
してくる者だけでよい。
(F)まず消費者11のパソコン画面上にセーフティ宅
配サービスの内容説明画面が現れる。消費者11はこの
画面説明を見て、(G)セーフティ宅配サービスを利用
するか否かの決定を行い、利用する場合はその旨の表示
をクリックする。(H)情報処理センター15はセーフ
ティ宅配サービス利用の決定を受けると、後述する承認
番号をパソコン画面上で消費者11に通知する。なお、
この承認番号は購入する商品を決定した後に付与される
ものであり、この承認番号のみによって購入商品が特定
される。承認番号は複数の数字で構成され、場合によっ
ては英文字記号等を含んでもよい。なお、前記情報処理
センターは商品販売企業のホームページからリンクされ
た後、自動的に所定の承認番号の発行、送出を行うよう
に構成されており、操作するオペレータは存在せず、必
要なのは定期的に装置自体の保守、点検するために巡回
してくる者だけでよい。
【0016】消費者11に承認番号の通知がなされた
後、消費者11は再び販売企業12のホームページ13
と接続され、(I)これによって消費者はこの承認番号
および支払方法の決定内容を販売企業12へ送信する。
また(J)情報処理センター15はこの承認番号とこれ
に対応する販売企業名および当該消費者11の個人情報
を物流会社16に送信するとともに、(K)物流会社1
6から受付確認を受信する。さらに(L)情報処理セン
ター15は販売企業12での照会を可能にするために承
認番号を販売企業12へ通知する。
後、消費者11は再び販売企業12のホームページ13
と接続され、(I)これによって消費者はこの承認番号
および支払方法の決定内容を販売企業12へ送信する。
また(J)情報処理センター15はこの承認番号とこれ
に対応する販売企業名および当該消費者11の個人情報
を物流会社16に送信するとともに、(K)物流会社1
6から受付確認を受信する。さらに(L)情報処理セン
ター15は販売企業12での照会を可能にするために承
認番号を販売企業12へ通知する。
【0017】次に、(M)物流会社16は情報処理セン
ター15から得た承認番号および販売企業名を基に該当
する販売企業12へ消費者11の注文商品を引き取りに
行く。なお、この際に物流会社16では販売企業12に
対する商品入出荷依頼書や所定の伝票類を持参すること
は勿論である。そして(N)販売企業12との間で承認
番号を照会しつつ承認番号で特定される個数の注文商品
を受け取り、(O)個人情報で特定された消費者あるい
は届出相手先(配達先)へ商品を配達する。贈り物のよ
うに購入した消費者と配達先が異なる場合は、消費者1
1が情報処理センター15に個人情報を送信する際に
(上記のEの処理)、「お届け先」の欄にその旨の指示
をする。なお、販売企業12と物流会社16との間で目
的の商品の受け渡しをスムーズにするために、また配達
先を誤らないようにするために、販売企業側で承認番号
を記入したラベルを包装された商品に張り付けて物流会
社16へ渡し、物流会社16側でこの承認番号のラベル
の上に、発送元および発送先を記入した送り状を作成し
て張り付けるようにするのがよい。(P)商品の配達お
よび代金決済が完了したときに物流会社16は情報処理
センターにその旨の送信を行う。
ター15から得た承認番号および販売企業名を基に該当
する販売企業12へ消費者11の注文商品を引き取りに
行く。なお、この際に物流会社16では販売企業12に
対する商品入出荷依頼書や所定の伝票類を持参すること
は勿論である。そして(N)販売企業12との間で承認
番号を照会しつつ承認番号で特定される個数の注文商品
を受け取り、(O)個人情報で特定された消費者あるい
は届出相手先(配達先)へ商品を配達する。贈り物のよ
うに購入した消費者と配達先が異なる場合は、消費者1
1が情報処理センター15に個人情報を送信する際に
(上記のEの処理)、「お届け先」の欄にその旨の指示
をする。なお、販売企業12と物流会社16との間で目
的の商品の受け渡しをスムーズにするために、また配達
先を誤らないようにするために、販売企業側で承認番号
を記入したラベルを包装された商品に張り付けて物流会
社16へ渡し、物流会社16側でこの承認番号のラベル
の上に、発送元および発送先を記入した送り状を作成し
て張り付けるようにするのがよい。(P)商品の配達お
よび代金決済が完了したときに物流会社16は情報処理
センターにその旨の送信を行う。
【0018】次に、購入した商品代金の決済、つまり代
金支払いおよびその確認の方法について説明する。商品
代金の決済方法は販売企業側のホームページにいくつか
の支払い方法が表示されており、前記(C)で説明した
ように、消費者がその中から選択できようになってい
る。その1つの選択枝として商品代引きによるクレジッ
トカード支払い方法がある。これはクレジットカードに
よって商品を配達にきた物流会社に商品の受け取りと引
き代えに決済する方法であり、物流会社はクレジットカ
ード発行会社(以下、クレジット会社)の装置端末に接
続可能な無線通信手段と共働する携帯型カード決済装置
を携行しており、消費者のクレジットカードを前記カー
ド決済装置に挿入し、かつ承認番号および購入金額を入
力し、その場でクレジット会社と接続してオンライン処
理し、後日、クレジット会社は販売企業者へ承認番号と
ともに商品代金の送金通知を行う。したがって消費者は
販売企業のホームページにカード番号の入力の必要は全
くない。
金支払いおよびその確認の方法について説明する。商品
代金の決済方法は販売企業側のホームページにいくつか
の支払い方法が表示されており、前記(C)で説明した
ように、消費者がその中から選択できようになってい
る。その1つの選択枝として商品代引きによるクレジッ
トカード支払い方法がある。これはクレジットカードに
よって商品を配達にきた物流会社に商品の受け取りと引
き代えに決済する方法であり、物流会社はクレジットカ
ード発行会社(以下、クレジット会社)の装置端末に接
続可能な無線通信手段と共働する携帯型カード決済装置
を携行しており、消費者のクレジットカードを前記カー
ド決済装置に挿入し、かつ承認番号および購入金額を入
力し、その場でクレジット会社と接続してオンライン処
理し、後日、クレジット会社は販売企業者へ承認番号と
ともに商品代金の送金通知を行う。したがって消費者は
販売企業のホームページにカード番号の入力の必要は全
くない。
【0019】その他の決済方法として、例えば(1)商
品代引きによる現金支払い、(2)商品代金前入金によ
る支払い、(3)インターネットバンクによる事前支払
い、などが挙げられる。いずれも消費者が自由に選択で
き、しかも販売企業者側は承認番号に基いてこれに対応
する商品代金の受領を確認でき、消費者の個人情報は必
要なく、この点でも個人情報の漏出は防止できる。前記
の現金支払いの場合は物流会社が承認番号とこれに対応
する現金受領を販売企業に通知する。これに加えて消費
者自身が承認番号に対する現金支払い済みを販売企業へ
通知してもよいことは勿論である。代金前入金による場
合は、購入したい商品を消費者が選択し、情報処理セン
ターから承認番号を受領した後で、消費者はこの承認番
号と自身の氏名のみによって販売企業へ購入代金を銀行
振込などの手段で予め送金する。氏名は銀行振込のため
に必要なものであり、販売企業者は購入者の氏名を知る
ことになるが、氏名のみでは個人情報としては不完全で
あり、実質的に他への流用の価値はなく、漏出のおそれ
はない。なお、物流会社による商品引渡し(消費者への
商品配達)時点では代金決済(事前または同時)は終了
している。
品代引きによる現金支払い、(2)商品代金前入金によ
る支払い、(3)インターネットバンクによる事前支払
い、などが挙げられる。いずれも消費者が自由に選択で
き、しかも販売企業者側は承認番号に基いてこれに対応
する商品代金の受領を確認でき、消費者の個人情報は必
要なく、この点でも個人情報の漏出は防止できる。前記
の現金支払いの場合は物流会社が承認番号とこれに対応
する現金受領を販売企業に通知する。これに加えて消費
者自身が承認番号に対する現金支払い済みを販売企業へ
通知してもよいことは勿論である。代金前入金による場
合は、購入したい商品を消費者が選択し、情報処理セン
ターから承認番号を受領した後で、消費者はこの承認番
号と自身の氏名のみによって販売企業へ購入代金を銀行
振込などの手段で予め送金する。氏名は銀行振込のため
に必要なものであり、販売企業者は購入者の氏名を知る
ことになるが、氏名のみでは個人情報としては不完全で
あり、実質的に他への流用の価値はなく、漏出のおそれ
はない。なお、物流会社による商品引渡し(消費者への
商品配達)時点では代金決済(事前または同時)は終了
している。
【0020】次に、情報処理センターによる個人情報の
データ消去およびクーリングオフについて説明する。前
記情報処理センターは、通常の場合、前記物流会社から
の商品配達完了の通知を受信した後、その商品について
のクーリングオフ期間経過後自動的に消費者の個人情報
が消去されるようになっている。またクーリングオフの
定められていない商品、例えば中古品などの場合、ある
いは消費者が希望する場合には商品配達完了後に直ち
に、かつ自動的に個人情報の消去がなされるように設定
されている。いずれもその都度オペレータが操作するこ
となく自動的に消去動作がなされる。基本的にクーリン
グオフの対象となる商品は購入者に到着してから9日後
に消去され、その他の対象とならない商品は承認番号発
行後直ちに消去される。前記情報処理センターでクーリ
ングオフ対象商品か否かを判別するために、販売企業側
でそれを判別する識別信号の設定を行う。これは企業側
インターネットシステムにソフトで投入することとす
る。例えばクーリングオフ対象外の商品の場合のみ特定
の識別番号を設定し、この識別番号のない物はすべてク
ーリングオフ対象商品とするように設定することができ
る。
データ消去およびクーリングオフについて説明する。前
記情報処理センターは、通常の場合、前記物流会社から
の商品配達完了の通知を受信した後、その商品について
のクーリングオフ期間経過後自動的に消費者の個人情報
が消去されるようになっている。またクーリングオフの
定められていない商品、例えば中古品などの場合、ある
いは消費者が希望する場合には商品配達完了後に直ち
に、かつ自動的に個人情報の消去がなされるように設定
されている。いずれもその都度オペレータが操作するこ
となく自動的に消去動作がなされる。基本的にクーリン
グオフの対象となる商品は購入者に到着してから9日後
に消去され、その他の対象とならない商品は承認番号発
行後直ちに消去される。前記情報処理センターでクーリ
ングオフ対象商品か否かを判別するために、販売企業側
でそれを判別する識別信号の設定を行う。これは企業側
インターネットシステムにソフトで投入することとす
る。例えばクーリングオフ対象外の商品の場合のみ特定
の識別番号を設定し、この識別番号のない物はすべてク
ーリングオフ対象商品とするように設定することができ
る。
【0021】商品によってはその商品に保証書が付属し
ているものがある。このような場合、消費者側で保証書
に前記の承認番号を記入しておき、必要が生じた時に販
売企業にこれを提示することにより所定の保証が受けら
れる。その他、購入した商品に対する問い合わせも前記
承認番号を通知して直接販売会社に問い合わせる。これ
らの事項はパソコン画面上でのセーフティ宅配サービス
の内容説明によって事前に消費者に示されるようになっ
ている。
ているものがある。このような場合、消費者側で保証書
に前記の承認番号を記入しておき、必要が生じた時に販
売企業にこれを提示することにより所定の保証が受けら
れる。その他、購入した商品に対する問い合わせも前記
承認番号を通知して直接販売会社に問い合わせる。これ
らの事項はパソコン画面上でのセーフティ宅配サービス
の内容説明によって事前に消費者に示されるようになっ
ている。
【0022】消費者によっては、住所、氏名などの個人
情報が販売企業に知られても構わないという人がいる。
また商品によって、例えば書籍の場合に本を購入した消
費者の傾向、嗜好などを情報分析して、今後その消費者
の要望にあった内容の新刊書籍を紹介することで、消費
者に喜ばれるという場合もある。本発明では販売企業の
提供するホームページに情報処理センターにリンクする
のを希望するか希望しないかの選択ができるようになっ
ており、希望しない場合には同じホームページにより通
常の通信回線を用いた商品購入が可能になるようにして
多様な消費者の要望を満たすことができるようになって
いる。
情報が販売企業に知られても構わないという人がいる。
また商品によって、例えば書籍の場合に本を購入した消
費者の傾向、嗜好などを情報分析して、今後その消費者
の要望にあった内容の新刊書籍を紹介することで、消費
者に喜ばれるという場合もある。本発明では販売企業の
提供するホームページに情報処理センターにリンクする
のを希望するか希望しないかの選択ができるようになっ
ており、希望しない場合には同じホームページにより通
常の通信回線を用いた商品購入が可能になるようにして
多様な消費者の要望を満たすことができるようになって
いる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、販
売者側のホームページ上でリンクする情報処理センター
を設け、商品購入者が購入希望商品を決定した後、この
情報処理センターに購入者の個人情報を入力し、これに
よって前記情報処理センターが自動的に承認番号を発信
し、以後この承認番号で販売者からの商品受取り、代金
決済を行うようにしたので、販売者側に購入者の個人情
報が全く知られることなく商品の購入ができる。また、
商品受取り後は自動的に情報処理センターで個人情報の
データ消去がなされるので、商品購入者である消費者は
一般の商店やコンビニ(コンビニェンスストア)などで
現金で商品を買うのと全く同じ感覚で、名前も知られず
に、簡単に希望商品の購入、受取りができる。
売者側のホームページ上でリンクする情報処理センター
を設け、商品購入者が購入希望商品を決定した後、この
情報処理センターに購入者の個人情報を入力し、これに
よって前記情報処理センターが自動的に承認番号を発信
し、以後この承認番号で販売者からの商品受取り、代金
決済を行うようにしたので、販売者側に購入者の個人情
報が全く知られることなく商品の購入ができる。また、
商品受取り後は自動的に情報処理センターで個人情報の
データ消去がなされるので、商品購入者である消費者は
一般の商店やコンビニ(コンビニェンスストア)などで
現金で商品を買うのと全く同じ感覚で、名前も知られず
に、簡単に希望商品の購入、受取りができる。
【0024】この種の通信販売で問題となりがちな個人
情報の提示、漏洩といった不都合が発生せず、消費者に
とって自宅で簡単、かつ安心して商品の購入、受取りが
可能となる。販売者側にとっても、顧客の個人情報の漏
洩といった不安を消費者に与える余地が皆無となり、消
費者の不安解消、扱い商品の即時閲覧、商品購入の便利
さなどにより、通信回線利用の販売増大、消費拡大など
大きな販売戦略上の利点が得られる。代金の決済も例え
ば商品代引きによるクレジットカード支払い方法の選択
により、簡単かつ即時に決済がなされ、販売者側には前
記承認番号のみで決済確認ができるなど種々の効果がも
たらされる。
情報の提示、漏洩といった不都合が発生せず、消費者に
とって自宅で簡単、かつ安心して商品の購入、受取りが
可能となる。販売者側にとっても、顧客の個人情報の漏
洩といった不安を消費者に与える余地が皆無となり、消
費者の不安解消、扱い商品の即時閲覧、商品購入の便利
さなどにより、通信回線利用の販売増大、消費拡大など
大きな販売戦略上の利点が得られる。代金の決済も例え
ば商品代引きによるクレジットカード支払い方法の選択
により、簡単かつ即時に決済がなされ、販売者側には前
記承認番号のみで決済確認ができるなど種々の効果がも
たらされる。
【図1】パソコンを使用した従来のインターネットショ
ッピングを説明するための消費者と販売側企業との間の
やりとりを示した図である。
ッピングを説明するための消費者と販売側企業との間の
やりとりを示した図である。
【図2】本発明の実施例に係る商品売買・物流システム
の概略構成図である。
の概略構成図である。
11 消費者
12 販売企業
13 企業側ホームページ
15 情報処理センター
16 物流会社
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月12日(2002.7.1
2)
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 通信回線手段による商品売買・物流シ
ステム
ステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は通信回線を利用し
た各種商品の販売、物流システムに関し、特に、消費者
が商品販売業者のホームページ上で商品の注文、売買を
行い、運送業者を通して注文商品を発送する商品売買・
物流システムに関する。
た各種商品の販売、物流システムに関し、特に、消費者
が商品販売業者のホームページ上で商品の注文、売買を
行い、運送業者を通して注文商品を発送する商品売買・
物流システムに関する。
【0002】
【従来の技術】雑誌やパンフレット等を通して商品の販
売を行ったり、電話等の通信回線を介して商品を紹介
し、買い注文を受ける、いわゆる通信販売と称する商品
売買方式は従来から知られている。特に近年の情報技術
の進展に伴なってパソコンを媒介したホームページで各
種の商品情報を提供し、消費者(商品購入希望者)は同
様にホームページやインターネットによって買い注文を
出し、代金決済も銀行振込み、書留郵便等による直接送
金の他に、例えばホームバンキングシステムによる電子
マネー決済によって支払いを行うことも実現の段階にき
ている。
売を行ったり、電話等の通信回線を介して商品を紹介
し、買い注文を受ける、いわゆる通信販売と称する商品
売買方式は従来から知られている。特に近年の情報技術
の進展に伴なってパソコンを媒介したホームページで各
種の商品情報を提供し、消費者(商品購入希望者)は同
様にホームページやインターネットによって買い注文を
出し、代金決済も銀行振込み、書留郵便等による直接送
金の他に、例えばホームバンキングシステムによる電子
マネー決済によって支払いを行うことも実現の段階にき
ている。
【0003】図1はパソコンを使用した従来のインター
ネットショッピングを説明するための消費者と販売側企
業との間のやりとりを示した図である。なお、ここで消
費者、商品購入希望者、商品購買者などを商品購入者と
総称し、商品の販売者、商品販売業者、商品販売企業
(製造業と合体している企業も含む)を、ここでは商品
販売者と称することとする。まず、(1)商品の購買者
である消費者、即ち商品購入者Aは商品販売者が提供す
るホームページBにアクセスする(ホームページを開
く)。(2)前記商品販売者はホームページBにより扱
い商品情報の一覧を示し、(3)この中から商品購入者
Aは欲しい商品、その数量等を選択決定し、自身の個人
情報(氏名、住所、届け先、連絡先、メールアドレス
等)を商品販売者側のホームページBに通知する。
(4)これを受けて商品販売者は前記個人情報提供可否
の確認を行い、(5)商品購入者Aはその個人情報知得
の承認を行う。(6)次に、商品販売者側は所定のホー
ムページB上で注文商品を発送する旨の通知および商品
代金の徴収方法の確認等を行い、(7)消費者の承諾を
受け、(8)注文受付完了の確認通知を行う。(9)そ
の後、商品販売者は運送業者である所定の物流会社Cへ
連絡をとり、物流会社Cとの間で商品の引渡、荷受けの
作業を行い、(10)物流会社Cから商品購入者Aへ商
品を配送する。
ネットショッピングを説明するための消費者と販売側企
業との間のやりとりを示した図である。なお、ここで消
費者、商品購入希望者、商品購買者などを商品購入者と
総称し、商品の販売者、商品販売業者、商品販売企業
(製造業と合体している企業も含む)を、ここでは商品
販売者と称することとする。まず、(1)商品の購買者
である消費者、即ち商品購入者Aは商品販売者が提供す
るホームページBにアクセスする(ホームページを開
く)。(2)前記商品販売者はホームページBにより扱
い商品情報の一覧を示し、(3)この中から商品購入者
Aは欲しい商品、その数量等を選択決定し、自身の個人
情報(氏名、住所、届け先、連絡先、メールアドレス
等)を商品販売者側のホームページBに通知する。
(4)これを受けて商品販売者は前記個人情報提供可否
の確認を行い、(5)商品購入者Aはその個人情報知得
の承認を行う。(6)次に、商品販売者側は所定のホー
ムページB上で注文商品を発送する旨の通知および商品
代金の徴収方法の確認等を行い、(7)消費者の承諾を
受け、(8)注文受付完了の確認通知を行う。(9)そ
の後、商品販売者は運送業者である所定の物流会社Cへ
連絡をとり、物流会社Cとの間で商品の引渡、荷受けの
作業を行い、(10)物流会社Cから商品購入者Aへ商
品を配送する。
【0004】以上がホームページおよびインターネット
を利用した商品売買の概略であるが、この他にも実際の
商品の受け取り後、諸般の事情でクーリングオフの必要
が生じた場合にも、同様のホームページおよびインター
ネットを介して企業側へ通知し、その承認、商品回方法
等のやりとりを行い、物流会社を通して商品購入者から
商品販売者へ商品を返却する。
を利用した商品売買の概略であるが、この他にも実際の
商品の受け取り後、諸般の事情でクーリングオフの必要
が生じた場合にも、同様のホームページおよびインター
ネットを介して企業側へ通知し、その承認、商品回方法
等のやりとりを行い、物流会社を通して商品購入者から
商品販売者へ商品を返却する。
【0005】以上は通常行われているインターネット通
信販売システムの一例であるが、その他にも携帯電話で
の画面を介在した商品売買、携帯電話ショッピングモー
ル等による通信販売方法が将来の販売形態として提案さ
れている。
信販売システムの一例であるが、その他にも携帯電話で
の画面を介在した商品売買、携帯電話ショッピングモー
ル等による通信販売方法が将来の販売形態として提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
はいずれも、直接販売店の店頭で商品を購入し、その場
で代金を支払う場合と異なり、商品購入者の住所、氏
名、電話番号、あるいは場合によっては年齢や職業等の
いわゆる個人情報を販売者側へ提示することが不可欠で
ある。通常、このような個人情報は他人に知られたくな
いのが人情であり、商品購入者は上述のような通信回線
による通信販売取引において提示した個人情報が販売者
側から関係のない第三者に漏出するのではないかといっ
た危惧の念をもつ。また実際にも販売企業内部の人間が
無断で個人情報をコピーし、それらの情報を必要とする
組織、他の競業販売企業へ売り渡す等の不祥事が発生し
ており、これがこの種の通信回線利用通信販売の普及を
阻害する一因となっている。
はいずれも、直接販売店の店頭で商品を購入し、その場
で代金を支払う場合と異なり、商品購入者の住所、氏
名、電話番号、あるいは場合によっては年齢や職業等の
いわゆる個人情報を販売者側へ提示することが不可欠で
ある。通常、このような個人情報は他人に知られたくな
いのが人情であり、商品購入者は上述のような通信回線
による通信販売取引において提示した個人情報が販売者
側から関係のない第三者に漏出するのではないかといっ
た危惧の念をもつ。また実際にも販売企業内部の人間が
無断で個人情報をコピーし、それらの情報を必要とする
組織、他の競業販売企業へ売り渡す等の不祥事が発生し
ており、これがこの種の通信回線利用通信販売の普及を
阻害する一因となっている。
【0007】特開2001−175734号特許公報に
は購買者側の個人情報が漏洩するのを低減することを目
的とした通信販売方法及び通信販売システムが開示され
ている。この方法及びシステムは、視聴者から購買内容
情報や個人情報を取得する個人購買情報センターと、購
買内容のみを販売店に伝達するプロテクト及び購買情報
伝達センターと、販売店が商品を納入する納品センター
と、売買契約についての決済を管理する決済情報センタ
ーとで構成され、購買内容情報と個人情報とから成る購
買情報を購買者から取得し、前記購買内容情報を販売店
に伝達し、該販売店に納品センターへ納品させ、前記購
買情報を納品センターへ伝達し、前記納品センターを介
して前記商品を購買者へ配達する、という通信販売方法
である。
は購買者側の個人情報が漏洩するのを低減することを目
的とした通信販売方法及び通信販売システムが開示され
ている。この方法及びシステムは、視聴者から購買内容
情報や個人情報を取得する個人購買情報センターと、購
買内容のみを販売店に伝達するプロテクト及び購買情報
伝達センターと、販売店が商品を納入する納品センター
と、売買契約についての決済を管理する決済情報センタ
ーとで構成され、購買内容情報と個人情報とから成る購
買情報を購買者から取得し、前記購買内容情報を販売店
に伝達し、該販売店に納品センターへ納品させ、前記購
買情報を納品センターへ伝達し、前記納品センターを介
して前記商品を購買者へ配達する、という通信販売方法
である。
【0008】上記公報に係る通信販売方法およびシステ
ムは、購買情報を商品種類や購買個数等から成る購買内
容情報と、購買者の氏名、住所等の個人情報とに分け、
前記購買情報から前記個人情報を除外した購買内容情報
のみを販売店に伝達するので、販売店では確かに購買者
が誰であるかの情報を持たず、その意味では販売店自体
からの個人情報の漏出は避けられる。しかし、購買情報
の全体、即ち購買内容情報及び個人情報を取得する個人
購買情報センター、前記購買情報から個人情報を抜き取
って購買内容情報を販売店へ通知するプロテクト及び購
買情報伝達センター、決済を管理する決済情報センター
等は購買内容情報と共にその個人情報を知得しており、
これらの各センターから個人情報が第三者に流れること
が考えられる。特に前記個人購買情報センターや前記プ
ロテクト及び購買情報伝達センターあるいは前記決済情
報センターに対しては何らの個人情報抹消手段、情報漏
出阻止対策が施されておらず、これらのセンターから個
人情報が漏出するおそれがあり、購買者の個人情報漏出
防止としては不完全である。
ムは、購買情報を商品種類や購買個数等から成る購買内
容情報と、購買者の氏名、住所等の個人情報とに分け、
前記購買情報から前記個人情報を除外した購買内容情報
のみを販売店に伝達するので、販売店では確かに購買者
が誰であるかの情報を持たず、その意味では販売店自体
からの個人情報の漏出は避けられる。しかし、購買情報
の全体、即ち購買内容情報及び個人情報を取得する個人
購買情報センター、前記購買情報から個人情報を抜き取
って購買内容情報を販売店へ通知するプロテクト及び購
買情報伝達センター、決済を管理する決済情報センター
等は購買内容情報と共にその個人情報を知得しており、
これらの各センターから個人情報が第三者に流れること
が考えられる。特に前記個人購買情報センターや前記プ
ロテクト及び購買情報伝達センターあるいは前記決済情
報センターに対しては何らの個人情報抹消手段、情報漏
出阻止対策が施されておらず、これらのセンターから個
人情報が漏出するおそれがあり、購買者の個人情報漏出
防止としては不完全である。
【0009】本発明は、インターネットなどを利用した
通信回線による通信販売において、商品購入者の意向を
受けて販売者および運送業者に必要な指示を与える情報
処理センターを通信回線上に設けることにより、前記購
入者の氏名、住所、電話番号、年齢、職業その他の個人
情報は販売者側に全く伝わらず、また前記情報処理セン
ターに知らされた情報は処理完了後あるいは所定期間の
経過後自動的に消去処理されるようにし、これによって
前記購入者の情報漏出防止をより確実にした通信回線手
段による商品売買・物流システムを提供することにあ
る。
通信回線による通信販売において、商品購入者の意向を
受けて販売者および運送業者に必要な指示を与える情報
処理センターを通信回線上に設けることにより、前記購
入者の氏名、住所、電話番号、年齢、職業その他の個人
情報は販売者側に全く伝わらず、また前記情報処理セン
ターに知らされた情報は処理完了後あるいは所定期間の
経過後自動的に消去処理されるようにし、これによって
前記購入者の情報漏出防止をより確実にした通信回線手
段による商品売買・物流システムを提供することにあ
る。
【0010】本発明はまた、インターネットなどを利用
した通信回線による通信販売において、購入者が商品の
注文に際して個人情報の秘匿モードと、氏名及び住所あ
るいは電話番号など必要な情報を残す通常販売モードと
を選択できるようにし、前記通常販売モードの選択によ
り、販売者側からの新規有用商品の紹介、購入商品に関
する各種の問い合せの受付など、販売者側の正規の顧客
情報管理、商品紹介その他各種のサービスを受け得るよ
うにした通信回線手段による商品売買・物流システムを
提供することにある。
した通信回線による通信販売において、購入者が商品の
注文に際して個人情報の秘匿モードと、氏名及び住所あ
るいは電話番号など必要な情報を残す通常販売モードと
を選択できるようにし、前記通常販売モードの選択によ
り、販売者側からの新規有用商品の紹介、購入商品に関
する各種の問い合せの受付など、販売者側の正規の顧客
情報管理、商品紹介その他各種のサービスを受け得るよ
うにした通信回線手段による商品売買・物流システムを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、通信回
線を介して商品販売者のホームページ上でリンクする情
報処理センターを有し、前記情報処理センターは、商品
購入者が前記ホームページ上で購入希望商品を決定した
後、そのときの商品購入者情報に対応する承認番号を発
行し、前記商品購入者情報、前記承認番号および商品販
売者情報を運送業者に送信し、かつ前記承認番号のみを
前記商品販売者へ送信し、前記運送業者は前記承認番号
に基いて前記商品販売者から商品を受け取り、前記承認
番号に係る商品購入者情報によって前記商品を配達し、
前記商品販売者は前記承認番号のみから代金決済を確認
し、前記情報処理センターでは処理終了直後または所定
期間の経過後に前記商品購入者情報および前記承認番号
の自動データ消去がなされるようにした通信回線手段に
よる商品売買・物流システムが提供される。
線を介して商品販売者のホームページ上でリンクする情
報処理センターを有し、前記情報処理センターは、商品
購入者が前記ホームページ上で購入希望商品を決定した
後、そのときの商品購入者情報に対応する承認番号を発
行し、前記商品購入者情報、前記承認番号および商品販
売者情報を運送業者に送信し、かつ前記承認番号のみを
前記商品販売者へ送信し、前記運送業者は前記承認番号
に基いて前記商品販売者から商品を受け取り、前記承認
番号に係る商品購入者情報によって前記商品を配達し、
前記商品販売者は前記承認番号のみから代金決済を確認
し、前記情報処理センターでは処理終了直後または所定
期間の経過後に前記商品購入者情報および前記承認番号
の自動データ消去がなされるようにした通信回線手段に
よる商品売買・物流システムが提供される。
【0012】また本発明によれば、通信回線を介して商
品販売者のホームページ上でリンクする情報処理センタ
ーを有し、商品購入者が前記ホームページ上で購入希望
商品を決定した後、購入希望商品の届け方法を選択する
パソコン画面にて前記情報処理センターへのリンクを希
望した場合のみ、前記情報処理センターは、そのときの
商品購入者情報に対応する承認番号を発行し、前記商品
購入者情報、前記承認番号および商品販売者情報を運送
業者に送信し、かつ前記承認番号のみを前記商品販売者
へ送信し、前記運送業者は前記承認番号に基いて前記商
品販売者から商品を受け取り、前記承認番号に係る商品
購入者情報によって前記商品を配達し、前記商品販売者
は前記承認番号のみから代金決済を確認し、前記情報処
理センターでは処理終了直後または所定期間の経過後に
前記商品購入者情報および前記承認番号の自動データ消
去がなされるようにした通信回線手段による商品売買・
物流システムが提供される。
品販売者のホームページ上でリンクする情報処理センタ
ーを有し、商品購入者が前記ホームページ上で購入希望
商品を決定した後、購入希望商品の届け方法を選択する
パソコン画面にて前記情報処理センターへのリンクを希
望した場合のみ、前記情報処理センターは、そのときの
商品購入者情報に対応する承認番号を発行し、前記商品
購入者情報、前記承認番号および商品販売者情報を運送
業者に送信し、かつ前記承認番号のみを前記商品販売者
へ送信し、前記運送業者は前記承認番号に基いて前記商
品販売者から商品を受け取り、前記承認番号に係る商品
購入者情報によって前記商品を配達し、前記商品販売者
は前記承認番号のみから代金決済を確認し、前記情報処
理センターでは処理終了直後または所定期間の経過後に
前記商品購入者情報および前記承認番号の自動データ消
去がなされるようにした通信回線手段による商品売買・
物流システムが提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を、添付図
面を参照して説明する。図2は本発明の実施例に係る商
品売買・物流システムの概略構成図である。同図を参照
して本発明のシステムの主要構成を説明すれば、商品購
入者となる消費者11および商品販売者である販売企業
12と、この販売企業12の提供するホームページ13
にリンクされた情報処理センター15と、前記販売企業
12から商品を受け取って前記消費者11に商品を届け
る運送業者としての物流会社16が示されている。また
これらの間の通信あるいはパソコン上でのアクセス、指
示、確認の操作を実線矢印で示し、実際の購入商品の移
動(商品受取、配達等)を破線矢印で示してある。な
お、販売企業12のホームページ13には複数の消費者
に接続されることは勿論であり、情報処理センター15
は加入する複数の販売企業のホームページにリンクされ
ている。
面を参照して説明する。図2は本発明の実施例に係る商
品売買・物流システムの概略構成図である。同図を参照
して本発明のシステムの主要構成を説明すれば、商品購
入者となる消費者11および商品販売者である販売企業
12と、この販売企業12の提供するホームページ13
にリンクされた情報処理センター15と、前記販売企業
12から商品を受け取って前記消費者11に商品を届け
る運送業者としての物流会社16が示されている。また
これらの間の通信あるいはパソコン上でのアクセス、指
示、確認の操作を実線矢印で示し、実際の購入商品の移
動(商品受取、配達等)を破線矢印で示してある。な
お、販売企業12のホームページ13には複数の消費者
に接続されることは勿論であり、情報処理センター15
は加入する複数の販売企業のホームページにリンクされ
ている。
【0014】まず、或る商品を購入しようとする消費者
11は、(A)自身のパソコン上で任意の商品販売企業
12のホームページ13にアクセスして閲覧する。そし
て、(B)そのショッピングモールで購入希望商品及び
購入希望数量を決定する。また、ホームページ13内の
「支払方法」の選択画面(C)および「商品届け方法」
の選択画面(D)を開き、消費者自身の希望に従って当
該画面の選択枝をクリックする。支払方法としては更に
具体例で後述するように例えば現金支払い希望あるいは
クレジットカード支払い希望などである。商品届け方法
の選択画面には、通常宅配サービスとセーフティ宅配サ
ービスの選択枝があり、後者のセーフティ宅配サービス
を選択すると、(E)消費者11の通信回線は情報処理
センター15にリンクされる。この情報処理センター1
5へのリンクにより、購入商品を決定したその時点での
当該消費者11の氏名、住所、電話番号などの個人情報
はすべて情報処理センターへ送信される状態となり、商
品販売企業12のホームページ13には一切入力されな
くなる。
11は、(A)自身のパソコン上で任意の商品販売企業
12のホームページ13にアクセスして閲覧する。そし
て、(B)そのショッピングモールで購入希望商品及び
購入希望数量を決定する。また、ホームページ13内の
「支払方法」の選択画面(C)および「商品届け方法」
の選択画面(D)を開き、消費者自身の希望に従って当
該画面の選択枝をクリックする。支払方法としては更に
具体例で後述するように例えば現金支払い希望あるいは
クレジットカード支払い希望などである。商品届け方法
の選択画面には、通常宅配サービスとセーフティ宅配サ
ービスの選択枝があり、後者のセーフティ宅配サービス
を選択すると、(E)消費者11の通信回線は情報処理
センター15にリンクされる。この情報処理センター1
5へのリンクにより、購入商品を決定したその時点での
当該消費者11の氏名、住所、電話番号などの個人情報
はすべて情報処理センターへ送信される状態となり、商
品販売企業12のホームページ13には一切入力されな
くなる。
【0015】情報処理センター15へリンクされた後、
(F)まず消費者11のパソコン画面上にセーフティ宅
配サービスの内容説明画面が現れる。消費者11はこの
画面説明を見て、(G)セーフティ宅配サービスを利用
するか否かの決定を行い、利用する場合はその旨の表示
をクリックする。(H)情報処理センター15はセーフ
ティ宅配サービス利用の決定を受けると、後述する承認
番号をパソコン画面上で消費者11に通知する。なお、
この承認番号は購入する商品を決定した後に付与される
ものであり、この承認番号のみによって購入商品が特定
される。後刻あるいは後日、同一または別の消費者11
が同一または別の商品を購入決定したときには、また新
たな承認番号が付与されることは勿論である。承認番号
は複数の数字で構成され、場合によっては英文字記号等
を含んでもよい。なお、前記情報処理センターは商品販
売企業のホームページからリンクされた後、自動的に所
定の承認番号の発行、送出を行うように構成されてお
り、操作するオペレータは存在せず、必要なのは定期的
に装置自体の保守、点検するために巡回してくる者だけ
でよい。
(F)まず消費者11のパソコン画面上にセーフティ宅
配サービスの内容説明画面が現れる。消費者11はこの
画面説明を見て、(G)セーフティ宅配サービスを利用
するか否かの決定を行い、利用する場合はその旨の表示
をクリックする。(H)情報処理センター15はセーフ
ティ宅配サービス利用の決定を受けると、後述する承認
番号をパソコン画面上で消費者11に通知する。なお、
この承認番号は購入する商品を決定した後に付与される
ものであり、この承認番号のみによって購入商品が特定
される。後刻あるいは後日、同一または別の消費者11
が同一または別の商品を購入決定したときには、また新
たな承認番号が付与されることは勿論である。承認番号
は複数の数字で構成され、場合によっては英文字記号等
を含んでもよい。なお、前記情報処理センターは商品販
売企業のホームページからリンクされた後、自動的に所
定の承認番号の発行、送出を行うように構成されてお
り、操作するオペレータは存在せず、必要なのは定期的
に装置自体の保守、点検するために巡回してくる者だけ
でよい。
【0016】消費者11に承認番号の通知がなされた
後、消費者11は再び販売企業12のホームページ13
と接続され、(I)これによって消費者はこの承認番号
および支払方法の決定内容を販売企業12へ送信する。
また(J)情報処理センター15はこの承認番号とこれ
に対応する販売企業名および当該消費者11の個人情報
を物流会社16に送信するとともに、(K)物流会社1
6から受付確認を受信する。さらに(L)情報処理セン
ター15は販売企業12での照会を可能にするために承
認番号を販売企業12へ通知する。
後、消費者11は再び販売企業12のホームページ13
と接続され、(I)これによって消費者はこの承認番号
および支払方法の決定内容を販売企業12へ送信する。
また(J)情報処理センター15はこの承認番号とこれ
に対応する販売企業名および当該消費者11の個人情報
を物流会社16に送信するとともに、(K)物流会社1
6から受付確認を受信する。さらに(L)情報処理セン
ター15は販売企業12での照会を可能にするために承
認番号を販売企業12へ通知する。
【0017】次に、(M)物流会社16は情報処理セン
ター15から得た承認番号および販売企業名を基に該当
する販売企業12へ消費者11の注文商品を引き取りに
行く。なお、この際に物流会社16では販売企業12に
対する商品入出荷依頼書や所定の伝票類を持参すること
は勿論である。そして(N)販売企業12との間で承認
番号を照会しつつ承認番号で特定される個数の注文商品
を受け取り、(O)個人情報で特定された消費者あるい
は届出相手先(配達先)へ商品を配達する。贈り物のよ
うに購入した消費者と配達先が異なる場合は、消費者1
1が情報処理センター15に個人情報を送信する際に
(上記のEの処理)、「お届け先」の欄にその旨の指示
をする。なお、販売企業12と物流会社16との間で目
的の商品の受け渡しをスムーズにするために、また配達
先を誤らないようにするために、販売企業側で承認番号
を記入したラベルを包装された商品に張り付けて物流会
社16へ渡し、物流会社16側でこの承認番号のラベル
の上に、発送元および発送先を記入した送り状を作成し
て張り付けるようにするのがよい。(P)商品の配達お
よび代金決済が完了したときに物流会社16は情報処理
センターにその旨の送信を行う。
ター15から得た承認番号および販売企業名を基に該当
する販売企業12へ消費者11の注文商品を引き取りに
行く。なお、この際に物流会社16では販売企業12に
対する商品入出荷依頼書や所定の伝票類を持参すること
は勿論である。そして(N)販売企業12との間で承認
番号を照会しつつ承認番号で特定される個数の注文商品
を受け取り、(O)個人情報で特定された消費者あるい
は届出相手先(配達先)へ商品を配達する。贈り物のよ
うに購入した消費者と配達先が異なる場合は、消費者1
1が情報処理センター15に個人情報を送信する際に
(上記のEの処理)、「お届け先」の欄にその旨の指示
をする。なお、販売企業12と物流会社16との間で目
的の商品の受け渡しをスムーズにするために、また配達
先を誤らないようにするために、販売企業側で承認番号
を記入したラベルを包装された商品に張り付けて物流会
社16へ渡し、物流会社16側でこの承認番号のラベル
の上に、発送元および発送先を記入した送り状を作成し
て張り付けるようにするのがよい。(P)商品の配達お
よび代金決済が完了したときに物流会社16は情報処理
センターにその旨の送信を行う。
【0018】図3は本発明の他の実施例に係る商品売買
・物流システムの概略構成図である。この実施例も基本
的には図2の場合と同じであるが、販売企業12のホー
ムページ13に現われる画面の操作項目の順番、したが
って消費者11の操作手順の順番が若干異なっている。
図2の実施例でも説明したように、図3において消費者
11は(A)自身のパソコン上で任意の商品販売企業1
2のホームページ13にアクセスし、(B)そのショッ
ピングモールで購入希望商品および購入希望数量を決定
する。
・物流システムの概略構成図である。この実施例も基本
的には図2の場合と同じであるが、販売企業12のホー
ムページ13に現われる画面の操作項目の順番、したが
って消費者11の操作手順の順番が若干異なっている。
図2の実施例でも説明したように、図3において消費者
11は(A)自身のパソコン上で任意の商品販売企業1
2のホームページ13にアクセスし、(B)そのショッ
ピングモールで購入希望商品および購入希望数量を決定
する。
【0019】次に、ホームページ13上で(D)お届け
方法の選択画面を開き、図2の場合と同様に通常宅配サ
ービスかセーフティ宅配サービスの選択を行う。通常宅
配サービスを選択した場合は、情報処理センター(無
人)15にはリンクされず、Eメール、あるいはホーム
ページ上で購入者自身の住所、氏名、メールアドレス等
を入力する。セーフティ宅配サービスを選択すると、購
入者の情報がホームページ13から情報処理センター1
5にリンクされてホームページ13上には残らない。こ
の後、ホームページ13を介して、(F)シークレット
便(セーフティ宅配サービスと同じ)の内容説明画面が
現われる。
方法の選択画面を開き、図2の場合と同様に通常宅配サ
ービスかセーフティ宅配サービスの選択を行う。通常宅
配サービスを選択した場合は、情報処理センター(無
人)15にはリンクされず、Eメール、あるいはホーム
ページ上で購入者自身の住所、氏名、メールアドレス等
を入力する。セーフティ宅配サービスを選択すると、購
入者の情報がホームページ13から情報処理センター1
5にリンクされてホームページ13上には残らない。こ
の後、ホームページ13を介して、(F)シークレット
便(セーフティ宅配サービスと同じ)の内容説明画面が
現われる。
【0020】次に、(C)支払方法の選択画面がホーム
ページ13に現われるので、幾つかの支払い方法の中か
ら希望する支払い方法を選ぶと、これに対応した支払内
容の確認画面に切り替わり(Q)、購入商品名および金
額、運送料、代引手数料、合計金額等が画面上に表示さ
れ、同画面で同意送信のボタンをクリックすると、これ
が情報処理センター15にリンクされる(R)。これに
続いて情報処理センター15から承認番号の付与がなさ
れ、この承認番号が消費者11および販売企業12へ送
信され(H)、またホームページ13上にお客様総括情
報の提示画面(S)が現われる。このお客様総括情報に
は購入商品、購入数量、金額をはじめ届け方法、支払い
方法等それまで個別に指定あるいは表示された情報が一
括して表示され、これによって消費者11はシークレッ
ト便の利用に係る自身の情報がすべて画面上で再確認す
ることができる。なお、この実施例では消費者11は販
売企業12へ直接承認番号を送信する必要はない。この
後は、図2の実施例と同様であり、最終的に物流会社1
6によって購入商品が配達される。即ち、(J)情報処
理センター15はこの承認番号とこれに対応する販売企
業名および当該消費者11の個人情報を物流会社16に
送信するとともに、(K)物流会社16から受付確認を
受信する。(M)物流会社16は情報処理センター15
から得た承認番号および販売企業名を基に該当する販売
企業12へ消費者11の注文商品を引き取りに行く。な
お、この際に物流会社16では販売企業12に対する商
品入出荷依頼書や所定の伝票類を持参することは勿論で
ある。そして(N)販売企業12との間で承認番号を照
会しつつ承認番号で特定される個数の注文商品を受け取
り、(O)個人情報で特定された消費者あるいは届出相
手先(配達先)へ商品を配達する。(P)商品の配達お
よび代金決済が完了したときに物流会社16は情報処理
センターにその旨の送信を行う。
ページ13に現われるので、幾つかの支払い方法の中か
ら希望する支払い方法を選ぶと、これに対応した支払内
容の確認画面に切り替わり(Q)、購入商品名および金
額、運送料、代引手数料、合計金額等が画面上に表示さ
れ、同画面で同意送信のボタンをクリックすると、これ
が情報処理センター15にリンクされる(R)。これに
続いて情報処理センター15から承認番号の付与がなさ
れ、この承認番号が消費者11および販売企業12へ送
信され(H)、またホームページ13上にお客様総括情
報の提示画面(S)が現われる。このお客様総括情報に
は購入商品、購入数量、金額をはじめ届け方法、支払い
方法等それまで個別に指定あるいは表示された情報が一
括して表示され、これによって消費者11はシークレッ
ト便の利用に係る自身の情報がすべて画面上で再確認す
ることができる。なお、この実施例では消費者11は販
売企業12へ直接承認番号を送信する必要はない。この
後は、図2の実施例と同様であり、最終的に物流会社1
6によって購入商品が配達される。即ち、(J)情報処
理センター15はこの承認番号とこれに対応する販売企
業名および当該消費者11の個人情報を物流会社16に
送信するとともに、(K)物流会社16から受付確認を
受信する。(M)物流会社16は情報処理センター15
から得た承認番号および販売企業名を基に該当する販売
企業12へ消費者11の注文商品を引き取りに行く。な
お、この際に物流会社16では販売企業12に対する商
品入出荷依頼書や所定の伝票類を持参することは勿論で
ある。そして(N)販売企業12との間で承認番号を照
会しつつ承認番号で特定される個数の注文商品を受け取
り、(O)個人情報で特定された消費者あるいは届出相
手先(配達先)へ商品を配達する。(P)商品の配達お
よび代金決済が完了したときに物流会社16は情報処理
センターにその旨の送信を行う。
【0021】
次に、購入した商品代金の決済、つまり代
金支払いおよびその確認の方法について説明する。商品
代金の決済方法は販売企業側のホームページにいくつか
の支払い方法が表示されており、前記(C)で説明した
ように、消費者がその中から選択できようになってい
る。その1つの選択枝として商品代引きによるクレジッ
トカード支払い方法がある。これはクレジットカードに
よって商品を配達にきた物流会社に商品の受け取りと引
き代えに決済する方法であり、物流会社はクレジットカ
ード発行会社(以下、クレジット会社)の装置端末に接
続可能な無線通信手段と共働する携帯型カード決済装置
を携行しており、消費者のクレジットカードを前記カー
ド決済装置に挿入し、かつ承認番号および購入金額を入
力し、その場でクレジット会社と接続してオンライン処
理し、後日、クレジット会社は販売企業者へ承認番号と
ともに商品代金の送金通知を行う。したがって消費者は
販売企業のホームページにカード番号の入力の必要は全
くない。
金支払いおよびその確認の方法について説明する。商品
代金の決済方法は販売企業側のホームページにいくつか
の支払い方法が表示されており、前記(C)で説明した
ように、消費者がその中から選択できようになってい
る。その1つの選択枝として商品代引きによるクレジッ
トカード支払い方法がある。これはクレジットカードに
よって商品を配達にきた物流会社に商品の受け取りと引
き代えに決済する方法であり、物流会社はクレジットカ
ード発行会社(以下、クレジット会社)の装置端末に接
続可能な無線通信手段と共働する携帯型カード決済装置
を携行しており、消費者のクレジットカードを前記カー
ド決済装置に挿入し、かつ承認番号および購入金額を入
力し、その場でクレジット会社と接続してオンライン処
理し、後日、クレジット会社は販売企業者へ承認番号と
ともに商品代金の送金通知を行う。したがって消費者は
販売企業のホームページにカード番号の入力の必要は全
くない。
【0022】
その他の決済方法として、例えば(1)商
品代引きによる現金支払い、(2)商品代金前入金によ
る支払い、(3)インターネットバンクによる事前支払
い、などが挙げられる。いずれも消費者が自由に選択で
き、しかも販売企業者側は承認番号に基いてこれに対応
する商品代金の受領を確認でき、消費者の個人情報は必
要なく、この点でも個人情報の漏出は防止できる。前記
の現金支払いの場合は物流会社が承認番号とこれに対応
する現金受領を販売企業に通知する。これに加えて消費
者自身が承認番号に対する現金支払い済みを販売企業へ
通知してもよいことは勿論である。代金前入金による場
合は、購入したい商品を消費者が選択し、情報処理セン
ターから承認番号を受領した後で、消費者はこの承認番
号と自身の氏名のみによって販売企業へ購入代金を銀行
振込などの手段で予め送金する。氏名は銀行振込のため
に必要なものであり、販売企業者は購入者の氏名を知る
ことになるが、氏名のみでは個人情報としては不完全で
あり、実質的に他への流用の価値はなく、漏出のおそれ
はない。なお、物流会社による商品引渡し(消費者への
商品配達)時点では代金決済(事前または同時)は終了
している。
品代引きによる現金支払い、(2)商品代金前入金によ
る支払い、(3)インターネットバンクによる事前支払
い、などが挙げられる。いずれも消費者が自由に選択で
き、しかも販売企業者側は承認番号に基いてこれに対応
する商品代金の受領を確認でき、消費者の個人情報は必
要なく、この点でも個人情報の漏出は防止できる。前記
の現金支払いの場合は物流会社が承認番号とこれに対応
する現金受領を販売企業に通知する。これに加えて消費
者自身が承認番号に対する現金支払い済みを販売企業へ
通知してもよいことは勿論である。代金前入金による場
合は、購入したい商品を消費者が選択し、情報処理セン
ターから承認番号を受領した後で、消費者はこの承認番
号と自身の氏名のみによって販売企業へ購入代金を銀行
振込などの手段で予め送金する。氏名は銀行振込のため
に必要なものであり、販売企業者は購入者の氏名を知る
ことになるが、氏名のみでは個人情報としては不完全で
あり、実質的に他への流用の価値はなく、漏出のおそれ
はない。なお、物流会社による商品引渡し(消費者への
商品配達)時点では代金決済(事前または同時)は終了
している。
【0023】
次に、情報処理センターによる個人情報の
データ消去およびクーリングオフについて説明する。前
記情報処理センターは、通常の場合、前記物流会社から
の商品配達完了の通知を受信した後、その商品について
のクーリングオフ期間経過後自動的に消費者の個人情報
が消去されるようになっている。またクーリングオフの
定められていない商品、例えば中古品などの場合、ある
いは消費者が希望する場合には商品配達完了後に直ち
に、かつ自動的に個人情報の消去がなされるように設定
されている。いずれもその都度オペレータが操作するこ
となく自動的に消去動作がなされる。基本的にクーリン
グオフの対象となる商品は購入者に到着してから9日後
に消去され、その他の対象とならない商品は承認番号発
行後直ちに消去される。前記情報処理センターでクーリ
ングオフ対象商品か否かを判別するために、販売企業側
でそれを判別する識別信号の設定を行う。これは企業側
インターネットシステムにソフトで投入することとす
る。例えばクーリングオフ対象外の商品の場合のみ特定
の識別番号を設定し、この識別番号のない物はすべてク
ーリングオフ対象商品とするように設定することができ
る。
データ消去およびクーリングオフについて説明する。前
記情報処理センターは、通常の場合、前記物流会社から
の商品配達完了の通知を受信した後、その商品について
のクーリングオフ期間経過後自動的に消費者の個人情報
が消去されるようになっている。またクーリングオフの
定められていない商品、例えば中古品などの場合、ある
いは消費者が希望する場合には商品配達完了後に直ち
に、かつ自動的に個人情報の消去がなされるように設定
されている。いずれもその都度オペレータが操作するこ
となく自動的に消去動作がなされる。基本的にクーリン
グオフの対象となる商品は購入者に到着してから9日後
に消去され、その他の対象とならない商品は承認番号発
行後直ちに消去される。前記情報処理センターでクーリ
ングオフ対象商品か否かを判別するために、販売企業側
でそれを判別する識別信号の設定を行う。これは企業側
インターネットシステムにソフトで投入することとす
る。例えばクーリングオフ対象外の商品の場合のみ特定
の識別番号を設定し、この識別番号のない物はすべてク
ーリングオフ対象商品とするように設定することができ
る。
【0024】
商品によってはその商品に保証書が付属し
ているものがある。このような場合、消費者側で保証書
に前記の承認番号を記入しておき、必要が生じた時に販
売企業にこれを提示することにより所定の保証が受けら
れる。その他、購入した商品に対する問い合わせも前記
承認番号を通知して直接販売会社に問い合わせる。これ
らの事項はパソコン画面上でのセーフティ宅配サービス
の内容説明によって事前に消費者に示されるようになっ
ている。
ているものがある。このような場合、消費者側で保証書
に前記の承認番号を記入しておき、必要が生じた時に販
売企業にこれを提示することにより所定の保証が受けら
れる。その他、購入した商品に対する問い合わせも前記
承認番号を通知して直接販売会社に問い合わせる。これ
らの事項はパソコン画面上でのセーフティ宅配サービス
の内容説明によって事前に消費者に示されるようになっ
ている。
【0025】
消費者によっては、住所、氏名などの個人
情報が販売企業に知られても構わないという人がいる。
また商品によって、例えば書籍の場合に本を購入した消
費者の傾向、嗜好などを情報分析して、今後その消費者
の要望にあった内容の新刊書籍を紹介することで、消費
者に喜ばれるという場合もある。本発明では販売企業の
提供するホームページに情報処理センターにリンクする
のを希望するか希望しないかの選択ができるようになっ
ており、希望しない場合には同じホームページにより通
常の通信回線を用いた商品購入が可能になるようにして
多様な消費者の要望を満たすことができるようになって
いる。
情報が販売企業に知られても構わないという人がいる。
また商品によって、例えば書籍の場合に本を購入した消
費者の傾向、嗜好などを情報分析して、今後その消費者
の要望にあった内容の新刊書籍を紹介することで、消費
者に喜ばれるという場合もある。本発明では販売企業の
提供するホームページに情報処理センターにリンクする
のを希望するか希望しないかの選択ができるようになっ
ており、希望しない場合には同じホームページにより通
常の通信回線を用いた商品購入が可能になるようにして
多様な消費者の要望を満たすことができるようになって
いる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、販
売者側のホームページ上でリンクする情報処理センター
を設け、商品購入者が購入希望商品を決定した後、この
情報処理センターに購入者の個人情報を入力し、これに
よって前記情報処理センターが自動的に承認番号を発信
し、以後この承認番号で販売者からの商品受取り、代金
決済を行うようにしたので、販売者側に購入者の個人情
報が全く知られることなく商品の購入ができる。また、
商品受取り後は自動的に情報処理センターで個人情報の
データ消去がなされるので、商品購入者である消費者は
一般の商店やコンビニ(コンビニェンスストア)などで
現金で商品を買うのと全く同じ感覚で、名前も知られず
に、簡単に希望商品の購入、受取りができる。
売者側のホームページ上でリンクする情報処理センター
を設け、商品購入者が購入希望商品を決定した後、この
情報処理センターに購入者の個人情報を入力し、これに
よって前記情報処理センターが自動的に承認番号を発信
し、以後この承認番号で販売者からの商品受取り、代金
決済を行うようにしたので、販売者側に購入者の個人情
報が全く知られることなく商品の購入ができる。また、
商品受取り後は自動的に情報処理センターで個人情報の
データ消去がなされるので、商品購入者である消費者は
一般の商店やコンビニ(コンビニェンスストア)などで
現金で商品を買うのと全く同じ感覚で、名前も知られず
に、簡単に希望商品の購入、受取りができる。
【0027】
この種の通信販売で問題となりがちな個人
情報の提示、漏洩といった不都合が発生せず、消費者に
とって自宅で簡単、かつ安心して商品の購入、受取りが
可能となる。販売者側にとっても、顧客の個人情報の漏
洩といった不安を消費者に与える余地が皆無となり、消
費者の不安解消、扱い商品の即時閲覧、商品購入の便利
さなどにより、通信回線利用の販売増大、消費拡大など
大きな販売戦略上の利点が得られる。代金の決済も例え
ば商品代引きによるクレジットカード支払い方法の選択
により、簡単かつ即時に決済がなされ、販売者側には前
記承認番号のみで決済確認ができるなど種々の効果がも
たらされる。
情報の提示、漏洩といった不都合が発生せず、消費者に
とって自宅で簡単、かつ安心して商品の購入、受取りが
可能となる。販売者側にとっても、顧客の個人情報の漏
洩といった不安を消費者に与える余地が皆無となり、消
費者の不安解消、扱い商品の即時閲覧、商品購入の便利
さなどにより、通信回線利用の販売増大、消費拡大など
大きな販売戦略上の利点が得られる。代金の決済も例え
ば商品代引きによるクレジットカード支払い方法の選択
により、簡単かつ即時に決済がなされ、販売者側には前
記承認番号のみで決済確認ができるなど種々の効果がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パソコンを使用した従来のインターネットショ
ッピングを説明するための消費者と販売側企業との間の
やりとりを示した図である。
ッピングを説明するための消費者と販売側企業との間の
やりとりを示した図である。
【図2】本発明の実施例に係る商品売買・物流システム
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る商品売買・物流シス
テムの概略構成図である。
テムの概略構成図である。
【符号の説明】
11 消費者
12 販売企業
13 企業側ホームページ
15 情報処理センター
16 物流会社
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】
Claims (4)
- 【請求項1】通信回線を介して商品販売者のホームペー
ジ上でリンクする情報処理センターを有し、前記情報処
理センターは、商品購入者が前記ホームページ上で購入
希望商品を決定した後、商品購入者情報のみを受けると
ともにこれに対応する承認番号を発行し、前記商品購入
者情報、前記承認番号および商品販売者情報を運送業者
に送信し、かつ前記承認番号のみを前記商品販売者へ送
信し、前記運送業者は前記承認番号に基いて前記商品販
売者から商品を受け取り、前記承認番号に係る商品購入
者情報によって前記商品を配達し、前記商品販売者は前
記承認番号のみから代金決済を確認し、前記情報処理セ
ンターでは処理終了直後または所定期間の経過後に前記
商品購入者情報および前記承認番号の自動データ消去が
なされるようにしたことを特徴とする通信回線手段によ
る商品売買・物流システム。 - 【請求項2】前記商品販売者のホームページには商品購
入者が選択できる複数の代金支払い方法が示されてお
り、その中の1つに商品代引きによるクレジットカード
支払い方法が含まれ、これを選択することによって商品
配達時に前記運送業者が前記商品購入者のクレジットカ
ードによる代金決済を行うことを特徴とする請求項1に
記載した通信回線手段による商品売買・物流システム。 - 【請求項3】前記所定期間は前記商品に対して定められ
たクーリングオフ期間であり、前記情報処理センターで
は前記クーリングオフ期間の経過後に前記商品購入者情
報および前記承認番号の自動データ消去がなされること
を特徴とする請求項1に記載した通信回線手段による商
品売買・物流システム。 - 【請求項4】通信回線を介して商品販売者のホームペー
ジ上でリンクする情報処理センターを有し、商品購入者
が前記ホームページ上で購入希望商品を決定した後、商
品購入者が支払方法および購入希望商品の届け方法を選
択する画面にて前記情報処理センターにリンクするのを
希望するか否かを表示し、前記情報処理センターへのリ
ンクを希望しない場合は通常の通信回線手段による商品
売買システムとなり、前記情報処理センターへのリンク
を希望した場合、前記情報処理センターは商品購入者情
報のみを受けるとともにこれに対応する承認番号を発行
し、前記商品購入者情報、前記承認番号および商品販売
者情報を運送業者に送信し、かつ前記承認番号のみを前
記商品販売者へ送信し、前記運送業者は前記承認番号に
基いて前記商品販売者から商品を受け取り、前記承認番
号に係る商品購入者情報によって前記商品を配達し、前
記商品販売者は前記承認番号のみから代金決済を確認
し、前記情報処理センターでは処理終了直後または所定
期間の経過後に前記商品購入者情報および前記承認番号
の自動データ消去がなされるようにしたことを特徴とす
る通信回線手段による商品売買・物流システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048440A JP2003248761A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 通信回線手段による商品売買・物流システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048440A JP2003248761A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 通信回線手段による商品売買・物流システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003248761A true JP2003248761A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28661238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002048440A Pending JP2003248761A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 通信回線手段による商品売買・物流システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003248761A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007183854A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Hideki Dan | 給与計算及び労務管理の受託処理方法 |
JP2013541118A (ja) * | 2010-10-28 | 2013-11-07 | アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド | ユーザ情報の保護 |
JP2018139137A (ja) * | 2014-06-12 | 2018-09-06 | アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited | 機密情報の管理 |
CN109472657A (zh) * | 2017-09-08 | 2019-03-15 | 丰唐物联技术(深圳)有限公司 | 一种商品销售的管理方法及装置 |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002048440A patent/JP2003248761A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007183854A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Hideki Dan | 給与計算及び労務管理の受託処理方法 |
JP2013541118A (ja) * | 2010-10-28 | 2013-11-07 | アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド | ユーザ情報の保護 |
JP2018139137A (ja) * | 2014-06-12 | 2018-09-06 | アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited | 機密情報の管理 |
US10387680B2 (en) | 2014-06-12 | 2019-08-20 | Alibaba Group Holding Limited | Managing confidential information |
CN109472657A (zh) * | 2017-09-08 | 2019-03-15 | 丰唐物联技术(深圳)有限公司 | 一种商品销售的管理方法及装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3887854B2 (ja) | 電子取引支援方法 | |
US9704163B2 (en) | Secondary market for gift cards where secondary market transactions do not physically transfer the same gift card between a seller and a purchaser | |
US8756111B2 (en) | Providing notice and purchasing a gift in an online or electronic environment | |
JP2003140581A (ja) | Posレシート用紙への広告掲載管理方法および広告掲載管理装置 | |
KR20000063874A (ko) | 위치추적을 이용한 모바일 상거래 시스템 | |
KR101174439B1 (ko) | 공동구매 제공 시스템 및 제공방법 | |
EP1313047A1 (en) | Commodity selling or buying method using network | |
JP7506426B2 (ja) | ギフト資産管理システム | |
JP2001338253A (ja) | 電子商取引方法および装置 | |
JPH10240814A (ja) | インターネット回線を利用したクレジットカード決済システム | |
JP2007026471A (ja) | ネットワークを利用した商品販売または購入の方法及びそのシステム | |
JP2003248761A (ja) | 通信回線手段による商品売買・物流システム | |
KR20050055458A (ko) | 인터넷을 이용한 통합쇼핑몰과 배송시스템 | |
JP2001312606A (ja) | 電子取引システムおよび電子取引方法 | |
KR101505031B1 (ko) | Url을 이용한 전자상거래 관리서버 및 그 관리방법 | |
KR101505032B1 (ko) | Url을 이용한 전자상거래 관리서버 및 그 관리방법 | |
JP2003076887A (ja) | 中古品取引システム、中古品取引支援装置及び中古品取引方法 | |
Dadić et al. | E-commerce: The case of Croatia | |
JP2004126825A (ja) | カタログギフトシステム及びカタログギフトシステム管理サーバ | |
JP2008059498A (ja) | 販売支援システム、販売支援方法、及び販売支援プログラム | |
KR102551788B1 (ko) | 상품 구매대행 시스템 | |
JP7315990B1 (ja) | メーカー処分品販売システム | |
JP2001319157A (ja) | オンラインショッピングシステム | |
KR101442591B1 (ko) | Url을 이용한 전자상거래 관리서버 및 그 관리방법 | |
KR20180088977A (ko) | 공동구매 시스템 및 서비스 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041005 |