JP2003247823A - 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 - Google Patents
位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置Info
- Publication number
- JP2003247823A JP2003247823A JP2002049606A JP2002049606A JP2003247823A JP 2003247823 A JP2003247823 A JP 2003247823A JP 2002049606 A JP2002049606 A JP 2002049606A JP 2002049606 A JP2002049606 A JP 2002049606A JP 2003247823 A JP2003247823 A JP 2003247823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video data
- phase difference
- pair
- correction
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C3/00—Measuring distances in line of sight; Optical rangefinders
- G01C3/10—Measuring distances in line of sight; Optical rangefinders using a parallactic triangle with variable angles and a base of fixed length in the observation station, e.g. in the instrument
- G01C3/18—Measuring distances in line of sight; Optical rangefinders using a parallactic triangle with variable angles and a base of fixed length in the observation station, e.g. in the instrument with one observation point at each end of the base
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1対の光センサアレイに結像される映像間の
位相差を利用する対象検出装置において、無駄な補正を
可及的に抑制可能にする。 【解決手段】 補正有効性判定部5dが1対の映像デー
タ列(ILとIR)に対する補正が有効であると判断す
ると、左右差補正部5eは1対のデータ列の最大値差M
axと最小値差Minの和を2で割った値を補正量とし
て求め、求めた補正量でメモリ5b内のILとIRの差
を補正する。補正されたILとIRに基づき相関演算部
5fが相関演算し、最大相関検出部5gが最大相関度を
検出し、最大相関度に基づき補間演算部5hが補間演算
を行い、位相差検出部5iで位相差を検出する。
位相差を利用する対象検出装置において、無駄な補正を
可及的に抑制可能にする。 【解決手段】 補正有効性判定部5dが1対の映像デー
タ列(ILとIR)に対する補正が有効であると判断す
ると、左右差補正部5eは1対のデータ列の最大値差M
axと最小値差Minの和を2で割った値を補正量とし
て求め、求めた補正量でメモリ5b内のILとIRの差
を補正する。補正されたILとIRに基づき相関演算部
5fが相関演算し、最大相関検出部5gが最大相関度を
検出し、最大相関度に基づき補間演算部5hが補間演算
を行い、位相差検出部5iで位相差を検出する。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、位相差検出方法、位相差
検出装置、測距装置および撮像装置に関する。
検出装置、測距装置および撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動焦点カメラ等において、いわ
ゆるパッシブ方式で被写体にピントを合わせる際、非T
TLカメラの場合は撮影レンズを通過していない被写体
像を用いて被写体距離を検出した後にその検出した被写
体距離に応じて撮影レンズの位置を制御しており、TT
Lカメラの場合は撮影レンズを通過して得られた被写体
像を用いて合焦状態からのずれ量を検出した後にその検
出したずれ量に応じて撮影レンズの位置を制御してい
る。以下、図3(a)を参照して上述した動作原理を説
明する。
ゆるパッシブ方式で被写体にピントを合わせる際、非T
TLカメラの場合は撮影レンズを通過していない被写体
像を用いて被写体距離を検出した後にその検出した被写
体距離に応じて撮影レンズの位置を制御しており、TT
Lカメラの場合は撮影レンズを通過して得られた被写体
像を用いて合焦状態からのずれ量を検出した後にその検
出したずれ量に応じて撮影レンズの位置を制御してい
る。以下、図3(a)を参照して上述した動作原理を説
明する。
【0003】同図において、1対のレンズ1aと1bは
所定の基線長bだけ離して配設してあり、1対のレンズ
1aと1bから焦点距離fだけ離して配設された1対の
光センサアレイ3aと3bに互いに異なる光路AとBを
介して対象2の映像をそれぞれ結像させる。対象2は1
対のレンズ1a、1bから正面方向に距離Lだけ離れた
位置に存在するものとする。
所定の基線長bだけ離して配設してあり、1対のレンズ
1aと1bから焦点距離fだけ離して配設された1対の
光センサアレイ3aと3bに互いに異なる光路AとBを
介して対象2の映像をそれぞれ結像させる。対象2は1
対のレンズ1a、1bから正面方向に距離Lだけ離れた
位置に存在するものとする。
【0004】対象2が無限遠の位置に存在するとき一対
の光センサアレイ3aと3bに結像される映像の中心は
光センサアレイ3a、3b上のレンズ1a、1bの光軸
に対応する基準位置(3a1、3b1)に結像される
が、対象2が無限遠位置よりも近づくと、これら基準位
置(3a1、3b1)からαだけずれた位置に結像され
る。三角測距の原理から対象2までの距離LはL=bf
/αとなる。ここで、基線長bと焦点距離fは定数なの
で、ずれ量αを検出すれば距離Lを測定できる。これが
非TTLカメラに用いられているパッシブ測距(いわゆ
る外光三角測距)の原理である。なお、非TTLカメラ
では測距装置の出力値として距離Lを用いるかわりにず
れ量αをそのまま使う場合もある。
の光センサアレイ3aと3bに結像される映像の中心は
光センサアレイ3a、3b上のレンズ1a、1bの光軸
に対応する基準位置(3a1、3b1)に結像される
が、対象2が無限遠位置よりも近づくと、これら基準位
置(3a1、3b1)からαだけずれた位置に結像され
る。三角測距の原理から対象2までの距離LはL=bf
/αとなる。ここで、基線長bと焦点距離fは定数なの
で、ずれ量αを検出すれば距離Lを測定できる。これが
非TTLカメラに用いられているパッシブ測距(いわゆ
る外光三角測距)の原理である。なお、非TTLカメラ
では測距装置の出力値として距離Lを用いるかわりにず
れ量αをそのまま使う場合もある。
【0005】TTLカメラの場合は、撮像レンズ(図示
せず。)を通過した光を一対のレンズ1a、1bに与え
て上記と同様に左右の映像対間のずれ量αを検出する。
なお、この場合は合焦状態にあるときの映像の中心を各
光センサアレイ3a、3b上の基準位置とする。よっ
て、ずれ量αの正負が前ピント状態か後ピント状態か
を、その絶対値が合焦からのずれの程度をそれぞれ示
す。なお、本願では、これらのずれ量αを位相差と称す
る。
せず。)を通過した光を一対のレンズ1a、1bに与え
て上記と同様に左右の映像対間のずれ量αを検出する。
なお、この場合は合焦状態にあるときの映像の中心を各
光センサアレイ3a、3b上の基準位置とする。よっ
て、ずれ量αの正負が前ピント状態か後ピント状態か
を、その絶対値が合焦からのずれの程度をそれぞれ示
す。なお、本願では、これらのずれ量αを位相差と称す
る。
【0006】これらはいずれも光学系により対象の映像
を1対の光センサアレイ上に結像させ、1対の光センサ
アレイが出力する1対の映像信号の相対的な位置ずれ、
すなわち位相差を1対の映像信号からそれぞれ抽出した
部分映像データ群(図3(b)参照)について相関演算
を行うことにより検出している。なお、このような位相
差検出は自動焦点カメラに限るものではなく、種々の測
距装置や焦点検出装置等に用いることが可能である。
を1対の光センサアレイ上に結像させ、1対の光センサ
アレイが出力する1対の映像信号の相対的な位置ずれ、
すなわち位相差を1対の映像信号からそれぞれ抽出した
部分映像データ群(図3(b)参照)について相関演算
を行うことにより検出している。なお、このような位相
差検出は自動焦点カメラに限るものではなく、種々の測
距装置や焦点検出装置等に用いることが可能である。
【0007】このような位相差を利用するものにおい
て、被写体の背景に太陽等の強い光源がある場合(いわ
ゆる逆光時)の迷光に起因する検出精度の悪化を低減す
る方式として、例えば特許第3230759号(特開平
5−264892号公報)に記載されたものがある。具
体的には、光センサの出力に逆光等によるフレア光の影
響があるか否か判断し、フレア光の影響があると判断し
た場合は、映像信号に対して必ず所定の補正、具体的に
は1対の映像信号の光量差に基づく補正値を求め、求め
た補正値を一方の映像信号のそれぞれに加算または減算
し、補正後の映像信号に基づき相関演算を行って位相差
を求めている。
て、被写体の背景に太陽等の強い光源がある場合(いわ
ゆる逆光時)の迷光に起因する検出精度の悪化を低減す
る方式として、例えば特許第3230759号(特開平
5−264892号公報)に記載されたものがある。具
体的には、光センサの出力に逆光等によるフレア光の影
響があるか否か判断し、フレア光の影響があると判断し
た場合は、映像信号に対して必ず所定の補正、具体的に
は1対の映像信号の光量差に基づく補正値を求め、求め
た補正値を一方の映像信号のそれぞれに加算または減算
し、補正後の映像信号に基づき相関演算を行って位相差
を求めている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆光等
の影響は複雑であり、上記のように映像信号に対して所
定の補正を行っても必ずしも逆光等の影響が除去される
ものではない。例えば、逆光により1対の映像信号が図
4(a)(b)に示したような状態になってしまうと、
上記のように1対の映像信号の光量差に基づく補正値を
求め、求めた補正値を一方の映像信号のそれぞれに加算
または減算する補正を施しても映像信号から逆光等の影
響を除去することは困難となる。よって、特許第323
0759号(特開平5−264892号公報)に記載の
技術では、無駄な補正を行ってしまう可能性がある。
の影響は複雑であり、上記のように映像信号に対して所
定の補正を行っても必ずしも逆光等の影響が除去される
ものではない。例えば、逆光により1対の映像信号が図
4(a)(b)に示したような状態になってしまうと、
上記のように1対の映像信号の光量差に基づく補正値を
求め、求めた補正値を一方の映像信号のそれぞれに加算
または減算する補正を施しても映像信号から逆光等の影
響を除去することは困難となる。よって、特許第323
0759号(特開平5−264892号公報)に記載の
技術では、無駄な補正を行ってしまう可能性がある。
【0009】本発明の目的は、無駄な補正を抑制可能な
位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像
装置を提供することである。
位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像
装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、測定映像
対象の像が結像される1対の光センサアレイの出力に応
じて生成される映像データ列に対して所定の補正が有効
であるか否かを判定する判定ステップと、上記所定の補
正が有効でないと判定した場合は、上記映像データ列に
基づいて上記1対のセンサアレイに結像された像の相互
間の位相差を検出する第1の位相差検出ステップと、上
記所定の補正が有効であると判定した場合は、上記映像
データ列に対して上記所定の補正をし、補正後の上記映
像データに基づいて上記1対のセンサアレイに結像され
た像の相互間の位相差を検出する第2の位相差検出ステ
ップとを含む位相差検出方法である。このようなステッ
プを含む方法によれば、所定の補正が有効でないと判定
した場合は映像データ列に基づいて1対のセンサアレイ
に結像された像の相互間の位相差を検出し、上記所定の
補正が有効であると判定した場合は、映像データ列に対
して上記所定の補正をし、補正後の映像データに基づい
て上記1対のセンサアレイに結像された像の相互間の位
相差を検出するので、無駄な補正を抑制可能となる。
対象の像が結像される1対の光センサアレイの出力に応
じて生成される映像データ列に対して所定の補正が有効
であるか否かを判定する判定ステップと、上記所定の補
正が有効でないと判定した場合は、上記映像データ列に
基づいて上記1対のセンサアレイに結像された像の相互
間の位相差を検出する第1の位相差検出ステップと、上
記所定の補正が有効であると判定した場合は、上記映像
データ列に対して上記所定の補正をし、補正後の上記映
像データに基づいて上記1対のセンサアレイに結像され
た像の相互間の位相差を検出する第2の位相差検出ステ
ップとを含む位相差検出方法である。このようなステッ
プを含む方法によれば、所定の補正が有効でないと判定
した場合は映像データ列に基づいて1対のセンサアレイ
に結像された像の相互間の位相差を検出し、上記所定の
補正が有効であると判定した場合は、映像データ列に対
して上記所定の補正をし、補正後の映像データに基づい
て上記1対のセンサアレイに結像された像の相互間の位
相差を検出するので、無駄な補正を抑制可能となる。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、上記
判定は、上記映像データ列に基づき上記1対の光センサ
アレイの一方の光センサアレイの出力波形が他方の光セ
ンサアレイの出力波形に対して平行にシフトしている場
合に上記所定の補正が有効であると判定するものであ
り、上記補正は、上記シフト量に基づく補正としてい
る。このような方法によれば、上記の効果に加えて、1
対の光センサアレイの一方の光センサアレイの出力波形
が他方の光センサアレイの出力波形に対して平行にシフ
トしている場合に有効な補正が行える。
判定は、上記映像データ列に基づき上記1対の光センサ
アレイの一方の光センサアレイの出力波形が他方の光セ
ンサアレイの出力波形に対して平行にシフトしている場
合に上記所定の補正が有効であると判定するものであ
り、上記補正は、上記シフト量に基づく補正としてい
る。このような方法によれば、上記の効果に加えて、1
対の光センサアレイの一方の光センサアレイの出力波形
が他方の光センサアレイの出力波形に対して平行にシフ
トしている場合に有効な補正が行える。
【0012】第3の発明は、第1の発明において、上記
映像データ列は、上記測定映像対象の像が結像される1
対の光センサアレイの出力に応じて生成される複数の映
像データからなる1対の映像データ列であり、上記判定
は、上記1対の映像データ列の各々の最大の映像データ
の差と上記1対の映像データ列の各々の最小の映像デー
タの差との差が所定の範囲にある場合に上記所定の補正
が有効であると判定するものであり、上記補正は、上記
最大の映像データの差と上記最小の映像データの差に基
づく補正値で上記映像データ列を補正するものとしてい
る。このような方法によれば、無駄な補正を抑制可能と
なり、また、最大の映像データの差と最小の映像データ
の差を、その差が所定の範囲にあるか否かの判断と補正
値を求める際とに用いるので、データの兼用化が図れ
る。
映像データ列は、上記測定映像対象の像が結像される1
対の光センサアレイの出力に応じて生成される複数の映
像データからなる1対の映像データ列であり、上記判定
は、上記1対の映像データ列の各々の最大の映像データ
の差と上記1対の映像データ列の各々の最小の映像デー
タの差との差が所定の範囲にある場合に上記所定の補正
が有効であると判定するものであり、上記補正は、上記
最大の映像データの差と上記最小の映像データの差に基
づく補正値で上記映像データ列を補正するものとしてい
る。このような方法によれば、無駄な補正を抑制可能と
なり、また、最大の映像データの差と最小の映像データ
の差を、その差が所定の範囲にあるか否かの判断と補正
値を求める際とに用いるので、データの兼用化が図れ
る。
【0013】第4の発明は、測定映像対象の像が結像さ
れる1対の光センサアレイと、上記1対の光センサアレ
イの出力に応じて生成される映像データ列に対して所定
の補正が有効であるか否かを判定する判定部と、上記判
定部が上記所定の補正が有効でないと判定した場合は、
上記映像データ列に基づいて上記1対のセンサアレイに
結像された像の相互間の位相差を検出する第1の位相差
検出部と、上記判定部が上記所定の補正が有効であると
判定した場合は、上記映像データ列に対して上記所定の
補正をし、補正後の上記映像データに基づいて上記1対
のセンサアレイに結像された像の相互間の位相差を検出
する第2の位相差検出部とを含む位相差検出装置であ
る。このような構成によれば、所定の補正が有効でない
と判定した場合は映像データ列に基づいて1対のセンサ
アレイに結像された像の相互間の位相差を検出し、上記
所定の補正が有効であると判定した場合は、映像データ
列に対して上記所定の補正をし、補正後の映像データに
基づいて上記1対のセンサアレイに結像された像の相互
間の位相差を検出するので、無駄な補正を抑制可能とな
る。
れる1対の光センサアレイと、上記1対の光センサアレ
イの出力に応じて生成される映像データ列に対して所定
の補正が有効であるか否かを判定する判定部と、上記判
定部が上記所定の補正が有効でないと判定した場合は、
上記映像データ列に基づいて上記1対のセンサアレイに
結像された像の相互間の位相差を検出する第1の位相差
検出部と、上記判定部が上記所定の補正が有効であると
判定した場合は、上記映像データ列に対して上記所定の
補正をし、補正後の上記映像データに基づいて上記1対
のセンサアレイに結像された像の相互間の位相差を検出
する第2の位相差検出部とを含む位相差検出装置であ
る。このような構成によれば、所定の補正が有効でない
と判定した場合は映像データ列に基づいて1対のセンサ
アレイに結像された像の相互間の位相差を検出し、上記
所定の補正が有効であると判定した場合は、映像データ
列に対して上記所定の補正をし、補正後の映像データに
基づいて上記1対のセンサアレイに結像された像の相互
間の位相差を検出するので、無駄な補正を抑制可能とな
る。
【0014】第5の発明は、第4の発明において、上記
判定部は、上記映像データ列に基づき上記1対の光セン
サアレイの一方の光センサアレイの出力波形が他方の光
センサアレイの出力波形に対して平行にシフトしている
場合に上記所定の補正が有効であると判定するものであ
り、上記補正は、上記シフトの量に基づく補正である構
成としている。このような構成によれば、上記の効果に
加えて、1対の光センサアレイの一方の光センサアレイ
の出力波形が他方の光センサアレイの出力波形に対して
平行にシフトしている場合に有効な補正が行える。
判定部は、上記映像データ列に基づき上記1対の光セン
サアレイの一方の光センサアレイの出力波形が他方の光
センサアレイの出力波形に対して平行にシフトしている
場合に上記所定の補正が有効であると判定するものであ
り、上記補正は、上記シフトの量に基づく補正である構
成としている。このような構成によれば、上記の効果に
加えて、1対の光センサアレイの一方の光センサアレイ
の出力波形が他方の光センサアレイの出力波形に対して
平行にシフトしている場合に有効な補正が行える。
【0015】第6の発明は、第4の発明において、上記
映像データ列は、上記測定映像対象の像が結像される1
対の光センサアレイの出力に応じて生成される複数の映
像データからなる1対の映像データ列であり、上記判定
部は、上記1対の映像データ列の各々の最大の映像デー
タの差と上記1対の映像データ列の各々の最小の映像デ
ータの差との差が所定の範囲にある場合に上記所定の補
正が有効であると判定するものであり、上記補正は、上
記最大の映像データの差と上記最小の映像データの差に
基づく補正値で上記映像データ列を補正する構成として
いる。このような構成によれば、上記の効果に加え、最
大の映像データの差と最小の映像データの差を、その差
が所定の範囲にあるか否かの判断と補正値を求める際と
に用いるので、データの兼用化が図れる。
映像データ列は、上記測定映像対象の像が結像される1
対の光センサアレイの出力に応じて生成される複数の映
像データからなる1対の映像データ列であり、上記判定
部は、上記1対の映像データ列の各々の最大の映像デー
タの差と上記1対の映像データ列の各々の最小の映像デ
ータの差との差が所定の範囲にある場合に上記所定の補
正が有効であると判定するものであり、上記補正は、上
記最大の映像データの差と上記最小の映像データの差に
基づく補正値で上記映像データ列を補正する構成として
いる。このような構成によれば、上記の効果に加え、最
大の映像データの差と最小の映像データの差を、その差
が所定の範囲にあるか否かの判断と補正値を求める際と
に用いるので、データの兼用化が図れる。
【0016】第7の発明は、第4乃至6の発明のいずれ
かにおいて、上記映像データ列に基づき上記1対のセン
サアレイに結像された像に逆光の影響があるか否か判定
する第2の判定部と、上記第2の判定部が逆光の影響が
ないと判定した場合に上記映像データ列に基づいて上記
1対のセンサアレイに結像された像の相互間の位相差を
検出する第3の位相差検出部とをさらに含み、上記判定
部は、上記第2の判定部が逆光の影響があると判定した
場合に上記判定を行う構成としている。このような構成
によれば、上記の効果に加え、逆光の影響がないと判定
した場合は所定の補正が有効であるか否かを判定せずに
位相差検出を行うので、所定の補正が有効であるか否か
の判定を行う必要がないときにこの判定を行わなくでき
る。
かにおいて、上記映像データ列に基づき上記1対のセン
サアレイに結像された像に逆光の影響があるか否か判定
する第2の判定部と、上記第2の判定部が逆光の影響が
ないと判定した場合に上記映像データ列に基づいて上記
1対のセンサアレイに結像された像の相互間の位相差を
検出する第3の位相差検出部とをさらに含み、上記判定
部は、上記第2の判定部が逆光の影響があると判定した
場合に上記判定を行う構成としている。このような構成
によれば、上記の効果に加え、逆光の影響がないと判定
した場合は所定の補正が有効であるか否かを判定せずに
位相差検出を行うので、所定の補正が有効であるか否か
の判定を行う必要がないときにこの判定を行わなくでき
る。
【0017】第8の発明は、上記位相差検出装置と、上
記位相差検出装置が検出する位相差に基づき上記測定映
像対象までの距離に応じた距離データを求める距離検出
部とを含む測距装置である。かかる構成によれば、上記
の効果に加え、距離データを求める際の無駄な補正を抑
制可能となる。
記位相差検出装置が検出する位相差に基づき上記測定映
像対象までの距離に応じた距離データを求める距離検出
部とを含む測距装置である。かかる構成によれば、上記
の効果に加え、距離データを求める際の無駄な補正を抑
制可能となる。
【0018】第9の発明は、上記位相差検出装置と、対
物レンズと、上記対物レンズを通過した被写体像が結像
される結像部と、上記位相差検出装置が求めた上記位相
差に応じて上記対物レンズと上記結像部との間の合焦動
作を行う合焦制御部とを含む撮像装置である。このよう
な構成によれば、合焦動作を行う際の無駄な補正を抑制
可能となる。
物レンズと、上記対物レンズを通過した被写体像が結像
される結像部と、上記位相差検出装置が求めた上記位相
差に応じて上記対物レンズと上記結像部との間の合焦動
作を行う合焦制御部とを含む撮像装置である。このよう
な構成によれば、合焦動作を行う際の無駄な補正を抑制
可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示した一実施例を参照して説明する。図1は撮像装置
に本発明を採用した例である。なお、図1において図3
と同一構成のものには同一符号を附してある。
に示した一実施例を参照して説明する。図1は撮像装置
に本発明を採用した例である。なお、図1において図3
と同一構成のものには同一符号を附してある。
【0020】図1において、1対のレンズ1a、1bは
上述したように対象2の映像を1対の光センサアレイ3
a、3b上にそれぞれ結像させる。光センサアレイ3
a、3bはそれぞれ162個の画素(光電変換素子)を
ライン上に配置してあり、それらの各画素は当該画素上
に結像された対象2の映像の光量に対応する電気信号を
出力する。なお、1対の光センサアレイ3a、3bの画
素の個数は適宜変更可能である。出力部4は1対の光セ
ンサアレイ3a、3bの出力をCPU5に出力する。第
1、第2および第3の位相差検出部、判定部、第2の判
定部および距離検出部としてのCPU5は入力する1対
の光センサアレイ3a、3bの出力をメモリ部6に記憶
してある種々の動作プログラムや各種のデータに基づき
後述するように処理する。合焦制御部7はCPU5によ
り制御され、対物レンズ8を両矢印X方向に動作可能
で、対物レンズ8と結像部9との間の合焦動作を行う。
なお、結像部9は銀塩フィルムでもよいし、いわゆるC
CDセンサやCMOSセンサ等のような光電変換素子を
有する固体撮像素子でもよい。
上述したように対象2の映像を1対の光センサアレイ3
a、3b上にそれぞれ結像させる。光センサアレイ3
a、3bはそれぞれ162個の画素(光電変換素子)を
ライン上に配置してあり、それらの各画素は当該画素上
に結像された対象2の映像の光量に対応する電気信号を
出力する。なお、1対の光センサアレイ3a、3bの画
素の個数は適宜変更可能である。出力部4は1対の光セ
ンサアレイ3a、3bの出力をCPU5に出力する。第
1、第2および第3の位相差検出部、判定部、第2の判
定部および距離検出部としてのCPU5は入力する1対
の光センサアレイ3a、3bの出力をメモリ部6に記憶
してある種々の動作プログラムや各種のデータに基づき
後述するように処理する。合焦制御部7はCPU5によ
り制御され、対物レンズ8を両矢印X方向に動作可能
で、対物レンズ8と結像部9との間の合焦動作を行う。
なお、結像部9は銀塩フィルムでもよいし、いわゆるC
CDセンサやCMOSセンサ等のような光電変換素子を
有する固体撮像素子でもよい。
【0021】次に、CPU5の機能を中心に図1、図2
を参照して動作を説明する。なお、図1ではCPU5が
有する機能を説明するためCPU5においては機能ブロ
ック図を採用している。
を参照して動作を説明する。なお、図1ではCPU5が
有する機能を説明するためCPU5においては機能ブロ
ック図を採用している。
【0022】図示しないレリーズスイッチが操作される
と、1対の光センサアレイ3a、3bが動作を開始する
(ステップ3a)。上述したように1対の光センサアレ
イ3a、3bには1対のレンズ1a、1bにより対象2
の映像が互いに異なる光路AとBを介してそれぞれ結像
されており、1対の光センサアレイ3a、3bから結像
された映像の光量に対応する電気信号が出力される。
と、1対の光センサアレイ3a、3bが動作を開始する
(ステップ3a)。上述したように1対の光センサアレ
イ3a、3bには1対のレンズ1a、1bにより対象2
の映像が互いに異なる光路AとBを介してそれぞれ結像
されており、1対の光センサアレイ3a、3bから結像
された映像の光量に対応する電気信号が出力される。
【0023】A/D変換部5aは出力部4を介して入力
される1対の光センサアレイ3a、3bの出力をA/D
変換する。メモリ部5bはA/D変換された1対の光セ
ンサアレイ3a、3bの出力を1対の映像データ列(I
L、IR)として1対のメモリ領域5bL、5bRに記
憶する。本例ではA/D変換された光センサアレイ3a
の出力をメモリ領域5bLに記憶し、同様にA/D変換
された光センサアレイ3bの出力をメモリ領域5bRに
記憶する。また、本例では1対の光センサアレイ3a、
3bの画素数がそれぞれ162なので、映像データ列
(IL、IR)はそれぞれ162個のデータ(IL(1
〜162)、IR(1〜162))で構成される。
される1対の光センサアレイ3a、3bの出力をA/D
変換する。メモリ部5bはA/D変換された1対の光セ
ンサアレイ3a、3bの出力を1対の映像データ列(I
L、IR)として1対のメモリ領域5bL、5bRに記
憶する。本例ではA/D変換された光センサアレイ3a
の出力をメモリ領域5bLに記憶し、同様にA/D変換
された光センサアレイ3bの出力をメモリ領域5bRに
記憶する。また、本例では1対の光センサアレイ3a、
3bの画素数がそれぞれ162なので、映像データ列
(IL、IR)はそれぞれ162個のデータ(IL(1
〜162)、IR(1〜162))で構成される。
【0024】第2の判定部としての左右差判定部5c
は、メモリ5bに記憶された1対の映像データ列(I
L、IR)からそれぞれ有効エリア内の映像データ列
(本例では、IL(1〜162)、IR(1〜16
2))を読み出し(ステップ3b)、それらの平均値L
AとRAの差の絶対値(以下「左右差」という。)を求
め、求めた左右差が設定値1以上か否かを判定する(ス
テップ3c、3d、3e)。具体的には、左右差が設定
値1以上であれば1対の光センサアレイ3a、3bに結
像された像に逆光や迷光による影響があると判断し、左
右差が設定値1未満の場合は1対の光センサアレイ3
a、3bに結像された像に逆光や迷光による影響がない
と判断する。なお、有効エリアは上記に限らず適宜変更
可能である。また、設定値1の値も光学系の誤差や光セ
ンサアレイの変換誤差を考慮した「0」に近い値とする
ことが好ましい。
は、メモリ5bに記憶された1対の映像データ列(I
L、IR)からそれぞれ有効エリア内の映像データ列
(本例では、IL(1〜162)、IR(1〜16
2))を読み出し(ステップ3b)、それらの平均値L
AとRAの差の絶対値(以下「左右差」という。)を求
め、求めた左右差が設定値1以上か否かを判定する(ス
テップ3c、3d、3e)。具体的には、左右差が設定
値1以上であれば1対の光センサアレイ3a、3bに結
像された像に逆光や迷光による影響があると判断し、左
右差が設定値1未満の場合は1対の光センサアレイ3
a、3bに結像された像に逆光や迷光による影響がない
と判断する。なお、有効エリアは上記に限らず適宜変更
可能である。また、設定値1の値も光学系の誤差や光セ
ンサアレイの変換誤差を考慮した「0」に近い値とする
ことが好ましい。
【0025】左右差判定部5cが1対の映像データ列
(IL、IR)の平均値の差の絶対値が設定値1以上と
判定した場合、すなわち1対の光センサアレイ3a、3
bに結像された像に逆光や迷光の影響があると判断した
場合、判定部としての補正有効性判定部5dは有効エリ
ア内のIL(1〜162)内の最大値(以下「ILma
x」という。)とIR(1〜162)内の最大値(以下
「IRmax」という。)との差(以下「Max」とい
う。)と、IL(1〜162)内の最小値(以下「IL
min」という。)とIR(1〜162)内の最小値
(以下「IRmin」という。)との差(以下「Mi
n」という。)とを求め(ステップ3f、3g)、Ma
xとMinの差の絶対値が設定値2より小さいか否か判
定する(ステップ3h)。詳しくは、MaxとMinの
差の絶対値が設定値2より小さい場合、後述する補正は
有効であると判断し、MaxとMinの差の絶対値が設
定値2より小さくない場合、後述する補正は有効でない
と判断する。この判定は、換言すると、映像データ(I
L(1〜162))と映像データ(IR(1〜16
2))が平行シフトした関係にあるか否か、詳しくは映
像データ(IL(1〜162))と映像データ(IR
(1〜162))が平行シフトした関係にある可能性が
あるか否の判定になる。なお、設定値2は0または0に
近い値とすることが望ましい。
(IL、IR)の平均値の差の絶対値が設定値1以上と
判定した場合、すなわち1対の光センサアレイ3a、3
bに結像された像に逆光や迷光の影響があると判断した
場合、判定部としての補正有効性判定部5dは有効エリ
ア内のIL(1〜162)内の最大値(以下「ILma
x」という。)とIR(1〜162)内の最大値(以下
「IRmax」という。)との差(以下「Max」とい
う。)と、IL(1〜162)内の最小値(以下「IL
min」という。)とIR(1〜162)内の最小値
(以下「IRmin」という。)との差(以下「Mi
n」という。)とを求め(ステップ3f、3g)、Ma
xとMinの差の絶対値が設定値2より小さいか否か判
定する(ステップ3h)。詳しくは、MaxとMinの
差の絶対値が設定値2より小さい場合、後述する補正は
有効であると判断し、MaxとMinの差の絶対値が設
定値2より小さくない場合、後述する補正は有効でない
と判断する。この判定は、換言すると、映像データ(I
L(1〜162))と映像データ(IR(1〜16
2))が平行シフトした関係にあるか否か、詳しくは映
像データ(IL(1〜162))と映像データ(IR
(1〜162))が平行シフトした関係にある可能性が
あるか否の判定になる。なお、設定値2は0または0に
近い値とすることが望ましい。
【0026】補正有効性判定部5dが補正は有効である
と判断すると、すなわち映像データ(IL(1〜16
2))と映像データ(IR(1〜162))が平行シフ
トした関係にある可能性があると判断すると、左右差補
正部5eはMaxとMinの和を2で割った値を補正量
として求め(ステップ3i)、求めた補正量でメモリ5
b内のILとIRの差を補正する(ステップ3j)。ス
テップ3jの補正としては、例えばLAとRAを比較
し、LAが小さい場合はILの個々の映像データ(IL
(1〜162))に上記補正量を加えたりIRの個々の
映像データ(IR(1〜162))から上記補正量を差
し引いたり、LAが大きい場合はILの個々の映像デー
タ(IL(1〜162))から上記補正量を差し引いた
りIRの個々の映像データ(IR(1〜162))に上
記補正量を加えたりする。つまり、映像データ(IL
(1〜162))または映像データ(IR(1〜16
2))をシフト量に基づき平行シフトする補正を行う。
なお、映像データ(IL(1〜162))と映像データ
(IR(1〜162))の両方を平行シフトする補正を
行なってもよい。この場合、合計のシフト量が補正量と
なるようにする。
と判断すると、すなわち映像データ(IL(1〜16
2))と映像データ(IR(1〜162))が平行シフ
トした関係にある可能性があると判断すると、左右差補
正部5eはMaxとMinの和を2で割った値を補正量
として求め(ステップ3i)、求めた補正量でメモリ5
b内のILとIRの差を補正する(ステップ3j)。ス
テップ3jの補正としては、例えばLAとRAを比較
し、LAが小さい場合はILの個々の映像データ(IL
(1〜162))に上記補正量を加えたりIRの個々の
映像データ(IR(1〜162))から上記補正量を差
し引いたり、LAが大きい場合はILの個々の映像デー
タ(IL(1〜162))から上記補正量を差し引いた
りIRの個々の映像データ(IR(1〜162))に上
記補正量を加えたりする。つまり、映像データ(IL
(1〜162))または映像データ(IR(1〜16
2))をシフト量に基づき平行シフトする補正を行う。
なお、映像データ(IL(1〜162))と映像データ
(IR(1〜162))の両方を平行シフトする補正を
行なってもよい。この場合、合計のシフト量が補正量と
なるようにする。
【0027】このように、補正が有効に作用するか否か
判断し、補正が有効に作用する可能性がある場合に補正
を行うので、無駄な補正を行う確率を抑制できる。本例
でいえば、映像データ(IL(1〜162))と映像デ
ータ(IR(1〜162))が平行シフトした関係にあ
る可能性がある場合に映像データ(IL(1〜16
2))または映像データ(IR(1〜162))または
映像データ(IL(1〜162))と映像データ(IR
(1〜162))の両方を平行シフトする補正を行うの
で、無駄な補正を行う確率を抑制できる。
判断し、補正が有効に作用する可能性がある場合に補正
を行うので、無駄な補正を行う確率を抑制できる。本例
でいえば、映像データ(IL(1〜162))と映像デ
ータ(IR(1〜162))が平行シフトした関係にあ
る可能性がある場合に映像データ(IL(1〜16
2))または映像データ(IR(1〜162))または
映像データ(IL(1〜162))と映像データ(IR
(1〜162))の両方を平行シフトする補正を行うの
で、無駄な補正を行う確率を抑制できる。
【0028】また、補正が有効か否か判定するのに用い
た値を補正値を求める際にも用いるので、データの兼用
化が図れる。
た値を補正値を求める際にも用いるので、データの兼用
化が図れる。
【0029】また、逆光による影響がない場合には補正
が有効か否かの判断を行わないので、補正が有効である
か否かの判定を行う必要がないときにこの判定を行わな
くできる。
が有効か否かの判断を行わないので、補正が有効である
か否かの判定を行う必要がないときにこの判定を行わな
くできる。
【0030】ステップ3jで補正がなされた場合、ステ
ップ3eで左右差が設定値1未満で1対の光センサアレ
イ3a、3bに結像された像に逆光や迷光による影響が
ないと判断した場合またはステップ3hで補正は有効で
ないと判断した場合、相関演算部5fによる相関演算を
行う(ステップ3k)。具体的な処理としては、メモリ
5b内の1対の映像データ列(IL、IR)からそれぞ
れ部分映像データ群(iL、iR)をそれらの光センサ
アレイ上での相対位置が異なるように抽出し、抽出した
各部分映像データ群(iL、iR)の組合せに対して相
関度を求める。本例では、部分映像データ群のデータ数
を26とし、図3(b)に示すように映像データ列(I
L)から抽出する部分映像データ群(iL)を固定し、
映像データ列(IR)から抽出する部分映像データ群
(iR)を1つずつずらしていく方式を採用している。
具体的には、以下の式(1)に基づき相関演算を行う。
ップ3eで左右差が設定値1未満で1対の光センサアレ
イ3a、3bに結像された像に逆光や迷光による影響が
ないと判断した場合またはステップ3hで補正は有効で
ないと判断した場合、相関演算部5fによる相関演算を
行う(ステップ3k)。具体的な処理としては、メモリ
5b内の1対の映像データ列(IL、IR)からそれぞ
れ部分映像データ群(iL、iR)をそれらの光センサ
アレイ上での相対位置が異なるように抽出し、抽出した
各部分映像データ群(iL、iR)の組合せに対して相
関度を求める。本例では、部分映像データ群のデータ数
を26とし、図3(b)に示すように映像データ列(I
L)から抽出する部分映像データ群(iL)を固定し、
映像データ列(IR)から抽出する部分映像データ群
(iR)を1つずつずらしていく方式を採用している。
具体的には、以下の式(1)に基づき相関演算を行う。
【0031】
【数1】
【0032】ステップ3kの相関演算が終了すると、最
大相関度検出部5gは相関演算部5fが行った式(1)
の演算結果に基づきS(l)の極小値(以下、図3
(b)に示したS(x)とする。)すなわち最大相関度
を検出する(ステップ3l)。
大相関度検出部5gは相関演算部5fが行った式(1)
の演算結果に基づきS(l)の極小値(以下、図3
(b)に示したS(x)とする。)すなわち最大相関度
を検出する(ステップ3l)。
【0033】極小値S(x)を検出すると、補間演算部
5hは入力する極小値S(x)とその前後の相関演算関
数値S(x−1)とS(x+1))等を用いた補間法に
よりxおよび極小値S(x)を補正する(ステップ3
m)。この補間演算は公知の技術であるので、詳細な説
明は割愛する。
5hは入力する極小値S(x)とその前後の相関演算関
数値S(x−1)とS(x+1))等を用いた補間法に
よりxおよび極小値S(x)を補正する(ステップ3
m)。この補間演算は公知の技術であるので、詳細な説
明は割愛する。
【0034】補間演算によりxが補正されると、位相差
検出部5iは補正されたxの光センサ3b側に設定して
ある基準位置(例えば、非TTLカメラのような外光三
角測距の場合は測定方向における無限遠位置の対象の映
像の中心位置に対応する位置とし、TTLカメラ等で用
いられる焦点検出装置の場合は撮影レンズが合焦状態に
あるときの対象の映像の中心位置に対応する位置とす
る。)からのずれ量すなわち位相差を検出する(ステッ
プ3n)。なお、機能的には第1および第3の位相差検
出部51は相関演算部5f、最大相関度検出部5g、補
間演算部5hおよび位相差検出部5iを備え、第2の位
相差検出部52は左右差補正部5e、相関演算部5f、
最大相関度検出部5g、補間演算部5hおよび位相差検
出部5iを備える。
検出部5iは補正されたxの光センサ3b側に設定して
ある基準位置(例えば、非TTLカメラのような外光三
角測距の場合は測定方向における無限遠位置の対象の映
像の中心位置に対応する位置とし、TTLカメラ等で用
いられる焦点検出装置の場合は撮影レンズが合焦状態に
あるときの対象の映像の中心位置に対応する位置とす
る。)からのずれ量すなわち位相差を検出する(ステッ
プ3n)。なお、機能的には第1および第3の位相差検
出部51は相関演算部5f、最大相関度検出部5g、補
間演算部5hおよび位相差検出部5iを備え、第2の位
相差検出部52は左右差補正部5e、相関演算部5f、
最大相関度検出部5g、補間演算部5hおよび位相差検
出部5iを備える。
【0035】位相差が検出されると、信頼性判定部5j
は補正された極小値S(x)が設定値3より大きいか否
か、すなわち極小値S(x)の信頼性が高いか否かを判
定する(ステップ3o)。具体的には、極小値S(x)
が設定値3以下である場合は信頼性が高いと判断し、極
小値S(x)が設定値3より大きい場合は信頼性が低い
と判断する。
は補正された極小値S(x)が設定値3より大きいか否
か、すなわち極小値S(x)の信頼性が高いか否かを判
定する(ステップ3o)。具体的には、極小値S(x)
が設定値3以下である場合は信頼性が高いと判断し、極
小値S(x)が設定値3より大きい場合は信頼性が低い
と判断する。
【0036】ステップ3oで信頼性が高いと判断される
と、位相差補正部5kはステップ3nで求めた位相差に
対して所定の補正等を行う(ステップ3p)。この補正
としては、例えば温度補正等が相当する。なお、この補
正は要求される位相差検出精度に応じて行っても行わな
くてもよい。合焦制御部7は補正された位相差に基づき
対物レンズ8の位置を制御し、対物レンズ8と結像部9
との間の合焦動作を行う。なお、非TTLカメラの場合
は、上記に限らず補正された位相差に基づき距離検出部
5lで対象2までの距離データを求め、この距離データ
に基づき合焦制御部7が対物レンズ8の位置を制御し、
対物レンズ8と結像部9との間の合焦動作を行うように
してもよい。
と、位相差補正部5kはステップ3nで求めた位相差に
対して所定の補正等を行う(ステップ3p)。この補正
としては、例えば温度補正等が相当する。なお、この補
正は要求される位相差検出精度に応じて行っても行わな
くてもよい。合焦制御部7は補正された位相差に基づき
対物レンズ8の位置を制御し、対物レンズ8と結像部9
との間の合焦動作を行う。なお、非TTLカメラの場合
は、上記に限らず補正された位相差に基づき距離検出部
5lで対象2までの距離データを求め、この距離データ
に基づき合焦制御部7が対物レンズ8の位置を制御し、
対物レンズ8と結像部9との間の合焦動作を行うように
してもよい。
【0037】ステップ3oで信頼性が低いと判断される
と、逆光処理部5mは所定の逆光処理、例えばレリーズ
ロックや固定距離出力を行う(ステップ3q)。
と、逆光処理部5mは所定の逆光処理、例えばレリーズ
ロックや固定距離出力を行う(ステップ3q)。
【0038】このような補正を行うことにより、映像信
号が図4(a)(b)のような場合、無駄な補正を行う
ことを防止でき、図4(c)のように1対の映像データ
が平行シフトした関係にある場合、有効な補正が行え
る。また、1対の映像データが図4(d)のような場合
でもステップ3oの信頼性判定により逆光処理が可能と
なる。
号が図4(a)(b)のような場合、無駄な補正を行う
ことを防止でき、図4(c)のように1対の映像データ
が平行シフトした関係にある場合、有効な補正が行え
る。また、1対の映像データが図4(d)のような場合
でもステップ3oの信頼性判定により逆光処理が可能と
なる。
【0039】なお、上記では相関演算を行う際に一方の
部分映像データ群(iL)を固定し、他方の部分映像デ
ータ群(iR)を1つずつずらしていく例を示したが、
相関演算の方式は上記に限らず適宜変更可能である。例
えば、従来技術として示した特開平8−166237号
公報に開示されているように両方の部分映像データ群を
それぞれの相対位置が異なるように順次ずらすようにし
てもよい。
部分映像データ群(iL)を固定し、他方の部分映像デ
ータ群(iR)を1つずつずらしていく例を示したが、
相関演算の方式は上記に限らず適宜変更可能である。例
えば、従来技術として示した特開平8−166237号
公報に開示されているように両方の部分映像データ群を
それぞれの相対位置が異なるように順次ずらすようにし
てもよい。
【0040】また、上記では補正有効性判定部5dの判
定で用いる設定値2を固定値としたが、この設定値2を
可変にしてもよい。この場合、種々の状況により設定値
を変えれば補正有効性判定の精度を向上可能となる。例
えば、1対の映像データ列の差に基づき設定値2が変動
するようにする。具体的な一例としては、LA−RAの
絶対値を上記固定値であった設定値2で割った値に定数
を乗算した値やLA−RAの絶対値に所定の定数を乗算
した値を設定値2とする。この場合、1対の映像データ
列の差が大きくなると設定値2も大きくなるので、1対
の映像データ列の差が大きくなるにつれて増加する可能
性のあるノイズ等の影響を補正有効性判定時に低減可能
となり、また、逆光判定に用いたLAとRAを設定値2
のパラメータに兼ねることができ、データの兼用化が図
れる。
定で用いる設定値2を固定値としたが、この設定値2を
可変にしてもよい。この場合、種々の状況により設定値
を変えれば補正有効性判定の精度を向上可能となる。例
えば、1対の映像データ列の差に基づき設定値2が変動
するようにする。具体的な一例としては、LA−RAの
絶対値を上記固定値であった設定値2で割った値に定数
を乗算した値やLA−RAの絶対値に所定の定数を乗算
した値を設定値2とする。この場合、1対の映像データ
列の差が大きくなると設定値2も大きくなるので、1対
の映像データ列の差が大きくなるにつれて増加する可能
性のあるノイズ等の影響を補正有効性判定時に低減可能
となり、また、逆光判定に用いたLAとRAを設定値2
のパラメータに兼ねることができ、データの兼用化が図
れる。
【0041】また、上記では補正値演算部5hで補正値
を求める際、(Max+Min)/2を補正値とした
が、この補正値を可変にしてもよい。この場合、種々の
状況により補正値を変えれば補正精度を向上可能とな
る。例えば、1対の映像データ列の差に基づき補正値が
変動するようにする。具体的な一例としては、(Max
+Min)/2にLA−RAの絶対値を乗算した値を上
記固定値の方の設定値2で割った値や(Max+Mi
n)/2にLA−RAの絶対値を乗算した値に所定の定
数を乗算した値を補正値とする。この場合、1対の映像
データ列の差が補正値に反映され、また、逆光判定に用
いたLAとRAを設定値2のパラメータに兼ねることが
でき、データの兼用化が図れる。
を求める際、(Max+Min)/2を補正値とした
が、この補正値を可変にしてもよい。この場合、種々の
状況により補正値を変えれば補正精度を向上可能とな
る。例えば、1対の映像データ列の差に基づき補正値が
変動するようにする。具体的な一例としては、(Max
+Min)/2にLA−RAの絶対値を乗算した値を上
記固定値の方の設定値2で割った値や(Max+Mi
n)/2にLA−RAの絶対値を乗算した値に所定の定
数を乗算した値を補正値とする。この場合、1対の映像
データ列の差が補正値に反映され、また、逆光判定に用
いたLAとRAを設定値2のパラメータに兼ねることが
でき、データの兼用化が図れる。
【0042】また、上記では各映像データ列(IL、I
R)のデータ数を162とし、部分映像データ群のデー
タ数を26としたが、これらも適宜変更可能である。
R)のデータ数を162とし、部分映像データ群のデー
タ数を26としたが、これらも適宜変更可能である。
【0043】また、上記では撮像装置に本発明を採用し
た例を示したが、撮像装置に限るものではない。例え
ば、種々の測距装置や焦点検出装置等に用いることが可
能である。
た例を示したが、撮像装置に限るものではない。例え
ば、種々の測距装置や焦点検出装置等に用いることが可
能である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、所定の補正が有効でな
いと判定した場合は映像データ列に基づいて1対のセン
サアレイに結像された像の相互間の位相差を検出し、上
記所定の補正が有効であると判定した場合は、映像デー
タ列に対して上記所定の補正をし、補正後の映像データ
に基づいて上記1対のセンサアレイに結像された像の相
互間の位相差を検出するので、無駄な補正を抑制可能と
なる。
いと判定した場合は映像データ列に基づいて1対のセン
サアレイに結像された像の相互間の位相差を検出し、上
記所定の補正が有効であると判定した場合は、映像デー
タ列に対して上記所定の補正をし、補正後の映像データ
に基づいて上記1対のセンサアレイに結像された像の相
互間の位相差を検出するので、無駄な補正を抑制可能と
なる。
【図1】本発明の一実施例を示したブロック回路図。
【図2】図1の動作説明のためのフローチャート。
【図3】図1の動作説明のための説明図。
【図4】1対の映像データ列(IL、IR)を示した説
明図。
明図。
3a 光センサアレイ
3b 光センサアレイ
51 第1の位相差検出部、第3の位相差検出部
52 第2の位相差検出部
5c 第2の判定部
5d 判定部
5l 距離検出部
7 合焦制御部
8 対物レンズ
9 結像部
Claims (9)
- 【請求項1】 測定映像対象の像が結像される1対の光
センサアレイの出力に応じて生成される映像データ列に
対して所定の補正が有効であるか否かを判定する判定ス
テップと、 上記所定の補正が有効でないと判定した場合は、上記映
像データ列に基づいて上記1対のセンサアレイに結像さ
れた像の相互間の位相差を検出する第1の位相差検出ス
テップと、 上記所定の補正が有効であると判定した場合は、上記映
像データ列に対して上記所定の補正をし、補正後の上記
映像データに基づいて上記1対のセンサアレイに結像さ
れた像の相互間の位相差を検出する第2の位相差検出ス
テップとを含むことを特徴とする位相差検出方法。 - 【請求項2】 請求項1において、上記判定は、上記映
像データ列に基づき上記1対の光センサアレイの一方の
光センサアレイの出力波形が他方の光センサアレイの出
力波形に対して平行にシフトしている場合に上記所定の
補正が有効であると判定するものであり、上記補正は、
上記シフト量に基づく補正であることを特徴とする位相
差検出方法。 - 【請求項3】 請求項1において、上記映像データ列
は、上記測定映像対象の像が結像される1対の光センサ
アレイの出力に応じて生成される複数の映像データから
なる1対の映像データ列であり、上記判定は、上記1対
の映像データ列の各々の最大の映像データの差と上記1
対の映像データ列の各々の最小の映像データの差との差
が所定の範囲にある場合に上記所定の補正が有効である
と判定するものであり、上記補正は、上記最大の映像デ
ータの差と上記最小の映像データの差に基づく補正値で
上記映像データ列を補正するものであることを特徴とす
る位相差検出方法。 - 【請求項4】 測定映像対象の像が結像される1対の光
センサアレイと、 上記1対の光センサアレイの出力に応じて生成される映
像データ列に対して所定の補正が有効であるか否かを判
定する判定部と、 上記判定部が上記所定の補正が有効でないと判定した場
合は、上記映像データ列に基づいて上記1対のセンサア
レイに結像された像の相互間の位相差を検出する第1の
位相差検出部と、 上記判定部が上記所定の補正が有効であると判定した場
合は、上記映像データ列に対して上記所定の補正をし、
補正後の上記映像データに基づいて上記1対のセンサア
レイに結像された像の相互間の位相差を検出する第2の
位相差検出部とを含むことを特徴とする位相差検出装
置。 - 【請求項5】 請求項4において、上記判定部は、上記
映像データ列に基づき上記1対の光センサアレイの一方
の光センサアレイの出力波形が他方の光センサアレイの
出力波形に対して平行にシフトしている場合に上記所定
の補正が有効であると判定するものであり、上記補正
は、上記シフトの量に基づく補正であることを特徴とす
る位相差検出装置。 - 【請求項6】 請求項4において、上記映像データ列
は、上記測定映像対象の像が結像される1対の光センサ
アレイの出力に応じて生成される複数の映像データから
なる1対の映像データ列であり、上記判定部は、上記1
対の映像データ列の各々の最大の映像データの差と上記
1対の映像データ列の各々の最小の映像データの差との
差が所定の範囲にある場合に上記所定の補正が有効であ
ると判定するものであり、上記補正は、上記最大の映像
データの差と上記最小の映像データの差に基づく補正値
で上記映像データ列を補正するものであることを特徴と
する位相差検出装置。 - 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかにおいて、上
記映像データ列に基づき上記1対のセンサアレイに結像
された像に逆光の影響があるか否か判定する第2の判定
部と、上記第2の判定部が逆光の影響がないと判定した
場合に上記映像データ列に基づいて上記1対のセンサア
レイに結像された像の相互間の位相差を検出する第3の
位相差検出部とをさらに含み、上記判定部は、上記第2
の判定部が逆光の影響があると判定した場合に上記判定
を行うものであることを特徴とする位相差検出装置。 - 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれかに記載の位相
差検出装置と、上記位相差検出装置が検出する位相差に
基づき上記測定映像対象までの距離に応じた距離データ
を求める距離検出部とを含むことを特徴とする測距装
置。 - 【請求項9】 請求項4乃至7のいずれかに記載の位相
差検出装置と、対物レンズと、上記対物レンズを通過し
た被写体像が結像される結像部と、上記位相差検出装置
が求めた上記位相差に応じて上記対物レンズと上記結像
部との間の合焦動作を行う合焦制御部とを含むことを特
徴とする撮像装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049606A JP2003247823A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 |
US10/374,470 US6768540B2 (en) | 2002-02-26 | 2003-02-25 | Phase difference detection method, phase difference detection apparatus, range finding apparatus and imaging apparatus |
CN03106385.3A CN1257432C (zh) | 2002-02-26 | 2003-02-26 | 相位差检测方法、相位差检测装置、测距装置和成像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049606A JP2003247823A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003247823A true JP2003247823A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=27800018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002049606A Withdrawn JP2003247823A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6768540B2 (ja) |
JP (1) | JP2003247823A (ja) |
CN (1) | CN1257432C (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009271523A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-19 | Nikon Corp | 焦点検出装置および撮像装置 |
CN113556472A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-10-26 | 上海豪承信息技术有限公司 | 图像补偿方法、装置、介质及前置摄像头 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003279348A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Seiko Precision Inc | 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 |
JP3581141B2 (ja) * | 2002-07-05 | 2004-10-27 | 富士写真光機株式会社 | 測距装置及びこれを備えたカメラ |
JP2006106435A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Canon Inc | 光学機器 |
US7538813B2 (en) * | 2005-05-11 | 2009-05-26 | Sony Ericsson Mobile Communications Ab | Digital cameras with triangulation autofocus systems and related methods |
JP4886248B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2012-02-29 | キヤノン株式会社 | 焦点検出用固体撮像装置及び、同装置を用いたカメラシステム |
US7724355B1 (en) * | 2005-11-29 | 2010-05-25 | Navisense | Method and device for enhancing accuracy in ultrasonic range measurement |
US7333046B2 (en) * | 2005-12-15 | 2008-02-19 | The Mitre Corporation | System and method for monitoring targets |
US7586588B2 (en) * | 2006-05-17 | 2009-09-08 | Nikon Corporation | Correlation operation method, correlation operation device, focus detection device and imaging device |
DE102007008002B4 (de) * | 2007-02-15 | 2009-11-12 | Corrsys-Datron Sensorsysteme Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum berührungslosen Bestimmen des seitlichen Versatzes gegenüber einer Geradeausrichtung |
US20090080876A1 (en) * | 2007-09-25 | 2009-03-26 | Mikhail Brusnitsyn | Method For Distance Estimation Using AutoFocus Image Sensors And An Image Capture Device Employing The Same |
US8934705B2 (en) * | 2010-08-09 | 2015-01-13 | Bt Imaging Pty Ltd | Persistent feature detection |
JP6516510B2 (ja) * | 2015-03-02 | 2019-05-22 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、記憶媒体 |
JP6494328B2 (ja) | 2015-03-02 | 2019-04-03 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、記憶媒体 |
US9804357B2 (en) * | 2015-09-25 | 2017-10-31 | Qualcomm Incorporated | Phase detection autofocus using masked and unmasked photodiodes |
US10704904B2 (en) * | 2018-03-20 | 2020-07-07 | Pixart Imaging Inc. | Distance detection device |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4004852A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-25 | Rockwell International Corporation | Integrated automatic ranging device for optical instruments |
JPH02217812A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-30 | Minolta Camera Co Ltd | 焦点検出装置 |
JPH0694987A (ja) * | 1992-09-03 | 1994-04-08 | Nikon Corp | 焦点検出装置 |
KR960028223A (ko) * | 1994-12-15 | 1996-07-22 | 나카사토 요시히코 | 영상쌍간의 위상차 검출 방법 |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002049606A patent/JP2003247823A/ja not_active Withdrawn
-
2003
- 2003-02-25 US US10/374,470 patent/US6768540B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-02-26 CN CN03106385.3A patent/CN1257432C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009271523A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-19 | Nikon Corp | 焦点検出装置および撮像装置 |
CN113556472A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-10-26 | 上海豪承信息技术有限公司 | 图像补偿方法、装置、介质及前置摄像头 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1257432C (zh) | 2006-05-24 |
CN1450397A (zh) | 2003-10-22 |
US20030164935A1 (en) | 2003-09-04 |
US6768540B2 (en) | 2004-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003247823A (ja) | 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 | |
JP6021780B2 (ja) | 画像データ処理装置、距離算出装置、撮像装置および画像データ処理方法 | |
JP5618712B2 (ja) | 自動焦点調節装置および撮像装置 | |
JPS62148911A (ja) | 焦点検出装置 | |
JP2008122835A (ja) | 相関演算方法、相関演算装置、焦点検出装置および撮像装置 | |
JP6014452B2 (ja) | 焦点検出装置及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置 | |
JP2013037166A (ja) | 焦点検出装置及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置 | |
JP2003279348A (ja) | 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 | |
JP2006184320A (ja) | 焦点検出装置及び焦点検出方法 | |
JP4817552B2 (ja) | 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 | |
JP4838652B2 (ja) | 撮像装置 | |
US20080240699A1 (en) | Focus State Detection Apparatus and Optical Instrument | |
JP2021001950A (ja) | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 | |
US7154589B2 (en) | Rangefinder apparatus | |
JP2002311327A (ja) | 多点測距装置 | |
US7054550B2 (en) | Rangefinder apparatus | |
JP3230759B2 (ja) | 測距装置 | |
JPH11249004A (ja) | イメージセンサ | |
JP2005010353A (ja) | プロジェクタ | |
JP2003090953A (ja) | 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置 | |
JP2002250857A (ja) | 測距装置 | |
JP2001356260A (ja) | ピント合わせ装置及び測距装置 | |
JP2004117296A (ja) | 測距装置及びこれを備えたカメラ | |
JP5932361B2 (ja) | 距離情報検出装置、距離情報検出方法、及びカメラ | |
JP2909130B2 (ja) | 焦点状態検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040702 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060208 |